△4 報告第1号 交通事故に係る示談及び損害賠償の額の決定の専決処分の報告について
△5 報告第2号 平成11年度中野市
繰越明許費繰越計算書について(一般会計)
△6 報告第3号 平成11年度中野市
繰越明許費繰越計算書について(
下水道事業特別会計)
○議長(芦沢邦幸君) 日程4 報告第1号 交通事故に係る示談及び損害賠償の額の決定の専決処分の報告についてから日程6 報告第3号 平成11年度中野市
繰越明許費繰越計算書について(
下水道事業特別会計)までの、以上報告3件を一括を議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君報告を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提出者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 報告第1号 交通事故に係る示談及び損害賠償の額の決定の専決処分の報告について。 本件につきましては、平成12年2月21日、市内中央一丁目 592番地先の
県道中野小布施線の路上において、運転中の公用車が相手方と接触し、損害を与えたものであります。 本事故の示談及び損害賠償の額につきましては、地方自治法第 180条第1項の規定により専決処分をいたしたものであります。 次に、報告第2号 平成11年度中野市
繰越明許費繰越計算書について。 本市につきましては、平成11年度中野市一般会計予算で明許繰越をしました介護予防拠点施設建設事業、緊急地方道路整備事業のうち牛出学校線、同じく七瀬大俣線、同じく中町線、地方特定道路整備事業の駅前線、公園整備事業の北公園、同じく高梨館跡公園、同じく夜間瀬川河川公園の合計8件の繰越計算書でありまして、地方自治法施行令第 146条第2項の規定により、報告するものであります。 次に、報告第3号 平成11年度中野市
繰越明許費繰越計算書について。 本件につきましては、平成11年度中野市水道事業特別会計予算で明許繰越をしました公共下水道事業建設費及び特定環境保全公共下水道事業建設費の2件の繰越計算書でありまして、地方自治法施行令第 146条第2項の規定により報告するものであります。 以上、報告3件を一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
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△7 議案第1号 平成12年度中野市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告について
○議長(芦沢邦幸君) 日程7 議案第1号 平成12年度中野市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告についてを議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第1号 平成12年度中野市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告について。 本案につきましては、平成11年度に収入として見込んでおりました支払基金交付金及び国庫支出金の一部が平成12年度へ繰り延べとなり、平成11年度会計の収入に不足を生じたため、この不足額について平成12年度会計から繰上充用をして補てんするため、地方自治法第 179条第1項の規定により専決処分をしたものであります。 補正額は 2,017万 3,000円を追加し、補正後の予算総額は35億 1,891万 2,000円となります。 補正の主な内容ついて申し上げますと、歳入については、繰り延べにより本年度収入となる支払基金交付金22万余円、国庫支出金 1,995万余円を追加し、歳出では、前年度繰上充用金 1,715万余円を新たに計上いたしております。 よろしくご審議の上、ご承認くださいますようお願い申し上げます。
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△8 議案第2号 中野市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例案
△9 議案第3号 中野市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案
○議長(芦沢邦幸君) 日程第8 議案第2号 中野市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例案及び日程9 議案第3号 中野市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案までの、以上議案2件を一括して議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第2号 中野市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例案について。 本案につきましては、「原子力災害対策特別措置法」の制定に伴い、公務災害補償の対象者に、同法に基づく業務に従事した者を加え、また「
非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令」の一部改正に伴い、補償基礎額、介護補償額及び葬祭補償額を引き上げ、消防団員等に対する損害補償の充実を図るため、条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第3号 中野市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案について。 本案につきましては、「消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令」の一部改正に伴い、退職報償金の支給額を引き上げ、消防団員の処遇改善を図るため、条例の一部を改正するものであります。 以上、2件一括してご説明申し上げました。よろしくご審議をお願いいたします。
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△10 議案第4号 平成12年度中野市
一般会計補正予算(第1号)
○議長(芦沢邦幸君) 日程10 議案第4号 平成12年度中野市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第4号 平成12年度中野市
一般会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、本年度当初予算を骨格予算として編成いたしましたことから、実施計画事業との整合を図りながら、政策的経費等を中心とした肉づけ予算のほか、通常予算の補正をするものであります。 補正総額10億 4,584万 8,000円を追加し、補正後の予算総額は 170億 5,784万 8,000円となります。 補正の主な内容について、歳出から申し上げます。 まず、総務費においては、交通安全対策費に、第4種踏切への音声警告装置設置のため踏切安全対策事業費380 万余円、一般諸費では、防災行政無線のスピーカー増設及び地域衛星通信ネットワーク整備事業の防災対策事業費として 1,498万余円を計上し、市民生活の安全確保を図ることとしております。 企画費では、3年目を迎えるたべごろ
信州中野フェスタ事業 2,500万円のほか、本市の事業運営に環境管理システムを導入するためISO14001承認取得事業費 1,246万余円を計上いたしております。 次に、民生費においては、社会福祉総務費のふれあいのまちづくり事業費に、地域福祉事業を推進するため、社会福祉協議会への補助金 628万余円を計上し、明るく活力ある地域づくりを図ることとしております。 また、老人福祉費では、シルバー人材センター運営費補助金が国からシルバー人材センターへの直接補助となったことから、高齢者生きがい対策事業費では 2,262万余円を減額するものであります。 次に、農林水産事業費においては、耕種園芸費に、本市の基幹産業であるキノコの販売情勢が厳しい環境にあることから、キノコの販売拡大の推進及び農家の経営支援のため、キノコ生産販売緊急特別対策事業費 431万余円を計上いたしております。 市単耕地整備費では、農道改良舗装工事費 840万円のほか、農道改良工事の国庫補助事業採択を要望するための調査、設計費として 500万円、林業振興費では、森林の保全整備、環境整備を推進するため、未来に引き継ぐ郷土の森林整備事業費等に 1,272万余円を計上いたしております。 次に、商工費においては、商工振興費に
ISO国際規格を取得した中小企業に対し、取得費の一部を補助するため、商工振興事業費 400万円を計上し、中小企業の発展を支援することとしております。 土木費においては、牛出学校線、七瀬大俣線をはじめとする1、2級市道の幹線道路整備事業費に 8,967万余円、1、2級市道以外の生活道路整備事業費では 6,692万余円を増額して、市民生活の向上を図ることとしております。 また、雪寒対策事業費では、間山立道線に無散水施設を設置するため1億 830万円を増額し、冬季におけるぽんぽこの湯利用者の利便と安全を図るほか、街路整備事業費では、中町線拡幅改良に伴う用地取得費及び支障物件補償料等に2億50万円を増額いたしております。 消防費においては、消防水利の未整備地区に防火貯水槽を設置するほか、地域防災の核となるコミュニティー消防センターの設置のため、消防施設整備事業費 3,556万余円を計上して、防災に万全を期すこととしております。 次に、教育費においては、移転改築工事を進めている長丘小学校建設工事について、鉄道建設公団からの移転補償料が、平成12年3月末で一括入金となったことから、当初平成13年度で行う予定であった屋内運動場及びプール建設工事を本年度に前倒しして施行することとし、小学校改築工事費1億 9,483万余円を増額し、早期完成を図ることとしております。 文化財保護費では、長野県最古の前方後円墳である高遠山古墳保存整備の 765万余円を計上するほか、図書館費では、事務の簡素化と利用者の利便を図るため、図書事務のコンピューター化に 899万余円、体育施設費では、市民体育館等施設整備事業費 1,439万余円をそれぞれ計上しております。 次に、歳入につきましては、国庫支出金では雪寒地域道路事業補助金及び中町線のまちづくり総合支援事業補助金等で2億 2,838万 5,000円、県支出金では、居住地森林環境整備事業補助金、担い手育成基盤整備関連流動化促進事業補助金等で 1,140万 3,000円、繰入金では、長丘小学校建設のための公共施設等整備基金繰入金及び財政計画に基づく財政調整基金の繰入金で3億 1,600万円、市債では、地方特定道路整備事業債及び街路事業債等で1億 6,490万円を追加しております。 このほか、普通地方交付税では3億 171万 2,000円を追加して歳入歳出予算を調整するほか、債務負担行為及び地方債の補正もあわせてお願いするものであります。 よろしくご審議をお願いいたします。
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△11 議案第5号 平成12年度中野市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
△12 議案第6号 平成12年度中野市
社会就労センター事業特別会計補正予算(第1号)
△13 議案第7号 平成12年度中野市倭財産区
事業特別会計補正予算(第1号)
△14 議案第8号 平成12年度中野市
学校給食共同調理場事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(芦沢邦幸君) 日程第11 議案第5号 平成12年度中野市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)から日程14 議案第8号 平成12年度中野市
学校給食共同調理場事業特別会計補正予算(第1号)までの、以上議案4件を一括して議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第5号 平成12年度中野市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、介護保健制度の円滑導入及び保険料徴収の体制を整えるため補正するもので、補正総額 654万 6,000円を追加し、補正後の予算総額は12億 9,619万 1,000円となります。 補正の内容は、歳入では、介護保険円滑導入基金等からの繰入金 654万余円を追加し、歳出では、一般管理事務費に説明会等に使用する備品購入費等 365万余円を増額するほか、賦課徴収費に保険料徴収に使用する軽自動車購入費及び嘱託員報酬等 288万余円を計上いたしております。 次に、議案第6号 平成12年度中野市
社会就労センター事業特別会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、施設整備費等の増額により補正を行うほか、不足額について予備費を充当するものであります。 主な内容は、一般管理事務費では臨時職員賃金 147万円を減額し、施設名変更に伴う看板のかきかえ及び自転車置き場段差解消工事費等を増額するほか、不足額5万円について予備費を充当するものであります。 次に、議案第7号 平成12年度中野市倭財産区
事業特別会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、造林事業の実施に伴う事業費を増額するものであります。 補正総額 306万 2,000円を追加し、補正後の予算総額は 559万 9,000円となります。 主な内容を申し上げますと、歳出では、緑資源公団との分収契約の育林のため、造林事業委託金 306万余円を計上し、歳入では、事業費全額を造林事業委託金として諸収入に追加するものであります。 次に、議案第8号 平成12年度中野市
学校給食共同調理場事業特別会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、調理場施設の修繕を行うため施設整備事業費の増額、一般会計からの繰入金の増額について補正するものであります。 補正総額 784万 6,000円を追加し、補正後の予算総額は3億 9,123万 4,000円となります。 補正の主な内容を申し上げますと、腐食が著しい排水溝のふたの修繕を初め、蒸気排出フード設置工事等で779 万余円を計上し、歳入では、一般会計からの繰入金 784万余円を追加するものであります。 以上、特別会計4件一括してご説明申し上げました。よろしくご審議をお願いいたします。
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○議長(芦沢邦幸君) ここで、10分間休憩いたします。(休憩)(午前10時55分)
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○議長(芦沢邦幸君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。
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△15 議案第9号 平成12年度中野市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)
△16 議案第10号 平成12年度中野市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
△17 議案第11号 平成12年度中野市
水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(芦沢邦幸君) 日程15 議案第9号 平成12年度中野市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)から日程17 議案第11号 平成12年度中野市
水道事業会計補正予算(第1号)までの、以上議案3件を一括して議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第9号 平成12年度中野市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、景気対策による国庫補助事業の追加内示により補正するもので、中野処理区公共下水道建設費及び平岡処理区の特定環境保全公共下水道建設費をいずれも増額するほか、地方債の補正を行うものであります。 補正総額3億 795万円を追加し、補正後の予算総額は38億 173万 2,000円となります。 補正の内容を申し上げますと、歳入においては、国庫支出金1億 2,095万円、市債1億 6,900万円、下水道施設整備基金からの繰入金 1,800万円をそれぞれ追加するもので、歳出では、公共下水道整備事業費において管路施設工事費 5,200万円、特定環境保全公共下水道整備事業費においても同じく管路施設工事費2億 5,595万円をいずれも増額するほか、地方債の補正もあわせてお願いするものであります。 次に、議案第10号 平成12年度中野市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について。 本案につきましては、緊急整備事業の増額により補正するほか、事業費の変更及び地方債の補正を行うものであります。 補正総額 4,600万円を追加し、補正後の予算総額17億 2,634万 9,000円となります。 主な内容を申し上げますと、歳出では平岡地区農業集落排水事業で管路施設工事費等 4,600万円を増額し、歳入では、県支出金及び市債等を追加しております。 以上、歳入歳出予算のほか、地方債の補正もあわせてお願いするものであります。 次に、議案第11号 平成12年度中野市
水道事業会計補正予算(第1号)について。 本案については、北部第一水源取水ポンプの修繕を行うため、水道事業費用で 200万円を増額するものであります。 なお、収支不足については、内部留保金で補てんすることとしております。 以上、特別会計2件、企業会計1件を一括してご説明申し上げました。よろしくご審議をお願いいたします。
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△18 議案第12号 長野県
自治会館管理組合規約の変更について
△19 議案第13号 市道路線の認定について
△20 議案第14号
市営土地改良事業に要する経費の
賦課徴収基準等について
○議長(芦沢邦幸君) 日程18 議案第12号 長野県
自治会館管理組合規約の変更についてから日程20 議案第14号
市営土地改良事業に要する経費の
賦課徴収基準等についてまでの、以上議案3件を一括して議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第12号 長野県
自治会館管理組合規約の変更について。 本案につきましては、県下 120市町村による行政情報ネットワークを構築することに伴い、共同処理する事務に、「長野県市町村行政情報センターの設置及び管理に関する事務」を加える等のため、組合規約の変更について、議会の議決をお願いするものであります。 次に、議案第13号 市道路線の認定について。 本案につきましては、区からの要望に伴い、市道路線の再編成を行うため、1路線を新たに市道として認定するものであります。 次に、議案第14号
市営土地改良事業に要する経費の
賦課徴収基準等について。 本案につきましては、岩井ほか6地区において、
市営土地改良事業として施工される道路舗装、水路改修に要する経費の
賦課徴収基準等を定めるものであります。 以上、3件一括してご説明申し上げました。よろしくご審議をお願いいたします。
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△21 議案第15号 中野市助役の選任の同意について
○議長(芦沢邦幸君) 日程21 議案第15号 中野市助役の選任の同意についてを議題といたします。(
議会事務局長樋口一男君議案を朗読する。)
○議長(芦沢邦幸君) 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長 綿貫隆夫君登壇)
◎市長(綿貫隆夫君) 議案第15号 中野市助役の選任の同意について。 本案につきましては、現在、空席の中野市助役に「塚田喜久」氏を選任したいので、議会の同意をお願いするものであります。 中野市の未来を考え、新しい構想を展開する上で、「塚田」氏が適任と考えるものであります。 よろしくご審議をお願いいたします。
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△22 議案質疑(議案第15号)
△23 討論、採決(議案第15号)
○議長(芦沢邦幸君) 日程22 これより議案第15号 中野市助役の選任の同意についての議案質疑及び日程23討論、採決を行います。 初めに、議案質疑を行います。 3番 浦野良平議員。
◆3番(浦野良平君) 3番 浦野良平です。 任期満了に伴う助役人事案件を、平成12年3月定例会に提出されなかったお考えを公の場でお伺いします。 次に、前助役とは政治生命をともにすると言われて市政に専念されてこられたが、ともに足りなかった所見をお伺いいたします。 次に、前助役は4年間、市長の補佐として補助機関たる職員の担任する事務を監督し、市長の職務を代理されたことは私も評価しているところでございます。公の場で、市長さんの評価を伺います。
○議長(芦沢邦幸君) 市長。
◎市長(綿貫隆夫君) お答えいたします。 まず、3月議会で新たな助役の選任の提案をしなかった理由でございますが、なるべく議会と、人事に関する案件でございますので、連絡を密にしながら進行していきたいという思いがありまして、議会の方の皆さんの少しでも多くの方の同意を得ることがやはり人的な問題としてよろしかろうということで、まだ十分理解が得られないから、もう少し待とうではないかという話し合いのもとに提出をおくらせたわけであります。 それから、前助役につきましては、私の政策作成に当たりましては、片腕として、気持ちを一つにしてやってまいりましたが、議会の方の再度再任という同意が得られないような状況にあるという私も判断をいたしまして、その中で助役と話し合いまして、再選はいたしませんでした。それが理由でございます。
○議長(芦沢邦幸君) ほかに。 3番 浦野良平議員。
◆3番(浦野良平君) 3番目にお聞きしたんですが、4年間、市長の補佐として補助機関たる職員の担任する事務を監督し、市長の職務を代理されたことは私も評価しておりますのですが、市長さんの評価をお伺いします。
○議長(芦沢邦幸君) 市長。
◎市長(綿貫隆夫君) 答えずに済みませんでした。 私も浦野議員の今おっしゃられたと同じように、非常に私自身、仕事を助けてもらいました。それだけ私自身の本領の仕事も余計にできたと思っております。
○議長(芦沢邦幸君) ほかにありませんか。 22番 青木豊一議員。
◆22番(青木豊一君) お答えをお願いしたいと思うんですが、最初に、今日まで助役の選任をおくらされたことには、先ほどお答えがありましたように、理解を得るということのためであったということなわけですが、結果はこれからのわずかな時間に明らかになるわけですが、しかし依然として議会の中にはかなりの抵抗があることも十分市長は理解された上での提案だというふうに思うわけです。 ですから、私たち議会の側とすれば、投げられたボールを、選任権を認めて、それを受け取ろうと、いわゆる受け身の側に議会は今立っているわけです。いわゆるそれだけ議会と市長との関係に距離があるにもかかわらず、いわゆる野球でいえば投手と捕手ですね。捕手のサインが違うのにもかかわらず、ピッチャーは自分の球を投げようとされているわけですね。 そういうふうな形で、なぜこの助役という、中野市にとっても、また市長が市政を運営する上でも極めて重要な部署の人事を、あえてその荒波を押し切って提案をしなければならない理由は、先ほどの説明では、未来と新しい構想の展開をするために必要だと。これは全く抽象的で、議員のすべての皆さんも、市民の皆さん方も、助役を早く決めることはどなたも合意されていると思うんです。ところが、そういう合意を得るようなそういう努力、いわゆる市長は延ばすことによって理解が得られると、こういうことだったわけですけれども、1点は、どれだけやはりこの間理解を得られるための市長自身も環境づくり等努力をされたのかどうかが1点。 それから、もう1点は、そういう状況の中でもかなりまだ議会の中に抵抗感があると。そういう中で、助役をあえて選任権を行使されて、いわゆるもう手からボールが離れた状況になっているわけですよね。こういう状況をあえてとられたのかどうか。 そしてまた、果たしてこの者が本当に議会や市民の皆さんの理解が得られるような方であるかどうかという点について、私は率直に疑問を持たざるを得ないんです。先ほども議会全員協議会におきまして、いろいろお伺いいたしました。結局、例えばこの方はコンサルタントを業とされているということであるにもかかわらず、これを公的に示す根拠というものについて全員協議会でも市長自身も明確な根拠というものはなくて、言うならば自称でおやりになっていると、この範囲にとどまっているわけです。 また、観光農園をおやりになっているということですが、これは私も観光農園を見ていますが、いわゆる決して私も農業者ではありませんけれども、私なりに評価ができます。そういうふうなやはり者で、一体何を主とされて生計をされているかということが、全員協議会の質疑についても明確なやはりお答えがないんです。こういう者がなぜ助役に適任なのかどうか。 私は、やはり助役ですから識見の問題、またいわゆる行政能力、そういうものは当然やはり求められるし、同時に市長が事故あるときには市長の代理として職務の執行等々をやらざるを得ない、また職員の監督責任もあると、そういう者がやはり明確な職業を市長自身も確かめられない、そして助役の選任の提案をされるということは、議会に対しても、私は市民に対してもまことに理解が得られないわけですけれども、この点について改めて明確にお答えいただきたい。 以上です。
○議長(芦沢邦幸君) 市長。
◎市長(綿貫隆夫君) ただいま助役に値する人かどうかという点で、私の考えをという意味だろうと思いますが、基本的にはその人の人となり、それから人生観、判断力、経歴、こういったものを総合的に判断するのが最もよろしいのではないかと思います。しかし、経歴といいましても、人は何十年も生きている間にはいろいろな生き方がございます。公務員をしておられる方も、それなりきの役職をこなしながら生きてこられる方もいらっしゃいますし、塚田氏のように、民間会社のいろいろな内容につきまして、財務の問題から始まって、いろいろ人事、それから仕事に対する非常に意欲とでもいいましょうか、そういったものを指導する、そういったコンサルタントの仕事についてきた点を、これからの未来の行政体の中に民間感覚も含めて力を発揮してもらえれば、私が2期目にやっていこうとしている方針には非常に助けになり、これがまた中野市にとっても新しい方向づけになるのではないかなということを期待をしているわけであります。
○議長(芦沢邦幸君) 22番 青木豊一議員。
◆22番(青木豊一君) お伺いしたいんですけれども、市長を選ぶのは市民の皆さんの有権者が個々にみずからの判断でできるわけです。しかし、助役は私たち市民の代表者である、市長もそうですが、そういう立場から市民にかわって、その者が適切であるかどうかということの判断を求められているわけです。そのときに、では先ほどコンサルタントを業とされ、あるいはその経験があって、それに生かされるということのようですけれども、経歴を拝見いたしますと、昭和50年に日興證券に入社されて、その後3つの会社にお勤めになられて、平成4年から今日までパワーマネージメントセンターを成立され、代表者として今日まで至っていると、これが市長から提出されている同氏の経歴なわけです。 それでは、いわゆるこのパワーマネージメントを業とされていることが行政に生かされるというならば、一体中野市で4年間こちらへ来て中野市にいわゆる登録のない、いわゆる自称事務所があるわけですよね。一体、そういう力が中野市の経済活動等にどれだけ実績とし具体的に示されているのかどうか。 そういうやはり、この事実に基づいた客観的な評価によって、その者のいわゆる手腕というものを私たちは評価せざるを得ないんです。ですから、いわゆるそれだけこの氏を助役として選任されるならば、中野市、あるいは近郊でも結構ですけれども、今非常に不況で各会社が深刻ですから、優秀なマネージメントの方がおいでなら、そういう方の力をかりて企業をやはり上向きにさせていきたいと、これはどなたも思っておられることだと思うんです。 ですから、いわゆる中野市を変えていきたいということをおっしゃるとするならば、そういうみずからの業とした実績というものが客観的に評価されるかどうかということは、大変やはり私たちのいわゆる選出に当たっての検討課題になるわけですけれども、その点について具体的にどのような成果、業績をお持ちになっているのかどうか、この点についてお答えいただきたいというふうに思うんです。 それから、確かに市長のお考えを進めるという点では、同氏は私の知る限りでは、大変市長の先端の事務局長として任を全うされたようですから、その点では確かに市長の考えを入れることは、進められることは可能かもしれませんけれども、しかし私たちは総合的にこの方が、いわゆる中野市民はもちろんのこと、市外や県外、あるいは国にも当然助役という立場から行っていただかなくてはならないし、仕事をしてもらわなくてはならないわけですが、そういうことを考えたときに、やはり私たちは人格、識見という問題も大事なやはり選択の要旨になることは間違いないと思うんです。そういう点で、以上2点について具体的にお伺いしたい。
○議長(芦沢邦幸君) 市長。
◎市長(綿貫隆夫君) お答えいたします。 今までの仕事を通しての塚田氏に対する評価でございますが、細かい点までは私は知ってはおりませんが、経歴内容につきましては、最初日本の大手の証券会社に入りまして、その中でいろいろ経営関係の数字を取り扱ったり、それから企業と企業が合併をしたりする仕事の方面をやっておられたようでありまして、その後、会社がかわられるのは、その前の会社のときの経験と知識をさらに次の会社の方へ招かれて行って発揮すると、そういうふうな形で、証券会社のときの仕事の内容を企業の中で発揮することと、もう1つ、その間塚田氏は人間関係の、あるいはまた仕事の意欲がわくような、そういう仕事の立ち向かい方についての研究を随分されておられたようで、その2つのことが幾つかの会社の仕事をやる中で、コンサルティングができる実力にまでなられて、そういうことから全国にあるコンサルティンググループの中に属しておられるようですが、これはコンサルタントは主として1人ないしペアを組む程度でやっている場合でも、そのコンサルタントとしての名称も使えますし、大きな株式会社のような形でやる社長という仕事ではなくても、かなり個人に帰属するタイトルで仕事をするということになろうと思います。 ここのところ、いろいろ全国の企業に招かれてセミナーをしたり、指導したりというようなことを、今度はその会社入ってではなくて、フリーの立場でやってきておられるようですが、こちらに帰られますと、農業の場もございますので、土日はそういうようなこともされたりして暮らしている人であります。 次のご質問になりますが、助役にはこういう人が向くんだという、その箇条書きというのもなかなか難しいと思います。最初にお話ししましたように、その人物、人生観、あるいはそれらいろいろな問題から理解をすることしかないのではないかというふうに思うんで、あの人は助役に適する人だとなかなか初めからレッテルを張るわけにもいかないものだろうと思います。 しかし、私は非常にこれからの行政体は当然民間会社になるわけではございませんが、今、今後将来に向かっては、やはり民間会社の思考というものを取り入れていくことが大変大切であります。また、変化をしていく過程では、そこに従事する行政マンの皆さんも、本当に痛みを伴ったり、聞いてほしいこともいっぱい出てくるというふうに思います。これは市民のサイドの皆さんもそうだろうと思います。そういう中で、いろいろ接点を持つときにも、よく話を吸収して、要望を分析して、これをどのような形で対応していくのがいいかという能力が今後行政マンには非常に求められてくると思うんです。そういうことからも、非常に適した能力を持っているなと私は評価しておりますし、またこちらにおられる期間はかなりボランティア活動とか、いろいろのグループの皆さんと一緒に活動をされて、そういった意味では市民の皆さんといっぱい接点もあって、理解がいいんじゃないかなという気がしております。 そして、私が塚田氏を知ったのは7年くらい前だったかと思うんですが、そういう非常に人間関係に関する科学をきちんと勉強されて、パワーを出すということについての力のある人だというふうに紹介をうけて、二度でしたか、長野県の大きなセミナーにも講師をしていただいたりということで、塚田さんの考え方や学んだことを私も非常に感心をして聞きまして、こういう能力の人が一種の潤滑油として市のパワーを高めてくれたらいいなと今思っているわけであります。 それと、また中野市の方でも幾つかの企業内の講演とかをされたこともありまして、市の方でもたまたま、これは私、直接関係ありませんけれども、2日間にわたる職員セミナーとか、そういうものを1、2回やっておりまして、どんなことを彼は価値と考えているかというようなことへの理解もあると思います。その辺からしか言えませんけれども、やはり助役に関してはテストをして、数字で見ていくものでないだけに、知られていない方ですから、中野市に長く暮らしていたとか、あるいはまたほかの官庁にいて、よく接点はないけれども、まあ大体のことがわかりそうだというような場面ではないものですから、大変ご理解いただくのには苦労な点があり、申しわけないとは思いますが、せっかく中野市に人材があれば、ぜひ中野市のパワーアップのために、また私片腕として、私のやっていこうとすることを手助けしていただけることが大変ありがたいと思っております。もちろん、手助けだけではなくて、助役は何をするものかという点につきましてもいろいろと意見はあろうと思いますが、すべての面で大変すぐれた能力を持ち合わせているというふうに考えているわけでございます。
○議長(芦沢邦幸君) 22番 青木豊一議員。
◆22番(青木豊一君) 今、お聞きしても、率直に言って、市長自身もこの氏の本当のやはり実態というものはよくご理解いただいていないというふうに思うんです。それはなぜかというと、抽象的なお話は今ありますけれども、先ほど私がお伺いしたように、少なくとも8年目にみずから、自称であったとしても、コンサルタントを開かれて、8年目を迎えているのに、いわゆる市長も今お答えになるように、具体的な成果について、実績についてはその程度のお答えしかないんですよ。ですから、私たちにはその実績なんていうのは、私には本当に一つも入ってきません。この方はこの企業でこういうすばらしいことをされたということは、いわゆるこの間ただの一言も聞いていません。 いわゆるそういう人がなぜ助役でなければならないのか、そこが一向にわからないんですよ。いわゆるコンサルタントが自称であったら、農家も、先ほどお話しのように、土日に帰ってきて農業をやっておられるというわけでしょう。一体、じゃコンサルタントを主たる業だというふうに私は判断できるわけですが、その主たる業のそれがやはり自称の状況で済まされるというね。私の知っているコンサルタントをやっておられる方は、ちゃんと商業登録をされています。当然、仕事があって、利益があれば、いわゆる税もちゃんとして払わなくてはなりません。しかし、7年を経過して、8年目がたとうとしているにもかかわらず、いわゆる商業登記もされないで、そして自称でおやりになっている方が、率直に言って、私にはどれだけの成果が上がっているかどうか、市長さんのお答えを聞いても、私の考えていることとほぼ共通する点があるんです。 そういう者をなぜ、捕手の方、議会の方は受けるような状況のないのに、無理して投げなければならないか。私は個人的な感情とか、そういうことはないんです。少なくとも私たちが市民の皆さんにかわって選任してしかるべきかどうかという、そのために今私はお伺いしているんですよ。 だから、改めていわゆるその方が未来を輝かしいものにするし、新しい構想の展開ができると言われましたが、やはり私はその点は率直に言って疑問を持たざるを得ないですよね、そういうことをお聞きしている範囲では。同時に、行政が民間の活力を取り入れるというふうにおっしゃるけれども、もうかなり民間活力を取り入れているんですよ。むしろ行政としての本来のサービス、福祉、このことが欠けているというところに、今いろいろな福祉の問題での悩みや、今盛んに問題になっている少年犯罪も結局は利益の追求、ここから来ているじゃないですか。むしろいわゆる平和を守ったり、人を大事にしたり、正義を愛するような、そういう子育てを行政がきちっとやっていったら、私は少年犯罪も減ってくると思うんですよ。ところが、今そういうときに民間活力を取り入れることが中野市の行政に本当に必要かどうか、その点について今2点、改めてお伺いしたいと思います。
○議長(芦沢邦幸君) 市長。
◎市長(綿貫隆夫君) 私は本人の能力とか人物については大きく評価しているわけですけれども、こういう点で価値があるという、例えば新聞で有名であるとか、こういうふうな資格を持っているとか、いろいろ一つの判断になるものは人の場合いろいろあろうと思いますけれども、決して無冠の人だという意味ではなくて、非常にパワーを持っているというふうに私は理解しています。 そして、次のお話でございますが、単に民間活力というのは何か金もうけをするとか、そういう意味ではございません。今、日本の行政体もこれから新しい形に今変わろうとしております。当然、地方分権化もその大きな一つの流れであります。判断、計画、そういったものにつきましては地方自治体がなるべく独立した自分の意思というものを発揮してやっていくべきであるという方向だと思います。それがまた民間の、その地域に住む一人ひとりの方の生活に対しても活力が出てくることであろうと思います。 したがいまして、そういう方向に行くとき、あるいはまた広域で合併をしていく話とか、いろいろな問題が出てくる時代でございます。それだけに民間という考え方は、今までの行政体のまま、より強固な行政システムをつくっていこうという方向ではなく、もっと緩やかに考え方にも柔軟性、広がりを持ってやっていくべきであろうと。ただ、今問題にされているのは、地方が分権化されましても財源が伴わないときには、これはかえってみんな貧困に陥るわけですから、そういうことではなく、しかるべき財源と、それからその中でそれぞれが自分たちの地域に最も合う立案をしていこうというのが、すぐあしたからではありませんが、方向だと思います。その方向に向けて、やはり中野市も一歩一歩進んでいくものが必要ではないかなと、私自身がそういうふうに考えておりますので、ぜひそういう方向に向けての努力を塚田氏にも一緒にしていただきたいというふうに思っているわけでございます。そういう点では、私としては塚田氏が十分な評価ができるということで、数字でどうか言える問題ではございません。
○議長(芦沢邦幸君) ほかにありませんか。 19番 松島敏正議員。
◆19番(松島敏正君) いろいろご説明をいただいているわけですが、非常に大事な問題の一つとして、やはりこれからの行政体が民間会社の思考を取り入れていくことが非常に大事だという認識に立っておられるということなんですが、やはり地方自治の本旨というのは、民間企業の営利目的の運営とは全く違うというところが一つの大事な問題だというふうに私は思うんです。もちろん、時代の変化とともに行政体の形態は変わりますけれども、その行政が行うべき本旨は変わらないというふうに認識をしています。そういう観点から、いわゆる営利目的の民間会社の思考を行政に取り入れていくということの大きな問題点があるのではないかというふうに私は思うんです。 先ほど、青木議員からもありましたように、今日本の社会が非常に大きな混乱と問題を引き起こしている、その根本には、やはり高度経済成長以来の、いわゆる人の心や内面を非常に粗末にしながら利益追求が主眼の社会構築がされてきたということに大きな要因があり、また地方自治体も今全体としては住民福祉から、いわゆる開発会社に転換してしまったという歴史の中で、今地方自治体が非常に財政的にも困難に陥り、そして市民の生活がなかなか安定した方向に行かないという実態が生まれてきているわけですから、そういう意味では私は地方自治の本旨に立ち返って、やはりそれをどう21世紀に向けて進めていくかという観点から、今度の人事問題も当然考えられなければならないというふうに思うんです。 そういう意味で、全協でもご質問を申し上げましたし、今のご答弁の中でも非常にいわゆる民間会社の思考というものと行政体の運営というものの違いといいますか、本筋といいますか、ここのところの区別をしっかりしてほしいなというふうに思うんですが、その辺についてお答えをいただきたいと思います。
○議長(芦沢邦幸君) 市長。
◎市長(綿貫隆夫君) 今、ご指摘の点で、私もちょっと言葉が足りなかったかなと思いましたので、つけ加えさせていただきます。この場で、民間思考という言葉だけがちょっと今ひとり歩きしてしまいましたので、それを言葉として使いましたのは、逆に行政が今変わろうとしている方向、今までの行政のシステムがそろそろこのままではいけない壁にぶつかってきている、そのことが景気にも影響していると思います。しかし、行政体は利益追求が目的ではありません。住民福祉とか、あるいは住民の経済が豊かに回っていくということに対しての支援、あるいは指導、いろいろあろうと思いますが、何としても今までの日本のシステムのように、縦割りでやっていますと、ほかの方の部署がやっていることがなかなかお互い同士わからないまま自分の部署をやっていかなければいけないとか、両方合わせて相乗作用が出るものもなかなか縦割りですと横が見えないという問題とか、つい日本全国同じようなことをして個性がないために、自分たちで考えていくよりも、与えられた指示のとおりにやっていこうという、そういった立ち向かい方が長い間にでき上がっていると思います。 そういった点は、民間会社はそういうことをしていたんではとてもいい活力も出ないし、発想も出てこないということから、なるべく縦割りとか横並びとかという考え方は退けていこうということで、今まで大企業もかなりそういった官庁システムと似たような合わせ方でやってきていたと思いますが、その全体が今大変やはり壁にぶつかっておりまして、中小企業それぞれが独自の活力、力を出して、その総和が日本の経済をよくしていくだろうということすら言われている時代です。 したがいまして、行政体の方も、これも利益追求ではありませんが、一種のサービスを住民に提供している仕事であります。行政を通して住民のためにあらゆることをいろいろしていくと、そしてまたこれは行政のためにしているわけではなくて、あくまでもだれのためにしているかといったら、地域の住民の皆さんのために行政としてのシステムを提供する、お客様はだれだといったら市民です。そういうふうな姿勢に変わっていくには、まだまだこれから長い道のり、みんなで努力をしていかなければいけないであろうと。その方向と私は一致させて民間思考というふうに申し上げたわけであります。
○議長(芦沢邦幸君) ほかにありませんか。 (「なし」という声あり)
○議長(芦沢邦幸君) ありませんければ、議案質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。 議案第15号について、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」という声あり)
○議長(芦沢邦幸君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第15号については、委員会付託を省略し、直ちに討論を行います。 討論のあります方は、早急に署名をもって議長の手元まで通告を願います。
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○議長(芦沢邦幸君) ここで、午後1時まで休憩いたします。(休憩)(午前11時56分)
---------------------------------------(再開)(午後1時03分)
○議長(芦沢邦幸君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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○議長(芦沢邦幸君) 通告がありませんので、以上をもって討論を終結いたします。 議案第15号の採決方法については、浦野良平議員外11人から、無記名投票によられたいとの要求書が事前に提出されておりますので、無記名投票をもって行います。 これより議案第15号を採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。(
議会事務局職員議場を閉鎖する。)
○議長(芦沢邦幸君) これより議案第15号を採決いたします。 ただいまの
出席議員数は22名であります。 投票用紙を配付いたさせます。(
議会事務局職員投票用紙を配付する。)
○議長(芦沢邦幸君) 投票用紙の配付もれはありませんか。 (「なし」という声あり)
○議長(芦沢邦幸君) 配付もれなしと認めます。 投票箱を改めさせます。(議会事務局次長投票箱が空であることを議員に確認させる。)
○議長(芦沢邦幸君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は、投票用紙に記載のとおり、本案を可とする議員は賛成と、本案を否とする議員は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 なお、申し上げますが、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否とみなします。 点呼を命じます。(
議会事務局長樋口一男君の点呼に応じ各議員投票する。)
○議長(芦沢邦幸君) 投票もれはありませんか。 (「なし」という声あり)
○議長(芦沢邦幸君) 投票もれなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。(
議会事務局職員議場の閉鎖を解く。)
○議長(芦沢邦幸君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、1番 大塚一夫議員及び2番 清水照子議員の以上2名を指名いたします。 よって、両名の立ち会いを願います。(大塚一夫君、清水照子君立ち会いのもと議会事務局次長開票する。)
○議長(芦沢邦幸君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数22票、これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。 そのうち、賛成11票、反対11票。 ただいま報告いたしましたとおり、可否同数であります。 よって、地方自治法第 116条の規定により、議長において、本案に対する可否を裁決いたします。 本案については否決と裁決いたします。
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○議長(芦沢邦幸君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。(散会)(午後1時19分)...