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09月10日-05号

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  1. 姶良市議会 2019-09-10
    09月10日-05号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年 9月定例会(第3回)令和元年第3回姶良市議会定例会議事日程第5号                      9月10日(火)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │諸般の報告                       │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 2│議  案│姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例  │日程第2議 ││  │第54号│制定の件                        │案第54号 │├──┼────┼────────────────────────────┤から日程第 ││ 3│議  案│地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行  │13議案第 ││  │第55号│に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件        │65号まで │├──┼────┼────────────────────────────┤を一括で質 ││ 4│議  案│子ども・子育て支援法の一部を改正する法律等の施行に伴  │疑を行い、 ││  │第56号│う関係条例の整備に関する条例制定の件          │議案第54 │├──┼────┼────────────────────────────┤号・55号 ││ 5│議  案│姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定  │は総務常任 ││  │第57号│める条例の一部を改正する条例の件            │委員会へ、 │├──┼────┼────────────────────────────┤議案第56 ││ 6│議  案│姶良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基  │号・60号・││  │第58号│準を定める条例の一部を改正する条例の件         │64号は文 │├──┼────┼────────────────────────────┤教厚生常任 ││ 7│議  案│姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する  │委員会へ、 ││  │第59号│条例の件                        │議案第61 │├──┼────┼────────────────────────────┤号・65号 ││ 8│議  案│姶良市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条  │は産業建設 ││  │第60号│例の件                         │常任委員会 │├──┼────┼────────────────────────────┤に付託し、 ││ 9│議  案│姶良市公園条例の一部を改正する条例の件         │議案第57 ││  │第61号│                            │号から59 │├──┼────┼────────────────────────────┤号及び62 ││10│議  案│姶良市給水条例の一部を改正する条例の件         │号・63号 ││  │第62号│                            │は、委員会 │├──┼────┼────────────────────────────┤付託を省略 ││11│議  案│財産の取得に関する件                  │し、1件ず ││  │第63号│                            │つ、討論、 │├──┼────┼────────────────────────────┤採決。   ││12│議  案│工事請負契約の締結に関する件              │      ││  │第64号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┤      ││13│議  案│工事請負変更契約の締結に関する件            │      ││  │第65号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│14│議  案│令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)       │日程第14 ││  │第66号│                            │議案第66 │├──┼────┼────────────────────────────┤号から日程 ││15│議  案│令和元年度姶良市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算  │第17議案 ││  │第67号│(第1号)                       │第69号ま │├──┼────┼────────────────────────────┤でを一括で ││16│議  案│令和元年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算  │質疑を行い、││  │第68号│(第2号)                       │議案第66 │├──┼────┼────────────────────────────┤号は予算審 ││17│議  案│令和元年度姶良市水道事業会計補正予算(第1号)     │査特別委員 ││  │第69号│                            │会へ、議案 ││  │    │                            │第67号は ││  │    │                            │文教厚生 ││  │    │                            │任委員会へ、││  │    │                            │議案第69 ││  │    │                            │号産業建 ││  │    │                            │設常任委員 ││  │    │                            │会へ付託し ││  │    │                            │議案第68 ││  │    │                            │号委員会 ││  │    │                            │付託を省略 ││  │    │                            │し、討論、 ││  │    │                            │採決。   │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│18│議  案│平成30年度姶良市一般会計歳入歳出決算認定について   │日程第18 ││  │第70号│                            │議案第70 │├──┼────┼────────────────────────────┤号から日程 ││19│議  案│平成30年度姶良市国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳  │第27 議 ││  │第71号│出決算認定について                   │案第79号 │├──┼────┼────────────────────────────┤までを一括 ││20│議  案│平成30年度姶良市国民健康保険特別会計施設勘定歳入歳  │議題に供し、││  │第72号│出決算認定について                   │提案理由の │├──┼────┼────────────────────────────┤説明を受け、││21│議  案│平成30年度姶良市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算  │質疑は9月 ││  │第73号│認定について                      │24日の会 │├──┼────┼────────────────────────────┤議で行う。 ││22│議  案│平成30年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定歳入歳  │      ││  │第74号│出決算認定について                   │      │├──┼────┼────────────────────────────┤      ││23│議  案│平成30年度姶良市介護保険特別会計介護サービス事業勘  │      ││  │第75号│定歳入歳出決算認定について               │      │├──┼────┼────────────────────────────┤      ││24│議  案│平成30年度姶良市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決  │      ││  │第76号│算認定について                     │      │├──┼────┼────────────────────────────┤      ││25│議  案│平成30年度姶良市農林業労働者災害共済事業特別会計歳  │      ││  │第77号│入歳出決算認定について                 │      │├──┼────┼────────────────────────────┤      ││26│議  案│平成30年度姶良市水道事業会計決算認定について     │      ││  │第78号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┤      ││27│議  案│平成30年度姶良市下水道事業会計決算認定について    │      ││  │第79号│                            │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和元年第3回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    令和元年9月10日(火)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 1時14分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 谷山  浩 │ 事務局次長  │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │蒲生総合│大山 勝範 │建設部長│徳部 健一 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│前畠  実 │企画部長│宮田 昭二 │消 防 長│米澤 照美 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│福元 義行 │教育部長│岩下 直司 ││       │    │      │部  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│宮園 正浩 │保健福祉│竹下  晃 │水道事業│水流 哲也 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│草水 博行 │農林水産│枦  良信 │企 画 部│松林 洋一 ││       │合支所長│      │部  長│      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │企画政策│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│原田 正巳 │建設部次│田代 信彦 │水道事業│押領司典子 ││       │次 長 兼│      │長兼都市│      │部次長│      ││       │商工観光│      │計画課長│      │管理課長│      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│吉永 惠子 │農林水産│吉田  孝 │総 務 部│堂路 温幸 ││       │部次長兼│      │部次長兼│      │財政課長│      ││       │男女共同│      │耕地課長│      │    │      ││       │参画課長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │教育部次│小林俊一郎 │総 務 部│享保 博昭 ││       │部次長兼│      │長兼学校│      │総務課長│      ││       │子ども政│      │教育課長│      │    │      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│野村 昭彦 │教育部次│塚田 佳明 │市民生活│藤野洋一郎 ││       │部次長兼│      │長兼保健│      │部 市 民│      ││       │長寿障害│      │体育課長│      │課  長│      ││       │福祉課長│      │    │      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               9月10日 ○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(森川和美君) 会議はお手元に配付してあります日程により議事を進めます。 ○議長(森川和美君) 日程第1、諸般の報告を行います。 市長から、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、報告第5号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率についての報告書が、また、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した報告第6号 損害賠償の額の決定及び和解について、専決第6号の報告書が提出されております。 これは、議会に報告しなければならないもので、認定または議決を要するものではありません。 これで、諸般の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) 日程第2、議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件日程第3、議案第55号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件 日程第4、議案第56号 子ども・子育て支援法の一部を改正する法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件 日程第5、議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件 日程第6、議案第58号 姶良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件 日程第7、議案第59号 姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の件 日程第8、議案第60号 姶良市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の件 日程第9、議案第61号 姶良市公園条例の一部を改正する条例の件日程第10、議案第62号 姶良市給水条例の一部を改正する条例の件日程第11、議案第63号 財産の取得に関する件日程第12、議案第64号 工事請負契約の締結に関する件                                  及び日程第13、議案第65号 工事請負変更契約の締結に関する件までの12案件を一括議題とします。 ○議長(森川和美君) これらの案件につきましては、9月3日の会議で提案理由の説明を受けておりますので、一括質疑に入ります。なお、5名の議員から質疑の通告があります。 まず、15番、吉村賢一議員の質疑を許します。 ◆15番(吉村賢一君) 議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件で質疑いたします。 1、フルタイム、パートタイムの違いについて説明を求める。 2、財政的負担の増は幾らを想定しているか問う。 ◎市長(湯元敏浩君) 議案第54号から議案第65号までにつきましては、5人の方からご質疑をいただきました。副市長がお答えいたします。 ◎副市長(前畠実君) 吉村議員からいただきました議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件の1点目のご質疑にお答えいたします。 まず、フルタイム会計年度任用職員については、勤務時間が常勤職員と同じで、賃金は給料として支払われ、各種手当も支給されます。また、6か月以上の任用があった場合は退職手当も支給されます。 次に、パートタイム会計年度任用職員については、勤務時間が常勤職員と比べ短時間であり、賃金は報酬で支払われます。退職手当も含め、各種手当の支給はありません。 2点目のご質疑にお答えいたします。なお、湯之原議員の4点目のご質疑にもあわせてお答えします。 制度導入後の財政的負担増につきましては、給与や期末手当等の総額でおよそ年額1億1,000万円程度の負担増となる見込みです。 以上、お答えといたします。 ◆15番(吉村賢一君) 質疑、再度いたします。 まず、1つは保育士の現場を考えてみた場合、長期雇用でも同じなんですが、例えば5年間任用であっても、当然、今回の条例制定でいわゆる同一労働、同一賃金という形で賄えるものかと思いますが、そのように解釈してよろしいか。 それから、このことを持って、民間へもこういった国に準じた形で臨時雇用の方の待遇を見直すような指導はすることは考えていないかどうか。 それから、資格や学卒は1級1号級から加算されていくというか、そういうふうなスタート地点から給料が計算されるものかどうか。 それから、図書館においては、現在、臨時職員が多いわけですが、そういったことで、給与原資が1億1,000万円ふえるということになっていますが、人員の増減、つまり給与がふえるということは財政的な負担も大きくなるということで、人間を減らすというふうなことは考えているのか、いないのか。 それから、3年に1回の試験制度というのが考えられているかと思うんですが、どの程度のことを考えているのか。 それから、派遣会社からの採用ということはあり得るのか、その場合は、この規定に当てはまらないのかどうか。 それから、この臨時非常勤職員の働き方改革、この動きはいつぐらいからあったのか。26年ぐらいなのかと私は思っているんですが、いつごろからこういうふうな検討が進められてきたのか。 それから、指定管理者制度で運営されているところがあると思うんですが、そういったところの人件費、そういったのも見直されて、例えば指定管理者制度の契約金額を検討しなおすということはあり得るか、ちょっと盛りだくさんでございますが質疑いたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えいたします。 まず、1点目の保育所についてでございますけれども、会計年度職員と一般的な常勤職員の違いというところがありまして、そこの違いが、常勤職員においては自治体の政策立案、そして、組織を運営していく、束ねていくためにキャリアを積んでいく必要があります。これらにつきましては、会計年度職員には求められていませんので、そのあたりに違いがございます。そのあたりで常勤職員となるか、会計年度任用職員、大体任期は、1年以内になりますのでそういう違いがございます。 それと、職員につきましては長期採用をするということで、採用試験をして採用をとっておるところでございます。 それと、2点目の民間につきましては、大きな流れでは先ほど議員が申されましたように、同一労働、同一賃金、それと、非常勤職員、パート職員との処遇改善ということで通知を出しておりますので、そのあたりは民間個々のほうで対応していくことになるかと考えております。 3点目の昇給につきましてですが、これにつきましては、今回、条例を上程したわけでございますが、詳細につきましては、また規則等で定めていくことになります。 現在、労働組合、職員組合ですが、そちらとも協議中であり、11月めどで協議を進めていければというふうに考えております。 それと、図書館等を含めた職員の増減についてですが、現在、一般職非常勤職員の方々につきましては、そのまま会計年度任用職員に移行するというふうに考えております。それで、増減というのは考えておりません。 ただし、個々、担当課のほうでいろいろあるでしょうから、その分についてはそういう形で増減があるのかもしれません。 それと、派遣委託先につきましてもですが、及ぶかもしれませんが、そのあたり、一切委託料という形の中で相手の委託の先と協議した契約を交わしていることになると考えております。 3年に一度の試験というのがありましたけども試験ではございません。これはまた、今のところ何年でするかというところは定めておりませんけれども、公募によって面接を行って、採用、任用していく形になります。 それと、指定管理につきましてでございますが、先ほど委託先と同様な考え方で、そのあたりにつきましては、こちらから予算を組んだ形で提示された中で入札と、そういう形で決まっていくことになります。 働き方改革につきましては、総務課長のほうから答えさせます。 ◎総務部総務課長(享保博昭君) 総務課の享保です。お答えさせていただきます。 議員おっしゃるように、26年の国の通知からこのような制度の動きが始まったと認識しております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 大分お答えいただいたんですが、ちょっと回答の中で、6か月以上の任用があった場合は退職手当も支給されますというのは、例えば何か月というのは決めがあるのか、それぞれによって違うのか。 それから、先ほど試験はないということだったんですが、ほかのほうで調べますと、こういう筆記試験的なものもあって、いわゆる単純な面接だけじゃなくて、筆記試験はどの程度なのかわかりませんけど、そういうようなのもあるやに聞いたもんですから質問しましたけど、それはなくて、面接だけということの理解でよろしいか、伺います。 ◎総務部長(宮園正浩君) 6か月以上の退職手当の件でございますが、これにつきましては、フルタイム会計年度任用職員につきましては該当するかと考えております。 それと、試験につきましては、現在のところ、そのようなことは考えてはおりません。公募による面接というふうに考えております。 以上でございます。 ◎総務部総務課長(享保博昭君) お答えします。 退職手当の月数につきましては、職員と同様に退職手当組合の支給月数と同じ支給になります。 以上です。 ○議長(森川和美君) これで吉村議員の質疑を終わります。 吉村議員と重複している質疑者が湯之原議員です。重複している項目について質疑はありませんか。 ◆6番(湯之原一郎君) 負担増については年額1億1,000万円程度ということで理解をしましたが、私は質疑の要旨の中で、新制度では給与水準の見直しや期末手当等の各種手当の支給が可能になるというふうに述べておりますが、現在の一般職非常勤職員等任用勤務条件等に関する条例の中で、報酬について時間当たり1,300円、日額1万円、月額25万円の範囲内、それと、今回の条例では、月額35万円、時間で2,150円を超えない範囲内でという条文になっておりますけれども、今回の増額の分は、増額において1人当たりの報酬とか、どれぐらい増加するのか、そのあたりをお伺いいたしたいと思います。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えいたします。 報酬がおよそ700万円、期末手当でおよそ9,800万円、通勤手当等でおよそ500万円の見込みでございます。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 職種もいろいろあるので、1人当たり平均的にどのくらいというのはわからないですか。お伺いいたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えします。 通勤手当等につきましては、距離についてで変わったりしますので、申しわけありません、1人当たりという試算はしておりません。 以上でございます。
    ○議長(森川和美君) これで吉村議員との重複項目の質疑を終わります。 次に、1番、新福愛子議員の質疑を許します。 ◆1番(新福愛子君) 議案第60号 姶良市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の件について、2点質疑いたします。 1点目、住民票に記載されている旧氏を用いた印鑑も登録できるようになるとのことだが、その意義を問います。 2点目に、印鑑登録証明書に表示されている男女の別を廃止する意義と効果を問います。 以上です。 ◎副市長(前畠実君) 新福議員からいただきました議案第60号 姶良市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の件の1点目のご質疑にお答えいたします。 女性活躍の視点に立った制度の整備が急がれている中、社会の中で旧姓のままキャリアを積んでいる方々が、旧姓を公的書類で証明することによって、より働きやすい環境を実現させるため、本年11月5日から、住民基本台帳法施行令等及び印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正され、旧氏を用いた印鑑も登録できるようになったものと理解しております。 2点目のご質疑にお答えいたします。 性同一性障害者や同性愛者といった性的少数者、いわゆるLGBTの方々の人権問題に関する社会の理解はまだ不十分で、いまだに差別や偏見が存在しているのが現状であり、その解消に向けた取り組みの一環であると考えております。 また、その効果としましては、LGBTの方々への差別や偏見といったものが解消し、その人権問題が社会において少しでも理解されるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆1番(新福愛子君) それでは、再質疑をさせていただきます。 1点目に関しまして、今回の条例の一部改正につきましては、女性活躍の視点に立った制度の整備ということで、まさに、先日一般質問をさせていただきましたSDGsの具現化になっているという点で大きく評価するものです。 また、今回、旧氏を用いた印鑑登録が可能になるということで、社会の中で旧姓のままキャリアを積んでいる方々が旧姓を公的書類で証明することによって、より働きやすい環境を実現できるという答弁もいただきました。 あえての質疑でございますが、このことで、これまで、逆に言うとどのような不都合、不利益がそういった女性たちに環境としてあったのでしょうか。 2点目について再質疑させていただきます。 今回のLGBTの方々への配慮ということが形になり、偏見や差別といったものが少しでも解消をし、人権が社会において理解されるものということで、これも、これまでも議会一般質問において幾度となく取り上げられたLGBTの具現策ということでも評価させていただきます。 このことにつきまして、これまでは申請書等で男女の別を記入するということがあったわけですけれども、このことに対して苦情とか、相談が市のほうに寄せられていたかどうか、以上、2点を再質疑いたします。 ◎市民生活部長(福元義行君) ただいまの件につきましては、担当課長が答弁いたします。 ◎市民生活部市民課長(藤野洋一郎君) 市民課の藤野です。よろしくお願いいたします。 ただいまのご質問にお答えします。 まず1点目でございます。 夫婦同姓が原則である日本におきまして、結婚や離婚等で氏が変わることにより、さまざまな変更手続きをする必要がございます。 旧氏を職場でそのまま使用する場合、住民票や印鑑登録証明書に旧氏が記載されていることにより身分証明書として使用できること、そして、契約などの手続きがスムーズにできることが想定されます。 次に、2点目でございます。 今まで、そのような苦情とか、相談を受けたことはございません。しかし、申請書に男女別を記入することを一瞬ためらう気持ちを持たれる方々にも配慮すべきと考えます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 1点目については、恩恵という部分で確認をすることができましたが、先ほど申し上げましたように、これまでどのような不利益を被る場面があったのか、もしよろしければ次長のほうでも補足をおねがいしたいというふうに思っております。 そしてまた、今回の改正におきまして、旧氏の印鑑登録、男女別記入の廃止は本年11月5日ということで、閉会直後あまり時間がありません。そしてまた、コンビニエンスストアにおける印鑑証明等の交付については、年明け令和2年1月15日からといずれにしてもあまり時間がないわけですが、市民への周知や広報はどのようなタイムスケジュールで進めていかれるのか質問をさせていただきます。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 1点目のご質問にお答えさせていただきます。 先ほど課長のほうからも答弁がありましたように、夫婦同姓が原則である日本におきまして、96%の方が夫の氏を名乗り、残りの4%の方が妻の氏を名乗るというのが今の現状でございます。 今まで働いてキャリアを積んでこられた女性が、結婚を機に氏が変わるということで、別人であるというふうに認識されることも多く、これが社会で活躍する女性の妨げとなっていたと考えられます。 しかし、今後、旧氏を用いた印鑑登録が可能になるということで、旧氏を用いた印鑑登録証明があれば同一人物として、これからは公的に証明できるということになろうかと思います。 男女共同参画の視点におきましては、女性のキャリアが認められ、政策方針決定への参画拡大にもつながる男女共同参画社会の実現に一歩近づくというふうに考えております。 以上です。 ◎市民生活部長(福元義行君) 2点目についてお答えいたします。 11月5日と時間がないわけですが、議決をいただいたあと、広報、ホームページ等で周知を図ってまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで新福議員の質疑を終わります。 次に、5番、田口幸一議員の質疑を許します。 ◆5番(田口幸一君) それでは質疑いたします。 議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件。 質疑の要旨。会計年度任用職員のフルタイム及びパートタイムは、それぞれ何人程度になると想定しているか。 ◎副市長(前畠実君) 田口議員からいただきました議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件のご質疑にお答えいたします。 なお、湯之原議員の3点目のご質疑と、堀議員の1点目のご質疑にもあわせてお答えいたします。 現在、会計年度任用職員制度の創設に向けて、県や他市の動向を踏まえながら作業を進めている段階であります。 本市における基本的な考え方といたしましては、現行の一般職非常勤職員、また、改正後の特別職非常勤職員の対象とならない職員について、パートタイム会計年度任用職員とする予定で、その数はおよそ570人となる見込みです。 移行に際しましては、できる限り現行の勤務体系を維持し、混乱が生じないようにしていきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆5番(田口幸一君) この議案第54号について再質疑をします。 職務の内容はどのようになるのか。また、正規職員との違いはどのような点か。 次に、待遇はどうなるのか。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えいたします。 職務につきましては、現在の一般職非常勤職員と変わりはございません。 それと、正規職員との違いでございますが、先ほども申し上げましたとおり、常勤職員においては自治体の政策の立案、実行、あるいは、組織を管理していくといいう職責がございます。会計年度任用職員にはそれらは求められておりません。 それと、待遇につきましても、現在と変わることはございません。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで田口議員の質疑を終わります。 田口議員と重複している質疑者が、湯之原議員と堀議員です。重複している項目について質疑はありませんか。 ◆6番(湯之原一郎君) 今回の会計年度任用職員は全てパートタイムということですけれども、中には現在の一般非常勤職員の中でもフルタイムで働きたいと、少しでも条件のいい中で働きたいと思われる方もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、フルタイム会計年度職員を設けなかった理由についてお伺いいたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えいたします。 フルタイム会計年度任用職員になりますと、非常に常勤職員に近い状況になってきます。本市といたしましては、そのような職責であれば常勤職員のほうの採用を進めていきたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで田口議員との重複項目の質疑を終わります。 次に、6番、湯之原一郎議員の質疑を許します。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは質疑をさせていただきます。 私は議案第54号と55号、関連があると思いまして同時に載せておりますが、議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件と、議案第55号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件、この2点をあわせてお伺いいたします。 非常勤職員は、行政運営上なくてはならない存在となっております。本条例の制定は、これまでの非常勤職員制度の抜本的な見直しとなると思いますが、以下の点についてお伺いいたします。 (1)現状の一般職非常勤職員制度が会計年度任用職員制度に変わることで、任用、勤務条件はどのように変わっていくのか説明を求めます。 (2)在職中の一般職非常勤職員の処遇はどうなるのかお伺いいたします。 3、4は飛ばしまして、(5)特別職非常勤職員の厳格化について説明を求めます。 (6)会計年度任用職員制度に変わることで、これまでなかった職務上の責任や義務が課せられることはないかお伺いいたします。 ◎副市長(前畠実君) 湯之原議員からいただきました議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件及び議案第55号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件のご質疑にお答えいたします。 なお、3点目のご質疑につきましては、さきの田口議員からのご質疑の際に、4点目のご質疑につきましては、さきの吉村議員からのご質疑の際にあわせてお答えいたしましたので、答弁は割愛させていただきます。 1点目と2点目のご質疑につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 基本的には現行の一般職非常勤職員を会計年度任用職員に移行する考えですので、任用、勤務時間に変更はありません。 在職中の一般職非常勤職員につきましては、それまでの勤務実績に基づく評価により、任用することになるものと考えております。 5点目のご質疑にお答えいたします。 総務省が示している特別職非常勤職員として任用すべき職については、「専門的な知識経験等を有する者が就く職であって、当該知識経験等に基づき非専務的に公務に参画する労働者性の低い職であり、助言、調査、診断等を行う職に限定される」となっております。 具体的には教育委員会委員をはじめ、議案第55号の整備条例、第7条、姶良市報酬及び費用弁償等条例の一部改正に規定する改正後の別表第1に挙げている職であります。 なお、現在、本市で任用しております園長、館長などの職については、新制度では特別職非常勤職員ではなく、会計年度任用職員として任用することになります。 6点目のご質疑にお答えいたします。 常勤職員と一般職非常勤職員とでは、単に労働時間が異なるだけではなく、その職務上の責任の重さによるものが大きいと考えております。 これまでと同様に会計年度任用職員に対しても服務に関しては、信用失墜行為の禁止、守秘義務などが課せられますが、会計年度任用職員へ移行することで新たに職務上の責任や義務が課せられることはありません。 以上、お答えといたします。 ◆6番(湯之原一郎君) 質疑事項については、大体理解いたしましたが、特別職非常勤職員の中で、今回の会計年度任用職員として任用される方々がありますけれども、見てみますと、大体、市役所を退職された方がその任についておられる例が多いわけですけれども、そういう採用の方法とか、あるいは、現行の報酬と会計年度任用職員と、任用されてから報酬の差異というか、そのあたりはどうなっているのかお伺いいたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) ただいまのご質問につきましては、総務課長に答えさせます。 ◎総務部総務課長(享保博昭君) 現在の特別職非常勤職員で会計年度任用職員に移行する職員につきましては、現在、勤務時間とか、体系等を見直しをしていまして、それにあわせて報酬等の決定をする予定となっております。 以上です。 ○議長(森川和美君) 答弁漏れが。 ◎総務部総務課長(享保博昭君) 今後、会計年度任用職員につきましては、新たに公募をする場合は、面接を含む選考をする予定としております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ちょっと関連がある部分がありますけれども、報酬及び費用弁償等条例の中で第1表というのがありますけれども、この中に、現在、存在のない職名が残されているのではないかと思いますけれども、そのあたりは削除しなかった特別な理由があるのでしょうか。 ◎総務部総務課長(享保博昭君) お答えいたします。 確かに議員仰せのとおり、地区公民館長、市有林監視委員などは、特別職非常勤として残してあります。理由としましては、地公法第3条第3項第2号の特別職については、法令または条例、地方公共団体の規則、もしくはその機関の定める規定により設けられた委員及び委員会の構成職となっております。 したがいまして、本市におきましては姶良市公民館条例、また、姶良市市有林管理条例でその職がありますので、実際、今、いらっしゃらない職もありますが、改正条例には挙げております。 以上です。 ○議長(森川和美君) これで湯之原議員の質疑を終わります。 次に、14番、堀広子議員の質疑を許します。 ◆14番(堀広子君) 議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件について質疑を行います。 まず、会計年度任用職員の再任用は2回までとなるのか。また、再応募ができるのか。 次に、パートタイム会計任用職員の勤務時間と業務内容を示してください。また、期末手当の支給方法と支給割合はどのようになるのかお伺いいたします。 次に、任用根拠の見直しに伴いまして、職の中には正規職員が行うべき業務に従事する職が存在することが明らかになった場合には、任期の定めのない正規職員について検討することが必要とありますが、市の対応はどのようになるのか。 以上、お伺いいたします。 ◎副市長(前畠実君) 堀議員からいただきました議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件のご質疑にお答えいたします。 なお、1点目のご質疑につきましては、さきの田口議員からのご質疑の際にあわせてお答えいたしましたので、答弁は割愛させていただきます。 2点目のご質疑にお答えします。 会計年度任用職員は、現行の一般職非常勤職員と同様に、1回の任期が会計年度ごとの最長1年となります。 また、再度の任用についてもこれまでと同様に、それまでの勤務実績に基づく評価により可能となっております。 なお、再度の任用回数や年数の上限につきましては、地方公務員法の平等原則や成績主義の観点から定めはありません。 3点目のご質疑にお答えいたします。 パートタイム会計年度任用職員の勤務時間は、現行の一般職非常勤職員と同じ週37時間30分以内を想定しております。 また、業務内容につきましても、現行の一般職非常勤職員が従事している職を考えております。 期末手当の支給方法につきましては、常勤職員と同様となります。 支給割合につきましては、今後、常勤職員等との勤務時間や職責等の違いを考慮して決定する予定です。 4点目のご質疑にお答えいたします。 常勤職員が行うべき業務については、常勤職員を配置し、会計年度任用職員を配置することはありません。 ◆14番(堀広子君) 再度の任用の件、それから、回数、全くこれまでと同じだということのご答弁であります。 続きまして、パートタイム会計任用の勤務時間も現行の一般職非常勤と同じで、週37時間30分ということは、これまでと全く同じだということです。 それから、確認をとりましたが、期末手当につきましては、これも常勤と同様だということで、支給割合については、今後、決定するというふうになっておりますが、パートタイムの職員として在職期間における報酬の1か月当たりの平均額を考えましたときに、これは載っていた中身なんですけど、6か月以上任用職員、それから、パートタイム、これはそれぞれどのように試算されるんでしょうか。どのようになるんでしょうか。6か月以上の任用職員の場合。というのが1つ。 それから、支給方法も変わりませんので、次の一番最後のところの常勤職員が行う同一労働、同一賃金の原則というのを先ほど同僚議員もお尋ねされましたこの件ですけど、これは、配置することはありませんとはっきりと断言されているわけでございますが、総務省が述べている言葉がありますのでご紹介いたします。 公務の運営においては、任期の定めのない常勤職員を中心とするという原則があります。この原則を前提として、会計年度の任用の職員の基本的な役割と位置づけを明確に今回はされたというふうに載っておりました。 資格や実務の経験、それから、職務の経験を考慮して、非正規職員から順に採用されていくものだと思っていたところですが、この総務省の述べられていることを考えましたときには、ここで断言されておりますけれども、本市としては、総務省が述べていることは全く適用しないということになるんでしょうか。そこら辺がちょっとはっきりしないので。もしそうだとしたら適用しない理由はなんなのか教えてください。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えします。 今回の地方公務員法、地方自治法の改正というのは、結局これまで一般職非常勤職員という処遇が曖昧な形で運用をしていた。特に、特別職非常勤職員、あるいは臨時職員につきましても、特別職につきましては、非常勤職員につきましては専門性が高い職であると。次に、臨時職員においては、正規職員を補充するものであって1年を超えるというのはおかしいものであると、臨時職員につきましては。そういうのが曖昧な形で地方自治体は運営していたと。それにつきまして、国のほうが会計年度任用職員という制度を新たに設けまして、しっかり運営していくようにということで求められております。 その中におきまして、先ほども申しましたとおり、私どもとしましては、考えていますのは、総務省が通達があった分にはそれに沿って動いているとは思っております。 その中で、議員申されましたように、フルタイムの職員におきましては、どちらかと言えば、1年、年度内の任用でございますけれども、かなり常勤職員のほうに近づいてまいります。そうした場合、私どもとしましては先ほど申し上げましたとおり、常勤職員の採用のほうを考えていきたいというふうに考えております。 それと、大きな流れとしましては、定年制の延長、あるいは再任用制度というのもございますので、そのあたりも考慮しながら考えていく必要があると思っております。 以上でございます。 ◆14番(堀広子君) フルタイム制度を今回設けていらっしゃらないわけですけれど、フルタイム制度を設けなかった理由というのはどういうことなんでしょうか。 私は、保育園で働かれる保育士の方々というのは、本当に同じような職責を担っていらっしゃると思うんです。だけれども、処遇面では全く格差があるという意味からしましたらフルタイムに属するのではないかと思うのですが、それをフルタイムを設けなかった理由。 それから、総務省が述べておりますことに対しましては、財源の措置までしっかりと述べているんです。来年の32年度の予算に間に合うように、財源もしっかりと措置をしますということまで述べております。 ですから、これはしっかりと精査をし、また、これからだということでございましたので、ぜひそういう意味では、資格とか、実務経験とか、職務の経験とを考慮した形で適切な対応をしていただきたい。そして、ぜひ、この財源にいたしましても、あるいは正規の職員にいたしましても、十分考慮して対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(宮園正浩君) フルタイムを設けなかった理由ということでございますが、制度的には設けてございます。 先ほど申し上げましたとおり、職責において、職員と会計年度任用職員につきましては違いがあるというふうに申し上げたところでございます。その差で、常勤職員と会計年度職員の差がございます。 それと、先ほど申し上げましたとおり、フルタイム職員ですと常勤職員に近いものですから、そちらのほうを考えていきたいというふうには思っております。 それと、財源につきましては、先ほど申し上げました金額につきまして、財政課と協議しながら確保できるようにしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで堀議員の質疑を終わります。 堀議員、57号。続けて、堀議員。堀議員、続けてください。 暫時休憩します。(午前10時49分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時52分開議) ○議長(森川和美君) ただいまの議案質疑について粗相がございましたが、お詫びを申し上げます。 今回につきましては、57号の質疑をここで許しをしたいと思います。 ◆14番(堀広子君) 議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について質疑を行います。 連携施設の見直しの内容とその理由をお示しください。連携施設の要件を満たしている事業所数は全国でどのくらいあるか。 本市の代替保育の提供の実情はどうか。 連携施設に関する特例として、保育所型事業所内については、連携施設を不要としている。保育士の配置基準と3歳以上の児童の受入体制はどうなるか、お伺いいたします。 ◎副市長(前畠実君) 議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件の1点目と2点目のご質疑につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。 連携協力を行う事項として、保育内容の支援、代替保育の提供、卒園後の受け皿の設定の3つの項目があります。 平成30年4月1日現在において、全国の連携施設設定状況は、全体数5,765施設の内46.3%の2,673施設が連携しております。 家庭的保育事業者等による卒園後の受け皿にかかる連携施設の確保が著しく困難であるときは、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保を求めないことができるとなっております。 この場合において、家庭的保育事業者は、利用定員が20人以上である企業主導型保育事業にかかる施設、または市が運営経費支援を行っている認可外保育施設であって、卒園後の受け皿にかかる連携協力を行うものとして適切に確保しなければならないとなっております。 また、満3歳以上の児童を受け入れている保育所型事業所内保育事業所について、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保を不要としております。 連携施設の確保が著しく困難であって、必要な支援を行うことができる時は、平成27年4月1日から令和2年3月31日までの5年間は、連携施設の確保をしないことができるとされておりますが、当該期間の期限をさらに5年間延長するとされております。改正の理由としましては、家庭的保育事業における連携協力施設の確保が難しいためです。 3点目のご質疑にお答えいたします。 本市における家庭的保育事業所等は3施設ありますが、いずれの事業所においても代替保育の提供ができる体制を確保しております。 4点目のご質疑にお答えいたします。 保育士の配置基準については、認可保育所、認定こども園等の基準にプラス1人となりますが、本市内の3施設は3歳以上の児童の受け入れは実施しておりません。 以上、お答えといたします。 ◆14番(堀広子君) 卒園後の連携協力の件ですが、保育内容の支援、代替保育の提供、卒園後の受け皿のこの3つの項目というのがございますね。その中で、連携施設の状況がわずか46.3%ということで、連携施設を確保を求めないことができるというふうになっております。これ、確認のために申し上げております。 その家庭的保育事業者は20人以上で、しかもその連携の関係が企業主導型保育、それから、認可外保育施設というふうに述べられています。 いただいた資料では、20人以上と書いてあるだけで、この企業主導型保育とか認可外保育施設が載ってなかったので、あえてお尋ねしたところでございます。 それで、大変気になるご答弁いただきました。この企業主導型保育、それから認可外保育施設、いずれにいたしましても、市が直接関わらないわけですけれども、こういう施設との連携協力を行うということは適切な対応なのかどうかとても心配するところですけど、保育の質、あるいはいろいろと問題がある中で、こういう施設と連携取られる理由を教えてください。 それから、保育所型事業所内保育事業についてでございますが、これが3歳以上の児童は受け入れはできないかなと思ったんですけれども、これが受け入れていると載っていますが、そういうふうな改正が行われたというふうに理解していいのかですね。そういう意味で、保育所型事業所内保育事業の内容についても教えてください。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 答弁書の中にあります20人以上である企業主導型保育事業、もしくは市が運営経費を支援する認可外保育施設ということは、これは3歳以上のお子様を受け入れてくださいよという連携施設のお願いになります。ということで、これが新たに連携施設として確保してくださいよという強いところでございます。 それと、企業主導型の中で、3歳以上の保育所ということでありますけれども、これは保育所の中にパターンがありまして、20人以上受け入れをするところもあります。ただし、本市にはそういう所は、今のところは企業主導型という所ではありますけれども、事業所内保育事業の中では、20人以上受け入れる所はないということでございます。 以上です。 ◆14番(堀広子君) いわゆる、このような対策を取られたというのは、待機児童対策があるのかなと強く感じるところですが、そう意味から考えました時にも、本当にこれでいいのかなという心配があります。 企業主導型保育、それから認可保育におきましては、本当に事故等も相当起きておりますし、これで大丈夫だという確信をお持ちでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 ここの答弁書にあります市が運営経費支援を行っている認可外保育ということですので、市がある程度関与できるということなんですけれども、そういう施設、うちは運営補助はしてますけれども、そこのところまでは管理してないので、この連携施設との関係性はないということで、保育の質を言えば、先ほど申し上げたとおり、そういうところで3歳以上の子どもを受け入れて、待機児童の解消に努めるということが、本来の目的であると思います。 以上です。 ○議長(森川和美君) これで堀議員の質疑を終わります。 通告による質疑は以上です。 ほかにこれまでの質疑に関連する質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。 以上で、日程第2、議案第54号から日程第13、議案第60号までの一括質疑を終わります。 ○議長(森川和美君) これから、議案処理に入ります。議案処理につきましては、先に配付しました議案処理一覧に沿って処理します。 日程第2、議案第54号 姶良市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例制定の件及び日程第3、議案第55号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件の2案件につきましては、総務常任委員会に、日程第4、議案第56号 子ども子育て支援法の一部を改正する法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件、日程第8、議案第60号 姶良市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の件及び日程第12、議案64号 工事請負契約の締結に関する件の3案件につきましては、文教厚生常任委員会に、日程第9、議案第61号 姶良市公園条例の一部を改正する条例の件及び日程第13、議案第65号 工事請負変更契約の締結に関する件の2案件につきましては、産業建設常任委員会にそれぞれ付託します。 ○議長(森川和美君) お諮りします。日程第5、議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件、日程第6、議案第58号 姶良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件、日程第7、議案第59号 姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の件、日程第10、議案第62号 姶良市給水条例の一部を改正する条例の件及び日程第11、議案第63号 財産の取得に関する件の5案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、議案第57号、議案第58号、議案第59号、議案第62号及び議案第63号の5案件につきましては、委員会付託を省略することに決定しました。 ○議長(森川和美君) 日程第5、議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件について討論を行います。 本案につきましては、1名の議員より通告がありました。14番、堀広子議員の発言を許します。 ◎14番(堀広子君) 私は、この議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件について、反対の立場で討論を行います。 今まで認可保育所で連携施設を確保していたものを、新たに企業主導型保育事業と地方公共団体の補助を受けている認可外保育施設を追加したものであります。 これらの施設は、一定数は正規の保育士でなくてもよいという規制緩和された保育事業であるため、安心して預けることができるのか危惧するものであります。 以上、反対の討論といたします。 ○議長(森川和美君) ほかに討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第57号 姶良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を採決します。この採決は、押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。したがって、議案第57号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第6、議案第58号 姶良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件について討論を行います。 本案につきましては、1名の議員より通告がありました。14番、堀広子議員の発言を許します。 堀議員、ちょっと大きめな声でお願いします。 ◎14番(堀広子君) 議案第58号 姶良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件について、反対の立場で討論を行います。 まず、条文の中に地方自治法の県知事と、それから、指定都市の長を加えるという内容の改正でございますが、指定都市の長を加えることで、資格が取りやすく人材が確保しやすいという点はあるかと思いますが、今後、政府は職員の配置や資格の基準を従うべき基準から、参酌すべき基準に変更しようとしております。 このことは、自治体の判断で児童クラブ支援員の資格なしでも可とし、1人でも可とされ、研修が緩和され、安易なものになっていく恐れが出てきます。 児童クラブは、子どもの安全を守るのが第一であります。よって、本議案には反対といたします。 ○議長(森川和美君) ほかに討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第58号 姶良市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を採決します。この採決は、押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。したがって、議案第58号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第7、議案第59号 姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の件について討論を行います。討論ありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第59号 姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。この採決は、押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。したがって、議案第59号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第10、議案第62号 姶良市給水条例の一部を改正する条例の件について討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第62号 姶良市給水条例の一部を改正する条例の件を採決します。この採決は、押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。したがって、議案第62号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第11、議案第63号 財産の取得に関する件について討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第63号 財産の取得に関する件を採決します。この採決は、押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。したがって、議案第63号は、原案のとおり可決されました。 ここでしばらく休憩します。10分程度休憩いたします。(午前11時13分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午前11時22分開議) ○議長(森川和美君) 日程第14、議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)日程第15、議案第67号 令和元年度姶良市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)日程第16、議案第68号 令和元年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第2号)                                  及び日程第17、議案第69号 令和元年度姶良市水道事業会計補正予算(第1号)までの4案件を一括議題とします。 これらの案件につきましては、9月3日の会議で提案理由の説明を受けておりますので、一括質疑に入ります。なお、2名の議員から質疑の通告があります。順次発言を許します。 まず、5番、田口幸一議員の質疑を許します。 ◆5番(田口幸一君) 議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)質疑の要旨、17ページ、前年度繰越金1,154万8,000円の留保額の推移を示せ。 44ページ、農林水産業費森林整備林業木材産業活性化推進事業補助金3,744万円の事業内容を示せ。 61ページ、災害復旧費現年土木災害復旧費災害復旧工事1億3,511万4,000円の内容及び場所は、今回の災害による全ての箇所が対象となっているのか。また、災害が発生してからではなく未然に予防的改修はできないか。 ○議長(森川和美君) 田口議員、後段の部分が通告外になっておるんじゃないですか。 そして、災害復旧工事1億3,511万6,000円を4,000円と発言されましたね。 田口議員、もう1回質疑をやり直してください。 ◆5番(田口幸一君) じゃあ、もう1回最初からやり直します。 議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)、17ページ、前年度繰越金1,154万8,000円の留保額の推移を示せ。 44ページ、農林水産業費森林整備林業木材産業活性化推進事業補助金3,744万円の事業内容を示せ。 61ページ、災害復旧費現年土木災害復旧費災害復旧工事1億3,511万6,000円の内容及び場所は、今回の災害による全ての箇所が対象となっているのか。 これでいいんですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 議案第66号から議案第69号までにつきましては、2人の方からご質疑をいただきました。副市長がお答えいたします。 ◎副市長(前畠実君) 田口議員からいただきました議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)の1点目のご質疑にお答えいたします。 前年度繰越金の額は、決算により確定するため、留保額をお示しできるのは、市議会において決算認定議案をご承認いただいた後になりますが、決算書案に基づきますと、補正後の繰越金の留保額は2億5,764万3,000円となる予定であります。 2点目のご質疑にお答えいたします。 森林整備林業木材産業活性化推進事業は、林業経営体の高性能林業機械導入に対する補助事業であります。この事業の目的は、木材生産体制を充実させるため、高性能林業機械の導入を補助し、労働者の安全性や作業効率の向上を図ることで、林業就業者を確保しようとするものであります。 内容としては、林業経営体3社が高性能林業機械5台を購入及びリースするための補助金3,744万円の計上であります。 3点目のご質疑にお答えいたします。 今回の補正予算は、本年6月29日から7月6日までの梅雨前線豪雨により被災し、国に災害復旧費国庫負担金として申請する河川災害4件、道路災害3件の工事請負費が対象であります。 災害復旧工事の内容及び場所については、河川災害が狩川、嶽友川、楠ヶ宇都川及び苦木川の4河川で、総延長240m、事業費6,032万9,000円、道路災害が永原市野線、中野線及び赤仁田線の3路線で、総延長55m、事業費7,478万7,000円の、合わせて1億3,511万6,000円であります。 また、国庫負担金の適用除外の小規模災害や緊急を要する箇所については、本年第2回定例会で追加補正をいただき対応を行っており、今回の梅雨前線豪雨による災害箇所については、全て復旧することになります。 以上、お答えといたします。 ◆5番(田口幸一君) それでは、2回目の質疑を行います。 前年度繰越金について、過去3か年の推移はどのようになっておりますか。この前年度繰越金は、何の事業に充当する予定ですか。 次に、44ページですけど、森林整備についてです。杉、檜はどうなっているのか。また、外国産材の輸入はどのようになっておりますか。 61ページ、災害復旧費ですけど、現年土木災害復旧工事1億3,511万6,000円が計上してありますけど、業者はどこ、どこを考えておられますか。全ての箇所が対象となっているのか、この災害復旧工事の。また、予防的対策はできないのかお伺いします。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) 前年度繰越金につきましてお答え申し上げます。 前年度繰越金の昨年、それから一昨年の数字につきましては、今、ここで持ち合わせておりませんので、決算書のほうから後ほどお示ししたいと思いますが、今回、議員にお答えをしまして、留保額の観点から数字を申し上げております。 この繰越金の留保額というのは、予算編成上の内部で最終的な決算額、前年度の繰越金ですから、平成30年度の決算は5月31日の出納整理期間をもって終了しまして、6月の1日には、前年度繰越金のことしの決算額が確定するという状況になります。 ただし、当初予算では、前年度繰越金の額を予想する中で、少し抑えめに出して、4月の当初予算で1年間分の予算を市議会の皆様にお願いしますけれども、当然、6月、9月、12月、3月とさまざまな状況によって、補正予算を組む時の一般財源として、そのタイミングで出していくという使い方を、姶良市では留保資金として前年度繰越金を一つ使っているということになります。 ですので、本日の金額で申し上げますと、今年度の、平成30年度の決算を締めた後の繰越金額といいますのが6億7,811万8,000円、6億7,811万8,000円でございます。 これは、30年度の決算の収入から支出を引いた残額から、その残額の2分の1以上を財政調整基金に積み立てるという地財法の定めがありますので、7億円を積み立てて残ったものでございます。 以上でございます。 ◎農林水産部長(枦良信君) まず、杉、檜についてのご質問でございますけれども、市内にある人工林面積、以前も申し上げたことがあったかなというふうに記憶してございますが、市内の人工林面積の中で、杉の植林されている面積率は70%を杉、そして檜が28%ということでございます。 それと、外国産材のことでございますけれども、今回の補助事業でするものは、市内の森林を伐採するための高性能機械の導入ということでしてございますけれども、県の資料によりますと、県内で国産材、これが木材の自給率という比率で申し上げますと、国産材が71%、そして外国産材、これは輸入になるんだろと思うんですけれども29%、そういった比率が出ているようでございます。 以上であります。 ◎建設部長(徳部健一君) 災害復旧についてお答えいたします。 まず、業者はどこかというお話ですけれども、今から国の災害査定の申請が始まります。本日行われるんですけれども、その申請によりまして1件1件の大まかな申請額が決定し、その後実施の設計をいたしますので、今のところ業者のクラス等はまだわからないところでございます。 それから、箇所については、先ほど答弁がありましたように7か所、河川が4、道路が3か所でございます。 それと、予防的対策につきましては、道路パトロール等によりまして、気づいた側溝の埋設、それから路肩の補修、河川におきましては寄洲除去等を行っている状況でございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 先ほど副市長の答弁で、これは林業についてです。3ページの一番下、内容としては林業経営体3社がとなっておりますけど、この林業経営体3社とはどこ、どこになりますか。 ◎農林水産部長(枦良信君) お答えいたします。 林業経営体3社の固有名詞ということでよろしいでしょうか。 まず、NPO法人四季の会、そして鯵坂林業、そして姶良西部森林組合、以上の3社になっております。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで田口議員の質疑を終わります。 次に、10番、東馬場弘議員の質疑を許します。 ◆10番(東馬場弘君) 議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)の24ページ、総務費防犯灯対策費の防犯灯LED化推進事業575万円について、さきの一般質問の答弁で、今年度の追加補正は行わないとのことでありましたが、今回の補正に至った根拠をお伺いいたします。 ◎副市長(前畠実君) 東馬場議員からいただきました議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)のご質疑にお答えいたします。 防犯灯LED化推進事業については、本年度が初年度の事業であり、当初計画していた件数より非常に多くの申請、要望が自治会からあります。また、本年5月から7月に全自治会を対象に実施したLED化希望調査の結果を精査したところ、今年度およそ1,300基、来年度は1,000基を超える設置希望があり、さらには早急な対応を求める声も多数ありました。 当初の計画では、次年度以降に実施することにしておりましたが、財政的な面や自治会の負担軽減を考慮し、さらには安全・安心なまちづくりや地球温暖化対策に寄与することを鑑み、今回、補正予算を計上したところであります。 以上、お答えといたします。 ◆10番(東馬場弘君) 2回目から行きたいと思います。 まず、私は、さきの第2回定例会の一般質問で、この防犯灯LED化補助金1,000万円、設置希望の自治会が多くなっていくということで、補助金を組むべきという質問に際しまして、担当部、市長も今年度は補正を組まないとの答弁でございました。これは、議会に対し信義を尽くさない背信行為であると思いますが、どのように考えるか、まず1点目をお伺いします。 次に、前回の募集で応募した自治会が実施したLEDの設置基数は何本で、これに伴う補助金は幾らだったのか。このうち1基の補助金の上限は幾らだったのか。 次に、今回の補正で予定とされる設置基数と積算をお伺いいたします。 次に、各自治会の希望も、財政状況にもよりますけども、1自治会が多くの希望を出した場合、非常に不公平感がありますけども、希望基数に上限を設けられるのかお伺いいたします。 6月28日期限のLED化補助金交付希望調査、先ほど答弁にありましたけども、その結果をお示しください。 今回、補正のLED化予定の設置基数は残り何本になるんでしょうか、残りがですね。先ほど答弁ありましたけど、もう1回聞きます。 次に、この事業を早く終了させる上でも、当初7年間という計画ありましたけども、残り基数も大分少なくなっていると思いますけども、もう一遍に今年度で、先ほどありました1,300基は一遍に今年度でする考えはないのか。残りはあと2年ぐらいの短縮した期間を設けるべきと思いますけど、その点はどうなのか。 それに次です、設置したくても予算がなく、設置できない自治会もありますけども、こういったところに対しての手立て、対策はどのように考えているか、お伺いいたします。 ○議長(森川和美君) たくさん質疑がありましたが、答弁漏れのないように。 ◎市長(湯元敏浩君) 個々の質問に対しては、また、担当がしますけれども、LED化に対する概念みたいなものと、予算についてもう一度答弁したいと思いますが、1年で1,000万、そして7年間かけて7,000万、それで全ての姶良市のLEDをかえていくプランを立てていたのは、今年度からやる予定でございまして、今、実施しているところでございます。 最初から、1年で7,000万使うということは財政上できないことでございまして、ある程度の1,000万なら1,000万という区切りで、その何年かけてやっていくのかということを目標立てなきゃいけないということがございました。 今までは、年間100万円で25年間かけるという計画だったんです。それを1,000万にして、7年間で何とかということでございます。それは、1年間に7,000万かけて1年間で終れば一番いいです。しかし、これは財政の負担、無理をするということで、そのような経緯に至ったところでございます。 そして、最初からどうぞ、どうぞ1年間で欲しい人はどうぞと、最初から言いますと1年間で7,000万という形になりかねないということもございまして、1,000万の中から1年目はやっていきますというふうに、前回も答えたところでございますが、あと500希望が、700から800が1,000万でできるんですけど、これが1,300基ということで、あと500基ぐらいと、ことしは500基ぐらいということで、だったらことし補正を組んで、初年度だったので1,300基、1年目はつけましょうということで、この補正を上げさしているというところでございます。 そして、今、ここにも書いてありますように、次の年は1,000基というふうになっております。1,000基というのは予算の700、800基立てられるプラス200ぐらいということです。そして、それは来年補正立てられるかどうか。来年当初でいけるのかどうなのか。これも考慮しながらですけど、もしかしたらできないかもしれない。1,000万でとまるかもしれない。そういった中でやっていこうと思っているところでございます。 7年間で7,000万、これをできるだけ早くできないかという、結果的に早くなる可能性はあると思うんですが、自治会のご都合もございまして、一気にお金を集めることができないということもございます。そういったことも考慮しまして、このような判断をしたところでございます。 以上です。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 まず、2点目の前回のLEDにつきましては、上限が大体2万円程度でございました。平均といたしましては、1万8,000円程度。そして、1基当たりの平均補助額が、今のところでは1万1,473円というふうになっております。 次に、予定基数でございますが、現在、市にある防犯灯の基数が5,393基ございます。このうちで、今、済んでいる設置基数が1,686基ということになっております。そしてまた、522基出てきておりますので、それが済めば2,208基が今年度でできる予定数となっているところであります。 それと、大きな自治会に対して、大きな自治会は防犯灯の数も非常に多く持っているところでございますが、たくさんの自治会に補助金の交付ができるようにするために、多い所にも申請の半分ですとか、3分の1ですとか、そういうふうに数を抑えて申請していただくように調整をお願いするということになっております。 それと、調査結果についてご報告いたします。 防犯灯LED化推進事業設置希望調査というのを5月22日付で文書を作成いたしまして、配布させていただいたところでございます。回答状況は、全部で318の自治会があるわけですけれども、回答が263ございました。未回答が55自治会で、回答率といたしましては、82.7%の回答をいただいたところです。 希望時期につきましては、令和元年度で執行済みの所が848基ありまして、今後以降の令和元年度の希望が522基。そして、令和2年が1,191基、令和3年が731基、令和4年が402基、令和5年が228基、令和6年が162基、最終年度の令和7年度が81基、合計で3,317基の希望があったということになります。 今年度、希望をされている自治会につきましては、希望自治会が姶良地区で31自治会、加治木地区で23自治会、蒲生地区で21自治会、合計75自治会から希望があったところでございます。 あと設置したくてもできない自治会があるということで、そこにつきましては、小規模な自治会におきましては、設置が財政的に困難な状況もあることは把握おりますけれども、初期費用にかかる自治会負担の軽減ということで、補助率を2分の1から3分の2に引き上げたところでございます。 そしてまた、単年度で実施をお願いするのではなく、年次的に時間をかけて防犯灯LED推進事業を実施していただくために、今、推進期間を7年間とした経緯もございます。 そしてまた、蛍光灯からLEDにかわることによりまして、電気代も年に2,000円近くなりますので、水銀灯にしてみたら3,000円近く安くなりますので、LED化を進めていただくと同時に、設置していない自治会についても、一番の目的は犯罪防止でございますが、夜道が明るくなる、そして、歩行がしやすくなる、危険防止にもなりますので、そういった防犯の趣旨をご理解いただいて実施をしていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆10番(東馬場弘君) 大体わかったんですけども、私が一番最初に述べました。私が一般質問したのに、それに対しての補正は組まないということで、今度は補正を組むわけですよね。これに対して、私は、背信行為ではないかと、ある意味ですよ。そう投げかけたんですが、それに対しての答弁がないですね。 それから、今年度、令和元年度で848基とおっしゃいましたけども、事前に私がいただいた資料で838基、もうこの募集する前には838基ですか、もう設置されてるんですよ。 それで、蛍光灯は4,425基ということになってますので、計算がおかしいんじゃないかと思いますけども、今回は505基ですけども、結局、私がお伺いしたのは、今年度最初、募集をかけたのが700基、いわゆる1,000万円ということだったですよね。 それと、今回は500基ぐらいということ答弁であったんですけども、ですから、最初の838基を引いて、それから計算していかないといけなかったんじゃないかと思いますけども、ですから、最後の2,208基という残りがなってますけども、これは計算がおかしくなってくるんじゃないかと思いますけども、その計算をもう1回していただきたいというふうに思います。 あと、もう今年度補正は組む計画はないという、先ほどの市長もありましたけども、確認ですけれども、もう補正は組まないということで、あとは来年度順次、先ほど言われました令和2年度で1,191基、3年度で731基、平成4年、5年、6年ということで、だんだん減ってきますけど、この計画でやっていくという方向でよろしいんですね、その確認をさしてください。 以上です。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 市長答弁にありましたように、議員から前回ご提案がありました自治会等のいろいろな希望調査とか踏まえまして、その中で精査した結果、今回の対応となっております。 それと、今後、補正をするかどうかということでございますが、12月等で補正をして、3か月間でできるかどうかというところもございます。今回、補正をお願いしましたのは、工事期間中も含めて、今回、10月スタートから11月という時期に発注かけても工事が終わるのではないかということを想定しております。 もし、これが1月、2月の自治会のほうからの発注になりますと、工事完了が3月まで検査等終了するかどうかというところもありましたので、一応、現在のところは、今回、補正して、次回は補正はしないというふうなところでおります。 前回の答弁の中でも、現在のところいろいろな調査の中でというような含みを持っておりましたけど、説明が足らなかったところがあろうかと思います。 以上でございます。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) 先ほどの計算についてお答えいたします。 議員仰せのとおり、4月1日現在で838基のLED化が既に済んでおりました。総事業費7,000万円の計算をする時には、姶良市全体で約5,500あったわけですけれども、5,500の内から838基を引いて4,652基になります。 それに補助金の上限が1万5,000円ということですので、それを掛けて約7,000万という数字を出したところであります。 以上でございます。
    ○議長(森川和美君) 答弁漏れはないですか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) これで、東馬場議員の質疑を終わります。 通告による質疑は以上です。 ほかに、これまでの通告者質疑に関連する質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。 以上で、日程第14、議案第66号から日程第17、議案第69号までの一括質疑を終わります。 ○議長(森川和美君) これから議案処理に入ります。議案処理につきましては、さきに配付しました議案処理一覧に沿って処理します。 日程第14、議案第66号 令和元年度姶良市一般会計補正予算(第5号)は、一般会計予算審査特別委員会へ、日程第15、議案第67号 令和元年度姶良市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)は、文教厚生常任委員会へ、日程第17、議案第69号 令和元年度姶良市水道事業会計補正予算(第1号)は、産業建設常任委員会へそれぞれ付託します。 ○議長(森川和美君) お諮りします。日程第16、議案第68号 令和元年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第2号)は、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、議案第68号につきましては、委員会付託を省略することに決定しました。 ○議長(森川和美君) 日程第16、議案第68号 令和元年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第2号)について討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第68号 令和元年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第2号)を採決します。この採決は押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。したがって、議案第68号は原案のとおり可決されました。 ここで、しばらく休休憩いたします。午後は1時から開きます。(午前11時58分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時00分開議) ○議長(森川和美君) 日程第18、議案第70号 平成30年度姶良市一般会計歳入歳出決算認定について日程第19、議案第71号 平成30年度姶良市国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算認定について日程第20、議案第72号 平成30年度姶良市国民健康保険特別会計施設勘定歳入歳出決算認定について日程第21、議案第73号 平成30年度姶良市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について日程第22、議案第74号 平成30年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定歳入歳出決算認定について日程第23、議案第75号 平成30年度姶良市介護保険特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算認定について日程第24、議案第76号 平成30年度姶良市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について日程第25、議案第77号 平成30年度姶良市農林業労働者災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について日程第26、議案第78号 平成30年度姶良市水道事業会計決算認定について                                  及び日程第27、議案第79号 平成30年度姶良市下水道事業会計決算認定についてまでの10件を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  本定例会に追加提案しました議案第70号 平成30年度姶良市一般会計歳入歳出決算認定についてから、議案第79号 平成30年度姶良市下水道事業会計決算認定についてまでにつきまして、一括して提案理由をご説明申し上げます。 平成30年度の主な事業内容につきましては、お手元の主要な施策の成果報告書に記載しておりますので、総体的なことについて申し上げます。 まず、平成30年度普通会計の決算状況などから見た、本市の財政状況についてであります。 財政状況を示す指標のうち、経常収支比率については93.3%で、前年度より0.6ポイント改善しました。 実質公債費比率は10.5%で、前年度より0.1ポイント、また、将来負担比率は56.1%で、前年度より7.5ポイント、それぞれ上昇しているものの、これら2つの指標は、いずれも早期健全化基準を下回っております。 積立基金の現在高は50億1,638万円で、前年度より8億919万2,000円の減となりました。また、市債残高は312億3,873万円で、前年度より5,536万1,000円の増となりました。 税収の伸び悩みや社会保障関係経費の急増などにより、地方財政は厳しい状況にありますが、活力に満ちたまちづくりを進めていくために、引き続き、行財政改革に力を傾注し、財政の健全化に努めてまいります。 次に、会計別の決算の概要についてであります。 一般会計の決算額は、歳入が316億8,014万4,000円、歳出が302億4,264万6,000円、歳入歳出差引額は14億3,749万8,000円となりました。 歳出の主なものは、加治木駅バリアフリー化事業、健康・長寿支援チケット交付事業、子ども相談室整備事業、くすの湯整備事業、黒川岬展望公園整備事業、社会資本整備総合交付金事業、姶良フットボールセンター整備事業、姶良市総合運動公園整備事業、防災無線デジタル化整備事業、消防自動車等整備事業などであります。 次に、国民健康保険特別会計事業勘定の決算額は、歳入が97億6,198万3,000円、歳出が92億549万円、歳入歳出差引額は5億5,649万3,000円となりました。 被保険者に適切な医療の給付を行うための資格・給付関係事務を行うとともに、県への納付金の支出、また、特定健診や特定保健指導の実施、人間ドック等の費用助成や各種保健事業の取り組みにより、被保険者の健康の保持と医療費の適正化に努めました。 次に、国民健康保険特別会計施設勘定の決算額は、歳入が4,533万7,000円、歳出が3,991万4,000円、歳入歳出差引額は542万3,000円となりました。 北山診療所を運営し、僻地医療のかなめとして、診療はもとより疾病の早期発見や介護予防を視野に入れ、北山・木津志地区の地域包括医療の充実に取り組みました。 次に、後期高齢者医療特別会計の決算額は、歳入が10億6,258万2,000円、歳出が10億2,365万6,000円、歳入歳出差引額は3,892万6,000円となりました。 後期高齢者に適切な医療の給付を行うための資格・給付関係事務を行うとともに、鹿児島県後期高齢者医療広域連合への保険料の納付、また、長寿健診や訪問指導の実施、人間ドック費用助成等により、後期高齢者の健康の保持と医療費の適正化に努めました。 次に、介護保険特別会計保険事業勘定の決算額は、歳入が69億56万5,000円、歳出が66億2,758万5,000円、歳入歳出差引額は2億7,298万円となりました。 被保険者からの介護保険料及び国、県、市からの介護給付費負担金等と支払基金からの交付金などを主な財源として、介護保険制度の安定的な運営を実施するための被保険者の資格管理や認定調査にかかる事務、介護保険制度の趣旨普及のほか、介護保険サービスの利用に伴う各種給付金の支給などを行いました。 次に、介護保険特別会計介護サービス事業勘定の決算額は、歳入額が6,342万4,000円、歳出が6,174万3,000円、歳入歳出差引額は168万1,000円となりました。 介護保険における要支援1と要支援2の認定者に対し、延べ7,622件の介護予防サービス計画を作成しました。 次に、農業集落排水事業特別会計の決算額は、歳入が1億5,725万7,000円、歳出が1億5,163万3,000円、歳入歳出差引額は562万4,000円となりました。 農業集落排水地域である山田地区のし尿、生活雑排水を処理する施設の適正な維持管理を行うとともに、令和2年度の地方公営企業法適用に向けて、資産調査・評価、地方公営企業会計システムの導入及び法令事務手続き等を行いました。また、豊留地区に管路布設工事を行いました。 次に、農林業労働者災害共済事業特別会計の決算額は、歳入が179万7,000円、歳出が172万5,000円、歳入歳出差引額は7万2,000円となりました。 農林作業中の事故による休業や傷害等について、本人の掛金と繰越金をもとに補償を行う共済事業を行いました。 次に、水道事業会計についてであります。 水道事業では、安全で良質な水道水を安定的に供給するため、建設改良事業として配水管の新設や老朽管等の更新のほか、浄水場等の施設整備、新たな水源開発として重富水道施設の配水池造成等を実施しました。 また、経営面につきましては、水道事業を取り巻く厳しい状況の中で、将来にわたって安定的に事業を継続するため、安全、強靭、持続の観点から目指すべき方向性を示した「水道ビジョン」と長期的な基本計画である「経営戦略」を策定しました。 この結果、決算額は、収益的収支では、収入合計が15億3,418万8,000円、支出合計が12億2,026万4,000円で、収支差引額は3億1,392万4,000円となり、消費税を整理した当年度純利益は2億4,656万1,000円となりました。 また、資本的収支では、収入合計が2億5,675万7,000円、支出合計が10億3,567万5,000円となり、差引不足額7億7,891万8,000円については、簡易水道引継金、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金、減債積立金、建設改良積立金で補填しました。 最後に、下水道事業会計についてであります。 下水道事業会計は、平成30年度から地方公営企業法の一部適用となり、加治木町新生町、姶良ニュータウン、みさと台、朝日ヶ丘の各処理施設において、集合処理方式による処理施設の適正な維持管理を行いました。 この結果、決算額は、収益的収支では、収入合計が1億4,209万3,000円、支出合計が1億3,980万3,000円で、収支差引額は229万円となり、消費税を整理した当年度純利益は202万5,000円となりました。 また、資本的収支では、収入はなく、みさと台下水処理施設排水路緊急工事が発生したため、支出合計が1,890万円となりました。差引不足額の1,890万円については、消費税、地方消費税、資本的収支調整額及び引継金で補填しました。 以上、平成30年度の決算にかかる議案10件について、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、監査委員の意見書をつけて、議会の認定に付するものであります。 また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成30年度決算に基づいて算定しました姶良市の健全化判断比率及び資金不足比率については、同様に監査委員の意見をつけて別途報告しております。 よろしくご審議の上、認定くださいますようお願いいたします。 ○議長(森川和美君) 提案理由の説明が終わりました。 ここで、お諮りします。ただいま提出案件10件について、提案理由の説明が終わりました。各案件の処理は9月24日の会議で行いたいと思います。これにご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、各案件の処理は9月24日の会議で処理することに決定しました。 ○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は9月24日、午前10時から開きます。(午後1時14分散会)...