塙町議会 > 2022-12-09 >
12月09日-02号

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  1. 塙町議会 2022-12-09
    12月09日-02号


    取得元: 塙町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    令和 4年 12月 定例会(第7回)          令和4年第7回塙町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和4年12月9日(金)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉田守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     教育長       秦 公男君  総務課長      江田一寛君     町民課長      近藤正伸君  健康福祉課長    星 周児君     農林推進課長    大寺弘文君  まち振興課長    吉成知温君     まち整備課長    大森淳一君  生活環境課長    鈴木康夫君     会計管理者     松本崇司君  農業委員会事務局長 大寺弘文君     学校教育課長    菊池和弘君  生涯学習課長    鈴木サキ子君    選挙管理委員会書記長                                江田一寛君  代表監査委員    金澤忠良君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤成寛味      書記        関根宏二               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめ手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、会議規則に従い、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。--------------------------------------- △金澤太郎君 ○議長(割貝寿一君) 1番、金澤太郎君、登壇願います。 持ち時間は10時1分です。 金澤太郎君。     〔1番 金澤太郎君登壇〕 ◆1番(金澤太郎君) 1番議員、金澤太郎です。 通告に従いまして、質疑を行いたいと思います。 まず、一番初めに、観光振興についてということで質問をさせていただきたいと思います。 塙町におきましては、1次産業が主たる産業ということは、これ、皆さん疑念のないところかと思います。ただ、1次産業というものは、基本的に人に頼らざるを得ない産業ということになるかと思います。人がいなければ、当然、町の存続はないという思いから、移住問題については、過去、問題提起を何度かしてきておりますが、移住補助といったメニューを多くすることができないかという点に重点を置いていたように自分の中でも反省点を持っております。 移住者の多い地域を実際見てみますと、経済面、生活面で有利とは言えない状況にある町村部に移住者が多いということを、実は過去、目にしております。どういうことなのかなと考えますと、経済面以上の何らかの魅力があることが大前提にあるんではないかということに考えが立ち至りました。 その中で、人はパンのみにて生きるにあらずという物質至上主義を戒める言葉が示すように、物質的な豊かさではなく精神的な豊かさが必要なのではないのかということに思いが至りました。 移住定住者を増やすためにも、町の魅力に触れ、町を気に入るファンをつくることも移住者を増やすための重要なファクターになるのではないかと考えております。町には、当然多くの観光資源がありますが、近年では地域ごとに特色ある里山景観整備などが進み、ますます心の豊かさを体感できる町になってきているというふうに考えております。 そこで、塙町に豊富にある観光資源を体系的に町外へ発信し、観光振興に努めるべきというふうに考えておりますが、町の考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 1番、金澤議員、大変ご苦労さまです。一般質問、お答えを申し上げます。 おただしの体系的な観光資源の発信についてでありますが、町は、景勝地、そして史跡、そして食べ物、温泉など豊富な観光資源が数多く存在しております。今後の交流人口増加などの施策にも重要な役割を担うものと捉えております。また、町としましても、今までも観光協会では、SNSやホームページパンフレット、県の観光PR冊子等々に様々な媒体を用いましてPRを試みてきましたが、さらなる魅力を引き出すためにも、体系的な情報発信は必要不可欠であります。 ご承知のように、町は現在、主にダリアや自転車などのコンテンツを中心に観光振興を推進しており、例えば、ダリアに興味のある方やサイクリストなど、具体的なターゲットを定めて、その対象者のニーズに合う観光資源という観点で、体系的に情報をまとめて発信することで、町を訪れた対象者自らが関心のある町の観光資源により多く触れていただく機会を設けることで、相乗効果を期待しており、実際にそういったツアーなどを実証的に開催しております。 今後も、ターゲットごとの体系的な情報発信の精度、これを高めていくことで、集客力のさらなる向上を目指していきたいと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 町としても、当然観光PRのほうはしていくということかとは思います。 今、お話にありましたようにパンフレット、私も1部手元に持っております。こういうもの、だんだんあるんですけれども、年々、これは配布されているかと思います。ただ、フリーペーパー的に配布されているところが多いと。当然、町外からいらっしゃった方には、この場ではお配りすることもあるかというふうには思ってはおりますけれども、ぜひ、こういったものを更新の都度、お金はかかることではあるんですけれども、町民一人一人にお配りいただけるということがあるといいのかなというふうに思っております。 というのも、私のところでも当然、リンゴを直売しておりますので、たまにお客さんいらっしゃったときに、塙町はあと見るところあるのかと言われたときに、なかなかパッと思い浮かばないんですね。立場上、ここでリンゴを買ったので、リンゴ以外のものをお安く買えますから道の駅へどうぞなんていう話をよくしちゃうんですけれども、当然、お客さんの求めているもの、町外から来た人が求めているものは、道の駅で野菜を買いたいということだけではないものですから、こういったものを個人で持っていれば、こういうところありますけれども、どこか行きたいところありますかということで、場所を選定してもらえれば、お客さん自身に道案内をすることもできるだろうということで、観光資源を町民が全員あまねく知っているのかということが問題になってくると思います。 私もこれを見たときに、一部知らないところ、若干載っています。こういうところもあるんだなということ、町会議員としてそれはどうなのかというところもあるんですけれども、思っております。ということで、町民自らも観光PRができる機会が増えると思ってはおります。 ただ、お金かかると先ほど申し上げましたけれども、これを更新の都度、これですと連名で振興課と観光協会さんということで、お金かかる話になっちゃうんですけれども、この先も継続して、更新の都度、町民に広く配布もしていただきたいなというふうに思っております。 そういった観点から、町の観光資源を知るためといいますか、町民に知らしめるため、情報提供について、この先どのように行っていく考えがあるのか、町の考えを伺いたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町民への情報提供ということであります。これは、やはり町民自らが町の観光資源を知ることは、大変重要であります。町内の施設や飲食店等に観光パンフレットを設置したり、町や観光協会のSNSやホームページで発信は続けております。 さらに大事な取組として、町民が町の観光資源に愛着を持つことで、町民自ら行う様々な活動につながり、結果、主体的な、自分でその観光資源を自分のものとしたならば、自らPRを発信することのできる町民を育成することにもつながると考えております。 また、議員ご承知のように、今年度から町では、観光協会に委託をいたしまして、はなわの花紅葉フォトコンテストを開催しております。これは、町のダリア、桜、ヤマツツジ、蓮、そして紅葉を対象に、塙町の花・紅葉に魅力を感じる、伝えることができる写真を募集しました。おかげさまで約700作品が集まりました。この取組は、コンテストに参加する、そのためには、町に来ていただき、そして町に来ていただく機会を設けるとともに、町民を含めた全ての方に写真を撮るというその行為を通して、町の花と紅葉の魅力に改めて気づいてもらうというような趣旨もございます。 また、ご承知のように、今年で4年目となります塙町地域振興事業では、地域の観光資源などを積極的に保全、PRしていただける地元団体に交付金を交付して後押しをするなど、町民自らが地元の観光資源に主体的に関わっていく仕組みづくりをしております。 このように観光資源を知ってもらう努力はもちろんのことでありますが、そこから一歩進んだ地元観光資源への愛着心の醸成、PRも含めて、主体に町民が観光資源に関わっていける仕組みづくり、これからもしっかりと続けていく予定であります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 町民が自ら率先して町の情報を発信していけるような状況になるのが、まず第一義かなというふうに思います。特に、考え方は一緒で、情報発信メディアについては多いほうがいいという考え方があります。もうかなり使い古された言い方ですけれども、クロスメディアマーケティングというのは、私、社会人になった頃から、もう既に言われておりまして、そこに今は、ウェブ環境が整ってきた中でSNSの発信であったりということで、様々な発信力を持ったインフルエンサーなども誕生してきております。 その中で、今、町長答弁にありましたはなわの花紅葉フォトコンテストについては、まさに外部からお客様を呼ぶということには、すごく有意義な1点だなというふうに思います。 あと、クロスメディアという中でいきますと、観光協会さんのほうでやられているのか、ジャパン・イン・ジャパンという、こういった塙町の写真を名刺サイズに落としたものを、フリーでお配りしております。ただちょっとこれ、置いてある場所が道の駅だったんですけれども、後ろ白壁のところに真っ白の棚に置いてあったので、最初、置かれても私も気づかなかったというところがあるんですけれども、これですね、QRコードが入っていまして、このQRコードを読みに行くと、塙町の自分が撮った写真以外でジャパン・イン・ジャパンさんに登録されている写真全部出てきます。 たまたまかっぱのすり鉢の遊歩道脇のかっぱのかんきち君ですか、こちらの像の写真の、これ、紙媒体なかったものですから、ふっと見ると、それも目につくということで、こちらからアクセスしたお客さんについては、すごく訴求力があるんだろうというふうに思います。ただ、こういったものがあるということが、まず、町民が知っていないということが一番問題点だと思います。 この辺の発信力を強めるために、どのようにしていくお考えがあるのか。今の現状で、外部発信だけしていくのか。例えばですけれども、この先、健康増進活動でポイントを付与してほしいというような話も質問でしているんですけれども、例えば、SNS発信をした町民に対して何らかの還元をするとか、そういったお考えがもしあればお伺いしたい。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) これ、今お話しした内容より一歩前へ進んだことということでありますけれども、確かに現実的な話をさせていただきますと、本当に塙町は、我々が認識していない部分で、本当によそから来たというか、町外、県外から来た方からは、何ていい、すばらしい景色だ、そしてすばらしい紅葉の、勝手に紅葉街道という名前をつけたんですけれども、塙・大津港線も含めていいところがたくさんあるんですね。それが具体的な、要するに発信力がないというのが一番の町にとってのハンディと申し上げますか、マイナスな部分だろうということで、この部分をフォローすべくいろいろ口にはしておるんですが、担当課でもお話をまずできる部分を持っておると思いますので、担当課長より説明をいたさせます。
    ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの観光の情報発信の関係でございます。 ただいま議員からいろいろありましたパンフレットとかSNSの発信、様々な取組をしております。ただ、やはり議員のご質問にありますように、町民の皆様、知らないところ、多分役場の職員でも知らないところが多いのかなというふうには感じております。 できれば、やはりパンフレットにつきましては、その都度情報が変わりますし、やはり印刷するにもかなりの高額なお金がかかるという部分もありますので、できれば広報はなわ、この辺で町と観光協会タイアップして、特集みたいな形で、当然QRコードなんかもつけて、そこから写真が見られるとか、そういう形でやはり町民の方にPRすることによって、町民の皆様から知り合いとか、親戚とか、本当に情報発信していただくことで、ますます塙町への観光客の誘致にもつながると思いますので、ぜひ、4月から新たな年度が始まると思いますので、そこから広報、ちょっと中身を変えさせていただいて、そういう情報発信のコーナーも取り入れていけるように検討させていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 今、町民向けの情報発信をどうするかという部分で、確かにパンフレット、かなり観光客というか町外の方向けなので、当然印刷代もかかりますし、であれば、今ある媒体の広報はなわ等々を利用して、町民へも情報発信していくということはすごくいいことかと思いますので、ぜひ実現に向けて移していただきたい。特に、最近ではやはりQRコード、これ、昔のスマホ等々であれば、わざわざアプリを入れないとQRコードを読めなかったんですけれども、今は普通にスマホのカメラ機能で直接読み込みできますので、どういった年齢層の方でも多分アクセス可能になるかと思いますので、ぜひ進めていただきたいというふうに考えます。 続きましてになるんですが、こういった観光資源を生かして、例えば自分で商売をしている、私であればリンゴ園なものですから、例えばリンゴ狩りをどうぞと言ったときに、プラスアルファ何か引きがほしいであったり、やはり塙町に来ていただいた以上、最低一泊していただいて、塙町の魅力ある観光地も回ってほしいなという思いがあります。 そういったときに、個人でこういった観光資源を活用させてもらおうと思って企画を持ったとしても、集客を図るすべが個人ではなかなか難しいと。やる気になれば、当然SNSの発信等で若い方はできるんでしょうけれども、ある程度年齢を重ねた経営者の方であったりとかは、そこまで技術力がないといったことも生じてくるかと思います。そういった場合に、宿泊施設などとの連携を含めて、町のほうで何かしら後押しができないのか、考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 個人が観光資源を生かした企画を持って、今、議員のおっしゃるように集客を図ろうとした場合に、宿泊施設等との連携についてということでありますが、個人で観光と併せた企画をお持ちの方はいらっしゃると思います。個人で旅行商品としてツアー企画をすることとなれば、旅行業法の取扱いや旅行保険等、様々な条件をクリアしなければなりません。個人の企画商品では、かなりハードルが高く難しいと、このように認識はいたしております。 町では、町内の各団体等が加入しておりますふるさと産業おこし連絡協議会や観光協会によりまして、旅行商品や各種ツアーを実施してきたところであります。個人の方でも両方の団体への加入は可能ですので、町観光を盛り上げていきたいという気持ちの方がいらっしゃるなら、ぜひ加入をしていただきたいと思います。その中で、新しいツアー商品のご提案があれば十分検討する価値はあると、このようには認識しておりますので、ぜひお話を進めていただければと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ふるさと産業おこし連絡協議会、これ、私も役職、立場上、参加したことがあったりしているんですけれども、会議体自体が事務局任せで、事務局でこういった企画、ほかに行って、販売企画ありますというようなことに終始しているところが今まで多かったのかなと。あとは個人の方で参画してくるという方がなかなか少ないようにも、実際には見受けられています。 その辺、改善する意味も含めて、もうちょっとふるさと産業おこし連絡協議会という存在そのものを、町民に広くPRして参画を得るといったような方法を考えていただきたいんですけれども、考え方をお伺いしたい。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変前向きなお話でありますので、私は、ぜひ賛成させていただきたいと思います。 詳しくは、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) お答えいたします。 ふるさと産業おこし連絡協議会、商業関係、工業関係、また、農業関係の皆さんが加入している団体でございます。 議員おただしのように、やはり、町が事務局になっていますので、全ての事業が町任せになっているというのは、間違いなく今の現状だと思います。特に、東日本大震災以降、どうしてもイベントとか風評被害対策ということとで、町が先頭に立ってやったという経過がありまして、そこの部分で、町がやる事業に乗っていこうというような会になりつつあるのかなということで、議員ご承知のように、今年、塙の夏祭りという産業祭の代替イベントやりましたけれども、そこで考え方変えております。ちょっと皆さんでもう一回一から考え直しましょうというふうに一つのイベントですけれども、できればこういう旅行ツアーとか体験ツアーなんかも、やはり皆さんの考えの中で、私たちも一生懸命これに使える補助事業、裏財源をしっかり取ろうというふうなことで今も動いていますので、ぜひ、新年度からちょっと会の運営の方法、やはりもう一回皆さんで考えましょうというような会にちょっと移行させていただきたいなというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ふるさと産業おこし連絡協議会につきましても、過去はもうちょっと活発に動いていたような気は確かにしております。 今、担当課長含め町当局から回答ありましたような形で新年度前向きに、町民自らが参画していくというようなスタンスで動いていただけることを期待しております。 あと観光資源として1つ、現在、八幡太郎義家の大蛇伝説というものを、皆さん年齢的にご存じかとは思いますけれども、こちらを独自に調査しているグループがあります。この伝説が何らかの裏づけがされることで、町にとっての大きな観光資源になる可能性が当然あるだろうというふうに思いますけれども、この点について、町の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員の話のように、現在、鈴木亘氏を中心とした調査研究グループが、歴史的な事実について調査を行っております。今後さらに、調査研究が進みまして、観光スポットになる場所や観光材料となるものなど新事実が見つかったならば、町の関係各課や調査研究の関係者などと協議をして検討していくことになるかと考えます。八幡太郎義家が塙町に滞在していたことが解明されれば、日本史の大発見ともなり、大変期待しておるところであります。 事実私も、塙生まれ、塙育ちでありますから、この八幡太郎義家のお話は小さい頃からしっかり聞かされておりますので、大変夢があって、そして本当にこれが観光につながっていけばという思いは強く持っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 八幡太郎義家に限らず、今、先行してあるものとしては、ハナワクジラということで、もしかしたら新種なのではないのかといったような話があるということ。あとそれ以外でも、今、メガロドンはかなり巨大なサメだったということで、子供たちの間でも結構人気のある古代生物なんですけれども、存在はしていないんですけれども、これの歯の化石が出るといったようなこと。また、私、植田なものですから、植田はそういったものが出てこないんですけれども、これが真名畑まで上がりますと、土器や矢じりが出てきたりといったようなこともあります。古くから連綿として、生物、人のいた地域であって、歴史的な価値を見いだせる事案が数多くあると思います。羽黒山の出城についてもそうです。これも歴史的に見ると、日本史の中では重要なファクターの一つだろうというふうに考えております。 そういったすごく歴史的にも面白い地域に住んでいるんだよということ、このことについて、子供たちにもっと教育をしていく。そういったことで、塙に住んでいる、塙で生まれ育ったというプライドを持つこともできるだろうというふうに考えております。 特に、なぜそう思うかといいますと、そこを使ってでも、とにかく塙という町をPRしてほしいという意見がありまして、私も県北のほうの人とかと交流をすることがあるんですけれども、塙ってどことよく言われるんですね。塙って、俺、矢祭へ行ったことあるんだよねと。えって、じゃ、国道通っていきましたよね、うん、道の駅ありましたよね、うん、あった、使った、そこが塙です、えっていうようなイメージで、ただ、国道を通られてしまうと、本当に距離も数キロしかないという短いところを国道が縦断しているという事情もあるんですけれども、棚倉は知っている、矢祭は知っている、矢祭の桶屋に用事があるんだとかという人もいますし、塙は知らない。そういったことで、塙の地理的な位置というものも、こういった歴史的なものと抱き合わせをすることで、すごく大きくキャプションされてくるんだろうというふうに思っております。 ですので、これ、科学的な裏づけをするということになってくると、ハナワクジラの場合は、山主さんのほうで仕事中に発見したということで、仕事のついでということはあるんですけれども、こちらの科学的検証につきましては、やはり個人のグループでやられていることであって、もう少し何かしらのバックアップしていただけると先に進むのかなと。 事実でない、当然伝説ですから、部分も含まれてはいるんでしょうけれども、ただ、いたという事実の確認をするための一助になるのではないかと。そのためにも、ぜひ、町として若干のフォローアップが欲しいのかなというふうに思いますので、考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 非常にすばらしい内容で、これを歴史的な事実の裏づけができれば、塙町にとっても、そして日本にとっても、歴史の大転換になる大きなものだと思っております。そういうふうに捉えております。 県立博物館の館長さんとも、これからこの歴史的な裏づけが取れるかどうか検討しながらお願いをしまして、研究を進めて、また、教育委員会としてもバックアップをしながら、一緒にやれればいいなと思っております。 大きな期待を持って、この件につきましては、我々教育委員会、また、塙町としても取り組んでまいりたいと思っております。 今後、今、本当に熱心に塙町をPRしていただく大きな材料を持ってやっていただいている熱心な皆さんに対して、感謝申し上げますとともに、これからどう取り組んで、さらに踏み込んで取り組んでいけるか検討していきたいと思っているところでございます。そして、それを子供たちにも、町民の皆様にも知っていただいて、さらに塙町を誇れる町として、将来、子供たちや町民の皆様の心に刻み、PRできるようにできればいいと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ぜひ、前向きに町としても歩調を合わせて進んでいっていただきたいというふうに思います。 ここまでで観光振興については質問のほうを終わりたいと思います。 続きまして、町民の健康増進についてということで質問を上げさせていただいております。 福島県では、「ふくしま健民パスポート事業」いうことを実施しております。これを町独自でもできないものかということで考えておりまして、福島県では、「楽しく手軽に健康づくりに取り組みながら、お得なご褒美を手に入れませんか」というようなうたい文句でやられております。 これを町に置き換えますと、当然、町内の商工業者さんで使えるようなポイントを付与することによって町民は健康になる。商工業者さんは、若干ではありますけれども、潤う。あとは経済を町の中で循環することができるという一助になるんではないかと思いまして、健康増進活動を取り組む町民に対して、町でポイントを付与する制度というものを創設できないのか、町の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 議員の質問にお答えを申し上げます。 ご承知のように、全国で行政ポイントを導入する自治体が増えております。塙町でも導入できないかの検討をしております。おただしの健康増進活動にポイントを付与する制度、健康受診や健康づくりへの動機づけ、後押しになる有効な手段と、このように考えております。 また、多くの方が利用されれば、各種ポイント情報を活用した状況の見える化やデータの二次利用も可能と聞いておりますので、導入するメリットは大きいものと考えます。しかし、どのようなシステムで導入するかが課題となっております。町民の多くの方が利用しておる塙サービス会のポイントカードに付与するシステムが候補になると、このように思っております。 ご承知のようにミユカードも導入からかなりの年数が経過しており、古いシステムとなっております。機器の更新を検討しているともお聞きしております。新たなシステムがどのような機能なのかを見定めた上、考えていきたいと、このように思っておるところであります。そのあたり、どのような機能を持っておるのか明確になり次第、塙サービス会と協議をし、ぜひ参加が可能であれば進めたい事業の一つであると、このように考えております。 ただ、若干心配なのは、高齢化に伴いまして、塙サービス会の加盟店が減少しておりまして、導入に当たっては、多くの方に利用していただけるような加盟店の拡大、これも塙サービス会に働きかけていきたいと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 私もサービス会の一員ではないものですから、サービス会についてどうこうと言える立場にはないものですけれども、確かに町長おっしゃったように、今、町でポイントを付与するんであればサービス会と一緒になって付与するという形が一番いいのかなと。町として、ポイントは付与したいという考えでありますので、ぜひ前向きに進めていただきたいというふうには思います。 ただ、どういった形で着手させるのがいいのか。当然、サービス会さんもあることですから、こちらと協議の上、本当は一緒にやってもらいたいんですけれども、一緒にできないというんであれば、独自にでもやっていただけないかというふうには考えてはおります。 ポイント付与につきましては、以上。町としてやりたいということであれば、ぜひ進めていただきたいというふうに考えております。 健康増進というテーマの中でいきますと、続きましてになるんですが、歩くことということが一番手軽で身近に気軽に始められる健康増進活動の一つというふうに考えております。 ところが、効果のある歩き方、いわゆるウオーキングというものについては、かなり難しいものだということを最近知りまして、当然、久慈川近くに住んでいる、もしくは川近くに住んでいる方以外というのも町民でおりますけれども、多くの町民は川沿いに住んでいて、前回の2019年の台風被害の後、かなり護岸というか堤防が整備されまして、すごく歩きやすい状況になってきていると思います。 その中で、ウオーキングを町としても進めていってもいいのではないかなというふうに考えまして、当然、効果的なウオーキングができるようにするため、町にウオーキング専門のインストラクター、こういったものを配置するお考えがあるかを伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町では、昨年度より、日本ウオーキング協会と親交を深めております。地方創生推進事業などを通じまして、町の様々な施策に対して協力、連携していただく予定で、今、協議を進めております。 協議の中で、ウオーキングを活用した健康づくり、町づくりの推進が検討されておりますので、今後、検討内容が具体化されてくれば、町民の方の公認インストラクター資格者を養成していくこととなります。 各地域ごとに複数名の資格者がいることにより、資格を取得された方々がその地域のリーダーとなって、ウオーキングによる町民の健康増進が図られると、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 今、答弁で、各地区等々町民の方にインストラクターの資格取得をしてもらいたいというところもあったかと思うんですけれども、よく箱物行政、箱物行政と議員になる前も軽々しく言葉を使っていたんですが、箱はあくまでも、例えば庁舎であったりとかといった箱だけではなくて、仕組みそのものだというふうに最近思うふうに最近思うようになりまして、いわゆる行政で足りないのは何だというと、ソフトウエア部分が絶対的に不足しているだろうというふうに考えております。地域住民の方に取ってもらってリーダーになってもらうのはいいんですけれども、次が続かないという問題点が実はあるんではないのかと。ですので、せっかくいい箱、いわゆる仕組みをつくったとしても、継続性がないと。大体10年ぐらいたつと、しぼんでしまっているといったようなことをよく目にしております。 そんな中で、できれば、町で1名は最低常にインストラクターを確保できるような体制づくりというものを検討いただけないか、ご回答いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今の資料を見ておったんですが、ウオーキングですね、これはレジャーの市場規模から申し上げますと、全国で3,000万人以上の方がその愛好者にあるというふうな情報もございます。そして、ウオーキングの種類、これもすごいんですね。スポーツウオーキング、レジャーウオーキング、ヘルスウオーキング、ツーリズムウオーキング、エコウオーキング、教育ウオーキング、アクティブウオーキング等々たくさんの種類がございます。ですから、これは万全というんですか、かなりの楽しみ方というか、その捉え方、その取り組み方が見えてくると、このような大変奥の深いスポーツと申し上げますか、レジャーと申し上げますか、そのようになるだろうと、このように思っております。 その取組ですね、先ほど申し上げましたように、本格的となれば、日本ウオーキング協会とよくお話をしながら、ご指導いただきながら、その指導者、インストラクターをしっかりとつくっていくというような思いでおります。 担当課のほうでその答えを用意してあるかと思いますので、課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) お答えをいたします。 ウオーキング関係のインストラクターの関係です。 恐らく各NPO法人でいろいろな団体があると思うんですが、日本ウオーキング協会、日本最大規模で、しっかり健康分野のエビデンス、いわゆる科学的根拠、こういうものも持ちながら、各専門の大学の先生なんかも入っていただけるような形で今後やっていきたいなというふうに考えております。 先ほど町長、いろいろなウオーキングを言った中で、議員も最初、お金がかからないウオーキングというのはスポーツの位置なんですけれども、今、町では木育なんていうのもやっていますけれども、歩く育と書いて「歩育」、いわゆる親子で春夏秋冬を通して、特にこの塙町は自然豊かですから、そういう草花とか、農産物の名前を教えるとか、そういうのもウオーキング協会のインストラクターの項目に入ってきます。そういう部分で、やはり教育という部分にもウオーキングがかなり生かされるということでございます。 ヨーロッパのデータなんかだと、かなりそこで学力が上がるというデータも出ているようですので、全て、小さい子供から高齢者まで含めて、できるウオーキングの仕方、こちらについて、早ければ来年度以降、今、国のほうと折衝を始まりましたが、そういう部分で動いておりますので、当然ウオーキング関係のインストラクターは町のほうで養成をするということで進む予定となっておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ぜひ町で育成していただければというふうに思います。 続きまして、ウオーキングに限らずなんですが、様々な健康増進活動のインストラクターを兼ねる存在に育ててほしいというふうに思ってはおります。その中で、健康増進の目的を含めた公園整備と併せ、町の考え方を再度改めてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 様々な健康増進につながりますインストラクターが育ち、町民の皆様が健康になれば、町財政にも好影響でもあります。そして、湯遊ランド、これを健康増進の核として位置づけ、その隣接する周辺に公園があり遊歩道があれば、家族それぞれがお風呂、健回炉、サイクリング、ウオーキング、森林浴、そしておいしい食事などを楽しめると思います。ぜひそのような施策を展開してまいりたいと、このように思っておるところであります。 ですから、公園自体、湯遊ランドの近くに施設と相合わせた公園ということで考えてみてはどうかなという思いを持っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいまの回答ですと、次に質問しようとしていた湯遊ランド等と合わせて、体系的に運用できる観光資源の一つにもなるんではないかということの質問のお答えにもなっていたのかなというふうに思います。 ぜひ、湯遊ランドを核として健康増進活動をできる施設、総合施設にしていただいて、それを観光PRのほうにつなげていっていただきたいというふうにお願いしたいというふうに思います。 以上で健康増進活動についての町の考え方については質問を終わりたいと思います。 3番目としまして、老朽住宅及び空き家対策についてということで質問を上げさせていただきましたが、老朽住宅といいますのは、すみません、ちょっと文章不足していまして、老朽化した町営住宅、今、改築等々に向けて進まれていると思うんですけれども、町の考え方を再度お伺いしたいということと、あわせて対応の必要性を示している町営住宅、過去3か所ほどあるかと思うんですけれども、こちらの進捗状況についてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 老朽化した町営住宅、町では現在、8団地、44棟、190戸の町営住宅を管理しております。若宮住宅の8棟35戸が既に公営住宅法の耐用年数を過ぎており、今後、南原住宅4棟11戸、大町住宅3棟10戸も耐用年限を超えることになります。 令和2年3月に策定いたしました塙町町営住宅配置計画により、町営住宅における躯体の安全性に関する改善の可能性を考慮して、若宮住宅、南原住宅、大町住宅の3住宅を建て替えの対象といたしました。集約、建て替えの計画については、町営住宅の将来的な需要の見通しなどを踏まえた上、適正な管理戸数を設定したいと、このようには考えております。 現状と今後の見込みにつきましては、具体的な内容となりますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 金澤議員のご質問にお答えしたいと思います。 まず、現状でございますが、今、町長からありましたように、若宮住宅、南原住宅、大町住宅、3つの住宅で合計15棟56戸が今管理戸数となっています。 ですが、この間、政策空き家ということで、26戸については、今現在、空き家で、現在、入居者戸数は30戸が入居してございます。毎年、移転補償費を予算計上しまして、この老朽化した住宅に入居している方々に対して、別の入居が空いた町営住宅への住み替えを促しておりますが、やっぱり家賃の問題だったり、長年住み慣れた環境などというようなこともありまして、なかなか住み替えが進んでいない状況があります。 今回、そう言いましても老朽化して古い住宅ということで、今、建て替えに向けて動いております。 実は今年、町も社総金を利用した形での町営住宅集約建替事業基本設計業務委託というのを計画しておりました。ですが、昨年、マスタープランでお世話になった業者のほうが、今年度、国の国交省の助成事業であります公営住宅に係るPPP/PFI導入推進事業という国の事業のやつに、民間事業者から20件の応募がありました。その中、8件が採択を国から受けております。その8件の中に、昨年町のマスタープランをつくった民間業者のほうが、塙町を対象とした事業ということで事業採択を受けて、今現在、基本構想を進めてございます。 この国の事業なんですけれども、PPP/PFI事業に関するノウハウのあるコンサルの実績を、助成を通じまして地域のPPP/PFI事業への参画意欲のある民間事業者と地方公共団体とが連携して行う基本構想の検討を支援しまして、公営住宅の整備事業の取組を推進する目的で国のほうで進めてございます。 現在、この民間事業者が進めております事業の中で、当然、集約・建て替えの建設候補地、あと基本構想を今現在行っております。中間報告を受けていまして、今現在、検討している内容でございますが、防災、近辺施設、インフラなどを考慮した候補地の選定、今後の人口減少を見据えた入居者戸数の設定、建て替え前団地の入居者が建て替え後の団地に入居希望すると想定した最低限の戸数の設定、あと整備方針の住戸タイプということで、建て替え前の団地の世帯戸数により、どういった間取りがいいのかということで、今、算定をしている状況です。 今、中間報告の業者側の提案としましては、先ほど現状でありました入居者戸数30戸、その程度がやっぱり妥当ではないかと。あと構造については、公営住宅法で耐用年数30年となってございますが、やはり木の町はなわということで、木造がいいんではないかと。あと建て方については、2戸1タイプということで、金砂団地の入り口が別々で2世帯が1つの建物という形です。あと、間取りについては2DK、55平米程度、あと3DKの75平米程度などの戸数タイプで整備してはどうかということで、中間報告を受けている現状であります。 今後の見込みとしましては、この国の支援事業の成果を基に、町営住宅建替事業を、この新たなPFI手法による整備をしたほうがいいのかなどを含めまして、効率的、効果的に事業実施を目指していければなと考えております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 建て替えの内容につきましては、かなり具体的に進捗してきているんだろうというふうに考えられます。 当然、今住んでいる方の家賃負担の問題等々もありますけれども、やはり町が提供する住宅、これにつきましては、やはり安全性というものが一番最優先されてくるのではないかということもあります。 そんな中で、ぜひ、住民の方に負担のないような形で、最終的に、より安全な住宅に移っていただけるような施策の展開というものをお願いしたいというふうに思います。 続きましてなんですが、空き家対策全般について、外部委託し費用縮減できるのであれば検討したいとの考えがあるというふうに思いますけれども、こちらの検討状況のほうについてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 外部委託については、空き家対策といたしまして、空き家の解体にどれくらい費用がかかるのか、所有者の大きな問題となっております。そこで、昨年12月16日に株式会社クラッソーネ社と、空き家の管理の適正化の推進に寄与することを目的といたしまして、解体費用シミュレーションが無料で試算できるシステムを導入いたしまして、町ホームページでご利用できる体制を構築しております。 老朽化、不適正管理により保安上の危険や生活環境上の支障をもたらす空き家等が社会問題として認識され、年を追うごとに深刻化しておる状況であります。 平成27年度に町が実施いたしました空き家実態調査結果によりますと、町内の空き家は322件、空き家率が8.6%、これらの空き家のうち、およそ92件、29.4%が立入り困難な状況となっておる。このような状況でありますので、町内の空き家等の所有者などに対しまして、株式会社クラッソーネ社の運営するAIによる解体費用シミュレーター等を紹介することで、空き家除去の促進を図り、豊かな町づくりを実現することを目的といたしまして、連携協定を結んでおります。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) シミュレーターが実装されたという件については、私もちょっと見ていなかったものですから申し訳ありません。 そういったもの、空き家を持っている家主の方、分かる方に対しては、ぜひ町のほうから率先して、こういったものでシミュレーションしてみてくださいということで、働きかけをお願いします。 続きましてなんですけれども、危険除去のため空き家の解体等、町が強制執行するケースが発生した場合に、費用請求、当然回収不能ということがその先で起きてくるかと思います。こちらについて、どのような検討を想定しているのかということと併せまして、当然法律がないとできないということで、最後の質問で上げさせいただいたんですけれども、特定空家対策の条例、こちらについて、町のほうとして制定する考えがあるのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 費用請求、回収不能云々ということでありますけれども、老朽化住宅及び空き家が増えてきておりまして、今後、そのような案件も想定されると危惧しております。現状をよく見ながら、空き家対策を講じていきたいと考えております。 この件につきましては、担当課長より説明をいたさせますが、条例の制定ということでありますが、適切な管理がなされていない空き家等、これは防災、衛生、景観等、我々の生活環境に影響を及ぼします。これは地域住民の生命、身体、財産の保護、生活環境の保全等々を考えますと、当然、しっかりと対応しなければならないという事案であります。 平成30年度に、塙町空家対策計画を策定いたしまして、空き家対策に取り組んでおります。計画期間は、令和元年から令和10年までの10年間といたしまして、地域対象、これは町全体となっております。 特定空家対策の条例化、これは現在のところ、県南地域で条例化された市町村はございませんが、これから当然その事案に対して、しっかり対応を考えたときには、条例化については、今後実施する方向で進んでまいりたいと、このようには思っております。 そして、先ほどの老朽化した住宅等々のお話、これは、詳しい話を担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 金澤議員のご質問にお答えします。 私のほうでは、費用請求、回収不能のほうの回答をしたいと思います。 先ほど町長もお話ししましたように、町が行政代執行するケースとして考えられますのは、老朽化により倒壊のおそれがあり、町道や近隣などへの被害が及ぶ危険性が高い空き家だったり、敷地内に残置物などにより著しく防犯・防災上危険な空き家など、また、衛生上有害な空き家などがあり、様々なケースが考えられると思います。 そうした行政代執行を実施した場合ですが、全額所有者または相続者へ請求することになると思います。 支払いを拒んだ場合は、国税徴収法と同等の対応が可能となり、当該費用について差押え等の強制執行が可能となりますが、議員さんご心配のとおり、当然回収不能となる案件も発生すると思われます。 ですので、行政代執行については、特定空家に認定後、助言、指導、勧告、命令、戒告、そして行政代執行となります。その期間、一定の期間が必要となってきますので、その間に管理者のほうに、除却だったり、適正な管理の指導のほうを町として行っていきたいなと考えております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 少しでも早く危険空き家、特に住宅街の中にあるような危険空き家の対策をするということを含めて、条例化含め、前向きに粛々と進めていっていただきたいというふうに思います。 以上で準備していた通告内容の質問は終了となるんですが、時間がちょっとありますので、できましたら通告外にはなるんですけれども、通告時点で、まだこのようなコロナウイルスの感染状況になっていなかった塙町において、現状のコロナウイルス対策について質問を1つ追加させていただきたいんですが、よろしいでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 時間内3分、4分ですので、発言を許します。 ◆1番(金澤太郎君) ありがとうございます。 教育現場における新型コロナ感染対策の部分についてだけ、ちょっと質問させていただきます。 新型コロナが蔓延する中、教育現場では、先生自らが原因となって生徒に罹患させないよう、プライベートの付き合いでも気を遣っているというようなことも伺っております。 そんな中において、こども園においては、机が個人個人の机ではなくて、テーブル型の机になっているという中で、どうしても通常感染対策には気を遣っているんだけれども、給食時には当然マスクを外さないと食べられないということで、感染者が1人発生してしまうと、同一テーブル上の子供たちは、全員が濃厚接触者になってしまうといったような状況があります。 そういったところで、ただ、これ、私大人目線で話をしていますので、幼児教育の中において、そのグループテーブルじゃなくて個別テーブルがいいのかということは、ちょっと検討の外ではあるんですけれども、現場と話合いをした上で、必要性があれば、テーブル型の机を一人一人タイプの机に、このコロナ、どういう方向になるか分からないんですけれども、落ち着くまで差し替えをしていただけるような方向性というものを、町のほうとしても取っていただけないものか。といいますのは、特にこども園に通っている小さい子供がお休みになってしまうと、親御さんも休職せざるを得ないというような状況になりますので、こういったことを防ぐためにも、ぜひ検討いただきたいんですが、町の考えを最後にお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策については、それぞれしっかりやっているところでございますが、ここにきて、非常に感染が拡大しているということは十分危惧をしているところでございます。 ただいま金澤議員からお話があったとおりでありますので、ぜひ、この給食を食べるときの机、これを何とか、財政と相談しながら、今後実施できるよう検討してまいりたいと思っております。 また、空気清浄機等も必要になってくる可能性も出てきますので、これも財政と検討しながら、今後、検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 通告外もお認めいただきまして、ありがとうございました。 以上をもちまして、1番議員、金澤太郎の一般質問を終了します。 ○議長(割貝寿一君) これで、1番、金澤太郎君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時01分               再開 午前10時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(割貝寿一君) 次に、10番、鈴木茂君、登壇願います。 持ち時間は11時11分です。 鈴木茂君。     〔10番 鈴木 茂君登壇〕 ◆10番(鈴木茂君) 10番、鈴木茂です。 通告に従って、一般質問をしたいと思います。 通告については、簡単に言えば、人口減少問題ということであります。どこの地方も同じであると、こう言っては終わりなので、塙町も相当人口減っていると思います。後で聞きますけれども、かなり減っている。生まれる子供が少ない。昨年は31人と記憶しているんですが、どんどん進んでいる。この人口減少に対して、町がどれだけ危機感を持っているか、将来にわたって。そこが私は大事だと思っているんです。 なぜ人口減少が駄目なのかと、簡単に言えば、まず、先日も言いましたけれども、国からの交付金ももちろん減ってくると。高齢化率が上がります。それから、生産年齢の若い人たちが減りますから、町税が当然減ってくる。そうなってくると、町の予算が少なくなって、塙町は非常に広い町で、インフラ整備が非常に大変ですね。そういうのも大変になってくると。イメージで言いますと、風船が徐々にしぼんでいくと、そういうイメージを持ってもらいたいんですが、そんな感じで、もう町が衰退していくんじゃないかと、私はそう思っています。 それに対して、危機感を持たなければならないでしょうということで、これは再度また読み直してみたんですが、この「地方消滅」という本が2014年に出されました。岩手県知事から総務大臣をやった増田寛也さんという方が、いろんな方と共同で書いた本ですが、あと、これからまだ東京一極集中が続けば、地方は消滅しますと。消滅のどこの県のどの町が危ないと、こういうことをシミュレーション出しているんですね。ただ、福島県だけは原発事故があったので除いたんですが、若い人が2040年にどのぐらい減る、最高80%ぐらい減りますと。2040年と言ったら、もう今これ8年ぐらいたっているんですね、出てから。ですから、もう18年、20年切っている。要するに、そのときは先のことのように見えたかもしれないですけれども、迫っている、2040年に。 本当に、これは国の政府に対しても、地方の町村に対しても、警鐘を鳴らしたと。このままでは危ないですよと。何か対策を講じなさい、地方も、そして国も。しかし、いまだに決め手となるようなものは、国も出していないし、地方もそれぞれ努力はしているんですけれども、もう減り続けることはどんどん進んでいると。 そこで、ある人が新聞に投稿して、非常に私感心したんですが、その人口減少は対策をしなければどんどん進んでいく。対策をすれば違うんだと。それも早くに対策を取れば、そのスピードは遅くなっていくと。早いほうがいいですよ、対策するんですと、こう言っているんですが、その対策は誰がやると言ったら、それはここの議場にあると、こうその人は言っているんです、議場に責任があると。これは、我々議員であり、町長を含めた執行側、つまり行政に携わる人がこの人口対策をするのは、その人たちの責任だと。将来にわたって町が存続するかどうかも、この議場にいる人たちが責任があると、そう言っているんです。 議場の中でも、取りあえずというか一番責任が重いのは、私は、これは町長であると。その中でウエートを占めているのは町長。町長がやっぱり一番政策を発信するわけですから。ですから、私、今日は町長にお伺いしますけれども、この中にみんな責任があると。私もそのとき、本当だなと責任を感じたんです。 質問に入っていきますが、まず、我が町の10年間、5年、5年に分けますけれども、人口減少はどのぐらいしているか。そして、その減少を踏まえて、町長は人口減少に対してどういう考え、どういう認識を持っているかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、塙町の現状です。これは数値的なものでありますから、担当課長から説明をいたさせます。その後に、私はお話をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) それでは、過去5年間、その前の5年間の人口減少につきましてお答えを申し上げます。 まず、直近の5年間の人口減少数でございますが、令和3年度末現在と平成28年度末現在を比較しまして、男性438名、女性441名、合計879名の減となってございます。 次に、その前の5年間の人口減少数でございますが、平成28年度末現在と平成23年度末現在を比較しまして、男性312名、女性367名、合計679名の減少となってございます。 この10年間での減少数は、男性750名、女性808名、合計1,558名の減少となってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それで、私からお話をさせていただきます。 今、議員ご指摘のとおり、日本は人口減少によって消滅の可能性のある地域、自治体が大変数多く存在しておる、このように認識はいたしております。大都市部を除くほとんどの地方自治体は、地域の魅力を引き出し、地域の魅力をPR、移住の推進などを進め、地域を活性化させることで、持続可能な地域をつくり、最終的には、人口減少に歯止めをかける。それぞれに様々な施策を行っておると、このように解しております。 人口減少は全国的な課題となっておりまして、人口増加を目標とすることは、現況では現実的ではないということで、福島県の総合戦略では、2040年時点で県内の人口150万人を維持するという目標を掲げております。塙町も、消極的と言われるかもしれませんが、少しでも将来人口の推計値より人口減少を抑えていくことが現実的な目標ではないかと、このように思っております。 ご承知のように、福島県内59市町村、全ての市町村で人口減少という状況がございます。そして、何よりもコロナウイルス禍で子供を産むということをちゅうちょするという方が多々いらっしゃって、子供の数が本当に減っておると。これは日本の先々を考えたときには、大変ゆゆしき問題であると、このように強く思っておるところでございます。 そんな中にありまして、国、本当に、まずは、一番その大本にあるこの国体を守るという大切な役目を持った国が、その本分にしっかり沿って、この人口減少に取り組むべきだというのは、私の考えであります。 これからは、ぜひ、議員、町議会にもお願いしたい。これは、少子高齢化に対しての国の取組、これをぜひ請願等々で陳情して、お話を届けていただきたい。 それから、私としても、今町村会の会長ということの職にありますので、この後、本当にどこか遅きに失した部分もあるんですけれども、町村会でも話合いをして要望書、これからは当然、農水省、国交省ばかりでなく厚労省に出向いて、しっかりとお願いをしていくようなことも、大きな課題としてこれから取り上げていきたい。まずは、町としてできることは、できるだけ一生懸命やっていく。この細かな部分ですね、ただ、その概要というか大きな部分では、国がもっとしっかりすべきであると、このようには思っております。 議員ご承知のように、今度の議会で、国のほうで決めたようでありますけれども、出産時、10万円のお金というか、クーポン券云々の話もありますが、母子手帳交付時に5万円、出生時に5万円ということで、臨時でお金を出すようでありますけれども、これなんか、本当にその場限りのことであって、本体としての国の使命として、国を守るべく子供の出生率を増やすということを、これからしっかりと訴えていくべきだろうと、私はそういうふうに思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) もちろん私も、国の対策がなければ、今は日本の子供人口が先日年間77万人といいますか、どんどん減り続けているということで、子供を増やすためには、もちろん国がやらなきゃならないことは分かるんですが、それを少しずつ小出しに国はやっていますけれども、大きな施策は今のところ出していない、小出しです。でも、各町村が、もう独自にやっていかなきゃ、それはもう、今、人口減少の数を聞きました、我が町の。10年間で1,500名以上減っているんです。特に直近5年間は、その前の5年間より多いですよね。加速しているんです。どんどんこのままでは加速する。コロナのことがありますけれども、この直近5年間というのは、町長が行政に携わってきたわけですから、今、塙町も対策はいろいろやっている。私も全然やっていないとは言いません。やっていますけれども、最近5年間のが減っていると。じゃ、これでは、もう少しスピードを遅らせなきゃならないです。これ、止めることはできないですから。だけども、今の対策ではどんどん減っていきますよということです。 ですから、今以上の対策を取らなかったら、もちろん国にお願いするのも、国がやることを待っているのもいいんですけれども、我が町独自で、これ、どこの町もみんな減っているから一緒でいいという、そんなことはない。やっぱり自分の町は何とかしようと誰も思うし、自分の家は何とかほかの家よりと思うのが当たり前の話ですから、我が町は独自の施策を取ると、これをやると、そういうことをやっていかないと、将来は危うくなると。どこの町も一緒だからではなくて、我が町は違うようにしたいと、こう私が町長だったら思いますよ。 ですから、今回は私が町長になったつもりで、前回質問したときに、対案を出してくださいと、こういう話なので、私が町長だったら、この施策をやりますということを今日言いますから、それに対して町長の考えをお伺いします。 先ほど町長が言ったとおり、この人口減少対策というのは総合的にならなきゃ、もちろん何か一つやったら功を奏すというような問題ではない。総合的にやらなきゃならない。 まず、子育て支援とか子供が生まれる。その前の段取りとして、若い人を増やすですよね。若い人がいて、結婚して子供を増やす。そして、子供が生まれれば、人口減少は遅くなっていく。人口減少対策で一丁目一番地は何かといったら、私はその子供の出生数が増えること、これかなと思っているんですね。それ以外にもちろんありますよ。 ですから、これトップに子育て支援の対策を挙げましたけれども、ちょっとこれ、字が間違っているんですね。「子育て支援改善策」でない、これ「完全策」と私出したんです。ちょっとそのままになっちゃった。 完全な子育て支援を塙町はやらなきゃ駄目だということで、今現在、全国的にもちょっと有名なのは、兵庫県の明石市なんですね。明石市、ちょっと市長さん、テレビのワイドショーを何回もにぎわせているんですけれども、かなり施策的には優秀で、明石市は「子育て無償化5本柱」というものをやって、15歳まで医療費無償、これは福島県でやっていますが、保育料第2子から無料、それから給食費の無料、子育て用品の無償支給、それから子供連れであれば、市の施設というか、あそこはいっぱいありますが、入場無料というので、そういうわけで人口も増えているし、子供も増えていると。そういうふうにテレビで紹介されるぐらいですから、優秀であると思う。ただし、あそこは大きな市ですから、またこの塙のような田舎の町とは違うので、それを参考には多少できますけれども。 私が考える子育て支援完全策ですよ。これは、支援の場合は生まれたときから15歳までと。それ以上は国が見るべきだと私は思っているので、まず、その塙町でないのが、国でやるかどうかは分からないんですけれども、出産祝い金ですね。お隣さんではやっています、あとはあまり聞きませんけれども。 やっぱり結婚祝い金は出しています、塙は。結婚祝い金の次に、やっぱり赤ちゃんが生まれたときのお祝い金というものを出さなきゃならない。これ、具体的な金額言いますけれども、まず、第1子が生まれたら10万円、第2子は30万円、第3子は50万円、そんなお祝い金を出す、出さなきゃならないと私は思っているんです。これ、まず一つ伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 出産祝い金ということでありますが、先ほどお話ししましたように、今月、臨時国会で支給が決まったと、このようなお話もいただいております。これは、先ほど申し上げましたように、母子手帳交付時に5万円分のクーポン券と聞いたんですが、あと誕生時に5万円ということで、10万円のお金の支給は決めたということでお話を伺っております。 議員、お金をまず出して、多大にしてというのは、これは私もその一端を担っているわけでありますから、決して否定するわけではありませんが、やはり一番大事なのは、子育て環境ですか、これをしっかり、ここの町だったらしっかり子育てをしていけるよねというような、そういう環境づくりも大きな基本になるだろうと思っております。その中にあって、塙町ですか、先ほどお話いただいたように結婚祝い金、そして誕生時にはおもちゃですね、ダリアの花を模した木のおもちゃをプレゼントしております。 出産祝い金、国の動向、これからの流れなんかも見ながら、財政と相談をしながらしっかりと取り組んではいきたいと、このように思っております。 議員のように10万円、ちょっとこのように30万円でしたか、10万円、20万円、50万円ですか、なかなか財政的なものもあるので、難しいと申し上げますか、いろいろ検討を加えなければならないと、このように思っております。 ただ、ご承知のように、今年の東白川郡の小学校の入学者、塙小学校が一番多かったという、大変うれしくなるようなお話を教育長からいただきました。これも少しずつ今までの施策が、その用をなしている、用をつけている成果の一部かなと、こんなふうには考えております。 それから、この5年間の実証率の人口の減、これは亡くなる方が、この町は承知のように高齢者のお達者度、健康で毎日を暮らせる、これは65歳以上の方、要支援2以下の方が、塙町県下では5番目と6番目、女性が5番目、男性は6番目に位置しております。それだけ皆さん、しっかり健康で長生きしていらっしゃる方が多いということであります。こういう状況下にあっても、人口は減っていくというこの状況は、やはりもっともっとならなきゃならぬことはたくさんあるだろうと、このように思っております。 ただ、直近の5年間うち3年間は、コロナという問題もございまして、なかなかお子さんをつくる、次の子供をつくる云々というときにちゅうちょがあったという話も聞いております。ですから、その前の5年間とその後の5年間を比較するのは、ちょっと的が外れておるんではないかと、私はこのように思っております。 でも、これからも議員のおっしゃる出産祝い等々、しっかりと財政と相談をしながら対応を考えていきたいと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今、亡くなる方が多い話もありましたけれども、これは団塊の世代で、今一番我々70から75歳が多いんですから、亡くなる人が多いのは仕方がないです。生まれるほうが少ないんですよ、早い話ね。月に2人ぐらいしか生まれないんですから。生まれるほうが生まれれば、そんなに減らないんです。亡くなる方は、これは、今は多いのは当然、どこでもそうなんです。 今の出産祝い金、町長はあまり前向きじゃない発言ですが、子育てははっきり言って、もうお上手じゃなくて、本当の気持ち。お母さん方は、子育てはお金がかかるということが、もう一番の今は子供の数が少ないということは、それなんです、お金がかかるんです。何といってもこれ、お金なんですよね。ほかの理由じゃないんです。 ですから、その生活の足しになる、子育てのためにお金を出さなきゃならない。国でも、考えていることというのは、一番大事なことですから、お金がかかる、かからないと、庁舎も造れるんですから、そのぐらいお金があるんですから、これ出すお金、子供何人、今塙町で年間生まれて、これをシミュレーションして、どのぐらいかかるか出ると思いますが、そんなに大したお金じゃないです。 この明石市でやっているのは、年間予算のこの無償化5本柱2%です。年間、市の予算の2%。我が町で65億円か70億円の年間予算の2%といったら、1億何千万円でしょう。そこらのお金だったら、絶対塙町でも、この後のことも言いますけれども、できます。一番かかるのがどれかと、これ、次のやつをまとめて言いますが、次が、保育園第2子から無料です。 これ、保育園はかなりお金がかかるので、第2子から無料というのは非常にいいと思うんですが、それから併せて言えば、給食費無料は、これは実施していますから、4番目の、これはいいんです。預かり保育、学童保育も、昨日の補正の説明でどのぐらいかかると、これを無料にしたってお金はそんなにかからないと思うんですね。これは大したことない。保育園第2子がお金がちょっとかかるのかなと思います。 子育て用品の援助額アップについて、具体的に言いますと、今、最大で月額2,500円までということになっている。ですが、話をお母さん方に聞きますと、まず、ミルクが出ない方はミルク買うと、あとおむつなんです、大体子育て用品。ミルク出る方はおむつだけなので、まあまあ助かる。でも、おっぱいが出ない方はその両方なので、5,000円、6,000円、7,000円月かかっちゃうんだと。ですから、やっぱりこの2,500円は5,000円にアップすべきです、上限5,000円。だって、子供はそんなにいないですから、5,000円にしたって、今の倍かかると、総予算で幾らかかりますか。 ですから、この子育て用品は倍額です。給食費は無料、預かり保育もさほどのお金がかからない。 問題は、保育園第2子からの無料。だけれども、第2子、第3子が塙町でどのぐらい生まれているか、ちょっと調べれば分かるけれども、それで保育園2年間でどのぐらいかかるのかということ。ここらもやらなければ、私は、完全に生まれたときから15歳までほとんど無料にして、塙町は、生まれたときから高校終わるまで、本当にお金あまりかからなくていい町だよねと、ほかから来てもらうような、そういう施策にしなかったら、悪いけれども、ほかの町からも来てもらいたい。そして、増やさなければ、ストップしないんですから、その点を含めてお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今の第2子以降の園児、これはこども園に限ってのことでありますけれども、現在、こども園保育部には68人の園児が在籍しておりまして。そのうち第2子以降の園児は39人というふうな数字が出ております。 この保育園第2子からの無料については、教育長のほうから説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、鈴木議員のご質問にお答えをいたします。 ただいま町長からもお話があったとおりでございますが、こども園保育部に係ります負担金というのは、年間18万7,200円でございます。収入に応じて増減することでありますが、平均的に年額その程度ということでございます。これを全部無料とした場合は、およそ670万円程度の金額となる見込みでございます。 これも、今、お話ししていただいたとおり、無料化できるかどうか検討しながら、財政の状況も考慮しながら検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 給食費4,000万円ぐらいかかって無償化したわけですから、今670万円ですよね。これはもう全然桁が違うんですから、ぜひやっていただきたい、前向きに。 この中からぽつりぽつり1つじゃなくて、私的には全部やってもらいたい。金額的に子育て援助、出産祝いだって、額は私、ちょっと例を提示しましたが、これが無理だったなら、もう少し引き下げるとかして、ここらの施策をやらなければ、もう最低今のままで、人口は減るし、子供は生まれないし、加速していくと。今だって、塙町だっていろいろやっているからいいんですけれども、これ以上のことをやらないと、どんどん減っていきます。これを少しでも、10か年計画で出ていますけれども、あの計画どおりになんかに全然いかないで、物すごく加速して減っているわけですね、人口が。どこの町村でもそれは同じかなと思います。 これ、改めて、この4点ですけれども、これに対して、前向きに取り組んでいくかどうか、もう一回お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 決して否定することではなくて、やらなければならないことでもあると、このような認識は持っております。ただ、財政的なものもございますので、その財源をどうするんだということになります。そういうことも含めて考えなければならない。 先ほど、議員、給食費4,000万円と言ったんですが、先生方の分500万円が減るので、正確には3,500万円程度です、今の負担は。 これも当初、その無料化にするときには大変ご心配をおかけいたしたんですが、やはりこれは全体の予算を組む時点で、やっぱり必要なもの、不必要なものを整理することで、そのお金は何とか安定的に町財政の予算の中に組み込むことができたと、このように思っておりますので、今ご提案のお話も、まず、しっかり予算の組立て、この中で必要なもの、不必要なものをしっかりと選別しながら、本当に必要なものを引っ張り上げると申しますか、付加していくということで進めていきたいと思います。十分に検討させていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 非常に皆さん能力のある方なんですから、知恵を絞って、ぜひ実行していただきたいなと思います。 次に、若い人が増えなければ、これはもちろん子供は生まれないわけですから、若い人を増やす。定住、それから移住しかこれはないんですね、若い人に定住してもらう、ほかから来てもらう。その対策ですね。 私的には、定住について、先ほど塙小学校が郡内で入学一番だったというのは、その要因として、さくらニュータウンが整備されたことも一つあるんじゃないかなと、こう思っているんです、若者に非常に有利なニュータウンでしたので。 やっぱりこれ、若者の定住だというと、若者向けの子育て促進住宅用の分譲地の整備ですよね。これが絶対欠かせないのかなと、そう思っています。 20区画ぐらい、最低2つだよ。取りあえず1つを考えてもらいたい、町では、その分譲地の。 私は考えていたのは、昨日の議会でも出ましたが、北野・松岡線が通るということですよね。あの近くに分譲地ができないかなと、こう思いました。町営住宅をあそこへ持っていくという整備課の話がもう出たんですが、町営住宅ももちろん大事ですけれども、やっぱり若者は一番いい場所を、町内でもいいところに住みたいんです、若者は。ですから、あの道路が開通すれば、私ら議員で町の定住の問題で第1期ぐらいのときにあそこは視察したんです。水田だったんですけれども、そこにこの北野・松岡線ができるということで、ここが道路ができれば、ここはすごくいい場所だと、私も実感しました、見たので。 ですから、場所はともかく、この分譲地の整備、これを急がなくちゃならない。これ、町長、どうですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今ほど議員のお話の中にもありましたように、このさくらニュータウンの分譲が塙小学校の入学者の増加につながったと。これも大きな要因であろうと、私も思っております。ですから、分譲住宅の区画を考えていきたいと、このように思っております。 ただ、場所としては、本当にこの町、平場と申し上げますか、この大字塙の中では、なかなか広範な土地がない、広い土地がないということで、議員のお話のようなことも一つの考え方かなと、このように思います。 ただ、条件的には、一番いいのは、やっぱり今のさくらニュータウンの近隣。これは歩いて何分で総合病院、歩いて何分でスーパー、歩いて何分でこども園、歩いて何分で小学校等々、かなり好条件に恵まれた場所でもありますので、その辺も含めて、宅地分譲ですか、これは町として、ぜひ考えていきたいと。できれば、少し落ち着いた令和6年頃から計画を立案して進めていければなと。 当然、この流れというんですか、人の流れと申し上げますか、その需要と申し上げますか、これも調査する必要があるだろうと思います。だから、ここは住むには、温暖な、その気候、それから、比較的交通の便にも恵まれておるということで、選んでくれる人はまだまだいるのかなと、こんなふうにも思っておりますので、ぜひ、担当課と相談をしながら進めていきたいと、このようには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 場所については、立地条件の云々というのがありますから、それは町で調査していろいろ設定をしていただきたいと思いますが、今は、本当に2世代で住まないで、若い人は若い人だけで住むということで、多分その住宅は、若い人がみんな家を建てる。そのために固定資産税アップしたという、これ、補正で非常に収入増になっていますけれども、昨年が。だから、かなり若い人の住宅建っていますので、若い人はもう親とは住まないですから、ぜひこれ、早急に、これ時間かかりますから、最低20区画、もう20区画ぐらいやらないと、もう駄目じゃないかなとは私は思っています。ぜひ前に進めていただきたいと思います。 次に、移住対策です。移住は、さっき観光の話があって、その中でも移住の話があったんですが、まず、若者の移住者を増やさなくちゃならない。手っ取り早いというのは、地域おこし協力隊に来てもらって、そこで定住してもらおうというわけだったんですが、残念ながら塙町には定住する人がいまだにいない。つい最近も辞めた地域おこし協力隊の女の子がいるんですが、同じ協力隊と大分、一緒にペアになって会津のほうに住んでいるという、私に情報入りましたが、ペアになるのはいいんですが、ほかの町に行っちゃうと。それでは何にもならないので、まず、その地域おこし協力隊、お金かからないと、私、質問で聞いているので、何人来ていただいても。やっぱり10人ぐらいいろんな分野で来てもらう。それで、男子はいいから女性のおこし協力隊だけでも、男性はあまり結構じゃない、女性の地域おこし協力隊、連れていっちゃうんですから。協力隊の内容にもよりますけれども、女性を多めに募集して、協力隊、これ今から話ししますから、林業のほうでも取りたいというような話があったんですけれども、地域おこし協力隊を、そのほか、まず、地域おこしの協力隊について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現況を含めて詳細な資料を持っております担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ご質問にお答えいたします。 地域おこし協力隊、議員が先ほど申し上げられたとおり、これまで十数名の協力隊いらっしゃいましたが、全て定住に結びついていないということで、やはり協力隊の任務ですよね。結局、3年間ここである活動をして、その後、ここに住んで、定住できるような任務、これはやはり協力隊の任務としてつくり上げていかないとならないのかなというところでは反省をしております。 現在4名、協力隊おりますが、1名については、空き家を活用して4月から、川上地区になりますけれども、そちらのほうで活動をしていくということになっていますが、やはり今、議員さん言われているように、どうやって協力隊を募集していくのかという部分含めて、やはりダリア作りだけとか、そういうものじゃなくて、将来も町がフォローアップできる体制をやはりつくり上げていかないと、これまでどおり3年間終わったらほかに行ってしまう。そのようなことが続くことが予想されますので、そこの定住の部分を含めて、町がどういうふうにフォローアップ、関わり合っていくかというのが、これから私たちしっかりやっていかなければいけない部分なのかなというふうに考えております。 あと、協力隊の女性の関係ですけれども、かなり今、女性の協力隊は全国でも多くなっております。ですから、それは魅力ある協力隊の任務というのを、先ほどから言っているのを、やはり出していって、将来、こういうふうにこの町に住むとこういう特典もあるよとか、こういう町ですよというのを、やはり一緒になってPRできる体制、ぜひ、女性、多めに募集をかけていきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) その女性の協力隊は、もう塙町には来ているんですが、その方が来たときには、やっぱり塙町の男性と結びつかなきゃならないんですが、それができていない、今現在。 そのお膳立てというんですが、町の男性と結びつくような、そういういろんなイベントとか、そういうのをあまり持っていないような気がするんです。協力隊さんは協力隊さんだけでいろいろやってくださいみたいな感じで、町と人の触れ合いとか、町の若い男性との触れ合い、そういうものがないような気が、ですから結局結ばれなければ必ず塙町に残るとは限らない、ほかに行っちゃう、女性ですから。結ばれれば、そこに残るんです。外国の女の人だって、塙町の男性と結ばれれば、ここに住むんです。ですから、そこのところを、ちょっと落ちているのかなと。もう少し考えて、町のために地域おこし、町の魅力を広めるために、それは来てもらうとはいいんですけれども、やっぱり町の若い人の人口増加にも役立ってもらうような、そういうこともちょっとしっかり町では考えていただきたいなと、そう思います。 地域おこし協力隊ばかりじゃないんですが、私は、町の特色である林業を生かして、林業に携わる人、そういう人を移住に呼ぶ。そういうことがいいかなと思うんです。 林業でいえば、我々視察した林業アカデミーがありますけれども、ここもちょっと視察をしたんですが、林業アカデミーは15人定員で、15人ぐらいはなるけれども、そんなに人気じゃないんです。なぜ人気じゃないのかなと考えたとき、この長期研修の場合は1年間かかるんですね。1年間通い続けて、資格もいっぱい取れます、それは。ですけれども、あまりにも期間が長いですから、それまでずっと、だから若い人じゃないとなかなか、中年ではなかなか大変になりますから、中にはいます。 ですから、この林業、杣人ということで、このチラシあります。林業に携わる人、杣人。このチラシのモデルになっているのは、古殿町に地域おこしで来て、今、古殿の林業さんに従事している女の人がこのモデルになっているんですね、水野さんという方ですけれども。 ですから、3か月ぐらい実際に塙町で研修をして、ある程度、それ資格は従事しながら取って、そして3か月ぐらいでその仕事に就けるような、そういう人たちを町で募集をすると。 塙町版林業アカデミーですけれども、塙町には林業の企業さんがいっぱいますけれども、協力して、塙の真名畑にある会社の人は、この林業アカデミーにも協力の企業になっているんですけれども、その社長さんにもお話をして、ぜひ、塙町で若い林業従事者、特に女性ですよね、そういった方を呼んで、研修をして従事していただくような、そういうのを町長さんに言おうかと思っているんだと言ったら、協力してもらえるかいと言ったら、それはもう、もちろん協力しますよと、そんなことね。 ですから、その協力隊も来るかどうか分からないですけれども、若い林業従事者を募集して、そして研修もできますよと、何か月かで。あと就職もできますと。そのやり方は、これはいろいろ町で考えてください。 そういうアイデアはどうかなと思うんですが、考えをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私、少し昔、昔でもないんですけれども、前に読んだ本に、和歌山県と記憶しておるんですが、その和歌山県の森林組合、これが全国にその従事者を募集する。3年程度資金援助することで仕事を覚えてもらう。そして、そこで生活しながら、林業従事者として生活できる状況になった。その後にプラスがあったんですね。奥さんと子供を呼び寄せて定住を決めた。 ですから、今、議員おっしゃるように若い方、これも決してないがしろにするわけではないんですが、やっぱりそういう方、これだけたくさんいろんな方がいらっしゃるので、それを志す方も決していないはずはないということで、町として考えておるというんですか、進められればいいなと思っていることは、今、この地域おこしに絡めながら、ここに来て3年間、しっかりその仕事に従事していただいて、その間、幸いにも林業アカデミー、つながりもございますので、聞くところによると、私は、最初1年間林業アカデミーに通っていただいて、基礎的なことを覚えたならば、その後、この町で現場に従事してもらうということを考えたんですが、林業アカデミーのほうでは、それはならぬということなんですが、短期間の研修であれば、一日か二日の、チェーンソーの扱いなら、そういうものだったらできるということもありますので、正直、これからのこの町への定住ということを進めるに当たっては、やはり、集っていた林業関係者と申し上げますか、林業従事者を都度来て、そういうふうに興味のある方に来ていただいて、その後というふうな仕事に従事していただくという方法が一番いいだろうということで、この農林推進課に指示を出したのは私なんです。この地域おこしを林業関係の地域おこし、その林業だけでなくて、農家等々の仕事もあっていいと思うんですけれども、ぜひこれは、強力に進めていきたい。 ただ、住むお家、これもきちんと提供して、ある程度、2年、3年という間、町が面倒を見て、しっかり定着させていただく。少し強力にやってみたいというか、強力にやらなければならない状況、そういう現況だろうと私は思っておりますので、まず、そういうところから、この人口減という大変な問題を切り崩していければとも考えておりますので、ぜひ、議員、いろいろご提案等々、アイデア等があったら、ご提案いただければ、またそれも力になりますので、ぜひ共々この問題には取り組んでいければと思っておりますので、ぜひご協力をお願いしたい。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 我々、何年か前に視察をしてきたんですが、岡山県に西粟倉村という小さな村があります。この村は、田んぼはありません。しかし、山がいっぱいあって、そこはヒノキなんですけれども、ヒノキ山が村中あって、村でその個人のヒノキ山を全部管理して手入れしてあげますよという100年構想というのをやっていたんですが、そこで、我々視察をやってきたんですけれども、廃校になったところを利用して森の学校という学校を開きまして、林業ばかりじゃなく、森の勉強とか何か学校を開いて、そこに生徒を呼んで、そして林業従事者を養成しているという話を聞いてきました。東京から若い男性、女性が来て、村に定住して、林業に従事しているんですよと。 ですから、塙町でも、ある程度研修になる場所として、これ塙高校がなくなるわけですが、その一画でも県から借り受けまして、そこを簡単なフィールド研修場につくって、県みたいな立派な建物はなかなか大変でしょうけれども、何ていったって、塙町は県下で林業ですごい町なんですから、林業で町おこしを、ぜひその特色あるもので町おこしをしないと駄目ということなので、ぜひ強力に進めていただきたいと思います。 次に、移住者を増やすために、ただ移住者を呼ぶんじゃなくて、案内人を置くところがあります。大子町でも移住の案内人を置くんですね。ですから、私の構想では、2人いてもらって、移住した方が先輩となって、ほかの移住者のコーディネートをするということですね。それから、若い人がここに来たら、今度は若い人、もちろん移住でリタイアした方でも、それはそんなに年取っていなければ、60代ぐらいなら、それは人口のあれにはなりますから、若い人がいいんですけれども、リタイアした方々でも来てもらって、塙町で生活して、生産もできますから、60代だって、70代だって、20年ぐらい生産活動に携わるわけですから、そういう方。 これ、先ほどの子育ての話になりますが、先日視察した清水町では、子育てガイドブックというのを作っているんですが、子育てコンシェルジュというお世話人を雇っているんですが、移住のためのコンシェルジュですね、そういう方を養成すると、委嘱すると。塙町にほかから来た方、いっぱいまだ今いると思うんです。実は私の集落にも来たんですけれども、その方、残念ながら、ちょっと若くして亡くなっちゃったものですから、東京から来たんですが、そういう方がほかにいるので、この移住者のための案内人、これを養成というか、委嘱するというか、これ、振興課でやると思うんですが、この考えをまずお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 案内人ということでありますので、いろいろ課題は多々あろうかと思います。ただ、先ほどのお話の中で、ちょっと言い漏れた部分があるんですが、移住者を集めるというんですか、移住者に対してアピールするという組織、知っていらっしゃる議員さんもいらっしゃると思うんですが、東京にある地方回帰センター、こういうシステムというか団体がございます。これは民間の団体ではあるんですが、今度の11月の全国大会等に行ったときに、そこを訪問しているお話を聞いてきました。 ただ、前にも一度行ったんですが、詳しい勉強をしなかったんですけれども、塙町は回帰センターの中に一応町として登録してあるんですね。それで、ここに、今私が出した条件ありましたね、こういうふうな条件でこの町の移住者をというか、地域おこし協力隊をぜひ集めたいんだということをその組織にアピールすることで、かなり大きく広がってくるというんですか、広範に募集できるという可能性もございます。私もこれから勉強するというのはあれなんですけれども、担当課含めて、しっかりとこの回帰センターについて勉強していきたいと思います。 それと、ぜひ機会がございましたら、議員さんそれぞれ、もしくは皆さんで、そこへ行ってお話を聞いてくる。すごく勉強になります。そして、一生懸命地域の振興のためにということで頑張っている組織でありますので、ぜひご検討いただければと思います。 あと、この案内人、これはもう少し勉強させていただきます、担当課と共に。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) その東京の回帰センターもいろいろ場所がありまして、後からその担当の人の話が出ますけれども、担当を1人、町で置いておく町もあるんです、1人派遣して。そして、移住者をどんどん町に引っ張ってこようという、そういうところもあるんですから、ぜひ、移住に向けての対策というのを、塙町の場合はほとんど何もやっていないような状態ですよね。 前にも私言ったんですけれども、例えば野菜の家庭菜園をつくって、それを都会の人に通ってつくってもらう。そのうち塙町を気に入って、塙町に住んでもらう。そういうような方法の移住というのもありますよね。移住の方法というのはいろいろあるんですけれども、そのようなこともあるし、移住者のための対策、これも人口減少の中では非常に大切な仕事だと私は思うんですね。ですから、ぜひ取り組んでもらいたい、そう思います。 最後になりますが、今もちょっと話しましたが、この人口減少というのが、町にとって私は一番大変なことだと。ほかの政策課題いろいろありますよ。教育であり、福祉であり、インフラ整備であり、町の仕事はいっぱいあります。でも、今一番力を入れて取り組まなきゃならないのは、これは人口減少対策、町の将来。今の人は構わないかもしれないけれども、例えば20年先、30年先どうなるのか。私は20年先まで見届けることはできません。先のことは分かりません。しかし、この中には、30年たってもまだ元気でいる方もいるんです。いや30年前に誰々がこんなことを言ったけれども、塙町は今こうなっているんだと思ってもらえると思うんですが、私たちは知る由もないんですけれども、やっぱり行く末を案じてやらなきゃならない。家庭だって、自分の子供の将来を案じてやるわけですね。 ですから、町の将来を案じた対策を、今、自分の身には降りかからないけれども、若い人のために降りかかるんですから、今やらなくちゃならない。それは一番大事なことだと。直接かからないんだけれども、そう思っています。 最後に、ですからそういうことを思ったら、もう町長は、人口減少の対策室というか、担当者もこれ1人、今言ったけれども、いろんなのを横断的に対策、働ける人、これ、大体振興課と健康福祉課ですか、これ両方合わさった対策なんですけれども、これ両方股にかけていろいろできるような、そういう担当室、担当者を置くべきだと私は思うんですが、町長の考えをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 そうですね、私も同じような考えは持っております。 何か事業を起こそうとすると、どうしても、職員間行ったり来たりしている間に、緊張感と申し上げますか、その達成感と申し上げますか、それをやらなければならないという思いが薄れてしまうという、本当に残念な部分も見えますので、やはりそれに専従する職員、これを置くことで、1つ1つの難問と申し上げますか、その課題を消化していくと申し上げますか、その課題に取り組んでいくということは大事なことだろうと思います。 これは、担当課、総務課等々とも相談をしながら、正直これでは、今のままでは駄目だとは言わないんですけれども、どうしても実際に事業を起こす、そしてそれが実施されるまでに時間がかかる等々、役場独特の流れがありますので、それも少しずつ改革できればということで、今、議員がおっしゃるような専従する人間をつくることで、しっかりと対応できるような体制、これは私一人で幾らラッパを吹いても、みんなで協力してもらわないとどうにもならないので、皆さんと相談しながら、職員と相談しながら進めていきたいと思います。 それと、先ほど申し上げたように、ぜひ議会で国への請願、この子育て支援、特に地方で過疎地の支援についていろんな課題を上げて、そしてしっかりと請願していただければなと思っておりますので、ぜひご一同、ご一考いただきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今の話ですけれども、子育てに関しても、実は健康福祉課と学校教育課に塙町の場合は分かれている、保育部までは健康福祉課。ほかの大きなところへ行くと、清水町もそうなんですが、子供は全部1つの課で、生まれたときから15歳までという、白河もこども課というのが多分あると思うんですが、分かれていますから、なかなか専門的にできないんです。それを横断できる人ということで、町長、前向きに考えているので、ぜひ進めていただきたいと思います。 それから、もう一点は、もちろんここが一番大事だと、この議会が大事だし、行政者が大事だし、町長も大事ですけれども、やっぱり民間からの考え、意見、そういうものも人口減少のための対策としては、これは必要になってくるわけなんですね。進めるほうだけじゃなくて、民間側も大事。 人口減少対策といったら、若い人が住んで子供が生まれるのが一番対策になるので、若い人の考えですよ。若い人はどういう町がいいんだか、どういう応援を町でしてくれることがいいんだか、そういった意見とか、もちろんお母さんの意見、それからアドバイザーも入れた協議会ですね、人口減少対策のための協議会、そういう場を設けて、時々話し合って、その中から、いい案が出たら採用すればいい。一人の考えでは限られていますから、多くの方の意見、考え、そういうものを伺う。それは町長、得意だと思うので、ぜひ、その協議会立ち上げ、それを考えてはどうかと思うので、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 時間ですので、簡潔に。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 協議会設立は、ぜひ進めてきたいなと思っております。 それともう一つ、新年度から、来年度ですね、どこに置くかはまだ決めてはいないんですけれども、こども支援室という専従に係る人間を置きたいということで、今検討を進めておりますので、結果は来年度にお話はさせていただきます。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 何回も言いますけれども、人口減少、一番町の存亡に関わるわけですから、ぜひ、本腰入れて、町の政策の一番のものとして、町長には政策を進めていただきたい。町としてもそれを進めていただきたい。 それをお願いして、私の一般質問を終了します。 ○議長(割貝寿一君) これで、10番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時12分               再開 午前11時25分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉田広明君 ○議長(割貝寿一君) 次に、7番、吉田広明君、登壇願います。 持ち時間は12時25分です。 吉田広明君。     〔7番 吉田広明君登壇〕 ◆7番(吉田広明君) 7番議員、吉田広明です。 通告に沿って質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 今回は、いろいろ提案型になっております。それぞれできること、できないことあるかとは思いますが、よろしくお願いいたします。 まず初めに、「不登校」や「引きこもり」対策関連で伺います。 コロナ禍の影響で不登校がひきこもりになる場合や、就学後に、突然社会になじめずひきこもりになるケースが増加傾向にあるとニュースなどで聞いています。最近も、年老いた親が子供の家庭内暴力で殺人事件になったり、また、その逆のケースもあります。社会になじめない子供、家庭内から外へ出て、いじめの原因以外でも、自分の居場所はここでないとか思ってしまったり、我慢した反動で、不登校やひきこもりになります。 まず初めに、不登校の実態は増加傾向にあるのか、状況を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、吉田議員のご質問にお答えをいたします。 現在、不登校の児童・生徒は、小学生が2名、中学生が4名おります。急激に増えているという状況ではございません。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) データの取り方でいろいろ微妙なところのカウントもあるとは思いますけれども、以前話を聞いたところによると、各クラス1人程度いるんではないのかなというようなお話も伺ったような記憶があります。それは実態の把握の方法ですので、ここで話すつもりはないんですけれども、その子供たちが将来にわたって、次に、ひきこもりにならないためのお話を今日はさせていただきたいと思っております。 義務教育終了後のひきこもりについてですが、多くは、自分は何も希望がないとか、チャレンジする意欲や熱意もないとか、学校で頑張った反動で素の自分になったとか、様々な理由でひきこもりになります。 また、コロナ後、ひきこもりが増えているとの報道があり、このまま放置しておいては減少と改善に向かうことはないと思いますが、ひきこもりの実態把握をしているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それではお答えをいたします。 その前に、不登校関係について、若干付け加えをさせていただきたいと思います。 先ほどお話したとおりの人数でございますが、不登校への対応について少しお話をさせていただいてよろしいでしょうか。 これまで各小・中学校、そして教育委員会、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、そして今年度から新たに県立矢吹病院との連携ということで、そういったことで状況を共有いたしまして、連携しながら支援を行っているところでございます。 学校におきましては、何らかの理由で学校に通学していない児童・生徒に対しまして、まずは、教員が定期的に家庭訪問を実施しております。そして、保健室などを使用して勉強する場合や、また、タブレット等を利用して教員とのやり取りをするなどの対応を現在しております。 また、教育委員会では、教員免許を持つ教育指導員によるあすなろ教室を、月曜日から金曜日まで公民館施設内に開設をいたしまして、教科ごとの授業などを個別指導もしくは集団指導を実施しているところでございます。 不登校の定義は、1年間を通じて学校等を30日以上休んでいるという状態になっており、ここ数年の不登校者数に大きな変動はございませんが、30日未満で休んだり登校したりを繰り繰り返す児童・生徒も含めますと、先ほどお話ししたとおり、ここ数年微増傾向にございます。不登校となる前段での対応などを、なお一層、対策強化を図ってまいるところでございます。 学校等におきますひきこもりについては、毎年、就園児の申込みの時期に合わせまして、各年代、各学年で全員確認の実施をしております。 学校等におきましては、現在のところ、不登校者は残念ながらおりますが、いわゆるひきこもりに該当する児童・生徒はおりません。今後も、各関係機関と連携を図りながら、ひきこもり案件が発生しないよう対応を進めてまいりたいと思っております。 義務教育後のひきこもり等につきましては、担当課長から説明をいたさせます。よろしくお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(星周児君) それでは、吉田広明議員のご質問にお答えいたします。 まず、ひきこもりの定義でございますが、15歳から64歳までの者で、仕事や学校に行かず、かつ、家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅に引き籠っている状態のことをひきこもりということとなっております。 ひきこもり、大変大きな社会問題となっておりまして、福島県が、今年度、民生児童委員を対象に実施しました「困難な課題を抱える世帯の実態調査」では、ひきこもりの該当者は、福島県で1,300人を超えているということでございます。塙町では13人が確認されてございます。しかし、この数字は、あくまでも民生児童委員が把握したもので、実際には、もっと多くの方がひきこもり状態になっていると思われます。 また、このひきこもりが表面化しない実態としましては、近所付き合いを避けるなど社会的孤立状態であったり、近所付き合いがあっても、ひきこもりの家族については、その家族が話さないといったことが多く見られます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 確かに実態は把握しづらい面もあるのかなとは思います。 しかし、私が思うに、そのような数字ではなく、潜在的にその倍もしくは3倍以上が、当町においてもいるのではないかなと推測されます。 先月、横浜市にある組織で、ひきこもり対策事業を行っている職員さんの話を聞きました。 家庭内の実態として、暴力を振るう、自傷行為をする、きっかけや親の関わり方はそれぞれ違うし、対応もそれぞれで、最良の特効薬もない、日々の対処が日にち薬だと言っていました。また、家族で取り組もうとすると、どちらもしんどくなるし、家庭崩壊まで行ってしまう。だから、第三者の関わりが必要になってくる。行政としての関わり方にも問題があるが、誰しもが、全ての人との良好な関係は築けないのは当たり前で、その経験の少ない中で、もうやっていけないという考え方になってしまう。その幅を広げていくのがすごく必要なことだと捉えていると。コロナ以降、ぎりぎり我慢して持ちこたえていたが、増加傾向にあり、対策が必要と考えていると。 これらの話の受け止め方をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) ひきこもりにつきましては、やはりその多くの方々が、小・中学校時代あるいは高校時代に不登校というところに陥っている、そういう可能性で、引き続きひきこもりになる、そういう方々が多いというふうに認識しております。 そのために必要なのは、やはり実態把握をしっかりやっていくこと、これが大事ではないかと思います。 確かに、今、健康福祉課長から答弁いたしましたとおり、実態がなかなか見えないというところで、やはり地域の方々も含めて、あるいは民生委員の方々も含めながら、情報提供をいただいて実態把握をしていくことが非常に重要かというふうに思っております。 また、教育委員会あるいは町部局との連携もしっかりして情報を、不登校の情報も含めながら、この可能性というところも含めながら、しっかり情報共有をしながら、将来に向けて、ひきこもりをできるだけ防止できるようにしていくことが非常に肝要かなと、大事ではないかと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) とある先生の講義内容を聞いたところ、そのひきこもりの生き方を変えるためには、つながる関係性を構築するということ。これは一生構築し続けないかもしれない。それから、ひきこもりはそこにしかないから引き籠る。生活の場を変えなくては駄目だと。それと、一番大事なのは、親と子の本気度が試されていると。 次は、正しい判断ができない子なので、実家から遠いところ、海外という話もありましたけれども、遠方の場所で生き抜く力を身につけると。それから、これも大事なことなんですけれども、親が子供にコントロールされているから引き籠る。また、逆の関係もあるので、関係性を逆にするということですね。それと、これも大事なことですけれども、先延ばししないことが、若ければ若いほどいいというふうに言っていらっしゃいました。 出生数が、今日本でも80万人。ひきこもりだけの数字を見ても、男性だけで80万人以上、もしかすると100万人近い数字が潜在的にいるということらしいです。 今後減っていくという状況が見受けられないのであれば、提案したいということがありまして、時間はかかろうとも提案を聞いていただければと思います。 施設運営には、看護師や精神カウンセラー、就労アドバイザー、居場所として、共同生活支援施設、または長期合宿型の就農施設、就労定着施設、物販店などです。県内4町村の施設として、町村長会議の中で議論し開設を考えるべきだと思いますが、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当に実態がつかめないという大変難しい課題でもあるんですけれども、これからの、町村会の会議の中でお話はさせていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 社会的ゆがみというのが、今、私はあるような気がします。 実態を知らないとか、見過ごしてしまうなどでなく、主体的に、今当然町長も思うでしょうけれども、国や県、地方自治体が担うべきであると考えています。 まずは、支援につながらないことには始まらないと思いますので、一部教育支援施設の機能も含めた検討を重ねていただきたいと思います。 教育支援施設ということも含めまして、何か一言回答を求めたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 当然、国・県等ですか、国からの指示がされております、この対応を。 既に議員ご存じかもしれませんが、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(星周児君) それでは、ひきこもりの支援対策ということで、国のほうから市町村に対し取り組むべき事項、3つ示されております。 1つ目が、ひきこもり相談の明確化と周知、それからもう一つが、支援対象者の実態やニーズの把握、それから協議会の設置・運営となっております。 これらのことを前提としまして、近隣市町村で合同の支援体制づくりの構築が求められているところでございます。 ただ、自治体の事情により単独での取組が困難な場合には、広域実施も可能となっておりますので、先ほど町長の答弁にもありましたが、東白川地方においては、この4町村が合同で取り組んでいくことが現実的だなと考えておりますので、今後、まずは担当レベルで協議を進めてまいりたいと思っております。 あと、現在、塙町で取り組んでおりますひきこもりの支援事業がございまして、ユースプレイス自立支援事業というものがありまして、こちらは白河の事業者と委託契約をしております。 このユースプレイスでの活動なんですが、ゲームやおしゃべり、それから地域のボランティア活動、それから個人面談などを行っておりまして、現在、塙町からは2名の方が利用されている状況となっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) その白河の業者さんも、私、多分会ったことある方で、若い方がオーナーでやっていらっしゃるところで、広域に人を集めて、最近、牛まで飼い出したらしいですね。やっぱり農業ということにチャンネルをくっつけて、少し働きながら、自分で自立していくような方向に持っていっているという捉え方で事業をされておりました。 そのほかの団体においても、先ほど申しましたように、長期滞在型の農業支援施設みたいなことでの考え方が、特に都市部のほうで広まってきております。 1つ事例をちょっと、関係なくはないんですけれども、神奈川県の予備校の結構大手の先生とお話ししました。そのときには、第一次産業という話をされてきまして、これからは農業と環境とエネルギーだと。その中で、新しい第一次産業に、予備校に来る一部の時間を使って、地方に送り出して、将来の生き抜く力を身につけさせたいというオーナーの方がいらっしゃいました。 時代の背景を考えれば、今後、私は農業しかやっていないので、魅力的な産業だと思っておりますので、ぜひともそういう考え方も柔軟にしていかないと、何か町内だけの考え方だけでなくて、そういうチャンネルもあるということで認識していただければと思います。 次に、マイクロ発電関係で質問をさせていただきます。 エネルギーの地産地消が叫ばれて大分時間がたちました。一向に先が見えませんが、福島県は、全国的に見て水や地熱資源に恵まれておりますが、地熱発電は自然保護法の壁で開発が進まず、太陽光は、熱海の土砂流出事故で多数の死者が出て、県の許認可も慎重になっています。 先月、議員派遣で静岡県富士宮市に行ってきました。報告書をご覧いただければと思います。印象に残ったのは、NPO法人を立ち上げ、借入金の返済後は、地域資産として譲渡する。将来の収益は、高齢化対策、福祉対策に使うなどの話もあり、感銘を受けました。 このように、様々な考え方を織り込んだ次世代のための小水力発電やマイクロ発電、ミニ風力発電などに取り組むべきだと思います。 塙町で考えられるのは、久慈川河川や支流を利用した小水力発電です。釜淵堰や伊香堰など町内の複数の堰に、今農林水産省の支援を得て小水力発電を設置し、その売電益を利用した持続可能な環境保全型農業の取組が可能なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 河川を利用した小水力発電ということなので、具体的な内容、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(大寺弘文君) 吉田議員のご質問にお答えをいたします。 農業用水を利用した小水力発電は可能でございます。 土地改良事業により行う水力発電は、ダムや水路など土地改良施設の落差から得られるエネルギーを電気エネルギーとして有効に活用するもので、土地改良施設の必要な電力の供給と維持管理の軽減を目的に、昭和58年度より実施されていました。 今後、2050カーボンニュートラルの実現を目指すことや、みどりの食料システム戦略を実行していく上で、小水力発電の取組は政府として推進していくとされております。農水省関係の補助事業も、土地改良事業、農村整備事業、地域用水環境整備事業、水路等長寿命化・防災減災事業などの中に小水力発電のメニューが創設されております。 しかし、土地改良法、河川法、電気事業法に伴う申請や、電力会社との協議などが必要であり、事業主体選定や発電所、送電所施設などハード面での費用など課題も多く、なかなか取り組みにくい状況であると思われます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 法令等のその開発に向けての時間がかかるというのは聞いております。 農林水産省の話も出ましたので、地球温暖化の1977年京都議定書から日本が取り組むべき課題ということで、農林水産省も地球温暖化の総合戦略に位置づけられております。 法令の難しさはこれまでの研修でも理解はしたんですけれども、そういうことばかり言っていたんでは、いつまでたってもこれは先延ばしになります。せっかく水資源といいますか、有効な資源が、複数の堰があったり、沢があったり、発電能力に前後しますけれども、もう塙町というのは、4町村の中でも久慈川の支流域が本当に多いと思います。これをなぜ発電しないのかな。 町長も1回話したと思いますけれども、雨谷発電所とか笹原に発電所がある。これが大きな財産だと言っていたことも聞いたこともあるんですけれども、そういう観点からすれば、それを小規模に複数設けるだけの話なので、せっかく国会議員さんがいらっしゃるわけですし、そういうチャンネルも町長もお持ちだと思いますので、もっと積極的に進められないのかなと。まして、事務次官さんかなと思いますので、そこらを一言お伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話に出ました川上、そして雨谷の発電所、東北電力の方とお話ししたことがあるんですね、ぜひ町に譲っていただけないかと。そうしたら、町でそれを管理しながら町の電気をできるだけ安く供給できればいいよねと。町のかなりの世帯数をカバーできるという話もされました。 ただ、よく分からないで、そのランニングコストと申し上げますか、いろいろかかるだろうとは思うんですけれども、一つの考え方だろうと思います。 それと小水力、これはある程度安定した水の流れというのを確保できるところであればいいんですけれども、雨と言えば大出水するような場所では、機械自体の維持が難しいということもありますので、これが可能かどうかも含めて、私も興味ないわけではないんです。お話ししたことあったと思うんですけれども、那須の農用地ですか農地、これ、かなり急勾配な、要するに耕作地を少しずつ平らにするために段差をつけてある、階段状に。その階段状の段差のところに、全部発電機がついているんですね。どのぐらい電気を起こすかはあれなんですけれども、すごく有効的という。高さは、せいぜいこの程度、三、四メートルぐらいの高さから落としている水力発電なんですけれども、それがその階段状のところに全部ついている。 あれを見て、ああ、こういう方法があるんだねとは思ったんですけれども、町としても可能な限り、そういうことも含めて考えてみたいなとは思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 農林水産省の事業等では、福島県が非常に遅れている状況ではあります。 町長も言われたように、魅力あるということなので、次に事例等の話をしたいと思いますけれども、小規模発電というのは、発電モーターや蓄電技術などの開発が盛んに進められており、多くの企業や地域が参入をしています。 佐賀県小城市では、佐賀西部広域水道事業団が、株式会社ダイキン資本のDK-Powerと契約をして、上下水道水を利用したマイクロ発電を開始し、水量に合わせた施設も全国で展開しています。 現在、塙町でも、浄水・排水施設が10施設稼働していると思いますが、この利用は環境アセス、河川法などの許認可や発電時間までの時間と諸経費が少なく、これを利用して、上下水道料金の財政的負荷を少なくするために取り組むべきであると思います。設置が可能なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの上下水道を利用したマイクロ発電の可能性でございますが、技術的にも法的にも可能だというような話を担当よりされております。 担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木康夫君) それでは、吉田広明議員のご質問にお答えします。 法律的には、新エネルギー法に区分されておりますマイクロ発電でありますが、近年は、上水道の設備の中にその設備を導入し、地域電力の一助としている事例が、マスコミ等によって報道されていることは承知してございます。また、国においても、環境配慮型発電として、関連する河川法や電気事業法等を改正し、導入を促進しているところでございます。 導入コストが高価なことや、規制改革が行われ、導入に係る法的手続が簡素化されつつはありますが、福島県内においては、まだ導入を進めている自治体は多い状況ではございません。 塙町の上下水道施設内での発電ができるのか、できないのかという部分について、立地性、また、設備の状況、それから導入に係るコスト等を多角的に検討しまして、その是非について、関連部署及び関係機関と協力しながら検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) これから検討するということなので、何年か後の設置を期待したいと思います。 農林水産省とかの話の中でも、もう今年度の趣旨に、令和3年9月ですか、去年ですね、農業水利施設を活用した小水力発電施設導入の手続き・事例という、もう小冊子も出ております。とにかく、もう全国でこれから普及がされていくと思われます。 福島の地球温暖化防止活動の推進レポートにも、温暖化の中で水面が上がっていく。福島県沖で1.5メートル上がるというデータも手元にあります。 そういう中で、やっぱり日本の政府も一丸となって進んでいるわけですから、今後の補助金等にも影響して、新たな事業展開が見込まれるのではないかと思いますので、検討を重ねていただきたいと思います。 次は、真名畑トンネルが1つ考えられるかなと思っております。給水管を利用する発電などは、トンネル内にある給水管ですね、費用も高額になると思いますが、ただ放置しておくだけでなく、検討すべき案件の一つだと思っておりますので、設置が可能なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの県道石井・大子線の真名畑トンネル内の導水道管を利用した発電についてでありますが、これについては、導水道管がトンネル内、歩道内に設置されてはいますが、トンネル前後については整備されていないことから、導入コストが非常に高価となること。費用対効果を考慮すると、難しいと考えております。 詳しい内容につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木康夫君) それでは、吉田広明議員のご質問にお答えします。 今ほどありました真名畑トンネル内の導水管を利用した発電ということで、考えられる発電とすれば、やはり排水管等を利用したマイクロ発電という部分になってくると思います。 先ほどの町長答弁のとおり、トンネルの前後においては、導水管のほうがまだ整備されていない状況でございます。事業を行うとするならば、まず整備のほうをしなくてはならなくなってまいります。 また、発電に必要な水を、どこからどのような方法で引いてくるのかなど、今後検討しなければならないことが出てまいります、そして管路整備、水源整備などに係る費用が多額になってくると思われます。 この真名畑トンネルを活用した発電に関しては、今後整備しなければならない設備に係る費用が多額になると予想されますので、費用対効果を考慮しますと、導入のほうはなかなか難しいと判断しておりますが、上下水道を利用したマイクロ発電同様に、いろいろな方向から可否のほうを検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 次に、事例等を言いますので、できない理由は非常に分かるんですけれども、地域のいろんなところで開発が進められている事例の一つとして、岐阜県郡上市石徹白地区の人口220人の小さな地区が、2009年に農業用水を利用した小水力発電をはじめ、2016年、住民からの支援で上掛け水車を開発し、集落の出資金を基に完成しました。4施設で電力自給率230%、売電収入は年間2,400万円です。その収益は全て地元に還元され、荒廃農地の再生や地区内の維持経費に使われています。また、近県や鹿児島県からの移住者も増え、小学校は、6年前に児童数が4人で廃校目前であったのが、現在では13人に増え、2年後には20人まで増える予定だそうです。 移住が増えている理由として、豊かな自然との共生、子育てしやすい環境、地区に共感したなどと言っています。地区内220人中、移住者は50人のこの小さな集落は、遊休水田を利用してトウモロコシの生産、在来種のヒエを使った玄米コーヒーや藍染めで洋服を作る人など、移住者のアイデアで地方の活性化が見えてきたと言っています。 そこで、共感する魅力的な塙町の取組の一つとして、私はそのマイクロ発電や小水力発電の形をつくっていけば、共感する方は中にいると思います。そういう意味で、調査検討委員会等の、一歩手前でもいいんですけれども、設置が可能なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 調査検討委員会設置の前段といたしまして、他町村の事例ですね、今お話もいただきましたが、維持管理や施設の更新費用、このコスト面などを調査した上で方向性を決めていきたい。また、実施主体については、地元水利組合等に情報提供しながら検討することも必要であろう、このようにも思っております。 もう少し、先ほどお話のあった、水を利用しておるその自治体のお話を勉強させていただければと思っています。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 計画を始めてからも、大きな1,000キロワット前後になってくると、5年、10年かかっていきます。そういう意味で、今お話をしておいても、5年後、10年後の話にはなるかと思います。でも、誰かがこういう議論を始めないと、他町村に後れを取ってしまう。よそのほうがもっと秀でていってしまうということになってしまいますので、そういう認識の下に情報の共有を図りながら、先ほど高コストになると言っていましたけれども、5年後、10年後、同じコストではないと思います。アマゾンをよく私も見るんですけれども、もはやアマゾンで発電モーターを売っている時代です。2万円、3万円台から数十万円までありますけれども、そういうので、もう各個人個人が小水力を設置している事例もあります。 その中には、ミニ風力もあるんですね。うちも山際に住宅がありますので、夏冬通して風が非常に抜けやすい場所があります。そういうところに、行政が取り組むには時期尚早というんであれば、民間の方が主体的に、自主的に、私やりたいというところにそういうメニューを設けて、幾ばくかの補助を出すべき時代だと思っていますので、そういうことは可能なのか。唐突なんですけれども、お答えいただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ぜひ調べてみたいと思います。こういう時代ですから、そういうふうな国・県等の支援等も十分に期待できるのではないかと思っておりますので、そういうふうなお金を利用しながら、皆さんに周知していくということは、ぜひやってみたいと思いますので、もうちょっとお時間をいただいて、また、この話をする機会があったときにはお話をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 水利権とかという、いつも出てくるこの小水力発電の前段の大きな壁がありますけれども、その水利権をクリアするためにも、地域の取組として、個人の取組として最初はスタートしていってもいいと思うんですね。その地区全体が、そういうことに皆さんが賛同して、時には区の経費を使っても区民全体がよくなるんであれば、3割、4割の負担は致し方ないという認識になってもらえれば一番ありがたいことで、その取組の本当に前段階、スタートを切る段階としては、私は一番有効な、そんなにお金がかかる問題ではないし、負担率ももっと個人負担が増えても、それはいいと思うんですね。ですから、ぜひともそういう形で、塙にそういう、水力に関しては水利権の問題が多々ありますけれども、敷地内にある小さい堀とか、そこでも十分発電はできますし、地区地区でそういうミニ風力、バードストライクの問題もクリアできるようものもたくさん出ておりますので、そういうのが町全体に複数箇所あった場合には、やっぱり行政視察に行きますよね、私らも、行きたいですね。それぐらいやっぱりやっていかないと、何か今のパターンのままでは、移住者、先ほどの議員さんも言いましたけれども、なかなか魅力的な情報発信ができないと思っております。 次に、継続的な質問になります。 少子化対策と移住対策の関連で伺っていきたいと思います。 最近の言葉で、「人手不足倒産」などが帝国データバンクなどでも言われています。円安の影響で、外国人労働者が不足し、経営が行き詰まり、介護施設や中小企業などで倒産が増えています。 塙町においても、雇用の確保や出生数の増加につながる1つの政策として、移住定住事業の充実が急務だと考えています。移住定住の成果が出るのは取組内容次第ですが、5年後、10年後があり、困難な政策であることは十分承知していますが、取組を進めなければ始まりません。本年度、首都圏などでPR活動をしているのか、まず伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 事業実績についてのおただしでありますので、詳細は担当課長よりご説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 吉田議員のご質問にお答えいたします。 移住関係で、首都圏等でのPRということでございますが、本年11月26日から27日、東京に拠点を置いておりますNPO法人ふるさと回帰センターにおきまして、そこの移住フェアのほうに塙町で出展してございます。 その段階で、県外在住希望者6組との面談を行ってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) ホームページ、町のやつなんかを見ますと、そういうチャンネルが少ないような気がします。動画の魅力ある発信のところも少ない。特に人間は水場の環境なんかをすごく好むんですけれども、そういうところの掲載もなかなか遅れている。全体的なフレームもちょっと時代遅れのような気はしますけれども、そういうところも含めて、ふるさと回帰センターだけではなくて、ちょっと開けば、移住に魅力的な地域なんだということを情報発信していただければと思います。 現行の補助金というのは、県や町の補助金というのは大体どこでも実施していると思います。それ以外で、希望者に対して選択されるメリットというのは、どういうものを提案しているのか。魅力的で共感を得るような具体的対応をしているのかなど、事例があれば伺いますし、お考えがあれば伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今の事業状況でありますので、詳細は担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 質問のほうにお答えしたいと思います。 各県なんかの事業などの取組は町のほうでも取り組んでおります。そのほかに町独自でやっておりますのは、例えば、農泊交流事業ということで都市中心の企業の方の交流事業や、あとは体験型の交流というかツアーなどは、これは町独自の事業でございます。 また、来年度になりますが、まだ福島県、風評被害が続く中で、今後また海洋水の関係でも風評になるのかなということで、そちらの風評を抑止するという部分も含めて、国の観光庁の事業を使いながら、移住も含めた取組を来年度以降、予算化をしていくような考えでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 予算ありきは分かるんですけれども、予算を消化するんではなくて、選択されるメリットですね。行政側が考えている移住者の人が共感するような選択メリット、これがあるんですかという質問なんです。 ただ単に、予算をつけました、消化しましたというんでは、これ前年度踏襲なので、私はちょっといまいちぴんとこないので、そこのところを再度、私に分かるように説明していただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) お答えしたいと思います。 移住への選択のメリットという部分で申し上げますと、先ほど鈴木茂議員のほうのご質問の中でもありましたように、子育て支援策の充実とか町独自でいろいろやっている事業もございます。やはりそれを全面的にPRするということが一番なのかなというふうに考えております。 あとは、やはり観光の面でもそうですが、全てそれを情報をどうやって発信していくかというのが課題なのかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 子育て支援というのは、先ほどの議員さんの話でも、無料にできるものはおおむね無料にしていただきたい気持ちは、私も一緒です。それも一つの大きな移住定住のきっかけにはなっていくと思いますし、そのほかに景観のいいところを見せたりとか、案内をしたり、先ほど案内人の話も出ましたけれども、私的なことですけれども、福島県の依頼で私もその移住定住のコーディネーターをやっておりますけれども、県からの情報も少ないんですね。何やっているのといつも言うんですけれども、当然、町からの情報も少ないわけです。幾ら受皿をつくっても、何をキーワードにどういう展開をしていくのかというのが、なかなか見えづらい。 前々回か前回かお話ししましたけれども、タイニーハウスの話をして、一部の方には共感を得たと思いますけれども、最近は、それがもっとランクが下がって、小屋暮らしというテーマらしいんですね。もうそこまで日本は来ているのかと。 長期債務を抱えない生き方は分かるんですけれども、それでも地方に住んで、山の中に住んでもいいという人がおります。人によっては、地域となじめないから来なくてもいいということで待っていたんでは、その前に地域がなくなると思うんですね。 私らの住んでいるところも高齢化率が非常に進んでいますし、団塊の世代の下のほうですけれども、死亡率が今後増えていきますので、もう先を見ると真っ暗。特に農業をやっていますと労働力不足、もうひしひしと感じます。 町の支援で、いろんな事業で支援はしていっているとは思いますけれども、あと5年後を考えたときに、このままやっていけるのかな、自分の土地はやっていけても、その隣の土地は維持継続がもうできないと思うんですね。 そういう意味で、先ほど話しました学習塾、進学塾の先生方のチャンネルや、ひきこもり対策の事業の一環としての定住型農業の支援というか、共同作業とか、いろんなことをミックスしていかないと、特に今はできない。選択肢を多く設けてあることによって人が来るんであろうなと私は考えています。 泉崎のような、前回も話しましたけれども、近隣市町村も取り組んでおりますし、あっという間に泉崎は土地が売却されました。 少子化対策で若い人を呼び込む。まずは、いろんな教育支援もありますけれども、住む場所をどうするのという話がいつも出るんですね。 そういう意味で、移住定住に向けた住宅政策は、前回は、検討していただけるということだったんですけれども、来年度以降の検討課題にはなっているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) そうですね、この先々のこと、計画云々は担当課で用意してあると思いますので、担当課より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 吉田議員のご質問にお答えしたいと思います。 移住対策の定住の部分での住宅団地の話かと思いますが、先日の振興計画でも上げましたように、あと先ほどの鈴木茂議員のお話にもあったように、町でも若者向け定住住宅は、さくらタウンの実績でも分かるように、都市計画区域内については、当然需要がありました。 今後、そういった団地を令和6年から一応整備するということで検討していますが、区画数も含め、あと場所も含め、今後検討にはなりますが、そういった形で定住に向けた宅地の整備は検討していければと思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) それでは、相談はしていなかったので、前から思っていたんですけれども、相談していた以外の部分で質問をしたいと思います。 先ほどの議員さんもお話ししたように、塙工の跡地の問題、当然県の持ち物ですから勝手に使うわけにはいかないんですけれども、教室の部屋の面積が相当あるかなと思います。それを一区画単位で移住定住向けに供給ができないのかなと。また、その改装資金どうするんだといった場合には、当座、県から100万円でしたか、多分補助金が来ると思います。町からも当然二、三十万円の補助金が出されると思います。そういうお金を合算しながら、取りあえずは断熱等、お風呂、トイレ、水道、あとは簡単なパーティション程度で、部屋のくくりというのは十分可能かなと思うんですけれども、そういう提案に対して、可能かなと思うんですけれども、県の許可が大前提ですけれども、どうでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 そうですね、塙工の再利用と申し上げますか、再生と申し上げますか、その施設の利用法等々、ぜひいろんな形でお話はしてみたいとは思うんですが、ただ、今まだ子供さんたちが通っておる施設でありますので、それをさておいてのいろんなお話は、ちょっと私には、本当に差し控えたいなという思いがありますので、これは当然、立ち向かうと申し上げますか、当然クリアしなきゃならない問題であるということは十分認識しておりますが、今、議論として、まだ使っておる間にはちょっと考えてしまうので、その辺、ご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 配慮が足りなくて申し訳ございませんでした。私もそのように思い、差し控えたい意見ではありますけれども、頭の片隅に少し残していただければと思います。 最後になりますので、ちょっと早めに終わりますけれども、元役場職員さんの著書で「A級グルメが日本の田舎を元気にする」という本があります。「コロナ後は、前例主義、横並び、役場の流儀は通用しない、地方公務員が元気でなければ日本の地方は変わらない」と書いてあります。 地方の生き残りのために無理難題を申し上げますけれども、新たな取組を進めていただき、十分検討されることを期待しながら、これで一般質問を終わりたいと思います。
    ○議長(割貝寿一君) これで、7番、吉田広明君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後零時23分               再開 午後1時25分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉村守広君 ○議長(割貝寿一君) 次に、4番、吉村守広君、登壇願います。 持ち時間は2時15分までです。 吉村守広君。     〔4番 吉村守広君登壇〕 ◆4番(吉村守広君) 4番議員、吉村守広です。 ただいまより、通告に沿って一般質問をしていきたいと思います。 まず、庁舎建築についてお伺いします。 庁舎建築については、町でも広報等で説明はしているとは思いますけれども、今回、一般質問するのは、落札した業者について、議会だより等に掲載して町民に説明するためにも伺いたいと思っております。 令和4年8月の庁舎建設第1期工事における条件付一般競争入札で、日本住宅株式会社郡山支店が税込み13億7,478万円で落札いたしました。予定価格14億9,380万円よりも1億円以上も安く落札し、既に解体工事も始まっております。 まず、この会社について、詳細な概要について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 内容説明ということでございますので、担当課長のほうで用意をしておりますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 吉村議員のご質問にお答えしたいと思います。 日本住宅株式会社についてでありますが、まず、会社設立は1984年(昭和59年)4月でございます。本社所在地が岩手県盛岡市で、本部所在地は東京都千代田区丸の内でございます。事業所数ですが、1都10県に14支店を開設してございます。福島県内は、平成18年11月に郡山支店、平成29年7月に福島支店を開設してございます。関連会社となりますが、白河市大信に日本都市開発株式会社白河パネル工場を平成25年6月に稼働しております。代表者は、代表取締役会長兼社長、滝村照男でございます。資本金は9,030万円でございます。会社の事業の内容ですが、賃貸住宅、アパート、超高層賃貸マンション、一般住宅の企画・立案・設計・施工、住宅の販売並びに公共工事の施工でございます。従業員数は、令和4年4月1日現在、733名でございます。有資格者数は、1級建築士51名、2級建築士149名、そのほか多数資格者がございます。主要な取引先は、LIXIL、パナソニックなどが取引先となってございます。 売上高でございますが、経営規模等評価結果通知書、いわゆる経審点ですね、による令和3年12月31日現在の売上高ですが、373億5,556万8,000円でございます。そのうち建築一式でありますが、2年平均の完成工事高は234億5,179万4,000円となってございます。経常利益は19億1,192万6,000円でございます。 会社の経営理念ですが、「高い品質、深い満足、お客様と共存共栄、社員の幸福」を掲げてございます。 社長のトップメッセージでございますが、これまでこつこつ積み上げてきた信頼と実績を礎に、目指すのは1兆円企業になるという本気の取組をこれから全国に広めていくという会社でございます。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 今の説明でいくと、やっぱり棚倉の藤田建設あたりよりはかなり大きな会社なのかなと思って、安心して任せられる会社だなというふうには思いました。 次に、この会社は岩手県に本社があるということですが、震災後、岩手県内では多くの公共工事を行っているようですが、福島県内ではあまりなじみがない会社なのかなと思っております。 これまでの実績は、どのような建物を建ててきたのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 内容の説明でありますので、担当課長より説明をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 吉村議員のご質問にお答えしたいと思います。 主な建築工事の施工実績でございますが、陸前高田市庁舎、発注者は陸前高田市です。RCの免震構造、地上7階建て、延べ床面積6,907.33平米。 そのほか、岩手県発注の宮古警察署、RC造庁舎4階、S造車庫2階、RC待機宿舎3階を受注してございます。延べ床面積は、庁舎3,204.89平米、車庫1,018.96平米、待機宿舎1,319平米の内容でございます。 そのほか、岩手県釜石警察署、施工規模ですが、RC造地上4階建て、延べ床面積5,500平米。 同じく、岩手県発注の岩手県立大槌病院、RC造、病院、地上3階、校舎3階、4階、延べ床面積7,724.1平米。 岩手県の葛巻町、国民健康保険葛巻病院、RC造、病院地上4階建て、延べ床面積5,961.87平方メートル。発注者、岩手県田野畑村の道の駅、木造、地下RC造、延べ床面積1,143平米。 そのほか、東日本大震災の災害公営住宅を、発注者は、岩手県だったり、UR都市機構などの発注を累計1,052戸の住宅の施工を請け負って、岩手県内ナンバーワンということでございます。 以上が主な施工実績であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 今の説明で、岩手県ナンバーワンということですので、建てた規模数も6,000とか7,000平米の大きな建物もやっているということで、塙の庁舎建築2,600だか700だったかは十分こなせる会社なのかなと思って安心したところでございます。 次に、地元下請業者の活用について伺いたいと思います。 これは、元請と下請の契約なので町が介入することではないのかとは思いますが、金額的な問題もあるでしょうし、町ではタッチできないところかとは思いますけれども、町ではどのような形でこの下請業者について考えているのか、考えがあれば伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員お話しのように、町でこの業者、ほかの業者というようなお話は全くできませんが、やはり町の要望としてお話をさせていただいておるとのことであります。 これは、担当課でのお話でありますので、担当課のほうより説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 吉村議員のご質問にお答えしたいと思います。 受注者であります日本住宅に、地元業者の採用の意向について伺いました。そうしたところ、地域範囲としましては、県南建設事務所管内を想定した地域で、施工規模を考慮した業者選定を考えているということであります。 検討している工種としては、交通誘導員、土工事、外装工事、屋根工事、内装工事、塗装工事、電気と機械、設備工事などを考えていると伺っております。 先ほど町長からもあったように、町としましては、当然業者の指定はできませんので、可能な限り地元を活用していただきたいということで要望しているところであります。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) できれば地元業者が採用されるということになれば、町の活性化にもつながってくると思いますので、町の後押し等があれば、またそういった業者も参入できるのかなと思って質問をさせてもらいました。 次に、コロナ関連で、新しくできる新庁舎に空気清浄機等をつける予定があるのか。その辺のところで伺いたいと思っています。 第8波ということで感染者も増加傾向にあり、一向に終息の兆しは見えてきませんけれども、これからはウィズコロナということで、どのように対応していくかだと思います。 そこで、新しい庁舎の人の出入りがある窓口辺りに空気清浄機を設置する考えがあるのかどうか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 吉村議員の質問にお答えを申し上げます。 おただしの空気清浄機の設置予定とのことでありますが、現在、窓口では、本年の11月、町内の事業所様からご寄附を頂いた空気清浄機が稼働中でございます。これは移動して設置したいとは考えております。また、お話のように、新型コロナウイルス感染症の第8波と思われる感染拡大の印象がございますので、新型コロナウイルス感染症の扱いが第5類等に引き下げられたとしても、インフルエンザ予防も含め、来庁される町民の皆さんが少しでも安心できるのであれば、設置を前向きに検討していきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) コロナというのは飛沫感染なんですね。ですから、飛沫をいかに防ぐかということになると思います。それには空気清浄機等は有効な手段になると思います。 テレビでもコマーシャルしていますけれども、エアドッグですか、それに限らず、今は国産でもフィルターの要らないのとか、いろいろと交換の要らないのとか、性能がいい機械が大分出ておりますので、ぜひ設置の検討をしていただきたいと思っています。 じゃ、次に移ります。 次に、学校教育の諸課題についてということ伺います。 まず、令和4年度学校・施設訪問について伺います。 夕刊等では、11月15日から教育委員会により実施され、各幼稚園、小学校、中学校、さらには給食センター、町立図書館やあぶくま高原美術館等を訪問、巡視して、教育活動の資質向上や施設及び学習環境が整備されているかなどを目的に毎年実施されているようではありますが、その結果について報道がなかったので、どうだったのかということでお伺いします。教育長、お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、吉村議員のご質問にお答えをいたします。 お尋ねの令和4年度学校・施設訪問の結果についてでございますが、学校・施設訪問は、小・中学校、こども園、幼稚園教育及び教育施設の実態を把握しまして、今後の教育行政の遂行に資することを目的といたしております。 毎年1回、教育委員、教育長、学校教育課長、指導主事等が各施設を訪問いたしまして、施設の状況を視認したり、運営状況等につきまして施設の長などから説明を受けたりして、教育活動の資質向上が図られているかどうか、施設設備及び学習環境が整備されているかなどの確認・助言をしております。 ただいま吉村議員からもありましたとおり、令和4年度につきましては、11月15日火曜日に、はなわこども園、塙小学校、笹原小学校、笹原幼稚園、塙中学校を、11月25日には、あぶくま高原美術館、給食センター、図書館を訪問いたしました。 各学校・施設とも老朽化等により要修繕箇所は若干ありましたが、今後、修繕予定があるとのことでありました。また、運営に関しましては、学校関係では、スクールバスに関する対応、本日のご質問にもありましたが、それから道徳教育、不登校対策などにつきまして、美術館では、企画展の実施方法やPR方法について、給食センターでは、職員の勤務体系などについて、そして図書館では、電子図書対応や利用方法などについて説明を受けました。 訪問の結果、各教育委員の皆様も、各学校・施設とも適切な運営管理がなされているというような評価をいただいております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 私も子供が小学生のときに、小学校の滑り台、鉄製だったものですから、これが腐食して倒れそうな状況のときがあったものですから、町に要望して修繕してもらった記憶がございます。定期的な点検をしているということで安心しました。ぜひ、毎年これ続けてほしいなと思っております。 次に、学力向上のための取組ということで質問させていただきたいと思います。 教育委員会でも検討されているとは思いますけれども、これには様々な方法があると思います。 全国学力テストの結果を見ると、福島県は全国平均よりも若干、一、二点ですけれども、低いというような状況だったようです。ですが、秋田県、福井県、石川県などが常に上位を占めています。 秋田県では、家庭学習ノートというのを使って、家庭と学校が連携して行っているようですし、福井県では、日本一宿題が多いと言っています。それは、たくさんの問題を解くことを繰り返すほうが力になると考えているからのようであります。それぞれに取組が行われております。 塙町では、この学力向上のための取組として、例えばこれらのやり方とかを参考にして取組が行われているのか、モデルケース的なものがあれば伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、吉村議員のご質問にお答えをいたします。 学校教育の諸課題ということで、子供たちへの学力を向上させるために様々なことを実践しているところでございますけれども、まず、異文化体験の件についてお話をさせていただきます。 すみません、まず、事前のご質問の中に異文化体験から入っていっておりましたものですから、申し訳ございませんでした。 もう一度お話をさせていただきます。 各学力の高い先進県につきましては、福島県の中でもそういったものも取り組んでおります。塙町としましても様々なものに取り組んでおります。 塙町としましては、学力向上のために子供たちに、まず1つは、読解力の向上ということを行っております。読解力の向上をするための様々な学習を小・中学校で取り組んでもらっております。読解力向上するためには、いかに様々な教科書をしっかり読み解くか、まずは書いてある内容をしっかり読み取る必要がございますので、そのための方法をどういうふうにしていくかということを日々研究を重ねて、11月には、塙小学校でその研究発表会を実施しております。あとは様々な方々に指導を行っていただいて、県の指導主事あるいは県南教育事務所の指導主事等を招聘しまして、学習指導法の研究に前進しているところであります。 おかげさまで、大分読解力向上については向上しているというような評価をいただいているところであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 数学なんかでも問題の意味が分からないと解けない。やっぱり読解力というのは一番先に習得すべきような案件なのかなと思っております。そういったことに力を入れてもらっているということで理解しました。 秋田県や福井県のペースがベストではないと思いますが、そういったところを参考にして、塙町に合った効果的な取組をすべきなのかなと思っております。 次に、異文化体験事業について伺いたいと思います。 この事業は事業費、委託料として、小学校に213万5,000円、中学校229万5,000円の予算が計上されておりますが、これは天栄村にあるブリティッシュヒルズでの研修かと思います。 今年はもう既に行われているようなので、この詳細な内容について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 お尋ねの異文化体験研修事業についてでございますが、異文化体験研修事業は、まず、外国人の先生の生の英語に触れたり、イギリス式のテーブルマナーを体験するために、毎年、小学校5年生及び中学2年生を対象としまして、天栄村にありますブリティッシュヒルズにおいて、1泊2日を基本として実施をしております。 令和4年度につきましては、小学5年生が9月5日月曜日から6日火曜日にかけて、中学2年生が9月7日水曜日から8日木曜日にかけて、どちらも1泊2日で実施をいたしました。 児童・生徒の参加者は、新型コロナ感染等の関係で参加できなかった児童・生徒も残念ながらおりましたが、小学5年生は59名、中学2年生は65名の参加により実施をいたしました。 イギリス人をはじめとする旧イギリス連邦の外国人の話す英語は、本格的なクイーンズイングリッシュで、2日間の研修期間中には、手加減なしのスピードの英語に触れることで、児童・生徒たちは大いに刺激を受けてきたと聞いております。また、児童・生徒や教員から、英語しか話さない多くの外国人スタッフと触れ合う中で、外国人や英語に対する抵抗感が薄れ、これまでよりも英語に対する関心が高まったとの感想がございました。 そうした成果を受けまして、なお一層、英語に触れる機会を増やすため、中学校では、英語の授業中に、ALTも配置しておりますので、英会話を取り入れたり、校内で英語のスピーチなどを放送する時間を設けたり、校内で英語弁論大会ですね、代表を選考するというのもありまして、英語の大会も開いております。 英語が自然な形で生活の中に取り込まれるような工夫を常々しているところであります。まず、ぜひ来年度以降も継続して実施していければと考えているところであります。 なお、町の放送においても、英語で放送するようにということでありますが、まだまだ短いセンテンスしか話をしておりませんので、内容をもっと濃くして、町民の皆様にも子供たちの英語の力を聞いていただきたいなと思っております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 夏休みとか、IPで子供らが英語で放送しているのを聞いたときに、ああ、やっているなとは感じましたね、確かに。 このブリティッシュヒルズというのは、公用語が英語ということで、子供たちにとっては貴重な体験になったのかなと思います。その体験を続けることによって、英語力もだんだん身についてくるのかなと思っています。 学校でも、ALTの先生とか、それから授業中にも英会話を入れるとか、いろんな取組されているとは思いますけれども、そんな中でもちょっと1つ提案がありまして、例えば日本語を禁止し、英語のみの時間を実施してみてはいかがでしょうか。給食の時間や休み時間等で、短時間でも結構ですので、実施する考えがあるのかどうか、その辺をお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 吉村議員さんのご提案、大変ありがたい提案であります。 日常的に英会話に親しむという、あるいは実際に話をしていくというのは、非常に子供たちにとって重要な練習にもなってまいりますし、将来の英語に関係する仕事に従事するというような職業選択の上でも非常にいいなというふうに思っております。 現実的に、実際、中学校の校長あるいは小学校の校長、それから英語担当の教員等とも相談をしまして、できるだけそのような形を少しでも取り入れられるように前向きに検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) これから海外に目を向け、日本から出ていく時代かなと思っております。国際的な子供を育てるためにも、英語力は重要だと思っています。習うより慣れよということかなとは思っております。 2人のALTの外国人教師も指導に当たってくれているとは思いますが、その先生方と協力して英語の指導に当たってくれることを期待します。 次に、タブレット等のICT授業の進捗状況ということでお伺いいたします。 今年度も電子黒板等を購入しているようでありますが、これによって各教室へ1台の配備はされているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、吉村議員の質問にお答えをいたします。 お尋ねのタブレット等のICT事業の進捗状況についてでございますが、小・中学校のタブレットは、児童・生徒、教師分も含めまして、令和2年度から令和4年度にかけまして620台を整備いたしました。また、令和3年度から令和4年度にかけまして、各教室に電子黒板を全て配置しております。 授業での活用状況等でございますが、デジタルドリルという、タブレットを使って漢字練習や計算練習などができる問題集を利用しているほか、教科書を電子化いたしましたデジタル教科書につきましては、現在、全国的に実証が進められておりまして、小学五、六年生と中学校の一部教科について利用しております。 また、タブレット整備の際に導入いたしました学習支援ツールを利用いたしまして、授業の中にタブレットを利用する機会を組み入れるなど、ICT支援を活用しながら、それぞれの学年に合わせて活用が進められて、成果が上がっていると考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 各教室に1台ずつ整備されたということで、これでGIGAスクール構想の環境は整ったのかなと思っております。今年からそれで、ICT授業を進めているとは思いますけれども、このタブレットを、これは教材の共有や加工、再利用できたり、紙の教材では表現が難しいところを映像による視聴覚的な表現ができるというようなメリットもあると思います。 そこで、これまでのICTの授業の中で、故障やトラブルなど不具合があったのか、その頻度はどの程度だったのか、その辺のところをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、ただいまの質問に関しましては、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(菊池和弘君) ただいまの吉村議員さんのご質問にお答えいたします。 ICT授業に関連して、ICT機器等についてのトラブルということでございますが、今のところ大きなトラブル等の発生は報告はありませんが、小さなトラブル、つながらなかったり、ちょっとした故障とかはありますが、その故障に関しては、ICT支援員がその都度対応しております。 また、Wi-Fi環境も若干つながらなかったりするときもあったんですが、塙小学校については、今のところ改善されておりまして、今度中学校のほうで調査を進めて、同様に対応を図っていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) そんなに大きなトラブルはなかったということで、安心しております。また、そのWi-Fi環境についても、塙小学校では十分に使っていられるということなんですね。中学校では、今後検討するということなんですね。     〔「今年度」と言う人あり〕 ◆4番(吉村守広君) 今年度ね。はい、分かりました。 そのほか、いわゆるパソコンとか携帯でもありますけれども、アップデートというのもありますよね、当然これは。これについては、支援員の方にお願いしているのか、それとも子供ら自身がやっているのか、その辺のところをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(菊池和弘君) 機器のアップデートにつきましてですが、それぞれの機器がインターネットに接続されておりまして、電源を入れると自動的に必要なダウンロードがされますように、それぞれの機器、設定されておりますので、必要な時期が来れば、電源を入れる際にアップデートが完了することになっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 今は自動でアップデートされるんですね。分かりました。 こういった未来を担う子供たちにとって、タブレット等のデジタルデバイスを使いこなすことは重要な能力だと思います。また、教職員にとっても、教務や校務の効率化にもつながると思います。支援員の協力を得ながらICTの事業に当たっていただきたいと思います。 次に、広域的な教育長会議について伺いたいと思います。 町村会等は町長とかは会っていろいろな話していますというような報道になるんですが、なかなか教育長さん同士の会議というのは目にしないところがあるので、その辺のところでお伺いしたいなと思ったものですから、聞いてみたいと思っています。 子供が減少しているような状況を考えると、さきの吉田議員の質問にもあったように、不登校やひきこもりなど、こういった問題に対する対応は、町単独で行うのではなく広域的な対応も必要になってくると思います。 郡あるいは県南の教育長会議において、様々な課題について話合い等はなされているのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、まず、教育長会議についてでありますが、全国組織まで教育長会議というのはございまして、まず、町と村ですが、全国町村教育長協議会というのが設けられておりまして、これは、その下部組織としまして、東北の町村教育長連絡協議会、それから福島県の町村教育長連絡協議会というのがございます。 その中で、総会あるいは理事会、研究大会、研修会等もございまして、様々な教育課題について話合いを持っております。また、先日、県の町村教育長会議の総会が新地町でございまして、そこの中でも、今話題になっております文科省で進めております部活動の地域移行ということについての話合いなどもしてまいりました。 それから、ほかに教育委員も入る福島県市町村教育長会議というものもございまして、これも東白川の支会もございます。そのほかB&Gの全国教育長会議もございますし、様々な教育長会議がございます。 その中で、あとは県南の域内の教育長・校長合同会議とか、そういったものもございますので、東白川支会、いわゆる教育委員も含めた市町村教育委員会連絡協議会、この東白川支会の中で、郡内の様々な課題について話合いを行って共通理解を図ったり、あるいは、例えば1年間の授業数とか、あるいは夏休み、冬休みをいつまで取るかと。現在は、いわゆる県南地区はほかの地域よりは夏休み・冬休みを短くしたと。これは、様々な対応をできるようにするため。それによって、このコロナ禍でどうしても休まなくちゃいけないときには授業日数が減るわけですけれども、それをカバーできた。夏休みを少し長くしたことによって、授業日数を確保できたというようなこともございます。 そういったことも含めながら、連携して教育長同士の会議を開いておるところであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) いろいろ各町村でも苦労しているような課題について、やっぱり県南あるいは県まで大きな会議があるということで、共同で課題を乗り切っていただきたいと思っております。 では、最後になりますけれども、消防団についてお伺いしたいと思います。 昨年の一般質問でも消防庁長官について行いましたけれども、そのときの答弁では、様々な取組について、一度では全部決められないということで、少しずつ4町村で足並みをそろえて決定していきたいとありました。 その結果、今年は団員報酬や出動報酬が団員本人へ支給されることになりました。上期分は既に支給されたと思いますけれども、その内容についてちょっとお伺いしたいと思います。 一番苦労すると思われる出動人員の確認ですね、これについて、どのような方法で行ったのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 上期分ということで、支払い状況であります。これは、4月から9月までの6か月分として年額報酬と、4月1日から9月30日分までを第1期分として出動報酬を団員の指定口座に振込をしておるという報告を受けております。 そのほかの質問もありますが、詳しい内容につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木康夫君) それでは、吉村議員の質問にお答えします。 4月から9月までの6か月分の年額報酬につきましては、団員312名へ659万4,750円を、4月1日から9月30日までを第1期分としました出動報酬を、団員延べ人数で305名、支給実人数で190名に34万7,000円を支給してございます。 その活動及び出動内容の把握についてでございますが、年額報酬の支給に当たりまして、各班から分団経由で提出されます班員活動状況報告書により支給をしております。 在籍団員であるが支給対象期間中に単身赴任や消防活動実績のない団員につきましては、年額報酬の支給を行っておりません。出動報酬の支給におきましても、各班から分団経由で提出されます消防団出動簿により確認をし、支給のほうをしてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 班員の活動報告書、それと活動簿、これによって出動した人員の確認をしているということですね。分かりました。 それで、出動に関して、1日当たりの金額というのが設定されたと思うんです。それによって時間で出動の報酬が決まってくると思うんですが、1日当たりの出動額というんですか、それは幾らになっているか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木康夫君) 質問にお答えいたします。 出動の報酬につきましては、災害の場合につきまして、2時間未満であれば2,000円、2時間を超え4時間までであれば4,000円、4時間を超えたときは8,000円、警戒の場合は、2時間未満が1,000円、2時間を超え4時間までが2,000円、4時間を超えたときは4,000円、訓練の場合につきましては、1回につき1,000円となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 時間で区切っているんですね。私は1日幾らと見て、出動時間が何時間だから、それで計算して出動報酬が支払われたのかなと思っていたんですけれども、時間で区切って、また、訓練と災害と分けて払っているということですね。細かい業務ですけれども、大変ですけれども、その辺のところ、これからもあると思いますので、きっちり団員には報酬のほうを支払っていただきたいと思います。 そういったことで、個人に支給されたことにより、団員本人は当然喜んでいることだと思います。また、家族も消防団への理解がより分かってくれるのかなと思っています。また、それによって、団員不足の解消にもなってくればとも思っております。 次に、この長官通知では、団員に対する報酬とは別に、団・分団運営に必要な経費は区別し、各町村において適切に予算措置すべきであるとしています。 町では、今年度、分団運営費として20万円計上されています。5分団あるので、1分団4万円ずつということなのかなとは思いますけれども、消防団活動というのは班単位で行っていることを考えると、班の運営費も必要になってくるのではないかなと思います。 町長の考えをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご質問の班の運営費の支給ということでございますが、実質的に、今実際に支払われておるその内容がございますので、まず、その説明を聞いていただきたいと思います。これは担当課長のほうより説明をいたさせます。 その後に私にお話をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木康夫君) それでは、吉村議員の質問にお答えします。 班運営費ということで、消防団各班に配備をしてございます消防車両及び小型動力ポンプ等の機械に係る点検に対し、車両等機械器具整備運営謝金を支給してございます。各班配備車両区分により車両等機械器具整備運営謝金を、令和3年度は合計で96万5,000円を支給してございます。 消防ポンプ自動車1台につき4万5,000円、小型動力ポンプ付積載車につきましては、1台につき3万円、小型動力ポンプ付積載車軽四輪につきましては、1台につき1万円、消防ポンプ自動車7台、小型動力ポンプ付積載車20台、小型動力ポンプ付積載車軽四輪は5台、計32台で96万5,000円を令和3年度で支給してございます。 また、塙町消防団分団運営費補助金交付要綱により、1分団につき、先ほどもございましたが4万円の分団の運営費を支給してございます。 それ以外の班に対する運営費の支給のほうは、今のところございません。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お話をさせていただきます。 ご承知のように、この支払い制度は新しく始まったと申し上げますか、全く新しい方法で支払いを始めております。これは、東白川郡で統一してやっておるという部分もございます。 ただ、この謝金と申し上げますか、その支払い制度と申し上げますか、この出動手当等の支払いは、まだ始まったばかりで過渡期と言っていいと思うんですね。ですから、これから分団、班を運営していくに当たって、どのようなものが必要なのかということをもう一回洗い直しをしまして、そして4町村のその担当課の課長等々が話合いながら、班の運営費等も十分に考えていかなければならないということで、お見守りをいただきたい、ご理解をいただきたいと思っておりますが、ぜひ、これで終わりということではないので、この後、しっかりと現場の話を聞いた上で、できる限りのことは4町村で集まってと申し上げますか、相談をして決めて、本当にいい形で消防団の運営ができるようなその支払い制度を確立していきたいと、このように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 今、班への支給という形になるかとは思うんですが、ポンプ車の点検とか。それで班にも支払いしていますということなので、理解はしました。 最後に町長から今あったように、そのほかに出動に係る経費については、この消防庁長官通知では、別途措置しなさいというふうに書いてあるわけなんですが、その辺のところはまだ決まっていないと思うんです。今、町長が言ったように、4町村で話合いながら、今後だんだん決めていきたいということなので、次の質問に予定していたんですが、時間もないので、今の町長の答弁で大体は分かりましたので、今後、4町村でよく話し合っていただいて、この消防団に対する処遇改善の対策ですね、消防団員の負担や、それから団員不足等の内容に、いろんな対策を、ここで消防庁長官通知の中で、処遇改善しなさいということになっていますので、十分な検討を重ねてやっていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、4番、吉村守広君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時16分               再開 午後2時25分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △下重義人君 ○議長(割貝寿一君) 次に、6番、下重義人君、登壇願います。 持ち時間は3時25分までです。 下重義人君。     〔6番 下重義人君登壇〕 ◆6番(下重義人君) 先日提出しました通告書に沿って質問を行ってまいります。 まず初めに、1、地方公務員の定年延長に伴う改正地方公務員法の施行を受け、塙町は職員の定年制をどのように考えていくのかということで、この質問に関しては、12月定例会の議案にも提出され、案内の内容の説明を受けておりますが、あえて何点か質問したいと思います。 一番初めに、具体的な内容と職員の定年制が65歳になった経緯を、先にお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その内容的な説明でありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) 下重議員のご質問にお答えいたします。 本日も議論されておりましたが、少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少している我が国、そして町においては、高度化、複雑化する行政課題への的確な対応などの観点から、能力と意欲ある高齢期の職員を最大限活用しつつ、次の世代にその知識、技術、経験などを継承していくことが求められています。このたび、地方公務員法が改正されることになりまして、令和5年度から地方公務員の定年が段階的に65歳まで引き上げられることになりますので、国・県に準拠した形で条例を改正し、当町においても、高齢期の職員の幅広い職務における活躍を促し、その多様な知識や経験を積極的に活用していきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 65歳になった経緯は、県などの絡みはあったのか、伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 そもそもは、国家公務員のほうが60歳から65歳になったということで、地方公務員法もそれに倣って改正するというようなことになっておりますので、そちらが原因ということでございます。 議員ご承知のように、基本は年金がという問題がありますが、そういったことで、国家公務員法が変わったことによって、地方公務員法も変わる。そして、県も変える、町も変えるというような形の流れになっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) この時間帯は一番、何となく眠くなる時間なのかなということで、ぱっぱっぱっと質問していきますので、ぜひとも、課長の皆さんにご協力のほどをよろしくお願いしたいと思います。 昨日の議案の中で、定年前再任用短時間勤務職員に関する説明の中で、60歳以降、現在支給されている給与から3割減の7割ぐらいになるという説明があったのですが、この7割になった経緯とかを、お伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 初めに、私のほうから今回、議案のほうで提案させていただきましたが、なかなか分かりづらい制度かなというふうに思いますので、初めにまず、今回の65歳になるということのポイントを先に申し上げさせていただきたいなというふうに思っております。 まず、基本は先ほどから申し上げますように65歳に定年が延びる、60歳から65歳に延びる、それを段階的に2年に1歳ずつ引き上げるというようなことで、令和13年度に完了する予定だということでございます。 次の2つ目のポイントとしては、役職定年制ということで、管理監督職勤務上限年齢のほうを設けるということでございます。 昨日、若干申し上げましたが、60歳になった以降は、65歳までの間には、管理職に就かない。塙町でいえば課長、私が60になったときは、課長から降格するということになります。 降格の場所ですが、基本的には、課長補佐相当職というようなことになっていきます。 それと、60歳に達した職員の給与が、簡単に申し上げますと、現在の給料の7割程度に落ちる、3割落ちるというような形になります。 実際の計算は、課長補佐相当職の7割の給料と言っているんですが、そうしますと現行給料との差があまりに大きいものですから、激変緩和措置で、現在の給料の7割と課長補佐相当職の7割で計算したその差額を、課長補佐相当職の7割に上乗せして、若干の調整はございます。そうすると、幾らぐらいになるんだというと、やはり計算すると、今の給料の7掛けというのが、ほぼほぼ妥当な数字というふうに見ております。そういうふうになるということでございます。 それと、高齢期における多様な職業生活の設計の支援ということで、60歳になって辞めなければ週5日の勤務で、いわゆる今の給与より7割減で働かなければならないんですけれども、中には少し、例えば農業もやってみたいというような方もいらっしゃると思います。そういった多少時間をつくるためにも、定年前再任用短時間勤務制というのを設けまして、例えば週4日で1日7時間勤務とか、そういったことも設けたというようなことがございます。現在の再任用で働いている方々が、もうほぼそういった形なんですけれども、そういったことでやるということでございます。 おただしの7割の経過でございますが、多分、実際、私と例えば同期というか、同学年で、役職に就いていない人がいるんですね、ケースとして。そして、60歳になったから、私が落ちたときに、例えばその方が課長補佐とか、そういったところにいた場合は、その方より下になってしまうというふうなこともあるので、まずは1階級下げるというようなイメージで、そういったことでやっております。そうすると、約7割の給料が妥当であるというようなことで、そういった7割というのが出てきたのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 今、説明を聞いたんですけれども、なかなかぴんとこないですけれども、何といってもこれ、この辺の一番やはり興味があるのは、皆さん、職員の方が一番興味があって、私らよりやはり関心を持たれているんじゃないかなと思います。 また今後、やはり令和5年、7年、9年、11年ですか、これ2年にわたってということですか。 そうすると、おのずとやはり勤務、定年に至るまでは、長くなりますよね。そうした場合は、今現在、退職金の絡みなんかも出てくるのかなと。要するに、60歳で、要は、20歳から勤めて40年間ということで勤めるのと、65までいくとということで45年勤め上げるというような形かなと思うんですけれども、そうした場合は、おのずと退職金も変わっていくのか、伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。
    ◎総務課長(江田一寛君) 退職金についてでございますが、定年延長になって、その後、給料が7割程度になるということで、それで計算されて支給されると不利益を被ってしまいますので、言わばピーク時特例ということが設けられております。 基本的には、60歳で定年した場合の金額で計算して、それが65歳に辞めたときに計算されてもらえるというふうに、不利益は被らないようにはなっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 不利益は被らないけれども、金額は、そうすると、下がるということはないということですね。 最悪でも上がるということだったら、やはりいいですけれども、長く勤めて不利益を被ったんでは、踏んだり蹴ったりですからね、やはり。 定年制が延びるということは、すると、職員の採用ももちろん、今言われたのは、退職金の質問をしたんですが、新採用なんかもおのずと変わっていくのかなということで、お聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 定年引上げ期間中、いわゆる段階的にやっている最中も、必要な新規採用が必要なのではないかというようなおただしだと思います。 おただしのとおり、質の高い行政サービスを安定的に提供できる体制は確保しなければなりません。定年の引上げ期間中においても、一定の新規採用職員を継続的に確保することは必要でございます。 今までですと、毎年の退職者の補充的なような従来の採用というのは、ちょっと難しくはなると思うんです。やはり、これからは中長期的な計画を持った新規採用者の採用計画をつくっていかなければならないというふうに考えているところでございます。計画的に採用はしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 計画的に雇用ということは、今の現在の職員より若干増えていく、職員人数というと、かなりの職員の方が、人数はいると思うんですけれども、増えるということになる可能性もあるということなのか、聞いてみたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えしたいと思います。 あくまで定数条例というのがございますので、その内で考えてはいかなきゃならないというふうに思いますし、全員が、先ほど申し上げましたように、職員として残るか、正職員というんですかね、そういう形で残るか、定年前任期付短時間勤務職員は、定数に数えられないような形、カウントされない形なので、そういった形の方もおりますので、微妙なところでございますが、全く延びないともこれも言えないですし、増えるとも言えませんし、なかなか難しいところでございますが、なるべく定数条例の範囲内で、超えない範囲で、的確な人数で努めたいなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) そうですね、やはり、先ほどから、人口が減るという質問をした方もいますけれども、やはり職員の方は、仕事の量的にはそんなに減るわけではないので、やはりある程度の確保というのは、今言われたように定数ですか、確保はしなければならないのかなと思います。 定年の引上げが60歳に達した以降は、職員の方が短時間採用勤務職員を望んだところが、何らかの理由で途中で辞めなければならない理由が発生した場合、途中で辞めたときの規定なんかは、そういうのも設けてあるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えしたいと思います。 いろんなケースがございます。 60歳になって、そのまま職員として給料が減って、そのまま週5日勤務の普通の職員として残る。それで、例えば体を壊したりして辞めた場合、その後どうなるんだというと、そのまま辞めても結構なんですが、65歳までは、定年前再任用短時間勤務職員として復帰が可能ですので、そういったことで、また復帰なんていうことは考えられる。 基本的には退職した後65歳までは、この制度があるうちは、定年前再任用短時間勤務職員として復帰はできます。当然、最初から60歳になって、定年前再任用短時間職員でいた方が、若干体を壊して休んでいる。そしてまた、65歳の間にまた復帰するというのは、これは可能でございます。そういうふうな制度になっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) ちょっと細かいことばかり、パッパと聞いて、大変ありがとうございました。 大きい2番にいきます。 東白川地方町村会における中央省庁に対する要望活動内容に関して伺いたいと思います。 先月17日に、東京都で開催された全国町村長大会のその前日、16日の衆議院議員会館において、福島県県連選出国会議員への要望書の手交を行ったとあります。 要望内容は大きく分けると、福島森林林業再生に向けた事業要望書、あと、仮称、水戸郡山広域都市圏連絡道路の整備促進に関する要望書ということで、その要望書の中に塙町を含む郡内の農家は高齢化、そして担い手不足で、これからの農業はやはり行政に頼るしかない農業なんですよね。何で、この農業産業への要望活動はなかったのか、町長のこの町村会の長として大変だったと思いますけれども、何で農業への要望書はなかったのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員お話しのように、11月中旬に全国の町村長大会、それに類しまして、全国の各地の全国の協議会等に関する大会、数多く開催されております。 その期間内において、時間を取りまして、中央省庁へ要望活動を実施いたしました。 今のお話のように、福島森林林業再生事業に向けた事業、そして、広域都市圏連絡道路の整備促進の2件につきまして要望しております。 ご承知のように、森林整備については、復興再生が着実に推進されておる東白川の町村における継続的な事業支援、また連絡道路につきましては、地域の活性化、そして、緊急災害時の大動脈として需要な役割を果たすべく、早期整備をお願いしたものであります。 議員がおただしの耕作放棄地の農業に関しましても、町といたしましては大変重要な課題と認識しております。 今後、町村会共通の課題として、ぜひ検討し、そして、要望活動の一環にとも考えております。 ただ、この要望活動、副大臣、そして政務官、大変セキュリティーの厳しいところに入ってきたんですけれども、副大臣のセキュリティーなんか、大したすごく厳しくてびっくりしましたけれども、時間に限りがあるということで、要約してできるだけ簡潔、その簡潔にお話をいただきたい、そして選んでお話をいただきたいというふうな向こうの要望がございましたので、特に東白川共通の課題として、重要な部分として申し上げ、また森林関係、そして道路関係のお話をさせていただいたわけであります。 そのお話の耕作放棄地等々の話は、これからの課題として、町村会の中で話し合ってまいりたいと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) この要望内容は、やはりちょっと見たんですけれども、大変やはり要望には本当に絶対必要な林業再生に向けたというのと、何といってもやはり、仮称、水戸郡山広域都市圏連絡道路というのは、これは、やはり今から本当に要望を出しても、今後何十年かかるか分からないぐらいの東白川というんですか、この辺の発展はやはり、こういう広域道路ができなければ、なかなかこの辺は、陸の孤島になっちゃうんじゃないかなと。今現在、浜通りのほうには高速が通って、中通りには通って、この辺は本当に取り残されているような状況ですか。ですから、やはり、絶対的な要望的には、この要望が悪いと言っているわけではなくて、やはりこれから農家というのも、これからというのも何ですかね、本当。やはり、これからの農家は集約するような農家になっていくのかなと。そうなると、やはりどうしても、コストが絡んで、そこまで行くうちにコストが絡んで、やはり農業の先行きがなかなか暗いような、いい話がないようなというようなという感じで。 ただ、やはり農家の人のこうなるとすがるのは、やはり行政しかないのかなと思いますんで、まずひとまず町長の頭のどこかに、何かあったときにはぜひとも、そういう農家の皆さんの気持ちというのも取り入れてもらえればと思います。 3番にいきます。 大きい3番ですね。衆議院小選挙区・区割り改定で新たに県南・会津地区との新3区が再編成されたが、今後、会津地区との関係をどのように構築していくのか、町長の考えを伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 新区割り案によりますと、本地域と会津地域との統合は、地域の特性や気候の違い等を起因とする課題も数多く、選挙本来の姿を鑑みれば、この改正が住民の生活に利するとは到底考えにくいとして、意見を申し上げてきたところであります。反対であるという立場で、ずっと貫いたわけであります。 また、西白河地方町村会と東白川町村会連盟で今回の見直しについては、1票の格差是正の観点のみならず、経済圏、そして生活圏、広域的な行政圏の結びつき、あとは地域の歴史的な沿革、そして治世状況等の事情を総合的に考慮いたしますとともに、都道府県知事や市町村長など関係自治体の意見を十分に尊重しながら、各地域の実情を反映した区割りとするよう強く、一生懸命やってきたんですが、結局のところ、新3区が決定されてしまいました。 議員おただしのこれからの会津との付き合いということであります。これは、現実をして目の前に迫っておることではあるんですが、これは首長、私一人、一首長が会津地区に単身で乗り込んで行ってもどうにもならない課題と解しております。東西地方町村会が連携いたしまして、会津地方の首長さん方との協議や意見交換の場を設けていくことから始めなければならないと、このように考えております。 町村会の中でも、しっかり話題にして、課題にしながら、これからの取組を考えていきたいと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) これから、東白川地方町村会の中でも話は出たのかなということで、今聞こうと思ったんですけれども、やはりもちろんのこと、これは会津地区のほかにやはり西郷村は前回、この区割り改定は、一票の格差を2倍未満とする改正公選法が可決成立したため、区割りで定数5名から1減の4となった経緯。前回、やはり、この見直しで西郷村が福島県3区から4区に編入されたものの、中通り、この辺、会津の方と共存という形を使っていいのかなんだか、共存していくような形でやらなければならないのかなということで、今、町長に聞いたわけですが、町村会の中での話が、もし出て、何かそういう話で反対という話も出たみたいですけれども、もう少し詳しい話がもしあれば、これから質問しようと思ったんですけれども、あればお聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 新区割り、このことに反対すべく、東西の首長、それから白河市長が参加して、共同決議ということで案をつくって、それを中央に届けてはおります。 これも一つのきっかけでありますから、東西、しっかりとスクラムを組んで、この後のこの地域の政治的な影響も含めた対応というのは、しっかりと進めていかなければならない。かなり厳しい状況下にあると申し上げますのは、会津の票数と新、もともとの西郷まで入ったこの県南地区の9市町村ですか、この票数が向こうのほうが多いんですね。ですから、絶対ここだけで勝とうとしてもなかなか難しい。 実際に、候補者もしっかりと取り組むというような話をしておりますので、ぜひ支援をしていきたいなと。地元におる候補者もしっかり取り組んでいきたいという話もしておるんで、ぜひ支援をしていきたいと、このようには考えておりますし、これからの行政を考えますと、どうしても、つんぼ桟敷ではないんですけれども、どうも端っこのほうに置かれてしまう心配があるんで、真剣に取り組んでまいりたいと、このようには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) やはり地図の上から見ると、やはり会津と南会津、かなり地図の上から見ると、東白川郡とか、今度新3区になる泉崎村、中島村とか、2区、あと3区、この4町村を含めた泉崎とか、本当に面積的には全然違うんですけれども、人口割からすればやはりこの辺のほうが多いのかなと、今町長の話もあったんですけれども。 自然と環境、また産業面に関しても、本当に会津の方、あと南会津の方とは、かなり違いがありますけれども、逆にこちらのほうで冬期間は雪が少ないし、向こうは雪深いところなので、その辺の共存の仕方というのも、こちらも誘客につなげる冬場の間だけでも、こちらのほうに仕事に出向いてもらうような、何かいい関係になればいいのかなとも思っております。 次の質問の4番にいきます。 来年中の運営開始を目指している「子ども第三の居場所」に関して質問したいと思います。 運営開始に至るまでは、課題が山積みしているのではないかと思いますが、従来であれば子供たちは、従来というのか、昔であれば、子供たちは授業が終われば、家へ帰り、自宅で学習や夕食を家族団らんでやることが本来の姿ではなかろうかと思います。 ただ、この時代の流れに、この前も所管事務調査で塙小学校へ出向いていたんですが、やはりこの時代、共働きで、家に帰っても誰もいないというような形で、子供たちが学校にいるような状況になっているような時代でもありますので、そういう施設が考え出されたのかなということで、そこで、(1)番の運営開始に伴う利用料金や職員採用などの進捗状況を、まずは、間近に迫っていますので、その辺の進捗状況を伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、下重議員のご質問にお答えをいたします。 利用料金や職員採用等についてですが、まだ現在までは決まっておりません。 塙町子ども第三の居場所事業運営推進委員会というのを組織しまして、ここで協議検討しながら、今後決定してまいります。 推進委員会は、これまで2回実施しております。 1回目は、事業概要の説明、利用意向調査の結果を報告しました。 2回目は、施設利用の料金や利用申込み等を協議しております。 様々なご意見をいただいておりますので、今後、それを基にしながら決定することになります。 最終的には、推進委員会を今年度中に5回開催をいたしまして、これからあと3回開催しまして、運営がスムーズに行えるよう計画してまいる所存でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 2回は開催され、今後あと3回は、運営委員会を開催するということなんですけれども、間に合うんですかね、大丈夫ですかね。やはり、ちょっと心配なんですけれども。 実は、昨日、議会が終わってから、公民館のほうに第三の居場所のバスがあるということで、ちょっと見に行ったんですが、ちゃんと「子ども第三の居場所」という看板が入った車がありまして、やはりすばらしい、もうかなり準備は進んでいるのかなと、私にはバスがあったものですから、見てきたんですが。 ブルーシー・アンド・グリーンランド(B&G)財団からの助成金が終了した後の運営方法ですね。これ、総額3年間で7,880万円を上限に助成金を施設開設費として受けた後に、これ施設開設費ですよね、運営方法をどのように考えていくのかということで質問したいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、下重議員のご質問にお答えをいたします。 助成金がある3年の間に、塙町の現況に即しました運営の基盤を構築することが大変重要だと考えております。 寄附、あるいは支援を受け入れられる体制づくりや人材の確保など運営基盤を確立していきまして、運営に伴う課題を解決しながら、切れ目なく3年後も継続した運営を目指してまいります。 一番の課題の一つが運営資金であります。 子ども第三の居場所事業が対象となる補助金の活用も検討しているところでございます。福島県独自の補助金、あるいは令和5年度から設置されます内閣府のこども家庭庁が所管する交付金など、県の担当部局とも連携しながら、利用者や保護者の負担が大きくならない形で、また、町の一般財源だけに頼らない運営を目指したいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) この振興計画にも今回、年間960万円、月額80万円ですか、振興計画にも載っていまして、準備万端というのか、ある程度やはり、1日当たりこれは20人ぐらいだと思うんですけれども、受け方の優先順位というのは、もしその20人以上になったり、少ないとは思わないんですけれども、それかなり20人以上になるんじゃないかなと思うんですけれども、この優先順位なんかもしあれば、お聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お話をさせていただきます。 この細かいことは、これから協議会等々で詰めながら進めていくことになろうと思います。 ただ、私、こういうふうに捉えております。この3年間の960万円、これはこの事業内容の確立と申し上げますか、事業内容、いろいろやってみないと分からないということが多々あるだろうと思うんですね。その3年間、本当にいろんな形で試行錯誤しながら、この事業を推進、自体をしっかりしたものにつくっていく、こういう時期のための3年間だろうと思っておりますので、これで決めたからこのとおりにいくということも必要ではあるんですが、それ以上にその組織と申し上げますか、運営組織にとって最大限メリットのある方法で進めていくと、こういうことを私はお話をさせていただいておるところであります。 そして、3年後のその運営資金、これも絶対必要であれば、財源の洗い直し、これを執行することで、その財源の確保等もしっかりと見据えていきたい、そこまで腹をくくってかかっております。 財団のほうでは、この組織の運営は、最低10年は継続してほしいということでありますから、本当に打算的な考え方ではあるんですけれども、財団の3年、そうすると残り7年ということになりますね。この7年間を徹底して切り抜けていくと。その後には、それほど縛りの強いものではない組織体として、その建物等も残るわけでありますから、町の施設としてまた別な形での有効利用も、その後にはなってよかろうと思っておりますので、しっかりとこの指定を受けた認定書をいただいた時期から腹をくくってかかっておる、こんなつもりでおります。 細かいことは、教育長のほうからも説明をいただきます。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、詳細の内容につきましては、担当課長等から説明をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴木サキ子君) ただいまの優先順位についてでございますが、利用を希望されるお子さん、ご家族の方、誰でも優先順位ということにこだわらず受け入れるという形で進めていこうと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) これは開設してみないと分からないことですよね、確かに。 恐らく、その今言った優先順位も利用を希望される方は全部入れるという、これ20人がそれ以上になる可能性もあるかと思いますけれども、これはもちろんやってみなくちゃ、開園してみなくちゃ分からないということもありますので、これ以上。 ただ、やはり財団からは末永い運営をお願いしたいという、恐らく、新聞の記事なんですけれども、それを見たので、やはり本当に最低でも10年、これ末永い運営ができればいいなと思いますし、この子ども第三の居場所とありますが、やはり大人が子供の居場所を決めるのではなく、やはり子供が自ら自分の居場所を決める自立を、精神というのも養っていくのが本来の姿ではなかろうかと思いますけれども、やはりさっき言ったように、時代の流れで、そういう子供たちも居場所はやはり自分で決められなくなっているのかなというのと、ちょっと余談になるかもしれませんけれども、今朝あたり、千葉の辺りで公園が、どこだか分からないんですけれども、公園がなくなると。そのなくなる理由というのが、子供の声がうるさいからと、苦情から始まって、その市が公園をやはり取り壊すということで。だから、私ら大人も少し、反省すべきではないのかなと思います。 この質問に関しましては、2番議員もあとまた月曜日やるかと思いますので、今度は、大きい5番にいきます。 物価高騰のおり、小中学校の給食内容に影響を及ぼしているのかということで、伺いたいと思います。 これ、物価高騰と今現在、今年もやはり賄い代ということで決められたところにきて、物価が高騰、野菜とかいろんなものが高騰しているみたいなので、またなお一層上がるみたいなんで、影響が出ているのかなということで、お伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、下重議員の質問にお答えをいたします。 お尋ねの小中学校の給食内容でございますが、中学校、小学校、こども園幼稚部、笹原幼稚園の給食は、給食センターにおいて加工、配送業務を業務委託によりまして実施をしております。ご存じのとおりでございますが、給食のメニューの作成や材料の購入については、塙中学校に在籍しております福島県より派遣されております栄養技師が、安全・安心な食材を求めまして、その一環として地元食材の産材の使用をできるだけ図るようにして対応しております。 給食のメニューは、1か月分を前月中までに作成しておりまして、1食当たりの平均単価を中学生は312円、小学生は267円、幼稚園児は252円と設定をしております。 栄養バランスや適切なカロリー、彩りや季節を意識した旬の食材も取り入れながらの献立作成をしておりますので、仮に物価高騰により食材の単価が上がったとしても、できるだけ質の低下はさせず、必要があれば補正予算等により対応を図られるよう配慮させていただきますので、議員の皆様方にはご協力をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) これは、小中学校に通っている生徒さんの保護者の方からこれご相談を受けた質問で、やはり授業が終わっておなかをすかせて帰ってくる子供、中学生の生徒さんなどは、放課後の部活の際に、俗に言う腹が減ってという感じですね、おなかがすいて部活にならないなどの説明を受けたのですが、これは成長段階で若干の個人差はあるかと思います。何かこのような生徒さんを持つ保護者の方々の不安解消につながるような答弁があれば、お聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 いわゆる給食以外に子供たちに提供するものは、学校給食センターとしてはございません。 したがって、給食の量を増やすというようなことも、予算の範囲の中でしかできないものですから、なかなか子供一人一人に応じた給食の内容、あるいは量というのは提供できない状況でございます。一般的に決められた範囲の中で、給食を提供しているという状況でございます。 しかしながら、味つけやその食べやすさとか、そういったものを検討しながら、子供たちに合った、あるいは要望に合ったものを提供していくというのが原則でございます。 これまでの、いわゆる成長期にある中学生等に、やはりおなかがすいて部活前におうちから菓子パンとか、あるいはちょっとしたおにぎりなどを持って、それに当たると、その前に食べるというようなことは、お聞きしております。それぞれの子供たちによっては、食の細い子もいますし、食の細い子は残さず食べることも大切でありますが、あまり食べられないという子供は、ほかのたくさん食べられる子に食べてもらうというようなことで、残菜がなくなるように、しっかり話をしていきたいと思います。 最低限の栄養をしっかりと給食で提供している栄養素はきちっと取っていただくというのが、私どもの願いでありますので、子供たちへのお話もしっかりしていきたいなというふうに思います。 また、要望等がありましたら、何らかの形でできることはやっていきたいなと思っています。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 先ほど言われたように、成長段階なので、若干の個人差はあるので、そういう保護者の方も、何とか自分で持ち寄ってというのか、やはりほかの部活をやっている子供なんかは確かにお昼を食べて、夕方部活をやってくると、かなりこたえるのかなと思います。個人個人で工夫していかなければならないような感じもしますけれども。 今回の振興計画の中で、学校給食の賄い材料購入費が年々、5、6、7と、年々減っていく理由はもし、年々減っているんですよね。その理由が、これは、私、聞いているんですから、ある程度議会報にも書くのもありますんで、その辺、もし答弁を願えれば。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(菊池和弘君) 議員おただしの振興計画における給食賄い材料の減少についてでございますが、議員さんおっしゃるとおり、物価の高騰は年々上がっていくものと想定はされますが、残念ながら、児童生徒数の数が年々、それを上回る範囲で減っていくという見込みがありまして、計算していくと残念ながら賄い材料費の金額も若干ずつ下がっていっているという実態になっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 中学生などは、伸び方が半端ないですから、やはりおなかのすくのも仕方ないのかなと思いますんで、今後やはり、賄い代を少なくしないで、もし生徒数が少なくなるんだったら、中身の濃いものを、いいものを食べさせてあげたいなという感じもしないわけではありません。 大きい6番、令和3年度事業のIP告知システムに関して伺いたいと思います。 (1)令和3年度事業において、更新されたばかりのIP告知システムのメンテナンスということで、更新したばかりのIP告知システムが、今回、おとといと昨日ですか、メンテナンス、サービス停止をしていますよね。 これは、どういうようなメンテナンスをしたのかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的な内容でございますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 3年度にIP告知システムの端末を交換して、なぜ今回メンテナンスなのかということなんでございますが、いわゆる塙情報センターというところの機械いろいろございますが、あちらのほうのメンテナンスと、片貝情報センターというところの機械のメンテナンス、それと先日はJアラート関係の伝達のシステムのほうのメンテナンスというか改修とか、そういったものもありまして、端末そのものではなく、操作というかつかさどる中心部の機器のメンテナンスということで、休業というんですか、若干休んだりするためにメンテナンスをしているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) IP告知システムの質問なので、緊急放送の際に、よく言われるのが、一番スタートにサイレンから始まったり、あとは急なアナウンスの急な爆音から始まるような感じで、びっくりするんですけれども、これはよく言われるんですけれども、前聞いたことがあるかもしれませんけれども、これは答弁できればお聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 私も町民の方から何度もその話をいただきました。 それは、Jアラートシステムが流れたときなんでございます。気象情報が発表されましたとか、そういったときですね。予告なしに突然大きな声で鳴るということで、国から流れて来る情報を町の端末のほうで放送しなければならないのですが、そこに何かピンポンパンとか入れられないのかというのは、十分検討したんですが、どうしても、そこは国から来るものをすぐ流さなきゃならないということと、システムの関係でもどうしても、そこに挟めないんですね、音を。というような事情がございまして、かなり町民の皆様から、「ドキドキしちゃうんだ、あれが鳴ると」とか、かなり苦情的なお話をいただくんですけれども、何とかそのJアラートシステムという国の非常時の放送を流すためなので、ご理解くださいというようなことで、説明はその都度しているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 確かに、ピンポンパンと中間に入ると、本当に心臓がバコバコするような感じのびっくりする。 (2)番、サービス停止中、これIP告知は昨日、8日の日ですから、停止だったんですが、緊急災害、またこの時期最も多い火災などが発生した場合の、この停止中に、町民及び消防団員への連絡手段なんかは、何かバックアップ的なものを考えておいたのか。 あと、今、課長が言ったように、Jアラートとか、ああいうものがもしあったときに、サービス停止中には、放送できたのか、お伺いしたいと思います。このバックアップがなされていたのかということです。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 IP告知システムのメンテンナンス中には、基本的にテレビ電話と告知システムが使用できないという状況でございます。 これは数時間程度想定しているんですが、どうしてもこれはやむを得ないという部分でございます。 その際に災害が起こり、緊急に情報を流さなければならないというようなときは、生活環境課のほうと連携しまして、スマホ等にエリアメールというのがございますので、そちらのほうをお流し周知するほか、消防団に協力要請をして、地域を巡回していただき、拡声器で災害を知らせるというアナログな方法が考えられます。 現在、火災につきましては、消防団員のほうに直接メールが来るようなシステムになっておりますので、火災については大丈夫かと思います。 それと、これではなかなか情報伝達手段として弱いという部分がございますので、現在も、今年つくると先日申し上げておきました塙町デジタルトランスフォーメーション推進計画では、間もなく完成になっていくんですけれども、その中で、情報発信の充実というところの項目で、ソーシャルネットワーキングサービスということで、SNSを活用するというようなことになっております。 その中で、やはりLINEの自治体公式LINEですか、そちらのほうの利用を考えております。そちらのほうで、そういった情報の提供ができればというふうに考えておりますので、今後、その辺を充実していきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ◆6番(下重義人君) そうですね、Jアラートの場合、スマホとかそういうものに入ってきますから、今回、サービス停止が約5時間ぐらいだったですよね。この間何もなかった、本当によかったななんか思います。 今後のIP告知端末機が緊急放送だとか、災害に使われないことを祈って、私、6番議員、一般質問を終了したいと思います。 ○議長(割貝寿一君) これで、6番、下重義人君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後3時25分               再開 午後3時35分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合によってあらかじめ延長します。--------------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(割貝寿一君) 次に、5番、七宮広樹君、登壇願います。 持ち時間は4時35分です。 七宮広樹君。     〔5番 七宮広樹君登壇〕 ◆5番(七宮広樹君) 本日、最後の質問者、5番議員、七宮広樹です。 お疲れのところ、もうしばらく辛抱していただければ幸いです。そして、このたびも不肖ながら町民の代理人の議員の一人として、町民の思いと塙町発展のために通告いたしました6項目を質問いたします。 それでは、早速、入札後の役所新庁舎について、質問いたします。 先ほど、4番吉村議員も質問しましたが、視点を変えて質問をしてまいります。 このたびの入札、私としては、不調に終わるのではないかと、非常に心配もしておりましたが、無事に入札が決まり安堵しております。 結果といたしましては、予定価格14億9,380万円に対し、13億7,478万円で日本住宅株式会社が落札し、予想を下回る金額で正直驚いております。 今後、軽微な設計変更や追加の工事などがあり得るのかお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 議員の質問にお答え申し上げます。 内容的なおただしですので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 七宮議員のご質問にお答えしたいと思います。 まず初めに、今後の設計変更についてということですが、基本的に建築本体工事については、大きな変更はないと解しておりますが、実は建築確認申請時に、審査機関及び消防機関より、2点ほど指摘項目がございます。 1点が、一部の建具において防火使用への変更。 あと、新庁舎を仮使用で使用する関係で、新庁舎誘導表示の設置の仮設工事を実施しなさいという指摘を受けております。 そんなに、今言った変更は、大きなものではないですので、今後、発注している中で、当然、増額もありますが、減額もあると思っています。ですので、現時点では、当然、請負業者との最終的には協議になりますが、変更契約を行うかについては、現時点で不確定な状況ですが、先ほど大前提で言いましたように、建築工事というのは、基本的に変更がないものと思っていますので、そのような形になるのかなと思っております。 続いて、追加工事でございますが、追加工事は、現時点で、今考えてございません。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 理解させていただきました。 予定価格と落札価格の格差が、差額が1億1,902万円となりましたが、これは新庁舎内の機能充実や住民サービスの向上を図るシステム構築に活用する考えがあるのか、お尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 内容は、これは担当課のほうで掌握していますので、担当課のほうで説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(大森淳一君) 七宮議員のご質問にお答えしたいと思います。 役場庁舎改築事業は、ご存じのように、公共施設等適正管理推進事業債の市町村役場機能緊急保全事業に該当するため、この起債を財源といたしまして、事業を進めております。 また、過疎対策事業債や緊急防災・減災事業債を該当させられる施設箇所があれば、可能な限りこの有利な財源を充当し、町の公有施設等整備基金の取崩しを少しでも抑えるように努力しているところでございます。 今回、発注しました役場庁舎1期工事ですが、議員さんおっしゃったように1億1,902万円の請負差額がございました。請負差額が大きく出たからといいまして、それを計画以外の部分に活用するということは、現在考えてございません。 また、先ほどの起債充当の考え方として、財源の調整だったり、財源の裏づけの確証がない場合には、当然できないですので、計画のとおり進めていくということで、考えております。 なお、事業が進んで行く中で、当然、必要なものが出た場合には、先ほど言った起債の財源充当が可能なものであれば、当然有利な財源を活用しながら、よりよい庁舎建設に向けて、進めていければと思っています。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 確かに、ぜいたくではなく、命を守る、安心・安全な環境で、使い勝手のよい庁舎になることを願っております。 それでは、次の質問に入ります。 町立図書館の今後の運営と管理についてであります。 現在、町が業務委託している内田洋行と今年度契約が終わると聞きますが、経緯と詳細をお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、七宮議員の質問にお答えをいたします。 お尋ねの内田洋行との業務委託が、今年度で終わるということでございますが、株式会社内田洋行との業務委託契約は、平成25年から始まりました。そして、平成26年、平成29年、令和2年に3年間の長期契約を結び、合わせて10年間、業務委託契約をしてまいりました。 しかしながら、内田洋行では会社として、IC機器に力を入れていくという会社側の意向によりまして、令和4年度限りで図書館窓口業務を撤退することとなっております。 全国の学校関係、ほか契約についても、令和3年度で全て終了しております。そのため、内田洋行との業務委託契約は、令和5年3月31日をもって終了とさせていただくことになります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) そうしますと、令和5年度からの運営や管理をどのように、まず考えておられるのか。 5日に示されました振興計画を見ますと、図書館業務委託として1,271万6,000円、カウンター業務等の委託と記載されていますが、内田洋行後の業務委託先に当てがあるのかをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 来年度からの運営管理についてでございますが、令和5年度からは、塙町観光協会に業務委託して運営していく考えでございます。 ご存じのように、塙町観光協会は、町立図書館建物に併設されております塙町コミュニティプラザ内に、管理のための事務所を構えております。コミュニティプラザは、塙町の建物で、観光協会が運営管理を町から受託しているところでございます。町立図書館の運営管理を観光協会に委託することにより、建物の運営管理を一体的に行えるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 教育長が言われるように、塙町観光協会の事務所は、図書館の近くにあるのは存じております。 私としては、分野が違うので、大丈夫なのかなという心配もありますが、塙町観光協会を業務委託先に選択した理由を改めてお尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 開館以来、蓄積されてきた内田洋行の図書システムの移行、これは、次の質問にもありますが、いわゆるデータ関係の図書館情報システムに関しましては、富士テレコム株式会社と現在契約しております。同システムを使用しますので、問題なく管理ができるものと考えております。 また、内田洋行との窓口業務等につきましては、現在おります内田洋行の社員が、専門的な研修を度々受けておりまして、優れた人材と考えております。 したがって、令和5年度も、引き続き、従事する予定になっておりますので、窓口業務等におきましても、問題なく移行できるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今の教育長の答弁によりますと、観光協会でも、業務委託には問題はないということなんですけれども、金額的な問題とか、この契約ですね、そうした場合に、入札というんですか、ほかの業者もあり得るとは思うんですけれども、観光協会に、これだという決めた決定的なお考えというんですか、こういうことだから、別にほかの業者を選ばず、観光協会にというところを改めてご説明願います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) まず、町内におります、現在、観光協会等事務所を束ねております、このスタッフ等も含めまして、観光協会のほうの事務局長は、生涯学習課の課長がしておりまして、そういう意味では、図書館業務についても非常に詳しい。 したがって、その方がトップにいるということで、支障なく図書館業務も運営管理ができるものと考えまして、観光協会のほうにお願することを考えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。
    ◆5番(七宮広樹君) 理解させていただきました。 あと、先ほど教育長が言われた図書システムですか、この内田洋行の図書システムは、移行後も問題がないということだったんですけれども、改めて伺います。問題はないということで。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) お答えいたします。 現在、図書館情報システムは、富士テレコム株式会社と契約しておりまして、同システムを使用しますので、これは問題なく管理運営ができているものと、引き続きこちらのほうにお願したいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) そうしますと、現在、この内田洋行に雇われているカウンター業務等の仕事をしている方、こちらの方は解雇されてしまうのか、それとも、観光協会へ移行していくのか、そこのお考えをご説明願います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 現在、内田洋行に雇用されている方々の移行、給与、処遇等でございますが、現在、内田洋行の社員として、図書館業務に携わっているスタッフは6名おります。 希望調査をいたしましたところ、全員がこれまでどおり業務に従事していきたいという要望がございました。ということで、このまま全員が移行するということで、引き続き、来年度も図書館業務に携わっていただきたいというのが、私どもの考えでございます。 給与や処遇等におきましては、現在までの状況を確認して、これから具体的にしていくという考えでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 私の知る限りですと、内田洋行に雇われているほうが、給与、それから処遇等はいいように聞いています。 そうしたときに、やはり今度観光協会の職員ということになっときに、しっかり協議をして、雇用を守る対応対策、ぜひお願いをしたいと思います。 それからちょっと、もう一つなんですけれども、これは観光協会のほうへ正社員としての雇われ方なのか、それとも、契約的な社員の雇われ方なのか、種類のほうをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 現在、正社員、契約社員となっておりますが、そのとおり、引き続き正社員、それから契約社員として、今までどおりの形で、雇用をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 理解させていただきました。 それでは、次の質問に入ります。 はなわの秋祭りの今後についてであります。 産業祭に替わるイベントとして、10月30日に行われましたはなわの秋祭りが大盛況であったことは承知しておりますが、企画、立案、実行に携わった町として、実施の期間、実施した時期ですね、それから開催の状況、来場者の様子など、どのように受け止めているのか、改めてお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 議員の質問にお答えを申し上げます。 今お話しのように、産業祭に替わる新しいイベントということで、はなわの秋祭りが開催されました。 これは、ふるさと産業おこし連絡協議会が主体となりまして、事務レベルの会議を複数回開催し、新型コロナ感染症対策を図りながら、開催をしたところであります。 お話のように、10月30日は好天に恵まれまして、町内外から約2,500名の来場がありました。出店は、テント15、キッチンカー2台、キッズコーナーやストリートパフォーマンス等々実施し、久しぶりのイベント開催ということもありまして、多くの町民の、そして皆さんが楽しんでいる様子がうかがえ、大変盛況でありました。 近隣住民の皆様のご協力もありまして、特に大きな苦情やトラブルもなく、ご来場いただいたお客様には大いに満足をいただいたと、このように考えております。 また、新型コロナウイルス以降、産業祭含む町内大小イベントが中止となる中で、会場規模やあるいは人の流れの管理、そして新しい生活様式等に即した形で実施したモデルケースとなります今回の開催結果は、今後の町のイベント開催に当たっての指針となるものとなりました。 開催時期に関しても、10月下旬開催は、野外運営に適した気温でもあり、他の主要な町行事とも重ならないこともありまして、この時期に開催することは、大変判断としてはすばらしかったなと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長言われるように、私も時期ですとか、状況、それから来場者の様子、町長が言われたとおり、非常によかったと、今、次回につなげてほしいなというふうに思っています。 また、コロナ禍で様々なイベントが中止されているので、私的には来場者の笑顔ですね、あと出店者の底力というものを感じ取ることができました。 今回の開催が、実証実験を踏まえ、手探りの状況でイベント業者への依存度も高かったように見えます。よい面、悪い面があったかと思いますが、次回につなげる検証がされたのか、お尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 次回につなげる検証であったかどうかと、このコロナ禍の中でイベントを行う場合、運営費用全般からコロナ対策費、人員の配置など、どのくらいになるか、そういった検証の意味も含めた最初の開催でありました。本当に手探り状態の開催であったと言ってよろしいかと思います。 結果、今後も継続開催するに当たり、費用の正確な把握、イベント業者の協力によるイベント時におけるコロナ対策の確立、コロナ禍における最小限の人員配置など、次回につながる多くの検証結果を得ることができましたので、今後の開催に生かしてまいります。 また、今回のイベントは、ふるさと産業おこし連絡協議会の会議及び商工会会員への出店等依頼でありました。このイベントは、みんなでつくり上げていくことが目標でありますので、来年度以降は、町民の皆様に広く周知し、強く手作り感のあるイベントとして、これからは運営を考えていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長の答弁によりますと、これに関わったのは、町とあと商工会が関わってのイベントだったかと思います。そのほかの方々の携わりもあったかと思いますけれども、検証が行われたという答弁でよろしいんでしょうか。改めて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) そうですね、内容をもう少し詳しく担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) お答えしたいと思います。 検証の関係でございますが、先ほど来お話ありましたふるさと産業おこし連絡協議会事務局のまち振興課と商工会が事務局長をやられていますが、商工会の事務局との反省点というか、検証は行っております。 ただ、今回、出店者の皆様へのアンケートとかは、まだ実施しておりませんので、やはり鈴木茂議員のほうのご質問の中にもあったんですけれども、振興計画のときにありましたが、どうしても今回、子供向けのイベントに重点を置きました。ですから、高齢者の方が楽しめるイベントではなかったというのは、間違いなくそういう部分ではあったかと、反省材料でありますんで、やはりそこら辺の部分について、今回出店していただいた皆様にふるさと産業おこし連絡協議会からアンケートを取るなどして、ぜひ来年の開催に向けて、もっとよりよいイベントになるように努力をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 理解させていただきました。 課長の今の答弁の中に、5日の振興計画の中で説明があったんですけれども、このふるさと産業おこし連絡協議会事業の中で、これ次回ですね、次回も開催が盛り込まれているようなコメントをいただきました。 そうしますと、この町のビッグイベントとして育てていきたいというような思いは、多分多くの方々あるんだと思います。 どのような方向で、どのような道筋で進めていくのか、具体的なものがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) お答えしたいと思います。 今後の方向性と展開ということでございます。 今回、駅前通りの本当に小さな規模のイベントでございました。 予想を大幅に上回って、どうしてもやはり国道沿いですので、見たお客様がどんどん入って来てしまったというので、なかなか人流管理が難しかったという部分もございます。推計で2,500名ですから、かなりの多くのお客様のご来場がありました。 やはりいろいろ商工会の方とか青年部の方とかも、当日お話しさせていただいたんですが、もう少し町の中の商店街のほうに延ばしていけないかと来年、そうしますといろいろな出店も、ただものを売るだけではなくて、バザー的なことをやる方たちもいるでしょうし、その町民の皆さんでつくり上げていくようなお祭りというふうにしていければなということで、一応、振興計画の中でも、300万円ほど上がっていたんですが、来年は2回開催を予定しております、春と秋と。特に秋は、やはり農産物の最高の季節ですので、やはりそれをPRしない手はないので、そこら辺も含めて、春、秋、もしくは夏、秋になるかもしれないんですが、来年は2回開催を予定してございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町のにぎわいを発信するイベントとして、大いに期待をさせていただきます。 産業祭時に、メインイベントとして「水上俵引き」、これはテレビですとか、ニュースですね、ラジオなんかを活用して、塙町の存在を広げていったわけなんですけれども、「水上俵引き」の継続や塙町ならではのシンボル的なメインイベント、次回は2回やりたいというようなことですけれども、そういう新企画の考えや、また注目を集める発信力のある提案、そんなことを募集するお考えがあるのかをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 「水上俵引き」、この継続、新企画の考え方についてということでお話をさせていただきます。 「水上俵引き」に対しましては、継続開催、続けて開催を、期待する意見を度々いただいております。「水上俵引き」、これ、主催者が塙望舎となっておりますので、今後の主催者や方向性について、塙望舎と協議をさせていただきます、あとは開催時期ですね、まさか11月23日の寒いときにそれだけでは、なかなか人を集めるのも難しいだろうということで、いろいろこれからクリアしなきゃならない課題があるかなと思ってはおります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 塙望舎さんとの関係もあるんでしょうけれども、しっかり塙町と言えば「水上俵引き」というようなイメージが多くの方がお持ちですので、しっかりご検討していっていただきたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 旧常豊小学校校舎の使い方についてであります。 活用の仕方については、以前、地元の町民をはじめ多くの町民から多種多様な意見や提案がありました。 その後、フラワーキングさんが、利用していただきました。これは町民の方々が承知しておりますが、改めて現在の利活用の状況をお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 議員のご質問にお答えを申し上げます。 現在、旧常豊小学校校舎、株式会社フラワーキング、そして塙町ふるさと産業おこし連絡協議会、そして11月からは、風力発電関連の茨城塙ウインド合同会社に事務所として貸与貸付けをしております。 その他、校舎の一部を役場の文書の保管場所として利用させていただいております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 企業では、株式会社フラワーキングさん、それから風力発電のインベナジー合同会社が利用しているというような答弁でありましたが、私としては中途半端で非常にもったいない使い方、使われ方にとどまっているようにしか見えません。 旧常豊小学校は非常に立地条件といたしましては、緑に囲まれ、間もなく開通する仮称、新雨谷橋や改良計画が進む289号線など、取り巻く環境は良好で、将来性をはらんでおります。塙町の新たな拠点づくりとして、企業誘致の多様化、ここが大事です、多様化を全面に打ち出し、SNSなどの様々な手段で発信し、これから起業を目指す人やベンチャー企業の事務所など、用途に合わせて間仕切り、パーティションが可能な空間を町の魅力とともに呼びかけるお考えがあるのかをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員お話しのように、この近隣の町では、町有施設ですか、これをICTを活用した場所や時間に捉われない働き方としてのテレワークスペース、あと企業のサテライトオフィスとして貸出しを行い、また、食事、宿泊もできるという、そういうふうな施設もあることは認識しております。 現状として、企業が借りたいといったお話があれば、お貸しすることは可能でありますが、現段階で大幅な改修を行ってテナント的に活用の計画は、今のところ考えてはおりません。できましたらば、町としては、老朽化してきている常豊地区の代替施設としての施設の一部の利用を考えてはおります。 しかしながら、これから起業を目指す人や若い方、町としても支援していきたいという考えは持っておりますので、今後、そういった希望が多くなってくれば、町としても情報収集を行い、施設の改修、メンテナンス等の費用対効果を見定めまして、考えていかなければならないと思っております。 本当に、現実として有効な利用方法としては、かなり有望な方向性だと思っておりますが、やはりそのかなり条件的なものもございますので、しっかりと見極めた上で進めていきたいなと、こんなふうには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長が言われるように、慎重に進めていかないといけないということは、非常によく分かります。 机上での会議では、見えてこないものが現場にはありますので、実際、現場に出向き、しっかり考えていただきたいと、これは切に思うわけであります。 それから、ご存じのように、新型コロナウイルスの影響を受けて、企業や業種によっては、リモートワークが進み、都会でもこれ地方でも同じなんですけれども、レンタルルームの利用が増えています。 例えばですけれども、棚倉町のルネサンス棚倉では、宿泊する部屋を時間貸しでレンタルしています。湯遊ランドはなわでも、ネットワークの環境が整っていますので、そういうことは利用は可能かと思いますけれども、今回、風力の関係で、仮事務所として使用しているインベナジー合同会社のように、突然というんですかね、降って湧いたように来られることもありますので、いつでも人を呼び込むために、これは、まず雨漏りの工事、それから電気、水道のメンテナンス、それからWi-Fiの設置、草刈りなど、最低限の環境づくりは必要かと思います。お金もかかりますけれども、来るものを待っているんではなく、いつでも来てくださいというような体制づくりが必要かと思いますけれども、町長のお考えをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今のお話を聞きながら、ちょっと思いつくと申し上げますか、思い当たる話がございます。と申し上げますのは、旧薩摩酒造、今、新しい焼酎工場として稼働しております。ただ、あれは私が就任してからですか、毎年、個人的な名前を出しますけれども、青砥さんにお願いをして、まずいつでも、次の日からいつでも使えるように、きちっとメンテナンスをしていてくださいというお話をさせていただいた。彼は、あしたからでも一定の材料があれば仕込みはできますというような形で、ずっと維持したおかげで、今度の新しい焼酎工場、今つくることができたということがございます。 それが、しっかりそのベースになったなという思いもありますんで、この建物に関しても、やはりある程度メンテナンスをして、維持管理をしていくことで、これからの利用法というか、有効性をしっかりと、その全面に押し出すような方向でやっていければと思っておりますので、このお考え、私は賛同して、これからもきっちりと手入れはしてまいる所存であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長の前向きな答弁に、非常に感謝をいたします。 大事なのは、町の姿勢。本気で示す必要があると思うんですね。 先ほど言ったような起業を目指す人ですとか、ベンチャー企業にPR用というんですか、お試し用というのか、モデルルームをつくる、たくさんではなくて、1つ、2つでいいんだと思います。それを見て、聞いて、感じ取っていただけるような工夫も、これは必要だと思いますけれども、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) そうですね、お答えを申し上げます。 私の考えということなので、持論で申し述べさせていただきますが、そういうモデルルーム、あることでいろんなところにアピールできるということであれば、内装を直すぐらいのことですから、そうそうお金がかかるわけでもないので、一定のその有効性は十分考えられますので、そういう方向も、ぜひ検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) モデルルームは室内、校舎の中の一部でいいんですけれども、パーティション、間仕切ればいいわけですので、それほどお金をかけないでやっていただければ、非常にいいのかと思います。 ぜひ、前向きに検討していただければと、切に願うところであります。 それでは、次の質問に入ります。 県立塙工業高等学校の統合後の活用についてであります。 生徒が在籍している今、不謹慎と思われますが、あえてお尋ねをいたします。 統合が迫る中、統合後の、県の考えや方針が出ておりませんが、敷地や建物に対し、塙町の行く末を考え、町としての思いをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、あの建物、今ほどお話がありましたように、2年生及び1年生、これは令和5年度より白河白実の生徒となります。 その授業の実施場所につきましては、今までどおりの塙高ということで、町としては、卒業生が全て卒業なさるまで、今までどおりの関係を保ちたいと、これを見守り隊活動の委嘱、それから各種大会出場時の激励金、そして、奨学金の支出などは、今までどおりの形でやっていきたいと思っております。 そして、これは県のほうにお話をさせていただきました。そこを解していただくと申し上げますか、これからの利活用を考えるときには、まず建物をきれいにしてください、できたらばその土地をそっくりお譲りいただきたいというお話はさせていただきましたが、県としては、予算的なものはあるので、解体までにはかなりの月日もかかるだろうというようなことを振られてしまいましたが、それはそれ、これはこれで、しっかりとお願いをしていく。これもやはり、子供さんたちが全部卒業して、そこを巣立ってからの話だろうと、私は思っておりますが、その話は、本当に不謹慎ではあるんですけれども、県には上げていただきました。 これからの利活用、あれだけの面積ですから、町にとっては、本当にあれだけ広い敷地というのはほかには有していないので、大変町にとっての最大の利用方法というのは、これからみんなで構築していきたいと、こんなふうには思っています。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長が言われるように、隣の棚倉町の棚倉高等学校も解体までには相当時間がかかった、そんな経緯は存じております。 塙高がどのような形で、どのような方向で進むのか、これから県のお考えや方針があるかと思いますけれども、しっかり見ていっていただきたいと思います。 私としては、この町の偉人漫画、振興計画でも出ておりましたけれども、登場される白石禎美氏が土地を寄附し、親しまれてきた塙工業高等学校の地をぜひ、町長言われるように、県より払い下げていただいて、じっくり利活用を考えていただきたいと思っています。 これは私の私案ですけれども、できれば、「白石禎美総合グラウンド」、このような名称でグラウンドつくったり、または白石禎美氏が寄附した土地に立つ塙厚生病院の建て替えの候補地として、利活用ができれば非常にいいのかなと、そんなふうに思っています。 改めてもう一度聞きますけれども、統合後の利活用について、町長は町としての具体的なビジョン、展開というものを、議会なり町民と協議をする場を設置するお考えがあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その時期が到来いたしましたならば、ぜひみんなで一緒に考えて最大限、この有効利用ということで、みんなで考えていければなと思っておりますんで、それはお約束できると思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長が言われるように、今いる在校生をしっかり卒業させてから、しっかり協議していく、このように理解をさせていただきました。 それでは、最後の質問に入ります。 塙町の諸課題についてであります。 旧すみれ会館の館内の片づけも進んだかと思いますが、現状と維持管理の見通しをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 質問の内容が、具体的な内容についてでございますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) 七宮議員のご質問にお答えいたします。 旧すみれ会館の現状でございますが、本年4月から会計年度任用職員2名が週2日勤務で片づけ作業を行っています。 現在、1階、2階にあった家具、棚等の粗大ごみ、テレビ、冷蔵庫等の廃家電、古畳、カーペット等の片づけ作業はほぼ終了しております。 今月から旧披露宴会場であった3階の片づけ作業に入っておりますが、3階からごみを下の階に下ろす作業に一定の労力を要しまして、作業が大変難航しております。そして、今後も難航が予想されます。年度末の3月までには、おおむね物品等の片づけは終了するものとして予定しております。 ちなみに、現在までの主な片づけは、テレビモニター等類が45台、洗濯機、乾燥機10台、冷蔵庫、冷凍庫10台、金庫2台、畳約170枚、衣類等は、もう多量でございました。その他、燃えるごみ、空き缶、空き瓶、多量でございました、そちらのほうを東白衛生組合のほうに搬入したというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) それだけの片づけ、いや、ちょっとびっくりしました。 テレビやその衣装やいろんなものがあるということで、これは大変だと思いますけれども、その後の維持管理の仕方というのは、どのようなお考えでいるのかお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 中身はきれいにして、あと周りも風等でなるべく飛ばないようなふうに、片づけられるところは片づけたいと思いまして、基本的に今回、町のほうで購入したというのが、やはり近隣に危険を及ぼさない、そういった目的で購入したものですから、その辺をしっかりするということと、将来的に何らかの有効な、しかも安価な手だてで取壊しができて、何か再利用ができればなというふうには思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 最終的には、解体していくのがよろしいのかと思いますけれども、まだそこまでの計画は立っていないという認識でよろしいのか、ご確認だけお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) 将来的には解体という方向でいきたいんですが、かなりの高額になってしまいます。 できましたら、そういった解体業者さん方の研修の一つとか、そういった何かうまい方法はないかななんていうふうに考えているんですが、そういった方法など検討しながら、なるべく安価で壊せればなというふうには考えている状況であります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 解体の実習に使われること、望んでおります。 それから、5日の振興計画によりますと、塙小学校のプールの撤去工事、これは令和7年に計画がされております。 以前に、常豊小学校のプール解体計画もあったように記憶をしておるんですけれども、振興計画に記載がありません。 今後の計画、対応をお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 内容的なものでありますので、担当課長より説明いたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 常豊小学校のプールは、小学校閉校時の地元のご要望によりまして、万が一の火災のときの消防用水利として利用するために、解体せずに設置しております。 このプールの水源は、水道水でございまして、このプールに水を入れ出しますと、常豊地区ではご家庭の水が出ないというような状況になりまして、常豊小学校があった当時は、プールを活用した際には、そのたびに問題が発生していたということで、注水には細心の注意が必要でございました。 そのような状況のため、現在はほとんど注水はせずにしておくものですから、かなり水質が悪くなって、蚊の発生等もありまして、毎年職員が塩素を投入している状況でございます。 このように、防火のためと各ご家庭の水道にご迷惑をおかけしないという微妙なバランスの上に、あのプールは成り立っているような状況でございます。 旧常豊小学校のプールの解体でございますが、振興計画で、令和7年度に防火水槽の設計業務が載っております。場所のほうはまだあれですけれども、現実的な問題としては、土地購入費などを求めないとすれば、常豊小学校の校庭が現実的なのかなと思いますので、そちらのほうに防火水槽が設置されましたら、速やかにプール解体工事も行っていきたいなというふうに、今は考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 地域の方々から聞きますと、課長が言われるように、蚊の発生する源になるというようなことだったので、解体を急いでほしいというような意見のほうは聞いておりました。 課長が言われたご事情があるということだったので、理解をさせていただきました。 最後の最後の質問というか、項目になります。 コロナ禍の前に、副町長の指名について質問をしたことがありますが、改めてお尋ねをいたします。 通年のコロナ禍で、ワクチン接種も4回、5回と進み、各自が対応と対策を学び、日々を過ごしております。 宮田町長におかれましては、国や県への陳情をはじめ、町長職として対外的に多くの方と接する機会がありますので、人一倍リスクも高く、避けることはできません。 教育長や総務課長が代理として職務に対応することもできますが、不測の事態を想定して、副町長の指名を速やかに行うべきと思うんですけれども、宮田町長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答え申し上げます。 このお話、前にもお答えをさせていただいております、今年の6月ですか、私の思いとして申し上げました。 この考え方でありますけれども、私が進めております町づくり、そして行政運営の方針ですね、これを十分に理解してくれる方でなければならないと。そして、これから進める町づくり等々の全ての責務を共に担ってくれる、言わば盟友でなければならないというような強い思いがございます。 これは、強い絆、信頼関係の中で、やはり町長、副町長ということになりますから、本当に私の分身というような方で、これが副町長として最適な方と、私は考えております。 これからも、しっかりと皆様方のお話も聞きながら、そして町の情勢をよく鑑みまして、そして一緒に心配してくれる方、そういう方をぜひしっかりと選んでいきたいと思っております。 この思いをご理解いただければと思っております。 また、この副町長を置かないことでの法的な部分、これは担当課長より説明はいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(江田一寛君) お答えいたします。 本年6月の定例会で菊地哲也議員のおただしにもお答えしておりますとおり、副町長につきましては、地方自治法161条において、都道府県には副知事を、市町村には副市長村長を置くとされております。ただし書で、条例を置かないことができるとなっております。 昨年の5月から、副町長が不在になっております。そして、議員おただしのように、今回のコロナであったり、いろいろなことで、私どもが代理で行ったり、地元ではやっぱり町長に来てほしいと思っている中で、やっぱり我々が行くとちょっと残念というかがっかりするようなケースもございます。 ただ、そういった中で、町長の思いも当然、分かりますし、その地方自治法の規定の中で、何日、何か月、何年不在だから駄目だとか、そういう問題は以前も答えたとおり、特にございません。 ということで、この状況は、県の市町村行政課にも説明して、確認を取っているところでございます。 今後、ますます、コロナ禍が、コロナを第5類のほうに引き下げられたりすると、町長の出席する行事がかなり増えてくると思います。そういった場合に、自然と町長のほうでも、体がもう一つ欲しいということになってくれば、必然と副町長の存在が必要になるものと考えております。 そういった状況になりましたら、改めて議会のほうにご提案をして、承認をいただきたいというふうに思っておりますので、もうしばらくご理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 宮田町長のお気持ち、理解をいたしました。 宮田町長の分身、早く見つけられるとよろしいかと思います。 これをもちまして、塙町の発展と町民の幸せを願う5番議員、七宮広樹の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、5番、七宮広樹君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後4時27分...