棚倉町議会 > 2019-12-24 >
12月24日-02号

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  1. 棚倉町議会 2019-12-24
    12月24日-02号


    取得元: 棚倉町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-15
    令和 1年 12月会議          令和元年棚倉町議会定例会12月会議会議録議事日程(第2号)                   令和元年12月24日(火)午前10時開議日程第1 一般質問日程第2 厚生文教常任委員会所管事務調査の報告について日程第3 ルネサンス棚倉調査特別委員会の報告について日程第4 発議第6号 厚生年金制度への地方議会議員の加入を求める意見書の提出について---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1から日程第4まで議事日程に同じ 追加日程第1 議案第67号 土地の処分について 追加日程第2 同意第4号 棚倉町固定資産評価審査委員会委員の選任について---------------------------------------出席議員(13名)     1番  蛭田卓雄議員     2番  藤田光子議員     3番  菊池忠二議員     4番  和知裕喜議員     5番  佐藤喜一議員     6番  近藤正光議員     7番  須藤俊一議員     8番  古市泰久議員     9番  佐川裕一議員    10番  藤田智之議員    11番  鈴木政夫議員    12番  和知良則議員    14番  松本英一議員---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         湯座一平     副町長        鈴木敏光 教育長        松本市郎     総務課長       緑川喜秋 税務課長       石井修司     地域創生課長     小林 弘 健康福祉課長     近藤和幸     住民課長       松崎秀昭 産業振興課長     川瀬浩二     整備課長       渡辺 守 上下水道課長     近藤徳夫     子ども教育課長    鈴木 隆 生涯学習課長     鈴木英作     監査委員       藤田啓一朗---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長     小田貴史     係長         八巻 誠 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(松本英一) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 なお、職員並びに報道機関に写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(松本英一) 本日の議事日程については、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------------- △提出議案の訂正 ○議長(松本英一) ただいま総務課長より、棚倉町議会定例会12月会議提出議案町長説明用紙について、訂正したい旨の申し出がありますので許可します。 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 去る12月20日に配付をしました、令和元年棚倉町議会定例会12月会議提出議案町長説明用紙の3ページ、下から2行目の条例の制定及び一部改正に関する議案8件とありますのは7件の、総数18件とありますのは17件の、それぞれ記載が誤りでございますので、おわびをしてご訂正方、よろしくお願いしたいと思います。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(松本英一) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------鈴木政夫議員 ○議長(松本英一) 順位1番、11番、鈴木政夫議員、登壇願います。 鈴木政夫議員。     〔11番 鈴木政夫議員 登壇〕 ◆11番(鈴木政夫) 順位1番、鈴木政夫でございます。 台風15号被害の早期復旧についてを質問したいと思います。     〔「19号」と発言する人あり〕 ◆11番(鈴木政夫) 19号、謝ります。謹んでおわび申し上げたいと思います。 台風19号が去る10月12日から13日にかけて我が町を襲いました。そのことによって甚大な被害を受けました。幸い人的な被害はなかったものの、住宅、道路、河川、農地、農業用施設、農業関連施設、農作物、林道、その他公共施設など、被害を受けました。これらの被害はどれ一つとっても、町民にとって重大な影響を与えるものでありますけれども、とりわけ農業にかかわる被害については、来年度の作付にかかわる重大な問題であります。 そこで、お尋ねいたします。 まず、道路は県道と町道を合わせ32路線、48箇所、農地は254箇所で73ヘクタールです。農業用施設は頭首工17箇所、水路201箇所、農道86箇所と報告されており、既に査定は受けているとの報告もありましたが、これらの復旧工事が完了するのは一体いつになるのか、来春の作付に間に合うのか、もし間に合わなかったときの対応はどうなるのか。特に頭首工や水路などの工事は規模が大きくなり、心配されるところであります。これらの対策はどのように考えているのか、見解を求めたいと思います。 次に、これらの復旧工事に当たり、受益者負担はどの程度なのか。通常の災害ではないので十分受益者に配慮したものになるというふうに思われますが、これまで確定しているものがあれば、答弁を求めたいと思います。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位1番、11番、鈴木政夫議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの台風19号災害の早期復旧についてでありますが、まず、現在までの取り組みにつきましては、行政区等から報告があった農地、水路、道路などの被災箇所の現地確認を行い、被害が大きく、国庫補助金を申請する災害については測量設計を行い、順次災害査定を受けているところであります。 また、比較的被害の小さい、小災害復旧事業により復旧するものについては、過日、行政区長説明会を行い、被災箇所復旧工事申請の取りまとめをお願いして、早期復旧に努めているところであります。 次に、今後の見通しにつきましては、引き続き国の災害査定を受ける箇所もありますが、災害査定を受けたものや小災害復旧事業で実施する工事について、順次発注をしてまいります。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 復旧事業につきましては、順次、その復旧の発注をしていきたいという今の答弁ですが、私は実は、これが来春の作付に影響ないように全部復旧できるのかとか、その点について、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(松本英一) 整備課長。
    ◎整備課長(渡辺守) お答えいたします。 来春への農業再開のご質問かと思いますが、ごらんのとおり、棚倉町でも相当な被災箇所数もあります。規模につきましても、大きいもの、それから小さいもの等々さまざまなものがございますので、町といたしましては、鋭意復旧に向けて、来年の春に間に合う努力をしてまいる所存ですが、規模の大きいものについては速やかな発注等を目指していきますが、今後、再開に向けて、できるのかどうかを精査してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 発注して復旧工事をやるにしても、町内における、あるいは地域における業者の数も限られているんですね。ですから、例えば頭首工17ですか、水路201箇所、こういう復旧工事については、これは業者に委託して、それで発注して、それで完了できるという見通し、現段階で持っているんですか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) まず、頭首工につきましては、今、鈴木政夫議員がおっしゃったとおり17箇所の被災があります。その17箇所についても、例えば高野地区においての堰についてはほとんどの堤が流されたものもございますし、それから、軽いものでは、土砂が詰まって埋没しているというようなところもあります。そして、その下流になります用水路、これについても土砂等が堆積していると、あとは流されているというところもあります。 そういったところを優先順位をつけながら復旧をしてまいりますが、堤が流された箇所等につきましては、復旧について今後いろいろ検討しながら、なるだけ早い復旧となるよう、目指してまいります。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 当然、今後の検討ということになるわけでありますが、頭首工17箇所というのは、大小いろいろあるんだと思いますが、かなりの工事になるんではないかなと、このように思うんですね。これは、発注をして、復旧工事をするという、現在査定中だというのもあろうと思いますが、一番心配するのは我々が、これ本当に来春まで、ちゃんと春までに、あと何ケ月かですが、間に合うのかどうかという点であります。その点についてどのような検討がされているのか、ひとつ答弁いただきたい。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 頭首工の復旧に対するご質問かと思いますけれども、頭首工については、現在、設計を組んでいる段階であります。査定については、年明け、1月以降に受けるものとなる見込みでありますので、現在、復旧方法について検討している状況です。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) そうしますと、これら頭首工や、それから水路等については、来春の作付に、水田の作付には支障がないように復旧できる見通しだというふうに理解してよろしいんですか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 全てのものが完全に復旧できるかということには疑問が残りますが、少しでもそういった復旧箇所が残ることを少なくするために、今後、事業のほうを進めてまいります。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 余り復旧できないのが残らないようにするというのは当然でありますけれども、しかし、1箇所でもこれ残れば、相当な農家にとっては被害を受けるわけでありますから、これは完全にやっぱり復旧できると、こういう見通し、また、それができない場合には何か対策というものを考えているのかどうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) お答えいたします。 完全に復旧できるかということは確約できないと私は考えております。 それから、頭首工について、復旧できなかった場合についての対応といたしましては、棚倉町においては、現在、東北農政局のほうに揚水ポンプの貸し出しを要請しているところでありますので、それらを利用しながら、極力ご迷惑がかからないような対応をとっていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 最初の質問で、受益者負担がどうなのかということを質問したわけでありますが、町長からその点には答弁がありませんでした。今回については、国のほうでも激甚災害指定ということで、これまでとは違う対応をしてくるというふうに聞いてはおりますけれども、この受益者負担についてはどのようになるのか、お聞かせいただきたい。 ○議長(松本英一) 通告外でございますので、変えてください。 通告にないので、変えていただきたいと。 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 受益者負担については、そういう意味で、通告には出しておかなかったというふうに思います。 今回、100年に一度とかという大きな雨が降って、災害が発生したというふうには思いますけれども、一体、果たしてそれだけなのかどうか。天災なのか人災なのかという点も含めて、いろいろ議論がされているようでありますけれども、これらについて、これは毎年これからこういう雨が降ってくるかもしれないという状況の中で、一体どのような対応をすればいいのかという問題なんですが、これについて、もし、所見があればお聞かせいただきたい。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 国のほうにおきまして、昨年の西日本豪雨、それから、今年度の台風15号、そして台風19号と、大きな水災害が起こっているような状況にあるということから、国におきましては、国土強靭化、それから、防災・減災の事業を今後より一層進めていくと聞いておりますので、それについて対応をしてまいるものと考えております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 実はこの提言については、6月の定例会で、災害に関連して、人の支えに、備蓄の問題、災害避難した町民に対する備蓄の問題とか、あるいは河川の管理などをやはりもう少しきちっとやらないと、これは、毎回、毎年、繰り返されていくんではないかというふうには思っているんですね。6月の定例会の質問のときには、国や県にもやはり町として要望しながら、一級河川等については町がやる仕事ではないというふうに思いますので、国や県に要望しながら、河川のやっぱり整備、川底、そういったものをやっぱりきれいに、流れをよくするようにしていかないと、これは毎回、毎年、こういう災害が繰り返されていくんではないかというふうに思います。 これらのことについては、町という立場で、これは町長だと思うんですが、国や県のほうにはぜひ、災害を繰り返さないという立場から要望していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) まず、福島県におきましては、6月の定例会だったかと思いますが、あの中でお答えしましたように、先ほどの防災・減災、国土強靭化の中で一級河川等の浚渫工事等を行っております。それによりまして、川底の土砂・砂利等を取りまして、流れをスムーズにして、減災を実施しているというふうに伺っております。 また、今後の要望といたしましては、今月末に水防災会議が県南地方のものが行われます。その中で、防災・減災、国土強靭化のより一層の強化について要望してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 次、2点目の問題に入りたいと思います。 タクシー利用券について、その後検討されたのかどうかという問題であります。 高齢者で免許を持たない人、65歳以上を対象としたタクシー利用券の導入事業については、昨年7月から実施されておりますけれども、事業導入自体は評価できるというふうに思っております。しかし、せっかくの事業導入も、その内容には改善されなければならないものがたくさんあるというふうに思っております 今回の町議選の中でも、高齢者の方々からそういった要望がたくさん出されました。それは要約しますと、タクシー利用券の町内一律交付48枚という問題。それから、もう一つは、年間48枚では少な過ぎるんではないかという声が聞かれました。これについては、この議会の中でもこれまで質疑が行われまして、課長の答弁としては、利用率がもっと上がれば、検討することもあろうというような答弁なんかもあったわけなんですが、その後、この問題については町として検討されてきたのかどうか、答弁を求めたいと思います。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまのタクシー利用券はその後検討されたのかについてでありますが、一律48枚の交付につきましては、これまでも答弁しましたとおり、利用目的の制限・場所を特定していないために一律に交付をしているところでありますので、今のところ見直す考えはありません。 また、48枚の交付枚数は少ないとの声につきましては、高齢者や障害のある方へのタクシー料金の一部助成として昨年7月に事業を開始したところでありますが、昨年度の利用割合は約49%、今年度については、11月末時点で43%となっているところであります。これらの利用割合から見て、現時点では交付枚数が少ないとは考えておりません。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) ただいまの町長の答弁によりますと、それから、これまでの議会の質問の中で、課長なんかの答弁なんかによりますと、利用率とそれから私が再三申し上げている改善の内容とがどういう関係があるのかという点が余り明確になっていないと思うんです、私は。何で利用率が、つまり内容の改善が思わしくないので、利用率がなかなか思うように伸びていないんじゃないですか、私はそういうように思っているんですね。 例えば、最初は、当初、1回に1枚だったんですが、それが改善されまして、1回に4枚まで、2,000円ですか、ということになりますかね。しかし、そうなりますと、1回に何枚しか使えないという制限が出てきますと、個人負担というのは発生してくるんですね。それは町の中の人は4枚もあれば十分だと思いますが、遠くでは、4枚では個人負担が出てきてしまうと。こういった何で4枚、5枚では、あるいは6枚では何でいけないのかという問題が、これははっきりしていないんですね。48枚を支給されている中で、これは何枚使おうとその人の自由であったっていいんじゃないですか。何で1枚限り、あるいは4枚限りというふうになったのか、そこが、その根拠がはっきりしないんです。でも、これは町としてはっきりした根拠を持っているんだというふうに思いますが、それをまず、お知らせください。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 このタクシー利用券につきましては、まず、当初はタクシー初乗り運賃の助成ということでございますけれども、利用しやすいために、1回4枚、4枚ですとやっぱり6キロ程度、6キロ、7キロ程度行くんじゃないかなと思います。あくまでもタクシーはタクシー利用の一部助成というものですから、その辺から出発していますので。例えば、これは利用をより安くするために1回使用4枚ということでございます。 先ほども言いましたように、利用率を言っていますけれども、利用につきましては、やはり足りない場合は、もっと利用率が多くなれば足りない人が出てきますので、その辺も考慮しまして、もっともっと利用率が上がれば、うちのほうも交付枚数についてはちょっと検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 利用率が49%から43%ぐらいということになりますと、これに関する町の支出というのは予定より少なくなっているわけなんですが、そういう状況の中で、なぜ、利用する人の視点ですね、48%ですから、半分にはちょっと行かないんですが、利用率はだんだん上がってきているというふうに私は思うんですね。 だから、もっと利用しやすいように、せっかくな事業なので、もっと利用しやすいようにしていくべきじゃないのかと思うんです。いろいろあるんですが、中では、私その一つは、今、議論されている、何で1回に使用できる枚数を4枚までというふうにしているのか、これ2,000円ですね。 この事業はそもそも、町の中心地から遠く離れたところに住んでいる人、高齢者の人たちが安心して引き続き住んでもらえるようにするためにということから出てきた話なんですね、と私は思って主張してきたんです。ですから、これはやっぱり、そういう指針に沿って考えるならば、48枚というのはかなり少ない枚数になってしまうし、また、公共施設や病院やいろいろなところと近くにいる人とそうでない人の差というのはかなり出てくるわけですね。そういった問題には、この支給する枚数もやはり当然、考えるべきなんではないかなということ、再三申し上げてきているわけでありますけれども、私はこの前、選挙の中でもその点は強く主張はしてきたわけなんですが。 行き先を指定していない、それから使用目的を特に何かに限定しているわけではないので、町内一律48枚だという町長の答弁でありますけれども、これには私は余り正当な根拠がないというふうに思うんです。前回も申し上げたとは思うんですが、結局、役場にしろ、銀行にしろ、病院にしろ、何にしろ、旧棚倉町にほとんど集中しているわけですね。しかし、この趣旨は、そこから遠く離れた人たちでも安心して今後暮らしていけるようにするという政策であるのに、何でこれが一律なのかという問題が出てくるわけですね。 そこで、話が余り飛躍してしまったので発展してしまうんですが、49%、あるいは43%という中で、なぜ、この程度の使用率のデータの検討をする必要がないんだというふうに考えるのか、そのところをもう少しわかりやすく説明してください、その因果関係を。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 なぜ48枚、増やさないのかということにつきましては、これがもっと、43%ぐらいなものですから、少ないとなればもっともっと利用率が上がっていくと思うんですよ。だから、余っていながら枚数を増やすのはどうかなと私は思います。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 余っていながらふやすというのはおかしんじゃないか、おかしいように聞こえますね。     〔「それはおかしい」と発言する人あり〕 ◆11番(鈴木政夫) しかし、これは使わない人がいるから余っているだけの話であって、使う人にとっては、必要とする人にとっては、非常にこれはあっという間になくなってしまうということなんです。だから、人によっていろいろだというふうに思うんですね、これ。ですから、必要がなければ受けなければいいんじゃないの、申請しなければいいんじゃないのという考え方もあろうかと思いますけれども、先ほど申しましたように、遠くの場合、私も遠くに住んでいるんですが、4枚しか使えない。あとは、やはりそれ以上のものは自分でもって出さねばならないという問題が出てまいります。 それから、4枚ですと、あるいは5枚ですと、往復10枚になってしまいますね。5枚は今のところ使えませんが、往復8枚。そうすると、48枚というのだって何回使われるのかというふうになる、それが1年間の交付枚数だとすると、極めてこれは必要な人にとっては少ない枚数だということになるんですね。この点は、せっかくつくったこの制度を効果があるようにするためには、もっとこの実情に合った検討がされるべきなんではないかというふうに思うんですが、これは、いつまでもこのようなことをこれからも続けてやっていくという考えなんですか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 再三申し上げたように、もう少し利用率、例えば私も前にも答弁したとおり、90%とか、そういった上がった場合には検討しますけれども、現段階ではちょっと枚数を増やす考えは現在のところございません。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) ですから、この内容に不十分な点があるために利用率がなかなか上がっていかないだということ。そこのところをやはり考えてやっていかないと、せっかくのこの事業が効果を発揮するということにならないんじゃないですか。だから、その意味がわからない。だから、もっと改善していけば利用する回数も上がっていくんじゃないですか。1回に5枚、6枚まで使うことができますよということになれば。しかし、そうなりますと、枚数がたちまちなくなってしまいますね、これは。そうすると、あっという間に枚数を使う人はなくなってしまうという。そこで、枚数の問題なんかも出てくるわけなので、これは根本的なやっぱり検討をやっていく必要があるのではないかと。 私もこの制度というのは非常にいいと思っているんですよ。近隣の町村でもいろいろこの問題については検討されているんですが、例えば巡回バスなんかの場合ですと、なかなか乗る人が少なかったり、これ時間どおりで来るもんだから、そこまで出て行くのがなかなか高齢者大変だという問題も出てくるんですね。今度タクシーの場合は、連絡すれば庭先まで来てくれるという利便性というのは、非常に私はこれいいんじゃないかなというふうに思っているんですね。 だから、あと、内容の問題なんですよ、内容。それは毎回繰り返しておりますけれども、目的地は限定しているわけではないというふうにおっしゃいますけれども、町から離れた人とそうでない人と、やはり離れた人にはもっとやっぱり枚数の面で考慮してもいいんではないか。それとあわせて、先ほどから申し上げておりますように、なるべくこれを利用した場合には自分でお金を出さなくても済むように、4枚というふうに限定する必要がないんじゃないのか。交付される枚数は、総枚数は決まっているわけですから、それをどういうふうに使うかはやっぱり利用する人のあれに任せるべきではないのか。4枚までというふうにした、その根拠、理由はどういうことだったんですか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 利用実績を見ますと、大体6キロぐらいが、遠いところで6キロもないということでございますので、その辺で、2,080円、4枚ということで一応設定をしております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 大体6キロということになりますと、それ以上の人は結局、先ほども申し上げている、だから金を出さないと乗れないと。したがって、利用するのがなかなかやっぱり遠ざかっていくという状況で、利用率の問題にもこれは影響してくるんですね。だからそれを理由にして、48枚というのに固執しているというのは、私はやっぱり現実をちょっと見ていないんではないのかなというふうに思います。 2つあるんです、ですから。1つは、やっぱり距離に応じた、町内の事情に応じた交付枚数を検討すべきなんではないかということと、もう一つは、1回の使用枚数4枚というのが、やっぱりこれじゃ遠くの6キロ以上の人はみんな自分で出さなきゃならないという問題があって、そういったことの中から、全体として現在の48枚というのが適切なのかどうかというのが出てくるわけなんですが、こういった点について、私は、これはやっぱり本気になって検討すべき問題なんではないかなと。 これは予算の問題や何かではないですね、考え方の問題なんです。だから考え方を、やはりもっとそういう点は町民のためになるような、そういう考え方にぜひ頭を切り替えてほしいというふうに思うんですが、いかがですか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 交付枚数につきましては距離ごとに分けてはどうかということなんですけれども、そういった分けた場合、例えば高野地区、どこで分けていますかという問題が出てくるんですよ。富岡で分けますか、それとも山際で分けますかとか、そういった問題が出てきますので、例えば5メートル離れて、片方は48枚、片方は60枚、そういった問題出てきますので、もし枚数を増やすのであれば、一律に枚数を増やしていきたいという考えがございます。 それから、交付枚数、例えば1回につく交付枚数につきましては、ことし4月から運行していますので、その辺につきましては、今後、調査研究しながら、いろいろと検討していきたいとは考えております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 確かに距離でやるということになりますと、ただいま課長から答弁あったように、どこで区切るかというのが、これはなかなか微妙な問題だというふうに思っております。それにはやはり大きな差をつけるんでなくて、これは細かい配慮が必要だというふうに思うんですが、それについてはやはり地元の声や何かも聞きながら、みんなが納得できる内容でやはり検討をしていただきたいなと、このように思っております。 それから、そうなってまいりますと、当然、枚数の問題も出てくるわけなんですが、この49%、あるいは43%というこのパーセントが先ほど示されましたが、これはその地域によっていろいろあるんですか。例えば町内が何ぼとか、それから遠くの人たちがどのぐらい使っているとか、もしあったらば、お聞かせいただきたい。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 全体で43.4%、43%ですけれども、棚倉地区につきましては46%、それから近津地区が41%、社川地区が37%、高野地区が38%、それから山岡地区が44%となっております。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) この問題については私も議会のたびに一般質問で取り上げて、町のほうとしても、そのたびに幾らかは前進しているというふうに思われるような答弁をぜひ期待したいと思って毎回やっているわけなんですが、これはぜひ十分検討していただいて、せっかく始まった事業、湯座町政として本当にいい行政をやったよというふうに思われるような、そういう事業にしていく必要があるんではないかなというふうに思っておりますので、この問題については、今後、私申し上げました点なんかも十分参考にしていただいて、改善できる点は大いに改善してほしいと、このように思うんですが、これは、それでは町長はいかがですか。 ○議長(松本英一) 町長。 ◎町長(湯座一平) このタクシー利用補助の事業であります。せっかくつくった事業ですから、皆さんが使いやすいようにするというのは当たり前のことであります。いろんな場所で私もいろいろ聞くんですが、私に対してなのかしれませんが、褒める言葉しか、いや、タクシーの補助金助かっているんだという話しか聞かれない。担当課のほうに聞いても、余りまだ苦情が出てこないんだということと、先ほど言っていますように、タクシー券を持っている方全体の半分ぐらいしかまだ利用がされないということは、必要がないから使わないのか、その辺の今後精査が必要だろうと思っておりますけれども、ただ、いずれにしても、始めた事業ですから、皆さんがより使いやすいように有効な事業をしていきたいと考えております。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) ただいま町長が答弁されましたように、事業自体としては、私は非常にいい事業なんじゃないかなと思っております。しかし、町長の前で、町長に対しまして、なかなか要望を言うというのは、これは一般の町民にとってはなかなか容易じゃないです。私ら議員だってもうやっと言っているわけですから。これは、しかし褒め殺しだということもありますから、それでもって喜んでいたんでは大変なことになるんではないかなというふうには思います。 ぜひこれは、やはり町民が求めている、そしてこの事業にふさわしい、そういう内容になるように検討してほしいと、このように思っております。 次に、3点目の問題として、郷土民俗文化財の資料館についてというタイトルで通告をいたしたわけなんですが、この問題についての発端については、実は小野町に行ったときにいろんな施設を案内されて見学してきたんですが、あそこでは非常に民俗文化というんですか、その地域の人たちが昔から暮らしてきた、生活してきた、そういう道具やいろんなものが展示されておりまして、そして、どういう経過を経て今日の町ができ上がってきたのかというのが一目でわかるような、そういう資料館がありました。私は非常に、これは感激をして見てきたわけでありますけれども。 我が町でも、これは長い祖先の営みがあって、そして今日の我々が生活しているという、それらが一目でわかる、あるいは理解できる文化財の資料館が必要なのではないかというふうに思っております。ぜひ、棚倉町もそういった資料館をつくって、そして一目で、この棚倉町が一夜にしてこうなってきたのではなくて、長いやはり歴史・文化、そういうものがあって今日の棚倉町があるんだということが一目でわかるような、それをまとめた資料館というのが必要なんではないのかなというふうに思っております。小京都棚倉と言っていますが、京都にもあるんです。京都には立派なのがありますよ。ですから、小京都棚倉にとっても、これはないというのは致命的な問題であります。 しかし、ないというふうに断言できるのかどうかという問題はあります。どこかにあるのかもしれません。一体、この町の文化財やなんかはどこに保管されて、どういうふうになっているのか、それらについても見解を求めたいと、このように思います。 ○議長(松本英一) 教育長。     〔教育長 松本市郎 登壇〕 ◎教育長(松本市郎) ただいまの郷土民俗文化財資料館についてでありますが、まず、文化財などの資料の保管につきましては、個人所有の指定文化財等については、町教育委員会の指導によって各所有者が適正に保管していただいている状況にあります。 また、生活用具等の民俗資料及び町内遺跡から出土した土器類などの文化財は町の施設において保管しており、さらには県指定文化財である流廃寺跡出土金銀象嵌鉄剣については、県立博物館に寄託して保管し、それぞれ適切な保存を図っております。 次に、文化財などの活用につきましては、これまでに奥州棚倉藩評定などのイベントにおいて指定文化財などの展示公開を行っておりましたが、平成30年度からは、歴史的建造物八槻家住宅において、定期的な文化財の企画展を開催しながら、町内文化財の活用を図っている状況にあります。 また、民俗資料についても、この八槻家住宅のほか、古町の店舗を借用し、展示スペースを確保しながら、展示公開を行うなどの活用を図っている状況にあります。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) ただいまの教育長の答弁によりますと、個人が所有しているもの、あるいは文化財として町が管理しているもの、さらにはそういったものが、指定文化財等々については、八槻とか古町等々にそれぞれ保管されているというふうにあったと思うんですが、私はこの問題については、それらを一堂に集めて、やっぱりそこへ行けばそういったものが全部見ることができる、そういう施設を棚倉町としては考えていく必要があるんではないかなというふうに思うんですが、これについていかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴木英作) お答えします。 ただいまの棚倉町にある文化資産等を一堂に会して公開する場所があればいいんじゃないかというご提案でございますが、そういった場所があれば確かにいいかとは思いますが、何分にも棚倉町の今の現状では、棚倉町にある現状施設、八槻住宅や、あとは古町にある古民家等を活用して、できる限り知恵を絞りながら計画している状況でございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 現在まではそういう形でやってきたというふうには思うんですが、これでは余りにも内容が、何といいましょうか、貧弱だというふうに思うんですね。先ほどから申し上げておりますように、やっぱり棚倉町のこういうところに行けば、そういったものがずっと、一目でということではなくて、次から次へ見ることができるんだと、こういう施設があってもいいのではないのかなというふうに私は思っております。 これは棚倉城の復元等々も関連してくればなおさらなんですが、そういった点も含めて、やはり棚倉町としては小京都ということである以上は、そういったものをやっぱり保存し、そしてみんなに見てもらう、しかもそれは、そっちに行ったりこっちに行ったりでなくて、1ケ所でやっぱりちゃんと一つの建物の中で見ることができると、これが非常に重要なんではないかなというふうに思うんですが、これについては町長はどのように考えておられますか。 ○議長(松本英一) 町長。 ◎町長(湯座一平) この文化財の資料館の件ですけれども、必要な意味はよくわかります。ただ、今の棚倉町の現状の中ですぐにつくらなければいけないかということに関しては、もっと精査をしていったり、中に入れるものについてもきちんと精査をしてからではないと、すぐに事業に取りかかるというわけにはいかないんではないかなというふう思っております。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) ただいまの町長の答弁の中で、棚倉町の現状の中ではということでございますけれども、棚倉町の現状というのはどんな……、財政の問題なんですか、それとも、何がなかなか取り組めないネックになっているのかという点についてお聞かせいただければ。 ○議長(松本英一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴木英作) お答えします。 新たな施設をつくるということについてのおただしでございますが、資料館展示については、施設整備とかに費用等もかかってございますので、振興計画等の議論もまだ煮詰まっておりません。ですから、本当に必要があるかどうかという点もこれからはもっともっと精査しなくてはならないと思いますので、そういった部分も、整備の是非も含めて、これから調査研究をしてまいりたいと思ってはおります。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 振興計画に載っていないのはもちろんのことでありますけれども、そういうところに計画でも載せながら、これは簡単にできることではないというふうに思いますけれども、財源の問題もあります。しかし、やはり思い切って棚倉町はいろんなこと、先ほど出た高齢者の足の確保の問題等々も含めて、やはりもう少し町民の立場、町の発展のために、思い切ったやっぱり政策というのが必要なんではないのかなと。今はそういう時代になってきている。私は当初議員になったばかりのころは、余り事業を広げない、借金ばかりつくってしまうんではないかということがよく言われてまいりましたが、今は人口減少の中で、それぞれの自治体が特色を持った、そういうまちづくりをしていかないと生き残っていけないんではないのか、私はそう思っているんですね。ありきたりの、そういう、つまりほかの町村、企業誘致、あるいは働く場所の確保等々についてもそうであります。やはりもう少し思い切った、湯座町政ここにありというふうに言われるような、思い切ったやっぱり政策をやっていかないと、町民から、心がやはり乖離してしまうんではないかなというふうに思っております。 ですから、この問題は早急でいいんですよね、振興計画に載っけるなり何なり検討を加えて、棚倉町としてはこういうものをちゃんとつくる、本当は駅前にできたのは、図書館をつくるときにそういったものもあわせてつくるんでないのかなというふうな発想もあったというふうには思うんですが、予算がどうのこうのということでああいう形になってしまったというふうに私は記憶いたしておりますけれども、これは早急によく内容を検討しながら、必要がある場合には振興計画等にも載っけていただいて、そして検討していくようにすべきなんではないかなというふうには思うんですが、これについて、最後にひとつ決意のほどをお聞かせいただきたい。 ○議長(松本英一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴木英作) お答えします。 文化財の資料館の決意ということでございますが、私個人の意見ではまずいので、控えさせてもらいますが、担当課としても、文化財をピーアールすることは非常にいいことだと思っていますので、その見せ方についてはいろんなアイデアを出しながらやっていきたいと思います。それでも必要があって、建物をつくらなくちゃならないという議論に達すれば、当然計画をつくるような考え方もあろうかと思いますが、現状ではなかなか厳しいというだけご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 財政的な問題については、これは再三この場でも申し上げておりますように、その気になれば、国や県の補助や何かも見つけながらやっていけば十分確保できるのではないかなと、このように思っております。 いずれにしても、そういった問題、今回のこの議論をきっかけとして、検討されていただければ幸いだと、このように思っております。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(松本英一) 順位1番、11番、鈴木政夫議員の質問を終わります。 ここで11時5分まで休憩します。 △休憩 午前10時55分 △再開 午前11時05分 ○議長(松本英一) 休憩前に引き続き再開します。--------------------------------------- △菊池忠二議員 ○議長(松本英一) 順位2番、3番、菊池忠二議員、登壇願います。 菊池忠二議員。     〔3番 菊池忠二議員 登壇〕 ◆3番(菊池忠二) 順位2番、議席番号3番、菊池忠二でございます。 3点につきましてご質問させていただきます。 まず最初に、防犯に強いまちづくりを問うということでございます。 現在、町内各世帯は両親とも働いている家庭が多く、そのため、2世代以上の同居をされている世帯以外、特に午前中や午後など、一時的に留守の家庭も多くあるということでございます。防犯についてしっかりとした対応が必要です。さらに安心・安全なまちづくりが求められると思っております。 そこで、地域での防犯について、何らかの活動はあるのか、お伺いをします。 町としての取り組みはあるのか、お伺いします。 学校、地域、家庭との連携、さらに警察との連携はどうなっているのか。 現在の当町の事件発生の状況は、ご存じであれば、お伺いします。子供たちの事件も多いようでございます。空き巣などの事件は年間に発生しているのか、お伺いします。 交差点の、または主要道路の防犯カメラの設置を私ども議員活動をしている中で強く要望されておりますが、まだ当局には余り要望がないということでございますけれども、このことについての取り組みはいかがか。 長年同じところに居住されている方は、自分が外出しても鍵などかけない方もいて、鍵をかけると留守がばれるというように考える方もいるというふうに伺っております。防災無線などのように、各家庭に防犯カメラ設置時に助成金などを検討してはいかがでしょうか。 防災組織と防犯組織との関連・連携はどうなっているんでしょうか。 安心・安全・住みよいまちづくりのための防犯についてのお考えをトータルとしてお伺いをしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位2番、3番、菊池忠二議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの防犯に強いまちづくりを問うについてでありますが、まず、地域の防犯活動につきましては、町の防犯協会は、棚倉支部、社川支部、高野支部、近津山岡支部の4つで構成をされております。それぞれの支部が中心となって、地域の中で防犯活動に取り組んでいただいております。 次に、町としての取り組みにつきましては、担当課が町防犯協会の事務局となっており、警察及び4町村の防犯協会との連携調整を行っているほか、防犯に関する広報活動、各支部に補助金の交付を行っているところであります。 次に、学校、地域、家庭、警察との連携につきましては、郡内4町村の防犯協会で構成をする東白川防犯協会連合会の事務局が棚倉警察署内にありまして、警察と連携をとりながら、防犯活動に当たっているところであります。また、学校、地域、家庭との連携につきましては、町内4支部が中心となって、学校及び家庭と連携して防犯活動に取り組んでおり、十分な連携が図られているものと考えております。 次に、現在の当町の事件発生の状況につきましては、棚倉警察署における平成30年中の事件発生の認知件数は66件、子供たちの事件につきましては13件、空き巣などの事件につきましては6件とのことであります。 次に、交差点の防犯カメラの設置の取り組みにつきましては、現在、予定はしておりません。 次に、各家庭に防犯カメラ設置費の助成金の検討につきましては、まず、防災無線につきましては、設置費用を助成しているのではなく、個別受信機を貸与しているものであります。また、家庭における防犯については、戸締まりの徹底と出かけるときの隣近所への声かけが有効であり、町としましてはこうした防犯活動を奨励しており、防犯カメラ設置に係る補助制度等の考えはありません。 次に、防災組織と防犯組織の連携につきましては、現在のところ交流・連携する枠組みはありませんが、大規模災害発生時には治安の悪化等が心配されますので、今後、活動内容等について相互理解が図れるように、機会を設けるように努めてまいりたいと考えております。 次に、安心・安全・住みよいまちづくりの考えにつきましては、最大の防災・防犯対策は隣近所のつき合いであると言われておりますので、住民一人一人が近隣住民に思いやりの意識を持っていただくとともに、町としましても、消防・防災体制を強化し、交通安全と防犯活動の推進を図り、生活環境の整備・充実を図っていくことが肝要であると考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 防災も防犯も基本的には自助努力といいますか、自助で自分のことは自分で守るということは原則でしょうけれども、お年寄り、それから子供、病気や障害がある方など、社会全体で考えなければならないというふうに思いますと、こういったネットワークが必要になるんではないかなというふうに思います。 町長答弁のように、防犯協会の存在は私ども存じ上げておりますけれども、地域に根差しているというふうにはまだまだ言えないかもしれないなというふうに思っているところでございます。議員活動をしてまいりますと、財産がある人が一番心配なんでしょうけれども、犯罪を誘発しないように、防犯カメラもそうですし、そういった地域のネットワークもきちんとしていれば、犯罪意欲をそぐということにもなろうかというふうに思ってございますので、こういったこのネットワークづくりはさらに細かく、本当に地域に根差したような、先ほど町長もおっしゃいましたが、声かけると言っても、そういったネットワークがございませんと、近所隣が活発にされている方は声かけましょうが、ご案内のように、最近新しい住宅地もふえてございますので、そういったときに地域のネットワークづくりというのは必要ではないかなというふうに思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 先ほど町長答弁にありましたように、防犯の心構えとしましては、出かけるときは鍵をかけて、隣近所の方に一声をかけていくというのが基本になろうかと思いますので、その家庭を中心としてネットワークを構築していただくのが一番の肝かなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) ネットワークと申しましても、ある地区に私お伺いしましたら、その部落ほとんど留守なんですよ。そうすると、地域のネットワークをどうやってつくるかといったときに、やっぱりお年寄り、もう現役を引退された方なんかはうちにおられて、こたつに入ってテレビを見たりということはありますけれども、地域のネットワークづくりは特にそういった留守が多い新興住宅地ももちろんでございます。旧町であっても、必ずしもこのお宅に誰か一人いるということにはなっていないというふうに思います。 そういうことを考えますと、声かけとおっしゃいますけれども、隣もいないし、両隣もいないし、前もいないというふうになりますと、それではどういった地域のネットワークづくりというのが必要なのかというふうに考え、私もというところでございますけれども、これ本当に当然共稼ぎが多い、共稼ぎが前提で新しい住宅を建てるとかいうことになりますと、本当に1日いないわけではないんだとは思いますけれども、午前中であるとか、午後であるとか、本当に地域一帯が留守ということの現象がかなり大きな面積でふえているんではないかなというふうに私は実感として思ったわけでございますけれども。このことについては、どういうふうなお考えでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 地域の中でのネットワークづくりということでございますが、棚倉町には行政区がありまして、行政区の中には班があります。班が一番の最小の単位となりますので、そちらのほうにも加入していただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。
    ◆3番(菊池忠二) その隣組に入る啓発なんかはどういったふうにされておるんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 班への加入については、各行政区、各班のほうで取り組んでいただいていると考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) これ、あれですか、そういった活動を本当にされておられるんでしょうか。余り私は感じたことはないんですけれども、区長さんを中心に班員さんであるとか、班長さんであるとか、そういう方が新しい家庭がふえたときに、ぜひ隣組で一緒に活動しましょうよ、なんていう活動をされておるんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 こちらで班の活動、それから行政区の活動については、直接把握しておりませんのではっきりしたことは申し上げられませんが、多くの班で新しい住宅が建てば、勧誘のほうには行っているというふうには伺っております。行っているという話は伺っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 町長の答弁されたように、私もそう思います。隣に声かけていくというのは理想だなというふうに思いますけれども、これ本当、私たちも活動してきますと、本当に近所に声かけるような状態になっているところは、本当に少ないんじゃないかなというふうに思います。そんな中で防犯カメラ、ぜひお願いしますよというようなことを私たちが承りますと、本当に現実に、本当に理想はありますよ、理想は隣近所が本当に強固に団結して、防災・防犯に対して、いざというときにはみんなそれぞれ協力して対処するというのはわかりますけれども、今、私が何軒かいろんなところ歩いたりなんかしたところ、そういった状況に私はなっていないというふうに思います。現実にそういうふうに感じますね、実感として。 そういうことを考えますと、やっぱり防犯カメラというのは必然的にこれからの時代、当然、一流企業やそれなりの収入がある方は別でしょうけれども、我々町に住んでいて、普通に仕事、生活をしていると、これ当然住居を求めたりなんかするときにはもう共稼ぎは最低の条件になってくるといったことを考えたときに、しかもどんどん核家族化して、二世代が住むというような住宅環境ではないということを考えますと、やっぱり防犯カメラ、考えざるを得ないんではないかなというふうに、それは私は実感として、また要望も受けますけれども、そういうことを考えます。理想は理想としてありますけれども、二世帯でおじいちゃんかおばあちゃんがいつもいるとかという家庭はそんなに多くはないですね。ということを考えますと、これ非常に防犯カメラの必然性、必要性、これ非常に高まってきているような、私は感じを受けます。 防犯カメラについては否定的なようなご意見ですけれども、こういった現状を考えますと、これからやっぱり検討していかなければならないような時代に既にもう入っているというふうに私は思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 防犯カメラの設置については、必要と思われる方が設置をすればいいのかなというふうに考えております。 町全体として考えるということだと思うんですが、平成30年中は棚倉町の事件発生件数、認知件数は、先ほど町長答弁ありましたように66件であります。県内全体が1万277件です。この割合で示しますと0.6%です。県全体で0.6%の発生率ということであれば、非常に治安は維持されていて、高いレベルにあるんじゃないかなと、安全な、非常に安全な地域であるんではないかなというふうに町としては思っているところであります。 そういった中でも防犯カメラがどうしても必要だという方は当然いらっしゃると思いますので、そういった方は、ご自分でおつけになるのがよろしいのかなと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 私もどちらかというと人を信じ過ぎるほうなんで、本当におまえそんなに信じていいのかとよく言われますけれども、それであっても、この間の台風19号の後、私も郡山のほうに伺ってみましたけれども、非常に怪しい服を着て、そして、そういった被害があるお宅に行って空き巣がいるという。当然やっぱり、日本は世界に冠たるそういった犯罪事件の少ない国ですから、今、住民課長がおっしゃったような数字になるとは思いますけれども。 これから、これからのことを考えたときに、お宅に両親もいないで、そしてまた、お子さんが1人、2人で住んでいるということを考えますと、やっぱり主要な道路、または棚倉町に出入りするときには必要なそういった道路の交差点などには、今すぐつける必要があるというふうには私も言いませんけれども、これからかなりそういった安全・安心して住めるまちづくりということを考えますと、検討が必要ではないかなというふうに思います。本当に郡山あたりの阿武隈地域のあれはひどかったですね。ああいう被災したところに行って犯罪をする、空き巣をするというような方が現実にいるわけです。つい先日も、棚倉でも数件かのお店屋さんにあったようでございますけれども、そういった犯罪を抑止するということをなくて、しかも犯罪が万が一起こったその後でも犯人を検挙する手だてといいますか、そういった方法がないということは、非常に、たまたま今の時期、今の社会はいいというふうに思いますけれども、そうだからといって、そんなものは必要ないんだと、必要な人がつければいいんだということではなくて、将来を見据えたときに、そういった考え方も必要なんではないかなというふうに私は現在思っているところでございます。これについてどうでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 先ほど来申し上げていますように、防犯カメラにつきましては、必要な方がご自分で必要な場所におつけになるのがいいのかなというふうに町としては考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) せんだっての会議で陳情書などを見ますと、学校なんかにも防犯カメラをぜひつけていただきたいというような、町P連からの要望もあるようでございますけれども、先ほど、子供たちの事件は13件という、関連の13件ということだそうでございますけれども、この町P連の方々の要望に対しては、どんなふうに考えておられるでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 学校施設の防犯カメラの陳情の関係でございますが、今年と昨年につきましても、防犯カメラにつきましては要望いただいているところでございます。今回、12月補正で中学校に防犯カメラを設置することで予算を計上させていただきました。来年度以降につきましては、幼稚園・小学校につきましても防犯カメラを設置してまいりたいというふうな考えでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 特にそういった子供たちの悲惨な事故・事件を防ぐためには、そういった施策が必要だなというふうに思います。非常にいい判断だなというふうに思っております。 かつて、先ほどの町長答弁にもございましたけれども、防災無線はそういった各家庭の設置するときの、国の施策でわかるでしょうけれども、そういったことなんだなというふうに思いますけれども。もちろん、公的な主要道路にカメラを設置するということもこれから考えていかなければならないというふうに思います。さらには各家庭にカメラ、これ、最近は非常に防犯カメラも安くなってまいりまして、こういったことが、当然全部つけてくださいよというのではなくて、私のうちには防犯カメラ、玄関口につけたいんだと言った場合には、先ほど私が申し上げたように、町の情勢・趨勢でもございますから、こういったことも、これからも住みよい安全というまちづくりにという観点から、そういう助成金なんかも、そんな大きな金額でなくていいんですけれども、これから新しい方が居住をされたりなんかする場合に、棚倉町はそういった防犯・防災に対して非常に熱心な町だなというふうに言われる、そういう魅力的な一つの条件が整うんではないかなというふうに思いますので、ぜひ、そういったこともご検討いただければいいのかなというふうに思います。 さらには、地域同士の行事等もだんだん簡素化して、当然共稼ぎですし、しかも今ニュース等で言われていますけれども、70歳まで働くんだということになりますと、ますます各家庭に昼間、留守のお宅がふえてしまうんではないかなというふうに思いますので、ぜひこういったこともご検討いただければいいのかなというふうに思います。 それでは、次の質問にまいります。 幼稚園の運営を問う。 松本教育長指導のもと、キャリア教育など、先進的な教育が行われているということでございます。先日もそういったニュース等で発表されておりました。学習発表会や運動会などの種目でも、我々から見ますと非常に高度なものが目につくなと、私たちの時代より今の子供たちは非常に高度なものを要求されているのかなという、そんなような印象を持っているわけでございますけれども、園児全体のレベルアップを目指すため、ノルマのようになって、詰め込み教育にはなってはいけないというふうに私は思っています。 私たち世代は少子化のため、園児時代は、現在ですね、現在が少子化のため、園児時代はまず友達と、家庭で一人っ子、二人っ子ということでコミュニケーションをとるのが非常に難しい時代でありますから、園児時代はまず友達とうまく遊べるようになってくれればいいなというふうに思っていますが、そのほかに、幼稚園として高度なものを、また必要なものを目指しているものがあれば、お伺いします。 小学校になって成長にばらつきなどが見られ、特に協調性が出おくれてしまいがちになりますが、幼稚園との連携などに問題はないのか、お伺いします。 共稼ぎ家庭が多く、預かり・延長保育等で対応されておりますが、親と過ごす時間が少なく、さらに少子化で経験が少ない親御さんが多いための問題点はどのように考えておられるのか、お伺いをします。少子化ももう二世代、三世代にまたがろうとしておりますので、おばあちゃんだからといっていろいろ知恵が豊富だということにもならないような現代の中で、そういったことを思います。 現在の子供たちは個性重視であるというふうに思いますが、個性豊かな子供たちを園で預かるのに、現在のスタッフの構成で人員が適当なのかどうかをお伺いします。 3歳児、5歳児に成長の度合いを確認されておるようでございますけれども、どのような方法で行われていて、また、その結果、どういうふうに活用されておるのかをお伺いします。 県下指折りの規模になった棚倉幼稚園の良い点や、ほかに問題点などがあるのか、お伺いします。 棚倉幼稚園の出入り口は見通しが悪く、とても危険であるというふうに思いますが、このような状況が今後も続くのか、さらには西側にアクセス道路を通す予定はないのか、お伺いをいたします。 ○議長(松本英一) 教育長。     〔教育長 松本市郎 登壇〕 ◎教育長(松本市郎) ただいまの幼稚園の運営を問うについてでありますが、まず、幼稚園教育で目指しているものにつきましては、幼稚園教育は平成29年3月に改定された幼稚園教育要領に基づき実施しており、園児の自発的な活動としての遊びを、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習として考慮し、総合的な指導により資質・能力を育み、キャリア教育のビジョンであります「夢をつなぎ、よりよく生きようとする子供の育成」の基礎となることを目指しております。 次に、小学校と幼稚園との連携につきましては、新幼稚園教育要領では、新たに幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、健康な心と体・自立心・協同性など10項目の内容を掲げており、それらを考慮しながら、年齢に応じたふさわしい指導を積み重ねながら、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿へつなげております。 小学校においても、それら10項目の幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を共有することで、幼児教育で身につけたことを生かしながら、教科等の学びにつなげることができるよう、連携を図っております。 次に、親と過ごす時間が少なく、さらに少子化で経験が少ない親御さんが多いための問題点につきましては、各家庭において保護者の方がお子さんと過ごす時間は異なりますが、それぞれに愛情を注いで育てられているものと考えており、幼稚園においてもさまざまな体験学習をもとに、それぞれのお子さんの個性・特性を尊重しながら、一人一人に寄り添った教育に努めております。 また、子育てに関する相談などについては、今年度から、子育て世代包括支援センターを設置し、さらには学校教育相談員及びスクールソーシャルワーカーを配置しながら、相談体制を整備しております。 次に、個性豊かな子供たちを園で預かるのにスタッフの人数や構成は適当かにつきましては、各幼稚園に必要な人数の特別支援教育支援員や預かり保育員を配置しておりますので、支障のないものと考えております。 次に、5歳児健康相談の実施方法とその活用につきましては、本町では、幼稚園年中児を対象に5歳児健康相談を実施しています。町内の各幼稚園を臨床心理士やスクールソーシャルワーカー、保健師等が訪問し、家庭での生活状況の質問票や幼児の園での行動を観察することにより、発達段階の把握を行っております。その結果につきましては、幼児の特性に応じた保育のあり方について幼稚園内で協議するとともに、保護者へも結果を通知し、個別面談等を行い、必要があれば医療機関への紹介や療育指導を行い、就学に向けて切れ目のない子育て支援につなげております。 次に、県下指折りの規模になった棚倉幼稚園のよい点や問題につきましては、よい点として挙げるとすれば、ほかの幼稚園に比べ園児数が多いことから、それぞれのお子さんに合う友達をたくさん見つけることができ、新幼稚園教育要領の幼児期の終わりまでに育ってほしい姿である、協同性や言葉による伝え合い、さらには、豊かな感性と表現などが培われることと考えております。 また、全体の園児数は多い状況でありますが、一つのクラスの園児数は高野幼稚園を除けば、ほかの幼稚園とほぼ変わりはありませんので、教育をする上で支障ないものと考えております。 次に、棚倉幼稚園の出入り口は見通しが悪くとても危険であるが、このような状況が今後も続くのかにつきましては、現在の出入り口は道路のカーブに取りつけられており、沿線には住宅が張りついていることから、改善することは現状では困難であると考えております。しかし、園外活動の経路でもあることから、棚倉幼稚園の出入り口から伊ノ町交差点までの区間における危険と思われる箇所について、棚倉警察署及び道路管理者と連携を図り、ことしの7月に合同安全点検を実施したところであります。その結果、現道の中での安全対策として、グリーンベルトなどによる歩行空間の確保などについて、関係機関へ要請しているところであります。 次に、西側にアクセス道路を通す予定につきましては、西側には住宅が立ち並んでいることから、道路を整備することは困難であるものと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 私たちの時代、私が親、今でも親ですけれども、子供たちが学校に通っていたころ、非常に、小学校から中学校に進学するときに不登校といいますか、チェンジの仕方に対応できなかった子供たちが、私の子供の同級生が数多くいて、小学校から中学へ行ったときに、その雰囲気であるとか、先生とのコミュニケーションであるとか、そういうのが非常に難しくて、大量に十何人か出た時期がありましたけれども、これ、幼稚園から小学校に行くときに、そういった適応力といいますか、そういうことに問題がある、そういった問題があるような状況がふえているというふうなことがあるんでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 幼稚園から小学校に上がるときに問題はないのかということでございますが、研修などを開催しておりまして、小1プログレムの研修会とかということで、那須甲子青少年自然の家の先生とかに来ていただきまして、その辺の対応につきまして研修などをいただいておるところでございます。そうしたことから、現在のところ、そのような障害等は発生していないということでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 小さいころから、1歳児健診、2歳児健診というとあると思うんですけれども、5歳児健診で、全国的に見ましても、5歳児健診でちょっとコミュニケーションが苦手であるとか、協調性がちょっとおくれているというようなことが非常にふえている。この抱えている方は80%を超えるというような状況もニュースで流されております。 そういったことで、その健診の活用の仕方ですかね、健診の後、その子供たちに、どういった視点でこの子はちょっと問題があるのか、協調性がないのかという基本的な考え方、そういったことは棚倉町としてはあるんでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 5歳児健康相談の実施方法といいますか、行動観察につきましてはチェック表によって実際行っておりまして、社会性が育っているかどうか、身体の発達状況がスムーズに育っているのか、子供たちに合った理解が得られているのか、言葉のほうがちゃんと発達しているのかどうかというようなポイントから、子供たちの行動を観察いたしまして、発達におくれがあるかどうか確認しているところでございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 先ほどの課長答弁ですと、ほとんど問題がないように考えますけれども、私の耳に入ってくるところでは、何か一度診察をしてはいかがですかみたいな話が、そういった、ぽつぽつとふえてきておりまして、状況によりましては、先ほど申し上げましたように、子育ての経験が本当に少ないですし、人数も育てておらないですし、そういった子供の預けるということも完備されてきましたので、親御さんは本当に子供の正体というか実態をつかみ切れていないような、幼稚園のころに病院に行きなさいなんていうふうに言われますと、非常にショックなんだというようなことを私、何人かに聞きまして、当然いろんな症状を早期にわかって早期に対応するというのはこれ大事ですけれども、その当時者にとっては、自分の子育てがどうだったのかと疑心暗鬼になったり、非常に自信を失ったりする、そのことが、親の不安が子供に伝わってしまって、さらに登園拒否につながったり、また登校拒否につながったりという懸念がございますので、当然そういった、蓄積した、だから私は何ら問題ではないというふうに思いますけれども、そういう対応されるときの親御さんに対するケア、先ほど教育長、いろんな支援をされている方がいるって、子供には、ありましたけれども。 これやっぱり、親御さんはもうしようがないというんではなくて、やっぱりそういう状態のときには、担任の幼稚園の先生であるとか、一緒にかかわりましょうねとかという心のそういったケアをしながら、そういったことを活用していかないと、何か幼稚園とその親御さんの間にあつれきが生まれるような状況を迎えては非常によろしくないので、そういったマニュアルというわけにはいかないでしょうけれども、教育長が先頭に立って、そういったご指導をされていったほうがいいんではないかなというふうに私はちょっとそういうふうに思っています。その件に関して、教育長、いかがですか。 ○議長(松本英一) 教育長。 ◎教育長(松本市郎) そのとおりだというふうに思っています。子供たちに寄り添うということと親に寄り添うということで、教育というのはそもそもそこからスタートしていますので、そういうもので進めていきたいというふうに思っています。 それで、去年、ことしと、実は亀の子学級というものをサポートセンターという名前に変えました。変えましたのは、ちょっと相談活動をこれからいろんなところで、幼児教育だけじゃなくて小・中学校も含めた、ソーシャルワーカーというのが学校を離れた、教育委員会には所属していますけれども、そういう方もいるし、あと、町で採用している教育相談もいるし、それから、棚倉小学校にはスクールカウンセラーがおります。中学校にもスクールカウンセラーがおります。そういう相談する方がいっぱいいるので、そういうこともどんどん活用していきたい。そして、要するにそういう不安を除いていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 中には、親の知らないところでビデオを撮られてしまったんだなんていうような、これ本当かどうかちょっと確認はしていないので私もなかなか言えませんけれども、子供の状況をビデオで撮られたんだなんていう話をちょっと伺いますと、当然その子供の将来を考えて、そういった発達がちょっと出おくれているというようなそういった状況を早くカバーして、早くみんなと追いつくようなという、その気持ちはわかるんですけれども、そういったやり方、そして、それから、先生とそれから親御さんの間のきちんとした相互理解、そういうものがなくて、ガバナンスだけ先行してしまうというと、それは非常に、何ていうか、疑心暗鬼になったり、本来、一応よかれと思ってやっていること自体が、幼稚園と親御さんの間の距離を生んでしまうようなことにならないように、くどく申し上げますけれども、やっぱり、当然先生も大変なのは承知しております。あれだけ私もじじばば学級で行って見ますもので、本当に先生大変ですね。そういった統率をしなきゃならない一方で、それに従ってくれない子供たちが、本当に一昔前から比べるとちょっと徐々にふえているような印象も受けますから、そういったことは、このガバナンス自体は私は非常に結構だし、それを的確に、そして正確に、そして正しく運用されていくべきだというふうに私は思います。 変な誤解を生まないためには、やっぱり先生がしっかりと親御さんに説明をする、それこそPTAの中できちんと相互理解を高めていくということと同時に、それから今の園長先生の働き方のあり方、責任のあり方に関しても、園長先生なんかも、もっと積極的にそういったときにはかかわって指導力を発揮されなきゃならないというふうに思います。本当に今はコミュニケーションをとるのが、私も含めて非常に上手でない、たけていないという方が多うございますから、ちょっとしたことで食い違って、その人間関係が疎遠になってしまうということがありがちですから、ぜひ、各幼稚園の園長先生、教頭先生初め、勤務体系なんかももし影響しているんであれば、これは園長先生なんかもきちんと責任を持っていただいて、さらに経験を積んでいるわけですから、そういうときにそういった能力を発揮されるということが必要なのではないかなと思いますが、このことについてはいかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答え申し上げたいと思います。 議員おっしゃりとおりであると私も考えております。 相談体制の整備等、先ほど教育長がお話ししましたように、スクールソーシャルワーカーの活用とか、そんなものも入れまして、親御さんも含めた、ケアを含めた中で相談をしていきたいというふうな考えを持っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 道路のことにつきましては、早く計画をしないとどんどん家で埋まってしまって、にっちもさっちもいかないような危険な状態がずっとこれから、もう未来ずっと続くというようなことがあり得ますので、何らかの対応・計画、これを区分して考えていただいて、あの今の現状をいつまでも放っておくというとはよろしくないんではないかなというふうに思いますので、ぜひご検討をいただきたいと思います。 さらには、先ほど、繰り返しになりますけれども、先生も少子化の真っただ中で生まれた人間で、生徒も、また親もみんなそういった時代背景をともにした、人間関係が希薄、おもしろおかしくは生きるんだけれども、困ったとき、それから悩んだときやそういうコミュニケーションが非常に苦手な時代に生まれた、そういう方々がそういう子供をきっかけに、お互いが人間として、先生も親御さんも子供も成長していけるというような、そういうきっかけになれば、大なり小なりそうなのかなというふうにつながっていくのではないかなというふうに思いますので、ぜひこれからの幼稚園活動、幼稚園の運営に対してご期待を申し上げまして、次の質問に移ります。 台風19号の被害とその後の対応を問う。 台風19号は私たちが経験したことのない膨大な雨量があり、命を育んでくれた母なる久慈川や社川が私たち人間に被害をもたらしました。今回は、100年に一度とは言えない最近の気象状況が私たちに警鐘を予感させましたが、この経験で今後しっかりとした対応をすればいいのかなというふうに思います。 台風19号の当日はどのような対応をされたのか、時系列で説明をされたい。 災害対策本部はどの時点で立ち上げ、その後、どの時点で解散されたのか。 担当課は責任を果たされ、お疲れだったと思いますが、現時点で改善点があればお伺いします。 避難場所は車などがないと避難できなかった方もいたそうで、この点についてはどうでしょうか。 激甚災害指定でどんな利点があるのか、お伺いします。 被災した農地などの対応は。 漆草などの、公共的ではありませんが、被災したお墓などの救済策は。 復旧・復興は生活全般に及ぶので細やかな対応が求められますが、棚倉町独自の事業があればお伺いをします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの台風19号の被害とその後の対応を問うについてでありますが、まず、台風19号対応の時系列につきましては、前日の10月11日の16時に災害対応について課長会議を開催しました。12日、午前6時に災害対策本部を設置、7時に防災無線により災害対策本部の設置及び8時から保健福祉センターに避難所を開設することを広報し、あわせて、自主避難を呼びかけたところであります。同様の内容を、午前10時にも防災無線により広報をしたところであります。 それ以降につきましては、16時に災害対策本部会議を開催、16時30分、山岡地区に避難勧告発令、あわせて総合体育館に避難所を開設、19時30分、高野地区全域、北山本地区、中山本地区、下山本地区に避難勧告発令、20時10分、逆川地区、天王内地区に避難勧告発令、あわせて社川小学校に避難所を開設、21時10分、祖父岡地区、豊岡地区に避難勧告発令、あわせて近津小学校に避難所を開設、13日0時10分、一色の大夫内地区に現地確認のため職員派遣、0時50分、高野地区で水道漏水発生確認、2時30分、消防団に自宅待機を指示、7時、防災無線により通行どめ情報、断水情報、河川等へ近づかないよう広報を実施、8時、避難者が全員帰宅したことにより、避難所閉鎖、8時以降につきましては、被災状況の集約等を行ったところであります。 次に、災害対策本部の設置と解散につきましては、12日の午前6時に県内市町村で最初に災害対策本部を設置し、17日午後12時に解散をしております。 次に、現時点での改善点につきましては、災害対策本部に集まるさまざまな情報の整理・分析、夜間における河川状況の確認、避難所担当職員の夜間の交代、社川の氾濫により、地域が分断された場合の対応などが今後、災害対応をしていく上で改善、あるいは体制構築をどうするか、検討が必要であると考えております。 次に、避難場所へ車などがないと避難できなかった方もいた点につきましては、避難所への移動はみずから行っていただくのが原則でありますので、親戚の方や友人、知人、隣近所の方にお願いをするか、タクシーを利用するなどの方法で避難をしていただきたいと考えております。 次に、激甚災害指定での利点につきましては、指定されることにより国庫補助率のかさ上げがされることが最大に利点であると捉えております。 次に、被災した農地の対応につきましては、順位1番、11番、鈴木政夫議員に答弁したとおりであります。 次に、被災したお墓などの救済策につきましては、お墓の災害復旧に係る国・県の補助制度はなく、町単独の補助制度もないのが現状でありますので、墓地施設に対する災害復旧のあり方について検討をしてまいりたいと考えております。 次に、町独自の事業につきましては、農地及び農業用施設の復旧事業のうち、事業費13万円未満のものは災害復旧事業に該当をしないこととされておりますが、本町においては対象事業と同様に取り扱うこととしており、受益者の要望に基づき、分担金をいただきながら、災害復旧事業を実施しております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 私も災害後、何件かお宅を回りました。状況を伺いましたら、ここに書いておきましたように、車がなくて、当日は大雨が降っていたし、避難できなかったんだと、息子が夜勤のために私は避難しようかどうか迷ったんだけれども、結局うちにいましたよというような話を伺いました。 そういったことを考えますと、当然お年寄りなんかですと一人でいること自体が不安なので、親戚、それから知人というお話もございましたけれども、公的にも自主避難場所など、これは区、それぞれ町などが相談して、そういったときには自主避難場所も想定してはいかがかなというふうにまた私は思ったんですけれども、これについていかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 今回の台風につきましては、非常に大型で過去に経験したことない雨が降るということで、町の対策も早目早目に対策をしたところであります。12日の午前7時に保健福祉センターに避難所を開設しまして、事前避難・自主避難を促したところでありますので、そういった方が今回は避難されなかったということでありますが、次回からは、また同じような対応をとりたいと思いますので、ぜひそちらのほうに避難をしていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 先ほどの同僚議員のご質問の中にもありましたけれども、こういったときにこそ、タクシー券などの活用も、災害時にも活用されるのではないかなというふうに思いますので、ぜひそういった災害時のタクシー券の活用の仕方なんかも考えていただければいいかなというふうに思いますけれども、この点についていかがでしょうか。 質問まだいいですか、そうでないですか。     〔何事か発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) これ、防災無線はかなり有効であったというふうに思いますけれども、そういったことでよろしいですか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 今回、防災無線により避難勧告等を発令しておりますので、それによって194名の方が避難をしておりますので、大変有効だったというふうに町のほうでは考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) それから、消防団の活動に障害や問題、本当に堤地区の消防団の方も昼夜、本当に寝ずに活動されて、本当に、私も朝早くに行きましたけれども、みんな目を真っ赤にして活動されておりました。 この点について障害問題はなかったのか、お伺いします。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 社川が氾濫をしまして、逆川地区と堤地区が分断をされました。堤地区のほうで、黒磯棚倉線を通行どめにする折に機材がなくて、町のほうからも届けられないというような状況がございまして、消防車両を横にして通行どめをしていただいたんですが、ずっと消防団員についていただくというようなことで、大変消防団にはご苦労かけたなというふうに思っているところであります。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 足早に質問させていただく……     〔「すみません」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) 今、黒磯棚倉線と申し上げましたが、棚倉矢吹線でございました。 失礼しました。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) 棚倉町の特に独自の政策はないというふうにおっしゃいましたけれども、この田んぼの固定資産税などの減免ということがございますけれども、これはどういうような状況、これ、質問通告外かな。通告外ですね。結構でございます。 それから、被災した箇所、漆草などのお墓の件ですけれども、町長、非常に言いにくそうにお答えされていましたけれども、お墓といえども、お墓も被災したわけですから、これ棚倉町を支えてきた先人が眠るお墓が被災されたわけですから、これをいろんな該当するものがないからといって、選択するんではなく、何らかの救済策が私は必要ではないかなというふうに思います。 特に、たとえお墓がなくても、崖崩れは現実に起きたわけですから、そこに実際に何があろうと、しかもさらには先人、棚倉町の漆草を支えた、立派に納税もして、棚倉町を一時代支えた、そういう方々が眠っている、そういった、いわば先祖の眠る住人が被災したわけですから、これは何らかの救済策があってしかるべきではないかなというふうに思いますけれども、これ、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 町長答弁のとおり、墓地施設に対する災害復旧のあり方については検討してまいりたいというふうに考えております。 東日本大震災のときも墓石が倒壊するというような被害が大変ありましたが、その際には、それぞれ個人で直していただいているという経過があります。今回土砂災害でありますので、共用部分の土砂の撤去、あるいは土留工事等の災害復旧工事ですか、そういったものがどこまでできるのかなということを調査研究しながら検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 菊池忠二議員。 ◆3番(菊池忠二) うまく組み合わせて、住民課長並びに優秀なスタッフがそろっている棚倉町当局でございますから、ぜひ救済策、いろんな形、いろんな知恵を使って、ぜひ工夫していただければというふうに思います。 さらに、棚倉町、次の日がお祭りでございまして、いろいろ批判もございました。被災された方にとってみれば、にぎやかなお祭りはどうなのかというふうなご意見も多く聞かれましたが、私はそうではないというふうに思います。私の知人も前日に実は結婚式を抱えていまして、本人がこれ中止にしようかと言ったところ、キャンセルが500万円だと言われたそうです。やむなく、大変ではありましたけれども結婚式を遂行されて、結果的によかったなというふうなことで落ちつきました。 この祭りもそうでございまして、前日は恐らく強行すればできたように思います。それで、強行しないで様子を見て、1日おいて、次の日、いい天候になったので、いろいろ確認をして、いろいろご批判もあるだろうというような覚悟をしながら、こういった祭事を決行したことに対しては、私は敬意を表したいというふうに思います。棚倉町の伝統である祭りを強行した、政治経済活動もそれに伴ってあったということを考えますと、両論はありますけれども、この祭事執行に当たっては、強行された関係者に敬意を表するものであります。 以上、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本英一) 順位2番、3番、菊池忠二議員の質問を終わります。 ここで、昼食のため午後1時5分まで休憩します。 △休憩 午後零時05分 △再開 午後1時05分 ○議長(松本英一) 休憩前に引き続き再開します。--------------------------------------- △古市泰久議員 ○議長(松本英一) 順位3番、8番、古市泰久議員、登壇願います。 古市泰久議員。     〔8番 古市泰久議員 登壇〕 ◆8番(古市泰久) 順位3番、議席番号8番、古市泰久であります。 このたびの台風19号の大雨によりまして、被災されました皆様方には心からお見舞いを申し上げます。 それでは、質問通告に基づきまして順次質問をいたします。 台風19号の被害状況と今後の対応についてのお問いただしをいたします。 初めに、被害箇所と被害件数、被害総額は。 次に、来春の被害農耕地の作付等への対応は。 次に、農地、農業施設及び農業機械等の改修経費の補助率については。 次に、製造業等の被害状況は。 次に、避難勧告をした行政区名と避難人員は。 次に、自主防災組織が結成されている行政区では、防災対策や避難対応等、有効な組織活動が展開されたのか。 次に、防災マップの早期見直しと全行政区の自主防災組織の早急な組織化を進める考えはあるか。 以上、7点、答弁を求めます。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位3番、8番、古市泰久議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの台風19号の被害状況と今後の対応でありますが、まず、被害箇所と件数、被害総額につきましては、住宅については、一部損壊が2件、床下浸水が5件、事務所や農業用倉庫等については、全壊が2件、一部損壊が1件、浸水が11件、道路については、県道が4号線で7箇所、町道が28路線で41箇所、河川については、14河川で59箇所、農地については254箇所、農業用施設については、頭首工が17箇所、水路が201箇所、農道が86箇所、パイプハウスなどの施設については6件、水稲などの農作物被害については約38ヘクタール、林道については18路線、その他の公共施設については、防火水槽1基、上水道配水管1箇所が被災した状況であり、被害の総額は約24億円を見込んでおります。 次に、来春の作付の対応につきましては、被災した耕作地の早期復旧に最大限努力をし、営農再開となるよう努めてまいります。 次に、農地、農業施設及び農業機械等の補助率につきましては、災害復旧事業に係る国庫補助金の基本補助率として、農地が50%、農業用施設が65%、農業機械の補助率として国庫補助金が50%、県補助金が40%であります。 しかし、今回の台風19号災害は激甚災害に指定をされていることから、農地及び農業用施設の国庫補助金についてはかさ上げがされることと見込んでおります。 次に、製造業等の被害状況につきましては、製造業の被害は1件で、河川の水が堤防を越水し、事業所内に水が流入したため、機械などが水没した被害となっております。 次に、避難勧告をした行政区名と避難人員につきましては、避難勧告を発令した行政区は、山田区、岡田区、高野地区全行政区、逆川区、天王内区、北山本区、中山本区、下山本区、祖父岡区、寺山区内豊岡地区であり、自主避難者を含めて194名の方が避難をしました。 次に、自主防災組織の活動につきましては、台風が接近・通過した時間帯が夕方から夜半にかけてであり、住宅の全半壊や人的被害がなかったこと、さらには、翌日午前8時には避難所が全て閉鎖をされたため、自主防災組織が中心となって活動することはありませんでしたが、自主防災組織の役員による見回りを行ったところ、被災があった場合の連絡体制の確認を行ったところ、事前に避難呼びかけの電話連絡を行ったところがそれぞれ1団体ずつありました。 次に、防災マップの早期見直しと自主防災組織の早急な組織化につきましては、来年度に地域防災計画の見直しを行い、令和3年度に防災マップを改訂し、全戸配布をしたいと考えております。 また、自主防災組織については、全行政区に組織を設置できるよう、引き続き取り組んでまいります。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) さっき、私の前にお2人の議員が質問いたしましたが、その中の答弁の中で、農地に関して、被災が非常に軽易なものであるというものについても補助対象にしますよということでありましたが、例えば塙町などは、25メーターで高さ2メーター程度の畦畔崩れといいますか、こういうものでも、くい・しがらみ・盛土等々の復旧工事について補助金を出しますよと、こういうことであるようでございますが、この程度のものも該当するというふうに理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) お答えいたします。 軽易な被害と、今、古市議員がおっしゃったようなものについても、棚倉町についても、小災害復旧事業ということで対象としております。 以上です。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 避難勧告発令は9地区に及んで、避難者が194名というようなご答弁でございましたが、いわゆる避難勧告発令の判断基準というのはいかなる基準に基づくものであったんでしょうか。各地区とも、避難勧告の自由といいますか、おのおの違うと思うんですが、この山田・岡田行政区、さらには高野区全域、全域という対応についての判断基準は複雑だと思うんですが、いずれにしろ発動したと、避難勧告をしたということであれば、その理由等々についてはご説明をいただければ、後々のための安全を確保すると、あるいはその体制を整えると、そういう意味で重要なことかなと思います。 この件について、ご答弁を願います。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 避難勧告発令の基準でありますが、棚倉町地域防災計画の中で掲げております。避難勧告の実施基準でありますが、災害が発生し、または発生するおそれがある場合において、特に必要があると認められるときというのが基準になっております。これが実際どういうことかと申しますと、今回発令した避難勧告につきましては、土砂災害の危険性が高まった、それから河川の氾濫の危険性が高まったと、この2点について避難勧告を発令したところであります。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 一遍にこれだけの発令をして、今回避難箇所が4箇所の指示であったと、避難場所ですね。しかし、山岡については、何と体育館、町営体育館全部避難と。実はこの防災マップの避難箇所でございますが、ここに書いてあるね、記載されている、これは実は山岡小学校の体育館も避難場所に該当してあるわけでございますが、いかなる理由で体育館まで車移動で引っ張ったのか、その間、土砂崩れや水害や土石流、そういうもので、この棚倉の体育館に着くまでの間、この距離の間にそういう事故のおそれは、発生はなかったのか。そういうことを想定したなら、山岡小学校の体育館でしかるべきであろうという判断なんですが、この点についてご答弁を求めます。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 山岡地区への避難勧告発令が16時30分だったと思いますが、まだ早い時間でありましたので、十分、総合体育館のほうまで避難ができる時間帯であるというふうに考えまして、総合体育館のほうを指定したところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 時間が早いとかと何とかで、土砂災害、いわゆる土石流の災害とか、増水とかというものをそのときに確認したのかどうかということもありますが、本来であれば山岡の人たちは、避難勧告が出た場合には山岡小学校の体育館ということを見聞きしているんじゃないでしょうか。したがって、今後、そういうことを踏まえた中での避難勧告であり、避難場所の指示をすべきであろうと、そのように考えます。 次、避難勧告の9地区の延べ人数ですね、避難勧告をした9地区の該当延べ人数というのは何人になるんでしょうか。あるいは、そのパーセントについてお願い申し上げたいと思いますが。 それから、避難勧告で避難された194名ですか、この方の移動手段というものはどういう形態だったんでしょうか、ご答弁を願います。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 避難勧告対象者人数でございますが、全部で3,303人ということになっております。世帯数で989世帯であります。 それから地区別の避難者ですが、棚倉地区が14世帯24名、社川地区が10世帯32名、高野地区が6世帯19名、近津地区が24世帯71名、山岡地区が14世帯46名、町外者が2世帯2名、合計で70世帯194名ということになっております。 以上でございます。     〔「早くてわからん」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 答弁が早くてメモがとれない状態なんですが、概数を聞きました。実はこの避難勧告をして、総勢で3,300……、4人……。     〔「303人」と発言する人あり〕 ◆8番(古市泰久) 303。     〔「3,303人」と発言する人あり〕 ◆8番(古市泰久) 303人からの方に避難勧告を出したと。これは、一遍に全員が避難をしたということも考えられるわけですが、当然町が避難勧告を発令しただけですから、さあ逃げろというようなことで。そのときにこの4箇所の場所では、そういう場合を想定した場合に十分な箇所数であったんですか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 避難所運営につきましては、1時間ごとに災害対策本部のほうに避難者の人数を報告していただきましたので、もしいっぱいになれば次の避難所を開設して、そちらのほうへ移動していただくと、そちらに避難をしていただくというような手順になろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) したがって、先ほど山岡の人たちは、当然マップに明示されている山岡の小学校の体育館と、これが相当であったろうということは私自身は想定をいたします。 次に、今回の場合には、大雨といってもそんなに大層な、他の本当に家の周りが決壊で水浸しになって歩けない、取り残されるなんていうような状況ではなかったということなんでしょうが、しかし、当然考えておかなければならないのは、逃げおくれる人に対する、逃げおくれゼロといいますか、やっぱりそういうのを目指した政策、対応というものが今後必要であろうと思うんですよね。それがために、逃げおくれのために、死亡事故などを起こしてはならない。これはまさに政策ミスであるということでございますが。 だから、そういう避難が必要な災害が予想されるときに、予報や事態の進展に合わせて、個人として、ただいま課長おっしゃった、答弁あったように、個人としてどう行動するかということを時系列で記入した予定表、いわゆるマイタイムラインの作成等を小・中学校や一般の町民を対象としての講習会、あるいは自主防災組織が結成されている行政区の中での講習会等々、これは必要なんじゃないか、必要欠くべからざるですね、身を守るためのマイタイムライン、このことについてはどのようにお考えでしょうか。
    ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 マイタイムラインは、特に災害が発生した場合に有効な指標になるというふうに考えているところであります。現在のところ、町として個人のマイタイムラインというものを作成は行っておりませんが、令和3年度に防災マップの改訂を予定しておりますので、その中に取り込んでいければ、取り込んでいきたいなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) それと、障害者の避難ということなんですが、私はことし3月の議会の中で防災関係を質問させていただいております。その中でも申し上げましたが、関係機関が特に障害者の方、世帯、あるいは体が不自由な方でしょうが、一人で移動ができないとかって、そういうのを承知して、掌握しているんだということであったわけでございますが、この障害者のための防災の手引というものを作成している町村が実はあるんですよ、後でお調べになっていただければわかると思いますが。 今申しましたような、この障害者のための防災ハンドブック、それとマイタイムライン、今の段階では作成されていないと推測するがためにこの質問をしているわけですが、ただいま課長の答弁の中には、防災マップ、来年度からこれは実施計画の中で説明がありましたが、来年度からは調査・検討に入るよと。当然これは県の改訂に伴う調整ということも踏まえて、入るよと。令和3年に作成して、班ごと、各家庭に配布します。 その折にということですが、その折ではないんですよ。あしたやっぱり災害、こうむるということはあるわけですから。ですから、このことについては令和3年の改訂などと言わずに、当然そこには入るべくして入るんでしょうが。今の段階で対応する、安全・安心なまりづくり、町長おっしゃっているじゃないですか。これは早急に対応しなければならない事案だと思いますが、町長いかがでしょうか。     〔「議長」と発言する人あり〕 ◆8番(古市泰久) 私、町長に聞いたんだ、町長に聞いているんだ。議長だめだ、議長、議長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 マイタイムラインが早急に取り組んだらどうかということでございますので、なるべく早くに取り組めるように検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 町長に聞いているのに、なぜ課長が答弁するんでしょうか、私はわかりません。 それで、一つ提言といいますか、これもお願いでございますが、防災マップ改訂時は、ちょっとそこお願いがあるのは、JAの直売所みりょく満点、ここを避難場所として追加をしてはどうかということなの。非常に駐車場もございますし、それから厨房の関係とか、水回りとか、何よりも、その日売れ残った食べ物がある、ことでもある、あるんですよ、トイレも完備されている。コンパクトな中に、あそこは2階にも会議室ございますから、いろんな意味で有効かつ有意義な避難場所になるのではなかろうか。 実はこの直売所については、全国で多数の町村がもう既に取り組んでいるんですね、避難所ということで。このこと、ちょっと最後、一言、町長ご答弁ください。お願いします。 ○議長(松本英一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 今回の話の中で、避難所の件についてもさまざま検討していきたいと思っております。 ◆8番(古市泰久) いい方向へのご答弁をいただきました。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) このことについては生命に関することで、せっかくもう一つ出るんで、ぜひともよろしきご指導を、連絡機関、政策を考えていっていただきたいと思っております。 1問目の質問は以上で終わります。 2番目の質問に移ります。 昨年、棚倉保育園は2つの園舎を合併し、150人規模の新たな保育園として新規オープンをいたしました。お預かりした園児の安全を守ることは大きな責務であります。ことし5月、滋賀県大津市で散歩中の交通事故、散歩中に、いわゆる園外活動でございますが、その折に、交通事故の巻き添えで保育園児ら16人死傷するという痛ましい事故が発生いたしました。園外保育である散歩中の園児の命を守るためには、保育園施設周辺におけるキッズ・ゾーンの整備についてお問いただしをいたします。 まず最初に、新保育園開園以来、通園等で施設周辺での交通事故等事象が発生したか。 次に、キッズ・ゾーン整備計画など、関係機関との対応はしているのかどうか。 以上、2点についてご答弁を願います。 ○議長(松本英一) 教育長。     〔教育長 松本市郎 登壇〕 ◎教育長(松本市郎) ただいまの保育施設周辺におけるキッズ・ゾーンの整備についてでありますが、まず、新保育園開園以来、通園等での交通事故等事象の発生につきましては、棚倉保育園に確認しましたところ、今年度において、朝、車で園児を送迎する際、2件の車同士の交通事故がありましたが、けが人はありませんでしたとのことでした。 次に、キッズ・ゾーン整備計画等、関係機関との対応につきましては、棚倉保育園が園外保育に利用する経路で危険と思われる箇所について、棚倉警察署及び道路管理者と連携を図り、ことしの7月に合同安全点検を実施したところであります。その結果、必要な安全対策として、横断歩道の新設や交差点における防護柵の設置などについて、関係機関へ要請しているところであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 通園時の事故はなかったということでありましたが、園外保育途中というか、中に、交通事故に巻き込まれそうになったなんていう事例はおありでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 保育園のほうに確認をしましたところ、園外保育中の事故等はありませんということでございました。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) ことしの11月に、非常にことし5月に大津市での痛ましい事件があって、政府が動き出すのが非常に遅いと私は感じているんですが、実は内閣府・厚生労働省、この2箇所から、ことしの11月にキッズ・ゾーンの整備を促す通知を出したと、これは都道府県に対して出したということなんですが、その後、同時に警察庁と国土交通省が出した通知があるんです。これは、都道府県警察と道路管理者に向けての同時の通知があったということなんですが、当局でこの件についてどの辺まで捉えられているか、ご答弁願います。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 厚生労働省と内閣府の連名の関係でございますが、11月12日付でキッズ・ゾーンを設定の推進についてということの依頼文書が来ております。その内容につきましては、保育所の中心から半径500メートルを原則として、散歩などの園外活動の安全を確保するため、保育所、道路管理者、警察と協議の上、特に子供の安全確保を図る特定地域としてのキッズ・ゾーンの設定についての依頼文書でございました。 警察庁のほうからは、保育担当部署がキッズ・ゾーンを設定するに当たりましては、警察等に協議することとなっているので、協力をしてくださいというような内容の文書でございます。 国土交通省につきましても、キッズ・ゾーンの範囲及び交通安全対策の内容につきましては道路管理者のほうに協議がなされますので、適切に対応されて、交通安全対策の実効性の観点から技術的な助言を行ってくださいという内容でございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) そういう通知が出されて、当然、県経由で市町村担当部局のほうへは説明会なり、通達があったものと察しますが、この件についてはその段階で対応するということなんでしょうが、どこまで通達は届いているんですか。ここまで届いて……、保育園、あるいは自治体、教育委員会のほうにその通達内容というのは通達されたんですか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 内閣府と厚生労働省連名の関係の通知でございますが、福島県のほうから11月21日付で町長のほうに通知が、依頼文が来ているところでございます。 以上でございます。     〔「国土交通省」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 国土交通省からの文書につきましては、ちょっと子ども教育課のほうには届いておりません。 以上です。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 当然、この通知というのは、通達がされた場合、自治体が保育施設、道路者管理者、警察などと協議して設定するということになっておるようでございますね。課長の答弁の中でそのようなことも入っておりましたが、今後、自治体が、いわゆる棚倉町教育委員会などと置きかえてよろしいんだと思うんですが、が、保育施設、道路管理者、警察などと協議して設定する、設定するのは教育委員会ということにはなろうかと思うんですが、その辺は、その協議については想定をし、いつごろまでの範囲内で対応するというお考えでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 当然、教育委員会が主体となりまして、保育所などと協議しながら、キッズ・ゾーンの範囲ですね、原則500メートル半径というようになっておりますが、お散歩コース等も考慮しながら設定を変えることができるということでありますので、保育園のほうと協議しながら、キッズ・ゾーンの案を、設定範囲を検討しまして、その後、道路管理者、警察のほうと協議しながら設定を視野に入れて、検討してまいりたいと、考えております。 時期的なものということでございますが、できるだけ早くということで考えてはおりますが、保育園の園外保育が9月、10月に、秋に行われるということから、そこまでには協議のほうを進めて、ある程度の形にしていきたいというふうな考えを持っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 先ほどの教育長答弁によりますと、ことしの7月ごろですか、関係機関等の通達が出る前の段階、これは5月の大津市の保育所の事故を踏まえてといったことなんでしょうが、推察されますが、7月に既に危険箇所等々の点検を行ったというようなことだと思うんですが、そこまで進んでいれば、何も時期を待たなくても、この事業は、キッズ・ゾーンの設定は、いわゆる500メートルの範囲の中に、ガードレールとか、あるいは路面に、例えば小学校・中学校の近くにはスクールゾーンというのを書いてあるじゃないですか、そういうのを書けばいいんであって、それから、問題なのはこの500メートル以内のどことどこに、いわゆる交通、スピードの規制をかけていくかというようなことが重要な点だと思うんですよ。ですから、危険箇所等と相合わせ、それらのことが調整されれば、すぐにでもこれ、事業として取り組めるんじゃないかと。 そのときの経費については、これどこが持つというふうな通達になっているんでしょうか、ご答弁願います。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 キッズ・ゾーンを設定した中での経費の負担の関係だと思いますが、それぞれ道路管理者で、警察なりで負担をしていただく形になります。 以上です。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) ということになると、教育委員会の負担といいますか、町の負担ということになりますか、それはなしということでよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 教育委員会の負担ということになると思いますが、ハード面、ガードレールを設置したり、そういう経費については、教育委員会のほうの負担は一切ございません。 以上です。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) これは早急にしてもらいたいんですよ。まさに子供が少なくなっているこの時代に、こんな信号機の隅で待機していて交通事故に巻き込まれて、尊い命、それも貴重な命ですよ、亡くなったり、命のなくなるような目に遭ったりしているわけですから、これは最重点政策として、自己負担といったらなんですが、教育委員会が負担する金額も少ないようで、ハードの面については国・県のほうで持つというようなことのようですから、これは早急に対応をお願いしたいと思いますが、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 教育長。 ◎教育長(松本市郎) 今、課長が述べたように、順次対応していきたい、そういうふうに思っています。 ◆8番(古市泰久) 以上で第2の質問、終了いたします。 次に、3問目の質問に移ります。 この10月から、幼児教育・保育の利用料が、3歳から5歳児の就学前の世帯に対して所得制限に関係なく無償化が始まりました。消費税10%への引き上げ分のうち、年間7,774億円を活用して実施するもので、対象数は全国で約300万人に及ぶ事業であるわけであります。しかしながら、ゼロ歳児から2歳児においては、住民税非課税世帯のみを対象とした無償化制度となっております。 本町における幼保無償化制度の助成・上積み策についてお問いただしをいたします。 現在、ゼロ歳から2歳児の待機児童はおるのか。 次に、対象とならないゼロ歳から2歳児の課税世帯を無償化する、町独自の助成制度を創設する考えはおありでしょうか。 以上、2点について答弁を求めます。 ○議長(松本英一) 教育長。     〔教育長 松本市郎 登壇〕 ◎教育長(松本市郎) ただいまの幼保無償化の助成の上積み策についてでありますが、まず、ゼロ歳児から2歳児の待機児童につきましては、現在のところ待機は発生しておりません。 次に、ゼロ歳児から2歳児の課税世帯を無償化する町独自の助成制度の設立につきましては、現在のところ、町独自で無償化する助成制度については考えておりませんが、子育て支援策の一つとして、今後可能かどうかも含め検討してまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) ただいまの教育長答弁の中では待機児童はゼロということでございましたが、このことはあくまでも確認でありまして、ゼロであるということは、再三、いろんなところでその説明は受けておるわけでございますが、これは、実は政府が今回のゼロ歳から2歳児を住民税非課税世帯に限定したというこの裏には、どうもゼロ歳児から2歳児が、全国だと思うんですよ、この数字は、待機児童の約88%を占めておるというんですね、ゼロ歳から2歳児。制度上、不公平が生じるために住民税非課税世帯としたというような感じが実はあるんですよ。だから不公平感というのは、いわゆる待機児童が88%、首都圏のことを特に捉えているんだと思いますが、そうすると、この子たちは、いわゆる自宅で保育、自宅保育といいますかね、それから、ヘルパーというんですか、それから非認可の施設等々、非認可は当然上限によって助成率が決められているわけでございますが、それ以外の自宅で保育する、あるいは個人的な人に頼む、知人に頼んで保育をしてもらっているとかという方からすれば、施設に入っていないわけですから、施設利用料自体を無償化するという制度でございますから、これ対象外なんですよ、全くの。それが88%からも及ぶというような状況の中では、当然不公平感を感じるというか、がある制度になってしまった。 したがって、これらを全て無償化にするための政府に予算がなかったのかどうかは別といたしまして、いわゆる、とりあえずゼロ歳から2歳児までの幼児については非課税世帯と限定したと、こんなように聞くんですが、このことについては、当局ではどういうふうに、情報的にも捉えますか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 町のほうでは、説明会等の中においてもそのようなお話を受けておりませんので、ゼロから2歳児の枠組みになった経過については存じ上げておりません。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) それでは、本町においての住民税非課税世帯の児童というのは何人おるんでしょうか。その場合、それと、課税世帯も無償化した場合の経費というのは、本町において概算額で結構でございますが、どのぐらいのお金が必要とされるんでしょうか、お答え願います。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 保育園に入所されている方という理解でいいかなと思うんですが、広域入所を含めまして、今142名が12月1日現在で保育園のほうに入園されております。そのうちの非課税世帯ということになりますと、7名でございます。 3歳から5歳児につきましても7名おりますので、128名ですか、残りが、課税世帯というふうに捉えればということになります。 それの概算の金額という形になりますが、本年度の保育料の試算でいきますと、約2,800万円ということでございますので、課税世帯も含めまして全世帯を無償化しますと、2,800万円の予算がかかるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) この2,800万円というお金は、棚倉町にとって、この幼児の無償化政策というのは安倍さんが消費税10%に対する少子化政策というようなことで打ち出した目玉なんでしょうが、いきなり政府がこういうことやってきたもんですから、私はゼロ歳児から2歳児も無償化してはどうかという提言なんですけれども。2,800万円を町独自で制度化し、助成事業化するということについては予算的にどうなんですか、総務課長。予算的には、このぐらいの負担が可能なんでしょうか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 2,800万円が可能かどうかというご質問ですが、政策的には、政策会議の意図を踏まえまして、振興計画内、あるいは当初予算の編成の中で検討をしているところでありますので、現在これが可能かどうかというのは、また別なところで議論すべき問題かなというふうに考えてございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 例えばこの2,800万円という数字が、子ども教育課長のほうから概算額が出たわけでございますが、私も実際どのぐらいかかるのかわからないで質問しているんですが、実は。2,800万円ということですからどうですかと言ったら、無理と言ったんですか、今のご答弁は。検討するっておっしゃったのかな、よく聞き取れなかったんですが。 その2,800万円は無理だとしても、例えば、その半額、利用料の半額とか、あるいは3分の1とか、3分の2とかって、そういう捉え方ですよ。それと、第1子、第2子の場合は半額にして、第3子を無償化するとかという、こういう自治体も実はあるんですよ、もう既に。実行しているところがあるんです、採用しているところがあるんです。したがって、そのようなご答弁での対応であれば、検討の余地があるんでしょうか。もうどなたでも結構です、どうぞ、ご答弁ください。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 財源的なものの観点から申し上げますと、本年の10月から幼児教育の無償化ということでスタートしたわけでございますが、今年度に当たりましては、子ども・子育て臨時交付金ということで、町の負担額が全て賄われる見込みでございます。国の基準で交付される見込みでございますが、しかしながら、来年度につきましては、地方交付税の中で基準財政需要額に町の負担額を計上しまして、収入額のほうに今回の消費税の値上げに伴います地方消費税交付金の増額分を計上するという形になっていまして、まず、その具体的な内容につきましては知らされていない状況であります。 来年度につきましてはどのぐらいの財源が補填されるかはちょっとわからない状況でありますので、今後そういうのを精査しながら、少子化の子育て支援策の一つとして、検討してまいりたいというふうな考えを持っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 古市泰久議員。 ◆8番(古市泰久) 実はなぜこういう新しい政策、国の、矢継ぎ早にこれ2問ほど質問しているわけですが、やはり子は宝と言うんですね。いわゆる少なく生まれてくるわけですよ、今、少ないんですね、子供たち。だからこれは、働く若いご夫婦、世帯、きちっとお金を稼いで、きちっとした育て方をする、いわゆる少子化対策の事業の一環ですよ。したがって、このことについては、他の市町村、いわゆる特別交付税とかで見られるということですが、次年度からはその算定が確定しないということでもありますけれども、それらにあわせる形で、隣接市町村ないしは、県下いち早く、このゼロ歳児から2歳児の課税、住民税課税世帯の子供らの無償化、これについては、今後もぜひとも気合い入れてといいますか、ぜひとも取り組んでいただきたい、研究をしていただきたい、精査をしていただきたいということでございます。 最後になりますが、町独自のゼロ歳から2歳児の住民税非課税、住民税課税世帯の町独自の助成制度の創設をご提言申し上げまして、私の全質問といたします。 お世話になりました。 ○議長(松本英一) 順位3番、8番、古市泰久議員の質問を終わります。 ここで、2時10分まで休憩します。 △休憩 午後2時00分 △再開 午後2時10分 ○議長(松本英一) 休憩前に引き続き再開します。--------------------------------------- △佐川裕一議員 ○議長(松本英一) 順位4番、9番、佐川裕一議員、登壇願います。 佐川裕一議員。     〔9番 佐川裕一議員 登壇〕 ◆9番(佐川裕一) 議席番号9番、佐川裕一でございます。 本日は、通告に従いまして、4点ご質問させていただきます。 それでは、早速1問目、台風19号への防災・避難対応を問うということでお願いいたします。 10月に台風19号が襲来し、数十年に一度の災害ということで、棚倉町も多大な損害をこうむりました。町職員も不眠不休で対応されており、緊急事態の大変さがうかがわれたということでございます。当時の防災・避難対応についてお伺いをいたします。 まず、1点目として、町の防災計画に沿った避難行動など適切に行うことができたか。 2点目として、当時の対応としてよかった点は。 3点目として、当時の対応で今後への反省点などはあるか。 4点目として、洪水ハザードマップは現行基準で作成をされているのか。 5点目として、避難者に避難行動要支援者は含まれていたか、その避難はどのように行われたか。 6点目として、避難場所での物資や人員の配置などはどうであったか。 7点目として、堤防や頭首工などの復旧計画はどのようになっているか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位4番、9番、佐川裕一議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの、台風19号への防災・避難対応を問うについてでありますが、まず、町の防災計画に沿った避難行動を行うことができたかにつきましては、防災計画では、災害が発生し、または発生するおそれがある場合において、特に必要があると認められるときに避難勧告を発令すると規定をしており、台風19号の対応については、土砂災害警戒情報及び河川水位情報等を見ながら、おくれることなく避難情報を発令できたものと考えております。 次に、町の対応としてよかった点につきましては、前日に災害対策本部の設置を決めておき、当日は、台風接近前から避難所を開設し自主避難を促したこと、さらには、避難所を追加開設する場合の担当者を事前に決めておいたことにより、滞りなく避難所を追加開設できたことなどが上げられます。災害対応については、空振りを恐れずに避難情報を発令すると言われておりますので、災害対策の最も重要な目標である人的被害が発生しなかったことも含めて、適宜、対応できたものと考えております。 次に、今後への反省点等につきましては、順位2番、3番、菊池忠二議員へ答弁したとおりであります。 次に、洪水ハザードマップは、現行基準で作成されているかにつきましては、現行の防災マップに表示している洪水ハザード情報は社川のみとなっておりますが、これは、県が設定をした洪水浸水想定区域を表示しており、現行基準で作成しているものであります。 次に、避難行動要支援者の避難につきましては、避難者149名の中に9名の避難行動要支援者の方がおり、このうち3名については、包括支援センターや消防団が避難の支援をしましたが、それ以外の方については、家族等の支援を受けて避難をしております。 次に、避難場所での物資や人員配置等につきましては、飲み物の提供や毛布の貸し出しは行いましたが、不足はありませんでした。被災した避難者については、食事や毛布の提供などを行いますが、今回のような自主避難の場合には、原則、食料等を持参で避難をしていただくことになっております。また、避難所への配置人員については、事前に担当を決めておきましたので、不足することなく対応できたものと考えております。 次に、堤防、頭首工等の復旧計画につきましては、堤防の復旧については、管理者である県南建設事務所に確認をしたところ、被災堤防の復旧は次期出水に備えて速やかに復旧工事に着手をする必要があるため、県庁担当課と調整を進めてまいりますとの回答がありました。 また、頭首工復旧につきましては、現在、災害査定に向けて業務を進めているところであり、被災の状況もさまざまであることから、優先順位をつけて復旧していく計画であります。 以上で、答弁といたします。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) ただいまの町長答弁で、3点目の、当時の対応で今後の反省点などはあったという点なんですが、すみません、先ほど書き漏れている分もありますので、もう一度、こちらのほう、ご説明のほうよろしくお願いします。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまのご質問にお答えをしたいと思います。 4点ありまして、まず、災害対策本部に集まるさまざまな情報の整理分析、それから、夜間における河川状況の確認、避難所担当職員の夜間の交代、社川の氾濫により地域が分断された場合の対応の4点を上げたところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) すみません。私も早くてよくわからないところがあったので、わからないことがあったらまた質問の中でお聞きしたいというふうに思います。 それでは、以前の議員のこういった災害対応という答弁の中で、危機管理体制については、自然災害、武力攻撃事態、さらに、感染症対策など、さまざまな危機事象について行動計画やマニュアルを策定して対応をしているところでありますというふうにありましたが、今回は、こういったことに関してはどのような対応だったんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 災害発生時の職員の対応につきましては、棚倉町地域防災計画に基づきまして、災害発生時の職員初動マニュアルを作成して、全職員に配布をしているところであります。今回につきましては、台風接近前の10月9日に各課室長宛てに、台風19号への対応というような文書を発出いたしまして、各職員に、このマニュアルの確認をするよう通知をしたところであります。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) そのマニュアルに関しては、そのマニュアルに十分基づいた行動ができたということでよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをします。 マニュアルに沿って行動したということでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 今回の災害においては随分大規模災害ということで、職員は不眠不休で頑張られていたということで、本当に頭が下がる思いでございます。そういった職員の努力を無駄にしないような防災、避難計画を立てるべきではないかなというふうにも考えます。住民の安全は第一なのは当然でございます。また、国土交通省は、2015年から1000年に一度の雨を想定した、洪水浸水想定区域を公表し始めているということで、今回の浸水は、今発行されているハザードマップ内の想定内におさまっていたのかどうかということですね。また、そうでなければ、早急な改訂が必要ではないかなというふうに思いますが、その辺に関してはいかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 社川の浸水区域につきましては、防災マップに表示されているとおり、ほぼ区域的には変わらない範囲で浸水したものというふうに考えております。それから、見直しについてでありますが、現在100年に一度の洪水ということでハザードマップが作成されておりますが、県のほうで見直しを進めておりますのが、1000年に一度の雨を想定した洪水浸水区域の設定をしておりまして、これを今年度中に取りまとめて公表をするというようなことで話を伺っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 防災マップでは、避難所については、その避難所も危険な場合、どこへ避難するのか不明でありますが、こちらの場合はどのように対応したのか、お答えいただきたいというふうに思います。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 避難所をどこの避難所に避難するかということでございますが、避難所につきましては、今回、保健福祉センター、それから、総合体育館、社川小学校、近津小学校の4箇所に開設をしたところでありまして、保健福祉センターには午前7時から開設をしておりました。それでありますので、避難を開始される前に、その中から、自分が一番近くて安全な経路で避難できることを選択していただければというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 先ほどのご答弁の中で、飲み物、毛布等を提供して貸し出しして、毛布等は貸し出しして不足がなかったと、自主避難者が原則食料など持参ということになったんですが、この自主避難者と、こういった避難者とでは、どのように見分けて、それで食料など、そういったものを配布するしないというのは、どのようなことでやられているんですか、こういうのは。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 自主避難、それから事前避難、緊急避難の場合であっても、食料等の持ち出しができるような状況での避難につきましては、それぞれ持参して避難をしていただくというふうに考えております。棚倉町に、例えば、旅行者として滞在していて食料等がない方、そういった方が避難された場合には、避難したそのときから、毛布、それから食料等提供を行うというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。
    ◆9番(佐川裕一) 避難行動要支援者の方についてお聞きしたいんですけれども、避難所を、近隣住民への周知及び災害時要援護者の避難所の移動は、自助もしくは共助だというふうに、そういったお話だというふうに思うんですけれども、例えば、寝たきりの高齢者がいる家庭や、ひとり暮らしの班とかに入って自治会とかに入っていないようなお年寄り、また、そういったアパート住民の方とか、そういった方に対して、避難所への場所の周知や移動等、どのように行ったのかということをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 今回は要避難者宛てに、別枠で避難勧告等の情報伝達を行ったということはございません。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) そうすると、やはり情報が届かない人は、自主的、もしくは共助で助けるということで、その認識は今後も変わりないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 避難については、自助で、自分の責任のもとにおいて避難をしていただきたいというふうに思います。その要支援者につきましては、避難に当たって、支援要請があればその支援体制を事前に整えておくということが大切だと思いますので、今後、なるベく早くそういった体制をとれるように努めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 今回の避難地域に、アパート等、そういった貸家みたなのはあったのかというのはちょっと認識はしていないんですが、例えば、そういったところにある防災無線などは、みんな原則は貸し出しているんではないかというふうんに思いますけれども、こういった避難所等の、そういった情報なんていうのは、どのような感じで防災無線で流されたんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをいたします。 防災無線で午前7時、それから、午前10時、それから避難勧告発令の都度、避難所についてはお知らせをしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 一応そういった回数みたいなのはあれですか、やはりマニュアル等とかに決められていて、そういったマニュアルに沿ってやったということで、町としては十分な回数だったということで、そういう認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 十分かどうかという話ですが、町としては、災害対策本部としては、できる限りの防災無線の利用をして、周知広報を図ったところであります。それで、避難勧告を発令した際には、避難対象地域、それから避難先、それから避難勧告発令の理由、これを広報するというふうに決められておりますので、このルールに沿って防災無線で広報したところであります。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) この以前の災害対応とかの答弁で、障害者や母子への支援体制については、棚倉町地域防災計画に基づき、障害者などの要配慮者のうち、災害が発生し、または災害が発生するおそれがある場合に、みずから避難することが困難で、特に支援を要する避難行動要支援者については、避難行動要支援者名簿を備えており、事前に行政区自主防災組織、民生児童委員、消防、警察署などの関係機関に協力を依頼し、情報提供することにより、災害発生時において、安否確認や避難支援などの迅速な対応がとれるよう、体制の整備に努めているということが、以前の答弁であったんですが、このように今回は行動できたという認識でよろしいんですか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 非常時の避難支援等の関係機関等の対応についてのご質問だと思いますが、地域ごとに対応はさまざま異なっておりまして、ご家族、ご近所の方、民生児童委員の方が、要支援者の自宅を回りまして、一緒に避難したり、地域の消防団の方が心配して避難所に連れてきてくれたケースなど、対応はさまざまでございました。 今後は、避難支援、安否確認につきましては、まずは、議員さんおっしゃるとおり、自分自身の身は自分の努力によって守っていただく、家族とか親戚の方にまずは手助けしていただく。そこで、地域、隣近所、互いに協力し合い取り組むことが大変重要でございますので、引き続き、町としましては、行政区、民生児童委員などの会合等で防災意識を高めながら、避難支援、安否確認のほうをお願いしてまいりたいということで考えております。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 今回防災計画に沿った対応が十分できたということでございます。やはり、先ほど課長のご答弁の中でも、1000年に一度とか、100年に一度いうことで、どんどんそういったハザードマップの想定とかも変わってきているというふうに思います。防災計画というのは、定期的に、棚倉町でも見直しというか更新ということを、そういったことは行っているんでしょうか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをします。 現在の地域防災計画につきましては、平成25年3月に策定したものでありまして、来年度、この内容の見直しを予定しているところであります。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) そうすると、その見直しというものは、今回の避難の行動に基づいたものと、後は、国や県の指針等、そういったものを組み合わせて行われるという認識でよろしいんですか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 県が策定しております県の地域防災計画、これも改定されておりますので、この改定に合わせて、町の地域防災計画についても改定をしていく、それから避難行動、それから避難情報等の内容も変わってきておりますので、そういった変わった点等についても、取り込みながら改定をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) その防災計画の見直しなんですが、先ほど、先輩議員等、先輩議員というか同僚議員とかの質問とかにもあったように、例えば、避難所の場所がどうのこうのとか、そういう警戒区域の中に避難所があるとか、または、文字が小さいとか、そういったことも十分に認識されると、そういったことでよろしいんですか。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 土砂災害区域の中に一時避難所が含まれているというようなことだと思うんですが、これにつきましては、一時避難所でありますので、そこにずっととどまって避難しているというわけではございません。避難勧告等をする場合には、町のほうで避難所を指定して、そちらのほうに避難をするようにということがございますので、事前に集落内の方々が一時避難所に集まって避難所に避難してくるというようなイメージで、一時避難というものを考えていただければいいかなというふうに思います。災害につきましても、今回は、大雨、洪水、土砂災害ということがございましたが、それ以外にも、暴風雨、竜巻、それから、崖崩れ、地震、さらには噴火などと、いろんな自然災害がありますので、そういった災害の際に、自分がどこにどう逃げればいいのかというのは、それこそ自助ということでございますので、自分なりに考えていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上で終わります。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 最後の質問の堤防や頭首工の復旧計画とかは、先ほど鈴木政夫議員のほうで十分お答えいただいたということで、先ほどもそういったお話があったと思うんですが、今回災害に遭われた地域の皆さん、農業とか、農業再開は、また堤防など越えてしまったところは、再度の災害への不安もあるということで、一日も早い復旧を望むということで、1つ目の質問を終わらせていただきます。 2点目は、ロタウイルスワクチンの予防接種ということでございます。 冬場に流行し、乳児に最も多く見られる胃腸炎はロタウイルス胃腸炎で、生後3ケ月過ぎから見られるということでございます。患者のほとんどが乳幼児のため、ノロウイルス胃腸炎よりも患者数も少なく流行期も短いのですが、小児重症胃腸炎の原因として第1位を占めるほどの重症になりやすいのはロタウイルス胃腸炎の特徴でもあります。WHOはロタウイルスを防ぐため、ワクチンを推奨しており、日本でも厚生労働省が予防を目的とするワクチン、ロタリックスとロタテックを承認しております。一部助成を行っている自治体もありますので、棚倉町においてもこのワクチンの接種を推進し、定期接種、もしくは補助や助成を考えてみたらいかがかと思いますが、以上よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの、ロタウイルスワクチン予防接種を問うについてでありますが、現在ロタウイルスワクチンの予防接種は、予防接種法に規定のない任意接種となっておりますが、このたび、国では、新たに定期予防接種の対象とすることを決定し、令和2年10月から開始をすることとなりました。 対象者については、令和2年8月生まれ以降の乳児となっており、初回接種は、生後6週から生後15週未満までとなっております。 本町としましては、令和2年10月からの予防接種の開始に先駆け、町独自の予防接種助成事業として、令和2年4月から実施をしてまいります。 以上で、答弁といたします。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 今回、町のほうで定期予防接種になるということで、国の施策で定期予防接種になるということで、私は、このロタウイルスの予防接種について、2012年から質問しておりまして、今回の国の決定、そして町の決定ということは、非常に喜ばしいことではあるというふうに思っております。ちなみに、令和2年の10月から始まるということで、令和2年の8月出生の子よりということで、任意は令和2年4月から始まるということであるんですが、この令和2年の8月以前の子に対する、こういった子に対する助成みたいなのはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 対象の令和2年8月生まれ以降、以前のお子さんについてなんですが、一応町長答弁の中で触れましたが、対象児としましては、令和2年度から実施するということで、令和2年4月2日以降出生の乳児のほうを対象として、任意接種として実施していきたいということで考えております。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) すみません、ちょっとあれですね。任意はわかってはいるんですが、その任意に対して、その補助とか、このワクチンが自己負担ですと、1回当たり1万円から1万5,000円ほどかかるということで、予防接種を終えるまで大体3万円ぐらいかかるという話だと思うんですが、それで、任意接種ですと、これを全額払うようになるのか、それとも町のほうで補助があるのか、それもちょっとお聞きしたかったんですが。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 失礼しました。今ほど議員さんおっしゃったとおり、ワクチン2種類ございまして、約3万円程度かかります。町のほうといたしましては、子育て支援の一環ということで、一応無料で、助成事業としてやっていきたいということで考えております。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 非常に今回、本当に重症化する可能性が、こういったロタウイルス胃腸炎の予防ということで、こういった定期接種になるということは非常に喜ばしいことだというふうに思っております。今後、町民のことを考え、こういったよりよい行政のほうに励んでいただけたらなというふうに申し述べまして、2点目の質問といたします。 それでは、3点目の質問です。熊目撃への対応を問うということでございます。 最近、通告書を出した時点だったんですが、熊の目撃情報が相次いでおりました。町の対応をお伺いいたします。 1点目として、危険防止のための見回りや捜索は考えているのか。 2点目として、捕獲や駆除などは考えているのか。 3点目として、どのような対策を考えているのか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの、熊の目撃情報への対応を問うについてでありますが、まず、危険防止のための見回りや捜索につきましては、11月16日、11月20日、11月26日の3回、仁公儀字川原田地内において熊の目撃情報が寄せられており、その都度、職員と棚倉町鳥獣被害対策実施隊員で現地を確認し、また、防災無線で町民の方々へ注意喚起を促しているところであります。 次に、捕獲や駆除等の対応につきましては、福島県県南地方振興局から捕獲駆除の許可を取得し、近隣の浅川町、鮫川村の担当課と情報を共有しながら連携を図り、捕獲駆除に努めております。 次に、どのような対策を考えているかにつきましては、人身への被害防止のため、目撃情報のあった付近に熊用の捕獲わなを設置し、捕獲駆除に努めております。 以上で、答弁といたします。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) この通告を出して以降、余りそういった話は聞かなくちょっとなってしまったんですけれども、熊が大体その目撃情報からすると、何頭ぐらいいたというふうに推測されますでしょうか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 目撃情報から、体長60センチから80センチ程度の子熊1頭と思われますけれども、親熊の可能性も否定はできないと思います。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 熊とも断定はできないというお話、そういう点で、その熊ということも、そういった痕跡、そういったものは現在見つかっているのかどうか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 町長答弁にもありましたように、11月16日、それから20日、26日、3回、目撃情報が寄せられており、その都度、猟友会、それから捕獲隊と職員とで、現地の周辺の調査、足跡等の確認をしていますけれども、熊の足跡は確認されておりません。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) その足跡とかふんとか、そういったものは特に確認されていないということだと思うんですが、万が一ということもあるんですが、先ほど見回りをその都度行ったという話でありますが、その仁公儀字川原田地区の方の、そういった方への安全対策ということは考えているんでしょうか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 その都度、防災無線、さらには、棚倉警察署で発行しました熊の目撃情報、速報を町内各区行政等を通じまして回覧しまして、注意喚起を図っているところでございます。また、付近にはイノシシも多く出没していますので、捕獲隊がイノシシのわな等設置していますので、その罠の確認の際、周辺等の見回り、そういったものをしております。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 私も、一応これ持ってきたんですが、1回入ったきりということで、防災無線で鳴っているのでわかりはしましたが、これ1回きりということですので、ぜひとも、1回きりではなくて、もし何か機会があれば、その都度、こういったものは出していただくのがよいかなというふうにも思います。また、今年度当初予算で、有害鳥獣駆除費として386万円ということで、当初予算で出ていたものがあるんですが、こういった予算を使用して、何かこういった駆除、もしくは、そういう予防みたいなことを、そういったことは考えてはいないんでしょうか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) この386万円につきましては、あくまでもイノシシの捕獲の報償費、それから電気柵の設置整備費に充てられますので、現在のところ、この予算を支出する考えはございませんけれども、ただ、今後、緊急事態によっては、この予算を流用しまして、緊急に使用することも考えております。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 先ほど、わなの設置は行うという話だったと思いますが、あと猟友会ですね、こういった方と連絡をとってみて、そういった駆除、もしくは見回りなどをお願いしてみればというふうに思うんですが、猟をしていい期間か猟をしていい区域かというのもあるとは思うんですけれど、こういったことはどのようにお考えですか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) わなの設置につきましては、先ほど町長答弁ありましたように設置をしております。猟友会との連携等につきましては、目撃情報があった際、過去3回ですけれども、浅川では1回ですけれども、猟友会と捕獲隊と現地を確認しまして、お互いに連携を図っております。あと、さらには、今回浅川町大草地区と隣接しているため、浅川町とは役場と情報を常に共有しまして、あと、さらには、猟友会東白川支部と猟友会の石川支部とで、情報を共有しながらお互いに連携を図っているという状況でございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 今のところ被害が確認されていないということなんだと思いますけれども、例えば人的な被害とか、農作物、もしくは物的な被害等が出た場合には、その保障なんていうのはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 熊については、保証等は考えておりません。あくまでも個人の対応となっています。また、イノシシについても、同様の考え方で今現在のところ進めております。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) それでは、4点目の質問に移ります。 4点目は、棚倉駅前の整備についてであります。 過去にも何回かはご質問させていただいております。現状の棚倉町の考え方と、現在の状況ということで、お聞きしたいというふうに思っております。 1点目として、現在、町としては棚倉駅前の整備についてどう考えているのか。 2点目として、JRバス関連施設や敷地を買い取り、駅前整備を考えてみたらどうか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの、棚倉駅前整備を問うについてでありますが、まず、駅前の整備につきましては、現在のところ具体的な計画は持っておりませんが、今後も必要な課題として捉え、関係機関と情報等の交換をしてまいりたいと考えております。 次に、JRバス関連施設や敷地の買い取りにつきましては、現在、旧棚倉営業所社屋は倉庫としてJRバス関東が使用をしており、旧棚倉そば店においても、乗務員の休憩室、IT点呼機材が設置をしている状況にあります。 また、駐車場につきましても、JRバス関東株式会社が使用をしております。 以上で、答弁といたします。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 整備について特に考えてはいないということなんですが、もし今後考えられるようであれば、図書館の駐車場や、もしくは、例えば引っ越しの方を対象にして、ほかの自治体では水道課なんかが、そういった出張所みたいなのがあるという自治体もあるそうでございます。そういった関連施設が考えられると思いますが、今後、そういった整備計画ももし立てる際は、棚倉駅前にかかわらず、そういったことも考えてみたらどうかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(小林弘) お答えしたいと思います。 ただいまの質問でございますが、図書館の駐車場につきましては、大きなイベントをやる際については、事前に短期的にJRバスのほうに申し入れをしまして、駐車場としてお借りするケースもございます。ただ、年間のケースで申し上げますと、10件以内かなというような現状でございます。さらには、水道課等の話でございますが、現在社屋につきましては、JRバスが、JRバスの業務に使用しているというような状況も踏まえますと、そういった考えはございません。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) また、JRバスさんのほうから、町のほうへの働きかけはないのかなというふうに思いますが、町としては計画がないということだと思うんですが、以前は、計画も立てていたということもあって、町のほうから計画はないとしても、一応町の中心というか、町の本当の大きな駅前ということで、その駅前に何もないということは、やはり整備されていないということは、観光客とか来た場合には、棚倉町の印象が非常によくないというふうに私のほうは思うんですが、町のほうから、JRに関して、こういった働きかけというものを定期的に行ってみればいかがかなというふうに思いますが、そういった働きかけを何か考えていないのかということを、こちらのほうをご答弁いただきたいというふうに思います。 ○議長(松本英一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(小林弘) 先ほどの町長答弁にもございましたように、現段階におきましては、具体的な計画はないことから、JRバスのほうに働きかけはしていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) そうすると、町とJRさんとでは、全然コミュニケーションとかというのはもう全くないということで、そういう認識でよろしいですか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 JRバスは、月1回、今年の場合ですと、台風の影響等で回数は少ないんですけれども、白河市、それから棚倉町、JRバス関東、これは本社と白河支店含めまして、白棚線の沿線と親交等を目的に意見交換会を開催しています。内容的には、4月に開催されるバスツアーとか、それから、白棚線専用道路を使ったイベント活用、それから、JR水郡線を活用したイベント等の話し合い等を行っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) そういったお話し合いの中で、例えば棚倉駅前にかかわらず、JRさんのほうで使わない土地のお話なんていうのは、そういった話は出たりはしないんですか。 ○議長(松本英一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) 意見交換会の中では、そのような話は出ておりません。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 棚倉駅前に、売地という、前は看板が出ていたと思うんですが、現在は売りに出ているかどうかというのは、町のほうではわかりますかね、そうすると。 ○議長(松本英一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(小林弘) お答えいたします。 JRバスのほうに確認したところ、以前、ほんの一定期間だけ売地の看板が出ていたというような経過はございましたが、現在のところ、売地としての考えはございませんし、先ほど町長答弁にもありましたように、駐車場につきましても、JRバスの、バスの駐車場としての使用、さらには、賃貸の駐車場に貸し出しているというような状況にございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 佐川裕一議員。 ◆9番(佐川裕一) 棚倉駅前は、やはり棚倉町の顔ということになりますので、今後整備計画のほうをぜひとも考えていただきたいということを申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(松本英一) 順位4番、9番、佐川裕一議員の質問を終わります。 ここで、3時5分まで休憩いたします。 △休憩 午後2時54分 △再開 午後3時05分
    ○議長(松本英一) 休憩前に引き続き再開します。---------------------------------------藤田智之議員 ○議長(松本英一) 順位5番、10番、藤田智之議員、登壇願います。 藤田智之議員。     〔10番 藤田智之議員 登壇〕 ◆10番(藤田智之) 順位5番、議席番号10番、藤田智之です。 通告に従いまして4点ほど質問をさせていただきたいと思います。 まず、自転車を活用した町活性化について伺いたいと思います。 先日、東白川地方自転車活用推進協議会等も設立され、自転車を活用したさまざまな取り組みが注目されております。成果も期待ができると思います。当町での取り組みを伺います。 1点目として、現在の取り組みの状況と今後の予定。 2点目として、健康づくりとしてどのように考えるか。 3点目として、観光ツールとしても有効だと思うが、考えや取り組みをどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 また、ほかの地域での取り組みの事例や課題などを研究されているのか。 また、先日の台風で大きな被害を受けました自転車道の復旧の見込み。それから、この自転車道の活用等をどのように考えているのかお伺いをします。 よろしくお願いします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位5番、10番、藤田智之議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの自転車を活用した町活性化についてでありますが、まず、現在の取り組みと今後の予定につきましては、昨年度に自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会に加盟をし、今年度は東白川郡4町村による東白川地方自転車活用推進協議会を設立して、東白川郡の自転車活用推進計画の策定への取り組みを始めたところであります。 今後の予定につきましては、この推進協議会の事業として、郡内の周遊コースの設定、サイクリングマップの作成、自転車活用のシンポジウムやワークショップを予定しているところであります。 次に、健康づくりとしての考えにつきましては、久慈川サイクリングロードの活用や健康プログラム、健康増進イベントなどを企画して、健康づくりにつなげてまいりたいと考えております。 次に、観光ツールとしての考えにつきましては、郡内統一の自転車に関する看板、標識の設置、サイクルシェアリングの構築などを目指し、県内外からの誘客につなげてまいりたいと考えております。 次に、他地域での事例などの研究につきましては、この推進協議会の委員に東京大学大学院教授を迎えていることや、大手自転車メーカーの協力が得られることとなっていることから、自転車活用の推進に向けた研究をしてまいりたいと考えております。 次に、自転車道復旧の見込みと活用、他地域との連携につきましては、復旧につきましては、道路管理者である県南建設事務所に確認をしたところ、久慈川の被災堤防の復旧計画と関連をすることから、次期出水に備えて速やかに復旧工事に着手をする必要があるため、県庁担当課と調整を進めてまいりますとの回答がありました。活用につきましては、健康づくりや観光ツールとして広くPRしながら活用してまいりたいと考えております。連携につきましては、関係機関や自転車関係者、有識者などもアドバイザーとなっていることなどから、今後、研究してまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 東白川地方自転車活用推進協議会、さまざまな周遊コース等、計画されているというふうなご答弁ありましたが、これ、具体的にはどういった組織なんでしょうか。例えば、事務局とか、ほかの町村との役割分担等、わかる範囲でお聞かせいただければと思います。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 組織についてのご質問かと思いますので、組織について答弁させていただきます。 まず、東白川地方自転車活用推進協議会につきましては、メンバーが16名おりまして、福島県の福島県県南地方振興局局長さん、それから、県南建設事務所の所長さんを初め、その他、交通事業者が3名、警察署、棚倉警察署署長が1名、自転車利用団体としまして1名、地域の経済団体といたしまして、JA東西しらかわを初め、全体で5名、それから郡内の4町村の16名となっております。 あわせまして、幹事といたしましては、棚倉町を初め、郡内の4町村で構成し、プラス東白川地方町村会もメンバーとなっております。構成委員の中身につきましては、道路を担当します部署、それから健康を担当します部署、観光を担当します部署の職員が幹事となっております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 先ほど、周遊コース、それからサイクルマップ等々、いろんな答弁があったんですが、これ、予算というのはどのぐらい考えているのか。やはり、予算の裏づけがないとやれることが限られてしまうと思うので、予算的にはどのようになっているのか、お聞かせいただければと思います。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) お答えいたします。 まず、予算につきましては、郡内4町村それぞれ50万円ずつの負担金で200万円。それから、この事業を推進するに当たりまして、県のサポート事業をつかっております。サポート事業のほうは800万円ほどの補助金を見込みまして、合計1,000万円の事業費で今年度は動いております。なお、サポート事業ですが、今後、あわせまして3年間の事業計画を立てているところでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 自転車道が堤防にもなっているということで、早急に直すというご答弁だったというふうに思うんですが、これ、具体的に、いつごろまでに直るというふうな感触というのは、町のほうとしてはお持ちなんでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) お答えいたします。 まず、自転車道につきましても、公共土木被災の災害査定を受けているというふうに伺っております。この自転車道につきましては、見込みといたしまして1月下旬の災害査定ということになっておりますので、その後、実施設計書を組みまして、入札、発注になろうかと思っております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) なぜ自転車道の部分をお聞きしたかというと、本当に専用の自転車道を持っている地域というのはそんなに多くないんですね。福島県内でも棚倉、それから東郡ですね、3町村というか3地方ですね。それから、福島市などが主なところで、どこにでもあるわけではないので、これ本当に、自転車を使って活性化を図ろうと思ったときには本当に利用しない手はないのかなとも思うんですが、残念なことに被災をして、今、通行止めということになっておりますので、できるだけ早く直していただきたいということでお聞きをしました。 また、当然、ほかの地域、隣接の塙、矢祭とこの自転車道を使って連携したことを進めようとしても、重要な施設だと思いますし、ここには当然トイレ等も整備されておりますので、本当に使わないのはもったいないなというふうに思っております。 そこで、ほかの町村と1,000万円からのことで予算が3年間とられたということなので、かなり相当なことができるというふうに思うんですが、具体的にイベント等なんかはどのように考えているんでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) お答えいたします。 現在、塙町等でツール・ド・はなわ等々のイベントを開催しております。それに準じたようなものも検討していくということで、推進会議のほうでは話をしていますので、今後、具体的に詰めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 実は、インターネットでこの自転車を使った地域おこし的な検索をしましたところ、この塙町、棚倉町、矢祭町の記事が出てまいりました。ところが、これ、棚倉町では平成11年の記事なんですね。塙町では平成6年、矢祭町では平成14年ということで、本当に15年以上前の記事が出ているような状況になります。ぜひ、これ、アップデートして、情報発信を早急にしていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) この事業計画等を策定しましたら、早急にホームページのほうにアップし、公表していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) これからというところもあるでしょうが、棚倉独自でこの自転車を活用した地域おこしの取り組みというのは、今のところ考えていないんでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 4町村連携というのが基本になるかと思いますが、4町村を結ぶサイクリングロード、周遊コースの設定、そのほかに、各町村、4町村それぞれで、自転車で町内を散策できるようなコースも設定しますので、それらについてもPRして活用していきたいと思います。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 先ほど、内外からのお客さんを呼びたいというふうなことでもありました。先日、視察のほうで湯遊ランドのほうに行きましたら、ぜひ、この自転車を利用した、いわゆる本当の自転車にのめり込んでいるといったら変なんでしょうけれども、1台数十万円もするような自転車を買うような方々を、ぜひ取り込んでやっていきたいというような説明がありました。そのときには、湯遊ランドの部屋の中に、やはり、もう私からすると20万円、30万円の自転車でも十分高額だなというふうに思うんですが、どうも、本気でそういうことに取り組んでいる方々からすると、60万円、80万円は安いほうだというふうな話も聞きます。湯遊ランドのほうでは、その中の説明で、ぜひそういう方々を誘客して、部屋の中まで自転車を持ち込めるように改造というか、考えているんだというようなことも言っておりました。 当面、棚倉町でルネサンス棚倉というのもありますので、通告外と言わず、ルネサンス棚倉の方もぜひ自転車に取り組んでいただきたいなというふうに思うんですが、その辺について、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 先ほど、組織についてご説明いたしましたが、東白川地方自転車活用推進協議会の下部組織としまして、東白川サイクリング推進委員会というのが、私たち職員がやっております。そのところで話している中では、当然、先ほどの湯遊ランドはなわですとか、それから、棚倉町、ルネサンス棚倉等々にも働きかけをしていくということで話し合いをしているところでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 先ほど、大手自転車メーカーの協力というご説明もありました。これ、具体的にはどのようなことが期待されるんでしょうか。 ○議長(松本英一) 整備課長。 ◎整備課長(渡辺守) 今、予定しておりますのは、まず、大手自転車メーカーは、自転車パーツ等々で有名なシマノさんと伺っております。シマノさんの役員の方が棚倉町もしくは塙町等に来町いたしまして、ワークショップ等を行いまして、自転車の推進に対して町民の方々の理解を深めていくというような計画を持っています。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 本当に、自転車を活用した観光というのは、地域の顔をより深くつくることができる事業だというふうに聞いておりますので、この推進協議会、1,000万円からの予算で3年間活動できるということですので、ぜひ、いろんな取り組みをしていただきたいというふうに思います。 以上で1点目の質問を終わります。 続きまして、敬老事業の見直しについて伺いたいと思います。 敬老会対象者も毎年増加傾向にあり、敬老事業も見直しが必要な時期に来ていると思いますが、どのように考えるのか伺いたいと思います。現在の事業の内容と対象者、参加者など、課題などがあるのか伺います。 また、敬老会の参加率とその見直しは、地域ごとの開催も検討したらどうか、伺いたいと思います。 また、他地域での取り組みの事例などの研究、成功事例等を研究されているのか、お伺いをしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの敬老会事業の見直しはについてでありますが、まず、現在の事業内容と対象者、参加者につきましては、今年度の敬老会は、9月14日に町文化センターにおいて75歳以上の対象者2,279人を招待して、老人福祉功労者やしあわせ金婚夫婦等の表彰を行う式典と、シナプソロジーやダンスなど、アトラクションの2部構成で開催をいたしました。参加者は約200名であります。年々参加者が減少しているため、参加者拡大のための事業内容の見直しが課題となっております。 次に、敬老会の参加率と見直しは、地域ごとの開催につきましては、参加率については約9%と低い水準になっておりますので、招待者の方々がどのような敬老会を望まれるのかご意見を伺い、町老人クラブ連合会などと協議をしながら、今後の敬老会のあり方について検討してまいりたいと考えております。 次に、他地域での取り組みの事例などの研究につきましては、県内の敬老会開催状況や、近隣市町村との情報交換により情報を収集し、敬老事業等の参考にさせていただいております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) まず、敬老祝い金についてはどのようになっているのか。敬老事業の内容ということで通告申し上げたので、敬老祝い金の制度あるかと思いますので、ご説明いただければと思います。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 敬老祝い金の制度についてなんですが、まずは、80歳以上89歳未満の方につきましては、祝い金としまして6,000円。90歳以上の方につきましては、祝い金としまして8,000円だったと思うんですが、支給しております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) このほかに、100歳だったり、そういったところでお祝いがされているというふうに思います。その中身云々ではなくて、何を申し上げたいかというと、非常に元気な高齢者がふえてきて、昔のようないわゆるお年寄りという感覚とちょっと変わってきているんじゃないかというふうに私も思いますし、実際、皆さんも感じているのではないかと思います。 確かに、人間、もらえるものは何でも欲しいという方もいらっしゃるでしょうけれども、やはり、時代が変わってきたのであるから、少し見直してはどうかとおっしゃられる高齢者の方もいらっしゃいます。 棚倉町で、この、例えば祝い金ですね。見直し等は、例えば何年かに1回とか、振興計画ごとに見直すとか、定期的な見直しというのはされているんでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 祝い金だけの見直しにつきましては、以前には祝い金の見直しということで、振興計画上で見直ししたこともございますが、現在のところは、金額については見直す予定はございません。 支給される方についても、いろんな考え方の方がいらっしゃいますが、祝い金を担当している担当課といたしましては、毎年、受け取りに来られる方が大変ありがたいということで来ている状況でございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 選挙前だとおっかなくてこんなこと言えないんですけれども、本当に、今、元気な高齢者ふえてきて、いわゆるお年寄りの定義も大分変わったと思います。本当に、80歳でもぴんぴんされている方、いっぱいいらっしゃいますし、やはり、定期的にこの祝い金そのもの、どういう形がいいのか、やはり、時期を決めて検討していく、もしくは、パブリックコメント的にいろんなご意見をいただくということも考えていかないと、なかなか見直しすることは大変だと思いますし、どんどんお年寄りふえるわけですから、予算のほうもふえる一方だと思います。 そういったことで、ある程度期限を決めて見直し等も考えるべきではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 大変申しわけありません。先ほどの答弁の中で、祝い金の関係については見直ししていないというお話だったんですが、敬老事業として、敬老会、敬老祝い金の関係につきましては、毎年、振興計画の中で見直しについては話し合いはしておりますが、現状では現状どおりというようなことで考えております。 また、祝い金だけじゃなくて、敬老会事業につきましても、同じテーブルの中で、いずれにしましても検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 敬老事業のほう、本当に9%の参加ということで、ちょっと非常に残念だなというふうに思います。 これも塙町で聞いたんですけれども、湯遊ランドに行かれたときに、塙町でもやはり非常に参加者が少ないので、逆に湯遊ランドを使ってもらう方法の一つとして、各地区で参加をしていただいて、湯遊ランドのほうに送迎もするので来てくださいということで、大分底上げになったというようなことも言っておりました。 事業のほうに云々ばかりではなくて、せっかくの事業ですから、せっかくやっている事業に対象者の9%しか参加しない。これ、本当にもったいない状況ではないのかなというふうに思います。 そこで、現在、この敬老会の開催、どのぐらいの費用かかっているのか、概算で結構ですので、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 敬老会の事業費概算ということなんですが、ただいま、ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、ちょっと、後からお答えしてよろしいですか。 すみません。敬老事業費としまして、トータル、それは敬老祝い金の支給とか、あと敬老会の開催とか、そういったもの一切合財ひっくるめまして、平成30年度で1,233万円ほどかかっております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) いや、何を聞きたかったかといいますと、この、要はいわゆる敬老会ですね。9%しか参加者がいない敬老会にどのぐらいの費用がかかっているのか。当然、大型バス等もチャーターされているようでありますので、それらの費用もかかっているとすれば、その部分を各区とかそういうところに振り分けて、人数割等で振り分けてお願いをすれば有効な使い方ができるのではないかなということで、どのぐらいかかっているのかお聞きしたかったんですが、後ほどお聞かせいただければと思います。 そういったことで、少なからず大型バスの費用や何やらかかっていると思います。倉美館は減免で使われているのかその辺はわかりませんけれども、ぜひ、この少ない参加者を増すために、各地区にお願いするというようなことを考えてはいかがかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 敬老会事業の見直しということで、各地区のほうにお願いして開催するというお話なんですが、先ほど、町長答弁のほうでありましたが、いずれにしましても、招待者のご意見、特に町老人クラブにつきましては主催者側ということで共催して実施しておりますので、そういった方のご意見をお伺いしながら、地区ごとがいいのか、あとは、例えば式典の内容を見直すとか、アトラクションの内容を見直すのがいいのかというようなことを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) いずれにせよ、今やっている形で参加者がどんどん減っていく、実際に10%を切るような状況はやはり改善すべきだというふうに思いますので、ぜひ、地区ごとにお願いするような方向でもご検討いただければと思います。 全国的に長寿を祝うという観点から、いわゆる対象年齢を88歳の米寿、100歳の紀寿にして、祝い金等を見直したという例もあるようでありますし、平均寿命が本当に90歳近い平均寿命が出ておりますから、そういったものをめどに敬老事業を見直すという考え方もあるようでありますので、ぜひ、やはりこれ、今いただいている方々からすれば、なかなかこれを見直すというと批判も出やすいかと思いますけれども、やはり、これだけ高齢化が進み、元気な高齢者増えておりますので、どこかのタイミングでは考えていかなければならないのかなというふうに思います。これについては、町長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(松本英一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 参加者の件も含め、敬老会の事業についてはもっと総合的に考えていかなければならないんだろうとは思っております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 以上で2点目の質問を終わります。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) すみません。先ほどの敬老会の事業費なんですが、約200万円となっております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 3点目の質問に移ります。 それでは、防犯カメラの設置の推進について伺いたいと思います。 先ほど、菊池忠二議員も質問された内容と一部かぶりますが、防犯カメラが犯罪を抑止、事件解明に有効に機能した事例が全国的にも報道されております。そこで、当町の状況をお伺いしたいと思います。 当町での防犯カメラの設置状況はどのようになっているか。犯罪抑止、事件解明に不足はないか。 警察署や商工業者らとの連携も必要ではないか。 また、町の施設への設置とともに、町内要所への配置も必要ではないか。町として取り組む考えはあるのか。 4点目として、防犯カメラ設置などへの補助制度はあるのか、伺いたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの防犯カメラの設置推進はについてでありますが、まず、当町での防犯カメラの設置状況と犯罪抑止、事件解明につきましては、現在、町が設置をしている防犯カメラは、亀ケ城公園内のトイレ及び八槻観光拠点施設の2箇所に設置をしておりますが、犯罪の抑止及び事件の解明につきましては、防犯カメラを設置してから破損行為等がありませんので、一定の抑止効果があるものと考えており、事件解明に対する効用につきましても、一般的に有効な証拠資料として活用されているものと認識をしております。 次に、警察署や商工業者などとの連携につきましては、防犯カメラは店舗や工場などに商工業者が必要に応じて設置をするものであり、設置目的がそれぞれ異なりますが、道路などに設置をする場合には、関係機関との協議が必要であると思われます。 次に、町の施設への設置と町内要所への設置につきましては、今後の取り組みとしまして、公共施設等への設置が必要であるとの判断から、役場庁舎、保健福祉センター、文化センター、総合体育館、図書館のほか、棚倉中学校への設置費用として補正予算を計上したところであります。なお、各小学校及び幼稚園につきましては、来年度以降、順次設置をしていく予定であります。 次に、防犯カメラ設置の補助制度につきましては、順位2番、3番、菊池忠二議員に答弁したとおりであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 本庁舎、文化センター、図書館、中学校、体育館等につける予定ということでお伺いしましたが、これ、補正計上したということなんですが、私も含め、ほかの議員に聞いてみても、こういった説明、頭になかったということなんですね。これ、予算の部分、補正予算のときに、防犯カメラの予算ですといって説明なかったかと思うんですが、その辺についてはどうなんでしょうか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) ただいまの質問にお答えしたいと思いますが、本庁舎、それから文化センター、それから体育館等々におきましては、施設維持管理費の中で計上したということでご説明しているとおりです。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) じゃ、せっかく防犯カメラどうなんでしょうかということで、私、以前にも一般質問等でもお聞きしたこともあります。予算計上されたときに、施設管理費の中で予算を組みましたということで、防犯カメラというようなご説明がないと、我々議員のほうも全くわからないんですね。ですから、施設管理費の中で防犯カメラをつけることを決定してこういった費用を計上しましたということはなかったかというふうに私は記憶しているんですが、そういったことでよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 今まで何度もご質問でございますが、当時の説明では防犯カメラと申し上げてございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 私が聞き漏らしたということであります。 ちなみに、これ、費用、どのぐらい見ているのか。5箇所ですか、決定しているものも含め、どのぐらいの費用を計上しているのか、お聞かせいただければと思います。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 役場庁舎、それから保健福祉センター、文化センター、体育館、中学校、ちょっと図書館が抜けていますが、5箇所で330万円ほど予算を計上してございます。1箇所だったり、2箇所、あるいは3箇所という予算でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 今ほど、5箇所で330万円、1箇所当たり二、三箇所のカメラがつくということだと思います。防犯カメラの値段というのは、本当に高いものからいろいろあるんですね。本当に、ネットワーク型なんていうものだと簡単に500万円、1,000万円なんていうシステムもあるようでありますが、こういった機材に詳しい職員さんというのはいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) ただいまの質問にお答えしたいと思いますが、こういう防犯カメラに詳しい職員がいるのかどうかということでございますが、特に詳しい職員がいるわけではございませんが、見積もり等をいただきまして判断しているところでございます。 今回は、1台当たり1箇所になりますか、12万円程度のカメラを予定して予算を計上したところでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 先ほど、菊池議員への答弁でも補助制度等は考えていないということでした。私がお伺いしたいのは、町内の要所というんですか、窃盗事件等もありましたが、やっぱり、そういうふうな重大事件があったときに、後から解明できるような状況に棚倉町としてはあるのかどうか。町としてはそれを把握しているのかどうか、お伺いをしたいと思います。 先日、泥棒が町内あちこち入りました。6箇所ということでしたが、1件は何か届け出をしなかったなんて話も聞いております。あれだけ何箇所もやられていれば、当然、防犯カメラに不審な車等、映っているということも考えられるんですが、そういった話が聞こえてこないところをみると、棚倉町ではどのようになっているのか。残念なことに、棚倉町では犯罪が起きても、後から通過した車等が検証できないような状況にあるのか。その辺は町として把握されているのかどうかも含めて、お伺いしたいと思います。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 町が管理している施設に設置している防犯カメラにつきましては、町長答弁のとおり、亀ケ城公園内のトイレと、それから八槻観光拠点施設の2箇所でありますので、それに映っている分については情報提供ができるかと思いますが、それ以外については、設置をしておりませんので、町のほうで把握をしているということはございません。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) では、警察との連携で防犯上、棚倉町の中の防犯カメラの状況というのはどのような状況になっているか。私が先ほど申し上げましたように、実は、犯罪被害があっても、そこを通った車等が録画したもので確認できるような状況にあるのか、それとも、棚倉町においては、そういう不審車両等が走ったデータというのはほとんど持っていない状況にあるのか。これは、警察のほうの話なんでしょうけれども、やはり、防犯の一端を担う棚倉町としてはどのように把握されているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 町の中で、個人、それから商店、工場等で防犯カメラを設置している状況等について、町は把握しておりませんので、そういったことについては把握していないということでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) ぜひ、警察等々、警察や消防、業者等もできればそういうふうな情報を共有して、棚倉町で何か犯罪があったときには、ある程度のデータがとれるようなことも考えていくべきではないのかなというふうに思いますが、それについてはどうなんでしょうか。全く、棚倉町では、先ほど、事件の起こる率、非常に低いので、防犯カメラは必要ないだろう的な発言もありましたけれども、いざ何かあったときに検証することができる、そういった意味では最低限の防犯カメラはやはり欲しいという気もしますが、それについてはどうでしょうか。
    ○議長(松本英一) 住民課長。 ◎住民課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをしたいと思います。 町は基本的に捜査機関ではありませんので、捜査を目的とした防犯カメラの設置ということについては考えておりません。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) いや、町が捜査をするということではなくて、やはり、町民の安全・安心を守るためにも、町がやはりそういった状況を把握して、場合によっては、一部補助等も考えて、必要最小限の防犯カメラの設置というものは、警察と連絡して考えていく必要が私はあるのかなというふうに思います。それについて、町長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(松本英一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 安心・安全ということであれば、防犯カメラというものはある程度有効なものだろうという認識をしております。警察とも連携をとらなければいけないと思いますし、現在のところ、棚倉町内では銀行とかコンビニエンスストア等には防犯カメラは設置をしてあるので、そこを通った車については多分把握はできるんだろうと、多分、警察のほうも認識はしているだろうというふうに思っております。 さらに、防犯カメラの設置をしようと思った際には、本当は各商店街のこともありますから、商工会を含め、各商店街などとも協議をしていく必要があるんだろうというふうには思っております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 先ほど、予算のご答弁ありましたように、本当に値段もかなりこなれてきておりますので、ぜひ、町のほうもそういった観点でご検討いただければなというふうに思います。 以上で3番目の質問を終わります。 続きまして、4点目、インフルエンザの対策を伺いたいと思います。 重篤化や感染増加による学校封鎖などを回避するため、インフルエンザの対策が重要ですが、取り組みは十分か、伺いたいと思います。 現在の補助制度の概要と効果はどうか。課題はあるか。期間を前倒ししてはどうか。 2番目として、インフルエンザ対策への予算は十分か。ほかの感染症も含めて対策は十分か、伺いたいと思います。 また、どのような感染症を念頭に置いているのか。町の取り組みは。学校関係、その他の施設、老人等への対策はどのようにとられているか伺います。 また、最近では聞かなくなりましたが、新型インフルエンザ等のパンデミックへの対応も非常時として備えが必要だと思います。取り組みを伺いたいと思います。 ○議長(松本英一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまのインフルエンザなどへの対策は十分かにつきましては、まず、現在の補助制度の概要と効果及び課題、期間の前倒しにつきましては、現在、インフルエンザの予防対策としまして、1歳から13歳未満までの子供に対し2回、13歳から18歳までの子供に対し1回、65歳以上の高齢者に対し1回、それぞれ1回につき上限2,000円の予防接種費用の一部助成を行っております。予防接種を行うことで、発病や重症化を防止し、あわせて蔓延を予防する効果があるものと考えております。期間の前倒しについては、接種期間の開始につきましては、医師会に相談をして助言をいただき、抗体による免疫の持続期間を考慮した上で決定をしております。 次に、インフルエンザ対策、他の感染症対策につきましては、予防接種費用の一部助成や、幼稚園や小・中学校においては、消毒液の配布などを実施しております。他の感染症につきましては、予防接種法に基づき、国で推奨している感染症につきましては、定期予防接種として実施をして、集団感染防止、個人の重症化の予防など、必要と認められる感染症につきましては、任意予防接種として実施をしております。 次に、どのような感染症を念頭に置いているかにつきましては、先ほど申しましたとおり、予防接種法に定められている定期接種が該当する感染症への予防接種は実施をしており、また、定期接種となっていないおたふくかぜ、風疹、子供インフルエンザ等の予防接種は、接種費用の一部助成により実施をしております。なお、学校等の対策につきましては、広報たなぐらやチラシの配布、防災無線等により、日ごろから予防策や予防接種の推奨など、啓発や周知を図っております。 次に、パンデミックへの対応につきましては、インフルエンザが突然変異などにより地球規模で大流行した場合には、棚倉町新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき対策を行うものとし、順次、予防接種を行うこととされており、ワクチンは国が備蓄をして市町村に配布をされる体制となっております。また、非常時の備えにつきましては、毎年、国、県、市町村の対策及び連携を確認するために、情報伝達訓練を実施しているところであります。 次に、病児保育も必要につきましては、病児保育は、就労する保護者などによるニーズは年々高まっているものと考えておりますので、昨年度に実施をした子供・子育て支援に関するニーズ調査の結果も考慮しながら検討してまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 大変失礼しました。病児保育のほうも通告していたんですが、読み飛ばしてしまいました。また、改めて聞きたいと思いますが、まず、インフルエンザの接種の時期が、たしか棚倉町では11月1日からの補助というふうに今年はなっていたかと思いますが、それでよろしいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 今年度につきましては、11月1日からということになっております。そのとおりでございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) ほとんどの医療機関では10月1日から受け付けをしているというお話と、効果が出るまで2から4週間かかるというお話があります。自治体によっては、今年も10月から可能だというふうなお話も聞きました。棚倉町でも、ことしはもう終わってしまったのであれなんですが、来年度以降、本当に流行が早くなっているということもあるようでありますので、11月ではなく10月からにしていただきたいなというふうに思うんですが、それについてはどうなんでしょうか。何か、障害か何かあるんでしょうか、 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) インフルエンザの抗体の持続期間というのが約5ケ月間でございまして、棚倉町におきましては、例年、医師会のほうと相談して日程のほうを決めております。 今年につきましては、議員さんおただしのとおり、流行期間がちょっと早まっている、2ケ月ほど早まっているという状況ではございますが、いずれにしましても、そういった抗体の持続期間とか、あとピーク期間などを含めまして、医師会のほうと相談して検討してまいりたいと考えております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 棚倉町でお子さんに、13歳までが2回ですか、それで18歳まで1回、2,000円の補助が出ているというのは非常にいい制度だというふうに思うんですが、これは、受けている率というのはどういうふうになっているんでしょうか。対象者のうち、どのぐらいの方が受けているのかわかれば、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 接種状況でございますが、率でございますが、平成30年度の数字で申しますと、1歳から13歳未満につきましては54.9%、中学生につきましては43%、高校生につきましては27.7%でございます。高齢者につきましても56.6%という接種率でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 本当にいい制度だと思うんですが、特に高校生なんか27.7%で、非常に少ないんですね。これ、原因というのはどのようにお考えでしょうか。約半分補助されるわけなので、受けない理由が何かあるのかなというふうに思うんですが、それについては分析はされているんでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 高校生についてなんですが、高校生につきましては、基本的には町内の高校に行っている高校生もいらっしゃいますし、町外に行っている高校生もいらっしゃいます。学校の授業時間も遅くなりますし、授業が終わっても部活動などで、基本的には医療機関がやっている時間には帰れないというような状況でございまして、低くなっているということで分析しております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) これ、何とか対応策というのは考えられないんでしょうか。本当に、インフルエンザのワクチンは、重篤化というんですか、悪くならないためにも有効だということがありますので、これだけの有効な補助制度があるのに27.7%しか使われていないというのは本当にもったいないなというふうに思います。制度的に何か課題があるんであれば、対応策を考えていただいて、取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それから、半分補助になるといっても、2回受けるというと、特にお子さんが多い家庭なんかでは大変だと言うんですね。これ、例えば、就学援助等の中にインフルエンザの自己負担分というのは入っているんでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 就学援助費の中に接種の補助というのが入っているのかということでございますが、入ってございません。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 就学援助の制度、本当にいい制度だと思うんですね。いろんな意味で、修学旅行等まで面倒を見ていただけるということで、ぜひ、この就学援助の制度等にインフルエンザの自己負担分というものもお考えいただけないかなというふうに思うんですが、それは難しいんでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 就学援助費の中に検討できないかということでありますが、各内容等について精査しながら、可能かどうかにつきましては検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 本当に、インフルエンザのワクチン代、ご家庭によっては大変だと言うんですね。2,000円出してくれているにもかかわらず、残り2,000円分、4,000円分は大変だというお話も聞きます。できれば就学援助、もしくは非課税世帯、こういったところにも補助を考えてはいかがかなというふうに思いますが、非課税世帯については、こういった援助をするということはできないんでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) ただいまの質問にお答えします。 現在のところは、非課税世帯につきましては、援助のほうは考えておりませんが、生活保護者につきましては、無料ということで実施しております。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) ぜひ、就学援助、非課税世帯等に残りの分、自己負担分の補助もお考えいただきたいなというふうに思いますし、子供の進学等で一番大事な中学3年生、それから高校3年生のお子さんには、私はぜひ受けていただきたいと思うんですね。そのときに、中学生で43%、高校生で27.7%、これについては、ぜひ、もう一歩、町のほうでも、何が原因なのか、本当にもったいないなと思いますね。中学生、必ず受験があります。ほとんどのお子さんが高校を受験するのに、3年生と1年生では、これ、受ける率が違うのかもしれませんけれども、全体で43%、半分以下のお子さんしか受けていないとすれば、特に3年生とか、高校3年生の進学、就職等に重要な時期については、もうちょっと、PRも含め、手厚く対応していただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松本英一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(近藤和幸) 高校生につきましても検討してまいりたいということで考えてはおりますが、中学生に関しましては、本日から冬休み休業に入っております。冬休み休業前に、保護者向けにインフルエンザの予防対策、あと予防接種の助成制度について、学校経由でチラシのほうを配布していただいております。 あと、学校さんのほうで保護者向けにマチコミというメールを活用しておりますので、そちらもあわせて、そちらでもメールを活用して周知、保護者に図ってまいりたいということで考えております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 病児保育について伺いたいというふうに思います。 白河市ですね、白河厚生総合病院内に31年4月1日から開所したということで、概要のほうは私もホームページ等で見たんですが、これについて、東白川、特に棚倉町では具体的な動きというのはあるんでしょうか。 聞き方が悪くてあれなんですが、ぜひ棚倉町でも、この保護者も、この病児保育、利用できるようなことを進めていただきたいというふうに思うんですが、それについてのお取り組みがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 病児保育についてですが、町長答弁のとおり、仕事をしている保護者にとっては需要がかなり高いというようなことも認識しておりますし、今後、検討させていただきたいということで、答弁をさせていただいている内容と同じでございます。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 実際、白河厚生総合病院でやられているんですから、塙厚生病院等でできないわけはないのかなというふうにも思いますし、実際に、それほど大規模ではないんですね。一応、利用定員6名ということで、事前に登録した方だけで、土日はなくて、1人日額2,000円ということで、本当に、白河厚生総合病院でできているんだから、塙厚生病院でもできるんだろうなというふうに考えるんですが、それについてはどうなんでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えしたいと思います。 塙厚生病院のほうに確認しているわけではございませんので何とも言えませんが、白河厚生病院のほうは、敷地の中ということでつくられているようでございます。塙厚生病院を考えますと、駐車場スペースが狭いということもありまして、その辺の場所とかが確認できて、塙厚生病院のほうで受けて、また、当郡内であれば、4町村のほうで合意がなされれば検討する余地はあるのかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) これ、当然、それなりの費用がかかっているんだと思いますが、そういった情報等はお持ちなんでしょうか。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えしたいと思います。 事業費関係ということでございますが、棚倉町のほうでやった場合ということの事業費ということでしょうか。白河市のほうで開設されているほうのということでしょうか。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) それも含めて、現在、白河でどのぐらいの費用がかかっているのか。当然、棚倉でも、これを検討するとすれば、白河でどのぐらいの費用がかかって、どんなシステムでやっているのかというのは一番の参考になるかと思いますし、棚倉単独でやった場合、もしくは、東白川郡で協力してやった場合のかかる費用というんですか、そういったものがどのぐらいかかるのか、実際にやることは可能なのかというふうな検討をしていただかないと、この病児保育、いい話で、絶対取り組んでほしいというふうに思っても前に進まないと思いますので、そういった検討をされているのか、お聞かせをいただきたいということであります。 ○議長(松本英一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 棚倉町のほうでやった場合等については検討してございませんが、白河市のほうの開設している病児保育にかかる費用につきましては、ある程度参考までにお聞きしているところでございます。事業費的には約4,000万円くらいの事業費がかかっているようでありまして、市町村分として負担分、その補助金を除いた分ですね、それが1,700万円ぐらいがかかっているようです。それを、その構成町村が5町村ございますので、そちらのほうで案分して、費用のほうが出されて負担しているというような形になっているかと思います。 あと、運営経費につきましては約1,700万円程度かかっているようでありまして、それにつきましては、補助金等もつきましても600万円程度でありますので、1,000万円程度の市町村の負担が出ているというような状況を確認しているような状況でございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 費用だけ見るとこんなにかかるのかなという感じもしますけれども、やはり、働くお母さん方、特に預けることが難しいご家庭もあるかと思います。先ほどのインフルエンザなんかだと、本当に、発病後5日から6日は学校に行けないという状況になるかと思いますので、インフルエンザの場合、またいろいろ問題もあるかと思いますけれども、預け先がなくてどうしようもないというご家庭もやはりあるのかと思います。ぜひ、今後費用も含め、お取り組みをいただきたいなというふうに思うんですが、これについては、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(松本英一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 病児保育の必要性については十分認識をしておりまして、実は、塙厚生病院に相談をしたことがございます。病室1つぐらいあけて、そこでできないかというようなお話もしたんですが、なかなかいい返事がもらえない。多分、白河の厚生病院においても、本来だったら、病院の中でできれば多分経費もかからないでしょうが、そういう制度じゃない。別につくらなくちゃいけないということで、多分、当初、担当課長が説明したように、整備するのに最初4,000万円かかった、あと経費が1,770万円かかっているというような状況がありますので、私のほうとしてはやりたいなという気持ちはありますが、なかなか病院のほうといろいろ詰めなくちゃいけない部分がたくさんあるんだろうなというふうに思っております。 ○議長(松本英一) 藤田智之議員。 ◆10番(藤田智之) 終わります。 ○議長(松本英一) 順位5番、10番、藤田智之議員の質問を終わります。 以上で一般質問を終わります。--------------------------------------- △日程第2 厚生文教常任委員会所管事務調査の報告について ○議長(松本英一) 日程第2、厚生文教常任委員会所管事務調査の報告についてを議題といたします。 厚生文教常任委員会の報告を求めます。 和知裕喜厚生文教常任委員長。     〔厚生文教常任委員長 和知裕喜 登壇〕 ◆厚生文教常任委員長(和知裕喜) 厚生文教常任委員会所管事務調査報告書。 事件名、今後の遠距離通学児童の通学支援について。 今後の遠距離通学児童の通学支援について、平成30年4月に現在の通学支援の状況を調査した。特に、中学校では、高野地区のみスクールバスが運行されていることや、小学校を含め、家族の送迎が多く見られることから、地域ごとの実情に合った検討と、全町的なスクールバスの導入を町教育委員会へ要請した。その後、教育委員会担当課で対応が検討され、令和3年4月からスクールバスの導入が進められているため、内容などについて、委員会を10月3日に開催し、担当課に説明を求めた。 支援対象範囲の基本的な考え方は、各小学校についてはおおむね2キロ、中学校ではおおむね5キロを超える地域の児童・生徒について、地域性などを考慮し、スクールバスや公共交通機関により支援を行う。 通学支援対象者は、平成30年度で小学生126名、中学生101名で、通学支援に要する概算経費は、スクールバス5台、購入費及び運行業務委託や維持費、燃料費など7台分で約6,000万円。公共交通機関による支援約300万円で、令和3年度より実施予定である。 質疑の中で、地域によっては公共交通機関を利用することや、スクールバスは28人乗りを予定していること、自己負担については原則無償の予定で、また、詳細については未定の部分も多く、今後、検討していくと説明があった。 委員からは、通学支援の導入を評価するとともに、よりきめ細やかな対応とスムーズな導入や、できれば時期を前倒しした導入などを期待する意見があった。 以上、所管事務調査の報告とする。 令和元年11月1日、棚倉町議会議長、松本英一様。 厚生文教常任委員会委員長、和知裕喜。--------------------------------------- △日程第3 ルネサンス棚倉調査特別委員会の報告について ○議長(松本英一) 日程第3、ルネサンス棚倉調査特別委員会の報告についてを議題といたします。 ルネサンス棚倉調査特別委員会の報告を求めます。 古市泰久ルネサンス棚倉調査特別委員長。     〔ルネサンス棚倉調査特別委員長 古市泰久 登壇〕 ◆ルネサンス棚倉調査特別委員長(古市泰久) ルネサンス棚倉調査特別委員会報告書。 平成30年、第4回棚倉町議会定例会において、ルネサンス棚倉調査特別委員会が設置され、調査研究を行ってまいりました。このたび、12月末日をもって設置期間が終了することに伴い、委員会を代表してご報告をいたします。 第2回特別委員会において、株式会社ルネサンス棚倉に対し、経営改善計画書の提出を決定し、第4回特別委員会において、株式会社ルネサンス棚倉支配人を参考人として、町当局から産業振興課長を説明人として出席を求め、ルネサンス棚倉の経営状況や経営方針の説明を受け、調査を重ねてまいりました。 その間、会津美里町振興公社ほっとぴあ新鶴へ行き、公社社員、会津美里町職員から経営状況、施設等について説明を受け、視察研修を行ってまいりました。 令和元年定例会9月会議において、中間報告をさせていただきました。 その後、塙町振興公社湯遊ランドはなわへの行政視察を行い、あわせて株式会社ルネサンス棚倉に対する2回目の調査を実施いたしました。 行政視察においては、両公社ともに経営は厳しい状況にあり、あわせて施設の老朽化や利用者の減少対策に苦慮しております。両町ともに相当の指定管理料を支払っており、公社の経営には積極的に関与し、強いリーダーシップをとっております。さらに、会津美里町においては、町温泉施設利活用処分方針により、施設の廃止縮小や、民間への売却等も検討されていることは顕著な事柄でありました。塙町にあっては、公社への監査機能が働いており、監査を実施しているとのことでありました。視察研修を行った結果、当町においても導入すべき事項が多数あり、有意義かつ有効な研修でありました。 株式会社ルネサンス棚倉については、経営健全化方針による経営改善計画等について、さらに株式会社ルネサンス棚倉5ケ年経営健全化方針に基づき、調査を重ねてまいりました。再建計画は始まったばかりであり、今後、より困難な経営状況が予想されます。ルネサンス棚倉からは、営業がほぼ計画どおり推移しているとの説明がありましたが、今後、経営健全化を図るためには、経営体制の強化を図ることが重要なことであります。同時に、現状の経営体系の見直しや、改善を図り、いかに黒字経営に持っていくかが最重要なことであります。 今後は、ルネサンス棚倉5ケ年経営健全化方針に基づき、町民、株式会社ルネサンス棚倉、町当局、議会が一体となり、今こそ町挙げての対応を図るべきであることを提言いたします。 さらに、今後も引き続き、ルネサンス棚倉調査特別委員会を設置し、活動すべきであることを併記し、報告といたします。 なお、報告書裏面に、ルネサンス棚倉調査特別委員会経過一覧表を添付しておりますので、ごらんをいただきたいと存じます。 令和元年12月16日、棚倉町議会議長、松本英一様。 ルネサンス棚倉調査特別委員会委員長、古市泰久。 以上であります。 ○議長(松本英一) 以上で、報告を終わります。 これより質疑を行います。 質疑ありませんか。 和知良則議員。 ◆12番(和知良則) 委員の皆様には1年間、ご苦労さまでございました。 質疑には回数に制限がございますので、まとめて質疑をしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ただいまの報告書の中で、ルネサンス棚倉5ケ年経営健全化方針に基づき、ルネサンス棚倉、町当局、議会が一体となり、町挙げての対応を図るべきとありますが、これは当然の話でありまして、特別に調査しなくてもここまでは誰もが思うことでもあります。しかるに、図るべき対応というのは何なのか。これはどのような対応が必要なのか、その内容まで踏み込むのが調査だと思いますが、これらについては混乱はなかったのか、伺います。 次に、これまでの考え方として、ルネサンス棚倉が経営に行き詰まり、町が膨大な町費を投入しなければならない事態となっている。このまま続けていくのか、限界に来ているのではないかとの見方をお持ちの議員さんもいらっしゃいますが、反面、地元経済への普及、これを今後のためにやむを得ないとの発言をしている議員さんもいらっしゃいます。この相反する考えの中で、調査する中で、このような話は出なかったのか、どのようにまとめたのか、この辺を伺いたいと思います。 次に、委員の中には、元ルネサンス棚倉に重要なポストで働いていた方もいらっしゃいます。今回、調査に加わった背景には、当時の運営の仕方と現在のあり方に大きな相違があるか、または、重要な何らかの要件があったため調査に加わったものと推測しますが、10年前との比較などについて、調査などは行ったのか、3点伺います。 ○議長(松本英一) 古市泰久棚倉調査特別委員長。 ◆ルネサンス棚倉調査特別委員長(古市泰久) 調査の内容でありますが、これはあくまでも、ルネサンス棚倉に対しては、改善計画書の提出を求めて、ここに報告書にも書いてありますとおり、支配人並びに町当局、担当課長からの説明を受けたというようなことに始まりまして、それでは、他の町村のセクターによる公社運営はどうなっているのかというようなことを相対するために行政視察を行い、さらには、ルネサンス棚倉との調整を重ねてまいったわけでございますが、いかんせん、このルネサンスへの経営の一般財源の繰り入れ、1億円相当額を4年間、さらには、額面は下がりますが、合わせて6,000万円相当のお金を1年間、これらのお金を投入し、経営改善を図っているんだということにつきましては、まだ始まった、実はばかりでございます。したがって、平成30年12月の補正において1億円を投入したところでございますが、その結果については、今年度の6月議会でルネサンス棚倉からの報告があったところでございます。ご案内のとおりでございます。 ことし2年目、まだ終了はしておりません。したがって、特別委員会を設置したからとはいえ、これら調査についてはまだまだ結論を出すのには時期尚早であるという観点から、このような結果報告のような内容になったわけであります。 さらには、このルネサンスの存続までに、あるいは至るような発言があったかどうかと、否やという質問でございましたが、そのようなことは具体的には出てはおりません。私を初めとして、多数の特別調査委員の考えとしては、できることであることなら、これを存続、いかに存続をさせていくかということが大きな思いの中でのこの調査委員会が進まれたということでありまして、私が最後に提言をいたしましたとおり、ルネサンス棚倉特別委員会は、この活動は、引き続き活動を展開すべきであろうというようなことを併記いたしましたのは、私が申し上げたことをさらに次期のルネサンス特別委員会のメンバーによりまして、さらなる調査研究を重ね、ルネサンス棚倉、町当局との調整を図って、よりよい方向を見出すため、第1回目の特別委員会としての報告であるというようなことを、特段のご理解を賜りたいと思います。 以上です。 あと1点については、当該する委員のほうからのご答弁となるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 蛭田卓雄議員。 ◆1番(蛭田卓雄) ルネサンス棚倉調査特別委員会について、関係した方がいらっしゃるということでございました。多分、私のことを指しているんではないかなと思います。 私は、ルネサンス棚倉調査特別委員会関係者でございましたので、ちょっとこれはということを考えました。参加していいものか、悪いものかと。しかしながら、私は、ルネサンス棚倉の将来を踏まえて、やはり過去の10年間というもの経営に携わっていた観点から、言うべきものは言う、情勢が右に行けば中央へ戻すとか、そういった議論を尽くす必要があるんではないかということで、3月からの特別調査委員会に入りました。 そして、何が違うのかという今のポイントでございますけれども、10年前と今はどういうふうに違ったのかということでございますけれども、確かに、震災以降、極端に集客が落ち、赤字になり、それを東京電力により補填をし、賠償もらい、黒字に転換をした時期もございました。しかしながら、東京電力の補償はなくなり、約6,000万円の赤字になるという見通しがついた中で、執行部のほうから、それを何とかしなくちゃならないだろうというような話の中で出てきたわけでございます。それは、近隣町村の中でいろんな財源補助とか等々をし、塙とかそういうものは以前には存続に至っているわけです。 そういった中で、私も振り返ってみますと、当初、いろいろありますけれども、入湯税とか等々含めまして、さらにも金額を投入しています。ですから、違いはあったとしても……     〔「簡潔にお願いいたします」と発言する人あり〕 ◆1番(蛭田卓雄) これは、思いをぶつけないと、ただただ、何が違うんだと、これは変わりませんよ。     〔「議長、議事進行」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) では、議事進行します。 ◆12番(和知良則) 私は、その今までの経過とか聞いていないですよ。要は、今回、変わった背景には、何か相違点があったのかと。だから、それを見出すために、10年前のと今のを見比べて、そういう調査をしたんですかと聞いたんですよ。してなければしてないでいいんですよ。 ○議長(松本英一) 蛭田卓雄議員。 ◆1番(蛭田卓雄) 当然その辺につきましては、しました。 ですから、今、違いどうのこうのじゃなくて、いかに調査委員会としては、今後、再建計画に基づいて、皆さんとともに一生懸命、進行形でございますので、進むべきであろうという結論に達したわけでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 和知良則議員。 ◆12番(和知良則) 私は、聞いているのは簡単なんですよ。要は、最初に聞いたのは、その図るべき内容、これは何なのか。その対応は、どのような対応が必要なのかと、それを聞いたんですよ。そういうことが、そこまで踏み込んだ調査をしたのかと。していなければしていない、やったならこういうことやりましたと、それでいいんです。 それから、見方がありますが、ある議員さんは、もうルネサンス棚倉、限界に来ているんじゃないかと、要は、広報紙を使ってそういうことをおっしゃっている議員さんもいます。ただ、その中で、いやいや、これは地域経済の普及、それは雇用確保のためにやむを得なくやるのだという相反するそういう考えがあるから、それを一つにまとめるためには、どのような調査をして、じゃ、どのようにしてまとめたんですかと、簡単な話ですよ。それは、やっていなきゃやっていないでいいんです。それは、例えば、今、10年前との調査を行って、現在と見比べたと。どうしてそれが報告書に載っていないのか、それが不思議です。 ちょっと、それ3点、もう一度お願いします。 ○議長(松本英一) 古市泰久ルネサンス棚倉調査特別委員長。 ◆ルネサンス棚倉調査特別委員長(古市泰久) ですから、内容等の詳細についての答弁を求めているようでございますが、その詳細は、一々書いたら膨大なものになってしまいます。当然、ルネサンス棚倉がこの場に至った経緯等々、それは当然、調査の中で厳しく追及してまいったわけであります。 今後の方向等々についても、委員会の中でそういう討議、検討をしてまいりましたが、いかんせん、まだ始まったばかりで、この結論が出ていない状況であって、今後さらに4年間、今年も含めてですね、この一般繰入を行っているということで議会は承認しているわけでございますから、その推移を見ていくということも必要であり、第1回目のルネサンス棚倉の特別委員会においてはそれ以上のものはなく、このような報告書のとおりのまとめ方になったわけでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 和知良則議員。 ◆12番(和知良則) 大体はわかりましたけれども、早い話、取りまとめる中で、例えば、経営の問題とかいろいろ言っていますが、それに対して、こうやれ、ああやれというそういうような意見はありません。つまり、結局、私が最初から言っているとおり、これは第3セクターですから、経営内容まで踏み込むそういうその調査は、例えば、伝家の宝刀、百条委員会をもってもできませんよと、私は前から言っていたんですよ。ですから、このような報告書になったのかなと思います。そういう認識でよろしいでしょうか。 ○議長(松本英一) 古市泰久ルネサンス棚倉調査特別委員長。 ◆ルネサンス棚倉調査特別委員長(古市泰久) 和知議員がどのような見解を示そうとも、それは勝手なことでございます。私のほうでそういう考えはならんとかいうようなことではありません。 私どもは、この特別委員会の中で、全くこの初期の段階で、このルネサンスの計画では、平成3年ですね、5年後には黒字化するというようなことを計画書の中でも明記されておりますし、一般質問の中でも、町長答弁の中においても、質疑の中の答弁の中にあっても、平成4年の5年後ですね、黒字化になると。     〔「令和」と発言する人あり〕 ◆ルネサンス棚倉調査特別委員長(古市泰久) 令和ですね、令和4年ですか。 それから、改善計画書の中にもそのような文言がきっちりと載っておるわけでございまして、いわゆる、この議会が承認した再建のための一般財源からの繰り入れが、この推移を見て、継続的に特別委員会を設置し、それこそ一体となった経営改善のための方向性を導き出すというような考えを持って、今回の報告としたわけでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) ほかにありませんか。     〔発言する人なし〕 ○議長(松本英一) これで質疑を終わります。 以上で、ルネサンス棚倉調査特別委員会の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第4 発議第6号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(松本英一) 日程第4、発議第6号、厚生年金制度への地方議会議員の加入を求める意見書の提出についてを議題といたします。 議案の説明を求めます。 佐川裕一議員。     〔9番 佐川裕一議員 登壇〕 ◆9番(佐川裕一) それでは、発議第6号、厚生年金制度への地方議会議員の加入を求める意見書の提出についてでありますが、地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、民間会社の社員などが議員に転身しても、切れ目なく厚生年金の適用を受けられ、さらに、このような環境が整うことにより、議員を志す新たな人材確保につながるというものであるため、別紙意見書を地方自治法第99条の規定により、各関係大臣などへ提出しようとするものであります。 令和元年12月24日提出。 提出議員、佐川裕一。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 以上で説明を終わります。 これより質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これより討論を行います。討論ありませんか。     〔「なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 異議なしと認めます。 よって、発議第6号は原案のとおり可決されました。---------------------------------------
    △日程の追加について ○議長(松本英一) お諮りします。 ただいま、町長提出議案の追加提出がありました。 議案第67号、土地の処分について、同意第4号、棚倉町固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。 これを日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 異議なしと認めます。 よって、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。 これで、追加議事日程表と議案の配付を行います。     〔資料の配付〕--------------------------------------- △追加日程第1 議案第67号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(松本英一) 追加日程第1、議案第67号、土地の処分についてを議題とします。 議案の説明を求めます。 総務課長。     〔総務課長 緑川喜秋 登壇〕 ◎総務課長(緑川喜秋) 議案第67号、土地の処分についてご説明をいたします。 本議案は、ルネサンス棚倉敷地内の屋外テニスコートの一部を公益財団法人日本ソフトテニス連盟に、ソフトテニスの振興及び選手強化等拠点施設の整備に供するテニスコート用地としまして売却するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 公益財団法人日本ソフトテニス連盟は、ソフトテニスの普及、振興を図っている団体で、中学、高校生を中心に、全国に約42万人の会員がいる団体であり、天皇杯、皇后杯を初め、各種大会を実施している団体であります。 先ごろ、当該団体より、国際大会等に向けて選手強化を図るための拠点施設を計画しているという話があり、本町も名乗りを上げ、誘致活動を進めていたところであります。その結果、正式に本町に整備することが決定したため、去る12月18日に棚倉町と公益財団法人日本ソフトテニス連盟は、ソフトテニス振興及び強化等拠点施設の整備に関する基本協定書及び土地売買についての仮契約を取り交わしたところであり、それに基づき、土地の処分についてご提案するものであります。 今回、売却しようとしている町有地は、昭和62年から平成元年度において整備したルネサンス棚倉敷地内のテニスコートであり、現在は老朽化によりほとんど利用されていないハードコート12面分の土地であります。 今後、相手方の施設整備により、選手の合宿等に伴い、多くの宿泊客等が期待でき、活性化に寄与すること。また、このまま町が所有し、改修または撤去する場合は、膨大なテニスコートの改修費もしくは解体撤去費や産業廃棄物処理費などの費用が予想されますが、現状のまま譲渡することで、これらの経費を削減できることから、本議案を提案するものであります。 それでは、議案の内容をご説明申し上げます。 まず、1の土地の所在地、地目、地籍でありますが、所在地は棚倉町大字仁公儀字ソナ地45番地8、同じく45番地9。地目はそれぞれ雑種地で、面積は、45番地8が5,282平方メートル、45番地9が5,457平方メートルで、面積の合計は1万739平方メートルであります。 次に、2の売却額につきましては、2,313万1,806円で、1平方メートル当たり2,154円であります。これは、固定資産の評価額や当時の買収価格及び土地の造成価格を基本に定めた価格であります。 次に、3の契約の相手方につきましては、東京都品川区大井1丁目16番2号、公益財団法人日本ソフトテニス連盟、会長、安道光二であります。 令和元年12月24日提出。 棚倉町長。 以上で説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松本英一) 以上で説明を終わります。 これより質疑を行います。質疑ありませんか。 須藤俊一議員。 ◆7番(須藤俊一) 2点だけお尋ねをいたします。 私は、これ、前に説明あったときにも質問したんですが、この集客に関しての内容、あるいは期待されるものは私も賛成でございます。そういったことを踏まえながら、1点目は、わからないから質問するんですが、こういう町で所有していたものをこのような形で売却をすると、第三者に、そういった場合に、法律的な問題等々はこれから出てこないのかと。そのことに対して、もしも出た場合、トップは町長ですから、町長が責任を負わざるを得ないと思うんですが、例を挙げますと、あとは転売、ゴルフ場などがよくやりますが、経営に行き詰まった等々の場合、経営ばかりではないんですが、そういった場合に、今のこのすばらしい会社といいますか、だとは思います。そういった方が撤退をした場合には、どのような対応を現時点で考えているのかと。 その点と、もう一点、今後、よく言われます、ルネサンスの中で馬術部門がよく赤字であります。そういった中の経営に、このような状態の中でやっているときに、もしも、そういう業者さんが買って、あそこで馬術クラブを開きたい等々が出た場合には、そういった馬術クラブばかりではないんですが、今後、ルネサンスの施設に関して、そういったものが出てきたときには、これと絡み合わせまして、どのような対応をするのかと。くどいようですが、その場合の責任はあくまでもトップである町長が負うのかと。 この誘致はすばらしい。期待をしています。今、申し上げましたことに対するお考えをお尋ねいたします。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) お答えしたいと思います。 まず、法律的な問題の関係でございますが、町の財務規則にのっとりまして、これまでは行政財産というものでのテニスコートでございましたが、老朽化ということで使えないということから、普通財産に分類替えをしてございます。町からの譲渡としましては、普通財産からの譲渡ということでやってございます。 それから、撤退という関係がございましたが、日本ソフトテニス連盟は、先ほども言いましたように42万人の会員がございますし、年間予算も5億円を超える予算で今やっておりますので、近々そういうものがあるというふうには考えてございません。 それから、馬術部門等、同じような要請ということになるんでしょうと思うんですが、まだそういう話も伺っていませんし、今現在、馬術部門というのは使っておりますので、今、テニスコートのほうは使っていないからこういう売却になりましたが、使っている部分についてはそういう考えはございません。 以上です。 ○議長(松本英一) ほかにありませんか。 佐藤喜一議員。 ◆5番(佐藤喜一) この土地の接道についてはどういう扱いになって、どういう観点で今後の運営にはもっていくんでしょうか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 接道の関係のご質問でございますが、二筆にしました。というのは、真ん中に道路部分の敷地がございますので、そこのところを使って利用していただくという考えでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐藤喜一議員。 ◆5番(佐藤喜一) 当然、敷地の中の持ち分とかは要求されなかったんでしょうか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 真ん中にある道路については公衆用道路というふうになってございますので、それは自由に使っていただいて結構だという考えでございます。 以上です。 ○議長(松本英一) 佐藤喜一議員。 ◆5番(佐藤喜一) 今回はソフトテニス協会だけならいいんですけれども、例えば、このソフトテニス協会から別な人に移った場合について、道路の持ち分の問題が生じてくる可能性があると思うんですが、そういう場合が、なった場合にはどういう対処の仕方をとるか。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 道路の関係の質問でございますが、道路は、町名義、町所有の公衆用道路ということでございますので、それについては所有権はございません。 以上です。 ○議長(松本英一) 鈴木政夫議員。 ◆11番(鈴木政夫) 今回のルネサンス棚倉の土地の一部を売却するという問題については、今後のルネサンス棚倉の経営のあり方によってはいろんな問題が出てくるんではないかというふうに思いますが、これをきっかけといたしまして、今後も用地を買収したり、それから、ルネサンス棚倉の、町のほうとしてもそのほうが極めて今後の問題としては有効だというふうに判断された場合は、そういった、その問題がこれからも出てくるというか、しやすくなってくるというか、そういう契機に一つはなるというふうに思うんですが、それらについての見解をお聞かせいただきたい。 ○議長(松本英一) 総務課長。 ◎総務課長(緑川喜秋) 今後、さらに用地を買い求めたいというお話があるかという関係でございますが、日本ソフトテニス連盟としましては、選手の強化をするためのコートの整備ということでございますので、これ以上増やすというのは特に考えてはいないんではないかというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(松本英一) ほかにありませんか。     〔「なし」と発言する人あり〕 これで質疑を終わります。 これより討論を行います。討論ありませんか。     〔「なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 異議なしと認めます。 よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △追加日程第2 同意第4号の上程、説明、採決 ○議長(松本英一) 追加日程第2、同意第4号、棚倉町固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 議案の説明を求めます。 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 同意第4号、棚倉町固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めようとするものであります。 このたびの選任につきましては、今月25日をもって任期満了となる石井惠美子委員の後任委員であります。 石井委員には、平成25年12月から2期6年にわたりご精励をいただいたところであり、敬意と感謝を申し上げます。その後任委員として、棚倉町大字流字豊都21番地、梶春江氏、昭和31年1月8日生まれを選任いたしたく、議会の同意を求めようとするものであります。 梶氏は、これまでの社会活動の中で培った豊富な経験と知識、さらに公平、公正な識見を有しており、固定資産評価審査委員にふさわしい方であります。 何とぞ全会一致のご同意を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(松本英一) 以上で説明を終わります。 本件については人事案件でありますので、棚倉町議会運営に関する基準109の規定により、討論を行わないで採決します。 お諮りします。 本案は原案に同意する意見とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と発言する人あり〕 ○議長(松本英一) 異議なしと認めます。 よって、同意第4号は原案に同意する意見とすることに決定しました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(松本英一) 以上で、本日の日程は全て終了しました。 ここで、私から一言ご挨拶を申し上げます。 一言、ご挨拶を申し上げます。まずは、定例会12月会議、大変お疲れさまでした。また、議員各位の慎重な審議によりまして、全議案が原案のとおり可決されましたことはまことに喜ばしく、心から御礼申し上げます。 さて、我々議員の任期も残すところあとわずかとなりましたが、顧みますと、平成28年1月から14名の議員でスタートし、任期半ばで大椙守前議長が他界されまして、13名で議会活動を行ってまいりました。本町においては、原発事故の風評被害もありますが、去る10月11日から12日にかけて通過しました台風19号の被害も甚大でありました。町としましても、原発事故の払拭に向けてあらゆる事業に取り組んでおり、さらに、災害復旧に向けましても、皆様方にご尽力をいただいておりますが、景気回復や災害復旧にはもう少し時間がかかると思います。議会といたしましても、町執行部と一丸となって取り組まなければならないと考えている次第であります。我々議員は、町振興計画の着実な前進など、町民の負託に応えるため、町執行部と知恵を出し合い、真剣に議会活動に取り組んでいることは、まちづくりの推進に貢献できたものと考えております。 また、私ごとでありますが、平成29年5月25日の臨時会議におきまして議長に就任させていただきました。本日までの約3年間、議長としての役割を果たすことができましたのも、議員の皆様初め、町執行部の皆様のご支援、ご協力のおかげであり、ここに改めて心から感謝と御礼を申し上げます。 議長職を含め、この4年間を議会の一員として活動し、さらには、町長を初め、町執行部、そして議員各位のご理解とご協力により、来年1月より、新たな議会運営の取り組みとして、通年議会を導入することができましたことはうれしく思い、また、誇りと感じています。 来期は、この4年間の活動状況を踏まえ、開かれた活発な議会へと前に進めていくことが目的ではないかと思います。私は、今期で議員の職を退くことになりますが、議員各位におかれましては、今後も各種の重要政策に次々直面する場面が来ることと思いますが、議会議員が二元代表制の一翼としてその役割を発揮し、町民の信頼を得られるよう頑張っていただきたいと思います。 結びになりますが、今後の棚倉町及び棚倉町議会の発展と皆様のご活躍、ご健勝をご祈念申し上げまして、感謝の挨拶といたします。ありがとうございました。 これをもって、令和元年棚倉町議会定例会12月議会を閉会とします。 大変ご苦労さまでした。 △閉会 午後4時51分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和元年12月24日        議長      松本英一        副議長     蛭田卓雄        署名議員    蛭田卓雄        署名議員    和知良則...