委員会開催のため9月7日から9月9日まで、9月13日、9月16日、9月20日、9月21日、9月26日から9月30日まで、10月3日及び10月4日、以上14日間を休会にしたいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯寺坂寛夫議長 御異議なしと認めます。したがって、14日間を休会とすることに決定しました。
日程第2 議案第112号令和4年度鳥取市
一般会計補正予算から議案第130
号工事請負契約の変更についてま
で(提案説明)
日程第3 報告第14
号出資法人の
経営状況を説明する書類の提出についてから報告第17号令和3年度の決算
に基づく
資金不足比率についてまで(報告)
◯寺坂寛夫議長 日程第2、議案第112号令和4年度鳥取市
一般会計補正予算から議案第130
号工事請負契約の変更についてまで、以上19案並びに日程第3、報告第14
号出資法人の
経営状況を説明する書類の提出についてから報告第17号令和3年度の決算に基づく
資金不足比率についてまでを一括して議題とします。
提出者の説明及び報告を求めます。
深澤市長。
〔
深澤義彦市長 登壇〕
◯深澤義彦市長 本定例会に提案いたしました諸議案の説明に先立ちまして、所信の一端を申し述べさせていただきます。
新型コロナウイルスの猛威は全国的に収まる気配はなく、
本市保健所管内においても、今年に入り、先月末までに2万人を超える陽性例が確認されています。特に7月中旬以降は、全国の感染状況と同様にBA.5系統による感染が急拡大し、医療逼迫から医療の崩壊を招きかねない局面に差しかかっています。
本市保健所も陽性者の爆発的な増加に対応するため、7月から岩美町、若桜町、智頭町、八頭町の御協力をいただき、保健師の派遣や
東部広域行政管理組合、また鳥取県からの
事務職員支援を受け、県と県東部1市4町が一丸となって
感染拡大防止に取り組んでいるところです。また、他部局からの兼務職員を増員し、最大97人の応援体制に強化するとともに、
コロナ対応業務の一部を外部委託して効率化を図るなど、長期化による
保健所職員の疲弊の緩和にも取り組みながら、全力で対応しております。
改めて、市民の皆様におかれましては、一人一人の
感染防止対策を徹底していただきたいと思います。正しいマスクの着用、密の回避、手指消毒、効果的な換気など、基本的な
感染予防対策の実施をお願いします。
また、
ワクチン接種では、対象となる全ての年代の1回目から4回目までの接種の機会を設け、
新聞折り込みなど様々な媒体を使ってPRを行っており、希望される方が円滑にワクチンを接種いただける体制を整えています。
一方で、感染症の動向に細心の注意を払いつつ、終息後を見据えた
地域経済の立て直しと、
コロナ禍を教訓とした新しい
社会づくりにしっかりと取り組むことが必要です。本年7月には明るい
未来プランを改訂し、
デジタル化や脱炭素などの新たな施策を加えるなど、プランのさらなるレベルアップを図っており、本定例会には、復興、再生を切れ目なく進めるため、商店街の
にぎわいづくりや経営の効率化を図る農家への支援などの関連予算を計上しているところです。引き続き、市民の皆様と一緒になって、子供から高齢者まで、全ての世代が将来にわたり安心して暮らし続ける本市の明るい未来を切り開いてまいります。
議員各位におかれましては、今議会が任期最終の定例会となるわけでございますが、人口減少、
少子高齢化の進行、公共施設の老朽化など、多くの課題を抱える本市にあって、市政のさらなる飛躍と
市民生活の向上に多大な御尽力をいただいてきたことに対し、深く敬意と感謝の意を表する次第です。また、長引く
コロナ禍での切れ目のない
緊急対策、さらには、将来を見据えた復興、再生の取組に対しましても御理解と御支援を賜りましたことに、重ねて感謝申し上げます。
旧本庁舎・第二庁舎の跡地活用については、
オープンスペースとして活用し、行ってみたくなる、子供から大人まで楽しめる、居心地のよい広場となるよう、具体的な検討を進めています。6月から7月にかけ、事業者の皆様と直接対話する
サウンディング型市場調査を実施し、
オープンスペースの利用方法や事業内容などについて様々な御意見をいただき、市場性の確認や活用に向けたアイデアを把握することができました。今後、旧
本庁舎等跡地活用に係る基本構想・基本計画を策定し、基本設計を実施するなど、具現化に向けた検討を前進させることとしており、検討内容は適宜、市民の皆様、議員各位へお示しし、御意見を伺いながら、着実に取組を進めてまいります。
本市の
公設地方卸売市場については、老朽化や耐震性、
コールドチェーン機能への対応など、様々な課題を抱えており、昨年2月に、
地域経済の
持続的発展を牽引していく卸売市場を将来像とした経営戦略を策定し、現在地での建て替えや
閉鎖型施設への転換により高い
衛生管理基準を目指すことを方針と定め、再
整備事業を進めています。
このたび、施設や設備の性能、事業計画の妥当性などに価格の評価を加えた
公募型プロポーザルを行い、先月3日、
事業者選定・
選考委員会の審査を経て、
優先交渉権者を決定したことから、本議会に契約締結の議案を上程いたしました。今後も、
市場関係者と連携しながら、年度内には基本設計を取りまとめつつ
実施設計業務を開始し、令和8年2月末の
全面供用開始を目指し、着実に事業を進めてまいります。
感染症の感染拡大に加え、
ウクライナ危機による国際経済の変動、原油価格など資源の高騰が重なり、
地域経済を取り巻く状況は大変厳しくなっています。
地域経済を維持、発展させていくことが何よりも安定した
市民生活の基盤になるとの考えから、本市では、4月の
臨時補正予算をはじめとして、経営に影響を受けている事業者への応援金、生活支援と需要の底上げ、消費喚起による
地域経済の活性化を目的とした
プレミアム付地域振興チケットの発行、住宅の
リフォーム助成、また、
市内事業者の事業継続や
本市地域経済の持続的な発展を図る
市内製造業の再
エネ・省エネ設備の導入支援や事業転換、
新規事業分野の進出への支援など、切れ目のない対策により、
地域経済の下支えに取り組んでいるところです。このたびは、鳥取駅前で今月から新たに生まれ変わる
丸由百貨店をはじめ、商店街の
にぎわいづくりや魅力向上を支援するなど、引き続き、将来の
地域活性化に向けた取組を進めてまいります。
また、物価高騰が続く中、本市の保育園では給食の食材経費が増加しており、年度中の急激な食材単価の高騰は、保護者への負担の増加や給食の質の低下につながることが懸念されます。そのため、
私立保育園や
認定こども園などの給食費について、その一部を緊急支援することで、保護者が支払う給食費の値上げの抑制と、
栄養バランスや質と量を保った給食の実施が継続されるよう努めてまいります。
本市を代表する観光地、鳥取砂丘は、先月11日から15日のお盆期間中、昨年の2.8倍と、コロナ前に近づく約4万4,000人の方に訪れていただき、大変多くのにぎわいを見せました。このうち、砂の美術館では、7月に第14期展示「砂で世界旅行・
エジプト編」を開館し、ピラミッドやスフィンクスといったなじみ深い作品を展示しており、同期間中、約1万5,000人の方に観覧いただきました。再来年1月までの会期でコロナ前の目標である入館者50万人を目指し、誘客に向けた取組を進めてまいります。
また、先月は第58回鳥取しゃんしゃん祭を3年ぶりとなる有観客で開催し、14日の一斉傘踊りでは、
ヤマタスポーツパーク陸上競技場を会場に、44連約1,100人の踊り子が、
感染防止対策を徹底しながら、華麗な傘の一斉美を披露されました。来年以降は、本来の姿である
中心市街地での開催を目指し、歴史と伝統ある祭りをしっかりと次の時代へつないでいきたいと考えています。
また、
コロナ禍の新しい旅の在り方として、映画、音楽、アニメなど作品の舞台となった場所や、ゆかりの土地を訪れるコンテンツツーリズムが注目されています。
プロモーション映像に本市の秘められた魅力や来訪意欲をかき立てる内容を取り入れ、SNSなどで発信することで、本市への関心度を高めるとともに、それらコンテンツの
観光資源化やその価値の向上を図るなど、
アフターコロナを見据えた観光誘客の促進、関係人口の増大に取り組んでまいります。
農林水産業では、担い手の高齢化や
後継者不足、
耕作放棄地や管理の行き届かない森林の増加が、本市を含め大きな社会問題となっています。本市における
基幹的農業従事者は、2010年からの10年間で36%減の3,721人と大きく減少し、平均年齢は72歳と高齢化が進んでいます。林業・
漁業従事者も同様の傾向にあり、また、管理の行き届かない人工林は全体の70%に上っています。このため、意欲ある担い手への支援や
省力化技術の開発、導入により、収益性が高く持続的に成長する
農林水産業を構築していくことは喫緊の課題です。
引き続き、生産規模の拡大や
スマート農業の導入を目指す農業者への支援、
漁業就業希望者に実施する漁業技術などの研修支援、また、
森林環境譲与税の積極的な活用により、ICTなどの先進技術を駆使した森林資源や
森林境界情報の管理などの施策を強力に推進し、本市の
農林水産業の生産性や収益性を高め、次代を担う若者にも魅力を感じていただき、就業につながるよう積極的な取組を行ってまいります。
本年4月1日から成人年齢が引き下げられました。この改正を受け、このたび、新たに成人年齢となられる方に、大人としての自覚や社会への参加を促していく新たな事業に取り組みたいと考えています。本年度は、18歳と19歳の方から、ふるさとへの思いや人々への感謝を切り取った画像をインターネットなどを通じて収集し、高校生や
地元アーティストの方と
モザイクアートを制作して発表することを計画しており、社会に旅立つこの時期に、社会に対しメッセージを届けることで、大人への自覚を促すとともに、ふるさとを知り、考えていただくよい機会になるのではないかと考えています。また、参加される若者には、新成人の心得を記載した公共施設の
無料入場券をプレゼントし、対象施設には
記念写真スポットの看板を設置するなど、
思い出づくりもしていただきたいと考えており、本市の将来を担う青少年の育成に、引き続きしっかりと取り組んでまいります。
本市の
青谷上寺地遺跡は地下の
弥生博物館と言われ、多様な木製品や弥生人の脳が出土するなど、日本の弥生時代を知る上で欠かすことのできない貴重な文化財として、平成20年に国の史跡に指定されています。本市では、合併前の青谷町の時代から県と共同で調査や活用に取り組んでおり、令和2年度からは、国の補助を受けて青谷かみじち史跡公園の整備工事が始まり、令和5年秋には、
展示ガイダンス施設や弥生の
自然景観体感地区がオープンする予定です。これにより、
青谷上寺地遺跡の魅力や
文化財的価値のさらなる発信につながるものと期待しています。
この施設のプレオープンイベントとして、本年11月に県と市が合同でとっとり弥生の王国青谷かみじちフェスタを開催することとしており、その模様についてFM鳥取で公開放送を行い、遺跡や地域の魅力について情報発信することにより、知名度の向上と地域の活性化を図ります。また、歴史資産を活用した新たなカリキュラムを創設し、専門的な考古学の学習環境の整備を進めている青谷高等学校に、遺跡学習を履修するため県外から入学した生徒の生活支援を行うことにより、将来の地元就労や地域貢献など、
青谷上寺地遺跡を活用した地域振興につなげてまいります。
令和3年度の
一般会計の歳出は、
コロナ対策で過去最大となった令和2年度に続く2番目の1,204億円となりました。国の施策に速やかに呼応して、17回にわたり
緊急対策予算を計上し、切れ目のない本市独自の様々な取組を行いつつ、旧本庁舎・第二庁舎の跡地活用をはじめとした重点施策を着実に進めるとともに、7月大雨や12月大雪への対応など防災・減災対策、
全市光回線化など
デジタル化の加速、さらには、
地域共生社会の実現など、将来を見据えた持続可能な
まちづくりに取り組みました。
歳入面では、回復基調にある市税、
緊急対策で増額となった
地方交付税のほか、国の
臨時交付金を最大限活用しました。また、基金に依存しない予算編成を進めるとともに、
交付税措置率が高く、市の実質的な負担が少ない市債を厳選し発行するなど、
財政健全化に意を用いた財政運営に努めました。
これにより、
一般会計のほか15の
特別会計において全て黒字決算となったことに加え、
実質公債費比率は0.7ポイント改善し8.9%に、将来負担比率も4.6ポイント改善し63.8%となるなど、いずれも国が示す健全化の判断基準を大幅に下回っており、これまで進めてきた
行財政改革の成果が着実に表れているものと考えています。引き続き、
コロナ禍からの脱却、そして将来を見据えた復興、再生に向けてしっかりと取組を進めてまいります。
それでは、本定例会に提案いたしました諸議案につきまして説明申し上げます。
議案第112号から議案第115号までは、
一般会計及び
特別会計の補正予算でありまして、ただいま申し述べました施策に関連した経費などを計上しております。
議案第116号から議案第120号までは、
一般会計及び
特別会計並びに企業会計の令和3年度決算等について、議会の認定に付す案件です。
議案第121号は、
地方公務員の
育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、
育児休業取得要件の改正など、所要の整備を行うため、関係する条例の一部を改正するものです。
議案第122号は、
地方公務員等共済組合法の一部改正に伴い、鳥取市
職員互助会による福祉制度の
適用対象外となる者を定めるため、関係する条例の一部を改正するものです。
議案第123号は、申請があった際または当該申請に係る書類の交付の際に手数料を徴収することが困難な事務について、後納することができる事務として規定するため、関係する条例の一部を改正するものです。
議案第124号は、本市と鳥取県との間における県立青谷かみじち史跡公園の設置に用いる土地の管理に関する事務の委託に関し、県と協議を行うことについて、必要な議決を求めるものです。
議案第125号は、本年4月に福部地域が過疎地域に追加されたことなどにより、鳥取市
過疎地域持続的発展計画を変更するため、必要な議決を求めるものです。
議案第126号は、鳥取市
鳥取砂丘砂の美術館の
指定管理者として、
鳥取砂丘砂の
美術館活性化共同企業体を定めるため、必要な議決を求めるものです。
議案第127号は、鳥取市
公設地方卸売市場再
整備事業の
業務委託契約の締結について、必要な議決を求めるものです。
議案第128号は、鳥取市営住宅長瀬団地建替え事業契約の変更について、必要な議決を求めるものです。
議案第129号は、
鳥取市民体育館再
整備事業契約の変更について、必要な議決を求めるものです。
議案第130号は、
鳥取市立浜坂小学校校舎増築(建築)
工事請負契約の変更について、必要な議決を求めるものです。
報告第14号は、鳥取市
土地開発公社など19法人から、令和3年度の
経営状況を説明する書類が提出されましたので、
地方自治法の規定により報告するものです。
報告第15号は、
公立大学法人公立鳥取環境大学評価委員会から、
公立鳥取環境大学の令和3年度における業務の実績及び第2期
中期目標期間に係る業務の実績(見込み)に関する評価報告がありましたので、
地方独立行政法人法の規定により報告するものです。
報告第16号及び報告第17号は、令和3年度決算に基づく
健全化判断比率、
資金不足比率を監査委員の審査に付しましたので、その意見をつけて報告するものです。
以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を説明申し上げました。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
日程第4
議員提出議案第6
号決算審査特別委員会の設置について(質疑・討論・採決)
◯寺坂寛夫議長 日程第4、
議員提出議案第6
号決算審査特別委員会の設置についてを議題とします。
お諮りします。
本案に対する提出者の説明、
委員会付託は省略したいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯寺坂寛夫議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明、
委員会付託は省略することに決定しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯寺坂寛夫議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯寺坂寛夫議長 討論なしと認めます。
これより、
議員提出議案第6
号決算審査特別委員会の設置についてを採決します。
お諮りします。
本案について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯寺坂寛夫議長 御異議なしと認めます。したがって、
本案は原案のとおり可決されました。
ただいま設置されました
決算審査特別委員の選任については、
委員会条例第6条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり、議長が指名します。
以上で本日の日程は終了しました。
本日は、これで散会します。
午前10時24分 散会
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