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03月03日-01号

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  1. 市貝町議会 2022-02-02
    03月03日-01号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    令和 4年  3月 定例会(第2回)市貝町告示第10号 令和4年第2回市貝町議会定例会を次のとおり招集する。   令和4年2月2日                             市貝町長  入野正明                記1. 期日    令和4年3月3日(木)2. 場所    市貝町役場            ◯応招・不応招議員応招議員(12名)   1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員   3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員   6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員   8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員  10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員  12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員不応招議員(なし)       令和4年第2回市貝町議会定例会(第1号)              令和4年3月3日(木曜日)午前10時開会出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   教育長       小森祥一  総務課長      永山良一   企画振興課長    金田道宙  税務課長      横山昌夫   健康福祉課長    國井美由紀  建設課長      渡邉隆憲   こども未来課長   滝田弘行-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開会及び開議宣告  午前10時00分            議事日程(第1号)第1 諸般の報告第2 行政報告第3 会議録署名議員の指名第4 会期の決定第5 一般質問(5名)    6番 園部弘子    1 新型コロナオミクロン株感染症の対策について    2 シルバー人材センターについて    5番 豊田 功    1 小学校高学年教科担任制について    2 市貝小学校の学童保育は敷地内でできないか    9番 小沢岩夫    1 令和4年度当初予算について    2 ふるさと納税について    7番 川堀哲男    1 通学路等における交通安全の確保について    2 登校しやすい環境整備の推進について    3 空き家・空き地の現状と今後の対策について    8番 小塙 斉    1 孤独・孤立対策について    2 赤羽町営住宅について    3 自治消防団について----------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(山川英男)  改めまして、おはようございます。 今回、3月の定例会、これコロナ禍の中で、非常に苦慮する開会となりますが、傍聴者の皆様にも、くれぐれも最大限の配慮はさせていただいておりますが、ご注意のほど、よろしくお願い申し上げます。 また、執行部におかれましても、議会開催については最大限の配慮をいただき、大変ありがとうございます。 冒頭の挨拶とします。 ○議長(山川英男)  ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、令和4年第2回市貝町議会定例会は成立いたしました。 直ちに開会いたします。                         (午前10時00分)----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(山川英男)  日程第1、「諸般の報告」を行います。 町長から市貝町議会運営委員会に提出された議案第6号「市貝町サシバの里保全創造条例の制定について」は、令和4年2月24日付をもって、事件撤回請求書の提出があり、市貝町議会会議規則第19条の規定に基づき、議長許可としましたので、ご了承願います。 次に、議会に提出されました陳情についてご報告いたします。 令和4年2月2日付をもって、市貝町大字赤羽572番地、水沼和泉氏外22名から「町道赤羽小山線道路整備に関する陳情書」が提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- △行政報告 ○議長(山川英男)  日程第2、「行政報告」を行います。 町長から、去る2月15日付をもって昨年11月から本年1月までに執行した事務事業の概要について、行政報告書が提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(山川英男)  日程第3、「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、9番、小沢岩夫議員、11番、高徳義男議員を指名いたします。----------------------------------- △会期の決定 ○議長(山川英男)  日程第4、「会期の決定」についてを議題といたします。 このことについては、去る2月16日及び3月1日に議会運営委員会を開催して協議しておりますので、その結果について委員長から報告を求め、その後に決定をしたいと思います。 議会運営委員長、川堀哲男議員。登壇。          (議会運営委員長 川堀哲男 登壇) ◆議会運営委員長(川堀哲男)  7番、川堀哲男です。 去る2月16日及び3月1日に議会運営委員会を開催し、今期定例会の議会運営について協議しましたので、その結果についてご報告いたします。 まず、今期定例会の会期、日程等について申し上げます。 会期は、本日3月3日から15日までの13日間といたします。 定例会に提出されました案件は、町長より提出された議案21件であります。 一般質問については、通告を2月14日の正午で締め切り、質問者は6名で、質問件数は15件となりました。 次に、日程の概要を申し上げます。 本日3月3日は、諸般の報告、行政報告、会議録署名議員の指名、会期の決定の後、通告者5名の一般質問を行います。 定例会2日目となります明日3月4日は、1名の議員の一般質問の後、議案第18号「令和4年度市貝町一般会計予算」から、議案第24号「令和4年度市貝町奨学金貸与費特別会計予算」までを一括議題とし、町長の説明を行います。その後、質疑を省略し、直ちに予算審査特別委員会設置の議決を行い、委員会に付託する予定であります。 続いて、議案第4号及び第5号、第7号から第17号、第25号までの審議、採決を行い、散会とする予定であります。 3月8日、9日、10日、11日の4日間は、予算審査特別委員会を開催し、付託されました各予算の審査をいたします。 本会議の最終日となる3月15日は、議案第18号から第24号までの令和4年度各会計予算7件の予算審査特別委員長による審査結果の報告の後、討論、採決を行います。 最後に、議会運営委員会及び議会広報編集調査特別委員会から申出がありました閉会中の継続調査の件を議決して閉会とする予定であります。 以上のとおり議会運営委員会で決定いたしましたので、議員各位のご賛同とご協力をお願い申し上げまして報告といたします。 ○議長(山川英男)  お諮りいたします。ただいま議会運営委員長からの報告のとおり、今期定例会の会期は本日3日から3月15日までの13日間と決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、今期定例会の会期は本日3月3日から3月15日までの13日間と決定しました。----------------------------------- △一般質問 ○議長(山川英男)  日程第5、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △園部弘子 ○議長(山川英男)  6番、園部弘子議員。登壇。          (6番 園部弘子 登壇) ◆6番(園部弘子)  6番、園部弘子です。 皆さん、おはようございます。 お忙しい中、朝早くから議場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。 まだまだコロナ収束が見通せない中、感染された方々にお見舞いを申し上げます。 では、ただいま議長より質問の許可が出ましたので、先日通告してありました議題に基づき一般質問させていただきます。 まず、1つ目の議題は、新型コロナオミクロン株感染症の対策についてで、6点ほどお伺いいたします。 新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株の市中感染が各地で相次いでいます。 オミクロン株は、従来のウイルスに比べ、感染力が格段に強く、1人の人が何人にうつすかという実効再生産数は、デルタ株の3から4倍と言われています。 デルタ株が主流だった第5波では、1万人を超えてから2万人に達するまで、約半月であったのに対し、現下の第6波のオミクロン株は、1万人に達してから2日後には2万人に達していたという驚異的な速さで広まっています。 今日の下野新聞の1面の見出しに、「まん延防止本県再延長」と大きな文字で書かれ、その横に「病床使用率高止まり」とありました。国立感染症研究所は、感染のピークは超えたとの見方を示す一方で、遅れて死亡者数のピークが来ると警鐘を鳴らしています。 また、厚生労働省のデータでは、死者のうち、70代以上が80%を占め、依然として高齢者が多いようです。今後、高齢者の方たちに感染が広がれば、重症者数の増加につながるおそれが指摘されています。 対策の鍵を握るのは、ワクチンの3回目接種と思いますので、進捗状況を伺います。 2点目は、ワクチンはファイザー製とモデルナ製がありますが、やはり1回目、2回目と同じファイザーを希望する人が多いと思います。2回目までと異なる接種の種類のワクチンを打つ交互接種は、高齢者だけではなく、若者も含めて不安がられています。 2月20日の下野新聞に、「3回目、モデルナ低調」という見出しがあり、モデルナ製を使用する県や市町の接種会場の予約枠に空きが目立ち低調だ、モデルナ製の副反応を懸念する傾向にあるという記事がありました。 当町でも、3回目接種が既に開始されていると思いますが、在庫などで問題はないか、また接種者の希望どおりにする調整はどのようにしているかを伺います。 3点目は、本県は1月27日より、まん延防止等重点措置の適用地域になり、現在も延長されたままです。 町内の感染状況及び町内施設の取扱いについて伺います。 4点目は、オミクロン株による現下の第6波は、感染拡大の中心が若者世代から子供、高齢者に移っています。家庭を介した感染者や濃厚接触者が絶えません。 3月1日の下野新聞に、県教育委員会は、2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大により、学校や学年、学級単位で休業の措置を取った県内公立学校は、先週5日間で延べ113校だったと発表し、1月以降では延べ845校になりました。内訳は、小学校610校、中学校161校、高校65校、特別支援学校9校という記事がありました。 1月22の新聞には、益子の中学校で1月16日から1月20日の間にクラスターが発生したという記事もありました。 また、2月11の新聞には、厚生労働省の専門家による分科会は、10日、新型コロナワクチン接種の努力義務規程について、5歳から11歳の子供は適用外とすることを了承したとありましたので、ますます子供たちの感染防止が重要になってきています。 このような状況の下、特に喫緊の課題は、休校、休園が増えた学校や保育所、また高齢者施設のクラスター防止の強化と思います。当町の取組について伺います。 5点目は、子育て世帯への臨時特別給付金は、児童1人当たり10万円支給ということですが、5万円ずつ、2回に分けて支給する形を取りました。 第1回目の5万円は、昨年12月27日に支給していますが、残りの5万円については、いつ頃、どのような方法で支給したのか、また支給資格がありながら、給付金を受け取れなかった例はあるのかを伺います。 6点目は、当町では新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、住民税非課税世帯や生活保護世帯に対して、1世帯当たり10万円を支給します。さらに、新型コロナウイルス感染症に影響を受けて家計が急変し、世帯全員のそれぞれの年収見込額が非課税世帯になる家計急変世帯も対象にするということです。 そこで、住民税非課税世帯、生活保護世帯、家計急変世帯は、それぞれ何世帯であったのか、また支給時期はいつ頃になるのかを伺います。 次の議題は、シルバー人材センターについてで、2点ほどお伺いいたします。 まず初めに、シルバー人材センターは、市貝町在住の60歳以上の方で、健康で働く意欲のある方に就業の機会を提供する公益的な団体で、年会費2,000円を納入する自主的な会員組織です。 現在、平均年齢が73歳で、114名の会員が活躍しています。 仕事としては、ふすま、障子、網戸の張り替え、包丁、はさみなどの刃物研ぎ、草むしり、草刈り、草取り、植木剪定、室内外の掃除、簡単な大工仕事など、様々です。 仕事を頼みたい方は、シルバー人材センターの事務所に電話などで依頼し、事務所の方が会員の方へ仕事を提供し、仕事に応じて、配分金を会員の方に支払うという仕組みになっていて、シルバー人材センターの事務所は、言わば仲介の役割を果たしています。その事務所は、旧役場を再利用し、老朽化が著しく、雨漏りをしているところがあります。早急に修繕すべきと思いますが、修繕予定を伺います。 2点目は、先ほどの雨漏りについては、早急に修繕していただくとしまして、関係者の方々から、建て替えが無理であれば、どこかほかの建物へ移転してはどうかという声が上がっています。 事務所の方が在席する部屋のほかに、障子や網戸の張り替えをする作業場が必要です。 また、足の不自由な方が階段を上らずに書類を窓から渡せるように、事務所は1階がよいということです。 旧小貝中央小校舎などもよいと思いましたが、事務所の方から、やはり老朽化がしているので、数年でまたほかの場所へ移るとなると、引っ越し代がかさむということでした。 そこで、町でも、事務所の移転先を検討しているのか、また具体的な案などはあるのかを伺います。 以上、総括質問といたします。 なお、再質問は質問席にて一問一答方式で行います。
    ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  園部議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の新型コロナオミクロン株感染症対策についてお答えいたします。 1つ目のワクチン3回目接種の進捗状況についてでございますが、2月3日から保健福祉センターで集団接種の前倒しを行い、2月14日からは町民ホールに会場を移して実施しております。 同時に、町内医療機関での個別接種も開始されており、町では、2回目を接種してから6か月経過した方に対し、順次接種券を送付し、予約を取っていただいているところです。 2つ目のワクチンの種類の違いによる問題点と調整の仕方についてでございますが、問題点といたしましては、初回接種と同じワクチンを希望される方に対しまして、国からの供給量が十分でないことが上げられます。 しかし、町では接種券と同時に送付しているはがきで、ワクチンの種類の希望調査を行ってから予約をお取りしておりますので、現在はご希望のワクチンを接種していただいております。 調整の仕方につきましては、ワクチンの種類のご希望のない方については、最も早い日にちで予約が取れるよう、武田モデルナ社ワクチンを先行して設定するなどし、均等に接種いただけるよう工夫しております。 今後、国から配分される供給量に応じて、各種ワクチンの接種日を設定していきますが、3回目接種に用いられているファイザー社と武田モデルナ社ワクチンは同じ種類のワクチンで、いずれも薬事承認において高い効果が確認されておりますので、感染対策の観点からも、種類よりもスピードを重視し、できる限り早く接種をしていただけるよう広報してまいります。 3つ目のまん延防止等重点措置適用時の町内感染状況と施設利用の周知についてでございますが、町新型コロナウイルス感染症対策本部会議において町内感染状況を報告し、町ホームページに掲載しております。 施設の利用状況につきましては、臨時の広報紙、ホームページ、防災メールで周知したほか、各施設もそれぞれ広報に努めているところです。 4つ目の第6波感染拡大で、学校や保育所、高齢者施設のクラスター防止の強化についてでございますが、保育所、認定こども園、小学校、中学校等につきましては、このたび政府における新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更を受け、子供の健やかな学びの保障や心身への影響の観点から、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル等を踏まえ、対応をしております。 保育所や認定こども園につきましては、オミクロン株の特徴を踏まえた感染防止策として、発育状況等からマスクの着用が可能である児童については、可能な範囲でマスクの着用を勧めています。ただし、2歳未満児のマスク着用は勧めず、低年齢児には特に慎重に対応をしております。 新型コロナワクチンの追加接種についても、国からの要請を受け、円滑に進められるよう保育士、教職員に周知を図り、積極的に接種いただけるよう調整を行っております。 高齢者施設については、3回目ワクチン接種の効果として、発症予防効果や重症化予防効果が期待されておりますので、高齢者施設入所者及び従事者に対してのワクチン接種を1月中に完了したところです。そのほか、デイサービスの職員につきましても、2月から優先枠を設け、接種を推進しております。 また、3回目接種を希望される高齢者は、3月初旬に接種が完了する見込みで、高齢者の感染拡大を防止するための対策を早急に実施しております。 5つ目の子育て世帯への臨時特別給付金についてでございますが、児童手当受給世帯につきましては、2回目の支給を今年の1月21日に666世帯に対し、口座振込により実施しております。 また、高校生のみの世帯、公務員世帯につきましては、今年の1月12日に郵送で周知を図り、申請書が届き次第、口座に一括で10万円を支給しております。 昨年の10月1日以降に生まれた新生児につきましても、児童手当の手続関係で、こども未来課の窓口に来られた際、子育て世帯への臨時特別給付金をご案内し、一括で10万円支給できるよう事務手続を進めております。 現在のところ、受給の資格がありながら、給付金の受給を辞退された方はおりません。また、離婚等によって、現在児童を養育されている方も条件により支給対象者となりますが、問合せ等がない状況となっております。 6つ目の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金につきましては、本町における給付金の対象世帯といたしましては、住民税非課税世帯702世帯、生活保護世帯65世帯が該当しております。 家計急変世帯については、新型コロナウイルス感染症の影響で、世帯全員が令和3年1月以降、任意の1か月の収入において住民税非課税相当となった世帯が対象となり、社会福祉協議会の生活福祉資金貸付けを利用している世帯等200世帯を見込み予算計上しております。 支給時期につきましては、3月上旬の初回支給を予定しておりまして、対象となる非課税及び生活保護世帯につきましては、2月17日に書類を発送いたしました。家計急変世帯については、申請が必要になり、受付期間は令和4年9月30日までとなっております。 支給時期につきまして、初回支給は3月上旬の予定でございます。 次に、第2点目のシルバー人材センターについて、お答えいたします。 1つ目の事務所の修繕についてでございますが、現在、シルバー人材センターの事務所は、旧役場庁舎を利用していただいておりますが、数年前から建物の経年劣化等による雨漏りや外壁の破損等が発生しておりまして、シルバー人材センターから雨漏り等の修繕の要望が出ている状況でございます。 雨漏りにつきましては、屋根材や下地、天井等の老朽化によるもので、これまでも予算の範囲内で部分的な修繕を行ってきましたが、全面的な修繕につきましては、多額の費用がかかること及び役場庁舎や旧小貝中央小学校等、他の公共施設においても老朽化が進んでおりまして、多額の修繕費用が見込まれるため、十分な対応ができていないのが現状でございます。 シルバー人材センターが使用している旧役場庁舎については、本年度中に、応急処置として、雨漏りのひどい箇所を中心に、部分的な修繕を実施する予定であります。 次に、2つ目のシルバー人材センターの移転についてでございますが、前述のとおり、現在の事務所が老朽化していることから、事務所の移転について、シルバー人材センターより、要望や相談が寄せられております。 昨年度においても、移転についての相談があったことから、関係課において移転に係る打合せを行い、移転可能な町有施設についての情報提供、現地確認などを行いました。 しかしながら、シルバー人材センター様のご希望する条件と折り合いがつかないままになってございまして、現在まで移転先が決まっていないというのが現状でございます。 今後、シルバー人材センター様から相談が寄せられた際には、再度検討を行い、具体的な移転先についての調整を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解とご協力をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  順次再質問させていただきます。 まず、新型コロナオミクロン株感染症についての関連した質問をいたします。 先ほど総括質問で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の進捗状況を伺いましたが、2月23日の下野新聞に、県はワクチンの3回目接種の加速化を進めるが、2月21日時点の接種率は15.7%にとどまるとありました。今から10日ぐらい前の時点のお話です。 当町での年代別の現在の接種率を伺います。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えいたします。 年代別ということですが、現在は主に高齢者の方の接種を行っています。3回目接種だけに限りますと、3月1日現在、65歳以上は56.2%、60歳から64歳は8.4%、50代が6.8%、40代が7.8%、30代が7%、20代が6.1%、対象年齢となっている18歳以上の方が0.4%です。全体で23.1%で、全人口に直しますと、現在のところ、20.7%というのが、接種状況となっております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  栃木県内では、多分当町は接種率が高いほうと思いました。ほっといたしました。 続けて、コロナ関連の質問をさせていただきます。 先ほど総括質問で、ファイザー製とモデルナ製の選択に当たり、接種者の希望どおりできているのか、調整はどうしているのかという質問をいたしましたところ、町長の答弁で、ほぼ希望どおりできているというお答えをいただきまして、ほっといたしました。 しかしながら、モデルナ製に対して、不安がっている人が多いようです。 町長の答弁で、ファイザーもモデルナ製も内容成分的には同じというお答えがございましたが、やっぱり一般の方々は、よく周知していないように思います。 そこで、1回目、2回目がファイザー製で、3回目がモデルナ製になるという交互接種でも、安全で効果も十分であることを周知すべきと思いますが、この周知の徹底について、どのようにしているのかを伺います。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答え申し上げます。 初回接種、1、2回目の接種と、追加、3回目の接種、違うワクチンを打つ交互接種に関しましては、接種券を発行する際に、どちらも有効性があることなどを書きましたチラシを同封させていただいております。個人ごとに通知をいたしております。 また、来週の文書配付も、そのような内容、今は種類よりも、スピードを重視していただきたいということを広報するように予定しているところでございます。 今は、感染が広がっている時期ですので、皆様にも、ぜひ種類よりもスピードが重視だよということを広く周知していただくということを、これからも努めて広報してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  総括質問で、4点目に質問したことの再質問をいたします。 当町に先立ち、2月28日に一般質問をした真岡市において、3月1日の下野新聞の記事によると、市長は5歳から11歳への小児へのワクチン接種は、1市4町の対象児童、計8,500人が市内医療機関で接種できる体制にする、当面の集団接種会場は、芳賀赤十字病院にすると答弁し、3月以降に始められるように、接種券を送付すると答えていたということです。 当町では、どのように計画しているのかを伺います。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えいたします。 5歳から11歳のワクチンの接種ですが、記事にもありましたとおり、3月16日から芳賀日赤の会場をお借りして始まる予定でございますが、そのことも含めて現在検討中で、接種券の発送準備もしているところです。 詳細につきましては、今調整中ですので、分かり次第、ホームページなどでお知らせする予定ですが、当町の大体該当者、500人ぐらいいらっしゃると思いますが、その方に来週中には接種券を発送し、3月16日以降、順次打っていただけるよう、準備を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  約2年に及ぶコロナ禍に対し、町長、担当課をはじめ、執行部の皆様は町民の安全・安心のためにお骨折りをいただき、感謝しております。 引き続き、ご尽力いただきますようお願い申し上げまして、次のシルバー人材センターに関する再質問をいたします。 1点目の雨漏りの件ですが、2階の左側の部屋の天井のすき間から空が見える状態です。一日も早く修繕しないと、これから梅雨の時期も迎えますことですし、すき間からの雨が壁や床を腐食してしまいます。 先ほどの答弁で、今年度中に修理する予定というお答えをいただきましたが、再度、具体的な修繕予定をお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまの園部議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 シルバー人材センターにつきましては、旧役場庁舎をご利用いただいておりまして、ただ経年劣化等で、非常にひどい状態になっているということで誠に申し訳ないということは、常々思っているわけでございますが、先ほど町長の答弁にもありましたように、多額の費用がかかるということで、部分的な改修、修繕等になってきたのが現状でございます。 ただいまのご質問にありましたように、2階の天井からちょっと空が見えるような状況になっているということでございますので、先ほど本年度中に修繕、応急措置というか、取りあえず修繕するということで申し上げましたが、具体的には、今、業者さんのほうにお願いしておりまして、3月25日頃には応急的に修繕ができるというようなことで伺っておりますので、いろいろご不便、ご不満があるかと思うんですが、どうかよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  ただいま総務課長様のほうから、3月25日ぐらいという具体的な数字が出てほっといたしました。なるべく早く修繕していただきますよう、よろしくお願いいたします。 先ほどの総括質問の答弁におきましては、移転先につきまして、町長からまだ具体的な移転先は決まっていないようなお答えをいただきましたので、その案としまして提案させていただき、質問したいと思います。 現在、JA市貝店が役場の横に新築しています。現在の市塙の駅前の建物も経年劣化していますが頑丈と思います。取り壊すにも費用がかかると思いますので、この建物を払い下げていただき、そこへシルバー人材センターを移転してはどうかと思うのですが、可能かどうかをお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまの園部議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 シルバー人材センターの移転先の一つの候補地として、旧というか、JAさんがそこに移転されるということで、古い建物になるというところではいかがかということだったかと思うんですが、私どものほうで、JAさんのほうに直接確認は、今のところしたことはないんですが、ただあそこはJAさんのほうで借地なものですから、そこを移転する際には恐らく取り壊して移転するというような条件でお借りしているんではないかと、通常はそんな形になっております。 ただ、詳しい内容は、私どもとしても直接JAさんにはお聞きしておりませんので、そういうお話もあったということで、何かの機会にJAさんのほうにはちょっとお話はさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  今、総務課長様のご答弁で、借地で一旦壊さなければならないということですと、また更地で建て直すということになると費用がかかってしまいますので、ちょっと難しいかなというふうに思いました。 そこで、もう一つ提案をさせていただきます。 先ほど総括質問の中で申し上げました旧小貝中央小校舎ですと、やはり老朽化もしていますし、位置的にも北部になります。 関係者の方からは、やはり町の中心部に持ってくるのが望ましいのではないかとおっしゃられました。 そこで、保健福祉センターの中に設けてはどうかと思います。 事務所としては、1部屋確保していただいて、障子張りなどの作業場は、健康診断をするほうの板の間の廊下部分が広くありますので、そこで作業できるのではないかと思います。 作業できる人が、現在1人しかいないということですし、たまにしか、そういう作業するような障子とか、ふすまみたいなのを頼まれることはあまりないということですので、間に合うのではないかと思います。 また、資材などは、プレハブの小屋に収納すれば大丈夫という、そこまで関係者の方からお話をいただいていますので、ぜひ検討してはどうかと思いますが、お伺いいたします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答え申し上げます。 保健福祉センターの事務所についてですが、現在センターは包括支援センターなどをはじめ、4団体が利用しております。学童なども利用しておりまして、その他、健康教室や相談業務など、定期的に会議室などは利用しております。 そして、左側の健診をする廊下ですが、年間60回近くの乳児健診や集団健診を行っており、またワクチン接種などの場合には、その待合場などに利用しまして、廊下の部分というのは、清潔を保てなくてはいけない部分になっておりますので、作業する場所にはちょっとふさわしくないと考えております。 また、保健福祉センターの外の部分も、健診の際には駐車場で満員となりますし、避難所だけでなく、外の駐車場もボランティアなどで資材を置く場所になっておりますので、建物の後ろの部分にも大きな浄化槽などもあることも考えますと、プレハブの設置もちょっと難しいかなと考えております。申し訳ございません、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  ただいま保健福祉センターの移転先について、福祉課長様のほうからご答弁いただきましたが、作業につきまして、私、先ほど廊下の広いところというようなふうに申し上げましたが、作業できる方が1人しかいないし、めったにそういうことはないということですので、その場合、外で、室外でお天気のいい日に作業していただくという方法もあるのかなと思いましたんで、1部屋だけでも、シルバー人材の事務の方たちが滞在できる部屋を確保していただければ大丈夫なのかなと、今聞いていて思ったものですから、再度ご検討していただけないかをお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えいたします。 事務所だけではなくて、先ほどご質問があったように、人がいるだけではなくて、じゃ作業場はどうするのかとか、そういった問題もクリアしなくてはいけないことになりますので、大変難しいことだと思われます。 現在は、学童保育の児童も多くなっておりますので、密を避けるということで、保健福祉センターの空いている会議室をフルに活用してということですので、その中で一つの部屋を、また常時利用するということは、現在の状況ではちょっと難しいかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  ただいま再質問に対して、課長様のほうからご答弁いただきましたが、関係者の方からは、そういうご希望もあるということを頭に置いていただきまして、今後そういうほうの検討もしていただきたいと思います。 あと、先ほど申し上げましたJAの旧建物に関しましても、取り壊して更地で返却というようなこともありますが、そうでなくできる場合もあるかもしれないというような明るいご答弁をいただきましたので、そちらのほうからも工夫して、何とか移転先を考えていただければと思います。 シルバー人材センターは、高齢者の方の生きがいのような役割も兼ねていると思いますので、よい移転先を検討していただけますようお願いいたします。 引き続き、シルバー人材につきまして質問させていただきます。 2月28日の下野新聞に、お隣の茂木町では、町とシルバー人材センターは、町内の空き家の適正管理を行うための協定を締結したとあり、4月からシルバー人材センターの会員が、1回につき1,900円で空き家を見守る新事業を始めるという記事がありました。 当町においても、空き家が増加しています。このような取組を検討していただけるかどうかを伺います。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えいたします。 他町の取組などを参考にいたしまして、シルバー人材センター様のほうにお話など、情報提供をしながら、実施できるのかどうかということも含めて情報提供してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  よいご検討をよろしくお願いいたします。 シルバー人材センターは、114名の会員を担っている事務所です。 雨漏りやトイレが使いにくいといった日常の不具合を取り除いてあげて、ストレスフリーで働ける環境を整備していただけますようお願いいたしまして、私の質問の一切を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時10分とします。                         (午前10時55分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  再開いたします。                         (午前11時08分)----------------------------------- △豊田功 ○議長(山川英男)  園部弘子議員の質問が終わりましたので、次に5番、豊田功議員。登壇。          (5番 豊田 功 登壇) ◆5番(豊田功)  5番、豊田功でございます。 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。 三寒四温という、このいい時期でありますけれども、毎日コロナ感染の状況、そしてまたロシア軍のウクライナへの侵攻、そういったテレビニュースばかりであります。 そんな中でありますけれども、早速質問をさせていただきます。 今日の質問は、こども未来課のほうの2つでございます。しかし、どうしてもこの時期に質問をさせていただきたいということで質問をしたわけでありますけれども、まず第1点目は、小学校の高学年の教科担任制のことであります。 いよいよ4月から実施することになるんだということであります。これは、中央教育審議会答申において、小学校高学年から教科担任制を、令和4年度をめどに本格的に導入する必要があると、そういうことで答申されているわけであります。 内容を見ますと、令和2、3年がその準備期間でありました。教科は外国語、理科、算数、体育が適当と考えられているようであります。 中学校での学習がスムーズに移行できるようにということで考えられたことでありましょうが、そこで町内3小学校の現在の準備状況をお聞きしたいと思います。 今回、なぜこの質問をしたかと申し上げますが、私の実体験からのことであります。そして、町内の児童・生徒が他市町の児童・生徒に学力面で劣ることのないようにという願いを込めた質問であります。 私は、益子町の田野中学校を卒業した。要するに、他の中学校に昭和35年から3年間お世話になったわけであります。そのとき、英語は初めて勉強するということなんですけれども、たまたま私の担任は社会科の専門教師でありました。その先生が英語を教えてくれました。1学期中、とうどレッスン1です。アイ・アム・ア・ボーイだけ、ほかのクラスの専門の英語の先生のところはレッスン3まで行った。中間テストは同じ問題です。できるはずがないんですよね。そういうことの経験、それから体育は3年間とも、先生が違うんですが、国語でした、3年とも。ですが、これも体育の専門教師がありませんでしたので、ランニングをしたり、それから春先から秋頃まではソフトボール、それから冬はサッカー、このことばかりであります。 そういうことで、高校に行ってから、英語も大変でしたし、それから特に体操は鉄棒もマットも跳び箱も何もできないんですよ。よそから来た同級生は大車輪なんかやってしまう生徒もおりましたし、そういうことで非常に苦労しました。 そういう体験から、今回どうしてもこれだけは確認しておいて、ぜひ充実した担任教科制を展開してもらいたいということで質問をさせていただきました。 そこで、今は先生方は激務で非常に人気がない、そんなことから、先生の成り手がない、教員の成り手がないということで、教員の不足ということが報道されておりますが、教科担任制を実践するに当たり、本町では教員の確保をどうするのかということをお聞きしますが、ちょっと前後してしまいましたが、そういうことで先生の確保、それとその前に小学校では現在どういう準備を、3小学校でされているのか、そんなことを聞いておきたいと思います。 先生の確保をどうするのか、またこの教科担任制を実施するに当たり、地域の実情に応じた多様な実践が行われることも可能であるとされています。 市貝町としては、どのような方針で進めるのかもお聞きしておきたいと思います。 そして、担任教科制や教員の働き方改革などから、教員の加配が考えられます。そして、勤務体制の複雑化、これも懸念されております。そうしますと、事務の煩雑化、事務量の増加なども考えられます。そうしますと、授業を持たない教頭、教務主任、事務職員への負担が増大することが考えられます。 要するに、教員の働き方改革の中では、部活動なんかもどなたかに、外部指導者、あるいは雑用、学校には雑用はないんですが、細々したことなど、要するに学級会計、あるいは学年会計、そういったものを学級担任はやらないで、事務部といいますか、クラス担当のないような、先ほど申し上げました教頭、教師に、そういう方々にお願いするということがいいんではないかな、先生方には教育に専念してほしいということであります。 そういう事務量をやらなくてはならない事務はありますから、それは事務部でやるとすれば、事務部の先ほど申し上げたように、量が多くなる、それをやらなくてはならない。そうすると、事務の人員確保ということで、できれば町職員を採用していただいて、そうした教育のシステムを構築する考えはないかということをお聞きしておきたいと思います。 もう既に、県内でも那須町のほうでは、中学校を中心に他の小学校、あるいは先ほど申し上げたように教頭とか教師と、そういう方々で、今検討を重ねて前進あるということで、過日、知り合いの事務長だったので確認をさせていただきました。 過日、1月24日だったですか、下野新聞の雷鳴抄、そこにも記事が出ておりました。 そういうことで、他町では検討し、進めているというところもありますので、ぜひ市貝で、このことについて、事務職員の採用について、検討をしていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に、これもどうしても質問させていただきたいと思って、今日、お願いしているわけですが、市貝小学校の学童保育の問題であります。 市貝小学校は、現在は健康福祉センターを利用して学童保育を運営しております。赤羽小学校は、道路を挟んですばらしい施設でお世話になっていると。小貝小学校は、車で旧小貝中央小学校、そこに行ってお世話になっているということであります。 市貝小学校の子供たちは、雨が降っても、傘を差して、何キロあるか分かりませんが、1キロぐらいあるんではないかと思いますが、徒歩で行きます。そして、福祉センターでお世話になっているわけでありますが、途中は道路が狭くて、歩道もないというところもあります。特に、桜川に架かる山王森橋は狭くて、欄干も低くて、本当に危険であります。 実は、私は1月中旬頃だったと思うんですが、足利銀行市貝支店のところから入っていって、あの橋を渡ろうとしたら、ちょうど学童保育の子供たちが徒歩で支援員の方々に引率されて、全員が橋の上でした。私は、危険を感じたので、手前で待っておりました。通り過ぎてから橋を渡りました。 あんな危険で、よその2つの小学校は、安全に学童保育でお世話になっているのに、市貝小学校は何だこれという感じでした。 じゃ、私が強引に通っていって、車に接触しなくても、つまずいて、欄干が低いんだから川に落ちてしまったら、私の責任はないんでしょうか。 そういうことを感じたので、何としても学童保育は学校の敷地内でお願いできればと。幸い市貝小学校は、大変敷地が広い、そういう環境にありますので、敷地内で学童保育を開催できないか、そういう施設をつくってやろうという考えがないのか、これは教育長というよりも、町長に後でお考えをお聞かせいただきたいと思っております。 町長の過日の私の質問に対して、在任中は箱物は造らないとおっしゃっておりましたので、観点を変えまして、もし現状のまま、福祉センターを使用とするならば、もっと安全な方策を考えてほしいと。安全に福祉センターへ行って、学童保育を受けられないか、その良策は何か考えておられるのか、それと、先ほどの同僚の議員からも、福祉センターの使用についてありましたけれども、学童保育があそこにあるとすれば、特に夏季休業中や冬季休業中の特に午前中、会議が入っているんですね、いろいろと。 この会議も、大体が中・高齢者、耳が遠い人なんか多くて、庭でにぎやかに過ごされていますと、本当に聞き取りにくい、そういうことで、ぜひ福祉センターからは、学童保育は別のところへ移してもらいたいということをお願いしておきたいと思っておりますが、そこらあたりの考え方、それから4月になると、もっと学童保育でお世話になる子供たちが増えるんではないかと思いますので、何かそこらあたりも考えがあるのかどうか、そこらもご説明いただければありがたいと思います。 ここでの質問は以上にいたしまして、あとまた一問一答方式で、一般質問席のほうで質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  豊田議員のご質問に対して、順を追ってお答えいたします。 第1点目の小学校高学年教科担任制についてお答えをいたします。 まず、1つ目の町内における小学校高学年の教科担任制の導入状況についてでございますが、令和3年1月の中央教育審議会答申を踏まえ、令和4年度より、本格的に小学校高学年からの教科担任制の推進が始まります。市貝町では、本年度より赤羽小学校において、社会科の専科教員を配置しております。 2つ目の教科担任制を実施するための教員の確保についてでございますが、学校における教職員の配置数は、学校規模に応じた教員の定数が法律により定まっております。 そのような中、国は昨年12月、小学校高学年での教科担任制を拡大するため、令和4年度に教員の加配定数を全国で950人増やすことが決定いたしました。 このような状況であり、栃木県芳賀地区への専科教員の配置につきましては、限定的な状況でありますので、高学年における教科担任制をすぐに完全実施できる状況にはございません。 また、教員の教科の専門性の問題もあるため、状況を見ながら推進する必要があります。 3つ目の市貝町における推進の方針についてでございますが、小学校における教科担任制の形態はいろいろございますが、各学年単学級が多い本町小学校で取り入れやすい型としましては、学校内で担任同士で授業を交換する授業交換型や専科教員を加配する追加型、学級担任と専科教員が一緒に授業を行うチーム・ティーチング型があります。 市貝町では、教員の負担軽減を図るため、専科教員の追加型の導入を進めております。 4つ目の専科教員配置による事務手続等の増加による事務職員の増員についてでございますが、市貝町では、専科教員の導入が始まったばかりです。市貝町が導入を進める型による事務手続の大きな負担は、現在のところ発生してはおりません。 教員の働き方改革に向けては、4月から校務支援システムが導入され、教員の負担軽減が見込めますので、会計についても、学校と状況を確認しながら今後検討してまいりたいと思います。 次に、2点目の市貝小学校の学童保育ついてお答えをいたします。 まず、1つ目の市貝小学校敷地内に学童保育を開設する考えについてでございますが、町が設置管理する公共施設につきましては、市貝町公共施設等総合管理計画に基づき、将来の市貝町を見据え、地域の特性や町民ニーズ、財政事情、自然災害等を勘案しながら、施設の規模や配置の適正化を図っております。 今後の人口、財政、公共施設等の現状や将来の見通しを踏まえますと、公共施設等の更新などに充当できる財源を、現在の水準で維持することは困難が予想されます。 このような厳しい財政状況が想定される中において、新たに施設を学校敷地内に開設することは、難しく感じております。 これからの人口構造の変化などによる需要の変化や地域の特性などを踏まえ、市貝小学校区の学童施設の在り方について、調査研究をしてまいりたいと考えております。 2つ目の現状の保健福祉センターで学童保育を継続する場合の安全方策についてでございますが、現在、市塙学童につきましては、放課後に学童支援員が市貝小学校に出向き、児童と一緒に児童の安全を確保しながら保健福祉センターまで歩いております。 歩くルートについては、市貝小学校から日枝神社の東側を通り、桜川の山王森橋を渡り、細い裏道を抜けて、保健福祉センターに着くルートとなっております。 特に、山王森橋については、橋の欄干の高さが低く、転落の危険性があるため、支援員は子供たちに注意を払いながら対応に当たっております。また、本年度8月下旬に通学路緊急合同点検により、この区間を速度30キロメートル規制となりました。 今後につきましても、スクールバスの利用の検討や関係機関と連携して、通学路交通安全プログラムの検証結果等を踏まえ、児童の安全に着実かつ効果的に取組の推進につなげていきたいと考えております。 3つ目の保健福祉センターにおける夏季休業中の午前中に会議があるときの対応についてでございますが、市塙学童については、登録児童数の増加に伴い、保健福祉センターの会議室や高齢者娯楽室を活用しながら事業を行っております。 ご指摘のとおり、夏季休業中の施設使用につきましては、一日児童を預かるため、会議等の日程と重なることが予想され、早期に調整を行う必要がございます。 令和4年度の夏季休業中の学童利用につきましては、事前に夏季休業中の施設利用状況を確認し、利用者数が多くなる場合は、学校の教室等を活用することも視野に入れ、学校等と調整を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  豊田議員から、健康福祉センターの改築のご質問がございまして、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。 先ほどのシルバー人材センターは、建築基準法施行時に既に建っていたということで、建築基準法上の建築基準の適用は免れるわけですけれども、これを既存不適格建築物というわけでございますけれども、そういうものについて、それを町が見逃していいのかということになってまいりますと、今度は瑕疵が出てまいりまして、国家賠償法の賠償責任など出てまいりまして、何とそれを知った所管する町は、民間の建築物に対して、相当の猶予期間をもって、設備、構造、敷地などについて改築や除去などを命ずることができるということが書いてございまして、自分で持っている施設が、他の施設であると命ずることができるのに、自分の町のものがそのままでいいのかという問題がありますが、これについては、所管の課長からそれぞれ答弁があったとおり、これはできるだけシルバー人材センターと協議をしながら、町は命ずることができるような対象物ですんで、自分の施設ですから、積極的に町は呼びかけながらやってまいりたいと思うんですが、いい方向でまとめていきたいと思うんですが、シルバー人材センターについて言及されましたので、そのようなことでございますけれども、一方、この健康福祉センターにつきましては、私の記憶では、もう誰も覚えている方、課長ではいなくなったのかなと思いますが、企画振興課長は非常に勉強熱心でよく覚えている課長ですけれども、まちづくり交付金で、あそこに、にぎわい広場で交付金をもらっていたこともあったり、あとは平家ですので、耐震基準も建築基準法上の耐震基準、これもクリアしていまして、今のところ使えるわけです。 でも、今、豊田議員がご指摘のとおり、交通上、市から、他町から参りましたバスが、あそこを出られないと、いつになっても出られないと携帯で電話してきて、真岡の市会議員から、入野、あそこ今出られないんだけれども、こっちに来いよとか、そういう話を受けたり、あとはあそこを出るときに、障害者の方が利用されていることもありまして、車をすったりとか、そういうのを私のほうで苦情を受けました。本当におわび申し上げたところでございます。 許していただいたわけでございますけれども、豊田議員がおっしゃるとおり、そういう交通の利便性や使い勝手などを考えれば、できるだけ早急に建て替えは考えなくてはならないのかなというふうに思っております。 北部では、民間ですが、共生型の施設が誘致されるということ、南部では町監査委員から苦情を言われましたが、サシバの未来館をつくったと。ふれあい館がありながら、でもそういう複合施設がある。中部では、庁舎がありますけれども、庁舎があっても、そういう交流施設がないということでございますんで、できるだけ国の補助金が多額なものの交付が得られるような複合的なものを、複合施設をバイパス沿いにできればと思っておりますので、これからお金をためまして、できるだけ早く実現できるよう、取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解とご協力方、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  今、いろいろとご説明をいただきました。 教科担任制ということで、具体的に申し上げますと、真岡市の久下田小学校なんかでは、中学校、私と一緒に勤務経験のある、免許は英語しか持っていません、その教員が久下田小学校の教員となって、4年生から英語の指導に当たっている。他校へは行かない。久下田小学校だけ、4年生から5、6年生、その英語を担当しているんだということであります。そういう学校もあります。 本町では、外部から外国人の英語の指導者が来ているようでありますけれども、そういう学校もありますので、早くそうした環境を整備してほしいと思うんですけれども、教育長、どうですか、そのあたりは。 ○議長(山川英男)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  ただいまの豊田議員のご質問に対してお答えをいたします。 外国語の専科教員というのが、ここ数年増えておりまして、専門的な技能を持っている先生方に英語の指導を、小学校4年生から6年生まで指導するということでございますが、国の予算取りの中で、この専科教員については、最低週24時間、英語を専門的に指導しなさいということでございます。 市貝町でそれを実施しますと、市貝町は単学級が多ございますので、3校にわたって授業を展開しなくてはなりません。 そうしますと、子供たちとの関わりが非常に浅くなってしまいまして、一人一人の子供たちの見取り、評価というのが非常に難しくなってくると。実際に、これを導入している芳賀管内の他町においても、そういう問題が生じております。 ということで、先ほどの答弁のところで申し上げましたように、まずはそういう制限のない理科や算数とか、そういうものについて、教科担任制を導入していければなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  今、いろんな教科の話がありましたけれども、私も市貝中学校で部活動の柔道指導をしていた経験がありますけれども、そのときに柔道の準備体操をやりますと、前転もできない中学1年生がいるんですね、マットの前転。くるくる回れる生徒もおりました。学校別で、それがはっきりしておりました。 といいますから、やはり小学校でも、そうしたきちっと体育の指導をしてほしいということなので、英語、算数、理科とかばかりじゃなくて、体育面も、教育長にお願いしておきますが、きちっとした指導体制、そういうものを構築していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 時間がなくなってしまいますので、次に参ります。 担任を交換する、これは教科でね。これは、私らも生徒の時代に、そうした経験もございますし、有効ではないかと思います。 それから、教頭あるいは教務主任も、教科面ですばらしい知識を持った教頭、あるいは教務主任の先生方もおられると思いますので、そうした先生方を、積極的に生徒指導、教科指導に当たっていただけるような勤務体制、そうしますと、その方々の分を、事務が担当するようなこともあるだろうと思いますが、今までですと、教頭先生なんかは、そんな授業を持っていない、教務主任はまあまあ授業があったと思いますが、そうした教頭とか、教務主任の教科指導について、教育長、どのようにお考えをお持ちですか。お聞きします。 ○議長(山川英男)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  ただいまの豊田議員のご質問に対してお答えをいたします。 実は、市貝小学校においても、理科や家庭科等、同じく、小貝小学校においても、家庭科、それから図工等の専科の充実を図っているところでございます。 当たる教員は、教務主任であったり教頭が担当していることもございます。 今後も、その専門性を生かしながら、専科等の充実を図っていければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  市貝町のこうした教育環境というものをよく検討していただいて、より有効な教育体制を構築していただきたいと思います。 市貝町は、非常に3小学校とも交流をしやすい状況にあります。隣町の茂木町なんかは、間には山があったりなんかして、非常に不便でありますけれども、そうした学校内だけじゃなくて、優秀な教員は町内3校、どこも指導してもらうような、この状況を利用して、そういう交代じゃなくて、学校の指導に対しての交流みたいなのはどうでしょうか、教育長、まだ考えていないでしょうか、それは。 ○議長(山川英男)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  ただいまの豊田議員のご質問に対してお答えを申し上げます。 各学校、この3小学校の専門性を生かしながらの専科についての指導の充実ということでございましたけれども、先ほども英語のときに申し上げましたように、英語は特別なんですが、持ち時数を24以上に設定するということで、非常に単学級の多い本町の小学校においては、4年生から6年生の各学級、それを3つの小学校で全て指導すると、相当の数の子供たちを評価していかなくてはいけない。これは、週2時間、または3年生、4年生は、例えば英語の場合には週1時間とか、2時間の短い時間の中で、その子供たちをきちんと評価できるかどうか、これ非常に難しくなってきまして、そういう意味で、英語の専科については難しいということで申し上げました。 また、これからは専科の活用の仕方につきましては、その専門性を生かしながら、今後プログラミングの教育なんかも充実せざるを得なくなってくる。これは、やっぱり教員の負担を考えれば、より専門性の高い先生にご指導いただくことになるかなというふうに思います。 そんな意味で、豊田議員のご提案をいただきましたことを、本町の教育につきましても、校長先生方とご相談申し上げながら、どんな点がより子供たちの学力向上につながるのか、検討をして進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  それから、先ほどの教育長の答弁の中に、まだそんな事務量が多くなるということは見受けられないということでありますけれども、こうした先ほど申し上げたようなことで、教員がやらせなくて、それを事務職員がやるというようなシステムになってきますと、実に事務量が増大する可能性があります。 そんなことで、できれば市貝町はそういう教員の働き方改革を整備しまして、教員と事務部ということを、きちっと整備をしまして、他の市町のモデルになるような事務のシステムなんかを構築していただければと思うんですが、ちょっとまだ早いでしょうか、教育長。 ○議長(山川英男)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  ただいまの豊田議員のご質問に対してお答えを申し上げます。 この2年間、コロナ感染症がありまして、学校の特に先生方につきましては、様々な業務が増えている中で、大変働き方改革に逆行しているようなところがございました。 それを補う意味で、国はコロナ感染に特化した形で、支援員という形で、各学校にいろいろな、消毒とか、それから空いた時間等につきましては印刷とか、そういう先生方の事務軽減を図れるような形で支援員が導入されております。 今年も、市貝小学校、それから赤羽小学校では導入されておりました。また、来年も市貝町では、週15時間掛ける2人、そういう支援員が配置される予定でございます。 ということで、そういう支援員さんを上手に活用しながら、事務の軽減が図れること、それから市貝町では真岡市と同様に、平成22年度より、学校事務の共同実施の推進協議会が立ち上がりまして、共同実施の在り方を進めてまいりました。 令和2年度からは、本格的にこの運用がされておりまして、学校の規模や実態に応じて、学校事務の効率的な執行ができるように今進めております。 今年度、小貝小学校は新任の主事が入りましたけれども、この制度をうまく利用しながら、滞りなく、事務の履行をしているところがございますので、もう少し共同実施の進捗状況などを見極めながら考えていければと思っております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  いろいろ説明いただきましたけれども、今現在の市貝町の事務職員、今お言葉にありました小貝小学校は新任で私は分かりませんけれども、ほかの3人は大変優秀な事務職員でありますので、こうした考え方、先生方は教育に専念してくださいよ、私らがやります、積極的な事務職員であります。 どうぞ、今後教育長におかれましては、2期目ということで、2期目の間に、どうぞこうした教育改革を市貝からモデル的なものをつくっていただければと思うんですが、これはお願いしておきますので、次の質問に入ります。 今度は学童保育のことでありますけれども、先ほどの町長の話ですと、学童保育、教育長まで予算がないみたいな話だし、町長はぜひつくってあげたいみたいな、私は解釈、勝手にしたんですけれども、町長の地元のほうでは、立派な施設で子供たちを面倒見ている。 町長は、非常に子供たちをかわいがるのを分かっています。朝の登校でも指導されたり、そういうこと。 ですから、どうぞ市貝小学校の子供たちも、もっともっと温かく見守ってほしいんですよ。 ですから、ここでは声を大にして、ぜひお願いしたいということを申し上げているわけであります。 町長にお尋ねしますけれども、あの山王森橋なんかは通過したことはあると思いますが、今度学童保育の子供たちが、あそこを渡るときに見学してくださいよ。どれほどの危険性か。 町長が通過した、間違ってつまずいて、川底へ落ちてしまった、町長は責任ないと思いますか。そういうこと。 それは町長ばかりじゃなくて、あそこを通過する人は、みんなそう考えているんですよ。 ですから、その辺りで、町長、短くお答えお聞かせください。考え方をお聞かせください。短くしてください。できるだけ時間少なく。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  山王森橋は通りまして、子供さんたちとすれ違いましたが、子供さんたち、非常に交通指導ができておりまして、皆さん退避されておられまして、私もそこは通過しないで、お互いに待っていたというような状況でございました。 これについては、前方不注意はまだ道交法上のいろんな自身に対する配慮等の義務がございますんで、できるだけ安全な形で学童保育ができるように、スクールバスや市貝小学校の教室など、できるように、教育長と協議をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  はい、そういうことで、市貝小学校の子供たちを、積極的に面倒を見てくださるようにお願いをしておきたいと思います。 引率する学童支援員、この方々はそうした交通事故の問題、あるいは落下する危険性のある、そういうことを引率していながら、ほかの学童施設の支援員とは手当は同じなんでしょうか。簡単にお答えください。同じだと思うんですけれども聞いておきます。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの豊田議員さんからのご質問についてお答えをさせていただきます。 ご指摘いただきました放課後児童の学童支援員さん、今ご質問がありました市貝町社協さんだと15名の支援員さんがおられます。 こちらにつきましても、町のほうが学童を委託しているということがありまして、支援員さんについても、時間によっては差が出ますが、基本的な待遇、処遇、そういった給与等については同一な形でお願いをしているところでございます。 ちなみに、青葉学園、赤羽学童が8名、旧小貝小でお願いしている羽ばたきさんのほうですと、支援員はやはり9名ということで、学童の面倒のほうを見ていただいている状況でございます。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  今、ご説明いただいたようなことでありますが、そうした危険を感じながら指導されている方々に、できればプラスで支給できたらいいのにななんて思っているわけであります。 時間がもうありませんので、最後に町長に考えをお聞かせ願いたいと思うんですが、先ほども施設をつくるような話のような解釈もできるし、駄目な解釈もされますが、箱物は造らないと申しておりますけれども、予算、なるべく早く見つけて、校庭の南側のほうにでも造ってくださいよ、なるべく校舎は使わないで。 将来のある子供たちにお金を使っても、町民の誰一人として……。 ○議長(山川英男)  豊田議員、手短にお願いします。 ◆5番(豊田功)  文句を言う人はおりませんので、町長このあたりで一言短くご説明ください、考え方を。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  学童保育の登校上の安全の確保につきましては、学校の空き教室、また教育長とも今話し合っていますが、スクールバスの導入なども考えられますけれども、既存の学校の校庭の南側にプレハブというお話もありますが、これについても学校所管、教育長でございますんで、私とともに、総合教育会議などもありますから、そちらの場で教育委員さんを交えて考えを深めていきたいと思います。 できれば、先ほど来、シルバー人材や福祉センターなども合築した交流共生施設などについては、できるだけ、方針とか、一つのめどをつけていきたいというふうに思っておりますので、ご理解とご協力方、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  時間ですので終わりにしますけれども、いずれにしましても、今日の2つの質問は、市貝町の子供たちが将来幸せになるような観点から質問をさせていただきましたので、町長、教育長、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時とします。                          (午後零時01分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  再開いたします。                          (午後1時00分)----------------------------------- △小沢岩夫 ○議長(山川英男)  豊田功議員の質問が終わりましたので、次に9番、小沢岩夫議員。登壇。          (9番 小沢岩夫 登壇) ◆9番(小沢岩夫)  皆様、改めまして、こんにちは。 議席番号9番、小沢岩夫です。 ただいま議長より発言の許可を得ましたので、通告に基づき順次質問を行います。 暦では、立春を過ぎて市貝町内の各地でも春めいてきました。フクジュソウが町内各地で黄色い花を咲かせています。フクジュソウの花言葉は、幸せを招くと永久の幸福です。入野正明町長、第4期目の初年度の予算は、町民にとっても公平・公正に使っていただき、町民全部が、いつまでも花言葉のとおりに、永久の幸福が得られるように願いつつ、質問を行います。 最初の質問は、先日公表された令和4年度の市貝町当初予算について入野正明町長にお尋ねをいたします。 一般会計が昨年度に比べて20%増の59億8,000万円であり、市貝町としては、過去に3番目の予算規模となりました。最大は、災害時に緊急避難所となるこの市貝町庁舎の改修工事に6億円、町道をはじめとする道路改良事業に3億6,000万円を手当てしております。 日頃、入野町長がおっしゃっておるとおり、子供は町の宝であるという考えの下、小・中学校に学習指導助手や部活動指導員、図書館司書を配置する事業に3,600万円を計上するなど、町民に手厚い予算となっております。 さらに、新型コロナウイルス禍の長期化で、経済的に負担が大きい高齢者やひとり親家庭、それにこのコロナ不況の下で、業態転換を図る中小企業、零細事業者への政策も新年度予算に盛り込まれました。これらの事業は、大いに高い評価を得られる予算であります。 この新年度予算案は、昨年度比2割増の59億3,000万円でありますが、お隣の茂木町は、前年度比9.8%増の73億5,400万円、同じく芳賀町は、前年度比4%増の105億円であります。この財政逼迫の中で20%の増額。入野町長、誠に思い切った予算計上をしていただきました。この予算は、町の発信力と入野正明町長の4期目町政かじ取りの初年度でもあり、町長の名前のごとく、まさに明らかに町長のリーダーシップが問われるものであります。 私はこの予算について町長に、この令和4年度の予算編成に当たりまして、何点かはあると思いますが、苦慮をした点と新規事業は21に上り、その中でも目玉となる事業、さらには、この当初事業について入野町長の意気込みを伺います。 続いて、2つ目の質問であります。 ふるさと納税について伺います。 これは、ふるさと応援基金と呼ばれているものです。 ここ近年の町にふるさと納税をされた金額とふるさと納税をされたお金の使い道、使途ですね、それについて伺います。 また、納税状況と今後の見通しについても担当課長に伺います。 ふるさと納税をされた方に対して、その返礼品は当然市貝町の産物が条件ではありますが、担当課の見解を伺います。 以上で総括質問を終了といたし、再質問は一般質問席にて行います。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小沢議員のご質問について順を追ってお答えいたします。 第1点目の令和4年度当初予算についてご説明いたします。 来年度予算は、私にとりまして4期目の最初の1年ということになり、予算編成作業は4回しか残されていません。これまで、「入るを量っていずるを制す」の財政運営の格言のとおり、肉を削り、骨を砕いてまいりましたが、私の揚げた政策の大綱が未完成のまま残されていくことがないよう施策・事業に至るまで思い切って予算をつけさせていただきました。 4期目の政策の大綱は、議員の皆様のご協力をいただきながら、今年度まとめ上げた第6次町振興計画であります。サシバの里づくり、災害対応、生まれるところで最期まで光輝きながら尊厳を全うできる地域包括ケアシステムの確立、そして、安心して子育てができる町、自ら学び自ら治める自尊の町を創造することです。 尊い公金が散りばめられた予算書をご覧になられますと、金額の多少があり、多額が計上された項目に目が移りがちですが、額の多寡に捉われず、町振興計画に掲げられた政策理念を実現するための効果という観点から読み解いていただけたら幸いと存じます。 日本一影の薄い町とメディアばかりでなく、他町、さらには他県の方々からもやゆされ、町内の物心ついた若者たちの自尊心が大きく傷つきました。タレントのU字工事に「落ち込んだ町」と紹介された町を立て直したいというのが初心でございました。 したがいまして、予算編成の目玉は、デッサンした竜の頭に目を入れるように、内外が注目するサシバの里づくりを具体的に実現するための一つ一つの施策・事業に予算をつけさせていただき、生きた政策とすることでございました。 当町は国際サシバサミットにおいて、サシバの生活史の振り出しと位置づけられる繁殖地であり、営巣し子育てするためには、餌場となる谷津田を再生することが第一の最初の条件です。 このため、新型コロナウイルス感染症拡大のため実行できなかった谷津田フェニックス活動に再び挑戦するとともに、町内外の人との交流を深め、その中で特産品をつくり、輸出を含めた販売を展開する活動を支援することといたしました。その財源には、国が進める「みどりの食料システム推進事業」に係る補助を利活用する方針であります。 これをインフラ整備のうちグリーンインフラ整備とすれば、もう一方の従来型のグレーインフラの整備にも思い切って予算を投入させていただきました。 町南部では、町にとって自主財源の確保に大きく貢献していただいている赤羽工業団地にある企業の活動が円滑に行われるように、工業団地周辺の道路整備を継続的に実施いたします。 町北部では、20年来の懸案であった町道1号線・塩田続谷線を地元の強い要望もあり、任期中に大方完成できるように有利な辺地債を採用して行うことといたしました。 さらに町中部では、県都宇都宮から延伸してくるバイパス効果を十分に受け止めるために、引き続き谷中東線の改良を進めるとともに、住宅店舗開発を見越して下水道の導入を図るための詳細設計に取りかかります。 また、役場庁舎についても災害時の最後のとりでとして町内の避難所の最重要拠点に改造するため、再生エネルギーによる発電装置を設置するとともに、ウイルスも同時に除去できる最新技術による空調設備を導入することといたしました。これによって、2050カーボンニュートラル宣言を行い、環境自治体として当然のことながら、炭素排出量ゼロも同時に目指してまいりたいと考えています。 また、今日のコロナ禍を教訓として、日本医師会長が、この時期に育った子供たちは将来どのようになるのだろうとテレビで嘆息を漏らしたように、行動や活動自粛で影響を受けた子供たちや高齢者に対し、ケアできるような配慮させていただきました。 具体的には、単身低所得者には、氷代、餅代を財源振替により交付させていただき、また子供たちには学習指導助手や部活動指導員、図書室司書を配置し、自らの学びを充実できるようにいたしました。 このほか、産業の振興については、創業及び業態転換の支援、移住・定住では地域おこし協力隊の増員、さらに子育てにつきましては、小学生以下健康保険税の均等割の軽減をはじめ、ひとり親支援ファミリーサポートセンター利用料助成などがあります。特に自治自尊のまちづくりを本格的に始動させるため、地域や集落で町振興計画の地域版を練っていただけるよう「みんなでつづるふる里夢プラン策定事業」を行うこととなりました。これは、私が12年前に地方自治の学校を当町において実践したいと長い間温めてきたものです。 以上、来年度の予算は、私がこれまでに掲げてきた全ての政策が実現に向かうように仕掛けを施したものです。 コロナ禍の影響は予測がつきませんが、この1年全力で取り組んでまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、第2点目のふるさと納税についてご説明申し上げます。 ふるさと納税につきましては、平成20年度に制度が創設され、本町におきましても、同年度から寄附を受け入れております。制度開始当初は、受入件数及び金額ともに低調でしたが、平成28年度にインターネット上での納税手続が可能な民間ポータルサイトに情報を掲載したことにより、受入金額が年間600万円ほどに伸びました。 一方で、総務省は、過剰な返礼品競争を是正するため、平成30年度に返礼品の産地及び割合等に対する制限を自治体に通達いたしました。本町におきましても、この通知に従い返礼品等を見直したことに伴い、受入金額が若干落ち込んだところです。 しかしながら、本年度は、ポータルサイトを3つに拡充するとともに、返礼品を大幅に追加したため、寄附件数が400件、金額が700万円ほどに回復すると見込んでいます。 今後の見通しといたしましては、全国的にふるさと納税に対する関心が高まり、本町の振興計画後期基本計画においても、令和7年度の受入金額目標を1,000万円としておりますので、引き続き情報収集と分析を進め、さらなる財源確保に努めてまいりたいと思っています。 なお、ふるさと納税の使い道につきましては、自然環境や教育施設整備など、現在9つの事業を選択することができます。当該年度に受け入れたものについては、各基金に積み立て、翌年度に、それぞれの使い道に応じた事業に充当させていただきたいと考えています。 また、納税者に対する返礼品につきましては、当該自治体内で生産されたもの、もしくは、主要な原材料や製造工程が当該自治体内であることなどと規定されており、本町も規定にのっとった上で、日本酒、野菜、米、牛肉など現時点で48品目を返礼品として受け付けております。 今後も、町内産品の掘り起こし及び生産者への働きかけに努めるとともに、特に、他市町ではあまり取り入れられていない谷津田等の自然環境を生かした農業体験を返礼品として登録できるよう関係団体と検討してまいりたいと思います。 以上、この場での最初の答弁といたします。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  順次再質問をいたします。 町長、ただいまはありがとうございました。 全国的な少子高齢化の中で、入野町長は、子育て日本一をうたっています。それで、毎年のように、この栃木県と民間の統計ではありますが、魅力度ランキングの最下位を争っている茨城県、お隣です。その中で、古河市は子育て世帯に向けて、最大100万円の子育て世帯移住促進奨励金を用意しております。昨年度には771名がこの制度を利用して古河市に定住をしてきました。また、山梨県甲州市では、小・中学校の給食費を全額無料化をして、手厚い支援で子育て世帯を都市部から地元に呼び込んでおります。 当市貝町でも、新生児は、生まれた子供さんですね、令和元年度は67名、令和2年度は54名となっております。先程町長の説明にもございましたが、さらに思い切った移住・定住政策、また、移住が、定住が多過ぎて、補正予算をつけなくちゃ間に合わないような事態にするような思い切った政策を期待しますが、町長の見解を伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  ただいま小沢議員から子育て日本一、子育て日本一になりますと、私もインターネットで芳賀町に10年ぐらい前に子育て日本一の欄にのってたんですね。給食費から子ども医療費から本当に豊かな町のできる施策だなと思って羨ましく思っていました。 その一方で、当町は県内でも標準財政規模が37億前後ですので、よく恩師の國井義慧先生から道元の言葉で「知足」という言葉ございましたけれども、身の丈に合ったまちづくり、そういうことで、さらに今そういう金銭的支援を充実している自治体において、金の切れ目が縁の切れ目、いっぱい小学校、中学校のときにひとり親のところにもアパートなんかもやったけれども、高校がないんで、高校でほかの町に行ってしまう。ですから、私どもは、金の切れ目が縁の切れ目にならないように、この子供たちが、皆さんも大変なときに育ちまして、私もそうですけれども、まず、スタートラインから同じように、公正性の原理から、みんな同じスタートが切れるように、就学前が一番大事ですから、そういうところで教育のほうにはお金をつぎ込んでいくと。身の丈に合った施策ですので、そちらのほうには金はつぎ込んでいきますけれども、金の切れ目が縁の切れ目にならないように。私どもとしては、どちらかといいますと、まちづくりで子供たちを、金がないなら金以外や本当のまちづくりで子供たちに体験をさせながら、先程豊田議員からもありましたが、私なんか高校に行くと、市貝村の英語の発音がおもしろいと言われまして、先生が英語教科書を入野読めと言うと、発音が全然違うんですね。私ら、ほかの生徒たちにやゆされたことがあるんですが。やはりそういうことにならないように、しっかりと教育に力を入れて、大人になっても格差が広がらないように、本当の教育、体験とか、外国人の英語とか、そういうところにお金をきちっと使って、後で子供たちが立派な人材として市貝出身として成り立つようにということで考えておりまして、お金がない町ということではなくて、ないお金で十分効果のある施策をやっていきたいと思っています。それがサシバの里づくりの中の教育の一つではないかというふうに思っておりまして、どうぞ、あと数年間、ご期待していただきたいと思ってます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  町長から、安心して子育てができる町を目指すんだという答弁でありました。この私が今、例に挙げた古河市、甲州市は、このような市の手当ての広報紙を都内で配布をしてPRに努めております。 市貝町も町長が自らソラマチにでも行って、トップセールスを行うべきです。町長が出席をできない場合には、担当課長が出席をして、企画、イベントなどにどんどん出席をして、市貝町のPRをすべきだと私は思いますが、町長の見解を伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  どんなにいい施策をやっていても、それが知られないと人は寄ってこないので、市貝町は、取りあえずばかの一つ覚えで、サシバの里づくり、歯医者さんがいっぱいいるんじゃないかと言われていましたけれども、それでとにかく知ってもらうと。そして、町に共感してもらう人に来てもらう。こちらから選ばれる町じゃなくて、こちらから選ぶ町にしてというふうにも思っています。来た方に対して、市貝町の方が、いろんなレッテルを貼られるようです。有機農業とかいろいろやる人たちに対して、いろんなレッテルを貼られると、もうあちらも殻を閉じまして、もう逃げていく算段をしていますんで。そうじゃなくて、こちらも本当にやってくれる人を選びながら、選ばれる町も同時にニーズのマッチングをするということが大事だと思っています。 ソラマチのほうも行ってまいりましたが、自分でイチゴ農家をやりたいという方を面接いたしました。そういうことで、市貝町あったのを知らなかったという方でしたけれども、お嫁さんが二宮の方でしたけれども、そこに婿さんに来て、ハウスの中で暮らしているんだって、親と関係が悪くて。でも、市貝もあるよというふうな話ししましたけれども。 そういうことで、町を知ってもらった上で、こちらもいい人を選んでいくということが大事なので、積極的にこれからそういう機会を利用して、私でよければ参上してまいりたいと思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  今、町長から例えもありましたが、私も5-60年前ですか、自治医大ができるとき、東京から来た人が東武線で、上三川、栃木県は病院が多いから、それはかんぴょうが干してあったので、それが包帯に見えたそうです。今は、自治医大ができて、それは笑い話になっておりますが、本題は、新型コロナ禍もありまして、テレワークで働く人が増えた、通勤時間も余って、あまり通勤距離を気にしない人が増えてきています。全国で1,741ある市町村の中で、昨年度は転入増加、転入超過に転じた自治体は142、全国でございました。当市貝町でもさらなる子育て、サシバの子育てだけではなく、人間の子育て、この支援策、入野町長、先程総括でも申し上げましたが、最後の4年間、その初めの1年間、始まりの令和4年度でございますので、サシバも人間の赤ちゃんも生徒、子供、小さい小学生、中学生、高校生の支援策、様々な策があるでしょうけれども、町長の見解を併せて伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  ご質問の趣旨が非常に深くて、意味があって。 まず、人を呼び込むには、先程来のご質問のとおり、そういう子育て支援も大事ですけれども、共感を持ってもらう。あそこで何かやっていることがおもしろそうだ、何か草取りをして感動しているとか、カエルと一緒にしゃべっていると。カエルとしゃべっていると。この町は何かみんな楽しそうで、何か幸せそうだと。何だか一緒にご飯食べてもろくなもの出てこないけれども、何だかみんなにこにこして幸せそうだと。そういうまちだったら行ってみようとか。そういう人を選びたいというふうに思っておりまして、もう大分いろんなリーマンショックとか今回のコロナ禍の中で、若い人たちも私たちもだんだん反省していますけれども、金もうけだけが評価されるような町ではなくて、自分が勝つと、ほかに負けている人もいるんですね。そういうことではなくて、お互いに共生するようなまち、自然の中で、勝ち負けのないそういうまちづくりをしている。小動物としゃべったり、草花を大事にしたり、そういう人間性を深めていけるようなそういう教育をしていくと。それに共感しておもしろそうなことをしているんで人が寄ってくるし、また、こちらから市貝町の出身で育った子供たちが世界で非常に人間性が豊かで何でもきちっと発言できて自分の意見を言えると。自然体験、農業体験をした子たちは自分の主張がよくできるということがある統計にのっていましたが、そういう人間性の豊かな子供たちを育てる町として認められるようにしていきたいと思っています。子育てについて支援策について何も金銭面で劣っているというふうには客観的に見ても思っていませんが、豊かな町や市には、到底及びませんので、そういう根本的なところから子育てをしている町で選ばれていくことを目指していきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それでは、視点を変えて、ふるさと納税について再質問をいたします。 先程の町長の答弁では、このところ700万円、1,000万を目指すんだということでございましたが、当市貝町では48品目、目ざといところでは、日下さんのワインとブドウジュース、大畑さんの武者絵とこいのぼり、惣誉の日本酒、各農家さんのイチゴにトマト、里山オフィスおかえりの丘のブルーベリー、高徳のどら焼き、片岡さんの菊花炭、黒澤さんのくろうどん、ぴ-gardenのピクルス、JETファームの和牛、市貝産のお米などの返礼品があります。合計で48ですね。今少しだけ挙げましたけれども、納税するほうもサイトで勉強して、自分の欲しいものを返礼品としてもらうような傾向です。昔は5割近くの返礼金額でございましたが、今は30%前後になっています。 いみじくも、本日の下野新聞、佐野市の例が載っておりました。皆さんも朝読まれたと思いますが、佐野市の納税額7億円、寄附の件数は6万4,000件。自治体の規模が全然違いますので、比較にはなりませんが、参考までに申し上げます。前年度の10倍となっております。 その10倍となった要因としましては、ポータルサイトを1社から4社に増やしたと。また、返礼品を全体で80品目も増やしたということです。 佐野市と市貝町では、自治体の規模が全然違いますので、比較すると担当者の方がお気の毒です。 さらに、市貝町町民の方にできるだけ返礼品の登録件数を増やしていただきまして、また庁舎執行部の中でも、返礼品に登録をしていただきたい。特に花王さんのおむつとか衛生用品ですね。希望する方も多いと思いますが、執行部の見解を伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  佐野市が本当に羨ましい限りでして、7億円ということでございますけれども、当町も私の手法と違うんですが、ポータルサイトを使って伸ばしているようです。私はこういう手法は使わないで、先程も言いましたように、市貝町を今のターゲットをふるさと納税のターゲット、納税者のターゲットを絞りまして、そこにサシバの里づくりで共感してくれる人を選ぶ。そうして、そうした人たちから継続的にお金を巻き上げると。お金を頂くというようなことを考えていたわけですけれども、担当者課長もこれから説明してくれるかと思いますが、そういうことについてはしっかりとやっているようでございますので、これからもそういう模範的な自治体をまねしながら取り組んでいきたいというふうに思っています。 担当課長から説明させます。
    ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対し、お答え申し上げます。 本年度、令和3年度、担当係のほうで頑張ってもらいまして、ポータルサイト、今までは1社だったものを3社に増やしました。 そして、返礼品につきましても48品目というところでございますが、今年度27品目増加して48品目になったというところで、担当のほうで頑張っていただいてるところでございます。 そして、先程返礼品につきましては、議員さんのおっしゃられたとおりで、基本的に農業関係の商品、加工品等でございますので、今後は、議員さんのおっしゃられた生理用品ですね、そういったものが登録できるように、現在担当者同士で検討しているところでございます。 佐野市の内容を見ますと、ティッシュペーパー、そういったものが返礼品で上がっていました。それは佐野市で工場で作られたということで、そういうことなんしょうけれども、やはりコロナ禍ということで、日用品、巣ごもりということで、日用品の返礼品なんかも注目されているということですので、そういった生理用品的な日用品。あとは、町内で商工業者様が工芸品とかそういったものがあれば、今後農業だけでなく、そういった商工業関係の商品の登録についても検討してきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  課長、ありがとうございました。 それで、先程町長の私の答弁にもふるさと納税の返礼品には、今後は、市貝町は農村地帯でもあるので、都会の方の農業体験も含んで行うんだという答弁でございましたが、これが町長の思惑どおり、どのぐらいの数とか実現性をもくろんでおられるのか、町長に伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  ふるさと納税につきましては、私はどちらかというと、あまりよくは思っていませんでして、何かあれですよね、町が、自治体が買い込んで、それを配るというような形で、どちらかというと、商工業者が自発的に自分でいろいろなものを開発して、それを売り込んでいくと。そして、その商品が市場で評価されて、それが継続的に購入されていくという、そういう何といいますか、市場で評価されて、そういうものが町の特産品として根づいていけばいいんですが、一過性で申し込んで終わってしまう。前聞いたのは、ティッシュペーパーが何で特産品なのか分かりませんが、そういうのは、私はあまりまねするもんじゃないというふうには、こんなこと言っちゃ市長さんにあれですけれども。 市貝町は、先程も申し上げましたように、そういう優良事例もありますけれども、これをそういう企業誘致とかふるさと納税制度もありますけれども、やはり地域の中できちっとした産業といいますか、働く場をつくり、金はここに稼げるという言葉、好きじゃないですけれども、お金がここに貯まるようなそういう仕組みをつくっていくというような形が大変いいのではないかというふうに思っていまして、そうすると、小さななりわいや働く場を設けながら、それでお金がきちっと来ると。先程から言っておりますように、それが来年も見込める、再来年も見込める。どこかにティッシュペーパーがなくなったら、どこかにお金がばさっと減って、事業の裏金がなくなったというようなことがないように、持続的に。それを拡大、再生産しながら、地域を再生していくというのが、まちづくりの基本だというふうに思っていまして、そのためには、やっと谷津田フェニックス計画がコロナ禍、去年できなかったんですが、今年はやってみたいと思っていまして、その中で、都市から人を呼んで、農村都市交流事業もやりますし、そういう人たちが自分で作った特産品とか、谷津田で一緒に働いた誰々さんのトマトを買ってみたい、イチゴも買ってみたいとか、そんなふうになって、じゃ、納税もするかと、サシバの営巣があったから、サシバの基金に入れようよということで、そうするとターゲットをこちらで絞っていけますので、そうすると、ますますこれが単なる納税じゃなくて、移住・観光まで広がっていくのかなというふうに思っていまして、そんなようなつながりをつくっていけたらなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ただいま町長からるる答弁はいただきました。 この市貝町は、豊かな自然環境と米作りを中心とした農業、それに商業、工業が程よくバランスが取れている町です。しかし、町外からの観光客を引き寄せる施設がありません。あっても少ないということが一番の弱点であります。毎年行われる梅の里のイベントは今年から、コロナ禍もあり、1日のみ。シバザクラのイベントは1か月のみ。町内外から春夏秋冬1年を通して観光客の皆さんに町に来ていただくためには、執行部としてどのような対策が必要だと思考しているかを町長に伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  まず、先程来のまちづくりの中で、周年を通じて人を呼び込むということで、花を中心にすると四季がありますから、花はその時期しか咲かないと。それで、地元の協議会がそういうお客さんたちとどのようにつながりをつけるか、それがまさに地元のまちづくりの運動体のやり方だとは思っておりますけれども。 その一方で、町に観光協会をつくりましたが、なかなか上手に機能していないということがありまして、大変私としては、残念に思っています。芝ざくら公園や、また、観音山梅の里については、整備が十分に入ってはおりませんけれども、相当思い切って芝ざくら公園は投資したんだというふうに思っていますけれども。観音山梅の里もほんの花だけで、まだまだ観光客があそこの中を散策したりとか、そういう目玉になるものができておりませんので、ここはまたまだ潜在能力がたくさん残っているし、そのほかも残っています。徐々にこの小さな町ですから、道路も直したり、インフラ整備しながら、壊れていくものを直しながら金を貯めていくわけですけれども、民間の力と公共の力をこれを合体させて、しっかりとやっていくことが、周年で人を呼び込むことになるかと思うんですが、先程来の続きになりますが、当町は、サシバの里で、もうこれを地域ブランドにしています。ここまで来たんですから、最後まで完成しなければならないというふうに思っています。 ターゲットを絞って、外国人に、ヨーロッパ行くと水田がないんですからね。アマガエルを見て感動して写真を撮っていたという高山市、私は町村会で行きましたが、外人が自転車でアマガエルの写真撮っているんですね。何でだとしたら、田んぼがないって言うんですね。日本にしか田んぼなかったということで。その中で、市貝町、谷津田があるんですからね。何で国際的にPRできないのか。入野さんが役場にこもっているからです。だから、もっと自分の金を使って、台湾で芝ざくら公園に観光客を呼んだように、3日後に来ました。いっぱい来たんですが。町村会で行ってJTBの台湾支局長に言った。もっと入野さんは公費、給料もらっていますから、その金使って、外国に行ってコロナ禍が収まったら、田んぼがあって、田んぼが何だか川みたくなっていて、竜の格好をしていて、泥んこになっておもしろくて、稲刈りやったり、1年中遊べますよということで、そういうふうな取組を早くコロナが終わってくれるとできるかと思うんですが、とにかくやりたいと思っていますので、そうすると、その壮大な構想だけじゃなくて、宇都宮からこちらに、宇大の先生が皆さん言っていますけれども、宇都宮から皆さん、ここに来たいと言っている人たくさんいますんで、週末は。ああいう人たちを呼び込むのにも、何かできるじゃないかと思っていますけれども。ここでは時間がないので、あと1時間ぐらい必要なので、ここではお話ができませんので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  町長、ありがとうございました。 今、農業、米作りにここ2-3年前から頑張っておられる入野町長でありますが、先程みどりの食料システム、国策でもありますが、取り入れるというお話でありました。これは、耕作地の25%、将来は自然農法でやるんだという政策ではあります。これは、サシバの耕作放棄地の解消とサシバの餌場づくりにもつながるものではありますが、誤ると隣の本当に真面目な耕作者とトラブルという場合も考えられます。化学肥料も入れ過ぎると、もう畑はなかなか元には戻りません。理想は、畑も本当は深く掘って排水をして、自然農法でやれば、未来永劫に安心・安全な作物が作れます。そのような指導者も必要でありますし、町長の理想とするようなサシバと人間との共存共栄もできると思いますが、このみどりの食料システム、かつて町長は、町内に北部、中部、南部に参加者の自然農法の堆肥場を造るんだという施策を最初にぶち上げました。これに乗って、国策が、これ、できましたので、みどりの食料システム、これに乗って、そうすると、全てがうまくいくわけですね。初年度から、これがどのような計画で進めるかを現時点の腹積もりで結構ですので、町長に伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  何かふるさと納税と違う質問になってきたようですけれども、ふるさと納税に関わりまして、有機農業に関わらず、サシバの里づくりにつきましては、小動物などと一緒に会話したり、そこですがすがしく生きがいを持って体験農業をやりましょうと。作ったものはみんなで分かち合いながら、それを持ち帰ってみんなで評しながらやってみましょうという、そういう谷津田再生事業ですけれども。 有機農業につきましては1,000万ほどいただきましたが、これはそうすると、恐らく第1問目の通告に関わることだと思うんですけれども、今度職員交流事業をやっていまして、その者が帰ってまいりまして、その者をそこに配置しながら進めてまいりたいというふうに思っております。有機農業に関わらず、そういう農業をやっている方、別にJASにこだわっている人もそれほどいないというふうに思っていますので、私も農業やっていますが、とてもおいしくて、そんなJASどころじゃなくて、こんなうまい米があったんだと自分で作って食べていますけれども。 そういうこともありまして、取りあえずそういう仲間づくりをしながら、まず、せっせと田んぼ起こしをするとか。谷津田は小宇宙ですんで、丘を越えるとほかの田んぼと混じりませんので、そういうところをしっかりと押さえながら、保全条例をつくって、そこをしっかりと保全していくということも大事かと思いますので、まずは、島おこし、ほかの観光農業にあまり干渉しないような島おこしを、谷津田おこしをしながら、そしてそこを保全という網をかけてしっかりと守っていくと。そこには、私のような変わった者が、農家がいますんで、そういうところに変わった者をいっぱい集めて、そうして作ったものが最高においしいとか、最高に安全だとか、そうしたら外国でも売れると。これから外国売れませんからね。観光栽培のほうは。EUではそういうの受け入れないと言っていますんで。そうすると、私ら輸出もできるんじゃないかと思っていて。日本酒も売れるということで。中国に。そいうことも含めまして、これがしゃべっていると1時間以上かかるんで、ここで収めたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員、お願いしたいんですが、もうちょっと絞ってお願いしたいんですが、よろしくお願いします。 どうぞ、小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  あまり、じゃ、幅広くやらないで、狭くやります。 最初の総括のときに、町長の答弁で6億でこの庁舎を今年度から直すんだということでありますが、その際に、工事、恐らく4月から入札をして、終わるか終わらないか。工事中に庁舎ですね、町民サービスは低下しないのか、役場職員の業務に、6億ですので、空調、部屋を交換したりもするでしょうから、支障は、極力抑えるのですが、出るか出ないか、それだけ端的に伺います。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまの小沢議員の質問にお答えをさせていただきます。 新年度予算で計上しておりますレジリエンス事業という名前なんですが、これにつきましては、工事費が一応今のところ6億円と。設計監理費等含めて6億1,300万程度を予定しております。 ご質問の趣旨としまして、まず、工期の話と、あとは、それだけの事業費ということで、町民の方、また職員のほうに工事期間中に様々な不具合が生じるんではないかというようなご質問でございますが、まず、工期につきましては、一応令和4年度中に終了するということで、令和4年度中に完了するということで予定しておるところでございます。 それと、工事期間中、皆様に様々な面で制約があるかどうかにつきましては、基本的に空調と、冷暖房の空調でございますので、あとは照明ですね。ですから、事務スペースから直すというよりは、どちらかといえば、天井裏というんですか、そちらのほうがメインになると思いますので、町民の方のご利用に不便を来さないような形で工事のほうは施工してまいりたいと、そのように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  あちこち右行ったり左行ったりしましたが、時間も参りましたので、これで私の質問は全て終わります。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後2時15分とします。                          (午後2時00分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは、再開いたします。                          (午後2時14分)----------------------------------- △川堀哲男 ○議長(山川英男)  小沢岩夫議員の質問が終わりましたので、次に7番、川堀哲男議員。登壇。          (7番 川堀哲男 登壇) ◆7番(川堀哲男)  皆さん、こんにちは。 議席番号7番、川堀哲男です。 傍聴者の皆さんには、ご来場いただきまして大変ありがとうございます。 まず、新型ウイルスに感染している方々に心よりお見舞い申し上げます。 さらに、このたびのロシア国のウクライナ国への武力侵攻は到底許されることではありません。犠牲になった民間人約2,000名のご冥福をお祈りいたします。そして、一日でも早い停戦とウクライナ国民の幸せを願いたいと思います。 それでは、ただいま議長より質問の許しをいただきましたので、事前通告書に従い、3項目の質問をさせていただきます。 初めに、通学路などにおける交通安全の確保について伺いたいと思います。 昨年の6月、千葉県八街市において下校中の児童の列にトラックが突っ込み、5名が死傷するという痛ましい事故が発生いたしました。各学校において日頃より通学路の安全点検を実施して、児童・生徒の安全確保に万全を期しているところでございますが、今回、このような事故が起きたことを受け、通学路における交通安全の一層確実に確保することが重要であることから、文科省、国土交通省、警察庁の3庁が連携して対応策を検討し、通学路の総点検を改めて行い、緊急対策の拡充・強化を速やかに実行していく、対策の早急な洗い出しを求めました。 栃木県内でも各市町での通学路の安全確保に向けた再確認の緊急一斉点検を始めました。そこで、当町の結果について伺いたいと思います。 まず、当町では、どのような方法で安全確保に向けた点検を行ったのか伺いたいと思います。 どのくらいの危険箇所が確認されたのか伺います。 報告書のほか、地域から上がっている危険と思われる箇所は何個あるのかを伺いたいと思います。 具体的に、安全対策が必要な箇所はどこで、どのような対策案が作成されたのか伺いたいと思います。 安全対策が必要な箇所及びその対応策について、保護者や町民に対してどのように周知をしていくのか伺いたいと思います。 危険箇所の利用について、小・中学校にどのような指導をしていくのか伺いたいと思います。 さらに、危険箇所の改善がなされていれば、その進捗状況と見通し、そのほかの改善はどうなのかを伺いたいと思います。 緊急性の高いところから速やかに安全対策を講じてほしいと考えますが、教育委員会から国や県に対し、どのような働きかけを行っていますか、伺いたいと思います。 危険箇所をどうしても利用しなければならない児童・生徒は長距離通学の子が多いと思われます。そこで、スクールバス利用の見直しなどはどう考えているのか伺いたいと思います。 次に、登校しやすい環境づくりについて伺います。 全国的に不登校の児童・生徒が年々増加の傾向であり、児童・生徒に対して義務教育の履修が不十分という事態が起きているといいます。このことは、一人一人の児童・生徒やその家庭において将来につまずきをもたらすばかりでなく、地域社会への損失と考えられます。 また、いじめについても認知件数が毎年増加しています。楽しいはずの学校がなぜこのような状況になってきてしまっているのか、非常に残念であり、また、悲しい状況であると考えます。 文科省や県教育委員会の施策を待つばかりでなく、当町においてもっと積極的に対策をしていく必要を感じます。 そこで伺います。 不登校の児童・生徒の状況、不登校による要因について、また、不登校児童・生徒への対応について伺いたいと思います。 小・中学校の不登校の児童・生徒数の統計は何年前まで保存されているのか伺いたいと思います。 不登校は児童・生徒本人に起因する特有の事情によって起こるものとしていましたが、近年は取り巻く環境によってはどの児童・生徒も起き得ることとして捉えるという認識転換がなされました。当町において、不登校に対する認識の推移を伺いたいと思います。 また、原因の分析などはされているのか、そこから見えてくるものはあるのか伺いたいと思います。 次に、いじめについて、状況や、また、把握はどのように行っているのか伺いたいと思います。 国内において、毎年数件、いじめによる子供の自殺が発生しています。いじめらた子供は、なぜそのような状態になってしまうと考えられるのか伺いたいと思います。 SNSが子供たちの人間関係について与える影響が非常に大きいと感じるが、対策を考えてみてはどうか伺いたいと思います。 学校において、いじめられている子供への対応は、また、いじめをなくすための取組について伺いたいと思います。 生活困窮の状況にある子供の把握について、また、把握した場合の対応について伺いたいと思います。 スクールソーシャルワーカーの配置状況や活動内容について伺います。 スクールソーシャルワーカーの各学校への専任配置が必要と考えるが、いかがか伺いたいと思います。 次に、空き家・空き地の現状と今後の対策について伺います。 人口の減少や高齢化により空き家の数が増え続けています。空き家には様々な種類があります。中でも問題となっているのが放置された状態の空き家です。管理されていない空き家は地域の景観を損ねるだけではなく、安全面、衛生面、治安面からも深刻な問題が多いのが現状です。 このような空き家問題を解消するため、2015年に空家対策特別措置法という法律が施行されました。最新の住宅・土地統計調査の結果を総務省統計局では5年ごとに全国の住宅や土地についての調査、統計をまとめ、住宅・土地統計調査として発表していると思います。 そこで伺います。 町内では、昨年の空き家の件数は何件あったのか伺いたいと思います。 空き家調査を行っていると思うが、どのような方法で調査を行ったのか伺います。 当町の空き家件数と空き家の状態の割合は、また、過去5年間の推移を伺いたいと思います。 相続などで空き家の持ち主が把握できないという問題が全国的に起きています。当町では、どのように空き家の持ち主を確認しているのか伺いたいと思います。 特定空家の件数と特定空家などへの助言・指導、勧告命令を行った実績はあるのか伺いたいと思います。 人口の減少や高齢化により空き家の数が増え続けています。現在、空き家情報があるが、空き地の情報はない。若い世代で、現在は町外に住んでいるが、所帯を持ち、子供が生まれ、そろそろ地元へ戻ろうかと考えている方が当町で土地を探そうと思っても、なかなか情報が入らず困っているという相談がありました。 そこで、定住促進のためにも空き地情報の公開が必要ではないかと感じますが、検討してみてはいかがかと思います。伺います。 以上でここでの質問を終わりにします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  川堀議員からは、通学路等における交通安全の確保並びに登校しやすい環境整備の推進について、3点目が空き家・空き地の現状と今後の対策について、3点ご質問いただいておりますが、このうち、通学路等の交通安全の確保並びに登校環境整備の推進につきましては、教育委員会が答弁いたしますので、ご了解ください。 それでは、3点目の空き家・空き地の現状と今後の対策についてお答えいたします。 1つ目の町内の昨年末までの空き家の件数についてでございますが、176件の空き家を把握しております。 2つ目の空き家調査の内容についてでございますが、平成28年度に空き家調査を実施し、水道使用状況や、過去に消防団が実施した空き家実態調査結果等から空き家候補を抽出し、現地調査を行っております。 現地調査では、建物の傾斜や基礎、屋根、外壁などの老朽度の確認と、衛生、景観、生活環境面についての判定を行い、1件ごとに空き家カルテを作成して状況を把握するとともに、空き家所有者に対し、今後の意向や維持管理等に関するアンケートを実施したところでございます。 3つ目の空き家の件数と状態の割合及び過去5年間の推移についてでございますが、空き家の状態については現地調査時に4段階で評価をしており、外観上問題ないものが半数を占め、一部補修が必要と思われるものが2割、複数箇所の補修が必要で利活用の可否の判断を要するものが2割、利活用が難しいものが1割となっております。 空き家の件数につきましては、231件の空き家カルテを基に全物件を精査し、倉庫等を除いた一戸建ての空き家を184件把握したところでございます。把握した物件につきましては、年1回現地調査を実施しており、これまで14件が解体や売却等により減少し、空き家バンクには新たに7件の登録をいただいているところでございます。 4つ目の空き家所有者の確認についてでございますが、平成27年空家等対策の推進に関する特別措置法の施行に伴い、固定資産税情報の一部の内部利用が可能となったことにより、当町においても固定資産税情報との突合により所有者を確認しており、特定に至らない場合には、登記簿情報や戸籍情報等による確認を行っております。 5つ目の特定空家の件数と助言・指導等の実績についてでございますが、特定空家は、著しく保安上危険または衛生上有害となるおそれのある状態、著しく景観を損なっている状態、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあるものを言いますが、これまで特定空家に指定した物件はございません。 しかしながら、把握している空き家の中には状態があまりよくないなど、今後特定空家となり得る物件がございますので、現地調査により状況を的確に把握し、必要に応じ所有者等に対し助言・指導を行うとともに、新たに国の補助制度を活用した空家等解体補助制度を創設し、空き家発生の抑制に取り組んでまいります。 6つ目の空き地情報の公開についてでございますが、空き地の有効活用と適正な管理は、当町においても今後の大きな課題となりますので、空き地バンクの運用も行えるよう検討していきたいと考えております。 6つ目は空き地ですね、空き家じゃなくて。空き地情報の公開について。 空き地の有効活用と空き地バンクの運用ということで検討していきたいと考えております。 空き家及び空き地につきましては、今後も増加が見込まれる中で、物件を把握し、適切な管理を促進するとともに、移住・定住に直結する貴重な資源でもありますので、自治会を通じた情報提供などにより新たな空き家の把握に努めるとともに、より多くの物件をご登録いただけるよう、所有者等へアプローチやリフォーム補助制度等の情報発信に努めてまいります。 以上です。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  それでは、私のほうから第1点目の通学路等における交通安全の確保についてお答えをいたします。 児童・生徒が安全に通学できるよう、PTA、学校、町教育委員会、道路管理者、警察等の関係機関が連携し、通学路の安全対策を推進していくことは、極めて重要なことであると認識しております。 1つ目の当町ではどのような方法で安全確保に向けた点検を行ったのかについてでございますが、千葉県八街市での痛ましい事故を受け、文部科学省、国土交通省及び警察庁からの通達に基づき、本町では、道路管理者、警察、学校、町の関係部署により組織している市貝町通学路安全対策推進協議会において、各学校から提供された情報により把握した危険箇所の緊急合同点検を昨年の8月27日に実施しております。 次に、2つ目のどのくらい危険箇所が確認されたのかについてでございますが、今般の国からの緊急要請にかかわらず、従来から通学路の合同点検を実施しているところであり、既に把握している危険箇所が36か所ございます。今回の千葉県八街市での事故を受けて、国の通達に基づく新たな視点で確認された新規3か所を追加し、合計39か所でございます。 次に、3つ目の報告書のほか、地域から上がっている危険と思われる箇所はあるかについてでございますが、各学校では、毎年、保護者に対し、通学路の危険と思われる箇所のアンケート調査を実施しているところでありまして、保護者を中心とした地域からの情報を学校が共有し、通学路の安全対策推進協議会へ危険箇所として報告されております。そのほか、通学路以外の道路に関する危険情報などが地域住民から連絡が入った場合は、状況に応じ、道路管理者と連携を図って、児童・生徒の指導及び保護者への文書での周知など、適切に対応しているところでございます。 次に、4つ目の具体的に安全対策が必要な箇所はどこで、どのような対策案が作成されたのかでございますが、市貝小学校が10か所、赤羽小学校が7か所、小貝小学校が5か所、市貝中学校が17か所あり、これらの対策案としまして、道路改良工事による歩道の設置、横断歩道や外側線の引き直し、最高速度規制の設定、除草や枝木剪定、教職員等による立哨やPTAによる青パト巡回等による見守り強化など、道路の状況に応じ、でき得る最善の対策を講じるようにしております。 次に、5つ目の安全対策が必要な箇所及びその対応策について、保護者や町民に対してどのように周知していくのかについてでございますが、関係機関による点検結果を基に、それぞれの立場で情報交換を行いながら改善策を検討し、安全確保に向けた対策の実施状況を市貝町通学路交通安全プログラムにまとめ、学校へ配付するとともに、町ホームページにおいて公表し、周知を図っているところでございます。 次に、6つ目の危険箇所の利用について、学校は小・中学生にどのような指導をしていくのかについてでございますが、学校では、通学路の危険箇所に対する指導はもとより、登下校の際に問題が見られた場合や事故の報道などがあった場合には、交通安全意識の高揚のため、県警やトラック協会等の協力を得ながら、自転車に関する安全教室や徒歩通学のための交通安全教室を年に数回開催したり、登下校班への直接的な指導や学級担任による学年に応じた指導や啓発を行っているところであり、今後も引き続き対応してまいります。 次に、7つ目の危険箇所改善の進捗状況と見通しについてでございますが、さきに申し上げた危険箇所39か所のうち、今年度に対応済みまたは対応中の箇所が26か所あり、残りの13か所につきましては、道路整備等の事業化に向けて道路管理者等に要望を行うなど調整を図っております。 なお、調整中の13か所についてですが、抜本的な改善までに期間を要する箇所につきましては、学校やスクールガードリーダーと連携し、安全指導、見守りの強化などにより対応しているところでございます。 次に、8つ目の長距離児童・生徒のスクールバス利用の見直しなどの考えについてでございますが、本町では、小学校においては通学距離が3キロメートル以上の児童、中学校においては通学距離が6キロメートル以上で、通学路の危険性や身体的理由等により必要と認められる生徒がスクールバスの利用対象となっておりますが、地域の実情等を考慮し、学校とも協力しながら対応しているところでございます。 スクールバス利用基準等については、各地区の通学路の危険性を考慮し、児童の安全・安心を最優先に見直しを図ってまいりたいと考えております。今後も引き続き関係機関と連携し、安全な通学路の整備を進め、児童・生徒が安心して通学できるよう努めてまいります。 次に、第2点目の登校しやすい環境整備の推進についてご回答申し上げます。 まず、1つ目の不登校児童・生徒の状況や不登校の要因、対応でございますが、不登校児童・生徒数は、小学校で約10名、中学校では約20名となっております。主な要因としては、小学校では親子の関わり方、中学校では無気力・不安といった内容が多く見られます。町教委としては、スクールカウンセラーとの教育相談回数を増やしたり、スクールソーシャルワーカーによる保護者や家庭支援、適応指導教室による学習・生活支援を行っております。 2つ目の不登校児童・生徒数の統計保存年数でございますが、文部科学省により、昭和41年から、毎年、小学校及び中学校における長期欠席(不登校等)の状況調査を実施し、町の状況を報告しております。町教委には、町の文書取扱規定に基づき、過去3年分の調査結果が保存されております。 3つ目の不登校に対する認識の推移や原因分析についてでございますが、不登校対応については、令和元年に文科省より出された「不登校児童への支援の在り方について」を基に、教育委員会や学校では対応に取り組んでおります。 これまでは、学校に登校するという結果を目標としがちでしたが、児童・生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的な自立を目指した支援へと転換しているところでございます。 また、文科省が毎年実施している児童・生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果報告を町内で共有しております。繰り返しになりますが、不登校の要因としましては、無気力や不安、生活のリズムの乱れ、親子の関わりが近年多く見られているところでございます。 4つ目のいじめの状況把握の方法でございますが、先程の児童・生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査により状況を把握しております。いじめの早期発見・早期対応につながるように、積極的ないじめの認知を促しております。 5つ目のいじめによる自殺が発生する要因でございますが、子供は、大人と比べると、社会的な未熟さや問題に対する能力が未熟であることから、衝動的な行動を取りやすい傾向や、些細なストレスが死に結びつきやすい傾向があります。また、いじめによる強い孤立感や自尊感情が低下しているときに、学校や家庭などでサポートが得られない状況が発生すると死につながることが見受けられます。 6つ目のSNSへの対応でございますが、児童・生徒は、生まれたときから様々なネット環境に囲まれ、SNSが身近にある状況であります。インターネットやスマートフォンの普及により、有害情報に接する機会が増えております。また、利用者の低年齢化も踏まえ、小・中学校では、情報モラル教育の充実やフィルタリングサービスの積極的な利用を家庭へ呼びかけ、啓発に取り組んでおります。児童・生徒が発達段階に応じた情報モラルを育て、有効なコミュニケーション手段として上手に活用できる力の育成を図っております。 7つ目の学校におけるいじめの被害者への対応といじめゼロへの取組でございますが、小・中学校でいじめを認知した場合、速やかに校内体制を整え、学校全体で指導に当たっております。また、いじめに関するアンケートを年に複数回実施しながら実態把握に努めたり、教育相談を随時実施し、子供たち一人一人と向き合う時間を設けながら、いじめの早期発見・早期対応に取り組んでおります。さらに、学校教育活動全体を通して、心の教育の充実を図っているところであります。 8つ目の生活困窮状況にある子供の把握と対応でございますが、市貝町スクールソーシャルワーカーが町内の学校を定期的に巡回し、児童・生徒の状況を確認しながら、関係機関と連携を図り、支援に当たっているところでございます。 9つ目のスクールソーシャルワーカーの配置状況と活動内容でございますが、市貝町には、会計年度任用職員のスクールソーシャルワーカーが1名と、県費採用のスクールソーシャルワーカー1名の計2名が支援に当たり、それぞれの専門性を生かしながら、個々のケースに対応しております。 郡市内の状況を見ますと、本町同様、町採用は1名となっております。今後の支援の状況に応じて、配置人数は検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  それでは、順次、再質問に入らさせていただきます。 まず、今回、1番目に提出させてもらいました通学路の交通安全の確保について伺いたいと思います。 先ほど、答弁の中で、学校関係者、また、道路の管理者、警察、学校、推進協議会ということで、危険箇所を点検したと思いますけれども、児童とか生徒はこの協議会の中には入っていないんでしょうか。入っていなければ、児童や生徒からの要望とか、ここは危険だよなんていうような内容の要望が寄せられていますか、まず伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの川堀議員さんからのご質問についてお答えいたします。 今回、児童・生徒さんのほうが協議会のほうに参加されているのかということに関しましては、一応、こちらの協議会のほうには児童・生徒さんは入ってはおりません。 そのほか、お子さんたちの声はどのようにして吸い上げ、反映しているのかということではございますが、学校では、保護者さん宛てに危険箇所のアンケートなどを毎年行っているということでございます。そういった中で、危険箇所の抽出をしているということもありますし、あとは、逆に登下校の指導の中で、子供たちが、先生、ここは危ないんだよと、あるいは、ここはこういうことで滑りやすくて怖いんだとか、いろいろそういったお子さんの声などは、先生方を通して教育委員会のほうに報告をいただいているということがあります。 例年ですと、毎年、学校関係の行事としまして、町長さん、教育長さんと各学校、小・中学校の児童・生徒さんとの意見交換の場を設けておりました。そういう場においても、やはりお子さんからは登下校などで暗い場所とか、電気がない場所、あるいは道路が狭いところ、歩道がない場所などの具体的なご指摘などをいただいておりまして、そういったご意見などもいただきながら、こういう交通安全の危険箇所の対応なども行っていた経緯がございますが、その児童・生徒さんとの意見交換は、ちょっとこういうコロナの状況でありまして、2年間ちょっと実施できていない状況があります。こういったところも、そういった状況が落ち着けば、またお子さんの率直な声が聞ける場として、また新たに設けていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  常に学校関係の方々は、いろんな意味で安全確保をしていただいておりますが、特に歩道や車道の区別が分かれていなかったり、また、一定の交通量が見込まれる場所で道路の標示がなかったり、また、歩道と車道を分けるポールがよくありますけれども、そういうのが設置状況などされていなくて、確認したりしたと、そういった内容で点検したいとは思うんですけれども、特に、町としてこれは危険だよと思われるところというのは、どのようなところが実際あったのか伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  今回、またご質問についてお答えさせていただきます。 町として危険な箇所の捉え方なんですが、このたび、ご質問の中にもありましたが、千葉県八街市のお子さんの列に車が飛び込んでしまったというような痛ましい事故を受けて、8月27日に緊急の合同点検を行っております。そちらにつきましても、今回、合計39か所に上る危険箇所を抽出しているところでございます。 こちらの危険箇所については、町のホームページのほうにも掲載させていただいております。いずれも、確かに内容を見ていただければ、何か危険だ、あるいは何か対応が必要だというような場所がございます。 今回、夏に行った緊急合同点検の箇所を具体的に申し上げますと、今回、いずれも小学校の学区のほうから危険箇所ということでお話のあった場所としまして、小貝小学校区のほうからは、町道の市塙・椎谷線、市貝町の大字椎谷地内、こちらについては、椎谷地区から市塙に抜ける幹線道路、町も南側バイパス付近からはみどりの森にかけての改良計画、歩道をつけた整備計画がございます。 町としましても、ずっと小貝の芳賀・茂木線に着く路線まで改良計画などを見据えておりますが、延長が長いものですから、なかなかそこまで届いていないところがございます。こちらの椎谷地内の道路のところの土地改良を行っておりまして、水路が隣り合わせになっておりまして、水路がちょっと改良で大きくなったことによりまして、ちょっと高低差が出てしまって、道路と水路の境に何もないから、ちょっと転落等のおそれがあるというようなことで、現場を見ております。 また、市貝小学校区につきましては、町道の僧返り線ということで、午前中、豊田議員さんからもご指摘がありましたが、まさに学童を支援員さんが市貝小から誘導していく道路、ご指摘のありました桜川と山王森橋がこの道路に絡む部分でございます。こちらについても、現場を見て、危険の内容を見ていただいております。 こちらの場所につきましては、パトロールの後、茂木警察署さんのほうで横断歩道の引き直しと、この区間30キロの速度規制のほうの対応をしていただいたところでございます。 また、赤羽小学校区につきましては、町道赤羽・多田羅線ということで、こちらは、市貝町の多田羅から赤羽の123号に結ぶ、こちらも幹線道路になります。多田羅側は歩道つきの改良道路ということで整備がされておりますが、ちょうど多田羅と赤羽の境、県道の通称の辰街道、あちらの交差点から123号線側につきまして道路が未整備ということがありまして、こちらも通行量が多いところで、歩道のないところをお子さんが通学しているという場所がありました。 こちらについても現場を見まして、危険性を見ていただきまして、こちら道路管理者になりますが、建設課さんともお話合いしまして、まずはできる部分でということで、消えかかっている道路の区画線の引き直しですとか、路肩の草とか土砂、そういった撤去をして、道路の狭くなっている部分を広くするなどのでき得る対応を図っていこうという話になりました。 また、辰街道等についても県道の改良計画がありますし、それに伴って、町道の改良整備等の計画なども要望してまいりたいというところで、点検のほうは行って、そちらの結果についてもホームページのほうに掲載させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  ありがとうございます。 これから、春、夏、秋と伺ってきて、どうしても中学生の自転車が専用道路がなくて、枝が伸びてきて、中央線、センター寄りをどうしても利用しなくちゃならないという場が見受けられます。そのようなところ、町道ばっかりじゃなくて、県道もたくさんあるのかなと思います。そういうときに、町道はいずれにしても、県道の場合はどのような対策・対応をしているのか伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ただいまのご質問についてお答えさせていただきます。 確かに、通学路につきましては、町道ですとか、いわゆる農道と言われる認定外の道路とか多種ございます。 特に交通量の多い道路で、国県道ございまして、そちらについては、町内ですと真岡土木事務所の所管道路ということになります。そういった県道等についても、通学上ちょっと危険だ、あるいは支障があるというようなものがありました場合は、学校などから教育委員会のほうにも連絡が参ります。 こちらにつきましても、うちのほうとか学校が直接県のほうに連絡する場合もございますし、こういった緊急点検などの関係機関であります町の建設課さんや警察の関係者などとも協議して、話を上に上げていくなどの形がございますので、一応、そういった危険箇所がありましたら、町民の皆様のほうからも情報提供いただきながら、随時そういった意見要望などを上げていきたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  今回も陳情に上がってきている赤羽・小山線、上がってきております。そういった上がってくるところには、まず危険性の高いところから速やかに安全対策を講じてほしいと考えますが、教育委員会などの立場で国や県に対して、この点検に対してどのような働きかけを行ったのか伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまのご質問についてお答えさせていただきます。 そちらの県などに対して教育委員会からの要望はということでのご質問でございますが、令和3年度中においては、町教育委員会名で県のほうの要望ということでは提出はございません。こういった町の緊急合同点検の折とか、そのほか、こちらは県の土木部さんのほうで行っております、とちぎの道の現場検証というのがまた別にございます。そういった機会に、関係者、あるいは学校の校長先生、PTAなどもそういった現場検証のほうに立ち会っておりますので、そういった機会などに要望を上げさせていただいているということでございます。 また、要望も町のほうから県に上げていただいたりということもございますし、必要であれば、教育委員会、あるいは学校名で要望を出すことなども今後考えてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  ちょっと戻っちゃいますけれども、先ほど点検の協議会に子供も入らないということだったんですけれども、子供の目線、やはりいつも利用しているのは子供だと思います。そういうのを配慮しながら、これまでの点検などの蓄積を十分に活用していただいて、地域の実情を踏まえながら、効率的、また、効果的な対応をお願いしたいと思います。 また、児童・生徒の安全確保のために、教員の必要以上の負担とならないよう、その実施に当たっては、通学路の道路管理者や、先ほどお話がありました地元警察署との共同によることを、また、例えばスクールガードの見守りの活動者のお力を借りてなど、具体的な対応をお願いしたいと思います。 私の地元は小貝小なんですけれども、小貝小ばっかりじゃなくて、先ほどのスクールバスの件でちょっとお尋ねいたします。 小学生は3キロ、中学生6キロという規定がございます。小貝小は特に、統合してから8年がたって、当時より環境も違って、児童数も少なくなっていて、登下校班がつくれないのではないかと保護者の方々が心配しているのが現状だと思います。問合せもあります。 そのような観点から、スクールバスの利用、見直しは今後どのようにされていくのか、その距離も含めて伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの川堀議員からのご質問についてお答えさせていただきます。 子供たちの登校手段としてスクールバスということが、市貝町のほうも実際行っている現状がございます。 バスの運行につきましては、今のところ、距離要件を一つの基準としまして、児童・生徒のほう、バスの運行をしております。 ただ、ご指摘のとおり、ただいま市貝町のほうも、小貝小に限らずお子さんが減っている現状があって、昔と比べて、上級生から小学校の1年生、2年生、小さいお子さんを見る登校班というのがなかなか地域でつくれなくなっている現状というのがございます。こういったところの悩みは、学校様のほうからも伺っているところでございます。本当に小さなお子さんだけになってしまうような地域などもあると聞いております。 現状ですと、例えば、なかなか登校班に行けないので、親御さんたちが学校へ直接送り迎えをしてしまうというところなどもあると聞いております。 距離の要件などの緩和と併せて、その地域の実情とか道路の整備状況、そういったところを踏まえながら、学校さんと、あるいは保護者の意見要望などを聞いて、どちらかというと、子供たちの安全を第一にした運行などについては、今後、視点、これまでの考えを切り替えていかなくてはならないということで考えております。 そういったところにつきましては、うちのほうですと、教育長さんのほうもかなり思いがあるところがございますので、まず、お子さんの安全を第一にした考えの下に、学校、地域、保護者などと、どういったことが一番ベストか、また、バス停の設定なども、やはりどこでもできるものでもないものですから、そういったバス停の確保なども踏まえながら考えていければと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  私の地区なんですが、ちょうど2キロ、3キロということで、スクールバス利用する児童、また、利用できない児童がいます。そこから、毎年、スクールバスの見直しはどういうふうにしてやっているのかとか、そういうふうな問合せが来ます。 私も雨の日、低学年生が黄色いかばんをしょって傘を差している姿を見ると、何とか改善したいなと、それで今回あえて質問させてもらいました。 ぜひとも差別のなく、また、保護者にとっても理解のある見直しをお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。教育長、最後にご答弁いただければありがたいんですけれども。 ○議長(山川英男)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  ただいまの川堀議員のご質問に対してお答えを申し上げます。 通学路の安全確保につきましては、町長も、まず子供たちの命を最優先してほしいという話もいただいております。私も同感であります。 先ほど、課長からの答弁があったように、子供たちの命、そういうものを最優先して、例えば、歩道が長い距離がないようなところ、それから、国道などで交通が物すごく激しいところ、そういう危険性の高いところにつきましては、距離に関係なくバスなどを利用できるような環境にしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  大変ありがとうございました。 ぜひとも保護者にとっても理解のあるような見直しなどをしていただいて、また、来年度に予算も多少、大きな予算も取ってあるでしょうから、大々的に見直しなどをよろしくお願いを申し上げたいと思います。 続いて、次に、不登校の、登校しやすい環境についてということで再質問をさせていただきます。 不登校の防止として、当然、早期解決、未然に防ぐことに力を尽くすべきと思います。 現在、取り組んでいる不登校の未然防止策、今後検討している未然防止の取組について、もしあったら伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、川堀議員さんからの質問についてお答えさせていただきます。 先ほどの答弁の中でも不登校というのが、ここのところ、市貝町についても増えている現状にございます。 そういったことで、町教育委員会としましても、各関係機関との連携を図るということで、例えば、保育所、幼稚園の先生方、あるいは小学校の先生方、中学校の先生方などと、いろいろお子さんに関する情報交換などをしております。 また、各学校においては、生徒の見守り、生徒たちの動向などを観察していただいて、積極的に声かけというか、誰ちゃん、どうなのかなとか、そういったことでの生徒の、何というんですか、変化などを見ていただくというようなことで、対応を専門家、今回、相談員ですとかカウンセラーさん、スクールソーシャルワーカーさんなど、そういった専門の人に引き継ぎながら解決というか、早期対応・発見・対処を心がけているところでございます。 とはいえ、不登校の要因としましては様々なものがございます。ご家庭に起因するものですとか、そのお子さん個人の特性に起因するものとか様々でございます。そういった部分につきましても、なるたけ早くに気づいて、そちらに一番どういった対処がよいのかということで、専門の方へ取り次いだ上で、早期に何らかの解決方法をできるような形で対応を図っております。 そういう形の対応はしておりますが、なかなかお子さん一人一人、また、家庭の事情もございまして不登校になってしまったと、あるいはなりそうだというところにつきましても、その状況に応じて、学校関係で教育相談、保護者さんを呼んでの相談や町の適応指導教室などへのご紹介などを踏まえて考えているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員、あと総合持ち時間3分になりましたので、それを念頭に置いてお願いします。 どうぞ。川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  不登校やそういった傾向にあった児童に対しても、本人や保護者にとっても傷つくことなく支援できる体制をよろしくお願いしたいと思います。 また、そういった子供に対して、将来、社会的自立に向けた支援は、今後、進学とか、また、そういった社会への適応、そういったことに対して支援はどのように行っているのか伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ただいまのご質問についてお答えさせていただきます。 やはり、お子さんもこれからの進路とか、これからの、例えば進み方ということのご不安というのが大変多くなってきているかと思います。 自立に向けて、あるいは、今後の進路指導につきましては、基本的にいうと、主に中学生になりますが、進路指導などの充実ということで、やはり本人と向き合って進路指導の先生と、やっぱりその方の特性などを生かして、どういった進み方がよろしいか、本人の意向を聞きながら指導に当たっております。 そういった部分に関しましては、専門の方も必要ですし、ソーシャルワーカーさんなどと家庭に入って、家庭とつないで相談に当たっていただく方などをうまく連携させて対応しているところです。 ○議長(山川英男)  あと1分。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  今回、スクールソーシャルワーカーのほうで質問させてもらいました。 先ほど2人いると聞いたんですけれども、2人ですか。          (「はい。」と呼ぶ者あり) ◆7番(川堀哲男)  でも、このソーシャルワーカーの活動というのもかなりあって、大変な立場なのかなと思います。 そこで、1校に1人ぐらいの配置はどうなんですか。町単でできるんじゃないかなと思うんですけれども、どうなんでしょうか。できれば、各校1人ぐらいいて、相談相手として子供たちが楽に相談できるような相手をつくっていただければありがたいと感じますが、どうでしょうか、伺います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまのご質問についてお答えさせていただきます。 スクールソーシャルワーカーさんというのは、どちらかというと、そのお子さんとの家庭、あるいは学校との取り持ちというか、そういった家庭と学校をつなぐ、あるいは関係機関とつなぐというような役割で、大変多忙な仕事になります。 ご指摘のとおり、今、様々な、学校でもそういったお子さんの諸問題があります。スクールソーシャルワーカーさんが抱える案件というのもかなりの数になるというご指摘のとおりでございます。 一応、今のところ、市貝町については、町採用のソーシャルワーカーさん1名と、県のほうから配属されているソーシャルワーカーさん、2名体制でいろいろな問題に対応していただいているところでございます。 先ほどの答弁にもありましたが、こういったサポートというか支援については、今後もっと需要が伸びてくるものと考えますので、そういったものを踏まえまして、そういった増員ですとか配置の要請などを今後行っていくようなことになるのかなと想定はされますが、現状につきましては、今の人員の中で対応に当たるということで考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員。 総合時間ももう過ぎております。持ち時間はあるんですが、総合的に1時間過ぎておりますので、ご了解ください。 ◆7番(川堀哲男)  分かりました。 決まりは決まりですので、一応、ここで締めさせていただきます。 ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後3時30分とします。                          (午後3時17分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは再開いたします。                          (午後3時30分)----------------------------------- △小塙斉 ○議長(山川英男)  川堀哲男議員の質問が終わりましたので、次に、8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  皆さん、こんにちは。 本日は、傍聴に来ていただきました皆様に感謝を申し上げます。 3月3日はひな祭りということで、例年ですと県内各地でひな祭りのイベント等がありまして、また茨城県ですと大子町に百段階段でひなまつりというイベントもあるようなんですが、去年に続いてコロナ禍の関係でそういうイベント等も行われておりませんので残念で仕方ありません。 それでは、早速始めさせていただきたいと思います。 議席番号8番、小塙斉でございます。3月定例議会の本日最後の一般質問者となります。よろしくお願いいたします。 私は、町民の生命、町の経済のため、将来を担う子供たちのため、是々非々の立場で数々の課題に取り組んでまいります。 それでは、さきの通告に従いまして3件の事項について順次質問してまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 一般質問の1件目は、孤独・孤立対策について伺います。 新型コロナ感染拡大前は、職場、家庭、地域で人々が関わり合い、支え合う機会の減少により生きづらさや孤独、孤立を感じざるを得ない状況を生む社会へ変化しています。新型コロナ感染拡大後は、交流、見守りの場、相談支援を受ける機会の喪失等により社会に内在していた孤独、孤立の問題が顕在化、深刻化しています。 町では、敬老会事業の見守りやシニアクラブの見守りがあり、介護保険の配食サービスや住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業などがあります。そのほかに、民生委員、児童委員さんの見守りがあるかと思いますが、自治会との連携がないため、全く分からない状況にあります。 そこで、当町における孤独・孤立対策について伺います。 当町における孤独、孤立の現状について、また孤独、孤立の対策の方針について、それから孤独・孤立対策の施策の推進についてどのように進めるのかを伺います。 一般質問の2件目は、赤羽の町営住宅について伺います。 赤羽町営住宅は老朽化が激しく、長寿命化の改修費用がかさむため現状のまま何年も経過しております。新規入居者は断っている状況にあります。 北側の町営住宅は、昭和48年に建築で築49年を経過しようとしております。老朽化が激しい北側を解体して、借地を返却して、南側半分にして、町営住宅の経費を圧縮してはどうでしょうか。 また、新規入居の希望があった場合は、周りに民間のアパートがたくさんございます。そういう民間のアパートを借り上げる、または民間活力を検討していくべきだと思いますが、町の考えを伺いたいと思います。 一般質問の3件目は、自治消防団について伺います。 消防庁が公表した2021年4月1日時点での全国の消防団員数は80万4,877人であります。前年より1万3,601人減少しています。1990年に100万人を割り、この30年間で20万人近くも減っている状況にあります。栃木県、本県でも例外ではなく、前年比305人減の1万4,052人となっています。条例で定められた定数の9割を下回っています。背景には就業構造の変化などがあり、残念ながら減少の傾向に歯止めがかからない状況にあります。 団員数の維持確保に向け、国は出動報酬のアップなどの待遇改善を全国の自治体に通知しています。これを受けまして、県内で多くの市町がこの3月定例会で条例の提出が見込まれております。本町においても、明日、議案となっております。 消防団員の待遇改善は重要です。そういった中でこの自治消防団についての質問については、自治消防団活動の改善について、また操法大会の訓練の日時等について、報酬の支払いについて、団員の相談窓口の設置について、新入団員の勧誘についてなどについて、町の考えを伺いたいと思います。 以上で、この場での質問を終わります。 町長、教育長はじめ、所管課長の皆様には簡潔明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙議員のご質問に対して順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目の孤独・孤立対策についてご説明申し上げます。 1つ目の孤独、孤立の現状についてでございますが、町では避難行動要支援者台帳に登載されている75歳以上の独り暮らしの高齢者や、緊急医療情報キットや緊急通報装置等を利用しておらず、緊急連絡先を町が把握できていない独り暮らしの高齢者を訪問し、地域との交流について聞き取り調査を行っています。また、相談者の抱える課題として、ひきこもりについての相談を受けている方も含め、現在、地域や他者との交流が少なく、今後孤立の状態になるおそれがある方が100名ほどいると考えております。 次に、2つ目の孤独・孤立対策の方針といたしましては、高齢単身者やひとり親家庭をはじめ、小塙議員がご質問されておりましたヤングケアラーやLGBTなどマイノリティーに属する方々を含め、これらの方が支援もなく独立すれば深刻な事態に陥るのは必至であり、住民同士のつながりや助け合いが重要となってきます。認知症家族会や元気づくり体験など住民主体の通いの場への支援に取り組み、公私協同による支援ネットワークの構築に努めてまいります。 3つ目の孤独・孤立対策の施策の推進でございますが、孤立状態の早期発見として、アウトリーチによる孤立の状態にある方の把握や本人やその家族との関係性づくりに取り組みます。地域とつながる機会を提供するために、地域の居場所等活動の場を把握し、支援者へ情報提供を行ってまいります。さらに、孤立に至っても声を上げやすくするための環境整備として、相談窓口の周知や住民に対しての支援を求めることはよいことという理解促進に取り組み、お互いに支え合い、人と人とのつながりが生まれる社会を目指してまいりたいと考えています。 続きまして、第2点目の赤羽町営住宅についてご説明申し上げます。 町営住宅赤羽団地につきましては、町道赤羽多田羅線の北側が昭和48年度から昭和49年度に、南側が昭和49年度から昭和52年度に建設され、築40年以上が経過しております。 公営住宅の目的は、所得が低く住宅を確保することが困難な方の生活の安定と社会福祉の向上ということですが、初期の目的はある程度達成されているものと思われます。しかしながら、周辺地域の民間賃貸住宅の充実等社会情勢も変化してまいりました。 ご質問にもあったように、将来の経費を削減するためには、今後の需要を踏まえながら民間賃貸住宅の借上げや家賃補助による対応など、解体も含め最良の対策を検討してまいりたいと考えております。 最後に、第3点目の自治消防団についてご説明申し上げます。 まず、1つ目の自治消防団活動の改善についてでございますが、消防団の主な活動は、災害現場等への出動、夏季点検、通常点検への参加等となっています。 令和2年12月から実施されておりました総務省消防庁における消防団員の処遇等に関する検討会での報告書によりますと、自治体においては、消防団の役割を十分に果たすため、より地域の実態に即した災害現場で役立つ訓練をしているところでありますが、引き続き、幅広い団員などの意見を取り入れつつ検討を行うべきであるとされております。 当町消防団においては、今年度、消防団各部へどのような訓練を希望するかなど、アンケートを実施したところでございます。今後も団員の意向を踏まえながら訓練等の企画をしてまいりたいと思います。 2つ目の操法大会の訓練の日時等についてでございますが、例年、操法大会は町消防団夏季点検と併せて6月中旬に実施しておりますが、操法大会に向け自主的に練習を行う部では、おおむね5月の連休前後から開始しているところでございます。練習時間については、部により異なりますが、会社等へ出勤する前の早朝、もしくは仕事から帰宅された夜間に練習をされております。 3つ目の報酬の支払いについてでございますが、町では消防団員に対し階級ごとに条例で定められた年額報酬を支給しており、支払い時期は上半期分を10月に、下半期分を3月に支給しております。 4つ目の団員の相談窓口の設置についてでございますが、現状、消防団員の要望や苦情については、消防団事務局であります総務課消防交通係で対応しているところでございます。人と人との人間関係で成り立つ消防団でありますので、今後、ハラスメントなどトラブル等が発生した際には、関係機関等からご助言をいただき、対応してまいりたいと思います。 最後に、新入団員勧誘についてでございますが、新入団員の勧誘につきましては、各部において実施しており、消防団員だけで勧誘している部や、自治会と連携を取りながら勧誘を行っている部もあるものと伺っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、1点目の孤独・孤立対策について伺っていきたいと思います。 実際に、町では健康福祉課の高齢介護係、また社会福祉協議会等、幾つかの窓口があって、いろんな形の見守り事業をやっているかと思うんですが、手前どもでも私の自治会では、自治会の中で敬老会事業というものをやっていまして、例年ですとコロナ禍前については、公民館に75歳以上の方を招待して、警察であるとかそういった方の講演だったりをしていただいて、食事会というようなことで進めていたんですが、コロナ禍で集まることもできないということで、お土産を持っていこうということで見守り活動ということで行いまして、そのついでに自治会員ではないけれども、地域にいる75歳以上のところを回ってほしいというような町からの協力依頼があったものですから、そういったところを回らせていただいたということで、鴻之宿自治会内においては、自治会員、また自治会員外の方も含めて70名ぐらいのところを訪問したというようなことでやってはいますが、実際に、町でどういった形で見守りをされているのか、もう一度これについては担当課長にお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えいたします。 町でどのような見守りをしているかということでございますが、見守りネットワークという仕組みがございまして、町内の団体の方107の機関にご登録をいただきながら、日々、事業者などで何げなく起きた変化などを見逃さないように見守りをしていただく活動を登録していただくようにお願いしていることや、週に2回、社協に委託している配食サービスによって見守りを行っている、また民生委員による活動で民生委員さんが各地区の高齢者やお独りの方や見守りに対象する方に定期的に訪問していただいたり、そして民生委員の強化月間などに対しましてはそういったことを強化しながら見守りをする、また地域包括支援センターや総合支援センターの支援員などが先程答弁でもありましたように、孤独、孤立のおそれがあるような方をアウトリーチしながら、また定期的に訪問しながら見守り活動を続けていることを行っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  ありがとうございます。 なかなか横の連携ができていないというようなことで、自治会と民生委員さん、児童委員さんとのつながりであるとか、また自治会員でない方のところが地域内にも何名もいらっしゃいますので、そういったところを、同じ地域内に住んでいる方なので知らないふりもできないだろうという話が先日うちの自治会でも持ち上がりまして、自治会としては敬老会事業の見守りということで、秋口の9月、10月に1回実施しておりますが、そのほかにシニアクラブでは、昨年度、コロナ禍でなかなか外出もできないというようなことで、手指消毒であるとか記念品を持ち歩いたというような活動がございますが、なかなか地域外の方とそういったところを民生委員さんとの情報共有ができていないというようなことで、これは統一してやったほうがいいんではないかということで話が盛り上がりました。 実は、今月の13日の日曜日にそういう自治会外の方のところも、じゃ、民生委員さんと一緒に回ろうという話になったわけなんですが、ただ、その事業に関しては、本来、町でやるのが本質ではないかというような、自治会に入っている会員さんからの話もありますので、その辺についてはもっと町が音頭を取ってやっていかないといけないんではないかと思いますが、町長、その辺についてはどのようにお考えなのか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  孤立、孤独になるケースなどを見てみますと、多機関連携というのがありまして、総合相談窓口に自分から申し込んだ場合。もう一つは、今、課長が説明したようにアウトリーチというのがありますけれども、それというのがありますが、なかなかこれに引っかからない方がいる。やはり、一番大事なのは地域、つながる人がいるというところが一番大事じゃないかなというふうに思っています。相談員が見つけるのは、そんな簡単に殻開きませんから、相談員とお姉さんが時々その場合にこういうふうにつながっていたと、知っている人だったと気を許して話してくれると。 ですから、一番大事なのは、地域においてそういうつながる人がいることが孤独や孤立を深めないことの一番のポイントになるのかなというふうに思っていまして、地域でのそういう見守り活動、つながり活動が大事だというふうに思っています。 そういうところから、以前は敬老会事業は町が一つでやっていたんですが、それを小地域の自治会活動ということで大変お世話になっておるところでございますけれども、今、小塙議員からご提案がありましたように、私どもは、今でも地域の皆さんが昔お世話になったおじいちゃんやおばあちゃんや隣近所の人たちと、いざというときにその人たちが一番自分にとって力になる人ですから、あの方はどうしているかな、あのおばあちゃん、運動会のときに走っていると後ろから応援してくれたよね、あのおばあちゃん、今はどうしているのかな、施設に行っちゃったりとか、あの人にはお世話になったから最後のお礼言いたかったのになとかそういう気持ちが大事なんですが、そういう地域の人たちがやはり自分の地域で一緒に育った人、お世話になった人たちに感謝しながらつながることが大事だというふうに今でも思っています。 その一方で、町は町民の命や財産を守るんだ、公務員の採用試験のときに、新人研修でも、ここは違うところだからね、何もしないでいいのは公務員で、お金を払われっちゃうのは公務員、できたのかい、これは間違っているからね、私たちは最後まで逃げられないんだからねという話をしたんですが、それでやっぱり町側がそういうところの地域に入っていくことが大事なんですが、そのために10年前に地域担当職員制をつくったんです。なかなかこれが思うどおりに機能しておりませんけれども、小塙議員からただいまご指摘をされたところでございますので、職員の地域担当制とは何かということをもう一回職員の中で話し合いながら、地域に入って、ただ伝書鳩でメッセージをもらってくるだけじゃなくて、地域の自治会のほうに出してもらったり、そういうところでいろいろ勉強しながらほかの町から採用されたい人は勉強するということで、職員には自分の担当した地域についてもう少し深く関わるように指導してまいりたいと思っています。 人数が少なくなってきていますんで、なかなかエンジンとしては地域で全面的に頼られて機能発揮ということは難しいですけれども、もう一度10年前の制度設立の趣旨に戻りまして、しっかりと指導してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  栃木県の事業としては、とちまる見守りネット、これは栃木県孤立死防止見守り事業というようなことで、栃木県と民生委員さん、児童委員さん、また警察、それから県民の方と協力業者さんでの見守り事業をやっていますけれども、当町においてもそれに準じたものでやっているというような感じは見受けられますが、栃木県内の県北の大田原市においては、安心生活見守り事業というものをやっておりまして、これは大田原市内に12地区、現在の大田原市は、以前の大田原市と湯津上町と黒羽町の1市2町で合併して新大田原市ということになっておりますが、その大田原市の安心生活見守り事業は、大田原市内に12地区の組織があって活動しているというようなことです。 これは恐らく小学校区でやっているものだと思いますが、これには3つの原則があるようです。安心生活見守り事業の3つの原則ということで、見守りや買物支援を必要とする人々とそのニーズを把握する、これが1つ目の原則。2つ目に、見守り、買物支援を必要とする人々を漏れなくカバーする、これが2つ目。3つ目なんですが、本事業を支える安定的な地域の自主財源確保に取り組むという3つの原則で活動しているようでございます。これは国が募集したモデル事業に手を挙げて、採択されて続けているという自治体がございますので、そういった部分で、大田原市内には国際医療福祉大学という特別なそういう民間の大学もあるという地域性もありますが、そこでやっている事業について勉強していけば、当町においてもかなり参考になるのではないかと思いますので、ぜひいろいろと勉強していただいて、町の施策のほうに取り入れていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、2つ目の赤羽の町営住宅についてお聞きをしたいと思います。 北側30戸ぐらいですか、それから南側30戸ということで、北側のほうが大変古くて、昭和48年に建築したということで、今年49歳、来年には50歳になってしまうというようなことで、なかなかその住宅については老朽化が激しくて大変厳しいというようなことでありまして、60戸のうち半分ぐらいしか入っていないんではないかなというようなことで感じておりますが、その辺の入居率と、毎年、敷地の賃借料を支払っておりまして、年間で287万ということで、これを単純に40年とか50年を掛けますと1億4,000万にもなるんです。そういったことを考えますと、半分返したほうがいいと思っています。その辺についてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  渡邊建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ただいまの小塙議員の質問にお答えいたします。 質問のほうにもありましたように、赤羽団地につきましては60戸の部屋があるわけですが、現在36世帯が入居しております。北側については28戸のうち13戸、南側については32戸中22世帯が入居しているところです。 現在、赤羽団地につきまして、今後の方針といいますか、こちらを今後検討したいと考えております。先程、小塙議員からもありましたように、土地については賃借、土地を借りているわけですが、先程もありましたように、年間180万円以上が支出されております。北側部分だけですと、約130万円ぐらいになるのではないかと思うんですが、北側を廃止することによってそこの分が圧縮できるかとは思っております。 ただ、現在13世帯が入居しておりまして、その方々の今後の住む場所、生活のほうも考えなければいけないところもありますので、そういった権利、また生活を勘案しながら慎重に検討していく必要があるかと思っております。 また、では、北側の世帯を南側の空いている部屋にということでそういった考えもあるんですが、南側の空いている部屋については、戸数も足りないことは足りないんですが、修繕をしないと入居のほうがちょっとできないということになります。1戸当たり約100万円以上の修繕費がかかってくるのではないかと思いますので、そういった費用も勘案しながら今後の赤羽団地の維持方針を検討しまして、補助金なども視野に入れながら進め、検討してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  赤羽の町営住宅につきましては、南側の比較的新しいほうに北側の方も入れるような状況になったら南側のほうに集めていただいて、半分返すような状況を検討していただきたいと思っておりますし、また、周りに民間のアパートがたくさんございますので、そういったところを借り上げるなり、家賃補助を町長から答弁がありましたとおり、そのように検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 3点目の自治消防団について再質問をさせていただきます。 これは、私、昨年の6月議会についても自治消防団について一般質問をさせていただきました。今年度、これで2回目となるわけなんですが、どうしてこうも質問させていただくかといいますと、現在、消防団員から、せっかく志高く自治消防団に入団していただいたんですが、退団したいという相談を2人、3人と相談を受けまして、「どうしたんだお前」と言うと、部長に言えなくて相談に来たんですという質問とか、十二指腸潰瘍で1か月も入院したんですよなんていう相談を聞くんです。じゃ、部長に言えないから、本団の分団長にちょっと聞いてみるわというような対話とかをしてきたんですが、なかなか大変な状況だということでございます。 せっかく消防団に入団した方が辞めないような、そういう相談窓口を総務課の消防担当だけじゃなくて、その方に相談すると、みんなに回っちゃうというようなことでありますので、第三者的に聞けるようなそういった窓口の設置はどうなんでしょうか、総務課長にお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまの小塙議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 相談窓口の設置ということでございますが、今、小塙議員のほうから、せっかく消防団に入団されて、健康上の理由とかいろんな面で退団されたいというようなご相談を数名の方からお受けしているということを今お伺いしたんですが、私ども、さっき、町長の答弁にもありましたように、総務課の消防交通係のほうで通常ですと窓口やそういう苦情等がありましたらお受けしているわけなんですが、その中で、私どものほうにご相談がそういった件ではなかったと。相談しづらいというような今お話をお受けしましたが、私どものほうに直接相談がなかったものですから、今のところはそのような相談窓口の設置というのは設けていないんですが、そういうような方が今後大勢、だんだんに多くなるかと思うんですけれども、そういった場合には、第三者的な方を入れた形での相談窓口の設置も考えていかなくちゃならないと、そのように考えているところです。ただ、現在は相談窓口は設置していないというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  ぜひ前向きにその相談窓口については、相談しやすいそういった窓口の方を担当していただければ、窓口をつくっていただきたいと思っております。 それから、先程の町長からの答弁で、全団員へのアンケートを実施したところということで答弁ございましたが、そのアンケートについてはどういったアンケートで、現在どういった状況になるのか、お聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  ただいまの小塙議員のご質問にお答えをさせていただきます。 今年度、全員というよりも消防団、各部15部ございますが、部に対してアンケート調査をさせていただきました。 まず、質問は3つほどだったんですけれども、まず1つ目が、消防団が着用しております制服の更新時期が近づいてきたものですから、それをこのまま制服を新しくするか、それとも廃止したほうがいいかというのがまず1点目の質問でございました。それと、2点目が、令和2年、3年度と新型コロナウイルスの関係で、各消防団の事業、通常点検、夏季点検、操法大会とも含めまして様々な事業が開催できないという状況になっておるものですから、何かそれに代わるような訓練、そういうのが何か消防団としてありますでしょうかというふうな質問をさせていただきました。それと、3点目につきましては、これは消防の詰所にありますホースを干すロープ等の経年劣化によりまして危ないか、それともすぐ交換したほうがいいのかというようなことの3つのアンケートというか、質問をさせていただきました。 その結果でございますが、まず1点目の制服の件でございますが、制服につきましては、15部中、今までどおり制服を着用したいというところが2部ございました。15分の2です。制服を廃止したほうがいいんじゃないかというのが15部中8部ございました。要するに、本団役員さんは制服を着用してもらって、各部の部長以下は制服を廃止したほうがいいんじゃないかというようなところが5部ございました。廃止したいという部が一番多かったんですが、やはり年に一度しか着用しないというようなことで、一度のために、例えばクリーニングして保存しておかなくちゃならないとかそういうのもあるものですから、もし差し支えなければ廃止したいというような意見が多かったのかなと、そのように思っているところでございます。 それと、2点目のあれですけれども、どのような訓練をしたほうがいいかというアンケートでございますが、まず1つに、一番票が多かったのは、15部中10部であったんですが、自動車ポンプや小型ポンプの使用方法、あとは通常のメンテナンス方法等の講習会をやっていただきたいと、それとあとは中継訓練、それをやっていただきたいというのが5部ございました。それとあとは、緊急自動車になりますので、安全運転の講習会をやっていただきたいというのが7部ございました。 3点目の先程言いました消防ホースのロープの劣化につきましては、劣化によりロープのしなやかさがなく硬くなってしまっているというところが13部ございましたので、これにつきましては年次計画で予算を計上して、一度に全部はちょっと難しいものですから徐々に交換していきたいと、そのように考えているところでございます。 アンケートの結果につきましては以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  明日の議案にもございますが、令和4年度については消防団員の処遇改善事業というようなことで、前年度よりも400万近く増額となっておりますし、また、消防団員運転免許取得費補助事業というものも60万円ということで新規事業に含まれておりますが、そういった面での待遇がよくなったということでは評価をするところではありますが、各全団員へのアンケートと、あとは、今の団員の報酬については各部にまとめて支払われるというようなことになっているかと思うんです。それを各団員に直接振込というのはできないんですか。今までそういったことが全然ないというようなことでちょっと不満に思っている団員もおりますので、その辺についてちょっとお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまの小塙議員のご質問にお答えをさせていただきます。 報酬の支払いの件だけでよろしいでしょうか。 ◆8番(小塙斉)  はい。
    ◎総務課長(永山良一)  では、今まで、消防団員の報酬につきましては、団長、副団長、分団長、いろいろ階級ごとに年額報酬を定めておりまして、小塙議員おっしゃいましたように、明日、条例の一部改正ということでお願いしているところでございます。 支払いにつきましては、今までは上半期分を10月、上半期分ですから4月から9月分までを10月に、10月から3月分までを3月にということで、年に2回に分けて各部にまとめてお支払いしております。各部で個人の団員の方から領収印をもらっていただいて精算するというふうな方法で令和3年度、今年度までは支払いをしておりました。令和4年度からは、個人の口座に振り込むというようなことで今のところ考えているところでございます。ですから、今までは部にお支払いしていたのを、今度は各個人にお支払いするというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  分かりました。 自治会の自主防災組織の充実というものも必要かと思いますので、そういった点では、町のほうでもぜひ音頭を取っていただいて、そういったことができるようにしていただきたい。 また、機能別団員や女性団員をつくるというようなことも必要になってくるかと思いますので、消防団を核に連携した、そういった地域の安全・安心をつくっていくことが大事かと思いますので、ぜひそういう点で町に音頭を取っていただいて、安心・安全なまちづくりができるよう要望としまして、以上で私からの一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ただいまの小塙斉議員の質問をもって、本日予定した通告者の一般質問は終了いたしました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山川英男)  以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。                          (午後4時20分)...