令和 4年第4回定例会(第3日12月 7日)
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令和4年 12月(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)
令和4年12月7日(水曜日)
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議事日程(第3号)
令和4年12月7日 午前9時30分開議
日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
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出席議員(14名)
1番 高 橋 恵美子君 2番 北 村 千 寿君
3番 糸 原 文 昭君 4番 内 田 裕 紀君
5番 小田川 謙 一君 6番 田 食 道 弘君
7番 糸 原 壽 之君 8番 景 山 利 則君
9番 内 田 雅 人君 10番 石 原 武 志君
11番 川 西 明 徳君 12番 内 田 精 彦君
13番 大 垣 照 子君 14番 藤 原 充 博君
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 ───── 田 中 修君 主事 ───── 山 田 基 貴君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───── 糸 原 保君 副町長 ──── 藤 原 努君
教育長 ──── 松 田 武 彦君 総務課長 ─── 江 角 啓君
企画財政課長 ─ 杠 康 彦君 税務課長 ─── 秋 田 和 浩君
町民課長 ─── 永 瀬 克 己君
健康福祉課長 ─ 石 原 和 夫君
福祉事務所長 ─ 森 田 近 子君 水道課長 ─── 千 原 明 浩君
まちづくり産業課長 ───────────────── 石 原 耕 司君
農林振興課長 ─ 高 橋 千 昭君
3
セク経営企画室長 ───────────────── 糸 原 和 弘君
学校再編推進課長 高 尾 昭 浩君 建設課長 ─── 松 原 三 美君
会計管理者 ── 森 山 昇君
教育魅力課長 ─ 石 原 重 夫君
こども家庭支援課長 ───────────────── 吉 川 明 広君
病院事務長 ── 中 西 修 一君
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午前9時28分開議
○議長(藤原 充博君) おはようございます。
ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
これより日程に入ります。
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◎日程第1 一般質問
○議長(藤原 充博君) 日程第1、一般質問を行います。
初めに、10番、
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君) 10番、石原でございます。一般質問2日目、トップを取らせていただきます。よろしくお願いいたします。
改めまして、おはようございます。ちょっと遅くなりましたが、和やかな中で進めていけたらというふうに思います。
一般質問、私は大きく2つの点、農業振興、また畜産振興ということで、広い意味でのテーマで質問をさせていただきます。
まず、11月に農林振興課において、3
セク経営企画室を新たに設置されました。三セク改革に対する素早い対応ということで評価をするものでございますけれども、具体的にどのような職責で、また権限等も含めてやっていかれるのか、お伺いをいたしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) おはようございます。質問にお答えをさせていただきます。
3
セク経営企画室の職責についてでございます。議会におきましても、第三セクターにつきましては、経営状況及び
事業計画等を御報告させていただいているところです。
特に年度中途において同室を設置した経緯でございますが、私が町長に就任させていただきまして、見た中で、第三セクターの中でも特に
有限会社奥出雲椎茸につきましては、速やかな、町としても今後の対応等も必要であると判断したことから、職員を専属に配置し、まずは現状を詳細に調査して分析をしております。これから、それを基に今後の経営について、行政として、町として、会社の在り方も含めて検証するというところで設置をしたということでございまして、現在はそういったところで、まずは調査分析をしているところでございます。
○議長(藤原 充博君)
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君)
シイタケ栽培は奥出雲町の大きな看板にもなっている商品でありますが、会社創成以来30年という重荷の中で、いろいろと御苦心されることだろうというふうにも思います。ただ、生産性の面を見たときに、やはり採算ベースを割るような状態というのがいつまでも続くというのは、私どもから見ると、商売人という立場で見ると、ちょっとやはり方向転換なり、あるいは違った商品。例えば、そうですね、今名前が出てきませんが、新しい商品も、そうしたことを開拓していくのも一つの方向性なのかなというような気もいたすところでございます。どうかそうした面も検討をしていただきたいというようにも思うところでございます。
次に、関係人口についてお伺いをいたします。このことにつきましては、先般、布勢にあります
多根自然博物館が開業35周年を迎えました。それを記念して、役員等で
記念研修会というのが2日間にわたって開催をされました。私は評議員という立場で参加させていただきましたが、
多根オーナーはじめ、いろんな方々と会話をする中で特に感じた点がありましたので、質問させていただきます。
この博物館は、御存じのとおりでございますが、
大手眼鏡チェーンの創業者が自ら収集された化石等を中心として展示しておられます。佐白出身ということでございまして、
自然博物館として建設、展示というような形を取っているところであります。ホテルも兼ねておりまして、泊まれる博物館として、各地から多くの親子連れなど、本当に顧客を有しております。また、長者の湯も近くにありますので、協力しながら事業展開をされているところでございます。
この35周年を機にということで、新たな発想をされまして、泊まれる博物館から暮らせる博物館といったようなことで、付近の古民家を改修したり、いろんな顧客を呼んでおられます。
実は、そのオーナーといいますか、館長でございますが、多根氏、松江で講演をされまして、その内容が、地元と連携を深め、奥出雲町全体を博物館のようにしたいというようなことを言っておられます。新聞等ででも発表、報道されておりますけれども、彼のおっしゃるのに、実は奥出雲町って、親から譲られての施設だというふうに思いますが、本当に何もない町、田舎だなというふうに最初は思っていたんだ。ところが、こうして訪れるにつれ、大変な思い違いをしていたということで、何もないのは実は都会であって、この田舎、中山間地の奥出雲には全てのものがあると、そういうことに気がついたというようなことをおっしゃっておられました。
また、最近では、2拠点住居ということで、そうした状況が進みつつあります。多様な生活環境を求めて、いろんな方々がおられるところでもありますし、身近なところでは、
地元出身者が都会地に住まいを定め、家を当然建てて暮らす中で、田舎の両親も亡くなり、田畑が残っているというようなことで、年に数日は帰ってきて、農作業なり畑なりをするといったようなことも実はあっておるというふうに思います。
そうした関係人口といったようなことについて、この
眼鏡メーカーの言われる、いわゆる
多根自然博物館の方向なりについて、町として今後もさらに連携を深めるといったようなことを考えていらっしゃるかどうか、お考えをお伺いいたしたいというふうに思います。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 質問にお答えいたします。
奥出雲多根自然博物館は、全国で唯一、客室を備えた泊まれる博物館として全国からのリピーターも多く、年間延べ約2万5,000人が訪れる、町内でも人気の施設であり、昨年9月には新しい宿泊プランとして、築80年以上の古民家を3年かけて改修され、伝統的な農業と暮らしを学び、体験できる交流施設、
奥出雲百姓塾を開設されました。ここでは、昔ながらの手作業による田植や稲刈りなどの農作業体験、地元の行事に滞在時期に合わせて参加できるところも魅力となっており、奥出雲の魅力を県内外の方に感じてもらうことで地域の活性化に寄与されているところです。こうした地域住民の方や
佐白温泉長者の湯との連携により、たくさんの資源が限られたエリアの中に凝縮され、有機的に活用されている点もほかにはない魅力であり、こうした取組が町内にも波及することを期待しているところです。
町としましても、さらに連携を深めていきたいと考えております。そして、様々な
滞在スタイルを提案しながら、ここに暮らしたくなるファンをつくり出せるよう、
民間事業者の皆様や観光協会等とも連携しながら、
農泊推進事業や体験事業などを通じて、関係人口の拡大、移住定住の促進にも取り組んでいきたいと思っております。
○議長(藤原 充博君)
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君) 方向性として大変すばらしいことだというふうにも思います。町内にもいろんな業者がおられるところでありますけれども、こうした町なり村なり地区なりを主役として、大きく工夫をしていただける状況というのは本当に大いに強調すべきことだなというふうにも思うところでもあります。
関係人口という言葉、一言に最近よく使われるわけでありますが、一つにはやっぱり問題点もあるのかなというふうな気もいたします。というのは、先ほども申しましたけれども、いわゆる2拠点住居といったようなことを取り上げた場合に、住所がこちらにないわけである場合が多いわけであります。そうした方々、これも恐らく以前からあってるとは思いますけれども、自治会として、地区、地元としての受入れはどうなのかなということが一つには懸念される面がある。
例えば、具体的に、自治会費を頂くとか、あるいは地区の行事に参加していただくとか、そうしたことだというふうにも思いますが、そうしたときに、自治会あるいは隣近所、隣近所は当然それはいいかとは思いますが、
自治会単位で考えたときには、そうした受入れがどのように進んで、あるいは理解が得られているのかといったようなことも、どういいますか、
自治会長会等を含めて大いに理解をしていただく必要があるかというふうにも思いますが、その辺についてはどのようなお考えをお持ちなのか、お伺いをいたします。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 関係人口の考え方でございます。そこのところは、広い意味はございますが、やはりああやって自宅がありながら住所はこちらにないという方のところのとこまで、どこまで各自治会のほうで、そういったところへ受入れの体制でありますとか、そしてまたつながりというのを持っているかというところまでは、私自身ちょっとまだつかめておりませんが、これからやはり人口減少、これはどうしてもなってくる中で、そうした奥出雲に関係を持っているか、もともとの出身者である方、また、応援していただいてる、具体に言いますと、
ふるさと納税などもしていただけている方、そして、近隣ではないですけど、なかなか帰ってきておられないんですけども、やはり出身、この前は私も近畿の奥出雲会のほうにも休みのときに行ってまいりましたですけども、そういった中でやはり、コロナ禍で帰れてないけども、奥出雲町のことにいつも関心を持っていただいている方、こういった方とまたこうやってまちづくりを、やはり人口が減っていく中では一緒にやっていかなければならないということは私も思っておりますので、こうしたところも
自治会長会等や、これから各地区に、
町政座談会となるか、
タウンミーティングになるかということもありますが、そこへ出向いたときにでも確認をしていきたいと思っております。そうした議員の言われた方向性の考え方も持って、直接私も各自治会にもお話を聞きたいなと思います。
○議長(藤原 充博君)
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君) いろいろ難しい問題も実は内側には潜んでいるというふうなことも思うわけであります。
実は、
役員研修会ということで参加したときに、多根さんの弟さんに当たる人が、実は、私、仁多に住みたいんですよとおっしゃったんですね。研修会当日は、私は2日目しか参加できなかったんですが、三沢のほうにみんなでバスで回りまして、ともにの
貸し事務所等を見学したり、みざわの館で食事を頂いたりしたときに、その奥さんとちょっと長らく話をさせていただきましたが、非常に農業に趣味を持っていらっしゃって、農業がしたいんだというふうな話の中で、普通の我々が考えている機械による耕作ではなくて、まさに手作業による農業というようなことをおっしゃっておられて、本当にびっくりして、そぎ
ゃんことがなりますかねというふうな話で盛り上がったんですが、要するに耕すところからくわ一本でやって、そして稲作、無農薬でやっていくというようなことに非常に憧れなり、片方では信念を持ってやっておられる。よそでやっておられるそうですが、ぜひ仁多に来て、特に佐白近辺、非常にいいところなんで、見つけて住みたいんだというふうなことをおっしゃっておられました。
いろんな方がいらっしゃいますけれども、こうした変わった農業といいますか、農業の根本なのかもしれませんが、実は、ことに憧れる方もいらっしゃいます。地域からすると、あげなことをしよって、百姓が何かやっとるいうような状況だと思いますけれど、そうした非常に多様な考えを持つ皆さんがいらっしゃってるというふうなことでございます。ぜひこうした事例を
自治会長会等も含めて御審議をいただいて、なるべく理解をいただきながら、そうした関係の方々を迎え入れるといったようなこともぜひ方向性の中で出していただけたらというように思うところでございますので、これはお願いでございますので、お願いといいますか、提案でございますので、申し上げておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、畜産振興というのに入らせていただきたいと思いますが、鹿児島全共がこの10月に終了いたしまして、関係者の御努力によりまして、本当に好成績を残されました。特に6区
総合評価群においては総合3位ということで、上位入賞を遂げられたわけであります。これは特に肉質の面で立派な成績があったわけでございますが、これは、肥育牛の肥育技術だけではなくて、やはり個体の資質というものが認められたことだというふうにも思います。実際、その後の競り等においても、牛の買入れ価格が上昇しているといったようなこともあっているようでございますが、本町は県内の中でもトップクラスの成績、実績を持つ畜産農家がたくさんおられるわけであります。11月に行われました
中央子牛共進会においても、2区で1位から3位まで上位が独占だったということ、それから、全体で出品された子牛が全て入賞したと。改めてこの実力のところを示したというふうに思うところでございます。
そこで、幾つかお伺いをしたいと思いますが、この鹿児島で行われた全共の中でも、報道等でも言われておりましたけれども、いわゆる若手の方の出品あるいは参加といいますか、多く見られたということでございますが、地元の畜産農家等々の話の中ではよく出てくることに、後継者の人たちを育てるためにはやはりもう少し魅力があるように、何か方法はないだろうかなということをよく言われます。そういう意味で、例えばやる気、それを奮起させるといったような意味で、賞金であるとか、あるいは費用負担の部分について、例えば共進会に出していただくときの費用の分担でありますとか、そうしたことの費用負担、あるいは上位に入賞した場合には今まで以上に例えば賞金を出すとか、そうした制度を創設といいますか、拡充といいますか、そうしたことができないかどうか、その辺についてお伺いをいたします。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 御質問にお答えします。
10月6日から10日にかけて開催されました第12回
全国和牛能力共進会鹿児島大会では、御承知のとおり、第6区
総合評価群において肉質日本一に輝き、総合成績も全国で三席の好成績を残し、しまね和牛の名声を全国に知らしめていただきました。これもひとえに出品対策に取り組んでいただきました出品者の皆様をはじめ、
和牛改良組合、育種組合の関係の皆様の御努力によるものであり、改めて感謝申し上げる次第であります。次回、第13回全共は5年後に北海道で開催されることが決定しておりますので、次期大会を見据えて、県とともに取り組んでまいりたいと考えております。
共進会出品に関わります経費の負担につきましては、町及び
和牛改良組合から出品者の皆様に対して激励金贈呈などを行っております。出品に関わります家畜の
輸送費用、毛刈りなどの手入れ経費などは
和牛改良組合が手当てしており、町も経費に対し負担金として支援しながら、出品者の御負担を軽減しているところでございます。御提案いただきました賞金制度等の拡充等の内容につきましては、農家の皆さんのやる気を起こす、特に若い皆様がやはりこうして取り組んでいただけなければどうにもならないことでございますので、そうしたことを、
和牛改良組合の皆様や関係者の皆様の御意見を聞きながら、対応を検討したいと考えております。
なお、上位に入賞されました雌牛を自家保留または町内保留する場合にあっては、
肉用牛優良繁殖基礎雌牛保留対策事業、ちょっと名前が長いんですけども、により、定額での助成、そういったものを行っているところでございます。
○議長(藤原 充博君)
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君) 畜産というのは奥出雲町だけではなかなか当然できないことでありまして、いつだか、
奥出雲和牛というふうに看板に出ているので、奥出雲町で育てた牛なのかと思ったら、そうじゃなくて、雲南地区で育てた。それを奥出雲だけで、例えば
ふるさと返礼品にしても、地元だけのものができないのかといったような話があったことがございますが、量的な面であるとかそうしたことで、やっぱり全体で考えていかなくてはなかなか対応ができないというようなことでもございました。
本当に畜産農家も減少の一途ということで、私は布勢でございますが、布勢でも本当に数えるほどの件数しか今はございません。そういうところで、恐らく家畜においても全体的にそういう傾向だろうというふうに思うところでございますが、畜産は、稲作に加えて、大きな2本の柱の中に入る産業であるというふうにも思います。例えば鳥取県がああして非常に、白鵬という牛の下に全国的に名前をとどろかせていますが、これは県のほうの施策でももちろんあるわけですけれども、共進会で首位を取ったら、あるいは
グランドチャンピオンを取ったら100万円だとか、そうしたことも聞かれているものであります。県のほうの施策と併せながら、やはりそうした力強さといいますか、地元の力強さを育てる上で、やはりこうした金額のものを一つには出していくというのも振興の大きな手段になるというふうに思います。ぜひ検討をいただきたいというふうに思うところでございます。
それから、粗飼料の点についてお伺いをいたします。
何度か同様の質問を以前からしてもおります。加えて、今般非常に、燃料費も含めて粗飼料価格の高騰している現状があります。牧草あるいは飼料用米の生産、いわゆる粗飼料の生産や供給体制においてどのような対策が取られているのか。その辺について、まずお伺いをいたします。
また、孟宗竹、竹を粉状にして飼料化するというところがあっておりまして、関心を持ったところでございますが、この竹粉は整腸作用、殺菌作用、その辺が非常に優れているということで、飼料として与えた場合は、毛並みや肉質の向上に非常に効果が見られるということを聞いております。また、別に敷料としても、
殺菌作用等の効果もあって非常に優れているんだということで、実際に効果を出しているところもたくさんあるようでございますが、このことについて、まずお伺いをいたしたいと思います。いかがなものでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 御質問にお答えいたします。
輸入乾牧草の価格が急騰する中、自給飼料率の向上、これは大きな課題となります。町内での粗飼料の生産は、農家が自ら栽培するものと、奥出雲町農業公社が開発地の保全管理の一環として栽培するものとがございます。このうち農業公社では、約17ヘクタールの開発地において牧草を栽培し畜産農家へ供給しているところであり、年間600から650個のロールを販売しております。現状は、労働力の問題から規模の拡大は難しい状況にありますが、
自給飼料供給体制の新たな仕組みについては、県やJAとともに検討してまいりたいと思います。
次に、孟宗竹の粉の利用についての御提案でございます。全国の中では、
竹パウダーを畜産飼料として利用する事例が多々あることは承知しております。町内では以前、微粉とすることが町内では難しく、竹の繊維が家畜の内蔵を傷つけて死亡するという例もあったようでございますが、近年開発された微粉砕の
竹パウダーは畜産飼料として利用されているとお聞きしております。それと効果も、議員の御指摘の効果もあるということでございます。
一方で、微粉砕の
竹パウダーの品質管理といったところとか、苦労されている面もあるということもお聞きしております。
竹パウダーの畜産飼料への転用ということにつきましては、製造ラインの設備や機械導入に係る費用、竹の伐採、搬出などの採算性の問題というか、そこら辺も検討しなければならないと聞いております。有効性の調査や先進事例に学ぶなど、牧草栽培の取組と併せて検討をする必要があるかと考えております。
課題もあるものと認識しておりますが、地域にある一つの資源を有効活用して、また、竹林問題である周辺環境の保全の地域課題の解決と併せた取組として研究してみたいと思います。
○議長(藤原 充博君)
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君) 前向きな御答弁をいただいたというように思います。
この竹でございますけれども、そうした製品の管理等々をやりますと、やはり機械を購入して個人に貸し出すといったようなことで、以前は公民館に備えてあるようでございますが、竹チッパーというものがあります。これは実はなかなか、故障したりして、後の利用ができないといったようなことがあったりして、問題もあるのかなというふうに思っているところでございますが、一つはやはり事業化をして、例えば農業公社、全く例えばですのであれですが、農業公社であるとか、
シルバーセンターの一つの事業としてというようなことで、やはり、まず
事業化といったようなことを取り組むことはできないのかどうか。
さっき申した
竹パウダー、そうしたものの生産ですね。これは当然、飼料として生かせるものでもありますが、山林管理、先ほど町長おっしゃったように、非常に竹の繁茂をするとこで、迷惑、迷惑といいますか、御苦労をなさっている事例も非常に多い。だから、一挙両得という言葉がありますが、両得ならず、三得も四得もあるというような気もするところでございます。
ぜひ、事業化するというにおいては、メリットが考えられるというようにも思うところでございます。もう一度その点について御答弁いただけたらというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 御質問にお答えします。
実際のところ、続けていこうと思うと、やはり採算ということがどうしても、公社でやるにしても、シルバーのほうでということにしても、ある程度採算性というのがないとなかなか難しいかなというのはございます。
と言いつつも、その事業だけでということではなくて、トータルで考える必要も、例えば先ほどの話もありました環境的な面、山の管理的な面もございますので、そこら辺も含めて総合的に考えていくのかなということで、搬出自体もかなり経費がかかるという部分もございますので、そこを少し、どういうやり方であったら実現できるのかというとこも含めて、もちろん事業化も見据えて研究してみたいと思っております。実際に続くような仕組みを考えないと実際には実現できませんので、そこら辺も、その視点を持って研究したいと思います。
○議長(藤原 充博君)
石原武志議員。
○議員(10番 石原 武志君) ありがとうございました。牛の餌、最近は今の、稲作で早めの収穫をして、飼料ということで多く作っていらっしゃるとこもありますが、稲作の場合は、もみがつくと、もみが胃に悪さをするんだというようなこともあって、なかなか完成具合が難しいんだというような話も聞いたことがございます。
それも一緒で、
竹パウダーにおいてもやはり、食べるものでございますので、製品管理というのは本当に難しいものがあるのかなというふうに思います。ただ、そうしたことをクリアしているところも随分あるようでございますので、いろいろ研究をしながら、私どもとしてもちょっと興味もございますので、研究してみたいなというふうなことも思っております。
どうか、一つの牛の粗飼料ということの供給ということに加えて、そうした山の管理といったようなことも併せて関心を持っているところでございますので、またぜひ進めていただけたらというふうに思っております。
以上2点において質問をさせていただきました。以上で質問を終わらせていただきます。
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○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。10時20分に再開いたします。
午前10時09分休憩
○議長(藤原 充博君) 石原和夫
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石原 和夫君) 御質問にお答えをいたします。
集団接種会場におきましては、接種前に受付、保健師の予診、医師の診察を行った後に、看護師によるワクチンの接種を行っているところでございます。保健師の予診の際には、持参いただいた予診票を基に、これまでの接種状況、ここ1か月の病気、発熱状況、病気の治療状況、かかりつけ医による接種の可否、当日の体調、アレルギー、過去のアナフィラキシーの発症状況、けいれんや引きつけを起こしたことがないかなどの聞き取り確認を行い、接種後の副反応の説明等を行っており、場合によっては、この予診において、その日の接種を控えていただくこともございます。
接種後には、健康観察の時間を15分設けており、過去にアナフィラキシーを含む重いアレルギー症状を起こされたことのある方や、採血等で気分が悪くなったことのある方等については30分の健康観察をお願いしており、会場内において、接種後の体調変化を直ちに確認できる体制を取っております。また、接種後の体調不良に対応するため、奥出雲病院より医療器具を会場内に設置いただき、緊急時に対応できる体制を整えているところであります。
また、全国的に集団接種会場において、接種後にお亡くなりになられるケースも発生したことは承知しております。そのことから、奥出雲病院とも、再度、国から配布されているマニュアルなどの確認を行い、情報共有と連携の強化を努めております。引き続き、町民の皆様が安心して新型コロナウイルスワクチンを接種いただけるよう、万全の体制を整えてまいります。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) ワクチンの接種ということについては、インフルエンザも一緒ですけれども、インフルエンザワクチンと、それから新型コロナ、オミクロンのワクチンの質は違うようですから、その対応もちょっと違うとは思いますけれども、今まで何ともなかったけど、急にそのワクチンを入れていただいたらアレルギー反応が起こったっていうような場合もあると思います。私もそういう事例をちょっと知っておりまして、これはオミクロン株じゃないんですけど、インフルエンザでそういうなった人があったので、その後、半年ぐらいは車も乗れないと、運転したら駄目とお医者さんに言われているというようなこともあったので、結構、自分では気がついてないけど、急にそれを打ったがためにアレルギー反応を起こすということもあるので、そこら辺は、本当に即対応をしていただきたいというふうに申し上げておきます。
それから、医薬品の不足が言われております。コロナとインフルエンザ両方が一度にできる検査キットが、医療機関のみならず、個人で薬局等でも買えるようになりました。薬局等も含め、本町における医薬品のストックは十分なのか。日本全体では、コロナ関連の医薬品が30%不足していると言われておりまして、この解消には2年から3年かかるというふうにも言われております。感染時に、医薬品や治療薬の不足は、医療現場も患者も困ります。不安なき対策についてお聞きをいたします。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 御質問にお答えいたします。
議員の御指摘のとおり、現在、全国的にジェネリック医薬品を中心に、供給体制が不安定となっております。これは、2年前に一部のジェネリック医薬品製造会社による製造工程の不正が発覚し、その後、国において調査が行われた結果、複数の製造会社において何らかの不正が行われていたことが判明し、業務の一時停止等の行政処分が行われたことが原因となっております。行政処分の期間は終了しているものの、製造工程の改善に時間を要するため、現在も正常稼働に至っていない状況にございます。
御質問の医薬品のストックについてでございますが、現在の医療において、病院・薬局等においては、医薬品の在庫を抱えて対応していくものではなく、過去のデータ等から必要最小限プラスアルファ程度の在庫を持って対応していくのが主流となっている。町内の薬局等においても、一部供給が安定していないものもあるとお聞きをしております。しかしながら、医薬品は1種類ではなく、同様の成分、効果を持つものが複数存在しているため、その時々で供給される医薬品に切り替えながら処方されているのが現状でございます。昨今の医薬品不足への対応については、国において安定確保に向けた関係者協議が継続して行われているようでございますし、各製造会社に対しても必要品目の安定供給を行えるよう働きかけがなされております。
今回の問題は、国を挙げた対応となっており、町としてできることは限定的であろうと考えておりますが、関係機関と情報共有を図りながら、国の動向を注視してまいりたいと思っております。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 薬の安定供給が滞るっていうことは、本当に、誰にとっても大きな不安材料になると思います。国のほうでできるだけ早く解消していただくような形を望んでおりますが、先頃、塩野義製薬から、皆さんが待ちに待ったというか、国産初の新型コロナウイルス感染症の治療薬としてゾコーバが承認され、100万人分が全国へ届けられることになっております。この薬は、併用できない薬や、妊婦さん等には使用できないようですが、コロナウイルスのDNAを切断して増殖しないようにすることによって、感染後、早期に使用すれば、苦しむ期間も短縮され、回復も早いようで、特効薬として大きな期待がなされています。既に、医療機関には11月28日から配分されているようですが、本町にも届いてるんでしょうか。もし分かればお答えをお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) 中西病院事務長。
○病院事務長(中西 修一君) ゾコーバのお話でございますが、現在、奥出雲病院自体には所有をしておりません。申請をして二、三日で届くということで現在伺っておりますので、必要な患者さんが発生した場合、直ちに依頼をするという流れでございます。現状でもコロナの治療薬というのはございますので、まずはどれが適しているかということを見極めまして、医師が必要に応じて依頼をかけるという流れで考えておりますので、現在のところは病院の薬局に保有はしていないという状況でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) コロナウイルス感染症に対する薬については、ワクチンも含めてですが、なかなか国産のものが早く出来上がらないということがあって、このゾコーバについては、本当に多くの国民の皆さんが期待をされていると思います。ただ、今、事務長が答弁されたように、この薬の使うか使わないかも先生による診断があってこそのことでございますので、よりいい薬を使っていただいたほうがいいので、必ずしもこの薬に頼るということではございませんので、あまりにもセンセーショナルに伝えられましたもので、本町にも届いてるかなというふうに思って、お聞きをいたしました。
それでは、寒い冬を迎え、新型コロナウイルス感染症も拡大傾向にあっています。最初の発生時のように、再び三密の回避、手洗いやうがいの励行、マスクの着用が言われておりますが、自分でできる適切な感染症対策としては当然もちろん理解ができます。しかしながら、マスクの着用については、小さな子供たちにとっては大変苦痛なもので、これまでにも、他県ですが、児童が体育の授業中に倒れて亡くなった事例もございます。小さい子供たちの健全な成長には悪影響をもたらすと言われております。
その視点から、幼児や児童へのマスク着用について、本町ではどのような対応をなさっているのかお聞きをいたします。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 質問にお答えいたします。
マスク着用につきましては、厚生労働省からの通知にありますように、子供については個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、2歳児未満についてはマスクの着用は推奨せず、2歳児以上の就学前の幼児については、他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めておりません。このことにつきましては、各幼児園にも通知をし、対応をいただいております。
幼児園に確認しましたところ、ほとんどの園が、屋内、屋外を問わず、マスク着用は求めておりませんが、3歳児以上については、マスク着用を求めている園もございます。
子供のマスク着用につきましては、先般開催された町民一日議会において御意見もいただいておりますので、一律にマスク着用を求めないことにつきましては、町内全ての園で統一していただくよう、委託先である仁多福祉会へ要望したいと考えております。しかしながら、高齢者等と同居している園児の家庭もあることなどから、家庭へ持ち込まない感染対策として、3歳児以上については、園での活動内容や感染者の発生状況によってはマスク着用をお願いする場合もございます。
このようなことから、幼児については一律にマスクの着用は求めませんが、園内の感染状況によっては、3歳児以上の園児についてはマスク着用をお願いせざるを得ないと考えております。
また、児童については、登下校や体育の授業などではマスクを外したり、屋内であっても、気温が高いときや体調不良の可能性が高い場面、しゃべらない場面などではマスクを外してもよいと指導をしています。しかしながら、学校規模、学年の発達段階で学習指導の内容を考慮し、対応しております。あわせて、換気、手洗いなど、基本的な感染予防対策を徹底し、マスクによらない感染予防に努めています。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 幼児園、そして、小さい子供がいる小学校、特に、さっき町長答弁されましたように、できるだけマスクの着用を避けたい思いはあるが、状況に応じてっていうことももちろんあるようでございますが、そういった場合に、幼児園や小学校の集団生活の中で、やはりクラスターが発生しやすいじゃないかなと思います。その場合に先生や、それから保育士さんたちへの負担っていうものが随分あると思うんですけれども、この負担軽減についてはどのような対策があるのか、やられてるのか、もしあればお聞きをいたしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 松田教育長。
○教育長(松田 武彦君) 御質問の答えに十分なるかどうか分かりませんけれども、まず、教職員の負担ですが、幸いクラスターという、現在の状況で少しお話をさせていただきますと、ここのところ、若干、小学生の感染はやや上昇傾向にございます。ただ、これが今までと違いまして、1つの学校で急激に増えるというよりも、幾つかの学校で週明けのところで幾人かが、保護者であったりとか、本人であったりとかが出ております。これまでは、週末のところで学校の中での活動を通しての感染が広がったように思っております。ですから、クラスターの発生ということもかなりあったように思いますが、現在の状況は、これも、私のあくまでも私見ですので、医療的見地に立ったものではございませんが、家庭内での感染というのもあるように思っております。その関係で、教職員等も感染をしている状況が出てまいりますので、先ほど議員さんがおっしゃった教職員の負担というのは、教職員本人が休んだ場合、そのほかの学年の教員にかなりの負担が出てくるということがございます。その場合につきましては、少ない人数ですが、まず、校長であったりとか、教頭であったりとかが学習のほうの補助をするという形でしか、今のところ対応ができていないという状況がございます。早めに大事を取って休ませるということは、当然、学校のほうでやってくれておりますが、正直、この時期12月になりますと、2学期末をもうすぐ控えておりますので、現状のところでいうと、おっしゃったように、負担はかなり大きくなっている。この状況が早く収まればいいなとは思っております。
その中で、教員が元気であればICT、家庭でのタブレットを持ち帰らせての授業等、できるだけ軽減するようにはしているところが現状でございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 吉川
こども家庭支援課長。
○
こども家庭支援課長(吉川 明広君) 幼児園の対応についてお答えをいたします。
幼児園という、保育ということから、なかなか具体的な対策は取れておりませんが、まず、いかに幼児園のほうで感染の拡大を防ぐかというところで、各クラスの交流の活動をまず避けるということ。食事については、食についても、今までは固まって食事をしてたんですが、各クラスに分かれての食事で、かつ一方向に向かって、感染がなるべく広がらないように、それから、換気をしながら感染対策に努めていただいてるというところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) いや、本当に感染症というのは、たちが悪くて、様々な人に大きな影響を及ぼしてるということでございます。感染を避けるためには、先ほど申し上げました予防対策、当然しないといけないと思いますが、やはり一人一人が、大人も子供もですけれども、体調管理がすごく大切だというふうに思います。まず、我々ができやすいのは、ちゃんとやっぱり眠ること、睡眠をしっかり取ることと、それから、やっぱり食事、バランスのいい食事を取って体力を減退させないという努力、それも大切じゃないかなというふうに思っておりまして、誰もが自分で感染リスクを下げる行動を行って、もうこれから年末になりまして忙しいですし、そして、新しい年もすぐ来ます。みんながやっぱり元気で、笑顔で迎えられる新年にしていきたいものだと思っております。
続きまして、次の質問に参ります。本町全域における交通弱者の外出支援対策について質問します。
さきの町民一日議会の中でも取り上げられました。この問題は、町長が最も重要とされている少子化対策と同等の重要性があると考えます。高齢者の増加は2040年まで続くと言われていますが、特に本町のような中山間地は少子高齢化が進み、やがて消滅する集落も想定される中、交通弱者対策は喫緊の課題となっています。この問題は今に始まったものではありません。全国的に見ても、高齢者の運転による死亡事故をはじめ、大きな事故が頻発しています。高齢になったら免許証の返納をと言うのはやすし、行いは難しというのが現実です。誰もが年を重ねていくため、外出支援サービスは将来的に必要であり、政策としてしっかり根づかせることが重要と考えます。
そこで、誰もが自由に外出できるまちづくりが必要であり、介護保険事業の移動訪問、移動支援訪問Bと訪問Dを活用した移動サービスは、利用者にとって非常に心強いものになると考えます。訪問Dについては国交省も推奨をしております。高齢者の増加とともに、自分で運転することが不可能になり、また、運転に自信が持てない人にとって、これらを利用して外出が自由にできるようになれば生きがいも感じられ、体調の維持にも大いに貢献でき、その人にとって生活のクオリティーが上がり、健康寿命が延び、医療費の削減にもつながります。また、外出支援サービスが充実していれば、安心して外出や生活ができ、免許証の返納もしやすくなります。いいこと尽くしと考えますが、やがて、皆、高齢者になります。そのとき生活しやすい移動支援ができていたら、本当にありがたいと思います。私もそういう年齢に近づいてきておりますので、本当に自分のことのように思っておりますが、これらの活用による外出支援についてお答えを願います。
○議長(藤原 充博君) 石原和夫
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石原 和夫君) 御質問にお答えをいたします。
御質問にあります介護保険事業の移動支援訪問B、訪問Dとは、介護予防・日常生活支援総合事業における訪問型サービスB、訪問型サービスDのことと理解をさせていただきます。
介護予防・日常生活支援総合事業は、雲南広域連合では平成29年度より実施されておりますが、訪問介護では、現行相当サービス及び緩和した基準によるサービスのみが実施されており、住民主体による訪問型サービスB及び訪問型サービスDは実施されておりません。
議員御指摘のとおり、訪問型サービスB及びサービスDは、高齢者の外出支援策として有効な手段の1つではございますが、利用できる方が要支援1または2、サービス事業対象者のいずれかの認定を受けられた方に限定され、いずれの認定も受けていらっしゃらない方、また、原則として要介護1から5の認定を受けてらっしゃる方は残念ながら御利用になれません。
また、経費に係る補助はあるものの、担い手はあくまで住民主体のボランティアが主となることから、継続的な担い手確保が難しいなどの課題も上げられております。現在、雲南広域連合全体としての制度設計の必要性や介護保険料にも影響してくるところでございますので、町民一日議会で御提案いただいた内容を雲南広域連合へも情報共有し、検討していただけるよう働きかけてまいりたいと考えております。
今後、さらに高齢者のみの世帯、高齢者独居世帯、免許返納者が増加してくることは明らかでございます。現在、町といたしましても、高齢者交通サポート事業等による交通支援を実施しているところであり、各地区での小さな拠点づくりにおいても、地域内
輸送など、様々御検討いただいているところでございますので、引き続き、関係課を通じて対策等を検討してまいりたいと考えております。以上です。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 介護保険を活用するということは、介護認定を受けて、ケアマネさんにケアプランをつくってもらうということが前提条件になります。ただ、これから高齢者の方が多くなってきて、どんどんどんどん介護保険を使いたいという人が出てくるんじゃないかなというふうに思います。今、課長の答弁の中に、広域連合のほうへも働きかけをするということでしたので、確かにこういうサービスをつくっていただくと、保険料が上がるということもあると思いますが、しかしながら、本当に自分が困ったときにそういう移動手段があれば、大変有意義、楽だと思います。ですので、ぜひともこのことについて、本町だけではできないことですから、広域のほうと相談をしていただいて、しっかり、この間発表された方も十分いろいろなことを、交通政策を含めてやってこられた方ですので、そういう方の話も聞きながらいいとこを出していくと、皆さんが利便性があって喜んでいただける、そういう施策をしていただきたいというふうに思います。今、②に書いておりますが、これは今のことと重複しますので、割愛をいたします。
3番目に参りますが、公共交通空白地の状況は、特に中山間地で暮らす高齢者のみの世帯にとっては、車がないと病院にも買物にも行けなく、したがって、免許証の返納がしたくてもできないという現実があります。そこで、誰でも利用できる公共交通空白地に町運営の有償運送を実施して、町民の皆さんの生活の利便性を高める施策についてお考えをお聞きいたします。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 御質問にお答えいたします。
交通空白地域における移動手段の確保は重要な施策であると認識しております。現在、外出支援については、70歳以上の方で自家用車をお持ちでない世帯や、非課税世帯の昼間独居の方などについては高齢者交通サポート事業、このほか、自宅からバスの停留所までの距離が400メートル以上の方、または歩行困難などの特段の事情がある方に対してはタクシー料金の一部を助成しています。しかしながら、今後、団塊世代の免許証自主返納等により、移動が困難な方はますます増えるものと想定され、地域公共交通の柱であるJR、奥出雲交通のバス、町内タクシー事業者、3社での
輸送能力では十分なサポート体制の構築というのは難しいと考えております。
町としましても、高齢者等の移動支援につきましては今後も考えてまいりますが、先般の町民一日議会においても、三成郷づくりの会より、小さな拠点づくりの地域
輸送活動についての取組の事例や提案をいただいたところです。現在、小さな拠点づくり団体による地域内
輸送活動なども動き出しており、御質問の町への有償運送の導入については、現行のタクシー事業者や地域
輸送活動との連携やすみ分け、制度面での課題を検証することなどが今必要であると考えておるとこでございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 有償運送については各業者さんとの関係もあるということで、この話は、私、議員になって20年以上になりますけども、その当時から言われてることです。ですので、この皆さんを外してやるっていうことではなくて、全て一緒になって考えていただいて、一番いい方法を取っていくというふうなことをやっぱりすべきだと思うんです。私はやはりこの、特に高齢者の皆さんの外出支援っていうのは、何にもやらないと、家にじっとしてると、どんどんどんどん体力が弱ってくるっていうこともあるので、そうではなくて、やはり自分がいつまでも年取ってでも元気で暮らしていけるということのためには、自分で移動できる、体力もつけないけんですが、移動できる環境があれば随分違ってくると思うんです。
それで、この間の一日議会でも言われましたけれども、この解決策として、今、交通体制、交通計画を立てる時期に来ておるようです。公共交通計画策定の時期になっているようでございますので、本町においては、それぞれが各課で担当いろいろあって、それぞれの課でばらばらな対応をしてるので、時間も労力も知恵もみんな分散してるんだと思います。ですので、一度、この公共交通の計画策定するに当たって、そういった、例えば路線バスはまちづくり推進課とか、それから、スクールバスは教育魅力課や学校再編推進課とか、あるいは免許証の返納は町民課、あるいは高齢者のサポート事業は福祉事務所、今、介護保険の問題も入ると、健康福祉課が今度は担当、また分かれますよね。そういうふうなばらばらでやると、皆さんすごい神経使って消耗してると思うんです。じゃなくて、そういう交通体系を考える上でたけた人もいます、一般の人の中にも。そういった方も含めて、それで、課の誰かにやらすっていうことでなくて、責任者である課長がちゃんとその場に出て、1テーブルに集まって、そこで知恵も出し、そして金も要るわけですから、金も出し、そういったトータルでの計画をつくるための、そういう場所づくりをまずしていただきたいなと思うんです。そのことのほうが、それぞれが銘々にやるよりも、1つのところに集まって、いろいろな問題が出てきますから、今ばらばらに担当してられる、そういうのを全部もうばらばらでやらないで、一緒に話合いをして、みんなが一番いい方法を、それで計画の中に練り込んでいくと。
そういうことをやっぱりやらないと、このままだと現状がずっと続いていきます。そうすると、高齢者の交通生活サポート事業もありますが、どのぐらい利用されてるか分かりませんけれども、結構これも、例えば家まで来てくださるかなと思えば、道路からちょっと離れてると、道路まで出てきてくださいよと、そういうことを言われると、高齢者の人はもう足が悪いですから、距離がちょっとあると、そこまで出るのが大変と、そういったことも聞いております。
ですので、やはり誰もが高齢者になりますよね、もう本当に、町長まだ若いですけど、やはりよい計画が策定されると、自分の将来も安心だと思います。誰もが年取る、明日は我が身です。そういうことからして、やるべきときにちゃんとしたことをやらないと、永遠にいいものができない。それではやっぱり困りますので、そういった計画づくりのための場所づくり、それから、課員に任せるんじゃなくて、課の責任者が出てきてちゃんと話合いをすると、そういう場をつくっていただけませんでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 私もこうして町長にならせてもらって、2か月以上たって思うとこなんですけども、やはりそういったことができやすいのも町かなというふうに思っております。県だと、また組織ばっかり大きくなってなかなかできないとかいうこともあるんですが、やはり私も課長さんともお話をしていると、と言いつつも、その分野では一生懸命考えていただいてる部分もございますので、そういった、これから、例えば町内の交通自体も、やはり奥出雲交通自体も運転をしてくださる方もなかなか見つからないという部分のこともあります。学校の関係のこれからの子供たちの送迎のこと、こういったことも、なかなか単なる教育委員会だけで済む問題じゃなくなっていることも実はございまして、そういったところはちょっと関係課でやらなきゃいけないねということで、違う視点で職員同士で話ししてる中でも、ちょっとまたいい案が出てくる。ここでは決して言えませんが、いい案が出てきていることもありまして、そういった、本当に課長さん同士の集まりでありますとか、こういったテーマが、今回は公共交通ということで、公共交通なり、こういった独居の方とか、そういった方の交通というテーマでございますが、やはりみんなで対応したほうが当然いいというような、これに限ったことではなくて、ありますので、また安請け合いすると課長さん方にいろいろ言われるかもしれませんが、決して仕事が増えることではなくて、いい方向に向かうことじゃないかなと思いますので、これに限らず、検討していきたいと思っております。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 全ての施策はそうなんですけれども、やはり各課担当で課長さんそれぞれいらっしゃいます。しかしながら、自分と違う課のことであっても、関連することも出てきますので、そういった場合には、やはりみんなで話合いをする場を持って、課長会はあるみたいですが、その場はまたちょっと違う場だと思いますけども、そういった中で、住民サービスどうすれば一番よくなるかという原点に立って、皆さん大変だと思います、時間が要るから。でも、銘々に個々でこうやってやるよりは、みんなで意見を出し合って議論をしていって、いいものをつくっていくと、それが町民の皆さんにフィードバックできるわけですので、ぜひともやっていただきたいというふうに重ねて申し上げておきます。
続きまして、最後の質問になります。農業生産資材高騰への支援対策について質問をいたします。これも、昨日も熱心に他の同僚議員がされましたので、私はあまり詳しくしなくてもいいかなと思いましたが、取りあえず出しましたので、質問をいたします。
今年は、ウクライナ危機による食料品や燃油等の高騰に円安も加わり、農業生産資材や食料品の原料、原材料、新型コロナウイルス感染症による生産への影響等々、諸外国からの生産物輸入に頼ってきた日本は、ここ1年間で物価の高騰はやむところを知らず、どんどん跳ね上がっています。コロナ関連では、国は低所得者や経済悪化による経済支援等々、既に3兆円ほどの国費を使ってきました。国の第2次補正予算では、経産省事業に1兆円、防衛費は国民負担として増税をいい、国民の命を守る食料の安全保障には関心が薄く、その予算額は1,642億円を計上しておりますけれども、この中身はTPP対策にも流れており、国内農業の所得向上にはなかなか回ってきそうにもありません。今年も秋の収穫期を終えましたが、米価に至っては、昨年とほぼ同様の販売単価となっております。
このような中、来年度の農業生産資材は、機械や燃油等も含め、軒並み大幅な価格高騰となっており、生産コストが増加したままでは、農業者の生産意欲は全く湧いてきません。今議会においても、本町の公共施設の電気代高騰分として2,000万円余りが予算計上されています。年が明ければ納税申告が待っております。赤字経営ばかりでは作付をやめたいと思う人が、高齢化も手伝って大きくなっています。これでは若者も、スマート農業と言われても継ごうとは思いません。本町は、農業をする人がいなくなれば一気に衰退し、消滅する集落が続発することを心配しています。本町は第一次産業の町でもあります。こちらにも目を向けていただき、農業生産資材の高騰対策を行い、農家の所得向上に向け、やりがいを感じられる支援対策についてお伺いをいたします。
○議長(藤原 充博君) 糸原町長。
○町長(糸原 保君) 御質問にお答えいたします。
新型コロナのパンデミックに始まり、ロシアのウクライナ侵攻、急激な円安など、様々な要因により、あらゆる資材やエネルギーの高騰が続いております。本町では基幹産業である農業の生産継続を支援することを目的として、6月議会において、水稲資材価格高騰対策として、水稲作付10アール当たり1,800円の一律交付を実施して、11月末現在で1,327戸、2,439万3,000円の緊急支援を行ったところであります。
県においては、一定以上の家畜を飼育する畜産農家を支援する飼料価格高騰対策としての高騰分の2分の1を補助しており、本町も県に追随する形で残りを補助しております。また、県事業に該当しない小規模農家に対しても、高騰分を補助する畜産飼料価格高騰対策に取り組んでおり、これまで123戸、7,491頭分の319万6,000円を支援したということでございます。
また、園芸資材については、9月議会において1,200万円の予算をいただいておりますので、今後、確定申告時期に併せて申請いただくこととしております。
そのほか、田食議員の一般質問にもあります、国の肥料価格高騰対策事業についても、JAと連携して、今後、販売農家の皆様の事業の案内に併せ、申請していただくよう鋭意進めてまいりたいと思います。
しかしながら、十分な措置というのには至ってないという状況であります。今後示される国の第2次経済対策の内容を注視しまして、生産費高騰に係る必要な支援について対応してまいります。いずれにしても、国際情勢のあおりを受けたことによるものでありまして、なかなか町単独での支援という、根本的な対策というのはなかなか限界があるというとこでございまして、根本的な対策については、国の責任において措置を講じてもらうよう要望してまいりますとともに、生産費の高騰に対しては、財源を見つけながら臨時的に農家支援に当たってまいりたいと思います。
これから農業を本当にやっていこうという方々が本当に継続していけるのかとかいうこととか、また、若い人たちが本当に農業やっていこうとか、奥出雲で頑張っていこうとかいうところについては、やはり町、こういった直接的なお金の支援ということだけでなくても、いろんな制度的なものとか、そこら辺を見ていくところ、そういった町の姿勢がないといけないのかなと思っています。いろんな事業を活用しながら、国の制度でいいものがあればと、そういうところの視点がやっぱり私ども大事なとこかなと思っています。それが私たちの役目なのかなと思っておりますので、そういったところで、こういった補正だけを見るのではなくて、本当にこれからの奥出雲町の農業とか、そういったものをやっていっていただけるためにはどうしたらいいのかというのは、本当に考えていかなければいけないと思っております。
○議長(藤原 充博君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) さきに述べた国際情勢の中で、国の農業政策の貧弱さも追い打ちをかけ、食料の安全保障がとてつもなく脆弱になっています。我が国は食料自給率が40%にも満たない現状ですが、世界各地で紛争が起き、きな臭い状況が発生をいたしております。一旦有事になれば、食料を輸入に頼る我が国は60%の民が飢えることになります。あの超大国中国は、13億人とも言われる全ての国民の食料自給率を100%にすると言っております。また、スイスでは、農業生産資材の在庫を、農家に対し、1年分のうち3分の1を支援するとしています。日本と大きな違いですが、このように国民の食を守る仕事をしている農業者に対し、せめて生産コストと労働力を含めた対価としての米価設定をしていただきたい。このことは日本全体に言えることであり、国民が飢えることのなきよう、何よりも先に農業を国の根幹政策とすべきであり、私も米作り農家の一人として、日本の農業の在り方に対する苦言を呈し、一般質問を終わります。
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○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。15時15分に再開いたします。
午後3時07分休憩
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午後3時14分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。
今年最後の大トリ、9番、内田雅人議員。
○議員(9番 内田 雅人君) 内田雅人でございます。大トリと御紹介いただきましたが、12月定例会、12人の一般質問、2日間にわたって行ってましたが、私が最後となります。今年最後の一般質問、執行部の皆さん、もう一踏ん張りです。私も全集中でいきますので、町にとって実りあるものにしていきましょう。
今回は大きく3点について一般質問をいたします。まず、林業振興についてです。伸び代の大きい林業を生かしてと、そういう思いで一般質問をさせていただきます。
町内には、農業、畜産業、工業、商業、観光と多くの産業があり、それぞれ振興策が講じられております。その中で、林業は山林の多い奥出雲町のその資源を十分に生かせてない、非常に伸び代が大きいと考えます。日本全体にも言えますが、国土面積に占める森林の割合、約70%あるのに、木材自給率は35%だと。国土の多くを占める森林を資源と捉え、生かすことが必要です。戦後、造林された木々も、今収穫期を迎えているという状況です。
そして、林業についてもう一つの側面は、人の手が入らない山は災害に弱いということです。豪雨などで土砂崩れの可能性が高くなる。森林整備の遅れにより、もろい山が増えていると言われております。そういった防災と、また陸と海の豊かさを守るというSDGsにつながる環境の観点からも、国のほうはやはりそういった現状に危機感を持って森林環境税が創設されたと理解をしております。山は地下水をつくり、田畑を潤し、海で魚介類を増やすと。林業が一番川上であります。農業、工業、漁業など、ほかの産業にも影響してきます。林業振興がこの一般質問で取り上げられるのは奥出雲町では少ないわけですが、産業と防災、環境の面で大事だと思っております。SDGsの考え、私も今日SDGsのこの質問するのでバッジをつけてまいりましたけども、これですね。
私は、農業サプライチェーンというのは奥出雲町で構築できると思っております。そのためには、基盤整備と人材育成が、その2つを町が強く進めていく必要がありますが、まずお聞きしますのは、森林環境譲与税を使って、ここ二、三年だと思いますが、行われたレーザー航測による、それによって路網整備や森林資源の把握に、それは生かせているかということです。これがスマート林業の下地づくりになろうかと思います。その点について、まずお聞きします。
○議長(藤原 充博君) 高橋
農林振興課長。
○
農林振興課長(高橋 千昭君) 御質問にお答えいたします。
森林環境譲与税を活用して町内一円を計測しました航空レーザー計測は、順調に調査を終えまして、また、昨年度から本年度に繰り越しいたしました森林資源解析もこの9月に完了いたしまして、現在、調査いただきましたデータをGIS、地図データシステムに登録作業を行っているとこでございます。
御指摘の航空レーザー計測の赤色立体地図は、既に路網整備に係るルート選定や掘削延長など、設計に必要な基礎的情報として活用をしているとこでございます。
また、森林資源をデジタル化し、針葉樹、広葉樹の資源量が予測できる解析データを地図システムに搭載しておりますので、今後、森林資源開発にフルに活用してまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。
○議員(9番 内田 雅人君) レーザー航測によって、今、課長答弁いただきました。ちょっとそれについて、奥出雲町全体の森林のデータが全て得ることができて、路網整備にも生かせるという解釈でよろしいでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 高橋
農林振興課長。
○
農林振興課長(高橋 千昭君) 御質問にお答えします。一応、町内一円を測量したというふうにお答えしておりますけども、国有林等は外れておりますので、こちらのほうについてはデータを持っていないという状況でございます。
それから、森林資源のデジタル解析も、一応メッシュで見れるようになっておりまして、マウスで囲った範囲を計測して見ることできますので、部分的にそのデータを見て、森林、いわゆる幾ら針葉樹があるかぐらいのおおよその予測はつくような形になっております。
また、路網等の整備につきましては、設計のほうでも使っておりますけども、出来上がりました履歴についても図面等に搭載しまして、路網情報の集積の一つの材料として使うという形にもなっておりますし、また、現在、森林組合さんのほうにもデータを提供しまして、団地化でありましたり、そういったことのほうに活用いただいてるということでございます。また、本年度から、島根県初でございますけども、リモートセンシングという形で山林地籍の基礎的な情報をこの立体地図で追ってやるということを島根県初でやっておりまして、今、阿井地区のほうで始まっておりますので、そういったことにも活用をさせていただいてるというところでございます。以上でございます。
本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。
午後4時13分散会
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