安来市議会 > 2020-09-17 >
09月17日-04号

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  1. 安来市議会 2020-09-17
    09月17日-04号


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    最終取得日: 2023-04-10
    第99回定例会(令和2年・令和3年)9月定例会議         第99回安来市議会定例会(令和2年・令和3年)               9 月 定 例 会 議令和3年9月17日(金曜日)            出 席 議 員 ( 2 0 名 ) 1番 福井加代子君      2番 岡本早智雄君      3番 原瀬 清正君 4番 飯橋 由久君      5番 岩崎  勉君      6番 三島 静夫君 7番 向田  聡君      8番 澤田 秀夫君      9番 佐々木厚子君 10番 丸山 征司君      11番 樋野 智之君      12番 原田貴与子君 13番 石倉 刻夷君      14番 中村 健二君      15番 足立 喜信君 16番 永田 巳好君      17番 金山 満輝君      18番 佐伯 直行君 19番 遠藤  孝君      21番 葉田 茂美君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            遅参早退等議員( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 竹内 章二君   主査   石原 陽介君   主幹   加藤 靖弘君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      田 中  武 夫君      副市長     伊 藤    徹君 教育長     秦    誠 司君      市立病院事業管理者                                水 澤  清 昭君 総務部長    大久佐  明 夫君      市民生活部長  高 木    肇君 健康福祉部長  中 村  一 博君      政策推進部長  前 田  康 博君 教育部長    原    みゆき君      消防長     三 島  俊 輔君 建設部長    二 岡  敦 彦君      農林水産部長  細 田  孝 吉君 上下水道部長  湯 浅  正 志君      市立病院企画経営部長                                田 中  将 志君 健康福祉部参事 山 崎  泉 美君      政策推進部次長 村 社  芳 行君 総務課長    金 山  尚 志君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第4号)                        令和3年9月17日(金)午前10時開議第1 島根原子力発電対策調査特別委員会の報告について                     以上 島根原子力発電対策調査特別委員長報告第2 安来市立病院についての調査特別委員会の報告について                   以上 安来市立病院についての調査特別委員長報告第3 議第 83号 安来市押印等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例制定について   議第 88号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定及び変更について                              以上 総務企画委員長報告第4 議第 84号 安来市手数料条例の一部を改正する条例制定について   議第 85号 安来市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について   議第 86号 安来市都市公園条例の一部を改正する条例制定について                              以上 文教福祉委員長報告第5 議第 87号 安来市単独住宅条例の一部を改正する条例制定について   議第 89号 市道路線の認定について                              以上 地域振興委員長報告第6 議第 90号 令和3年度安来市一般会計補正予算(第6号)   議第 91号 令和3年度安来市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   議第 92号 令和3年度安来市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)   議第 93号 令和3年度安来市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   議第 94号 令和3年度安来市電気事業特別会計補正予算(第1号)   議第 95号 令和3年度安来市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)   議第 96号 令和3年度安来市水道事業会計補正予算(第1号)   議第 97号 令和3年度安来市下水道事業会計補正予算(第1号)   認第  1号 令和2年度安来市一般会計決算の認定について   認第  2号 令和2年度安来市国民健康保険事業特別会計決算の認定について   認第  3号 令和2年度安来市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について   認第  4号 令和2年度安来市介護保険事業特別会計決算の認定について   認第  5号 令和2年度安来市電気事業特別会計決算の認定について   認第  6号 令和2年度安来市生活排水処理事業特別会計決算の認定について   認第  7号 令和2年度母里財産区特別会計決算の認定について   認第  8号 令和2年度井尻財産区特別会計決算の認定について   認第  9号 令和2年度赤屋財産区特別会計決算の認定について   認第 10号 令和2年度安来市水道事業会計決算の認定について   議第 98号 令和2年度安来市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について   認第 11号 令和2年度安来市病院事業会計決算の認定について                              以上 予算決算委員長報告第7 議第 99号 安来市議会会議規則制定について第8 議第100号 令和3年度安来市一般会計補正予算(第7号)第9 議第101号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について第10 議第102号 人道的見地から、沖縄防衛局による「沖縄本島南部からの埋め立て用土砂採取計画」の撤回を求める意見書の提出について第11 諮第  2号 人権擁護委員候補者の推薦について            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1から日程第11まで            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(葉田茂美君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(葉田茂美君) 日程第1、島根原子力発電対策調査特別委員会の報告についてを議題として、委員長の報告を求めます。 金山島根原子力発電対策調査特別委員会委員長。            〔島根原子力発電対策調査特別委員長 金山満輝君 登壇〕 ◆島根原子力発電対策調査特別委員長(金山満輝君) おはようございます。 島根原子力発電対策調査特別委員会委員長報告。 平成29年11月10日開催の本会議において、島根原子力発電所等に関する事項について調査研究することを目的として島根原子力発電対策調査特別委員会が設置され、精力的な活動を進めてきました。これまで行ってきました活動状況の主なものについて中間報告をいたします。 現在、島根原子力発電所1号機は、廃止措置計画に基づく廃炉措置の第1段階であり、廃炉工事が進んでいくこととなっています。また、2号機は、去る9月15日に原子炉設置変更が認可され、3号機については、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査が実施されている状況であります。 安来市は、市内の80%がUPZ(緊急時防護措置を準備する区域)であり、島根原子力発電所から30キロメートル/圏内に位置しています。市民の安全・安心のために、安来市の危機管理上の最重要事項として、今まで以上に国、、避難先自治体等と緊密な連携を取りながら取り組むことが求められています。 本特別委員会の主な取組としては、次に申し上げる4点について調査を行ってきました。 まず、1点目は、低レベル放射性廃棄物や高レベル放射性廃棄物または使用済み核燃料などの放射性廃棄物問題を調査するため、青森県六ヶ所村にあります日本原燃株式会社原子燃料サイクル施設を視察しました。 敷地内には各種の施設があり、その中には新規制基準に基づく工事が行われている施設もありました。使用済み核燃料や高レベル放射性廃棄物、または低レベル放射性廃棄物の処理方法について説明を受けましたが、高レベル放射性廃棄物が自然界に存在するレベルに下がるには、かなり長い期間を要するものであると聞き、改めて国が国策で進めている原子力政策について、国がもっと国民にしっかり説明すべきであると感じました。 次に、2点目は、安来市が中国電力に申し入れている立地自治体並みの協定締結についてであります。 平成30年3月、東海第二発電所の稼働及び延長運転に係る事前了解を、茨城の6市村が日本原子力発電株式会社と協定を結んだという報道があり、この協定は立地自治体だけでなく周辺の自治体も含めた協定となっていることでありましたので、この安全協定の内容や締結に至るまでの状況などについて、協定を結ばれている茨城の水戸市と那珂市を訪問し調査しました。 水戸市と那珂市では、安全協定の内容や締結に至るまでの状況を伺いましたが、福島第一原子力発電所の事故により多くの避難者があり、これを目の当たりにしておられることから、原子力災害が起これば被害の広域化は避けられない、立地自治体だけでなく周辺自治体も含めた対策を取らないといけないとの判断から、立地自治体の東海村からの提案により、首長会議や首長懇談会を設置され、その後、安全協定の締結となったと説明を受けました。また、安全協定の内容としては、6市村が納得するまでとことん協議を行うことができるというものであると説明を受けました。 住民の安全を守るためには、立地自治体周辺自治体が共通認識を持ち、協議をしていくことのできる体制を整えることも必要でないかと感じました。 3点目は、UPZの範囲についてであります。 UPZは原子力施設からおおむね30キロメートル圏内とされており、安来市の場合は、島根原子力発電所から半径30キロメートル圏内をUPZとしています。しかし、滋賀ではUPZの範囲を独自に設定されていることから、どのような方法で設定されたのかを調査するために、滋賀高島市を視察しました。 滋賀高島市は、周辺に4つの原子力発電所があり、安来市とは状況が多少異なるものではありますが、滋賀が設定したUPZは、気象条件、周辺地形等を考慮し、独自に行った放射性物質拡散予測シミュレーションの結果を踏まえて設定し、原子力災害時には、高島市が防護措置を実施するという説明を受けました。 高島市に最も影響が大きい、大飯、美浜の原子力発電所が同時災害となった際を想定し、UPZの範囲が設定してありました。その結果、原子力発電所から最も遠いところで43キロメートルとなっているものでありました。災害の状況によって、30キロメートル外に大きな影響が及んだ場合の対応も検討しておく必要があるのではないかと感じました。 4点目は、原子力発電所の安全対策についてであります。 島根原子力発電所1号機は、廃止措置計画に基づいて廃炉措置の第1段階でありますが、廃炉措置が行われており、加えて再稼働している原子力発電所の状況等を調査研究する目的で美浜原子力発電所大飯原子力発電所を視察しました。 美浜原子力発電所大飯原子力発電所加圧水型原子炉であり、島根原子力発電所沸騰水型原子炉とは異なる方式の原子炉であります。それぞれの方式は一長一短があるということですが、新規制基準に基づく安全対策が取られ再稼働している原発の状況について調査をしました。 美浜原子力発電所は、1号機の廃炉措置が決定し計画に基づいて工事が進んでいましたが、2004年に3号機の2次系配管破損事故により5名の方が亡くなられ、6名の方が重傷を負われたという説明を受け、構内には安全の誓いのいしぶみがありました。事故を教訓として安全対策には万全を期していると説明を受け、安全に対する意識が高いと感じました。 大飯原子力発電所は、1号機、2号機が廃炉措置を実施中で、3号機、4号機が再稼働中及び定期点検中でありました。廃炉措置に関しては、放射性廃棄物に触れない部分の解体が始まっており、安全対策を行いながら進めていると説明を受け、順調に進んでいるように感じました。また、実際に稼働中の原子力発電所は、冷却用の海水を取り入れ、冷却後に海に排出している状況も見学することができました。 なお、本特別委員会の取組としては、島根原子力発電所における不適切案件についても調査を行っていますが、原子力発電所の安全対策は、設備面のみならずそれを適切に使いこなすための組織、人員体制、教育及び訓練なども重要であり、中国電力株式会社には、協力会社社員も含めた職員の教育や技能訓練などについてさらなる充実強化及び安全意識の向上を図っていただく必要があると考えます。 以上、本特別委員会として調査を行った主な活動状況を申し上げましたが、原子力政策全般の課題に対しては今後も継続的に取り組むことが必要であり、本特別委員会は、市民の安全・安心のために適時適切な意見提言に努め、チェック機能を果たしていきたいと考えております。 以上、島根原子力発電対策調査特別委員会委員長報告といたします。 ○議長(葉田茂美君) 委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいまの委員長の報告を了承することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、委員長の報告は了承されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 ○議長(葉田茂美君) 日程第2、安来市立病院についての調査特別委員会の報告についてを議題とし、委員長の報告を求めます。 澤田秀夫安来市立病院についての調査特別委員会委員長。            〔安来市立病院についての調査特別委員長 澤田秀夫君 登壇〕 ◆安来市立病院についての調査特別委員長(澤田秀夫君) おはようございます。 それでは、安来市立病院についての調査特別委員会委員長報告をいたします。 本特別委員会の所管事項は、1、安来市立病院の経営状況の調査、2、一般財源からの繰入金額の適正化に関する調査、3、安来市立病院の今後の在り方に関する調査の3項目であり、委員会設置以降、精力的に調査を進めてきましたが、令和2年7月以降は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点や市長方針の変更などから調査が進まず現在に至りました。 現市議会は、本年10月31日の任期をもって終了し、新たな議会体制となることから、本特別委員会としてこれまでの状況を報告してまとめとするものであります。 令和元年12月3日開催の全員協議会において、執行部より、ポルティ株式会社がまとめた安来市立病院経営改革検討結果報告書が示され、その報告書に基づき安来市立病院の今後の方向性が提起されました。 ポルティ社経営改革検討結果では、令和元年度の決算見込みは、入院患者数の減少による収益の減少及び給与費の増加を主な要因とする費用の増加があり、当初予算である一般会計からの繰入金6億8,800万円で試算をすると、資金不足額は6億1,600万円となり、資金不足比率は27.5%になる。また、令和2年度から4年以内に必要と見込まれる医療機器更新費や建物の大規模修繕等の4億円程度を見込んで試算を行うと、資金不足比率は悪化の一途をたどり、令和3年度には決算時点での一時借入金は10億円以上が必要となることが見込まれ、事実上、病院経営は困難な状況になるというものでありました。 そのための改善策として、救急受入れ強化により患者数の減少を最小限にとどめ、病床の削減や人員削減、給与体系の見直し、診療科の再編、そして早期の新病院建設が提起されました。また、一般会計からの繰入金も現状7億円弱のものを令和元年度、令和2年度は9億円、令和3年度、令和4年度は8億円まで増やすことにより、令和6年度には資金不足の解消が見込まれるという内容でありました。 この報告書に基づき、執行部からは、市立病院の今後の方向性として病床の削減や人員体制の見直し、人件費総額の削減、5年以内をめどに建設工事をする新病院建設などが提起されました。議会としては、さらなる調査研究が必要と判断し、採決は行わず、説明を聞くだけにとどめました。 市立病院は、毎年一般会計から繰り出し基準を超える繰入れをしている厳しい経営状況にあり、また地域医療体制という観点からもその在り方が問われています。市立病院に関して、現行の委員会条例では総務企画委員会の所管となっていますが、地域医療対策については文教福祉委員会、一般会計からの市立病院への繰出金については予算決算委員会の所管となっています。市立病院に関連する事項の所管が分散していることにより、市議会として病院経営や今後の在り方を包括して調査や議論をする体制がないことから、この課題を解消して調査、議論を横断的に行うために、令和元年12月17日の本会議において、各常任委員会から選出された8名の委員で構成する安来市立病院についての調査特別委員会が設置されました。 令和元年12月24日に開催した第1回特別委員会では、所管事項に沿って、委員会で調査する項目を洗い出し、次回以降その内容について調査を進めることとしました。 令和2年1月16日に開催した第2回特別委員会では、資金不足比率が10%を超えた場合と20%を超えた場合の対応や市立病院の患者動向、安来市の救急医療体制について調査を行いました。安来市立病院は、昭和61年に救急告示病院として認定され2次救急を受け持っていますが、2次救急は、生命の危険性はないが入院治療や手術が必要な患者を24時間365日体制で受け入れる救急であること、また3次救急は、生命の危険があるなど重篤な症状で2次救急で対応できない高度な医療が必要な患者を24時間365日体制で受け入れる救急であり、松江赤十字病院鳥取大学医学部附属病院などが担っていることが分かりました。 1月24日には、ポルティ社経営改革検討結果では委員の理解が得られないため、本市議会の主催で、総務省地方公営企業等経営アドバイザーである栗谷義樹先生夏苅千晶先生を招いて、栗谷先生には公立病院の役割と現状について、夏苅先生には安来市立病院の現状と病院改革案についての講演をしていただきました。市立病院の現状を知っていただくために、各交流センターに案内を出し、議員、一般市民、市職員で約100名の方に参加をしていただきました。また、講演後に開催した第3回特別委員会では、栗谷先生と夏苅先生に参考人としてご参加いただき、市立病院の役割と現状や今後について、講演内容を踏まえながら議論を交わし、認識を深めました。 2月19日に開催した第4回特別委員会では、ポルティ社から提出された病院経営改革検討報告書の資料編について説明を受け、質疑応答を行いました。 2月20日に開催された全員協議会では、執行部より、病床の再編や給与費の適正化、人員配置の適正化、病院の経営改革に係る推進体制などの詳細な方向性が提起されましたが、議会として、特別委員会を立ち上げ調査中のため、採決は行わず説明を聞くだけにとどめました。 3月18日に開催した第5回特別委員会では、全員協議会において執行部から説明された内容に基づき、賃金改善策の仕組みと実態、繰入金の詳細内容、人員配置計画などについて調査を行いました。特に、繰入金の中には、基準外繰入金として経営改善特別支援の項目があり、平成27年度には2,500万円であったものが平成28年度には2億円以上の支援がされていました。令和元年度の見通しでは、3億1,900万円の予定でありました。 4月22日に開催した第6回特別委員会では、病院の最前線で働く一般職員の考えも重要になることから、職員を代表して病院労組の代表者にお越しいただき、病院職員の現状認識、労使交渉の状況、職員として考える市立病院などの調査を行いました。特に、公立病院として地域医療を支えるための考え方は、管理者と職員で大差はないように思えましたが、労使関係については一定の溝があるように感じました。 6月19日に開催した第7回特別委員会では、労使交渉の状況や新型コロナウイルス感染症の経営に与える影響、安来地域医療連携整備検討委員会の状況について調査を行いました。特に、安来地域医療連携整備検討委員会の第1回は8月開催予定で、11月以降に新病院の想定事業費等の検討を行い、来年3月には新病院の基本構想が確定するというスケジュールで進む予定であることが分かりました。 7月30日に開催した第8回特別委員会では、市立病院の令和2年度第1四半期の経営状況、補正予算繰入れに対する財政課の考え、安来地域医療連携整備検討委員会の状況について調査を行いました。特に、経営状況については、新型コロナウイルス感染症の影響が出始め、令和2年度通期の収益では、令和元年度より約2億1,400万円落ち込む推計が出されました。また、安来地域医療連携整備検討委員会の内容として、新病院基本構想策定に係る支援業務で、大阪府のシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング株式会社と契約をしたことが分かりました。以降、特別委員会として、市立病院の新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の強化並びに市長選挙を控える中で特別委員会の開催を一時中断することとしましたが、10月に新市長が就任されたことにより、これまでの市立病院の方向性が一転し、令和3年度中に新たな方向性が示されることになりました。 令和3年8月26日に開催した第9回特別委員会では、市立病院の令和2年度の決算状況、令和3年度の第1四半期の経営状況及び令和3年度の経営の見通しなどについて調査を行いました。特に、令和3年度の決算見込みでは、依然新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、在宅医療など病院事業の新たな取組の成果が少しずつ出始め、令和2年度と比較して大幅な収益減にならないこと、また令和3年度に示される病院事業の方向性について、検討委員会設置に向けて準備段階であることが分かりました。 今回をもって一定の区切りとなる本特別委員会でありますが、いまだ道半ばであり、市立病院の経営状況並びに今後の在り方については継続的に調査をする必要性があります。しかし、改選後の委員会条例の改正では、市立病院の所管は文教福祉委員会に一本化される予定であることから、その役目は常任委員会である文教福祉委員会に委ねることとします。 改選後に文教福祉委員会の所属となる議員の皆様におかれましては、市民の医療・介護・福祉の中核である市立病院について、市民の理解が得られるよう議論を重ねていただくことをお願いするとともに、これまでの委員各位のご協力に感謝を申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(葉田茂美君) 委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいまの委員長の報告を了承することにご異議はありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、委員長の報告は了承されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 ○議長(葉田茂美君) 日程第3、議第83号「安来市押印等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例制定について」、議第88号「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定及び変更について」の2件を一括議題として、総務企画委員長の報告を求めます。 足立喜信総務企画委員長。            〔総務企画委員長 足立喜信君 登壇〕 ◆総務企画委員長(足立喜信君) 総務企画委員長報告を行います。 去る9月1日に開議されました本会議において、本委員会に付託されました議第83号安来市押印等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例制定について及び議第88号辺地に係る公共施設の総合整備計画の策定及び変更についての2件の議案について、9日に総務企画委員会を開催し、審査した結果並びに経過をご報告いたします。 まず、審査結果については、議第83号、議第88号とも全会一致で執行部提出原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、審査の経過について申し上げます。 議第83号では整備状況の確認、議第88号では計画内容や進捗状況についての確認はありましたが、特に異論はなく、採決の結果、全会一致で執行部提出原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、総務企画委員長報告といたします。 ○議長(葉田茂美君) 総務企画委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより順次討論及び採決を行います。 議第83号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第83号は原案のとおり可決されました。 議第88号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第88号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 ○議長(葉田茂美君) 日程第4、議第84号「安来市手数料条例の一部を改正する条例制定について」、議第85号「安来市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について」、議第86号「安来市都市公園条例の一部を改正する条例制定について」の3件を議題として、文教福祉委員長の報告を求めます。 三島静夫文教福祉委員長。            〔文教福祉委員長 三島静夫君 登壇〕 ◆文教福祉委員長(三島静夫君) おはようございます。 文教福祉委員長報告を行います。 去る9月1日に開議された本会議において、本委員会に付託された議案について、7日に委員会を開催し、審査をしましたので、その結果と経緯について報告いたします。 議第84号、議第85号、議第86号、以上、議決案件3件につきましては、全て全会一致で執行部提出原案どおり可決すべきものと決しました。 続いて、主な審査の経過を報告いたします。 議第84号安来市手数料条例の一部を改正する条例制定についてでは、執行部より、個人番号カードの再交付手数料については、自治体が条例制定をして徴収をしていたが、このたびの法改正により地方公共団体情報システム機構がこの手数料を徴収することとなったため、安来市手数料条例の再交付手数料の項目を削るものであると説明を受けました。委員より、地方公共団体情報システム機構とはどのような役割で、実際の手続はどのようになるかとの質問があり、執行部より、この団体は地方自治体が共同して運営をする組織であり、マイナンバーや情報システムに関する事務を地方自治体に代わって行う、あるいは支援する団体である。今後については、その情報システム機構と市が徴収の委託契約をし、実際に徴収をする権限は機構にあるが、市がその委託契約によって徴収をする。そして、そのお金は機構に振り込むという流れになると答弁がありました。 議第85号安来市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてでは、委員より、新型コロナウイルスの変異株については、これに属すると解していいのかとの質問があり、執行部より、これまで新型コロナウイルス感染症は、政令の中で指定感染症として期限付での取扱いとなっていたが、感染症対策の実効性を高め、より確実に取り組めるよう、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の改正により、新型インフルエンザ等感染症に新たに新型コロナウイルス感染症及び再興型コロナウイルス感染症を追加して規定された。新型コロナウイルス感染症の変異株についても範囲の対象となるとの答弁がありました。 以上、文教福祉委員長報告といたします。 ○議長(葉田茂美君) 文教福祉委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 ここで、文教福祉委員長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 三島静夫文教福祉委員長。 ◆文教福祉委員長(三島静夫君) 令和元年12月より本委員会で行ってまいりました所管事務調査、学校再編に関する調査につきまして、調査報告を9月7日付で議長に提出いたしました。本日皆様にも配付させていただきましたので、ご覧いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(葉田茂美君) これより討論及び採決を行います。 議第84号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第84号は原案のとおり可決されました。 議第85号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第85号は原案のとおり可決されました。 議第86号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第86号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 ○議長(葉田茂美君) 日程第5、議第87号「安来市単独住宅条例の一部を改正する条例制定について」、議第89号「市道路線の認定について」の2件を一括議題として、地域振興委員長の報告を求めます。 石倉刻夷地域振興委員長。            〔地域振興委員長 石倉刻夷君 登壇〕 ◆地域振興委員長(石倉刻夷君) おはようございます。 地域振興委員長報告をいたします。 去る9月1日に開議された本会議において、本委員会に付託されました議案について、8日に地域振興委員会を開催し、審査を行いましたので、その結果と経過について報告します。 議第87号、議第89号の議決案件2件につきましては、いずれも全会一致で執行部提出原案どおり可決すべきものと決しました。 主な審査の経過について報告いたします。 議第87号安来市単独住宅条例の一部を改正する条例制定について、委員から、市が所有する単独住宅の今後の在り方についてどう考えているかという質疑に対し、執行部からは、近接の方々への売却等を含め、安来市公共施設等総合管理計画に基づき速やかに処分する方向で検討していると答弁がありました。 以上、地域振興委員長報告といたします。 ○議長(葉田茂美君) 地域振興委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 これより討論及び採決を行います。 議第87号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第87号は原案のとおり可決されました。 議第89号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第89号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 ○議長(葉田茂美君) 日程第6、議第90号「令和3年度安来市一般会計補正予算(第6号)」、議第91号「令和3年度安来市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、議第92号「令和3年度安来市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」、議第93号「令和3年度安来市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」、議第94号「令和3年度安来市電気事業特別会計補正予算(第1号)」、議第95号「令和3年度安来市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)」、議第96号「令和3年度安来市水道事業会計補正予算(第1号)」、議第97号「令和3年度安来市下水道事業会計補正予算(第1号)」、認第1号「令和2年度安来市一般会計決算の認定について」、認第2号「令和2年度安来市国民健康保険事業特別会計決算の認定について」、認第3号「令和2年度安来市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について」、認第4号「令和2年度安来市介護保険事業特別会計決算の認定について」、認第5号「令和2年度安来市電気事業特別会計決算の認定について」、認第6号「令和2年度安来市生活排水処理事業特別会計決算の認定について」、認第7号「令和2年度母里財産区特別会計決算の認定について」、認第8号「令和2年度井尻財産区特別会計決算の認定について」、認第9号「令和2年度赤屋財産区特別会計決算の認定について」、認第10号「令和2年度安来市水道事業会計決算の認定について」、議第98号「令和2年度安来市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について」及び認第11号「令和2年度安来市病院事業会計決算の認定について」の20件を一括議題として、予算決算委員長の報告を求めます。 佐々木厚子予算決算委員長。            〔予算決算委員長 佐々木厚子君 登壇〕 ◆予算決算委員長(佐々木厚子君) おはようございます。 予算決算委員長報告を行います。 去る9月1日に開議されました本会議において、予算決算委員会に付託された8件の令和3年度各補正予算及び12件の令和2年度各会計決算の認定等について、審査を重ねた経過の主な部分と結果並びに令和2年度決算についての指摘事項及び審査意見の報告をいたします。 初めに、9月6日に開催された前期全体会では、議第90号令和3年度安来市一般会計補正予算(第6号)について、執行部より歳入歳出の補足説明を受け、審査を行いました。 2款総務費のうち、高校魅力化推進事業について、委員より、推進員の任用開始が10月1日からということで、これは年度内までの任用と考えていいのか、また募集方法はどのようにされたのかとの質問に対し、執行部からは、任用期間は、この補正に関しては令和3年度内となる。令和4年度以降は改めて次の予算でお願いしたいと考えている。募集方法は、通常であれば公募となるが、今回については非常に専門性が高く地域の活動や学校活動、そういったことに造詣が深く、ある程度の経験値がないとできないだろうと想定しており、そういう実績がおありだという方に対して非公募でお願いするということにしており、今人選をして調整をしている最中であるとの答弁でした。さらに、委員より、この事業はこれからずっと続く事業と考えてよいかとの質問に対し、執行部からは、この事業は、近年島根の教育委員会が非常に力を入れ始めた事業である。取りかかってからすぐに結果が出るものではないと考えており、短期的なものではなく、ある程度長期的に続けていく必要があると思っているとの答弁でした。 同じく、2款総務費のうち、和田南地域情報化事業について、委員より、告知端末の増加分ということで約200区画が予定されており、その増加した台数分を安来市が負担するというふうに理解してよろしいかという質問に対し、執行部からは、今回の市の負担は、カプラー4台分の負担金を支払うもので、カプラー1台で64世帯分となり約200区画を対応できるのでその部分のみの負担であるとの答弁でした。さらに、委員より、和田南は機種が変わって設備が今までのものと変わるという説明であったが、今まで各世帯にあるものについては今後どうなる予定かとの質問に対し、執行部からは、現在各家庭についているONUについては、古い機種とはなるが新しいサーバー類で対応が可能なため、これまでどおり使えるというふうに考えているとの答弁でした。さらに、委員より、工期はいつまでとなるか、また個人負担は発生するのかとの質問に対し、執行部からは、工期については今年度中を目途に進めたいと考えている。個人負担は、これまでどおり発生しないとの答弁でした。 続いて、議第91号から議第95号までの令和3年度各特別会計補正予算及び議第96号から議第97号までの令和3年度各企業会計補正予算について、執行部より歳入歳出の補足説明を受け、審査を行いました。委員からは、数件の確認等ありましたが、いずれも今補正予算に直接影響する内容ではありませんでした。 議案総括審査の中では、委員より、議第90号について反対であるという意思表示がありました。採決では、議第91号、議第92号、議第93号、議第94号、議第95号、議第96号、議第97号については、全会一致で執行部提出原案のとおり可決すべきものと決しました。反対の意思表示のあった議第90号については、起立による採決を行い、賛成多数により執行部提出原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、令和2年度決算審査に際し、代表監査委員に出席を求めました。代表監査委員からは、令和2年度の予算はコロナ関係で約300億円に膨らんでいる。そのために、一応見かけは大きくなっているが、実質的にはあまり変わりがないと補足説明がありました。また、我々市民が期待するのは、いわゆる教育、それから病院を含むライフライン、そういうものをちゃんとした指針を持って、執行部と議会が協力して、こうあるべきだという明確な安来のまちづくりというものを市民に示していただきたいとの意見がありました。 続いて、一般会計総括説明等を受けた後、認第1号令和2年度安来市一般会計決算の認定についての病院経営改革室に係る項目及び認第11号令和2年度安来市病院事業会計決算の認定についてに関して審査を行いました。 委員より、外来患者の減少について、中でも整形外科が極端に減少しているが、これは医師の関係かとの質問に対し、執行部からは、整形外科医が令和2年度に1人減少したことの影響が大きいとの答弁でした。さらに、委員より、毎年同じような形で患者はいると思うが、やはり医師がいなかったら病院に来る人が減るということか、また医師が減少したことに対してどのような形で努力をしているかとの質問に対し、執行部からは、今までいた医師がいなくなるということは、今までかかっておられた方が減るので、明らかな患者減になる。医師の増員については、鳥取大学の各医局等にお願いに行ったり、いわゆる全国の医師用のリクルートのようなところにも募集をかけたりして、当院に来ていただくような手だてをしているとの答弁でした。 次に、9月7日に開催された文教福祉分科会では、2款総務費に関連し、徴収業務について、委員より、以前に休日徴収、あるいは夜間徴収を行っていると聞いていたが、今もそういう徴収体制を取っているかとの質問に対し、執行部からは、現在は夜間徴収については行っていない。日曜納税相談を、日にちを設けて、相談者の都合を伺いながら行っている。令和元年は年3回、令和2年度については4回の日曜納税相談を行ったとの答弁でした。さらに、委員より、戸別訪問はしてないかとの質問があり、執行部より、現在は訪問等を極力抑えて、まずは来ていただくというスタンスでやっている。どうしても対応いただけない方については訪問させていただいているとの答弁でした。 また、10款1項教育総務費の教育支援センター運営事業あすなろ教室について、委員より、よりどころとして来る子供たちの将来をしっかりと考えるのも教育の一環である。この事業についてどのように評価しておられるかという質問に対し、執行部からは、あすなろ教室はでも高い評価を受けている。特に、子供たちの登校復帰のみならず、各学校との連携、家庭との相談を行いながら、社会的な自立を大きな目的とし、長いスパンで支援を行っている。不登校に至る原因は様々であるが、解消に向けて、関係機関と連携をしながら自立に向けた活動をしていただいている。教育環境については、支援員が生徒に寄り添い、通所している子供たちをうまくつなげながら、学習の支援や心の支援、積極的なコミュニケーションができるような関わり方をしてもらっているとの答弁でした。 次に、9月8日に開催された地域振興分科会では、4款衛生費の浄化槽普及促進事業費について、委員より、補助金申請件数がゼロ件とあるが、設置完了によるものなのかとの質問に対し、執行部からは、浄化槽の設置は、申請者が一般会計の個人設置型と特別会計の市設置型から選択でき、昨年度は個人設置型の申請がなかったためとの答弁でした。 7款商工費のどじょう振興事業では、委員より、どじょうの稚魚数、生産数量、販売数量が減少している原因は何かとの質問に対し、執行部からは、新型コロナウイルスの影響で卸先の居酒屋チェーン店や市内飲食店の休業により出荷が見込めないため、どじょう生産組合は稚魚の仕入れ量を半減させ、生産調整を実施しコスト削減に努めたとの答弁でした。 次に、9月9日に開催された総務企画分科会では、7款1項2目商工業振興費のうち、商業・サービス業感染症対応支援事業、教養・技能教授業等感染症対応支援事業、中小企業者等事業継続支援給付事業について、委員より、コロナ関係の交付金を充てた3つの事業の補助実績について、多かったのかどうだったのか、どのように分析しているのかとの質問に対し、執行部からは、コロナ禍において、どれぐらいの期間を見て、どれぐらいのことをすると、どうなるのかというのがなかなか読み取ることが難しい状況の中で、その時点で想像し得る限りの材料を集めて、想定をして、制度設計をして、予算の規模を決めてということを繰り返した。中には、準備していた予算よりもかなり下回る実績となった事業もあったが、その都度補正予算等で不要なものを減額して、状況に合わせて、次の施策に財源をシフトさせていくということを繰り返したとの答弁でした。 次に、各会計への繰出金について、委員より、病院事業には基準外繰入金の中に経営改善特別支援という項目があるが、他の事業でそういった経営を改善するような支援金があるのか、あるとすれば金額は幾らかとの質問に対し、執行部からは、繰り出し基準の中に経営改善部分を持っているのは、病院事業のほかには生活排水処理事業がある。金額は、繰り出し基準が3億9,828万円で、実際に繰り出した金額が4億3,980万円であるので、その差額が経営改善部分と考えていただきたいとの答弁でした。 次に、9月15日に開催された後期全体会では、各分科会の委員長報告を行い、質疑では委員より会議内容の確認がありました。 続いて、議案総括審査では、委員より、認第1号、認第2号、認第3号、認第4号、認第11号に対して、反対である意思表示がありました。 続いて、採決において、認第5号、認第6号、認第7号、認第8号、認第9号、認第10号の6件は、全会一致で執行部提出原案のとおり認定すべきものと決し、議第98号は、全会一致で執行部提出原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。異議、反対である旨の発言があった議案については、起立による採決を行い、認第1号、認第2号、認第3号、認第4号、認第11号の5件は、賛成多数により執行部提出原案のとおり可決すべきものと決しました。 そして、後期全体会において、委員長報告について一任を受け協議した結果、令和2年度決算審査を通じた最終的な指摘事項並びに審査意見をまとめました。 以下、指摘事項並びに審査意見を申し上げます。 1、財政運営について。令和2年度の一般会計の決算の状況は、歳入総額300億7,500万円余で、前年度比19.95%の増、歳出総額295億7,800万円余で、前年度比20.01%の増となり、形式収支は4億9,700万円余であり、実質収支は3億9,200万円余であった。財政指標では、地方債現在高比率、実質公債費比率、経常収支比率ともに前年度より改善が見られたが、基金現在高は前年度より7億9,400万円余の減少であった。これまで、今後の財政運営について市議会として様々な問題点を指摘してきたが、令和2年度は市債の繰上償還をされており、財政の健全化に向けて財政構造の転換を図られていることは評価できる。確かに、財政健全化は喫緊の課題であるが、同時に行政として必要な事業をおろそかにすることはできない。監査委員の補足説明にもあったように、必要な教育、ライフライン等について指針を早急に策定し、効果的な事業展開を実施するとともに、将来を見据えた持続可能な財政運営に努められたい。 2、市有財産の管理について。公共施設等総合管理計画において、削減目標面積25%に対し、進捗率が約3.9%であった。令和3年度には、安来市公共施設利活用推進会議が設置されたことで、今後より一層議論を重ね、計画目標の達成に向けてさらなる効果的な対策を講じていただきたい。また、ハーモニータウン汐彩について、新築支援補助金などの制度や残区画の値引き販売により分譲が進んでいることは評価ができる。今後も完売に向けて販売促進に努められたい。 3、収入未済額について。健全な財政運営には、自主財源である税収の確保と税負担の公平性の確保が不可欠である。今後も市税、国保税の滞納が減少するよう、収納体制の強化を図られたい。 4、新型コロナウイルス対策事業について。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業について、これまでにないコロナ禍への対応であったため、事業予算が組み替えられることとなった事業もあった。その後、組み替えられた予算で様々な特徴的な事業が行われたことは評価できるが、事業内容、規模の把握についてもう少し検討が必要であったのではないかと考えられる。いまだ、コロナ禍の終息は見えず、これからも様々な対策を講じなければならない状況は続くことと思われる。今後のコロナ対策事業について、誰もが望む事業を迅速かつ的確に実施するよう努められたい。 以上、指摘事項並びに審査意見を申し上げました。 新型コロナウイルス感染症対応に追われた1年であり、今後も厳しい財政状況が続くと見込まれますが、安来市の将来を見据えた持続可能な行財政運営に留意し、市民福祉の向上に努められるよう要請し、予算決算委員長報告といたします。 以上です。 ○議長(葉田茂美君) 予算決算委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。            (10番丸山征司君「議長」と呼ぶ) 丸山議員。 ◆10番(丸山征司君) では、佐々木予算決算委員長について質疑をさせていただきます。 先ほど、委員長のほうから、このA4の4ページにわたって事細かく報告がございました。実際に、20件にもわたる議案があるものを、みんな報告されてるわけですから大きなボリュームになると思っております。中には事細かくご説明されているものもあって、好意的に思っているわけなんですけども、議案総括審査の中で、委員より議第90号について反対であるという意思表示のことも一応拾っていただいてうれしく思っておりますけれども、あまりにもそれだけだと内容として不十分なんじゃないかなと思っております。今、2款総務費に関してはA4の半分以上にわたって細かくご説明ありましたけれども、実際に私も議第90号についても、いろいろと質疑を繰り返しておりまして、その上で最終的には反対である意思表示をしたわけなんですよ。この議第90号というのは、いわゆる令和3年度安来市一般会計補正予算の第6号でございまして、事業は多岐にわたってるわけなんです。なので、この議第90号についての反対という言葉だけだと、何についての反対なのか分かりにくい。この2款総務費が先にこんなに長くあったら、まるで2款総務費について反対しているかのように見えてしまうわけなんですけども、私は第8款の土木費の6項の住宅費の住宅管理費の公営長谷津団地住宅の立ち退きの補償費についての68万4,000円についての疑義があったわけで、その執行部とのやり取りが幾つかあったわけなんですよ。細かい疑義の内容についてはそこまでなくても、せめてこの項目くらいはやってほしいと思います。 ○議長(葉田茂美君) 丸山議員、丸山議員。この議題に対する賛否に対しての質問、あんたの質問は内容のクレームについての感じがしますが、賛否に対する質問をしていただきたいと思います。 丸山議員。 ◆10番(丸山征司君) 今、賛否についての質問とおっしゃられましたけど、この委員長報告について質疑はありませんかと言われたので、この委員長報告について質疑をしているんですけども。 ○議長(葉田茂美君) 委員長報告の賛否についての質疑です。            (10番丸山征司君「内容について」と呼ぶ) 佐々木予算決算委員長。 ◆予算決算委員長(佐々木厚子君) 委員長報告につきましては、予算決算委員会後期全体会の最後に、委員長に一任ということをいただいておりますので、報告書を作らせていただいております。 以上です。 ○議長(葉田茂美君) 丸山議員。 ◆10番(丸山征司君) では、その点でお伺いします。 最後の部分で、後期全体会の中で、指摘事項並びに審査意見という状況で、今後の財政運営という部分の内容がございました。令和2年度は市債の繰上償還をされており、財政の健全化に向けて財政構造の転換を図られてきたことは評価できるみたいなことが書かれてあったんですけども、これは委員の方のどういったご発言だったのかなと、それはいわゆる佐々木委員長さんの個人的なご見解なのかということをまず伺いたいということと、実際問題、確認をしたいんですけども、令和2年度の市債繰上償還は、まだ令和2年度の決算においては財政効果はほとんどありませんよ。当然……。 ○議長(葉田茂美君) 丸山議員、先ほど佐々木委員長もおっしゃいましたように、委員長報告は委員長に一任されております。            (10番丸山征司君「うん」と呼ぶ) 意味が分かりますか。 委員長、何か。 佐々木予算決算委員長。 ◆予算決算委員長(佐々木厚子君) いや、ですので、予算決算委員会は全議員が対象ですので、例えば後期委員会とかで様々なご意見があったこと、また分科会形式で今しておりますので、その分科会の中で特に出た内容を各分科会ごとに報告をさせていただいているということですし、この報告書に関しましては、先ほども申し上げたように委員長に一任ということを得ましたので、副委員長と共に考えて私たちで報告書は作成させていただきましたので、それはご了解をいただきたいと。            (10番丸山征司君「はい、承知しました」と呼ぶ) ○議長(葉田茂美君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。 議第90号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議がありますので、ボタンにより採決をお願いいたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いいたします。 採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、議第90号は原案のとおり可決されました。 議第91号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第91号は原案のとおり可決されました。 議第92号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第92号は原案のとおり可決されました。 議第93号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第93号は原案のとおり可決されました。 議第94号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第94号は原案のとおり可決されました。 議第95号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第95号は原案のとおり可決されました。 議第96号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第96号は原案のとおり可決されました。 議第97号に対し討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第97号は原案のとおり可決されました。 これより認第1号から認第10号、議第98号及び認第11号までの12件に対し、一括して討論を行います。 討論はありませんか。 向田議員。            〔7番 向田 聡君 登壇〕 ◆7番(向田聡君) 日本共産党議員団の向田聡です。 議員団を代表して、認第1号令和2年度安来市一般会計決算の認定について認定とした委員長報告に対し、反対の討論を行います。 地方自治体の役割は、住民の福祉の増進であり、住民の暮らし、健康を守り、住民の安心・安全を確保することです。 令和2年度は、新型コロナ感染症が広がり、市民の暮らしや命をどう守るか、そして安全・安心な生活をどう保障していくかが根本的に問われる年度でありました。憲法と地方自治法を基本に、住民の福祉の増進という観点と市民の暮らしの実態、実感に照らし、以下5点にわたり意見を述べます。 第1は、マイナンバー制度です。 今国は、あの手この手を使ってカード普及に努めようとしています。市は積極的に推進していますが、普及率は伸びているとはいえ31.76%です。情報漏えいの心配や情報管理に対して不安視する市民がいます。マイナンバーカードについては、政府による社会保障の給付抑制へつなげる狙いを危惧する、そういう声が後を絶ちません。デジタルディバイドにも配慮した、カードを所持しなくても行政手続に困ることがないようにすべきであり、これ以上推進すべきではありません。 第2に、教育環境問題です。 とりわけ、校舎の施設整備については、いまだに雨漏りの修繕を訴える学校が数校あります。子供たちが日々学ぶ校舎の整備は喫緊の課題です。最優先で取り組むべきものです。また、今回のコロナ禍で、教室の密の問題も明るみになりました。密を解消するためにも、少人数の学級編制も急務です。あわせて、放課後児童クラブについても密にならないよう増設などの環境改善も必要です。 第3に、災害対応についてです。 昨今の災害の多発化、大型化に伴い、災害について、災害は、いつどこで起こっても不思議ではない状況です。市民の皆さんも災害について非常に不安を募らせておられます。河川整備率、落石等通行危険道路の整備率も非常に低い状況です。通学路の整備も後回しにはできません。事故、災害が起きてからの対応とならないよう、河川のしゅんせつ、樹木の伐採、身近な生活道路や橋梁などの整備、土砂災害への対応など生活密着型、防災・減災型の公共事業の予算を確保していくべきです。 第4は、地域経済活性化についてです。 コロナ感染症が拡大する中で、市内の産業に大きな打撃を与えました。令和2年度は、コロナ感染症対策事業を市民の要望に沿って努力されたことは評価いたします。ただ、今後も地球環境の変化で様々な感染症の発生、パンデミックも起こりかねません。そうしたとき、やはり地域内で経済を回していく、地産地消や地域内循環型の産業連携の経済システムを構築していく必要があります。 基幹産業である農業では、農家は生産費を賄えない農業経営を、高齢化の中で離農や耕作放棄地が増えています。景観や保全、防災の面からも農地を守らなければなりません。価格保障や所得補償など、農業経営に支援策が必要です。持続可能な農業、食料自給率を上げるために家族型農業にも支援策を講じるべきです。 最後に、原発の問題です。 福島原発事故から10年半がたちましたが、原因究明はいまだになされていません。そういう中で、島根原発2号機に再稼働の動きが出ており、市民の不安の声は大きくなっています。市民への情報提供や意見を求める場である安全対策協議会は1回だけの開催でした。原発再稼働を不安視する声を聞いております。市民周知や市民の声を反映させる場が必要です。市民の命と安全を守るために原発の再稼働や新規稼働は認めず、自然エネルギー、再生可能エネルギー利用にかじを切る決断をするべきであります。 以上、反対討論といたします。 ○議長(葉田茂美君) ほかにありませんか。 原田貴与子議員。            〔12番 原田貴与子君 登壇〕 ◆12番(原田貴与子君) 日本共産党議員団の原田貴与子でございます。 認第2号令和2年度安来市国民健康保険事業特別会計決算の認定について、認第3号令和2年度安来市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について、認第4号令和2年度安来市介護保険事業特別会計決算の認定について、認第11号令和2年度安来市病院事業会計決算の認定について、以上の案件について、予算決算委員会委員長報告は認定です。私は議員団を代表して、認定に反対の討論をします。 認第2号についてです。 令和2年度末の安来市の国民健康保険加入世帯は4,760世帯、対前年度比0.87%減、被保険者数は対前年度比1.08%減の7,489人です。令和3年2月末時点で国保税滞納による短期保険証交付数は116、資格証明書交付は21です。年度末の滞納状況は443件です。また、新型コロナウイルス感染症による減免は45件と報告されました。これらを踏まえた上で、市民の状況についてです。 昨年度、コロナ禍による暮らしへの影響がある人などからは、収入が減った、経営の先が見えない、必要な支払いができない、収入のために仕事をせざるを得ない、いつ仕事を失うか不安でならないなどの声が日本共産党安来市議会が実施したアンケートで寄せられています。 島根下では、令和3年度に向けて国民健康保険の引上げはほとんどなく、据置きか引下げの評価がされています。そして、全国的に見ると、2019年3月時点で既に25の自治体で子供の均等割の減免を実施し、国保の負担軽減を図っています。 これらの状況の中で、安来市は基金を2億4,123万円余を積みながら、市民の窮状に活用しない決算となりました。市民の願いは、国保税などの税負担の軽減です。新型コロナウイルスに係る検査や医療費の心配をせずに受診できることです。短期証や資格証の発行はやめ、誰でもどこでも安心して医療が受けられるように施策を講じるべきです。 認第3号です。 後期高齢者医療保険の被保険者数は7,451人で、1人当たりの調定額は6万2,974円で前年度より1万754円増えています。保険料の滞納者は39人、短期保険証の発行者数は24件です。そして、新型コロナウイルス感染症による減免は3件です。後期高齢者の医療制度の改悪が進み、高齢者の負担は増える一方です。さらに、国は国民の反対を押し切って後期高齢者の医療費の窓口負担が2割になる法をつくりました。年金生活で暮らしの先を見ると、医療費を抑制せざるを得ない状況に追い込まれます。早急に、後期高齢者保険料が払えない問題の解決に向かい、医療費の心配なく医療が受けられるようにすべきです。75歳という年齢で区切った医療制度は、改められなければなりません。 続いて、認第4号です。 安来市の高齢化率は、市の資料によりますと令和3年3月31日現在37%です。比田地区、赤屋地区では50%を超えています。要介護認定者数は2,822人で、65歳以上の20.3%です。認知症の患者数は約1,600人ということです。 誰もが必要な介護サービスを受け、尊厳を持って生きたいとの願いは共通しているのではないでしょうか。一方、介護保険の滞納者は202人です。介護や介護費用の負担の心配をせざるを得ない状況です。介護保険料負担の軽減が必要です。 新型コロナウイルス感染症による介護保険料の減免件数は17件でした。このような中で、コロナ禍で介護事業所の経営が困難になりました。その際に、介護利用料において施設経営改善のしわ寄せが介護利用者に押しつけられました。コロナ禍で事業所や利用者が大変なときこそ、市から支援の手が差し伸べられるべきでありました。 コロナ禍で運営に心血を注いだ事業所や感染予防に努め必死で働く労働者への支援が不十分ではなかったでしょうか。介護労働者の処遇改善も不十分でした。全産業から比べると賃金が低い介護労働者は、人手不足が深刻です。事業所運営が大変な状況下では、介護報酬とは別枠の公費投入をすることで介護労働者の賃金を引上げする、また正規職員の配置の支援などの抜本的施策を講ずるべきです。中山間地では使えるサービスが少ないなど、居住地によってサービス提供の不公平が生じていることに改善が認められませんでした。早急にサービスが行き届くよう支援策を検討すべきであります。介護保険の負担増はやめて、安心できる介護サービスの拡充を求めます。 続いて、認第11号です。 令和2年度の決算は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、病院では受診控えなどにより患者数が減少しました。病院や診療所などの医療機関は、コロナ禍による患者の減少で経営が立ち行かなくなり支援が求められています。しかし、国は借入れの支援で立ち直れと言わんばかりです。コロナ禍で感染症対策が必要なときに、病院や病床を削減しようとしています。 日本共産党にコロナ禍で健康や医療について寄せられた意見は、心配事では診療、通院を控えること、ストレスで体調が悪化したなどです。患者数の減少について、もともと医療は必要なかったのではないかなどの臆測は当たりませんし、保健・医療を充足させて病気の重症化を防がなければなりません。新型コロナウイルス感染症については、正確な情報を市民は求めています。感染拡大を防ぐのに有効な手段としてPCR検査を望む人に無料で、あるいはせめて助成して安価で実施する必要性がありましたが、行われていません。今後も、感染力の強い変異株の出現で、子供や家族から職場、職場から家族と感染が広がるおそれがあります。市民は、新型コロナ感染者となったときに、国、の方針である自宅療養に不安を抱いています。市立病院として何ができるのか、市民の願いに応える市立病院として整備すべきであります。 市立病院は、改革として病床削減と医療従事者の賃金削減を行いました。医療自体が縮小することを回避できませんでした。これでは、救急医療、中山間地域などの無医地区への対応、地域包括ケアの介護との連携、また続いて起きると言われる感染症対策や災害対応を担っていくなど、公立病院として果たさなければならない役割が果たせなくなるのではありませんか。病院改革の方向は、地域に必要な医療提供体制の拡充のために抜本的な見直しを国に求めるべきだということを指摘し、反対討論とします。 以上、認第2号、認第3号、認第4号、認第11号の討論を終わります。 ○議長(葉田茂美君) 賛成の討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認めます。 以上で討論を終わります。 これより順次採決いたします。 初めに、認第1号について採決いたします。 本件については反対の討論がありましたので、ボタンにより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いいたします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、認第1号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第2号について採決いたします。 本件については反対の討論がありましたので、ボタンにより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、認第2号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第3号について採決いたします。 本件については反対の討論がありましたので、ボタンにより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、認第3号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第4号について採決いたします。 本件については反対の討論がありましたので、ボタンにより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いいたします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、認第4号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第5号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、認第5号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第6号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、認第6号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第7号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、認第7号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第8号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、認第8号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第9号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、認第9号は原案のとおり認定されました。 続いて、認第10号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、認第10号は原案のとおり認定されました。 続いて、議第98号について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、利益の処分については可決し、決算については認定であります。本件は原案のとおり可決及び認定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第98号は原案のとおり可決及び認定されました。 続いて、認第11号について採決いたします。 本件については反対の討論がありましたので、ボタンにより採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いいたします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、認第11号は原案のとおり認定されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第7 ○議長(葉田茂美君) 日程第7、議第99号「安来市議会会議規則制定について」を議題として、提出者より説明を求めます。 永田巳好議会運営委員長。            〔議会運営委員長 永田巳好君 登壇〕 ◆議会運営委員長(永田巳好君) お手元に配付の議案つづりその2の1ページをご覧ください。 議第99号安来市議会会議規則制定についての提出者5名を代表してご説明いたします。 議案つづりその2の2ページから26ページが改正の全文でございます。 このたびの改正は、全国市議会議長会から示されている標準市議会会議規則の内容に準じて、章節立てとして現会議規則を整理し、第3条に宿所または連絡所の届出を追加し、第88条から第135条に委員会の議事に関する条項を追加するものです。 詳細については、条例関係説明資料に条文の新旧対照表を載せておりますので、そちらでご確認ください。 なお、附則として、この規則は公布の日から施行するものであります。 以上、提案説明とさせていただきます。皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(葉田茂美君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。 丸山議員。 ◆10番(丸山征司君) すいません、永田巳好議会運営委員長に確認したいんですけども、今、口頭では委員長をはじめとして5人の委員の方で協議してこの会議規則制定に至ったということでございまして、過去の例で考えると、よくこういうときに委員長さんのお名前と共に下のほうに5人の委員のお名前があったりすると思うんですけども、今回どこか別の場所にそれがありましたか、その連名みたいな。ちょっと確認したいんですけど。 ○議長(葉田茂美君) 永田巳好議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(永田巳好君) 名前がないということですか。            (10番丸山征司君「ええ、名前がない」と呼ぶ) 先ほど、そのために提出者を代表して5名ということを申し上げまして、そんなふうに受け止めていただければいいんじゃないかと思ってます。            (10番丸山征司君「口頭ですね。はい、了解」と呼ぶ) ○議長(葉田茂美君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件につきましては、安来市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、本件につきましては委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論及び採決を行います。 議第99号について討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第99号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第8 ○議長(葉田茂美君) 日程第8、議第100号「令和3年度安来市一般会計補正予算(第7号)」を議題として、執行部より説明を求めます。 大久佐総務部長。            〔総務部長 大久佐明夫君 登壇〕 ◎総務部長(大久佐明夫君) それでは、議案その2、予算関係つづりの1ページをお願いいたします。 議第100号令和3年度安来市一般会計補正予算(第7号)についてご説明いたします。 このたびの補正は、8月20日に国より新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加配分が示されたこと、また新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業について、執行状況を確認する上で予算の組替えを行い、その財源を有効に活用するためのものでございます。 歳入歳出予算の補正ですが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ4,400万円を追加し、予算の総額を261億8,960万円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額につきましては、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。 それでは、予算の概要について予算説明資料で説明いたします。 1ページをお願いいたします。 令和3年度の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業につきましては、補正予算(第2号)──これは6月補正でございます──及び補正予算(第4号)──これは7月の補正で議決をいただいたものでございます──これまで事業を実施しております。事業を実施する上で、補正予算時の想定とは異なり、事業によっては大きな不用額を見込むものも出てきています。 まず、減額する事業ですが、資料1の事業費及び財源内訳(1)事業費の表の1行目、中小企業者等チャレンジ応援事業、これは従来の事業形態にこだわらない新商品、新サービスの開発や販路の開拓等への支援を行うものでございますが、事業費を1,500万円減額、また3行目、中小企業者等応援金事業、これは新型コロナウイルス感染症の影響を受け、指定した期間の事業収入が20%以上減少した事業者に対し、その減少幅に応じて30万円、50万円の応援金を給付する事業を4,600万円減額し、新たに2つの事業を計上するものでございます。 2、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてでございます。 3次配分といたしまして3億1,024万5,000円、このたび追加配分されました3,645万6,000円を加え、3億4,670万1,000円となりました。補正予算の財源内訳は、その追加配分の交付金と一般財源754万4,000円でございます。 それでは、新規事業について説明させていただきますので、2ページをお願いいたします。 7款1項安来市新型コロナ対策認証店推進事業でございます。 が実施する「島根新型コロナ対策認証店」認証取得支援補助金を活用し感染症対策に取り組む事業者に対し、その経費の一部を補助するものでございます。 2の事業費及び財源内訳でございますが、事業費は750万円で75件の申請を見込んでおり、財源は全額新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金でございます。 3の事業内容ですが、補助対象者は市内に店舗を有し、の「島根新型コロナ対策認証店」認証取得支援補助金を受けた者、補助率は対象経費の3分の1で、上限10万円、申請期間は10月下旬から3月中旬を予定しています。下段には参考といたしましての補助金の内容を掲載しておりますのでご確認ください。 3ページをお願いいたします。 7款1項オールやすぎ食べ・乗りクーポン事業でございます。 長期化する新型コロナウイルス感染症の蔓延により影響を受けている飲食業とタクシー業を支援するため、支払い時に使用できる割引券を市民全員に配布するものでございます。 2の事業費及び財源内訳でございますが、事業費は9,750万円、財源は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金及び一般財源でございます。 3の事業内容ですが、10月11日時点において安来市に住民登録のある人を対象予定とし、市民1人当たり3,000円分の割引券──今回は300円券を10枚でございます──を世帯単位で配布します。配布は11月中旬を予定しており、使用可能期限は令和4年1月31日まででございます。 事業の説明は以上でございます。 なお、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業につきましては、今後の執行状況を踏まえ、必要に応じて補正予算編成を行う考えでございます。 以上、議第100号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(葉田茂美君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。 三島静夫議員。 ◆6番(三島静夫君) 内容について伺ってよろしいですか。 ○議長(葉田茂美君) どうぞ。 ◆6番(三島静夫君) 2ページのコロナ対策認証店推進事業なんですけれど、3ぽつの(2)のところに認証取得支援補助金の対象経費のこの対象経費というのは、事業の全体と捉えるのか、それとも手出し部分の3分の1のさらに3分の1を出すという考え方ですか。 ○議長(葉田茂美君) 村社政策推進部次長。 ◎政策推進部次長(村社芳行君) 対象経費につきましては、島根が定めておる備品等の項目がございます。事業者のほうで係る全ての金額を対象経費として捉えます。それの3分の2を島根が負担するわけですけども、上限は20万円までということになっております。 ○議長(葉田茂美君) 三島議員。 ◆6番(三島静夫君) つまり、が上限20万円の3分の2を出すということは、そうすると30万円の事業ができるじゃないですか、要は、3分の1が手出しだと。その3分の1を上限10万円まで見るということは、丸々市が出してくれるということか、それともその10万円の中の3分の1の3万3,000円を出すのかということを伺いたいんです。 ○議長(葉田茂美君) 村社政策推進部次長。 ◎政策推進部次長(村社芳行君) 市が負担いたします3分の1の部分は、総額で30万円までと捉えまして、島根がその3分の2の20万円、残りの3分の1に相当する10万円を市が負担するという意味でございます。
    ○議長(葉田茂美君) 三島議員。 ◆6番(三島静夫君) 分かりました。それで、1点だけ確認しますけど、経費の一部を補助するということが書いてありますけど、正直、ぶっちゃけという言葉を使っていいのかどうかですけど、30万円までの事業だったら丸々市が見てくれるということでよろしいですね、もう一度確認させてください。 ○議長(葉田茂美君) 村社政策推進部次長。 ◎政策推進部次長(村社芳行君) その総事業費が30万円で納まれば、それをと市と分割してが3分の2、それから市が3分の1で30万円を負担させていただきますが、の取決めの中におきまして消費税部分は除くということでが決めておりますので、そこだけは自己負担ということでお店の負担になります。 ○議長(葉田茂美君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件については、安来市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。 議第100号について討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、議第100号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第9 ○議長(葉田茂美君) 日程第9、議第101号「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について」を議題として、提出者より説明を求めます。 永田巳好議会運営委員長。            〔議会運営委員長 永田巳好君 登壇〕 ◆議会運営委員長(永田巳好君) それでは、お手元に配付の議案をご覧ください。 議第101号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出についての提出者5名を代表してご説明いたします。 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても引き続き巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面しております。また、地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療・介護、子育てをはじめとした社会保障関係経費や公共施設の老朽化対策費など、将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源が求められる中で、その財源確保のため地方税制の充実、確保を強く要望する意見書を国の関係機関へ提出するものであります。 以上、提案説明とさせていただきます。皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(葉田茂美君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件については、安来市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。 議第101号について討論はありませんか。 原田貴与子議員。            〔12番 原田貴与子君 登壇〕 ◆12番(原田貴与子君) 日本共産党議員団の原田貴与子です。 議員団を代表して、議第101号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出についてに対して反対の討論を行います。 新型コロナウイルス感染症の蔓延により地方財政は厳しい状況に直面しています。地方自治体は、コロナ禍への対応、防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策、医療・福祉や子育てに係る社会保障費、市有施設の老朽化対策経費など、自治体施策に必要な財源が求められているにもかかわらず、財源確保に不安を抱いています。この現状に対する、国に財源を求めることは賛成です。しかし、要望する項目の中で市民負担増になる内容に反対です。 固定資産税についてです。 固定資産税は、自治体の基幹税であり負担軽減により地方自治体の税収が減り、財政状況が大変であることは理解できます。しかし、コロナ禍の下で固定資産税の負担軽減策をやめることは国民の負担増となり、容認できません。むしろ、事業者の要望によりますと支援策の拡充が求められています。国に財政支援をするよう強く求めるべきです。 地方財源の確保のためには、国は不況財政赤字拡大期にこそ、消費税減税とセットで法人税率の引上げや所得税の累進課税強化等による税の再分配機能を働かせるべきだという声も聞いています。よって、国に地方一般財源総額の確保を要望することは必要ですが、コロナ禍で苦しむ事業者や国民にとって負担増とならない施策の要望をすべきです。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(葉田茂美君) 賛成の討論はありませんか。 岩崎議員。            〔5番 岩崎 勉君 登壇〕 ◆5番(岩崎勉君) 私は、先ほど提案のあった意見書について賛成の立場から討論を行います。 意見書にも記載のとおり、新型コロナウイルス感染症対策や各種施策を行う上で財源確保は大変重要なことであります。先ほどの反対討論を伺っておりますと、私に聞こえてきますのは、現行の特例措置を今期限りで終了すること、あるいは令和3年度限りとするということというその部分のところのみを捉えて反対をされておるように聞こえてまいります。本市の将来の市税収への影響を考えていない、まさに木を見て森を見ずというような考え方に聞こえてまいります。特に、固定資産税は市町村の極めて重要な基幹税であり、その制度の見直しは市町村財政に大きな影響を与えます。そういったことから、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策としてこれまで講じられてきた措置等は、本来国の責任において国庫補助金などにより財源措置されるものであり、現行の特例措置の継続などは終了すべきであると考えます。よって、この意見書は可決すべきものであります。 以上、賛成の立場からの討論といたします。 ○議長(葉田茂美君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認めます。 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。 本件については反対の討論がありましたので、ボタンにより採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者多数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成多数であります。よって、議第101号は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第10 ○議長(葉田茂美君) 日程第10、議第102号「人道的見地から、沖縄防衛局による「沖縄本島南部からの埋め立て用土砂採取計画」の撤回を求める意見書の提出について」を議題とします。 提出者より説明を求めます。 向田聡議員。            〔7番 向田 聡君 登壇〕 ◆7番(向田聡君) 9月定例会議議案その2の30ページ、31ページをご覧ください。 議第102号人道的見地から、沖縄防衛局による「沖縄本島南部からの埋め立て用土砂採取計画」の撤回を求める意見書の提出について、提案者を代表いたしまして提案の理由を説明いたします。 沖縄で進められている辺野古新基地建設の海域埋立てのために、沖縄防衛局は土砂を沖縄本島南部からも採取しようとしています。 南部地域は、去る沖縄戦で多くの兵士、住民が戦火に倒れ、いまだに遺骨も埋もれている地域であり、戦跡としては我が国唯一の沖縄戦跡国定公園として指定されているところでもあります。沖縄戦で犠牲を強いられた沖縄県民や命を落とされた兵士の遺骨が残っている土砂を埋立用土砂として使うことは戦没者への冒涜であり、決して許されるものではありません。埋立用土砂採取計画の撤回は、基地建設に賛成か反対かではなく、純粋に人道上の問題です。また、沖縄戦で亡くなった兵士は、全国から派兵された若き青年も多くいたことを考えれば、沖縄県民だけの問題ではなく日本国民全体の問題でもあります。沖縄戦で命を落とした多くの人たちの尊厳を守るためにも、今回の計画の撤回を強く求めるものです。 安来市議会の総意として地方自治法の規定により関係機関に意見書を提出することに、皆さんのご賛同をよろしくお願いをいたします。 以上で議案の提案説明を終わります。 ○議長(葉田茂美君) 説明が終わりました。 本件について質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件については、安来市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。 議第102号について討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) 討論ないものと認め、採決いたします。 本件は原案のとおり決することにご異議はありませんか。            〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議がありますので、ボタンにより採決をいたします。 本件は原案のとおり提出することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンで採決をお願いします。 議員は採決を終了してください。            〔賛成者少数〕 ○議長(葉田茂美君) 賛成少数であります。よって、議第102号は否決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第11 ○議長(葉田茂美君) 日程第11、諮第2号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題として、執行部より説明を求めます。 田中市長。            〔市長 田中武夫君 登壇〕 ◎市長(田中武夫君) それでは、議案つづりその2、32ページをお開きください。 諮第2号人権擁護委員候補者の推薦について。 人権擁護委員三輪郁夫、池上幸秀、安部良江の任期が令和3年12月31日で満了することに伴い、次の者を候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。 その人は、住所が●●●●●●●●●●●●●、氏名は三輪郁夫、生年月日は●●●●●●●●であります。次の者は、住所が●●●●●●●●●●●●、氏名は少林浩道、生年月日は●●●●●●●●であります。次の者は、住所が●●●●●●●●●●●●●、氏名は安部美幸、生年月日は●●●●●●●●であります。任期はいずれも令和4年1月1日から令和6年12月31日であります。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(葉田茂美君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。 本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。 本件につきましては原案による者を適任と認めることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(葉田茂美君) ご異議なしと認めます。よって、諮第2号につきましては原案のとおりによる者を適任と認めることに決しました。 以上で本日の日程を全て終了いたしました。 散会に当たって、市長より発言の申出がありますのでこれを許可いたします。 田中市長。            〔市長 田中武夫君 登壇〕 ◎市長(田中武夫君) 散会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る9月1日から本日までの第99回安来市議会定例会9月定例会議におきまして、慎重なご審議を賜り、提案いたしました諸議案について全ての案件をご議決いただき、また令和2年度の決算につきましても認定いただきました。誠にありがとうございました。ご議決いただいた諸議案につきましては、迅速かつ適正な執行に努めてまいりますので、今後とも議員各位のご協力をよろしくお願い申し上げます。 次に、中国電力株式会社島根原子力発電所に係る安全協定及び2号機の新規制基準適合性審査についてであります。 去る9月14日、島根原子力発電所2号機の再稼働の判断に当たって、島根県知事が直接周辺3市の意見を聞く会議がくにびきメッセで開催され、これに出席いたしました。会議では、と周辺3市で交わす覚書や中国電力と締結する安全協定の運営要綱の改正案について説明がありました。これを了承したところですが、私からは地域住民の生命、財産を守るためには周辺自治体の意見が確実に反映されることが必要であると申し上げました。また、翌15日には、2号機の新規制基準適合性審査に係る設置変更許可の申請に対し、原子力規制委員会において許可がなされました。原子力規制委員会が設置変更を許可したことは重要な節目であると受け止めておりますが、2号機の再稼働への対応につきましては安全性や再稼働の必要性、住民の避難対策等について十分な説明を受けた上で、市議会をはじめ安全対策協議会などの意見をよく聞き、総合的に判断してまいる所存です。 次に、国政についてであります。 菅総理大臣は、本日が告示日であります自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明されました。そして、10月21日で任期満了となります衆議院選挙の総選挙につきましては任期満了前の解散は行わない意向を明らかにされたことで、現行の憲法の下では初めてとなります任期満了後の公算が高まっています。いずれにしましても、新しい総裁の選出や総選挙の結果が地方経済や私ども基礎自治体にも少なからず影響を及ぼすことが考えられますので、その動向を注視しながらしっかりと市政のかじ取りを行ってまいります。 次に、新型コロナウイルス感染症についてであります。 9月9日、政府は、緊急事態措置及びまん延防止等重点措置を実施すべき期間と区域を変更し、緊急事態措置を19都道府県で9月30日まで延長することなどを決定いたしました。全国的に感染拡大が続く中、島根県内の感染状況は落ち着きを見せつつありますが、いまだ予断を許さない状況にあります。このような中、コロナ禍の影響で落ち込んでおります市内経済を後押しするため、本日追加で提案し議決いただきましたオールやすぎ食べ・乗りクーポン券、この事業を着実に進め市民の消費喚起を促すことで、市内事業者への継続的な支援を行ってまいります。 また、ワクチン接種につきましては、安来市医師会など関係機関のご協力の下順調に進んでおりまして、9月16日時点で1回目の接種を終えた方は2万4,703人で71.64%、2回目を終えた方は2万580人で59.68%であります。引き続き、希望されます方が安心して接種できますよう円滑な実施に努めてまいります。 さて、議員の皆様方におかれましては、10月31日をもちまして任期が満了となります。任期中は市政各般へのご指導並びに本市発展のためにご尽力を賜りましたことに深く感謝申し上げる次第であります。引き続き立候補されます皆様におかれましては、10月24日に執行されます選挙において市民の負託を受けられ、本市発展のため、さらなるご活躍をなされますことを祈念いたしております。また、今期限りでご勇退されます議員におかれましては、在任中のご功績に心から敬意を表します。私ごとではございますが、ご勇退をされます議員の方々には、一方ならぬご指導をいただいて本日があります。心から感謝申し上げます。今後、安来市政のために変わらぬご指導とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 結びになりますが、議員各位におかれましては、時節柄くれぐれも健康にはご留意をいただきますとともに、今後ますますのご活躍とご健勝を祈念申し上げ、散会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(葉田茂美君) 以上で第99回安来市議会定例会9月定例会議を散会いたします。 ご苦労さまでした。            午後0時12分 散会 以上、会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため署名する。                            令和  年  月  日     安来市議会議長     安来市議会議員     安来市議会議員...