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06月26日-05号

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  1. 浜田市議会 2020-06-26
    06月26日-05号


    取得元: 浜田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年 6月定例会議        令和2年6月浜田市議会定例会議会議録(第5号)1. 日  時  令和2年6月26日(金)午前9時59分開議2. 場  所  浜田市役所議場        ────────────────────────── 出席議員(24名) 1番  三  浦  大  紀           2番  沖  田  真  治 3番  西  川  真  午           4番  村  武  ま ゆ み 5番  川  上  幾  雄           6番  柳  楽  真 智 子 7番  串  崎  利  行           8番  小  川  稔  宏 9番  野  藤     薫          10番  上  野     茂11番  飛  野  弘  二          12番  笹  田     卓13番  布  施  賢  司          14番  岡  本  正  友15番  芦  谷  英  夫          16番  永  見  利  久17番  佐 々 木  豊  治          18番  道  下  文  男19番  田  畑  敬  二          20番  西  田  清  久21番  澁  谷  幹  雄          22番  川  神  裕  司23番  西  村     健          24番  牛  尾     昭        ────────────────────────── 欠席議員(0名)        ────────────────────────── 地方自治法第121条により説明のため出席した者市長      久保田 章 市          副市長     砂 川   明教育長     石 本 一 夫          金城自治区長  吉 永 靖 司旭自治区長   塚 田 民 也          弥栄自治区長  熊 谷 富 雄三隅自治区長  中 島 良 二          総務部長    坂 田   歩地域政策部長  岡 田 泰 宏          健康福祉部長教育部参事                                 猪木迫 幸 子市民生活部長  斗 光 秀 基          産業経済部長  湯 淺   淳都市建設部長  鎌 田 祐 二          消防長     琴 野 正 義消防本部警防課長森 下 修 二        ────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長    古 森 義 明          次長      下 間 麻利江議事係長    近 重 昌 徳        ────────────────────────── 議事日程(第5号)第1 委員長報告 (総務文教委員会福祉環境委員会産業建設委員会予算決算委員会)   市長提出議案(討論・採決)第2 議案第44号 浜田市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について第3 議案第45号 浜田市手数料条例の一部を改正する条例について第4 議案第46号 浜田市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について第5 議案第47号 浜田市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について第6 議案第49号 浜田市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例について第7 議案第50号 浜田市市道の構造の技術的基準等に関する条例の一部を改正する条例について第8 議案第51号 浜田市営住宅条例の一部を改正する条例について第9 議案第52号 浜田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について第10 議案第53号 弥栄村定住化推進に関する条例を廃止する条例について第11 議案第54号 財産の取得について(高規格救急自動車)第12 議案第55号 財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)第13 議案第56号 訴えの提起について(消防救急無線デジタル化整備事業)第14 議案第57号 令和2年度浜田市一般会計補正予算(第4号)第15 議案第58号 令和2年度浜田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第16 同意第 4号 浜田市農業委員会委員の任命について   請願(討論・採決)第17 請願第13号 萩・石見空港活性化に関する請願について第18 請願第14号 浜田市に在住する学生の家賃負担軽減を求める請願について第19 請願第15号 浜田市に在住する学生の家賃負担軽減を求める請願について第20 請願第16号 水産加工業の振興に関する請願について   議会追加提出議案(説明・採決)第21 発議第 2号 地方財政の充実・強化を求める意見書について   議会報告事項第22        特別委員会中間報告について(議員定数等議会改革推進特別委員会)   議会追加案件第23        議員派遣について        ────────────────────────── 本日の会議に付した事件議事日程(第5号)のとおり        ──────────────────────────            会       議            午前9時59分 開議 ○議長(川神裕司) おはようございます。 ただいま出席議員は24名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は配付しておりますので、朗読は省略します。 議事に入る前に、消防本部警防課長から発言の申し出がありましたので、これを許可します。警防課長。 ◎消防本部警防課長森下修二) 18日の議案質疑におきまして、小型動力ポンプ付積載車財産取得についての答弁に誤りがございましたので、訂正をさせていただきます。澁谷議員のご質問に、入札指名業者数を「8者」とお答えしましたが、「9者」の誤りでした。訂正し、おわびいたします。申しわけありませんでした。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第1、委員長報告です。 各常任委員会に審査を付託した日程第2、議案第44号から日程第20、請願第16号までの19件を一括議題とし、各所管委員会における審査の経過並びに結果について、それぞれ委員長の報告を求めます。総務文教委員長、23番西村健議員。            〔西村 健総務文教委員長 登壇〕 ◆総務文教委員長(西村健) 総務文教委員会に審査を付託された議案5件と請願2件について、6月19日に委員会を開催し、審査を行いましたので、経過及び結果を報告いたします。 最初に、議案第44号浜田市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についての審査を行いました。委員からは、市長等が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないというのは誰が判断するのか。また、議会は損害賠償責任の対象とならないのかとの質疑があり、執行部からは、市長等過失責任については住民訴訟制度における裁判所の判決の中で示されること。また、住民訴訟の対象となるのは執行機関だけであるとの答弁がありました。この議案については2名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第52号浜田消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例についてでは、1名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第54号財産の取得について(高規格救急自動車)では、委員から、高規格救急自動車の定義と今後の整備計画について質疑があり、執行部からは、高規格救急自動車は普通の救急車に高度の医療器材を積載した車両であり、救急救命士が搭乗することにより市民の救命率が向上すると考えており、今後も高規格救急自動車の購入を考えている。整備計画については別途示すとの答弁がありました。また、別の委員からは、入札状況契約金額の妥当性についての質疑があり、執行部からは、第1回目の指名入札が1者となったため中止し、もう一者を追加して第2回目の入札を行った経過や、入札価格に関しては中国、九州地方入札状況について調査を行い、おおむね適切であると認識しているとの答弁がありました。この議案については2名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第55号財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)では、1名の委員から落札率についての質疑があり、執行部からは、落札率は約90%であるとの答弁がありました。採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第56号訴えの提起について(消防救急無線デジタル化整備事業)では、委員から、損害賠償請求額の根拠や公正取引委員会独占禁止法違反であるとの訴えに対する事業者の対応、弁護士費用及び時効についての質疑がありました。執行部からは、損害賠償請求額契約金額想定落札価格との差額に弁護士費用遅延損害金を加算したものであり、弁護士費用は確定した損害賠償額と島根県弁護士会が定めた比率によって確定する。入札に参加した事業者の対応としては、契約相手株式会社富士通ゼネラル独占禁止法違反を認めず、それ以外の事業者は認め、公正取引委員会賠償金を支払っている。富士通ゼネラルが提示してきた和解金額損害賠償請求額と比較して大きな乖離があるため訴訟に至る状況となった。また、訴訟の時効は7月20日であるとの答弁がありました。この議案については4名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願第13号萩・石見空港活性化に関する請願についてでは、審査の参考のため、最初に備蓄基地整備に関する国の方針について執行部に確認を求めたところ、執行部からは、現在そのような方針は確認できていないとの答弁がありました。委員からは、請願書に記載された立地条件に関する疑問や請願に共感する旨の意見表明があったほか、萩・石見空港利活用促進執行部の方針に変わりはないかとの質疑があり、執行部からは、これまでの方針に変わりはないとの答弁がありました。この請願については4名の委員から質疑があり、採決の結果、賛成全員で採択とすべきものと決しました。 次に、請願第14号浜田市に在住する学生の家賃負担軽減を求める請願についてでは、総務文教委員会に付託された請願の要旨の当面の措置と安価な住居確保のための恒常的支援のうち、2番目と3番目の項目について審査を行いました。審査に当たり、請願者から請願の趣旨や請願書に添付されているアンケート結果等について説明を受け、紹介議員から本請願に対する思いが述べられ、その後、所管事務調査事項として島根県立大学財務状況及び学生の家賃支援について執行部から説明を受けた後、質疑を行いました。請願内容の安価な寮の借り上げに関する質疑では、委員から、現在使用されていない市の物件のうち、寮として活用できるものはあるか。現在の学生にシェアハウスの需要がどの程度あるのか。浜田市が空き家を整備して学生が入居する場合、学生には地域活動に参加する意思がどの程度あるのかなどの質疑がありました。これに対し、執行部からは、市が所有している住宅を提供することについては現在検討中であり、安価な居住環境としてシェアハウス情報提供を行っていきたい。また、民間の社員寮等であいている施設があれば、活用できないか働きかけていきたいなどの答弁があり、請願者からは、現在、個室が全くないシェアハウスは多くないと考えられ、キッチンや風呂が共同である点は寮も同じであり、シェアハウス共同生活余り抵抗感はないと思う。県立大学は地域のことを学ぶ学生が多く、地域活動への参加も多いのではないかとの答弁がありました。また、少額の給付型奨学金制度創設に関する質疑では、委員から、少額とはどの程度をイメージしているのかとの質疑に対し、請願者からは、生活費の一部として月額4万円程度を想定しているとの答弁がありました。その他、委員からは、大学の入寮基準や生活に困窮する学生の現状についての請願者の受けとめ、本請願を学友会も巻き込んだ学生全体の運動にできなかった理由、平成27年に浜田市が地元の宅建センターに提出した家賃値下げに関する要望書の効果について問う質疑があり、請願者からは、大学の入寮に当たっては、所得要件や県内者、県外者等の基準はなく単純な抽せんによること。家賃や生活費の支払いに困るほど生活に困窮している学生の多くは既に実家に帰っている状況にあること。県立大学学友会には協力依頼に応じてもらえなかった。また、学内に学生がいないため署名にも取り組めなかったが、今後期末テストにあわせて学生も増えるため、署名活動にも取り組む考えであるなどの答弁がありました。また、執行部からは、家賃値下げに関する要望書は提出したが、その後、家賃が下がった実績や評価については確認していないが、引き続き関係者と連携を図っていきたいとの答弁がありました。この請願については延べ11名の委員から質疑があり、採決の結果、賛成全員で採択とすべきものと決しました。以上、総務文教委員長の報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。福祉環境委員長、6番柳楽真智子議員。            〔柳楽真智子福祉環境委員長 登壇〕 ◆福祉環境委員長柳楽真智子) 福祉環境委員会に審査を付託された議案3件について、6月22日に委員会を開催し、審査を行いましたので、経過及び結果を報告いたします。 まず、議案第46号浜田特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について審査を行いました。委員から、条例改正の理由について質疑があり、執行部から、地域型保育事業は原則としてゼロ歳児から2歳児が対象の事業で、これまで2歳から3歳になったときの保育所幼稚園等受け入れ施設の確保は各事業所が行ってきたが、条例改正によりつなぎの役割を市が優先して扱うことになり、事業者の負担を軽減するものである。内閣府の基準の一部改正に伴い市条例を改正するもので、浜田市には認可されている地域型保育事業所はないとの答弁がありました。この議案については2名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第47号浜田家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてでは、委員から、議案第46号との違いについて質疑があり、執行部から、家庭的保育事業とは家庭的な雰囲気の中で行う少人数の保育や、保護者の自宅に訪問して保育を行う事業である。議案第46号とほぼ同じ内容で、現在浜田市で認定している事業者はいないとの答弁がありました。この議案については1名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第49号浜田放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例についてでは、委員から、支援員配置の考え方や小学校から児童クラブへの移動の際の安全対策について質疑があり、執行部から、支援員は児童数に応じて市の基準に沿い配置するとともに、半年間は現在の主任支援員委託先へ派遣する。移動の経路については、児童の安全を確保するため現在検討中であるとの答弁がありました。そのほかに委託料の内容や支援員の研修の状況について質疑があり、執行部から、委託料の内容は人件費、施設維持管理費、修繕費、光熱水費等の積み上げで、今回のふたば学級への委託料は半年で約700万円を計上している。支援員の研修は、委託先の現在の職員の中でも既に数名の方に受講していただいているとの答弁がありました。この議案については5名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、福祉環境委員長の報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。産業建設委員長、7番串崎利行議員。            〔串崎利行産業建設委員長 登壇〕 ◆産業建設委員長串崎利行) 産業建設委員会に審査を付託された議案5件と請願2件について、6月23日に委員会を開催し、審査を行いましたので、経過及び結果を報告いたします。 最初に、議案第45号浜田手数料条例の一部を改正する条例についてでは、委員から、モデルハウスを持っていれば書類審査は簡単になると理解してよいのかと質疑があり、執行部から、モデルハウスを持っていれば基準は緩和され、申請者の手間や確認の手間も省けるとの答弁がありました。この議案については1名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第50号浜田市市道の構造の技術的基準等に関する条例の一部を改正する条例についてでは、委員から、自転車道自転車通行帯との違いは何かとの質疑があり、執行部から、自転車道は車道と歩道が縁石や柵で完全に分離されており、自転車通行帯は車道の左側、外側線から外、路肩部分を呼ぶ形であるとの答弁がありました。また、長浜の旧道は、第三中学校、浜田商業高等学校浜田高等学校の生徒が自転車で通うため交通量が多く危険であり、自転車通行帯をつくることはできないかとの質疑があり、執行部から、必要な箇所は考えていくが、現状で自転車通行帯の幅員が確保できるかということが問題との答弁がありました。この議案については3名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第51号浜田市営住宅条例の一部を改正する条例についてでは、委員から、住宅評価額についての質疑があり、執行部から、今までは市の財産であり評価はなかった。今後評価し、固定資産税が賦課されるとの答弁がありました。この議案については1名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第53号弥栄村定住化推進に関する条例を廃止する条例についてでは、委員から、25年間住むと建物と土地が無償で居住者に払い下げられる条例と思うが、最終的には15棟で何名となっているのかとの質疑があり、執行部から、当初は67名おられたが、現在は39名の方が住んでおられる。旧弥栄村の定住政策は活性化、定住化に効果があったとの答弁がありました。また、社会全体の人口が減っているが、弥栄に定住し続けるためにはどう考えるかとの質疑があり、執行部から、即効性の高い対応策は難しいが、本庁の関係部署とも連携をしながら進めていく必要があるとの答弁がありました。この議案については2名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、同意第4号浜田農業委員会委員の任命についてでは、委員から質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり同意すべきものと決しました。 続いて、請願第15号浜田市に在住する学生の家賃負担軽減を求める請願についてでは、委員から、今回の請願は非常に重いと感じている。平成27年に浜田市長から浜田宅建センターなどに学生のための家賃に関する要望書を提出後、学生向け住宅の家賃を調査されたのかとの質疑があり、執行部から、家賃調査をしたと聞いていないとの答弁がありました。また、コロナ禍における限定の入居とするには何を一番にクリアしないといけないかとの質疑があり、執行部から、学生が厳しい状況に置かれていることは認識している。しかし、市営住宅はあくまで民間でできないことを補完する住宅である。民業圧迫を避けることが市として一番大事だと思う。これをクリアできればよいが、現状は難しく、今後検討材料になるとの答弁がありました。また、市だけではなく島根県及び県立大学と三位一体でスクラムを組んで学生を支援することが大事だと思うが、進んでいるのかとの質疑があり、執行部から、大学を核としたまちづくりを掲げているので、大学と連携し、浜田に来てよかったと思える施策を立てるとの答弁がありました。この請願については2名の委員から質疑があり、採決の結果、賛成全員で採択とすべきものと決しました。 最後に、請願第16号水産加工業の振興に関する請願についてでは、委員から、水産加工業者は市内で何社あり、緊急的支援はどのくらいの支援をお願いされたかとの質疑があり、紹介議員から、39社で1社当たり100万円との答弁がありました。また、委員から、浜田市を支える水産加工業者に対しての支援、第二弾、第三弾も含めて考えるべきだと要望もあったところでございます。この請願については1名の委員から質疑があり、採決の結果、賛成全員で採択とすべきものと決しました。以上、産業建設委員長の報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。予算決算委員長、16番永見利久議員。            〔永見利久予算決算委員長 登壇〕 ◆予算決算委員長永見利久) 予算決算委員会に審査を付託されました議案2件について、6月24日に委員会を開催し、審査を行いましたので、経過及び結果を報告いたします。 最初に、議案第57号令和2年度浜田市一般会計補正予算(第4号)について審査を行いました。議長を除く全議員が委員のため、詳細な審査経過については割愛をし、質疑の多かった項目を報告いたします。 初めに、総務費の個人番号カード交付事業について、どの程度の携帯率アップを目指しているのかを問う質疑がありました。執行部からは、2%弱、約1,000人の伸びを計算しているとの答弁がありました。また、職員を増員してまで業務量があるのかという質疑に対して、マイナポイントの支援と、マイナンバーカードの交付が始まって5年がたち、更新を行う作業が加わるため、もう一人職員が必要ということで予算の補正を行ったと答弁がありました。 次に、民生費の病児・病後児保育室整備事業について、現在病児を受け入れないのは設備的な理由かとの質疑に対し、看護師、保育士の負担が大きいのもあるが、現在地階会議室で行っているのはあくまでも委託先が見つかるまでのつなぎであり、一般の人との共有部分が多過ぎるということで病児受け入れを控えたとの答弁がありました。また、建物について、公共施設の再利用は検討されなかったのかという質疑に対し、現在利用されていない建物も複数検討したが、君市踏切付近道路が整備されればアクセスがよく、利便性を考えると今の候補地に決まった。また、浜田市子育て世代包括支援センターの中に入れる案もあったが、医療機関から遠く、病児、病後児という特殊要因があるので、一般の方となるべく接触しないほうがよいと判断し、休日診療所と合築となったとの答弁がありました。水害時に冠水する危険性についての質疑に対しては、基礎の高さを設定する際に冠水水位を考慮して設定するべきだと考えている。基礎を1メートルにしてもコストはさほど変わらないので建築費の中で対応できるとの答弁がありました。 次に、衛生費のリハビリテーションカレッジ島根支援事業ですが、貸付金5,000万円の理由と内訳についての質疑に対し、執行部からは、日本人学生を50名想定していたが40名しか入らなかったのが理由である。通常なら留学生を追加募集し試験するのだが、それもコロナの影響でできなかった。1人年間135万円の10人分、その4年分として5,000万円となる。貸付金は無利子で15年での償還であるとの答弁がありました。また、経営が厳しいのであれば5,000万円で足りるのか、その場しのぎなのではとの質疑に対し、執行部から、5,000万円では抜本的対策には全くならないが、学校は金融機関でも資金を借りる。金融機関は市の姿を見て融資を決められた。抜本的改善のためには先が見通せる計画があって初めてやれると思っているとの答弁がありました。 次に、商工費のはまだプレミアム付飲食・宿泊応援チケット発行事業について、まず現時点での販売予定店舗数と、行政が入ることで有効期限について特例があるのかについて質疑がありました。執行部からは、取扱店は現在138店舗から手が挙がっている。有効期限は資金決済法で決まっており、6カ月以内なら縛りを受けない。来年の1月7日がぎりぎりの期限となり、ここまでを第一弾として考えているとの答弁がありました。また、県も同じような事業を行い、しかもプレミアム率が浜田市より高いので市民はそちらを利用するのではないかとの質疑に対し、浜田市の強みは、登録店が県よりはるかに多く、営業活動も行っているので取扱店舗も138社以上に増えていくと考えている。島根県のチケットも浜田市のチケットも使い、持続、回復を願って取り組んでいきたいとの答弁がありました。歳入については1名、歳出については延べ30名の委員から質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第58号令和2年度浜田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、予算決算委員長の報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。以上で委員長報告を終わります。 これより市長提出議案の討論を行います。 議案第57号令和2年度浜田市一般会計補正予算(第4号)について討論の通告がありましたので、発言を許可します。21番澁谷幹雄議員。            〔21番 澁谷幹雄議員 登壇〕 ◆21番(澁谷幹雄) 議案第57号令和2年度浜田市一般会計補正予算(第4号)に対し、賛成討論を行います。 この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策として、国の緊急事態宣言などの経済活動の縮小によって多大な影響を被っている浜田市民を救済すべく、浜田市独自の支援策を含む3億5,530万円の規模であります。 今回の補正予算の大きな特徴の一つは、新型コロナウイルス対策事業として浜田市独自の七つの単独事業総額9,826万5,000円が提案されている点です。 一つ目、飛沫防止シート、間仕切り等整備事業1,103万9,000円。 二つ目、児童保護者給食費、空気清浄機補助事業1,768万6,000円。 三つ目、プレミアム付飲食券、宿泊券発行事業1,078万円。 四つ目、ウエルカム商品券発行事業4,600万円。 五つ目、救急隊員出動時感染防護衣整備事業124万円。 六つ目、臨時休業時の昼食代相当額を援助する準要保護世帯支援事業952万円。 七つ目、小・中学校保健室への空気清浄機設置事業200万円。 これらの七つの事業は、5月臨時会議で提案され可決された3億4,663万5,000万円の支援事業とあわせ、浜田市民への大いなる支援となるものと考えます。これらの事業の幾つかの事業の先見性は、島根県や他の市町村が浜田市の政策を模倣していることにおいても明白であると考えます。しかし、これらの事象に満足することなく、新型コロナウイルスの影響によって、経済活動縮小という困難に直面している浜田市民に対し、さらなる支援、私は総額10億円を超える規模まで、浜田市の財政状況の余裕を鑑みれば、浜田市民への支援を拡大することが可能であると考えます。今後の追加支援に期待するものです。 そのほか、テークアウト等新規事業に取り組む事業者への支援事業2,400万円と、幼稚園の保育室への空気清浄機設置事業246万5,000円の二つの国の補正予算関連事業の2,646万5,000円も提案されました。 また、今回の補正予算において、5月臨時会議で既に可決されたひとり親家庭特別支援給付金事業4,273万円や観光事業者感染防止対策支援事業1,095万円、医療体制充実のための陰圧式エアカーテン購入事業935万円など、総額1億6,792万7,000円が地方創生臨時交付金によって財源振り替えされており、浜田市のキャッシュフローが改善されているところです。 しかしながら、今回の補正予算の全ての事業が完璧であるわけではありません。民生費に病児・病後児保育支援事業として2,703万5,000円が計上されています。これは、現在浜田市役所地下1階にある休日診療所と病後児施設を、コロナ禍によって市役所庁舎全体に影響が出ることを未然に防ぐため、庁舎外に移転新築しようとするもので、1億5,783万8,000円の総事業費です。庁舎外に移転することは適切な判断であると支持いたします。しかし、医療機関での診察を経た児童のみを預かり、急変した場合保護者が迎えに来るという仕組みでは、共働きの保護者やひとり親世帯にとっての魅力ある内容とは言いがたく、子育て支援の充実からはほど遠い内容です。何より、子育て支援の充実のために宇津徹男前市長が三顧の礼を尽くして開設をお願いし、浜田市の病児・病後児事業の充実に取り組んでいただいた斎藤先生に対しての浜田市のこれまでの礼節をなおざりにした振る舞い、何ら誠意ある行動をとられていない現状を鑑みれば、今後浜田市医師会の協力や連携も心もとない限りです。まず、マスコミを通じてきちんと先生に対して長年の感謝とお礼を表明し、浜田市の非を認めてご迷惑をおかけしたことを謝罪するべきであり、このような当たり前の行動ができない浜田市がこの事業の成功をかち取ることはできないでありましょう。今のままでは、この事業を再開しても、かつての年間350人の利用からほど遠い利用者にとどまることは明白であります。 ここ1年余り、浜田市の事業は失敗が続いています。例えば、ふるさと体験村の直営化の失敗、高度衛生管理型市場の設計の失敗による建設費用の増大、城山資料館のスプリンクラーの未整備による追加予算の発生、浜田駅前整備事業の完成半年延期という失敗、きちんと確認することもなく先走ってしまった結果の雇用促進住宅の民間売却3年先延ばしという失敗。今また、この病児・病後児保育施設建設に伴う、幾らハードを整備してもソフト面が伴っていないという仕組みの未整備によって利用者が伸びないという失敗を浜田市はしようとしているのではないでしょうか。事業開始までに先進事例の調査分析を行い、強く改善を求めるものです。 また、衛生費にリハビリテーションカレッジ島根支援事業として、コロナ禍で外国人留学生の減少など学生の確保が困難であるという理由での無利子貸し付け5,000万円が予算化されています。しかしながら、資金ショートを防ぐためのその場しのぎの支援策となっており、抜本的な経営改革とはほど遠い現状です。すなわち、今後毎年同じような支援が必要となる、泥沼化につながるのではないかという危機に直面しています。強く法人の経営改革を求めるものです。以上、二つの点を申し添えて、議案第57号令和2年度浜田市一般会計補正予算(第4号)の私の賛成討論といたします。 ○議長(川神裕司) 議案第57号を除く議案第44号から同意第4号までの14件については、討論の通告はありませんでした。よって、これらの議案について討論なしと認め、討論を終わります。 これより市長提出議案の採決を行います。 日程第2、議案第44号浜田市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてを採決します。 議案第44号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第44号は原案のとおり可決されました。 日程第3、議案第45号浜田手数料条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第45号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第45号は原案のとおり可決されました。 日程第4、議案第46号浜田特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第46号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第46号は原案のとおり可決されました。 日程第5、議案第47号浜田家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第47号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第47号は原案のとおり可決されました。 日程第6、議案第49号浜田放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第49号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第49号は原案のとおり可決されました。 日程第7、議案第50号浜田市市道の構造の技術的基準等に関する条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第50号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第50号は原案のとおり可決されました。 日程第8、議案第51号浜田市営住宅条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第51号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第51号は原案のとおり可決されました。 日程第9、議案第52号浜田消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例についてを採決します。 議案第52号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第52号は原案のとおり可決されました。 日程第10、議案第53号弥栄村定住化推進に関する条例を廃止する条例についてを採決します。 議案第53号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第53号は原案のとおり可決されました。 日程第11、議案第54号財産の取得について(高規格救急自動車)を採決します。 議案第54号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第54号は原案のとおり可決されました。 日程第12、議案第55号財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)を採決します。 議案第55号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第55号は原案のとおり可決されました。 日程第13、議案第56号訴えの提起について(消防救急無線デジタル化整備事業)を採決します。 議案第56号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第56号は原案のとおり可決されました。 日程第14、議案第57号令和2年度浜田市一般会計補正予算(第4号)を採決します。 議案第57号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第57号は原案のとおり可決されました。 日程第15、議案第58号令和2年度浜田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決します。 議案第58号について委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。議案第58号は原案のとおり可決されました。 日程第16、同意第4号浜田農業委員会委員の任命についてを採決します。 同意第4号について委員長の報告は同意であります。委員長の報告のとおり同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。同意第4号はこれに同意することに決しました。 これより請願の討論を行います。 請願第13号萩・石見空港活性化に関する請願についてから請願第16号水産加工業の振興に関する請願についてまでの4件について討論の通告はありませんでした。よって、討論なしと認め、これら4件の請願についての討論は終わります。 これより請願の採決を行います。 日程第17、請願第13号萩・石見空港活性化に関する請願についてを採決します。 請願第13号について委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手全員であります。請願第13号は採択することに決しました。 日程第18、請願第14号浜田市に在住する学生の家賃負担軽減を求める請願についてを採決します。 請願第14号について委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手全員です。請願第14号は採択することに決しました。 日程第19、請願第15号浜田市に在住する学生の家賃負担軽減を求める請願についてを採決します。 請願第15号について委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手全員です。請願第15号は採択することに決しました。 日程第20、請願第16号水産加工業の振興に関する請願についてを採決します。 請願第16号について委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手全員です。請願第16号は採択することに決しました。 これより議会追加提出議案の採決を行います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第21、発議第2号地方財政の充実・強化を求める意見書についてを議題とします。 提案者の説明を求めます。15番芦谷英夫議員。            〔15番 芦谷英夫議員 登壇〕 ◆15番(芦谷英夫) 発議第2号地方財政の充実・強化を求める意見書について、次のとおり浜田市議会会議規則第13条第1項の規定により提出するものであります。提出者、私芦谷英夫。賛成者、串崎利行、澁谷幹雄、岡本正友、柳楽真智子の各議員であります。 以下、読み上げて提案をします。 地方財政の充実・強化を求める意見書。 今、地方自治体には、医療・介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持、確保など、より多く、またより複雑化した行政需要への対応が求められています。しかし、現実に公的サービスを担う人材不足は深刻化しており、疲弊する職場実態にある中、新型コロナウイルス感染症対策や近年多発している大規模災害、そのための防災・減災事業の実施など、緊急な対応を要する課題にも直面しています。こうした地方の財源対応について、政府はいわゆる骨太方針2018で、2021年度の地方財政計画まで、2018年度の地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとしています。実際に、2020年度地方財政計画の一般財源総額は63兆4,318億円、前年比プラス1.0%と過去最高の水準となりました。しかし、人口減少、超高齢化に伴う社会保障費関連を初めとする地方財政需要に対応するためにはさらなる地方財政の充実強化が求められています。このため、2021年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては、歳入、歳出を的確に見積もり、地方財政の確立を目指すよう、政府に以下の事項の実現を求めます。 1、社会保障、感染症対策、防災、環境対策、地域交通対策、人口減少対策など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確保を図ること。 2、とりわけ、子育て、地域医療の確保、介護や児童虐待防止、生活困窮者自立支援など、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保及び地方財政措置を的確に行うこと。 3、新型コロナウイルス対策として、新たに政府が予算化した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金については、2020年度の補正予算にとどまらず、感染状況や自治体における財政需要を把握しつつ、2021年度予算においても国の責任において十分な財源を確保すること。 4、地方交付税における業務改革の取り組み等の成果を反映をした算定(従来のトップランナー方式)は、地域の実情を無視し、本来交付税に求められる財源保障機能を損なう算定方式であることから、その廃止、縮小を含めた検討を行うこと。 5、まち・ひと・しごと創生事業費として確保されている1兆円について、引き続き同規模の財源確保を図ること。 6、2020年度から始まる会計年度任用職員制度における当該職員の処遇改善に向けて、引き続き所要額の調査を行うなどして、その財源確保を図ること。 7、森林環境譲与税の譲与基準については、地方団体と協議を行い、林業需要の高い自治体への譲与額を増大させるよう見直すこと。 8、地域間の財源偏在性の是正に向けては、偏在性の小さい所得税、消費税を対象に国税から地方税への税源移譲を行うなど抜本的な改善を行うこと。また、各種税制の廃止、減税を検討する際には、自治体財政に与える影響を十分検証した上で、代替財源の確保を初め、財政運営に支障が生じることがないよう対応を図ること。 9、地方交付税の財源保障機能、財政調整機能の強化を図り、市町村合併の算定特例の終了への対応、小規模自治体に配慮した段階補正の強化など対策を講じること。 10、依然として4兆5,000億円強と前年度を超える規模の財源不足があることから、地方交付税の法定率を引き上げ、臨時財政対策債に頼らない地方財政を確立すること。以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出するものであります。令和2年6月26日。浜田市議会。以上、議員各位の賛同をお願いします。 ○議長(川神裕司) お諮りします。ただいま提案されました発議第2号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、採決したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。 これより採決を行います。 発議第2号地方財政の充実・強化を求める意見書について賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(川神裕司) 挙手全員です。発議第2号は原案のとおり可決されました。 なお、可決されました意見書の取り扱いにつきましては議長に一任願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第22、特別委員会中間報告についてを議題とします。 議員定数等議会改革推進特別委員会において調査中の事項の中間報告をしたいとの申し出がありましたので、これを許可します。議員定数等議会改革推進特別委員長、24番牛尾昭委員長。            〔牛尾 昭議員定数等議会改革推進特別委員長 登壇〕 ◆議員定数等議会改革推進特別委員長(牛尾昭) 議員定数等議会改革推進特別委員会中間報告、読み上げて報告といたします。 議員定数等議会改革推進特別委員会は、浜田市議会の次期改選時における議員定数及び議会改革の推進に関する事項について調査及び検討を行うことを目的に、令和元年12月18日に議会改革調査検討特別委員会の名称変更及び調査事項を追加し、議会の議決を経て設置されたところであります。委員会設置から今日までの会議の開催状況や検討状況について、中間報告をさせていただきます。 委員会では、議員定数についての議論と議会改革についての議論の両方を行うように努め、今日まで7回の会議を行いました。 12月24日に第3回の特別委員会を開催し、前回の議員定数にかかわる議論ということで、定数が28人から24人に変更になった平成24年当時の経緯を確認し、その後、山陰12市の議員定数や人口規模、産業構造が類似している24団体の状況の比較等について資料に基づいて議論し、委員それぞれの議員定数に関する認識を深めたところであります。議会改革については、毎年3月に実施している会派代表質問のあり方について委員間で意見交換し、会派代表質問の形骸化や質問内容の重複について各会派で協議し、その結果を持ち寄り、次回委員会で引き続き議論することとなりました。 第4回は令和2年1月21日に開催し、議員定数については、浜田市と類似した面積の団体、議員定数が24人の団体、最近議員定数を改正した団体の状況の比較等について資料に基づいて議論をいたしました。また、今後のスケジュールについて協議し、今後は月2回程度のペースで特別委員会を開催していくこと、5月に開催予定の議会報告会で議員定数について市民から意見を聴取したり、市民アンケートや近隣市議会との意見交換会を実施する等して、議員定数についての認識を深め、それらを踏まえて各会派で定数案の絞り込みを行っていき、9月定例会議において委員会としての定数案を示すスケジュールとすることを確認いたしました。議会改革については、前回に続いて会派代表質問のあり方について議論し、質問項目の重複を避ける目的で、会派代表質問の通告書提出前に仮通告書を提出してもらい会派間で調整することを試行的に実施すること、また政務活動費について、より透明性を高めるために資料購入費における新聞購読料の案分や調査研究費等における宿泊料の上限を設け、政務活動費の交付に関する細則の改正をすることを確認いたしました。 第5回は2月18日に開催し、議員定数については、人口規模、議員報酬の状況の比較等について資料に基づき議論し、また市民アンケートの素案を提示し、実施方法や回収方法について協議しました。前回のアンケート実施と異なる点として、より幅広い年代層から回答がもらえるよう、QRコードの読み取りから、しまね電子申請サービスを活用してインターネット回答を取り入れることを決定いたしました。 第6回は3月10日に開催し、議員定数については、市民アンケートの内容確認、議会改革については、政務活動費における広報費の取り扱いについて議論をいたしました。 第7回は3月27日に開催しましたが、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により5月の議会報告会の延期が決まり、当初予定していた議会報告会でアンケート調査を実施し、市民に意見聴取をすることが困難になったことから、急遽、議会だより5月1日号にアンケート用紙を挟み込み、回答期間を5月1日から31日までとするアンケート調査を実施することといたしました。 第8回は4月22日に回収箱の設置について協議する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の発令により公民館が休館となることが決定したため、急遽、休館前に回収箱を設置して回り、委員会開催を中止にしたところであります。 第8回は6月9日に開催し、議会改革については、議員に貸与しているタブレット端末を使用してのウエブ会議の導入について、会議等の内容により必要に応じて開催していくことを確認いたしました。議員定数については、5月末までに実施していたアンケート調査の回収状況について、数値のみの集計結果の速報資料をもとに委員間で意見交換をしたところであります。委員からは、数値だけで判断するのではなく、市民がどういう理由で、議会に何を求めているのかをしっかり把握した上で検討しなければならない。しっかりアンケートに記載された市民の声を読み込んで、さまざまな視点から判断したいという意見があったところであります。 第9回は6月25日に開催し、議員定数については、アンケート調査実施報告書をもとに委員間で意見交換をしたところです。委員会としての結論にはまだ至っておりませんが、議員定数は市民の関心事項であり、新型コロナウイルス感染症の影響で市民全体が大変苦しい状況の中、アンケートにご協力をいただき、貴重なご意見をいただいたと思っています。大変厳しい意見も多く、議会の役割や議員活動に対して市民の皆様に十分理解していただけるような活動をしていくことが必要であると委員一同強く感じたところであります。 これらの結果を参考にしながら、現在の浜田市議会の機能を充実しつつ、より多くの市民の声を吸い上げ、市民に寄り添った、市民に開かれた議会活動を行うため、今後、議員定数についてしっかり議論を深め、可能な限り9月に委員会としての方針を決定すべく、精力的に協議を重ねてまいります。これからも市民目線でよりよい議会改革を実現できるよう全身全霊で取り組む決意を申し上げ、議員定数等議会改革推進特別委員会委員長中間報告といたします。 ○議長(川神裕司) ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。澁谷議員。 ◆21番(澁谷幹雄) 先ほど委員長から中間報告をいただきました。 アンケート結果が、市民の皆さんの声として、18人という議員定数が一番多いという結果が既に新聞報道をされております。その結果、多くの市民の皆さんから、浜田市議会の定数は18にするかという声を投げかけられるということで、既にその数字がひとり歩きしてるという結果になっておりますので、早急に議会の意思というものをきちんとまず示さなければならないというところに追い込まれてるんではないかと感じております。先ほどの委員長中間報告によりますと、9月議会をめどに報告をするというお話ですけども、そのためには相当、月に2回ぐらいの委員会ではもう間に合わんだろうなと、この問題、極めてセンシティブな問題でございますので、多くの議員の意見を統一してまとめるということは、今までの議会の経験からいって、予定した定例会議までに間に合わずにいつも少し遅れるという結果になりがちでございます。それに対して委員長は9月までに意思表示できるという発言でございますので、どのように取り組んでいかれるのかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(川神裕司) 牛尾委員長。 ◆議員定数等議会改革推進特別委員長(牛尾昭) まず最初に、報道が先行しているということで、市民の方からそういうことがひとり歩きをしてるというご指摘がございましたが、原則浜田市議会はどんな会議も公開です。ですから、したがって、報道が事実を書いただけでは問題がありますけれども、事実を書いたことについてどうのこうの議会としてコメントする問題ではないと委員長としてこのように考えております。 それから、最後の問題ですけれども、昨日特別委員会を開きまして、今後の問題については各会派で議員定数についてどういう考え方を持つのか、どういう哲学を持って自分の会派はこういう定数を考えていくんだということを、来月の7月14日に各会派で十分議論をして持ち寄ってほしいということを昨日皆さん方にお願いしております。したがいまして、そのことが今の澁谷議員に対する答えではないかと思っております。 ○議長(川神裕司) そのほか質疑ありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) 質疑なしと認め、質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(川神裕司) 日程第23、議員派遣についてを議題とします。 お諮りします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第84条の規定により、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認めます。お手元に配付のとおり議員を派遣することに決定しました。 お諮りします。ただいま決定された議員派遣の内容に今後変更を要するときには、その取り扱いを議長に一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(川神裕司) ご異議なしと認め、そのように決定しました。 以上で今定例会議に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許可します。市長。            〔久保田章市市長 登壇〕 ◎市長(久保田章市) 令和2年6月浜田市議会定例会議の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 まず初めに、この度消防職員による飲酒運転事案が発生し、市、行政に対する市民の信用を著しく失墜させたことにつきまして、心よりおわびを申し上げます。今後、改めて職員の綱紀粛正、服務規律を徹底し、消防職員は言うまでもなく、市職員一丸となって再発防止に努め、市民の皆さんの信頼が回復できるよう努めてまいります。 さて、今定例会議に提案いたしました諸議案につきましては、慎重にご審議の上、それぞれ可決いただき、厚く御礼申し上げます。各議案への貴重なご意見等を十分に尊重し、適切な対応に努めてまいります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、政府の非常事態宣言が5月25日に全国で解除されました。これを受け、本市におきましては公共施設の運営の再開、自治会活動の自粛解除などを順次決定しており、6月19日からは全国への移動の自粛を解除したところであります。しかしながら、今後は感染の第2波、第3波も想定されております。市民の皆さんには、引き続き手洗いやせきエチケットの励行、三つの密を避けるなど感染防止に努めていただくようお願いを申し上げます。 国におきましては、第2次補正予算が成立いたしました。本市といたしましても、今定例会議でご承認いただいた新型コロナウイルス感染症関連事業を速やかに実施するとともに、このあと全員協議会でご説明をいたします第二弾の支援策につきまして、予算編成等を速やかに着手してまいります。引き続き、国や島根県とも連携を図り、市民の皆さん、事業者の皆さんが一日も早く日常を取り戻せるよう、迅速かつ柔軟に対応してまいります。 今定例会議では、病児・病後児保育室及び休日診療所の施設整備に係る事業費をご承認いただきました。今後、関係の皆さんとも十分調整の上、子育て支援環境の充実と医療環境の改善を図ってまいります。個人一般質問におきましては、質問時間の短縮など、新型コロナウイルス感染防止対策にご配慮いただきましたことに改めて御礼を申し上げます。本定例会議におきましては、15名の議員の皆さんから新型コロナウイルス感染症対策を初め、防災、まちづくり、産業振興など幅広い分野において貴重なご意見、ご提言をいただきました。今後、いただいたご意見等を踏まえ、さらによい施策となるよう検討してまいりますので、議員の皆さん方の一層のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 さて、中国地方は6月10日に梅雨入りしましたが、梅雨入り早々の6月13日には大雨洪水警報の発令がありました。近年は、いつどこで災害が発生してもおかしくない状況となっております。6月14日には、新型コロナウイルス感染症対応の避難所設営訓練を実施いたしました。引き続き、市民の皆さんの安全・安心の確保に万全の態勢で努めてまいります。 終わりに当たり、雨の多い蒸し暑い時期ではありますが、議員の皆さんにおかれましては健康に十分ご留意され、ますますご活躍されますようご祈念申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(川神裕司) これをもちまして令和2年6月浜田市議会定例会議を散会します。 皆さん方、大変ご苦労さまでした。            午前11時22分 散会        ────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により本会議の顛末を証するためここに署名する。         浜田市議会 議 長         浜田市議会副議長         浜田市議会 議 員         浜田市議会 議 員        ──────────────────────────...