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10月04日-05号

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  1. 松江市議会 2022-10-04
    10月04日-05号


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    最終取得日: 2023-05-22
    令和 4年第4回 9月定例会    令和4年第4回松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 令和4年10月4日(火曜日)午前10時開議 第1 議第102号議案    (追加提出 提案説明、質疑、常任委員会付託) 第2 議第79号議案~議第102号議案    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 決算第1号~決算第14号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第4 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について    (採決) 第5 議員提出議案第5号 公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第6 議員提出議案第6号 教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第7 まちづくり対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第8 議員派遣について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第102号議案 (追加提出 提案説明、質疑、常任委員会付託) 議第79号議案~議第102号議案 (委員長報告・質疑、討論、採決) 決算第1号~決算第14号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について (採決) 議員提出議案第5号 公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第6号 教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) まちづくり対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) 議員派遣について────────────────────────────────────────出 席 議 員(33名)    1 番   小  澤  一  竜    2 番   中  村  ひ か り    3 番   たちばな  ふ  み    4 番   三  島     明    5 番   山  根     宏    6 番   海  徳  邦  彦    7 番   村  松  り  え    8 番   原  田     守    9 番   舟  木  健  治    10 番   野 々 内     誠    11 番   錦  織  伸  行    12 番   河  内  大  輔    13 番   細  木  明  美    14 番   太  田     哲    16 番   米  田  と き こ    17 番   岩  本  雅  之    18 番   長 谷 川  修  二    19 番   柳  原     治    20 番   野  津  直  嗣    21 番   森  本  秀  歳    22 番   川  島  光  雅    23 番   石  倉  徳  章    24 番   石  倉  茂  美    25 番   田  中  明  子    26 番   吉  金     隆    27 番   森  脇  幸  好    28 番   南  波     巖    29 番   津  森  良  治    30 番   森  脇  勇  人    31 番   川  井  弘  光    32 番   三  島  良  信    33 番   三  島     進    34 番   立  脇  通  也───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(1名)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    福  島  恵 美 子  次長      永  井  秀  之  議事調査課長  竹  田  優  子  書記      松  浦  真  人  書記      古  川     進  書記      月  森  致  子  書記      梶  田  崇  光  書記      山  根  広  大  書記      牧  田     慧  書記      橋  本  伸  也───────────────────────説明のため出席した者  市長      上  定  昭  仁  副市長     能  海  広  明  副市長     講  武  直  樹  副市長     平  林     剛  理事      山  根  幸  二  総務部長    小  村     隆  総務課長    永  田  幸  子  財政部長    水     研  二  防災部長    佐  目  元  昭  産業経済部長  松  浦     徹  観光部長    土  江  紀  明  文化スポーツ部長松  尾  純  一  市民部長    吉  田  紀  子  健康福祉部長  松  原     正  子育て部長   青  木  佳  子  環境エネルギー部長          花  形  泰  道  都市整備部長  爲  國  岳  彦  都市整備部政策監森  原     透  会計管理者   杉  谷     薫  消防長     田  村  達  朗  教育長     藤  原  亮  彦  副教育長    寺  本  恵  子  副教育長    成  相  和  広  上下水道局長  小  塚     豊  ガス局長    山  内  政  司  交通局長    須  山  敏  之  市立病院院長  入  江     隆─────────────────────── 〔午前10時04分開議〕 ○議長(立脇通也) おはようございます。これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第102号議案      (追加提出 提案説明、質疑、常任委員会付託) ○議長(立脇通也) 日程第1、議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号) 」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 本日、追加提案をいたします議第102号につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号)」につきましては、電力・ガス・食料品などの価格が高騰している状況を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯などに対し、1世帯当たり5万円を支給するため、13億1,162万7,000円を追加し、予算の総額を1,101億2,449万9,000円とするものです。 財源につきましては、国庫支出金を充当しております。 こちらのパネルを御覧ください。(パネルを示す) 今回の給付金の対象者としましては、令和4年度の住民税非課税世帯並びにそれと同様の事情にあると認められる家計急変世帯となります。 試算いたしますと、2万5,000世帯がその対象となってまいります。 給付のスケジュールの予定でございますが、お認めをいただきましたら、11月に確認書を送付し、その後、随時給付を開始するという見込みでございます。 以上につきまして御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 29番津森良治議員。 ◆29番(津森良治) 失礼いたします。 議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号)」について質問をさせていただきます。 今回の補正は、今説明があったように、電力・ガス・食料品等価格高騰による負担を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得者に対し、1世帯当たり5万円を給付する事業として13億1,000万円余が計上されています。 今回の事業の名称は、物価高騰による緊急の支援とされ、特に生活に困窮されている住民税非課税世帯に対して現金を給付する施策ですが、事業の名称は違うにせよ、今年度に入ってから新型コロナウイルス感染症に係る給付金として同類の事業が既に事業費7億4,800万円、事務費5,900万円余の予算が計上されました。 さて、長引くウクライナ危機や円安傾向による燃料価格の高騰や食料品の値上げが予想されます。社会の急激な変化により、特に生活に困窮されている皆様に給付金を支給する事業を、今後とも継続する必要があるのではないかとも考えます。 そこで、こうした事業は一時的な措置として行われるものと捉えておられるのか、または一定期間は行われるものと捉えておられるのか、その認識を伺います。 次に、本市でも新型コロナウイルス感染症対策に係る給付金事業は、支給対象者の違いはあるものの、令和2年度、令和3年度にも行われ、既に257億7,000万円余が給付されました。 そこで、今回の補正も含め、給付金事業の評価と効果についてはどのように捉えておられるのか伺います。 また、これらの給付金事業は、国の国庫補助金によって全額補填されるもので、何ら問題がないように思いますが、令和2年度、令和3年度における決算額を見ると、事務費が1億9,000万円余かかっていました。 今回の給付金についても、6,000万円余が計上されております。多額な事務費がかかる給付金事業です。 そこで、市民の窓口となる本市では、かなりの負担がかかっているのではないかと心配するところです。 この際、給付金を支給するに当たり、どのような問題や課題があると認識しておられるのかお伺いさせていただきます。 ○議長(立脇通也) 松原健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(松原正) ただいま3点について御質問いただきました。お答えをさせていただきます。 まずは1点目のこの事業について、こうした給付金は一時的なものなのかどうなのかという認識でございますけれども、やはりこうした政策につきましては、議員御指摘のとおり、社会経済情勢あるいは国際情勢を踏まえ、その時々で適時適切に国のほうで判断をされるものと考えておりますので、そう認識しております。 それから、こうした事業の評価と効果という捉え方でございます。 こちらにつきましては、本議会でも一般質問等でお答えをさせていただいておりますけれども、本市の状況を見た場合に、特に生活困窮の方の状況を見た場合には、リーマン・ショック時の前後と比較をいたしまして、今回、令和元年、令和2年、令和3年と生活保護の世帯数は横ばいにあるということから、やはりこうした事業によりまして、影響あったものの一定程度に抑えられたものと考えております。しかしながら、基本は国の事業でございますので、こうしたことは国のほうでやはりしっかりとその効果と評価について検証されなければならないと考えているものでございます。 それから最後に、支給に当たっての課題等ということでございます。 これはまさに今回の施策についてもそうでございますけれども、国の決定から事業の実施までが非常に短期間であるということから、臨時的な体制を取って実施していく必要があるということで、この体制の確保というのがやっぱり最も大きな課題であると考えております。 今回の場合でも、正規職員の配置はもちろんですけれども、それだけではやはり難しい面がありますので、コールセンターであったり、それから受付事務や事務処理などの外部委託をできるだけ有効に活用して、速やかに実施する体制を取っていかなければならないというところがございますので、一定程度やはりこうした事業を行うに当たりましては、それなりの事務処理費用がかかってくるということがやはり課題だと考えております。以上です。 ○議長(立脇通也) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ないようですので、これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第102号議案につきましては、会議規則の規定により予算委員会に付託いたします。 この際、しばらく休憩いたします。 〔午前10時12分休憩〕 ────────── 〔午前10時37分再開〕 ○議長(立脇通也) 休憩前に引き続き会議を開きます。─────────────────────── △日程第2 議第79号議案~議第102号議案      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第3 決算第1号~決算第14号      (委員長報告・質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第2、議第79号「松江市議会議員及び松江市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部改正について」から、議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号) 」まで議案24件及び日程第3、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」まで決算14件を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 河内大輔総務委員長。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) おはようございます。今期定例会において総務委員会に付託となりました議案9件につきまして、9月20日に委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 議第79号「松江市議会議員及び松江市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部改正について」は、人件費や労務費は国が定めるが、市はどの時期に反映するのかとの質疑に対し、執行部より、労務単価等は法律に基づき単価改正され、それに応じて適切に対応するとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第80号「松江市職員の定年等に関する条例等の一部改正について」は、地方公務員の定年年齢を引き上げるための地方公務員法の改正等に伴い、松江市職員の定年、給与等について必要な整理を行うため、関係する15条例を改正するものです。 質疑の主なものとして、制度の切り替わりによる人件費増がどのくらいになるのか、また採用計画に影響はあるのかとの質疑に対し、執行部より、現在も60歳から65歳の職員は再任用職員として働いているが、定年引上げ後、60歳を超えてフルタイムで勤務する職員の人件費は、1人当たり年間約150万円の増加となる。 定年延長によって、現在のフルタイム任用職員の選択があった場合と同様に、採用を抑制しないといけないが、中堅、若手職員にしわ寄せがいかないよう組織としてやっていくとの答弁がありました。 次に、役職定年制により管理職が一般職となることにより、職員がやりにくいところがあるのではないかとの質疑に対し、執行部より、国においてもこの点に関し議論されたが、高年齢層の管理職が係長級となり、経験値が業務に生かせるメリットもあり、定年延長になる職員も、若手、中堅職員も意識を変えて乗り越えなければならない課題であると認識しているとの答弁がありました。 また、育児休業は現状でどれくらいの職員が取っているのかとの質疑に対し、執行部より、非常勤職員において女性職員の育児休業取得者はあるが、男性職員の取得者は現在いないとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第80号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第81号「松江市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例及び松江市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」は、質疑の主なものとして、消防団の休団制度の質疑に対し、執行部より、休団制度は育児、介護等で長期間活動できない場合、3年を超えない範囲で、消防団員の身分を保持したまま休団できる制度であるが、何度かに分けて休団する場合、1度につき3年以内とすることを考えているとの答弁がありました。 次に、消防団員に市の職員は何名いるか、また機能別消防団員消防職員のOBはいるかとの質疑に対し、執行部より、消防団員で市職員であるのは、松江市以外で勤務する方も含めて、令和4年4月1日現在で81名である。また、機能別消防団員消防団員のOBはいるが、消防職員のOBは現在いないとの答弁がありました。 次に、機能別消防団員が現在20名であるが、この人数をどう考えているかとの質疑に対し、執行部より、これから人数を増やしていきたいと考えている。今回、機能別消防団員の見直しを図ることで、勤務や家庭の都合で消防団を退団された方に入っていただけるのではないかと考えているとの答弁がありました。 次に、消防団の定員管理の考え方の質疑に対し、執行部より、人口減少、団員の減少も踏まえ、松江市消防団充実強化計画を策定した。定数管理と同時に団員の報酬の適正化も図る必要があることから、消防団と協議を行い進めていく考えであるとの答弁がありました。 一委員より、賛成するが、定員管理についてきちんとされたいとの意見がありました。 採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第86号「財産の取得について」は、市役所新庁舎1期棟に設置する職員用パソコンを購入するものです。 質疑に対し、執行部より、入札では地元業者への配慮もしつつ、しっかり競争原理が働くよう取り組んでいきたいなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第86号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、財産の取得について、議第87号から議第91号まで議案5件については、市役所新庁舎1期棟に設置する窓口カウンター大型デスクなど什器を購入するもので、一括議題としました。 質疑の主なものとして、今までの備品はどのように取り扱うのかとの質疑に対し、執行部より、現在あるもののうち、2割程度を転用する。転用しないもので再利用できそうなものは、市のほかの施設での使用を考えている。金属系のものは、有価物として引き取ってもらうことを考えているほか、その他のものも少しでも有益な形で処分できるようなことも検討してまいりたいなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第87号から議第91号は、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 細木明美教育民生委員長。 〔13番細木明美議員登壇〕 ◆13番(細木明美) 今期定例会において教育民生委員会に付託されました議案2件につきまして、9月21日に委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 初めに、議第95号「令和4年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、令和5年度の人間ドックの助成事業について、11月末に募集案内を実施することから、債務負担行為を設定するもので、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第96号「令和4年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、令和3年度決算額の確定に伴い、国県負担金の返還金などを計上するもので、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 川井弘光経済委員長。 〔31番川井弘光議員登壇〕 ◆31番(川井弘光) 今期定例会において経済委員会に付託になりました議案5件につきまして、9月22日、9月26日に委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 議第83号「松江市やくもアグリパークの設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、使用期間を5年から3年にすることで利用者に支障は生じないかとの質疑に対し、執行部より、開設当初は都市部の方に長期間の農作業を体験してもらうという目的で使用期間を5年としていたが、現在では松江市内の方の利用が中心となっていることから、ほかの農園に合わせて3年とする。今後の市民農園の在り方を検討するに当たり、使用期間を統一したい。5年に1回の手続が3年に1回と短くなることで不便になるかもしれないが、適切なタイミングで御案内し、手続いただきたいと考えているとの答弁がありました。 また、農園、宿泊施設の利用者の年齢層などについての質疑に対し、執行部より、農園の利用者には比較的高齢の方が多く、宿泊施設の利用者は通常のコテージを利用される方と同様に、比較的若い世代のグループでの利用が多くなっている。また、令和2年、令和3年は、全て県内の方の利用となっているとの答弁がありました。 また、市民農園の今後の方向性についての質疑に対し、執行部より、現在、利用される方が減少し、空き区画が増え、除草作業などの経費がかかっている。今後、よりよいサービスを提供していくためには、どれぐらいの規模で事業を行っていくべきか、民間の市民農園の状況や意向も踏まえながら検討したいとの答弁がありました。 このほか、稼働率や使用料の支払い及び徴収方法に対する質疑がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第83号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第84号「松江市ガス供給条例及び松江市液化石油ガス販売条例の一部改正について」は、市民の方への料金の上限を撤廃することに関する説明状況についての質疑に対し、執行部より、8月の検針分のところから需要家の方へ議会に諮る条例改正案の内容についての通知を入れているほか、折に触れて丁寧に説明し、ホームページ等でもお知らせをしたい。また、このことに対する市民の方の反応については、目立った問合せはないとの答弁がありました。 また、液化天然ガス液化石油ガスの価格は、同じような割合で上がっていくのかとの質疑に対し、執行部より、液化天然ガスの価格については、ロシア・ウクライナ情勢の影響も受けるが、液化石油ガスの価格については原油価格の影響を受けるため、上がり幅は異なると考えているとの答弁がありました。 また、電気料金が上昇しているが、今後ガスの需要が増加する見込みはあるのかとの質疑に対し、執行部より、電気とガスでは異なる点が多く、原料費調整制度により消費者保護を図る一方、電力・ガスの自由化で新規参入を促し、競争させていく面もあり、回答は難しいが、先の読めない時代になってきているのではないかと感じているとの答弁がありました。 このほか、利用料金の上限撤廃への対策についての質疑がありました。 討論では、一委員より、市民の方への説明はくれぐれも重ねて丁寧に行っていただきたいとの意見があり、採決の結果、議第84号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第99号「令和4年度松江市ガス事業会計補正予算(第1号)」は、他の事業者と比較したガス価格についての質疑に対し、執行部より、7月時点の20立米単位で山陰各社と比較すると、出雲ガスよりは若干安く、鳥取ガス、米子ガス、浜田ガスよりは高いが、大きな差があるということではない。また、これは20立米での比較であり、基本料金で比較すると松江が一番安く、使用量が多くなるにつれ他の事業者が安くなるという傾向があるとの答弁がありました。 また、コロナ禍でどういった営業活動が制約を受けたか。また、今後再開可能な取組は何かとの質疑に対し、執行部より、訪問などができにくい部分もあったが、状況も変わってきており、ハウスメーカーやマンションなどに対して営業活動を行っていくことを考えているとの答弁がありました。 このほか、業務用温水・蒸気契約についての質疑がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第99号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第82号「松江市民農園設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び議第100号「令和4年度松江市交通事業会計補正予算(第1号)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 岩本雅之建設環境委員長。 〔17番岩本雅之議員登壇〕 ◆17番(岩本雅之) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案5件について、9月21日に現地視察、22日、26日に委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 議第85号「松江市手数料徴収条例の一部改正について」は、質疑において主なものとして、長期優良住宅の認定制度を受けるメリットについての質疑に対し、執行部より、認定されることによって融資制度等を低利で借りることができるとの答弁がありました。 新築物件のうち、長期優良住宅に認定された件数についての質疑に対し、執行部より、令和3年度の実績で、新築物件は579件あり、認定件数は219件であったとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、議第85号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第92号「市道路線の廃止について」及び議第93号「市道路線の認定について」は、関連するものであり、一括議題としました。 質疑、意見ともになく、採決の結果、議第92号及び議第93号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第97号「令和4年度松江市水道事業会計補正予算(第1号)」は、質疑では、令和2年度の事業者への支援を踏まえ、市民の水道料金を今回減免することについての質疑に対し、執行部より、令和2年度は、新型コロナウイルスが流行し始め、事業を休止、縮小せざるを得ない事業所を支援する目的で、基本料金4か月分を減免した。 今回は市民生活支援ということで、各家庭に行き渡るよう水道の用途が家事用、家事兼営業用の方々の生活に直結する部分を減免させていただくとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、議第97号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第98号「令和4年度松江市下水道事業会計補正予算(第1号)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第98号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 三島良信予算委員長。 〔32番三島良信議員登壇〕 ◆32番(三島良信) 今期定例会において予算委員会に付託されました議案3件につきまして、9月29日及び本日、委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」は、討論で、一委員より、本補正予算はコロナウイルス感染症対策に関連した各事業、また経済対策として、コロナ禍で大きく傷ついた観光事業において、アフターコロナの観光地造成の基盤づくりとして国の事業に呼応し、全国では唯一となる、県と市が地方創生臨時交付金を活用し、実質上、市の一般財源を温存しつつ、地域経済への循環効果の高い地域一体となった付加価値化事業に積極的に呼応していること、また緊迫する国際情勢や国際的な資源獲得競争の中で起こっている市民の暮らしへの生活支援、燃油高騰対策として、国の地方創生臨時交付金燃油高騰支援分に基づき、この数年のコロナ禍において行われてきた市民への直接支援などの経験を踏まえ、スピーディーかつ行政コストが低い水道料金等を活用した市民への経済支援対策、またその他事業も適時適切な本年度に必要な補正予算が組まれており、これに賛成をするとの意見があり、また一委員より、こども家庭センター整備事業について、1年前倒ししているということで、準備期間が短いことが懸念されるが、これまで子育て部、健康福祉部、各部で尽力されてきた相談活動が統合により合理化されるのではなく、相談員の拡充、福祉分野との連携、母親である女性自身の相談支援などが、他の関係機関と一層連携されて、身近に相談ができる体制の強化、一人でも多くの子どもや親が安心して子育てできる環境につながるよう期待して、賛成をするとの意見がありました。 採決の結果、議第94号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第101号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第5号)」は、討論で意見はなく、採決の結果、議第101号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容につきましては、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 次に、議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 吉金隆決算特別委員長。 〔26番吉金隆議員登壇〕 ◆26番(吉金隆) 今定例会において決算特別委員会に付託されました決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」外決算13件につきまして、9月16日及び9月29日に委員会を開催し、審査を行いましたので御報告申し上げます。 初めに、総括質疑及び監査委員への質疑に対する答弁の主なものを御報告いたします。 総括質疑では、市長の政策を盛り込まれた令和3年度事業の成果についての質疑に対し、令和3年度は新型コロナウイルス感染症対策を最優先に市政に取り組み、所信表明で掲げた政策を実行すべく様々なチャレンジに取り組んだ。具体的にはMATSUE起業エコシステムの形成に向けた基本構想の策定、職人商店街を実現するための現状分析、海藻や水草のブルーカーボン活用事業調査など、アフターコロナを見据えた新たな戦略を実行に移すために注力した。 加えて市民の皆様に寄り添うべく、可能な限り現場に出かけ、交流を図るとともに、各種媒体を通じた積極的な情報発信に心がけた。 今後は、令和3年度の取組を踏まえて、今年3月に策定した「松江市総合計画-MATSUE DREAMS 2030-」に掲げた「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けてさらに力を尽くしてまいりたいとの答弁がありました。 令和3年度の新型コロナウイルス感染症対策関連事業費についての質疑に対して、令和3年度の事業費総額は89億7,000万円であった。このうち主要な国庫補助事業としては、子育て世帯や住民税非課税世帯等への臨時特別給付金給付、新型コロナウイルスワクチン接種などであり、事業費の合計は73億1,000万円となった。 また、島根県との協調により行った事業としては、市内バス事業者への経営支援などで、事業費は合計で1億4,000万円であった。 市単独事業としては、中小企業者を支援する事業継続支援給付事業やプレミアム付飲食券発行事業、観光誘客対策の観光回復キャンペーン事業などを実施し、事業費の合計は15億2,000万円であったとの答弁がありました。 ふるさと納税が増収となったことに対する評価についての質疑に対して、令和3年度に受け入れたふるさと納税の額は1億5,718万8,000円となり、前年度の8,400万6,000円に比べ約2倍、7,318万2,000円の増となった。 増加の要因としては、返礼品の種類を増やしたことや、パッケージサイズを多様化したこと、令和3年度下期から新たにふるさと納税ポータルサイトを増設し、計4サイトを整備したこと、島根町加賀の大規模住宅火災や昨年7月の大雨災害に関する寄附が寄せられたことなどによって増加したものと評価しているとの答弁がありました。 事業継続支援給付事業やプレミアム付飲食券発行事業の効果と実績についての質疑に対し、事業継続支援給付事業は、飲食店や小売業などを中心に幅広い業種を対象に、市内事業者の約45%に対し支援を行い、令和3年度において2,773件、3億9,470万円を給付した。 プレミアム付飲食券発行事業については、6万3,656セット、額面で3億9,117万3,000円分を販売し、加盟店舗を対象としたアンケートによると、8割を超える店舗で集客や売上げに効果を実感したという結果が寄せられた。民間のシンクタンクによる経済波及効果は6億4,800万円で、地域経済の活性化に一定の効果があったと評価しているとの答弁がありました。 住民税非課税世帯や子育て世帯への臨時特別給付金支給の効果と評価についての質疑に対し、令和3年度における住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金は、1万8,293世帯に総額18億2,930万円を給付した。 子育て世帯への臨時特別給付金については、1万7,553世帯に総額30億9,100万円を支給した。 生活保護の世帯数を見ると、令和元年度末から令和3年度末まで、ほぼ横ばいとなっていることから、経済的な影響を受けた方が多くいらっしゃる一方で、給付金による支援により、一人一人への影響の度合いは抑えることができたと分析しているとの答弁がありました。 「夢☆未来」学力育成推進事業の取組についての質疑に対し、主に学力向上支援員4名、学力向上支援講師8名を配置し、学力向上支援に当たるとともに、小学校4年生を対象とした学力診断プリントテストの実施に取り組んだとの答弁がありました。 消防署の再編が完了し、市民の生命を守る消防業務は順調に遂行されているかとの質疑に対し、署所再編計画が完遂したことにより、全ての分署において2隊同時出動態勢の確立及び高規格救急車の配備が完了し、消防体制の充実強化が図られ、順調に災害対応業務を行っているとの答弁がありました。 国保の均等割保険料について、国は未就学児につき5割を減額したが、市として一歩進めるべきではないかとの質疑に対し、子育て世代の負担軽減は必要だと考えているが国で対応するべきことだと考えており、対象年齢や減額幅の拡大、必要な財源の確保について、引き続き全国市長会等を通じて国に要望するとの答弁がありました。 簡易水道と上水道事業の統合、集落排水事業と公共下水道の統合についての質疑に対し、旧簡易水道は小規模水源約40か所と浄水場約20か所を尾原水系からの受水に転換する施設整備等を行い、不安定な水源の解消とランニングコストの圧縮を図ってきた。 集落排水事業の公共下水道への接続は、令和2年度までに7地区の接続が完了し、令和3年度から令和8年度までに5地区の接続を予定している。 これまで統合による運用の効率化を図ってきたが、水道料金や下水道使用料だけでは収支均衡を保つことができない状況のため、引き続き収益性の確保と事業の効率化に努めるとともに、国の財政支援継続を要望していくとの答弁がありました。 ガス事業の普及促進、販売量増を図る具体的な取組についての質疑に対し、松江市ガス事業経営戦略プランの基本方針の中で、ガス利用の促進を掲げ、具体的にはマンションディベロッパーや地場工務店などへのガス設備の提案や設計協力、ガスファンヒーターレンタル事業、業務用温水・蒸気契約の創設などに取り組んだ。 これらの取組により、令和3年度決算のガス販売量は目標の年827万立米に対し、811万立米を確保した。 今後も厳しい状況が続くと思われるが、経営戦略プランの目標達成に向けて、あらゆる販売戦略を工夫して取り組んでいきたいとの答弁がありました。 交通系ICカードの導入の効果についての質疑に対して、バスカードを財布から取り出し、狭いカードリーダーに差し込む手間がなくなり、乗り降りと決済がスムーズになったと、特に高齢の方から好評をいただいている。 また、観光客などから不評であった運賃表の確認や現金の準備が不要となり、この件については苦情はなくなった。 今後、さらに普及、利用が進めば、蓄積した乗降データを運行ダイヤの改善などに活用していくことが期待されるとの答弁がありました。 松江市立病院と松江赤十字病院で連携協定を締結した効果についての質疑に対し、相互協力の意識が高まり、役割分担によって効率的な医療提供が可能となったことが大きな効果と考えている。 現在、泌尿器科領域における相互の患者紹介をはじめ、ゲノム医療における症例検討会や講演会の合同実施、心臓血管外科・放射線科医師による手術や検査の相互支援などを行っている。 今後、松江赤十字病院と協議を重ね、さらに連携を図りたいとの答弁がありました。 監査委員への質疑に対する答弁では、純資産計算書などの詳細な資料が監査時に間に合っていない状況をどう思われるのか、特に資産は簿価で示されるため、実際の財産価値と乖離するおそれがあるがどうかとの質疑に対し、財務書類は決算の各数値が確定した後、それを基に作成するため、決算審査には間に合わないものと考えている。また、購入時の価格である簿価と、売却時の金額には乖離がある場合もあると理解しているが、資産売却の際に鑑定評価を行うなど、適切な時価で売却の手続をされたか監査を行うものであるとの答弁がありました。 一般会計の審査意見の中で、財政運営に当たっては、計画的・積極的な歳出の抑制と歳入の確保に努められたとされたことの詳細についての質疑に対し、中期財政見通しを毎年度見直され、一定規模の普通建設事業費の確保を行った上で、不断の行政改革により、事務事業の廃止、縮減を進めることで、人件費、物件費、補助費の抑制に努められている。また、98.4%の高い市税収納率、未利用土地の売却、さらに令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用するなどされたものであるとの答弁がありました。 9月29日の委員会では、各分科会長から審査の内容に関する報告を受けた後、討論、採決を行いましたので御報告を申し上げます。 各分科会における審査の内容については、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、新型コロナウイルス感染症が拡大し、その対応を取らなければならない厳しい条件の下、財政運営にも配慮しつつ、事業者支援や市民生活支援などに取り組まれた。市長就任後に初めて策定された松江市総合計画は、現実的で実効性の高いものと評価し、認定に賛成する。 一委員より、電源立地地域対策交付金が経常経費に充てられていること、マイナンバー制度の一層の推進を図る内容となっていること、保育所と児童クラブの待機児童解消が追いついていないことなどから認定に反対する。 また、一委員より、コロナ禍での経済対策、保健所対応、大雨豪雨災害、島根町加賀の大火災などにスピーディーに対応され、令和3年度予算を安定的かつ適切に事業執行された決算であると考え、認定に賛成する。 また、一委員より、新型コロナウイルス感染症対策として、予防措置や影響を受けられた方々に対し、国の財政措置を最大限活用し、その対策に努められたことなどを評価し、認定に賛成するなどの意見があり、採決の結果、決算第1号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、コロナ禍の下、国保料の減免等に積極的に取り組んだ点は評価するが、国保料の引下げを求める声に基金からの拠出で応えるべきであり、認定に反対する。 また、一委員より、基金の取崩しについては、安定的な国保事業の運営に考慮し、タイミングを図る必要があるが、健康推進事業などの考え得る限りの適切な事業運営に努めていることから、認定に賛成する。 また、一委員より、加入者の健診事業に力を入れ、前年度並みの実質収支等を確保できた。また、コロナ禍にあって、滞納整理にも積極的に取り組まれたことを評価し、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第2号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第4号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、高齢者に重い負担を押しつけ、格差を持ち込むものであるため、認定に反対する。 また、一委員より、本制度を将来にわたって安定的に運営し、安心・安全な高齢化社会を過ごすためには、時代の中で応分の負担が必要であるという観点から、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第4号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第5号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、保険料が払えないと負担割合が増えてしまうため、必要な介護が受けられる制度とするべきであり、認定に反対する。 また、一委員より、適切な健康増進等の事業も含まれていることから、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第5号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」は、討論では、一委員より、県営水道事業の過大な投資のしわ寄せを受けた高い水道料金の引下げを求め、認定に反対する。 また、一委員より、将来にわたる持続的な水道事業の運営に向けた決算となっており、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第10号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」は、討論では、一委員より、コロナ禍の下、最前線で奮闘されていることには敬意を表するが、時間外選定療養費、初診時選定療養費が徴収されており、認定に反対する。 また、一委員より、新型コロナウイルス感染症対策として、集団接種会場の役割を果たすなど、感染症に対応する医療提供体制を確保したと評価し、認定に賛成する。 また、一委員より、市民の健康・医療の拠点病院としての役割を適切に果たしており、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第14号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第3号「令和3年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算」、決算第6号「令和3年度松江市企業団地事業特別会計歳入歳出決算」、決算第7号「令和3年度松江市公園墓地事業特別会計歳入歳出決算」、決算第8号「令和3年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計歳入歳出決算」、決算第9号「令和3年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」、決算第11号「令和3年度松江市下水道事業会計決算」、決算第12号「令和3年度松江市ガス事業会計決算」、決算第13号「令和3年度松江市交通事業会計決算」、以上の8件については、意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、決算第1号、第2号、第8号及び第10号から第14号に関する決算特別委員会の意見は、お手元にお配りしております決算特別委員会意見一覧表のとおりであります。 なお、記載は、関連する項目ごとにまとめております。 以上、本委員会に付託されました決算14件の審査を、議長及び議会選出の監査委員を除く全議員で行いましたが、執行部におかれましては、本委員会の設置の趣旨を踏まえ、お配りしております一覧表に記載の委員会意見を、令和5年度予算に反映されるよう要望いたしまして、決算特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより決算特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって決算特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 3番たちばなふみ議員。 〔3番たちばなふみ議員登壇〕 ◆3番(たちばなふみ) 共産党市議団たちばなふみです。会派を代表して議第80号、議第84号、議第99号の議案3件及び決算6件について、委員長報告に反対の討論を行います。よろしくお願いいたします。 まず、議第80号「松江市職員の定年等に関する条例等の一部改正について」です。 これはこれまで1年更新であった身分の不安定さが、正規職員として勤務できる期間の延長や、再任用では支給されなかった各種手当の支給など、現行より処遇が改善される点については評価いたします。 しかしながら、60歳到達後の給料が7割に削減となる点について問題が残ります。年齢を理由として賃金を引き下げることは、生計費原則に反するだけでなく、職務給の原則に抵触する懸念があります。コロナ禍となってこれまで以上に長時間労働が常態化するなど、人手不足は明らかです。60歳到達後、単純に賃金を7割に削減するのではなく、長年培った豊富な知識と経験を生かし、市民サービスの向上につながる職場づくりも課題です。 次に、議第84号「松江市ガス供給条例及び松江市液化石油ガス販売条例の一部改正について」です。 まず、平均原料価格の上限額の規定は、そもそも原燃料費の急激な高騰の影響から利用者を保護するために設けられたものです。このたびのような緊急の物価高騰から市民生活を守るためのものであり、その上限の撤廃はとても賛同できるものではありません。コロナ禍、物価も高騰する中、交付金を活用して各分野において様々な支援を行っています。その支援に逆行するものだと考えます。 なお、政府は、9月20日、新たに電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金交付を決定し通知しています。原料価格高騰による影響額は、料金の負担増によって賄うのではなく、物価高騰対策の交付金などを活用することで、市民生活への影響を抑えるべきと考えます。 議第99号 令和4年度松江市ガス事業会計補正予算は、議第84号の条例一部改正に伴うものであり、先ほど議第84号で申し上げましたように、市民負担増となることから反対いたします。 続いて、決算に移ります。 まず、全体について一言申し述べます。 新型コロナウイルス禍が続く中、地方自治体として財政運営に苦労された年だったと思います。 国のコロナ対策が、市民の命と暮らし、営業を守る点で不十分な中、市独自の取組もありました。自治体が市民の福祉増進という役割を十分に果たしているか、決算の認定に対してその観点で審査してきたところです。 令和3年度、松江市は島根原発2号機再稼働に同意しました。地方自治法の行政の役割は、住民の生命と財産を守ることです。「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」と島根原発の再稼働は相入れるものではありません。なぜなら、一たび原発事故が起これば、皆で築き上げてきた誇れるふるさとも、これから描く夢を実現できるまち、松江も、産業や家、なりわい全てを奪い去られるからです。原発推進の市政が松江市民にとって大変な禍根を残すことになりかねません。まず、そのような立場で反対しております。 また、コロナ禍が続く中、基本的人権の保障、住民福祉の増進という自治体本来の役割を発揮し、何よりも感染防止と市民の命を守るための責任を全うすることが求められます。市民生活を応援すべきときに負担増であったり、暮らしや福祉を後退させる市政であってはならないと考えております。子育て分野についても、コロナ禍だからこそ子育て応援、一刻も早く子どもの医療費を中学まではせめて無料にするべきでしたし、国保料の均等割部分について、18歳まで市独自で減額が必要でした。誰一人取り残さない松江、冷たい国政から市民を守る防波堤となることが求められております。以下、各会計について述べます。 決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」についてです。 不妊治療の市独自の支援、産後ケア事業の対応拡充など、子育て応援の姿勢の表れとして評価するものです。しかし、1点目に、原発交付金が人件費などの通常経費、経常経費に多く充てられていること。2点目に、個人情報の漏えいや情報の不正利用の危険を広げるおそれがあるマイナンバー制度の一層の推進を図っていること。3点目に、保育所と児童クラブの待機児童の解消が追いついていないこと。4点目に、コロナ禍で頑張る職員の給与の減額がなされたことは、一般の引下げにもつながるおそれがあり、コロナ禍での経済回復の妨げになると考えます。以上の点から決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」に反対いたします。 続いて、決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」は、コロナ禍の下、国保料の減免に積極的に取り組まれた点、国保料の引下げは評価いたします。しかし、子どもの均等割保険料の減額について、国による就学前まで半額支援が始まる中、市として独自に18歳までの減免を実施するなど、高過ぎる国保料の引下げを求める市民の声に、基金からの拠出で応えるべきであり、決算に反対いたします。 決算第4号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」について、この制度は75歳という年齢で区切る独立した保険として2008年に始まった制度です。保険料の値上がりで高齢者に重い負担を押しつけ、高齢者が医療を受けにくい状況を生んでおり、反対します。 決算第5号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」についてです。 第8期介護保険の初年度です。保険料は創設の初年度に比べ2倍となっており、未納者は1,700件を超えます。保険料が払えず、サービスを受ける際に負担割合が増えるなどペナルティーを受ける市民も出ており、必要なときに介護が受けられる制度とすべきであり、反対いたします。 決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」は、県営水道事業の過大な投資のしわ寄せを受け、市民は高い水道料を支払っています。滞納者に対する配慮や、市民の意見を取り入れながらの高料金対策を行われている点は評価します。しかし、未納による給水停止は500件以上に及びました。コロナ禍で市民生活は厳しい状況に置かれており、値下げを求める声が多く、反対いたします。 最後に、決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」についてです。 コロナ感染症の最前線で市民の命を守るために奮闘されておられることに心から敬意を表します。しかし、時間外選定療養費、初診時選定療養費が徴収されている決算です。コロナ禍だからこそ、保険証一枚で安心してかかれる、市民の命のとりでの自治体病院であるべきです。 以上、申し上げまして、議第80号、議第84号、議第99号の議案3件及び決算6件についての委員長報告に反対する討論といたします。ありがとうございました。 ○議長(立脇通也) 20番野津直嗣議員。 〔20番野津直嗣議員登壇〕 ◆20番(野津直嗣) 松政クラブの野津直嗣です。今議会に上程付託されました全ての議案に対し、各委員長の報告は、原案賛成及び認定です。各委員長の報告に対し、松政クラブを代表し、賛成の立場で討論を行います。 議第80号「松江市職員の定年等に関する条例の一部改正について」は、地方公務員の給料根拠は、国家公務員給料を根拠としています。その中で、国家公務員についても、社会情勢、民間給与水準の実情を考慮し、7割措置が講じられたところであり、議第80号において、60歳を超える本市職員が国家公務員と同様の考え方において、7割措置を講じることについては合理性があるものと考えます。よって委員長の報告のとおり賛成をいたします。 議第84号「松江市ガス供給条例及び松江市液化石油ガス販売条例の一部改正について」及び議第99号 令和4年度松江市ガス事業会計補正予算では、料金上限の撤廃について、国際市場に強く影響を受けるエネルギー事業として、価格の上限撤廃については妥当であると考えます。これを上限撤廃しない場合、17%の市民のために市民全体の税で補うこともやむを得ないという経営状況となることから関連する議第84号、議第99号議案には委員長の報告のとおり賛成します。 議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」については、予算委員長の報告は原案可決であります。予算委員長の報告にあったとおり、コロナ禍の中で、生活、経済にとって必要な事業であることから、委員長の報告のとおり原案可決すべきものと考えます。 決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」並びに決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」から決算第9号「令和3年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」まで8つの特別会計と、決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」まで5つの企業会計まで、決算特別委員長の報告は認定であります。委員長の報告に対し、賛成の立場で討論を行います。 決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」では、委員長の報告にあったとおり、コロナ禍や災害等を抱えながら、通常の適切な業務に当たられ、その事業執行に関して適切であったと考えることから認定に賛成いたします。 決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」では、将来動向を見据えた基金運用が必要ですが、本決算においては安定的かつ適切な事業を実施していることから、委員長の報告のとおり認定に賛成します。 決算第4号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」については、現在の社会人口構造に適した応分の負担、また世代間の公平性などを考慮すれば、適切な事業決算であり、委員長の報告のとおり認定に賛成します。 決算第5号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」については、給付の適正化や健康寿命延伸に向けた取組などがあり、委員長の報告のとおり健康推進等で介護事業費の抑制に努められており、認定に賛成をします。 決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」については、管路などの改良工事の実施、また簡易水道においては、国に対する支援措置などが一定制度化し、経営の安定に寄与していること、将来を見越した安心・安全な水道事業の運営に努めており、委員長の報告のとおり認定に賛成します。 決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」については、コロナ禍の中で大変な状況ではありましたが、地域の拠点病院として適切に事業運営に当たられており、委員長の報告のとおり認定に賛成します。 以上、先ほど述べた決算第10号及び決算第14号外3つの企業会計についても、安定的に市民にとって必要なサービスを行うことが大切な会計であります。 よって委員長の報告のとおり、松政クラブとして決算14件に対し賛成するものであります。 令和5年度予算編成については、投資的経費の確保など、積極的に事業を行い、松江市が宍道湖・中海圏域のリーダーシティーとして、100年後の松江市、またこの圏域全体の未来を決定する大きなターニングポイントに立っているという自覚と認識を持って、来年度の事業、またそれに伴う予算編成に当たっていただくことを期待しております。 以上で賛成討論を終わります。議員諸氏の賛同を賜りますようお願いを申し上げます。以上です。(拍手) ○議長(立脇通也) 28番南波巖議員。 〔28番南波巖議員登壇〕 ◆28番(南波巖) 志翔の会の南波巖でございます。 議案6件、決算14件につきまして、会派を代表いたしまして、委員長の報告に対し、賛成の討論を行います。 まず初めに、議第87号から議第91号の財産の取得についてです。この議案5件以外にも物品取得がありました。総件数68件となっています。 取得物件は大型デスク、椅子、窓口カウンター、収納庫などで、調達数が非常に多いものです。こんなことはめったにあるものではありません。 そういう中、市内に本社、営業所を有する事業者に受注機会を与えることに力点を置かれ、発注されました。その結果、物品販売の地元事業者の経済に潤いを与えることにつながりました。評価いたします。 今後、第2期、第3期と発注計画があるようですが、同じような観点で取り組まれるよう申し添えて、賛成といたします。 次に、議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」についてです。 国から新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されました。この使途は幅広い項目に活用でき、20億円余りでした。 この活用方法をめぐっては、コロナ対策の保健所の応援派遣があり、各職場に職員が少なくなっている中、少人数での政策立案が求められました。 また、十分な検討時間も取れない中、中立公正、安心・安全の行政の観点から施策を決定されました。 その内容は、公共交通や物流を支える幅広い事業者の支援策、そして水道料金等の減免により生活基盤の安定化を図り、また新型コロナウイルスに対しては保育所や幼稚園などで多くの感染事例があり、現場では日々対応に苦慮されている中、接触機会の低減につながるICTシステムの導入などにより、感染防止が図られるなど、幅広いすばらしい市民のためとなる施策を掲げられたことを評価いたします。 今後も、このような施策を積極的に推進していただくことを申し添えて賛成といたします。 次に、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」並びに決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」までの8件の特別会計と5件の公営企業会計について、一括して討論を行います。 私は、決算認定の意義は市長のした予算執行の政治的責任を解除することにあると思っています。 よって期待された行政効果は達成されたのかというところに重点を置いています。できていなければ、将来の展望に立った総合的審査を心がけ、意見を述べるべきと考えています。そういう観点から、以下述べていきたいと思います。 市長は、昨年6月の定例会で、今後4年間の市政運営についての所信表明を述べられました。その中で、将来ふるさとの役に立ちたいという確固たる信念を胸に、25年にわたって地域づくりの手腕を磨いてきたと言っておられます。この思いでこの1年半、松江市政のトップとして市政に取り組まれ、その力を遺憾なく発揮することができたでしょうか。よく自分の胸に手を当てて検証してみてください。 市長はその中で、所信表明の中で具体的に基本的視点として、5点述べておられます。 1点目、市長と市民が直接対話をする機会を充実させ、市民の皆様と共に歩みを進める市政を実行する。この点についてはびっくりするほど実行されていると思います。 そういう中で、例えば仕事と子育てに関連する団体、個人と直接対話をし、それを生かして仕事と子育ての両立に欠かせない児童クラブの運営について、公設児童クラブと民設児童クラブの双方のメリットを生かしながら、利用者の利便性を高める工夫に取り組み、また公設児童クラブの利用料について、適切な水準への見直しを着実に進めて、安定的に持続可能な制度の確立に努めておられまして、評価いたします。 一方で、建設業団体などとも直接対話をしておられると思いますけれども、災害復旧費も含めた投資的事業が最終予算額と決算額に大きな開きがあります。 例えば繰越事業を除いたとしても、執行できなかった、この予算が不用額として相当生じていました。この原因は、災害復旧の受注者不足が原因となりました。 また、災害復旧事業のみならず、多くの公共事業の執行にも影響が出たのが原因だったのではないでしょうか。 今後は適切な時期に事業を執行する意識を強く持っていただく必要があると考えます。 そのためには、発注手続の改善に常に取り組んでいくことが大事だと思います。他団体の事例を研究しながら適切な事業執行に努めていただきたいと思います。 2点目に、新型コロナ感染症対策に最優先に取り組むことを掲げておられます。 なかなかこういう対策に慣れないながら、経済対策としては事業継続支援給付事業やプレミアム付飲食券発行事業、そして観光回復キャンペーンなど、事業者支援を柱として迅速に対応されました。また、生活者支援としては、子育て世帯や低所得世帯に対する給付金の支給など、国の支援制度やコロナ交付金などを適切に活用され事業執行されましたことを評価いたします。 3点目は、国際文化観光都市として魅力を高め、子どもたちのふるさとへの愛着や伝統工芸を生かした振興に取り組み、地域に磨きをかけると掲げておられます。できたでしょうかね、充実することができたでしょうか。 4点目、島根県との連携、中海・宍道湖・大山圏域での協働、産官学金といった異業種間の連携の推進です。この連携の推進が十分にできたでしょうか。 5点目は、市域内のバランスの取れた発展です。 市内中心部に昔の輝きが戻りましたか、その礎ができましたか。周辺部、旧町村に光を当てることができましたか、その礎ができましたか。 この5点を述べておられます。私はこれに加えて人口減少対策です。 令和3年3月末、松江市は20万人を割りました。市長は地域力の源泉は、人口確保と述べておられます。減少対策はできたでしょうか。 私の市長への評価は、ふるさとの役に立ちたい信念がにじみ出た1年半だったと思っております。 会派としては、先ほど述べました6項目のことを基準として、各決算の良否を判断いたしました。 令和3年度の決算14件への見解といたしましては、市長がいろいろと種まきをされて、土台づくりに鋭意努力されて、今後につながる成果を上げられたことを評価して、賛成といたします。 しかし、大事なのはこれからです。少し苦言を呈しておきます。 市長はこの1年半、現場主義、現場把握で対話主義でやってこられましたが、今後は実績をどう積み重ねていくかであります。1つでも2つでもいいから施策を実現することが大事です。種まきは一応一段落としてください。一つの施策を実現しようとすれば犠牲も伴います。しかし、その犠牲を受け入れて施策の実現を決断することに軸足を置いていただきたいと思います。それが、政治的責任ではないでしょうか。 一方で、市の職員の方は、事なかれ主義に陥らず、思っていることを勇気を持って市長に進言していってほしいと思います。 もう一点、苦言です。苦言というか、これはそうしてほしいという意味のことですけれども、これからは、総務委員会なんかでいつも市の幹部の方が、横串が大事だというお話をされます。一つの施策に対して、部と部の連携が今後ますます重要になってまいります。それも2つ3つの部の連携じゃなくて、たくさんの部の連携でなければ、そういう連携があって横串がないと何もできないと私は思っています。ここの点を皆さんで心がけていただきたいと思います。 そのためには、大変ですけれども、政策部の市長公室にもっと人数を増やして、人数も内容も充実することが重要ではないでしょうか。各部同士の意図がしっかりとつながるような連携役の部署を大事にしなければならないと思っています。 そしてまた、そこの市長公室で市長の意図がしっかりと各部に伝わっていくというシステムをつくっていかなければならないと、そういう機構が大事だと思っております。そういうのをつくって、これから頑張っていただきたいと思います。期待しております。 せっかくですので、ちょっと一つ、横串の話をいたしましたので、少し話をさせていただきたいと思います。 8月でしたけれども、宍道湖・中海問題等対策特別委員会で、野津委員長のお計らいで、大阪、神戸に視察に出かけました。 その中で、水辺のまちづくりのテーマで研修を受けました。 まちづくりプランをつくる方の談ですが、この方は昔は自治体にどうも勤めておられたと、今は民間で起業家として活躍しておられるという方です。 この人の話を聞きましたが、私の意見と非常に合致するところがあって、大変感激したところでありますけれども、1点目、松江市全体がどうしたら発展するのか、水の都のイメージをどう醸成していくのか、観光客など他から来る人にどうやって松江を目に焼き付けるのか、一部のためのまちづくりではいけない。 2点目、今盛んに官民連携と言っておられます。皆さんそういうふうに官民連携だと言っています。しかし、物事を進める以上は、一定の行政のルールの中でやらなければ、できないということを言っております。 官民連携で民間の人はこういうことに欠けております。しかし、役所の人は、そういうみんなの立場をすごく重んじるわけですから、だから民間人も官民連携で、民の人も、やっぱり公共人、要するに役所のそういう立場に立った公共人としての考え方をしっかり持たなければ、まちづくりは成功しないということを言っております。 それから3点目、これもあれですけれども、イベント方式は失敗だったと言っていますね。大失敗だったと、これは反省点になっていると。 4点目、まちづくりするために新たな店を出店するときに、地元業者だけで無理であれば、都会の大手業者と一緒になって、手を携えてJV業者の構築が必要ではなかろうかと。 5点目、今述べたことを成就するためには、まちづくりのプレーヤーを見つけることが重要だと。まちづくりのプレーヤーを見つけることが重要だと、プレーヤーを勧誘するコツの習得が必要であると述べておられました。 ○議長(立脇通也) 南波議員に申し上げます。討論であります。簡潔にお願いします。 ◆28番(南波巖) はい、すぐ終わります。 今述べたことに、大橋川改修に伴うまちづくりについて、当てはめるならば、大橋川担当、公園担当だけでは駄目です。プレーヤーを勧誘する担当、産業経済部、それから松江のイメージを担当する観光部、そして財政面での財政部、連携の横串担当の政策部など、多岐の部にわたることを肝に銘じるべきと考えます。 以上が市長がした予算執行の政治的責任を解除するための討論です。 次に、各決算の一部について具体的に見解を述べたいと思います。 まず、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」についてです。 歳入決算額は1,109億2,488万円、歳出決算額は1,079億1,049万円と、前年度より13%程度の減となっております。実質収支では、24億4,549万円の黒字となっています。 財政運営においては、国税収入の増加を背景とした地方交付税の増額が要因となっているものの、経常収支比率では4.3ポイントの改善、実質公債費比率では0.8ポイント、将来負担比率は9.9ポイントそれぞれ改善するなど、地方債の繰上償還や発行と償還のバランスに配慮した取組により、健全化を進められたことを評価いたします。 また、財政調整基金と減債基金の残高合計も、目標とされていた55億円を達成するなど、引き続きコロナ禍に対応できる財政基盤を期待されており、評価し、賛成といたします。 次に、決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」についてです。 コロナ禍で低所得世帯や子育て世帯を中心に保険料の納付が難しい環境が続く中、被保険者に寄り添った納付相談に努められ、また受診を控えることが生じない対策も取られるなど、継続的に医療が受け続けられる運営に努められたものと考えております。 また、国保財政の都道府県化となって以降、各市町村における財政負担に対する備えは一層重要となってまいります。安定的な本市の国保会計を維持継続していくために適切な基金を維持しつつ、2億8,751万円の黒字決算とされていることを評価し、賛成といたします。 次に、決算第12号「令和3年度松江市ガス事業会計決算」についてです。 ガスの需要家の減少が続く厳しい環境の中、大口施設の需要回復や集合住宅への営業促進などのほか、新料金メニューの提案などにも取り組まれ、都市ガス販売量の回復を達成されております。この結果、純利益、内部留保資金ともに増加となり、ガス戦略プランの項目に沿った取組を進めることで、安定的な経営に努めたことから評価し、賛成といたします。 最後に、決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」についてです。 コロナ感染症が始まって以来、病院の主たる収入である入院・外来患者の大きな落ち込みがありましたけれども、令和2年度の落ち込みからは、若干回復が図られたのではないでしょうか。引き続き厳しい状況下で診療体制を維持していただいていると思っております。特に病院内における感染拡大につながらないよう留意されて、日常の診療を継続されていること、このことは非常に職員の皆さんに多大な負担がかかっているんではないかと思っております。 そうした中で、地域の中核病院としてコロナワクチン接種の大規模接種施設として役割を果たし、市民の感染予防対策を進めていただいていることに加えて、国からの支援を適切に受けて、5億3,177万円の純利益を上げるなど、経営の安定化も同時に取り組んでいらっしゃることを評価いたしまして、賛成といたします。 大変長くなりましたけれど、以上で討論を終わります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(立脇通也) 27番森脇幸好議員。 〔27番森脇幸好議員登壇〕 ◆27番(森脇幸好) 明政会を代表し、討論いたします。 議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」について、予算委員長の報告に賛成の立場で討論いたします。 新型コロナウイルス感染症対策と燃料や物価の高騰の影響を多大に受けている事業者や市民生活を支援する内容を早急に予算措置されましたことを高く評価いたします。 特に水道料金の減免については、広く大多数の市民に対して市独自で早急に実施できる支援策であります。ただし、あくまでも一過性の支援であり、今後も様々な高騰は続き、さらに家計を圧迫していきます。引き続き市民生活への継続的な支援につながる施策立案に努めていただきたい。 また、市所有の様々な施設においても、電気料金、燃料高騰の影響を受けているが、その中でも小中学校など数多くの教育施設を所管している教育委員会においては、当初予算をはるかに超える電気料金に対し増額補正が組まれました。これは子どもたちの学びの環境を整える上で必要な経費でありますが、このことが他の教育予算に影響のないよう強く求め、令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)について、委員長報告に賛成いたします。 続きまして、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」までの決算14件について、決算特別委員長の報告に賛成の立場で討論いたします。 決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」についてでありますが、松江市の新たなまちづくりの指標となる「松江市総合計画-MATSUE DREAMS 2030-」を策定し、「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の実現に向けての施策が緒に就いたことを評価いたします。 また、予算の適切な執行管理、特にコロナ禍の中で普通税の徴収率のアップなど評価するとともに、コロナ禍で生活が苦しい中、納税いただいた皆様に感謝をいたします。 財政指標は、財政力指数が若干低下したものの、経常収支比率、実質公債費比率、将来負担比率が改善傾向など財政健全化に努められたことを評価いたします。しかしながら、交付税の増による一時的な改善の指標もあり、さらに改善に向けて取り組まれる必要があります。 今後、安定した財政運営に取り組むためにも、中期財政見通しを通じ、市債残高の縮減や公共施設の適正化、事務事業の見直しなどを進めることが必要であります。 新型コロナウイルス感染症対策については、予防措置や影響を受けた方々に対し、国の財政措置を最大限活用し、その対策に努められたことを評価します。 また、その対策と併せて7月、8月の豪雨災害の対応に努力された職員の皆様の御苦労にも感謝いたします。なお、コロナ感染症対応を含め職員の健康管理の面、働き方改革の面から時間外労働の縮減に向けて真剣に取り組んでいただくことを強く求め、賛成いたします。 決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」から決算第5号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」までの決算4件については、コロナ禍で厳しい被保険者の生活状況を考慮して減免措置を引き続き実施し、また積極的な声かけなど、被保険者の健康管理、安心して暮らせるための事業継続に努められたこと、特に国民健康保険事業については、令和2年度助成額を拡大しながらも、コロナ禍の影響で途中中止を余儀なくされた人間ドックも、令和3年度は医療現場と協力し受診率の回復に努められたことなどを評価し、賛成いたします。 決算第6号「令和3年度松江市企業団地事業特別会計歳入歳出決算」から決算第9号「令和3年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」までの決算4件については、第二卸商業団地の分譲、公園墓地の健全な管理に努められたことなどを評価し、賛成いたします。 決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」については、計画的に管路の耐震化工事が進められるとともに、忌部浄水場においても耐震化工事も進められ、安全・安心な設備の維持管理に努められたことなどを評価し、賛成いたします。 決算第11号「令和3年度松江市下水道事業会計決算」については、下水道施設の本格的な更新改築期を見据え、管理情報データベースの構築に着手されているなど、経営計画の進行管理に基づき、基幹施設の維持保全に努められたことなどを評価し、賛成をいたします。 決算第12号「令和3年度松江市ガス事業会計決算」については、コロナ禍においても集合住宅物件の獲得のための営業活動や販売量増加に取り組まれたことなどを評価し、賛成いたします。 決算第13号「令和3年度松江市交通事業会計決算」については、交通系ICカードの導入による利用者の利便性向上や、バスの乗り方教室など利用促進にも努め、コロナ禍の影響を大きく受けながらも、経営改善に努められたことを評価し、賛成いたします。 決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」については、松江圏域における持続可能な地域医療供給体制の充実を図り、将来にわたり地域住民への安全・安心で質の高い医療を安定的に提供するため、松江赤十字病院との連携協定を締結され、相互協力の意識が高まり、役割分担によって効率的な医療提供が可能となったことなどを評価し、賛成いたします。 各会計決算においてたくさんの意見が出されました。上定市長も来年度は任期後半を迎えられます。先ほど南波議員からもありましたが、上定市政が計画から実行に動き出す年であります。「ローマは一日にして成らず」ということわざがありますが、そう言ってもおられません。できるだけ早く意見を取り入れ、抽象的ではなく、具体的に、そして積極的に施策を進められるよう期待し、討論といたします。(拍手) ○議長(立脇通也) 18番長谷川修二議員。 〔18番長谷川修二議員登壇〕 ◆18番(長谷川修二) 公明クラブの長谷川修二でございます。会派を代表して議第79号から議第102号までの議案24件と、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」までの決算14件に対し、各委員長の報告のとおり賛成並びに認定する立場で討論を行います。 まず、議第79号から議第102号までの議案24件の中で、議第81号においては、地域の安心・安全を担う消防団員の活動環境を整備し消防力の強化を図ること、議第84号においては、松江市ガス事業の経営の安定を図り、安定した供給を目指しています。議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」から議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号)」までの補正予算には、襲い来るコロナ禍において国の予算措置に呼応し、ウィズコロナやアフターコロナを見据えた物価高騰対策や、職人商店街の具体的な推進に向け、補助金等の経済対策を機動的に執行し、また2価ワクチン接種体制の速やかな構築、教育環境の一層の充実については、学校給食の安定化を図るなど、市民に身近な分野で多数の施策を執行するための予算となっております。この補正予算を含めた24件の議案が可決され、速やかに執行されることを願い、各委員長報告に賛成いたします。 次に、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」においては、前年より続くコロナ禍がアルファ株やデルタ株、オミクロン株という名前とともに、毒性や感染力の変化を遂げながら猛威を振るう中、上定市長最初の施政年度となりました。 まず、国の対策や予算措置に呼応した新型コロナウイルス感染症対策に機動的に対応し、ワクチン接種体制へは、人的・予算的に充実を図ったこと、また経済対策においては、多大な影響を受けている飲食店や宿泊業などの観光関連事業者をはじめ、ものづくり産業ほか関連産業への支援策を施行したこと、教育については、特別教室へのエアコン整備等の環境整備や、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の全校配置への準備を進める等の学校支援、教員の働き方改革の推進等を実施、さらに子育て環境の充実では、産後ケア事業の充実を図り、保育所や幼保園の待機児童解消の取組を強化しました。また、7月の大雨や8月の台風による災害対策にも、国や県と連携し、速やかな復旧・復興を市役所挙げて注力されるなど、初めての市政を担う中においても、惑うことなく施策を遂行されましたことや、財政健全化判断比率や基金・債務状況は、全て健全化の方向に進んだことについては高く評価いたします。 決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」までの各公営企業会計においては、水道事業会計、下水道事業会計並びにガス事業会計では、計画的に管路の耐震化や老朽管更新を遂行し、交通事業会計では、交通系ICカードを導入し、料金収受の利便性向上とともに、乗降データの収集により効率的な運行へ資する投資を行いました。また、コロナ禍の影響を多大に受けてきた病院事業会計においては、持続可能な地域医療提供体制の充実と市民へ安心・安全で質の高い医療を安定的に提供する目的で、松江赤十字病院と連携協定を結ぶなど、的確かつ積極的な施策推進に努められました。これらのことから各公営企業会計においては、コロナ禍においても各会計とも堅実に経営され、黒字決算となり、評価いたします。 以上のことから決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」までの決算14件の認定に賛成いたします。 様々意見を申し上げましたが、コロナ禍はまだまだ続くことが予想されます。上定市長をはじめとする各部局長並びに藤原教育長をはじめとする教育委員会におかれましては、困難な状況ではありますが、各部局と教育委員会がこれまで以上に密に連携を取り、地方自治法第1条の2第1項にあるとおり、市民の福祉の増進と市民サービスの向上のため、また松江市の未来を築き、担い立つ子どもたちに松江市に生まれ育ってよかったと選んでもらえるように、次年度に向けて最少の経費で最大の効果を上げるよう、大胆で積極的な予算措置や執行に努められることを念願いたしまして、賛成討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(立脇通也) これにて討論を終結いたします。 この際、しばらく休憩いたします。 〔午後0時20分休憩〕 ────────── 〔午後1時20分再開〕 ○議長(立脇通也) 休憩前に引き続き会議を開き、議第79号議案外議案23件及び決算第1号外決算13件を一括して議題といたします。 これより表決に入ります。 初めに、議第79号議案外議案23件の表決を行います。 議第80号「松江市職員の定年等に関する条例等の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第80号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第84号「松江市ガス供給条例及び松江市液化石油ガス販売条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第84号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第99号「令和4年度松江市ガス事業会計補正予算(第1号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議第99号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第102号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第6号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議第102号議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決いたしました議第80号議案外議案3件を除き、議第79号「松江市議会議員及び松江市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部改正について」外議案19件を一括して採決いたします。 以上の議案に対する委員長の報告は原案可決であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議第79号議案外議案19件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、決算第1号外決算13件の表決を行います。 決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第1号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第2号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第2号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第4号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第4号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第5号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第5号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第10号「令和3年度松江市水道事業会計決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第10号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第14号は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決いたしました決算第1号外決算5件を除き、決算第3号「令和3年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算」外決算7件を一括して採決いたします。 以上の決算に対する委員長の報告は認定であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって決算第3号外決算7件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。─────────────────────── △日程第4 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について      (採決) ○議長(立脇通也) 日程第4、諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」を議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕 諮問第2号  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知  について 令和4年9月15日付人第505号で松江市長から諮問された下記の者を人権擁護委員候補者として推薦することの可否について、別紙のとおり通知します。 令和4年10月4日 提出       松江市議会議長 立 脇 通 也          記 松江市八雲町東岩坂500番地49 柳 浦   徹 松江市八雲町日吉137番地30  森 山 信 雄 松江市玉湯町布志名770番地11 足 立   裕 松江市宍道町伊志見201番地  持 田 朝 光 松江市美保関町千酌1065番地 日 野 慶 道 松江市八束町遅江1115番地  門 脇 みずほ 松江市東出雲町出雲郷750番地4               佐田尾 政 丞 松江市西津田五丁目18番3号 安 田 節 子 (別紙)              令和4年10月4日 松江市長 上 定 昭 仁 様       松江市議会議長 立 脇 通 也  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 令和4年9月15日付人第505号で諮問された表題のことについて異議はありません。 上記のとおり通知します。 ○議長(立脇通也) これより表決に入ります。 諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」は原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって諮問第2号は原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決しました。─────────────────────── △日程第5 議員提出議案第5号 公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) △日程第6 議員提出議案第6号 教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第5、議員提出議案第5号「公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書について」及び日程第6、議員提出議案第6号「教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について」を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 12番河内大輔議員。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) 公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書の提案説明を行います。 運動部活動の地域移行に関する検討会議の提言及び文化部活動の地域移行に関する検討会議の提言において、令和7年度末を目途に、公立中学校等の休日の部活動から段階的に地域移行していくことなどが示されました。 部活動の地域移行は、持続的な部活動と教師の働き方改革に対応するための一つの選択肢としては理解しますが、様々な課題が整理されていない中、このような提言がなされることに対し、唐突感を持つとともに、今後の動向を深く憂慮しています。 今後、部活動の地域移行を円滑に進めていくため、配付されている文書のとおり、6つの事項について国において特段の措置を講じるよう強く要望するものです。 続きまして、教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について提案説明を行います。 GIGAスクール構想が進展することにより、多様な学びの実現と教員の負担軽減などへの期待が高まっています。 一方で、全ての教職員が情報端末を活用した一定レベルの授業を行うことができるように、教職員の資質の向上が求められています。 各自治体においては、学校教育にICTを定着させ、さらなる教育の充実を図るためのデジタルトランスフォーメーションの実現に向けて継続的・発展的な取組が必要です。 よって配付されている文書のとおり、6つの事項について国に対し迅速に対応するよう強く要望するものです。 以上、2つの意見書について議員の皆様方に御同意いただきますようお願いいたします。以上です。 ○議長(立脇通也) 質疑、討論、採決につきましては、それぞれ行います。 これより議員提出議案第5号に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第5号につきましては、会議規則の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 9番舟木健治議員。 〔9番舟木健治議員登壇〕 ◆9番(舟木健治) 共産党市議団の舟木健治です。 議員提出議案第5号「公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書について」、会派を代表して賛成の討論を行います。 本意見書は、政府の部活動の地域移行を目指し、土日から移行する方針に対し懸念を表明し、円滑な移行となるよう特段の措置を国に要望するものです。 移行のための予算措置や体制の保障はなく、関係者から民営化による部活動の有料化、自己負担増などの混乱と破綻について懸念が表明されていることは意見書にあるとおりです。 私たちは、さらに費用負担増や、新たな保険料の発生、地域が教員に委任をすることで実態は変わらず、教員の働き方が改善されない可能性、また子ども自身の休養が十分確保されない可能性なども強く懸念しています。 地域移行に際しては、子どもを真ん中に、保護者、教職員、受皿となる民間団体、行政の合意を前提とし、期限を切って機械的に進めることは行うべきではなく、費用負担増とならないようにするなど、予算、体制の裏づけを伴ったものにすることが重要であるとの立場から、本意見書に賛同いたします。 ○議長(立脇通也) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ないようでありますので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第5号「公立中学校等における部活動の地域移行を円滑に進めるための意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出議案第6号に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第6号につきましては、会議規則の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 9番舟木健治議員。 〔9番舟木健治議員登壇〕 ◆9番(舟木健治) 共産党市議団の舟木健治です。議員提出議案第6号「教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について」、会派を代表して反対の討論を行います。 本意見書が、ICT導入に当たって様々な財政的支援を求めていることは一定理解できますが、デジタル教科書は必須、ICT教育を最大限に活用など、ICT教育の全面的導入を前提にした要望内容となっています。 ICTをどう教育に取り入れるかの探求は始まったばかりです。 多くの専門家がICTによる近視やネット依存症などの健康被害を指摘しています。 また、ICTの使用によって、深く考えることがかえって阻害されることを指摘する研究者も少なくありません。 ICTによる積極的な側面とともに、健康や発達への影響の研究と対策を重視することが必要です。 また、デジタル教科書は、思考力を阻害したり、健康被害の危険を及ぼしたりする懸念があります。 海外では、一旦導入しても、健康被害と教育効果からの紙の教科書に戻すケースも生まれています。 デジタル教科書の全体的な導入には、多くの関係者による慎重な検討が必要です。 ICT教育の導入に当たっては、機器の使用優先ではなく、子どもの学習と健康を優先させることが重要であるとの立場から、本意見書に反対をいたします。 ○議長(立脇通也) 26番吉金隆議員。 〔26番吉金隆議員登壇〕 ◆26番(吉金隆) 議員提出議案第6号 教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書案について、賛成討論を行います。 GIGAスクール構想では、大きく4つの目標が立てられており、その目標について次々と具現化されている状況でございます、このGIGAスクール構想の成否が日本の教育のみならず、未来に大きな影響を与えるものと考えられ、重要な分岐点でもあると考えています。 先進諸国中、教育費への拠出が少ない日本への、国への訴えでございます。 6点書き上げておりますが、全て財政措置の要望です。 皆様方には何とぞ御賛同いただきまして、この意見書の達成をよろしくお願いしたいと思っております。以上です。 ○議長(立脇通也) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ないようでありますので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第6号「教育デジタルトランスフォーメーションを継続的・発展的に進めるための意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第7 まちづくり対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) ○議長(立脇通也) 日程第7「まちづくり対策特別委員会中間報告について」を議題といたします。 まちづくり対策特別委員会において調査中の事項につきまして、会議規則の規定により報告を行いたいとの申出がありますので、この際、これを許します。 川島光雅まちづくり対策特別委員長。 〔22番川島光雅議員登壇〕 ◆22番(川島光雅) まちづくり対策特別委員長の川島でございます。 まちづくり対策特別委員会において松江市の土地利用制度の考え方について、9月27日に調査を行いましたので、その概要について御報告申し上げます。 初めに、執行部より、本年3月に総合計画を策定したところであり、市域内のバランスの取れた発展の実現のため、土地利用制度の考え方についての議論を開始した。 松江市の土地利用制度について、今年度末までに課題を整理し、一定の方針を定めることとしている。 土地利用制度の考え方を整理するに当たり、まず土地利用制度の異なる出雲市と比較することで、現状、本市にどのような影響があったのか、3点の仮説を立てて検証を行ったところ、一つ、出雲市のほうが松江市よりも定住先として選ばれているのではないかとの仮説については、出雲市では近年住宅着工件数が多く、人口も増加している。その背景には大規模事業所による雇用拡大があることから選ばれている可能性がある。 一つ、出雲市には大規模小売店舗の新規出店が多く、松江市と商圏が競合しているのではないかとの仮説については、松江市民の買物は市内が多く、出雲市への買物は限定的であり、松江市と出雲市は商圏が競合しているとは言えない。 一つ、松江市は生活利便性が確保されるなど、コンパクトでまとまりのあるまちづくりができているのではないかとの仮説については、松江市はDID面積が広がっておらず、人口密度も大きく低下していない、インフラ維持管理量が少ない、徒歩圏の利便性が高いなどから、出雲市よりもコンパクトで効率的な市街地が形成されているとの分析結果を得た。 続いて、土地利用規制が本市にどのような影響を与えたか把握するため、2点の仮説を立てて検証を行ったところ、一つ、土地利用規制が人口動向に影響しているのではないかとの仮説については、市街化区域境界からおおむね2キロ以内のエリアでは、土地利用規制が人口動向に影響を与えている。 一つ、土地利用規制の強度が同じでも、開発度合いに差があるのではないかとの仮説については、交通利便性の高い地域が開発適地として選ばれている可能性があるとの分析結果を得た。 また、データ分析の結果とは別に、市民の皆様の実感やニーズの把握を行うため、4,000人の市民を対象としたアンケート調査を行った。なお、回答の回収率は42%である。 このほか、土地利用制度に係る現状認識、課題、改善点などを調査するために各種団体ヒアリングを行うとともに、土地利用制度の考え方などについて市民の皆さんに関心を持っていただくため、11月に市民シンポジウムの開催も予定している。 今後については、10月以降、都市計画審議会を3回開催する予定で、審議会では線引き制度の継続、廃止を決めるのではなく、松江市にふさわしい土地利用制度の方向性について議論いただきたいと考えている。そして、各種調査結果や議会の意見も踏まえながら、今年度末には土地利用制度の考え方を整理する予定であるなどの説明がありました。 これに対し、委員からは、現状把握の方法として、出雲市と比較しようと思った理由は何か、市民アンケートについて対象数を4,000人とした根拠は何か、また回収率42%をこれからさらに上げることを考えていないか、線引き制度は創設された昭和43年当初、どれくらいの自治体で導入され、今それが廃止されたところがどれくらいあるか、また廃止されたところではどういう結果が出ているか、線引き制度があることにより、土地の流通量に変化があったのか、大規模小売店舗は出雲市にたくさん建っているが、松江市には県内の高齢者用専用住宅のうち、7割程度が建っていると聞いていた。これは線引き制度と関係があるのかなどの質疑や、松江市の目指すまちのかたちをもう少し明確に出してもらわないと議論ができないのではないか、コンパクト・プラス・ネットワークという形でまちの姿をつくっていくということであれば、その議論に当たり地域事情として今日の人口規模、人口構成などもデータとしてきちんと上げるべきだ。橋北地域と橋南地域では地域格差がある。今日までの経過を参考にしながら、橋北と橋南を対比させた土地利用制度を考えてほしいなどの意見がありました。 以上でまちづくり対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これよりまちづくり対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 30番森脇勇人議員。 ◆30番(森脇勇人) 単純な質問で申し訳ございません。先ほど様々な仮説に対しての回答があったということなんですが、回答先は執行部でしょうか、それともどこかのコンサルか何かに頼まれたものなんでしょうか。そのことだけで結構でございます。 ○議長(立脇通也) 川島光雅まちづくり対策特別委員長。 ◆22番(川島光雅) 回答先については、執行部に対して回答を求めました。しかしながら、これにつきましては、回答案は一応はまとめているのは執行部でございます。 ○議長(立脇通也) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ないようでありますので、これをもってまちづくり対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。─────────────────────── △日程第8 議員派遣について ○議長(立脇通也) 日程第8「議員派遣について」を議題といたします。 お諮りいたします。 地方自治法及び会議規則の規定により、お手元にお配りいたしておりますとおり、議員を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 この際、お諮りいたします。 ただいま議決した事項につきまして、諸般の事情により派遣期間等を変更する場合、議長に一任をお願いいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、上定市長より発言の申出がありますので、これを許します。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 松江市議会9月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今議会に提案させていただきました全ての議案、また令和3年度決算につきまして、原案のとおり議決あるいは認定をいただきましたことにお礼を申し上げます。 今議会開会中の先月19日に大型の台風14号が松江市上空を通過いたしました。公共交通の運休や道路への倒木といった影響はございましたが、幸いにも松江市民の皆様に人的な被害はございませんでした。 一方で、東海地方あるいは九州地方においては、台風の被害に遭われております。被害に遭われました方には心よりお見舞いを申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、これまで松江保健所への職員の増員を図るなど対応を重ねてまいりました。市民の皆様の御協力により近時の感染者数は減少に転じております。 このまま鎮静化が図られることを願っておりますが、感染予防への備えは極めて重要です。本議会にてお認めをいただきましたオミクロン株に対応する2価ワクチンの接種につきましては、今月1日から接種を開始しております。希望される方におかれましては、早めに御予約の上、接種をお願いいたします。 また、現下直面しております物価の高騰につきましては、今議会において御家庭の水道料金2か月分の減免、そして本日御提案をさせていただきました住民税非課税世帯などに対します5万円の給付についてお認めをいただきました。早急に準備を整えまして、実行に移してまいります。 議員の皆様、市民の皆様には、引き続きまして市政運営への御理解、御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 結びとなりますが、先月23日から来週末(10月16日)まで、土日祝日に松江城の周辺において3年ぶりの本格開催となります松江水燈路を催しております。市民の皆様には、ぜひお出かけいただければと思っております。 この松江の城下を彩ります水燈路のともしびを、コロナ禍を克服し、松江の未来を明るく照らす希望の光とすることを固く決意いたしまして、私の定例会閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。 季節の変わり目を迎えております。体調を皆様御留意されまして、健康にお過ごしください。ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) これにて令和4年第4回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後1時56分閉会〕       地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       議     長       副  議  長       議     員       議     員...