松江市議会 > 2021-10-06 >
10月06日-05号

  • "原子力防災対策"(/)
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  1. 松江市議会 2021-10-06
    10月06日-05号


    取得元: 松江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    令和 3年第4回 9月定例会    令和3年第4回松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 令和3年10月6日(水曜日)午前10時開議 第1 陳情第9号の取り下げについて 第2 議第79号議案~議第95号議案、承認第21号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 決算第1号~決算第14号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第4 陳情第10号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第5 陳情第3号~陳情第8号・陳情第11号・陳情第12号    (委員長報告・質疑) 第6 閉会中の継続審査について 第7 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について    (採決) 第8 議員提出議案第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第9 議員提出議案第8号 水害対策を確実に実施するための支援を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第10 議員提出議案第9号 学校における教育体制の充実を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第11 議員提出議案第10号 重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の廃止を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第12 宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第13 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第14 議員派遣について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 陳情第9号の取り下げについて 議第79号議案~議第95号議案、承認第21号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 決算第1号~決算第14号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 陳情第10号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 陳情第3号~陳情第8号・陳情第11号・陳情第12号 (委員長報告・質疑) 閉会中の継続審査について 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について (採決) 議員提出議案第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第8号 水害対策を確実に実施するための支援を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第9号 学校における教育体制の充実を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 議員提出議案第10号 重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の廃止を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) 議員派遣について────────────────────────────────────────出 席 議 員(34名)    1 番   小  澤  一  竜    2 番   中  村  ひ か り    3 番   たちばな  ふ  み    4 番   三  島     明    5 番   山  根     宏    6 番   海  徳  邦  彦    7 番   村  松  り  え    8 番   原  田     守    9 番   舟  木  健  治    10 番   野 々 内     誠    11 番   錦  織  伸  行    12 番   河  内  大  輔    13 番   細  木  明  美    14 番   太  田     哲    15 番   田  中     肇    16 番   米  田  と き こ    17 番   岩  本  雅  之    18 番   長 谷 川  修  二    19 番   柳  原     治    20 番   野  津  直  嗣    21 番   森  本  秀  歳    22 番   川  島  光  雅    23 番   石  倉  徳  章    24 番   石  倉  茂  美    25 番   田  中  明  子    26 番   吉  金     隆    27 番   森  脇  幸  好    28 番   南  波     巖    29 番   津  森  良  治    30 番   森  脇  勇  人    31 番   川  井  弘  光    32 番   三  島  良  信    33 番   三  島     進    34 番   立  脇  通  也───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠     員(なし)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    福  島  恵 美 子  次長      永  井  秀  之  議事調査課長  竹  田  優  子  書記      古  川     進  書記      梶  田  崇  光  書記      月  森  致  子  書記      松  浦  真  人  書記      池  田  真 理 子  書記      山  根  広  大───────────────────────説明のため出席した者  市長      上  定  昭  仁  副市長     能  海  広  明  副市長     講  武  直  樹  副市長     平  林     剛  政策部長    山  根  幸  二  総務部長    小  村     隆  総務課長    永  田  幸  子  財政部長    水     研  二  教育長     藤  原  亮  彦─────────────────────── 〔午前10時02分開議〕 ○議長(立脇通也) これより本日の会議を開きます。 この際、申し上げます。 三島進議員から、9月15日の本会議における発言について、会議規則の規定により、取り消したい旨の申出がありましたので、発言を許します。 33番三島進議員。 ◆33番(三島進) おはようございます。去る9月15日の本会議における一般質問におきまして、私の線引き制度の質問の中で発言に誤りがありましたので、発言の取消しを申し出る次第であります。 内容につきましては、線引き制度廃止についての陳情9件、請願1件について、「----」と申し上げましたが、「賛成多数」が正しく、この取扱いにつきましては議長においてお取り計らいいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。 ○議長(立脇通也) お諮りいたします。 ただいまの発言の取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。─────────────────────── △日程第1 陳情第9号の取り下げについて ○議長(立脇通也) 日程第1「陳情第9号の取り下げについて」を議題といたします。 今期定例会におきまして総務委員会に付託いたしました陳情第9号「インボイス制度中止について」は、陳情者から取下げ願が提出されました。 お諮りいたします。 陳情第9号の取下げを承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認めます。 よって陳情第9号の取下げについては承認することに決しました。 ただいま陳情第9号の取下げが承認されましたので、この際、総務委員長の報告は不要といたします。─────────────────────── △日程第2 議第79号議案~議第95号議案、承認第21号      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第3 決算第1号~決算第14号      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第4 陳情第10号      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第5 陳情第3号~陳情第8号・陳情第11号・陳情第12号      (委員長報告・質疑) ○議長(立脇通也) 日程第2、議第79号「松江市個人情報保護条例及び松江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について」から議第95号「令和3年度松江市病院事業会計補正予算(第1号) 」まで議案17件、承認第21号「専決処分の報告について」、日程第3、決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」まで決算14件、日程第4、陳情第10号「「核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書」提出を求める陳情」、日程第5、陳情第3号「島根原子力発電所2号機の早期再稼働を求める陳情書」から陳情第8号「島根原子力発電所2号機の早期再稼働を求める陳情書」、陳情第11号「安定・安価な電力供給を求める陳情」及び陳情第12号「安定・安価な電力供給を求める陳情」、以上陳情8件を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 河内大輔総務委員長。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) 今期定例会において総務委員会に付託となりました議案7件、陳情1件につきまして、9月17日及び9月21日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第80号「松江市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、新型コロナウイルス感染症の位置づけが指定感染症から新型インフルエンザ等感染症に変更されたことによる政令の廃止に伴う条例改正であるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第82号「松江市営補助競技場人工芝改修工事請負契約締結について」は、質疑に対し、執行部より、クッション材の厚さは23ミリ、材質はゴム製、材料代と労務費の割合については、敷設工事費に占める材料代の割合が80%であるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第83号「松江市営野球場スコアボード更新(電気設備)工事の請負契約締結について」は、質疑に対して、執行部より、メーカーについては現在仮契約中であり、議決後、見積業者3社のいずれかになると考えている。投球スピードを測定するスピードガンの精度については、最新型を導入するため、精度は高いと認識している。また、材料代と労務費の割合については、材料代の割合が56%で、残り44%が労務費関連であるなどの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第87号「財産の取得について」は、災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車を更新するものであります。 質疑において主なものとして、今回の更新に当たり、新しい機能や特に向上した機能は何か。また、消防車両の更新年数及びオーダーメードによる購入が基本なのか。さらに、入札参加業者が毎回同じである理由を伺うとの質疑に対し、執行部より、特に危険物火災対応用の消火薬剤、救急救助対応資機材の更新に当たり、感染防止対策を充実した。また、消防車両の更新年数については、消防車はおおむね12年から15年、特殊車両は15年から18年を想定しており、特殊な艤装を施すため、オーダーメードとしている。入札参加業者については、特殊艤装メーカーが市内には3社しかなく、今回も見積りは3社であったが、入札参加は2社であった。 次に、取得金額5,940万円に対し艤装経費は約3,500万円というのは割合が高いと思うが、自動車メーカーから購入し艤装してもらうなど、全国の状況を研究して購入方法を検討してはどうか見解を伺うとの質疑に対し、執行部より、全国で年間約1,300台の消防車が受注されているが、いわゆる自動車メーカーが受けることはほとんどなく、東京消防庁や政令指定都市等を除き、ほとんどの自治体が艤装業者と契約している状況である。車体購入と艤装の分割契約は、財源や納入期限の点から難しく、市民の負担軽減につなげるためにも艤装業者と契約せざるを得ないと判断しているが、今後も他市の状況を研究していきたいなどの答弁がありました。 討論で、一委員より、賛成ではあるが、消防車両は高額であるため、より安く品質の良いものが購入できるよう、さらに研究をしていただきたいなどの意見があり、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第79号「松江市個人情報保護条例及び松江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について」、議第91号「令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、議第92号「令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)」、以上の議案3件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、陳情第10号「「核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書」提出を求める陳情」については、質疑はなく、討論では、一委員より、核兵器については当然廃絶に向かうべきであるが、国の外交に関わる内容を多分に含んでおり、国においてしっかりと対応するべきと考え不採択、また一委員より、外交防衛は国の専権事項であるため不採択、また一委員より、確かに国の施策ではあるが、日本は唯一の被爆国であるため、この小さな声が固まった大きなうねりにつながるという思いから、こういった運動が必要であるとし、採択との意見がありました。 採決の結果、陳情第10号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 細木明美教育民生委員長。 〔13番細木明美議員登壇〕 ◆13番(細木明美) 今期定例会において教育民生委員会に付託されました議案5件につきまして、9月17日及び21日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第86号「財産の取得について」は、市立小学校及び義務教育学校に電子黒板を配備するもので、質疑において主なものとして、電子黒板の使い勝手があまりよくないとの声を聞くが、現場の先生方に調査や聞き取りなどされているのかとの質疑に対し、執行部より、5月19日から21日にかけて教職員対象にアンケートを実施し、教職員が分かりやすく説明する場面や児童生徒の興味関心を高める場面に有効であるとの回答や、1、2年教室にも導入が望ましいという回答があった。また、電子黒板とタブレットをWi-Fiでつなぐことも今後検証し進めていくとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第86号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第89号「指定管理者の指定について」は、松江市立美保関西保育所及び松江市立美保関東保育所指定管理者として社会福祉法人みつき福祉会を指定するもので、質疑に対し、執行部より、議会への提出時期については、もし指定管理者が変更となった場合に、9月議会であれば、今いる保育士の配置異動など、同じ法人の中で可能ではないかと考え、今議会へ提出したものである。また、美保関地域の2つの保育所を一緒に指定管理に出すことについては、小学校に上がる際に同じ法人が保育所を運営したほうが教育等に差が生じず、児童の交流もしやすいという保護者からの声があったことや、職員の募集もかけやすいことから、2か所一緒に公募したなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第89号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第95号「令和3年度松江市病院事業会計補正予算(第1号)」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第95号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第81号「松江市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」及び議第93号「令和3年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 川井弘光経済委員長。 〔31番川井弘光議員登壇〕 ◆31番(川井弘光) 今期定例会において経済委員会に付託となりました議案1件につきまして、9月24日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告を申し上げます。 議第94号「令和3年度松江市交通事業会計補正予算(第1号)」は、バス車内の抗菌・抗ウイルスコート処理の持続期間の質疑に対し、一度処理をすれば3年から5年、長期間持続するとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第94号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。
    ○議長(立脇通也) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 岩本雅之建設環境委員長。 〔17番岩本雅之議員登壇〕 ◆17番(岩本雅之) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案3件について、9月21日に現地視察並びに22日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第84号(自後訂正)「松江市北工場解体工事請負契約締結について」は、質疑で主なものは、工場棟と管理棟の解体について、一括発注以外の発注のやり方がなかったのかとの質疑に対し、執行部より、分離発注とした場合、作業効率が悪くなる点、そのために発注時期をずらすと全体工期が延び、周辺地域への影響が長期にわたる点、経費率が上がる点、以上3点により、一括発注のほうが管理上また経費面でも得策であると判断したものである。工場棟については、ダイオキシン、アスベスト等が含まれており、特殊な技術が必要な建物であり、安全を最優先として進めていく必要があると考えているとの答弁がありました。 また、工場跡地利用についての質疑に対し、執行部より、今後、売却等のことも視野に入れ、地元の方の意見を聞きながら進めていきたいとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第85号「財産の無償譲渡について」は、質疑で主なものは、大橋川改修に関連して寄附を受けた土地より譲渡する土地が大きくなることや、墓地移設に対する補償についての質疑に対し、執行部より、墓地の機能補償として、現在の標準的な区画や通路幅を確保し、整備した結果、大きくなったものである。また、今後の補償については、墓石等については個人財産であることから、その移設については国土交通省との個別補償契約となるとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第88号「市道路線の認定について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 すいません、先ほど、議第84号について、「議第18号」と申し上げましたが、正しくは「議第84号」でございましたので、訂正いたします。 ○議長(立脇通也) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 三島良信予算委員長。 〔32番三島良信議員登壇〕 ◆32番(三島良信) 今期定例会において予算委員会に付託されました議案2件について、9月29日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第90号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第6号)」は、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、承認第21号「専決処分の報告について(令和3年度松江市一般会計補正予算(第5号))」は、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容につきましては、お手元にお配りしております分科会長の報告のとおりであります。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 野津直嗣決算特別委員長。 〔20番野津直嗣議員登壇〕 ◆20番(野津直嗣) 今定例会において決算特別委員会に付託されました決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」外決算13件につきまして、9月16日及び9月29日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 初めに、総括質疑及び監査委員への質疑に対する答弁の主なものを御報告いたします。 総括質疑では、新型コロナウイルス感染症対策関連の国、県の交付金や補助事業を差し引いた総額は幾らあったか。また、入札不調や事業計画未執行等、事業縮小による要因はないかとの質疑に対し、新型コロナウイルス感染症対策関連事業費及び財源を差し引いた令和2年度歳入歳出決算額は、歳入1,024億5,000万円、歳出999億2,000万円で、実質収支21億7,000万円となり、令和元年度に比べて8億5,000万円増加した。この要因は、財政調整基金の取崩しにより予算措置を行い、コロナ感染拡大に対応できるよう備えていたものの、結果として全額執行に至らなかったこと、感染拡大防止のため中止または延期した事業があったことと考えている。また、入札不調は、令和元年度と同程度の9件で、収支への大きな影響はないとの答弁がありました。 経常収支比率が94.3%に上昇したことに対する評価についての質疑に対し、会計年度任用職員制度の導入により、臨時の物件費としていた臨時・嘱託職員の賃金等を人件費へ変更したことに伴い上昇した。今後、中期財政見通しの見直しを通じて、公共施設の適正化による施設維持更新経費の抑制等、行財政改革を進め、市民サービスの維持向上等に必要な財源確保に努めるとの答弁がありました。 コロナ対策関連市単独事業の成果、評価はどうであったか。また、その結果を令和3年度のコロナ対策事業にどう生かしたかとの質疑に対し、事業者支援としてプレミアム付飲食券発行事業経営支援給付金の給付事業、製造業向けの販路拡大支援事業に取り組んだ。市民や山陰両県在住者向け割引キャンペーンは、この地域で経済を回すという点で効果が高かったと考えている。生活にお困りの方に対し、生活支援給付金事業等を市独自で創設、支援を行った。経済波及効果が見込まれるプレミアム付飲食券発行事業事業継続支援給付金などについて、今年度も取り組むとともに、市民ニーズの把握に努め、適切な支援策を実施するとの答弁がありました。 市長部局、教職員、市立病院の超過勤務の実態についての質疑に対し、時間外勤務が年間720時間を超えた職員は、市長部局で20名、市立学校の教職員については、超過在校時間が720時間を超えた教職員が135名、市立病院は超えた職員はいないとの答弁がありました。 森林環境譲与税創設に伴い、松江市と島根県の予算がどの程度増加したか。また、市民が森林保護へ直接関われる取組についてどう考えるかとの質疑に対し、松江市には前年比2,667万円増額の5,038万円、島根県には3,456万円増額の1億368万円の交付があった。市民が森林保護に関わる事業として、市産木材を利用した住宅建築などに対する助成や、森林整備体験等の森林学習を実施したほか、令和3年度からは、地域住民で行う森林保護活動などに対する助成制度を設けているとの答弁がありました。 スポーツ推進計画作成の成果についての質疑に対し、令和2年度は、スポーツによる地域活性化の核となるスポーツコミッションの設立に向け、設立準備委員会を設置し、基本方針を策定した。スポーツ推進委員と健康まつえ21推進隊などとの交流を積極的に行い、スポーツと健康づくりのつながりを深めていきたいとの答弁がありました。 道路ストック等並びに橋梁長寿命化対策事業費の執行状況についての質疑に対し、執行率は、道路ストック等長寿命化対策事業が72.6%、橋梁長寿命化対策事業が68.5%であり、令和2年度未完了分の額は令和3年度に繰り越し、計画どおり実施する。道路は、昨年の大雨の影響を考慮し、のり面や舗装の点検等を重点的に実施したとの答弁がありました。 各企業団地の売却状況についての質疑に対し、所管する3団地のうち、朝日ヒルズ工業団地及びクレアヒル松江はそれぞれ1区画売却した。未分譲区画のうち、朝日ヒルズ工業団地8区画などで売却に向けて商談を進めており、残りも早期の売却につながるよう取り組むとの答弁がありました。 水道事業広域化の現状及び見通しについての質疑に対し、国が令和4年度までに都道府県単位で水道広域化推進プランを策定するよう通知を出し、島根県では県内全市町村が参加し、協議検討が行われている。プラン策定に当たり、様々な広域化の在り方や手法について、効果が最大限発揮できるよう積極的に県に働きかけるとともに、下水道事業も広域化、共同化計画を策定することとなっているので、上下一体となった広域化、効率化を提案していきたいと考えているとの答弁がありました。 都市ガスの供給戸数や販売量の減少について、その原因の分析と評価をどのようにしているかとの質疑に対し、中心市街地の空洞化による空き家等の増や、ライフスタイルの変化に伴う電化等、他エネルギーへの流出により、都市ガス利用世帯が減少している。都市ガス事業は、縮小傾向に加え、新たな課題が山積する中、今後も厳しい状況が続くと考えられ、より一層の経営健全に努めるとの答弁がありました。 コロナ禍の中、病院事業会計は厳しい収支状況となると思うが、今後の考え方はどうかとの質疑に対し、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい病院運営が続くが、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応を第一に取り組むとともに、松江医療圏の中核となる急性期病院として、質の高い医療を提供し、健全な病院運営に努めるとの答弁がありました。 監査委員への質疑に対する答弁では、審査意見において、特別に下水道事業会計のみ債権回収について指摘した理由は何かとの質疑に対し、答弁は、何か特別な事情があって下水道事業会計のみ債権回収について記載したということではない。下水道事業会計は、令和2年度から戸籍の附票調査を実施し、回収方法を改善した。今後も、使用料負担の公平性確保の観点から、債権回収について不断の努力を続けられたいとして、審査意見とした。また、下水道使用料は公営企業会計で唯一、強制徴収公債権であり、同様の債権を持つ市長部局との連携を強化されたいとしたとの答弁がありました。 9月29日の委員会では、各分科会長から審査の内容に関する報告を受けた後、討論、採決を行いましたので、御報告を申し上げます。 各分科会における審査の内容については、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりでございます。 決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、電源立地地域対策交付金が経常経費に充てられたこと、マイナンバー制度の一層の推進を図る内容となっていること、保育所と児童クラブの待機児童解消が追いついていないことなどから、認定に反対する。 一委員より、令和2年度は、200億円規模の特別定額給付金について、大きな混乱なく、必要な市民へ給付されるなど、新型コロナウイルス感染症対策という厳しい問題にも適宜対応し、複雑化する行政サービスにも、行政改革を進めながら、市民に身近な事業実施に当たられたことを評価するものであり、認定に賛成する。 また、一委員より、国の地方創生臨時交付金を活用し、新型コロナウイルス感染症対策と経済的支援措置などに最優先に取り組まれたこと、新型コロナウイルス感染症対策に保健所、各病院と連携し、迅速、的確に対応されたものと評価し、認定に賛成する。 また、一委員より、市税徴収率が全国トップクラスであり、健全化判断比率の各種数値も改善している。また、明確な目標を掲げ、財政状況の改善を図りながら、重点事業を幅広く推進しており、認定に賛成するなどの意見があり、採決の結果、決算第1号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第2号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、コロナ禍の下、国保料の減免に積極的に取り組んだ点は評価するが、国保料の引下げを求める声に基金からの拠出で応えるべきであり、認定に反対する。 また、一委員より、基金総額については様々な議論をまつところではあるが、このたびのコロナ禍のような大きな影響のある事象が発生することも考えられ、国保会計の状況を引き続き注視する必要があることから、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第2号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第4号「令和2年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、認定に反対する意見があり、採決の結果、決算第4号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第5号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」は、討論では、一委員より、認定に反対する意見があり、採決の結果、決算第5号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第10号「令和2年度松江市水道事業会計決算」は、討論では、一委員より、高料金対策の努力やコロナ禍での業務用水道料金等の減免は評価するが、県営水道事業の過大な投資のしわ寄せを受けた高い水道料金の引下げを求め、認定に反対する。 また、一委員より、安定的な水を確保する政策を推進され、住民生活の安心と安定に寄与していることを評価し、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第10号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第11号「令和2年度松江市下水道事業会計決算」は、討論では、一委員より、老朽化に伴う施設の改修、更新に対し、ビジョンを持ちながら対応しており、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第11号は全会一致で認定すべきものと決しました。 次に、決算第12号「令和2年度松江市ガス事業会計決算」は、討論では、一委員より、借金が減少し、税金の補助はなく、黒字経営であり、公営ガスの理念であるエネルギーを活用した公共福祉の増進に努め、ガス局と松江市の政策実現に有効活用しているので、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第12号は全会一致で認定すべきものと決しました。 次に、決算第13号「令和2年度松江市交通事業会計決算」は、討論では、一委員より、今後も市民生活の利便性向上に努めることを求め、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第13号は全会一致で認定すべきものと決しました。 次に、決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」は、討論では、一委員より、コロナ禍の下で献身的に医療に従事しておられることは敬意を表するが、時間外選定療養費、初診時選定療養費が徴収されており、認定に反対する。 また、一委員より、市民にとってなくてはならない医療機関であり、地域中核病院の役割を担っており、今後も施策を積極的に展開することを求め、認定に賛成するとの意見があり、採決の結果、決算第14号は賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、決算第3号「令和2年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算」、決算第6号「令和2年度松江市企業団地事業特別会計歳入歳出決算」、決算第7号「令和2年度松江市公園墓地事業特別会計歳入歳出決算」、決算第8号「令和2年度松江市鹿島町恵曇・講武・御津・佐太財産区特別会計歳入歳出決算」、決算第9号「令和2年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」、以上5件については意見はなく、採決の結果、それぞれ全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、決算第1号、決算第8号及び決算第10号から決算第14号に対する決算特別委員会の意見は、お手元にお配りしております決算特別委員会意見一覧表のとおりであります。 なお、記載は、関連する項目ごとにまとめております。 以上、本委員会に付託されました決算14件の審査を、議長及び議会選出の監査委員を除く全議員で行いましたが、執行部におかれましては、本委員会の設置の趣旨を踏まえ、お配りしております一覧表に記載の委員会意見を令和4年度予算に反映されるよう要望しまして、決算特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより決算特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって決算特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇勇人島根原子力発電対策特別委員長。 〔30番森脇勇人議員登壇〕 ◆30番(森脇勇人) 今期定例会において島根原子力発電対策特別委員会に付託されました陳情8件につきまして、去る9月16日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 陳情第3号「島根原子力発電所2号機の早期再稼働を求める陳情書」、陳情第4号「島根原子力発電所2号機の再稼働について」、陳情第5号「安定・安価な電力供給を求めることについて」、陳情第6号「安定・安価な電力供給を求めることについて」、陳情第7号「安定・安価な電力供給を求めることについて」、陳情第8号「島根原子力発電所2号機の早期再稼働を求める陳情書」、陳情第11号「安定・安価な電力供給を求める陳情」、陳情第12号「安定・安価な電力供給を求める陳情」、以上の陳情8件につきましては、同趣旨であることから、一括議題といたしました。 本件に関し、執行部の見解を求めたところ、執行部より、原子力規制委員会において島根2号機の原子炉設置変更許可が行われたことから、今後、国から、新規制基準適合性審査の結果、エネルギー政策・原子力政策、原子力防災対策などについて説明を受けたいと考えている。その上で、議会をはじめ松江市原子力発電所環境安全対策協議会など、市民の皆様の御意見をよくお聞きし、総合的に判断をしてまいりたいと考えているとの説明がありました。 執行部に対する質疑では、国からの松江市に対する説明のスケジュールについて、また、今後予定される住民説明会はいつからどのくらいの時間をかけて行うかなどの質疑がありました。 質疑の後、一委員より、調査研究が必要であり、継続審査を求めるとの発言があり、また一委員より、この陳情内容について基本的には大きな異論があるわけではないが、市長が政府の方針についてまだ説明を受けていない現段階では判断ができない状況である。したがって、閉会中の継続審査としていただきたいとの発言があり、陳情第3号外陳情7件は賛成多数により閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 以上のことから、陳情第3号外陳情7件につきまして、閉会中の継続審査としたい旨の申出を行った次第であります。議長において、よろしくお取り計らいいただきますようお願い申し上げまして、島根原子力発電対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより陳情第3号外陳情7件を除く議案17件、承認1件、決算14件及び陳情1件に対する討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 15番田中肇議員。 〔15番田中肇議員登壇〕 ◆15番(田中肇) 共産党市議団の田中肇でございます。 市議団を代表して、決算6件、陳情1件について、委員長報告に反対の討論を行います。 まず、決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」についてです。 新型コロナウイルス禍という異常事態の影響を年度を通して受けた初めての決算となりました。政府のコロナ対策が、市民の命と暮らし、営業を守る点で不十分な中で、必要な補正予算を編成し執行された点は評価いたします。 しかし、国の政治が暮らしや福祉に関わる予算を削減しようとする中で、松江市に住む全ての人が尊厳のある暮らしを営めるように、自治体財政が役割を十分に果たしているか、その立場で、提案された決算案を見たときに、不十分と考えます。 以下、各論的に述べます。 特定財源である原発交付金が、市内各学校の運営費などの経常経費に多く充てられており、認められません。防災対策にこそ充てるべきです。 マイナンバー制度は、プライバシーの侵害や成り済まし犯罪のおそれが指摘されています。マイナンバー制度の一層の推進を図る内容の施策は認められません。 保育所と児童クラブの待機児童解消が追いつかず、子育て日本一を目指す松江市として、待機児童の解消状況はまだ不十分と言わざるを得ません。 学力テストについては、コロナ禍の影響で例年と異なる実施方法とはいえ、平均正答率公表の方針に変更はなく、県学力テストでは各学校の判断で公表可としている点は問題です。子どもたちを競争に駆り立てる全国学力調査の平均正答率結果公表は直ちにやめ、全国学力調査への参加自体を中止すべきです。 次に、決算第2号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」についてです。 コロナ禍の下、国保料の減免に積極的に取り組まれた点は評価します。しかし、子どもの均等割保険料の減額など、高過ぎる国保料の引下げを求める市民の声に、基金からの拠出で応えるべきです。 決算第4号「令和2年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」について、この制度は高齢者に重い負担を押しつけ、格差を持ち込むものです。本来の老人保健制度に戻すべきです。 決算第5号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」については、制度開始時の2倍となった保険料が払えず、償還払いなどのペナルティーを受ける市民も出ており、必要な介護が受けられる制度とすべきです。 決算第10号「令和2年度松江市水道事業会計決算」については、高料金対策の努力やコロナ禍での業務用水道料金等の減免などは評価します。しかし、県営水道事業の過大な投資のしわ寄せを受け、市民は高い水道料金を支払っており、引き下げるべきと考えます。 決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」では、コロナ禍の下での医療に献身的に従事されたことに心から敬意を表します。しかし、時間外選定療養費と初診時選定療養費の徴収はやめ、救急外来の現状と課題、市立病院の位置づけについての市民理解を広める取組を行うべきです。 以上により、決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」、決算第2号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」、決算第4号「令和2年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」、決算第5号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」、決算第10号「令和2年度松江市水道事業会計決算」、決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」を認定すべきとする委員長報告に反対いたします。 最後に、陳情第10号「「核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書」提出を求める陳情」についてです。 戦争による唯一の被爆国である日本政府が核兵器禁止条約に調印し、核兵器のない世界実現のための先頭に立つことは、あまりにも当然のことです。松江市議会として、日本国政府がその立場に立つことを求める意見書を提出することは、非核自治体宣言をしている当市として当然の責務であると考えます。よって不採択とした委員長報告に反対いたします。以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(立脇通也) 26番吉金隆議員。 〔26番吉金隆議員登壇〕 ◆26番(吉金隆) 松政クラブの吉金隆です。 決算第1号 令和2年度一般会計歳入歳出決算から決算第14号 令和2年度松江市病院事業会計に対する委員長の報告は、全て認定です。認定に賛成の立場から、会派を代表して討論を行います。 決算第1号については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を速やかにコロナ対策に充てられ、返還分は発生しませんでした。 令和2年度の歳入歳出決算額については、新型コロナウイルス感染症対策関連の事業費252億7,471万4,000円を差し引いた歳入歳出における実質収支は21億7,137万円の黒字となり、令和元年度と比べて8億5,148万円実質収支が増加しています。これは、財政調整基金の取崩しで予算措置され、コロナの感染拡大に対応できるよう備えていたものが、結果的に先ほどお話ししましたように全額執行するに至らなかったこと、また、中止、延期した事業や、一般財源が未執行になったことが要因でもあります。大幅な黒字とはなりますが、延期した事業、未実施になった事業について、令和3年度以降、事業実施を行い、地域経済が好転するよう、しっかりとした予算執行を望みます。 特に入札不調は、収支への影響は少ないものの、工期が限られている案件においては、入札不調により未実施となり、国における有利な交付金などが執行できないことにもつながります。そうなると、次年度に、有利な交付金などが使えないということにもなりかねません。原因を把握し、しっかりと発注していただくよう取り組んでいただきたいと思います。 また、公共事業の発注の平準化(自後訂正)について、令和元年度の松江市の平準化(自後訂正)率0.57と、県内の市町村と比べて低くはありませんが、島根の平準化(自後訂正)率0.88と比べると、さらなる努力が必要と感じています。 市民税課の申告支援システムの導入で、申告者の待ち時間の短縮が図られ、また教員の勤務管理システムの導入により、全教員のデータ集計の時間も大幅に短くなっています。 コロナ禍ではあったが、関係者の御協力で高校生の福祉体験発表を実施し、ボランティアに積極的に参加したいとの声も得ています。コロナ禍において中止となったイベントが多い中、怪談の朗読をオンラインで配信され、新しい形をつくられてもいます。 交通安全に資する道路の白線の引き直しは、地元要望を受け、修繕化計画を立て、地域をまたぐ場合には補正予算で対応されました。 なお、健全化判断比率4項目については、4項目とも早期健全化基準を下回っており、特に実質公債費比率は11.2%と、前年度と比較しても1.3ポイント改善しています。新市長になり、市民に多くの公約もされたと思います。健全化基準を達成できていれば、やらなければならない事業については着手するべきです。実質公債費比率を気にするあまり、期間が限定された有利な公債なども使わないということになれば、本末転倒です。今後、しっかりと研究し、予算執行に努められたい。 決算第2号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」については、令和2年度に新型コロナウイルス感染症に関する保険料減免が設けられ、滞納者数が減少するなど影響も受けながら、安定的な国保会計の運営が必要であります。 決算第4号 令和2年度後期高齢者医療保険事業会計については、後期高齢の皆さんはほぼ年金受給者であり、負担感は大きいと思います。もとより、世代間や保険者間の公平性の観点からの決算であります。 決算第5号 令和2年度介護保険事業特別会計については、認定審査件数、主治医意見書作成件数ともに減少をしていますが、介護サービスを維持していくための認められるべき決算であります。 決算第9号「令和2年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」については、滞納対応の償還指導者が1名で当たっており、厳しいが、貸付けの97%が修学資金であり、維持されるべき会計であります。 決算第10号「令和2年度松江市水道事業会計決算」及び決算第11号「令和2年度松江市下水道事業会計決算」については、市民の大切なライフラインの一つであり、安心・安全な水道水供給、まちの浄化を担っており、まちづくりの観点も考慮されております。 決算第12号「令和2年度松江市ガス事業会計決算」については、新規物件獲得の際など、工事業者に協力を求め、機器の販売努力をなされています。 決算第13号「令和2年度松江市交通事業会計決算」については、車両へのラッピング広告が好評であったり、華々しいモータリゼーションの発展の中、未来への研究もなされています。 決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」については、医療従事者の負担軽減のため加算が高くなったこと、給食の直営化の努力をされ、コロナ禍の中、地域の中核を担う高度急性期・急性期病院としてしっかり運営されており、地域完結型医療を進めておられます。 今回の公営企業会計においても、多くの不納欠損処理が行われました。本来であれば、毎年の決算による貸倒引当勘定で処理すべきものと考えます。未納状況を把握し、不納欠損処理に至らないよう努力していただきたいと思います。 また、決算審査に当たり、今回も純資産計算書などは決算に間に合わず、資産、負債、純資産の状況などの経年変化分析をつぶさに見ることができませんでした。今後、決算審査に間に合うよう努力をしていただきたい。 以上、決算案件14件について、全て認定に賛成です。多くの議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(立脇通也) 26番吉金隆議員。 ◆26番(吉金隆) 発言の中で言い間違いをしておりまして、「平準化」とするべきところを「標準化」と申し上げました。訂正させていただきます。 ○議長(立脇通也) 22番川島光雅議員。 〔22番川島光雅議員登壇〕 ◆22番(川島光雅) 志翔の会、川島光雅でございます。 議第90号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第6号)」及び決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」外決算第4号、決算第5号、決算第10号、決算第14号、この5件については、委員長報告は認定でございます。賛成の立場で、一般会計補正予算並びに歳入歳出決算について討論をさせていただきます。 議第90号「令和3年度松江市一般会計補正予算(第6号)」。 一般会計補正予算(第6号)は、7月6日からの線状降水帯による記録的な豪雨は、松江市においても多大な災害が生じました。それに対する農業用施設・林道災害復旧事業費や公共土木施設災害復旧事業費等、災害対応予算約12億5,364万円と、コロナウイルス感染症対策で地域事業者支援や松江歴史館感染対策事業費約9,065万円が含まれています。また、市長が提唱する「どだいづくり」に対する約1億3,109万円は必然的時宜を得たもので、賛成いたします。 なお、どだいづくり事業の中にあるひとづくり事業で、小惑星探査機はやぶさ2の帰還カプセル展示事業は、はやぶさ2が約6年かけて小惑星リュウグウで採取し、帰還し持ち帰ったサンプルは、太陽系が生まれた謎や地球の生命の起源に触れるものではないかと、私たちも、並びに子どもたちにも大変興味がある事業であります。今後のコロナウイルスの進展によって変更もあり得ると伺っております。科学の目を養うための転機にもなり得る事業ですので、ぜひ実現させていただきたいと思います。 昨日のニュースで、真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞されました。気候の変化を予測する気候モデルを考案し、ノーベル賞を受賞された要因になったものでありますが、その真鍋さんがおっしゃるには、何よりも研究に没頭したのは好奇心であったというお話をされておりましたが、ぜひ子どもたちの好奇心の醸成に一役買っていただきたいと思います。 決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」。 一般会計決算においては、一年を通して新型コロナウイルス感染症対策に追われた年度でもありました。国の感染症対策の関連事業費を含めて、過去に例を見ない決算額を執行することになりました。 歳入決算額は約1,280億1,465万円となり、歳出決算でも約1,251億9,485万円を計上するなど、前年度に比べ約24%から26%も歳入歳出が拡大いたしました。その中で、歳入歳出差引き額は28億1,980万円の黒字を計上しました。また、実質収支でも24億5,863万円の黒字となりました。 財政運営においては、事務事業の見直しや歳出の抑制にも努め、健全化に力を注ぎ、財政力指数0.579で、昨年度0.577をポイントで上回ることができました。また、実質公債費比率や将来負担比率においても、さらに健全化への改善が図られましたことを確認いたしました。 コロナ関連以外での特筆する事業では、このコロナ禍の中で、日本のデジタル社会への対応が遅れていることにも認識を新たにしたわけでありますが、時を同じく、各学校へのタブレットの配置や電子黒板などICT機器の配備事業は、今後の子どもたちへのICT活用教育の大きな支援につながるものと思います。 また、普通建設事業費は、ここ数年、約100億円前後で、予算の約10%程度で推移しておりましたが、令和2年度は約127億円と、大幅に伸びました。特に、大型事業になりました玉湯統合小学校の建設は、島根県産の木材使用という地産地消という効果を生み、子どもたちへも木のぬくもりを提供する形で、公共投資事業へも一石を投じたと評価しております。 その他事業においても、このコロナ禍の中で、市民との接触や連携が制限される中で、「選ばれるまち 松江」の実現のために、様々な分野の事業、歴史文化を感じるまちへ、スポーツによる健康で明るい豊かなまちへ、松江らしい子育て推進、松江らしい教育の推進、地域で支える福祉のまちへ、新しい力による産業振興、中海・宍道湖・大山圏域のさらなる連携、安心・安全なまちづくりなどに取り組まれた努力と実績を高く評価し、賛成するものであります。 決算第4号「令和2年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」においては、赤字経営に陥ることなく、適切に運営されています。 しかし、この医療制度は、74歳以下の国民が後期高齢者医療制度支援金という形で上乗せして支援金を払っておりますし、ひいては赤字国債の発行を通じて将来世代に回っているのが現状であります。国の礎を築かれた高齢者の方々の健康を守りながら、少子高齢化社会の中にあって、人口減少の中にある現役世代の生活や暮らしの負担を軽減するためにも、高齢者の方々にも応分の負担をお願いする制度であり、賛成するものであります。 決算第5号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」についてでございますが、令和2年度単年度収支で赤字になっておりますが、これは、前年度予算で介護保険事業計画の推計値に基づいて積算していたが、要介護認定の適正化の取組により介護給付費が抑えられ、当初の見込みよりも歳出額が減少したことにより、決算において約9億円を令和2年度に繰越しを行いました。そのため、令和2年度の単年度収支においては、この繰越金を歳入に含めない一方、歳出では約7.5億円を国・県支出金として返還しているため、結果として赤字となったものであり、運用上は問題はありません。よって賛成するものであります。 決算第10号 令和2年度松江市水道会計決算についてでございます。 令和2年度決算は、人口減少に伴い、給水人口や年間総給水量は減になったものの、3億3,389万円の純利益を上げることができました。その中でも、給水量を上げるために大口利用事業者の地下水利用の転換を図るための営業活動を行ったり、災害拠点施設に対して耐震化工事を積極的に進めて、市民生活を支える水道事業の維持や有収率の向上に努めており、賛成いたします。 決算第14号 令和2年度松江市病院会計決算についてございます。 コロナ禍の中で、入院延べ患者数や外来延べ患者数は減少しましたが、収益的収支では、経常収支で約7,769万円の黒字になっております。新型コロナウイルス感染症患者の受入れや保健所との連携で、感染症対応に日夜努力されるとともに、地域の急性期病院として地域医療に取り組み、その役割を果たしたと評価し、賛成いたします。 以上、討論させていただきました。どうかよろしく御協力のお願い申し上げます。(拍手) ○議長(立脇通也) 19番柳原治議員。 〔19番柳原治議員登壇〕 ◆19番(柳原治) 明政会の柳原治でございます。 令和2年度決算について、簡潔に討論をさせていただきます。 決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」まで決算14件について、賛成の立場で討論いたします。 決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」については、新型コロナウイルス対策関連事業費の関係で、歳入歳出ともに大幅に増加したところであります。コロナウイルス感染症緊急対策事業として数々の対策事業を積極的に行われたことを高く評価いたします。 また、財政運営に当たっては、計画的な歳出の抑制と市税の徴収対策の強化、国の財源措置の活用などに努められたところであり、結果、財政力指数、実質公債費比率などの改善につながったところであります。扶助費などの社会保障費や施設維持管理費の増など、厳しさを増す財政状況の中、将来を見据えた財政運営を行われたことなどを評価し、決算の認定に賛成いたします。 決算第2号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」から決算第5号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」までの決算4件については、コロナ禍の中での特定健康診査、特定保健指導などに積極的に取り組まれ、またそれぞれの会計において、コロナ禍で厳しい被保険者の生活状況の中、保険料の徴収等の向上に努められたことなどを評価し、決算の認定に賛成をいたします。 決算第6号「令和2年度松江市企業団地事業特別会計歳入歳出決算」から決算第9号「令和2年度松江市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」までの決算4件については、第二内陸工場団地、第二卸商業団地の分譲、公園墓地の健全な管理に努められたことなどを評価し、決算の認定に賛成いたします。 決算第10号「令和2年度松江市水道事業会計決算」については、建設改良事業の千本ダム耐震補強工事の完成と、地域医療拠点病院や指定避難所等への管路耐震化を進められ、耐震化率の目標値を上回るなど、安心・安全な水道資産の維持管理に努められたことなどを評価し、決算の認定に賛成いたします。 決算第11号「令和2年度松江市下水道事業会計決算」から決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」までの公営企業4会計決算については、それぞれの会計において、新型コロナウイルスの影響を受ける中で、安心・快適に暮らすための事業の計画的な執行や市民サービスの向上、健康管理などに努められたことなどを評価し、決算の認定に賛成いたします。以上であります。(拍手) ○議長(立脇通也) 29番津森良治議員。 〔29番津森良治議員登壇〕 ◆29番(津森良治) 民主ネットワークの津森良治でございます。 承認第21号 専決処分の報告(令和3年度松江市一般会計補正予算(第5号))について、予算委員長の報告は承認であります。また、議第90号 令和3年度一般会計補正予算(第6号)について、予算委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成の立場で討論を行います。 承認第21号及び議第90号の令和3年度松江市一般会計補正予算については、本市における令和3年7月6日からの大雨災害に関連する経費が多く含まれたものであります。 今回の大雨による災害では、人命に関わる被害が発生しなかったことは救いでしたが、本市でも土砂崩れによる住宅への土砂の流入や道路の寸断、河川の氾濫による住宅への浸水被害、そして農作物、農業用施設など、全市で9月末現在1,636件、多数の箇所において被害が確認されました。 今回の災害においても、市長をトップとする災害対策本部を立ち上げて、全庁的に避難所の開設、被害状況の確認作業など、災害対応に速やかに当たっていただきました。そして、被災者の生活再建において、住宅敷地に流入した土砂等の撤去に要した経費を支援するなどの独自の支援策も実施していただきました。感謝を申し上げます。 今後、道路や河川などの復旧、被災者の生活基盤の回復までには、しばらく時間を要することと思います。今後とも、復旧予算の確保、市民からの要望へも引き続き耳を傾けていただくなど、復旧に全力で取り組んでいただくことをお願いして、賛成討論といたします。 また、議第90号の中には、新型コロナウイルス感染症への対応として、地域の事業者を支援する予算が盛り込まれています。昨年来から、本市においてもコロナ禍における支援策を実施されてきています。 さて、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、9月15日、衆議院厚生労働委員会の閉会中審査の中で、新型コロナの収束時期について、ワクチンを頑張って接種してもゼロにはできないので、当分闘いを続けていく必要がある、ワクチンや治療薬がどこにでもあるインフルエンザと同じように社会の不安感がなくなるには二、三年かかるのではないかとの見通しを示されました。長引くコロナ禍にあって、今後とも、支援を必要としている事業者そして市民へと速やかに支援が届くようお願いを申し上げます。 また、今、本市においても、市民の皆様への新型コロナワクチンの接種を進めています。先日9月17日、厚生労働省が、新型コロナワクチンの3回目の追加接種を実施する方針を固めたとの報道がなされました。 私は、6月議会における会派代表質問において、昨年来から続く新型コロナウイルス感染症への対応では担当職員に過度な負担がかかっているのではないかと指摘をいたしました。現在でも、この問題は完全に解決されていないように伺っています。 そこで、今後も続くことが予想される様々な新型コロナウイルス感染症への対応については、市民の安心・安全を担保する上からも、情報収集に努め、長期的展望に立って必要な人員配置を行っていただくことも併せてお願いして、賛成討論といたします。(拍手) ○議長(立脇通也) 14番太田哲議員。 〔14番太田哲議員登壇〕 ◆14番(太田哲) 公明クラブの太田哲でございます。 決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」について、決算特別委員長の報告に対し、公明クラブを代表し、賛成の立場で討論を行います。 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症との闘いの一年でありました。コロナ禍の中、令和2年度の歳入総額は1,280億1,466万円、歳出総額は1,251億9,486万円で、実質収支は24億5,863万円の黒字でありました。また、市債残高は、前年度より21億円縮減し、1,070億円となり、まずは堅実な財政運営と評価をいたします。国から新型コロナウイルス感染症対策関連事業費として252.7億円が対策費として増額をされ、過去最高額の決算となりました。 松江市では、4月に初めて陽性者の確認をし、全国では緊急事態宣言が発令される事態となりました。観光業をはじめ飲食業など経済活動が大きな打撃を受ける中で、国は国民に対し、1人一律10万円支給をする特別定額給付金事業や、生活困窮者を支援する自立支援事業などを実施、松江市単独では、事業者に対して持続化給付金に上乗せをする経営支援給付金事業、生活支援給付事業や、観光回復キャンペーン事業など、コロナ禍で落ち込む経済に対して積極的に支援に取り組まれました。さらに、新型ウイルス感染症を心配し出産に臨む親に対しては、出産育児特別応援事業で支えたことは評価をいたします。 また、水郷祭をはじめ各種のイベントが軒並み中止となり、自粛生活、テレワークなど、新しい生活様式への転換の年となりました。教育では、GIGAスクール構想に呼応し、市内小中学校の児童生徒へのタブレット端末の配備が完了し、教室のICT化が進展をいたしました。 また近年、自然災害が多発する中、社会資本整備総合交付金を活用した事業として、道路ストック等並びに橋梁長寿命化対策事業などを計画的に進められております。 以上のように、令和2年度の決算は、コロナ禍で市政運営が大変困難な中、工夫された事業内容となっており、認定との委員長報告に賛成をいたします。 なお、新型コロナウイルス感染症が今なお収束が見通せない状況下にあることから、決算特別委員会の意見や各分科会での審議した内容につきましては次年度に速やかに反映していただきますようお願いをして、決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」について賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 初めに、議第79号議案外議案16件及び承認第21号の表決を行います。 議第79号「松江市個人情報保護条例及び松江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について」外議案16件及び承認第21号「専決処分の報告について」を一括して採決いたします。 議第79号議案外議案16件に対する委員長の報告は原案可決であります。 承認第21号に対する委員長の報告は承認であります。 以上、委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議第79号議案外議案16件及び承認第21号は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、決算第1号外決算13件の表決を行います。 決算第1号「令和2年度松江市一般会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第1号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第2号「令和2年度松江市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第2号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第4号「令和2年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第4号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第5号「令和2年度松江市介護保険事業特別会計歳入歳出決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第5号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第10号「令和2年度松江市水道事業会計決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第10号は委員長の報告のとおり決しました。 決算第14号「令和2年度松江市病院事業会計決算」を採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。 本決算は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって決算第14号は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決した決算第1号外決算5件を除き、決算第3号「令和2年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算」外決算7件を一括して採決いたします。 以上の決算に対する委員長の報告は認定であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって決算第3号外決算7件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、陳情第10号の表決を行います。 陳情第10号「「核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書」提出を求める陳情」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって陳情第10号は委員長の報告のとおり決しました。─────────────────────── △日程第6 閉会中の継続審査について ○議長(立脇通也) 日程第6「閉会中の継続審査について」を議題といたします。 島根原子力発電対策特別委員長から、委員会で審査中の陳情第3号外陳情7件について、会議規則の規定により、お手元にお配りしておりますとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。 お諮りいたします。 島根原子力発電対策特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。─────────────────────── △日程第7 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について      (採決) ○議長(立脇通也) 日程第7、諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」を議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕 諮問第2号  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知  について 令和3年9月3日付人第292号で松江市長から諮問された下記の者を人権擁護委員候補者として推薦することの可否について、別紙のとおり通知します。 令和3年10月6日 提出       松江市議会議長 立 脇 通 也          記 松江市美保関町美保関530番地 山 本 真 示 松江市玉湯町湯町1140番地  浪 花 秀 明 松江市上乃木六丁目8番14号 佐名木 明 美 松江市東津田町1206番地9  福 島   薫 (別紙)              令和3年10月6日 松江市長 上 定 昭 仁 様       松江市議会議長 立 脇 通 也  人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について 令和3年9月3日付人第292号で諮問された表題のことについて異議はありません。 上記のとおり通知します。 ○議長(立脇通也) これより表決に入ります。 諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦に関する意見の通知について」は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって諮問第2号は原案のとおり推薦することに異議のない旨市長に通知することに決しました。─────────────────────── △日程第8 議員提出議案第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第8、議員提出議案第7号「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 27番森脇幸好議員。 〔27番森脇幸好議員登壇〕 ◆27番(森脇幸好) 議員提出議案第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書につきまして、提案理由の説明をいたします。 新型コロナウイルス感染症の蔓延によりまして、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても引き続き巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面しております。 地方自治体では、コロナ禍への対応はもとより、地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療・介護、子育てをはじめとした社会保障関係経費や、公共施設の老朽化対策費など、将来に向け財政需要が増嵩することが見込まれております。 これらの財源確保のため、地方税制の充実が強く望まれることから、国において、令和4年度の地方税制改正に向けては、以下の事項を確実に実現されるよう強く要望するものであります。 一つ、令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、急速な高齢化に伴い、社会保障関係経費が毎年度増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。 一つ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋、償却資産を含め、断じて行わないこと。生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急対策として講じた措置は、本来、国庫補助金などにより国の責任において対応すべきものであり、現行の特例措置は今回限りとし、期限の到来をもって確実に終了すること。 一つ、令和3年度税制改正において土地に係る固定資産税について講じた課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。 一つ、令和3年度税制改正により講じられた自動車税、軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、さらなる延長は断じて行わないこと。 一つ、炭素に係る税を創設または拡充する場合、その一部を地方税または地方譲与税として地方に税源配分すること。 以上、議員の皆様の御賛同を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第7号「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第9 議員提出議案第8号 水害対策を確実に実施するための支援を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) △日程第10 議員提出議案第9号 学校における教育体制の充実を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第9、議員提出議案第8号「水害対策を確実に実施するための支援を求める意見書について」及び日程第10、議員提出議案第9号「学校における教育体制の充実を求める意見書について」を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 12番河内大輔議員。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) 議員提出議案第8号「水害対策を確実に実施するための支援を求める意見書について」、提案理由の説明を行います。 近年、台風の大型化や線状降水帯による極端な集中豪雨により、道路冠水や家屋の浸水被害などが多発しています。また、激甚化した豪雨による河川の氾濫等が、数十年に一度と言われる大規模自然災害が毎年のように発生し、松江市においても本年7月及び8月には大きな被害をもたらしました。 国においては、河川整備計画や国土強靱化計画の施策の充実が図られ、河道掘削や低水護岸の整備、高潮対策としての堤防整備等の治水対策の推進に取り組まれています。 地方自治体が管理する河川においても、河川維持管理計画を作成し、堆積土砂の撤去等、しゅんせつを行い、維持管理に努めておられますが、水害の頻発化などから維持管理の負担が増大し、地方単独費の確保なども課題となり、十分な対応ができていないのが現状であります。 住民の安全・安心な暮らしを守るため、一つ、国管理河川において、河川整備計画に沿った整備の促進に加え、適正な維持管理を行うこと。 一つ、河川を適切に維持管理するための堆積土砂等しゅんせつ経費について、特例措置として創設された地方債の期間を延長すること。 一つ、国土強靱化を効果的に進めるため、国と地方における情報共有、連携を確保するとともに、水害対策に必要な取組に対する支援を行うこと。 以上のことを国へ強く要望するものであります。 続きまして、議員提出議案第9号「学校における教育体制の充実を求める意見書について」、提案理由の説明を行います。 新型コロナウイルス感染症対策として、学校現場に新しい生活様式を導入し実践していくことが求められています。しかしながら、現在の学級編制基準では、感染症拡大防止のために児童生徒間の十分な距離を確保することも困難であり、大きな課題となっている実態です。 これと同時に、様々な課題を抱え支援を必要とする子どもたちが増える中、児童生徒一人一人に行き届いた教育を保障していくためにも、国の責任において少人数学級の推進とそのための教職員定数改善を行うことが極めて重要であります。 国においては、新しい生活様式を実現するための安心・安全な教育環境をつくり、新型コロナウイルス終息後も、感染症対策はもとより、子どもたちの成長、発達及び学びの保障を両立していくために、一つ、義務教育費国庫負担制度の対象となる教職員定数の総数を十分に確保すること。特に、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律改正に基づく小学校の35人学級編制については、様々な課題の対応に必要不可欠な加配定数を削減することなく、安定的な財源によって措置すること。 一つ、小学校の35人学級編制を着実に進めるとともに、中学校の全ての学年にも35人学級編制を導入すること。 一つ、特別支援教育を充実させるため、特別支援学級及び通常の学級における児童生徒へのきめ細やかな指導の充実に向けた教員定数の改善を行うとともに、通級指導教室に係る教員定数について、小中学校のさらなる改善と高校の定数維持を図ること。 一つ、働き方改革と教育の質の向上の実現のために、小・中・高等学校及び特別支援学校へのスクール・サポート・スタッフ等の配置について支援を拡充すること。 一つ、児童生徒一人一人に合ったきめ細やかな指導を実現し、また安全・安心な教育環境を整備するために、教員の学校教育活動を支援する学習指導員の配置について支援を拡充すること。 一つ、新学習指導要領実施に向け、ICTを活用した教育の推進のため、ICT環境の整備充実等が確実に進められるよう、端末整備後のランニングコスト、通信料、ソフトウエア等に係る経費負担について十分に財政措置すること。家庭にインターネット環境がない児童生徒に対し、モバイルルーターの貸与や通信費等の支援を充実強化の上、継続して行えるよう、必要な財源を確保すること。ICT活用教育に係る教員研修の充実やICT支援員の配置など、ICTの導入、運用に係る財政支援を拡充すること。 以上のことを国へ強く要望するものであります。 なお、この学校における教育体制の充実を求める意見書については、島根県が国へ提出した要望に準じたものです。 議員提出議案第8号及び議員提出議案第9号におきまして、議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(立脇通也) 議員提出議案第8号及び議員提出議案第9号の質疑、討論、採決につきましては、それぞれ行います。 これより議員提出議案第8号に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第8号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第8号「水害対策を確実に実施するための支援を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出議案第9号に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第9号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第9号「学校における教育体制の充実を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第9号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第11 議員提出議案第10号 重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の廃止を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第11、議員提出議案第10号「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の廃止を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 9番舟木健治議員。 〔9番舟木健治議員登壇〕 ◆9番(舟木健治) 議員提出議案第10号 重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の廃止を求める意見書につきまして、共産党市議団を代表して提案理由の説明をいたします。 6月16日、自衛隊の基地や原子力発電所の周辺などの土地利用を規制する重要土地等調査規制法──以下、本法──が、調査内容、対象地域、罰則を伴う行為の要件などが明らかにされないまま強行可決されました。 当初、外国資本による土地購入者に対する安全保障上の懸念を理由に挙げられましたが、成立した本法は、外国人が土地を所有すること自体を規制せず、基地周辺で暮らす住民のみならず土地の利用者をも調査できる内容になっています。また、刑事罰の対象となる機能阻害行為の定義も曖昧で、罪刑法定主義に反する疑いがあります。 さらに、本法は、政府が行政命令として地方自治体の長に住民の個人情報の提供を求めることも可能としており、地方自治の本旨に逆行するものです。 このように、本法は、立法事実が明らかでないばかりか、法の核となる概念や定義が曖昧であり、松江市民が重大な不利益を被る可能性が高く、本法の廃止を政府に求めるものです。 議員の皆様の御賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手) ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 30番森脇勇人議員。 ◆30番(森脇勇人) 2点ほど質問いたします。 先ほど、要旨の中で、刑事罰の対象となっていないからというお話がございました。刑事罰の対象になればオーケーなのか、認める内容なのか。 もう一点、松江市民が重大な不利益を被る可能性が高いとありますが、どのような不利益があるのかお聞かせください。 ◆15番(田中肇) 議長、会派を代表して。提案者ですか。はい。 ○議長(立脇通也) 9番舟木健治議員。 ◆9番(舟木健治) この罪刑法定主義に反する疑いがあるということが、いろいろ弁護士会等でも指摘をされているところであります。こういった観点から、この文章の記述をしております。 第2点の、松江市民への重大な懸念ということですけれど、自衛隊基地周辺、原子力発電所の周辺の市民の皆様への情報提供を求められるという懸念があるということで、ここに記載をしているところでございます。 ○議長(立脇通也) 森脇勇人議員、よろしいですか。 森脇勇人議員。 ◆30番(森脇勇人) 具体に答えていただいておりません。刑事罰があればオーケーなのか、刑事罰があってもいけないのか。 それともう一点、不利益はどんな内容があるのか、それを伺ったところでございます。 ◆15番(田中肇) 議長、休憩を求めます。 ○議長(立脇通也) ただいま田中肇議員から休憩の動議が出されました。 お諮りいたします。 休憩に関しまして、了承してよろしいでしょうか。必要あるかないか。よろしいですか。 28番南波巖議員。 ◆28番(南波巖) 会派から出されているんで、会派のほうでもう一回答えてもらって、今、舟木さんが言われたんですけれど、会派のほうで今、田中さんのほうから。会派として取り扱われたらどうでしょうか。そうすれば、休憩しないでも済むかもわかりませんし、そこら辺、よろしくお取り計らいを。 ○議長(立脇通也) はい。 田中肇議員に伺います。お答えくださいますでしょうか。答弁ができますか。 ◆15番(田中肇) 答えます。 ○議長(立脇通也) 15番田中肇議員。 ◆15番(田中肇) まず、最初の質問でございますが、質問の趣旨をちょっと取りかねておりますけれども、刑罰があればいいのかということでこの意見書案を提案していることではございませんで、そもそも罪刑法定主義という原則に反するおそれがあると主張しているわけですから、土地利用等を規制するという法律に基づいて市民に不利益な処分なり罰なりが与えられる、その要件が不明であると主張しているんであって、先ほど森脇議員がおっしゃった刑罰があればいいのかという質問の趣旨を取りかねております。我々が主張しているのは、罪となるのかならないかの要件が不明確なままのこの法律は認められないということを主張しております。 それから、松江市民の不利益でございますけれども、市長への代表質問のときにも言いましたが、実際既に防衛省が市内の宇井地区とか森山地区とか高尾山を調査しておりまして、この法律が来年9月に本格的に実施されますと、その周辺の土地利用が規制される可能性が非常に高うございます。さらに、今は自衛隊基地だけとなっておりますが、原子力発電所も指定される可能性が高いと言われておりまして、そうなりますと、島根原発の周辺、例えば以前、1か月ぐらい前でしょうか、山陰中央新報にも出ましたけれど、土地を売らずにまだ近くで頑張っておられる住民の方とかがおられますけれども、あの方々が土地を売り買いするだけではなくて、そもそも利用するだけのことが規制され、調査され、そして市長が行政命令によってその利用状況を国から命令されて国に報告しなければならないというような状況が、これは可能性が極めて高いと言わなければなりません。 したがって、これは単なる国全体のことではなくて、松江市民が具体的に財産の自由である土地の利用を阻害される可能性が高いと我々は判断しておりますので、このような意見書を提案させていただいたということです。会派の中での打合せが大変不十分だったことはおわびいたします。 ○議長(立脇通也) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ないようでありますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 森脇勇人議員。 ◆30番(森脇勇人) 反対の立場で討論いたします。 防衛上、大変重要な案件でございます。本来、先ほどの説明であれば修正案提出を要望するべきであって、内容も不明確ですから、この案件については反対いたします。 ○議長(立脇通也) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ほかにないようですので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第10号「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の廃止を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手少数であります。 よって議員提出議案第10号は否決されました。─────────────────────── △日程第12 宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) △日程第13 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) ○議長(立脇通也) 日程第12「宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について」及び日程第13「島根原子力発電対策特別委員会中間報告について」を一括して議題といたします。 宍道湖・中海問題等対策特別委員会及び島根原子力発電対策特別委員会において調査中の事項について、会議規則の規定により、報告を行いたいとの申出がありますので、この際、これを許します。 野津直嗣宍道湖・中海問題等対策特別委員長。 〔20番野津直嗣議員登壇〕 ◆20番(野津直嗣) 令和3年9月28日に宍道湖・中海問題等対策特別委員会を開催し、大橋川改修事業、松江市街地の内水対策、新大橋の架け替えについて及び大橋川改修に伴うまちづくりについて、国土交通省出雲河川事務所、島根県及び執行部から説明を受け、調査を行いましたので、その経過について御報告いたします。 まず、大橋川改修事業については、国土交通省出雲河川事務所から、令和3年9月1日現在の大橋川の改修の現状について、上追子排水機場について、令和2年10月に完成し、排水能力10.4トン毎秒のポンプ稼働が可能となり、7月、8月の雨の際には早速フル稼働した。現在、周辺整備、護岸工、根固め工などを実施している。 旧上追子排水機場整備工事では、現在、旧水門、旧排水機場の撤去準備を行っている。 朝酌地区護岸整備外工事では、朝酌矢田地区の船着場を兼ねた護岸工事となり、現在、締切りの鋼矢板の打設を行っている。 福富地区護岸整備外工事及び東津田地区護岸整備外工事では、現在、護岸基礎の施工を行っている。 東本町地区改良外工事では、現在、地盤対策工の鋼矢板の打設を行っている。 白潟地区整備工事では、用地提供していただいた方々の建物の基礎撤去工事を実施している。また、用地関係については、竹矢矢田地区、朝酌矢田地区、松崎島地区、中之島地区、白潟地区の用地協議を実施している。 また、松江市関係の中海湖岸堤の事業予定について、昨年度、江島浄化センター東側及び大海崎箇所で高潮による浸水被害が発生したため、早期対応の必要性から、令和2年から湖岸堤防に着手している。また、意宇川上流の富士見町箇所では、今年度より湖岸堤防に着手している。 また、尾原ダム、志津見ダム及び斐伊川放水路の整備効果として、今年の8月の大雨の際に松江では40センチの水位低減があり、避難指示の目安となる氾濫危険水位超過を回避したことについては、治水整備の整備効果を発揮したものと推定している。 松江市から申請され令和2年3月に登録されました宍道湖・大橋川かわまちづくり計画では、国が行う整備内容としては、親水護岸、河川管理用通路などを実施する予定である。さらなるにぎわい創出のお手伝いができればと考えているとの報告がありました。 質疑に対し、出雲河川事務所より、東本町地区については現時点で具体的に示すことができないが、まちづくりというのが非常に重要であると認識しているので、築堤護岸整備の際には、その観点を踏まえながら、国、県、松江市と連携して協議調整を図りながら進めていきたいなどの答弁がありました。 次に、松江市街地の内水対策について、島根県河川課より、斐伊川水系宍道湖東域河川整備計画の中で、上追子排水機場整備、四十間堀川の放水路整備、中川の改修、放水路整備、比津川の河道改修等が盛り込まれており、現在進めているところである。7月の大雨で発生した浸水被害について、まずは中川の改修、それから北田川からの放水路整備を実施し、沿川の被害解消を目指していくとの報告がありました。 質疑に対し、島根県より、現在、中川、北田川沿川について事業を進めており、完成年度についてははっきりとは言えないが、重点的に進めたいと考えており、改修が終わればある程度の浸水被害は解消されるとは思っている。比津川については、平成29年7月の浸水被害の際、松江市より緊急要望があり、その後、市と県で少しずつではあるが応急的な対策はしてきたが、抜本的な改修はできていない。しかし、県としても、被害を出さないために何ができるのか、家屋の浸水被害の解消はなかなかできなくても、財産、人命といったものの被害をなくすためにどうすべきかということは考えていく必要があると思っているとの答弁がありました。 次に、新大橋の架け替えについて、島根県都市計画課より、今後の予定として、新大橋工区は平成30年10月から用地買収を行っているが、引き続き今年度も進めていく。また、軟弱地盤対策や土壌調査等を継続して行い、工損事前調査や橋南部交差点の詳細設計等を進めていく。 鍛冶橋工区については、迂回路の詳細設計を継続して行い、工事着手に向けて、7月から8月にかけて、関係する町内の方へ説明会等を開催した。今後、状況が整った場合には、一部工損事前調査に入り、令和4年度に一部工事に着手したいと考えている。 また、関連して、現在、国道431号の既設橋の歩道橋の工事を進めており、引き続き実施し、今年11月中の完成を目指している。また、用地買収等も引き続き進めるとともに、暫定交差点の工事に着手する予定としているとの報告がありました。 質疑に対し、島根県より、1日2万台もの交通量があること、また期間についても一定程度かかることから、仮橋を設置しての工事を進めていきたいと思っている。また、橋梁の高さについては、景観やまちづくりの部分にも配慮するということで協議をしてきており、今後も市のほうと協議しながら、まちづくりに資する新大橋としていきたいと思っているとの答弁がありました。 次に、大橋川改修に伴うまちづくりについて、執行部より、松江市では大橋川改修に合わせて中心市街地のにぎわいづくりに取り組むこととしている。大橋川改修により新たに創出される水辺空間、白潟地区での都市再生整備計画、かわまちづくり計画による水辺のにぎわい空間の創出ということを目標に実施しており、動線がつながることで、駅周辺や松江城周辺の中心市街地全体の魅力を高めていきたいという考えで取り組んでいる。 今年度については、沿線市道の電線類地中化の設計及び景観照明の設計、市道和多見天神橋線の歩道改良設計と併せての美装化設計、住宅等の修景支援を実施していく予定であります。また、白潟地区まちづくり事業の中の本町通りの都市計画街路事業について、都市計画決定後、長期未着手になっており、地元からも早期着手の要望も出ていることから、まちづくりに合わせ、地区と調整を図りながら早期着手を図りたいと考えている。 現在、昨年度から、地元の方や関係する方々との意見交換を進めており、アンケート調査も実施し、結果を踏まえ、一定の方向性を決めたところである。将来的な道路幅を想定しながら、10月18日から約1か月間の社会実験を予定しており、その結果も検証しながら、にぎわいの創出や魅力的なまちとなるよう合意形成を図っていきたいとの報告がありました。 また、昨年度実施されたヒトツソラノシタ・プロジェクトの報告がありました。 質疑に対し、執行部より、本町通りの都市計画街路事業については現在まだ事業認可を受けていないため、土地や家屋の移転等については把握できていない。また、にぎわい創出に向けた長期的な計画については、現在できていないが、まちづくりの主役は民間の方であると考えており、そういった方々の活躍や活動の継続を後押しすることが行政の役割であると考えているとの答弁がありました。 以上で宍道湖・中海問題等対策特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより宍道湖・中海問題等対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって宍道湖・中海問題等対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇勇人島根原子力発電対策特別委員長。 〔30番森脇勇人議員登壇〕 ◆30番(森脇勇人) 島根原子力発電対策特別委員会において、島根原子力発電所に関する調査を9月27日に行い、中国電力株式会社から、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査等についての説明を受け、質疑を行いましたので、その概要について御報告申し上げます。 中国電力からは、東京電力福島第一原発事故の教訓と、これを踏まえ、新規制基準の内容の説明があった上で、今回の原子炉設置変更許可の内容として、初めに、重大事故の発生を防止する対策として、地震、津波及びその他自然現象を考慮した対策、火災、内部溢水の対策、電源の信頼性強化といった対策を行ったこと、次に、重大事故の発生時の対策として、原子炉及び原子炉格納容器の損傷防止対策や人員体制、手順、訓練の実施等のソフト面の対策を行ったこと、さらには、重大事故が進展した場合の対策として、大気や海洋への放射性物質の拡散抑制の対策などを講じたことについて、詳細な説明を受けました。 また、原子炉設置変更許可は受けたが、今後、設備及び工事の方法その他の工事の計画の認可申請の審査、保安規定認可申請の審査が続くことになっているとの説明を受けました。 併せて、島根原子力発電所における過去の不適切事案と、その再発防止対策の実施状況、特に今年6月に公表された特定重大事故等対処施設の審査に関する非公開ガイドの誤廃棄について、事象の概要、経緯、再発防止対策に関する説明も受けました。 質疑では、原子炉設置変更許可に関しては、原子力発電所の中で常時働いている人数がどれくらいで、非常時に必要な人数がどれくらいかとの質疑に対し、中国電力社員が550名程度、全体として3,000名働いている。重大事故が起きたときの対応については、最低人数として大体100名ぐらいを想定しているなどの答弁がありました。 また、平成30年の委員会で、万一の事故の際は、発災者(災害を起こした者)としての責務を果たすために、中国電力で3,000名を超す社員を選んで訓練しており、山陽側から駆けつけるという回答をいただいたが、事故の際3,000名の方が駆けつけることになると、車両の手配、宿泊など様々な問題が起きると思うが、県、市の避難計画とはどのようにすり合わせをしているかとの質疑に対し、このメンバーは、県、市の活動を邪魔しないということが前提である。自前で全てを行い、食料等の調達も、県、市が行っていないエリアで行い、現地に迷惑をかけない体制を組むこととしているなどの答弁がありました。 また、この件に関する説明会あるいは意見聴取においては住民によく分かるように説明をお願いしたいが、どのように考えているかとの質疑に対し、きちんと住民のほうに向き合って分かりやすく説明してまいりたいとの答弁がありました。 また、住民説明会について、少し規模が大きい。コロナ禍の中では、公民館単位など小さな規模で、たくさんの会場で丁寧に実施してほしいと考えているが、今後、もう少し小さな規模で説明会を増やす予定などがあるかとの質疑に対し、30キロメートル圏内6市から、既に公民館単位での説明というのは手がけ始めている。ただし、いろいろなやり方や要望があるため、全て網羅的にできるわけではないが、要望を踏まえながら、発表した住民説明会とは別に、小さい単位での説明も引き続きやっていきたいと考えているとの答弁がありました。 また、緊急時の訓練実績として、総合訓練、要素訓練を多く実施しておられるが、訓練した結果、見直しの必要なところがあったのか。必要があった場合、手順書を変更する必要があると思うが、これは規制庁に報告の義務があるのかとの質疑に対し、最終的な手順書は作っている最中である。今回の設置変更許可では、基本的な手順の妥当性は審査された。これを詳細な手順書に全部落とし込んだ上で、今度は保安規定の中で再度調査されることになると認識しているとの答弁がありました。 このほか、過去の不適切事案と再発防止対策に関しては、5月18日に発生したバッテリー火災の原因調査について、まだ結果が出ないのか、時間がかかり過ぎではないかとの質疑に対し、バッテリー自体の損傷がかなり激しいということで、最終的な原因を特定するのは非常に難しいこと、また、現在そのことも踏まえ、報告書は精査中ということは消防から聞いている。中国電力としては、報告書が出てこないと最終的な対応はできないが、原因特定が難しいということも含め、ほかであった事案などをしっかり勉強して、現在できるだけの対策を既に打っているところであるとの答弁がありました。 また、サイトバンカの点検未実施のときの総括で、中国電力本社自体は安全文化の醸成がちゃんとできていたけれども、協力会社の醸成ができていなかったという総括をされた。そして、風通しのよい職場づくりのため、意見交換を定期的に実施するという再発防止対策を挙げておられた。意見交換の中で中国電力に対する厳しい意見が出てこそ本当の信頼関係ができると思うが、意見交換の中で何か厳しい意見は出ていないかとの質疑に対し、サイトバンカには中電プラント職員の上長として、中国電力社員である当直長もいるわけだが、当直長が関与をもっとしっかりしてほしい、現場で一体となって中国電力も取り組んでほしいという意見があり、これが最も厳しい意見だったと思っている。このほか、中電環境テクノスとの意見交換では、現場で語る時間をしっかり取ってほしいという厳しい意見があった。ただ、これらは、やらなければいけない意見だとも思っているので、しっかり取り組んでまいりたいなどの答弁がありました。 なお、9月27日の午後、島根原子力発電所の視察を行い、新規制基準に関わり実施された安全対策等について確認をしましたことを併せて御報告いたします。 以上で島根原子力発電対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。─────────────────────── △日程第14 議員派遣について ○議長(立脇通也) 日程第14「議員派遣について」を議題といたします。 お諮りいたします。 地方自治法及び会議規則の規定により、お手元にお配りしておりますとおり、議員を派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 この際、お諮りいたします。 ただいま議決した事項について、諸般の事情により派遣期間等を変更する場合、議長に一任をお願いしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、上定市長より発言の申出がありますので、これを許します。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 松江市議会9月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今議会に御提案させていただきました全ての議案、令和2年度決算につきまして、原案のとおり議決、認定いただきましたことに、まずもってお礼申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的な感染者の減少を受け、国が9月末をもって緊急事態宣言などを解除いたしました。ここ松江におきましては、感染者がようやく落ち着いてきた状況にはございますが、今後、ワクチン接種の進捗にも伴って人の動きが活発化することが予想されております。 しかしながら、コロナ感染自体はまだ収束を迎えるには至っておりません。市民の皆様におかれましては、従来から心がけていただいているマスクの着用、手洗いの励行、ソーシャルディスタンスの確保、いわゆる3密の回避など、感染防止対策を引き続き心がけて徹底していただきますよう、改めてお願い申し上げます。 今議会の一般質問におきましては、7月の大雨、また8月の台風について、多数の御質問をいただきました。気候変動により、気象災害が激甚化また局地化する中にあって、今までに経験したことのない自然災害が頻発しております。本市におきましても、今回の大雨災害を教訓にいたしまして、情報発信や避難所運営などについて必要な改善を図ってまいります。 また、島根原子力発電所についての質問もいただきました。今後、松江市原子力発電所環境安全対策協議会、また市民の皆様への説明会などを通じて、喫緊の課題となっております原発の必要性、安全性、国のエネルギー政策につきまして、関係省庁並びに中国電力に説明をいただくとともに、市民の皆様から御意見を伺ってまいります。 また、説明会に当たりましては、オンラインによる意見聴取、そういった工夫を施すとともに、また市内2か所においてパブリックビューイング会場を設けるなど、多くの市民の皆様が説明会に参加できる機会を設けてまいります。 結びとなりますが、今後の市政運営につきまして、議員の皆様そして市民の皆様のより一層の御理解、御協力を賜りますよう改めてお願い申し上げまして、9月定例会閉会に当たっての私からのお礼の御挨拶とさせていただきます。皆様ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) これにて令和3年第4回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午後0時23分閉会〕...