唐津市議会 > 2022-10-05 >
10月05日-11号

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  1. 唐津市議会 2022-10-05
    10月05日-11号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 4年 9月 定例会(第3回)   令和4年       唐津市議会会議録(定例会)その11   第3回1 日 時 令和4年10月5日 午前10時00分開議 於唐津市議会議事堂議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 伊 藤 一 之            9番 原   雄一郎   10番 古 藤 宏 治           11番 吉 村 慎一郎   12番 江 里 孝 男           13番 中 村 健 一   14番 岡 部 高 広           15番 山 下 壽 次   16番 伊 藤 泰 彦           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 石 﨑 俊 治   22番 進 藤 健 介           23番 熊 本 大 成   25番 楢 﨑 三千夫           26番 宮 本 悦 子   27番 中 川 幸 次           28番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       地 域 交 流 部 長      江  頭  雅  彦       市 民 環 境 部 長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      奈  良     茂       経  済  部  長      青  山  泰  三       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       ス ポ ー ツ 局 長      伊  藤     浩       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       総  務  課  長      近  藤  達  士4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      林  山  弘  美       議会事務局副局 長      岡  田  和  幸          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第82号から議案第94号まで並びに報告第12号から報告第15号まで、以上17件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) おはようございます。公明党の宮本悦子でございます。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算から7項目質問しておりました。これまでの質疑で重複しておりました、消防費の災害時等ホテル避難支援実証事業費と教育費の外国語指導助手事業費につきましては取りやめ、そのほかの項目について質疑をさせていただきます。 まず初めに、財政全般についてお尋ねいたします。 令和3年度は、峰市長2期目のスタートということで、1期目の4年間を踏まえ、新たな地域力を加えた6つの「からつ力」で臨まれた年でした。その令和3年度における「からつ力」、6つの力の取り組みをどう実現されてこられたのか、状況についてお伺いいたします。 また、次に、総務費中、ICT利活用キャッシュレスシステム導入事業費事故繰越分)について、この事業の内容及び趣旨についてお尋ねいたします。 次に、教育費の中学校放課後等補充学習支援事業費について、これも前任者の質疑で、事業の趣旨、目的、配置状況については理解できました。子供たちの学習の理解度や学習意欲につながっているとの答弁だったと思います。 近くに塾がない子供たちや、家庭の事情で塾へ通えない子供たちにとって、また親御さんにとっても、ぜひ続けてほしい事業だと私は思っているのですが、続ける上での課題等があれば、ぜひ解決していただきたいのですが、どのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。 次に、たくましいからつっ子育成事業費についてであります。これも前任者と重なっておりましたので、私のほうからは1つだけ確認いたします。 この事業にかかわらず、令和3年度はコロナ禍の影響で多くの事業ができなかったという答弁がありました。コロナ禍だからこそ、寂しい思いをしている子供たちの成長のために体験学習を実行してほしい事業の一つが、たくましいからつっ子育成事業だと思っておりますが、何か工夫をしてされた活動や参加者の声、そして、毎年同じような活動ばかりではなくて、子供たちが喜ぶような新しい内容の検討はされているのか、お尋ねいたします。 最後に、スポーツ・文化合宿等補助金について、事業内容とどのようなものが交付対象となっているのか、お尋ねいたします。 以上、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 宮本議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、からつ力への取り組みについてでございますが、令和3年度は市が潜在的に有する生産力、観光力、教育力、安心力、発信力に地域力を加えた6つの総合力である「からつ力」を発揮し、「進化する唐津」を実現するためのスタートの年と位置づけ、地域づくりの推進や人口減少対策、行財政改革の推進など、将来を見据えた事業を展開したところでございます。 令和3年度の取り組みについてでございますが、6つの力ごとに申し上げさせていただきます。 1つ目の生産力の事業といたしまして、農漁業の新たな担い手に対して支援するとともに、森林環境基金を財源に、林業の従事者に対する支援策の新設などにより、1次産業の強靭な基礎づくりの推進を図ってまいりました。 次に、観光力の事業として、話題性のある旬なコンテンツを活用し、本市の知名度向上に取り組んだほか、市道明神線の無電柱化や観光トイレの洋式化等の進捗を図るとともに、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会、SAGA2024に向け、松浦河畔公園庭球場文化体育館競技場空調設備等の整備を行ったところでございます。 3つ目の教育力の事業として、鏡中学校の老朽化及び教室数不足への対応や第五中学校のバリアフリー化など、小中学校校舎の大規模改造を行いまして、教育環境の充実を図ったほか、西唐津公民館の移転改築の着工、老朽化した竹木場公民館の移転改築を行うとともに、仮称ではございますが、西部学校給食センターの実施設計などを行ったところでございます。 4つ目の安心力の事業といたしまして、子育て世代を支援するために、からつの赤ちゃん応援事業や保育人材の確保に取り組んだほか、子供たちの見守りを強化するための取り組みを行ったところでございます。 また、医療の分野では、地域医療の確保のために、唐津赤十字病院放射線治療装置の更新に対する支援や、七山歯科診療所の整備を行ったところでございます。 さらに、防災の分野では、市民の安全な暮らしを守るため、原子力緊急事態に備えた離島ヘリポートの整備を進めたほか、地域防災の要である消防施設等の整備、救助工作車の更新を行ったところでございます。 5つ目の発信力の事業としましては、行政のデジタル化DX推進事業に着手いたしまして、行政手続の課題及び解決策の整理を行うとともに、AIなどの先進技術の導入による事務の効率化や、LINEを活用した情報発信を行い、利便性の向上を図ってまいりました。 最後に、地域力の事業としまして、唐津への移住を促進するための取り組みや、地域づくりの人材を確保するための取り組みを展開したほか、がんばる地域応援補助金地域力促進枠を新たに設けまして、地域の活性化に取り組んだところでございます。 次に、ICT利活用キャッシュレスシステム導入事業事故繰越分)に関しまして、事業内容及び趣旨についてでございますが、国では平成31年3月29日付で、電子マネーを利用した公金の収納について各地方公共団体に通知しており、これらの法制度を踏まえながらキャッシュレス化への積極的な推進が行われる中、本市全体のキャッシュレス化を見据え、まずは市民の方に身近な窓口での住民票や所得証明などの交付手数料の支払いから導入を行ったところでございます。 装置につきましては、本市市民課に8カ所、税務課2カ所、各市民センター及び出張所に1カ所の21カ所の窓口にキャッシュレス決済端末の設置を行ったものでございます。利用できるキャッシュレス決済の手段でございますが、主要なクレジットカード決済電子マネー決済、QRの決済に対応しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 宮本議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、放課後等学習支援事業の課題につきましては、指導員の確保でございます。 指導員には、地域の人材を活用し、教職経験者や保護者、また教員志望の大学生が想定されていることから、令和3年度は、教職経験者や講師、大学生に指導員をお願いし、7名で10校に配置いたしました。市内には大学がないこともあり、大学生は1名となっております。 次に、たくましいからつっ子育成事業のコロナ禍における新たな取り組みとして、距離を確保できる屋外でのたこ揚げを実施いたしました。午前と午後の2回に分けて呼子公民館で行い、28組57人の参加がございました。たこを親子で試行錯誤しながら作成し、たこ揚げのときは他校の子供たちと交流することができ、創造性や社会性の心を育むことができました。 実施後のアンケートでは、参加者から、楽しかった、親子で一緒に活動できてよかったなどの感想が寄せられました。 また、ポニーふれあい体験出前教室も外で行う事業でございまして、816人の子供たちが参加し、ポニーの乗馬体験や餌やり体験を通して、生き物の命や温かさを直接感じ、同時に相手を思いやる心を育むことができました。 今年度におきましても、親子での参加による天体観測教室を計画しているところでございます。 また、アンケートで、してみたい体験活動を聞きましたところ、おもちゃづくり焼き物体験、餅つき、羽子板づくりなどのご意見がございました。参加者からの声を参考にしながら、実施に向け検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) 宮本議員のご質疑にお答えします。 スポーツ・文化合宿等補助金でございますが、まず事業内容につきましては、スポーツ・文化の合宿及び大会を誘致し、本市のスポーツや文化に関する意識の醸成及び本市の経済の活性化を図るため、合宿等を主催する団体に対し、補助金を交付するものでございます。 また、補助金の交付対象者につきましては、スポーツ・文化の技術向上のために実施する合宿等で、市内のスポーツ施設または文化施設を利用し、かつ市内のホテルや旅館などに延べ30泊以上宿泊された団体としております。 補助金の額としましては、1人1泊当たり1,000円で、1団体につき20万円を限度として補助するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) それでは、財政全般について再質疑をいたします。 先ほどは、からつ力の取り組み状況についてお答えしていただきました。 その中でも様々な大型事業が続いております。財政健全化へ向けた取り組みも併せて進めておられるものと思っておりますが、令和3年度のそういった取り組みをご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 宮本議員の再質疑にお答えいたします。 財政健全化につきましては、財政計画におきまして、持続可能な財政運営、経常経費の削減、市債残高、こちら純借入残高のほうも含みますが、こちらの適正管理を掲げ、それぞれに目標値を設定して取り組んでいるところでございます。 令和3年度は、例年に比べて、コロナ対策の経費や新庁舎整備などにより、全体事業費こそ膨らむ結果となっておりますが、そうした中でも、通常の経費節減努力に加えまして、寿光園の民営化及びデイサービスセンターの廃止、並びにそれに伴う2つの特別会計の廃止や有線テレビ事業民設民営化へ向けた情報化基盤光ケーブル推進事業補助金の創設、普通財産の売却の促進、ふるさと寄附金推進事業の充実による寄附金確保モーターボート競走事業の経営向上による基金の確保など、将来負担の軽減へ向けた取り組みを実施したところでございます。 その結果、財政計画に定めます目標値は、投資的経費が収支見通しを超過したことの部分を除きまして、地方交付税の増収等、特殊な事情もございましたが、想定値、目標値を達成できている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 次に、人件費についてであります。 令和3年度の決算額と令和2年度からの増減要因、また、人口1,000人当たりの職員数が他市と比べて多いように見えますが、県内他市との比較についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 人件費についてでございます。 令和3年度の本市の人件費でございますが、職員給与をはじめ、議員報酬や各種委員、会計年度職員の報酬等を含めまして、約98億1,644万円となっておりまして、令和2年度と比べますと、約1億8,940万円の減となっているところでございます。 この要因といたしましては、退職者数が令和2年度に比べて8名減少したことによります退職手当の減、人事院勧告に伴います期末手当の減、共済費の負担金率の引下げに伴います共済組合負担金の減などが主なものでございます。 次に、県内他市との比較でございますが、他市のデータがございます令和2年度の数値で申し上げますと、人口1,000人当たりの人件費が、本市では8万4,919円であるのに対しまして、本市を除く県内9市の平均は7万6,306円となっておりまして、本市は他市平均よりも8,613円高くなっている状況となっております。 これは、人口1,000人当たりの職員数が多いことが理由でございまして、本市が9.59人であるのに対しまして、県内9市の平均は7.33人でございまして、本市は平均よりも2.26人多くなっている状況でございます。 この要因といたしましては、本市におきましては、消防やごみ処理など一部事務組合ではなく、市がこういった広域業務の一部の部分を市が直接行っているためだと分析をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 唐津市が多く見えるのは、消防やごみ処理の業務を市でしているという分析だったと思います。 職員数につきましても、定員管理計画に基づいて人件費の抑制に努められていると思いますが、計画どおりに進んでいるのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇)
    ◎財務部長(草野陽君) 人件費の抑制につきましては、市町村合併後、平成17年12月に策定をいたしました唐津市定員適正化計画に基づきまして取り組みを進め、その結果、平成17年4月1日、この当時は1,689人でございましたが、から、平成27年4月1日、この当時が1,342人になっておりまして、こういった10年間で職員数を347人削減をいたしまして、人件費は約131億円を抑制いたしたところでございます。 現在は、平成29年12月に策定をいたしました唐津市定員管理計画に基づき、引き続き人件費の適正化に努めているところでございます。 人件費の適正化につきましては、唐津市財政計画におきましても、経常経費を削減するための取り組みとして位置づけをさせていただいているところでございまして、職員数は目標数値の1,343人以内で推移をいたしてきておりまして、人件費につきましても、見込んでいる約95億円の範囲内で推移をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 範囲内で、しっかり頑張ってあるということだと思います。 令和3年度に実施をされた新型コロナウイルス感染症緊急対策として、総額62億7,072万1,709円のうち、市単独事業として16億1,631万9,437円、様々な事業に、この地方創生臨時交付金を活用されておりますが、その実施状況と効果についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業は、4つの分野で26の事業があり、各分野から主な事業を紹介させていただきますと、まず、感染拡大防止策の分野では、スクール・サポート・スタッフ配置事業といたしまして、感染症対策の強化に伴う教員の業務負担軽減を図るため、スクール・サポート・スタッフを配置いたしました。 このことで、学校現場で純増した感染症対策に係る業務を軽減することができ、教員が子供の学びに注力できる体制を整えることができたところでございます。 2番目の雇用の維持と事業の継続に係る支援策の分野では、中小・小規模企業者事業継続助成金で、コロナ禍が長期に及ぶ中、事業活動に影響を受けながらも、事業継続に努められる市内中小・小規模企業者を支援するために助成金を交付し、コロナ禍の苦境における市内事業者の支援につなげたところでございます。 3つ目の経済活動の回復策の分野では、宿泊促進事業費で、宿泊客誘客のための電子クーポンの発行や体験型民泊受入れ事業に対する支援を行ったところでございます。 割引クーポンについては、宿泊先選びの一つのきっかけとなり、市内への宿泊促進策として一定の効果が得られ、体験型民泊受入れに当たっては、支援金による受入れ民家の感染症対策により、安心して民泊を受け入れることができたという意見を多く頂いたところでもございます。 最後の強靭な経済構造の構築策では、離島診療所新型コロナウイルス感染症対策事業費で、コロナ禍においても島民に対し継続的に医療が提供できるよう、ICTを活用して遠隔医療相談等が可能な環境を整備したところでございます。 このことで、市民病院・離島診療所間を横断的に連携することができ、離島診療所医師等が罹患した場合や濃厚接触者となった場合でも、診療所を閉鎖することなく、遠隔医療相談オンライン診療等により、診療体制を維持することが可能となったところでございます。 また、今後は、遠隔医療相談等を活用することで、医師不在時における救急患者への対応及び常駐医師がいない診療所で遠隔医療を取り組むことで、診療日数を新たに確保することができ、離島における診療体制の充実にもつながるものと考えております。 以上、分野ごとに主な事業を紹介いたしましたが、このほかにもこの交付金を活用して、感染拡大の防止と感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援などを図ってまいったところでございます。 一時的、緊急的な支援事業のほか、離島診療所におけるICT活用のように、ウイズコロナ、アフターコロナにつながる事業もあり、今後も整備した体制を有効に活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) この臨時交付金の活用については、様々、全国的にもいろいろ話題になったところもあったと思いますが、本市においても、これがあって先に進んだというような事例もたくさんあると思いますので、しっかりとこのときだけに限らず、今後もしっかり活用していただきたいというふうに思います。 続きまして、総務費のICT利活用キャッシュレスシステム導入事業費について再質疑いたします。 この事業は事故繰越となっておりますが、事業の遅れについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響により、キャッシュレスの大幅な需要増加や感染症対策による関係者の出社制限などによる物流停滞や、端末の製造に係る半導体調達が困難な状態が続き、端末導入に係る製品製造や体制整備に不測の日数を要することとなり、令和2年度内に完了が困難となったことから、やむを得ず事故繰越を行ったところでございますが、令和3年度においても状況は好転せず、年度末のキャッシュレス端末導入となったものでございます。 キャッシュレス端末導入後のスケジュールにつきましては、昨年末までに端末の導入を完了し、指定受託納付者との契約や指定の告示を実施し、新庁舎の開庁に合わせて、8月からのサービス利用開始を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 新庁舎の開庁に合わせて8月からスタートしたということでした。 令和3年度の決算とは直接関係はありませんが、参考として、8月の利用実績がどうなっているのか分かればお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 8月15日から9月30日までの利用につきましては65件、金額にいたしますと、2万5,900円の利用がございまして、内訳といたしましては、戸籍・除籍謄抄本等交付手数料が14件、金額にいたしまして9,600円、住民票の写し等交付手数料が21件、6,300円、諸証明、印鑑登録証明等の手数料が16件、金額にしまして4,800円、税証明手数料が8件、3,400円、公簿・図面等閲覧手数料が6件、1,800円となっております。 本庁以外での利用は、北波多市民センターでの1件、300円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) まだ始まって間もないことですけれども、これまでの状況を踏まえて、今後どのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回導入いたしましたキャッシュレス決済は、現金に触れることがないため衛生的でございまして、来庁者の方と職員の接触機会を減らすことから感染症対策の環境構築が図られ、また、来庁される市民の方にとっては、現金を持ち歩かずに支払いができるなど、サービスの向上につながるものと考えております。 さらに、職員にとりましても、現金を取り扱わなくて済み、釣り銭を間違えるなど基本的なミスを未然に防止することができ、現金を管理する負担が減るなど、事務改善にもつながるものと考えております。 今後の展開についてでございますが、将来的な窓口のサービスの在り方を考えていく時期に来ており、キャッシュレスシステムのほか、来庁できない方への対応といたしまして、コンビニでの住民票や印鑑登録証明書等の交付を行っているところでございますが、さらにオンラインによる電子申請につきましても検討を進めており、将来的には各種証明書のオンライン発行や施設利用料などの決済手段として活用できるよう、整備してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 費用対効果を考えると、まだまだそこに至るまでには時間もかかると思いますけれども、これから先のことを考えると、お金を扱わないということは、職員の負担には大きな軽減になると思いますし、また、市民の方のニーズがそこまでまだ行かない状況でもあるとは思いますが、今後の見通しとして、しっかり考えていただきたいというふうに思います。 最後に、スポーツ・文化合宿等補助金について再質疑いたします。 決算額が119万円となっておりますが、またこれも新型コロナウイルスの影響があるのかなというふうにも思いますが、その理由と、この補助金を利用されているのは、どこからお見えになっていて、どのような団体なのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) 再質疑にお答えします。 まず、新型コロナウイルスの影響でございますが、国内で新型コロナウイルスが確認される前の平成30年度には、59団体に対し、617万2,000円を補助しております。コロナが確認された令和元年度末からは申請が減り始め、令和元年度は45団体に対し474万円の補助、以降、緊急事態宣言等に対応した県またぎの移動や施設利用の制限などにより、令和2年度は9団体に対し65万4,000円の補助、令和3年度は10団体に対し119万円の補助にとどまったものでございます。 次に、この補助金を利用されている団体でございますが、県内からの高校部活動の強化合宿などもございますが、割合としましては県外からの利用が多く、関西の大学サークルの合宿や唐津市内で開催されるスポーツ・文化の九州大会、全国大会の主催者に対して補助金を交付しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 同じようなこういった事業が県内他市にもあるのか。また、この事業の周知方法についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) 再質疑にお答えします。 県内他市の状況でございますが、県内10市のうち唐津市を含む6市が、合宿等に対する補助制度を設けておりまして、内容的に補助の単価や上限額に多少の幅はございますが、本市同様の補助制度となっております。 先ほど申し上げました執行状況につきましても、コロナの影響により、ここ2年は減少傾向にあるとのことでございます。 次に、本市における制度の周知方法でございますが、市のホームページで案内を行っているほか、市内宿泊施設にご協力頂き、宿泊者への周知を行っております。 また、スポーツ合宿等を企画主催されている民間事業者等に対しましても、制度周知を行うなど、多方面からの周知に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 県内にも同じような制度がある中で、この補助金の効果と今後の考えについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) 再質疑にお答えします。 効果についてでございますが、スポーツ・文化合宿等補助金の制度があることにより、主催者で合宿地を検討される際に、そういう制度があるなら、ぜひ唐津市でといった選択肢や誘致の要因になり得ると考えております。 また、合宿や大会では多くの宿泊が見込まれ、交流人口の増による経済の活性化やスポーツ観光都市唐津のPRにつながるものと考えております。 また、今後の補助金の在り方につきましては、利用者目線での需要に対応し、より経済の活性化につながるような制度の充実に向け、関係課との継続した検討が必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。 ◆26番(宮本悦子君) 令和3年度はコロナ禍ということで、合宿等の活動自粛や、また実行されたところも、コロナ対策のそっちのほうの事業、宿泊事業を利用されるなど、この事業の利用が少なくなっていたんじゃないかなというふうにも思いますが、今後はウイズコロナとしての活動展開に向けて、高校や大学、市民活動団体などが、九州大会が唐津であるから補助をするというだけではなくて、呼び込むというか、そういうのが必要ではないかなというふうに思います。 また、この時期になると、毎年、唐津に合宿に行くよねというようなことの伝統になるような、こちらから呼びかけをしていただきながら、部活動や団体等が唐津に来ていただけるような魅力あるものに、どうせされるのであれば、もうちょっといろいろ工夫をしていただいて、唐津に呼んでいただきたいなというふうにも思いますし、広報活動にもしっかりと頑張っていただきたいと思います。 以上で、議案質疑終わります。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 公明党の中川幸次でございます。議案質疑をさせていただきます。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算について質疑をいたします。 その前に、民生費の子育てのための施設等利用給付事業費につきましては、通告をしておりましたが、これまで質疑がありましたので省きます。 そこで、まずは、民生費の生活困窮者自立支援事業費についてお伺いします。 これまで質疑がございました。そして、唐津市生活自立支援センターが実施している自立相談支援事業が実施された結果、就職決定となった方々が103人いらっしゃるということでありました。この方々が、その後どのようになられているのかということを確認しているのかどうかについてお尋ねいたします。 次に、2番目に、民生費の福祉就労支援事業費についてお伺いします。 この事業の目的がどのようになっているのか、また、令和3年度の決算額の内訳についてお尋ねします。 次に、重度心身障害者医療費助成についてお伺いします。 重度心身障害者医療費助成費の3カ年の利用人数と決算額についてお示しください。 次に、心身障害者日常生活業務給付についてお伺いします。 心身障害者日常生活業務給付について、過去3カ年の給付件数の推移と主な品目についてお尋ねします。 次に、支援対象児童等見守り強化事業についてお伺いします。 まず、この事業の目的についてお尋ねをします。 最後になりますが、衛生費の空き家等対策事業費についてお尋ねします。 予算現額また決算額執行リストにつきましては、質疑がございましたので省きます。 まず、この主な事業の実績について、事業内容についてお示しください。 以上で、1回目の質疑といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。 生活困窮者自立支援事業費でございます。唐津市生活自立支援センターの自立相談支援事業などにより、就職が決定した方の中には、就職以外に様々な事情を抱えた方がいらっしゃいます。このため、就職以外にも問題がないかなど、初めに十分に聞き取りを行っているところでございます。 また、就職決定後においても、必要に応じて本人と連絡を取り、その後の状況などを聞き取り、再度相談などを行う、フォローアップにも努めているところでございます。 次に、福祉就労支援事業費でございます。 本事業の目的でございますが、ハローワーク唐津が行う職業紹介、職業相談等の業務と、市が行う福祉相談、就労支援等の業務を一体的に実施するため、平成27年10月に福祉・就労支援コーナー、通称CoCoカラを設置し、生活保護受給者、生活自立支援センターの利用者及び母子・父子の世帯、母父等に対して、市とハローワークが連携して一体的な就労支援を行っているものでございます。 また、令和3年度決算額7万5,008円の内訳でございますが、本事業における費用につきましては、国と唐津市の一体事業ということで、協定書に基づき、本事業に係る費用を国と本市で分担して負担することとなっております。国は就職支援ナビゲーターの人件費、そのほか消耗品費、職業相談の運営等に係る費用を負担することとなっております。 一方、市が負担する経費としては、コーナー設置箇所に係る維持管理経費等を負担することとなっており、電気代として4万3,272円、ファクスに係る電信電話料として、3万1,736円を負担しているところでございます。 次に、重度心身障害者医療費助成でございます。 過去3年間の利用対象人数と決算額についてお答えいたします。 令和元年度2,786名、2億662万4,010円、令和2年度2,710名、1億9,665万10円、令和3年度2,588名、1億9,667万4,546円となっております。 なお、令和3年度の利用対象人数が減少しておりますが、受給資格変更届の提出がない死亡者や、提出について精査を行い、職権で資格を抹消したため、減少したものでございます。 次に、心身障害者日常生活用具給付でございます。 本事業の過去3年間の給付件数の推移でございますが、令和元年度2,959件、令和2年度3,046件、令和3年度2,974件となっております。 主な品目についてでございますが、ストーマ装具が2,502件で約84%、次に、紙おむつが420件で約14%となっており、令和元年度、令和2年度においても、同様の割合となっております。 次に、支援対象児童等見守り強化事業でございます。 本事業の目的は、新型コロナウイルス感染症の影響による見守り機会減少によって増加するおそれのある児童虐待などの対応の一環として、子ども食堂や、こども宅食等の地域に存在するネットワークを活用した見守り体制を強化することにより、潜在化した支援の必要な子供を早期発見し、適切な支援につなげることでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。 令和3年度の空き家等対策事業費決算の主なものといたしまして、唐津市空家等対策計画策定業務154万円、空き家改修事業補助金、申請件数3件で120万円、老朽危険空き家等除却促進事業補助金、申請件数1件で50万円、空き家バンク登録物件調査委託件数が12件で36万6,672円となっております。 事業の内容でございますが、まず唐津市空家等対策計画策定業務につきましては、市が取り組むべき空き家等に関する対策の基本的な考えを示した空家等対策計画策定に当たり、本市の空き家等の現状分析と課題整理を的確に行い、本市の実情に適した計画策定を効率的に進めるために、計画策定に係る支援業務の委託を行ったものでございます。 次に、空き家改修事業補助金につきましては、本市の空き家バンク登録物件を市外からの移住者が購入または賃貸を行う際に、空き家改修に要する費用及び不要財産の撤去に要する経費の2分の1を補助するもので、改修費が50万円、不要家財の撤去費が5万円を上限といたしております。 次に、老朽危険空き家等除却促進事業補助金につきましては、著しい老朽化による倒壊等により、周辺に与える危険性が高い空き家の解体に要する費用の2分の1を補助するもので、限度額が50万円となっております。 最後に、空き家バンク登録物件調査業務につきましては、空き家バンクに登録申請があった物件を佐賀県宅地建物取引業協会唐津支部に委託し、家屋の現況調査を行っていただくための調査費でございます。1件当たりの調査単価は3万556円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、民生費の福祉・就労支援事業費についてから、再質疑をさせていただきます。事業の目的について答弁していただきました。 それでは、次に、本事業の実績の推移についてどのようになっているのか。また、事業効果をどのように捉えておられるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 本事業の実績の推移でございますが、直近の3カ年でお答えさせていただきます。 令和元年度の相談件数は1,743件、そのうち就職につながった実績は199人。令和2年度の相談件数は1,729件、そのうち就職につながった実績は208人。令和3年度の相談件数は2,185件で、そのうち就職につながった実績は200人となっております。 本事業の効果でございますが、国と市の協定に基づき、市の就労相談員、就労支援員、母子・父子自立支援員と国の就職支援ナビゲーターとの連携強化が図られ、支援対象者に対して寄り添った支援を実施することができていると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) ここ3年間ということで、相談件数、また就職につながった件数等も増えてきているようであります。 それでは、今後の事業展開をどのように考えておられるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 今後の事業展開でございますが、引き続き、ハローワークとの連携を強化し、市報やホームページへの掲載、また、市民センターでの巡回相談を設けるなど、福祉・就労支援コーナーの周知を図ることで、1人でも多くの方の早期就労につながるよう、努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) よろしくお願いします。 それでは、次に、重度心身障害者医療費助成費について再質疑をいたします。 利用対象人数ということについて、実際に、この助成を受けられた方の人数ではなくて、対象者の人数ということで確認ができたところでございます。 そして、それでは令和3年度に精神障害1級の方が新たに助成対象に追加されましたけど、その効果についてどのように見ているのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 令和3年度に精神障害者保健福祉手帳1級の方が助成対象に追加され、44名の方が助成対象となりました。なお、精神障害者保健福祉手帳1級所持者の方には、通院、精神病床入院を除く入院と薬局での医療費の一部を助成しております。 精神病床入院が対象外となっているのは、通院のみを対象とする自立支援医療の精神通院助成との整合性を欠くこと。また、入院の長期化を助長する懸念もあり、国の指針に基づく入院生活から地域生活への移行推進の観点から見て課題があることから、助成対象外となっているところでございます。 効果についてでございますが、対象世帯の経済的負担が軽減され、対象者が必要な医療を受けやすくなったものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) まだまだ課題といいますか、問題もあるようでありますけども、一歩前進しているというふうに思います。 そしてまた、一つの課題といたしまして、現在の助成方法が償還払いとなっておりますけども、やはり利用者の方は現物給付方式への希望が多いというふうに思っております。現物給付化に向けての取り組み状況についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 令和3年度は、佐賀県主催の障害保健福祉に関する意見交換会が開催され、市としましては、現在の償還払い方式から現物給付方式への見直しを引き続き要望をしております。 また、県内4ブロックに分けた圏域作業部会による意見交換会が開催されましたが、各市町の財政的な課題もあり、各圏域の意見としては統一された状況ではございません。 令和4年度は、給付方式の変更について知事要望を行い、8月に開催された県と市町による意見交換においても、課題について協議を行っております。 今後も引き続き、県内市町と協議を行い、情報共有をしながら、給付方式の見直しと見直しに伴う費用の財政支援など、県への要望を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 引き続き、よろしくお願いしたいというふうに思います。 次に、心身障害者日常生活用具給付について再質疑をいたします。 過去3年間の給付件数等について答弁をいただきました。 ストーマ関係、また紙おむつ関係が──でも、これでも98%というようなことで、件数については理解できたところであります。非常に消耗品的な形で利用されている方の場合が多いということだと思います。 ほかの品物等については、1回購入すると長期間使えるというようなことで、件数としては上がってきていないんじゃないかなというふうに理解をしたところでございます。 そこで、令和3年度、新たに暗所視支援眼鏡と音声式の視覚障害者用血圧計が追加されましたが、その給付実績についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 令和3年度に新たに追加した品目、暗所視支援眼鏡と音声式の視覚障害者用血圧計の給付実績でございますが、暗所視支援眼鏡は1件で、給付額は39万5,000円。音声式視覚障害者用血圧計は2件で、給付額は2万8,500円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 件数としては、やはり予算と比べ少なかったように思います。 私は、こういった事業が利用できる人にちゃんと情報が届いているのかなというと、まだ知られていない方もおられるのではないかなというふうに思っておるわけでありますけども、そういう点で、周知方法が重要であると考えております。この事業の成果とまた周知方法についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 事業の成果としましては、障害のある方の日常生活の支援を図り、福祉の増進に寄与できたものと考えております。 事業の周知方法につきましては、通年、市ホームページに掲載しておりまして、令和3年度に品目を追加したときには、市報、チャンネルからつで広報をいたしております。 暗所視支援眼鏡につきましては、指定眼科医に案内しておりまして、眼科においても紹介いただいてるところでございます。また、障害者手帳交付時に窓口での案内を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、次の支援対象児童等見守り強化事業について再質疑をいたします。 事業の実績及び子ども宅食については、その支援世帯数についてどのようになっているのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 実績額でございますが、補助金の交付総額は675万1,000円でございます。内訳でございますが、子ども食堂は申請14団体で535万5,000円、1団体当たり平均38万2,500円です。 子ども宅食は、申請3団体で139万6,000円、1団体当たり平均46万5,300円でございます。また、子ども宅食実施団体が本事業において支援を行った世帯でございますが、3団体が39世帯に対し、延べ87回の訪問を実施されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 分かりました。 それでは、この事業につきまして、県内の自治体の実施状況。また、県内の子ども食堂等の状況についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 令和3年度に佐賀県内において支援対象児童等見守り強化事業を実施した自治体は、唐津市と伊万里市でございます。 また、県内における子ども食堂等の状況でございますが、子ども食堂は県内全域で約80団体、そのうち本市が25団体。子ども宅食は県内全域で約10団体、そのうち本市が4団体でございます。 県内の子ども食堂の約3割、子ども宅食の約4割を占める団体が本市で活動をしている状況でございます。 こうした地域の見守りに対する機運の高まりを損なわないよう、実施団体と今後の活動を支えるとともに、しっかりと連携を行い、子どもたちに対する見守りの目を強化していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 引き続き、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、最後の衛生費の空き家等対策事業について再質疑いたします。 空き家対策計画を策定されたということでありますけども、このことによりまして、今後の取り組みがどのように進めていかれるのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 空き家等対策計画を策定したことにより、当該計画に示した対策の方向性に基づき、空き家等対策協議会及び各種部門における専門の関係団体との連携を行いながら、管理不全な空き家等に対する措置を行っていくこととなります。 それから、財政面のメリットといたしまして、令和4年度から老朽危険空き家の除却に要する費用に対し、市が補助金として交付した額の50%が国からの交付金として充当ができることとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) いくつかメリットが生まれてきているようであります。 それでは、この空き家対策事業の成果と、また今後の取り組みについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 空き家等対策事業の成果といたしましては、危険空き家等の解体が少なからず進んでおりまして、令和3年度においては14件の空き家の解体が実施されております。また、空き家の流通促進に関しましては、固定資産税の納税通知書の発送に合わせて、空き家バンク制度の内容を掲載したチラシを同封することにより、空き家バンクの登録物件数の確保につながっているものと認識しております。 今後の取り組みといたしましては、現在、令和4年度においては老朽危険空き家等の除却促進補助金の要件緩和を行っておりまして、危険空き家の除却の推進を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 今後、しっかりした取り組みをお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 公明党の白水でございます。議案質疑をいたします。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出予算決算でございますが、私は産業経済の委員会の分野に限って質疑をさせていただきたいと思います。 まず最初に総務費、移住促進プロジェクト費ですけど、その中で移住者の推移、そしてまた、移住促進加速化プロジェクトの内容と成果、さらには根の家の整備内容、そして、実施団体等については前任者から質疑がありましたので、重複しておりますので割愛をいたします。 まず初めに、移住者数、そしてまた、相談件数も増加をしているというふうなことになっておりますが、その要因をどう捉えているかということについてお伺いしたいと思います。 2番目に、出会い創出事業です。これも婚活イベントの内容と参加状況、さらには出会いサポートセンターの登録者数、そして、その実績等については質疑があっておりますので、重複しておりますので割愛をいたします。 まず初めに、唐津市が行った婚活イベントの内容について、どのようにして決定をし、開催されてきたのかということについてお伺いしたいと思います。 3番目に、唐津市市民交流プラザ運営費でございますが、市民交流プラザの運営費の内容、内訳について、まずお伺いしたいと思います。 4番目に、ふるさと寄附金の推進費でございます。 このふるさと寄附金は、モーターボート特別会計とともに、厳しい唐津市の財政を支える財源でございますが、その成果と今後の方針について伺いたいと思います。 まず、令和3年度実施した事業内容とその成果についてお伺いをしたいと思います。 5番目に、ふるさと集落活性化事業でございますが、令和3年度は集落支援員が7名、そして、地域おこし協力隊が2名ということでありました。 活動の内容について、その見直し、そしてまた、その検証についてはどうされてきたのかということについて伺いたいと思います。 6番目に、農林水産業費の林道維持管理費ですけど、実施した事業の内容と、ここ3年間の事業料の推移についてお伺いしたいと思います。 次に、7番目に、商工費でございます。中小企業の小規模事業の融資預託金の問題であります。まず、預託金の内容についてお伺いをしたいと思います。 最後に、8番目、企業誘致推進費であります。これも2名、3名の方から議員が質疑をしております。重複しているのは省きます。 まず、9件ほどが現地視察をされたということでございますが、企業の現地視察の対応についてどのようにされたのかということについて、お伺いしたいと思います。 1回目の質疑でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) ご質疑にお答え申し上げます。 私から4項目でございます。 まず、移住促進プロジェクト費の中、移住者の増加の要因についてでございます。 移住者数、相談件数とも順調に推移しております要因としまして、3つあると考えております。 まず1つ目に、本市では平成28年度から本格的に移住事業を開始し、移住に関する情報発信を継続してきてきたことにより、知名度が上昇してきたこと。2つ目に、NPO法人唐津Switchへの委託による移住相談体制の充実を図ったことにより、移住希望者が気軽に相談しやすい体制を整えたこと。3つ目に、新型コロナウイルスが蔓延して以降、全国的に地方回帰の流れが顕著になったことで、テレワークが推進されるようになり、唐津市に限らず移住を検討する人が増えたこと。これらの結果、移住者も相談件数も大きく増えてきていると考えております。 続きまして、出会い創出事業、唐津市が行った婚活イベントの内容、どのようにして決めたのかということでございます。 婚活イベントの内容の決定でございますが、令和3年度の婚活総合支援業務といたしまして、オンライン出会いイベント、ライフデザインセミナー、対面式出会いイベントの3つを実施しております。 まず、オンライン出会いイベントでございますが、こちらは令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、オンラインでの出会いイベントを継続することにいたしました。 次に、ライフデザインセミナーでございますが、唐津市への移住婚を検討していただくために、オンライン出会いイベントの参加者を対象に、唐津での移住婚を想定したセミナーを実施しております。 最後に、対面式出会いイベントでございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着きを見せたことから、アフターコロナを見据えたイベントを開催すべく、直接会って交流できる対面式の出会いイベントを開催したところでございます。 続きまして、唐津市民交流プラザの運営費の内訳でございます。 唐津市民交流プラザ運営費の令和3年度の決算額は2,121万765円でございまして、その内訳は施設使用料が62万400円、火災保険料が2万4,907円、備品購入費が2万5,960円、負担金が906万2,074円、こちらは共用部分の光熱水費や修繕に関する負担金でございます。また、返還金が14万7,424円。こちらにつきましては、令和2年度の共用部分に関する負担金の精算が、令和3年度の大手口センタービル管理組合総会で決議され、余剰金が発生したため、管理組合より返還金を受領しております。このため、令和2年度に光熱水費の負担金を徴収した2社に対しまして返還金が発生したものでございます。また、委託料が1,133万円、こちらは指定管理者への指定管理料でございます。 続きまして、ふるさと集落活性化事業費の中の集落支援員の見直し、検証などの作業が実施されているかということでございます。 集落支援員及び地域おこし協力隊の隊員によります活動報告会などを随時開催しております。それぞれの集落支援員や地域おこし協力隊、隊員ごとに活動内容が異なりますので、相互に活動内容や意見交換を通じてスキルアップを図る場を設けております。 活動報告会をきっかけに、新任の、例えば厳木地区担当の集落支援などがベテランの集落支援員の活動に同行するなどして、イベント開催支援のノウハウの習得などに努めていると報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 白水議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうには、3項目ございました。 まず、ふるさと寄附金推進費の令和3年度の事業内容とその成果についてでございます。 令和3年度に実施いたしました、ふるさと寄附金推進費の主な事業内容についてでございますが、令和3年10月から新たにポータルサイトといたしまして、ANAのふるさと納税を開設し、5つのふるさと寄附のポータルサイトにおきまして、ふるさと寄附金の返礼品として、唐津産品のPRを行い、寄附金の受入れを行ったところでございます。 定期的に返礼品を発送する定期便や唐津焼、おせち等の返礼品のラインアップの強化、ポータルサイトにおける既存返礼品ページのブラッシュアップを実施したほか、令和2年度に寄附をいただきました寄附者21万1,500名に対し、お礼と寄附金活用事業を掲載したメールの送信などを行い、本市のふるさと寄附金事業の周知を図ったところでございます。 時代のニーズを捉えた新たな返礼品の提案やポータルサイトにおける返礼品の見せ方の改善により寄附者数の増加につながり、令和3年度は、寄附件数としまして30万6,525件、寄附金額といたしまして50億2,946万9,452円の寄附を受入れたところでございます。また、令和3年度に返礼品の調達に要した費用は約13億6,800万円でございました。 本市の場合、返礼品の提供は市内事業者の方に限定しているため、1年間で約13億6,800円は市内事業者の方の収益向上につながったのではないかというふうに考えております。 次に、中小企業小規模事業融資預託金の事業内容でございます。 市内の金融機関に新制度融資の原資を預託し、市内中小企業者への融資の円滑化を図ることにより、資金繰りの支援を行っているものでございます。 市内に店舗がございます佐賀銀行、唐津信用金庫、佐賀共栄銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行、十八親和銀行の6行を預託先としております。 預託金の3倍以上の額の融資枠を設定し、融資を実行していただいているところでございます。 令和2年度からコロナ対策、対応措置といたしまして、融資制度の拡充を行っており、融資上限を1,000万円の2口から2,000万円の3口に、また据置期間を1年以内から2年以内に延長しています。なお、貸付期間は10年以内で、貸付利率は1.3%となっております。 次に、企業誘致推進費でございます。 令和3年度に現地視察を行った企業への対応というご質疑でございました。 令和3年度に現地視察を行った企業におかれましては、IT関連事業が8社、あと半導体関連企業が1社ございました。そのうちIT関連企業につきましては、市担当者から市の概要、優遇制度などの説明を行いまして、オフィス物件の視察、既に立地いただいております同業種の企業や唐津ビジネスカレッジとの面談などを行っていただいたところでございます。 半導体関連企業につきましては、厳木工業団地の現地視察をされまして、市の概要、優遇制度、人材確保などの支援内容の説明を行ったところでございますが、最終選考まで残ったところでございますが、残念ながら誘致には至らなかったというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 白水議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは、林道維持管理事業の内容と直近3カ年の事業料の推移についてということでございました。 林道維持管理費では、道路維持補修工事、道路改良工事、草刈り等の委託業務も実施しているところでございます。 直近3カ年での道路維持補修工事の件数は、令和元年は4カ所、令和2年度は8カ所、令和3年度では13カ所実施しております。 道路改良工事の件数でございますが、令和元年では11カ所、令和2年度では6カ所、令和3年度では6カ所実施しております。 草刈り等委託業務の件数でございますが、令和元年度では57路線、令和2年度では66路線、令和3年度では60路線で実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) それでは、再質疑をいたします。 まず、移住促進プロジェクト費でございますが、まず、県内の市町の移住者の状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 令和3年度におきます他市町における移住者の実績についてでございますが、佐賀市が5世帯12人、鳥栖市が6世帯14人、多久市が9世帯20人、伊万里市が5世帯9人、武雄市が9世帯17人、鹿島市が2世帯2人、小城市が3世帯3人、嬉野市が30世帯63人、神埼市が27世帯44人。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) ただいま各市町における移住者の数を列挙していただきました。 それでは、空き家バンクの登録状況とバンク利用による移住者についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 平成29年度に空き家バンクに登録された物件数が38件、成約したのが16件、うち移住者が利用したのが8件となってございます。同様に、平成30年度は、登録物件数14件、成約11件、うち移住者の利用が3件。令和元年度は、登録物件数32件、成約9件、うち移住者の利用が4件。令和2年度は、登録物件数32件、成約19件、うち移住者の利用が2件。令和3年度につきましては、登録物件数29件、成約19件、うち移住者の利用が4件でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 移住者についても、例えば基山町あたりはやっぱり地理的なものがあるから27世帯81名と、やはりそれだけ地理的なこともあると思います。 地方創生の移住支援事業の内容とその件数についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 地方創生移住支援事業補助金は、国が制度化した事業でございます。 東京圏から移住して起業、就業、勤務先を変更しないテレワークを継続した人に対しまして、単身者で60万円、世帯で100万円の移住支援金を交付する制度でございます。 これまでの交付状況でございますが、令和2年度は、1件で60万円を支給しております。対象者は単身で移住し起業された方でございます。 令和3年度につきましては、5件の460万円を支給しており、こちらは家族で移住し就業された方が2件、家族で移住し、テレワークを継続された方が2件、単身で移住し起業された方が1件でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。
    ◆28番(白水敬一君) この移住プロジェクト費については、2日間で様々な議案質疑の中で指摘等や提案等もあっておりますので、それを真摯に受けながら検討していただきたいと思います。 それでは、出会い創出事業でございますが、これまでのイベントの効果、成果として、イベントに参加された方がカップル成立すると、成婚者、どう把握してあるのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 これまでの婚活イベント参加者のカップル成立及び成婚状況でございますが、カップル成立で申し上げますと、令和元年度が3組、令和2年度が13組、令和3年度が5組でございます。そのうち成婚された数につきましては、交際後の状況について確認が取れておりませんので、成婚状況は把握できていないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) それでは、唐津の婚活事業者、民間業者ではどのぐらいあるのか、把握されているのか。そしてまた、その事業者との連携、また協議、交流は行っているのかどうか。そして、その民間事業者との出会い創出のイベントの開催。このあたりがどのように民間業者としては行われてきたかという、成立数も併せて、把握されているのかどうかについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 本市では、市内の民間事業者を把握しておりませんが、市内の民間事業者から婚活事業に関する提案などなされた場合には、その都度協議をさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 唐津市内にも、そしてまた県内にも様々な婚活イベントをされている業者もありますので、連携、把握をしながら、連携をしてやっていただきたいと思います。 唐津市における婚活事業や参加者、カップルの成立するあたりはまだまだ少ないと思いますけど、最近ではマッチングアプリ等で知り合った、成功につながったという事例も、テレビ等、マスコミ等で大分取り上げておりますが、令和3年度に実施した婚活事業の成果、これを部長としてどのように見ているのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 令和3年度の婚活総合支援業務の効果でございますが、本市といたしましては、令和3年度におきまして、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、感染のリスクを避けつつ、出会いの場を提供するものとして、オンライン出会いイベントを開催し、5組のカップルが成立したことは一定の効果があったものと認識しておりますが、一方で、オンラインでの婚活はやはり難しい面もあり、参加者、ハードルが高いと感じられる方もいらっしゃいますので、課題が残るものであったと感じております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) やはり20市町の担当の方々がどのような業務体制、どのような推進をしていたかということを把握されてやっていただきたいというふうに思っております。 続きまして、市民交流プラザの運営費であります。 決算では、市民交流プラザの使用料が173万6,033円となっております。 令和3年度、ちょうどこの令和3年度から指定管理制度が導入されておりますが、コロナ禍の中で利用が減少し、そして、施設の運営にも影響が出ているのではないかというふうに思っているところでございますが、多目的ホール、そして、会議室の利用状況はどのようになっているのか。また、令和3年度はコロナ前の元年度と比較してお伺いしたいと思いますし、また、その会議室、市民ホールについてですけど、唐津市という自治体が利用した場合と民間が利用した場合の割合はどのぐらいあるのかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 市民交流プラザの会議室等の利用状況についてでございますが、令和3年度につきましては、多目的ホールの利用が53件、会議室の利用が1,339件、全体で1,392件の利用実績でございます。なお、ホール、会議室等の使用料収入につきましては406万3,143円となってございます。 次に、コロナ禍前の令和元年度につきましては、多目的ホールの利用が121件、会議室の利用が1,710件となっており、全体で1,831件の利用がございました。なお、ホール、会議室等の使用料収入につきましては510万5,782円となっております。 令和3年度と令和元年度を比較いたしますと、利用件数ベースで439件、23.9%の減となっております。 会議室等の使用料収入ベースでは、104万2,639円、20.4%の減収となってございます。 また、唐津市が多目的ホールを利用した状況でございますが、令和3年度の多目的ホールの利用、全53件のうち、唐津市が利用しましたのは6件でございまして、全体に占める割合としましては、約11.3%でございます。 令和元年度の多目的ホール利用、これも全121件のうち唐津市が利用した回数は17件、割合としましては14%という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) この会議室、また市民ホール、多目的ホールの利用について、やはり民間がもう圧倒的に多いということであります。 やっぱりコロナ禍でもありますけど、今後の利活用についても、もっともっと知恵を出しながら、拡充をお願いをしたいというふうに思っているところです。 続きまして、ふるさと寄附金事業でございます。 寄附の受入額、令和2年度と比較すると約6億2,200万円も増加をしています。この増加の要因についてどう見ているのかということについて、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年7月29日に総務省から公表されました、ふるさと納税に関する現況調査結果におきまして、本市の寄附受入額につきましては、全国では16位、九州では5位、県内では1位でございました。 令和3年度におきましても、前年度に引き続き、時代のニーズを捉えた新たな返礼品の提案やポータルサイトにおける返礼品の充実、見せ方の改善等に重点を置き、本市の魅力ある産品のPRを心がけてまいったところでございます。その結果、寄附受入額や寄附者数の増加につながったものと捉えているところでございます。 また、全国のふるさと納税の受入額が、令和3年度は約8,302億円で、前年度比の1.2倍の寄附の受入れとなっておりまして、ふるさと納税制度を理解された寄附者の増加、また新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣籠もり需要なども、ふるさと寄附金が増加した要因として捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 担当者の方々の尽力も、その要因だというふうに思っているところであります。 それと、次に、返礼品における寄附受入額の業種、このあたりの上位と返礼品の選定条件についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 本市における返礼品ごとの寄附の受入状況でございます。寄附額の多い順から、ハンバーグ等の肉加工品、牛肉、海産物加工品、鳥肉、フルーツなどの青果の順で寄附を頂いているところでございます。 また、返礼品の選定条件につきましては、国が定めました地場産品基準に該当するもののみとしておりまして、本市のふるさと納税の返礼品としてはそういう状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 今、マスコミで盛んにPRしている、運営しているポータルサイト。これについてお伺いをしたいと思います。状況等も含めてです。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度は前年度から継続しております「さとふる」「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「ふるなび」の4つのふるさと寄附ポータルサイトに加えまして、令和3年10月から新たにANAのふるさと納税を加えた5つのふるさと寄附ポータルサイトに返礼品を掲載することで、サイトユーザーに向けて唐津産品をPRしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) それでは、都道府県別ではどの地域からの寄附が多いのか。また、九州管内ではどうなのかということを改めて確認をしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 全国の都道府県別の本市への寄附状況でございますが、金額及び件数ベースともに東京都、神奈川県、大阪府の順で寄附をしていただいているところでございます。 また、九州管内におきましては、同じく金額及び件数ベースともに、福岡県、熊本県、あとは県内の順で寄附をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) やはり、関東、関西が多いということでございます。 では、この業務の人員体制と業務内容についての確認をしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 業務人員体制でございます。令和3年度におきましては、課長1名、係長1名、係員2名及び会計年度任用職員2名の6名体制で業務に従事しているところでございます。 業務内容といたしましては、主に寄附者からの問合せに対する対応や、寄附申出書による寄附の受入れ、返礼品提供事業者の新規登録に関すること、返礼品の追加や変更に関することなどがございます。 特に、寄附者からの問合せにつきましては、継続した唐津ファンづくりのための機会と捉えておりまして、寄附に対するお礼と唐津産品のPRを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 会計年度職員も合わせて6名で50億円の寄附金を生み出しているということで、何も文句をつけることがございませんが。あえて言うならば、今後の課題、取り組みについてどう考えているのかということでお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 今後の取り組みについてというご質疑でございました。寄附受入額、寄附件数及び寄附者数が増加していることから、ふるさと寄附金を通しての関係人口の増加には結びついているというふうに捉えているところでございます。 今後の取り組むべき課題としましては、増加した関係人口を維持していくことが重要と考えているところでございます。 今後も、本市のふるさと寄附制度の目的であります、市の産品のPRと地域経済の活性化を図るため、返礼品の充実や積極的なPRを行うことで、唐津ファンの皆様を増加させる寄附の受入れ増を目指しますとともに、これまでの寄附者など関係人口とのつながりを継続しまして、これが交流人口、定住人口へとつながるよう、関係部署と連携協力し取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) では、平成28年度に創設された企業版ふるさと納税、つまり地方創生の応援税制です。これも企業が自治体への寄附を通じて地域活性化を後押しする、法人関係税から税額控除が受けられるとこういうものでありますが、唐津市の企業版ふるさと納税の取り組みとその実績について、お伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 本市では、企業版ふるさと納税を活用するために必要な地域再生計画を策定いたしまして、令和2年3月末に内閣府の認定を受けております。これによりまして、令和2年度から企業版ふるさと納税の寄附を受け入れることができるようになったところでございます。 これまでの実績といたしましては、令和2年度が1件、金額にいたしまして500万円、令和3年度が1件、金額にいたしまして68万3,155円の寄附の受入れを行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 2021年度、昨年度の企業版ふるさと納税、全国では前年度の1.9倍で3,098社、そして寄附件数も2.2倍で4,922件と、圧倒的に増加をしている。こういう状況でございます。 例えば、受入額の最多が静岡県の裾野市。これが約17億円とJR駅の周辺のインフラ事業に充てる。 そして、2番目が約10億円。これ、資料を渡していると思います。群馬県の太田市。これが新たな市民体育館の建設に充てると。このような形で、企業版ふるさと納税を事業に活性化のために使っている。 このように各自治体ももうそろそろ本格的な導入推進が行われていると思います。唐津市における今後の推進について、どう取り組んでいくのかお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 企業版ふるさと納税の寄附は有効な財源であると考えておりまして、PRの強化を図るため、制度の説明や寄附対象事業の紹介、これまでに寄附を頂いた企業の紹介などを今年度、市のホームページ上で開始をいたしたところでございます。 今後は、寄附実績が大きい他の自治体の取り組みを参考に、寄附いただける企業を増やすための方策などについても研究し、さらなる推進を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) では、ふるさと集落活性化事業でございます。 地域の皆さんが考えるイベント企画等々を大切にしなければなりませんが、集落支援員が、地域の方々と連携をして実現した、こういう事例等があったらお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 集落支援員の活動は、人と人とのつながり、そこから地域づくりの機運や実際の活動につなげていくことが重要であると考えております。 ただ見守るだけではいけませんし、適切なアドバイスをしつつ、地域の皆さんと一緒になって企画を実現していくことが求められます。 久里地区を担当する集落支援員の事例をご紹介しますと、令和3年度に下久里区が唐津市がんばる地域応援事業補助金の、小さなチャレンジ事業で、農閑期の圃場にレンゲを植えて、久里地区の名物をつくる企画が実施されております。 看板の作成に子供たちも参加し、多世代での活動が非常に好評だったと伺っております。その成果を見た担当の集落支援員が、久里地区全体で取り組んではと提案したところ、今年度は久里地区まちづくり会議の全体事業として実施されることになっております。 このように小さなチャレンジ事業として、1つの行政区が取り組まれたイベントを、校区全体での取り組みまで広げることができたのは、地域と集落支援員の連携、コミュニケーションがうまくいってるのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) この事業について、やはり人により地域の活性化を図るということでありますが、なかなか難しい取り組みでもあります。すぐに成果の上がるものではありませんが、この主要施策成果説明書には「各地域の活性化につながった」というふうに記載されてありますが、具体的に、どのような成果が上がった事業等があるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 このふるさと集落活性化事業費では、集落支援員7名と地域おこし協力隊2名が、積極的に地域に出向いて、地域の伴走役を務めております。 大良地区を担当する集落支援員の実績を、事例としてご紹介させていただきますと、大良地区では、令和2年度に10年後ありたい姿「大良しあわせビジョン2030」という指標を策定されております。 このビジョンを具体化する取り組みとしまして、唐津市がんばる地域応援事業補助金などを活用し、様々な取り組みが企画、実施されておりますが、集落支援員はこの活動を支援しております。 また、令和2年度から山都美文化と音楽のフェスティバルというものを開始され、コロナ禍でも行える音楽イベントとして、屋外で様々な工夫を施し実施されております。今年は、3回目の開催に向けて現在準備が行われております。 このような集落支援員の伴走により、継続的なイベントが育っていることなどから、主要施策成果説明書では「各地域の活性化につながった」と評価させていただきました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 以前、私は議会の質問等で、大分県の竹田市における地域おこし隊、また集落支援員を、地方交付税の算入を財源として積極的に導入されている事例を紹介をしたことがあります。 唐津市の地域が抱える問題、課題を解決する取り組み等について、適合する人材を採用するというのは大切だというふうに思っておりますが、その後の検討、対応についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 議員からご紹介いただきました竹田市をはじめ各地の事例について情報収集をいたしました。 本市では、平成29年度から、しばらく地域おこし協力隊は採用していない時期がありましたが、令和3年度から採用を再開しております。 令和3年春から、七山地区に地域おこし協力隊を2名採用、また令和3年6月補正予算におきまして、相知の蕨野地区での地域おこし協力隊の採用準備に関する予算を承認いただきましたので、蕨野地区に関する課題の整理や募集事務を行い、令和4年、今年度6月から、地域おこし協力隊1名を採用しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) この項、最後の質問であります。 このふるさと集落活性化事業、もう10年以上もたちます。こういった中で、これまでの活動とその事業の評価、そして、今後の事業と方向性についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 最初に地域おこし協力隊の採用を行ってから、10年以上が経過しております。ふるさと集落活性化事業費では、総務省の地域おこし協力隊や集落支援の制度を活用しておりますが、地域おこし協力隊は任期が3年と限りがあり、隊員の任期中のみ実施され、地域に根づかなかった活動というのも正直ございました。 しかしながら、離島留学事業のように、地域おこし協力隊の隊員が発案し、離島住民や後任の集落支援員の手により現在も継続され、地域の活性化に寄与している事業もございます。 早急に成果を出すことは難しいかもしれませんが、地域おこし協力隊や集落支援員が、地域に寄り添い、一緒に考え、汗を流すことで、持続的な地域の在り方を模索していくことが、地域づくりに必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) これからも継続をし、推進をしていくという部長の答弁であったというふうに思っているところであります。 では、6番目の農林水産業の林道維持管理費でございますが、既設の林道が、昨日では100路線、311キロということでありますが。この既成林道の維持管理の方向性、それと新規林道開設。これをどうしていくのか、考え方についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 まず管理の方向性でございますが、下刈り、間伐などの森林施業や木材搬出を円滑に行えるよう、車両通行に支障を来さない維持管理を行っていきたいと考えているところでございます。 林業の円滑化・活性化のために地元からの要望等がございましたら、今後は林道から山へ連絡する林業専用道路計画も推進しながら、より林業が行いやすい道路網管理を行っていきたいと考えております。 また、新規開拓路線の考え方についてでございますが、一定の路網整備については、もう、おおむねできているというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) では、この林道の維持管理についても、その周辺地域、そこがもう本当、急速な高齢化によって管理が困難になっていく。これはもう先日も出ました。 そしてまた、県の森林環境税によります、私有林、民有林の間伐作業が、これから一段とこの税金によって推進されていくわけですが。今年も8,000万円以上の事業が計上されております。 このように、林道の維持管理は不可欠であると思います。しかし、補助金がございません。こういった中で財源も含めて、この林道の維持管理をどのようにして推進していくのかということについて、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 林道の維持管理につきましては、現在の林道維持管理費で実施していくとともに、他の補助金等の活用を、現在検討しているところでございます。より細やかな維持管理ができる体制づくりを行うとともに、安全な林道づくりに向けて、林道維持管理を推進していき、ひいては森林の整備が促進されるように努めてまいりたいと考えております。 先ほど議員ご案内の森林環境税譲与税を活用した、からつの元気な森づくり事業費の中で、対応が一部可能だという情報がございました。現在、担当課でございます農地林務課のほうで検討を重ねているところでございます。 ただし、この、からつの元気な森づくり事業は、荒廃した私有林の整備を第一の目的としております。林道の維持管理にどれだけ対応できるのかというところもございますが、国・県そして他地区の事例等を参考にしながら、検討させていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 環境譲与税の活用については、よろしくお願いをしたいと思います。 では、次、7番目の商工費の中小企業の預託金の問題でございます。 これ、預託金についての業種別・資金別の融資実績についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度の融資実績は、全体で141件の6億6,806万4,000円でございました。 融資件数が多い主な業種といたしましては、建設業が44件、1億9,510万円、卸売業・小売業が29件、1億5,067万円、宿泊業・飲食サービス業15件、5,680万円。 資金別では、運転資金86件、4億3,360万4,000円、設備資金20件、1億2,965万円、運転設備資金35件、1億481万円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) この融資預託金の効果・成果について、数値的にお願いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) お答えいたします。 市預託金3億4,000万円を、市内の金融機関6行に、融資実績に応じて配分預託をしています。令和3年度の融資実績が合計141件の6億6,806万4,000円となっているところでございます。 市の預託金を、制度融資の原資として活用し、金融機関での融資が円滑に行われていることで、市内中小企業者の運転及び設備に必要な資金調達の役割の一端を担い、経営安定化に寄与しているものと捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) では、令和3年度の融資残高とその対応についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) お答えいたします。 令和3年度末の融資残高は、484件、13億4,506万3,000円となっております。なお、令和2年度末の融資残高は、477件、12億843万1,000円となっており、令和2年度に対しましては、令和3年度末は、若干の融資残高増となっているところでございます。 ただ、コロナ禍前の令和元年度末の融資残高が、772件、22億429万円となっておりまして、令和3年度末と令和元年末と比較いたしますと、融資残高は大幅に減少しているところでございます。 その要因といたしましては、コロナウイルス感染症の拡大による資金繰り対策として、新たな国・県の制度融資が創設されたことに伴いまして、市の制度融資よりも融資条件が、それらの制度が有利であったため、国・県制度の利用による融資の借換えや一本化が行われたことで、市の制度融資の残高が減少したものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 先ほどの部長の答弁の中で、借入れの据置期間が1年から2年以内に延びたと。そしてまた、融資上限の引上げがあったと。これらの効果についてお伺いしたいと思いますし、また、コロナ禍の中に、事態は少しずつ収束には向かっていくものですが、関係業界は依然として物価高騰等で、厳しい収益の減少をしている。 だから、これからの償還が大変だと。今後の経済状況、また今後の対策として、どういったことをやっていくのかということについて、お伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 答えいたします。 コロナ禍の特例措置といたしまして、令和2年度に融資上限の引上げ、据置期間の延長を行いました。 それら特例措置によりまして、借入れ当初に、利用者の月々の償還負担が少なくなり、当面の事業安定化に集中できるなど、資金繰りに一定の効果があったものと捉えているところでございます。 一方、長引くコロナ禍の中での物価高騰は、事業活動の回復を目指していた事業者に大きな痛手となっておりまして、これから償還が始まる事業者の環境は大変厳しいと捉えているところでございます。 金融機関におかれましては、中小企業が資金繰り困難になった場合には、返済額の減額や償還の繰延べなどを、償還計画の見直しなど条件変更に応じられております。そういったことで償還負担の軽減を図られているところでございます。 市といたしましても、事業者のサポートができるよう、国のセーフティネット保証を利用した資金繰りの支援でありますとか、事業再構築補助金等の国・県の支援制度について、案内周知を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) この項、最後の企業誘致推進費の再質疑でございます。 今、厳木工業団地の状況について、先日も質問がございました。 その中で、もういつも言われる人材確保が難しい、そしてまた、下水道が整備されていないなど、様々な問題点や指摘をされております。 それであった下水道の整備はできたのか。また概要についても、簡略にお願いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) お答えいたします。 先ほど議員からご紹介がありました、厳木工業団地の様々な課題でございます。 下水道の整備につきましては、今年度末に何とか完了できるような方向で実施をしているところでございます。 また、そのほかにも、いろいろな企業の方からの要望がございます。そういった部分につきましても、解決できる部分につきましては取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) それでは、現在の県内の工業団地。この現状についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) お答えいたします。 県内には現在、分譲中、造成中、造成予定を含めまして、本市の厳木、石志の両工業団地を含めまして、10カ所の工業団地がございます。そのうち、現在分譲中の工業団地としましては、本市の厳木、石志の工業団地、新産業集積エリア有田、伊万里東部工業団地、七ツ島工業団地、佐賀大和インターチェンジ工業団地、鳥栖北部丘陵新都市の7団地がございます。 現在、造成中及び造成予定の工業団地といたしましては、新武雄工業団地。これは仮称でございます。東脊振インター工業団地、佐賀市県営産業用地。これも仮称でございます。以上の3団地が造成予定となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。 ◆28番(白水敬一君) 先月も鳥栖の工業団地にアサヒビールが進出をいたしました。やはり、地理的な不便さは否めないとそういうふうに思っておりますが、企業用地のターゲットの業種を絞ること、そしてまた佐賀県との連携も必要ということですけど、そのほかに、どういうふうな形で今後進めていくのかということについて、お伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) お答えいたします。 先ほどから答弁いたしておりますとおり、令和3年度の誘致実績としましては、誘致目標件数は達成できたところでございますが、厳木工業団地、石志工業団地につきましては、分譲に至らなかったところでございます。 先ほど議員からもご紹介がありましたとおり、私どもといたしましては、今後も引き続き佐賀県と連携した誘致活動を行うとともに、企業から頂いたご意見や社会情勢を研究分析すること、また他自治体等の誘致事例などを参考に、新たな誘致手法を取り入れつつ、厳木工業団地及び唐津市石志の工業団地の分譲実現及び誘致目標の達成に向けまして、誘致活動に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水敬一議員。
    ◆28番(白水敬一君) 私は、やはりこの石志と厳木だけではなく、新たな工業団地の検討を、やはり執行部としては、やっていかなければならないというふうに思います。 前任者からは厳しい指摘がございました。やはり企業誘致というのは結果が全てではないかというふうに思います。様々な企画を検討して実施をしていただきたいということをお願いをいたしまして、私の議案質疑といたします。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 13時10分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時02分  休憩                     午後 1時10分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 日本共産党の黒木初です。議案質疑を始めます。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算より、6項目議案質疑を行います。 まず、総務費の出会い創出事業費です。 前任者の答弁で、さが出会いサポートセンターの新規登録者に対する助成の在り方を検討するということでしたが、私は拡充すべきであると考えています。また、助成する人数について、今後増やすつもりはないのか。 加えて、行政が委託して行っているという特徴を生かし、利用者が安心して利用できる、さが出会いサポートセンターの周知を強化するべきであると考えています。この2点についてお伺いします。 次に、民生費の運転免許証自主返納者支援事業費です。 運転免許証自主返納者へタクシーが割引になる利用券を配布する制度ですが、過去3年間の運転免許証自主返納者数の推移とタクシー利用券の利用率の推移についてお示しください。 同じく民生費の放課後児童健全育成事業等対策費です。 利用児童が多い児童クラブでは、施設内に余裕がなく、支援員の目が行き届かないところで、子供たち同士のトラブルなど問題が多いのではないかと思いますが、現在どのような状況なのかお伺いします。 次に、衛生費の不法投棄防止対策費です。 令和2年と比較し、決算額が増額になっている要因についてお聞きします。 次に、離島塵芥収集費ですが、離島でのごみ収集方法についてお伺いします。 最後に、農林水産業費の死亡獣畜処理対策事業補助金ですが、事業概要についてお伺いして、1度目の質疑とします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) ご質疑にお答えいたします。 私のほうからは、さが出会いサポートセンターの登録の助成等につきましてお答え申し上げます。 さが出会いサポートセンターの新規会員登録者への助成数を増やす予定があるかということでございますが、先日の大宮路議員のご質疑でもお答えしましたとおり、さが出会いサポートセンターの新規登録者への助成につきましては、新規会員登録者や成婚者が一定数以上いることから、一定の効果があっているものと考えております。 しかし、実際に新規登録をされた方のほとんどが、登録をする際に登録料が不要と聞いて驚かれていると伺っておりますので、周知等も含め、助成金の在り方について検討する必要があると考えております。 一方で、さが出会いサポートセンターは、佐賀県が委託して運営をしており、独身証明書等の身分を証明する書類の提出が必要であることから、安心して利用していただけるサービスでございますので、出会いを求める方の選択肢を広げるためにも、より多くの方に利用していただきたいと考えております。 このようなことから、今後は新規会員登録費の助成よりはむしろ、より多くの方に利用していただくために、さが出会いサポートセンターの周知にも、より力を入れていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 黒木議員のご質疑にお答えいたします。 まず、運転免許証自主返納者支援事業費でございます。 この事業は、高齢者による悲惨な交通事故を防止するために、運転免許証を自主的に返納した高齢者に対して、タクシーの運賃が割引となる利用券を交付し、返納後の交通手段を支援するものでございます。 過去3年間の運転免許証自主返納者数の推移でございますが、令和元年度656人、令和2年度572人、令和3年度589人でございます。 また、タクシー利用券の利用率の推移でございますが、令和元年度が29%、令和2年度26%、令和3年度26%でございます。 次に、放課後児童健全育成事業等対策費でございます。 放課後児童クラブは、地域により、利用児童が少ないクラブと多いクラブがございます。多いクラブになりますと、1クラブで70人以上の児童が利用しておりまして、学校の教室や専用施設の複数の部屋を使用し、児童を分けて実施しております。 国が定める運営基準で、1人当たりの区画面積は1.65平方メートル以上と規定されておりますので、当然基準は確保しておりますが、やはり利用児童が多いクラブでは余裕がないのが実情でございます。近年の新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として密を避ける必要もあり、対応には苦慮しているところでございます。 子供たち同士のトラブルについては、日頃から関わっております支援員が、子供たちの特性を把握し、目配りを行いながら、大きなトラブルへと発展しないように努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 黒木議員のご質疑にお答えいたします。 まず、不法投棄防止対策費の決算額が増えた要因でございますが、経年劣化による業務使用車両の入替えを、パッカー車1台、2トンダンプ1台を8年間の賃貸借期間としてリース契約により行いました。この2台を含めて4台の車両のリースを行っており、使用料及び賃借料として296万4,500円の支出となり、令和2年度と比較して161万5,900円増額となったことが主な要因となっているところでございます。 次に、離島でのごみの収集方法についてでございます。 本市にあります7つの離島のうち、高島、神集島、加唐島、松島、馬渡島の5つの島につきましては、パッカー車等、車両の海上輸送を行える業者に、週2回、島内のごみの収集、清掃センター等の処理施設までの運搬を併せて委託しております。 向島につきましては、燃えるごみは島内に設置している小型焼却炉で焼却を行い、燃えないごみや粗大ごみ等は、向島区に依頼して船で島外搬出を行っております。 小川島につきましては、燃えるごみは収集を島民の方に委託をしており、波止場に設置しているポイスターと呼ばれる大型の容器にごみを入れ、定期船に備付けのクレーンを用いて容器を積み込み、本土まで運搬を行っており、燃えるごみ以外は海上輸送業者に収集車両の輸送を委託し、直接、収集車両による回収を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 黒木議員のご質疑にお答えいたします。 死亡獣畜処理対策事業の概要についてのご質疑でございました。 県内には死亡獣畜の処理場がないことから、畜産農家が県外の施設まで死亡獣畜を搬送するために要する経費に対し補助をすることにより、畜産農家の負担軽減と畜産業の振興及び公衆衛生の向上を図ることを目的とした県単独事業となっております。 補助の内訳といたしましては、長崎県東彼杵郡川棚町にある死亡獣畜処理場への死亡獣畜の運搬経費1回当たり1万5,000円に対し、県、市、農家がそれぞれ3分の1の5,000円を負担することとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、出会い創出事業費から再質疑していきます。 本市では、ライフデザインセミナーを実施されていますが、仮に婚活イベントを行ってカップリングが成立したとしても、正式にお付き合いして結婚というところまで結びつかない男女が多いと思われます。 内閣府が6月に出した令和4年度版の男女共同参画白書の中で示されていますが、20代女性で約5割、男性で7割が、配偶者・恋人がいないと回答しています。また、デートしたことがあるかという項目で、男性20代で40%、30代で35%が、お付き合いしたことがないという結果が示されていました。 なので、今後、カップリングが成立した男女に対して、アドバイスセミナーなど実施されてはどうかと思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 これまでも婚活総合支援事業の中で、様々なライフデザインセミナーを実施してまいりました。令和元年度では、女性への関わり方をアドバイスするスキルアップセミナーなどを実施しておりまして、ライフデザインセミナーに参加をしていただいた方にアンケート取りましたところ、85%の方が今後の婚活に役立つとの回答がございました。 議員おっしゃるとおり、このようなセミナーには一定の効果があるものと考えておりますので、今後もセミナー等につきましては、効果的なものを開催できるように研究を続けてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 結婚相談所の相場としては、入会金で3万円から10万円、登録料に1万円から3万円程度、そして、初期費用がゼロ円から20万円、月額会員で5,000円から2万円、お見合いに発展したら、1回に5,000円から1万円、成婚が決まったら5万円から10万円という、こういうちょっと高いような、高い相場の結婚相談所が結構多いという。 この点、さが出会いサポートセンターは、年会費5,000円のみで利用できるというところは大きく周知して利用者増を図り、ライフデザインセミナーなども、イベントも効果的なものを開催できるよう研究してください。 それでは、次の運転免許証自主返納者支援事業費の再質疑に移ります。 タクシー利用券の利用率が26%と低い状況ですが、どのようにこの結果を分析されているかについて教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 タクシーの利用券の利用率が26%と低かった要因でございますが、運転免許証を自主返納された方の中には、同居のご家族が送迎できる環境にあったり、タクシー以外の公共交通機関を主にご利用されたりする方もいらっしゃいます。そのような方々が申請された場合にも、その時点で交付できる最大枚数を交付しておりますので、結果的に全体としての利用率が26%という数字になっているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 高齢者の自主的な免許返納を促すためには、返納後の交通手段を確保することが大切であると思います。以前の議会でも、利用できる公共交通機関にバスを追加するとの答弁があったと思いますが、現在の検討状況についてお聞きします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 バス利用の追加につきましては、先行事例の調査やバス事業者との協議を行い、現在、令和5年度からの開始できるよう準備を進めているところでございます。当初は回数券方式での実施を進めておりましたが、庁内で検討を進める中で、実施方法の再検討が必要となったところでございます。 今後は、バス事業者や庁内での協議結果を基に実施方法を確定し、システムの改修を含めた必要な予算規模を算出した上で、令和5年度当初予算には反映させたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 高齢者の免許返納後の生活の利便性向上という観点からは、タクシーだけでなく、様々な公共交通機関が利用できるようにすべきと考えます。そのため、鉄道も利用できるように検討を要望しまして、次の放課後児童健全育成事業費についての再質疑に移ります。 基準は確保しているが、利用児童が多いクラブでは、部屋の余裕がないことで、コロナ感染防止対策としての密を避ける必要があるが、対応に苦慮しており、子供たち同士のトラブルとしては、支援員が子供たちの特性を把握して目配りしているということでしたが、1人で見れる児童は限られていると思います。放課後児童クラブ内で児童がけがをすることもあると思いますが、どのくらい事故件数があるかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 事業を委託しております唐津市社会福祉協議会からの報告によりますと、令和元年度53件、令和2年度43件、令和3年度におきましては53件の報告がございました。 負傷内容としましては、打撲や骨折が多く発生しております。事故発生場所といたしましては、半数以上が屋外となっております。ボール遊びや鬼ごっこなどを行った際に転倒したり、児童同士の接触などによる突発的な事故が発生している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 令和3年度だけでも53件、事故発生場所の半数が野外ということは、残りの半分が室内ということで、児童同士の接触などによる突発的な事故が発生している状況と答弁されました。 狭い室内で児童が多いということもあるかと思いますが、攻撃的な児童による暴行により、けがをした児童もいると聞いていますが、支援員による児童の見守り体制はどのようにされているかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 支援員の見守り体制としましては、全ての児童に目が行き届くよう、部屋の中で過ごす児童、外遊びをしている児童など、子供たちの活動範囲に合わせて支援員が分散し、見守っております。 また、障害のある児童など特に見守りが必要な児童につきましては、支援員の加配を行っております。 今後も、児童クラブにおいて、子供たちが安心安全に過ごせるような体制を整えていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 適切な対応を取っていただき、子供たちが安心安全に過ごせるような体制を整えてください。 次の不法投棄防止対策費の再質疑に移ります。 リース車両を導入すると、費用がどうしても高くなるというイメージがありますが、メリットについてお聞きします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 車両を購入した場合とリースを行った場合の費用につきましては、車両購入に係る費用や整備修繕に係る費用にもよるため、短期間での比較は難しいですが、リース期間中に故障等による車両の修繕等が必要なかった場合には、購入したほうが、購入して維持するよりも、結果的に費用がリースのほうが高くなることは十分に考えられます。 車両をリースにて導入するメリットについてでございますが、この業務で使用する車両につきましては、全て最大積載量が2トンの車両になりまして、特にパッカー車は特殊車両でございまして、購入する場合には単年度で約700万円の費用が必要となるところを、リースすることによって複数年度で平準化することができます。 また、パッカー車につきましては、車の性質上、車体に大きく負荷がかかることから、タイヤ、ブレーキパッドといった消耗部品の交換頻度が高く、それに加え、新規導入から四、五年経過したあたりから、ごみを積み込むための動作に関わる油圧系統や電気系統の修繕が増えてくる傾向にございます。 こうした経年劣化などで消耗部品の交換や不具合対応については、全てリース契約に含まれております。また、法令で定められている車両整備のほかに、定期点検につきましてもリース契約に含まれているため、安心して車両を使用することができるという点もメリットとして上げられるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、今後の車両に関する考え方についてですが、業務を行うに当たり、車両は必ず必要になると思います。 今後、車両を入れ替える場合には、1台、残り1台の市で持っているものもリースに替えるのか、それとも、市でもう一度購入するのか、どのように考えられているのかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 現在、この業務で使用している車両は、リース契約による4台と、市が保有しているパッカー車1台で業務を行っているところでございます。その1台は、平成23年に導入をしました市が保有するパッカー車、これにつきましては、経年劣化も進んでいますことから、今後の使用頻度等も考慮して、また車両の削減も視野に検討を行っているところでございます。 また、現在リースで使用している車両につきましても、リース期間の満了後には、同じ車両で再リースを行うなどの検討をして、安定した業務が継続できるよう考えていく必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、離島塵芥収集費の再質疑に移ります。 令和2年度と比較すると、決算額が約290万円の増額になっていますが、その要因についてお聞きします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 増額となった主な要因といたしまして、2点ございます。 まず、委託料でございますが、本市の離島のごみ収集につきましては、ほとんどの離島で収集車両の海上運搬を行っておりますが、市内で車輌の海上運搬を行える業者は、今は現在1業者となっております。 本市といたしましては、継続して安定した一般廃棄物を運搬する手段を確保する必要がございますので、運搬船のメンテナンス等、適切に行っていただくために、委託料の見直しを行いまして、約100万円の増額となったところでございます。 次に、向島に設置しております小型焼却炉でございますが、平成27年2月に設置をしておりまして、交換が必要な消耗品については適宜交換を行っておりますが、経年劣化に加えまして、立地的に塩害の被害などが焼却炉本体にも出てきておりまして、劣化の激しい箇所から修繕を行っているところでございます。 令和3年度においては、煙突の空気ノズル交換工事や電気機器の交換等で、令和2年度より約170万円の増となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 増加の要因は、委託費と向島の焼却炉の交換、修繕費が増加の要因ということで。では、今後の離島におけるごみ収集の方針についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今後の離島におけるごみ収集についてでございますが、やはり収集車両の海上運搬の手段を確保することが重要であるというふうに考えております。 離島から搬出するのはごみだけではなく、非水洗世帯から排出されるし尿や漁業集落排水施設や浄化槽から出る汚泥など、一般廃棄物全般を定期的に搬出する必要がございます。これらの業務に関しましても、現在業務を委託している海上運搬業者により、一般廃棄物の安定した島外搬出が行われておりますが、有事の際には、県外の海上運搬業者に対応していただくよう、覚書を交わしているところでございます。 このように、海上運搬船の確保は、離島にお住まいの皆様の生活維持に必要不可欠でございますので、今後もしっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、死亡獣畜処理対策事業費補助金についての再質疑に移ります。 死亡獣畜ということですが、畜産もいろいろあると思います。鳥や豚、馬など、家畜もこの補助金を使って、そこへ運ばれるんでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 この事業の補助金交付要綱では、畜産農家から死亡獣畜処理場までの搬送に関わる運搬経費の補助対象家畜といたしましては、牛、豚及び馬となっているところでございます。 なお、今のところ牛のみでございまして、豚及び馬については、搬入実績はないということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、この補助金の実績と主な死因についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 処理実績といたしましては、補助金の交付額は431万円となっておりまして、434頭の死亡獣畜に対し、運搬処理回数は431回となっております。 次に、主な死因といたしましては、死亡1位はゼロカ月齢の胎児でございまして、184頭で42%、死因は胎児死となっております。続きまして、2位でございますが、31カ月齢以上の成牛で、95頭22%。死因は、胃腸炎、肺炎、心不全となっているところでございます。続きまして、3位でございますが、21から30カ月齢の肥育牛でございまして、53頭12%、死因は、心不全、急性鼓脹症となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 死亡事故で最も多いのが胎児死ということですけれど、なぜ胎児死が多いのか、その要因についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 肥育牛農家では、近年の配合飼料価格の高騰により、生産コストの低減を図るため、肥育牛の肥育期間の短縮が図られております。肥育農家が購入する肥育素牛も、成長の早い子牛が高値で取引される傾向にございます。 こうした状況を受け、繁殖農家では発育の早い血統への転換が図られておりまして、これにより出生体重は大型化しているということが、分娩時の難産や死亡事故が多く発生している要因と考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、出産時の事故を防ぐための対策についてお聞きします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 優良肥育素牛の生産と大型胎児による出産時の事故を低減するための方法といたしまして、乳用牛や交雑牛などの比較的大きな家畜への受精卵移植により、借り腹出産で黒毛和牛の生産が可能となることから、各地域で取り組まれるようになってきております。 また、現在建設中の佐賀牛いろはファームでは、畜産農家への支援策として、受精卵の供給と移植技術の普及を図ることを目的とした施設でもございまして、この施設を拠点に、優良肥育素牛の生産と家畜死亡事故の防止を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 家畜の死亡事故が防止できれば、それだけ畜産農家の方の経営状況ももっと安定すると思いますので、佐賀牛いろはファームを拠点に家畜死亡事故の防止、これを進めてください。 最後に、どうしても畜産というと、口蹄疫、インフルエンザ、豚コレラなど伝染病対策が必要であると思いますが、市は衛生管理に対する対策をどのように取り組んでいるかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 市では、唐津市家畜防疫費助成金によりまして、畜舎消毒経費の10分の3を助成することで、家畜伝染病の予防と家畜衛生環境の保全を図っております。 また、唐津市、玄海町、JA等で組織いたします唐津・玄海地区家畜衛生指導協会では、家畜伝染病の発生を未然に防止するため、家畜衛生に関する情報発信やワクチン注射などを実施しております。 さらに、県の出先機関でございます北部家畜保健衛生所と合同で実施する農家巡回において、衛生管理等の徹底と改善等を直接指導しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 衛生管理の徹底や改善を指導して回られているということで、今後も伝染病を発生させない取り組みを続けてください。 以上で、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 日本共産党の浦田関夫でございます。議案質疑を行います。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算から、総務費の原子力発電広報・調査等事業費については取下げを行います。 唐津市民会館(仮称)整備事業について、1点だけ質疑をします。 頂いた概要版では、会議室という名称の部屋がありませんけども、どのような議論をされたのか、お示しをください。 次に、消防費ですけども、消防団員報酬及び出動費についてであります。 報酬及び出動手当の現状、それから令和3年度の支給実績についてお示しを頂きたいと思います。 次に、民生費で同和関係でありますけども、人権ふれあいセンター運営、同和関係全般についてお尋ねをします。 まず最初に、生活相談員さんを雇用されていますけれども、その仕事の内容についてお示しをください。 続いて、議案第90号、令和3年度唐津市水道事業会計の利益処分及び決算についてであります。 監査委員から、有収率低下の原因の中で漏水が指摘されていますけども、漏水の割合と推移についてお示しを頂きたいと思います。 続いて、債権、報告第15号、債権の放棄ですけれども、同和地区中小企業振興資金貸付金の債権放棄がされておりますけれども、債権放棄の理由と明細についてお示しを頂きたいと思います。 以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 浦田議員のご質疑にお答えいたします。 新市民会館整備事業に関しましては、令和元年11月から基本計画策定委員会及び作業部会の皆様のご協力を得まして、新たな施設に必要とする機能などについて議論していただき、約1年4カ月をかけて基本計画を作成いたしたところでございます。 令和3年度は、旧市民会館曳山展示場の解体工事や曳山を展示するためのアルピノの整備等を行いますとともに、令和3年10月から設計業務に着手し、現在、基本設計作業を進めているところでございます。 新たな施設における会議室につきましては、新市民会館基本計画策定委員会において、会議室については他の施設のものを利用することも考えるべきとのご意見のほか、リハーサル室や練習室を期待する意見が多かったことなどを踏まえまして、限られた敷地面積の中、会議も含め、様々な用途に利用できる各諸室の機能を検討するとともに、周辺施設の会議室等を利用していただくことも想定し、基本設計を進めてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 浦田議員のご質疑にお答えします。 唐津市消防団員報酬については、唐津市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例にて定めており、団員階級については年額2万400円となっております。 続きまして、唐津市消防団員の出動費についてお答えします。 唐津市消防団員の出動費の額につきましては、同じく唐津市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例において、費用弁償として火災災害等の出動については1回1,000円、事前訓練については1回500円と定めております。 続きまして、報酬及び出動手当の現状についてでございますが、唐津市消防団員年額報酬については、年2回に分けて支給を行っております。令和3年度上半期の支給対象者は3,610人、下半期の支給対象者は3,607人であり、合計8,484万8,190円の決算額となっております。 続きまして、令和3年度唐津市消防団員の出動費についてお答えします。 令和3年度の決算額は1,267万4,000円となっており、出動種別の主な内容といたしましては、火災が45件で延べ出動人員3,305人、災害警戒出動等が21件で延べ出動人員2,216人、行方不明者捜索が7件で延べ出動人員537人となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 浦田議員のご質疑にお答えいたします。 まず、人権ふれあいセンターの生活相談員の業務といたしましては、地域住民からの人権の相談や生活上での困り事、心配事などの相談に応じておりまして、適切な助言及び指導を行うとともに、相談内容によっては関係行政機関と連携して、お悩みを解決しております。 また、地域における高齢化が進んでおりまして、高齢者の方々への声かけや自宅訪問による安否確認を行いまして、必要に応じて買物などの生活支援も行っているところでございます。 次に、令和3年度に債権放棄した中小企業振興資金貸付金1,721万7,083円の内訳でございますが、これは元金が942万5,630円、利子が779万1,453円でございます。件数につきましては5件となっておりますが、主債務者は2人でございまして、放棄の理由といたしましては、いずれも消滅時効、この期間であります5年の経過によるものでございます。 主債務者の死亡と所在不明、また連帯保証人や相続人等も高齢のため、入院や寝たきりの状態でございまして、経済的に余裕がなく、返済困難な状況であったいうことでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 私からは、令和3年度唐津市水道事業会計の利益処分及び決算の中から、総配水量に対する漏水の割合につきましてお答えいたします。 漏水の割合を正確に計量することは不可能ですけれども、各種のデータから、配水管の漏水が6.43%、個人給水管の漏水が5.14%の合計11.57%と推定いたしております。 過去の漏水の率の推移につきましては、平成30年度が11.30%、令和元年度が10.40%、令和2年度が10.47%、令和3年度が11.57%でございまして、毎年変動はございますが、おおむね総排水量の1割ほどあるのではと推定いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 限られたスペースで、新しい市民会館ですけれども、会議室という名称の施設がないということで驚きなんですけれども、それではお尋ねですけれども、旧会議室の収容人数とそれから新たに、今、概要版が示されております収容人数はどのようになっているでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 旧市民会館における会議室の収容人数、また新たな施設における活動室、会議室でございますけれども、などの収容人数についてでございますが、まず旧市民会館は最も多くの人数を収容できる会議室といたしまして、約240名収容の大会議室でございました。旧市民会館の会議室全体では、約400名の方の利用が可能だったかと思っております。 次に、現在設計を進めております新たな市民会館におきましては、リハーサル室の約100名が最も多く、他の活動室などを含めますと、全体で約200名程度の収容人数が可能かと想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 400人が最大200人と半分に減ったということの、協議の中では他の施設の転用も含めてということで、それはそれで分かるんですけれども、やっぱり一番使われていた大会議室が240人ということで、大変、旧市民会館使い勝手がよくて、私たちもいろんなイベントで使わせてもらったんですけど、今は市民会館がないので大変苦労しておりまして、いろんなところで会場の取り合いや、なかなか適当な人数収容ができないというようなことなんですけれども、やはりこの会議室の収容人数が大幅に少なくなった理由は、一つは言われましたけども、それだけなんでしょうか。 他の会議室でも足りるよという理屈だけで半分に減らされたのか、その辺の議論の経過についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回、新たな施設につきましては、限られた敷地面積であることから機能的で無駄のない施設を目指し、各諸室は多くの用途で利用できる、いわゆる重ね使いの検討を進めているところでございます。 また、施設のコンセプトとして、日常的に賑わう市内の文化施設の中核となる施設とともに、観光発信拠点を目指して歴史、文化、芸術、観光といった唐津の魅力発信を共有スペースに割り当てていることから、結果といたしまして、旧市民会館と比較いたしますと、諸室全体の面積は減少したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 他の施設も有効利用しながら、限られた面積については供用利用も含めて利用していくということでは、これからももっといろいろな知恵を出しながら研究をしていただきたいというふうに思います。 消防費についてお尋ねをいたします。 総務省は、総務省の消防庁が消防団員の処遇改善、待遇改善を求めています。本市でも報酬値上げの協議がなされているかというふうに聞いておりますけれども、どのような協議を行っておられるのか、また改定の見通しがあるのかどうかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 一般質問にてお答えしておりましたが、令和3年4月13日付、消防庁長官により示されている消防団員の年額報酬の標準額については、団員階級のもので3万6,500円、災害に関する出動報酬の標準額については1日当たり8,000円とされております。 しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、現在、唐津市の団員階級のものについては、年額報酬2万400円、出動費については費用弁償として1回当たり1,000円で定めているところです。 現在、報酬等の改正については、部長階級以下の団員も構成員とした唐津消防団員の処遇等に関する検討、ワーキンググループにおいて具体的な方針を意見していただいているところです。 今後は、ワーキンググループの意見について、団長、師団長会議において検討した結果をもとに、県内他市町の状況も踏まえて関係部と協議調整し、令和5年3月議会にご提案したいと存じます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 消防長からも答弁いただきましたけれども、来年、令和5年3月議会をめどに、ワーキング会議で報酬引上げの協議がうまくいくようにお願いをしたいと。そもそも先ほども消防長言われましたけれども、総務省の消防庁は災害出動で8,000円と言ってるんですよね。それを唐津市は1,000円ですからね。余りにも低すぎるというところは考えておいていただきたいというふうに思います。 じゃあ、民生費の同和事業関連についてお尋ねをいたします。 まず、生活相談員についての仕事について、人権だとか、困り事だとか、安否の声かけだとか、買物だとかいろんなことをやっておられるということですけれども、同じような仕事を保健福祉部でも民生委員に委託してやっているということですけれども、仕事内容についてはいかがでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 民生委員の主な活動内容でございますが、地域住民の生活状態や福祉ニーズの把握、お困りの方からの相談対応や福祉サービスを適切に利用できるよう必要な情報の提供など、住民と行政のつなぎ役を担っていただいておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 民生委員さんの仕事と、同和予算で雇用されている生活相談員さんについて、重複してるんじゃないかということなんですよね。そして、いただいた資料の令和3年度の人権同和政策関連決算資料の5ページには、1人の生活指導員さんが1年間に99件の相談を受けているというふうなことも記述されております。 お尋ねですけれども、同和生活相談員等の仕事の重複するのは、なぜ重複されているのか、雇用されているのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 民生委員の仕事の内容と人権ふれあいセンターの生活相談員の仕事と重複するのではないかとのご質疑でございますが、ふれあいセンターで行います相談事業は厚生労働省が定めております隣保館設置運営要綱におきまして、相談業務を隣保館事業の一つとして行うように定められており、実施しているところでございます。 隣保館設置運営要綱で定めます相談事業の内容としましては、地域住民に対し生活上の相談、人権に関わる相談に応じ、適切な助言指導を行う事業でございます。 また、相談に当たっては地域住民の利便を考慮して、機動的な相談体制を確立し、また相談の結果、必要があるときは関係行政機関、社会福祉施設等に連絡、紹介を行うほか、その他適切な支援を行うよう努めることというふうに定められております。 今後も、地域の民生委員さんとは連携しながら、きめ細やかな支援に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 地域住民の皆さんの生活の相談に、やっぱり適切に応じるというのは行政の仕事ですからね、確かに大切なことだと思うんですけれども、あえて重複して必要なのかなというふうに思ってるんですよ。 それで、先ほど地域の民生委員さん、保健福祉部で委託されている民生委員さんと連携して、細かな支援を行っているということをおっしゃいましたけれども、具体的な例があれば示していただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 民生委員との連携でございますが、民生委員は福祉全般の施策や住民が求めている福祉サービスの利用情報などをお持ちでございます。一方、生活相談員は地域住民の家庭環境等や個人、地域にさらに密着した生活状態などを把握しておりますので、互いに情報交換をしながら相談者のお悩みの解決につなげていきたいというふうに思っております。よりきめ細やかな支援につなげてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) きめ細かかなということですけれども、具体的にどのようなのがありますか、例を示してといったことでしたけど、示しをしていただけませんでした。 私ども議員団で、同和関連の中身について情報公開をとったときに、令和2年度の分ですけれども、相談員さんは人権に関わる相談というのはゼロでした。令和3年度がどうなのかなというふうに思いますけれども、ほとんどが安否確認ですよ。やっぱり民生委員さんと重複したところがあるので、そこは連携してというふうに言われましたけれども、本当に必要なのか、そこは地域の民生委員さんでカバーできないのか、そこを考えてやらないといけないんじゃないかなというふうに思います。 次に、同和団体補助金についてであります。 令和3年3月議会で、団体補助金の見直しについて有地区の佐賀県同和対策推進協議会で、早めに両団体と協議できるように努めてまいりますというふうに答弁をされていますけれども、その結果どのようになっていますでしょうか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 佐賀県内の人権同和対策課などを設置している市で構成しております佐賀県同和対策推進連絡協議会におきまして、各市における運動団体への補助金の内容などを把握し、団体との補助金見直しに向けた検討を行っております。 令和3年度中に、協議会におきましては運動団体へ申入れを行うべく事務を進めておりましたが、昨年度中には取りまとめることができなかったために、申入れには至りませんでした。 本年度におきましては、昨年度より継続して行っています補助金の協議項目の内容を絞り込みまして、佐賀県内の有地区の副市長会で構成いたします同和対策事業有地区副市長会へ協議項目の提案を行ない、審議いただくように進めております。 副市長会との協議が済みましたら、副市長会の会長、副会長におきまして同和運動団体のほうへ申入れをしていただくことになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) ぜひ、副市長会、脇山秀明副市長が会長だそうですので、やっていただきたいと思うんですけども、開催の時期と協議する項目ですね。例えば、令和3年3月議会で指摘していた日当が、自分たちの集会には1,000円、佐賀での集会には2,200円の日当が払われているというようなことでありましたけれども、そういうのも改善の協議の項目にされているのか、ほかにもいろいろあるのか、お示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 補助金の見直しの協議項目につきましては、自治体の厳しい財政事情の中、効率的、効果的な行政運営が求められ、支出面では公平性、透明性が求められております。運動団体の補助金につきましても、同様に検討が必要であるというふうに考えておりまして、そういったところで見直しが進められているところでございます。 補助金の協議項目としましては、先ほど議員がおっしゃいました大会や研修会参加に伴う旅費等につきまして、各自治体の旅費規定に準じた額や取扱いの見直しにつきまして、協議を行う予定となっております。 スケジュールにつきましては、11月中には副市長会を開催して、団体との交渉内容を取りまとめた後に、交渉を実施するというふうに聞き及んでおります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私は、同和行政そのもの全てが駄目だと言っているわけじゃないんですよ。やっぱり先ほど、部長答弁があったように、公平性で透明性がなければいけないということをやっぱりはっきりさせて、これはどうしても必要だと差別解消のための事業だと市民が納得するような形で進めていただきたいということで質問しておりますので、そこはご理解いただきたいというふうに思います。 次に、同和貸付金についてお尋ねをします。 同和貸付金についてはいろいろありますけれども、結婚貸付金と住宅新築貸付金の返済が済んでいないようですけれども、貸付金の趣旨と現状、どうなっているのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 まず、貸付金の趣旨についてでございます。 結婚資金貸付金は創設当初でございますが、同和地区住民の自主的運動と緊密な調和に立って、住民の生活の安定を図るため結婚に必要な資金の貸付けを行うことを目的に設置されました。 また、新築住宅等資金貸付金は、地区の環境の整備改善を図るため、当該地域に係る住宅の新築及び改修、住宅用地取得に必要な資金の貸付けを行うことを目的に設置されたものでございます。 平成14年度の同和対策事業の一般施策への意向を受け、現在、新規の貸付けは行っておらず、貸付金の回収のみを行っております。制度の創設当時、昭和40年代でございますけれども、ともに実施された他の同和対策事業により、劣悪な環境と貧困の状態にあった当該地域の方々の福祉の向上に一定の効果があったものと考えております。 両貸付金の現状でございますが、結婚資金貸付金につきましては、当初の貸付けが40件で1,200万円、そのうち償還済が38件で1,142万5,500円、令和3年度末の残額が2件、57万4,500円となっております。 なお、無利子貸付でございますので、元金のみでございます。 次に、住宅新築資金等貸付金につきましては、当初、貸付け109件、1億3,647万円、償還済がそのうち102件、1億2,127万2,509円、令和3年度末の残高が7件で、元金が1,519万7,491円、利子が238万4,337円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 結婚資金は貸付けが40件あって、あと2件残っているということで、住宅資金については149件で、今、7件残っているということですよね。ちょっと確認ですけどね、この残っている2件、結婚資金と住宅資金の貸付け時期がいつだったのか、そして、当然、結婚資金は10年だと思うんですけども、10年後に当然終わってしまっていなければならない返済終了予定日、予定がいつなのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 結婚資金貸付金の未償還分2件のうち、最後の貸付けは昭和60年2月の貸付けでございます。この貸付けの当初の返済期限は議員おっしゃいましたように10年でございますので、昭和70年、平成7年1月となっておりました。 また、住宅新築資金等貸付金の未償還分の7件のうち最後の貸付けは、昭和63年1月の貸付けでございます。この貸付けの当初の返済期限は、これは25年以内での償還となっておりまして、当初の返済期限は昭和87年、平成で申しますと平成24年12月となっていたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) びっくりしますね。結婚資金が平成7年も本来なら完済されていなければならないのを、27年間なぜ遅れたんでしょうかね。住宅貸付資金にしても、本来終わっていなければならない平成24年12月、もう10年ですよね。なぜそんなに遅れたのか、返済が進まない理由についてはいかがでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 各貸付金の回収へ向けた取り組みといたしましては、毎年催告書を送付し、償還が厳しい方には窓口や電話で納付相談を受付けておりまして、希望される場合には分割納付書の送付や訪問徴収などを行っております。 返済が進まない理由といたしましては、返済の長期化により債務者が高齢となり、年金生活をされており、ほかに資産や収入もないために少額の返済となっていること。現在、県外在住で入院中の方や住所地にほとんど帰って来られないために、連絡がつきにくい方など、回収が困難となっております。 また、主債務者の死亡や行方不明により、相続人や連帯保証金が債務者となっている場合もございますことなどが上げられます。このため回収が困難となった債権も多く存在しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) いろいろ言われました。長期化をつくったのは行政のほうじゃないんですか。やっぱり平成7年にもう完済しておかなければならないのを27年間も放置していたと。何もしていないということじゃないんですけど、遅れてきたので、これが2件で57万4,500円、今、残っているわけですね。1人30万円ですよ。そしたら、この2人は2万5,500円しか返していないんですよ。60万円借りてね。そんなことでいいのかと。例えば市民税だとか国保税とかといったら、もう1年したら差押さえますよ、督促しますよとやっているじゃないですか。なぜ差押さえや強制執行ができなかったんでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 この貸付金の回収に向けた取り組みといたしましては、先ほど申しましたように訪問徴収などにより徴収を行っていたところでございますが、強制徴収債権と違いまして、私債権でございますので、差押さえまでには至らなかったというのが実情でございます。 先ほども申しましたように、債務者の高齢化によりまして、ほかに資産や収入もないため、少額での返済を続けてこられたというケースもございまして、未だに返済が残っているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私債権、市のお金で貸しているんですよね。強制執行もできないという、少額もと言うけれども、この結婚式なんて何年でも返済されていないじゃないですか。もういっそのこと債権放棄したほうがいいんじゃないですか。そしたらすっきりするんじゃないですか、どうですか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年に制定されました唐津市債権の管理に関する条例では、債権の放棄ができる事由といたしまして、破産免責や消滅時効など6つの規定がございます。 このいずれかに該当するときは、所定の手続を経て債権放棄をすることとなりますが、まず基本的なこととして、市の債権として回収できる債権はしっかりと回収していくというのが大前提にございます。 しかしながら、先ほど申しましたように、債務が残っている方々については様々な理由により返済が困難な理由、状況となっております。全く返済が途絶えてしまっている方もあれば、毎年、少額の返済を続けていらっしゃる方もございます。 債務者については、今までもその状況の把握について努力してきているところでございますが、今後も状況の把握に努めてまいりまして、債権放棄の要件に該当するのであれば、条例に基づき整理をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 生活に困っている人があれば、それは債権放棄してもいいんじゃないかと。ただ、私が指摘しているのは、27年間も回収が少額でもされたらいいですよ。しっかり回収すると言いながら27年間もかかるというのは、それも結婚資金で先ほど言いました2人で60万円、1人が30万円ですから、2万5,500円しか払っていない。1人にすると1万2,750円ですよ、30万円でね。そういうところを放置していいのかと、どっちかといったらもう整理をしていかないと、お互いが不信のもとになるというふうに思います。 議長にお願いします。債権放棄が同和関連ですので、報告第15号を続けてよろしいでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) はい。 ◆18番(浦田関夫君) それでは、先ほど債権放棄された同和地区中小企業資金貸付資金のことについて説明をしていただきました。これは、この貸付けの趣旨、目的はどういうものだったでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 中小企業振興資金貸付金の趣旨といたしましては、住宅新築資金等貸付金や結婚資金貸付金と同様に、地区住民の自主的運動と緊密な調和に立って地域産業の振興を図り、地域住民の福祉の増進のために当該地域内の中小企業者や団体に貸付けを行ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 同和地区の皆さんの生活支援のために、また仕事をする企業を支援するという目的でされたんですけど、私は経営指導が不十分だったんじゃないのかな。ただ金貸すだけというよりは、貸付けだけのフォローが不十分であったんじゃないのかなと思いますけれども、結果論ですので分かりませんけれども、こんなに遅れたんじゃないのかなというふうに思います。 それで、貸付金の今現在の総数の金額、当初と、それから現在残件数と残りの金額、返済率についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 中小企業振興資金貸付金の貸付総額は136件で、6億2,770万円でございます。令和3年度末現在の残額、未償還額、件数及び金額は47件で、元金が1億4,867万9,112円、利子が1億3,218万3,494円、合計で2億8,086万2,606円となっております。 返済率でございますが、3年度の債権放棄前で74.8%というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) これ以上言いませんけれども、やはり同和事業でよしとした貸付けしたことが、生活困窮に追い込んで、またそれを十分回収できないという状況の中で債権放棄されているわけですので、そこは十分同和行政に当たる方については、しっかりその辺の相互理解をした上で、市民に理解できる透明性のある公平性な債権放棄と行政をお願いしたいというふうに思います。 最後に、水道関係です。 約1割は漏水ということで、相当な量ですよね。それで、じゃあ監査委員から指摘されている有収率が低下しているということですけれども、県内平均での比較はどれくらいになっていますでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 有収率の県内平均との比較でございますが、昨日の答弁でもご案内したところでございますけれども、佐賀県内には唐津市を含めまして11の上水道の事業体がございます。 各事業体の令和3年度の有収率の平均値を調べましたところ、87.2%となっておりまして、唐津市が82.93%でございますので、4.3ポイントほど県内平均値を下回っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) かなり県内平均から下回っていると。水道事業ビジョンで示されていた令和4年の有収率の目標が86.50%ということで、志が低いんじゃないですか。せめて県内平均か平均より上を目指すということじゃないと、令和4年度の86.5%というのは、県内よりも低い目標では、ちょっと本気度が問われるんじゃないかなと思いますが、次に質問ですけれども、先ほども言いました水道事業ビジョン、平成29年8月につくられましたけれども、これに基づく老朽施設や老朽管の更新、更新がうまくいってないからそういう有収率が低下してるんじゃないかと思うんですけど、順調に進んでいるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 まず、老朽施設につきましては、策定いたしました唐津市水道事業ビジョンをもとに、令和2年度から基幹浄水場での詳細耐震診断、令和3年度に浄水場再編基本計画の策定業務を実施しておりまして、これらに基づき、今後の更新を行っていく予定としております。 また施設内の設備等につきましては、法定耐用年数及び実使用年数を考慮いたしまして、劣化状況を見ながら交換、修繕を行っているところでございます。 次に、老朽管の更新についてでございますが、老朽管更新計画を策定いたしておりまして、この計画に基づき工事を実施しております。現在、旧唐津市内を中心に更新を進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私はね、このビジョンに沿って順調に進んでるんですかと聞いたんですよ。計画通りやっていますという、じゃあこれからやってくださいね。やってくださいよ。やらないからこういう監査委員から指摘されて、有収率が低下ししているというふうになっていると私は思いますので。 それから、同じビジョンで技術職員の育成、採用をしていくということでしたけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市の上水道事業におきましては、他の事業体と比較いたしますと、平均在職年数が短い傾向にあります。専門的な技術や知識を有する職員が育ちにくい環境といえると思います。そのため、水道事業ビジョンにおきまして、人材育成を一つの目標としてきたところでございます。 水道事業ビジョンにおきまして、浄水施設管理技士、上水管路施設管理技士などの有資格者数の目標値を定めておりますが、資格を持っておりました職員の定年退職でございますとか、他部署への人事異動によりまして、その目標を達成できていない状況にございます。 しかしながら、資格を持ってない職員につきましても、必要な知識を身につけさせるために各種の団体等が実施しております研修を積極的に参加させ、必要な知識の習得に努めさせているところでございます。 職員の採用についてでございますが、令和4年度に事務系ではありますが、水道事業に専門に従事するいわゆるプロパー職員を1名採用しております。技術系の職員につきましても、プロパー職員の採用について検討しているところでございまして、今後も安心安全で持続可能な水道水の供給を目的とした組織づくりを目指していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 局長ね、水道事業ビジョンをせっかくつくったんだから、それに基づいてやはりしっかりやっていくということで、技術職員の育成、採用、プロパーの採用、そこはしっかりやっていかないと、12万人の市民の命の水をしっかり保障していくということにはならないというふうに思いますので、安全安心な水の確保のためにも努力していただきたいということを申し上げて、議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、議案第82号から議案第94号まで並びに報告第12号から報告第15号まで、以上17件の議案質疑を終結します。 お諮りいたします。本定例会に追加提出されております議案第82号から議案第94号まで、以上13件の令和3年度一般会計、特別会計並びに事業会計の各決算については、議長を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置の上、お手元に配付しております委員会付託表のとおり付託したいと思います。 これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、以上13件の議案は、決算特別委員会を設置の上、委員会付託表のとおり決算特別委員会に付託することに決しました。 先ほど設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、本日の本会議散会後、決算特別委員会を本議場に招集いたします。 議事日程に従い、次会は10月14日午前10時から本会議を開き、委員長報告、討論、採決を行うことし、本日はこれにて散会いたします。          午後 2時40分 散会...