宜野湾市議会 > 2021-06-24 >
06月24日-06号

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  1. 宜野湾市議会 2021-06-24
    06月24日-06号


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    最終取得日: 2023-06-08
    令和 3年  6月 定例会(第435回)   令和3年第435回宜野湾市議会定例会会議録(第6日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和3年6月24日(木)                       午後3時36分(散会時刻)1.出席議員(24名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之     2   伊佐文貴       3   平安座武志    4   又吉 亮       5   栄田直樹     6   上里広幸       7   宮城政司     9   濱元朝晴      10   宮城 司    11   石川 慶      12   宮城 克    13   山城康弘      14   真喜志晃一   15   知念秀明      16   米須清正    17   伊佐哲雄      18   屋良千枝美   19   知名康司      20   呉屋 等    21   平良眞一      22   桃原 朗    23   伊波一男      24   岸本一徳    25   桃原 功2.欠席議員(1名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       8   宮城 力3.欠員1名(26番)4.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      知念春美   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄5.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       仲村厚子     議事係長     平田駒子   議事担当主査   大城拓也     主任主事     渡嘉敷 真  主任主事     棚原裕貴6.会議に付した事件は議事日程第6号のとおりである。              議事日程第6号         令和3年6月24日(木)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)宮城政司     (2)上里広幸    (3)桃原 朗     (4)栄田直樹 ○上地安之議長 ただいまから第435回宜野湾市議会定例会第6日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第6号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。7番 宮城政司議員の質問を許します。宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。議席番号7、会派結・市民ネットワーク宮城政司ヤイビーン、ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。 今回の議会は、中央公民館での開催となりました。議場での天井からのコンクリ片の落下でけががなかったことは、本当に幸いだと思います。そして、この場で、中央公民館で開催できるようになったことに対し、当局、そして事務局の皆様の御尽力に感謝いたします。ただ一方で、議場に足を運べず中継で議会を見て楽しんでいらっしゃった方々には、市民へのサービスの低下が起きていること、このことも真摯に受け止めていただきたいと思います。そしてまた、今回の議会から宜野湾市議会においてもタブレット端末の貸与があり、こちら6月議会から議場での利用が認められました。セキュリティーを意識して、各議員の活動であったり、議会での議論であったり、そういったことが活発になることを願います。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告した一般質問について順番を変えて、5番を先に質問させていただきます。よろしくお願いします。 5番目の市の情報管理について。新聞で2020年3月から2021年3月、人事課職員複数人のIDやパスワードを推測して人事課職員だけが見られるポータルサイトや専用ファイルにアクセスしたという報道がありました。この件に関して、5月31日付で懲戒処分も下されております。本件について伺ってまいりたいと思います。 2020年3月から2021年3月という約1年間の期間で、不正にポータルサイトや専用のファイルにアクセスされた回数、そしてトータルの時間についてお伺いいたします。 残りの質問は自席からさせていただきます。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 おはようございます。宮城政司議員の御質問にお答えいたします。初めに、個人情報を保護し法令を遵守する立場にある市職員が今回のような事案を起こしたことについて、市民の皆様に改めて深くおわびを申し上げます。 御質問にお答えいたします。令和2年3月から令和3年3月にかけて、当該職員が人事課所有の専用フォルダへアクセスした回数は190回でございますが、トータル時間数につきましては記録がなく、確認できない状況となっております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 190回という回数を聞くと、ちょっと愕然としてしまいます。2~3日に1回はアクセスして、そこの情報を閲覧していた、そして何かをしていたということが懸念されます。なぜこういった事態が起きたのか、大変気になります。 そこで、この190回というのは勤務時間内と勤務時間外、どちらもあったというふうに報道であったのですけれども、こちらも事実ですか。答弁いただいてもいいですか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。勤務時間内、時間外、両方で確認をされてございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) とても事の重大さを感じてしまいます。 それでは、このポータルサイト及び専用ファイルにアクセスすることで閲覧できるデータというのは、どういったものがあったのでしょうか。人事課所管のデータということで、市職員の個人情報はほとんど閲覧できたのではないかなと考えられます。職員の住所、学歴、家族構成、通院歴、マイナンバーとか収入、勤務履歴、勤怠勤務評価など、様々な情報が考えられます。どこまでファイルにアクセスすることで閲覧できたか、御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。閲覧が可能であったと考えられる情報については、市職員の住所、学歴、家族構成、療養状況、勤務履歴となってございます。あと、マイナンバー関連につきましては人事課専用フォルダで管理しておらず、閲覧可能な情報ではありませんでした。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 報道では、市民の情報は漏えいされなかったというふうに書いてあったのですが、職員には宜野湾市民もたくさんいらっしゃると思います。ちょっとこれ事前に言っていないのですが、職員で宜野湾市民って何名いらっしゃるか答弁できますか。お願いします。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時07分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時07分) 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。職員、会計年度任用職員合わせて約1,400名ぐらいおりますけれども、市外、市内の内訳についてはちょっとデータのほうは持ち合わせなくて、即答できません。すみません。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 即答できないということで分かりましたが、市民の職員がいらっしゃることは事実です。しかも、少なくないと思います。この方々、この情報漏えいの被害者です。市民で被害者が出ているということ、当局はしっかり認識していただきたいと思います。今その数字が出ないにしても、すぐに調べれば分かることです。市民に被害が出ております。 それでは、職員のポータルサイトにアクセスされると、成り済まされた職員が受信したメールなども閲覧できたのでしょうか。御答弁お願いします。
    上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。成り済ました職員のメールも閲覧できるような状況となっておりました。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 先ほどどういった情報が閲覧できたのかという御答弁ありましたが、その中にはメールは含まれていなくて、想像して私が挙げたもの以外にも様々な情報を見ることができたと理解できます。それを全てこちらで挙げることはできないかもしれないのですが、このメールというのは、そういうファイルで管理されていない、もっと機密の情報が扱われている場合もあります。このような情報も閲覧、そして漏えいにつながったということになります。大変重要なことで、非常に危機感を持っていただきたいと感じることです。 5月31日付の懲戒処分の中で、この職員は自身の業務用パソコンにデータを保存したと書いてありました。そのデータというのはどこかにコピーされていないですか。そして、例えばこのデータを印刷はしていないですか。このデータをメールで送信して外部へ、もしくはどこか別のところに送信していないか。また、このデータを閲覧しながら、ほかの方と共有しているとか、そういった事実はないか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。操作履歴を確認したところ、データを職員配付パソコン及び課共有パソコンへコピーしダウンロードしたことと、データを3部印刷したことが確認されておりますけれども、メールでの送信は確認されませんでした。 なお、コピーしたデータについては削除し、当該職員のパソコン及び課共有のパソコンにつきましては、事案発生後に入替えの実施を行っております。また、印刷をしたものについて当該職員へ聞き取りを行ったところ、既に破棄したとのことで、閲覧、取得したデータを誰かと一緒に見たり、また共有したことはないというような報告でございました。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) データを3部印刷したということでお答えがありました。このデータってどういったデータか分かりますか。また、これ1部で何ページ分くらいのデータだったのか。ここまで分かれば教えていただきたいです。お願いします。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時12分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時12分) 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。データにつきましては、人事異動配置のデータということになっておりまして、15ページから20ページというような状況でございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) とても大事なデータだと思います。これ先ほど3部とおっしゃいましたが、3部同じものを印刷したのですか、それは誰かに渡すために印刷したとか、自分用に3部、保管用と閲覧用とか、何かそういう違いですか、そこまで分かれば御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。3部印刷した理由については、この印刷のときに印刷範囲が切れたり見えづらかったため、印刷し直した結果ということでございまして、印刷物の破棄については聞き取りの段階で確認をしてございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) コンピューター上でデータを利用している範囲に関してはログを取ったり、操作に関しては追うことはできる部分あるかもしれませんが、印刷までしてしまうと、もうそれは本人に確認する以外、それがどこまで広がったかというのは確認できなくなってしまいます。そうさせないためにも、そもそもこういった事象が起きないようにするということが大事だと思うのですが、ここまで広がってしまっていること、この事態の重要さを痛感していただきたいと思います。 報道によると、人事課職員複数人のID、パスワードを推測というふうなことがありました。人事課職員何名のID、パスワードが利用されたかをお伺いします。そして、利用されていないにかかわらず、利用できる状態にあったID、パスワード、推測されやすいパスワードであったのが幾つあったのか。そしてもう一つ、人事課に職員が何名いて、そういうふうな状態が起きているのかというのを併せて答弁いただければ、お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。人事課のフォルダを共有しておりますのは3名の職員となっておりまして、この3名のID、パスワードがログインをされているという状況でございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 3名全員が推測されやすいパスワードだったということで合っていますか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。当然このパスワードについては、当初の配付以降、変更するようにというところで通知もしておりましたが、変更されていないということからすると、侵入しやすいというようなパスワードであっただろうというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) ちょっと意識が低過ぎるのではないでしょうか。人事課というのは、当局に限らず一般の企業においても、機密性の高い情報を扱う部署です。そこの情報は、一般企業であれば社員、行政においては職員に対して絶対見られてはいけない情報というのを管理しているはずです。そちらの部署で勤務している職員が、そういったパスワードが初期設定のままだったというのは、大変遺憾です。というか驚きです。 今の部長の答弁にもあったのですが、念のためもう一度確認しますが、推測されたパスワードは初期設定の状態だったということだったのですが、このパスワードは利用者本人で変更することは可能だったかどうか、お伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。パスワードについては、利用者で変更可能なものとなっております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) ありがとうございます。変更可能であったにもかかわらず、変更しなかったということです。 では、先ほどの答弁にもありましたが、もう一度確認しますが、当局としてこのパスワードを初期設定から複雑なパスワードにするとか、推測されにくいパスワードに変更するなど、案内であったり指導というものはなかったのでしょうか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。ID及びパスワードの管理につきましては、情報セキュリティー対策基準で適切に取り扱うよう定められているほか、職員ポータルの入替え時、これ平成30年でございますけれども、その時点と今回の事案発覚の直後及び懲戒処分発表後にパスワード変更についての通知を改めて発出してございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 当局からはそういった働きかけがあったにもかかわらず、大事な情報を扱う人事課の職員が3名ともその対応をしていなかったということです。 それでは、今回の不正アクセスというのは、どのようにして検知されたのかを伺います。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。当該職員の所属部署におきまして、共有しているパソコン内に人事異動に関係するファイルがあったことを他の職員が発見したことから、事案が発覚をしております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) こういった不正アクセスを検知する仕組みがあったということわけではなく、あったかどうかはお答えいただいていないのですが、今回この検知された状況というものは、今の御答弁を聞くかぎり偶然、たまたまに感じられます。もしこの職員が共有のパソコンというものにデータを保存していなければ、これ見つからずにずっと閲覧ができる状態が続いていたと思うのですが、それは間違いないですか。御答弁いただいてもいいですか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり、このセキュリティーに関係するレベルの低さ、あるいはまた職員の情報に対する認識の甘さというものが相まって、今回のような事案が発生したというふうに受け止めてございまして、総務部としても大いに反省をしなければならないというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) それでは、今回の事象が起きた原因というのは何なのか。分析されていると思うのですが、御説明をお願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。情報の取扱い及び法令遵守に対する意識が低下していたこと、及び情報を扱う側のセキュリティー認識の甘さ、低さから不正なアクセスを許してしまったということが、大きな原因だろうというふうに受け止めてございます。 今後は、引き続き情報の適正な取扱いはもちろんのこと、法令遵守及び綱紀粛正の徹底を図りながら、職員の倫理向上に取り組みつつ、セキュリティー性の低いパスワードは設定できないというような設定面での対応にも取り組んでいかなければならないというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 部長おっしゃるとおり、この不正アクセスをした職員だけではなくて、不正アクセスができる状況をつくっていた職員も、私は同じぐらい問題があると思います。そちらの方の意識を変えていかないと、そしてその上司の方々もしっかり勉強していただかないといけないと考えています。 今答弁の中にもあったのですが、システム上推測しやすいパスワードを設定できない、安易なパスワードを設定できないとか、そういったことというのは世の中にあるシステムではよく見受けられるのですが、こういった設定というのはもともとされていたのか、できなかったのか、それとも何か理由があってやらなかったのか、この辺りをお伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。パスワードにつきましては、システム更新の際に一斉に付与する必要があったため、平易なもので仮で設定をし、職員各自でセキュリティー性の高いものに変更するよう求めていたところでございます。 現在、パスワードを変更するよう職員に改めて通知もしておりますが、今後推測されやすい、または簡単なものについてはパスワードとして登録できないといった設定ができないか、対応を検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) もう今の時代、そういった設定って本当に当たり前のようになっていると思います。子供たちでも、そういったことを理解してきている時代です。職員の方ができないはずはないのです。もしやらないとしたら、面倒くさいとか、今までやっていなかったから嫌だとか、どちらかというと私にはそれは甘えに聞こえてくる部分もあります。本当に徹底していただきたいと思います。 それでは、今の答弁と少し重なるかもしれないのですが、懲戒の公表では今後徹底した再発防止策を講じというふうに表現されています。今回の事案を受けて対応したこと、そして今後対応することも含めて、この再発防止策について御説明お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。今回の事案を受けまして、職員及び所属長向けに個人情報の適正な取扱い及び情報セキュリティーの関係法令を遵守するよう通知をし、併せてパスワードをセキュリティー性の高いものに変更することについても通知をいたしてございます。 また、今後ログイン時にパスワード以外の本人認証をより厳格にできる二要素認証の仕組みを各システム及び全てのパソコンに導入することなど、セキュリティー性の高い方法について、改めて検討もさせていただきたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 部長、今の再発防止策で、もう本当に再発しないのですか。決意というか、覚悟ありますか。もしよければ御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。この場で宮城議員からおっしゃるように、両面からまずは情報、あるいはまた法令遵守含めて職員の意識の持ち方、低さを上げていくということにまず取り組んでまいります。あともう一つは、情報セキュリティーの部分でまだまだ低い状況があるというところもございますので、セキュリティーの高度化、あるいはまた職員の意識改革含めて、両面から取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) もう少し力強い決意が聞かせていただけたらなと思ったのですけれども、ぜひよろしくお願いします。 今回の対応として、職員にパスワードを変更するように案内というか、通知を出したということなのですが、これ実際に職員の皆さんが対応したかどうかという確認は取れますか。パスワードが変更されたかどうか、そして臆測されないようなある程度の複雑さを満たしたようなパスワードに設定されたかどうかということを、裏づけを取るように確認をすることはできますか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。今回の事案発生後と懲戒処分決定後に、パスワードを変更するよう通知を発出してございます。今後、パスワードがセキュリティーの高いものに変更されたかを再度確認をし、変更していない職員につきましては、直接変更を促してまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) それぐらい徹底しないと、情報漏えいが起きる状況だということをしっかり認識して、必要な対応を取っていただきたいと思いますが、今部長がおっしゃった対応というのは、職員ポータルのパスワードについてだと思いました。当局の中では、多くのシステムが利用されています。そして、全てではないかもしれませんが、ID、パスワード必要なシステムというものもあると思いますが、そちら全て同じような対応されるということで、複雑さを満たしたパスワードに変更するとかというのも、全てできるものに関してはやっていくということでいいですか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。まず、議員からございましたポータルについては、全職員きちんとしたパスワードの設定をしてまいりたいというふうに考えております。 また、あとそれ以外のシステムのデータ、住基とか福祉とか、そういった税関係については現状も生体認証などの機能で対応してございますので、それについてもきちんと今後も対応してまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 既に生体認証を利用しているシステムは変えられないと思うのですけれども、簡単なパスワード、臆測できるようなパスワードを利用しているシステムがあるかということを把握されていますか。なければないでいいかもしれないのですけれども、まずそういった対象があるかどうかというのを確認することも大事だと思います。そして、そういったシステムにおいてもしっかりパスワードを変更していく、できるのかできないのかと、そもそもそのシステムが複雑なパスワードを認められないような仕様になっているか、そういった確認が必要になってくると思うのですが、そういったあたりも取り組んでいただけますか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。まず、今回の事案を受けまして、再度システムの中で情報のセキュリティーの部分について、議員おっしゃるようなパスワード設定について、できるものできないもの全て洗い出す中でIT推進課、あるいはまた人事課含めて調整し、対応してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) よろしくお願いします。 それでは、先ほども部長の答弁であったのですが、本人認証においてIDカードの連携であったり生体認証など、様々な機能が世の中で導入されている状況ですが、当局においてはこういった仕組みというのは導入されているかどうか。そして、ポータルサイトのログインのときに導入されていないのであれば、なぜ導入されていなかったのかについても御説明できればお願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。住民基本データ等、この「等」の中には先ほど申し上げました税情報、住基システム、あるいは生活保護システムと含まれてございますけれども、そういったものを取り扱う部署におきましては生体認証、静脈認証でございますけれども、導入をしてございます。 今後、ログイン時にパスワード以外の本人認証をより厳格にできる、先ほど申し上げました二要素認証の仕組みを各システム及び全てのパソコンに導入ができないか、検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) こういった流れというのは主流になっているかもしれないのですが、こういった仕組みを導入するにはどうしても多額の費用が必要となってしまいます。ただ、この費用が必要となってくる状況を生み出したのは、当局御自身だということをしっかり反省していただきたいと思います。 それでは、この職員は職員分限懲戒審査委員会で審査されたというふうに公表されていましたが、推測されるパスワードを1年以上放置していた職員、そしてその部署の人事課とおっしゃいました、人事課だったり、その上司の部長、そして市長御自身には何らかの審査とか処分というのはないのでしょうか。御検討はされましたか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。今回の事案につきましては、当該職員のほか管理監督する立場にある担当部長及び次長を訓告とし、併せて当時の所属係長を厳重注意といたしております。 昨年に続き、情報の取扱いに係る不適切な事案が生じたことを重く受け止め、今後は全職員が組織全体の大きな問題であるとして、一層の綱紀粛正と倫理の向上に取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 不正アクセスを行った職員、そしてその関係部署、その上司の人の懲戒があったということですが、それだからいけないのではないですか、人事課はどうなっているのですか、総務部はどうなっているのですか。このパスワードを放置していた状況を生み出したのは総務部ではないのですか。そちらがしっかり審査されるべきではないですか。これをやらないと繰り返しになるのではないでしょうか。大変心配です。 この職員分限懲戒審査委員会というのは、どういった審査をされたのか。そして、そこにはICT技術に詳しい、セキュリティー技術に詳しい方もしっかり加わって、事の重大さを分かった上でこういった審査がされたのかどうか、お伺いしてもよろしいですか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。まず、職員分限懲戒審査委員会でございますけれども、その場に関係する部署の職員、あるいは情報をいただくための関係職員含めて、この委員会のほうで聴取をしてございます。あと、この委員会で十分審議をされた結果というふうに受け止めてございますけれども、議員からございました担当部長、私含めて、当然物すごく反省しなければならないというふうに感じておりますし、また改めて情報化推進本部の開催をもって、私のほうからもおわびを申し上げたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 先ほど部長の答弁にもありました。これ情報漏えいというのは、昨年もありました。実際に起こった時期は一昨年になるかもしれませんが、私自身昨年3月議会で取り上げさせていただきました。別事案ではありましたが、情報漏えいについて取り上げさせていただきました。その際、総務部長の答弁で、今回の事案を一職員による事案とせず、管理職を含めた全職員が事の重大さを認識、共有した上で、個人情報の適切な取扱いの徹底を図り、行政の信頼回復に努めてまいりたいというふうに考えておりますという答弁をされました。さらに総務部長は、私も大変大きな責任を感じているというところでございます。今回の事案を重く受け止め、一層の綱紀粛正と倫理の向上に取り組み、職員一丸となって市民の皆様の信頼回復に早急に全力で取り組んでまいりたいと考えておりますという答弁をいただきました。1年前の情報漏えいの事案でどのような対策が取られたのか、御答弁お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。1年前の情報漏えい事案も受けまして、この間、継続した情報セキュリティー研修の実施及び個人情報の適正な取扱いと情報セキュリティーの周知を行ってまいりました。そういった取組は、今回の職員含めて研修を受けてございますけれども、再度そういった部分についての事案が発生したということについては、改めて重々私自身反省もして、今後の取組をまたそれ以上に強化をして取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 1年前の事案で、情報漏えいで取った対策があったにもかかわらず、このような事件、情報漏えいが起きた。1年前に取った対策で、なぜ今回の事案が防げなかったと考えているか、説明お願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。この間、先ほどの答弁とも重なると思いますけれども、研修や昨年度の事案を職員全体が事の重大さを受け止めていなく、情報の取扱い及び法令遵守に対する意識が低下していたこと及び情報を扱う側のセキュリティー認識の低さ、甘さから不正なアクセスを許してしまったということが大きな原因、要因というふうに受け止めております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) それでは、部長、先ほどおっしゃった今回の件に対する再発防止策、それがうまくいくというのは、昨年の事例を踏まえてどういった違いがあって今回は再発しないというふうに思えるか、そこの違いの説明を伺ってもいいですか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。まずは、職員個々の意識を高めていくということが、まず第1点として、私含めてですけれども、そういった方向で取り組んでまいりたいというふうに考えております。 あともう一点、やはり情報を扱う側のセキュリティーのレベル、高度化を図っていかなければならないということがございます。そういった二面性を持って今後は取り組まないといけないというふうに痛感してございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 気持ちを高めていったところで、できなかったというのが今回発生したことにつながっていると思うのです。もちろん意識を高めるというのは大事だと思うのですけれども、先ほど部長もおっしゃったように新しい仕組み、機器等を導入することによって、こういった事案をなくしていくという、発生しないようにするというようなこともしっかり考えていただきたいと思います。 今回の件って不正アクセス禁止法に抵触している可能性はあると思っています。こちらは親告罪ではなく、たしか警察のほうで判断するものなので、当局のほうで判断するものではないとは思うのですが、法律に抵触しているかどうか、自覚があるかどうかお伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃるように、今回の部分につきましては法律上の扱いにおいては親告罪ではなくて、警察のほうから強制的に捜査もできるという状況も確認はしてございます。処分発表後には、宜野湾警察署のほうからも人事課のほうには確認に来ていたというところもございます。そういったことも踏まえて、今後は重々注意しながら、今回のようなことが二度と発生しないよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 沖縄県警が出している不正アクセスに関するパンフレットがあって、これインターネットで見たらすぐに出てくるものなのですが、こういった事象があったらすぐに警察に相談してくださいということがあるのですが、特に再発防止策については警察のほうにも専門の部隊がいるようで、相談してくれればアドバイス等できるようですが、再発防止策について警察にも相談されましたか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。警察のほうが来たときには、今回の事案の内容の確認にとどまったというふうに報告は受けてございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員
    ◆7番(宮城政司議員) 必要であれば、職員にもICTに詳しい専門の職員もいらっしゃいますし、警察にもそういう相談の窓口があるのであれば、今回の事案って非常に大きな事案だということを意識できているのであれば、そういった方々の支援というのを受けながら、絶対に再発させないという思いをしっかり示していただきたいと思いますし、実行していただきたいと思いますので、絶対今後起きないようによろしくお願いします。 県外の事例では、ほぼ同じような事例で刑事事件となって立件されている事例があります。なので、今回なぜ立件されていないかは警察のほうにしか分からないのですが、されていた可能性があるということを強く受け止めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、次の質問に移らせていただきたいと思います。1番、市道宜野湾11号の整備についてお伺いしたいと思います。前回の議会でも要望させていただいたとおり、市道宜野湾7号と11号の交差点、これまで通行できなかった通り、沖国大の後ろの通りで行き止まりになっていたところです。こちらカーブミラーの設置を要望しておりました。そうしたところ、当局においてカーブミラーの設置、そして道路のカラーリングまでしていただき、大変感謝しております。地域の皆様からも大変要望が多かったものですので、みんな感謝しております。ただ1点、カーブミラーの大きさがもう少し大きくてもよかったのではないか、年配の方々には少し見にくいよという声もあったので、今後ぜひそういった声も生かしていただきたいなと思います。 それでは、質問に行きます。6月8日に県内で大雨が降りました。それから数回はあったのですが、市道宜野湾11号の宜野湾地区で冠水し、警察であったり市の職員により通行を停止されるようなことがありました。この事象に対して経緯といいますか、なぜ起こったのかと、今後の雨水冠水対策についてお伺いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 おはようございます。宮城政司議員の御質問にお答えいたします。まず、冠水が起こった要因でございますけれども、市道宜野湾11号の宜野湾区側における道路冠水が起こった要因でございますが、同冠水地点は周辺地域においても最も低い場所であることや、当該冠水地点の歩道側が個人所有の空き地で市道側へ傾斜した地形となっている上に、空き地側からの表面水を取り込むための集水ます周辺に草木等が生い茂った状態で、集水ますへ有効に排水ができなかったことが今回の道路冠水に至った大きな要因であると考えております。 当該区域の冠水対策につきましては、一般質問初日の宮城克議員、また2日目の宮城司議員にも御答弁申し上げましたが、当該区域の当面の冠水対策としましては、歩道側に土のうを置き、車道側への土砂や雨水の流出を防ぐとともに、空き地側からの表面水を取り込むための集水ますのかさ下げ、並びに車道側にございますマンホールをグレーチングタイプに取り替え、排水機能を向上させる対策を講じたところでございます。 また、隣接流域の未整備区域につきましても、次年度に整備を進める予定でございますので、当該冠水地点の雨水流域の分流分散を行い、雨水流量の低減を図るさらなる改善策を講じてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 御説明ありがとうございます。局長、今の御説明で少し確認させていただきたいところがあって、まず集水ますにたくさんの枯れ木といいますか、植物等が入ったことが詰まりの原因になったような話だと思っているのですが、こちらの集水ますに入った草木の整備というのは、先ほどの答弁だと地権者が整備をしていなかったからこういうふうになったようにも聞き取れました。この集水ますがあるところというのは、地権者は宜野湾市ではないのですか。そして、そこの整備をやるのは宜野湾市の責任ではないのですか、そこを確認させていただいていいですか。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。議員も御承知のとおり、当該区域は周辺地域においても最も低い場所であること、個人有地の空き地が市道側へ傾斜した地形となっていることから、大雨時には当該区域に雨水などが流れ込むことは設計段階においても想定をしておりましたので、くぼ地となっております民有地側には集水ますを設置し、冠水対策を講じておりましたが、冠水した当時は草木等が生い茂った状態で、集水ますに有効に排水されなかったことが道路冠水に至った大きな要因であると考えております。今後は、定期的な巡回点検を行い、適正な維持管理に努めてまいります。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 局長すみません、今の答弁では先ほどの質問の答えになっていないと思っていて、この集水ますに入った草木というのは、なぜ整備されていなかったのか、整備するのは誰の役割ですか、そこをお伺いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。当該地域のくぼ地となっている部分につきましては、議員がおっしゃるように市が管理する雨水時季もございますけれども、先ほども御答弁申し上げましたが、個人有地の空き地もございますので、個人有地の空き地等に草木が生い茂った状態であったということでございます。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) ただ、あの集水ますがあるところは市有地、市の土地です。それであれば、市のほうでも責任を持ってそういった草木の対応をしていただけていれば、今回の事案は起きなかったのかもしれないなというふうに考えております。冠水が起きた後に、そういった整備をしていただいている状況です。先ほどおっしゃっていた対応というのは、もう終わったように聞こえましたので、きっと今後は起きないと期待しております。 冠水が起きて、市の職員であったり、警察の皆さんも駆けつけて交通整理に対応していただきまして、大変ありがとうございました。今この事案が起きて、地域の方と一緒にあの辺りを、ちょっと地域周りとか歩きまして、あの辺りの地域のどこから水が集まるのか、水の流れを歩きながら一緒に確認、教えていただく機会がありました。この方は戦前から生きていらっしゃる方で、戦前生まれの方で、この地域の水の流れと歴史を含めて教えていただきました。そして、この方がおっしゃるには、排水の設備の設計だったり道路の設計において、もちろん基準があって、それを守ることは大切だけれども、土地の歴史であったり住民の声ということもしっかり考慮していただければ、こういった事態は起きなかったのではないのかということをおっしゃっていました。大雨が今後降っても冠水しないように一日も早く、対応は終わったということですので、冠水しないよう期待しております。 ちょっと時間がないので、次の1番の(1)に関しては要望をまとめてさせていただきます。まず、街灯の設置を要望いたします。こちらは、今後冠水が起きたときに、街灯がなくて車が突っ込んでしまう可能性があります。そうなったときに、その事故の原因は誰にあるのか、責任は誰にあるのか問われる可能性もありますので、ぜひ安全上の観点からも、街灯の設置を進めていただきたいと思います。そして、歩道側のガードレールの設置も検討していただきたいです。あの道路は、神山側に行くとかなりまっすぐな道路で、スピードを出してしまいそうになる道路です。実際出して走る車もいます。なぜ米軍側にあって歩道側にないのか、本当におかしなところだと思います。市民の安全を考えるのであれば、あそこを歩く人はほとんどが市民だと思いますので、ぜひガードレールの設置を検討していただきたいと思います。 そして、緩衝地帯、クリアゾーンに関して、新しくできた市道宜野湾11号には草刈りをしっかりやられています。これは、米軍のフェンス内で草刈りを行っているのと同じような機械、トラクターというのですか、車のようなカートを使って草刈りをしている姿も拝見しました。ですが、既存部分の市道宜野湾11号に関しては、以前大きな掃除はしていただいているのですが、また草木が生い茂っています。そして、これ生い茂ると既存の市道宜野湾11号の部分には街灯がありますが、ごみを捨てたりと治安の悪化、衛生面の悪化につながりますので、当局でできる部分は当局で対応していただきたいですし、ぜひ防衛局にもしっかり継続して訴えていただいて、安全管理、そして衛生管理をしていただくよう、よろしくお願いします。 そして最後に、ハブや野生動物の目撃情報が見受けられます。よく私は、亀を見たという話を聞きました。そして、その話を聞くと、あの道路を走っていて、地面に何かごみみたいなものが見えたりすると、もしかしてこれ何か動物が車にひかれた死骸ではないかなと思ってしまうようなときもあります。こういったところ、ハブは危険ですし、こういった人間に危険性のないような動物であったとしても、衛生面という意味でも、ぜひ市民への注意喚起等やっていただくよう、よろしくお願いします。 続いての(2)に移らせていただきます。こちらも要望です。市道宜野湾11号に関連する道路への影響を伺いますということでありますが、3点ございます。1点目は、上原交差点です。海銀上原支店前の上原交差点は、中原野嵩1号から入ってくる際に、直進レーンからも右折レーンからも市道宜野湾11号に入ってくる車があることが見受けられます。かなり危険だと感じました。ぜひ道路に点線を描くとか、案内板を出すとか、交通安全になるよう検討していただきたいです。 そして、2番目の佐真下交差点、こちらも交通量が増加しています。そして、4つの車線全てに右折レーンあるのですが、一つも矢印の信号がなく渋滞が発生しています。そして、皆さん住宅の中の道をうまく活用するなど、本来の道路の使い方の想定とは違うようになっているところがあると思いますので、ぜひ右折用の矢印の設置を検討していただきたいと思います。 そして、最後に3番目、市道宜野湾11号と接続する道路には、とても狭い道路もあって危険だと感じる住民の方々もいらっしゃいますので、市道宜野湾11号、新しい道路です。先ほどの冠水もあるのですが、ぜひ事故がないように全体を通してしっかり対応を、分かるところからでも対応していただくよう、よろしくお願いします。1番目に関しては以上になります。 そして、すみません、2番目はちょっと飛ばさせていただいて、3番目の民生委員児童委員に対する支援と取組についてお伺いしたいと思います。毎年5月12日は民生委員・児童委員の日です。今年も5月12日から18日まで、民生委員・児童委員の日活動強化週間を行っておりました。すみません、ちょっと時間不足ですので、またこの質問は次の議会に回させていただきたいと思います。今回ちょっと時間調整ができず、多くの質問ができない状況になりました。次の議会等に生かしていただきたいと思います。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で7番 宮城政司議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時59分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時10分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。6番 上里広幸議員の質問を許します。上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 皆さん、こんにちは。議席番号6番、和みクラブ、上里広幸でございます。一般質問の前に、少し所見を述べたいと思います。現在、このコロナ禍におきまして、市当局の皆さん、また関係機関の皆さん、毎日、本当に心も安まらない状況が続いていると思いますが、皆様の御尽力によってコロナウイルスワクチン接種、混乱なく本市においては実施できている状況だというふうに確認しております。この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。大変ありがとうございます。 それでは、通告いたしておりましたので、議長のお許しがありました。早速一般質問に入らせていただきたいと思います。今回6項目ございますが、皆さんにお配りしている3番目、市道道路愛称名付与の推進についてがございますが、市民経済部の皆さん、また建設部の皆さん調整したのですけれども、議論がまだちょっと深まっていないということで今回、先日前もって取下げしておりますので、皆様方も訂正方よろしくお願いいたします。 それでは、質問1、市長の公約である火葬場の推進についてでございます。この質問は、本員が当選して以来ずっと質問して、その状況を確認させていただいております。市長のほうからも、公約等でもありましたとおり、推進していくというお言葉をいただいております。そこで、今現在の火葬場の推進、進捗状況をお伺いしていきたいと思います。 昨年の9月議会でも質問いたしましたが、近隣市町村との意見交換等の調整等、どうなっているのかお伺いいたします。 残りは自席にて質問していきたいと思います。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 おはようございます。上里広幸議員の御質問にお答えいたします。近隣市町村との火葬場建設の意見交換ということでございますが、昨年の9月に御質問をいただいて以降も担当者レベルで定期的に情報交換を行っているところでございます。ただ、コロナ禍の状況が続いているところから、火葬場建設に向けた取組に関しては、具体的な進捗というのがないというふうに聞いているところでございます。 どの自治体も、財源確保や建設場所の候補地などに課題があるため、なかなか事業化に至らない状況というふうに伺ってございます。以上です。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございます。令和2年9月議会のほうでも質問して、市長のほうからも、今コロナ禍の状況で腰を据えてなかなか取り組んでいける状況ではないというふうにしてお伺いしております。その状況と、今現在も進捗のほうはなかなか進んでいないなというふうにして当局の皆さんとの調整の中でも感じております。しかし、これは市長のほうももちろん公約で取り上げていて、推進していくというふうにしてあります。このコロナ禍、終息した後というのは、このコロナ禍の前以上の生活を皆さんは望んでおります。 そこで、今現在火葬場の建設がなかなかうまくいかない、その中でも市民の皆さんに対して何か行動を示していただきたいというふうにして本員は考えております。昨年の一般質問の中で、近隣の自治体では協定を結んで住民の負担軽減に努めていると答弁がありました。火葬場の建設が進まない中でも、市民の負担を減らすためには、協定を結んで市民の負担を軽減したり、様々な方法、手法が市長に対しては、市民からもこの手法に対して期待されていると思います。 そこで、本市も近隣市町村と協定、こういったことを進めることを検討していないのか、質問いたします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。本市に火葬場が整備されていないことから、市民の方々が他の自治体で火葬していただいていることで、時間及び金銭的な御負担というのもかかっている状況というのを認識している状況でございます。 現在、市民の負担軽減に努めている他の自治体もございますので、協定の手続の呼びかけや現況の聞き取りも行っておりますが、ただ、昨年度から続いているコロナ禍の状況もあって、なかなか具体的な事業の取組について検討できていないというふうに伺っております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 部長、答弁ありがとうございました。なかなか進捗が見られそうもないようにお見受けしているのですけれども、部長の答弁の中でも、コロナ禍においてと発言がありますけれども、このコロナ禍においても逝去される方は変わらないのです。むしろ増えている状況で、そういった中でも本市が火葬場に対して取り組んでいく姿勢というのは、やっぱり市民の方々に私は示していただきたいというふうにして思っています。 そこで、火葬場建設の推進のために幾度となく、いろいろ御提言させてもらっております。そこで、また今回は、私もどういった手法で、少しでも一歩ずつ火葬場建設に向けて推進していくために、市長がどのような行動を取っていくのかなということを注視しております。今回の質問の中でも、あえて公約である火葬場建設についてとあります。改めて、松川市長の後援会が発行している資料を拝見させてもらいました。数もたくさんあったのですけれども、どの後援会の資料においても、環境に配慮した暮らし、まちづくりの中で火葬場建設を推進するとうたっています。その中でも、何かできないかなということで少し考えたのですけれども、本市の松川市長は、現在5月から中部市町村会の会長に就任されております。市長が今現在、一首長がこの中で提案していくのかどうかというのはあれなのですけれども、この火葬場建設を中部市町村会へ呼びかけて、近隣市町村でどういったことができるか呼びかけて、そういった予定があるのかどうか、ちょっと確認させていただきたいと思います。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。まず、中部市町村会でございますが、こちらの目的が地方自治の振興、発展、構成市町村相互の連絡調整及び関係団体との連携を図り、市町村行政の円滑な運営と中部地域の振興、発展並びに構成市町村共通課題の解決に向けて様々な活動を続けているものでございます。 これまでも、市長の公約である火葬場の建設のことにつきましては、近隣市町村の首長とも意見交換を行っておりますが、やはり中部域に火葬場が少ないということは、これは共通の課題でございますので、こちらの例えば広域化の方向性の取組でございますとか、あとは議員御指摘の例えば住民の負担軽減等の取組を確認しながら、これまで同様に今後も取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。これは市長の公約でもございます。私たち議員もそうです。私たちは任期がありますので、その公約を皆様方とお約束して当選して市長になられている。たくさん意見を持ってきている。市民の皆さんが期待しているのは、公約を掲げたことをもちろん推進していって、確実に進めていく。それともう一点は、この取組に対してどのような手法を取っているのかというのが、市民の皆さん非常に注視していると思います。 任期あと1年近くでございますので、できれば市長、思い等があれば、火葬場建設に対して一言いただきたいのですけれども、よろしくお願いします。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。ただいま上里議員からございました、私の公約でもございます火葬場の建設、非常に厳しいのが本音であります。ただ、しかしながらこれまでも取り組んで、あるいは協議をしている中では、中部地区は本当に火葬場が少ないと、沖縄市、読谷村、この2か所ですか、ほかの首長の皆さんとも協議もします。北中城村、中城村、西原町、さらには沖縄市、都度そういった協議の場もありますので、連携をして広域化ができないのかなというのも相談もさせていただいております。ただ、即建設というのは厳しいというのが今実際のところでありまして、御提言のありました協定を結んでの市民の負担軽減ができないか、これも今調整をしているところではございます。 具体的にこうだというのがまだ示せないというのは、大変今コロナ禍でも厳しい状況下でもありますし、また財政的にも、沖縄県をはじめ各市町村、大変厳しい状況がこれからも来るだろうと想定もしておりまして、なかなか思い切った調整が難しいというのが実際の今状況であります。ただ、やはり何らかの形で市民に負担軽減ができないかというのは、これからもしっかり調整して取り組んでいきたいと思っております。頑張ってまいります。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 市長、答弁ありがとうございました。まだ事業化されていないのですけれども、この火葬場建設に向けて、また様々な角度から取り組んでいっていただきたいと思います。そして、ただいま御答弁がありましたとおり、こういったことはしっかりとした道筋をまた早い段階で市長の口から聞けることを期待しております。推進よろしくお願いいたします。これで質問1は以上です。 次の質問に移らせていただきたいと思います。質問2、しまくとぅばの普及促進について質問させていただきたいと思います。昨日は慰霊の日ということで、本員も静かに黙祷をささげました。いろいろな報道、また資料とかも見たのですけれども、その中で私はしまくとぅばに少し関連しているなというのがあるので、一つお話しさせていただきたいと思います。 ある戦争時の沖縄のウチナー芝居をテレビで拝見したのですけれども、その中で今現在しまくとぅばがなかなか普及せずに、字幕で出てくるのです。やっぱり本員たちがこれを確認していると、役者の方から聞いている言葉と字幕が、ちょっと意味合いが違うなと思ったり感じました。そこで、本市もしまくとぅばに対して推進、促進している状況を確認させてもらいました。宜野湾市の教育、教育振興計画等の中で拝見させてもらいました。そこで、今現在沖縄県のしまくとぅば普及促進計画の中で、県民運動の実施にあっては、県内の市町村と連携しながら取り組むというふうにして県はあります。 そこでお伺いします。本市の取組をお伺いします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 上里広幸議員の御質問にお答えいたします。議員おっしゃるように、沖縄県しまくとぅば普及推進行動計画においては、地域の文化協会や市町村及び教育機関などとより連携強化を図りながら、しまくとぅば普及活動に取り組むとあります。 本市独自の取組ではございませんが、各市町村や各市町村文化協会から推薦された代表が出場するしまくとぅば語やびら大会へ市内地域の方々が毎年参加しております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。これは教育機関だけではなくて、本市一丸となって私は取り組む必要があるというふうにして思っております。 その中で、まず宜野湾市の教育現場でどう行っているのかというのを確認したいのですけれども、宜野湾市の学校教育基本構想の中で、郷土文化の継承とあります。多分その中で、皆さんしまくとぅばを推進していると思います。そのしまくとぅばの推進について、学校教育での方針と、今行われている取組、お伺いしたいと思います。御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 こんにちは。上里広幸議員の御質問にお答えいたします。学校では、日々の授業や学校行事の中で、幼児、児童、生徒の発達の段階に応じて郷土の文化等を学び、しまくとぅばに触れる機会を設けております。 幼稚園では、野菜の名前をしまくとぅばで覚えたり、絵本での読み聞かせや沖縄の童歌、手遊びを取り入れたり、食事の前後の挨拶にしまくとぅばを使ったりしております。 小学校では、国語や総合的な学習の時間などの授業の中でしまくとぅばに触れ、郷土の文化を学んでおります。また、運動会でウチナーグチバーションでのラジオ体操、競技紹介のアナウンスや学習発表会での挨拶等、学校行事の司会進行などを通して、しまくとぅばになれ親しむようにしております。 中学校では、国語の授業で補助教材を活用してしまくとぅばを学び、9月18日のしまくとぅばの日に向け図書館にてしまくとぅば等に関する本のコーナーをつくり、生徒にしまくとぅばの日制定の経緯等を伝えることを行っております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。様々な取組をやっているということ、調整の段階でも確認させていただいております。少しでもこういった活動を続けていくことが促進につながっていくと思いますので、今後ともいろんなアイデアを出して促進していってください。 このしまくとぅばを促進する中で気になっていたのが、促進している活動の団体の皆様から、学校に促進のためにお手伝いしに行ったときに、まず子供たちに教える前に、先生方に苦手な方がちょっと多いのではないかというふうにしていることもありました。しまくとぅばを教える側の方が、教え方とかそういったことを、しまくとぅばを理解していないとなかなか教えてにくいところではあると思うのですけれども、今児童生徒に様々な取組を実施していますが、どのような課題があるのかお聞かせください。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。学校において、しまくとぅばに親しみを持たせる取組をする上で、しまくとぅばを指導できる教員が少ないことが課題であると考えられます。しまくとぅば普及センターや宜野湾市文化協会うちなぁぐち部などの地域の人材を活用し、学校での取組の充実をさらに図ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 部長、もう一度お答えしていただきたいのですけれども、こういった取組をどういった方が指導しているのか、もう一度御答弁お願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。どのような方が指導しているのかという御質問でございますが、学校での取組の指導につきましては、主に教員が行っておりますが、地域のボランティアを活用したり、しまくとぅば普及センターへ講師依頼をしたりするなど、連携した取組を行っている学校が複数校ございます。令和2年度宜野湾小学校が当センターへ講師派遣を依頼し、しまくとぅば講座が行われた様子がニュースで報じられております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。児童生徒にしまくとぅばを指導していく中で、学校の先生方も教えるためには、しまくとぅばを理解しないといけない、どうやって子供たちに教えていこうかなと、そういったことも課題から見えてくると思うのですけれども、今現在県のしまくとぅば普及推進計画の中で、学校教育機関の取組というのがあります。その中に、教員向けにうちなーぐち実践講座が開催されております。これは、教員がしまくとぅばにまず親しんで、授業等で活用できる研修を行っているとあります。内容も確認させていただきました。 その中で、教員が指導しやすく、児童生徒のよりよい学びの環境をつくるためにも、この講座の活用が必要だと本員考えますが、見解をお伺いします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。県のしまくとぅば普及センターやその他の団体で実施されているウチナーグチ研修については、児童生徒の発達段階に応じたウチナーグチの指導方法を学ぶために必要であると考えております。今後は、市内の教員に対し、研修会等への積極的な参加について促してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。調査の中で当局の皆さんからは、実際に学校に何名講習を受けたとか、そういったことはまだ把握していない状況ということで確認しております。教員の皆さんが、まず親しんで楽しく教えていく、また教育方法、こういったのもしまくとぅば普及センター、これ資料の共通で確認しているのですけれども、中にあるのです。県と市の連携、どういった感じで連携していく、その中で人材養成の活用等ありますので、学びの質を上げる、先生方もしまくとぅばの推進に取り組みやすい環境づくりを構築していただきたいということを提言させていただきたいと思います。 続いて、今学校現場の教育を確認させていただいたのですけれども、市内全般、一番皆さんも御存じのとおり家庭からやってくださいと、皆さん日頃から使ってくださいというのが常なのですけれども、本市として一般の市民向けにどういった促進活動を促しているのか、確認したいと思います。今現在しまくとぅばを普及促進している市民、また団体がありますが、どのように連携して、その方々をどのように支援しているのか、内容をお伺いします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。社会教育団体である市文化協会に補助金を交付し、活動の支援を行っているところでございます。文化協会に20あります専門部の中にしまくとぅばの普及活動を行っているうちなぁぐち部がございまして、平成30年度から令和2年度にかけて沖縄県しまくとぅば普及功労者表彰を毎年お一人ずつ受賞されており、現在も普及活動に努められております。 これまで本市としましても、活動資金造成の協力や生涯学習フェスティバルでうちなぁぐちかるたの紹介やお手玉を使った童謡の伝承、うちなぁぐち芝居の発表など、普及活動に協力、支援しているところでございます。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。今本当に様々バックアップ体制は取れているなという状況が確認できました。今この市内でしまくとぅばを推進するために活動なさっている方々と直接お話しする機会も私度々あるのですけれども、やっぱりおっしゃるのが、活動している方々が非常に高齢化してきているのです。先ほども部長から答弁ありましたとおり、県から表彰された後も、なおさら頑張っていきたいと、生涯やっていくと。でも、後継者づくりが一番心配しているのです。本当に高齢化なさっています。皆さん御存じの方だと思うのですけれども、その中で今後普及促進している市民へ、今後の連携と、また支援についてお伺いしたいと思います。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。今後の連携支援につきましては、これまで同様市文化協会との連携協力を深めることは重要だと考えております。 また、普及活動に携わる方々が高齢化しておりますことから、若い方々への普及促進や育成もとても大切なことだと存じております。そのために、沖縄県のしまくとぅば普及センターの積極的活用を図りながら、子供や一般の方々を対象としたしまくとぅば講座などを開設することで、しまくとぅばになれ親しんで興味を持ってもらえるような様々な取組を考えているところでございます。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。非常に前向きな答弁で、本員も推進していきたいなというふうにして思っております。 ちなみに、この県のしまくとぅば普及センター、答弁でもあったのですけれども、ぜひ積極的に活用していただきたい。内容も、人材の育成とか人材バンク、シンポジウムの開催だとか、今検討している課題に取り組んで設置されているわけです。市町村の活動を推進していくために設置されていると思います。そこで本市としても、今現在でもやっているのですけれども、さらに積極的に活用していただいて、教育現場だけではなくて市民全体を巻き込んでいくような、今現在は市として独自の事業はないのですけれども、そういったのを積極的に活用して、最終的には市独自の私たち宜野湾市民に合った事業を展開できるように希望します。他市の状況も確認しています。他市の状況に右へ倣えでやっていくとかではなくて、その体制を構築して、我々宜野湾市に合ったしまくとぅばの普及促進をどうやったらいいのかなということを精査していただいて、体制づくりを構築していただいて、しまくとぅばの推進、頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。この質問は以上です。 次の質問に移りたいと思います。先ほどもあったのですが、3番のほうは次回行いますので、次4番、市道宜野湾11号及び接続箇所付近の安全対策でございます。本議会におきましても、様々な議員からいろいろ御指摘があります。本員は、以前この質問の中で御提言等させていただいたものを確認させていただきたいと思います。 令和2年6月定例会において、建設部長の答弁の中では、街路灯の件、道路交通の安全性を確保するために設置する街路灯と防犯灯があり、現在の計画ではございません。これ計画中の話です。道路照明施設設置基準に基づいて設置していくと、供用後にどれぐらいの交通量があるのか、既存道路と交差点部分の安全性について現場状況を正確に把握し、設置の必要性について判断していくという答弁ございました。そこで本員も、最低でも市道宜野湾11号接続口には街路灯の設置は必要ではないですかというふうにして要望いたしております。 そこで、御質問いたします。供用開始後、2か月経過いたします。市民や自治会などからどのような声が寄せられているのか、御確認したいと思います。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 上里広幸議員の御質問にお答えいたします。市道宜野湾11号供用開始後に寄せられた市民や自治会などからの意見や要望等につきましては、既存の上原地区の交通量が増え、生活道路が抜け道として使われていることや、国道330号と市道宜野湾11号を結ぶ宜野湾小学校横の市道愛知8号の交通量が増え、通学時などに影響が生じているなどの苦情がございました。 市道愛知7号、8号及び既存の上原地区につきましては、自治会からの要望もあり、現在注意喚起の看板を設置しているところでございます。市道宜野湾11号の開通後は、国道330号の渋滞緩和や真栄原方面から市役所方面の移動時間の短縮などが図られ、市民の皆様からも大変喜ばれているところでございますが、開通したことにより様々な問題等も寄せられているところでございます。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。喜ばしい声もたくさん寄せられていると思います。でも、そこに住んでいる方々の生活状況は変化しているわけです。今答弁であったとおり、市道7号、8号については注意喚起の黄色い看板が今立っています。個数も確認させていただきました。自治会長さんのほうからも、当局の皆さんからも確認しております。注意喚起している状況ではございます。でも、市民の生活がやっぱり大きく変化しているという中で、街路灯の設置、接続口に向けて必要だと思います。その中で、道路交通の安全性について、交通量をどのように把握していくのかお伺いいたします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道宜野湾11号開通後の渋滞緩和の効果を確認するため、上原から真栄原までの交通量調査を今年度に予定してございます。市道宜野湾11号開通前の国道330号の交通量調査結果から市道宜野湾11号の交通量を差し引くことにより、渋滞緩和の効果など検証してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございます。関連するので、もう一つ質問したいと思います。 今現在、既存の部分との交差点部分の安全性をどのように確認していくのかお伺いします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。交差点部分の安全性につきましては、街路灯も含めてのことだとお察ししますが、まず街路灯につきましては、現在供用開始した市道宜野湾11号新設部分には設置されてございません。住宅などが張りついていないため、夜になると暗いことは把握しておりますが、街路灯設置につきましては道路照明施設設置基準などに基づき設置していくこととなっております。街路灯につきましては、今後既存道路との交差点箇所も含め、市道宜野湾11号全体の現場状況を確認し、設置の必要性について判断していきたいと考えております。 また、安全性についての御質問でございますが、各交差点、取付道路なども現場状況を確認しながら、どのような方法で対策すればよいか調査研究してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 部長、答弁ありがとうございました。本員が質問で確認したかったのは、どのような手法で安全性を確認していくのかということであったのですけれども、今答弁の中で調査していくというふうにしてありました。この手法も、今答弁できますか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。安全性の手法につきましては、現在のところまだ検討しているところでございます。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。安全性に対する、どうやって把握していくのかという手法は、今現在検討中とのことです。今もう実際供用開始して生活している近隣の皆さん、生活が変わっているわけです。できるだけ早くこの手法を決めていただいて、取り組んでいっていただきたいと思います。 防犯灯の必要性については、近隣自治会の皆様と、また関係機関と協議して、検討していただきたいと思います。7月には多分通学路の安全点検等もありますので、しっかりとして検討していただきたいと思っています。 街路灯の必要性については、市道宜野湾11号の交通量、交差点部分の安全性、今答弁していただいた。それも調査研究していただいて、早い時期にこの調査結果を示していただきたいというふうにして提言させていただきます。見解があればお願いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御提言にお答えいたします。早い時期に交通量調査、また安全性について調査を行い、既存道路と交差点部分の現場状況、安全性について把握し、設置の状況について判断してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) ありがとうございました。先ほど今年度というふうにして御答弁もありましたので、早い時期に調査研究よろしくお願いいたします。この質問は以上です。 次の質問に行きたいと思います。5番、下水道接続促進事業の取組について質問させていただきたいと思います。まず、3月の定例議会でも確認させていただいております。4月から下水道接続促進事業取り組んでおりますが、現在の進捗状況と課税世帯や非課税世帯、区分があると思うのですけれども、申請状況についてお伺いいたします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 上里広幸議員の御質問にお答えいたします。くみ取便所や浄化槽は廃止して、公共下水道へ接続する工事を行う建物の所有者の方を対象に、その工事費の一部を補助金として交付し、公共下水道へ接続していただくことを目的に、宜野湾市公共下水道接続促進事業を今年度4月より開始しております。 当該事業の進捗状況でございますが、今月6月14日時点における補助金申請の状況になりますが、97件となっております。また、課税世帯や非課税世帯ごとの申請状況でございますが、全97件のうち課税世帯が83件で、非課税世帯につきましては14件の申請受付がされていることになっております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。内容のほうは、資料等も提出していただいて確認いたしております。 そこで、今年度の補助申請受付の予定についてお伺いいたします。御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。公共下水道接続促進事業の申請受付の想定件数でございますが、同補助金を既に活用しております他市町村の実績等を参考に、今年度においては課税世帯で80件、非課税世帯が35件、低地帯の接続で10件、合わせて125件の申請受付を想定しているところでございます。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。その中に、非課税世帯の申請件数が少ないように思います。 そこで、非課税世帯の申込み申請が35件に達するまで申請受付を行うかどうか、また非課税世帯への周知方法などの対応についてお伺いします。御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。本年度の非課税世帯の申請受付の想定件数につきましては、先ほども御答弁申し上げましたが35件の予定でございます。非課税世帯につきましては、補助率や補助限度額を課税世帯よりも加算するなど、経済的な負担の軽減を図り、より多くの非課税世帯の方に利用していただけるような補助金制度の構築を図っておりますが、現時点では14件の申請にとどまっている状況でございます。 非課税世帯の予定件数に達するまで申請受付を行うかについての御質問でございますが、本促進事業は衛生的で快適な市街地環境の確保を図るために、公共下水道への接続を促す目的で行っている事業でございますので、課税世帯や非課税世帯を問わず、本市の補助金交付規程にのっとって未接続世帯からの申請があれば、予算の範囲内において手続を進める予定でございます。 また、当該事業の周知方法につきましては、市報やホームページへの掲載、各自治会へのパンフレットの配布、また未接続世帯への臨戸配布等により同補助金制度の周知を図っておりますが、非課税世帯を特定し非課税世帯に限定した戸別周知の取組につきましては、極めて困難であると考えております。したがいまして、課税、非課税世帯を問わず、同事業の周知方法につきましては、引き続きこれまでの取組を継続して周知を図ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。本員は、非課税世帯が35件に達するまで取り組んでいくというか、少し勘違いしていた面がありました。そこで、当局の皆さんから説明を受けて、事業内容確認させていただいております。事業の進捗は確認できました。 続いて、違った目線からいうと、この下水道接続促進事業は令和3年4月より開始されている上下水道事業包括業務委託に含まれています。引継ぎや当該事業の業務を円滑に運営できているのか、お伺いいたします。御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。議員も御承知のとおり本市上下水道局では、令和3年4月より上下水道事業の料金徴収業務や水道工務、下水道工務等を包括して委託する宜野湾市上下水道事業包括業務委託が開始されております。議員がおっしゃるとおり公共下水道接続促進事業につきましても、4月より開始しております包括業務委託に含まれておりますので、受託業者への業務の引継ぎにつきましては、局担当職員からのスムーズな事務引継はなされており、当該業務につきましても受託業者により円滑な業務運営が図られているところでございます。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。この質問は、やっぱり包括業務委託を県内で初めて実施するということで、その中で業務がしっかり引き継いでいっているのか、またそれをすることによって市民サービスに影響がないかということで質問させていただいております。 これは、5月31日の報道なのですけれども、式典で局長のほうも、質の高い市民サービスの提供が維持されることを期待しているとありましたので、このサービスを維持していただきたいと思います。その中で、排水設備の工事完了検査についてお伺いしたいのですけれども、検査日を市が指定し、また住居内についても検査を実施しているようですが、緊急事態宣言発令中の住居内への立会検査は、コロナ感染症対策、また施主の負担を考慮すると、敷地内のみの検査方法で実施できないのかというふうにして本員は考えておりますが、いかがか御答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。排水設備の工事完了検査につきましては、毎週木曜日を検査日と設定し完了検査を行っております。検査の曜日指定につきましては、限られた職員体制での検査業務の対応となりますことから、効率的な業務遂行を図るために曜日指定をさせていただいております。 また、同検査における住居内の検査につきましては、任意の検査範囲ではございますが、汚水管と雨水管の誤った接続、いわゆる誤接続防止を図るために、行政サービスの一環としてこれまで実施をしてまいりましたが、議員のおっしゃるとおり現在のコロナ禍において、感染拡大防止の観点や施主の負担軽減を図る観点から、住居内検査につきましては指定工事店の自主検査の範囲にとどめ、本市上下水道局における完了検査の範囲につきましては、敷地内における外部の配管周りの検査に限定した方法について、今後検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。
    ◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。もう一度コロナ対策、また施主の、家主さんの方の負担を考えると、どうかなというふうにして視点があったものですから、質問させていただきました。 今局長の答弁の中で、現場立会検査は毎週木曜日に実施しているとあります。これがなぜ曜日を指定しているのか、理由をお伺いいたします。答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。排水工事完了検査の曜日指定でございますが、先ほども御答弁申し上げましたが、限られた職員体制での検査業務の対応となりますことから、効率的な業務遂行を図るために曜日指定をさせていただいております。 検査の曜日指定につきましては、平成28年度頃からの運用となっておりまして、毎週木曜日が検査日であることにつきましては、指定工事店においても同検査制度の仕組みが定着していることや、他市町村の排水設備の工事完了検査日との日程調整も容易であるとの御意見等もございますので、毎週木曜日を検査日とさせていただいております。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。本事業を促進していくには、もちろん市当局もあって施主、また施工業者、3者あるのですけれども、1週間の中で曜日を指定するのはどうかな、他市を調査すると、宜野湾市でしか実施していませんでした。この調査の中ですると、現在定着しているということもありました。でも、事業を促進していく中では、市が曜日を指定せずに、月曜日から金曜日まであるわけですから、指定工事店、また施主と調整した曜日で実施していくことが、本員はサービスの向上につながっていくと思うのですけれども、局長の御見解をお願いいたします。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。先ほども御答弁申し上げましたが、曜日指定の検査につきましては、指定工事店においては現在の検査制度の仕組みが定着していること、また他市町村の排水設備の工事完了検査日との日程調整が容易であるとの意見もございますので、検査の曜日指定につきましては引き続き継続して運用してまいりたいと考えております。 上里議員からの御提言にあります曜日指定をしない検査の対応につきましては、申請者や指定工事店などからの要望がございましたら、その要望日に応じて柔軟な対応ができるよう、検査体制の構築を図ってまいります。御提言ありがとうございました。 ○上地安之議長 上里広幸議員。 ◆6番(上里広幸議員) 答弁ありがとうございました。本員がなぜこの質問をしたかと申しますと、この事業を推進していく中で4月以降、今工事されている方、また指定工事の方、調査させていただきました。そういったコロナ禍の中で宅内、居住内の検査はどうのなのかとか、なぜ他市は曜日を指定されていないのに宜野湾市は指定されているのとか、そういったことがあったので、当局の皆さんに確認させていただきました。事情も、今局長のほうからお伺いいたしました。その答弁の中でも、今現在定着していて進めていくのですけれども、柔軟な対応を取っていくという答弁もありましたので、また下水道接続事業を促進していくために、また御尽力よろしくお願いいたします。 もう一点、公共施設の安全性について質問あったのですけれども、ちょっと時間が限られておりますので、次回の定例会において質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 これにて本員の一般質問は以上です。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で6番 上里広幸議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時07分)               午後の会議 ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き一般質問を行います。22番 桃原朗議員の質問を許します。桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 議員諸侯の皆さん、こんにちは。議席番号22番、絆クラブ、桃原朗であります。議長のお許しをいただきましたので、順を追って質問をさせていただきます。 本市は、政府の支援の下、高率補助や交付金の増額等を実現し、特別養護老人ホーム福寿園や野嵩保育所民営化等の行政改革を実施するなど、一定の財源を確保してまいりました。これにより、取り組むべき課題であったはごろも小学校新築工事や志真志小学校校舎増改築工事、はごろも給食センター整備事業をはじめ、長年休止状態だった市道宜野湾11号道路整備事業や普天間飛行場周辺まちづくり事業など、多くの事業を実施しております。令和元年度には、普天間小学校校舎増改築工事にも着手しております。しかし、当市の財政状況については、市税は順調に増加しているものの、それ以上に生活保護や児童福祉費、障害福祉費といった社会保障関係費の伸びが著しい中で、多くの事業に取り組んできたこともあり、財政状況は年々厳しくなっている。そこで、令和3年度予算編成に当たっては、当市の財政状況及び集中改革方針や財源不足への対策等を踏まえ、市税や使用料、手数料等だけでなく、有料広告事業やふるさと納税の積極的な活用、未利用財産の売却促進、貸付けなど、さらなる自主財源の図っていくとうたわれております。市民ニーズや将来のまちづくりに十分に対応するためには、依存財源に左右されない安定した自主財源が特に重要であり、全職員が危機意識を共有し、全庁的に自主財源の確保に努めるとされております。 そこで、お尋ねいたします。自主財源の強化、適正課税に努めるとあるが、令和2年度の過誤納付や過徴収、滞納状況はどうなっているのか、前年度と比較してどうなっているのか。また、徴収率の状況についてお伺いいたします。 あとは自席にて質問してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 こんにちは。桃原朗議員の御質問にお答えいたします。令和2年度の過誤納付金などの還付状況と徴収率についてでございますけれども、過誤納付金、還付金につきましては、令和元年度が6,929万2,558円に対しまして、令和2年度が3,585万1,610円となっております。 固定資産税の補填金につきましては、令和元年度が6,733万1,356円、令和2年度が1,574万5,737円となっております。 現年度課税分及び滞納繰越し分を含めました収入未済額につきましては、令和元年度が2億6,446万9,958円に対しまして、令和2年度が2億7,360万3,563円となっております。 徴収率につきましては、コロナ禍で大変厳しい状況も予想はしておりましたけれども、令和元年度が現年分、滞納分合わせまして徴収率が97.7%、令和2年度も同水準の97.7%というふうになっております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございました。やはり過誤納付や、また還付した金額も、令和元年度の金額より半減をしているというふうに数字からも見てとれます。それと、徴収に至ってはコロナ禍の厳しい中でも97.7%、非常に宜野湾市民の税に対する考え方といいますか、協力するのが市民の努めだということの表れ、また担当課の頑張りもあったのかと存じます。しっかりと税収を高めるためにも、頑張っていただきたいと思います。 過誤納付については、平成30年3月の定例会において陳情として、陳情第87号、固定資産税の課税ミスによる過徴収の返還についてということで継続審議して、同年の6月議会までまたいでしっかりと議論をして、ちゃんと税の在り方について様々な議員からも意見を聴取して、しっかりと誤った税制はたださないといけないということで松川市長の旗振りの下、この1件だけではないだろうということで、税を改めてしっかりとチェックを入れたことの表れだと思いますので、今議会ではそこまで深掘りはできませんけれども、質問がたくさんあって。次回にまたこの税については、次期議会でも皆さんと議論をしていきたいと思います。 続きまして、企業版ふるさと納税についてお伺いいたします。企業版ふるさと納税と、クラウドファンディング型ふるさと納税の違いについて御説明をいただけますでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。まず、企業版ふるさと納税でございますが、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対し、企業が寄附を行った場合に税額控除をする制度となっており、制度の適用期限が令和6年度までとなっている地方創生応援税制でございます。 次に、ふるさと納税型クラウドファンディングとは、自治体が解決したい課題を具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方々からふるさと納税によって寄附を募る仕組みとなってございまして、寄附を行うことで税額控除を受けられるのが特徴となってございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) ありがとうございました。これも6割控除だったものが9割控除という形で、委員会等でも議論をして説明も受けてまいりました。しっかりと市民にも広くあまねく伝わるよう、企業の皆さん方にも協力いただくよう頑張っていただきたいと思います。 この企業版ふるさと納税とクラウドファンディング型ふるさと納税ですが、現在宜野湾市では今回認可を受けて、オーケーもらっておりますけれども、実際に本県11市で企業版ふるさと納税を行っている市がいかほどあるのか、お答えをお願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。県内11市において、国へ地域再生計画を提出し認定を受けた市は、宜野湾市のほかに7市ございます。具体的には、那覇市、浦添市、名護市、沖縄市、石垣市、うるま市、豊見城市となってございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) やはり国から示された、地方にもしっかりと税を、あまねく企業にも協力いただきながら、しっかりと厳しい自治体の力添えをしたいということで政府が考えた措置だと思っております。 さて、本議会にも提案されました議案第48号、宜野湾市企業版ふるさと応援基金条例の制定について、今般の議案にも上がりましたけれども、1,000万円という想定で宜野湾市企業版ふるさと応援基金が予定されておりますが、この目標設定をもう少し上げて、はるかに目標達成できない金額を設定するのではなく、これぐらいはせめていきたいという金額をもう少し上げていただきたかったのですけれども、それについてはどうでしょうか。お伺いさせていただきます。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。まず、企業版ふるさと納税の取組でございますが、地域再生計画に記載されたKPIが設定されている事業について寄附をしていただくことができます。今年の3月に改定いたしました第2期宜野湾市まち・ひと・しごと創生総合戦略の内容へと変更するため、現在内閣府へ変更の申請を行っている状況でございます。 企業版ふるさと納税は、社会貢献に意欲的な各企業の経営方針などの条件に、第2期宜野湾市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけた事業の内容が合致することで寄附につながると思いますので、御寄附いただける可能性がある企業、特に市外の企業、こちらのほうをリストアップいたしまして、宜野湾市の応援を強くしていただけるよう、市外及び県外の企業に対しまして強くPRをしていきたいと考えております。 議員御提言の目標金額につきましても、初年度としての取組金額としておりますが、多くの企業より御賛同が得られるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、しっかりとより多くの企業の賛同を得て、1,000万円は必ず超していくという意気込みだと本員は理解しておりますが、それでよろしいですね。頑張っていただくようお願いいたします。 使用料、手数料の見直しについてでありますけれども、平成27年度に全庁的な料金の改定を行い、令和3年度で6年が経過するが、平成26年10月に策定した宜野湾市使用料・手数料の見直しに関する基本方針に基づき、令和3年度に全庁的な見直しを検討する。ただし、一般廃棄物処理手数料や幼小中学校の教員等の駐車場使用料等を前回の見直しの対象としては見送ったものの、新たな料金の設定が必要な使用料、手数料についてはコスト計算を行い、近隣市町村の状況も勘案しながら令和3年度の予算編成においても継続して見直しを検討するとうたわれておりますが、この使用料、手数料について、一般廃棄物の使用料、手数料についてお伺いさせていただきます。11市のごみ袋の販売価格及び粗大ごみの単価はどうなっているのか、御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。本市を含む11市の粗大ごみ手数料の状況につきましては、大小で区分しているところが11市中7市あり、大小を問わないところが4市ございます。 近年、粗大ごみの搬出量が増えており、他市同様大小に区分けし、大型化しているごみ処理の対応と処理費用の圧縮が図れないか検討してまいります。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。資料の提供もいただきありがとうございました。 様々な市でも改定をしているところと、またまだ据置きのところがありますけれども、この単価の改定の議論等はされているのでしょうか、それについてお聞かせいただきます。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時47分) ○上地安之議長 再開いたします。(休憩時刻 午後1時47分) 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほど申し上げたように、11市の単価等の調査は済んでおりますので、本市におきましてどのぐらいの金額が妥当なのかというのは、いろんなシミュレーションを行っているところでございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。やはり市民にとっては、現行のままがいいにこしたことはないのです。ですけれども、倉浜に搬出して、この量が年々増えていく。ごみの量が縮減されておれば改定する必要、私はないと思いますけれども、近年ごみの量が増えていく、その抑止もしないといけない。増えていくときには、やっぱり単価も上げていかないといけない。これは、市民に理解を求めないといけないというふうに思っておりますので、しっかりと議論をなさって、数量のチェックをしながら、状況を見ながら検討していただきたいと思います。 次は、幼小中の教職員等の駐車場使用料等についてお伺いさせてください。11市の状況はどうなっているのかについて御答弁お願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。小中学校教職員等の駐車場使用料については、教育委員会として県内11市及び中頭地区の7町村の中では、3市2町が既に使用料を徴収していることを把握してございます。 現在、市内各学校には公用車が配置されておらず、日常的に必要のある家庭訪問や急な体調不良の児童生徒等の送迎、各種研修会への参加、部活動等での対応等で教職員の自家用車を使用している現状がございます。教育委員会としましては、教職員等の駐車場使用料の徴収について、他の市町村の状況や教育的影響等も考慮しながら調査研究してまいりたいと思います。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 指導部長、ありがとうございます。実際資料も提供いただき、ありがとうございます。那覇市や浦添市、沖縄市あたりも、そういう条例も改正してしっかりと取っている、使用料をいただいている。だけれども、公用車がある市町村では、それで条例を改正して料金をいただいているかもしれませんけれども、その場合に公用車は使わなくてタクシーチケットだとか、様々な手法もあると思いますので、このコスト計算もしながら駐車料金をいただいて、タクシーチケットを先生方に渡して様々な用事を行っていただく、そのほうがいいのかどうなのか、しっかり議論をして、どうすれば本市の財政に少しでもプラスになるのかというのも御検討いただくようお願いを申し上げます。 次に進みます。有料広告の掲載及びネーミングライツの導入についてお伺いさせてください。広告の掲載に努めるとありますけれども、ネーミングライツについては市立野球場のほかにも、例えば市立体育館や野外劇場、海浜公園とかというのもあるのかなというふうにありますけれども、そういったネーミングライツをする場合に、どういう箇所を想定しておられるのか。また、有料広告はどのような事例があるのかお尋ねいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。ネーミングライツ及び有料広告事業につきましては、まず宜野湾市ネーミングライツ導入に関する指針及び宜野湾市有料広告掲載等に関する基本方針のほうを定めて取り組んでいるところでございます。 まず、ネーミングライツにつきましては、平成30年2月より市立野球場の愛称をアトムホームスタジアム宜野湾に決定し、実施をしております。その他の施設につきましては、今のところ予定している施設はございませんが、例えば議員おっしゃるように海浜公園におきまして新設した多目的運動場や、今後建て替えを予定しております屋外劇場などの施設がございますので、海浜公園全体を含め新たに検討していけるものというふうに考えております。 もう一点目の有料広告事業でございますけれども、市民課窓口にて配布しております広告入り封筒やホームページバナーの広告、1階ロビーに設置しております広告入り庁舎案内板や受付番号案内モニターなどで実施をしております。これらの場合、年間の広告料が歳入として入ってくる場合と、広告入りのパンフレットなどを事業者のほうから無償で提供を受けて使用する方法があり、歳入確保のみならず歳出削減を図る取組となっております。 また、今年度は広告入りのAEDを本庁舎に無料で設置していただく上に、さらに広告収入も得られるという新規の取組の予定をしております。AEDにつきましては、1台当たり単価約40万円と高額なものになっておりますので、導入費用や更新費用の削減効果を図りながら、かつ市民の安全・安心に寄与できるものとして新たに取り組んでいるところでありまして、今後も保有資産の有効活用を図りながら自主財源の確保に取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。先ほども答弁の中にもありましたけれども、40万円ぐらいするAEDも社名入りか何か、多分そうだと思いますけれども、そういったので提供していただいていると。それはやっぱり資金の縮減にもなるし、どうしても必要なものでありますので、ぜひ企業さんあたりともそういう努力を一生懸命して、いかに抑制できるか、支出を減らしていくかというのを頑張って検討して進めていただきたいなと思います。 次に行きます。基金の見直しについて、この厳しい財政状況の中では、基金の目的とする事業の優先度、実施の可能性そのものを見直していくともありますけれども、実際にこういう見直しをされているのかどうなのかについて御答弁をいただきます。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。各基金の運用につきましては、まず財政調整基金でございますけれども、こちらは災害復旧その他財源の不足を生じたときの財源として、市にとっては大変重要な基金となってございます。毎年度の当初予算編成や補正予算の編成に係る財源調整のため、同基金からの取り崩しも行っておりますが、将来の財政需要に備える必要もございます。そのため、決算に係る余剰金からの積立て、契約執行残の補正減などによる同基金への繰戻しも行いながら一定の残高を確保して、財政運営を行ってまいりたいと考えております。 公共施設等整備基金につきましても、公共施設等の整備に係る重要な基金となってございますので、市有財産の売却による収入などを適宜積み立てること等によりまして、残高を確保しながら将来の公共事業の財源として活用してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。やはり先ほども何遍も申しますけれども、取り崩して使って、事業そのもので余った財源をまた積み立てていく、無駄をなくしながらそういうふうに少しずつ積み立てて、基金を枯渇させない努力というのも一生懸命やっていただきたいなというふうに思っておりますので、しっかり取り組んでいただくようお願いいたします。 普通財産の活用についてお伺いいたします。普通財産の活用を検討すると思うが、公有財産有効活用検討委員会をつくったりするのです。その構成員について、現在本市の普通財産が何筆あり、何平米ほどあるのか、お伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。本市の公有財産有効活用検討委員会を現在立ち上げて、動いているわけですけれども、まず説明の前に構成員の状況ですけれども、学識経験者3名、市職員2名の計5名で構成してございます。 あとは、御質問の普通財産の状況でございますけれども、今年の3月31日末現在、本市の軍用地を除きます普通財産は51筆、約4万7,000平米となっております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 公有財産有効活用検討委員会も学識経験者が3名、市職員2名、5名で今やられていると、しっかりと議論をしながら進めているというふうに考えております。 また、普通財産が51筆、平米数も結構あるのですけれども、宜野湾市にあまねく点在していると思いますので、この財産状況を勘案し、売却するのか、賃貸させるのか、今後公有財産有効活用検討委員会による議論や税収確保のための企業誘致等を含めた検討を行い、普通財産の有効活用による財産確保に努めるとありますけれども、先日来、我が会派の山城議員も質問しておりましたけれども、旧愛誠園跡地の活用について、これまでの主な経緯についてお聞かせいただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。旧愛誠園跡地の活用につきましては、企業誘致や産業振興に活用することを目的に、企業立地検討委員会での審議をスタートさせておりましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響による経済全体の冷え込みや企業マインドの低下などを鑑み、昨年度は予定しておりました民間事業者を対象としたサウンディング型市場調査を一旦休止すると判断したところでございます。 一方で、昨年度に当該用地における土地活用に向けた事業者アンケート調査を実施いたしましたところ、企業の進出意欲も確認できましたので、調査結果を踏まえ民間事業者を対象としたサウンディング型市場調査を進めていく考えでございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) サウンディング型市場調査をしっかり行って、公募の企業等、何社か、何十社か来ているか知りませんけれども、その中で判定を行い、どの企業に選定をするかというのを決めると思いますけれども、この事業者の選定のスケジュールについて御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、昨今の新型コロナウイルス感染症による経済への影響は深刻であり、感染拡大ペースや終息時期も不透明な中、事業再開時期の決定に向けては慎重な検討が必要であると考えておりますが、今年度はサウンディング型市場調査を行いまして、事業者の意見や提案により市場性を把握し、有効活用法についての具体案を固め、事業者選定に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。 当該用地の事業スケジュールの遅れは、自主財源確保の面から市政運営全体への影響も大きく、早期の事業再開が求められていることも認識しております。いずれにしましても、その間は用地の一時的な貸付けなど、普通財産としての有効活用を図りつつ、立地企業の選定に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございました。今、緊急事態宣言中の中で、またコロナ禍の中で、これがいつ終息するかも見通せない状況の中では、いつ頃というふうにはまだ断定できないというふうなこと理解してよろしいですか。でも、宜野湾市の財産でありますので、これも有効活用するためにしっかりと議論をなされて、一番条件のいい付加価値のつくような企業に選定をしていただきたいなと思っておりますので、その辺よろしくお願いいたします。では、自主財源についてはこの程度で終わります。 次の質問に参ります。公園整備計画についてお伺いいたします。現在整備中の公園箇所及び今後の予定の公園についてお伺いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。現在整備中の公園につきましては、近隣公園の野嵩第一公園、地区公園の比屋良川公園、宇地泊第二土地区画整理地区内の街区公園でしちゃばる公園の整備を行っております。今年度、新たに宇地泊第二土地区画整理地内のてぃーちがー公園の整備、また同地区内のかにくばる公園実施設計を行い、令和4年度に整備を予定してございます。 市内における都市計画決定の未整備公園は、街区公園で7か所、近隣公園で5か所、合計12か所がございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございました。本市の公園整備計画目標等はあるのでしょうか。また、整備進捗率等が分かりましたらお聞かせ願います。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。本市の都市公園の整備目標につきましては、中期目標の令和12年度までの整備面積で人口1人当たり6平方メートルを目標としておりまして、令和2年度末での人口1人当たり整備面積は3.8平方メートルでございます。整備進捗率につきましては、目標の約63%でございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 63%ですか、分かりました。 都市公園整備事業の補助金の活用については、事業採択要件が要るのかをお伺いさせていただきます。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。補助事業の採択要件としまして、公共投資交付金事業による要件は、市町村の人口集中地区内における公園、緑地の住民1人当たりの敷地面積の合計が5平方メートル未満で、公園面積といたしましては原則として2ヘクタール以上の近隣公園となります。総事業費の要件としましては、市区町村事業においては2億5,000万円以上となってございます。 また、防衛省補助、民生安定施設の助成につきましては、都市計画決定公園の住区内の基幹公園、児童公園、街区公園、近隣公園、地区公園が対象でございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。現在進行中の野嵩第一公園及び比屋良川公園の事業期間と整備の進捗率についてお聞かせいただきます。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。野嵩第一公園の事業期間としましては、昭和63年6月から令和4年3月末となっており、現在の事業進捗率は約76%でございます。また、比屋良川公園の事業期間としましては平成3年8月から令和5年3月末で、事業進捗率は約78%でございます。両事業ともに事業期間内に完了する見込みがございませんので、事業期間を延伸する予定でございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、事業の進捗率は今78%が比屋良川で、野嵩第一公園は何%でしたか。すみません、もう一度答弁お願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。野嵩第一公園の事業進捗率につきましては約76%でございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) ありがとうございます。さきに桃原功議員の質問の中にもありましたけれども、市民からの意見交換の中でも普天間地域の父兄の方から、またお子さんから、ぜひともスケートボード等ができるようなリンクが欲しいということで、普天間地区内にもどうにかできないのかというお声があったかと思いますけれども、様々な事業もやりながら、実際答弁の中にも海浜公園の中に考えているというお話もお聞きしておりますけれども、要するに東、西にはあって、南北にないというのもまた今後議論も出てくるかもしれませんので、ぜひ念頭に置いて計画を立てていかれるよう、御検討いただくよう要望いたします。これは答弁要らないです。 次行きます。コロナウイルス感染症対策について、市民の生活支援について伺います。ぎのわん元気再生!クーポン&キャッシュレス推進事業は、6月から7月にかけてプロポーザル契約手続を経た後、10月を目途に事業実施と伺っておりますが、議員の皆様からは、旧盆を目安に実施できないのかという声もあると思います。いかがでしょうか、お伺いさせていただきます。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当事業のスタート時期に関しましては、庁内においても少しでも前倒しで実施できないかと検討してまいりましたが、受託事業者と契約を締結後、直ちにクーポン券取扱店舗の登録を始める必要がございます。クーポンの配布時期により、多くの取扱店舗を案内できることでクーポンの魅力を引き立て、市民の利用促進が期待できると考えております。 500店舗程度の取扱店舗の確保を目標に掲げ進めてまいりたいと考えており、一定の期間を要することから、10月実施のスケジュールとなっております。御理解いただけますようお願いしますとともに、議員の皆様にもぜひ取扱店舗登録への呼びかけも御協力いただけますようお願い申し上げます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) このクーポンですが、市内の取扱店舗で利用可能なクーポン券を市内の全世帯に発行し、配布し、市民の生活を支援し消費の後押しをすることにより、市内事業者の積極的な活用を促進し、新型コロナウイルス感染症の影響による地域経済の低迷緩和を図るのが目的でありますが、御高齢の世帯や日常生活において足の不自由な方々が利用するようなタクシーなども、このクーポンが使えるような想定をしておられるのかどうかについてお伺いさせていただきます。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。クーポン券取扱店舗の登録業種に関しましては、特に業種の制限は設けておりませんので、議員がおっしゃる法人、個人のタクシー業の皆様も登録は可能でございます。そのほかの多くの生活サービス事業者を確保できるよう努めてまいります。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。朗報です。那覇市や豊見城市あたりが、そういうタクシーチケットのような形で実際やっているというふうに認識しておりますけれども、タクシー業者もこれで助かると思います。また、お年寄りも買物をして重たい荷物を持つ不自由さがタクシーで軽減できると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 昨年度からコロナ禍の状況が続いているが、独り暮らしの高齢者の生活支援はどのように行われているのか。金銭的支援も行ってもらいたいが、健康状態も気になるので、自治会等などへの依頼をして見回りも行っていただきたいと考えておりますけれども、市の見解はいかがでしょうか。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。まず、独り暮らしの高齢者への支援ということでございますが、コロナ禍ということでの、コロナ禍における独り暮らしの高齢者に特化した生活支援というのは行っておりませんが、配食サービス、また訪問介護サービス等は従前どおり実施してございます。また、集団での開催を見合わせている介護予防教室につきましては、委託先の事業所を通して電話による安否確認や、フレイル予防についてお話しさせていただいております。買物が難しい高齢者には、民間の移動販売車の案内も行っております。そのほかにも、市の社会福祉協議会が主催し実施されました食料配布の事業や、寄贈いただいた食料品等を支援が必要とされる方々へ配布されている状況がございます。その中には、高齢者も多く含まれているということで聞いております。 また、自治会等による見回りについてですが、独り暮らしの高齢者に限定することなく、健康状態について御自身や御家族から御相談がある場合には、包括支援センターが十分な感染予防対策をした上で対応しております。新型コロナウイルスが蔓延する以前に比べますと、すぐに見回りが行えない状況が続いており、支援をされる皆様も苦慮されていると思いますが、高齢者へのワクチン接種の進捗状況や市中の感染状況も確認しながら、包括支援センターや関係機関、自治会の方々といった支援者と支援が必要な方々の情報収集を図ってまいりたいと思います。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございました。やはり高齢者、また低所得者、生活に困窮する方々の支援もしっかり行っていただきたいなというふうに思っております。また、国からもそういう制度がありましたら、速やかに支給できるような形でも取り組んでいただきたいなというふうに思っております。 市民が速やかに新型コロナウイルスワクチン接種を受けられる環境については、集団接種会場や市立体育館、かかりつけ医のいる病院等で接種ができる環境が整い、集団接種及び病院等での接種状況や予約済み人数がどれほどになっているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。集団接種状況につきましては、6月10日現在1回目の接種予約を終えた高齢者は約1万900人となっており、そのうち5,400人が1回目の接種を終えております。1回目接種率は25.7%となっております。また、2回目接種を終えた方は2,800人となっており、接種率としましては13.3%となっております。 病院における個別接種につきましては、6月第2週より順次予約を開始し、現在15の医療機関の協力を得て進めているところでございます。コールセンターやウェブ予約を介さず直接予約を受け付けている医療機関もあることから、人数につきましては実績報告にて接種者を確認することとなっております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。昨日までは14医療施設でしたけれども、1つ増えたということですね。はい、ありがとうございます。 広域ワクチン接種センターの一つで、宜野湾市コンベンションセンター展示棟で15日から65歳以上の高齢者向けの接種が始まって、医療関係者20名を含め450人が受けるとなっていますけれども、本市の市民が何名ぐらい受けたのかというふうな県との連携等はどうなっていますでしょうか、お聞かせください。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。6月15日より開始しました県広域ワクチン接種センターにおける本市市民の接種人数につきましては、県と本市では別々の管理システムとなっていることから、接種後の実績報告にて接種者を確認することとなっており、現在のところすぐに連携して人数を把握している状況にはございません。 ○上地安之議長 桃原朗議員。
    ◆22番(桃原朗議員) 予約システムや実際に何名が打たれたのか、記録というのがシステムが違うことによってはっきりしないということなのですけれども、要するに大規模センターと本市が行っている集団接種と合わせると、大多数の高齢者の方が受けているやもしれませんので、ぜひ早急に調べていただいて、64歳以下の市民への接種券を早めに配付して、64歳以下にも接種をしていただきたいのですけれども、この発送時期、64歳以下の券を発送するのは大体いつ頃を予定しておりますでしょうか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、64歳以下の皆様への接種券の発送時期ということでございますが、接種の対象者は約6万6,000人となっております。この接種券の発送につきましては、これまで一括発送等による混乱というのもございました。今回64歳以下の皆様への接種券の発送につきましては、時期的には7月の2週目を予定しておりまして、内容としまして、まず基礎疾患を有する者へは優先しつつ、予約時の混乱を避けるため年代ごとでの発送について現在調整しているところでございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) できるだけスピーディーに64歳以下にも接種ができるよう、鋭意努力していただきたいと思います。 次の質問に移らせていただきます。伊佐1号道路改良事業について、まずは事業概要と経緯について御説明いただきます。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。伊佐1号道路改良事業につきましては、当初伊佐地区からの護岸整備の要望を受け、市からも沖縄県への要請を行っております。その後、本市と沖縄県及び北谷町との協議の中で、いびつで狭隘な道路の解消、交通安全上の観点から、護岸整備に合わせ道路整備についても実施する必要があるものと確認してございます。 当該事業の概要といたしましては、沖合へ約13メートル埋立てし、護岸整備延長122メートルとともに道路改良するものでございます。平成27年度から平成29年度までは詳細設計、令和2年度からは関係3漁協との補償交渉を進めてまいりました。今年度には漁業補償の契約を締結する予定で、埋立願書の許可申請を経て令和4年度には工事に着手し、令和6年度の整備完了を予定してございます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 当該事業の延長というのは、漁協との補償交渉が長引いたことが原因ではないのでしょうか。そしてまた、今年度内に3漁協との補償は順調に運ぶと考えてよろしいですか。お伺いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。昨年度から交渉中の漁業補償につきましては、現在難航している状況ではございますが、今年度の契約に向け鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) しっかりと取り組んでいただけるよう、よろしくお願いいたします。 さて、この伊佐1号からバイパス向け河川を挟んで法務局側、伊佐10号と連結する架橋が2か所ありますが、この老朽化を改善して、もうちょっと幅員を持って伊佐35号から伊佐15号、そしてまた河川を隔てて越えられるような、今回伊佐1号の北谷町との間で考えられているボックスカルバートのようなものを設置できれば、商工業地域とのつながり、西海岸地区の災害時の防災にもつながり、またその先には仮設避難港の跡地への企業誘致にも大きく寄与するものと私は考えておりますけれども、そしてまた大山7号にアクセスできる頻度も上がり、西海岸地域全体が活気を帯び、発展するものと考えておりますけれども、当局の御見解はいかがでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。交通量増加の傾向にある西海岸地区でございますが、当局としてもアクセス面などの検討が必要と考えており、渋滞緩和、利便性の向上を図るべく伊佐4丁目から大山7丁目間の道路整備検討業務を発注してまいりたいと存じます。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、いま一度、この2本ある河川をつなぐというふうな計画でよろしいですか、もう一度御答弁お願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。河川につきましても、ボックスカルバートの方法にするのか、またどのような道路形態にするのかという総合的な判断を行いまして、道路整備の検討を行ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原朗議員。 ◆22番(桃原朗議員) 部長、答弁ありがとうございました。これでこの団地周辺にお暮らしになっている地域の皆さん方も利便性がさらに向上する、また災害の際にも避難経路としてもしっかりと活用できると思いますので、ぜひ真剣に取り組んで、慎重に取り組んで、また頑張っていただきたいと思います。 次、この質問を終わりまして、市道宜野湾11号の安全対策についてお伺いさせてください。この質問、今議会私で7人目の市道宜野湾11号の質問者であります。私の後、明日、伊波一男議員が質問すると思いますけれども、それだけ関心があるというふうに、道路整備の事業に対する市民の期待度、また安全・安心の快適な道路をみんなが要望しているというふうに、しっかりと自覚していただきたいなというふうに思っております。街路灯の設置とガードレールの設置、雨水設備等の設置についてもしっかりやっているかということで、私昨年の12月議会でも取り上げてまいりました。上下水道局長もよく御存じだと思いますけれども、冠水しないか、街路灯大丈夫ですかという質問してまいりました。実際開通してみると、ぜひ必要であると市民も訴えております。ぜひ地域の声を吸い上げて、しっかりと今後対応していただけるよう要望いたします。 また、そこでランニングしたり散歩をしたりしている市民の方をお見受けしますので、実際雨が降ってのりがはって、ここで滑って転んでけがをされると大変なまた宜野湾市の不手際になりますので、そういったことがないようしっかり現況も見ながら、しっかりと議論をして取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしまして、私の一般質問を終わりますけれども、最後に部長、しっかり検討するということだけお伝え願えませんか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問、御提言にお答えいたします。市道宜野湾11号開通しまして、様々な御意見、御要望をいただいているところでございます。街路灯につきましても、防犯灯につきましても、またガードレールの設置につきましても、今後どのような対策ができるか、またどのような方法で実施してまいるか調整しながら、早めに要望にお応えできるよう努力してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 以上で22番 桃原朗議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時32分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時40分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。5番 栄田直樹議員の質問を許します。栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 皆さん、こんにちは。議席番号5番、共生の会、栄田直樹でございます。本日最終バッターとなりますが、もう少しお時間のほどいただきお付き合いください。 それでは、通告してありました5項目について、議長のお許しが出ましたので、質問させていただきます。少し順番を入れ替えさせていただきます。1、2、4、5、3で順番入れ替えたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、特別支援教育の現状についてお伺いいたします。全国的に、特別支援学級の児童生徒数が増加していると認識しておりますが、それからすると特別支援学校においては縮小されているのか、この状況について特別支援教育の全国的な状況から、まずお伺いしたいと思います。 あとは自席より質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 栄田直樹議員の御質問にお答えいたします。文部科学省によりますと、全国的に義務教育段階の全児童生徒数は減少傾向にあるものの、特別支援学校に在籍する児童生徒については増加傾向にあり、平成30年度は10年前の平成20年度に比べ約3万1,000人増加しております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。特別支援学級、特別支援学校ともに全国的に増えていると認識いたしました。今後も、今までどおりしっかりと支援を行っていかなければならない、そのように理解しておりますが、宜野湾市の教育の本のほうから、特別支援学級の在籍者の編成表を見ますと、学級数が増えているのです。平成24年度におきましては29クラス、平成25年度におきましては31学級、令和元年度におきましては大きく増えて82学級となっている状況が、表から見ますとおうかがいできます。その対象者となる児童が増加傾向になっているのですが、その理由についてお伺いします。御答弁お願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。支援学級に在籍する児童数増加の理由でございますが、平成19年に特別支援教育制度の大幅な改正が行われたことや、平成24年に文部科学省より共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築のための特別支援教育の推進が示され、特別支援教育に関する社会全体の理解が高まってきたことが増加要因ではないかと考えております。 また、学校におきましては、特別支援学級に在籍する児童生徒一人一人の実態に応じて個別の指導計画等を作成し、適切な指導及び必要な支援を計画的に行っていることから、保護者の特別支援教育への理解が進み、特別支援学級を選択する保護者や児童が増加していることも主な要因だと考えてございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、今ありましたしっかり一人一人の支援を計画して行っていると、また保護者の方が理解をしているということで児童数が増えていると思われますが、小学校、中学校で通常の学級、また通級、特別支援学級の3つありますが、特別支援学級について、まずお伺いしたいと思います。特別支援学級とは、どのような支援を目的とした学級なのか、その辺の確認させてください。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。特別支援学級は、小中学校等において障害のある児童生徒に対し、学習上、または生活上の困難を克服することを目的として設置される学級でございます。例えば知的障害支援学級では、個々の実態や教育的ニーズに応じた読み書き計算などの基本的な学習から、社会生活に必要な基礎的な知識の習得や日常生活の指導を行っております。自閉症、情緒障害特別支援学級では、個々の実態に応じた在籍学年の教科の学習を行うとともに、自立活動の中で人との関わりを円滑にし、生活する力を育てることを目標として指導しております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ただいま答弁にありました学習上、生活上、困難な方を克服すると、また知識、技能ですか、そういった部分もしっかりと取り入れているということでありますが、特別支援学級において編成基準があるかと思います。この生徒数の基準、その辺についてお伺いします。 また、障害を持つ子供に対して、特別支援学級の対象となる児童までの、この委員会で審議などなされていると思われますが、その流れについてお伺いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律第3条で、特別支援学級の1学級の児童または生徒の数は8人と定められております。 特別支援学級等就学先決定の流れにつきましては、まず保護者が幼児、児童生徒が在籍する園や学校を通して、6月下旬までに市の教育支援委員会へ申請を行います。次に、7月から11月の間に当該幼児、児童生徒及び保護者と面談を行います。その後、教育支援委員会にて審議した結果を保護者へ通知いたします。保護者が審議結果に同意した場合は、そのまま就学先が決定いたします。審議結果に同意できない場合につきましては、教育委員会と再度面談し合意形成を行い、12月末までには就学先が決定いたします。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 説明ありがとうございます。保育園に通っている児童に対しては、子育て支援課に連絡して、また認可外においては教育委員会に直接だと思いますが、一つ気になるのが、家庭保育をなされている方についてお伺いさせていただきたいと思いますが、例えば保育園に行かず家庭で保育をしている児童に対して、支援を必要とする児童を見落とす場合がないかちょっと懸念があるのですが、この家庭保育において確認することがなかなか難しい、その中でどのように把握しているのか、教育委員会より資料も頂いたのですが、その資料の中に家庭保育については直接提出と書かれているのです。その直接提出という中から、それは親が判断して教育委員会に提出するのか、それとも何らかの対応があって、その周知等など、そういった部分の中についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。家庭保育児への周知について、教育委員会の対応といたしましては、市のホームページや市報にて教育支援委員会への案内を掲載しております。同時に、関係部署や関係機関と連携し、教育支援が必要と思われる幼児の保護者への周知を行っております。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 健康推進部より家庭児保育への対応、周知という部分で御答弁申し上げます。健康増進課におきましては、乳児健診、1歳6か月健診、3歳児健診を実施しております。乳幼児健診につきましては、市に住所がある全乳幼児が対象となっており、家庭児保育も含まれております。健診において発育状況、栄養状態及び精神発達等の確認を行い、乳幼児の心身の異常などを早期に発見し、関係部署、関係機関への情報共有、連携を図るなど、適切な措置を実施しているところでございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。家庭保育においては乳幼児健診で3歳までに健診を行って、そこで検査をするという形だと認識しておりますが、後でまた質問させていただきますが、この通常学級と、また支援学級を選ぶために、児童の今後の成長に対して大変重要なことになってきますので、特にLD、学習障害と言われておりますが、またADHD、注意欠陥多動性障害、さらにこのLDとADHDの方は、特別支援学級の対象者の基準にならないとお伺いしております。もちろん交わっている場合には対象者になると思うのですが、LDとADHDのみだったら特別支援学級の対象者にならないとお伺いしておりますが、このLD、ADHDを持つお子様については、学校に入学後、通常の学級に進学します。そこで皆さんと授業を受けます。そこで、読む、書く、計算するなどの能力に極端にちょっと苦手な部分があると認識、お伺いしておりますが、特別支援学級の対象者でないということで、とてもちょっと理解しがたい部分があるのですが、これは法律の中で定められていると理解しております。知的、情緒と重なり合っている、先ほども申し上げましたが、その場合はもちろん特別学級の対象者ですよというのも理解しております。入学後、通常の学級で発達障害の特性が見られるのだけれども、診断の基準に満たない状態の児童、医学的に名称はついていませんが、いわゆる発達障害のグレーゾーンと言われております。発達障害の診断を受けた方と比べて日常の困難さが少ないと思われがちですが、支援を受けられない、また周りから理解を得られない、特有の困り事が出てきます。 そこで質問させていただきますが、通常の学級から途中の移籍についてでありますが、先ほど学級編制基準の答弁がありました。特別支援学級においては8人枠ですよと定められているのですが、例えば8人枠の中に、この学級に6人しかいませんよと、2人の枠が空いています。その場合、支援が必要ですねという子供に対して、要望、またこの子が、親御さんの理解を得た場合に、途中で移籍は可能なのか、その辺についてお伺いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。年度途中で特別支援学級へ移籍することは可能なのかという御質問でございますが、学級編制等に関する法の規定により、通常の学級から支援学級へ年度途中で在籍を変えることはできません。在籍を変えるには、その年の教育支援委員会の審議において特別支援学級での指導が望ましいと判定された場合に、翌年度から支援学級へ籍を変更することはできます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。もちろん8名枠があって、いっぱいしている場合に、1人この学級に行きますよとなった場合に学級編制が必要になります。あと1クラスつくらないといけないです。その場合は、教室の配置、また職員の配置、予算の問題もいろいろ出てきます。私が今言っているのは枠が空いている場合の、2人空いていますよという場合に、そこに途中で移籍できるのかという部分でなのですが、僕も発達障害者支援法を少し確認させてもらったのですが、そこの第5条第3項の中に、「児童に発達障害の疑いがある場合には、適切に支援を行う」と記されているのです。いわゆる発達障害の特性が見られるが、発達障害の診断基準に満たない場合でも、疑いがあれば必要に応じて支援を受け取れると私は理解しているのです。その次に、「当該措置の対象となる児童及び保護者の意思を尊重するとともに、必要な配慮をしなければならない」と第5条の4項にあるのです。それから見ますと、対象者となる児童においては、保護者あるいは児童が特別支援学級へ途中から移籍したい、少人数学級がいいと望んでいる場合、保護者または本人がこのように要望している場合には、途中での移籍も意思を尊重して環境を調整してあげる必要があるのではないでしょうか。その辺の御見解、ちょっといただいてよろしいですか。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。通常の学級に在籍している児童生徒の中で、特別な支援が必要と思われる場合には、まず学級担任や教科担任がその子のニーズに沿った支援や座席の配慮等を行います。また、支援の必要がある場合は、保護者からの申請を受け特別支援教育支援員を配置し、本人の状況に合わせて必要な支援を行っております。 一方で、必要に応じて一時的に特別支援学級や教育相談室などで学習できるようにするなど、対象児童生徒の実態と各学校の状況に合わせて対応しているところでございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。支援員などをつけて支援を行っている、また保健室など、あらゆる対処をしているということも理解しておりますが、今質問させてもらっているのは、先ほどの繰り返しになるのですが、8名枠に空いていますよと、そこで保護者、もちろん児童本人が少人数の特別支援学級の環境に、私はそこに行きたいと要望している場合には、希望している場合には、この2つによって可能ではないですかということで、私はそのように理解しているのです。 そこで、ちょっともう一つあるのですが、ある医学博士が、これは専門家が言っているのですが、途中で転級することができるのでしょうかという問いに、この専門家が言っているのは、通常学級から支援学級、支援級から通常級、いずれも転級可能ですと、医学博士であるある専門家が言っているのです。そのことも踏まえて、先ほどの第5条第3項、もう一度読みます。「児童に発達障害の疑いがある場合には、適切に支援を行う」。また4項には、「当該措置の対象となる児童及び保護者の意思を尊重するとともに、必要な配慮をしなければならない」と、その2つからしますと、この枠が空いていればその辺は柔軟な対応を、法律の中でありますが、通常の学級にいる生徒は、この場合支援が必要ですよとなったら通級指導教室にほとんど行くと思うのですが、この通級指導教室というのは各学校にはありませんよね、全部の学校には。週に何時間かという部分で送迎をして、その学級に行くシステムだと思っているのですが、私が言いたいのは、この子たちが通常の学級、もちろん親御さん、本人も通常の学級が本当ならいいのです。その学級がいいです。だけれども、その学級に行って学力的にちょっと困難さを招いている、黒板の字を写すことができない、そういった部分でどうしても取り残されていく部分があるのです。その部分で、この子供たちをしっかりと支援、今でもなさっていると思います。だけれども、そういった部分で要望を出したときには、空き枠がある場合には、そこを移籍というのですか、そういうふうにできないのかという質問でありますが、重要なのは発達障害の特性や障害が診断基準に満たないとしても、子供自身が日常生活や勉強などの学校生活で生きづらさを感じることがない、それをなくす、子供に合った環境を整えることが大変重要となってきますから、特に支援学級へ途中から移籍ができないこともありますが、合理的配慮をして検討することも考えるべきだと私は考えております。 特別支援学級の選択もできない、できる子供たちに合った環境をしっかりと考えていただきたいと思いますが、発達の疑いがある児童に、しっかり親御さんと、また話し合ってはいると思うのですが、その部分で少人数がこの子に合っている、だから特別支援学級に入れたいという御希望があれば、もちろん本人の意思も尊重して、この子に対して過ごしやすい場所、そこをしっかりと環境をつくってあげる、その部分が大切でありますので、その辺を今やっていないと言っているわけではなくて、また支援学級の子を増やしてほしいと言っているわけでもないです。通常の学級にいて、本来なら皆さんとコミュニケーションも深めて、しっかりとみんなでいろいろな活動をしたい、させてあげたいというのが親の気持ち、また本人の気持ちであるのですが、やっぱり入学して、そこから学力的に問題がある、自分はちょっと読み書きが苦手だ、そういった部分で取り残さない、そういった部分をしっかりと尊重していってほしいなという思いでありますので、今後この法律も踏まえてですが、その辺はまた学校内でどのように対応できるかという部分もしっかり考えていただきたいと思いますが、最後に答弁もらっていいですか。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。児童生徒の年度途中での転籍についてでございますけれども、この問題につきましては年度途中なのか、あるいは新年度に入っての転籍なのかというところで、まず大きな違いがあるのかなと考えてございます。年度途中での転籍につきましては、法の規定等もございますので、なかなか簡単にはいきませんけれども、年度間の移籍につきましては、市の教育支援会議等が6月からスタートいたしますので、その辺でしっかり上げていただいて、これは教育委員会と学校との連携も大事になってきます。その辺の機能をしっかりさせていくというところが大事かなと考えてございます。 また、その困り感があるお子さんについてですけれども、議員おっしゃったとおり合理的配慮がされているのかどうかというところでは、今学校現場の中で校長先生、特別支援コーディネーター、特別支援教育支援員、この皆さんが一生懸命通常学級にいるとしてその子に支援している中で、それであってもどうしても通常学級での学びが厳しいというところであれば、先ほど申し上げました教育支援会議との連携も含めて、年度を改めて転籍ということも可能性としては十分考えられるのかなと考えてございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございました。もちろん年度途中では難しいという部分は理解しております。年度年度でもちろん申請して、必要ですよという、次年度に対しては要望、希望するのであれば、また審議を行って、そういう部分で決定するかと思われますが、今支援員とか、そういったあらゆる支援を行っていると思われますが、これありがたいことです。だけれども、学校によってはこの基準がないと思うのです。支援員に対して、この学校ではこれだけ行き届いていますよと、この学校ではというちょっとの差が出てくると思うのです。そういった支援の必要な子が何名いるかとか、その辺でも大分変わってきます。配置も変わってきます。その辺で基準がないものですから、この支援が必要ですよと、大分やっぱり基準があって、その子とこの子と差があると思うのです。この子には、やっぱりしっかりとした支援が必要となった場合に、特別支援学級という部分がこの子に合っていれば、少人数の場が。そこはしっかりと年度途中でも考えていく必要があるのではないかと私は考えておりますので、一番大事なのは子供、児童生徒が伸び伸びとしっかりと学校で楽しく過ごせることが一番なので、法に定められている部分ではありますが、そういった部分も宜野湾市はしっかりやっているよと、過ごしやすい環境だよという部分で、できる範囲でしっかりと考えていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございます。 次に移ります。続いて、認知症対策についてであります。認知症予防への取組についてお伺いいたします。認知症の中で最も多いのは、アルツハイマー病と言われておりますが、全体の50%から70%を占めていると言われております。アルツハイマー病は、発症し20年程度前から始まっていると明らかになっていると国立長寿医療研究センター研究部が出されている認知症戦略から示されております。軽度認知症の障害の段階から予防に取り組んで実施する必要性があると言われておりますが、認知症の予防には、早期発見で治療して重症化を鈍化させる、そのことが一番重要と考えます。 そこでお伺いしますが、本市において認知症への早期発見の取組についてお伺いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症の早期発見には、多角的なアプローチが必要です。そのため、認知症を理解する普及啓発活動を行いつつ、包括支援センターでの総合相談や認知症カフェの紹介、認知症の進行に応じた適切な支援やサービスの利用方法を示した認知症ケアパスの活用や、認知症タッチパネルの活用に取り組んでいるところでございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 一番大事なのは、認知症予防が最大の目的でありますが、高齢者保健福祉計画の第8期でも示されております。包括支援センターが設置されている、先ほど部長からも答弁ありました認知症タッチパネルの件について、この認知症タッチパネルの設置目的についてお伺いします。お願いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症タッチパネルは、認知症の早期発見を目的に開発されたコンピューターを使ったタッチパネル式の機器でございます。認知症タッチパネルや認知症ケアパスなど、様々なツールを活用しながら早期発見や普及啓発に取り組んでいるところでございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) この認知症タッチパネルなのですが、どのような場所で活用されているか、またこれまでの活用実績、そこについてお伺いしたいと思います。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症タッチパネルは、平成28年度より4か所の地域包括支援センターに設置しております。 実際の活用件数につきましては、詳細にカウントしておりませんが、令和元年度まではミニデイ、認知症カフェ、自治会でのイベント、介護予防教室、家庭訪問などで幅広く活用してございます。令和2年度に関しましては、新型コロナ感染症の影響により認知症カフェの開催数の減少や事業の中止等もあり、活用実績は減少しておりました。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、今ミニデイとありましたが、また、イベントというのはどういうイベントなのか。また、このミニデイサービスですが、しっかりと活用できていますか。確認したら、自治会はちょっと聞いたことないという返答があったものですから、その確認もしっかりとやっていただいてほしいと、せっかくいいものですから、早期発見につなげるものですから、しっかりとちょっと活用してもらったほうがいいのかなと思いますので、次の質問行きます。 タッチパネルを活用し、物忘れが始まっている可能性がある場合、どのように支援につなげていくか、その辺についてお伺いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、先ほどの活用状況につきましては、また改めて確認させていただきたいと思います。     (栄田直樹議員「お願いします」と呼ぶ) ◎崎間賢健康推進部長 では、支援へのつなげ方というところでございますが、認知症タッチパネルは包括支援センターに基本設置しております。受検結果が、数値が悪かった場合は、利用をきっかけに総合相談窓口の利用や認知症地域支援推進員への相談により、認知症への適切な対応につながったり、医療機関への受診につなげております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、包括が中心になって関係機関と連携を取っているということで認識しましたが、これまでもいろんな取組をしている中で、いいものですから、今後もこれを活用して継続していくためにも、課題もあるかと思いますが、その課題があったらお伺いしてよろしいですか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。今後の課題と活用方法などについてですが、認知症には直接人が質問する検査方法もありますが、人に聞かれて答えられないと傷つく方、怒る方もおり、コンピューターを使った認知症パネルの活用は、認知症の早期発見、早期治療につながるツールとして手軽に利用できるメリットがあると考えております。今後、有効に活用できる機会を工夫してまいりたいと思います。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、やはり認知症のタッチパネルという部分で、人前でなかなかやるのも難しいかもしれないのですが、周りから見られるとか、聞き取りのときにもそういったお話がありました。市内に老人福祉センター、赤道老人福祉センターと伊利原がありますが、ここで教育講座やサークルなど、多くのイベントと活動をしておられるのですが、ここには多くの高齢者の方々が参加されていると認識しております。そこにしっかりと間仕切りをして個室ぐらいの程度でつくって、希望される方はそこで持っていって、そういった持ち運びができるタッチパネルだと認識しているので、そこに行って、やはり早期発見、早期診断を行う、そういった部分も検討していただきたいと思いますが、お伺いしてよろしいですか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 では、まず御提言のほうどうもありがとうございます。議員おっしゃるように、認知症の早期発見は認知症施策においても重要なポイントとなってございます。御提案のございました老人福祉センターでの認知症タッチパネルの活用につきましては、どのような対応が可能か、指定管理者やまた包括支援センターの皆様を交えて、また検討してまいりたいと思います。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ぜひよろしくお願いします。早期発見、また適切な支援につなげることが、しっかりと鈍化させて遅らせる、このことが大事だと思いますので、しっかりよろしくお願いいたします。 次の2番目に移ります。認知症初期集中支援チームの設置及び活動推進についてお伺いいたします。先ほど部長から答弁ありました認知症予防支援には、認知症サポーター養成講座、またキャラバンメイト、また認知症カフェなどの設置、いろいろな取組をされていると認識しておりますが、この認知症初期集中支援チームについて質問させていただきます。この初期集中支援チームはどのような取組を目的としたチームなのか、お伺いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症初期集中支援チームは、認知症の早期診断、早期対応に向け、御本人と御家族への初期の支援を包括的、集中的に行い、自立生活のサポートに取り組むことを目的としてございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、この初期集中支援チームが対応するまでの流れ、チームが動くまでの流れ、その辺について御説明いただけますか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症初期集中支援チームは、関係機関や相談窓口において把握された認知症初期段階の対象の中でも特に対応が困難なケースに対し、かかりつけ医と連携しながら適切な対応に努めております。 認知症初期集中支援チーム員として、医師、保健師、社会福祉士が所属しており、定期的なチーム会議において運営方針の共通認識や広報活動強化に継続的に取り組み、支援したケースの振り返りでチーム員のスキル向上も図っているところでございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。包括からまたケアマネ、またかかりつけ医などにつないでいると認識しておりますが、この初期集中支援チームのこれまでの対応件数についてお伺いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。認知症初期集中支援チームの対応件数は、令和2年度2件となっておりますが、令和2年度の地域包括支援センターの総合相談では、認知症に関しまして延べ823件の相談がございました。特に対応が困難なケースとして情報提供があった際には、チーム内での情報共有をはじめ、支援方法の検討や訪問につなげることができています。 今後、かかりつけ医との連携が深まれば件数も増加すると想定しており、具体的な連携について工夫、強化を図ってまいりたいと思います。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、令和2年度で2件でしたっけ、この8期から見ますとそこまでちょっとなかったものですから、平成29年度3件、平成30年度で2件、令和元年度では1件となっております。相談件数は、件数自体は多いかと思うのですが、今認知症が増えている中で、また認定率も増えている中で、初期集中チームって医師などかかりつけ医など、保健師さんが関わっているものなので、いいものだと思っているのです。その部分でしっかりと機能していないのかなと、僕はこの件数からしてみて思ったのですが、その辺どうお考えですか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。確かに件数的には大変少ない件数には見えるのですが、特に対応が困難なケースについて、そういったチームメンバー、構成員で情報共有を深め、支援方法の検討や訪問につなげるというふうな体制を構築している最中であり、今後かかりつけ医との連携が深まれば件数も増加すると想定しており、議員おっしゃるように、今後かかりつけ医との連携について工夫、強化を図ってまいりたいというふうに思っております。
    上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 対応が困難な方に対して支援チームが対応しますよという説明だと思いますが、やはりこの認知症件数が少ないわけではなくて、相談は多く来ていると思うのです。また、認定率、先ほども言いましたが増加している状況で、早期診断、早期発見が大変重要となってきますので、さらに支援につなぐためにも、これからもしっかりと課題等などを踏まえて今後検討していただき、また利用しやすいというのですか、もうちょっとやっぱり早期に発見できたらという部分がありますので、今後もしっかりとよろしくお願いいたします。以上です。 次の質問行きます。4番、乳幼児健康診査の現状と課題についてでありますが、今回沖縄県の緊急事態宣言の発令に伴い、乳幼児健診が中止となっておりますが、今後の計画についてお伺いします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。乳幼児健康診査には、乳幼児一般健康診査、1歳6か月児健康診査、3歳児健康診査がございます。令和3年5月23日から緊急事態宣言中の各種健診については、7月以降に別日程を調整している状況でございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。今回緊急事態宣言中で中止となっていますが、対象者が4,000人余りいるかと認識しておりますが、解除した後に従来どおりこの健診を終えることができるか、その辺についてお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、実施できず延期になった健診については、本年度の計画している健診日程以外に、7月以降追加日を設けるため現在調整しているところでございます。対象児に対しましては、健診が受診できるよう追加日も含め対応する予定となってございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、最初の緊急事態宣言からまた延長となって、再度延期という中で、医師や関係職員も大変な思いをされるかと思いますが、この健診とても大事なことですので、しっかりとやっていただきたいと思います。3密を避けるためにも、またこの健診をスムーズにしていただくために、場所を拡充というのですか、また保健相談センターからあと1か所増やすとか、そういったことも必要ではないかと思いますが、見解伺っていいですか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。健診会場の増設については、平成30年12月定例会でも同様な御質問がございまして、こちらのほうでも様々な検討をしたところでございます。健診に使用する身長計や体重計などの様々な機器等の搬入に対しまして、現在の人員では対応が難しく、そのための人員増も厳しい状況と思われます。 また、例えば体育館での実施となりますと、平日は学校があるため土日の開催になると思いますが、学校行事との調整や医師等の専門職の確保に支障を来します。また、さらに体育館ですと夏暑く、冬寒いため、小さなお子様にとっては環境的に問題が懸念され、やはり保健相談センター以外での健診については難しい部分が多いと思われます。以上です。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。次の質問の答弁が返ってきたのですが、厳しいという答弁でありました。部長からありました平成30年12月に、この質問もさせていただいているのですが、難しいという回答ではありますが、やはり健診率が悪いわけではないのですが、100%にもっと近づける、そういった努力もされていると思います。だけれども、各4中学校の中で開催していったらもっと来やすい環境、本来なら公民館と言いたいぐらいなのですけれども、大変な数がありますので、この北地区と、また南地区でやるとか、そういった部分も今後も検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いて質問させていただきます。ふてんま公園の維持管理と整備についてでありますが、この質問も令和3年3月定例会に要望も含め質問させていただきました。再度確認も踏まえて質問させていただきます。ふてんま公園、傾斜が、高低差があって階段が多い公園であり、階段において大変手すりがないものですから、高齢者が、あるいは児童が利用しやすく環境を整えていくために、しっかりと整えていただきたいと思いますが、当局の認識から聞いてよろしいですか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 栄田直樹議員の御質問にお答えいたします。去る3月定例会において答弁いたしましたが、ふてんま公園は高低の地形を生かした公園整備により階段も多くあり、高齢者の方の上りおりには非常に厳しい公園であることは理解しております。高齢者や利用者に安心して公園を利用していただくために、階段への手すりの設置は必要であると考えております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) 部長、ありがとうございます。ただいまの答弁で考えているという答弁でありましたが、再度要望いたしますが、どうでしょうか。御見解をお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。公園を利用するに当たり、子供や高齢者をはじめ、誰もが安全で安心して利用ができる公園管理を行うことが重要だと考えております。前定例会の後、階段の手すりの整備費用や設置方法について調査してまいりました。今後につきましては、整備時期について検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。 続いての質問でありますが、新型コロナウイルス感染症対策についてでありますが、多くの議員さんから質問もありましたとおり、ある程度理解させていただきました。時間の都合上、質問がちょっと終わらない状況なので、次回また確認程度させていただきたいと思います。 これで私の一般質問終わります。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で5番 栄田直樹議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は6月25日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時36分)...