南島原市議会 > 2021-03-03 >
03月03日-03号

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  1. 南島原市議会 2021-03-03
    03月03日-03号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-25
    令和 3年  3月 定例会(第1回)第3日 3月3日(水曜日)出席議員(17名)       1番  中村哲康君    10番  松永忠次君       2番  近藤一宇君    11番  小嶋光明君       3番  田中次廣君    12番  黒岩英雄君       4番  金子憲太郎君   14番  中村久幸君       5番  小林知誠君    16番  川田典秀君       6番  柴田恭成君    17番  吉岡 巖君       7番  高木和惠君    18番  井上末喜君       8番  吉田幸一郎君   19番  林田久富君       9番  隈部和久君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    環境水道部長    加納 孝君 副市長       山口周一君    衛生局長      永田和彦君 教育長       永田良二君    教育次長      栗田一政君 総務部長      川島進一君    総務秘書課長    石川伸吾君 地域振興部長    菅 三郎君    財政課長      米田伸也君 市民生活部長    深松良蔵君    会計管理者     笹田 勝君 福祉保健部長    林田充敏君    農業委員会事務局長 松尾 強君 農林水産部長    本多一郎君    監査委員事務局長  松藤邦夫君 建設部長      浅野 工君議会事務局出席者 局長        林  誠君 次長        綾部洋一君 書記        高原 洋君 書記        近藤大輔君第1回定例会議事日程 第3号 令和3年3月3日(水)午前10時開議 日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ3月3日井上末喜議員1ドローンの資格取得に助成を1012口之津第5分団詰所の早い施工を3ターミナルの入口、出口について中村哲康議員農業振興について107隈部和久議員1新年度(令3年度)予算について1152感染症関連3其の他柴田恭成議員新型コロナウイルスワクチン接種について1222緊急浚渫推進事業について近藤一宇議員学校給食費について1312国保について3広報紙について4電子地域通貨MINAコインについて小嶋光明議員再生可能エネルギーについて1392真砂について3各補助金について     午前10時00分 開議 ○議長(林田久富君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は16名であります。 吉岡巖議員から遅刻の届出があっております。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第3号により、本日の会議を開きます。 まず、18番、井上末喜議員の質問を許します。18番、井上末喜議員。 ◆18番(井上末喜君) (登壇) おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより、18番、明政会、井上末喜が大きく分けて3項目にわたり一般質問をいたします。明朗な答弁をお願いいたします。 まず最初に、ドローンの資格取得について助成をお願いします。 最近では、ドローンを使用して成育や肥料、農薬の散布と、ドローンの活躍に注目されている中、資格取得が必要になるため、講習会の助成ができないか、お伺いいたします。よろしくお願いします。 一問一答でお願いします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 井上末喜議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、ドローンの資格取得への助成についてでございますが、本市では、令和3年度に南島原アグリテクノプランを策定し、専業農家はもとより、兼業農家や高齢化した農業者を対象に、露地作物である水稲や野菜等の防除作業の効率化を目的として、農薬散布など農業用ドローンを活用した実証事業に取り組むことといたしております。 議員お尋ねの講習会への援助につきましては、実証事業における効果等を検証した上で検討してまいりたいと考えております。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  ありがとうございます。 この資格を取得したら、今度はドローンの購入ということになりますけど、その購入の件は助成を何か考えておられますか、お伺いいたします。 ○議長(林田久富君)  本多農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  ドローン本体の購入についての補助ということでございますけども、今のところ、市長が申しましたように、まずドローンの効果について実証をするように今進めておりますので、その後、先ほどの資格の援助につきましても併せて検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  諫早なんかは、もう随分前から試験的にされて実証済みだと思うんです。そういうところを参考にされて、できるだけ早めに実施してもらいたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  今おっしゃられた諫早等につきましては、広いところの農地に対してドローンを活用されておると。 本市につきましては、中山間地域が多いというふうな地域性もございますので、そこら辺について、有効性、コスト面も検証しながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  南島原市も圃場整備かれこれで諫早に似たような広い田畑になっているように思います。できるだけ早めの実施をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  ありがとうございます。よろしくお願いしておきます。 口之津の第5分団の詰所の早い施工をと題しておりますけど、数年前の熊本地震から基礎に亀裂が入り、危険過ぎる状態のまま放置されているので、早い対応をということで、お願いします。 それと、2番目に、最近では、熊本や島原半島でも頻繁に地震が起きている。いつ大きい地震があるか分からない状態で放置しているのは危険過ぎると思うが、いかがでしょうか。 この危険なときに、地震、台風、災害時に分団詰所の待機というのが一番怖いと言って、ぶーぶー皆さんが言っているんです。そこのところを踏まえて、私はこの前も一般質問したけど、そのままで、人命を尊重してもらって、できるだけ早めにしてもらいたいと思います。 それから、3番目に、もう今回で2回目です。もしものときは誰が責任を取るのか、命の保障は誰がするのか、お伺いいたします。 ○議長(林田久富君)  松本市長
    ◎市長(松本政博君)  まず、口之津第5分団詰所が危険過ぎる状態のまま放置されているので、早い対応をということでございますが、口之津第5分団詰所につきましては、令和2年度で測量設計を完了し、令和3年度当初予算に建て替え工事の予算を計上させていただいております。令和3年度において速やかに着手をしたいと考えているところであります。 それから、2番目、いつ大きい地震があるか分からない。放置しているのは危険過ぎるのではということでありますが、これについては、議員がおっしゃるとおり、現状のままでは危険だということで、令和3年度において速やかに建て替え工事に着手したいと考えているところであります。 3番目のもしものときは誰が責任を取るのか。今のような状態でしておって、もしものことがあったらということであります。災害等については、様々な事態も想定をされますけれども、先ほども申し上げましたように、第5分団詰所が危険な状態であるということで、それを令和3年度に速やかに建て替えるということでありますので、そういうことで御了解をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  今、市長の答弁を聞きまして、ほっとしたところでございますが、これはもう役所の方も確認して、現場のひどいのは分かっていらっしゃいます。それで、これはもう市長の今の答弁を聞きましたので、ただ話だけということになりますけれども、(発言する者あり)分かっております。何と言おうかと思ったとば忘れたよ。 すみませんね、茶々が入ってしもて言いたいことを忘れてしもうて困ったな。 確認されておられて、それでお願いしておって、事故がなかったからよかったようなものの、3年度も3月からまた来年の3月まで年度があります。できるだけ早めの着工をお願いして、事故の起きる前にしてもらえば、皆さんも安心してボランティア活動に一生懸命精が出るんじゃないかと思いますので、よろしくお願いします。 よい答弁をいただきましたので、次にいきます。今日は2回目ですので、やかましく言おうかと思っておりましたけど、言うところがございませんで、ありがとうございました。よろしくお願いします。 ターミナルの出口、入り口について。 ①ターミナルの駐車場への入り口が、ぐるっと回って入らなければならず、大変不便である。支所前から入れば、フェリーから降りてくる車と合流しなくて、スムーズにいくと思うが、いかがでしょうか。 ②出口が循環線のほうにもあれば、信号機の都合がいいと思うが、いかがでしょうか。というのは、本来の出口から左折した場合に、次の信号で赤の信号にかかります。その間、左から出た人はすっと左折も右折も出ていかれます。そしたら交互にスムーズにいくと思います。 それから、駐車場に向かう車とフェリーから降りた車とが接触しないよう標識等を上げておりますが、これも、フェリーから降りたら、皆さん徐行して上がってこられればいいんですけど、スピードを出してきて、こちらから駐車場に向かう車と接触事故が危ぶまれて、危ないということで話を聞いております。それでこれを上げさせてもらいました。市役所の前から入るのが何で駄目かなと思って、ここから入ればみんなスムーズにいくと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今回できた口之津のターミナルビルにまつわる話でありますが、ターミナルビルについて、口之津支所ターミナルの建物の支所がありますけど、あの入り口付近から駐車場に直接入られたら大変スムーズにいくと思うがということであります。 これについては、限られた、御存じのとおり、あの敷地の中で、ターミナルの機能を維持するために、国道251号との出入口、ビルへの歩行者出入口、車両のフェリー乗降用の出入口など、各用途に考慮した出入口を確保しなければならない状況である。これは、もう皆さん、井上議員も御承知のとおりでありますが、これについて、警察、県などと協議する中で、安全性に配慮した結果、現在の配置になっております。 これについては、それは私自身もぐるっと回らんでも手前からぐっと入られたら大変運転者にとってはさっといくんだがなという思いはしたこともありますが、いろいろ先ほどから申し上げましたようなことを考える中で、やっぱりこういう協議の中で結論を出されて今の状況になっているというのは、これはやむを得ないなというふうなことで、私自身もそういう思いはしております。そういうことで、現在の配置ということを御理解いただきたいというふうに思っているところであります。 そして、2番目のターミナルの中の道路から直接循環線に出入りできれば交差点を回る必要がなく便利だと思うという、これについては、ターミナルの中から、あの敷地から直接市道町早崎循環線に出るということになりますと、やはりターミナルビル利用者以外もこの構内の道路を利用されるというふうな、やっぱりそういうこともいろいろ懸念をされます。向こうの信号で止まるよりも構内を通ってさっと抜けていければ早いがなと、これは誰もがやっぱりそういう想定をしたり想像したりするわけですが、私自身もあの循環線に井上議員がおっしゃるような形でさっと出ればなかなか便利だなという思いは当初考えておりましたが、今の状況を考えてみますときに、中に入って用事をした方だけではなくて、そこを迂回というか、早道というか、そういう形で利用されるような形になった場合には、なかなかこれは余計混雑をしていくような形になりはせんかという思いはあります。 そういうことで、そういう検討をされて、安全に配慮した結果、現在のような形になっておりますので、これもまた、なかなか井上議員の意に沿いませんけれども、御理解をいただきたいというふうに思っております。 それから、駐車場に向かう車とフェリーから降りた車と接触しないように標識をということであります。 これは、フェリーを降りてこられる人と、あそこの駐車場に入ろう、あるいは、もう駐車場に入らんで、さっと手前に回って出ようという方々と、やはり合流する地点でありますので、そこに注意喚起のための白線は引かれておりますけれど、戸惑われている。どっちが先に止まらにゃいかんか、一緒になったときにですね。そういう状況でありますので、分かりやすい標識などの設置を管理者である県に要望してまいります。この件については、以上でございます。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  県のほうと協議してもらって、それと先ほどから申しておりますように、循環線のほうから出られれば、右から出ていった場合に、本来の出口から出ていった場合に、右折車はいいんです、スムーズにいきます。左折の場合は、こっちが青のときは必ず石油スタンドの前は赤なんです。 現在は、コロナ禍で車も少ない。今の時点ではうまくいっていますけど、先を見据えた場合に、これから連休が来ますね。そしたら今度は盆が来ます。そういうときには車の台数が増えます。だから、ずっと数珠つなぎにつながってしまって、通行に大変支障を来すんじゃないかと、私は考えております。 その点も含めて、それとフェリーから降りるのも、今度はこっちのほうですけど、支所の前から入ったら標識も要らんわけです。そこでは合流しませんもんね。駐車場から出るときだけですから、大変またその合流が少ないと思うんですけど、そういう点も考えての答弁をお願いします。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、井上議員がおっしゃることは、あの構内に入って、それから町早崎循環線に出ていく、先ほどからの御質問のその点を、国道の251号の、早わかりに言えば、小川石油店の前にあるあの信号機でずっとつながってくる。そういうことを回避するために中を通らせて循環線に出させろという意味に今の御質問は聞こえたんですけど、そういうことであれば、それはちょっと無理じゃないかなというふうには思っておりますが、私の受け止め方と議員がおっしゃったことと合っているのかどうかという部分はありますけど。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  私のほうが舌足らずで、本来の出口から左に出ていった場合に、こっちが青だったら向こう、小川石油の前は赤になっています。そこでずっと止まってくる。循環線から出られれば青なんです、こっちが赤だったら。そしたら右折も左折もスムーズにいく。それが今度赤になったら、今度は右側のほう、国道のほうが青になりますから、また行かれる。チャックみたいに交互に出られると思うんです。そこのところを私は言っているんですけど、分かりますかね。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  小川石油の前の信号機で早崎方面から来る車が赤信号で止まる、あるいは青信号でも行く、はどっちでもいいと思いますが、それに構内から出た車が左に行く分は、それはスムーズにいくかもしれませんよ。しかし、右に出ようということは、これはなかなか難しいと思うんですが、私の捉え方が違いますか。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  さっきから申していますように、小川石油のほうに、国道のほうに駐車場から出ますよね、ターミナル降りて出たところから。そしたら、信号機が青のときは、小川石油の前は赤なんです。だから、そこで今度は、本通りを行ったところは車は止まらにゃいかん。循環線から出たところは、今度は青信号なんです。スムーズに出られます。これが赤になったら国道のほうが青になるから、今度は国道のほうから行けます。だから、信号で交互に行けるんです。必ず信号が、出るほうもこっち国道の方も、循環線から出るほうも国道を通る信号も赤、赤、それで今度は青、青と必ず一緒にはなりません。片一方が赤だったら片一方は黄色か青のはずです。交互に行けると思うんですけど、どんなでしょうか。説明まだ足らんですかね。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  そういうことであれば、どういうふうにしたほうがいいのかという検討はしたいと思いますが。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  一回現地に、わざわざ行かっさんでもいいけど、行かれた時分に、職員の人と一回現場を見てもろうて、私の今言ったのを実証してもらえれば。それで分からんときは、私も電話をもらえれば駆けつけて説明します。よろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  単純に私どもが見ただけでは、道路の関係ですので、警察等との話合いで今こういう形になっておりますので、その辺がどういうふうになるか。今、議員からもいろいろ御提案をいただいておりますので、検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  それと、もう一つ、あのフェリーから降りるところの道路が何か曲がっとって乗り降りしにくいという話を聞いたので、私はそこは確認していないんですけど、併せて、標識を県にお願いされるときに、それも確認してもらって、もし悪いところがあれば直してもらうようにお願いできますか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  フェリーから降りるところて……車が乗り降りする(「ちょっとどこか曲がっておって何か乗り降りしにくかという話なんですけど」という井上議員の発言あり)ああ、そうですか。これは担当からちょっと。私も……あれですから。 ○議長(林田久富君)  菅地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  確かに、議員おっしゃるように、フェリーから降りて周回道路に出るときに、少し曲がっていますよね。左側にハンドルを切るような形になっているかとは思います。 あの分については、私も着任したときにもう既にああいうふうな状態になっておりましたので、少しずれているのが、スピードに出して下りないように意図的に多分少しずらしてあるんじゃないかなというふうに思っております。そういうことで御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(林田久富君)  井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  部長の説明を聞けば、いいほうに考えれば無事故につながっていいと思いますね。でも、言う人に言わせれば、あんな不便な下り方をせにゃいかんとは危なくてと言う人もおったし、それは検討課題で、すぐにまた県のほうとも話し合って、よろしくお願いします。 いい答弁をもらいましたので、ちょっと時間はありますけど、これで終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、18番、井上末喜議員の質問を終わります。 ここで10時35分まで休憩いたします。     午前10時23分 休憩     午前10時35分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 吉岡巖議員は出席をされました。 次に、1番、中村哲康議員の質問を許します。1番、中村哲康議員。 ◆1番(中村哲康君) (登壇) おはようございます。 1番、自民党明政会中村哲康でございます。 議長の許しをいただきましたので、通告に基づき質問させていただきます。 今回の質問は一問一答方式で行います。 今回は、農業振興について質問いたします。 現在、南島原市では、高齢化や人口減少等により、農業者の担い手不足後継者不足が深刻化しています。また、それに伴う耕作放棄地の増加も問題となっております。 農業は、南島原市を代表する産業であり、このコロナ禍において停滞した経済を再び活性化させるためには、やはり農業を元気にしていく必要があると思います。そのためには、まず基盤整備のさらなる推進が重要であると思われます。特に、中山間地域基盤整備を積極的に推進していただき、大型の農業用機械等を使用して、作業の効率化、低コスト化を実現できる環境を整えていただきたいと思います。 また、それと並行して、スマート農業への移行も推進していただき、さらなる生産性の向上を図り、農業所得の向上に向けていっていただきたいと思います。 農業者の所得向上をさせ、農業を元気にすることができれば、それは他の産業にも波及し、経済を活性化させることができると思います。そうなってくれば、人口減少や生産率の低下にも歯止めがかかり、さらなる地域経済の活性化につながっていくと思われます。しかし、そのためには、解決しなければいけない問題が山積みしております。 以上のような様々な問題を解決し、農業を活性化させるために、市はどのような対策を講じていくのか、今後の展望を伺います。 また、施政方針にて市長が示された農業に関する事項について、既に決定している項目や、もう少し詳しく説明できる部分について、併せて伺います。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、中村哲康議員の御質問にお答えをいたします。 南島原市の農業が抱える問題に対する今後の対策についてでございます。 多岐にわたるいろいろ質問をしていただいておるところでありますが、農業者の高齢化と後継者不足が本市の大きな課題でございまして、その対策として、まずUターンによって親元に帰って就農する農業後継者への支援策を令和3年度から市の単独事業として創設いたします。後継者への支援策というのは、いろいろございますが、これも新たに創設をしたところであります。 また、将来の農業人材を育成することを目的として、民間企業と本市の共同出資による農業法人の設立を令和3年度中に計画いたしております。この法人が就農希望者の受皿となって、農業の体験、研修、就農に結びつけることができるトレーニングファーム事業の準備に取りかかります。研修の対象品目として、この地の南島原の温暖な気候条件に適している温州ミカンに着眼をし、果樹の振興に取り組みたいと考えております。 令和2年度に創設をしましたIターンや転職による新規就農者への支援に加えて、令和3年度から取り組む農業法人設立事業トレーニングファーム事業果樹振興プロジェクトを3本柱とする未来農業フロンティア推進事業を推進することで、新たな担い手の確保に努めたいと考えております。 中身の詳しい部分については、それぞれ担当からも説明をさせますので、よろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(林田久富君)  個々に答弁ありますか。中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  ありがとうございます。 先ほど市長から言われた未来農業フロンティア事業というのを詳しく説明していただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  本多農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  未来農業フロンティア推進事業についてですけども、人材育成の事業と新規作物の導入事業を併せまして未来農業フロンティア推進事業というふうに進めていくようにいたしております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  ちょっといまいち分からんやったとばってんですね、もう少しかみ砕いたところを詳しく説明していただきたいと思います。どういった感じで、今回、市が民間企業と多分同じような形で行うと思うんですけど、ちなみに民間企業との関係とはどのような感じになりますか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  申し訳ございません。まず、未来農業フロンティア推進事業ですけども、UターンやIターンにより南島原市で農業を始めようとする就農希望者が、農業の体験、研修、農地の確保、農業関係機材の確保など、包括的に相談できる機関としまして、令和3年度に民間企業と本市が共同で農業法人の設立を目指しております。 この農業法人就農希望者の受皿となりまして、2年間の農業研修を実施いたします。3年目からは新規就農者として営農ができるように支援をしてまいります。温州ミカンを主体とした果樹栽培に取り組む農業者が増えることで、果樹栽培面積の拡大や遊休農地の解消を図り、農業振興を展開してまいります。 また、その民間企業につきましては、先ほど申しました人材育成に関連する企業でありますとか、スマート農業関連企業、あと食品関連の企業あたりを想定いたしております。以上です。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  それは、もう企業は募集をしているんですか、それとも今から募集をされるんですか。それと、この2年間というのは、何名ぐらい大体新規農業者の雇用を考えておられるのかを伺います。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  民間企業につきましては、現在、交渉を重ねるというところでございまして、まだ決定をしているところではございません。 それと、人数につきましては、1年間に3名を想定しております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  機材の確保とか、機械の確保とか、いろいろいいメリットはあるようですが、それは今回、一般財源で、その事業を行うような形になっているんですか。どのような形になっていますか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  今のところ、一般財源を考えております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  結構金額も大きいみたいなので、その辺はもっと慎重にしていって、地域活性化とか、あるいは言うならば、ふるさと納税とか、いろんなそっちの方法もあるのかなと思っております。一応まだ企画は進んでおらんということで、今後、慎重に進めていってもらいたいと思います。 次に、サイクリングロードに面した農地に行くことができないという市民からの苦情があっております。今、南島原市で進めておられるサイクリングロード、自転車活用推進法を推進して、約30何キロかな、深江から加津佐間を進めていこうとしている中で、恐らく半分以上は多分農地に面しているんじゃないかなと思っております。 島原鉄道が廃止になり、個人個人で勝手に使われているところもあれば、島鉄を運営しているときから、ちょっとここを通してもらえんやろかという形で通させていただいて、畑の真ん中に通して、テーラーとか、そういった形で通っておられた農民の方々から、どのようにしたらいいのか、この道路ができてしまえばどういうふうになるのだろうかとか、そういうふうな質問がありました。 そういった中で、どのような今から展開でいくのか。その辺をお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  自転車歩行者専用道路、島鉄跡地につきましては、今現在、1期地区、加津佐から南有馬までの実施設計を行っているところでございまして、この3月に一応完了する予定でございます。それが完了し次第、地元説明会に入ろうと思っております。その中で、いろいろそういう問題についても、地元の方と解決の方法を協議していきたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  本当にいろいろと、今回、サイクリングロードでは上げていないので、農業のほうなんですけども、水の問題と、あとはやっぱり、せっかくこういったいい企画を行うのであれば、もっとその辺も詰めていただいて、今そのまま実行してしまうと、ちょうど線路の一番真ん中にある畑、田んぼあたりは、多分全然手つかずの状態になってしまって、せっかくのいい景観が損なわれるような状況になりかねないと思います。その辺も市民の方々ともっと積極的に話し合って進めていってもらいたいと思いますが、どうですか。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  できるだけ早く地元説明会に今入ろうとしているところですけども、その中でいろんな問題が上がってくるかとも思っております。そういう中で、十分協議を進めさせていただいて、地元の方も納得できるような形で、市のほうが一方的に進めるようなことはないようなことで工事に着手していきたいというふうに思っています。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  そうですね。本当に市民の方から、先ほども言うように、やっぱり生活圏の問題があって、農作物をそこで作っておられる方がもう生活ができない状態になるというのは、本当に重要な問題であっております。 そういった中で一番私が進めているのは、その基盤整備をどうしたらいいかという話をしてみましたが、若い農業者とそういう力がある人がもう地元にいないといったことで、話がなかなか進んでおりません。そういった中で、補助金制度のいろんな活用法の、要するに運用の仕方とかをもっと詳しく説明していただいて、やっぱり基盤整備も重ねて進めていくべきだと思います。 そういったところで、農林部長、どうですか。基盤整備について、今後の予定、一応いろいろと中山間地域も含め、今度のサイクリングロードの線路の間もいろいろと考えていかなくちゃいけないと思いますが、それについてどう思われますか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  農地の基盤整備についてのお尋ねでございますけども、まず、今、大きい基盤整備、県営の圃場整備につきましては、今行っている5か所に加えまして有家の中部地区を推進しているところでございます。 それと、今議員さんおっしゃられた中山間地域の圃場整備につきましては、どうしても面積の確保とコスト面が大分かかってしまう。県営の圃場整備でありますと補助率95%、それを1ランク下の団体営の圃場整備で行いますと70%とか75%程度の補助率になってしまうということで、地元の同意についても取得が難しい。それと、もう一つ、農地の中間管理機構の関連事業の圃場整備もございますけども、これについてもハードルが少し高いということで、地元の方と相談をしながら今後進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  今回のこのコロナ禍で、生産のコストが大分かかって、なかなか農業者の所得が上がらない中、こういったときの一番底をたたいたときからを目安として計画をしていけばどうなのかなと、私のほうはそういうふうに思っております。 結局、もちろん売上げがどのぐらい上がるかとか、その辺が多分一番重要なところになってくると思います。だから、そういったところをもちろん行政が進めていって、皆さんに話を持ちかけていって、話を進めていただければ、農業者も多分助かると思います。 島鉄……農地に関しては、別に道路を造るとか、8割補助の説明を詳しくして、ここの土地をいただけないだろうかというような形で、農業者がなるべく負担が少ないような状況を検討していただいて進めていってもらいたいと思います。どうでしょう。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  島鉄線路跡、これを自転車歩行者専用道路ということで今整備を進めるということで、進んでいるわけでありますが、その周辺といいましょうか、それに隣接するような農地の存在というのは、私も知っております。 過日の議会でも言ったかもしれませんし、ほかの場所で言ったと思うんですが、私もこの32キロの線路がどういう形ですとか、実際、線路の上を歩いてみました。一人でしたけどね。様々な家があったり、あるいは谷間であったり、あるいは農地に囲まれたり、ここを遮断したら、この農地は先ほどおっしゃったように利用が大変困難になるなというふうな農地の存在も見たところであります。そういうところを地権者の皆さん方とどういうふうにその土地利用がうまくできるような形になっていくかというのは相談をしながら、今、中村議員がおっしゃった、いろいろ市の制度も活用しながら、中に入り込む道路の整備であるとか、それはやっぱり取り組んでいかなければいけないというふうに私は認識はいたしております。 そういうふうなところも含めて、先ほど部長が申し上げましたようなことで、取りあえず今、設計をして、それを基に地域の皆さん方にお話をして、先ほどから議員がおっしゃっているようなことも含めて、私が今言ったようなことも含めたところで、いろいろ協議をしながら進めていかなければいけないというふうには私は思っているところであります。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  ぜひ市民の皆様が思うところを上手に酌んでいただいて、せっかくすばらしい事業を行うので、よそに負けないぐらいすばらしいものに変えてもらいたいと思います。 それでは、次に、以前、南島原市で取り組んだ事業について、電解水に関する事業ですけど、どのような形で始まり、どのような状況になっているのか。その現在までの成果を伺います。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  電解水についてのお尋ねでございますけども、減農薬や農産物の鮮度保持を目的といたしまして、農業用電解生成装置を平成28年度に導入いたしました。これを農事実行組合長会議や認定農業者協議会などでPRを行っております。 電解水を利用した農家に、その効果の聞き取りを行っておりますけども、電解水を農薬の代用として使用ができ、殺菌効果があると聞いております。ただし、電解水の作り置きができなく、生成する作業に時間がかかり、必要なときに必要な量が確保できないということから、利用希望者が少ないという課題もございます。 また、農業とは直接の関係はございませんけども、新型コロナウイルス感染症関係で消毒薬の不足が問題となった際、殺菌効果がある電解水を市内の老人福祉施設や市民に配布いたしまして非常に喜んでいただいたということもございましたので、報告させていただきます。以上です。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  ちょうどタイミングよく、そういう形で電解水が利用できたということで、いいと思います。 また、これは、そういう事業か何かは行っておられるんですか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  引き続き、先ほども申しましたように今までの利用の件数が少ないものですから、もう少し検証数を増やしたいということで、今もそういう農家さんを募集しながら利用していただいておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  実際の機械というとは、大体幾らぐらいかかるんですか。補助率とかそういうともあるんですか。補助金の対象とかなっているのか、その辺を伺います。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  有家庁舎の駐車場に現在設置をしておりますけども、市役所に設置をしておる分が、大体品物が50万円程度の機器を設置しております。今のところ、これに対する補助については設けておりません。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  分かりました。本当に緊急時にためになったのであれば、それは本当によかったことだろうと思うことであります。 そしたら、次にいきたいと思います。 先ほど市長がおっしゃられた新規作物研究所について、どのような内容で行われているのかを伺います。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  新規作物の検討につきましては、今年度にバナナを推進いたしまして作付をいたしております。今後につきましては、同じくバナナの面積拡大も含めて、バナナ以外の新規作物につきましても補助制度を設けまして、拡大していきたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  バナナがどのぐらいの期間でできるのか、ちょっと分からないんですけども、昨年度から行って、今年度の結果、成果というとは何か実績は出ておられますか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  バナナの作付につきまして、9月ぐらいに植栽をしておりまして、今年の8月頃に初めての収穫を予定しておりますので、今現在、販売とかそういうふうな成果はまだ出ておりません。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  昨年度に続き、今回も苗の購入に対しての金額が上がっておるようですが、実際、昨年度、この苗の金額に幾らぐらいかかったのか伺います。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  2年度の分につきましては、バナナの苗と植える泥の分も含めまして300万円の補助をいたしております。 今年につきましても、大体バナナの苗が1本3万円いたしますので、この分につきましても1件300万円、上限2分の1で補助計画をしております。以上です。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  そうすると、2分の1ということは、これは600万円かかって、結局その1本の株を買われたということで認識してよろしいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  その苗1本と腐葉土、泥につきましても1本当たりお金がかかりますので、その分についても補助をしております。苗につきましては100本ということでございます。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  そして、今年度もまたその分の予算が計上されておるようですが、今年度は見る限りでいうと、また同じような感じになっとかなと思ったけど、実際はどうですか。200万の3分の1として思っとってよかですか。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  新規に始められる方につきましては、300万円、2分の1、今年された方が規模拡大をしたいという場合につきましては、3分の1、200万円というふうなことで、現在、制度を設置しております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  これもまた一般財源で行われていると思いますが、このほかに県・国の補助あたりは何かないんですか。
    ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  新しい新規作物の補助につきましては、市単独で行いまして、県・国の補助につきましては現在ございません。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  これは、もちろん民間というか個人というか、そういう団体に対しての補助と思います。補助だけあって、売上げの全部がそこの団体の売上げになると考えてよろしいんですか。多分そのような形で認識してよかとですよね。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長本多一郎君)  そのようになると考えております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  600万と600万で1,200万、今回も含めて約500万の補助を南島原市は行って、それに対して売上げが上がったにもかかわらず、そのままというのもなかなか難しいところかなと。その辺は上手に考えていただいて、なるべく皆さんの税金を無駄に使わんように考えていくべきだと思います。 新規事業に関しては、すばらしい事業ともちろん思っております。その辺は、先ほども言ったようにふるさと納税とか、いろんな活用をしていただいて、ほかの補助の在り方について、もっと調べていただいて、前向きに検討していっていただきたいと思いますが、どう思われますか。 ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  今年度の令和2年度のバナナの導入につきましては、新たな新規作物を本市で何らかの格好で取り組んでいくべきじゃないかというふうな議論の中で、バナナという作物が出てきた次第でございます。だから、この事業はパイロット的にやりまして、できれば、今後、希望者が自らの資金でやっていかれるというような方向に持っていければと思っております。 そういうことで、原則的には一、二年、長くても3年程度で、パイロット的な事業は終わりまして、それを参考にして、農家の方たちが自分もやってみようというふうな、そのような方を呼び込むための事業だというふうにお考えいただければというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  中村議員。 ◆1番(中村哲康君)  1本3万円の苗は個人でなかなか購入するのは難しいかなと思います。その辺も上手に勉強していって、これ、研究しようとなっているんですね。もう苗を作る段階に移ってもいいのかなと。それを上手に市民に還元して、次の産業に結びつければ、最高の事業に結びつくんではないかと思います。 そういったものを考えて、今後、南島原市がますます発展していくことを祈念いたしまして、私の一般質問と代えさせていただきます。ありがとうございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、1番、中村哲康議員の質問を終わります。 ここで11時15分まで休憩いたします。     午前11時05分 休憩     午前11時15分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、9番、隈部和久議員の質問を許します。9番、隈部和久議員。 ◆9番(隈部和久君) (登壇) 9番、隈部です。時間がありませんので、早速一問一答にての質問に入りたいと思います。 まず、1件目、新年度、令和3年度の予算についてお尋ねします。 今回の昨年から続いておる新型コロナ禍における予算に対する影響はあるのか。本市では、令和3年度の年次計画で計画されておったものが、この新年度の事業のうち、延期等になったものはあるのかないのか、まずお尋ねします。 ○議長(林田久富君)  答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、隈部和久議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、令和3年度の予算についてでありますが、最初に新型コロナ禍による影響についてであります。 歳入につきましては、地域経済の低迷などによる税収の減額を見込んでおり、一般会計における市税は、前年度と比較しましてマイナス4.4%、1億5,113万7千円の減、32億6,135万1千円となっております。 また、歳出につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、現時点で実施が見込めない海外で実施する事業などについては、予算計上を見送り、今後の感染状況を見極めながら、事業実施が可能となった時点で補正予算を計上する予定といたしております。 次に、年次計画で新年度行う事業のうち、延期等になったものはあるかについてでありますが、当初予算の考え方といたしましては、まず、予定している事業については、必要な時期に事業が実施できるよう予算を計上しているところでございます。その上で、今後の感染状況を見極めながら、延期等を判断していくことといたしております。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  それでは、再質問を行います。 年次計画の中で、令和3年度に行う予定であった本市の事業で、まず当初に計上されていなかったものは今のところないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  川島総務部長。 ◎総務部長(川島進一君)  令和3年度の当初予算に見送った事業はないのかという御質問でございますけども、先ほど市長のほうから御答弁いただきましたように、海外で行う事業、それに観光情報等の発信の事業等については、今回は予算を計上いたしておりませんので、それは今後のコロナの状況次第で、外国にそういうふうな発信ができるのかどうなのかということで考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  じゃ、その他に例えば公共施設の補修とか建て替えとか、そういうもので3年度に行う予定やったものを取りあえず上げていないというものは今のところないということでよろしいでしょうか。はい、分かりました。 それでは、次にいきます。 ちょっと2番と3番を入れ替えて、まず、その他のほうからさせてもらいたいと思いますが、公用車の車検切れ使用について、冒頭、今議会で市長からもおわびの言葉もあったと思いますが、このことについて、例えば道交法的な違反に対する罰則というものはあったのか、お尋ねします。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(川島進一君)  今回の公用車の車検切れの問題について、道交法上の罰則はあるのかという御質問でございますけども、自動車の車検切れ使用につきましては、道路運送車両法第58条第1項に「自動車検査証の交付を受けているものでなければ、これを運行の用に供してはならない」というふうに規定をされております。違反した場合は、同法第108条に「六月以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する」と規定をされているところでございます。 今回発生をいたしました事案につきましては、車検切れに気づいておらず、故意ではなく過失によるものということで、罰則ではなく、厳重注意の処分を受けているところでございます。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  これは前回もあって、2回目ということですけれども、多分、前回もその後に防止策というかな、それは当然やられていたと思うんですけれども、またあってしまったということに対する所感というものを市長なりから聞きたいと思いますが。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今回、2回目というか、同じ者が2回したということじゃございませんけれども、市として、こういう事例が2回あったということについては、前回の後、それぞれそういうことがないようにということでしていたわけでありますが、今回このような形になったということを大変、議会、そしてまた皆様に対して申し訳ないというふうに思っているところであります。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  従来どおり1時間あったらもう少しやるんですけども、30分で今回は非常にきついものですから。なかなか500人近い職員がおれば、不注意とか不作為というのもあると思うんですけれども、何か不祥事があるたびに襟を正すとかいうても、それぞれのやっぱり性分とか一人一人の性格とかがあると思うので、やはり罰則規定というのもちゃんと決まっちゃおると思うんですけれど、こういうところは、トップが謝罪をそのたびにして、その後なくなるということも、なくしたいと思いながら日々皆さんやっておられると思うんですけれども、性善説に立てば、今後ないように十分ということですが、やはりこういう市の行政をつかさどる公務員という仕事に就いておる以上は、もう少し厳しい対応というのも考えるべきじゃないかと思っております。 やはり市民から見たら、緩んどるんじゃないか、たるんどるんじゃないかというふうに言われてしまうということもありますので、普通に真面目にやっておる職員のことを考えれば、そういうところも考えていってほしいと思います。 次に、有家小学校建設に伴う工事の中で、先月の上旬ですけれども、断水があったということを聞きましたが、これは担当部長から、断水ではなくて、ちょっと工事事業者のミスということですが、その周辺の住民から、事前告知もなかったし、その後の対応はどうしたのかということも含めて、答弁をお願いします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(栗田一政君)  2月10日でございますけれども、有家小学校の仮設校舎を今、解体工事をいたしておりますけれども、この工事の施工業者が、工事中に誤って水道の給水管を破損いたしております。その際に、破損した給水管から水道水が流れ出まして、その際、水道水の本管内の水の流れが急激に変わったことが原因で、近隣地域の水道水に濁りが出たということでございます。 突発的に発生したものですから、近隣住民の皆様には、事前にお知らせをすることができなくて、また濁りが出たということで大変御迷惑をおかけしております。本当に申し訳なかったということで思っております。 業者には、早速、配水・給水管の布設の状態あたりの確認を市も一緒になってしまして、再発しないようにということで指導をいたしたところでございます。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  上水といいますか、市水に結局泥水が混ざったんですか、色が変わった水が出たということですけれども、その後の対応といいますか、どのぐらいたってきれいになったのか。 あとは、何か聞くところによると、ある程度の量をためて、その入れ物が、色が白い色じゃなければ気づかんような色だったと聞きますけれども、飲料とか飲用に知らずに使用した方もおられると思いますが、その後の例えば健康被害とか、その対応はどうなっておるのかをちょっとお尋ねします。 ○議長(林田久富君)  加納環境水道部長。 ◎環境水道部長(加納孝君)  今の事故による水の濁りについての影響について、当日、うちのほうにも連絡が入りまして、職員が至急対応を行ったという状況で、商店さんのほうから何件か連絡を受けて、それで濁った水を近くのドレーンであったり消火栓であったりで抜く作業を、その日は大体夜の9時ぐらいまで職員が当たって、ドレーンで水を抜いたと。翌日も管末等を考えて、濁りがないかということで水吐きをさせているというような状況でやったということです。 濁りについては、もともと管に付着しておる浮遊物が、流速が変わったことによって一気に剥がれて落ちたということで、白く濁るというのは、管が割れたときに修理をするとき、空気がそこに入るものですから、空気が混ざって白濁するということで、濁った原因というのは、管を割られて、そこで流速が変わって、管内の付着物が流れたということで、そういうことで管末とか消火栓を使って管の中をきれいにしたということで考えております。直接的な人体的な影響は、白濁している場合とかは、もうエアーですので、全く問題ないと考えております。以上です。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  はい、分かりました。 それでは、次にいきます。 感染症関連ですけれども、これは同僚議員が昨日から種々尋ねられておりますが、季節性のインフルエンザももちろん感染症であるし、このコロナ禍で、コロナは非常に感染が広がって大変ですけれども、インフルエンザは圧倒的に昨年の1月の中盤以降、急激に感染が抑えられて、特に今年の秋から、大体毎年統計を取ると思うんですけれども、考えられないような少なさということですけれども、本市の罹患状況をまずお尋ねします。 ○議長(林田久富君)  林田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  昨年の秋から現在までの本市のインフルエンザの罹患状況でございますけれども、昨年10月から2月14日現在で、本市では患者数は2名でございます。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  そしたら、前年とか前々年とか統計を取っておる中で、例えば昨年、一昨年の大体同時期のインフルエンザの本市の罹患者、全国も分かれば全国も、それの比較をお願いしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  比較ですけれども、まず市内で見ますと、現在2名と言いましたけれども、昨年が2,245人でございまして、今年は昨年に比べますと0.09%でございます。一昨年ですと3,199人ということで、今年と比べれば、今年は0.06%になります。 全国で見ますと、全国では1万3千人が罹患されております。昨年が729万人で、今年の1万3千人を比較しますと0.18%、一昨年は1,200万5千人が罹患をされておりまして、今年と比較をしますと、今年は0.1%に当たるということでございます。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  昨年も全国的にも年が明けるまでは、コロナが日本に流入する前までは、一昨年、例年と変わらないような季節性のインフルエンザの感染状況であり、先ほども言ったように、1月中旬から急激にその感染者数を減らしておるという統計も出ています。 これに関連してですが、次にいきますが、新型コロナの感染者は、ワクチンが、昨日からもいろんな質問に答弁されていますが、政府が予定したとおりにはなかなか入ってこない。今、ファイザー社のワクチンですけれども、それでも徐々にこの接種スケジュールは少しずつ延びるだろうと思うんですけれども、普及していくと思います。 あとは、大体季節性のインフルエンザも普通の風邪、旧コロナ、感冒といいますか、これは大体冬場に一気に感染者が増えて、暖かくなれば自然と減っていくという、これもウイルスの特性といいますか、皆さん分かっておられると思いますので、そのような要因によって大幅に感染者は今から減少していくし、特に、このワクチンが徐々に普及していけば、特に高齢者、医療従事者から高齢者となっていますが、高齢者のほうに回っていけば、このコロナは非常に怖いというかな、いろんな風評も含めて、この風向きが圧倒的に変わると思うんです。 さらに、東京オリンピックが開催されれば、IOCがやると言っているんだから、絶対開催はされるんですよ、オリンピックは。どんな形にしろ。 今、テレビ、メディアでも、あとは新聞社でも、統計を取ったり、アンケートを取ったり、するべきか、すべきでないかとか、いろいろありますが、幾ら日本の国内でするべきじゃないからやらないと言っても、IOCがやると言っておる以上は、これをキャンセルした場合は莫大な違約金が間違いなく発生し、請求されるので、日本でやりたいと言っても、国内でやりたいと言っても、IOCがやらないとなれば絶対できないんですよ。IOCがやると言っておるんだから、これはやることはまず間違いないだろうと思っております。 そうなれば、さらにこの風向きも変わっていくということも含めて、何が言いたいかといったら、この2番目に上げていますが、本市の昨年から日本中で様々なイベント、青少年のスポーツ大会、あらゆる不要不急という名目で中止にされてきた。これを4月以降の本市のイベント開催について、市としてはどのように考えておられるのかをできるだけ簡潔にお願いします。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  4月以降の本市の様々なイベントの開催につきましては、国内ですとか県内の感染状況を見据えながら、イベント等における業種ごとに策定をされております感染症防止ガイドラインに基づいて、本市の対策本部会議において決定をしていきたいということで考えております。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  もう一つは、まず取りあえず最後まで質問してから、時間が余ったらまたちょっと詳しく質問します。 また、これに関連して、本年1月に予定されておった成人式が、本市は中止となったわけですけれども、近隣では島原市、諫早市は延期ということでしておったのをゴールデンウイークに開催するというような報道も聞いておりますが、やはり中止したままでは、幾らも、いかにも、この新成人者だけ非常にかわいそうだなと。 さらに、まさに皆で祝うべき大きな二十歳のイベントというのを、この時期にコロナのせいで、県外あたりに在住している成人者たちは、帰ってくるな、帰ってきちゃならんみたいな風潮のところで、非常に、全く本人たちには瑕疵とかがないのに、気の毒な状況になっております。 何とかこの子たち、この成人たちに対して、これに代わるイベントとして、ここに1つ、私のこれは案ですけれども、夏の盆の頃に、盆の帰省時期に、浴衣成人式というような形で行えないだろうかと。 あとは、今回の成人式が中止になったということで、着物のレンタルのキャンセル料を払わなければいけなかったり、払うぐらいならもう買い取ってしまおうということで、予定していた額よりも大きな額を出された保護者もかなりおると聞きますので、そういうことも含めて、このレンタル料等は補助してやるというような形ででも、とにかく何とか市として本市の新成人者に対する気持ちを伝えるために、このような企画は考えられないだろうかということで上げておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、今年中止した成人式に代わる行事を考えているのか、8月に……というふうな話でございますが、令和3年度の本市の成人式につきましては、新型コロナウイルスの全国的な感染状況などから、新成人をはじめ御家族、あるいは市民の皆さん方の健康と安全を第一にという当時の諸般のいろんな状況を考えながら、やむを得ず式典の開催を中止したところでありました。そして、1月14日に成人証書やお祝いのメッセージなどをお届けをまずしたところでありました。 今回成人式を迎えられた皆さん方は、学生であったり、あるいはまた既に社会人として働いていたりと、それぞれ立場は違いますけれども、このふるさとで机を並べて学び、そしてまた成長され、今日を迎えているわけであります。そうして、この大きな節目の日に相集い、仲間の消息を確かめ合って、それぞれの生き方を見詰め合う。そういう大きな大事な機会でもあったかというふうに思っております。 さらに、おのおの育てていただいた御家族、親、兄弟、あるいは、おじいちゃんおばあちゃんたち、それぞれに関わる皆さん方に大人として成長した晴れ姿を見ていただく。これも大事な機会でもあったというふうに思っております。私もそのような皆さん方に思いをはせるときに、本当に成人式を中止せざるを得なかったことを大変心苦しく思っているところであります。 現在、新型コロナウイルス感染症の発症者は、全国的に減少傾向にありまして、また、ワクチン接種に向けた準備も進めているところでありますが、いまだに終息の見通しが立たない状況である。これは誰もがそういう思いを持っていらっしゃると思うんですが。 そういうことで、成人証書などのお届けも既に終えております。8月の成人式の開催につきましては、先ほどから隈部議員が成人者に思いを寄せる、そういうことを言っていただきましたけれども、私は8月の成人式開催については考えていないところであります。 ○議長(林田久富君)  隈部議員。 ◆9番(隈部和久君)  一応中止ということで本市は決めたので、そういう発想というか、思いはなかったと思うんですけれども、本市は、本市出身の他県におる大学生等にも本市の物品をこのコロナでひどかろうということで送ったりということで、それが好評だったということもあるし、それだけ本市の子供たち、成人、若者に思いをはせるなら、今のところ市長はやる思いはないと言われましたが、中止したままでは、なかなか私としては、先ほども言ったように、8月の頃になれば国内の移動等も全く今と状況は変わっておるというふうに想定しておりますし、5月のゴールデンウイークというのはワクチンも国内にそこまでまだ行き渡っていない状況だから、なかなか計画は立てにくいということで、おまけに盆の帰省というのは、盆暮れの帰省というのを普通にしておれば、毎年、特に今回の成人式に申し込んだ成人者たちの割合を言ったら、約4分の3ぐらいが市外、県外の本市出身者ということを考えれば、もう盆の頃はみんな元気で地元に帰っておいでと。南島原市は、普通の成人式はないけれども、こういう形で君たちを迎えるというような姿勢を何とか考えられないだろうかと。 やろうと思えばできるし、同僚議員が先日、本市のPRについての考えも言われましたが、これを先駆けて南島原市は浴衣成人式というのをやるというふうにしたら、利用するわけじゃないんですけど、こういうあれを。ただ、他市、ほかに向けても、なるほど南島原はそこまで考えておったのか、こういう企画を考えたのかということでも、非常に本市の印象としてもイメージとしてもよくなるんじゃないかということで、取りあえずは今しないというのを、じゃ、するというふうにはならんと思いますが、とにかく一回真剣に考えてください。これは要請しております。 私の職場にも新成人者が4人おりますが、皆ぜひお願いしてくださいと言われております。よろしくお願いします。 あと、ちょっと戻りますが、ワクチンの接種に関して、高齢者65歳以上が、優先順位的には2番目といいますか、医療従事者の後ということですけれども、このコロナの重症者、死亡者は今8千人を超える。ほとんどが関連死ですけれども、統計を見ても平均年齢が80歳ぐらいということは分かっております。 そうすれば、やはり結局、若者の移動制限というかな、これをかけたのも高齢者に無症状の若者が、陽性者がうつすからということで、これだけの移動制限をかけてきたわけですから、そのリスクのある高齢者に先にワクチンを接種してもらえば、非常に安心感も広がるし、若者たちの行動の制限も緩和できるということも含めて、おまけになかなかワクチンが入りにくいということも含めれば、医療従事者の次に、65歳以上の高齢者に対するワクチンが入ってきたときに、やはり数に制限があると思うので、まず、例えば本市は80歳以上とか75歳以上の後期高齢者を先に対象にするとか、そのような形でリスクの高い人たちを先に打つようにするというような考えを持たないかということを最後に質問します。 私も今回、おかげでというか、この1年間、素人ですから自分なりに、かなりこのウイルスとか新型コロナに関して様々な書物を読んだり、情報を集めて勉強してきた中で、やはり欧米と比べて、日本というか、韓国、台湾、モンゴロイドの国は、非常に死者数も少ない、圧倒的に少ない。ということで、例えば超過死亡者数という統計がありますが、昨年は日本は一昨年よりもずっと前よりも減っておるということもありますので、とにかく対象の高齢者、特に80以上の超高齢者、この辺の人たちに先にワクチンを接種するというような考えを持てないかということを一言だけ、これもやり方の工夫ということで、それで終わります。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、隈部議員の論法といいますか、そういうお考えかに基づくあれかということは、そう受け止めたところでありますが、やはり今、国の指針に基づいて動いておりますから、なかなかそれは現実的には難しいのじゃないかなというふうに私は思っておりますが。 ○議長(林田久富君)  隈部議員、締めてもらってよかですか。 ◆9番(隈部和久君)  65歳以上の高齢者用に来たのを、その中でも先にできれば80歳以上とか、そっちから順々にということで検討をお願いして、私の質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、9番、隈部和久議員の質問を終わります。 ここで午後1時まで休憩いたします。     午前11時46分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 吉岡巖議員は早退をされました。 次に、6番、柴田恭成議員の質問を許します。6番、柴田恭成議員。 ◆6番(柴田恭成君) (登壇) 皆さん、こんにちは。昼から一番の質問者であります。私の質問は一括質問・一括答弁方式にて質問をしてまいります。 まず、新型コロナウイルスワクチンは、新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症化の発生をできる限り減らし、結果として新型コロナウイルス感染症の蔓延を防止することが期待されております。 こうしたことから、厚生労働省は2月14日、アメリカの製薬大手でありますファイザーが開発したワクチンについて、安全性や有効性が確認されたとして正式に承認され、医療従事者に先行して接種し、高齢者や基礎疾患のある人などを優先しながら順次接種を進める方針だと聞いております。 そこで、質問いたしますが、通告にてしておりますとおり、1点目は今後のスケジュールについてお尋ねいたします。 2点目は対象者の範囲、3点目は接種会場や接種方式と各接種場所ごとの接種可能人数及び接種対象者への周知・啓発について質問いたします。4点目は接種券や接種済証及び予防接種台帳について、5点目は時間ごとの予約枠の設定についての考え、6点目は副反応等に対する対策、7点目は接種体制について。 以上のことを新型コロナウイルス感染症対策として質問をいたします。 次に、昨年9月に一般質問しました緊急浚渫推進事業の現在の取組状況、これは令和3年度の当初予算にも計上されておりますが、その現在の取組状況をお尋ねいたします。 以上で演壇での質問を終わり、あとは対面方式にて再質問といたします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、柴田恭成議員の御質問にお答えをいたします。 最初に、新型コロナウイルスワクチン接種に関する今後のスケジュールについてのお尋ねでありますが、国からは、3月中旬以降、高齢者の接種券を発送するように示されております。 しかし、現在、ワクチンの供給量が世界的に逼迫している影響から、令和3年度の第1・四半期に十分な供給量が見込めないために、対象者への接種券の郵送時期が遅れる見込みでございます。 今後、国からの最新の情報に基づいて、対象者の方へ接種券を発送いたします。 接種の予約につきましては、個別接種、集団接種にかかわらず、市が委託しますコールセンターに直接お電話していただくこととなりますが、接種券が届き次第の予約となります。 予約日から接種日までの間に、事前にコールセンターから接種日の案内をさせていただきます。 次に、対象者の範囲でございますが、昨日の黒岩英雄議員の御質問にもございましたが、接種の対象者を各市町村内に居住する16歳以上の者とし、接種の期間につきましては令和3年2月17日から令和4年2月28日までとなっております。 新型コロナウイルス感染症に係る臨時の予防接種として、厚生労働大臣の指示に基づき対象者、期間、特例措置等を実施いたします。 接種場所につきましては、現在、ワクチンの接種をしていただける市内の医療機関を確保するために、医師会を通じて調整しているところでございます。 接種方式は個別接種と集団接種を併用いたしますが、まずは安心して接種を受けていただくためにも、特に御高齢の方など、また持病をお持ちの方などは、できるだけかかりつけの医院等で接種を行っていただくようお願いをいたします。 また、集団接種の会場としましては、市内で4か所、深江、有家、南有馬、加津佐を想定いたしております。 接種可能人数としましては、1会場3時間で180人から270人を想定しております。 接種対象者への周知・啓発につきましては、接種券を個別に発送し、広報紙や市のホームページにおきましても随時情報を更新してまいります。 次に、接種券は、国から示されたスケジュールに従って準備を進めております。 接種済証は接種券に印刷されており、1回目、2回目おのおのの予防接種が済み次第、接種会場で発行いたします。接種券や接種済証は大切に保管いただくように併せて周知をいたします。 予防接種台帳につきましては、本市は予防接種健康管理システムに市民の皆様の接種履歴を入力し、データ管理をいたしております。 ほかの予防接種との間隔や対象年齢、接種日、接種場所、ロット番号、接種量、接種部位等を入力しており、安全に予防接種事業を進められるように実施をしています。 新型コロナウイルス感染症予防接種につきましても、同一のシステムにおきまして市民の皆様の接種履歴を管理いたします。副反応が出現した際も活用することとしております。 次に、時間ごとの予約枠の設定についての考えについての御質問でありますが、集団予防接種におきましては、30分ごとの予約枠を想定しております。個別の予防接種につきましては、予約枠の設定につきまして、医師会事務局との調整をいたしております。 次に、副反応等に関する対策についての質問ですが、まずは、医師の問診の前に保健師による聞き取りを丁寧に実施いたします。また、看護師や保健師、事務職等の職員を対象にした研修会を4月に実施し、情報を共有し、連携しながら進めてまいります。 接種後は、注意事項につきまして説明をいたします。さらに、経過観察場所を設け、看護師による観察を行います。 南島原消防署と連携を図り、緊急の際の備えを行います。 会場には、アナフィラキシー症状に対応するために、救急輸液セットや薬品、酸素吸入救急蘇生セットを準備いたします。 次に、接種体制についての御質問ですが、集団接種につきましては、1会場に医師3名、看護師7名、保健師4名、事務11名の従事を予定しております。そのほか、屋外交通整理の5名の体制整備を委託事業所に依頼することを検討しております。 次に、緊急浚渫事業についてのお尋ねでありますが、昨年9月の定例会において御質問と御意見をいただいたものでございます。 この事業につきましては、現在、現地調査を済ませ、事業計画の作成を終えたところでございます。 計画の内容としましては、準用、普通河川、合わせて30の河川のしゅんせつ等について、総事業費5億円で計画をしているところでございます。 令和3年度になりましたら、事業の申請事務を進めていく予定でございます。 私の本席での答弁は以上でございますが、不足の点につきましては自席で、また、担当の部長から答弁をさせます。どうぞよろしくお願いします。(降壇) ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  それでは、再質問してまいります。 なお、ほとんど私の質問は今までの答弁者と重複しているところがありますので、できるだけ重複しない形で、ほかの方向からちょっと質問してまいります。 ただいまいろいろ説明がありましたけれども、最初に、このワクチン接種について、これは林田部長でもいいですけども、大体このワクチンは1箱が195瓶ですね。それと、これが5回接種か6回接種かと。最初は6回と言われておりましたけれども、今度は5回と。しかしながら、5回ではどうしても大切なワクチンが残るもんですから、今、ニプロという会社で6回接種する注射器のほうを製造していると。大体50万回分ぐらいと言われておりますけれども、これは順次増産をしていくと。 そこで、本市で今いろいろ昨日の田中議員の質問のときにも1,700名とか五千何十名とかおっしゃいましたけれども、それは6回接種の分で考えておられると思うんです。しかしながら、今の方向でいけば、5回接種分の注射器でなってくると思うんですけども、6回分で予定をされていると思うんですけど、その点はどうですか。 ○議長(林田久富君)  林田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  当初は6回でしたけれども、5回に訂正をしておりまして、今、5回で計算をしております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  6回取れる分が5回になってきますと、どうしても瓶の中に残るわけです。そうしたところも考えて、これは計画的にしていって、できるだけ6回分で、今、注射器のほうを製造しているということですから、そういう点も考えていただきたいと思います。 それと、先ほど隈部議員の質問のときも、高齢者の順位につきましては各自治体に任せると。医療従事者の優先接種とか、あるいは高齢者、医療従事者、基礎疾患のある人、一般、そういった順位は決まっておりますけれども、あとの順位については各自治体に任せるということになっていると思いますが、その点どうですか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  そのとおりでございます。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  ですから、高齢者の接種については、これから始まっていきますけど、そこの中でも、例えば65歳以上ですから、65歳からするのか、あるいは高齢者の順からするのか、河野大臣の一つの案としては、高齢者の人から打っていくということでしたけど、その点。それと、これをどういうふうに予約をしていくのか。例えば、地域でしていくのか、それとも、今言ったように年齢別にしていくのか。その点どういうふうに考えておられますか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  今後、ワクチンの入ってくる量というのが、大体当面1回当たり500人程度しか入ってこないということが予想されます。 本市の高齢者は1万8千人ですけれども、その辺を考えると、やっぱり予約が殺到しますので、接種券といいますか、接種順位をつけたところで配付をすべきではないかということで考えております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  何で私はこれを聞くかというと、今、部長も申したけれども、ワクチンの供給量が全く今のところ示されていないわけですよ、はっきりしたことが。そうすると、いわゆる机上、机の上で予定をしておっても、ワクチンが入ってこないと、どうしても接種する人数が変わってくるわけですから。そうすると、例えば冒頭言いましたとおり1箱送ってきたとき195瓶、それの6回分ですから、1,100どんだけになるのかな。というふうにしているけれども、それがどんだけ入ってくるか分からんわけですから。そうすると、順番を決めておっても、ワクチンの供給量に合わせて予約をしていかんと、私は駄目だと思うんですよ。 ですから、今の机上で何名、何名と予定をされているけども、ワクチンの供給が先ですから、そこのところを。ですから、高齢者でもワクチンが余計入ってきたときは多くの人たちにしてもらうように、予約券でも番号か何かを振ってしておかないと私は駄目だと思うんですけど、その点どう考えておられますか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  現在、高齢者の接種券のほうは、本市のほうに納入をされております。 ただ、接種券自体の分け方を65歳から74歳までが大体8千人、そして75歳以上が1万700人程度いらっしゃるんですけれども、この感染、重症化リスク等を考えれば、もっと75歳以上の方たちを今後また年齢の5歳刻みぐらいで間引いていく必要があるのかなということで考えております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  先ほど言ったように、例えば75歳、1万700人ですか、そうしておっても、ワクチンが入ってこないと1万700人に打てないんですよ。 ですから、やはりワクチンの供給を早くつかんで、それに合わせて予約券なんかを発行していかんと、私は駄目だと思うんです。全く逆と思うんですよ。ワクチンの供給があって初めて打てるわけですから。その点、確認をしておきます。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  予約等で、一気に送りますと、どうしても混乱を来しますので、ワクチンの供給量等に応じて、感染リスク等を考慮しながら、その数に合った部分で発送をしたいということで考えております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  そのようにしてください。 それと、副反応、いわゆるアナフィラキシーと言われていますけど、これはいろんな症状が出てくると思うんです。そうしたときに、例えば集団接種の場合、4会場でしますから、高齢者の人たちは、ちょっとしたことでも不安になって、ちょっと具合が悪いと。そういうときには、やはり救急体制をしっかりしとかんといかんと思うわけです。 そのときに、集団接種の場合だったら救急車なんかも配備できると思うんです。個別接種のときは、病院の数が多いもんですから。ですから、集団接種会場には万が一のときを考えて救急車も配備しておくというふうなことが私は大事だと思いますが、その点どう考えておられますか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  集団接種会場には、もちろん消防署のほうにも御協力を要請したいということで考えております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  それはきちんとしておかんと、やはり副反応なんか出たときは、もうこれは時間の問題ですから。そして、高齢者の方たちは、特にちょっとしたときでも調子が悪いとかいう方たちがいらっしゃると思うんです。そういうときに、すぐに救急体制を整えておくことが重要だと思いますから、集団接種の場合は必ず会場に救急車を配備しておくというふうにしていただきたいと思いますけど、市長、どうですか。 ◎市長(松本政博君)  それは、今、福祉保健部長も申し上げましたように、私自身もそういう考え方でおりますので。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  その点、これはまだまだ時間が限られていますので。それでは、集団接種の場合の会場、これは設営とかの負担が生じてくると思うんです、経費が。 今度、明日上程される予定の令和2年度の第14回補正予算かな、この中でも、1,070万ぐらいだったですかね、計上されております。これは4会場の分で、接種会場の設営は委託されると思いますけれども、これは大体業者は1業者にされるんですか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  まだ業者の選定等には至っていないというのが現状でございます。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  もちろん今はまだ予算も通っていないわけですから、予算が通ってからされると思います。これは明日上程されますよね、補正予算で。 それじゃ、すぐ設置場所なんかも、これは委託料として上げておられますから、そういったのを準備しておく必要があると思う。 それと、一番問題なのは、高齢者の方は特に、これは初めてのワクチンですから、どういうふうになるのかちょっと不安を持っておられる方もいっぱいいらっしゃると思うんです。 このワクチンの一番重要なのは安全性と有効性です。これは、昨日の答弁を聞いていましても、情報公開をしていきますということですから、それは十分していただいて、そして、万が一、ワクチン接種によって、例えば障害等が発生したり、そういったときには、これは制度として、私はあると思うんですけれども、その点どうですか、法の中で。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  今回のコロナウイルスのワクチン接種につきましては、蔓延を防ぐために緊急に予防接種を行わなければいけないということで、臨時の予防接種として実施をされます。 その中で、接種後の健康被害への補償というのが手厚くされております。亡くなられた方の御遺族には4,420万円が支払われます。そして、重度の障害、1級の障害が生じた場合は年額で505万6,800円支払われることとなっております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。
    ◆6番(柴田恭成君)  だから、もしも副反応があったり症状が出たときにはどうなるのかという問合せもあると思うんです。そこのところは、きちんと説明すべきは説明して、そして、あくまでもワクチン接種というのは任意ですから、できるだけ多くの人たちにも接種をしていただき、接種していただくと集団免疫というのができて、感染を防ぐこともできますから、これは努力義務ですので、そこのところは十分周知徹底をしていただきたいと思います。 それと、このウイルスは、今でも非常に新聞とかテレビなんかで報道されておりますとおり、今、変異株も出てきているわけです。これは、いろんな変異株が発生しています。そういったときにも、これはまだはっきりしたことは分からないでしょうけれども、ファイザー社のワクチンは、そういう変異株なんかにも抗体が幾らかでも出るのかどうか。その点、分かっている範囲で結構です。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  ファイザー社の場合は、今、今度は接種が2回となっておりますけれども、これが3回にしたときに、変異株にどのように有効であるかというような検証がなされているところでございます。ある程度の変異株には対応できるということで、お伺いしております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  もうあと8分しかないですから、次の質問いかなければいけません。 このワクチン接種は2回、今部長が言っていたように打たんといかんわけですね。これがファイザー社の場合は大体3週間、18日かな、以上となっていますけども、これは1回目で抗体がどのくらいまで持続するのか。そうすると、例えば、3週間、21日以内ですから、それを過ぎた場合はどうなるのか。これは2回目の接種の予約のところにもかかってきますから、そこのところはどういうふうに考えておられますか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  接種間隔につきましては、3週間後の日に打たなければいけないということで、なるべく予約を受ける時点で、3週間後の日にまた2回目の接種が受けられるような形で、接種体制を組まなければいけないということで考えております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  そこのところは、きちんと1回目の接種をされる人には説明しとかんと、3週間、18日以上となっていますけども、これが例えば2回目の接種の予約をするときにでも、その月はどうもならんとかおっしゃる方も出てくると思うんです。 ですから、これはやはり2回目の接種がファイザーのときは31日、あとはモデルナとかアストラゼネカ、これは大体28日になっています。モデルナなんかも多分、明日、あさってやったですか、承認を申請していると。アストラゼネカも、もう今、承認の申請されていますよね。こういうワクチンも出てきます。 やはりファイザーを使った人はファイザー、モデルナを使った人はモデルナ、アストラゼネカを使った人はアストラゼネカ、これはやはり2回とも同じ製薬会社のワクチンを打たんといかんと思うわけです。ですから、今言ったように、きちんと2回目の接種は3週間以内ということをしておかんと駄目だと思います。そこのところ、お願いをいたしておきます。 それと、一番心配されているのは、やはり安全性と有効性です。ここは一番心配されていると思いますから、安全性と有効性、林田部長、これはきちんと情報を把握して、市民の人たちにしていただく。それで、高齢者の人たちに対してでも、やはり順位の問題、例えば100歳ぐらいの人から順番に打っていくのか。それはもう自治体に任せてありますから、そこのところと、こういった副反応に対しての説明。それと、もしもそういう症状が出たときの対応、制度、そういったところもきちんと説明して、そして、これは努力義務でもありますけれども、一人でも多くの人たちに、やはり命に関わる問題ですから、ワクチン接種に向けて取り組んでいただきたいというふうに、私のほうからも期待をいたしております。 あと5分、そうしますとね、浚渫推進事業ですね。 これは、令和2年度に国が創設して、今まで手をつけていなかった普通河川、あるいは準用河川、こうしたときに非常に今まで財政的に、いろんな河川に対してはなかったもんですから、旧町時代から普通河川、準用河川についてはしゅんせつしていないわけ。 せっかく緊急浚渫推進事業というのが令和2年から6年まで5年間、これは国のほうでされておるわけですから、今回、令和3年度の当初予算も見てみましても約1億円ぐらい、それと測量設計、これも組んであります。 しかしながら、令和2年度、ここでも全くこれをうちのほうは上げておられないんですよ。ですから、そういったところをやはりきちんとしておかんといけないと思う。 これは、令和2年度は900億円国が予算を組んでいるんです。そして、令和2年度から令和6年度の5年間、これで約4,900億円ぐらい予算を国は取っておられるわけです。この河川のしゅんせつなんかは、今しとかんと、これは5年間ですから、もう私はなかなかできないと思うんですよ。 今までは、これは川島部長も、あんたは財政しとったら分かるように、旧町時代から河川に対してはなかなか予算がなかったわけ。だから、今、非常に2級河川、準用河川、これは土砂なんかがたまっているわけ。 しかしながら、国は令和2年から6年まで5年間で約4,900億円ぐらいの予算を獲得して、令和2年度でも先ほど言いました900億円、これを取っているんですから、もう今度は令和3年度になるんですよ。そうすると、3、4、5、6、4年しかない。これは積極的に取り組んでいかんといかんと思う。 例えば、この30か所の中には北有馬も入っていると思う。例えば、高江川とか西正寺川とか入っていると思う。そういったところは積極的に、まだ今、予算は一応組んではおられますけれども、これは申請をして、その予算の決定がしないと、今の30か所も1億も使えないわけですから、ですから、これは積極的に取り組んでお願いをして、この河川のしゅんせつを。これからまた災害等も発生します。梅雨どきになると、去年も物すごい災害が出ているわけですから、これは積極的に取り組んで、私はすべきだと思いますけど、これは市長でも副市長でもいい、どう考えておりますか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  この件については、先ほども申し上げましたが、昨年の9月の定例会の折、柴田議員からそういうお話もいただいて、しっかり取り組むべきじゃないかという叱咤激励、そういう意味合いのことをいただいて、担当課で現地調査を済ませて、事業計画の作成を終えた段階ではあります。 今後、先ほど申し上げましたような形で、しっかりと取り組んでいくというところであります。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  これは、先ほども言いましたように災害とかが非常に、想定内というのは想定内じゃないんです。想定内をやっぱり広げんといかん。想定外の災害は来ますから、その前に、災害を起こさないために、被害を生じないためには、やはり河川のこういったところは。今までにない財源ですから、これは特例債よりもいいんです。特例債は充当率95の70ですけれども、これは100%ですから、充当率の、70の特例債よりいいんですよ。 これは期間がありますから、令和6年度までですから、積極的に取り組んでいっていただきたいということを願って、そしてコロナウイルスあるいは災害対策、こういうことに積極的に取り組んでいって、市民の皆さん方が安心して過ごせるような南島原市をつくっていただきたいと思います。 そこで、最後に浅野部長、あんたのところこの浚渫推進事業、これはもう積極的に取り組んでいかんと私は駄目だと思うから、その点どう考えているか。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  先ほど市長が申しましたとおり、現計画では4年間で5億円ということでやっております。一応これで対応できると思っているんですけれども、不足等があれば、また追加してやっていきたいというふうにも考えております。 ○議長(林田久富君)  柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  今回、私は30分という限られた時間の中で、一番、今、市民の人たちが関心を抱かれているコロナワクチンの接種。これは非常に、初めてのワクチンですから、皆さんが不安を抱いておられると思う。そうしたときに、これは努力義務でありますけど、多くの人たちが安心してワクチン接種をしていただくように私のほうからもお願いして、私の一般質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、6番、柴田恭成議員の質問を終わります。 ここで午後1時40分まで休憩します。     午後1時30分 休憩     午後1時40分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番、近藤一宇議員の質問を許します。2番、近藤一宇議員。 ◆2番(近藤一宇君) (登壇) 皆さん、こんにちは。日本共産党南島原市議団の近藤一宇です。 質問に入ります前に、お礼を言いたいことがあります。令和2年第4回定例会一般質問を傍聴した南有馬中3年生の感想文を頂きました。62名の生徒からのものでした。ちょうど私の質問のときでしたので、それを読むと、子供たちが議会をどう感じたのかよく分かり、子供たちの新鮮な感じ方を知ることができました。子供たちや指導された先生たちにお礼を述べたいと思います。どうもありがとうございました。 南島原市の発展のためにも、一般の方々も気軽に、傍聴席、たくさん設けてありますので、足を運んでいただけたらと思います。初めにこのことを申し上げておきました。 さて、私は大きく4つのことを一問一答方式で質問いたします。 1つ目は学校給食費について、2つ目に国民健康保険税について、3つ目が広報紙について、そして最後が電子地域通貨MINAコインについてであります。 初めに、学校給食費についてですが、市長は選挙公約に学校給食費の減免を挙げておられました。昨年の定例会で私は県内の他の市や町の減免の様子を紹介しながら実施を迫りました。答弁は検討中だということでしたが、減免に向かってどのように検討されたのか、現在の進捗状況はどうなっているのか答えていただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  近藤議員、質問方式は一問…… ◆2番(近藤一宇君)  言いました、最初に。 ○議長(林田久富君)  失礼しました。 答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、近藤一宇議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、学校給食費についてのお尋ねでありますが、学校給食費の支援につきましては、減免ということで、どういう形が望ましいのかということで、引き続き検討を重ねているところでございます。以上です。(降壇) ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今日の答弁は、今のような答弁が出るとは思いませんでした。こうこうこうで、2子目以降のはとか、そんなものを望んでいたんですが、まだ検討中だということで。 あと1年ですね、私たち。市長の任期も議員の任期もあと1年でございます。あと1年で、公約を挙げられましたので、どうにかしてほしいと思いますが。分かっておられると思いますが、県内の他の市町がどんな減免をしているか把握されていれば、答えていただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  栗田教育次長。 ◎教育次長(栗田一政君)  県内の給食費の支援と申しますか、助成ですけれども、3市3町で実施をされているということで把握をいたしております。 具体的な内容につきましては、2子目以降を半額補助、あるいは3人目以降の全額を助成とか、あるいは1人目は2割、2人目は4割、3人目以降は8割を助成と、そういった助成の仕方をされているという状況でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  3市3町だということで、具体的に市を挙げますと松浦市、対馬市、西海市、それから川棚町、小値賀町、佐々町で減免の実施をしております。 そして、さらに減免について実施をした市町があるんです。昨日は、田中議員の質問の中にもあったように、市長に、コロナで支援も受けられずに困っている大変な思いをしている人がいる。市としてはそんな人たちにも支援の目を向けてもらいたいという発言がありましたけども、東彼杵町や波佐見町、これを見ると、令和2年の4月、5月、それから令和3年の1月から3月の児童・生徒分の給食費、これは全額補助。それから、波佐見町では令和2年度1学期分の全児童・生徒分を全額補助、これはコロナ対策として、このようなことをしているんです。 そういうわけで、先ほどの市長の答弁、まだ検討中と。いつまで検討、検討と言われるのか。やっぱり質問している側としては、検討の中身を知りたいんです。どの辺まで検討されているのか。今、次長も答えましたように、3市3町が減免していると。そのような例を参考にしながら検討するという答弁を前回、昨年6月でしたか、市長は答えたんです。 だから、検討、検討と、あと1年ですから、もう少し具体的な検討の中身を市長、お願いします。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  昨年度、他市町の件で、コロナ対策でこれをされたというところもある。これは恒常的に減免をするというのとは違うわけでありますが、本市では、まずコロナ対策で給食の支援をするというところまでは検討はできておりませんが、恒常的にする場合にどういった形でしたほうがいいかということは、先ほど次長が申し上げたように、どういう形が一番いいかという検討はいたしております。 それ以上、まだ具体的にこの方法でいこう、こういう段階の支援でいこうというところまではいっておりませんので、一応そういうことでありますが。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今の答弁は、前回も同じようなことを言われたんです。3市3町が手本といいますか、見本を示しているわけですから、南島原市としては子育て支援のためにどのように支援をしたほうがいいのか。これは、任期が市長になられてから3年になろうとしているわけですから、ぜひ早く検討をしてもらいたいと思います。 コロナ対策でもやっているということをさっき市長もおっしゃいましたね、僕が言ったとおり。いろんな面での減免の措置が取られますと、子育ての市民は助かると思います。第一、人口減のこととかあります。それは子育てがうまくいく市だったら住みつくと思うんです。非常にすばらしい言葉、「住んでみたいまち、住み続けたいまち」というキャッチコピーがあります、市長の公約のときに。このキャッチコピーというのは忘れないでほしいと思うんです。 次の給食費のことを言ったときには、ぜひ検討した結果を話していただきたいと思います。 2つ目に移ります。 国保についてであります。子供の均等割のことです。 厚生労働省は、昨年暮れ、12月24日でしたか、国民健康保険に加入する家庭の小学校入学前の子供の保険料について、半額にすることを決めました。 このことについて、どんなことか分かりやすく皆さんに説明してもらいたいと思います。 ○議長(林田久富君)  林田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  国が子供の均等割額を半分にすると打ち出したが、その内容はとのお尋ねでございますが、これは、国・地方の取組として、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、国保制度におきまして、未就学児の均等割額を軽減し、その5割を公費で負担をするというものでございます。 公費による国・地方の負担の割合につきましては、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1となります。 この分につきましては、令和4年度からの施行予定となっております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  令和4年度といいますと、今年、令和3年度、2021年度を過ごしております。2022年度からこれは実施するというわけですね。 対象になる子供が、日本全国で入学前の子供は70万人いると言われています。財源となる公費は年間90億円程度の見込みだそうです。 現在、均等割額というのは、子供が生まれたら大人と同じように均等割に保険料がかかってきます。均等割額、現在は3万6,600円です。子供が生まれるために1年で3万6,600円を払わなくちゃいけないと。子育て支援とか、たくさん子供が生まれない、少子化と言いながら、このようなことをして子供が生まれないようにしているという状況になりますので、このことをちゃんと国も考慮したと思うし、また、保険料に困っている人のために、この方策を打ち出したものだと思うんです。 会社員が加入する健康保険では、扶養する子供の保険料はかからないんです。国民健康保険にかかっている人は、子供にも均等割額ということでかかる。全員が保険料負担の対象になるわけです。そういう不公平さがあります。 さて、本市では、未就学児童、就学前の児童、減免を受けていない児童、それから低所得で2割減免、5割減免、7割減免の児童がいると思いますが、それぞれが何人いるか、この22年度、どれだけの公費で賄われるのか、分かっていれば教えてもらいたいと思います。 ○議長(林田久富君)  深松市民生活部長。 ◎市民生活部長(深松良蔵君)  実施すると、本市では総額幾らかかるのかというふうなお尋ねがございました。 先ほど近藤議員もおっしゃったとおり、国民健康保険税につきましては2割、5割、7割の軽減制度等がございます。世帯によりまして課税の状況が異なっておりますので、今度の制度の実施によって軽減額を正確に算出することは困難でございます。 しかしながら、軽減制度を考慮しない状態で令和2年度の状況を基に算出をいたしますと、令和2年度の状況におきましては、対象児童数が619人でございますので、最大で軽減額の総額は1,132万7,700円になるというふうに算定をしております。これは最大でございます。 それと、対象児童数、先ほど申し上げました総数で619人でございますけれども、2割、5割、7割減免の数につきましては、各世帯の状況で異なってまいりますので、把握はできかねるということでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  昨年も同じような質問をして、事前に、この質問に立つ前に、税務課あたりに行って、この減免の2割、5割、7割の人数を教えてくれと話しに行ったところが、これを出すためには大変な作業が要るんだということで拒否されました。 今回も、今、市民生活部長が答弁をされたような状態で、正確に出すことは困難だと。しかし、これを来年度実施するためには、入学前の軽減を受けている2割、5割、7割の子供がある家庭に何人いるかというのは、絶対把握しなければいけないと思うんです。それは分かりますか、市民生活部長。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(深松良蔵君)  令和3年、本年4月2日の基準で、総数でいいますと533人の未就学児がおるというふうなことでございますけれども、議員御承知のとおり、現在、国保の世帯が8,702世帯でございますけれども、これはそれぞれの状況に応じまして変動をするものでございますので、先ほど申し上げました2割軽減、あるいは5割、7割のそれぞれの世帯にどのお子様がいらっしゃるのかというのは、現在、把握ができないところでございます。 それと、国民健康保険税につきましては、やはり世帯主が納入を全員についてしていただくということで、後期高齢あるいは介護保険については、それぞれ個々人の所得に応じてかかっておりますので、すぐにでも算出できるんですけれども、どの世帯に属されているのかというのをこちらのほうとしては現在把握をしかねるところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  昨年も同じようなことを聞いたとさっき言いましたが、そして今は困難だ、とできないと。来年度実施するときは、必ずこの2割、それから5割、7割の減免の子供の数というのは出さないとできませんよね。 現在の状況でもいいから出してくれというような話をしているんですけども、今そのような返答ですので、後でも構いません、後で調べて示してもらいたいと思うが、できますか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(深松良蔵君)  議員御承知のとおり、2割軽減、5割軽減、7割軽減、あるいは軽減を受けていらっしゃらない世帯というのは、それぞれ変動されますので、例えば本年度2割軽減だった世帯の方が、5割になられるとか、あるいは軽減を受けられない場合とかございます。所得の状況に応じて算定をいたしますので、その辺を御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  何かそんなことばっかり言って、逃げの口上ばかり言っておられるような感じがするんですけれども、例えば2月1日の状態で、現在でこうだというような出し方はできると思うんです。そんな示し方をしてもらいたい。変動することは分かっています。生まれたり亡くなったりするわけですから。ぜひ検討していただきたい。 ここでも、住んでみたいまち、住み続けたいまち、低所得でお困りの方、それにも5割が軽減されるということは含まれているわけですから、先ほど、その軽減を鑑みないなら1,132万7,700円という話が市民生活部長から出ました。来年度、2022年度から、1,132万7,700円を出せば今の未就学児を持つ家庭が払っている国保料の均等割を減らすことができると。そういうわけで、私は、この令和3年度、2021年度から、この1,132万7,700円を払っていただいて、市が出していただいて、子供を持つ親の負担を軽減してもらいたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長林田充敏君)  1年前倒しをして2021年度からすべきだと思うがということでございますけれども、前倒しで行うとなりますと、国と県が負担をいたします4分の3をどのように捻出するかという財源的な問題ですとか、あるいは、仮にその分を未就学児のいない他の国保世帯に補填してもらうとなると、公平性の問題が生じます。 このことから、前倒しでの実施は難しいと考えております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  私が今、財源をどこから持ってくるかって何も言いませんでしたが、以前は、南島原市は一般財源から投入をして、市民の国保税が上がらないようにやっていました。その辺が、この1,132万円程度をどうにか、4分の3とか何とか、そんなあれじゃなくて、一般財源から入れることができないかと、そんなふうに思うんですが、市長、どうでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これについては、今、部長が言ったような形で私も捉えているところでありますが。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  住んでみたいまち、住みつづけたいまち、そして、今、福祉保健部長も話したように、今度の2分の1を国が出すというのは、少子化対策の一環ですよね。子育て世帯の負担の軽減を図るという目的で、昨年の12月暮れに、こんな方針を厚生労働省が出しました。これならば、南島原市も本当に子供を持つ世帯のために、コロナも何も大変……大型建設とか箱物もあると思いますけれども、福祉のためにやってやろうじゃないかと、その辺に目を向けるのが大事じゃないかと思いますが、市長、どうでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  子育て、教育については、市もしっかりとやっていこうという姿勢で取り組んでいるところであります。 それにまだ該当しないでいる1点、2点を捉えて、全くそういう部分に力を注いでいないような表現というのは、どうかなというふうに、私は今、受け止めたところでありますが。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今の答弁は、ちょっといじけた答弁じゃないか。全く市が努力していないような言い方だと僕の質問を言っていますが、僕はそういうことは言っていません。 やっぱり子育てがしやすいまち、そしたら、ほかの土地から入ってくる、人口減も防ぐことができる。そんなことにつながるんじゃないかと思うんです。だから、微々たるもので、これぐらいならば市が出せるという施策をして、そんな提案を僕はしているんです。 ちょっと後戻りになりますが、給食費の問題ですけども、現在、給食費を払えない世帯というのは南島原市にどのくらいあるか分かりますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(栗田一政君)  給食費を払えないという御世帯はいらっしゃらないと考えております。 ただ、所得といいますか、収入が低い御世帯の方については、保護費であったり、あるいは就学援助であったりというので、支援制度を設けております。そちらのほうで給食費は負担しておりますので。 その人数については、今、私はちょっと手元に数字を持っておりません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  昨日質問しました小林議員の給食調理員とか関係者のアンケートによると、北有馬あたりは給食費を払えない世帯があるとか、深江あたりはちゃんと払えていたとか、それが給食の中身にしわ寄せが来るとか、そんなことも書いてあったので、多分給食費が払えないところもあるんじゃないかと思います。そのためにも給食費軽減というのをやっぱりやってもらいたいと思います。 3つ目にいきます。 3つ目は、広報紙についてであります。 広報みなみしまばらの発行部数とその経費について教えていただきたいという質問で、事前に調べました。そしたら、何と広報の発行部数は月1万7,400、自治会に1万5千、各支所や図書館などに1,200、県や市外の公共施設に150、コンビニや医療・福祉施設など450、報道関係ほか50、そして予備として在庫が550部あると。それで、550のうち、1年後は保存用50部を残して資源ごみとして処分するんだと。 それから、僕がずっと各支所を回ってみますと、支所に、このみなみしまばらがたくさん残っている。これはどうなるんだろうと思うような。そこで、さっき言ったコンビニなどにある、それから各支所にいっぱい残っていると。各支所には1,200あるわけですから、僕の考えでは、1,200を500にする。それから、在庫も550も取っておかんで500にする。そしたら、計算すると1年間に79万2千円は節約できるんです。 非常に無駄な発行をしているというふうに思うんですが、いかがでしょうか、その考えは。 ○議長(林田久富君)  川島総務部長。 ◎総務部長(川島進一君)  広報みなみしまばらの発行で無駄な経費が出ているんじゃないかというふうな御質問ですけれども、これにつきましては、今、議員おっしゃったように、現在1万7,400部の発行をいたしております。 これは、今ありましたように、550部残っているというふうなことでございますけれども、全体に占める割合は3%ということで、最終的にどれだけの在庫を残せばいいかというふうな部分になってくるかというふうに思っています。 平成29年から、平成29年は1万8千部の印刷をしておりましたが、毎年そういうふうな残量を計算しながら、少しずつ発行部数は落としている最中でございます。今後においても、そういうふうな残が出てくるような状況であれば、部数を落としながら調整をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ぜひそのようにしてほしいと思いますが、各支所、図書館、毎月毎月訪問されて、どのくらい残っているのか、コンビニにも配布しているということを聞いて、びっくりしました。コンビニに配布していて、どんな人がどのように見るんだろうと。あそこは買物をするところですから。 無駄のないような、つたえる県ながさきというのも一緒にみなみしまばらと来ますが、これも同じぐらいに県から来ていると。つたえる県ながさきも無駄な配布をしていると思うんです。これも県に無駄なところがあったら無駄だと市から申告をしてほしいと思います。本当にこれもたくさん余っています、各支所など。 最後に移ります。 最後に、電子地域通貨MINAコインについてであります。 ○議長(林田久富君)  近藤議員、先ほどの県の広報紙について、総務部長が。(「お願いします」という近藤議員の発言あり)総務部長。 ◎総務部長(川島進一君)  今の近藤議員の中で、無駄で広報紙をコンビニ等に置いているというふうなお話がございましたけども、基本的に、市としては、いろんなお知らせ等も含めて広報紙で発信をしているという部分がありますので、いろんな人たちに見ていただきたいというふうなことから広報紙を出しておりますので、その辺は無駄というふうな御理解はちょっとおかしいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ごめんなさい、そういう無駄の意味と僕は言ったわけじゃない。残ったのを資源ごみに出すとか、それから、まだいっぱい本当は残っていると思うので、それをそのまま残すのは無駄だと思う。有効活用するのは無駄じゃありませんよね。 各1軒ずつに広報紙を渡す。それ以外にもちゃんと配布しておけば、利用はできると思いますが、それ以上に残るのが無駄ですから、そこを考えてもらいたいということを言っているんです。 MINAコインについてですが、今、600を超えたと、昨日の答弁でありましたけども、これで景気がよくなるとお思いでしょうか。市長さん、どうでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、1か月になったところでありますが、市外に出ていくお金をできるだけ市内で使っていただいて、市内の経済が回っていくようにというふうなことで始めておりますので、私は、当然、今の段階をよしというふうな思いでいるところであります。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  このまま、MINAコインを皆さんスマホでチャージしてから使うようにということで1万ポイントのポイントをつけるとか、また、昨日の副市長の答弁などは、3千円ぐらいつけるとか、そんな答弁がありましたが、そんなものを出してやろうとしているわけで、あまり景気にならないんじゃないかと。 もうチャイムが鳴ったので、最後、まとめます。 どうしても、このMINAコイン通貨というのは、不公平感、不平等感があります。なぜなら、いっぱいいっぱいの生活をしている人、2万円のチャージができない人、スマホを持たない人、また持とうとは思わない人に国の税金を使うというのは、やはり不公平だと思うんです。 南島原市の状況、安倍元総理が物の売り買いにキャッシュレス化を進めようとしていますけども、南島原市は、国の呼びかけに対して、いろんなことにオーケーして進めようとしている感じがするんです。もう少し、じっと南島原市のことを考えて、いろんな施策を進めてもらいたい。あまり国の進めることをすぐにいち早くしないで、もっとじっくり考えてほしいと思います。 これで私の質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、2番、近藤一宇議員の質問を終わります。 ここで午後2時20分まで休憩します。     午後2時11分 休憩     午後2時20分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、11番、小嶋光明議員の質問を許します。11番、小嶋光明議員。 ◆11番(小嶋光明君) (登壇) 11番、政研会の小嶋光明です。通告書に従って、一問一答方式で行います。 初めに、再生可能エネルギーについて質問をいたします。 南島原市においては、潮流の流れの早い早崎と布津の大崎鼻といった場所があります。 そこで、廃船を利用した潮流発電を計画したらいかがかと思いますが、市長の考えを伺います。 また、市内の一般家庭の屋根には太陽光発電がたくさん上がっています。その中で、九州電力との契約期間が終わるものも出てくると思っております。 そこで、ミナサポで買上げをしていただくということを考え、また、今後の市民の皆様方のもう九電は買わないなというようなことがちらほらと聞きますので、そういうことの考えをなくすようなことで市民にアピールをしたらいかがかと思いますが、このような考えはないのでしょうか。以上、ここまでの答弁をお聞きして、また答弁次第では再質問いたします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、小嶋光明議員の御質問にお答えいたします。 最初に、潮流発電の構想について、考えがあるかどうかというお尋ねでございますが、潮流発電は、規則的な潮の流れを利用するもので、天候に左右されず、一定の発電量が見込まれる信頼性の高いエネルギーであり、本市においても口之津町の早崎瀬戸における潮流発電の発電量の算定を行った経緯がございます。 算定当時は、潮流発電の実用化に向けては、有明海周辺の漁協等漁業関係者の同意や漁業補償、海の生態系への影響問題など、様々な課題がございまして、再生可能エネルギーとしてはあまり有効な手段とはみなしておりませんでした。 しかしながら、今日では各方面で潮流発電の実用化計画が検討されている現状に目を向け、本市といたしましても、潮流発電はもとより、島原半島の資源を生かした再生可能エネルギーの利活用について、検討を続けてまいりたいと考えております。 太陽光の件については、副市長のほうから答弁をさせます。(降壇) ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  小嶋議員の御質問にお答えいたします 太陽光発電につきましては、2009年に固定買取制度という制度ができまして、10年過ぎたら、もう固定価格はなくなって、それぞれの御家庭では自由に売電できるというふうなことになっております。 2009年ですので、一番早いのは2019年、10年過ぎましたので、もうそろそろそういうふうな時期に来ているんじゃないかというふうには認識しております。 当初は48円で売電されておりましたけれども、現時点では価格的には九州域内では大体7円から8円ぐらいで取引されているというふうに聞いております。ミナサポが現時点では大体7円からそれ以下で、要するに電力供給市場から購入していますけども、その価格差があまりないものですから、現時点ではあまりメリットはないんじゃないかなというふうに思っております。 そういうことで、もう少し九州域内の売電の買取価格が下がって、6円とかそのくらいになれば、ミナサポで購入することも可能になってくるんじゃないかということで、いずれにしても全国的にそういうような動きが出てきていますので、ミナサポのほうで、そういうふうな可能性に向けて、どういうようなことが可能かということを現在調査させておりますので、もうしばらく御猶予いただければというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  潮流発電についてですが、漁業補償と言いますけれども、この漁業をされている方たちが、今、漁獲も低迷しておるし、取れもしないということで苦慮されているんだから、その地域の人たちの漁業権を潮流発電の会社のほうに投資をしたらということで、そこからの利益を潮流発電をする間はずっと配分する、配当金をやるというような形を取って漁業者と話をする。また、その早崎の瀬戸を例に当てれば、そこに建設をするのでなくて、廃船を浮かべて、ワイヤーで固定して、下は漁業権に関係ないような。あまり出したり、そこに建設をすれば、それは潮流が変わったり、各県の漁業者の皆さん方にも迷惑がかかる可能性もありますよね。 だけど、そういうふうな発想を持って、そこで月に5万キロなら5万キロ発電をすると思います。それをまたミナサポのほうで購入して、市の利用する分を。今の時点では、よそから買いよっとですから、そういうふうな発想で考えたらいかがかと思う。 だから、海のほうには漁礁みたいな感じで、大きなブロックを置いて、そこから何本か引けば済むことですから、漁礁と考えればいいんじゃなかと。そして、丘のほうからは丘で、ワイヤーロープで引かせて、固定をするというふうな発想を持っていけばいい。 それで、また電気を使わない夜中にも発電をするわけですから。今、早崎のほうでも山林になっているところにも木立があるみたいですから、そういうところを利用して、そこに蓄電施設を置けば、そこでたまるわけです、夜中に発電したものが。1日に4回潮流が上り下りで、2回は上り、2回は下りですから、その間は発電をするわけです。 余るようであれば、学校施設でも全部使えるんですから、そういう考えは持たないのかということでお今回していますので、どうですか。 ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  電力については、将来的には地産地消ができれば一番いいんじゃないかというふうに思っております。 そういうことで、大手の電力会社、今、ミナサポに供給していただいている電力会社等も、いろんな発電方法がございます。小水力発電だとか、太陽光も当然そうなんですけれども、そういうものを含めて、議員から御提案のあった潮流発電とかについても、私もいろんなところからお話を聞いておりますので、ミナサポの電力源として、将来、安価で手に入るようなことになっていけば、ミナサポもより大きな事業ができるような格好になっていくと思います。現在検討しておりますので、この件についても、もう少し研究をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  まず初めに、検討をされるなら、漁業者と1回懇談を持って、こういう構想があるんですけどと。漁業者の皆さん方に、漁業権の代わりにこうなんですよと。配当金という形でずっと払いますよというような考えを持っていると。まず、そこが……いや、駄目ですよと。うちでどんだけ検討しても一緒ですから、漁業組合のほうとその地区の漁業者の方と。 資金についても、今、銀行に預けても僅かな金利しかつかないんだから、投資を募ればいいことです。行政側が投資を募るということは、潰れる仕組みがないんですから、市民の皆さんも安心して投資をできると思う。 この再生可能エネルギーに対しては、国も力を入れているんだから、国との交渉もするようにして、やっぱりまず最初は漁業者との話合いが一番大事だろうと思うんです。場所的に、ここが一番適するし、どうでしょうかという考えも持っていかないといけないだろうし、ブイを入れて潮流が、少し変わるかもしれませんけど、ヒジキとか、今、皆さん方はワカメとか天然を取りよらしばってんね、早崎は。だから、その辺の兼ね合いがあるから、漁業者の皆さん方と話を先にそっちのほうでして、オーケーが出れば、検討課題に入っていいんじゃないですか。そうしないと、向こうが、我々がしましたよとしても、駄目ですよと言われれば、駄目ですから、させないと言われれば。 そういうことで頑張っていただきたいと思いますが、どうですか、検討できますか。 ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  潮流発電につきましては、やっぱり漁業者の皆さんあってのものだと思っていますので、まずは地元に御相談をさせていただきながら、可能なものから検討させていただければというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  次に、太陽光ですけども、今、たまに私がいないときに、うちも屋根に上げているもんだから、電話が来るそうですけども、もう買上げをしないよとか、何とか手続をしないとというような電話がいっぱい、ほかの人からも聞きました、これは。 そういう電話がかかってくるから。市民の皆さん方は不安がっておられるわけです。だから、今回取り上げたのは、屋根に上がったのが買上げをしないというような電話が来るから、心配になっておられるから、市として、ミナサポとして、九電が10年以上過ぎたら何円になりますとかなってくるんだから、それを買い上げますからということで、市民の皆さん方が安心できるようにPRして、ミナサポでも利用できるんではないかと思うので、質問しているんですから、その辺はどうですか。 ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  現時点では、価格の関係で、ミナサポでお引受けをするというのは厳しいと思っていますけども、ただ、制度的にはそういう方向に持っていかざるを得ないというふうに思っております。 といいますのは、電力市場につきましては、非常に安価な電力が手に入るような状況になってきています。そういうことで、今までの固定売電価格が現時点では48円であったものが、先ほど申しましたように7円とか8円で市場では取引されているというふうな状況でございますので、そこらあたりを踏まえれば、議員おっしゃったような恰好で、各小売の電力会社のほうから自分のところに売ってくれというふうな話があっているのは、私のところに直接電話がかかってきたこともございますので、理解しておりますので、そのようなことで市民の皆さんが御不安を持たれないような格好で取り組んでいければというふうに思っております。 そこらあたりの相談窓口もミナサポで設置しても構わないと思っておりますので、今後検討させていただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  よく検討して、市民の皆さんが安心して暮らせるまちをつくっていただきたいと思います。 次に入ります。真砂についてです。 コロナで休んでおられて、ものすごく、向こうも大変だったろうと思うけども、真砂の従業員さんたちが、一生懸命努力をされて、最近は一夜干しとか刺身を出前、オードブルを作ってみたり、刺身を東京のほうに送ってみたり、切り身を送ってみたりというようなことをされております。 その中で、伺ったところ、ビジネス的なものでいいから個室にしてもらえないでしょうか、今の時代に合わないんですよというような話も聞きました。 そこで、そんなに大きくリニューアルせろじゃなくて、個室で泊まれるところを、私も何回か使わせてもらっていますけど、泊まりは大部屋だから、泊まらないということで帰りましたけど、タクシーを使って。 だから、やっぱり今の時代、それとコロナで個別のほうがいいというふうな状況が出てきておるんだから、ひとつ考えてはいかがかと思うことで、今回取り上げたんです。その点は、検討する価値はあるのか、全然そういう気持ちがないのか、どう考えていますか。 ○議長(林田久富君)  松本市長
    ◎市長(松本政博君)  真砂は、御存じのとおり、本市の代表的な観光地である原城跡に近い場所にあり、団体旅行や家族旅行、それからまた、いろいろ御夫婦とか、御利用いただいているところであります。 改めて私が言うまでもないところでありますが、また一方で、今御質問の言葉の中にもありましたが、最近の傾向としては、個室を希望されるというのは多くなっていること、これは認識をいたしております。 このような社会的な動向、あるいは真砂に対するいろんな要望等の中で、個室の認識というのは、私自身も思ってはいるんですが、今、小嶋議員からもそういう御提案もあっております。幅広く今後検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  幅広く検討していただき、先ほどじゃないですが、検討、検討じゃなくて、実行に移していただきたいと思います。 私、考えたときに、新たに購入された駐車場がありますよね、ちょっと下がっていった。あそこの駐車場のところに何区画かを、5個つくったら3階建てになるわけですよね。1階は地下駐車場になりますよね。そういうふうな考えで持っていけば、15床の部屋ができよるとです、個室が。 まず、最初はそのくらいから考えていって、後々また、どっちみち20年以上たっているんだから、リニューアルをせにゃいかんだろうということになってくれば、大部屋のほうが建築基準がどうなっているのか分からないけれども、できるんだったら個室で。木材でできるんですから、仕切るだけですから、安価でできるし、そういうふうな考え方を持っていってもらえればと思うんですけど。 市長が、検討していくということですから、これは利益を生む施設だから、みんなが利益を生め生めという、そういう大きな大部屋で、今の現代に合わないような部屋しかないのに、上げろ、上げろと言ったって、上がらんわけですから。職員さんは一生懸命になって、自分たちの給料は自分たちで稼がにゃいかんと言って、客がないコロナ時代でも休業しなくちゃいけないときでも一生懸命しているんですから、そこら辺も踏まえて、もう少し早急にしていただければ、職員の皆さん方もまだやりがいのあって、また頑張りましょうとなってくるわけですから、その辺どうですか、もう少し早急に検討していただければ。よかですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  思いは今いただいたところでありまして、いろいろ皆さん方がそうやって前向きな提案をしていただくということは、市にとりましても大変ありがたいことだというふうには思っております。早急にといいましょうか、検討してまいります。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  ありがとうございます。 では、次に各補助金についてです。 建設課及び農林課に共通する補助金ですけども、本来ならば9月議会ぐらいから言っとかにゃいかなかったかなと私も思っていますけども、現在までに建設課は生活改善補助、農林課については8割補助、それに材料支給ですね、あります。年々増やしてはいただいているんですよ。ただ、9月から10月ぐらいになってきたら、補助金がないんです、来年度に回りますというようなことになっているもんだから、もう少し8割補助とか、市民が2割は出すんですから、関係者がですよ。そういうのを大いに出して、道路でも何でも今できるところからということでしていけば、私も今回もちょっとお世話になった水路、今は、時代は圃場整備みたいに広い土地でもハウスとかマルチ、トンネルマルチ、普通のタマネギみたいなマルチ、そういうのがあるもんだから、水が大きいんですよね、畑と畑の間を流れてくるのが。 下のほうになれば、2メーターも3メーターも道路が20センチも30センチもなくなる。川みたいに流れた跡があるというところで、私も見に行ったら、これは本当ひどかですねということで、お願いしたわけです。そのときも来年回しですということでしたが、キャンセルになりましたのでということで急遽できたわけです。 そういうことだから、私は今回上げたのは、もう少しなくなった時点で補正を組んででも、早急に、市民が要望されている部分は対応したらどうかなと思って、今回質問しているわけです。この点はどうですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  確かに市民の皆さん方の要望は大変多いところでありまして、予算取組の仕方としては、今年度もうこれで予算がありませんのでということじゃなくて、やはりある程度そういう要望があれば、補正でも組んで市民の皆さん方のためにすべきであろうというのは、私自身は考えております。 できましたら、そういうことで議会の御理解もいただきながら進めていければというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小嶋議員。 ◆11番(小嶋光明君)  ありがたいお答えですけども、今ですよ、もう皆さん担当課は分かっているわけです。ああ、ここはひどいですもんねということは分かっています。 市ですれば何十年もかかるわけです。だから、地権者の土地も買わんでいい、提供ですから、こういうありがたい制度を考えていただいて感謝しておりますけど、予算がなければ何も先に進まんわけです。 道路にしても基準があって、2メーター以上とか2メーター50以上とかなっておるわけですから、現在の農業機械は大型化しているんですよ。今までのテーラーという、あれで行きよったところが、トラクターが入らないから、その奥は、入らないところは荒廃地になっておると。入るところはきれいにしておらすけど、そこから10メーターもせんうちに荒廃地となるようなところがあったもんだから、じゃ、土地を提供してくださいと。来年度でせにゃいかんなと考えておりますけど。だから、そのときに、200万以内でできる範囲までしかしませんよということでしていますけど、自分たちが出すんだから、市がするよりももっと長くできるわけです。 だから、市長が言うように、補正でも組んでいただくということであれば結構ですけども、それは課としてもですよ、皆さん全体的に要望があったときには、見に行ったり、書類を頂くだけじゃなくて、担当は行ってくれているみたいですけど、よく把握をして、聞き取りをしながら、今後の対応にしていただければと思います。 市長の答弁が、素直にぽんぽんと検討していただくというような答弁だったので、私の質問はこれで終わります。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、11番、小嶋光明議員の質問を終わります。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日3月4日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時43分 散会...