塩尻市議会 > 2021-11-25 >
11月25日-01号

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  1. 塩尻市議会 2021-11-25
    11月25日-01号


    取得元: 塩尻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    令和 3年 12月 定例会          令和3年塩尻市議会12月定例会会議録                 第1号---------------------------------------     令和3年塩尻市議会12月定例会が11月25日午前10時塩尻市役所議場に招集された。---------------------------------------            令和3年11月25日(木曜日)---------------------------------------               議事日程(第1号)                         令和3年11月25日午前10時開議第1.会議録署名議員の指名第2.諸般の報告第3.会期の決定第4.提案理由総括説明及び各議案説明 議案第1号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例   第2号 塩尻市都市公園条例の一部を改正する条例   第3号 塩尻市国民健康保険条例の一部を改正する条例   第4号 塩尻市立小学校中学校条例の一部を改正する条例   第5号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例   第6号 市道路線の廃止及び認定について   第7号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第9号)   第8号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第10号)   第9号 令和3年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)   第10号 令和3年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)   第11号 令和3年度塩尻市水道事業会計補正予算(第2号)   第12号 令和3年度塩尻市下水道事業会計補正予算(第1号) 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第2号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第3号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第4号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第5号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第6号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第7号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第8号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第9号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第10号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について   第11号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分報告について第5.議員提出議案説明 議会第1号 塩尻市手話言語条例第6.議案質疑委員会付託 議案第7号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第9号) 議会第1号 塩尻市手話言語条例第7.委員長審査報告、質疑、討論、採決 議案第7号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第9号)     ------------------------------◯出席議員(17名)    1番  牧野直樹君             2番  樋口千代子君    3番  赤羽誠治君             4番  平間正治君    5番  小澤彰一君             6番  篠原敏宏君    7番  中野重則君             8番  横沢英一君    9番  西條富雄君             10番  青柳充茂君    11番  金子勝寿君             12番  山口恵子君    13番  古畑秀夫君             15番  中村 努君    16番  丸山寿子君             17番  柴田 博君    18番  永田公由君◯欠席議員(なし)◯欠員(1名)     ------------------------------◯説明のため出席した者 市長          小口利幸君   副市長         米窪健一朗君 教育長         赤羽高志君   総務部長        横山文明君 企画政策部長      高砂進一郎君  市民生活事業部長    大槻正弘君 健康福祉事業部長    百瀬公章君   産業振興事業部長    百瀬 敬君                     (産業政策観光担当) 産業振興事業部長    上條吉直君   建設事業部長      細井良彦君 (農政・森林担当) 生涯学習部長      胡桃慶三君   こども教育部長     青木正典君 水道事業部長      塩原恒明君   秘書広報課長      塩原清彦君     ------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長        小松秀典君   事務局次長       小澤秀美君 事務局係長       酒井千鶴子君     ------------------------------            本日の会議に付した事件議事日程(第1号)記載事件のとおり                              午前10時00分 開会     ------------------------------ ○議長(牧野直樹君) 皆様、おはようございます。 これより令和3年塩尻市議会12月定例会を開会いたします。 ただいまの出席議員は17名で定足数を超えておりますので、直ちに会議を開きます。この際申し上げます。代表監査委員の高砂礼次さんが、所用のため、本日から最終日まで欠席する旨の届出がありましたので、御了承をお願いいたします。 お手元の議事日程により議事に入ります。     ------------------------------ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(牧野直樹君) 日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。会議規則の定めるところにより、10番 青柳充茂さん、11番 金子勝寿さん、12番 山口恵子さんを指名いたします。     ------------------------------ △日程第2 諸般の報告 ○議長(牧野直樹君) 日程第2 諸般の報告をいたします。事務局長から報告させます。 ◎事務局長小松秀典君) 御指名がございましたので、御報告申し上げます。 お配りしてあります書類について申し上げます。議事日程、12月定例会会期及び審議日程(案)、並びに本定例会において説明のため議会へ出席を要求した者の氏名についてであります。 報告関係では、8月31日から11月24日までの事務報告であります。 以上でございます。     ------------------------------ △日程第3 会期の決定 ○議長(牧野直樹君) 日程第3 会期の決定についてを議題といたします。議会運営委員長の報告を求めます。13番 古畑秀夫さん。 ◆議会運営委員長古畑秀夫君) 〔登壇〕 皆さん、おはようございます。御指名がございましたので、塩尻市議会12月定例会議会運営につきまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。 過ぐる11月15日付、塩尻市告示第91号により、12月定例会が本日11月25日に招集されることが告示されました。よって、11月18日に議会運営委員会を開催し、本定例会の会期及び審議日程について協議をいたしました。 本定例会に市長から提案されました議案は、条例案件5件、事件案件1件、予算案件6件、報告案件11件の計23件であります。したがいまして、会期は11月25日から12月17日までの23日間と決定いたしました。 次に、審議日程を申し上げます。本日25日は、提案理由総括説明及び各議案の説明、議員提出議案の説明を受けます。その後、議案第7号及び議会第1号に対する議案質疑委員会審査委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 明日26日から12月5日までは、議案調査のため休会といたします。 6日に本会議を再開しまして、6日及び7日は代表質問、8日及び9日は一般質問及び各議案に対する質疑を行います。なお、この4日間につきましては、塩尻市議会会議規則第9条第2項により、会議開始時間を午前9時30分といたします。 10日及び13日から15日までは、各常任委員会の審査を行います。 11日、12日及び16日は、委員長の審査報告取りまとめのため、休会といたします。 17日に本会議を再開し、各常任委員長審査報告、質疑、討論、採決を行うという日程で、12月定例会議会運営をしてまいることに決定いたしました。 なお、質問通告書の提出につきましては、代表質問一般質問とも11月26日午前10時までといたしますので、議員各位の御協力をお願い申し上げます。 以上申し上げまして、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) お諮りいたします。本定例会の会期及び議事運営については、議会運営委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日より12月17日までの23日間とし、議事運営をしてまいることに決定いたしました。     ------------------------------ △日程第4 提案理由総括説明及び各議案説明 ○議長(牧野直樹君) 日程第4 提案理由総括説明及び各議案に対する説明を受けます。 議案第1号から第12号まで、並びに報告第1号から第11号までの計23件を一括して議題といたします。 件名については、お配りの議事日程に記載してあるとおりでございます。 これより市長から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(小口利幸君) 〔登壇〕 開会の御挨拶を申し上げます。令和3年塩尻市議会12月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には、御多用のところを御参集賜りありがとうございます。 まず最初に、新型コロナウイルス感染症の対応について、もろもろについて御報告申し上げます。 9月以降、我が国では新型コロナウイルス新規陽性者数が大幅に減少し、国は19都道府県に発令しておりました「緊急事態宣言」と、8県に適用しておりました「まん延防止等重点措置」を9月30日に全て解除したところでございます。その後も新規陽性者数の減少が続き、感染状況は落ち着きを見せていることから、飲食店での酒類の提供や営業時間、都道府県を越えての移動などが段階的に緩和され、かつての日常を取り戻しつつあることは御承知のとおりでございます。 長野県内においては、13日間連続で新規陽性者は確認されておらず、確保病床の使用率も0.2%と極めて低い使用状況となっているなど、落ち着いた感染状況が続いており、本市におきましても、10月22日から1か月以上にわたり新規陽性者は確認されておりません。 しかしながら、これからの時期は季節性のインフルエンザなどの感染症の流行期を迎えることや、人の移動が多くなる年末年始を控え、第6波の到来が懸念されるところでございます。そのため、改めて感染防止策を徹底するとともに、感染拡大の抑止と社会経済活動の両立を図りながら、感染状況を的確に把握し、状況に応じた対策を柔軟かつ迅速に講じてまいる所存でございます。 新型コロナウイルス感染症に関わるワクチン接種の状況について報告申し上げます。11月18日時点におきまして、12歳以上の全対象者のうち86.1%が2回目の接種を完了し、希望する市民の皆様の接種をほぼ完了することができました。塩筑医師会をはじめ、介護保険事業所など関係機関の皆様の御協力と御尽力に対して、改めてこの場をお借りして感謝を申し上げるところでございます。 ゆえに、12月からは規模を縮小し、満12歳を迎える児童やこれまで接種を控えていた方、加えて、山形村及び朝日村の住民を対象に接種を行っていくこととしております。 また、ワクチンは接種後半年以上たつと効果が減弱するとされておりまして、国では3回目の追加接種を開始することになっております。本市においては、年明けの1月から始まる予定でございまして、引き続き医師会等関係機関の協力をいただきながら追加接種の体制を確保するとともに、安心・安全を第一とした円滑な追加接種を進めてまいります。 次に、このコロナウイルス感染症に関わるそれぞれの対策について、項目ごとに対応を御報告申し上げます。コロナ禍において、地域経済の下支えを図る目的で販売いたしましたプレミアム付商品券につきましては、まず、市民向け商品券は、発行総額約16億3,000万円のうち11月22日までに約13億3,000万円が換金され、そのうち市内事業者、いわゆる市内に本社を有する事業者への利用状況が約64%となっております。 一方、事業者間取引の商品券は、発行総額1億7,000万円のうち約9,100万円が換金され、そのうち市内事業者、これも市内に本社を有する事業者間の取引のことを指しておりますが、92%と、市内利用の割合が一般の商品券に比べて高くなっており、コロナ禍で落ち込んだ地域経済の活性化に寄与しているものと認識しております。 加えて、国や県の支援制度の対象とならない市内事業者を支援する本市独自の「塩尻市新型コロナ中小企業者等独自応援金」は、10月11日から受付を開始し、11月22日までの間で約70件の申請を受理いたしました。引き続き、より多くの事業者が給付を受けられるよう、周知に重ねて努めてまいります。 一方、市内の観光に目を向けますと、夏以降、新型コロナウイルス感染症第5波の影響が長引きまして、行楽シーズンに暗い影を落としております。 そこで、9月中旬以降のブドウの収穫期に合わせまして、宿泊業者や観光農園、輸送業者など異業種が連携し、本市特産のナイヤガラウエルカムフルーツとして本市に宿泊した観光客に無料で提供いたしました。「初めてのナイヤガラの香りと甘さに感激した」などの好意的な意見が多く寄せられておりまして、新たなファン、あるいはリピーター獲得のきっかけになることを期待しておるところでございます。 10月に入りまして、週末の好天も重なったことから、奈良井宿では観光客が戻り始め、バス旅行者などの姿を見かけるようになっております。今年の秋の木曽漆器祭は、「漆芸の10月」と銘打って、延べ7日間に分散して開催いたしました。漆器販売や工房見学・職人交流会ツアーの開催、対面式のほかオンラインを活用した体験ワークショップなど複数のイベントを企画し、産地の盛り上がりに努めてまいりました。 本市といたしましては、市内の旅行社を通じ、指定の市内宿泊施設に宿泊した場合の補助を12月末まで行い、また、市内の団体等でバスを利用して旅行した場合、バス代を補助する事業を10月中旬から実施し、旅行や輸送事業者の支援はもちろんのこと、市民の皆様にも旅行を楽しんでいただける環境をつくるよう努めております。 再度延期しておりました令和3年成人式につきましては、11月27日に開催できる運びとなりました。遅ればせながら、新成人の皆様の新たな門出を祝福するところでございます。 以上、コロナ関連について、もろもろについて報告いたしました。 次に、幾つかの懸案事項につきまして、その進捗状況の概要を御報告申し上げます。 令和3年8月の大雨により被災した市道や河川の市単独事業分の復旧につきましては、現在、早期の復旧に取り組んでおるところでございます。 また、被災規模の大きな18か所につきましては、国の災害復旧事業で実施することとして、市道高ボッチ線を除く17か所において、このほど国の災害査定が終了いたしましたので、このうち速やかな復旧対応を必要とする災害復旧事業等、総額2億1,200万円余につきまして、一般会計補正予算(第8号)として11月12日付において専決処分させていただいたところでございます。 なお、市道高ボッチ線につきましては、地滑りによる被害が大きいことから、専門コンサルタントによる詳細な調査を実施しており、引き続き専門家の意見を踏まえながら、国の地滑り対策の手続に従い、復旧に取り組んでまいります。 国道19号の桜沢改良事業につきましては、平成19年度に事業着手して以来、贄川と宗賀日出塩区間の2.1キロメートルにおいて工事が進められてきましたが、このほど事業が完了し、11月28日に開通式を行う運びとなりました。この間、事業主体であります中部地方整備局飯田国道事務所をはじめ、関係地権者、地元役員など多くの皆様の格別なる御尽力に改めて心から感謝を申し上げるところでございます。 今後、桜沢トンネル地域観光や物流の大動脈としてその機能を十分に発揮するとともに、災害時の緊急輸送など、住民生活の安心・安全に寄与することを大きく期待するところでございます。 それでは、次に、主要事業につきまして、第五次塩尻市総合計画の基本計画の項目に沿った項目ごとで概要を報告申し上げます。 初めに、「基本戦略A 子育て世代に選ばれる地域の創造」についての項目でございます。 「子どもを産み育てる環境の整備」についてでありますが、コロナ禍における妊娠、出産、子育てに関する不安の解消を図るために、11月から妊娠中、子育て中の皆様を対象とした「オンライン相談事業」を開始しております。この事業は長野県助産師会へ委託し、助産師などの専門職がオンラインで相談に応ずるものでありまして、必要な場合には地区担当保健師と連携し支援することとしております。市民の皆様の多様なニーズに対応するため、自宅から気軽に相談できる新たな体制を構築し、今後も子育て世代に寄り添いながら、不安や悩みの解消に努めてまいります。 また、子育て世代の経済的な負担軽減を図るために、福祉医療費給付金事業について、子どもの入院・通院の補助対象年齢を令和4年4月から、現在の中学卒業までを18歳到達後の3月31日までに拡大するよう準備を進めております。 利用児童・生徒の急激な増加に対応する「塩尻児童館の建設」につきましては、第3期中期戦略に位置づけ、事業の具体化に向けて庁内の関係組織による検討を進め、行政評価により方向性を定めたところでございます。概要につきましては、多様な保育ニーズに対応するとともに、隣接する中央スポーツ公園との一体的な整備、地域要望のある日の出保育園周辺交通渋滞解消についても、併せて検討した結果、安全性や機能性、保護者の利便性等を考慮する中で、中央スポーツ公園クレーテニスコート5面を廃止し、跡地に、現在日の出保育園2階で運営しております0・1歳児室及びデイ保育室に加え、新たに病後児保育施設を増築するとともに、利用者の駐車場を確保してまいります。 塩尻児童館につきましては、一部を改修し、日の出保育園2階部分全体を児童館として活用することとして、児童・生徒の増加に対応してまいります。 なお、中央スポーツ公園につきましては、廃止するテニスコートに代わり、新たに人工芝テニスコートを整備することと検討を進めております。施設の早期供用開始に向けまして、日の出保育園の増築及び2階部分の改修に関連する事業につきまして、本定例会に補正予算として提案させていただいておりますので、よろしくお願い申し上げます。 「教育再生による確かな成長の支援」についてでございます。 令和4年4月開校予定の楢川地区義務教育学校につきましては、地域主体開校準備委員会における学校運営に関する検討や、木曽楢川小学校の改修工事が予定どおり進んでおります。 新たな学校名は、地域へのアンケートを行いながら検討した結果、「塩尻市立楢川小中学校」となりましたので、関係する条例改正等につきまして本定例会に提案させていただきました。 児童数の増加が今後も見込まれる桔梗小学校の通学区域に関する調整区域指定につきましては、昨年一旦取下げをいたしましたが、大門地区区長会からの要望を受けまして、今年度導入に向けた検討を進めてまいりました。 本年7月に該当となる大門七区の保護者アンケートの実施や、大門地区区長会桔梗小学校及び塩尻西小学校PTA役員との懇談会等を行い、地域や保護者の理解を得る中で、11月定例教育委員会において令和4年4月の制度導入を決定したところでございます。 調整区域の大門七区では、希望する保護者や児童が桔梗小学校塩尻西小学校を選択できる一方で、一部地域児童活動に影響が出ることから、今後、必要な支援を行うなど、学校、地域、家庭と協力して連携を深めてまいります。 次に、「基本戦略B 住みよい持続可能な地域の創造」について申し上げます。 「産業振興と就業環境の創出」についてでございます。 塩尻市地場産業振興センターにつきましては、新型コロナウイルスや8月の大雨被害等の影響によりまして、店舗売上げは厳しい状況にございますが、文化財修復事業で大口の受注があったことから、全体的には良好な経営状況となっております。なお、12月6日から令和4年2月末日まで大規模改修工事に伴い閉館いたしますが、旧ならかわ市場を利用して一部営業を続けることとしております。 今年の農作物の作況についてでございますが、4月の断続的な霜による凍霜害、また8月の前線停滞がもたらした記録的な降雨による影響が報告されております。主力品目のレタス類では、凍霜害により一部で生育不良が発生していると聞いておりますが、7月以降は生育も回復し、例年並みとなっております。 一方、果樹類につきましては、凍霜害による着果量の減少など、全般的に例年の収穫量を下回る状況でございまして、特に梨につきましては、対前年比約50%以下となっており、また、加工・生食用ブドウについても凍霜害に加え、8月の降雨や日照不足などの影響から、一部の品種には晩腐病が発生するなど、生育障害による収穫量の減少が報告されております。 凍霜害につきましては、両JAより本市に対し支援要請も提出されていることから、今後の対策について、全ての農作物の収穫期が終了した時点で再度状況を把握するとともに、県や近隣市村と連携を図りながら対応を検討してまいります。 「域内循環システムの形成」について申し上げます。 今年度の松くい虫による被害につきましては、10月末時点で枯損木処理量は約555立方メートルでございまして、昨年同期の約1.9倍となり、被害拡大が懸念されることから、より一層の監視体制の強化と徹底した早期駆除に取り組んでまいります。 また、継続して実施しております松くい虫侵入防止緩衝帯整備事業につきましては、宗賀、洗馬地籍の奈良井川右岸の段丘林で樹種転換を予定しており、来年度以降は被害発生状況を見る中で、沓沢湖周辺などを中心に候補地を選定し被害拡大防止と健全な森林の保全を図ってまいります。 今年度、新たに創設いたしました森林適正管理事業につきましては、森林環境譲与税を財源といたしまして、生活圏域の隣接する里山において、防災・減災の観点から緊急性の高い森林の整備を地元要望に基づき進めていくこととしております。10月末時点で12地区から要望がございまして、今年は来年度以降の整備に向け、緊急性を考慮した優先順位の判断や所有者の合意形成など、地域と連携を図り整備箇所を選定してまいります。 次に、「危機管理の強化と社会基盤の最適活用」についてでございます。 AI活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」につきましては、持続可能な公共交通モデルの実現に向け、10月1日から昨年と同じエリアにおいて乗降拠点を40か所増設し、有料による実証運行を開始しております。 11月23日現在の利用状況についてでございますが、「のるーと塩尻」のユーザー登録者が1,207人、延べ利用者数2,450人、1日平均利用者数が45人となっており、中心市街地循環線の令和元年度の1日平均利用者数18人を大幅に上回っており、市民の皆様の関心も高く、通勤・通学の利用や休日のファミリー層の利用など、潜在需要の喚起にもつながっているものと分析しております。 今後は、利用者アンケート等、更にマーケティング活動を強化し、多くの御意見をいただきながら、令和4年2月に予定しております地域公共交通会議において協議し、オンデマンドバス塩尻モデルの構築を進めてまいります。 次に,令和4年度予算編成の基本的な考え方について申し上げます。 令和4年度は「第五次塩尻市総合計画第3期中期戦略」の中間年に当たり、第五次総合計画の総仕上げに向けた重要な年となることから、あらゆる経営資源を有効活用し、最大の成果につなげていくことを大前提として、「確かな暮らし 未来につなぐ田園都市」の実現を目指すべく、「行政評価」、「実施計画」、「予算編成」を連動させた「行政経営システム」により、効果的な事業展開を推進してまいります。 予算編成に先立って実施いたしました行政評価においては、評価対象となった244事業のうち、「成果の方向性」と「コスト投入の方向性」による評価では、「コスト維持」とした事業が126事業と約半数を占めたほか、「コスト拡大・成果拡充」とした事業は67事業と一定の割合を占めまして、めり張りのある資源配分につながると評価したところでございます。 また、第3期中期戦略に掲げる施策を確実に遂行する観点から、「確かな暮らし」を「未来につなぐ」ため、社会情勢の変化を捉えた事業をはじめ、改革案などにより「成果の拡充」が期待できる事業を重点的に推進することとしたほか、本年5月に策定いたしました「塩尻市デジタル・トランスフォーメーション戦略」を具現化・加速化する事業に対しては、「DX推進事業提案枠」を設定したところでございます。 このような行政評価結果を的確に予算に反映するとともに、一般財源を包括的に配分する「包括予算制度」によりまして、限られた財源を有効に活用し、各部長のマネジメントによる自律的な予算編成を行ってまいります。 本市を取り巻く財政状況の今後の見通しといたしましては、最新の財政推計による歳出では、扶助費や公債費などが増加傾向で推移する中、新型コロナウイルス感染症への引き続きの対応、DX事業の推進、施設の長寿命化対策などさらなる投資が見込まれる一方で、歳入につきましては、落ち込んだ市税収入の回復には一定程度の時間を要すること、あるいは過疎対策事業債をはじめとする有利な起債が時限措置となっていることなどから、今後における歳入の確保は一層の厳しさを増すものと見込んでおります。 こうした状況を踏まえ、予算編成に当たっては、1点目といたしまして、「第3期中期戦略及びマニフェスト事業の重点化」、2点目として、引き続き「新型コロナウイルス感染症対策」への迅速な対応、3点目といたしましては、「行政DX及び地域DXの両軸によるデジタル・トランスフォーメーションの推進」、4点目といたしまして、「グリーン社会の実現に向けた取り組みの推進」、5点目でございますが、健全財政の堅持に向けた「財源の確保」、これらを予算編成における基本的事項の柱に据えたところでございます。 繰り返しになりますが、令和4年度は「第五次総合計画第3期中期戦略」の中間年に当たり、第五次総合計画の総仕上げに向けた重要な年となることから、計画に掲げる施策を着実に予算に反映させ、効果的な事業展開を図るよう取り組んでまいりますので、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第でございます。 以上を申し上げまして総括説明とさせていただきますが、本定例会に御提案申し上げました各議案の説明につきましては副市長から申し上げますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして開会の挨拶といたします。 以上でございます。 ○議長(牧野直樹君) 次に、各議案について説明を求めます。 ◎副市長(米窪健一朗君) 〔登壇〕 おはようございます。御指名をいただきましたので、本議会に御提案をいたしました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議案は、条例案件5件、事件案件1件、予算案件6件及び報告案件11件の計23件でございます。 なお、各議案の内容につきましては、議案関係資料に申し上げてございますので、私からは簡潔に申し上げます。 まず、条例案件につきまして主な内容を御説明いたします。 議案第1号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、住宅の質の向上及び円滑な取引環境の整備のための長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部を改正する法律が令和4年2月20日から施行されることに伴い、長期優良住宅建築等計画の認定の審査に係る手数料の額を改めるものなどでございます。 議案第2号 塩尻市都市公園条例の一部を改正する条例につきましては、小坂田公園マレットゴルフ場の無料化に伴い必要な改正をするものであります。 議案第3号 塩尻市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が令和4年1月1日から施行されることに伴い、出産育児一時金の支給額を改めるものであります。 議案第4号 塩尻市立小学校中学校条例の一部を改正する条例につきましては、木曽楢川小学校及び楢川中学校を廃止し、新たに楢川小中学校を設置することに伴い、その名称及び位置を定めるものなどであります。 議案第5号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例につきましては、個人の市民税に係る寄附金税額控除の対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を加えるものであります。 次に、事件案件につきまして御説明いたします。 議案第6号 市道路線の廃止及び認定につきましては、1路線を廃止し、新たに4路線を認定することについて、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、予算案件につきまして御説明申し上げます。 議案第7号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第9号)につきましては、歳入歳出ともに6億166万9,000円を増額し、予算総額を325億4,668万7,000円とするものであります。 歳出の内容は、原油価格高騰の影響を受けている生活困窮世帯等への助成金のほか、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯への給付金を計上するものであります。 歳入では、国庫支出金及び繰越金を増額するものであります。 議案第8号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第10号)につきましては、歳入歳出ともに7億8,559万3,000円を増額し、予算総額を333億3,228万円とするものです。 歳出では、人事異動に伴う人件費について関係費目を補正するほか、各費目の主な内容につきましては、総務費では、ふるさと寄附金の増加見込みに伴い謝礼品等に要する経費を増額するほか、昨年度に引き続き実施する自動運転の実証に要する経費など、塩尻型MaaSの構築に要する経費を増額するものであります。 民生費では、利用件数の増加などに伴い、障害福祉サービス給付費及び障害児施設給付費を増額するほか、日の出保育園の増築及び塩尻児童館の改修に伴う設計委託料等を計上するものなどであります。 衛生費では、新型コロナウイルス感染症の3回目のワクチン接種等に要する経費を計上するものなどであります。 労働費では、移住就業・起業支援補助の対象者の増加に伴い、補助金を増額するものです。 農林水産業費では、県の信州の森林づくり事業補助金の対象となった事業の拡大に伴い、森林整備補助金を増額するものであります。 商工費では、空き店舗改修等の申請件数の増加に伴い、負担金を増額するものであります。 歳入では、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰越金、諸収入及び市債を増額するものであります。 議案第9号 令和3年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに4,840万6,000円を増額し、予算総額を67億4,490万2,000円とするものであります。 歳出では諸支出金を増額し、歳入では繰入金及び諸収入を増額するものでございます。 議案第10号 令和3年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出ともに90万8,000円を増額し、予算総額を8億5,074万7,000円とするものであります。 歳出では総務費を増額し、歳入では繰入金を増額するものであります。 議案第11号 令和3年度塩尻市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、支出で1,533万5,000円を減額し、支出総額を16億2,458万9,000円とするものです。内容は人事異動に伴う人件費を減額するものであります。 また、資本的収入及び支出のうち、支出で123万5,000円を増額し、支出総額を8億3,825万3,000円とするものであります。内容は人事異動に伴う人件費を増額するものであります。 議案第12号 令和3年度塩尻市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、収入で400万円を増額し、収入総額を29億1,075万7,000円とし、支出で788万4,000円を増額し、支出総額を26億8,099万9,000円とするものであります。内容は、支出では、国の追加内示に伴う委託料の増額が主なもので、収入はその財源となる国庫補助金を増額するものであります。また、資本的収入及び支出のうち、支出で378万1,000円を増額し、支出総額を24億6,011万8,000円とするものであります。内容は人事異動に伴う人件費を増額するものであります。 次に、報告案件につきまして御説明申し上げます。 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、公用車を駐車し、ドアを開けた際、強風にあおられたため隣に駐車中の相手方自動車に接触し、右側後部ドアを破損させてしまった損害賠償の額の決定について、去る9月27日に専決処分いたしましたので、報告するものであります。 報告第2号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、公用車で後進をした際、駐車中の相手方自動車に接触し、車体右側後部を破損させてしまった損害賠償の額の決定について、去る10月1日に専決処分いたしましたので、報告申し上げます。 報告第3号から報告第9号までの損害賠償の額決定の専決処分報告につきましては、市道を走行中の自動車が道路の舗装の欠損部に車輪を落とし、タイヤ等を破損した損害賠償の額の決定について、報告第3号については去る10月7日に、報告第4号及び5号については去る11月1日、報告第6号については11月2日に、報告第7号から9号までについては去る11月11日に、それぞれ専決処分いたしましたので報告を申し上げるものでございます。 報告第10号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、公用車で後進した際、駐車中の相手方の自動車に接触し、車体左側後部を破損させてしまった損害賠償の額の決定につきまして、去る11月11日に専決処分をいたしましたので、報告を申し上げるものでございます。 報告第11号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分報告につきましては、歳入歳出ともに2億1,289万9,000円を増額し、予算総額を319億4,501万8,000円としたものでございます。 歳出の内容は、本年8月の大雨により被災した土木施設の復旧に要する経費を計上したものであります。 歳入では、国庫支出金、繰越金及び市債を増額したものでございます。 以上が各議案の概要でございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     ------------------------------ △日程第5 議員提出議案説明 ○議長(牧野直樹君) 日程第5 議員提出議案提案理由の説明を受けます。 議会第1号を議題といたします。件名については、お配りの議事日程に記載してあるとおりであります。 提案理由の説明を求めます。 12番 山口恵子さん。 ◆12番(山口恵子君) 〔登壇〕 皆様、こんにちは。ただいま御指名をいただきましたので、議員提出議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。どうぞよろしくお願いします。 議会第1号 塩尻市手話言語条例につきましては、手話は言語であるという認識に基づき、ろう者をはじめ全ての市民が共生することのできる地域社会を目指し、手話に対する理解の促進及び手話の普及に関する基本理念、市の責務、施策の推進方針などを規定する新たな条例を制定するものです。 以上が議案の概要でございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願いいたします。
    ○議長(牧野直樹君) 補足説明はありませんか。----ないので、次に移ります。     ------------------------------ △日程第6 議案質疑委員会付託 ○議長(牧野直樹君) 日程第6 議案第7号及び議会第1号の2件を一括して議題といたします。 この際、議案調査のため午前11時まで休憩といたします。 なお、議案質疑は所定の文書により午前10時55分までに通告願います。                              午前10時48分 休憩                            -----------                              午前11時00分 再開 ○議長(牧野直樹君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 これより議案第7号及び議会第1号の2件について、一括して質疑を行います。 この際、申し上げます。担当委員会に属する部分については、なるべく質疑を御遠慮願い、議事進行に御協力をお願いいたします。 発言の通告はありませんが、よろしいでしょうか。----ないので、質疑を終結します。 この際、申し上げます。議案第7号及び議会第1号については、お配りしてあります委員会付託案件表のとおり、担当委員会に付託いたします。 この際、暫時休憩いたします。                              午前11時01分 休憩                            -----------                              午前11時45分 再開 ○議長(牧野直樹君) それでは、休憩を解いて再開します。     ------------------------------ △日程第7 委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(牧野直樹君) 日程第7 これより委員長から審査報告を求めることにいたします。 議案第7号を議題といたします。予算決算常任委員長の報告を求めます。 15番 中村 努さん。 ◆予算決算常任委員長(中村努君) 〔登壇〕 御指名がございましたので、予算決算常任委員会に付託されました議案第7号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第9号)について、審査の結果を御報告いたします。 当委員会は、本日11月25日に開催し、慎重審査の結果、全員一致をもって可決すべきものと決しました。 以上を申し上げまして、予算決算常任委員会審査報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 以上により、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の本会議はこれにて散会いたします。誠にお疲れさまでございました。                              午前11時48分 散会...