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12月08日-03号

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  1. 中野市議会 2020-12-08
    12月08日-03号


    取得元: 中野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    令和 2年 12月 定例会          令和2年12月8日(火) 午前10時開議---------------------------------------◯議事日程(第3号) 1 市政一般質問---------------------------------------◯本日の会議に付した事件………議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員次のとおり(19名)      1番  松樹純子君      2番  宮島包義君      3番  中村秀人君      4番  中村明文君      5番  塚田一夫君      6番  宇塚千晶君      7番  青木正道君      8番  保科政次君      9番  芦澤孝幸君     10番  小林忠一君     11番  松野繁男君     12番  永沢清生君     13番  清水正男君     14番  阿部光則君     15番  原澤年秋君     16番  高野良之君     17番  芋川吉孝君     18番  町田博文君     20番  高木尚史君---------------------------------------◯職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名次のとおり  議会事務局長  柴本 豊  〃 次長    田中 勇  書記      田中和幸  〃       池田 亮---------------------------------------◯説明のため議場に出席した者の職氏名次のとおり  市長                  湯本隆英君  副市長                 横田清一君  教育長                 堀内敏明君  総務部長                酒井 久君  健康福祉部長兼福祉事務所長       吉村恵利子君  子ども部長               小林由美君  くらしと文化部長            竹前辰彦君  経済部長                宮本浩明君  建設水道部長              上野慎一君  消防部長                三井浩一君  会計管理者               小嶋昭一君  教育次長                小橋善行君  庶務課長                中山貴弘君  政策情報課長              柴本清天君  財政課長                栗林淳一君  福祉課長                小橋俊樹君  子育て課長兼子ども相談室長       神田幸一君  保育課長                戸田修三君  文化スポーツ振興課長          佐々木篤博君  農政課長                頓所 勲君  上下水道課長              池田義博君  地域振興課長              杉本光正君  学校教育課長              宮嶋香代子君  庶務課長補佐              有賀裕介君--------------------------------------- (開議)(午前10時00分) (開議に先立ち議会事務局長柴本豊君本日の出席議員数及び説明のため議場に出席した者を報告する。) ○議長(町田博文君) ただいま報告のとおり、出席議員数が定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布いたしてあります議事日程第3号のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- △1 市政一般質問 ○議長(町田博文君) 日程1 これより昨日に引き続き市政一般質問を行います。 順位4番 水道事業について、ひとり親世帯への支援について、フードバンクについて、6番 宇塚千晶議員。     (6番 宇塚千晶君登壇) ◆6番(宇塚千晶君) 6番 宇塚千晶でございます。 通告に従いまして、順次質問いたします。 大項目1、水道事業について。 (1)水道水質検査についてお伺いいたします。 ①本年4月1日より、水道水質基準の改定により、農薬類の基準緩和や発がん性が指摘される有機フッ素化合物が追加されました。市では、水道水質検査計画に基づき、上水の検査が行われていますが、改定項目を含む水質管理目標設定項目等について追加検査を行うお考えはありますでしょうか。 ②市の上水水質検査結果を近隣の市町村等と比較すると、基準値内ではありますが、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素や残留塩素の値が高くなっており、また、ホウ素などの重金属については、水源によっては基準値に近い数値が出ていますが、その原因は何と考えられますでしょうか。 (2)中野市水道ビジョンについて。 ①令和2年度に示された新たな水道ビジョンでは、角間ダム建設の動向に注視しつつ、老朽化した栗和田浄水場の更新について、令和4年からの投資を計画しています。県の状況を見ますと、災害復旧や新型コロナ対応により、新年度予算が140億円不足すると見込まれており、当面新たな施設整備は行わないとしています。先般11月、角間ダム建設の要望活動が行われたとお聞きしていますが、県の回答はいかがでしたでしょうか。 ②水道ビジョンでは、指定避難場所への基幹管路等、災害時の重要給水施設へ供給する施設の耐震化について投資を行うとしていますが、計画の年数、総事業費、更新の優先順位等についてお伺いいたします。 また、現時点での耐震適合率はどの程度でしょうか。 大項目2、ひとり親世帯への支援について、(1)ひとり親世帯臨時特別給付金について。 コロナ禍で子育てと仕事を一人で担うひとり親世帯を支援する国の給付金で、1世帯に5万円、第2子以降は一人3万円を加算して給付する基本給付と、家計急変者に5万円の追加給付を行う事業ですが、町村分を所管する県では、追加給付について11月13日時点で想定の8%にとどまっているとの発表がありました。 そこで、本市の申請、給付状況はいかがでしょうか。支給対象者別の支給者数と申請数並びにその割合についてお伺いをいたします。 大項目3、フードバンクについて。 市のまいさぽ中野利用者への一時的な食糧支援として、中野市社会福祉協議会で行うフードバンク事業の仲介を行っているとお聞きしておりますが、実績はいかがでしょうか。 (1)学生への支援について。 コロナ禍でアルバイト収入や親の収入が減少した学生に、家賃や学費の負担が重くのしかかっています。国の学生支援緊急給付金は全国の学生約370万人中、僅か43万人を対象とした制度であり、一時的な支援でありました。アルバイトも対象となる雇用調整助成金は事業者に委ねられるものであり、そもそも資金繰りに不安があれば活用されないこともあります。また、ある全国紙と塾の共同調査では、多くの大学で経済的理由による退学、休学者が今年度末に増えると予想されています。 そこで、このフードバンク事業を拡充し、本市出身学生への継続的な支援を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。 以上、最初の質問といたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) ただいまの宇塚千晶議員の質問にお答えいたします。 最初に、水道事業について。 水道水質検査につきましては、水質の安全性を確保するため、水道水質検査計画を策定し、その計画の中で水質管理目標設定項目を定め、水質管理を行っております。角間ダムにつきましては、夜間瀬川総合開発事業促進期成同盟会として水質保全と安定的な流量の確保及び土石流等の災害防止のため、建設に向けた要望活動を行っております。先月6日には、県に対し、治水・利水両面から地域住民が安全に安心して生活できるよう早期に建設を要望したところであります。県からは、令和元年東日本台風の災害状況等を踏まえながら、流域に生活している住民の安心・安全確保のため、国等関係機関と協議を進め、県としての方針を示したいとの回答がありました。 今後は、同盟会を通じて要望活動を継続するとともに、県及び国等関係機関の動向について注視してまいりたいと考えております。 中野市水道ビジョンにつきましては、令和2年度から令和11年度を計画期間とし、安全、強靭、持続を基本理念とする計画を本年3月に策定しました。本ビジョンの最大課題である老朽化が著しい栗和田浄水場を約40億円の規模で更新する計画をしております。栗和田浄水場更新事業完了後〔訂正済み〕に、災害拠点病院などの重要給水拠点までの管路施設を優先的に年3億円程度を11年間、12年後からは約6億円を投資し、順次管路の更新を行う計画であります。 また、長野県地震被害想定調査報告書による想定震度分布図及び液状化危険分布図を基に、危険度が高い箇所を優先して耐震化を図っていく必要があると考えております。 水道水質検査の細部につきましては、建設水道部長から答弁させます。 次に、ひとり親世帯への支援について。 ひとり親世帯臨時特別給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入の減少など子育て負担が増加したひとり親世帯に給付金を支給するものであります。この制度については、来年2月26日が申請期限となっておりますので、該当する方に申請していただくよう周知をしてまいります。 ひとり親世帯臨時特別給付金の対象区分ごとの状況につきましては、子ども部長から答弁させます。 次に、フードバンクについて。 フードバンクを活用した学生への支援の状況につきましては、市では中野市社会福祉協議会フードバンク事業を実施しており、学生に限らず生活が困窮している世帯にまいさぽ中野を通じて、今年度は11月末で延べ33世帯へ支援を行っております。市では、引き続き中野市社会福祉協議会フードバンク事業に協力してまいりたいと考えております。 訂正をお願いいたします。 先ほど、栗和田浄水場更新事業完了と申し上げるところを完成と申し上げましたので、訂正いたします。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。     (子ども部長 小林由美君登壇) ◎子ども部長(小林由美君) ひとり親世帯臨時特別給付金の対象区分ごとの状況につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 基本給付区分のうち、本年6月分の児童扶養手当の支給を受けている方で、対象者数は320人であり、申請不要であることから全員に給付しております。また、このうち、追加給付の対象者数は319人で、申請者数は174人、申請率は54.5%であります。 次に、基本給付区分のうち、公的年金等を受給しており、本年6月分の児童扶養手当の支給が全額停止される方では、対象見込み者数が121人で、申請者数は21人、申請率は17.4%であります。このうち、追加給付の対象者数は19人で、申請者数は7人、申請率は約36.8%であります。 次に、基本給付区分のうち、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変するなど、収入が児童扶養手当を受給している方と同じ水準となってしまった方は、対象見込み者数が100人、申請者数は8人、申請率は8.0%であります。なお、この区分の追加給付はありません。 以上でございます。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。     (建設水道部長 上野慎一君登壇) ◎建設水道部長(上野慎一君) 水道水質検査につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 有機フッ素化合物につきましては、主に工業用薬品に含まれる物質であり、本市の水源にこのような物質が流入するおそれが低いことから、現在水質検査は行っておりません。今後、周辺環境及び工場等の開発計画を注視し、環境に変化があった場合は検査項目への追加を検討してまいります。 残留塩素につきましては、浄水場等で採水をいたしておるため、高い傾向にございます。ホウ素及びその化合物につきましては、一般的に地質由来であること、また、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素につきましては、化学肥料などが由来であることから、他の水道事業体の水質と異なることがありますが、全て水質基準値内でありますので、安心してご利用いただけます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) それでは、継続で質問させていただきます。 順番に質問させていただきますけれども、まず、水道水質検査の関係なんですけれども、中野市のこの上水水質検査結果の令和元年度の数値を基にちょっとお話させていただきたいと思いますけれども、まず、重金属類で、すみません、ホウ素のことしか私通告していなかったんですけれども、ヒ素のほうもですね、古牧の水源のほうで基準値が0.01ミリグラムパーリットルなんですけれども、古牧の水源のところで0.008ミリグラムで基準値に迫った数値が出ていまして、あとホウ素及びその化合物についても、基準値が1ミリグラムパーリットルなんですけれども、中野市は0.5から0.98ミリグラムでぎりぎりの数値も出ておりまして、このホウ素の、この基準値の高い値が出ているところはちょうど栗和田浄水場でろ過している水源です。中野市第一、第二水源なんですけれども、これも栗和田浄水場を建設予定されているわけなんですけれども、他市と比較しても、このホウ素及びその化合物は長野市ですと0.03くらいで、飯山市も0.1ミリ未満というふうになっているんですけれども、これ万が一基準を上回った場合は給水どのような対応をされるんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 中野市第一、第二水源につきましては、それが高くなった場合につきましては、田麦浄水場のほうから引水をいたしまして、混合いたしまして、希釈をして基準値内に収めて配水をするという今計画になってございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) ということはですね、一日の計画取水量1万9,600立米なんですけれども、そのうち中野第一が2,000立米ぐらいありまして、第二が5,000立米近くあるんですけれども、それを薄めるということだったんですけれども、かなりこの計画取水量の大半を占めているんですけれども、それは賄えるんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 田麦浄水場につきましては、水源をたくさん持ってございまして、取水量につきましては問題ないというふうに考えてございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員
    ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 それでは、残留塩素についてなんですけれども、これは「水道法」で、水道の蛇口のところで0.1ミリグラムパーリットル以上なくてはならないというふうに定められているんですけれども、市の上水の検査結果では、大体0.2から0.6ミリグラムで、平均すると0.4ミリグラムくらいかと思うんですけれども、これ、たくさん入っているとカルキ臭の原因になりますし、あまり体によいものではないので、私は必要最低限のほうがよいかなとは思うんですけれども、例えば令和元年度の戸狩第一水源のところでデータ見ますと、10月に0.3ミリグラムなんですけれども、11月には0.6というふうに倍になっていたりして安定しないようなときがあるんですけれども、この上水の消毒の関係は業務委託先の1者で管理されているというふうにお聞きしていますけれども、このように安定しない数値が出てくるのはなぜなんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 水道水に混入する塩素につきましては、水中で殺菌をしたり汚染物と反応することによってもちろん減少しておるわけでございます。当然、源水の水質に合わせて、投入する塩素量を変えてございますので、また、水温上昇などの自然現象においても減少するということがございますので、その日にといいますか、月に応じて残留塩素のほうが変わってしまうのは仕方がないことだというふうに考えてございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 私が調べたところによると、残留塩素って時間とともに減少していくというふうに書いてあったんですけれども、その各浄水場とか配水池に自動の塩素投入機ですとか、残留塩素測定器が置いてあると思うんですけれども、一旦浄水場で投入して、また配水池で投入してという、複数回にわたって投入することはあるんでしょうか。あるとすれば、その追加投入の目安の数値とかはあるんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 本市におきまして運用している基準でございますけれども、配水池の末端の給水付近で0.2ミリグラムリットルを目標として水質管理を行っておるところでございます。 また、サンプルをお願いをしております末端給水の残留塩素もございますので、それの数値を見ながら複数回投入することもあるということはご承知願いたいと思います。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 それでは、次の水道ビジョンについてに移りますけれども、まず、この令和2年度の水需要の状況についてお聞きできればと思うんですけれども、この中野市の一日の計画取水量、上水量が1万9,600立米に対しまして、令和元年の一日の平均配水量というのが1万5,892立米で、前年比206立米減少していました。それから、令和元年度の年間総配水量、こちらも前年比5万9,000立米減少していたんですけれども、この令和2年につきましては、コロナウイルスの影響で、例えばステイホームですとか、衛生観念の高まりで需要は増加しているんでしょうか。営業収益とか未収金、それから支払い猶予等もされているので、収益はちょっと比較は難しいかもしれませんけれども、水需要自体は高まっているんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 配水量自体につきましては、いわゆる手洗い需要というふうにうちらは呼んでおるんですけれども、増加しておる関係で、配水量につきましては、令和2年につきましては増加をいたしている経過が出ております。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 今年度は増加しているということなんですけれども、水道ビジョンには、ゆくゆくは人口減少で水需要も減少するのではないかというふうに予想はされているわけなんですけれども、そこで、栗和田浄水場の建設についてなんですけれども、先ほど角間ダムの関係、県の回答は災害の対応とかも含めて、市としても継続して要望していきたいというお答えでしたけれども、まずその40億円、栗和田浄水場建設にかかるということで、平準化した投資をお考えということなんですけれども、財源はどのようにお考えなんでしょうか。企業債とか、その配分について教えていただきたいと思います。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 財源につきましては、平成29年度にアセットマネジメントを行いまして、施設への投資につきましては、平準化を図るという計画を立ててございます。財政面に与える影響につきましては、最低限にしたいというふうに考えてございますので、平準化をすることによって財政の負担を少なくしていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) その栗和田浄水場の建設について、先ほども水質検査の結果のところでも申し上げましたように、ホウ素が基準値にかなり迫っているときがありますし、あと今後の給水人口の減少ということも予想されていますし、亜硝酸態窒素もちょっと近隣市に比べると高いということもありますので、それから、先ほど建設水道部長がおっしゃったように、田麦水源を開発して中野水源へ送水可能としたので、危機管理上の対応もできていると思うのですけれども、その将来のことも考えますと、本当にこの更新をする必要があるのかどうかお伺いします。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 水道ビジョンを作るときもそうだったんですが、水道の更新認可をするときも県さん、国さん等の指導をいただいたんですけれども、水道水源につきましては、近年の東日本台風ですとか、震災がたくさんあった関係で水源の多様化でリスク分散を図れというようなことが言われてございます。量につきましては、過大であるということはないというふうに思うのですけれども、水源一つ潰れた場合に市民生活に影響を与えないというようなことも重要なことというふうに考えてございますので、そういう方向で検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 今、リスク分散でのその水源を確保していかなければならないというお話がありましたけれども、例えば、私ちょっと市民の方から提言をいただいているんですけれども、お隣の町でその奥志賀高原のお水を剣沢ダムに貯水して、夜間瀬のかんがい排水に使用されているものがありまして、本当に飲み水に使用されていないのがもったいないほどきれいなお水だそうなんですけれども、ちょっと夜間瀬川を渡らなきゃいけないというようなリスクもあるんですけれど、そういった水源を検討することですとか、また実際に水質検査というものは実施することはできないでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 夜間瀬かん排ですが、夜間瀬かんがい排水事業組合という名前だというふうに思いますが、この組合につきましては、中野市の八ヶ郷土地改良区と同様の農業水利権を持った組合というふうに考えてございます。水利権につきましては、なかなか強固なところがございまして、割愛をしていただくのに非常に大変なこともあります。 また、先ほど議員さんご指摘のとおり、長い距離を持ってくるということにつきましての費用問題ということもございまして、現状伊沢川から取水をしておる水源につきましては、栗和田浄水場に非常に短い距離で補完ができるものですから、水質の面等もございますけれども、費用面とあと水利権の問題につきましては、解決する問題がたくさんあるのかというふうに考えてございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 それでは、もう一つ、管路の耐震化についてお聞きしたいと思いますけれども、地盤の状態によって、先ほどご答弁で、県の地震のデータ等を基にして、NS型ダクタイル鋳鉄管ですとか、高密度ポリエチレン管を使用するというふうに水道ビジョンにも書いてありましたけれども、耐用年数に違いはあるんでしょうか、その2種類について。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) その2つの使い分けは、地盤についてなのですけれども、耐用年数につきましては、ちょっと手元に資料がございませんけれども、後ほどお答えをさせていただきます。 また、使い分けにつきましてお話をさせていただきますけれども、ポリエチレン管につきましては、樹脂製ですので柔軟性がございますので、地盤の変化に追従をしていくということでございますけれども、地中に有機溶剤等があると管の中に入ってきてしまうという問題があるようでございますので、その汚染リスクが低い郊外地ですとか、あと山間地ですと軽量ですので、そちらのほうで使わせていただけているということでございます。 以上でございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 先ほどお話にもありましたように、アセットマネジメントを策定されて資産管理をされておられますけれども、その重要給水施設へ供給する基幹管路の耐震診断はもう済んでいるんでしょうか。それとも適宜事業の前に行うんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 耐震化につきましては、各浄水場と配水管を結びますところとか、重要なところから耐震の診断を行いまして、耐震化を進めてまいりたいというふうに今考えているところでございます。 それと、すみません、耐用年数でございますけれども、鋳鉄管もポリエチレン管も、双方とも40年だそうでございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) それでは、その水道事業の今後についてお聞きしたいと思いますけれども、今後その耐震化などその施設設備への投資、資本的支出が増えていくわけですけれども、現状、資本的収入に営業収益の純利益とか減価償却費で補填をして現在は健全な経営を保っていますけれども、今後、人口減が急速に進んでいく中で、その施設設備の更新費用の増加が見込まれると思いますけれども、水道料金の値上げですとか広域化については検討されているんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 水道料金の値上げにつきましては、これからアセットマネジメントに基づきまして計画的に更新を継続していくということになりますので、皆さんにお願いをする場面も出てくるかというふうに思いますが、現時点ではこのコロナの影響もございまして、短期的にはお願いをするような形にはちょっとならないのかなというふうに考えてございます。 また、広域化につきましては、現状のところこの市内で量的にも質的にも賄えてございますので、現時点では考えてございませんが、県の水道事業の広域化の協議会には参考として、オブザーバーとして参加をさせていただいているという形でございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 今後も安心・安全な水の供給と安定した経営が保てますように、よろしくお願いしたいと思います。 次に、ひとり親世帯への支援についてに移りたいと思いますけれども、対象者1番のその児童扶養手当の支給を受けている方の追加給付が、対象者319人中、申請が174人で54.5%ということで、それから、対象者2の年金給付者についての追加給付については、19人中7名で36.8%というお答えだったかと思うのですけれども、この書類を見ますと、とても簡単な書類で、新型コロナの影響により収入が大きく減少しましたというところにチェックを入れる欄がありまして、この大きく減少というのは、受け取る方によってどのぐらいなのかなと思ったのですけれども、この減少の程度というのはどのぐらいを予想されているものなんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) お答え申し上げます。 議員おっしゃるとおり、今回の特別給付金はできるだけ迅速に支給を行うということもありまして、簡易な申請となっております。家計が急変して、基本給付のほかに追加給付を申請する場合も、特に収入の分かる添付書類は不要となっておりまして、本人の申し立てにより申請が可能となっております。ですので、収入の減少額や減少の割合といった一律の基準がございません。例えば、勤務先が休業になった、また、学校が休業で子供の世話をすることになって働きにいくことができないというような場合で、新型コロナウイルス感染症の影響がなければ得られていたはずの収入が得られなかった場合でも対象とするものでございます。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 例えば、その対象者3の家計急変者の方にお送りした書類には収入基準額が示されていまして、例えば、2月以降でしたか、一月でも通常よりも収入が減った月があれば、それに12を掛けた額で計算するというふうに具体的に書かれていて、それと同じように対象者1や2の方も一月でも収入減少していれば対象になるんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) 追加給付がなくて基本給付だけ、児童扶養手当の所得制限の限度額を上回っていたために、児童扶養手当は受給できないんですが、新型コロナの感染症の影響を受けて家計が急変された方、こういった方は基本給付はありますが、追加給付というのはございませんので、先ほど説明いたしました簡易な申請ということではございません。こういった方については、おっしゃるとおり令和2年2月以降の任意の1か月の収入の分かる書類を提出していただいて、それをもって12か月分の収入と換算し、確認をさせていただいているところでございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 3について家計急変者に関しては分かったんですけれども、対象者1と2に関しては追加給付に関してなんですけれども、申請率が半分、あるいは半分もいかない程度なんですけれども、これはその収入が大きく減少したというのがちょっと曖昧だったので、遠慮されているんじゃないかなというふうに思うのですけれども、そうではないんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) 対象者1の方については、8月に現況届を出すようになっておりますので、こういった方は追加給付もあるということを個別にご案内しております。 対象者の2つ目の関係ですけれども、追加給付がある場合で児童扶養手当の資格がありますが、年金の理由で全額停止されている方や、福祉のほうと連携いたしまして、福祉医療を持っている方のうち児童扶養手当を申請していらっしゃらない方というのも対象になるのではないかという可能性も含めて、市で把握できる限り個別に申請書、チラシ、フロー・チャートを全て配布しております。 また、相談がなくて市で把握できていない方もいらっしゃると思われますが、そういった方は個別のご案内ができませんので、広報やホームページなどで広く周知しているところでございます。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 4月に緊急事態宣言が全国に出されたときに、ほとんどの方が影響を受けていると思うので、ほとんどの方が対象になるんじゃないかなと私は思うのですけれども、もう一度保育園とか学校を通じて情報提供を行ってはいかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) 申請期限もまだございますし、案内を送ったからといってまたお忘れになっている方もいらっしゃるかもしれませんので、市で把握できる限り、申請以外の方については個別にご案内したいと考えております。 また、ご提案いただきました保育園等の案内につきましても、こちらのほうで順次検討してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) よろしくお願いします。 それと、ちなみにお伺いしますけれども、市が把握できていない方についてお聞きしたいんですけれども、市からその申請の案内を出した方というのは、児童扶養手当や母子父子の福祉医療受給者からひもづけされていると思いますけれども、この対象から外れて案内が届いていない方というのは、いらっしゃるとすればどういう状況の方と考えられますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) 市で把握できないという方につきましては、そもそも所得が高くて児童扶養手当を必要としない方でありましたり、児童扶養手当は必要ないと思っていらっしゃる方も中にはいらっしゃるとは思いますが、そういう方を想定しております。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 ひとり親世帯というのは2019年の国民生活基礎調査で子供の2人に1人が貧困だというデータも出ておりまして、このコロナの影響で大変な状況に陥っている可能性もあると思います。それでこの給付に際してほかの支援にもつなげていかなければならないと思いますが、福祉課や社会福祉協議会との連携ですとか、次の質問もさせていただきますけれども、フードバンクですとか、就労支援などに関して情報提供はなされていますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) 今回の特別給付金の申請後の支援という限定されたものではありませんが、お困りの内容によっては福祉など関係する部署と連携できる体制が整っておりますので、申請に来られた際には引き続き丁寧にお話を聞いてまいりたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 国では予備費を使って年内にもう一度追加の給付を行うというふうな報道もありましたので、次の機会にも申請方法が分かりやすくスムーズな給付やほかの支援につなげていけますようによろしくお願いいたします。 次に、フードバンクについてですけれども、まず相談体制についてお聞きしますけれども、この食糧支援を受けるに当たって、その利用者はこのまいさぽ中野への登録が必要と伺いましたけれども、その登録方法ですとか相談方法についてどのような形で運営されているんでしょうか。対面で基本的に行われているんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(吉村恵利子君) お答え申し上げます。 支援が必要な方、また世帯の方については、市福祉課で行っておりますまいさぽ中野や、先ほど出ておりますひとり親世帯の方、母子父子自立支援相談員が福祉課におりますので、そういった支援員を通じて食糧支援ですとかその他全般的な生活支援を承っており、必要に応じた事業について支援をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 様々な支援員の方を通じて相談を受けたり登録をしていただいているということなんですけれども、こういった問題というのは羞恥心とか遠慮から助けを求めたくても声を上げづらいと思うんですが、非対面の形でメールとかSNSを活用して気軽に相談できるようにしてはいかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(吉村恵利子君) お答え申し上げます。 議員さんがおっしゃったようなLINEやSNSはとても身近なコミュニケーションツールであるとは思っております。ただ、生活困窮ですとか相談内容については個人情報が多く含まれておりますので、そういった情報管理の面から面接での対応を基本としております。相談しやすくするための工夫について、相談窓口についての周知をホームページや広報等で工夫してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 分かりました。 それでは、食糧提供者、あるいは食糧提供事業者への対応について質問いたしますけれども、現在、食糧提供者、社協さんが募集していますのであまり詳しい実績とか状況は今ここでお伺いできないんですけれども、市も積極的に関わっていくべきと思います。市内にはたくさん食料品等を扱っている事業者もありますので、例えば提供事業者には食品ロスの削減ですとか、また社会貢献に取り組むあかしとして市独自のSDGsマークを付与したりですとか、市公式ホームページのバナーのところが今有料だと思いますけれども、そういうところを無料で、そこで紹介してさしあげるなど、事業者とか提供者にとってもメリットのある仕組みを作っていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(吉村恵利子君) 現在、中野市社会福祉協議会で行っておりますフードバンク事業でございますが、随時募集しているものと必要に応じて提供を受けているというところの二本立てでやっております。現在のフードバンク事業においては、市内の事業者さんや職場、または市民の方から、食品ロスですとか、買い過ぎてしまったとか、余っているというようなものについて提供を受けております。随時、必要なときにというところでは、市内の農家さんとの契約をしていながら提供を受けているというようなことも聞いておりますので、その中で市内の企業さんにおいても、提供していただけるものであれば積極的に受けていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 様々な事業を拡充するとなれば、いろいろと運営費とか、もし発送するとなれば宅配便の送料なども必要になってくると思いますけれども、今、コロナによって国も自治体も税収も減少して厳しい状況なのですけれども、例えば、これは通告していないので提言にとどめさせていただきますけれども、今、市では個人からの寄附金のみを受け付けていますけれども、自主財源確保という観点から、企業版ふるさと納税を今年度からすごく企業にとってメリットのある制度になっていますので、そういったものを活用するとか、また社会福祉協議会さんご自身も個人寄附金の税額控除制度を活用できますので、様々な福祉ニーズに対応するための財源を作っていただく方法もありますので、提言をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(吉村恵利子君) 今、議員さんからおっしゃっていただいたことを提言として承りたいと思いますが、ただ、現在のところ、需要と供給のバランスは取れており、企業等から大量の品物にもよりますが、現状の課題とすれば、備蓄についての問題があるとお聞きしておりますので、その辺も含めて今後提言として承りたいと思います。 以上です。 ○議長(町田博文君) 6番 宇塚千晶議員。 ◆6番(宇塚千晶君) 現在、県のほうでもフードバンク信州というものを立ち上げておられて、小学生のいるご家庭に食材を宅配便で無償提供されているようなんですけれども、やはりこちらも学生は対象ではありません。子供であれば児童手当とか児童扶養手当であったり、医療費の給付などがありますけれども、学生になって特にお金がかかるときに公的な支援が少ないのではないかというふうに思っております。 このコロナ禍で学びを諦めてしまわないようにしていただきたいという思いから、この質問をさせていただきましたけれども、学生も含めまして、先ほど質問させていただいた、またひとり親家庭ですとか困窮家庭も含めて継続的に支援できるような体制を整えていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前10時46分)--------------------------------------- (再開)(午前10時47分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位5番 地域おこし協力隊について、電気柵について、農産物の盗難について、12番 永沢清生議員。     (12番 永沢清生君登壇) ◆12番(永沢清生君) 12番 永沢清生です。 通告した3項目について、市長の考えをお伺いいたします。 最初に、地域おこし協力隊についてお伺いいたします。 まず、現在の隊員の活動状況についてお伺いいたします。 人数、それぞれの活動内容、それに対する評価についてお伺いいたします。 活動任期を終えた隊員、任期を終えようとしている隊員の活動任期終了後の動向についてはどうか。また、新たな隊員の募集内容と応募状況についてお伺いいたします。 隊員の活動拠点について、市長の考えを伺います。 市として、農業振興を目的として活動する隊員については、活動任期終了後に中野市に定住して営農することが最善であると考えています。隊員も考えは同じと聞いています。よって、3か年の活動任期はどこで何を作るかの選択の重要な期間と言えます。そして、その決定には地域とのつながりや住民との関わりが重要になります。なぜなら、水路等の水回りの点検改修や、農道のり面の維持補修などの地域住民との関わりの上に都市農業は成立する業態だからであります。 そこで、地域住民との関わりや適作の検討をすることに当たって、幾つかの地域に点在するJA中野市の空き施設を隊員の活動拠点として利用してはどうか、お伺いいたします。 次に、電気柵についてお伺いいたします。 昨年度の害獣発生面積と被害額についてはどうか。現在設置されている電気柵の問題についてお尋ねします。 積雪地においては、冬季、電気柵を撤収することから鹿による果樹の樹皮や花芽の食害が発生しています。夏、秋にかけては鹿に加えてイノシシの被害が激増します。これは道路を電気柵で封鎖できないこと、渇水期に水のない水路に電気柵が設置されていないこと、イノシシが敷設されている防草シートを潜って侵入すること、鹿については電気柵を跳び越えてしまうのでこれはないに等しいと指摘されています。市はこれらの電気柵の問題についてどのように認識して対策しているかお伺いいたします。 ここで、1点提案いたします。 基本的な考えとして、害獣の個体数を減らさなければならないことは前々から言われています。ハンターの減少や高齢化によって進まないことも言われています。そこで、自らの農産物や体の安全は自ら守るの観点に立って、志のある方に箱わな、くくりわな等のわな猟免許を取得いただいて、自ら捕殺していただくことを進めてはどうでしょうか。市として、わな猟免許の取得費用、箱わな、くくりわな等の購入費用、捕殺した害獣の処理費用等を補助してほしいがどうでしょうか。 先に申し上げたとおり、現在の電気柵には幾つかの設置上の問題があることは共通の認識であります。また、電気柵が必要であることも一致した認識となっています。そこで、設置上の問題について考えるために、市、関係住民、電気柵について研究している関係機関の3者において、整備方法について話し合う機会を作っていただけるかお伺いいたします。 最後に、農産物の盗難についてお伺いいたします。 農産物盗難の実態はどうか。市民の安全・安心、生命、財産を守ることは行政の務めであります。農産物の盗難に対して、市としてこれまでどのような対応をされてきたかお伺いいたします。 農産物のみならず、農業機械の盗難も各地で相次いでいることから、地区ぐるみで盗難を防ぐべく、農家や地区住民の有志が集まって自主防犯パトロールを組織し、現在申請を行っている地区もあると聞いています。この取組は青色回転灯、防犯パトロール実施中のステッカー、ドライブレコーダーを設置した車が走り回ることで抑止効果を狙うものであります。協力者が増えること、活動が周知されることが一層の抑止力の向上につながります。この取組は警察への最初の申請時において、青色回転灯、防犯ステッカー、ドライブレコーダーの設置が必要なことから、市として初期費用への補助と活動の周知をしてほしいがどうか。 以上、3項目についてお伺いし、質問といたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 永沢清生議員の質問にお答えいたします。 最初に、地域おこし協力隊について。 地域おこし協力隊につきましては、地域外の人材を積極的に誘致し、地域の活性化及び定住・定着などを目的とするものであり、隊員それぞれが目標を掲げ、各種事業の企画や技術の習得など、日々の業務に取り組みながら市の情報発信や地域活動などを行っております。 本市で活動している隊員の人数につきましては、今月1日現在、経済部におきまして4人が活動しており、新規募集につきましては、来年度から農業振興、移住支援などを目的に採用する予定で、現在募集を行っております。 活動内容につきましては、就農のための農業研修、資格取得、移住セミナーの企画運営、田舎暮らし体感ツアーの企画運営、地域資源や地域課題の収集、情報発信などに取り組んでいただくこととしております。 応募状況につきましては、先月24日から来年1月25日までを応募期間としており、今月1日現在で複数人から問合せがあります。 JA中野市の空き施設の利用につきましては、まずは所有者であるJA中野市の意向によるものと考えておりますが、その上で、活動拠点を決める場合、事業の効率性や生活環境などを優先的に考えて決定することが重要であり、周囲のサポートなどの有無も考慮しながら検討してまいります。 隊員それぞれの活動内容及び活動に対する評価並びに活動期間終了後の動向につきましては、副市長及び経済部長から答弁させます。 次に、電気柵について。 電気柵につきましては、何らかの要因により通電が弱まった箇所や設置状況が悪くなった箇所から有害獣が侵入するほか、積雪が多い地区では冬期間に電気柵を撤去する必要があることから、冬期間の被害防止対策に効果がないと考えられております。 電気柵を越えて有害獣の侵入が見られた際は、地元電気柵協議会に電気柵の適切な維持管理をお願いしているほか、冬期間の被害防止対策につきましては、県の野生鳥獣被害対策チームの助言や近隣市町村の状況を見ながら検討してまいります。 狩猟免許の取得費用の補助につきましては、本市では銃猟免許及び鉄砲の所持許可を受ける者を補助対象としております。 有害獣対策として個体数を減らすことは有効であると考えますが、わな猟では捕獲後の止め刺しや錯誤捕獲の際の放獣方法に課題があることから、現在のところ、わな猟免許の取得費用の補助については考えておりません。 また、捕獲したイノシシの購入につきましては、近隣市町村の状況を見ながら研究してまいります。 市、関係住民、関係機関などにおいて、整備方法を話し合う機会につきましては、地元電気柵協議会から要望があった場合、県の野生鳥獣被害対策チームや民間事業者等に要請してまいります。 獣害発生面積と被害額につきましては、経済部長から答弁させます。 次に、農産物の盗難につきまして。 農産物盗難の実態につきましては、JA中野市、JAながのに確認したところ、果樹が中心であり、主に平岡、平野地区の11世帯でシャインマスカット約1,000房、100万円相当の被害があったとのことであります。 市としての対策につきましては、JA中野市及びJAながのが実施する盗難防止パトロールに参加し、音声告知放送による注意喚起のほか、農産物の盗難防止に協力したところであります。 自主防犯パトロールの取組への支援につきましては、考えておりません。 以上です。 ○議長(町田博文君) 副市長。     (副市長 横田清一君登壇) ◎副市長(横田清一君) 地域おこし協力隊の現状と活動期間終了後の動向につきまして、私から豊田地域で活動した隊員について、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 豊田地域で活動をしている隊員は10月31日に退任しておりますので、現在はおりません。今までに3人おりましたが、活動終了後の隊員の動向につきましては、うち2人が市内に定住をしており、お一人の方は農業に就農されております。また、もう一人の方は社会福祉法人へ就労していただいております。 以上でございます。 ○議長(町田博文君) 経済部長。     (経済部長 宮本浩明君登壇) ◎経済部長(宮本浩明君) 経済部で活動している地域おこし協力隊員4人の活動内容及び活動に対する評価並びに活動期間終了後の動向につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 1人目の隊員は信州黄金シャモを自ら飼育し、ブランド化のための商品開発や販路拡大の業務に携わり、中山間地の遊休荒廃農地を活用した信州黄金シャモプロジェクトに取り組んでおり、活動期間終了後は市内で養鶏業に携わる予定であります。2人目の隊員は倭地区でリンゴなどの果樹栽培を通じ、果樹を活用したイベントの企画、発信を行い、中山間地における果樹振興プロジェクトに取り組んでおり、活動期間終了後は市内で果樹生産に携わる予定であります。3人目の隊員は信州の伝統野菜であるぼたんこしょうの継承活動の支援を通して、農業体験イベントの企画運営に取り組むプロジェクトであり、活動期間終了後は市内で農業体験ができるテレワークの拠点を立ち上げることを検討しております。4人目の隊員は本市がにぎわう交流人口の増加施策などのシティープロモーションプロジェクトに取り組んでおり、活動期間終了後は地域のにぎわい創出の事業に携わっていただきたいと考えております。 隊員の活動に対する評価ですが、それぞれのプロジェクトの任務遂行に努めており、順調に進捗しているものと考えております。経済部での活動期間を終了した隊員の動向につきましては、2人のうち1人が市内に定住し、就農しております。 獣害発生面積と被害額につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 昨年度報告のあった獣害発生面積は99アール、被害額は295万1,000円であります。 以上であります。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで10分間休憩いたします。 (休憩)(午前11時03分)--------------------------------------- (再開)(午前11時15分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 12番 永沢清生議員。 ◆12番(永沢清生君) 引き続き、よろしくお願いします。 狩猟免許について、わな猟の免許について費用を補助しないというようなことでしたけれども、銃砲の免許に入る前に、これはなかなかハードルが高いので、比較的簡単なわな猟の免許を取ることによって獣を捕る、害獣を駆除する、そして、先ほど捕殺することがなかなか困難だと、止め刺しが困難だというような回答でありましたけれども、止め刺しについても比較的簡単に今できる方法もあるので、この銃猟免許に進む前に一つの段階としてわな猟が必要だというふうに私は考えているので、その点について積極的にわな猟免許の取得について進めてはどうかと考えるわけですけれども、もう一度お願いします。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 猟友会員、今27名いらっしゃるんですけれども、そのうち銃の所持を許可されている方が23名、わな猟のみという方が4人おりまして、銃とわなと両方持っていらっしゃる方が8名おりまして、猟友会員の中に12名いらっしゃいますけれども、会員以外でわなの免許を所持しておられる方の数については把握しておりませんけれども、いずれにしてもわなを設置してしまった場合に、例えば熊ですとかカモシカですとかそういったものがかかってしまった場合には、猟友会の方々の手を借りなければ、放獣ということをしなければならないんですが、そういったことを含めると、わなを取得される方が増えても猟友会員の方々の負担が増えてしまうというようなことから、わなの方々に関しては補助を積極的に行わないということであります。 以上です。 ○議長(町田博文君) 12番 永沢清生議員。 ◆12番(永沢清生君) そういうことなんですか。分かりました。 猟期以外に出てくる害獣について、11月15日から3月15日までの猟期があって、その猟期以外に出てくるものについて、要はその害獣を市が捕ってもいいというゴーサインを出さないと捕れないというのがあるので、それについて自分の農産物を守る観点から進めてはどうかという考えでいたんですけれども、捕ったものについて猟友会の厄介にならなきゃ駄目だということになると、なかなか、ちょっと考えざるを得ないというふうに私も思います。これはちょっと勉強不足でした。 それから、防犯パトロールについては、それこそ自分のものは自分で守る、身は自分で守るというようなことから進めていくべきものだと、また、このパトロールについては周知が大事なので、それをしてもらえたらありがたいなということからお尋ねしたわけですけれども、その点についてはいかがですか。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 JA中野市が部会として、JAとしてそういったものを警察と共にパトロールするということに関しましては、今年度8回ほど開催されておりまして、市の職員も4回ほど参加させていただいておりますけれども、それとは違ったその青色のパトロールというものにつきましては、あくまでも民間でありまして、しかも、いついつどこでパトロールをするということは、裏を返せば盗難を目的としている方々にその場所を周知するようなことになりかねますので、そういったことに関しましては行わないということであります。 以上です。 ○議長(町田博文君) 12番 永沢清生議員。 ◆12番(永沢清生君) 終わります。
    ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前11時20分)--------------------------------------- (再開)(午前11時21分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位6番 市長の政治姿勢について、中野市公共施設最適化計画について、15番 原澤年秋議員。     (15番 原澤年秋君登壇) ◆15番(原澤年秋君) 15番 原澤年秋でございます。 通告いたしました2件についてお伺いいたします。 最初に、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。 市長は「わかりやすく・すばやく・ていねいな市政を」をモットーに「安心・子育て」、「農業王国」、「経済活性化」、「交流・人材」の4本柱に市政を進めると公約をされました。 はじめに、公約の一つであります安心・子育て、若い世代が移住したい中野市についてお伺いいたします。 安心して子育てができる環境整備を進めるための具体策、実施時期、実施規模等についてお伺いいたします。 次に、中野市実施計画、来年度以降についてお伺いいたします。 第二次中野市総合計画前期基本計画において定めた都市像、「緑豊かなふるさと 文化が香る元気なまち」の実現に向けた施策の大綱と、実施すべき具体的な施策の方向を示した基本計画に基づき、毎年度における予算編成や事業実施の支出のある計画が実施計画であります。令和2年度から令和4年度の実施計画は本年1月に作成されました。令和3年度予算編成の最中と思いますが、令和3年度以降の実施計画に変更はあるかお伺いいたします。 また、実施計画では(仮称)新長丘保育園は令和3年度設計業務委託等の実施、令和4年度建設工事等の実施となっております。長丘保育園は昭和43年度、1968年に建設され、52年が経過しております。その間、昭和47年度建設のみなみ保育園、昭和49年度建設の平岡保育園は既に新築されてきています。したがって、中野市においては最も古い保育園であります。新長丘保育園の建設は計画どおりに進められるかお伺いいたします。 次に、中野市公共施設最適化計画についてお伺いいたします。 平成28年4月、中野市公共施設最適化計画が策定され、平成28年度から令和7年度までに延べ床面積ベースで20%を縮減するものであります。現在までに縮減された施設の件数、面積及び計画に対する達成率はどうかお伺いいたします。 また、計画を推進する上で、転用、譲渡、取り壊し、返還、検討継続とした施設については、取決め完了の目標年度、具体的な取決め内容を示す実行計画、いわゆる個別施設計画を平成29年度中に作成することになっていました。これは作成されたのかお伺いいたします。 次に、閉校となった小学校の利活用についてお伺いいたします。 昨年、5小学校利活用の市民アイディア募集及びサウンディング型市場調査をされ、市民から32名、50件のアイディアが寄せられています。サウンディングでは4者の参加がありました。今後については、市民アイディア等を参考にしながら、企業ヒアリングなどの市場調査を引き続き実施するとありますが、実施されたのかお伺いいたします。 市民からの活用アイディアについて、旧長丘小学校は地方型サテライトオフィス、長丘保育園、託児所、市立美術館、公文書館、ゲートボール屋内運動場など13件、5小学校の中でも最も多くのアイディアが寄せられております。一方、子育て世帯からは親子で遊べる公園、雨の日でも遊べる場所について特に要望が多く寄せられているとのことであります。市長が考えられておられる子育て支援の機能が備わり、季節や天候にかかわらず親子でも遊べる子育て総合施設整備として、また長丘保育園の移設先として旧長丘小学校を活用されたらいかがでしょうか。 旧長丘小学校は平成13年度の建設でありまして、5小学校の中でも最も新しい施設であります。空中廊下や中庭に池や小川が造られていて、最少の投資で最大の効果が期待できる子育て支援の核となる施設になると思いますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 次に、閉校となった小学校の利活用決定後の避難所の対応についてお伺いいたします。 閉校となった小学校体育館及び校庭は指定緊急避難場所になっております。市職員等が配置され、各地区で優先して開設される避難場所であります。活用が決定した場合、避難所はどう対応されるのかお伺いいたします。 以上で最初の質問といたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 原澤年秋議員の質問にお答えします。 最初に、市長の政治姿勢についてでございます。 安心して子育てができる環境づくりの具体策、実施時期、実施規模等につきましては、1つ目は小中学校の給食費の軽減であり、具体的には子育て世代の負担軽減を目的に、市内小中学校児童・生徒の保護者を対象に給食費の3割を軽減し、今月分から実施したいと考えております。 2つ目は本市の少子化対策の推進並びに新婚家庭を経済的に支援することを目的に、結婚に伴う新生活に係る住居費や引っ越し費用の一部を補助するものであります。 具体的には、先月23日以降に婚姻届を提出し受理されている方で、夫婦双方の年齢が婚姻日において満34歳以下であること、夫婦の合計所得が340万円未満であること、申請時に夫婦双方〔訂正済み〕または一方が本市に住所を有するなどの基準を設け、上限を30万円として補助金を交付したいと考えております。 小中学校の給食費軽減、新婚家庭への補助については、今市議会定例会に関連議案を追加提案し、素早く実現したいと考えております。 3つ目は廃校を活用し、季節や天候にかかわらず子供を安心して遊ばせることができる施設を整備したいと考えており、統合に伴う空き校舎の活用の検討を進める中で、お示しできる時期に市民の皆様にお伝えしたいと考えております。 中野市実施計画につきましては、第2次中野市総合計画において定めた将来都市像、「緑豊かなふるさと 文化が香る元気なまち」の実現に向けた政策の大綱と実施すべき具体的な施策の方向を示した前期基本計画及び中野市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき計画を策定しています。 計画期間は3年間で、ローリング方式により毎年度計画の見直しを行っており、今後、各種事業に対する査定を実施する中で必要に応じ、内容の変更を行い、市民福祉の向上のため、限られた財源を最大限有効に活用していきたいと考えております。 新長丘保育園の建設につきましては、実施計画に計上しているところではありますが、市内では今後も出生数の減少が懸念されることから、中野市保育所あり方検討懇話会を組織し、市内公立保育所における施設の老朽化や保育ニーズの多様化などの課題を踏まえ、保育所の効率的な運営について現在協議を行っているところであり、今年度中に提言をいただく予定であります。この提言を基に、市の公立保育所全体の整備計画の見直しを行いたいと考えていることから、令和3年を始期とする実施計画への計上は見送ることとし、今後、見直し後の計画に基づく実施計画への反映を考えてまいります。 次に、中野市公共施設最適化計画についてではございますが、縮減された施設の達成率につきましては、縮減目標の延べ床面積20%に対して、今年度末では14.65%となります。 個別施設計画の策定については、今年度中に策定するべく作業を進めております。 企業ヒアリング等の市場調査につきましては、文部科学省が主催した廃校活用マッチングイベントに参加し、参加企業と対話し、利活用アイディアや市場性等について調査したほか、「みんなの廃校プロジェクト」ホームページに掲載された情報を閲覧した民間企業から個別に問合せをいただき、現地見学や情報交換を行うなど、継続的に検討を行っております。 旧長丘小学校の利活用に当たっては、議員ご提案の内容についても参考とさせていただきます。 閉校となった小学校利活用決定後の避難所の対応につきましては、市全体の避難所の位置づけを勘案しながら現状をベースに検討してまいります。 縮減された施設の件数及び延べ床面積につきましては、総務部長から答弁させます。 訂正をお願いします。先ほど、夫婦の合計所得が340万円未満であること、申請時に夫婦双方または一方がで双方が抜けておりましたので、訂正といたします。 ○議長(町田博文君) 総務部長。     (総務部長 酒井 久君登壇) ◎総務部長(酒井久君) 縮減された施設の件数、延べ床面積につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 公共施設最適化計画に基づき、今年度末までに建て替えや一部取壊しにより縮減する施設数は合計35施設、延べ床面積は2万790.89平方メートル、縮減率は9.70%であります。 また、建て替えや増築等により増加した施設数は合計8施設、延べ床面積は1万4,582.56平方メートル、増加率は6.77%であります。 増減の合計では、延べ床面積は6,208.33平方メートルの減、縮減率は2.93%であります。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) それでは、ここからは継続でお願いをしたいというふうに思います。 まずは、市長が先ほど答弁いただきました子育ての関係でありますが、今市議会定例会に追加提案されるということでありますので、改めて詳細については省かせていただきます。 それから、中野市実施計画、来年度以降について、確かに3年ごとに計画は立てながら、毎年ローリングプランでやりながら、見直ししながら、計画を見直しをしていくということは私も実は承知をしておるところではありますが、こと長丘保育園につきましては、市長もご案内のように、笠倉と壁田の間の橋が約3年後にあそこは完成する見込みであります。そうしますと、今の保育園そのものをご覧いただくと分かりますように、道路の本当に際にある。駐車場もほんの僅かしかない。職員の駐車でも止める場所がない。あるいは、保育園の通園バスもあそこの場所では今道路へ止まっております。そこが、橋はことによると交通量がかなり増えてくる、そういうことが想定されるところであります。果たしてそれが子供たちにとっていい環境なのかどうか、ましてやまた新築をされてからもう52年も経過しているわけですよね。行ってみてもらうと分かるように、本当にみじめな建物になっています。あそこで子育てをしていただくには、本当に私どもとしては心が痛むところであります。地元の皆さんも、もう令和3年から設計で令和4年には建設工事になるよというのを非常に期待をされておるところですが、今、市長が子育てに重点を置かれるという施策の中で、ちょっとまだ少子化の、人口減少時点だからちょっとひと呼吸おくと、こういうようなご説明でございます。 しかし、これだけそういった環境が変わってきて、あの場所も交通量が増えてくれば、事故でもあったときには非常に大きな問題になってくるだろうと、こんなふうに思っているところであります。子供たちは地域で皆で育てるということが非常に大事だということは私も市長と同感でありますが、ぜひそこのところは早急にそういった内容を検討いただいて、確かに検討委員会でも検討はされていると思いますけれども、建設するかしないかというところまでは検討することはないというふうに、私も今、議事録等見させてもらっても出ておりませんので、そういうことでなくて、やはり市長の思いをしっかりとそういう場所に表していただきたい、こんなふうに思いますが、市長、いかがですか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 長丘保育園の老朽化は非常に危惧をしているところでありますけれども、先ほど市長の答弁でも申し上げましたけれども、保育所あり方懇話会〔訂正済み〕で今検討されているところでございまして、いろいろな少子化の問題もありますし、課題もございますので、今年度中に保育所あり方懇話会〔訂正済み〕のほうでご提言をいただくということになっておりますので、令和3年度の実施設計〔訂正済み〕というのはちょっと見送らせていただいて、十分検討して長丘保育園の建設について今後実施計画に反映をさせていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。〔後刻訂正〕 失礼しました。あり方検討会ではなくてあり方懇話会でありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) いわば、先ほども申し上げましたように、長丘保育園建設以降、4年、あるいは9年も前の施設が改築されているという実態が先ほど申し上げたとおりであります。 いずれにいたしましても、そういった中で施設の老朽化によって、例えば、今いつ何どき地震が起きるか分かりませんし、いつ災害が来るか分からない、そういったときに、万が一のときがあったときには、その管理責任というのは、これは問われると思うのですが、そこはどういうふうにお考えですか。お尋ねいたします。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長(小林由美君) お答え申し上げます。 管理責任ということでありますが、現在、消防や「建築基準法」などの法定点検を含む日常点検もしっかりしております。今後も、まだ結論は出ておりませんが、管理責任が問われないよう事故防止の観点から適切な施設管理に努めるよう継続してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) しっかりと体制だけは取っていただいて、大切な子供たちにいろんな被害が出ないように、ぜひまた今後とも取組いただきたい、このように思うところであります。 それから、次の話になりますが、中野市公共施設最適化計画について先ほどご答弁いただきました。全体では2.93%の縮減と、プラスマイナスですね、そういう話をもらったところでありますけれども、この個別計画については、先ほどの答弁では本年度中に作成すると、こういう話であったところでありますけれども、これは当初は平成29年度中に作成すると、こういうふうになっておったんですが、これ遅れた理由はどういうことなんでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 遅れた理由でありますけれども、各施設の状況を把握したり、小学校の統廃合でいろいろ検討され、小学校の廃校の検討状況でまた利用方法が変わってくるというようなところがありますので、小学校の廃校を先行させるために計画を進めているところで、そこら辺が全体の進捗状況の遅れになってきているということでありますので、ご理解をいただいて、今年度中には全体の進捗を進めていくようにしたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) 遅れちゃったということですから、今更どうするわけでもありませんけれども、やはり計画は計画として、それに近づけてやはり事業を進めるということは大前提だというふうに思っています。ぜひそういったことを念頭に置きながら事業を進めていただきたい、このように思っているところであります。 そこで、個別計画については、この公共施設の最適化計画書の中では転用施設が5施設、譲渡15施設、取壊し・返還8施設、検討継続74施設、計102施設です。これについて個別計画を立てるということでありますけれども、この個別計画は、先ほどの答弁では本年度中に作成されるということですが、これ、計画は公表されるのでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) できるだけ分かりやすくという市長の方針もありますので、公表して皆さんのご意見等賜っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) そうすると、公表されるということであれば、いつ公表の予定でしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 計画が出来上がらないと駄目ですので、出来上がりましたら速やかに公表していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) 今年度中にできるということですから、では、速やかに公表いただくということでお願いしたいというふうに思います。 それから、統合により閉校となった小学校の利活用について、先ほど市長答弁にもございました。参考にしていただくということでありますが、前々から私も子供たちがどこでも、雨の日でも、寒いときも暖かいときでも、子供たちだけでも、あるいは親子でも、そういった遊び施設、市長は上越市の施設を想定されているようですが、あそこまででかくなるとちょっとすぐにとはいきませんので、まず手近にできるところから子育ての支援の施設になるようなものを、ぜひ空いた校舎を使ってやっていただければと、このように思っているところであります。 そこで、それはそれとして、今閉校となったその校舎等の維持管理なんですが、当面、草はもう黙っていても生えますし、グラウンドでもそうであります。そういった建物そのものも風通しをしなければだんだん傷んでくる、こういうような状況もございますが、そういったときの当面の維持管理はどのようにされるのかお伺いいたします。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 利用されない期間については、市が直営で草刈りですとか、建物の中に風を入れるようなことをさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 15番 原澤年秋議員。 ◆15番(原澤年秋君) 学校の場合は非常に面積も広いわけでありますから、なかなか直営でやるといっても業者を頼まなきゃ駄目だと、こんなふうに思うのですが、やはりやる時期といいますか、草を刈る時期や、そういった時期があるものですから、しっかりとそういった時期を見据えて計画的に整備、維持管理をやっていただきたい。万が一そこに外からの侵入があったりなんかすると大問題になることになりますので、特に維持管理についてはしっかりとやっていただきたい、こんなことを要望したいというふうに思います。 いろいろ申し上げましたけれども、小学校の跡地利用につきましては、いろんなまた考えがあろうかと思いますし、今言ったように長丘保育園が新築でなくても一部そちらに移して、改修してやることも一つの方法であります。いろんなことを考えながら、しかも地域の皆さんが、住んでよかったなという市長の思いが伝わるようなまた実施計画を期待しておりますので、そのことを申し上げて私の質問を終わります。 ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 (休憩)(午前11時49分)--------------------------------------- (再開)(午後1時00分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(町田博文君) この際、総務部長から発言の申出がありますから、これを許します。 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 訂正をお願いいたします。先ほど原澤議員さんの継続質問の中で、実施設計と申し上げるべきところ、実施計画と申し上げました。訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それから、長丘保育園の建設につきまして市長答弁に申し上げたとおりでありますが、建設する場合は今後実施計画に反映させていただきたいというふうに考えているものでありますので、訂正をよろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 以上のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午後1時01分)--------------------------------------- (再開)(午後1時01分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位7番 学生への対応について、学校行事等について、9番 芦澤孝幸議員。     (9番 芦澤孝幸君登壇) ◆9番(芦澤孝幸君) 9番 芦澤孝幸でございます。 通告に従い、順次質問をさせていただきます。 1点目、学生への対応についてお伺いいたします。 (1)とし、学生の進学等の状況と若者会議についてであります。 高校を卒業し、大学生活に夢を膨らませ県外に旅立った学生が、入学式もなく、夏休み、お盆に実家に帰れない。夏休み後は授業が始まると思いきや、コロナの2波、3波の影響を受け、いまだに一度も学校へ行けず、オンライン授業の毎日。なかなか友達もできずバイトもなく、親からは実家に帰ってくるなと言われ、年末の帰省はできるのか。そんな学生の状況をテレビ報道等でご覧になり、ご存じであろうと思います。 市では、中野市を離れ、県外に進学した学生の状況を把握していますでしょうか。 学生数の状況及び地元に帰ってくる学生の数について、お伺いいたします。 また、市ではこれまでに若者会議を開催し、若者の考えを聞き、仲間づくり等のお手伝いを積極的に取り組んでこられました。地元で働いている若者中心の会であったとも思いますが、学生の参加状況はどうでしょうか。 平成28年度以降、若者会議は行われておりませんが、県外学生の状況を把握、地元産業の紹介、学生同士の仲間づくり等、未来の中野市につなげるために、学生のみの若者会議をぜひ取り組んでみてはと思いますが、いかがでしょうか。 次に、(2)として、学生支援についてお伺いいたします。 今年6月市議会定例会において、中村秀人議員からも質問があり、県外学生に地元農産物等の物資支援の提案がございました。その際、農産物は傷みやすい等の理由などから考えていない、別の方法で学生支援について検討するとの答弁がございました。 現在、市では県外学生へ何らかの支援をされておりますでしょうか、お伺いいたします。 学生支援は、物資の支援という形だけではありません。県内において飯田市では、この11月17日に、年末年始に帰省する学生や成人式に出席予定の県外在住者への対応とし、コロナウイルスの検査費用とまた交通費の一部を補助する「Back to 飯田」キャンペーンを実施すると発表されました。事業費2,800万円を盛り込んだ一般会計補正予算を、この12月定例会に提出するそうであります。 また、伊那市でも急遽、同様の学生支援を行うとして、今議会の追加提案をし、2,500万円を見込んでいるそうであります。 中野市としても、県外学生に対し、帰ってきてもいいんだよと温かく迎えてあげられる、そんな支援をぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 2点目、学校行事等についてお伺いいたします。 (1)とし、小中学校における学校行事等についてであります。 コロナウイルス感染症はいまだ収束の兆しが見えず、教育現場においても様々な対応に追われていると思われます。市内小中学校においてもコロナ感染が確認され、PCR検査、学級閉鎖、教室の消毒等先生方の負担はますます増え、多くの子供たちや保護者も大きな不安を抱えている状況であります。 我々議員も入学式、卒業式、運動会等参加の場がなくなり、学校での子供たちの様子を伺うことができず、寂しい限りであります。このコロナ禍で修学旅行、授業参観、運動会等各学校での開催状況はいかがでしょうか。 そして、来年にはワクチン接種の希望も見えてきましたが、アフターコロナにおける学校行事等の考えを教育長にお伺いいたします。 (2)として、オンライン対応についてであります。 現在、様々な場でオンライン会議、オンライン研修といった形が定着しつつあるように思います。全国的にも、このコロナ禍を機に一気にオンライン対応が進んだと感じますが、コロナ感染により学級閉鎖等の措置が取られた場合、オンライン対応というのが学校また各家庭においても有効的な手段と考えます。 また、コロナに限らず、感染症や地震などの災害時に、子供が学校に来られなくなるケースは今後も考えられます。 そこで、現在の対応状況と今後のオンラインの利活用をどのように考えますでしょうか。 以上2点、最初の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 芦澤孝幸議員の質問にお答えいたします。 最初に、学生への対応について。 令和元年度の高校卒業生で中野市出身者の進路状況につきましては、学校基本調査によると大学及び専修学校等へ進学した割合は約76%になりますが、そのうち県外へ進学した学生の人数につきましては、正確な数値を把握しておりません。 地元に戻ってくる学生の状況につきましても、正確な人数は把握しておりませんが、人口ビジョンの数値を見ますと、転入者よりも転出者のほうが超過している状況にあります。 学生の若者会議参加の状況につきましては、平成26年度から平成28年度までの期間において、高校生が延べ10人、大学生が延べ3人参加しておりましたが、現在は活動を休止しております。 今後の若者会議の在り方をどう考えるかにつきましては、施策の優先度を踏まえ、必要に応じて研究してまいります。 学生支援の状況につきましては、市内全世帯へ配布した中野市地域支えあい商品券について、市外へ住民票を移している学生等を追加交付対象としております。 今後の支援につきましては、商品券の利用状況等を踏まえながら、必要に応じて検討してまいります。 ○議長(町田博文君) 教育長。     (教育長 堀内敏明君登壇) ◎教育長(堀内敏明君) 小中学校における学校行事等につきましては、今年度、各学校では新型コロナウイルス感染症の影響を受け、参加する児童・生徒や参観者の安全を第一に考え、中止や内容変更等の判断をしてまいりました。 現在、学校行事の際は、感染防止対策を十分に講じた上で、各学校で工夫を凝らして実施しております。 学校行事は、学校生活の中で子供たちの成長に欠かせない教育活動でありますので、引き続き新型コロナウイルス感染症の感染状況を考慮し、万全の対策を施した上で有意義な教育活動となるよう、学校と共に取り組んでまいります。 オンラインの対応につきましては、各学校の行事における創意工夫の中で取り入れているものでありますが、今後はGIGAスクール構想により学校のICT環境が大きく変化していきますので、学校行事への活用についても、学校と共に研究してまいりたいと考えております。 小中学校におけるコロナ禍の学校行事及びオンラインの対応状況につきましては、教育次長から答弁させます。 ○議長(町田博文君) 教育次長。     (教育次長 小橋善行君登壇) ◎教育次長(小橋善行君) 小中学校におけるコロナ禍での学校行事及びオンラインの対応状況につきまして、教育長答弁に補足してお答え申し上げます。 小中学校における今年度の学校行事等の状況でありますが、修学旅行につきましては、小学校では当初の目的地である東京方面から、県内及び富山県、岐阜県に行き先を変更し7校が実施済みであり、残り1校は2月に予定しております。 中学校では、春に関西方面への実施を予定したものを秋に変更いたしましたが、目的地の感染状況の悪化や受験を控えていることなどを考慮し、全校で中止といたしました。 授業参観につきましては、マスクの着用や消毒など基本的な感染症対策を保護者にお願いした上で、地区ごとに分けたり、名簿の番号で参観時間をずらすなどして、全小中学校で実施しております。 小学校の運動会につきましては、日程の短縮、接触のある種目の中止、応援は拍手のみとし、参観は各家庭1人とするなどの対策を図りながら、全校で実施いたしました。 中学校の学校祭につきましては、日程の短縮、来賓や一般の方の参観を見合わせたほか、例年実施している音楽会を中止とした学校もありましたが、全校で実施いたしました。 現在のオンラインの対応状況につきましては、中学校の学校祭における運動会の様子や、保護者を対象にした講演会をライブ配信により対応した学校がありました。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) それでは以降、継続でよろしくお願いいたします。 まず、学生への対応でございますけれども、県外学生の進学の状況等の人数については把握していないというような状況をお聞きしました。全体の76%が進学している等々の状況を考えると、何百人単位、大変多くの学生が県外に進出、進学されていると思われます。 前回、6月市議会定例会で中村議員が質問したように、例えば農産物等の支援はどうかということがありました。そんな際に、もし行うならばそういった学生の状況を素早く把握するのがまずもっての対策かと思われますが、今後もまずは、例えば高校に、どのくらいの中野市出身の学生が進学したのか等々把握するという考えはないということでよろしいでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 各学校、市内には2校でありますけれども、近隣の市、長野市等まで幅広く通われていらっしゃいますので、そこまではちょっと把握できないという状況でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 では、その6月市議会定例会の例えば農産物について傷ついて傷みやすいからできない、検討させていただきたいというような答弁の中で、その後の農産物支援については検討されましたでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 農産物等のものについては、検討はしておらないところでございますが、現在中野市で地域支え合い商品券について、県外の学生に対しても支給できるというふうにしておりますので、そのような対応をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 学生支援の中でその地域支え合い商品券を使ってというような、今、答弁をいただきました。 これは3,000円の共通券の交付だと思うんですけれども、ホームページ等見ますと追加交付という形で、県外の学生の方に対し保護者が申請して、それによってその券が交付されるというような内容だったと思います。 では、その学生であるからと申請された数というのは、どのくらいになりますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 人数で言いますと53名です。発行枚数でいきますと318枚という状況でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 53名と伺いました。 確かに、申請された方が53名。もともと県外学生というのは、こちらに住所を残したまま進学する方が大変多いと思います。それなりの数字ではあろうとは思いますが、聞くところによりますと、追加交付という形の枠だったということもあってかだと思いますが、「知らなかった」という家庭もよく聞くんですよ。「そんなこと項目にあったの」という方もいらっしゃいます。そんな点からも、地域支え合い券での学生支援というのは、大変薄いといいますか、学生にとっては知らなかったというような状況になっているのかと思います。 各家庭が申請または頂けるということで、それが果たして県外の学生にとって、私たちを支援してくれているのかという理解には大変考えられるわけでありますけれども、例えば若者会議という提案させていただきましたけれども、現在の大学生というのは、例えばほとんどオンラインで授業をやっている。恐らく100%に近い、県外進出の学生の方々は、すぐにでもオンラインを使って若者会議ができる体制が整っていると私は思っているんですけれども、そんなことを考えれば、これから必要に応じて会議等を考えていくというような答弁がございましたが、湯本市長にはぜひ早急にといいますか、すぐにでも立ち上がれるものだと思います。もう一度、若者会議についての検討をいただき、また答弁をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 先ほど、市長も壇上で答弁させていただきましたけれども、今後の在り方につきまして、施策の優先度等を踏まえまして、必要に応じて研究してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 例えば、農産物の支援、物資の支援という形ですと、前回大変話題になったのが、新潟県燕市が率先して県外の学生に農産物を支援するというのが、全国にも報道されました。どうしてすぐそんなことができたかというと、燕市は5年前からそういった県外の学生を中心に、東京つばめいとというのを、事業を立ち上げまして、県外の学生とのつながりの場を持っております。 いわゆる若者会議の一環というふうに思うんですけれども、それを通じて例えばホームページで、その学生に対して連絡するとそれが一斉に横にSNS等の今、つながりがすごいですから、あっという間にそれで広がって支援物資をすぐに送ることができた。しかも、今回3回もそれを行っているというような状況をお聞きしております。 やはり県外の学生の状況を把握しなければ、こういったこともスムーズにはできないと思いますが、ぜひとも今本当に学生の中でも困っている方がいらっしゃると思います。こういった会議等を通じて、学生の意見を聞く場をぜひとも湯本市長に取っていただきたいと思います。これは必ずや後々の未来の中野市にもつながると思いますし、大変いい交流の場でもあります。実際、燕市の市長も東京に行かれて交流会等には参加しているようでありますし、ぜひともそんなことも検討いただければと思います。 学生支援の中で、私、最初の質問でもさせていただきましたけれども、PCR検査の補助についてであります。まず、このPCR検査の学生の補助、これは今、市では全く検討されていないでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 現在のところ、検討していない状況でございます。よろしくお願いします。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 これも全国的にはもう8月ぐらいに、福島県のある村のほうで、学生に対してPCR検査を無料で行うというような発表があり、それで今回、飯田市また伊那市も行うということであります。本当に急遽上がってきた案件でもあるかと思いますけれども、例えば飯田市におかれましては、PCR検査費1万8,000円を上限に、帰ってくる旅費の2,000円を一律に支給とするような補助内容であります。 また、伊那市も同様な態勢を取るということで、今議会に議案を提出しているということで、急遽的な対応であろうと思います。 中野市におきましても大変危機的な状況といいますか、緊急事態が発生しております。やはり学生においては、本当に今年の年末帰ってきていいのかいけないのか。また、このコロナの発生状況を考えますと、また判断が難しくなったのかなと感じますけれども、やはり市としては、その学生に手を差し伸べるということにおきましても、ぜひとも学生に対してPCR検査の補助等々の支援を検討いただきたいと思いますが、改めていかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) PCR検査の検査体制という問題もございますでしょうし、それぞれ都会に出かけていらっしゃいますので、そちらの地域の状況等も、こちらでは把握、全て網羅することはできませんので、PCR検査の補助等については、今現在のところ考えていないところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 私が今述べたのは、こっち来てPCR検査を受けるというんじゃなく、もちろんあっちの、例えば東京でしたら東京のほうでPCR検査を受けていただいて、陰性だと、大丈夫だということが分かってから帰省していただく態勢ということであります。 飯田市もそうですけれども、やはりそれに対して後になって受けた申請を、学生証と共に申請してもらうというような形をとっております。 県外のほうでは、この間もテレビ報道でありましたけれども、例えば駅前で、2,900円ぐらいで簡単にPCR検査を受けられる。その結果は、翌日にメールで届く等々の検査体制は、十分に整っていると思います。 ぜひとも、個人的には、今回追加議案で、例えば新婚家庭に家賃の補助等上がっておりますけれども〔後刻訂正〕、例えば優先順位を考えますと、まずはコロナに対する支援、例えば学生の支援もそうですけれども、そっちのほうをぜひとも優先して取り組んでいただきたいと個人的には思っております。何といってもあれですので、ぜひとも検討いただき、学生の支援をよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、学校教育についてですけれども、いろいろと答弁いただきました。 本当に子供たち、状況考えますと大変不安な要素もあるだろうし、それに対して学校の先生方の負担というのも本当に計り知れないものがあるんだなと感じております。例えば、今、中でも修学旅行等の状況をおつなぎいただきましたけれども、小学校によっては富山県に行ったものとか県内に行ったものとあります。これは、あくまでも校長先生の判断でそうしたという、教育長の指導ではないんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) お答えいたします。 学校行事等につきましては、学校長の考え、そして判断というようなところで、教育委員会としましてはその報告・届出をいただく中で必要があれば指導・助言を行いますが、感染状況等を考慮しての目的地選定でありました。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 学校長の判断ということです。当然、学校の規模、生徒の数によっても違いますし、行く時期によっても内容等は変わってくるんだろうと思いますが、例えば全国的にこの間ちょっと話題になったのが、兵庫県のほうの中学校の話が結構話題になっていまして、兵庫県のある市では例えば日帰りでの修学旅行をお願いしたいという教育長、教育委員会の指導の下、県内のリゾート施設に行った。そしたら1週間後、隣の中学校は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったとか、それに対して、どうして僕たちは行けなかったのに、隣の中学はそっちに行けたんだというようなことで話題になって、校長なり教育長が子供たちに説明に回ったというような記事が載っておりました。 中野市では違うところへ行ったけれども、そういう大きな問題、またそういった子供たちや保護者からの意見というのは、特になかったでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) お答え申し上げます。 目的地の選定につきましては、先ほど校長の判断というふうに申し上げましたが、校長の一存ではなくて、そこに所属する教職員の意見、それからもちろん子供たちや保護者の意見等を全て総合的に判断しての選定ということでございます。 一番大事にしているのは、子供たちにとって教育的に、より有意義なものになるようにということを考えてのことでございます。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。安心しました。 それで、中学生は今年は中止という形になったそうであります。これが、来年コロナが果たしてどうなるか、状況が分からない中で、修学旅行に関しては、事前に早いうちから旅行日程を組まなきゃいけないという中で、来年はどうしますか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) お答え申し上げます。 来年度につきましても、先ほど答弁の中で申したように、その中での感染状況、それから行き先等ですね、目的地そういうようなものを考慮しながら、修学旅行の場合にはできるだけ実施の方向というようなところを考えますが、その時点でどういう状況になっているかということで、そうは言っても安全第一ということを考えて、実施をする方向で考えてまいりたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 本当に全国的に見ましても、中止のところもありますし、予定変更して行っているところもあります。 修学旅行という考え方とこれからは、このアフターコロナ禍においては修学学習会みたいな感じで、旅行ではなく、あくまでも子供たちの学習の一環、探求・追求というような形で旅行という感じをなくして行っていくというところもあるというようにお聞きしておりますが、修学旅行というのは、本当私たちもそうですけれども、本当一生の思い出に残るような大変子供たちにとっては意義のあるものだと、行事だと感じております。 来年どうなるか分かりませんけれども、修学旅行に関しましては、ぜひとも駄目だった場合と普通に行ける場合と、多分両方の面から考えていかなければいけないと思いますが、またしっかりと検討していただきたいと思います。 また、いろんな行事で影響を受けていると思います。運動会もそうです、卒業式、入学式、我々議員も参加できないわけですけれども、ともすれ意外とやってみるとこのくらいの規模縮小でも、こんなやり方でもいいんじゃないかなというような考えもあるんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺の卒業式、入学式、運動会、やり方について、例えば保護者、子供たちから何か意見はありませんでしたでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) お答え申し上げます。 現時点では、保護者あるいは子供たちも、当然大きな儀式でありますのでやりたいという、そういうような希望は聞いております。ただ、その時期になってどうであるかというようなところでありますので、これも先ほどの修学旅行等と同じように、その時点で判断してまいりたいと思いますが、大事にしたいのは、やはり子供たちにとって大きな節目になりますので、そうしたものを子供たちの心に残していきたいなということは考えております。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 子供たちには、今の時代といえばコロナ世代と言われるような子供たちなのかもしれませんけれども、そういったときでもしっかりと教育の場から子供たちを支えてほしいなと思います。 1点、次にオンライン等々係るわけでありますけれども、授業参観についてありますけれども、今聞きますといろんな形で行われているというような答弁いただきましたが、ちょっと私がお聞きする中で、ある中学生の保護者の方の話なんですけれども、そのお子さんというのが男の子で、男の子というのはなかなか家庭に行っても学校の様子を話さない。保護者的にも授業参観に多分出席できなかったんでしょうね、お母さんが。全然学校の様子が分からなくて、このコロナ禍で先生たちにも会う機会がない、全然どうなっているのか分からないと、だんだんと涙ぐましく話されていた場があったんですけれども、例えば授業参観、これからまた運動会もそうですし、いろんな場面においてこのオンラインというのは利用価値が大変高くなるのかと思いますが、例えば授業参観に関して、オンラインでやっていこうという検討等されておりますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 オンラインのことに関しましては、先ほど教育長から答弁いたしましたように、今のGIGAスクールの関係で様々な機器を用意しております。今のところですと2月末で、全ての機械が整ってそれから稼働に向けてということでございますので、そんな整備の状況も踏まえながら、可能になるということは確かでございますので、今おっしゃられた授業参観でありますとか各種行事、実際都合があって来られない保護者の方も大勢いるかと思いますので、そんな方にお見せできるというようなことが可能になりますので、そんなことも検討させていただきたいと思います。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) よろしくお願いしたいと思います。 本当にオンラインというのは、使い方によっては本当に先生たちの負担軽減にもつながりますし、当然保護者の皆様におかれましても、安心する材料、利用の仕方が可能であるなと私自身も感じております。 何せこのコロナ禍において急速に進んだものでありますから、なかなかその対応については、恐らく先生方も大変苦慮されておるんだと思います。殊を私もそうですけれども、ネット関係ですとかパソコン関係は大変苦手で全然分からないといってはあれですけれども、自分でもなかなかこうやってみようという気も起こらないんで、なかなか覚えないんだと思いますが、例えば教育長はそういうネット、デジタル関係には強いといいますか、興味をお持ちのところありますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) 私自身も5月まで現場にいまして、教育課程が大きく変わるというようなところで、例えばプログラミング学習だとか、そういうようなところを職員研修で業者の方を講師に招いて受けました。 私はもともと、そういう分野は大変疎くてできるかなという、そこを一歩踏み出すのに時間かかったんですが、やってみたら意外と面白いなと私自身思いましたので、やっぱり現場の先生方ってこういう感覚持つということが先に進むことだなということを感じましたので、そんなことも校長会等でも話をさせていただいているところであります。
    ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 今回のデジタル化というのは、国のほうでもあれですけれども、急激に進んでおります。 今、教育長がおっしゃるとおり、例えばプログラミングですとか、対応方法は我々大人の想像以上に進んでいることですし、逆に子供たちのほうがよく知っていることもあろうかと思います。当然そんな中で、教育長の立場から事細かくプログラミング等々の説明はできないと思います。当然、専門家の方がこれからの対応等には当たっていただく、ついていただいて指導いただくというのが必要なことかと思います。 そういった例えば専門家の方が指導するような、研修するような態勢というのは、今、学校教育の中では対応を取っておりますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 今、教育長からも申し上げましたように、機械の整備ができましても、それを活用する態勢ですね、どう活用するかというのが一番重要かというふうに思っております。そのためには、今、中野市でもICTの関係の先生方を集めた活用の研究委員会設けまして、各学校からそれぞれ出ていただいて、どういった活用をしていったらいいのかというような活動も始めておりますし、専門的にそういったものを指導していただく業者の方というか、専門家の方のお力を借りていくのも重要なことではないかなというふうに思っております。 ○議長(町田博文君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 国のほうが進めるGIGAスクール構想等々、GIGAスクールに関しましては、私、通告しておりませんので、この後、阿部議員が細かくやっていただけるんだと思いますが、例えばこのオンライン化におきまして、いろいろと今、書店へ行きましてもオンライン・ハウツー本みたいなのが大変多く出ております。 実際始めてみたら、なかなか画面だけでは気持ちが伝わらない、心が通じ合わないというようなことも、多々出てきているようであります。やはり保護者と学校、保護者と教員の先生方とのつながりの距離というのが、やはり今後とも大変重要なものになろうかと思います。まだまだ始まってこれから手探り状態で進んでいくと思いますが、ぜひ学校教育現場におきましては、こういったものをうまく効率よく利用いただきまして、そういった保護者、子供たちの不安の解消に努めていただき、ご尽力いただきたいというような要望を、お願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午後1時37分)--------------------------------------- (再開)(午後1時38分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位8番 市長の政治姿勢について、新市庁舎建設時に出土したヒ素含有の残土について、市民会館のリノベーションについて、教育行政について、14番 阿部光則議員。     (14番 阿部光則君登壇) ◆14番(阿部光則君) 14番 阿部光則でございます。 通告に従いまして、4項目について質問をいたします。 最初に、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。 市長は、市長選で市長のモットーとして「わかりやすく・すばやく・ていねいな市政」と掲げられました。 私も、このモットーには大変関心を持っているものであります。 そこで、具体的にはどのようなことを考えておられるのか、お聞かせをお願いいたします。 また、掲げられた公約である子育て支援策としての給食費の軽減などは、私も賛成であります。 ただ、経費も相当な額になると思います。今後、こうした施策を継続していくに当たっての財政的な裏づけである財源をどのように工面されるかについて、お伺いをしたいと思います。 次に、新庁舎建設時に出土したヒ素含有の残土について、お伺いいたします。 このことについては、議会全員協議会で説明をされてきました。防災広場に積み上げてある残土の処分についての方法、時期、経費をどのように見ておられるか、改めてお伺いいたします。 土砂に国の基準を超えるヒ素が含まれていたという事実は、そのことが明らかになった時点で、議会や市民の皆さんにきちんと説明しなかったことは、あってはならないことであったと考えます。何事も包み隠さず、問題を明らかにする姿勢こそ重要と考えます。市政の信頼の回復についてどのように考えておられるか、お伺いをいたします。 次に、教育行政についてお伺いいたします。 小中学校における新型コロナウイルス感染症の影響について、このことについては9月市議会定例会でもお伺いしましたが、改めてお伺いいたします。 過去に経験したことのない長期にわたる臨時休業の影響が、学習面や心理面でも大きく及ぼしているものと想像します。これらの点をどのように把握されているでしょうか。 また、全国的にもこの新型コロナウイルスの感染症による長期の臨時休業から、不登校の児童・生徒が増えているという報告も聞きます。市内の小中学校の実態はどうでしょうか。 新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点から、身体的な距離の確保など含め少人数学級について、国会でも議論されています。文部科学大臣の国会での答弁で、できれば30人が望ましい等の答弁をしています。また、新たな感染症の発生など今後どのような状況においても、子供たちの学びを保障するには少人数学級が望ましいとのことです。 そこで、市内の小中学校における学級人数の状況はどうか、お伺いをいたします。 次に、GIGAスクール構想についてお伺いいたします。 既に、児童・生徒1人に1台のタブレット端末の準備が進められていますが、どのような工程で進むのか、進むに当たっての課題は何かをお伺いいたします。 最後に、高社小学校の送迎用バスについて、お伺いいたします。 高社小学校が開校して初めての冬を迎えます。高社小学校には児童送迎用車両が3台あります。今は露天で駐車していますが、これからの降雪時の安全の確保には車庫が必要不可欠ではないかと考えます。 教育委員会としてどのように考えているか、お伺いをいたしまして最初の質問といたします。 ○議長(町田博文君) 阿部議員に申し上げます。質問通告の中に、3番目に市民会館のリノベーション事項がありましたが。 ◆14番(阿部光則君) 市民会館のリノベーションについても、ちょっと原稿に落としてしまいましたが、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(町田博文君) 質問してください。 ◆14番(阿部光則君) 市長としての考え方、基本設計まで進んだわけでありますが、予定どおり進めるかということについてお伺いします。大変失礼いたしました。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 阿部光則議員の質問にお答えいたします。 市長の政治姿勢についてで、選挙でお約束した私のモットーにつきましては、市が取り組んでいく様々な政策について、市民の皆様に「わかりやすく」説明し、「すばやく」実行し、進める上では「ていねいな」対応を心がけることです。「すばやく」実行するため事案に応じて、プロジェクトチーム制による庁内横断的な事業推進を図りたいと考えております。また、市民との対話の機会を増やし、丁寧な対応で素早く実行するためにも、現場主義を重視してまいりたいと考えております。 公約実現の財源をどのように工面するかにつきましては、高木議員にお答え申し上げたとおり、既存事業の目的や成果を見極め、目的を達成している事業、成果向上につながらない事業、時代の潮流を捉えていない事業等を見直すとともに、国や県の補助金、有利な地方債、各種基金等を活用し財源を確保してまいりたいと考えております。 続きまして、次に新庁舎建設時に出土したヒ素含有の残土について、今後の基準不適合土壌の処理につきましては、現在設計中の市民会館のリノベーションにおいて必要となる土量を求め、その結果、不要となる残土については速やかに処理させていただく予定であります。 市民への信頼の回復をどのように進めるのかにつきましては、これまでの経過を公式ホームページで公表するとともに、残土の処理方法が決定したところで地元区への説明会を開催する予定であります。 続きまして、市民会館のリノベーションについて。 市民会館のリノベーションにつきましては、青木議員にお答え申し上げたとおり、設計内容の変更は予定しておりませんが、実施設計において事業費の圧縮や新たな財源確保の検討を行った上で、本事業を実施してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 教育長。     (教育長 堀内敏明君登壇) ◎教育長(堀内敏明君) 小中学校における新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、学習面では10月末時点での学習進度がおおむね9割まで達成されてきており、2学期末には全ての学校で回復できる見込みであります。 不登校の児童・生徒の実態につきましては、一部の学校からは、新型コロナウイルス感染症による不安から思うように登校ができない子もいると聞いておりますが、全体では新型コロナウイルス感染症を原因とした不登校が増加しているという傾向は見られません。 GIGAスクール構想につきましては、現在校内の通信ネットワーク整備を進めておりますが、来年2月末までに児童・生徒1人1台のタブレット端末を配備し、全ての環境整備を完了する予定であります。 また、中野市小中学校ICT活用研究委員会を設置し、各小中学校の教員により、今後の学校におけるICT教育の課題を共有し、有効活用に向けての調査・研究を進めているところであります。 高社小学校の送迎バスにつきましては、現在、校舎南側の駐車場に駐車しておりますが、冬期間は降雪を考慮し、他の市有施設へ移動する予定であり、今後も安定したバスの運行に当たっての必要な措置を講じてまいりたいと考えております。 小中学校における1学級当たりの児童・生徒数の状況につきましては、教育次長から答弁させます。 ○議長(町田博文君) 教育次長。     (教育次長 小橋善行君登壇) ◎教育次長(小橋善行君) 小中学校における1学級当たりの児童・生徒数の状況につきまして、教育長答弁に補足してお答え申し上げます。 今年度の学級編制の基準となる5月1日現在で、30人を超える学校数及び通常学級数は、小学校で8校中4校、84学級中33学級であり、中学校で4校中3校、35学級中23学級であります。 以上であります。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで10分間休憩いたします。 (休憩)(午後1時51分)--------------------------------------- (再開)(午後2時04分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) それでは、継続でお願いしたいと思います。 市長のモットーなんですが、「わかりやすく、すばやく、ていねいな市政」ということであります。 非常に大変だと思うんですが、やっぱりこれは非常に大事なことだというふうに、私は思います。現場第一主義とかそういう言葉があるのですけれども、そういうような面もしっかり含んでいるということのように捉えてよろしいわけですか。市長。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 先ほど申し上げましたとおり、素早く実行するに当たりましても、現場主義ということでございますので、その辺ご理解いただきたいと思います。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) そうした中で、公約に掲げられた市民との対話ということが、非常に大事になってくると思うんです。車座集会というようなことも掲げられたわけでありますけれども、そうしたことについて市長として今どういうふうに思っていらっしゃるか、どのように実現されていくか、考えておられたら答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) その辺も含めて今後検討していく途中でありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) これからやっぱり規模とか、どういうところから始めるとか、開始する時期とかというふうに検討されていくということですよね。そんなことで大変でありますが、やはり市民との対話というのは非常に大事になってくると思いますので、私は非常に精を出してやってもらいたいと思います。 そうした中で、子育て支援で給食費の30%軽減というと、1年間やると幾らぐらいの額になるか、計算できていますか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 1年間実施するとということでございますが、5,200万円から5,300万円ぐらいというふうに見込んでおります。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 決して小さな額じゃないと思うんですよね。その点、次年度の予算編成にもなってくるわけでありますが、その点の見通しはどうでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 先ほど、市長答弁でも申し上げましたけれども、既存事業の目的や成果を見極めた上で、目的が達成している事業、成果向上につながらないような事業について、あと、時代の潮流を捉えていないというようなものについて見直しをさせていただいて、財源の捻出に充てていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 今言われたことを実行するに当たっても、やはり議会と相談しながら、またやっていく必要があるかとは思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 3月の市議会定例会で、予算の説明をさせていただく機会になると思います。そのときに丁寧にご説明をさせていただいて、ご理解をいただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 当然縮小する事業等があるかと思うんですけれども、やはり大きな問題になるならば事前にこういう方向で進みたいというようなことは、説明していったほうがいいと思うし、やはりそうしたことこそ丁寧な市政になるんだと思うんで、私はそう思うんですけれども、どうでしょう。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 先ほど申し上げたとおり、3月市議会定例会で予算の審議をしていただくわけですけれども、その前段で機会がありましたら、ご説明させていただきたく機会をいただけるのであれば、また説明をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 非常に大事なところでありますので、議会とも十分な連携を取りながら、進めていただきたいというふうに私は思います。 次に進みますが、新庁舎の建設時に出土したヒ素含有の残土についてでありますが、議会全員協議会で経費等も説明されておるわけでありますが、この処分の方法については、やはり十分検討する余地はあると私は思うんですけれども、どこへ持っていくとかそういう問題、検討する余地はあると思うんですが、その点についてはどういうふうに考えておられるでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 処理方法につきまして、以前の全員協議会で搬出をして処分をするというようなときに、約1億7,000万円と数字は出しましたけれども、その場で溶出しないような処理をしてそこに置いておくという方法もありますし、どんなような方法が考えられるのかということがございますので、先ほど市長が答弁申し上げたとおり、まず市民会館のリノベーションで使う土量、どのくらい使うかというものを確定をさせて、その上で残っているものについて、どのような処分方法が適切であるのかということを検討させていただきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) しっかり検討して、少しでも経費の安い方法で進めるべきではないかというふうに、私は思います。 それと、やはりあまり市民に知らせてこなかったというのは一つの大きな問題で、これを、信頼の回復をどう図るかというのも、市長が替わりましたけれども、新しい市長の役目かと思います。先ほど言われましたようにやはり地元にしっかり説明をして、地元の皆さんの理解を得ていくということで、全員協議会でも出ましたけれども、こちらから説明会をしたいというような形で、市長もしっかり出ていって説明するという形を取るべきだと思いますが、市長の答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 地元区への説明会がある場合は、私も一緒に出席させていただきます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) しっかり市長も出向いて、しっかり説明をして信頼の回復、また市民全体の信頼の回復に私は努めるべきだと私は思いますが、そんなことで進んでいただきたいと思います。 それから、市民会館のリノベーション、同僚議員も質問しておりますが、進めるという方向であります。 私もこの文化・芸術活動が地域の発展にとっても非常に大事だし、一人一人の人にとっても文化・芸術、やはり元気を出すというような意味で非常に大事なものというふうに考えます。そうした中で、非常に耐震性に不安があるということで進める中で、昨日の一般質問の中では基本設計は終わっていると、本年度の市民会館維持整備事業費で8,010万円が当初予算にあります。設計業務委託料8,000万円となっているんですが、この中に実施設計料も入っているということで、理解してよろしいわけですか。 ○議長(町田博文君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(竹前辰彦君) そのとおりでございまして、今年度中に実施設計まで行いたいという考えでございます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) そうすれば、実施設計にもまだ取りかかっていないというふうに理解してよろしいんですか。取りかかっているんですか。 ○議長(町田博文君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(竹前辰彦君) 昨日も市長のほうから答弁させていただきましたが、今、基本設計が出来上がったところでございまして、これから実施設計に着手していく〔後刻訂正〕という形になってございまして、年度内早い時期に、実施計画を完了させたいという形になってございます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 遅くとも3月までには間に合うということですね。ぜひそうした中で、よりよい方向を見いだしていただきたいと思います。 それでは、教育行政ということでお伺いするわけでありますが、この問題については9月市議会定例会でも質問させていただきました。教育委員会として様々な対応されておるのは承知しております。そうした中で、子供たちが非常に不安定になっているということで、一人一人に応じていろいろ対応されているということなんですけれども、その後の国立成育医療研究センターが10月8日に発表している「コロナ×こどもアンケート」というのがあるんですが、これは教育委員会では把握されているでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) 大変すみません。そちらのほうは把握してございません。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) これは、去る11月13日の文部科学委員会での質疑の中でのあれなんですが、非常に引き続き子供が強いストレスにさらされてると。非常に長い休業になったこと、また先ほどの同僚議員への答弁にもありましたが、修学旅行やいろんな行事が中止になったり、方向を変えたりというようなことの中で、5月のアンケートで、コロナのことを考えると嫌だというのが、5月では39%だったんですが、9月22日の回答では40%と。すぐイライラしてしまうというのが5月では32%、ここでの報告では30%ということで、ほとんど変わっていないというアンケートだそうです。 やはり恐らく日本中同じような状況なんではないかというふうに思いますが、それらの点については教育委員会としては、どのように把握されているでしょうか。いわゆる子供の心が非常に不安定になっているという、決して春の段階と今の段階変わっていないというような結果が出ているということについては、どうでしょうかということなんですが。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) お答え申し上げます。 本市におきましては、把握する手段としまして校長会あるいは教頭会、それから毎月等調査している児童・生徒の状況、先ほど学習の進度についてもそのような中にあるというようなところでございます。そして、学校教育課の中にも担当の指導主事がおりまして、そういう対応もしております。 そういう中で把握していますけれども、先ほど全体の答弁で申したとおり、大きな傾向というものはないと、ただし、一部の学校ではそういう児童・生徒もそうですけれども、保護者が不安になって学校に行かせないといったらどうでしょう、保護者がやっぱり心配してというそういうようなところもございます、実際のところ。 ということで、そういう場合には必要に応じて、カウンセラーあるいは担当の職員等つけながらじっくりと聞く、そんな対応をしているところでございます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 私が、今、示した数字は子供たちのアンケートですから、先ほど言った不登校とかそういう問題じゃなくて、全体的な子供たちの心にやはりそういう不安がいっぱいあり、また5月の時点と今の時点であまり変わっていないという、全国的な国立成育医療研究センターが調査した報告ではそうなっているということで、もちろん9月の答弁でも、スクールカウンセラーの配置や教育委員会内に電話相談や一人一人に応じた相談ができる体制を整えている、子供たちの心のケアをされていることなんですけれども、今もそうした思いで対応されているというふうに理解してよろしいですか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) 防止対策の一つとして検温等がございます。そうしたようなところも一つの窓口としながら、子供たちの健康状態、心の面のほうも把握し、対応しているということで、引き続きずっとそのような対応をしております。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) そうした中で、子供たちのその調査の中で、学校でもっとたくさん話を聞く時間を取ってほしいという、これはそういうような傾向なんですが、そうした子供たちへの対応はできているんでしょうか。やっぱり話を聞いてやるという時間が大事なんじゃないかというふうに言われているんですが、その点についてはどう思われるでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) 今、議員がおっしゃるとおり、やっぱり実際に会話をする、そういうことってとても大事だなと、学校現場においてはそういうことが大事でありますので、担任はもちろんですけれども、学校の職員ができるだけ子供たちと関わり、そして話をしたり、あるいは聞くというところは、大事に取り組んでいるところでございます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 大変ご苦労されていると思うし、本当に過去の歴史上こういうような状態になったのは初めてというか、今の子供たちにすれば、非常に気の毒というか、状態なんだけれども、だからこそ学校現場でのそうした、ご苦労ですけれども、様々な取組が大事だと思いますので、引き続きいろんな意味でご苦労をお願いしたい、ご尽力をお願いしたいと思います。 そうした中で、不登校の子供の例も私自身も聞いておりますが、やはりそれらの対応というのは個々にやる必要があったり、全体でやる必要があるんだろうと思いますが、そうした対応というのは今どうなっているでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) やはりコロナ禍において、不安というようなところは確かに大きく子供たちに影響を及ぼしているなということを思います。そうしたことも含めて、コロナ禍には関係というか、それが原因でない不登校児童・生徒についても、できるだけ学校側とすれば関わりを持つようにというようなところで、家庭訪問あるいは電話等で対応しているところでございます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) そうした面で、職員の加配もしておられると思うのですが、そうなっているわけですよね。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) コロナ禍においてということでよろしいですか。 それとも、コロナ禍になる前の不登校全て。 これは、県のほうの加配といいまして、特別にそうした不登校をはじめ生徒指導の問題等、そういうような抱えたお子さん、これは人数的に県の中で制限があるので、どこでもというわけにいかないんですが、できるだけそういうような加配の先生をいただくようには努力はしております。 そういう先生が必ずしもいなくても、校内の中で体制を整えてとにかく関わりを大事にしていくという立場で臨んでおります。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) そうした中で、先ほど言いました文部科学委員会での萩生田大臣の発言で、新たな感染症の発生など今後どのような状況においても子供たちの学びを保障するとともに、1人1台の端末の活用による児童・生徒一人一人の特性や学習定着度等に応じたきめ細かな指導を実現するために、学級編制の標準を引き下げることも含め、しっかり検討していく、というあいさつをしているんですが、全体の最初の委員会でのですね、私の記憶の範囲でこういう文部科学省が少人数学級を言っているんですけれども、はっきりとこういう発言をしているというのはちょっと驚いてもいるんですけれども。 恐らく予算措置も、多分それには教職員の人数も増やす必要があったり、学校によっては教室を増やすことができないというようなこともあるかと思うのですけれども、少人数学級の問題がこれから財務省も絡めて、そういう方向に動いていくかと思うのですけれども、そうした点について、少人数学級を含めて先ほど答弁ありましたけれども、教育長さんのお考えはどうでしょうかね。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) 本市の9月市議会定例会でも、国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書を採択していただきました。 本市の、私ども中野市教育委員会が所属しております中高地教委連絡協議会というのがございまして、これは中野・下高井教育7団体連絡会に加盟しております。この連絡会が9月9日に県庁へ出向いて、県教育委員会のほうに、国のほうに強く働きかけてほしいというようなことで陳情をいたしまして、県教育委員会から国のほうへ強く要望するという回答をいただいております。そのような取組をしております。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 9月の市議会定例会で、35人学級ということで意見書を上げたわけでありますが、大臣が今言っていることはもっとそれよりも「30人が」という言葉が出てきているわけで、今後そうした動きになっていく可能性が全体、日本中のそういう動きになっていく方向でいるんじゃないかというふうに、私もつかんでいるわけですけれども、やはり現場におられた先生とすれば、少人数のほうがいいと思われますかね、どうですかね。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) このコロナ禍になる前も、少人数学習というようなところで、きめ細かな指導という大きなメリットというものがございました。 国のほうで平成23年に義務標準法を改定して、その後ちょっと足踏みしちゃっている。それに先駆けて長野県が30人規模学級ということで、35人以下学級を県独自で実践していると、そういうようなことも含めまして、長野県としてさらに、もし国が基準を下げたら、今度は次の段階としてもう一つ全国に先駆けて、もう少し少ない学級というようなところも県下の中では動きがあるし、本教育委員会としてもそのような方向で考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 少人数学級ということで、今まで財務省が非常に難色を示し、文部科学省はそういう方向に進めたいと言っているんですけれども、財務省が非常にエビデンスがないというような発言があったりしているんですが、このところに財務省の主計次長という人が来て、少人数のほうがいいんではないかというような答弁もしているんで、コロナ禍の中でやはり大きく変わっていくんじゃないかなと私思います。そうした意味でご努力をお願いしたいと思います。 そうした中でICTというか、タブレットの答弁があったわけでありますけれども、先ほど同僚議員も質問しましたが、1人1台のタブレットが入ることは非常にいいんですけれども、これへの取組というのは非常に大変かと思うんですが、やはり専門家をつけるとか、そうしたことの準備というのは今十分にできているんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 先ほどご答弁もいたしましたけれども、いずれにしろ、どう活用するかということが一番重要でございますので、学校の先生の中での、先ほど教育長答弁しました研究委員会というようなものも立ち上げておりますし、また専門的なことを支援するICT支援員というようなものも配置が可能というふうになっておりますので、その辺も含めて体制を整えていきたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。
    ◆14番(阿部光則君) そのICT支援員というのは、国からお金が来るわけですか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) こちらについては、交付税措置されているというふうに聞いておりますけれども、その辺のことは人的な配置の問題もございますので、教育委員会だけでは決められませんので、そういった方が重要だというのは十分認識しながら進めていきたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) GIGAスクール構想の中で、せっかく大きな予算で、タブレットを一人一人にそろえるわけなんで、しっかり有効な、有効という言い方がいいかどうか分からないんですが、子供たちにとって非常にいいものになるようなものにつくり上げる必要は、教育委員会としての責任はあると、私は思います。 いろいろ試行錯誤していかなくちゃならない場面もあるかと思いますが、そこら教育長さん、どんな思いで今いらっしゃるか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(町田博文君) 教育長。 ◎教育長(堀内敏明君) 専門的な立場から研修会をということも大事なことだなと思う一方で、やはり現場の先生方同士がお互いに教え合う、そういうようなところを期待しまして、全体の答弁でも申し上げたとおり、ICT活用研究委員会を先月27日に立ち上げたところでございます。 そこで、はっきりと私どもあるいは世話係校長、情報担当の校長が申し上げたのは、どの学校でも、どの先生でも使える、そういうようなICT教育というようなところを、集まった研究主任あるいは情報担当の先生方、その先生方にも伝え、教頭も同席しましたので、それぞれ学校で取り組んでいくというところを大事にしたところでございます。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 先生方の働き方改革というか、そういう場面も兼ね合ってきて、非常に重い負担になることも想像されますし、十分そこらは配慮して研究をして進めていただきたいと、私自身もどういうものになるか全然想像つかないわけなので、ぜひご努力、ご尽力をお願いしたいと思います。 最後ですが、高社小学校ができて、スクールバス等々補助車両で子供たち通学しているわけでありますが、冬場バスの上に、平岡とはいえ大雪が降るときがあるということで、運転手やそこに携わる人たち、子供たちの安全を考えれば、やはり車庫等は必要になってくるんだというふうに思います。 取りあえずは、市の施設として屋根のあるところに動かしてという形を取られるということなんですけれども、その後はどうなるでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 先ほど教育長から答弁していましたように、当面の間は冬期間、市有施設の屋根のある所に置かせていただきたいと思います。いずれにしろ、マイクロバスですので非常に大きい施設で、車庫も非常に高い金額になりますので、今後についてはその辺も含めて研究してまいりたいと思います。 ○議長(町田博文君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) いつまでも市の施設の屋根の下に、冬だけ置くというわけにもいかないんで、そこらは十分検討して善処していく必要があるかと、私は思います。 スクールバスの安全のことを思えば、高社小学校の下、旧道との交差点、非常に事故が多いんですね。あそこの信号等も、やはり子供たちの安全な通学やスクールバスとかそういうことを考えれば、信号機等が必要になってくるではないかというふうに思います。そこらの運動も申し添えて、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午後2時40分)--------------------------------------- (再開)(午後2時41分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(町田博文君) この際、芦澤孝幸議員から発言の申出がありますから、これを許します。 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) すみません。訂正をお願いいたします。 先ほど私の一般質問の中で、新婚家庭の補助の関連議案が追加提案されると申し上げるところを、新婚家庭の補助が提案されていると申し上げてしまいました。訂正のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 以上のとおりでありますから、ご了承願います。 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 本日の市政一般質問はこの程度にとどめ、残余は明日行います。 本日はこれにて散会いたします。 (散会)(午後2時42分)...