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12月08日-01号

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  1. 南九州市議会 2020-12-08
    12月08日-01号


    取得元: 南九州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年 第 6回定例会(12月) 令和2年第6回定例会会期表 1.会期日程表月   日 曜 日       程12・ 8 火 本 会 議(開会)12・ 9 水 本 会 議12・10 木 本 会 議12・11 金 常任委員会12・12 土 休   会12・13 日 休   会12・14 月 休   会12・15 火 休   会12・16 水 休   会12・17 木 休   会12・18 金 休   会12・19 土 休   会12・20 日 休   会12・21 月 休   会12・22 火 本 会 議(閉会) 1.付議事件 発議第 2号 核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書案         (否決) 議案第72号 鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規        約の変更について                           (可決) 議案第73号 知覧温泉センターの指定管理者の指定について              (可決) 議案第74号 ふれあいセンターわくわく川辺の指定管理者の指定について        (可決) 議案第75号 南九州市知覧老人福祉センターの指定管理者の指定について        (可決) 議案第76号 南九州市立図書館等の指定管理者の指定について             (可決) 議案第77号 南九州市営駐車場及び南九州市知覧観光案内所の指定管理者の指定について (可決) 議案第78号 南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定について          (可決) 議案第79号 南九州市オートキャンプ森のかわなべの指定管理者の指定について     (可決) 議案第80号 岩屋公園の指定管理者の指定について                  (可決) 議案第81号 知覧テニスの森公園の指定管理者の指定について             (可決) 議案第82号 南九州市ふれあい保全活動促進施設の指定管理者の指定について      (可決) 議案第83号 南九州市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固        定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について (原案可決) 議案第84号 南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について   (原案可決) 議案第85号 南九州市税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する        条例の制定について                        (原案可決) 議案第86号 南九州市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の        一部を改正する条例の制定について                 (原案可決) 議案第87号 南九州市ごみステーション条例の一部を改正する条例の制定について  (原案可決) 議案第88号 南九州市課設置条例等の一部を改正する条例の制定について      (原案可決) 議案第89号 南九州市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について  (原案可決) 議案第90号 南九州市二松台公園運動施設及び御領体育館条例を廃止する条例の制定につい        て                                (原案可決) 議案第91号 南九州市普通公園条例の一部を改正する条例の制定について      (原案可決) 議案第92号 南九州市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について      (原案可決) 議案第93号 令和2年度南九州市一般会計補正予算(第10号)          (原案可決) 議案第94号 令和2年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)   (原案可決) 議案第95号 令和2年度南九州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)    (原案可決) 議案第96号 令和2年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)     (原案可決) 議案第97号 令和2年度南九州市一般会計補正予算(第11号)          (原案可決) 同意第20号 南九州市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて     (同意) 同意第21号 南九州市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて      (同意) 陳情第 2号 安心して学びあえる教育環境のための少人数学級を求める陳情書                        (「20人学級を展望し」を除く部分を一部採択) 発委第 3号 安心して学びあえる教育環境のための少人数学級を求める意見書の提出につい        て                                (原案可決) 本会議1号     (12月8日)   出席議員     20名1番議員  西 山   一        11番議員  西   次 雄2番議員  取 違 博 文        12番議員  今 吉 賢 二3番議員  上 赤 秀 人        13番議員  山 下 つきみ4番議員  大倉野 由美子        14番議員  菊 永 忠 行5番議員  米 満 孝 二        15番議員  蔵 元 慎 一6番議員  大倉野 忠 浩        16番議員  竹 迫   毅7番議員  鮫 島 信 行        17番議員  浜 田 茂 久8番議員  日 置 友 幸        18番議員  松久保 正 毅9番議員  川 畑 実 道        19番議員  吉 永 賢 三10番議員  内 園 知恵子        20番議員  加治佐 民 生   欠席議員     0名─────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者市     長   塗 木 弘 幸    健康増進課 長  塗 木 智 子副  市  長   福 留   保    長寿介護課 長  下 尾 修 一教  育  長   有 馬   勉    耕地林務課 長  東垂水 忠 二総 務 課 長   別 府   誠    茶 業 課 長  大 坪   力財 政 課 長   橋 口 和 久    商工観光課 長  森 田 清 博企 画 課 長   東   成 功    都市計画課 長  中 野 俊 裕市民生活課 長   平 山 憲 二    建築住宅課 長  高 田 浩一郎福 祉 課 長   有 水 志 郎    水 道 課 長  下 野 浩 巳農政課長兼畜産課長 櫛下町 浩 二    学校教育課 長  竹 下 公 博建 設 課 長   江 平 恒 博    社会教育課 長  山 田 哲 夫教育総務課 長   和 田 春 則    中央公民館 長  今 村 博 文税 務 課 長   浜 田 和 人    保健体育課 長  桑 代 睦 雄─────────────────────────────────── 事務局職員出席者事 務 局 長   菊 永 隆 信    議 事 係 長  川 﨑 弘一郎庶 務 係 長   松 山 啓 志    議  事  係  尾 辻 圭 市 第6回定例会議事日程(第1号) 第 1.会議録署名議員の指名 第 2.会期の決定 第 3.諸般の報告  (1)議長報告  (2)令和2年度教育委員会の事務の点検・評価報告書  (3)株式会社頴娃観光開発公社の清算結了について 第 4.発議第 2号     核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書案 第 5.同意第20号     南九州市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて 第 6.同意第21号     南九州市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 第 7.議案第72号     鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更につい     て 第 8.議案第73号     知覧温泉センターの指定管理者の指定について 第 9.議案第74号     ふれあいセンターわくわく川辺の指定管理者の指定について 第10.議案第75号     南九州市知覧老人福祉センターの指定管理者の指定について 第11.議案第76号     南九州市立図書館等の指定管理者の指定について 第12.議案第77号     南九州市営駐車場及び南九州市知覧観光案内所の指定管理者の指定について 第13.議案第78号     南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定について 第14.議案第79号     南九州市オートキャンプ森のかわなべの指定管理者の指定について 第15.議案第80号     岩屋公園の指定管理者の指定について 第16.議案第81号     知覧テニスの森公園の指定管理者の指定について 第17.議案第82号     南九州市ふれあい保全活動促進施設の指定管理者の指定について 第18.議案第83号     南九州市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税     免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第19.議案第84号     南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 第20.議案第85号     南九州市税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例の制定につ     いて 第21.議案第86号     南九州市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する     条例の制定について 第22.議案第87号     南九州市ごみステーション条例の一部を改正する条例の制定について 第23.議案第88号     南九州市課設置条例等の一部を改正する条例の制定について 第24.議案第89号     南九州市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について 第25.議案第90号     南九州市二松台公園運動施設及び御領体育館条例を廃止する条例の制定について 第26.議案第91号     南九州市普通公園条例の一部を改正する条例の制定について 第27.議案第92号     南九州市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について 第28.議案第93号     令和2年度南九州市一般会計補正予算(第10号) 第29.議案第94号     令和2年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第30.議案第95号     令和2年度南九州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 第31.議案第96号     令和2年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 第32.陳情第 2号     安心して学びあえる教育環境のための少人数学級を求める陳情書 第33.新庁舎建設に関する調査特別委員会の設置について 第34.一般質問令和2年12月8日 午前10時00分開会 △開会 ○議長(加治佐民生)  ただいまから,令和2年第6回南九州市議会定例会を開会します。    ──────────────────── △開議 ○議長(加治佐民生)  本日の会議を開きます。    ──────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(加治佐民生)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,議長において大倉野忠浩議員,鮫島信行議員を指名します。    ──────────────────── △日程第2会期の決定 ○議長(加治佐民生)  日程第2,会期の決定の件を議題にします。 お諮りします。本定例会の会期は,本日から12月22日までの15日間にしたいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。会期は,本日から12月22日までの15日間に決定しました。    ──────────────────── △日程第3諸般の報告 ○議長(加治佐民生)  日程第3,諸般の報告を行います。 まず,議長報告については,配付しました資料のとおりであります。 また,教育長から,令和2年度教育委員会の事務の点検・評価報告書の提出があり,その写しを配付しております。 次に,市長から,株式会社頴娃観光開発公社の清算結了について報告があります。 ◎市長(塗木弘幸)  皆さんおはようございます。12月定例会,よろしくお願いいたします。 それでは,諸般の報告をいたします。 株式会社頴娃観光開発公社の清算結了につきまして御説明申し上げます。 株式会社頴娃観光開発公社につきましては,平成8年2月6日に設立され,平成18年度から令和元年度まで,夢・風の里アグリランドえいの指定管理者として運営しておりました。令和2年6月6日に開催されました株主総会の決議により解散となり,その後の清算事務及び決算報告書につきましては,別添記載のとおりでございますが,同年10月12日をもちまして清算が結了しましたので,ここに報告するものでございます。以上で報告を終わります。 ○議長(加治佐民生)  これで諸般の報告を終わります。    ──────────────────── △日程第4発議第2号核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書案 ○議長(加治佐民生)  日程第4,発議第2号核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書案についてを議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎議員(大倉野由美子)  おはようございます。それでは,核兵器の禁止条約に日本政府の署名と批准を求める意見書を議案提案といたします。どうかよろしくお願い申し上げます。 国連の創設日の10月24日,中米のホンジュラスが核兵器禁止条約の批准を行い,歴史上はじめて核兵器を違法とする条約の批准が50か国になり,90日後の来年1月22日に条約の発効となりました。 この条約は,癒えることのない心と体の傷を抱えながら「人類と核兵器は共存できない」と訴え続けてきた被爆者,そして,ともにたたかい続けてきた日本と世界の市民運動,各国政府と国連の共同によりまして数々の妨害をはねのけて,なし得た快挙です。 長崎原爆被爆者協議会副会長の横山照子さんは,談話の中で,「被爆者の75年の願いと活動が実を結び,一歩前へ進みました。4歳で被爆した私は今年で79歳,私たち被爆者には残された時間はそう長くありません。核兵器国,核の傘に依存する国の市民社会の人々としっかり手を結び,批准国を増やし,包囲しましょう。何よりも,唯一の戦争被爆国の日本政府は批准すべきです。核兵器廃絶の先頭に立ち,世界をリードするのが被爆国の使命だと思います。」と語っています。 今や世界各国とともに,SDGsの持続可能な世界へ大きな流れの中で,日本でも核兵器条約締結の政府の実現へ取組も広がり,地方議会からは,日本政府に条約参加を求める意見書採択が相次いでいます。核兵器廃絶へ大きな情勢の変化のときです。国へ核兵器廃絶を求める意見書採択に賛同していただくことを,同僚議員の皆様方へお願い申し上げまして,提案といたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり]
    ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。 ◎議員(内園知恵子)  核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書に賛成の立場から討論いたします。 やっと50の国,地域が批准をしまして,この条約が満たされたことになりました。来年の1月22日にこの条約が発効します。そういう中で,原爆当事国の日本が批准していないということに対して,世界からもおかしいのではないかというふうな意見がだんだん上がってきております。ぜひとも私たち地方議会から日本政府に対して,この意見を上げていただきたいという立場から賛成討論といたします。 ○議長(加治佐民生)  ほかに討論はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  これで討論を終わります。 これから発議第2号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立少数であります。発議2号は否決されました。しばらく休憩します。午前10時10分休憩───────────午前10時11分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。    ──────────────────── △日程第5同意第20号南九州市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて ○議長(加治佐民生)  日程第5,同意第20号南九州市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とします。本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  同意第20号南九州市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて,御説明いたします。本案は,地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定による教育長である有馬勉氏の任期が,令和3年1月7日までとなっていることから,有馬勉氏を引き続き,本市教育委員会教育長に任命しようとするものでございます。 任期は,令和3年1月8日から令和6年1月7日までの3年間でございます。 以上で,同意第20号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。同意第20号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから同意第20号についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,同意第20号南九州市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。本案についてはこれに同意することに御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。同意第20号は同意することに決定しました。 しばらく休憩します。午前10時13分休憩───────────午前10時18分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。    ──────────────────── △日程第6同意第21号南九州市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて ○議長(加治佐民生)  日程第6,同意第21号南九州市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  同意第21号南九州市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて,御説明いたします。 本案は,令和3年1月7日で蔵元ゆり子委員が任期満了となるため,後任として,末原貴子氏を南九州市教育委員会委員に任命しようとするものでございます。 任期は,令和3年1月8日から令和7年1月7日までの4年間でございます。 以上で,同意第21号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。同意第21号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから同意第21号についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 次に,同意第21号南九州市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。本案についてはこれに同意することに御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。同意第21号は同意することに決定しました。    ──────────────────── △日程第7議案第72号鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更について ○議長(加治佐民生)  日程第7,議案第72号鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更についてを議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第72号鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更について御説明いたします。 本案は,大島農業共済事務組合の解散に伴い,鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の一部変更について協議したいので,地方自治法第286条第1項及び第290条の規定により,議会の議決を求めるものでございます。 規約変更の内容は,大島農業共済事務組合が,令和3年3月31日付で解散するため,令和3年4月1日から,別表第1及び別表第2中「同組合」を削るものでございます。 以上で,議案第72号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第72号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第72号は可決されました。    ──────────────────── △日程第8―日程第11          議案第73号―議案第76号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第8,議案第73号知覧温泉センターの指定管理者の指定についてから日程第11,議案第76号南九州市立図書館等の指定管理者の指定についてまでの以上4件を一括議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第73号から議案第76号までは,これから申し上げる施設の効果的かつ効率的な管理運営を図るため,指定管理者を指定しようとするもので,地方自治法第244条の2第6項の規定により,議会の議決を求めるものでございます。 まず,議案第73号知覧温泉センターの指定管理者の指定について御説明いたします。 施設の名称は知覧温泉センター,指定管理者となる団体は南九州市知覧町郡5414番地1,株式会社堀之内建設代表取締役今村次典で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間でございます。 次に,議案第74号ふれあいセンターわくわく川辺の指定管理者の指定について御説明いたします。 施設の名称は,ふれあいセンターわくわく川辺,指定管理者となる団体は熊本県菊池郡大津町室686番地1,株式会社グッドスタッフ代表取締役日野源男で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 次に,議案第75号南九州市知覧老人福祉センターの指定管理者の指定について御説明いたします。 施設の名称は南九州市知覧老人福祉センター,指定管理者となる団体は南九州市知覧町郡17848番地,社会福祉法人南九州市社会福祉協議会会長森田隆志で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 次に,議案第76号南九州市立図書館等の指定管理者の指定について御説明いたします。 施設の名称は南九州市立図書館は2館1室の総称で,それぞれ知覧図書館,頴娃図書館,南九州市市民交流センターひまわり館川辺図書室及び総合交流促進施設ちらん夢郷館となっております。指定管理者となる団体は南九州市頴娃町牧之内3000番地,特定非営利活動法人夢を育む読書の会理事長瀬川浩三で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 以上,議案第73号から議案第76号まで4件の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから,議案第73号から議案第76号までの以上4件についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第73号から議案第76号までの以上4件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから,議案第73号知覧温泉センターの指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第73号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第73号は可決されました。 次に,議案第74号ふれあいセンターわくわく川辺の指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第74号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第74号は可決されました。 次に,議案第75号南九州市知覧老人福祉センターの指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第75号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第75号は可決されました。 次に,議案第76号南九州市立図書館等の指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第76号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第76号は可決されました。    ──────────────────── △日程第12―日程第17          議案第77号―議案第82号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第12,議案第77号南九州市営駐車場及び南九州市知覧観光案内所の指定管理者の指定についてから日程第17,議案第82号南九州市ふれあい保全活動促進施設の指定管理者の指定についてまでの以上6件を一括議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第77号から議案第82号までは,これから申し上げる施設の効果的かつ効率的な管理運営を図るため,指定管理者を指定しようとするもので,地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 まず,議案第77号南九州市営駐車場及び南九州市知覧観光案内所の指定管理者の指定について,御説明いたします。 施設の名称は南九州市営駐車場及び南九州市知覧観光案内所,指定管理者となる団体は南九州市知覧町郡6198番地4,南九州市観光協会会長近藤友征で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 次に,議案第78号南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定について,御説明いたします。 施設の名称は南九州市お茶街道ゆとり館,指定管理者となる団体は鹿児島市西田2丁目21番17号,株式会社ワコー二十一代表取締役中村和雄で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 次に,議案第79号南九州市オートキャンプ森のかわなべの指定管理者の指定について,御説明いたします。 施設の名称は南九州市オートキャンプ森のかわなべ,指定管理となる団体は南九州市川辺町今田1259番地1,株式会社かごしまツーリズム代表取締役上代恭久で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間でございます。 次に,議案第80号岩屋公園の指定管理者の指定について,御説明いたします。 施設の名称は岩屋公園,指定管理者となる団体は南九州市川辺町今田1259番地1,株式会社かごしまツーリズム代表取締役上代恭久で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間でございます。 次に,議案第81号知覧テニスの森公園の指定管理者の指定について,御説明いたします。 施設の名称は知覧テニスの森公園,指定管理者となる団体は鹿児島市鴨池1丁目10番7号,グリーンテニス今給黎克彦で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間でございます。 次に,議案第82号南九州市ふれあい保全活動促進施設の指定管理者の指定について,御説明いたします。 施設の名称は南九州市ふれあい保全活動促進施設,指定管理者となる団体は南九州市知覧町郡16510番地3,知覧水車からくり保存会会長江平毅で,指定管理の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。 以上,議案第77号から議案第82号まで6件の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから,議案第77号から議案第82号までの以上6件についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第77号から議案第82号までの以上6件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから,議案第77号南九州市営駐車場及び南九州市知覧観光案内所の指定管理者の指定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第77号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第77号は可決されました。 次に,議案第78号南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第78号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第78号は可決されました。 次に,議案第79号南九州市オートキャンプ森のかわなべの指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第79号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第79号は可決されました。 次に,議案第80号岩屋公園の指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第80号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第80号は可決されました。 次に,議案第81号知覧テニスの森公園の指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第81号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第81号は可決されました。 次に,議案第82号南九州市ふれあい保全活動促進施設の指定管理者の指定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第82号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第82号は可決されました。    ──────────────────── △日程第18―日程第21          議案第83号―議案第86号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第18,議案第83号南九州市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第21,議案第86号南九州市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上4件を一括議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  まず,議案第83号南九州市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の一部を改正する法律が施行されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,法律において,条項を加える改正等が行われたことに伴い,条例第2条第5号で規定する対象施設の定義における引用条項を改正するものでございます。 次に,議案第84号南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,地方税法施行令の一部を改正する政令が施行されることに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 主な改正の内容は,個人所得課税の基礎控除額が見直されたことに伴い,国民健康保険税の応益割部分の軽減判定基準を見直すことと,新型コロナウイルス感染症等の影響による国民健康保険税の減免について,申請期限の特例を定めるものであります。 次に,議案第85号南九州市税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,地方税法等の一部を改正する法律が施行されること等に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 主な改正の内容は,地方税における延滞金及び還付加算金の割合等の見直しが行われたことにより,法令に合わせて4条例の用語を見直し,さらに,南九州市介護保険条例は新型コロナウイルス感染症等の影響による介護保険料の減免について,申請期限の特例を定めるものであります。 次に,議案第86号南九州市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が施行されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,放課後支援員として必要な研修要件に県または指定都市が実施する研修に加え,中核市が実施する研修を追加するものでございます。 以上,議案第83号から議案第86号まで4件の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから,議案第83号から議案第86号までの以上4件についての質疑を一括して行います。発言の通告がありましたので,これを許します。 ◆議員(大倉野由美子)  議案83号です。南九州市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正をする条例制定に関しましての質疑でございます。 今回の条例改正で,具体的な影響を受ける企業が,市内の中の企業があるのかどうかが1点。 さらに,現時点での課税免除を受けておられる市内企業が,業種ごとに何社あるのかをお尋ねをいたします。 ◎企画課長(東成功)  それでは,お答えをいたします。まず,今回の条例改正によりまして,影響を受ける本市の企業についてはございません。また,課税免除を受けている企業も現在のところないところでございます。以上でございます。 ○議長(加治佐民生)  ほかに質疑はありませんか。 ◆議員(内園知恵子)  それでは,議案第85号について質疑いたします。南九州市税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例などの一部を改正する条例の制定についてお尋ねいたします。 第93条第2項の規定により,告示された場合の特殊基準割合から第93条第2項に規定する平均貸付割合の延滞金基準割合に改正するとのことでありますが,具体的にどのような変更が生じ,どのような効果があるのか,お尋ねいたします。 ◎税務課長(浜田和人)  ただいまの質問にお答えいたします。議案第85号の第1条,第2条,第4条の改正は,条例等の上位法に当たる租税特別措置法及び地方税法の用語の見直しが行われ,それに伴いまして,本市の条例等について関連する部分の用語の見直しを行うものです。 具体的には,特例基準割合を延滞金特例基準割合に字句の改正をするもので,効果としては,延滞金の算定に用いる特例基準割合が明確になったことと考えております。以上です。 ○議長(加治佐民生)  ほかに質疑ありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第83号から議案第86号までの以上4件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから,議案第83号南九州市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第83号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第83号は原案のとおり可決されました。 次に,議案第84号南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第84号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第84号は原案のとおり可決されました。 次に,議案第85号南九州市税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第85号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第85号は原案のとおり可決されました。 次に,議案第86号南九州市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第86号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第86号は原案のとおり可決されました。 ここでしばらく休憩します。午前10時55分休憩───────────午前11時06分開議
    ○議長(加治佐民生)  再開します。    ──────────────────── △日程第22―日程第23          議案第87号―議案第88号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第22,議案第87号南九州市ごみステーション条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第23,議案第88号南九州市課設置条例等の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とします。 市長の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  まず,議案第87号南九州市ごみステーション条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,知覧ごみステーションの休業日を変更することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,現在,水曜日の週1日としている知覧ごみステーションの休業日を令和3年4月から月曜日,水曜日,木曜日及び土曜日の週4日と,12月31日から翌年1月3日までの日とするものであります。 次に,議案第88号南九州市課設置条例等の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,まちづくり推進課を新設することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,コミュニティ・プラットフォームの構築を推進するため,まちづくり推進課を新設し,それに伴って,関連する2つの条例を改正するものでございます。 以上,議案第87号及び議案第88号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって,説明を終わります。 これから議案第87号及び議案第88号についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題になっています議案第87号及び議案第88号は,総務常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第24―日程第25          議案第89号―議案第90号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第24,議案第89号南九州市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第25,議案第90号南九州市二松台公園運動施設及び御領体育館条例を廃止する条例の制定についてを一括議題とします。市長の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  まず,議案第89号南九州市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,子ども医療給付事業において,医療機関等の窓口における自己負担金の支払いが不要となる対象年齢を見直すことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の主な内容は,医療機関等の窓口における自己負担金の支払いが不要となる現物給付の対象者を住民税非課税世帯の18歳まで拡充するものであります。 次に,議案第90号南九州市二松台公園運動施設及び御領体育館条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。 本案は,二松台公園運動施設を二松台公園に名称を改め,普通公園に移行し,御領体育館を学校施設に所管替えすることに伴い,本条例を廃止しようとするものでございます。 以上,議案第89号及び議案第90号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって,説明を終わります。 これから議案第89号及び議案第90号についての質疑を一括して行います。発言の通告がありましたので,これを許します。 ◆議員(大倉野由美子)  議案89号です。南九州市子ども医療費助成条例の一部改正の条例制定につきまして質問いたします。 この改正による対象の世帯人員数,それと医療費,いわゆる増額の見込みが幾らになるのか。このことを2点,お尋ねをいたします。 ◎福祉課長(有水志郎)  お答えいたします。まず,改正による対象人数でございますけれども,今回の改正におきまして,非課税世帯の小中学生の償還払いから窓口無償化に移行いたします。 また,非課税世帯の18歳までも新たに窓口無償化の対象となるところでございます。 令和元年度の課税状況のベースで換算いたしますと,非課税世帯の小中学生が245人,同じく非課税世帯の高校生が101人,合計346人が新たに窓口無償化の対象となるところでございます。 次に,医療費増額の見込みでございますけれども,令和元年度の医療費助成から推計をいたしたところでございますが,今回の改正によりまして,非課税世帯の高校生の医療費助成分が121万円ほど新たに必要となる試算でございます。 なお,非課税世帯の小中学生の分といたしましては,261万4,000円が償還払いから窓口無償化のほうに移行されるというものを見込んでいるところでございます。以上でございます。 ○議長(加治佐民生)  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  これで質疑を終わります。 ただいま議題になっています議案第89号及び議案第90号は,文教厚生常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第26―日程第27          議案第91号―議案第92号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第26,議案第91号南九州市普通公園条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第27,議案第92号南九州市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とします。市長の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  まず,議案第91号南九州市普通公園条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,二松台公園運動施を二松台公園に名称を改め,普通公園に移行することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,二松台公園屋外運動場及び照明施設の使用料等の規定を本条例に追加するものでございます。 次に,議案第92号南九州市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,都市公園における有料公園施設の用途廃止に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,施設の老朽化に伴う安全面の確保等が困難なことから,現在,知覧平和公園相撲場は施設を解体し,頴娃農業者トレーニングセンター水泳プールは利用を休止しております。今後においても利用見込みがないため,用途を廃止しようとするものであります。 以上,議案第91号及び議案第92号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって,説明を終わります。 これから議案第91号及び議案第92号についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題になっています議案第91号及び議案第92号は,産業建設常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第28議案第93号令和2年度南九州市一般会計補正予算(第10号) ○議長(加治佐民生)  日程第28,議案第93号令和2年度南九州市一般会計補正予算(第10号)を議題とします。本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第93号令和2年度南九州市一般会計補正予算(第10号)について御説明申し上げます。 今回の補正は,ふるさと寄附金の増収見込みに伴う経費及び事業実施に基づく障害者自立支援給付事業費並びに当面に要する経費について補正しようとするものであります。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ14億3,393万1,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ296億9,458万円にしようとするものであります。 補正予算の内容につきまして,歳出から主なものを御説明申し上げます。 まず,各費目に共通する職員人件費は,職員の各種手当の増減,育児休業者の給与の減額及び共済費の増減を行うものであります。 総務費の企画費は,ふるさと寄附金収入の増額見込みに伴い,返礼品に係る送料や手数料のほか,インターネットサイトの利用手数料及びワンストップ特例申請受付業務委託等に要する経費を増額するものです。 次に,民生費の障害者福祉費は,障害者福祉サービス利用件数の増加に伴い,不足の見込まれる扶助費を増額し,母子父子福祉総務費は,ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業において対象となる受給者数の減が見込まれることから,補助金の不用見込額を減額するものです。 次に,衛生費の清掃総務費は,浄化槽設置整備事業において,合併処理浄化槽の設置事業補助件数の増加が見込まれることから,不足の見込まれる補助金を増額するものです。 次に,農林水産業費の農業振興費は,サツマイモを焼酎用からでん粉用へ用途変更して出荷した農家に対する補助金に見込まれる不用額を減額し,新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少したサツマイモ生産農家に対し,サツマイモ生産を維持継続するための補助金を計上するほか,環境と調和した農業推進事業において,原料用サツマイモの圃場の土壌改良に対する補助金を計上いたしました。 次に,商工費の商工総務費は,新型コロナウイルス感染症対策事業として,市内3地域3部会が実施する経済活性化のための事業に対する補助金のほか,外国人技能実習生を受け入れる市内企業に対する補助金等を計上し,交流推進費は,新型コロナウイルス感染症の影響により市内各イベントが中止となったため,不用額の見込まれる補助金等を減額して計上しました。 次に,土木費の公園施設管理費は,台風10号により決壊した番所公園内の転落防護柵の修繕に要する経費のほか,岩屋公園キャンプ場内にヤンバルトサカヤスデが大量発生していることから,ロッジ10棟にヤスデ侵入防止板を設置する経費を計上いたしました。 次に,教育費の図書館費は,頴娃図書館の屋根の腐食により雨漏りが生じるおそれがあることから,屋根及び外壁の改修工事に要する経費を増額して計上し,社会体育総務費は,鹿児島国体鹿児島大会の延期に伴い,実行委員会負担金のほか,見込まれる不用額を減額するものです。 次に,諸支出金の特定目的基金費は,ふるさと寄附金収入の増額見込みに伴い,きばいやんせ南九州市ふるさと基金への積立金の増額を行うものであります。 次に,歳入について,主なものを御説明申し上げます。 市税は増収の見込まれる固定資産税を増額して計上し,国・県支出金は各事業に見込まれる歳入を計上しました。寄附金は増収の見込まれるふるさと寄附金を増額して計上し,繰入金は介護保険事業特別会計の前年度精算に伴う繰入金を増額し,今回の歳出予算の補正で一般財源が超過することから,財政調整基金からの繰入金を減額して計上しております。 次に,第2条の繰越明許費の補正につきましては,教育費の新型コロナウイルス感染症対策事業費について年度内完成が見込めないことから,繰越明許費として新たに設定するものであります。 次に,第3条の債務負担行為の補正は,JR西頴娃駅管理業務委託外10件を追加し,学校給食センター調理配送等業務委託については,期間及び限度額の変更を行うものであります。 第4条の地方債の補正につきましては,緊急自然災害防止対策事業の一般単独事業及び公共土木施設災害復旧事業の限度額を増額するものであります。 以上で,議案第93号の提案理由の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。 ◆議員(大倉野由美子)  議案第93号令和2年度南九州市一般会計補正予算(第10号)につきまして,2点です。 まず,21ページの3款2項1目の放課後児童対策事業補助金につきまして482万2,000円の減額がございますが,この件の減額になった内容が何でしょうか。減額により,そして施設運営に影響はないのかどうか,そのことをお尋ねをいたします。 2点目につきましては,29ページです。6款1項1目の南九州市の新型コロナウイルスの対策事業費補助金,南九州市飲食店等緊急経営支援助成金,あなたの取組を応援します!サポート補助金,南九州市外国人技能実習生等受入支援事業の補助金につきまして,それぞれの4事業についての中間実績と最終的な実績の見込みがどうなるのか。 2点目は,この4事業の中間総括をされておられるのかどうか。今後の検討課題などがあれば,そういった点をお尋ねをいたします。以上です。 ◎福祉課長(有水志郎)  まずは,御質問の放課後児童対策事業補助金についてお答えいたします。 この放課後児童対策事業補助金につきましては,人数の区分により違う基本分と障害児受入れ支援分,送迎支援分,小規模クラブ支援分,支援員のキャリアアップ処遇改善の5つの項目から構成されております。その中で主なものを申し上げます。 1点目といたしましては,当初,16児童クラブの事業実施を見込んでおりましたけれども,15単位の事業単位となったため減少したことによります。 2点目といたしましては,当初,受入れを想定いたしていた児童数がこれまで利用実績によりまして減少することからです。補助対象の基本分につきましては,571万6,000円の減額となっております。 3点目といたしましては,支援員キャリアアップ処遇改善事業が,当初,14施設の事業を見込んでおりましたけれども,9施設の助成となり,120万8,800円の減額となっております。 また,小規模児童クラブ支援については4施設を見込んでおりましたけれども,児童数が減少したことによりその減少につき増額が見込まれ,194万2,000円の増額となっているところです。 主なものはこういうことでございますけど,これをプラスマイナスにより482万2,000円の減額となったところでございます。 次に,減額によって施設にどういった影響が出るかということでございますけれども,今回の補正は実績によるものとなっておりますので,現在,実施されている放課後健全育成事業につきましては,影響はないものと考えているところでございます。以上でございます。 ◆議員(大倉野由美子)  今,その中身についてお尋ねしたわけですけれども,1つは16施設が,当初の16が15に減少したと言われたその1つの,その減ったことは,結局,それ児童クラブそのものの,いわゆるそこに通う子どもたちがいなかったということになるんでしょうか。そこんところと,どの地域なのか,それとキャリアアップについての,14施設を見込んでいたけれども9施設だったと。これがキャリアップというのは,指導員の皆さん方のいわゆる研修等などでしょうかね,そういった機会を持たずにおられる施設があるという,そういった事実なのかどうか,そこのところをお尋ねいたします。 ◎福祉課長(有水志郎)  16施設が15施設になったということでございますけれども,これには開設の日数が基準にございまして,この1つの保育園の児童クラブにつきましては,長期の休みの期間中に開所しないというような方向でございまして,独自に行うということで,その分について減額になったところでございます。 また,キャリアアップの処遇改善事業につきましては,5施設がその処遇改善事業を活用せずに研修等を行うことができたということで,対象を外れて減額となっているというところでございます。 ◆議員(大倉野由美子)  改めて,いわゆるキャリアアップの件ですけれども,独自の計画ができたというのは,県の研修などを受けるという義務的なというんですかね,そういったのは満たしておられるわけでしょうか。そこだけを確認をします。 ◎福祉課長(有水志郎)  研修においては,それを満たしているというところでございます。 ◎商工観光課長(森田清博)  今回,商工観光課のほうで商工総務費ということで補正予算を上程した4つの事業の中間実績と最終実績見込みということで,まず1つ目の新型コロナウイルス対策支援事業補助金につきましては,新型コロナ感染拡大の影響によりまして事業縮小等を余儀なくされた商工業者ある中,商工会などの団体が主体となりまして,新たな販路拡大や集客回復などに取り組む事業を支援する制度になります。 内容につきましては,これまで3事業を実施してきておりますが,1つ目は,市中の消費喚起策の取組ということで,1個700円の弁当を400円で購入できる弁当引換券の販売と,3,000円の弁当飲食券を2,000円で販売する七夕弁当飲食券の販売で,総事業費は約810万円となりまして,そのうちの補助金の上限額300万円を補助金として支給したところです。 2つ目につきましては,4,000円の弁当飲食券を2,000円で8,000セット販売する,プレミアム率100%の弁当飲食券販売事業になりまして,現在,1,750万円の補助金を概算払いしておりまして,最終実績についても同額と見込んでいるところです。飲食限定になりますけれども,3,200万円相当の消費効果を見込んでいるところでございます。 3つ目につきましては,1セット7,500円の商品券を5,000円で販売するプレミアム率50%の市内共通商品券を1万5,000セット販売しております。市中において1億1,250万円の商品券が出回りまして,それ以上の経済波及効果があると期待しているところで,現在進行中でございます。 そして今回,12月補正で上程する予算につきましては,市内にある3施設のスタンプ会のポイントを付与する機器の統一化を図ることと,これまで各地域内でしか利用ができなかった商品券,スタンプ会の商品券を市内共通券,共通商品券に変更して全域で使えるようにする取組に対して補助金を出すもので,これについても補助金上限額の300万円を3地区分,900万円の予算計上をしております。 次に,飲食店緊急経営支援助成金については,飲食サービス業と宿泊業者について,緊急的な支援としまして,7月31日を申請期限としまして実施しておりまして,既に終了しております。実績につきましては,116事業所から申請がありまして,1,160万円となっております。12月補正につきましては,執行残の減額補正を上程しております。 次に,あなたの取組を応援します!サポート補助金につきましては,コロナ禍におきまして,顧客の拡大,集客の回復のために新しい取組をする小規模事業者や個人事業者に対して助成するものですが,12月7日現在,41件の交付決定で,執行見込額は418万2,000円となっております。これまで予算流用で対応して執行をつないできましたけれども,3月末までに事業が完了できるものについてはできるだけ採択したいと思っておりますので,12月補正においても追加で100万円の増額補正を上程しているところです。 最後に,外国人技能実習生受入支援事業補助金につきましては,7月29日から技能実習生を含めます外国人は,レジデンストラック制度によりまして,入国2週間は公共交通機関での移動もできず,空港近くのホテルで待機をすることが必須となっております。その期間の宿泊費等は事業所が負担することになっているために,その滞在費の一部を助成するものです。補助額は対象経費の4分の3で,実習生1人当たり10万円を上限としております。12月補正では710万円の補正予算を上程し,取り組んでまいりたいと考えております。 それから4事業の中間総括と今後の検討課題につきましては,昨年末時点で市内に132事業者がある飲食サービス業,宿泊業者のうち116件,約88%の事業者が20%以上の売上減少ということでの申請がございました。 行政の情報伝達手段としましては,行政無線,ホームページ,広報紙,MBCテレビのdボタン,それから対象事業者への案内文書の直接送付,商工会だよりなど,あらゆる手段を使って伝えてまいりました。 また,予算委員会では,議員の皆様にも情報提供をお願いしたところ,効果があったと考えております。今後においてもできる限り広報媒体を利用しまして,また,議員の皆様にも情報提供の協力を頂きながら取り組んでまいりたいと考えているところです。 また,今後におきましては,今朝の新聞でも追加経済対策で73兆円のといったような見出しが掲載されておりましたけれども,国の追加経済対策など活用できる財源があれば支援をしていく考えなんですけれども,これまでのような一律幾らの助成金支給よりも,事業継続,顧客の拡大などを図るために事業者自体や組織団体が新しいことに取り組むサポートづくりのような支援をする方向になっていくのではないかと考えております。 また,消費喚起策として取り組んだプレミアム付商品券発行事業については,今後実施する際については,やはりコロナ禍の感染防止を考えますと,応募抽選方式による販売が妥当ではないかと考えているところです。以上です。 ○議長(加治佐民生)  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題になっています議案第93号は,各常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第29―日程第31          議案第94号―議案第96号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第29,議案第94号令和2年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から日程第31,議案第96号令和2年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)までの以上3件を一括議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  まず,議案第94号令和2年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,382万8,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ58億8,691万8,000円にしようとするものであります。 歳出の主なものは,一般被保険者の高額療養費に見込まれる不足分及び令和元年度の事業実績に基づく県負担金等の返還金を計上するものであります。 歳入につきましては,療養給付費等の充当財源として普通交付金を増額し,財政安定化支援事業の確定に伴う一般会計繰入金の減額及び財源不足分の調整として繰越金を増額するものであります。 次に,議案第95号令和2年度南九州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ201万8,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億612万3,000円にしようとするものであります。 歳出につきましては,保険基盤安定負担金の確定に伴う増額分及び令和元年度出納整理期間中に収納された保険料を鹿児島県後期高齢者医療広域連合へ納付するための納付金を増額し,令和元年度決算に基づく一般会計への繰出金を計上するものであります。 歳入につきましては,保険基盤安定負担金の増額分として,一般会計繰入金を増額するもの及び前年度からの繰越金を計上するものであります。 次に,議案第96号令和2年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の補正につきましては,保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億822万4,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ53億1,550万9,000円にしようとするものであります。 歳出の主なものは,前年度精算に基づき,国,県への償還金,介護給付費準備基金積立金及び一般会計繰出金をそれぞれの負担割合に応じて,増額して計上するものであります。 歳入につきましては,国庫支出金の増額に伴い保険料を減額し,前年度精算に基づく繰越金を計上しております。 以上,議案第94号から議案第96号まで3件の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから議案第94号から議案第96号までの以上3件についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題になっています議案第94号から議案第96号までの以上3件については,文教厚生常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第32陳情第2号安心して学びあえる教育環境のための少人数学級を求める陳情書 ○議長(加治佐民生)  日程第32,陳情第2号安心して学びあえる教育環境のための少人数学級を求める陳情書を議題とします。 ただいま議題となっています陳情第2号は,文教厚生常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第33新庁舎建設に関する調査特別委員会の設置について ○議長(加治佐民生)  日程第33,新庁舎建設に関する調査特別委員会の設置についてを議題とします。 お諮りします。調査事項について,議員全員で構成する新庁舎建設に関する調査特別委員会を設置し,これに付託の上,調査が終了するまで閉会中の継続調査とすることにしたいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本件については,議員全員で構成する新庁舎建設に関する調査特別委員会を設置し,これに付託の上,調査が終了するまで閉会中の継続調査とすることに決定しました。これから委員長及び副委員長を互選していただきます。しばらく休憩します。午前11時46分休憩───────────午前11時58分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。ここで,報告します。 新庁舎建設に関する調査特別委員会委員長に吉永賢三議員,副委員長に山下つきみ議員が選任された旨,通知がありましたので報告します。 ここで,しばらく休憩します。午後0時00分休憩───────────午後1時00分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。    ──────────────────── △日程第34一般質問 ○議長(加治佐民生)  日程第34,これから一般質問を行います。 順番に発言を許します。まず,蔵元慎一議員。  [15番議員蔵元慎一登壇] ◆議員(蔵元慎一)  それでは,令和2年12月定例会,トップバッターでやっていきたいと思います。よろしくお願いします。 12月1日に,合併14年目を迎えた市内3地域同時で,新型コロナウイルス収束祈願,医療関係者への感謝の願いを込めた花火の打ち上げがありました。コロナ禍の中で人が集まることに配慮して,事前の周知が十分されないまま突然の打ち上げで,驚いた人,音だけ聞いた人,ラッキーにも見られた人,いろいろあったと思います。私は,友人のSNSで,頴娃大野岳から3か所の花火が1つの写真の中に写っている貴重な投稿で,打ち上げの様子をうかがい知ることができました。 コロナに負けない世の中を願っての思いもあったのでしょう。一日も早く,何事もない日常に返ることを願うばかりです。企画・実施していただいた商工会青年部をはじめ,関係者の皆様に心から感謝申し上げます。 それでは,通告してありました水道事業について質問をいたします。 合併時の水道事業は,旧町から引き継いだ上水道事業が川辺町に1事業,簡易水道事業が川辺町に1事業,知覧町に6事業,頴娃町に13事業,その他の水道が頴娃町に3施設ありました。そのため,利用料金体系が統一されておらず,また全体的な取水量,配水量の把握,施設の老朽化に伴う改良計画など,多くの課題がありました。 そのような中で,厚生労働省が示した水道ビジョンの5つの主要な政策課題,安心,安定,持続,環境,国際を踏まえて,今世紀半ばごろまでの水道事業の運営に関する長期的な方向性と,当面10年間程度の課題解決に向けた南九州市地域水道ビジョンを策定しています。 ここで策定した計画は,地域固有の時代背景や事情に配慮した上で,住民との意見の一致が得られる水道の構築に向けて,今後,取り組んでいく内容となっております。最終年度を迎えた中で,これまでの検証と成果を質問をいたします。 また,平成29年度から市の水道事業は統合され,公営企業会計に移行しました。独立採算制を基本とした特別会計は,人口減少による給水収益の減少が大きく,その経営に影響を及ぼしてきます。生活に欠かせないライフラインである水道を恒久的に守るための今後の取組について質問をいたします。 あとの質問は自席で行います。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  蔵元議員の質問にお答えをいたします。 まず,質問1,水道事業についての1番目,南九州市地域水道ビジョンの検証と成果について。 南九州市地域水道ビジョンは,平成24年度に策定し,10年間の水道事業の経営と事業計画を立て,施設の改修などを進めてまいりました。 大きな課題でもあった料金統一については,平成24年11月から平成26年4月までの経過措置を経て,平成26年5月請求分より統一料金での徴収を行い,また平成29年度より簡易水道事業を公営企業会計へ統一し,成果を収めてまいりました。 新たにスタートする南九州市水道事業ビジョン及び総務省より策定推進のあった経営基盤の安定化を踏まえた経営戦略策定に昨年度から取り組み,本年度が最終年度となっているところであります。 今後の水道事業を進めていく上で,過疎化に伴う水道料金収入の減収並びに水道施設の老朽化更新などの課題を克服するためにも,安全・持続・強靭を柱とする新南九州市水道事業ビジョンを令和3年度から推進してまいります。 次に,質問1の2番目,人口減少が進む中で,今後の水道事業の取組について。 合併以降の人口減少に伴い,水道事業においても給水人口・給水戸数の減少が響き,水道料金収入も減収となっております。 一方,管路・ポンプ設備を含めた水道施設においては老朽化が進み,中でも管路の漏水修理件数は年々増加し,市民生活に支障を来しているところでもあります。 合併後13年が経過し,当時と比べ資機材の高騰並びに労務単価の上昇や財源不足も重なり,更新事業も計画どおり遂行できない現状であります。 今後,更新事業を進める上では,まず水道事業の安定経営が必要不可欠であると考えております。現在策定中の経営戦略を含めた新水道事業ビジョンを推進するためにも,事業に必要な資金確保に向け,供給単価が給水原価を下回らないよう,早い時期での料金改定を含めた経営基盤の強化に取り組んでまいります。以上です。 ◆議員(蔵元慎一)  今,答弁をいただいたんですけれども,重複するところもあるかもしれませんが,確認の意味で質問をいたします。 まず,市全体の原水の確保について,渇水期の状況も含めて,安定した水源の確保はできているのでしょうか。 ◎水道課長(下野浩巳)  ただいまの質問ですが,水源の確保につきましては,現在,ピーク時はある程度確保しまして,雨水とか降雨量の増減で湧水が若干減る時期もありますが,基本的には今の計画的な水量計画で十分対応しているところでございます。 ◆議員(蔵元慎一)  市には,合併時に1つの上水道事業,20の簡易水道事業,3つのその他の水道がありましたけれども,それぞれの地域で運営されていまして,料金に格差があったわけですが,どのように統一料金に持っていったのか,質問いたします。 ◎水道課長(下野浩巳)  合併当時3地域ありまして,それぞれ料金体系がばらばらでございました。基本的に,旧川辺町,頴娃地域が16通りの料金体系があったんですが,平均すると,ほぼ旧川辺町と同じ金額でございました。 旧知覧町におきましては料金も低く,現在の料金になったのはその中間を取って,大体500円ほど格差がありまして,その中間を取った250円ずつを上げたり下げたりして,現在の水道料金体系になっているところでございます。 ◆議員(蔵元慎一)  それは給水単価とか,そういうことを加味しながらというよりは,真ん中に持っていったというような考え方で統一をされたということですか。 ◎水道課長(下野浩巳)  議員言われるとおり,今の中間を取った料金ということで,基本的に供給単価,給水単価を検討した内容ではなかったと聞いております。 ◆議員(蔵元慎一)  水道の施設というのは,これは全国的だと思うんですが,昭和50年前後に整備されたものが多いというふうに聞いておりますけれども,30年ほどたっているんですかね。そういった中で,老朽化が大分進んできているのかなというふうに思います。 最初の答弁にもありましたけれども,こういった中で,例えば安定した配水に支障が出ている,漏水の状況とかが問題が出てきているのではないかと思いますけれども,そのような観点でどのように感じていらっしゃるのか,答弁をお願いいたします。 ◎水道課長(下野浩巳)  議員言われるとおり,現在30年ほど,平均して50年代の施設が多いわけですが,30年たっておりまして,現在年間230件ほどの,ここ二,三年,平均して漏水が発生しています。ということは,3日に2日は漏水がどこかで発生している状況で,日頃,地域住民にとっては特に御迷惑をかける地域も特にあります。 我々としても,まず漏水の多いところから順次更新をしているところでございますが,先ほど言いましたように,人口減少に伴いまして,なかなか収入が減っている状況で,今後についてはその辺も検討しながらしていきたいと思いますが,確かに老朽化が進む中で,あとポンプ施設関係も同じように老朽化していますので,それらについても,現在,古い施設から計画的に更新していますが,なかなか現行の中では苦しい状況でございます。 ◆議員(蔵元慎一)  老朽化は本当に大きな問題になっていると思うんですが,市内の配水管の量というのは膨大な量なんですけれども,東日本大震災後にはあらゆる施設に関して耐震性とかのチェックをしなさいというふうに指導がされているとは思うんです。 そういった中で,重要なライフラインである水道に関しても多分そういった指導はあったと思うんですけれども,耐震性みたいなものの検証を行って,例えばそれに対しての対応をしているとか,その辺をお答えいただきたいと思います。 ◎水道課長(下野浩巳)  東日本が23年に起こりまして,国のほうとしても管路につきましても耐震化を一応進めておりまして,南九州市においても平成28年度から耐震性のある管路に切り替えて,布設替えと同時に耐震管路の布設替えも,イコール耐震化にしております。 現在,耐震化率につきましても,大体国に一応報告をする義務もありまして,管路に占める割合が10%ほど,耐震化率が今現在進んでおります。 ◆議員(蔵元慎一)  その調査をする上で,配水管,先ほども膨大な量であるというのは言いましたが,管路図,旧町それぞれ水道事業の中で作ってはいるはずなんですけれども,水道事業が始まる当時に関してはとにかく作れというような部分で進んでいった背景もあるかと思いますが,管路図,配置図ですか,そういうものに関しては整備状況というか,どのようになっているんでしょうか。 ◎水道課長(下野浩巳)  管路図につきましては,今は一括で見られる整備は全て終わっております。旧町時代に持ち込んで,なかなか管路図にしてもばらつきがありまして,頴娃町につきましてはもともと集落からスタートした水道で,実際,図面が残っていないのが現実で,聞き取りをしながら作った経緯がございます。 中には,年に数件あるんですが,図面上では道路に,市道,県道に入っている予定になっているんですが,実際,茶畑とか,そういうところに入っている経緯も多々あります。これは,当然お金を安く上げるために,当時の地主さんがここを通ればいいんじゃないかということで,そういう経緯のやつが結構,実際分かる範囲ではまだ確認はできませんが,まだあるんじゃないかなと思います。 その都度,そういうところに関しましては支障があるということで,翌年度におきまして移設をしたり,そういう形で取っている形で,なかなか100%,管路図が正確性があるかということはなかなか今のところは言えない状況でございます。 ◆議員(蔵元慎一)  水道ビジョンの中で,ちょっと分かりにくい部分があったので,相互融通機能の強化とありますが,配水管の幹線での連絡を取って,バックアップの強化を図るというふうにある。これはどういったことなんでしょうかね。 ◎水道課長(下野浩巳)  この連絡管につきましては,旧上水・簡水の部分に関しましてはもともと地域間をつなぐ連絡管というのは法上できなかったわけですが,今回,上水化1本になりまして,各施設を結ぶことができるようになりました。それで,非常時にバックアップをする体制を,今現在3か所ほどそういう施設があります。先ほど答弁をしましたように,湧水が渇水時期に減ったときは隣の地域から送るバックアップ体制を取っている地域もあります。 この点に関しましては,今後,連絡管とつなぎながら,なかなか水圧の関係でできない地域もあるんですが,ほぼ水圧が一定のところは今後も今年も進めているんですが,そういう形で毎年そのような中をつなぎながら,非常時のときは隣から一応供給したり,そういう形で連絡管をつないでいけば,今後においてもすごく住民サービスのプラスになっていくのかなと思っております。 ◆議員(蔵元慎一)  もう一つ,計装設備の整備によって,中央管理システムの監視を行うとともに,事故時対応における人的資源の不足をカバーするというふうに書かれているんですけれども,これに関しては,もともと中央管理システム,旧知覧町にはたしかあったような気がするんですけど,その整備を今までに進められているのかどうか,答弁をお願いします。 ◎水道課長(下野浩巳)  中央監視システムにつきましては,先ほど言われたように,知覧地域につきましては合併前から整備されておりました。合併以降,まず大きな施設からしていこうかということで,今,川辺が大きな施設が3か所,ある程度整備が終わりまして,来年からは今度は頴娃のほうに大きい施設をまず進めながらしていきます。 そうすると,先ほど言いましたように,その場で水の動きも分かりますし,突発的なことが起きたら分かる,そして地震があったら中には濁る水源もあるものですから,その水源もそこで水質を管理して,濁ったらすぐこっちでキャッチして水を止めたりして,そういう濁り水が混じらないような体制も現在取っていますので,それを含めた形で,今後,大きい施設から順番に,今回からまだ頴娃のほうが三,四か所ありますので,そこを整備しながら,基本的には全地域監視をするように,これも水道ビジョンの中に盛り込みながら,長期的な計画になりますが,取り組んでいきたいと思っております。 ◆議員(蔵元慎一)  環境とエネルギー対策への取組というふうにあります。具体的にはどういうことを指すのかどうか,御答弁いただきたいと思います。 ◎水道課長(下野浩巳)  環境につきましては,CO2削減ということで,国のほうからも提言を受けるんですが,大きなポンプはエコポンプというのがありまして,高能率ポンプということで,回転数を速くして量を上げることによって,短時間で水を揚げるポンプはあります。 これは,今,大きなポンプ設備があるところから順番に,4基ほど今現在することによって,動力費の削減,それとCO2の削減に向けての今回そういうデータも出ていますので,そういうのをどんどん今から先は取り組んでいって,環境に優しい水道設備にも貢献できればなと思っております。 ◆議員(蔵元慎一)  施設に関しましていろいろ質問いたしましたけれども,水道事業の施設は,性質上,365日,一時たりとも止めることはできません。想定をしていないと思います。そういった中で,膨大な配水管を有しておりまして,改良工事はエンドレスで続いていくわけでございます。今後とも,計画的に施設整備を進めていただきたいと思います。 次の事業運営に関しての質問なんですけれども,水道事業の経営について,平成26年に料金の統一がなされたということを先ほどお伺いいたしました。そして29年度からは簡易水道が企業会計へ移行したと,統合されたということであります。 水道事業が一本化された大きな効果というか,メリット,デメリットあると思いますけれども,どの辺が一番影響を受けているんでしょうか。 ◎水道課長(下野浩巳)  まず,統一したときのメリットといいますと,先ほど言いましたように,各水道施設ごとを結ぶことができる,このことは維持管理上すごくメリットのあることだと思いますが,デメリットがとても大きいのが,統一したことによって,今まではなかった減価償却というのがのしかかってきております。これが総費用の中の約45%を占めている関係で,このことが一番なかなか給水原価が上がる率になっております。 あくまでも料金収入というのは減っていきますので,減る割に今度は給水原価は費用は減らないとなると,その辺でマイナスの差が出てきているのが現実でございます。 減価償却というのも,実際,管でいくと40年たつと,それが内部留保として現金として次の更新に使えるようになってはいるんですが,40年たつと,今度は逆に物価上昇でプラスになっていきますので,これが減ることはまずないかなと思っています。 そのためにも,供給単価,いかに収入を上げるかというのも今後の大きな課題じゃないかなと思っています。 ◆議員(蔵元慎一)  令和元年度の決算の意見書を見ると,この中の経営分析というのがありまして,6項目ぐらいの経営分析なんですけれども,それを見ると,年度によって大きな改良事業なんかがあるとばらつきがあるんですけれども,総体的に経営に関しての数値が決してよくないというようなふうに見受けられます。 今の答弁の中にもありましたけれども,水道の会計の部分でいくと,今後に非常に不安が持たれるというふうに感じておりますけれども,その辺はどのように判断をされているんでしょうか。 ◎水道課長(下野浩巳)  先ほどの決算の中の経営分析という6項目があるんですが,経常収支,営業収支につきましては,我々も昨年度は結構いろいろ努力をしまして,多少は上がった経緯がございますが,これも限界があります。 今後におきましても,現在,内部留保で建設改良積立ても少しではありますが,昨年より今年,30年度より令和元年のほうはある程度建設改良積立てもできたところでございますが,これもはっきり言って,なかなか今の体系ではこれが限度かなと思っておりますので,今後においてはその辺の経営体制も考えていかなければならないかなと思っています。 ◆議員(蔵元慎一)  ここに,これは多分2016年ぐらいの表かなと思うんですけれども,県内の水道料金のランキングということで表があるんですけれども,南九州市に関しては低いほうから4番目です。県内の全部からするとですね。一番低いのは隣の指宿市というふうになっております。周辺では,枕崎市が3,100円ちょっと超えるぐらい,南さつまが3,514円,南九州市はというと,これは基本料,それから通常の一般的な水道を使う家庭の標準でいくと思うんですけれども,2,590円という水道料金の設定をしております。 これは,この差は多分地形的な部分とか,広さ,それから例えば中心地に住宅が集まっている,もちろん水量の豊富なところはくみ上げたりとか,そういうものの対費用が要らないんだと思いますけれども,2,590円というのは非常に我々にとっては助かるというか,安い料金で今供給をいただいているんですけれども,なかなかこれは今後に関しては先ほどからの話を聞いていると厳しいのかなと。 最初のほうに質問しました今の水道料金の決め方,真ん中に合わせたと,給水単価に合わせたのではなくて,ただ真ん中に合わせたという,非常にその辺も合理的な判断ではないので,今後に対しての課題かなと思いますけれども,どのように感じていらっしゃいますか。 ◎水道課長(下野浩巳)  水道料金体系につきましては,本当,先ほど言いましたように,旧川辺町と頴娃の平均からいくと,現実合併前より下がった状況で,はっきり言って13年ほど経過しております。 このことは,その部分に関して反比例して,布設単価,人件費,労務単価が上がっている状況でございますので,我々としても経営戦略を入れた形での経営の安定化を今図っている,模索している状況でございますが,これを基に,ある程度そういう体系の見直しを我々はしなきゃいけないかなと思って,現在進めているところでもございます。 ◆議員(蔵元慎一)  現在,私たちは,蛇口をひねれば,いつでも安心・安全な水が得ることができております。一方で,水源地とか配水池とか,それから配水管は地中の中に埋まっているわけですので,全く日頃,目にすることはありません。 言い方は悪いかもしれませんけれども,水道事業は非常に地味な事業であります。そういった中で1年365日,私たちの生活には絶対に欠かせない必要な水であります。 また,統合したことによりまして,市民のほぼ全てがサービスを利用して,そして同時に自分たちのお金で支えているわけですよね,水道料金という形でですね。公営企業会計は一般会計と切り離して,特別会計での独立採算制でありますから,人口減少が進む中で,収入の大半を占めている給水収益は今後も減少をし続けるというふうに予想されます。 また一方で,資本的支出が急激に減ることはないと考えられます。現に,給水原価が供給単価を上回る状況が続いておりますので,このままでは今後の財務体質に大きな懸念があるわけでございます。 最も重要なライフラインである水道サービスは,安心・安全で安定的な事業継続ができるように,市としてはしっかりと対処していっていただきたいと要望して質問は終わりますけれども,市長,水道事業に関しての今後の取組,いろいろな公共料金が上がります。それから,例えばほかの特別会計,負担金が上がります。 そういった中で,市民に対していろいろなものが上がる,それはしょうがないことなんですけれども,よく理解をしていただいて,これが皆さん方の互助,それから支えるという気持ちの中で成り立っている会計であるということも周知をしながら,理解をしていただきたいと思うんですが,どのようにお考えでしょうか。 ◎市長(塗木弘幸)  水道料金に関しましては,この料金の会計というのは,今,課長もおっしゃいましたように,私もさっき答弁しました。いろんな資材の単価,そして労務単価,そして配水管の布設替えをしていかなければならないということでございまして,もちろん収入も減ってきておりますが,料金の改定というのは致し方はないんじゃないかと思っております。 そのほかにも,健康保険とか,福祉の関係においても保険料が上がってきたり,そういうことも出てくるとは思います。 しかし,人口がまた減ってまいりますので,その辺りもよく精査して,市民の理解を得ながら,こういうことには取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(加治佐民生)  次に,鮫島信行議員。  [7番議員鮫島信行登壇] ◆議員(鮫島信行)  皆さん,お疲れさまです。ちょうど飯を食べた後で眠くなるころと思いますけれども,若干お時間をいただいて,一般質問させていただきたいと思います。 現在,コロナウイルスが猛威を奮い,12月5日時点で国内の感染者数16万1,600人,死者数3,340人,鹿児島県でも659人,これは12月の5日現在なんですが,感染し,私たちの暮らしから経済まで変化し,大変なことになっております。コロナウイルスで亡くなられた方に対し御冥福をお祈りいたしますとともに,一刻も早く収束することを期待いたしたいと思います。 新型コロナウイルスにうれしい情報といいますか,そういうのがありましたので紹介します。 奈良県立医科大学が発表したものでありますけれども,新型コロナウイルスが市販のお茶によって無害化する効果が確認ということで,基礎研究段階ではありますけれども,まだ人の効果は未確認ですが,ウイルスが1分間お茶に触れることで最大99%が感染力を失い,感染対策の1つとして期待できるということで,人への効果については今後また研究が進められていくとは思いますけれども,インフルエンザでカテキンの効果は確認されており,お茶を飲むことで同じような効果が期待されるとしています。 お茶を飲むことでコロナに効くのであれば,本市の茶業界もまたさらに活性化するものと思います。3密を避けることはもちろんでございますけれども,皆さんもお茶を飲んで,コロナを吹き飛ばしていただきたいというふうに考えております。それでは,本題の一般質問に移ります。 まず1番目に,公園管理について。1,知覧平和公園ゲートボール場の管理について問う。(2)知覧テニスの森公園の運動公園の管理について問う。 2番目に,知覧茶ブランドの使用規制について。(1)知覧茶ブランドを統一したが,市外の業者が勝手に知覧茶ブランド名で販売していると聞く。市内茶業者の所得向上を図るためにも,規制をかけるなど対策を講じる考えはないかということで,最初の質問をこれで終わりますが,2回目からは自席で質問させていただきます。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  鮫島議員の質問にお答えをいたします。 まず,質問1,公園管理についての1番目,知覧平和公園ゲートボール場の管理について。 知覧平和公園のゲートボール場は,平成6年に9面使用可能なゲートボール場として整備されたものであります。現在の管理方法は,造園業者による年間管理業務委託になり,芝刈り年6回,除草剤散布4回,殺菌剤散布2回を行っております。 今後も,引き続きゲートボール場の管理については,年間の利用状況の把握を行い,適切な時期の芝刈りや薬剤散布等を行いながら,芝生の良好な管理に努め,利用者に満足していただく管理を行ってまいります。 次に,質問1の2,知覧テニスの森公園の運動公園の管理について。 知覧テニスの森公園の運動公園は,平成6年に供用開始した知覧テニスの森公園の一部として整備された多目的広場であります。 現在の管理方法は,指定管理者であるグリーンテニスが行っており,芝刈り年4回,低木剪定等2回を実施しております。また,年間計画とは別に,地域の利用実態に合わせて,芝刈り等を実施しております。 本年度,地域住民からの芝刈りを含む樹木剪定等の要望もあり,今後は指定管理者と協議を行いながら多目的広場の適切な管理に努め,利用者に満足していただく管理を行ってまいります。 次に,質問2番目,知覧茶ブランドの使用規制について,市外の業者の知覧茶ブランドの使用規制について。 本市の茶銘柄の統一につきましては,南九州市誕生以来の大きな懸案であったことから,南九州市茶業振興会を中心に長年にわたり協議された結果,銘柄を知覧茶に統一し,知覧茶の定義を南九州市内の茶工場で生産・加工したお茶を知覧茶とすると定め,平成29年4月1日より運用を開始したところであります。 知覧茶ブランドの保護に当たっては,JA南さつまが平成18年度内に,特許庁において,地域団体商標制度に基づき,知覧茶,かごしま知覧茶の2銘柄を商標登録されており,知覧茶名の使用については商標権者であるJA南さつまの許可が必要となりますので,市外の業者が許可なく勝手に知覧茶で販売することはできなくなっております。 例外として,平成18年度以前に知覧茶で販売していた業者は,制度上,先使用権により知覧茶で販売できることとなっております。 また,統一した知覧茶のブランド確立を図る上においても,知覧茶ブランドの保護は重要であることから,南九州市茶業振興会では,銘柄統一時に知覧茶の使用条件などを定めているところでもあります。 現時点で,JA南さつまから許可を受けている業者や先使用権以外の販売業者は確認しておりませんが,今後,知覧茶ブランドの保護・活用については,関係機関,団体と十分注視するとともに,知覧茶ブランドの価値を高める取組を積極的に推進してまいります。以上でございます。 ◆議員(鮫島信行)  まず,公園管理についてでございますけれども,今,知覧平和公園のゲートボール場の芝生管理についてでございますけれども,非常に芝生の管理が悪く,使いにくいとの声がたくさんの人からございます。私も,今,グラウンドゴルフの大会がそこであることから,今年から行っているわけでございますけれども,私もそういうふうに非常に使いにくいなということを感じております。 まず,ゲートボール場は,いつごろ,何の目的で造られたのか,そこら辺りを教えてください。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  知覧平和公園のゲートボール場は,市民の健康増進を目的に整備された施設でございます。当初,都市公園事業により,平成6年に9面使用可能な芝のゲートボール場として整備されました。 その後,平成24年度,25年度に,平坦で広大な1面のゲートボール及びグラウンドゴルフなどのプレーができるように,西側及び東側の一体的な改修を行い,現在に至っております。 ◆議員(鮫島信行)  分かりました。健康増進ということでやられたということでございますが,6年に造られて,それから24年,25年に拡張されたということで,西側の駐車場のほうだというふうに私も認識しておりますが,ゲートボール場のほかにどういう競技ができるのか,どういうふうに想定されていらっしゃるのか,お聞かせください。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  知覧平和公園のゲートボール場は都市公園における有料公園施設であるため,利用できる競技はゲートボールとグラウンドゴルフのみとなります。以上です。 ◆議員(鮫島信行)  分かりました。私もグラウンドをしておって,できるということで安心しております。 ゲートボール,グラウンドですが,利用率といいますか,その状況を競技別に年間の使用状況はどのようになっているのか,分かっていたら教えてください。 ◎保健体育課長(桑代睦雄)  利用率ではなくて利用者数になりますけども,令和元年度におきましては全体で1万7,390人でございます。 競技別におきましては,ゲートボールが38件で3,793人,それからグラウンドゴルフが140件で1万3,597人ということです。全体で178件ということで,2日に1回は使用されているということで,有効利用されているというふうに考えます。以上です。 ◆議員(鮫島信行)  年間の人数といいますか,それを使っていらっしゃる人数だと思いますけれども,1万3,790人ということで,結構グラウンドゴルフが多いようでございますけれども,こういうことで芝生がちょっと踏み固められているのかなという感じもするんです。 また,土砂が流亡するのか,非常に凸凹が多過ぎるといったようなことでございますけれども,そういうところはどうなんでしょうか。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  ゲートボール場の現在の芝の状況でございますが,踏み固められたり鎮圧により土壌が固結した芝生地になっており,目地の流出も見られているのが現状でございます。ただし,芝に病害虫等の発生もしていないのが現状でございます。 土壌の固結の対応策といたしまして,芝生地に対して穴や切り込みを入れる,土壌通気作業であるエアレーションがあります。今年度はゲートボール場を行う予定であり,エアレーションの施工時期としては芝が活動を始める3月から4月が最適であるため,ゲートボール場の利用状況を勘案し,年度末までに施工する予定でございます。施工内容といたしましては,エアレーション,目土かけ,施肥を行う予定です。 今回行うエアレーションの効果といたしまして,土壌の通気を図り,地下茎,根の呼吸を助ける,根の発育を促進することで芝の老化を防止し若返りを図る,水分や肥料の浸透をよくする,サッチが堆積した層を部分的に取り除き,生育を活性させる,以上の効果が期待でき,現在の芝生地の改善が図られるものと考えております。以上です。 ◆議員(鮫島信行)  分かりました。非常に今傷んでいるような気がしますのでなんですが,芝生の手入れ,今おっしゃったようにエアレーション,それから病害虫防除,そのほかに施肥とか,それから目土入れとか,いろいろあるようでございますけれども,先日,指宿のなのはな館に行ってまいりました。そこで非常に視察をして感じたことは管理がすごくいいということで,凹凸もなくて,何人かグラウンドゴルフをしていらっしゃったんですけれども,そこの方々にお話を聞いてみますと,反対に転げ過ぎるといったぐらい言っていらっしゃいましたけれども,そのようにきれいになっていると。それから,芝生の管理について事務所の人に話を聞いたんですけれども,芝生の手入れでは5月ごろ1か月間養生期間を取りまして,そのときにいろんな施肥,病害虫防除,それから多分エアレーションもされているのかなと思ったんですけれども,目土入れといったような管理をされているようでございますが,そこは2か所のグラウンドができる施設がございまして,なのはな館と,それからもう一つはフラワー館ですか,ちょうど運動場の近くにあるみたいなんですが,そこと養生期間を交互にやっていらっしゃるということでございます。 そういったことをやっておりますけれども,今,先ほど課長のほうからいろいろエアレーションを施工すると,それも3月から4月の時期にするということでお聞きしましたが,本市はどのようにしているかということでも先ほどお答えになったわけでございますけれども,管理をされているにもかかわらず凸凹もあるということでございますけれども,これら辺り目土入れをして平らにするといったようなことですかね。よくゴルフ場に行きますと,グリーンキーパーですか,あの方々が一生懸命こうして目土入れをされたり,それから特にグリーンのところでは,この前もちょうど目土をきれいにされていたようです。そういう目土入れというのはやっていらっしゃらないのかどうか,そこら辺りをお聞きします。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  目土かけに関しましては,目土かけは年間管理業務委託の中で芝生の見回りを行い,補修の必要箇所について,芝刈り後,随時行っております。基本的には,全体的な目土かけについては,効果的であるエアレーション施工後に行うこととしておりますが,定期的に芝の状況を確認しながら,良好な芝管理に努めていきたいと考えております。 ◆議員(鮫島信行)  あと,芝刈り作業とか除草はということでお聞きしたかったんですけれども,先ほどの中で市長の答弁の中に,造園業者さんにも委託して,除草剤散布は年4回,芝刈りは年6回ということでやっているということでございますが,非常に皆さんの中から凸凹がある,本当にしているのかよといったようなのをよく聞きます。 本当,管理作業で芝刈りをされた後,サッチングといいますか,芝刈り草を取り除く作業等もしなければ,病害虫が発生しやすいというような話も聞いております。そういうことで,そういうのもしっかりやっているのかなと思っておるんですが,この方々,今,年間管理業務委託をされている造園業者さん,そこら辺りはこうした芝管理に対するグリーンキーパー的,そういう知識はあると思うんですが,その辺はどうなんでしょうか。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  ゲートボール場の現在の芝生の管理としては,造園業者に年間管理業務委託により行っております。業務内容としては,芝刈り,除草剤散布,殺菌剤散布を行っております。 芝刈りは,5月,10月まで毎月1回,計6回行っております。施工日については,予約表を確認して,大会等の前に行うようにしております。除草剤散布は,7月,8月,10月,3月の計4回行っております。病虫害防除である殺菌剤散布は,11月,3月,計2回行っております。かん水及び施肥は,必要に応じて追加しております。 エアレーションに関しては,基本的には公園内の4施設を4年に1回のローテーションで行っておりますが,芝の状況に応じて施工するようにしております。サッチングに関しては,芝刈り後の集草と同時に行っております。以上です。 ◆議員(鮫島信行)  グラウンドゴルフのいろいろ人の話を聞きますと,グラウンド練習をやっている各地区といいますか,集落のグラウンドゴルフ場の芝の管理がすごくよいような気がするんですが,中には自分のところで練習していると,大会のとき,路面が凸凹していると真っすぐ行かずに,強く打ってしまうと何打もして入るような状態だといったようなことで言っておりました。 そういうことで,管理をもう一度こうして,そこら辺りの凸凹感なんかもしっかりと平面にしていただくように管理してやっていただきたいと思います。 市民の健康増進,それから福祉向上を図るため,ゲートボール場の芝生の管理をしっかりやって,それで市民が楽しく競技できるように努めてほしいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。 2番目に,テニスの森公園の運動公園の管理でございます。 非常に知覧のほうに来る県道の入口でもございます。その横で,私が見たとき,今はちょっときれいにはしてございますけれども,ちょうど見た時点では非常に草が繁茂して,使用できる状態ではないよねといったようなことでありました。この運動公園は,いつごろ,何の目的で造られたのか,教えてください。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  知覧テニスの森公園多目的広場は,平成元年から平成6年度にかけて,健康志向の高まりの中,余暇を利用し,生涯スポーツの活動拠点として,テニスを通じ健康づくりを始める交流人口の増加により,にぎわいに満ちた活力ある地域づくりを推進するために整備された知覧テニスの森公園の一施設として,地元住民からの要望等により,料金を徴収しない,市民が自由に使える多目的広場として整備されました。 ◆議員(鮫島信行)  分かりました。生涯スポーツ,それから地元民の健康増進というふうに感じました。運動公園の管理ですが,一応こちらの施設のほうは管理者は誰になるのか,教えてください。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  多目的広場を含めた知覧テニスの森公園及び手蓑マザーパークの管理につきましては,平成18年度から指定管理者による管理が行われております。平成28年度から今年度までは,鹿児島市のグリーンテニスが指定管理者となっております。以上です。 ◆議員(鮫島信行)  今,グリーンテニスさんが指定管理者になっていらっしゃる,今日出ましたけど,また,私あそこを通って見たときに,テニス場の周辺はいろいろ芝刈りとかきれいにされておりました。だけど,運動公園といいますか,ここの場所につきましては,非常に駐車場からですが,こうして併せて見ていくと,非常に草が繁茂しておったり,それから中にツツジが植えてあるんですが,そこはほとんどカヤ等から食われているといったような状況でございました。 先ほど市長答弁の中でいただいた管理ですが,芝刈り年4回,それから低木剪定等を2回というふうに書いてありますけれども,実際,運動公園のほうをされているのかなというふうに感じておりますが,どうなんでしょうか。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  テニスの森の公園の年間管理計画としては,芝刈りと剪定を行っております。芝刈りは,5月,7月,9月,11月の4回,剪定は5月,11月の計2回行っております。 除草に関しては必要に応じて行っているところですが,カヤ等の除草に苦慮しているところでございます。そのほかに,市長の答弁にもありましたが,年間計画とは別に,地域の利用実態に合わせて芝刈り等を行っておりますが,利用者の減少により回数も減少しているのが現状でございます。 本公園は,南九州市の玄関口であり,地域住民からも多目的広場の管理に対する要望もあることから,今後,指定管理者と多目的広場の管理について協議を行いながら適切な管理に努め,利用者に満足していただく管理を行っていきたいと考えております。 ○議長(加治佐民生)  ここでしばらく休憩します。午後2時03分休憩───────────午後2時11分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。 ◆議員(鮫島信行)  知覧テニスの森公園の運動公園の管理でございますけれども,やはり,今お聞きしますと,手蓑地区民もできるということでございます。ここは先ほどから言いますように,ちょうど手蓑は市の玄関口でもありますんで,きれいにしていただきたいということと手蓑地区民の健康増進,福祉向上といった面から,やはり運動できる状態にやってほしいと思っています。特にグラウンドゴルフ等も,皆さんグラウンドゴルフをやっていらっしゃると思います。そういったことから,とくに向こうのほうは高齢者も多いと思いますので,その高齢者の方々がいろいろ運動できる場所を作っていただきたいと思います。 市長答弁にも今後利用者に満足していただく管理を行ってまいりますということで書いてございますが,この件について,市長のお答えを聞かせていただきたいと思います。 ◎市長(塗木弘幸)  このゲートボール場については,特に平和公園のゲートボール場はいろいろと問題があるということで,凹凸があったり,草刈りが足りないとか,それから,エアレーション,ああいうこともやらないと芝が枯れてきているというようなこともございました。業者にもお願いしをして,また,そういう整備も,やはり養生期間をおかないとよくないというようなことも言われました。そのあたりは随時業者と協議をしながらやっていけたらと思っております。 しかし,公園も,ゲートボールをするような公園も市内にはたくさんあるわけでございます。平和公園はそういう改修が足りないとかというようなことも言われましたけれども,頴娃の運動公園とか,川辺の諏訪公園,そして,塘之池にもございます。二松台もあります。そういうところはそんなに苦情というのは来ていないで,改修はまだ,以前は芝刈りの改修も少なかったんで,二松台なんかは利用をしている人が自分たちでやるというようなこともやっているようでございます。 市としてもできるだけのことはやってまいりますけど,経費という面もございますので,自分たちでも自助ということもありますから,自分たちでも,利用する人が管理をして,そこは協議をしながらやっていけばいいと思っております。 それと,手蓑のテニスの森公園につきましては,利用者が少ないというようなことで荒れていたというようなことでございましたので,これはまた,今,答弁いたしましたように指定管理者とよく打ち合わせをして,また,利用する方々も自分たちでできるところはやっていただきたいと,そういうふうに思っております。 ◆議員(鮫島信行)  今,市長のほうからいろいろと,自助,共助というのが出ましたが,向こうのなのはな館もグラウンド協会の方々がやって,こうして芝刈りもやっていたようです。そういうのも,今後,考えるべきかというのも感じております。 それでは,次に2番目の茶業振興についてということでございますけども,規定関係についてでございますが,この知覧茶ブランドを統一をしていただきましたけども,やはり市外の茶業社が勝手に知覧茶ブランドで販売しているということでございまして,今までも多額の宣伝費をかけているといったようなことから,何かそういうことでもうちょっと締めて,市内の茶業者が所得向上ができるようなふうになっていただきたいということなんですが,その中で,以前,知覧茶商標登録を取っておられます。これで取っていらっしゃるんですが,このあとどういうふうになっているのか,ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
    ◎茶業課長(大坪力)  知覧茶の商標登録については,先ほど市長答弁にもありましたけれども,JA南さつまにおいて,かごしま知覧茶,これは平成18年12月8日に,それから,もう一つございまして,知覧茶,これが平成19年2月9日に商標登録をされているということで,28年度中という答弁をしたところです。 この商標登録の有効期間というのがございまして,これが10年間となっております。そういうことで,やはりブランドを守っていくということで,平成28年8月に2つの銘柄ともにJA南さつまが継続更新手続きをしているところでございます。 ◆議員(鮫島信行)  わかりました。また28年度に更新というか,そういうことをやって継続していきたいということでございますが,インターネットで知覧茶ということで検索しますと,ヤフーとかいろいろなので入っていらっしゃるんですが,市外のちょっと知らないような販売業者がたくさん出てきます。その方々がこういう商標登録もある中で,知覧茶ブランドで売れるのかどうか,ちょっとそこらあたりはどうなんでしょうか。 ◎茶業課長(大坪力)  知覧茶ブランドで売れるかということでございますが,まず,商標登録をJA南さつまが18年度に取得したということでございますけれども,18年度以降については,やはり商標権者を持っているJA南さつまの許可が,使用許諾を受けないと販売できないと。それ以前,18年度以前については,知覧茶で販売している業者については,先使用権がありますので販売できるということでございます。 ただ,先使用権を持っている業者の卸先とかというところが,やはり知覧茶で販売しているということで,知覧茶としては国内でも有名なブランドでございますので,数多くの商品があるということになろうかと思います。 ◆議員(鮫島信行)  本当にたくさん知らないようなのが出てきております。先使用権というので取っていらっしゃるのか,ちょっと定かでないんですが,やはり,そこらあたりも十分調べていってほしいというふうに考えております。 それはそうですけども,茶市場等に南九州市から出荷されているお茶が,荒茶でというのが主流なんですが,それを買われた人というか問屋さんたちが南九州市内でできたお茶が知覧茶ということで統一されましたけども,南九州市で生産されたお茶を100%使うと知覧茶で使えるということは聞いておりますけども,また,知覧茶配合という名前を変えてすると何パーセントか以上だったら使えると聞きますが,その割合を御存じでしたらちょっと教えてください。 ◎茶業課長(大坪力)  この産地銘柄の表記というところだと思いますけれども,これは日本茶業中央会が表示基準を設けております。これについては,該当産地の原料使用割合で定めておりますけれども,100%の場合は該当産地を使えるということで,例えば知覧茶を100%使っていたら知覧茶でございます。 そのほかに使用割合が50%以上100%未満の場合は知覧茶ブレンド,または,知覧茶50%以上とか,50%という表示をするということとしているということです。 ◆議員(鮫島信行)  100%と,それから50%以上ということで,知覧茶ブレンドというのが使えるということでございますけれども,やはり先ほどから言っておりますように,インターネットで知らないところなんか,結構自分で見てみますと30件以上出てくるなというふうに考えております。 やはり,こういうせっかく商標登録を取っているですから,そういう使用規制というのはできないのかどうか,そこらあたりはどうなんでしょう。 ◎茶業課長(大坪力)  使用規定等についてはなかなか難しいところがあります。今ありましたように,日本茶業中央会が基準を定めたということで,これは任意の団体でございますけれどもそういうもの,ただ,そのほかには法的には食品表示法とか,定量法とか,景品表示法などがございますけれども,ここのあたりでは特に規制はかけられないということになりますので,日本茶業中央会の定めた基準にのっとって進めていただくという形でしか物を言えないというところがあります。 ◆議員(鮫島信行)  残念ながら規制はかけられないということであるようでございますが,どうかこうしてやってほしいという,本音はそうなんですが。これは地元の茶農家の方々からそういうお話が出たので,こういう質問をしているわけですけれども,荒茶販売で,去年は100億円からあったわけですが,茶業課からの資料では,今年,平成2年は89億円ぐらいになるんじゃないかといったような予想が出てきておるようでございますけれども。 知覧茶というので販売しているのは,全体の,市内の茶の割合になるんでしょうけども何割程度になっているんでしょうか。 ◎茶業課長(大坪力)  市内で,知覧茶で販売しているというところで,販売業者につきましては茶業者はほぼ販売をしているようですが,庭先販売についての件数はなかなか把握はできないところはありますけれども,小売り茶を取り組んでいる業者,ここについては,南九州茶業振興会の流通部会に加入しておりますので,現在,その会員というのは41戸というところになっているところでございます。 ◆議員(鮫島信行)  すみません。先ほどちょっと言い間違えました。平成と申し上げましたけども,令和に訂正いたしたいと思います。 今年の荒茶は89億円ということでありましたけども,平均単価はどのぐらいになっておりますか。 ◎茶業課長(大坪力)  平均単価でございますけれども,年間を通じてということになりますが754円になります。 ◆議員(鮫島信行)  以前は1,000円を超えていて,一番にいいときなんかは2,000円近く年間の荒茶平均価格があったんですが,非常に安くなっております。こういうのを考えると,市場で,荒茶で販売するというのは,農家さん,茶業界の人たちは苦しいんじゃないかというふうに考えております。 やはり,少しでも小売りでやったほうがいいんじゃなかろうかと。小売りの場合だったら1,000円売りのお茶は1,000円売りというふうに決まっておりますので,幾らか付加価値が高められるんじゃないかというふうに考えております。この小売りで販売している茶業者,何件ぐらいあるのか教えてください。 ◎茶業課長(大坪力)  先ほども申し上げましたけれども,庭先販売については把握しておらないということで,流通部会会員が41戸というようなことになっているということです。 ◆議員(鮫島信行)  それで,この茶業者,小売りで販売している業者さんが小売り企画統一審査会というのをやっていたんですが,現在もやっていらっしゃるんですか。 ◎茶業課長(大坪力)  小売り茶の規格統一審査会につきましては,南九州茶業振興会の流通部会が主にやっているところでございます。この審査会については,小売り茶の品質を統一する,小売り平準化を図る目的で長い間やっているところでございます。これまでは新茶時期,それから,中元時期,それから,お歳暮時期ということで,年3回実施しておりましたけれども,本年度から新茶時期と,それから,年間販売のお茶,いわゆる定番商品ができたときにやりましょうということで,2回の審査をしているところでございますが,今年についてはコロナ禍でこの審査会ができずに,12月2日に実施をしたという実績があります。 ◆議員(鮫島信行)  現在もやっておられるということで,ただ,年間,仕込み時のときに1回,それから,新茶時期に1回ということであるようでございますが,それも非常にいいことじゃないかと思っております。 それから,今後,やっぱり先ほど申し上げましたように,荒茶での販売というのは非常に安いということを感じております。ですから,この南九州市の茶業者に対して小売り茶の販売というのを拡大する計画はないか,そこらあたりはどうなんでしょう。 ◎茶業課長(大坪力)  小売り茶の拡大についてですけれども,特に,先ほど議員のほうからもお話がありましたように,荒茶であれば買い手の値段で販売しないといけないということになります。小売り茶になると,それなりの付加価値が高まるということで収入が増えるところでございますけれども,店舗を持ったり,それから,在庫を持ったり,そういう経費が非常にかかるということでございますので,ここについてはJA等と協議をしながら,JAのお茶をまず販売して,小売り事業について,ある程度認識を持っていただきながら,そして,ある程度資金力もできた中で小売りを進めるということで,今,協議を進めているところでございます。 ◆議員(鮫島信行)  小売り茶は,在庫も抱えて,また,ちょっと負担が大きいとは思います。そういったJAとのコラボといいますか,そういうのも今後考えるべきとは思います。 小売り茶を拡大しても,やはり小売り茶は作っても売り方ができないとか,あるいはそういう人もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思っております。こういうので売り方を促進するのが,近ごろはインターネットでの販売,そういうのが非常に多いわけですが,こういうふうにネット販売,直販といいますか,そういうのもどんどん図ってみたらというふうに,こうしてお願いしたいというふうにも考えておりますが,また,インターネットを使えないといったようなことで,これを茶業振興会等でいろいろと業務を一元化できないかと,そういうのも思っております。特に,今,知覧茶とひいてみるとヤフーというふうに出てきます。ヤフーの販売のやつが,いろんな業者さんが入っておられて,それでこうしてやっていらっしゃると思いますけど。ヤフーのほうから。そういうのがこうして見受けられます。 そういうので,ネット販売の一元化はできないかとか,あるいは,今,知覧茶公式サイトを開いてみると,公式サイトがこうしてあるんですが,その中には知覧茶を売る店というのが,自分たちだと,扱い方はわからんもんですから,そうやってリンクできないんですが,そういうのが一目でわかるような,南九州市での茶販売はどこがやっています,どこへというようなことがインターネットでパッと見れれば,そちらのほうに走っていくんじゃないかと。そして,それに産地直売でいろいろ,規格統一審査会もしておりまして非常にいいお茶ですといったようなのも一言入れていると,非常に売れるとは思いますけれども,そういうのはお考えになったことはないでしょうか。 ◎茶業課長(大坪力)  ネット販売についてでございますけれども,現在,ネット販売をしている業者,これは茶業課調べになりますけれども,市内で35社ほど取り組まれているということでございます。販売収量等も聞いてみたところでございますけど,業者によってまちまちでございますけれども,全体で30%程度がネット販売,通販という形で動いているというところでございます。 ある業者に聞きますと,こういうコロナ禍でネット販売のほうが伸びていますというのも聞いております。 ただ,ネットショップの課題として,データ,情報の日々の更新作業,それから,管理運営が負担であるということも聞いているところでございまして,その一元化を図る必要があるということを非常に感じているところでございます。 そのようなことから,去る11月10日に希望される18社に対して,ただいまありましたけれども,知覧茶の公式ホームページで一元化を図るということで説明会もしたところでございます。こういう時代でございますので,ネットショップによって販売を増やしていくという取組をする必要があると考えております。 ◆議員(鮫島信行)  ありがたいことで,そういったネット販売の一元化,そういうのもどんどん説明会を開いていただきまして,茶業者に少しでも小売りで売れるような,そして,付加価値の高いお茶といったようなのを,やはり知覧茶,毎年いろいろ,農林水産大臣賞,産地賞をいただいておって,今年も産地賞,農林水産大臣賞に輝いております。そういういい情報もございますので,そういう情報をどんどん発信していって,知覧茶の,南九州市で本当に作られたお茶を売っていただきたいと。 それで,こういうふうにほかの地区の方々が,市外の方,わからない,どこの人だろうかといったようなわからない人が,そういう人たちが知覧茶のブランドの使用を野放しにすることなく,使用規制といいますか,そういうのもどうにかできればやっていた抱いて,南九州市内の茶業者の販売促進につながるような施策を講じてほしいというふうに感じております。 この件について,市長が何かコメントがございましたらよろしくお願いします。 ◎市長(塗木弘幸)  先ほど私も答弁をいたしましたけれども,ブランドがあっても知覧だけで販売されているものとかいうことはないようでございます。私もちょっと以前に聞いたことは,関西の愛郷会の会長でした。奈良で,知覧茶でお茶が売られているということで,お茶袋を持って私のところに来られたことがあります。製造元は奈良県でございました。 そういうことが,この先使用権とか,こういうことにもなっているんだと思っておりますけれども,いつもお茶の把握もしていますが,私はお茶の流通経路というのは,非常に複雑であるんではないかと思っております。鹿児島の市場で買われたお茶が静岡に行って,それから,また関東に行って,そして,関西で売られていたというような話も聞いたことがございます。これは知覧茶という銘柄ではなかったと思いますけど,ここで,南九州市で生産をされた荒茶がそういうふうな販売がされていたという話も聞いたことがあります。やはりここを透明にしていかないと,このブランドも守られていかないんではないかと思っております。 このことについては先ほども申しましたように,なかなか取り締まる機関がないというようなことでございますので,茶業関係者,茶業振興会,そしてまた,この茶業関係が一体となって,全国的にいえば中央会とかそういうことになってくると思いますけれども,このことにも取り組んでいかなければならないんじゃないかと思っております。以上です。 ○議長(加治佐民生)  次に,菊永忠行議員。  [14番議員菊永忠行登壇] ◆議員(菊永忠行)  皆さん,こんにちは。菊永です。よろしくお願いいたします。 質問に入ります前にですけれども,なかなか収束が見えない新型コロナウイルス感染症であります。今,全国的に感染が広がっているようでありますが,皆さんも,私もですけれども,感染しないことに,対策にしっかりと取っていかなければと思っているところであります。また,本市についても,基幹の産業であります鳥インフルというのも全国で発生し,また,隣の県,都城市でも発生をしたというような記事も出ていたかと思いますけれども,これについても感染が広がらないことを願っているところでもあります。 それでは,質問に入ります。通告してありました県道整備について,サツマイモ基腐病について,サツマイモのでんぷん原料用への転換推奨について質問をいたします。 まず,1番目の県道の整備についてですが,県道石垣加世田線については,未整備部分の改良を県へ強く要望する考えはないか。 2番目に,サツマイモ基腐病対策について。現在,市内各地域で多く発生をしているが,市で今まで行っている対策と今後の農家への支援対策をお伺いします。 3番目に,サツマイモのでんぷん原料用への転換推奨について。鹿児島県は焼酎原料用サツマイモの需要減少を受け,でんぷん原料用への転換を推奨しているが,本市の状況と方針をお伺いして,登壇での質問を終わります。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  菊永議員の質問にお答えをいたします。 まず,1番目の県道の整備について。県道石垣加世田線の改良要望について。 県道石垣加世田線は頴娃町別府の国道226号を起点として,知覧地域,川辺地域を経由し,南さつま市加世田を終点とする総延長24.1キロメートルの主要地方道であります。 南薩地域の各市を結ぶ広域的幹線道路であることから,順次整備が行われており,平成30年度末で20.3キロメートルが規格改良済みとなっております。 残りの未整備区間につきましては,現在整備中の区間と今後の整備に向けて検討を行っている区間があり,令和2年度におきましては,南九州市内の水成川工区,下山田工区の整備と未整備区間である本別府工区の予備設計が行われております。 本路線の整備に関しましては例年要望活動を行っておりますが,事業実施区間の早期完成とともに,未整備区間の早期着手についても,関係機関を通じて今後も県へ強く要望してまいります。 次に,質問2,サツマイモ基腐病対策について。農家への支援対策について。 本市におけるサツマイモ基腐病の発生は,平成30年11月ごろに初めて確認されたところですが,以降,発生圃場も拡大しており,それにつれて被害も拡大してきております。 今年で見れば,9月上旬ごろまではあまり被害は見受けられないようでありましたが,9月6日の台風10号通過後に被害が急速に拡大してきている状況であります。 これまで行ってきた対策及び今後の農家への支援対策についてですが,発生確認以降,毎年,市広報紙やサツマイモ関係部会等において発生抑制や防除対策について,資料配付及び説明を行ってきているところであります。また,優良種苗確保という点から,バイオ苗の供給支援も実施しているところでもあります。 支援対策については,令和元年度においては国の基金事業であるかんしょ重要病害虫対策事業の活用により,圃場の土壌消毒や苗・苗床の消毒用の薬剤購入等の支援を実施しております。 令和2年度におきましても,7月に同じかんしょ重要病害虫対策事業を活用して,予防薬剤等の購入支援に取り組んだところであります。 現在においては,堆肥散布による土づくりの推進を目的とした県単の土づくり展開事業の申し込みに基づき,事業計画書を作成中であります。 さらに,11月に国から新たに示されたかんしょ重要病害虫対策事業の農家向け説明会を11月19日に実施し,農家からの申し込みに基づき,現在事業計画書を作成中であります。 サツマイモは本市農業を支える重要な営農作物でありますので,市としましても,12月補正予算においてサツマイモ農家の継続栽培支援に要する経費を予算計上しているところであります。 今後もこのような支援策を有効的に活用して,サツマイモ生産農家の経営持続のための支援を行っていきたいと考えております。 質問3,サツマイモのでんぷん原料用への転換推奨について。本市のサツマイモのでんぷん原料用への転換状況について。 令和元年度における鹿児島県の焼酎用サツマイモの栽培面積は4,769ヘクタールで,対前年比98%,でんぷん用サツマイモの栽培面積は4,340ヘクタールで,対前年比103%となっております。 令和元年度における本市の焼酎用サツマイモの栽培面積は937ヘクタールで,対前年比97%,でんぷん用サツマイモの栽培面積は704ヘクタールで,対前年比98%となっております。 県が,焼酎用サツマイモの需要減少を受けてでんぷん用サツマイモへの転換を推奨しているとのことでありますが,今年に限っては新型コロナウイルス感染症の影響等により焼酎需要が減少しており,本年5月時点において令和2年産の焼酎用サツマイモの需要量見込みが対前年比75%だったこともあり,焼酎用サツマイモからでんぷん用サツマイモへの用途変更を促したところであります。これを受けて,本市においても焼酎用サツマイモからでんぷん用サツマイモへ用途変更した農家を支援する補助金を9月補正予算において計上したところでもあります。 今回の転換推奨はこのような事情があったためであり,今後においては,県が焼酎用サツマイモからでんぷん用サツマイモへの積極的な転換推奨を行うということはないということであります。 本市としても,県の方針に基づき,焼酎用サツマイモの需要動向を踏まえて対処してまいりたいと考えております。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  ただいま市長のほうから答弁をいただきましたけれども,県道整備についてですけれども,この県道石垣加世田線については,平成31年度だったかと思いますけれども,同僚議員のほうからも県道整備については質問がなされているところでもあります。また,この南九州市が合併して,平成19年度のときですけれども,全議員で,当時,市長のほうも議員でありまして,南九州市内の県道,あるいは市道,農道と,議員全員で視察をした件もありますけれども,そういう関係から,いろいろと私のほうも県道の整備については2回目,あるいは3回目かと思うぐらい,そのぐらい質問をさせていただいていますけれども,一番危険な深野木から川辺の森の学校,あそこの間,約1キロぐらいあるかというふうに私も思っているんですけれども,この件についてのことで,今回,この県道整備について申し上げたところでもあります。 この件については何回も行っているところですけれども,今,南九州市の中で私が確認しているところでは,南さつま市の市境の南薩木材加工センター,あの辺と,今,川辺のほうの大久保,入口の藤野原団地の法面の工事等について行っているかというふうに思っているところですけれども,深野木から森の学校の上の県道の整備についてですけれども,平成31年度もこの答弁については市長のほうの答弁の中でも,強く県に要望をしていくというようなことであります。この工事の計画について,わかっていたら答弁を求めます。 ◎建設課長(江平恒博)  議員が御指摘の深野木地区から森の学校への未改良区間は1,120メートルございます。 市長の答弁にございましたように,今年度,この区間の予備設計を行っているところでございまして,この予備設計でルートの決定,線形等の決定を行うもので,その後,実施設計,用地測量,用地買収と進んでいくような計画でございます。 実施設計につきましては,令和3年度,来年度発注する予定であるようでございます。 ◆議員(菊永忠行)  今,建設課長のほうから答弁がありましたけれども,来年度に向けてしっかりと計画をして,ルート設定まで行うというようなことでありますけれども,この件について,私たちもですけれども,私は地域の方々から高校に通う子どもたちの通学路としても利用しているというようなことで,あそこがどうしても危ないということで,高田のほうに向かって,加世田高校に行く保護者の方からの話ですけれども,高田のほうに向かって県道を行きなさいと,遠回りをしていけというような話も聞いているんですけれども,せっかく県道というそういう道路があるわけですので,危険箇所については,交通の,通学の安全ということから,ぜひ強く県に要望をして,早くできればというふうに思っております。 今の課長の答弁の中でも,来年度からしっかりとやっていくというようなことでありますけれども,よろしくお願いしたいというふうに思っております。 また,工事については,この石垣加世田線ですけれども,水成川の踏切の件についてもなかなか進んでいないような感じも受けているんですけれども,この件についてはどうなんですか。課長。 ◎建設課長(江平恒博)  水成川校区の踏切の部分ですけれども,踏切の部分はどうしてもJR九州と協定を結ばなければ実施ができません。そのようなことで,今年度,JR九州と協定を結んでおりまして,来年度,令和3年度には工事まで完成できる見込みでいるということでございます。 ◆議員(菊永忠行)  県道等の整備については,いろいろなところから要望等を行っているかと思います。私のほうも議員の中で南薩の地区の総合開発期成会とか,土木事業連絡協議会とかというような形で,毎年,要望は行っているかと思いますけれども,しっかりと要望が通るように行政のほうも,また,各地域の市の人たちとも南さつま市,あるいは我々南九州市という形で,しっかりと協力をしながらやっていただければというふうに思っているところでもあります。 この県道の整備等についてですけれども,今,石垣加世田線の維持管理等について,ちょっと答弁ができるかどうかわかりませんけれども,これについては前の台風の時ですけれども,耳原地区の自治会の方から話を聞いて,こういう管理についてということで話をさせていただきますけれども,南九州市,合併をしてから旧知覧町では権限移譲をやっていたというようなことですけれども,川辺町,あるいは頴娃町等については,県の権限移譲を受けないで県のほうが整備をする,維持管理をしているというような話を聞いているんですけれども,この件について,課長,答弁をお願いします。 ◎建設課長(江平恒博)  南九州市内の国県道につきましては,旧知覧町の部分につきまして,8路線57キロ,この部分につきましては,県のほうから市が管理事務移譲を受けまして市で管理をいたしております。残る川辺地域,頴娃地域の県道につきましては,県のほうが業者へ管理委託をしておりまして,そこの差はあるところであります。 ◆議員(菊永忠行)  県道の維持管理等についても,しっかりと維持管理をして,市民にやさしい環境づくりを進めていければというふうに思っております。 この県道等については,前向きな答弁というか,しっかりこれからも計画があるということでありますので,この県道整備等については終わらせていただきます。 ○議長(加治佐民生)  ここでしばらく休憩します。午後3時01分休憩───────────午後3時10分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。 ◆議員(菊永忠行)  声もうまく出てきてよかったんですけれど,10分というようなことで休みをとりまして,ちょっとのどの調子がおかしいような感じもしてきました。 あまり声も大きいというような声で,私の声は地声でして,安眠妨害にならない程度に,それで大きな声で質問を展開できればというふうに思っております。 それでは,2番目の質問ですけれども,本市の基幹産業でありますサツマイモ基腐病対策についてですけれども,市長の答弁の中でありました,いろいろと広報等も行っているようでもあります。農家への抑制の防御対策について資料配付及び説明も行っているというような話ですけれども,この基腐病等については,それぞれ国,あるいは県,本市もそうですけれども,いろいろな支援,対策が講じられているかと思いますけれども,今,肥料散布等について,堆肥散布等については行っているというようなことでありましたけれども,今までにこの支援対策についてどのような支援対策があったのか,答弁願います。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  これまでの支援対策ということでございますが,先ほども市長からありましたように,市としては毎年発生抑制防除対策等について,いろいろと周知説明会も実施してきたところでございますが,支援の事業としましては,被害の著しいサツマイモの圃場への対策としまして,令和元年度にはかんしょ重要病害虫対策事業によりまして,クロールピクリンやガスタード微粒剤等の土壌消毒剤の,いい薬剤の購入支援がなされており,約104名,296ヘクタールでこの事業に取り組んでおります。 また,本年度におきましても,同じ事業を使いまして,予防薬剤対策でゼットブルーとかジーファインとか,そういった購入支援がなされておりまして,これにつきましては3つの事業主体で153人,面積で約300ヘクタールの事業を取り組んだところでございます。 先ほど,土づくりの事業について触れましたが,これにつきましてもサツマイモ基腐病の対策としまして,適正な堆肥散布を行うことによって,病害が発生しにくい土壌環境をつくって,継続的な堆肥施用等による土づくりの展開を図っていくということを目的とした事業でございますが,これにつきましてはもう既に申し込みが終わっておるところでございまして,91人の申し込みがあったところでございまして,この事業につきましては,堆肥の散布反当当たり3万円を上限という形の定額ということで,ほぼほぼ堆肥の散布は無料になるという事業でございます。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  堆肥の散布,あるいは薬剤の支援ということで,課長のほうからありましたけれども,ある農家の方からお話を聞いているんですけれども,この被害対策について,行政のほうはもうちょっと働きが足らないんじゃないかというような声も聞いているところでもありますけれども,この支援対策について,国の支援事業の中で,反転耕あるいは土壌殺菌等のこの機械導入等についての支援というものも,私はある国会議員の事務所から資料をいただきまして持っているんですけれども,こういうことも国,県を通じてやってきたというような話も聞いているんですけれども,この件についてはどうなんですか。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  ただいま議員がおっしゃいました,機械の導入の支援という,そういった事業ですが,これにつきましては,先ほど市長答弁にもありました,今現在,計画書を作成中である病害虫のこの事業の中での支援に一つとして入っているところではございますけれども,あくまでもこれは土壌消毒とかその圃場の排水をよくするために,深耕をしたり心土破砕をしたり,そういった機械に限って事業導入ができるということであって,次年度に向けてもそういった機械を購入して圃場改善を行って,次年度もサツマイモの栽培を継続していただくというのが事業の大きな目的であります。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  この国,県等の支援等についても,いろいろな支援がなされているというようなことでありますので,これを有効に活用をして,この農家の皆さんに易しく分かりやすく説明をし,この基腐病に対策をしっかりととっていただければというふうに思っております。 先ほどもありましたけれども,この11月8日に,甘味資源調査,作物現地調査というものがなされたというふうに聞いているところでもあります。これはJA南さつまですか,そういう形で行っているというようなことでありますけれども,これはJA,それに行政,そして生産者等が参加をして意見交換等を行っているというようなことが,JAの広報紙に載っていましたけれども,この中でこの基腐病について,生産者の方々からどのような意見がなされたのか,行政のほうも参加しているかと思いますので,分かるかと思いますので,この件について答弁を求めます。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  ただいま議員がおっしゃいましたとおり,先月の11月8日にJA南さつまのほうで,サツマイモを巡る意見交換会が開催されたところでありまして,国会議員,農水省,それから国の研究機関,JA関係と関係市が総勢70名で開催された会でございます。 内容としましては,生産者も当然入ってきておりますので,その生産者から今回のこの基腐病の状況について,こういう状況であるというのを農水省,国会議員等にも説明をして,何とかして支援をしてもらえないかということで,いろいろ意見交換が行われたところなんですが,この中で一番,生産者が強く要望をしたのが,来年度の継続栽培に向けた支援の充実といいますか,まだ足りない部分もあるので,もっと充実した国の事業にしてもらいたいという,そういう要望があったところです。 そういった要望を受けまして,先ほども触れましたが,薬剤の購入補助とか堆肥の購入補助とか,そういう補助はあったわけですが,被害の大きい農家が多いので,何とか所得補償になるようなそういった事業メニューもつくっていただけないかというのも,その説明会の中で農家から意見があったところでありまして,そういった意見を踏まえまして,国のほうもまた持ち帰って協議をした後に,このかんしょ病害虫の事業の中に反当で,条件はありますけれども,2万円とか1万円とか,そういった支援メニューも追加されてきたところであります。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  せっかくこうやって,国会議員,あるいは県議員あるいはJA,行政ということで,この皆さんでしっかりと意見交換等も行っているというようなことであります。そういういろんなものを活用しながら行っていければというふうに思っています。 それから,この基腐病ですけれども,11月19日でしたか,生産者向けの説明会等が行われたというようなことも聞いているんですけれども,これについては知覧,頴娃地区で行われたというふうに聞いていますけれども,これの参加人数とこの生産者からいろんな質問等がこれについてもなされているかと思いますけれども,この辺についてはどうなんですか,答弁を求めます。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  11月19日に,先ほど来から言っております国の事業に対する説明会開催したところでございますが,頴娃地区の文化会館と知覧の文化会館のほうで開催をしたところでございますが,説明会に参加した人数は全部で430名でありました。 農家からの申請を次の週から受け付けまして,11月30日まで申請を受け付けておりまして,国へのその申請を基に計画書を作成して提出するのが本日までとなっておりまして,連日連夜担当職員のほうでは遅くまで残業をして,何とか計画書を作り上げたところでございまして,もう今の時間ですので,計画書は国のほうに提出をしているところでございます。 その説明申請の中でいろんな質問はなかったかということでございますが,この事業につきましては,国からいろんな支援メニューの事業が示されたところではございますが,まだその段階でも国も詳細な条件とか,そういうのが示されておらずに,我々としても農家からこういった場合はどうなるんだとか,そういった質問等を受けながら,逆に国のほうに質問をして,その回答をもって農家にもこういう場合はこういう対応で可能であるとか,そういった形で話をして,申請なんか受付をしてきたところでございます。 今日の朝の時点で,申請者数の数は364人となっております。総額の補助金の交付申請額が約5億という金額になっているところでございます。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  この19日の説明会等については,430名ほどの参加であったと。特段まだ進行中のこの計画支援事業であって,特段意見等についてはなされていなかったというようなことで,理解してよろしいでしょうね。 この国,県への支援対策ですけれども,11月30日まででしたか,この申込みの期限が。今までに364名の申込みがあったと。総額にいたしまして5億円程になるといようなことで,本日までであったというようなことでありますけれども。 この基腐病ですけれども,生産者の農家,行政のほうもしっかりとこれについてはお伺いしているかと思いますけれども,この知覧地区で言えば,この新町地区の圃場について,もう本当に被害が大きいというようなことであります。反当1反当たり1本と,農家の方々が1本というようなことは大きな袋ですけれども,あれで500キロぐらいというようなことで,反当に1本しか取れないということで,どうにかならないのかね,全部赤字だというようなことを,お伺いをしているところでもあります。 今日の新聞等も載っていましたけれども,県のほうでも基腐病の記事がちょうど載っていました。こういう形で,もう県内各地でこの病気については発生をしているというようなことであります。被害の状況等を見ますと,先ほどの答弁の中でも6割,あるいはそういう形の被害が出ているというようなことであります。これは,この基腐病についてはカビ菌だというようなことで,カビだというようなことであります。 この対策は,ある農家にはいお伺いしますと。この対策,根絶する対策は全農家が取り組んで,全農家がこの対策をしっかりとやっていくことが,根絶する一つの対策なんだということであります。これについては,行政の力,あるいはJA,それと広報等を通じながら,全農家にこの周知徹底をしていかないと,この基腐病には勝たないというようなことを聞いていますけれども,この件については行政としてどのような考えをお持ちかお伺いします。答弁を求めます。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  ただいま議員おっしゃいましたように,市としましてもこれまでも毎年,市報とかいろんなサツマイモの関係とかにおいて資料を配付し,説明会を実施しておりまして,健全な苗,種芋,それから土壌消毒,排水対策です。そういった基本対策をしっかり実施していただくようにという形で,もう3年前から一応農家のほうにも周知はしてきております。 平成30年度の発生以降,年々基腐病の被害も拡大してきているところでございますが,今年は昨年よりまた被害が大きくなっている状況であります。農家もそういったことで,市なりいろんな情報は当然基にして対策は打っていきますが,農家としてもそれぞれの自分のまた考えを持っていろんな対策をしているというのも,農家の話を聞くとなっておりますので,今後も関係機関一緒になって何とかサツマイモが来年は基腐が減っていくような形で,いろんな対策支援を行っていきたいと思います。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  農政課長,しっかりとこの,農家へしっかりと説明等をし,どのような事業があるんだよということをしっかり説明していくことが大事だと思います。 また,全農家がこのサツマイモ農家,特に消毒の徹底,一斉に行うというようなそういう気構えでいかないと,これには勝てないんじゃないかというようなことであります。それから,JAの南薩拠点,霜出澱粉工場の数量等について,JAの方から話を聞いたんですけれども,本年度は約2万トンの数量の計画であったが,約半分,1万400トン,でんぷんであったと聞いております。また,青果用についても6割の減収であったと聞いていますけれども,この農政課として,こういう情報等については,しっかりと共有しているのかどうか,答弁を求めます。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  市外の状況ということでございますが,先ほど議員がおっしゃいましたように,市内のでんぷん工場の今年の状況等につきましては,毎月逐次情報は入ってきておりまして,こちらとしても把握はして来ておるところでございますが,先ほども言われましたとおり,計画数量には全然足りていないんですが,昨年度の集荷実績から比較しますと,11月20日現在で74%と,26%減収というふうに聞いております。 県内の全てのでんぷん工場におきましても同様な状況でありまして,対前年に比べまして,県内全部でいきますと,78.6%ということで,20%ほどのこれも減収になっております。ついでで申しわけないですが,焼酎につきましても市内の焼酎工場1社ちょっと確認はしておりませんが,焼酎工場の受入れ実績に付きましても,対前年比で72.9%ということで,こちらも30%近くの減収というふうになっているようでございます。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  課長,本日の新聞を見ましたか。県議会の基腐病の被害5割超というようなことであります。南薩地区と大隅,それと熊毛地区というようなことで新聞に載っていますけれども,これについて,転作をする際に当たっては,10アール当たり3万円の補助をするという制度もありますよ。最大5万円を受け取れますよというような県議会での農産園芸課のほうの答弁等が載っていますけれども,これについては,今この本市の行政としては,この通達というか,連絡等は来ているものかどうか,それについて答弁お願いします。 ◎農政課長(櫛下町浩二)  ただいま,議員からありましたこの今朝の新聞の情報でございますが,これにつきましても先ほど来から述べております国のかんしょ病害虫対策事業の中の支援メニューの一環でありまして,転作の3万円につきましては,被害が30%以上ある,著しい圃場に対して,サツマイモの基腐病菌を抑制するために,次年度サツマイモを植えないで,別な作物を植えたら3万円出ますよという事業でございます。 2万円につきましては,今年植えたサツマイモの面積に対して,反当2万円の次年度に向けた継続支援という形で2万円が出るところでございますが,新聞の記事によりますと,最大5万円受け取れるということで,まあちょっと誤解を招くような書き方でもあると思うんですが,あくまでも今年植えた栽培面積,自分の畑を次年度1枚でも転作すれば3万円は出るんですけれども,それはあくまでも今年植えた栽培面積より転作した畑が仮に1反分だとしたら,どこかまた別の畑を自分で1反分確保して,今年植えた栽培面積を下回らない,下回らなければ今年と同じ栽培面積に対しても,反当1枚2万円が出るということですので,そういった形で,今年の栽培面積を下回って転作をした場合には,最大5万円の分は出ないのではないかというふうに思っておるところです。以上です。 ◆議員(菊永忠行)  この基腐病の減収等については,うちの地域の農家ですけれども,サツマイモ農家専門の農家であります。毎年,サツマイモを20町歩ぐらいつくっている農家でもありますけれども,今年のこの減収,基腐病による減収で,10町歩ぐらい減らして,あと大根等をつくろうかというような農家もあるというようなふうに聞いております。 今日,この基腐病の被害等について,転作についてこれだけの補助があるんだということであれば,早速農家の方にも,こういう事業もあるがどうかというようなことをお知らせできればなというふうに思っているところでもあります。こういう農家もいるんだよということ,半分に減らそう。今まで,サツマイモだけで生活をしてきた農家が,これではもう生活もできない,どうしようかというような,本当に喫緊な課題であるかと思います。この本市の基幹産業サツマイモです。この基腐病について,しっかりと対策を取り組んでいただければというふうに思っております。 それぞれ,今回質問させていただいていますけれども,県道の整備等について,それにこの基腐病等について,この本市の基幹産業であるサツマイモについては,しっかりと対策を講じていければというふうに思っております。 この県道整備の件についてと,それから基腐病等について市長へお伺いをし,私の質問を終わりたいというふうに思っております。 ◎市長(塗木弘幸)  ただいまたくさんの質問をいただきました。県道については,これからも要望をしてまいります。 また,このサツマイモの基腐病,先ほどお茶の質問もございましたが,この日本一の,本市が日本一の産地となっているお茶とサツマイモの収穫が,また大きく減っており,そして収入も減っているということで,大変生産地の長としても頭の痛いところでございます。私も何百回もこのことについては,いろんな方々から話を聞いております。 この基腐病に関しては,鹿児島大学にも私も行ってまいりました。連携して調査をしていただきたいというお願いをしてまいりました。しかし,議員がおっしゃいました,このカビの糸状菌で,この地球上に昔からある菌だったということで,この特効薬というのが非常に,今まで特効薬はできていないわけですのですぐにはいかないというようなこともございました。 大変,難しい問題でもあると思っておりますが,これからも,今,国や県も,今動き出してくれていると思っております。行政等も国から,また県から今いただいているところでございます。市としても農家の支援を行いながら,この根本的な対策にも取り組んでいかなければならないと思っております。国や県と連携しながら,また要望もしてまいりたいと思っております。 農家の方々にも,やはり市といたしましても,よく説明をしながら,この対策については一緒になってやっていかきゃならないと思っております。以上です。 ○議長(加治佐民生)  次に,日置友幸議員。  [8番議員日置友幸登壇] ◆議員(日置友幸)  本日ラストを務めます日置と申します。よろしくお願いいたします。私は,通告に基づき3点質疑いたします。 1点目は,令和3年度予算と決算についてです。直近の決算年度である令和元年度決算は,南九州市の厳しい財政状況をくっきりと描き出しました。実質単年度収支,民間でいうところの経常収支は約8億7,000万円の赤字で,合併後最大額を記録。連動して,自治体の貯金と言われる財政調整基金の減額幅も過去最大となりました。赤字は4年連続となりました。事態は極めて逼迫していると言わざるを得ません。現年度である令和2年度については,決算の実質単年度収支黒字化は極めて厳しい状況だと思います。 そこで質問です。令和3年度決算における実質単年度収支の黒字化に向けて,どのような予算編成を現在考えていらっしゃるのか。どのような取組をなすのか伺います。 そして,黒字化は大切ですが,それと並行してコロナ対策を打っていく必要がございます。私はこのコロナ対策についての支出については,実質単年度収支が赤字になっても打たないといけない場面もあろうかと思っています。言いかえれば,コロナ対策にかかる一般財源を除いて,実質単年度収支の黒字を目指さなくてはいけないと思います。そこで,コロナ対策の財源について市の基本的な考え方を問います。 質問の2点目は,性的多様性が尊重される自治体の実現についてです。2020年も,もう終わりを迎えようとしております。今年の干支はねずみでした。総務省の統計によれば,日本人のねずみ年生まれの方は1,062万人,日本人の約12人に1人,人口の約8.4%を占めるそうです。当然,皆様の周りにもねずみ年の方がいらっしゃるのではないでしょうか。8.4%,この割合を覚えていてください。 電通ダイバーシティ・ラボが2018年に行った大規模調査によれば,日本人のうち,LGBTQを含む性的マイノリティの方の割合は約8.9%,これはねずみ年生まれの方の人口よりも多いことになります。皆様,南九州市で暮らしていてその割合を実感できるでしょうか。ねずみ年の方と同じくらい性的マイノリティの方と出会っているでしょうか。きっと多くの方がノーとおっしゃるでしょう。つまり,南九州市では性的マイノリティ当事者の方が暮らしづらくて市外に出ていってしまったり,社会的な抑圧を恐れてカミングアウトできない状態であったり,そういう状態であろうことが数字から想像されます。性別に関わりなく全ての人の幸せを願う南九州市として,性的多様性を尊重する自治体の実現は悲願であります。そしてそこにはまだまだ課題が残っております。 自治体が証明書を発行することで,同性カップルを支援するパートナーシップ制度,公営住宅の入居,公文書性別記載欄の見直し,その他もろもろ,自治体ができること,やるべきことは多く,また対応を進める自治体が増えてきました。そこで伺います。性的多様性が尊重される自治体の実現に向けて,本市の取組状況と決意と伺います。 3点目,各種会議・市民対応におけるオンライン会議システム活用について。市の主催する説明や市民対応について,オンライン会議システム等を活用する考えはないでしょうか。あとは自席で質疑いたします。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  日置議員の質問にお答えをいたします。まず,質問1,令和3年度の予算・決算についての1番目,実質単年度収支黒字化に向けた取組について。 令和3年度の実質単年度収支につきましては,令和2年度の決算が出ていない中で,収支の見込みは難しいところであります。令和3年度の歳入は,新型コロナウイルス感染症の影響による税収の減少,交付税につきましても,算定基礎数値の国勢調査の人口減少が予想され,普通交付税が減少すると見込まれるところであります。 令和3年度決算の実質単年度収支黒字化に向けては,枠配分方式による予算編成等を行ないながら,財政調整基金の繰入れを抑えるため歳出抑制に取り組んでいかなければ,黒字は達成できないものと考えています。各種事業等につきまして補助金や交付税措置のある地方債などを有効活用し,後年度への負担を可能な限り軽減してまいります。 歳入面では,ふるさと寄附金が堅調な伸びを示しており,各種事業等へ有効活用するなど対応してまいりたいと考えております。 次に,質問1の2番目,コロナ対策に関する財源について。 新型コロナウイルス感染症対策の財源につきましては,国県の財政支援が無ければ,財政調整基金を考えております。今後において,国の令和2年度の3次補正や令和3年度当初予算により,新たな支援策等が示された場合は,支援策を優先した活用を考えており,国県の動向を注視してまいりたいと考えております。 次に2番目,性的多様性が尊重される自治体の実現について。性的多様性を尊重する仕組みについて。 現在,本市では,男女共同参画社会の実現をめざし,さらには性別に関わりなく人権が尊重され,多様な性について理解を深めることの重要性などを周知するため,広報紙や研修会等での啓発活動など様々な取組みを行っております。性的少数者,いわゆるLGBTの方々の人権についても,まずは市民一人一人が個性を認め,思いやりを持って接することができるように,学校や団体での出前講座等で啓発を行っているところであります。 公文書等の性別記載欄の見直しについては,性の多様性を尊重するなどの観点から,県内でも県を始め,幾つかの自治体が取り組んでいるところでありますが,本市においても性別記載欄のある公文書等について,現在全課を対象に調査中でございます。この調査結果をもとに,今後,性別記載欄の廃止や任意記入などについて見直すこととしております。市営住宅への同性パートナーカップルの入居については,入居者資格等の条件に該当しないことから,現在は入居許可ができないところであります。 また,パートナーシップ制度については,性別に関わりなく愛しあう二人に婚姻と同等であると承認し,自治体独自の証明書を発行する制度で,性的多様性を尊重する一つの方法ではあると考えております。 しかしながら,本市の現状として,市民の性的少数者の方々への理解が充分ではないなど導入に向けた環境がまだ整っていないと判断しており,導入制度については慎重に対応せざるを得ないと考えております。 まずは,市民への意識啓発を優先し,県内の先進市の導入後の状況等も調査研究しながら検討していく必要があると考えております。 次に質問3,各種会議,市民対応におけるオンライン会議システムの活用について。オンライン会議システム等の活用について。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,本市においても各自治体や各種団体等との打合せや簡易な説明会については,ウェブ会議システムを活用しておりますが,対象者の多い説明会や長時間の会議等をオンライン会議システムで実施する場合は,会場のネットワーク環境の整備やソフトウェア,ハードウェアの準備などが必要となるため,現在のところ,すぐには対応できないところがあります。 しかしながら,コロナ禍の中において,市が主催する説明会や市民対応については,これまでと同じようなやり方では厳しい部分もあることから,規模の大きい説明会や長時間の会議等に対応できるオンライン会議システムの整備を今後検討していく必要があると考えております。私のほうからは以上であります。 ◎教育長(有馬勉)  各種会議等におけるオンライン会議システムの活用について,お答えをいたします。市長の答弁にもありましたように,教育委員会におきましてもコロナ禍において,これまでオンライン会議システムで開催可能なものにつきましては,実施してきているところであります。 今後,効果的な開催のあり方を含め,オンライン会議システムの整備を検討していく必要があると考えております。 ◆議員(日置友幸)  いただきました答弁をさらに深めていければと思います。 まずは,財政的な問題についてです。令和元年度決算については,先ほど少し述べましたが,実質単年度収支8億7,000万円の赤字ということで,まず他自治体と比較してみますと,標準財政規模に対する割合でいったときに,南薩4市でいけば南さつま市が2.6%の黒字,枕崎市が1.2%の黒字,指宿市が3.1%の赤字,南九州市がマイナス6.7%の赤字,南九州市の次に悪い指宿市と比較しても,なお倍以上の割合の赤字額を記録しました。 赤字が今年だけだと,特別な事情があるんだということであれば,そういうこともあろうかと思いますが,その赤字というのも4年連続で続いております。まずは,恒常的にこういう状況になっている,なぜこうなっているのか,主な原因をどうお考えになられているか伺います。 ◎財政課長(橋口和久)  まず,令和元年度の実質単年度収支が合併後最悪の数値となった部分につきましては,地方消費税交付金が見込みよりもまず少なかった部分,普通交付税が漸減期間により年々減少したことによります部分と,臨時財政対策債が減少となったことによりまして,下回った部分でございます。そのような中で,不足分を財政調整基金の繰入れで対応しなければならないということもあり,令和元年度につきましては,過去最大の数値となったところでございます。 ◆議員(日置友幸)  いろいろ想定外のこともあったという答弁でしたが,しかし過ぎてしまったこと,これを生かして次に生かせればというふうなことでございます。 令和2年度も,もう9か月が過ぎまして,残すところあと3か月。なんとなく決算の状況も見えてきたんじゃないかと思います。令和2年度におきましては,決算において実質単年度収支の黒字化は見込めそうですか。私は厳しいように思うんですが,どうでしょう。 ◎財政課長(橋口和久)  ただいま,議員の申しましたように,かなり厳しいのではなかろうかと思います。 まず,理由の一つといたしましては,当初予算の段階におきましても,財政調整基金を10億を超える形での繰入れをしなければならないという状況にあった部分もございます。 さらに,御承知のように新型コロナウイルス感染症に対応しなければならない部分等でも,なかなかその繰入れというのも抑制できない状況にあったというところで,本年度につきましても,黒字化というのはちょっと厳しいかなというふうには思っております。 ◆議員(日置友幸)  当初予算の約11億財政調整基金繰入れを組んでいて,しかし年度執行において,そこまでしなくてもいいというパターンもあれば,実際それぐらい使わないといけないというパターンもあろうかと思うんですが,令和2年度決算については11億のうちどれぐらい財政調整基金,実際に使わないといけなそうですか。見込みで構いません。 ◎財政課長(橋口和久)  もちろん可能な限り抑制をしていければというふうには考えておりますけれども,現段階ではっきりとどの金額までというのは言えないところはございますけれども,実際の繰入れとしまして四,五億は落として,例年並みの数字には持っていきたいというふうには思っているところです。 ◆議員(日置友幸)  令和元年度決算の財政調整基金の額が33億で,そこから仮に5億切り崩したとすれば28億。南九州市の財政調整基金の目標は標準財政規模の20%ですから,おおよそ26億程度となります。そうなったときに,財政調整基金目標額にもうあと一歩というところまで迫っていると思うんですが,その点についての認識はございますか。 ◎財政課長(橋口和久)  繰入れにつきまして,毎年度多くの財政調整基金の繰入れを行っており,ここ数年減少傾向にあり,今後を考えますと,今おっしゃいました標準財政規模の20%,26億という数字を割り込むのではないかというような懸念はしているところです。 ◆議員(日置友幸)  そう考えたときに,令和3年度予算の当初予算編成が非常に重要になってこようかと思いますが,予算編成方針では財政調整基金を幾らくらい繰り入れる必要があると考えていらっしゃるでしょうか。 ◎財政課長(橋口和久)  令和3年度予算につきましては,想定しておりますのは8億3,000万円ほどを,現在はしているところでございます。 ◆議員(日置友幸)  となると,令和3年の決算が出る頃には,もうほとんど間違いなく標準財政規模の20%を割り込んでくるということにはなりませんか。 ◎財政課長(橋口和久)  ただいま申しました8億3,000万円という数字そのままになりますと,割り込むというふうには思っております。ただ,想定をする段階におきまして,やはり新型コロナウイルス感染症の終息が見えておりませんので,税収であったり種々の歳入というのがなかなか厳しい状況にあるということから,どうしてもこの数字が出てきたところです。 ◆議員(日置友幸)  歳入が見込めないことについては全くそのとおりだと思うんですが,もし,私の想定だとリーマンショック並みに税収が落ち込めば,恐らく3億から4億市税も落ち込んでくるんじゃないだろうかとは思うんですね。つまり,歳入が伸びないんであれば歳出を削るしかなくて,非常にそれが厳しいことは分かっているんですが,まだ市長査定もありますよね。さらなるちょっと行財政改革を組まないと,2年後3年後本当に大変なことになると思います。 そこで,市長に伺います。こういう厳しい財政状況の中でも,やはり施策の優先順位というものがあろうかと思います。 先月,鹿児島市長選挙がありました。自民,社民,共産,無所属と4候補が出ましたが,いずれの候補も施策の優先順位1位にコロナ対策を上げていました。政党の左右を問わず,これは政治の共通理解となっているんじゃないかなと思います。令和3年度以降に予定した事業を先送ったり,新規事業の凍結などして,必死の思いでコロナ対策のために財源を確保している自治体も多いだろうと思います。そして私はこの考えは基本的に正しいと思っています。 そこで市長に伺います。施策の優先順位についてです。令和3年度予算については,まず優先順位はコロナ対策なんだと。そこのための予算を何とか確保するべきだと考えますが,市長はどう思われますか。 ◎市長(塗木弘幸)  このコロナ対策ということも考えて,当然考えていかなければならないと思っております。しかし,先ほど答弁で申し上げましたように,国県の支援がなければ,財政調整基金を出ていくというようなことになろうかと思います。これはもう国県の動向を注意していきながら,できればもうそっちのほうでやっていきたいと,国県の支援対策でやっていきたいと思っております。 ◆議員(日置友幸)  言葉の軽重づけの問題だと思うんですが,私も基本的には同じ考えで,本当に厳しい財政状況ですから,国県の動向を注視しながら補助金をフル活用していく必要があるんではないかと,全く同じ思いです。 ただし,それでも足りないという局面になったときに,財政調整基金を切り崩せるだけの余力がやっぱり必要になってくるわけで,そう考えたときに,当初予算編成が非常に大事になってくるんだろうという意図の質疑でございます。それができるかどうかは別として,伝わっていると思いますので,ぜひともそれは要望していきたいと思っております。 もう1点,市長に伺います。実質単年度収支の黒字化ということは,これはコロナ対策で赤字になってしまったということであれば致し方ない部分もあろうかとは思いますが,非常に重要な,行政の継続性を考えたときに非常に重要な問題だと思います。 そこで,令和3年度の予算,実質単年度収支黒字化に向けて,市長の決意を改めて問います。 ◎市長(塗木弘幸)  黒字化に向けては先ほども答弁をいたしましたので。私は,単年度収支という実質単年度収支ですね,このことだけでこの財政状況を判断するのはいかがなものかと考えております。 本市においては,歳入も年々減少をしているところでございます。他市と比べても少ないというようなところもあります。そして,この単年度収支は繰入額や財政調整基金の繰入れによって,数字が赤字とか黒字とかいうようなことになってくるわけですけれども,これは余裕があったときに,財政調整基金というのは積立てをしたりしている基金でございますので,市の活性化を図るために財源が必要なときには,これを取り崩すということもあり得ると思っております。 しかし,毎年これを続けていくと,議員がおっしゃるとおり財政が危なくなっていくということで,やはりこれは慎重にやらなきゃならないということは思っております。標準財政規模の値では20%ということでございますけども,これは目標ですけども。他の市においても,この財政調整基金というのはいろいろと幅があるようでございます。少ないところは十何億というところも多ございます。多いところは。本市はそんな少ないほうではないと思っていますけれども。いずれにせよ,なるべく取り崩さないような形でやっていかなければならないと考えております。 ◆議員(日置友幸)  実質単年度収支だけで財政状況が判断できないという点については全く同意です。ただし,これは民間でいうところの経常収支であって,経常収支というのは本当に基礎的な財政状況を図る上での基礎的な資料ですから,これだけで語るつもりはありませんが,これは非常に重要な指標だということは共通理解を持ちたいと思います。 次に,標準財政規模の20%が財政調整基金として適切かという話なんですが,少なくてもこの20%で行くと言っているのは私ではなくて市役所のほうですから,そこは御自身で述べている言葉だということは御理解いただきたい。 次に,財政調整基金は余裕があるときに貯めていて,危ないときに出していく,これについては全くそうだと思いますが,それが無尽蔵に出ていかないためにルールを決めているんであって,それが標準財政規模の20%だろうと私は思っております。 いずれにいたしましても,南九州市の財政状況が厳しいと,執行部に対する批判のような質問にも聞こえた方もいるかもしれませんが,私はそういうつもりではありません。むしろ手に唾を吐くような質問だとも思っています。なぜかというと,4年連続で赤字決算となるような予算を通したのは私たち議会だからです。 当初予算審査も間近に控えますが,ぜひとも,原案に賛成できるような財政規律とコロナ対策の両立を基本軸とした予算案を要望いたしまして,次の質問に移ります。 2つ目は,性的多様性が尊重される自治体の実現についてです。 2017年の3月,LGBT関連の施策について質問をさせていただきました。後から知ったことですが,LGBTという名称を用いて質問をしたのは鹿児島県の議会でははじめてだったそうです。あれから4年たち,LGBTQの名前は市民権を得て,自治体が取り組むべき施策としてしっかり認知されてきたように思います。 2017年の質疑以降,あれから4年くらいたちますが,その後の市の取組として具体的に前進した点はあるでしょうか。 ◎企画課長(東成功)  お答えをいたします。前回質問があった後の取組でございますが,まず,市の職員がこれのことについて学ばなければならないということで,市職員の研修,これを一般社団法人等が主催をする研修会等に出席をいたしております。 それから,市民向けにつきましては出前講座というのを,主に男女共同参画の内容を中心とした講座になりますが,その中にLGBTの分も含めた形で,いろんな団体とか,学校とか,そういうところで実施をいたしております。 そのほか,第2次南九州市男女共同参画基本計画の中に,性の多様性についての理解促進という部分を設けまして,施策を盛り込んでいるところでございます。 そのほか,悩み相談室というのを開催しておりますが,この相談内容の一つにLGBTの相談を追加をいたして,市民の方々から御相談等を受けているところでございます。 そのほかは,広報紙を使って市民の方々にLGBTの特集記事を掲載をするなど,市民の方々に理解をしていただくような取組を実施をしてきているところでございます。以上でございます。 ◆議員(日置友幸)  学校現場,教育委員会部局ではどうでしょう。4年ぐらいたったんですが,何かあれから前進した取組等あるでしょうか。 ◎学校教育課長(竹下公博)  市教育委員会といたしましては,平成30年7月に市内の全教職員を対象としてLGBTQへの理解と支援の在り方と題した人権研修会を行い,LGBTQに関する正しい理解と学校における支援の在り方について教職員への指導を行ったところです。 また現在,スクールカウンセラー2名,教育相談員3名,スクールソーシャルワーカー4名を各学校に配置し,児童生徒や保護者,学校からの相談に迅速に対応できるよう体制を整えているところでございます。 一方,各学校の取組といたしましては,本年度,教職員に対して性的マイノリティーへの正しい理解と認識を深めるための研修を全ての学校で実施しており,学校保健委員会や家庭教育学級において,保護者を対象とした講演会を実施した学校もございます。 また,児童生徒に対して直接性同一性障害や性的マイノリティーに対する学習を行った学校は13校ございまして,年々増加傾向にございます。さらに,現在,本市の小中学校のうち18校において,性的マイノリティーに配慮した男女混合の名簿を使用しており,残りの3校も次年度から男女混合名簿の使用を検討しているところであります。以上でございます。 ◆議員(日置友幸)  4年前では頂けかったような答弁がたくさん頂けて,非常に前向きな答弁があって,喜ばしいことだなと思うばかりでございます。今,教育委員会部局に質疑をさせていただきましたので,1点,学校現場で起こりうるであろう具体的なことについて質疑をさせてください。 制服の問題を上げます。例えば,今まで男性として育てられてきたけれども性自認としてはどうやら女性だという生徒がいらっしゃった。仮にAさんとしましょう。Aさんは今学ランを着ています。でもスカートの制服を着たいと考えた。保護者もその意向です。この場合,南九州市の学校ではどのような対応が取られますか。Aさんは性自認に基づいてスカートを着ることができるんでしょうか。 ◎学校教育課長(竹下公博)  性同一性障害や性的マイノリティーとされる児童生徒,または保護者から,自認する性の制服を着用したい旨の相談があった場合は,各学校において,本人と他の児童生徒や保護者への配慮の均衡を図りながら,本人や保護者の意向に沿った対応がなされることになります。 ◆議員(日置友幸)  私もそうだと思います。そういった答弁が返ってきて本当にほっとしました。周りとの調整を図りながらも,基本的には保護者とその児童の意思,性自認を尊重するということですから,これが基本的な考え方になってこようかと私も思います。 次に,公文書の件です。今調査中で,これについては適宜見直しをしていくという前向きな答弁を頂きました。1点だけ,スケジュールはどのようなことを想定されていらっしゃいますか。 ◎企画課長(東成功)  スケジュールの件でございますが,現在はこの公文書の性別欄がある様式等を洗出しをいたしております。その洗出しの中から今後,法制度的に載せなければならない部分,それ以外に市単独で載せている部分とか,そこら辺については見直し,削除というふうが可能な部分がありますので,それを中身を精査しながら見直しを行っていきまして,できれば来年4月ぐらいにはできるような形で作業検討を進めてまいりたいというふうには思っております。 ただし,要綱とか例規で定めなければならない分などありますので,そのところからしますと若干遅れる可能性はありますが,できる限り前向きに進めていきたいというふうに思っております。以上です。 ◆議員(日置友幸)  前向きな答弁が頂けまして非常にほっとしました。着実に,早いほうがいいですが決して急ぎすぎることなく,着実にしっかりと進めていただければと思っております。 次に,公営住宅の件について伺います。答弁の中では,入居資格等の条件に該当しないということですが,南九州市公営住宅条例第6条の(1)では,入居資格において,同居しようとする親族(婚姻の届出をしていないが事実上の婚姻関係と同様の事情にあるもの)とあります。 では,長年連れ添い合う,例えばレズビアンやゲイのカップルが公営住宅に同居の申込みをしたときに,2人は事実上の婚姻関係と同様の事情にあるものと,現在市としてはみなせないということなんでしょうか。 ◎建築住宅課長(高田浩一郎)  そのとおりでございます。 ◆議員(日置友幸)  なぜでしょう。 ◎建築住宅課長(高田浩一郎)  今回はパートナーシップ制度をやることによりまして婚姻と同等であることと承認するわけですので,それがあってはじめて婚姻関係と同様の事由になるものとなると判断しております。 ◆議員(日置友幸)  それが適切かどうかということはさておき,市としては,まずじゃあパートナーシップ宣誓制度が認められれば,市としては婚姻と同等の状況だと思うので,公営住宅も入居できるようになるとそういうロジックでしょうか。 ◎建築住宅課長(高田浩一郎)  そのとおりでございます。 ◆議員(日置友幸)  自治体によっては必ずしもその順番ではなくて,自己申告といいますか,2人がそういう関係であると申請をすれば,もちろん公正証書の問題等ありますが,認めている自治体等もあるようですが,そういった対応は難しいんでしょうか。 ◎建築住宅課長(高田浩一郎)  我々が調べたところ,8団体がこのパートナー制度をやっておりまして,その中で見る限りは,1つしか個別に公営住宅で認めるというのはなかったようでございます。 公営住宅につきましては,低所得者に低廉な家賃で提供してございますので,そこのことも踏まえまして,親族等,家族ですね,じゃないと入居できないというふうに判断しております。 ◆議員(日置友幸)  家族じゃないと入居できないというところが,まさに今回の論点なわけでございますが,つまり,家族なんじゃないのかということを私は言いたいわけです。 そこでパートナーシップ制度の話に移るんですが,私が答弁としてちょっと受け入れ難いなと思うところがあって。パートナーシップ制度について,市民の性的少数者の方々への理解が十分ではないから慎重に対応せざるを得ないという答弁でした。つまり,市民の方々,多くの方々が理解していないとパートナーシップ宣誓は導入しないということなんでしょうか。 ◎企画課長(東成功)  パートナーシップ制度につきましては,先ほど議員のほうからありましたように,8.9%の方々がいらっしゃるということ。その状況からしましても,私自身も身近にいらっしゃるというのは気づきも当然しませんし,そういう状況であります。 そういう状況の中で,果たしてこのLGBTの方が,もし,私はそうですよというふうになった場合に,周りの市民の理解がどこまであるのかなというのが非常に心配なところです。うわさをされたりとか,悪く言えばちょっと白い目で見られたりとか,そういう,非常にその方々の人権を損なうような形に逆になってしまうのではないかというのが非常に心配なところがございます。 そういうことから,やはり性的少数者の方々の理解を深めていくのが一番まず先に大事なことじゃないかと。現在は,先ほど言いましたように,出前講座とかいろいろやっておりますが,それの回数を増やしたり,いろんなところに今度は市のほうから呼びかけをして,そういう研修講座をやらせていただきたいということで,やりながらもっとこの部分について市民の方々に理解を深めてもらうと。そういう形をつくった上で,このパートナーシップ制度を導入したほうが,当事者の方々のためにも非常にいいんじゃないかなという思いがありまして,先ほどありましたようなパートナーシップ制度の導入については,必要だというふうには認識をいたしております。しかしながら,まだ土台まで来てないのかなというふうな理解をしているものですから,先ほどの市長答弁のとおりになったところでございます。以上でございます。 ◆議員(日置友幸)  おっしゃりたいことは半分は分かるような気がするんですが,しかしどうかなと思う部分もあって。まず,大前提として性的マイノリティーの方々は確かに今弱い立場に置かれている方ではありますが,決して弱い人ではないわけです。いろんな方々からの心ない言葉を浴びせられたこともあったでしょうが,そんな中でも暮らしているわけであって,むしろ強い人々だと。と考えたときに,当事者団体の方々が,果たしてまず理解促進で,その後パートナーシップ制度だということを言っているのか。状況としては全く逆で,パートナーシップ制度をとにかくまずは導入してほしいと。それと並行して理解促進を努めてほしいということなんですね。 当事者の方々のことを思って理解促進をまずというのであれば,それは私は多分違うのではないかと。当事者の方々を思うのであれば,パートナーシップ制度は早急に導入すべきではないかと思うんですが,いかがですか。 ◎企画課長(東成功)  本件のこのパートナーシップ制度の導入につきましては,先ほど来ありますように,指宿市のほうが来年の4月から導入するということにしております。県内では初めての取組になります。そのようなことで,どの県内の自治体におきましても,この導入に当たっての非常に重要性というのは認識をしている自治体も多ございます。 しかしながら,それを今いけないというところは,先ほど話をしましたような背景もあるのではないかというふうに考えております。県のほうも,基本的には導入の前段階のところを重要視するべきだということと話も伺っておりますので,先ほどありましたように,まあパートナーシップを先でもいいんじゃないかということでございますが,現在のところ市としましては,もう少し研修とかそういうのも深め,啓発しながら,さらに先行の導入した市の状況を見ながら判断をしていきたいというふうに思っているところです。以上です。 ◆議員(日置友幸)  全く後ろ向きな答弁だと捉えていません。その必要性というものは市としては十分認識していただいていると考えてよろしいですか。 ◎企画課長(東成功)  このことにつきましては,やはり多様な生き方を認め合う現在の国の風潮,それから性的少数者への配慮,これの急な高まり,そこら辺を考えますと,やはり重要なことだというふうに考えておりますので,決して後ろ向きではないというふうに考えております。以上です。 ◆議員(日置友幸)  かしこまりました。市長に伺います。パートナーシップ制度についてです。先ほど課長からもありましたが,指宿市が来年度より導入の意向を示されました。豊留市長は報道に応える形で,人権を尊重するために必要な制度,多様性を認めるまちづくりを進めたいと答えていらっしゃいました。 また,先月行われました鹿児島市長選では新人の下鶴隆央さんが当選されましたが,下鶴次期市長はマニフェストの中で,速やかに同性パートナーシップ宣誓制度を導入すると述べており,当選後の報道対応でもその旨を述べております。何が言いたいかというと,全国的に見てもこのパートナーシップ制度の導入というのは,自治体首長の理解,リーダーシップが大きいところでございます。 そこで市長に伺います。課長とも議論させていただきましたが,私としては機は十分熟しているのではないかと思っております。実現に向けて,市長のお考えをお聞かせください。 ◎市長(塗木弘幸)  私も課長の考えと同じであると思っております。先ほども申し上げましたが,やはり全ての人が性別にかかわりなく個性を発揮して,生き生きと暮らせるまちづくりを進めていく上では,市民の皆さんの正しい知識と理解が必要であるということから,まずは,やはり様々な形での学習や広報をしていくことは大事ではないかと思っております。以上でございます。 ◆議員(日置友幸)  市民の方々の理解,その後にパートナーシップ制度という考え方自体に,私は納得できない部分も多いんですが,しかしだからといって決して後ろ向きな答弁ではなかったと思います。 市長,課長と同じ考えとおっしゃっていただきました。つまり,決して後ろ向きではないんだと。そういうことでよろしいでしょうか。 ◎市長(塗木弘幸)  後ろ向きではないというふうに,やはり人権は尊重していかなければならないと思っております。 ◆議員(日置友幸)  非常にいい討論ができまして,私も質問してよかったと思っております。 次に,各種会議,市民対応におけるオンライン会議システムの活用についてでございます。 答弁におきまして,部分的に活用がなされているということですが,具体的に例えばどういう場面で現状活用されているんでしょうか。 ◎企画課長(東成功)  オンライン会議のどのような状況で活用されているかということでございますが,これにつきましては,例えば県からの行政の内部の,県から市の担当者向けの研修会とか説明会,それからそれ以外にも各団体等の事業進捗のやり取りとか,そういうところの打合せ等をウェブ会議のほうで活用しているところでございます。 しかしながら,対象者が非常に多い説明会というのは,もう機器的にちょっと非常に無理な部分もございますので,現在は先ほど市長答弁にありましたように,簡易な説明会とか打合せ等に限定がされているところでございます。以上です。 ◆議員(日置友幸)  市民向けのを2つに分けます。1つは,会って会議して話し合うような会議型と,もう1つは,前に人が立っていて説明する説明型。会議型についてはオンライン対応,かなり難しい面もあろうかと思いますが,説明型については早期に導入可能なのではないかと思います。 答弁の中で,対象者の多い説明会や長時間の会議等を実施する場合は,ネットワーク環境の整備やソフトウェア,ハードウェアの準備などが必要となるためと書いてあるんですが,多分そんなにややこしい話でもなくて,パソコン1台あればできることだと思うんですね。ですから,説明型のものについては基本的に,基本的にというか,導入を全庁的に呼びかけていただいても,すぐに対応可能なのではないかと思うんですが,いかがでしょう。 ◎企画課長(東成功)  このことにつきましては,実際,市の別な担当のところで,広く市民向けの研修会,それから講師を呼んでの研修会を広い会場,例えば文化会館のホールで実施をして,それをオンラインで流したいということの要望があったところございますが,現在のところ,文化会館のホール等につきましては,ネットの環境,それが届かないということと,あと,現在市が活用しているソフトウェアがフリー版のズームでございまして,これがなかなか限られているという部分がございまして。これを例えば長時間でやるとかいう形になりますと,正規品の購入が必要になってくるということ,それから広くすることによりまして,例えばカメラとか,集音器,スピーカー等のハードウェアもなかなか整っていないという部分もございますので。先ほど市長の答弁の中にもありますように,こういう説明会,こういう会議をやりたいんだというのを行政の内部のほうで調査しまして,それが今後いろんなパターンで必要,いろんなところでそういう活用が多いということであれば,それに向けた取組を検討していく必要があるというふうに考えているところです。以上です。 ◆議員(日置友幸)  そう言われればなかなか難しい面もあるのかなあという気もしますが,しかし,このオンライン会議システムに完璧を求めたら,本当に何百万というお金がかかってしまうわけで。できることからやればいいのではないかなという気もしています。 特に本市の場合は3庁舎ありまして,農業関係だったら川辺の人が頴娃に行かないといけない,教育関係部局だったら頴娃の人が川辺に行かないといけない。現実にはそういうケースもございますよね。そういったときにわざわざ30分かけて行かなくても,市民対応としてオンライン会議システムが使えれば,それで事足りる面も多々あろうかと思いますので。とにかく,できることから着実に前向きに一歩ずつ進めていただければと思います。その音頭を取っていただきたいと思っております。 オンライン会議システムの市民活用というのは,何も大人向けだけではございません。実際に学校現場,子どもたちに対しても活用できる面があるんじゃないかと思っております。例えば,いろんなことがあって学校に来るのが難しかったり,保健室で登校している子どもたち,どうしても授業に遅れてしまいます。 しかしオンライン会議システムがあれば,パソコン1人1台導入されますから,授業を聞くことができるんじゃないのか,家でも聞くことができるんじゃないのか。町によっては家にいてもそれで出席とみなすという取組を始めているところまでございます。 この点についてどうでしょう。子どもたちの,要は学校に行けなかったり難しかったりという子どもたちへの対応として,オンライン会議システムが有効に活用できるのではないか,どうでしょう。
    ◎学校教育課長(竹下公博)  このことにつきまして,文部科学省の通知では,ICT等を活用した学習活動を行った場合に,指導要録上出席とするためには,訪問型による対面指導が適切に行われていることや,当該児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムが作成していることが要件とされております。 これらのことからも,現実問題といたしまして,当該児童生徒が1時間1時間配信される授業を各家庭で受講するためには,保護者の協力も含めて,越えるべきハードルが高いと考えておりまして,今後研究してまいりたいと考えております。 ◆議員(日置友幸)  例えば,オンライン会議システムって,生中継だけじゃなくて録画配信もあって。このメリットは,お昼保護者の方が働いていても,夜に帰ってきてからちょっとでも見ようかということもできる。そう考えればハードルはより下がるのではないかと思いますが,いかがでしょう。 ◎学校教育課長(竹下公博)  先ほど議員のほうが説明型と会議型の2種類あるとおっしゃられました。今,私どもがやっている小中学校の授業というのは,この説明型ではなくて,どちらかというと会議型をイメージしていただくと分かりやすいと思います。つまり,先生方が子どもたちに知識や様々な情報を一方的に享受するのではなく,子どもたちに様々な考え方を発言させたり討論させたりする中で,考えを深め,そして主体的に学習に取り組ませていく中で,おのずと望むべき知識に気づかせていく,そのような授業を行っています。 そういうことから,やはり授業というものは一方的な配信だけでは難しいのではないかと考えているところでございます。 ◆議員(日置友幸)  今の点で言えば,恐らく現実の授業というのは会議型と説明型の混合だろうと思うんです。まず一番最初に先生が説明します。これってこういうことだよね,こういうことだよね,こういうことだよね。じゃあ実際に活動してみましょう。そこで会議型のアクティブな活動が始まっていくということだと思うんですが,現状オンライン会議システムがなければ,不登校の子どもたちというのはゼロですよね,情報量としては。だけれどもそれが活用できることによって,授業の前半部分,少なくとも説明型の部分については,見て知ることができるのではないかと思うんです。その点において,百点を目指せば難しい部分もございますが,一歩前進する部分もあるんじゃないかと思います。どうでしょう。 ◎学校教育課長(竹下公博)  今おっしゃられたように,授業のある一部分において大変有効ではあると考えておりますが,それをもって授業,または出席というのは難しい部分があるのではないかということから,研究が必要ではないかと考えております。 ◆議員(日置友幸)  理解できました。研究が必要だということだとは思うんですが,せっかくの技術の進化ですから,それが難しいということではなくて,どうやったら活用できるのかという前向きな検討をぜひいただければというふうに考えております。 3点質問させていただきましたが,前向きな答弁も頂けまして,よかったなというふうに思っております。私の質問は以上です。    ──────────────────── △延会 ○議長(加治佐民生)  お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。 次の会議は12月9日午前10時から開会することとし,本日はこれで延会します。午後4時36分延会...