南九州市議会 > 2008-03-25 >
03月25日-05号

  • "共同経営"(/)
ツイート シェア
  1. 南九州市議会 2008-03-25
    03月25日-05号


    取得元: 南九州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成 20年 第 2回定例会( 3月) 本会議5号     (3月25日)   出席議員     24名1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  今 吉 賢 二2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  満 留 秀 昭3番議員  山 本 森 満        15番議員  内 匠 秋 夫4番議員  田之脇   厚        16番議員  山 下 つきみ5番議員  浜 田 茂 久        17番議員  柚 木 茂 樹6番議員  大 薗 秀 己        18番議員  松久保 正 毅7番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  蔵 元 慎 一8番議員  深 町 幸 子        20番議員  塗 木 弘 幸9番議員  竹 迫   毅        21番議員  薗 田   誠10番議員  森 田 隆 志        22番議員  加治佐 民 生11番議員  永 吉 義 輝        23番議員  下 窪 一 輝12番議員  東   兼 喜        24番議員  西   良 仁   欠席議員     0名─────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者市 長    霜 出 勘 平    財政課長     上 野 勝 郎副市長    鶴 田 康 夫    企画課長     金 田 憲 明副市長    山 内 廣 行    税務課長     福 吉 良 夫教育長    小 野 義 記    福祉課長     君 野 悦 郎総務部長   海江田   操    行政改革推進室長 松 元   正市民福祉部長 有 水 秀 男    耕地課長     山 下 由 海農林水産部長 伊瀬知 正 人    建築住宅課長   東     篤建設部長   大 坪 三 郎    水道課長     難 波 行 至会計管理者  新 留 和 人    選挙監理委員会                     事務局長  小 園 和 幸教育部長   和 田 二三男    農業委員会                     事務局長  今 吉 盛 廣頴娃支所長  安 西 友 治    社会教育課長   鬼 塚   仁知覧支所長  霜 出 憲 一    教育総務課長   厚 村 善 人川辺支所長  土 喰 行 夫                    ─────────────────────────────────── 事務局職員出席者事務局長   中 薗 浩 二    議事係    川 﨑 弘一郎議事係長   浜 田 純 一                   第2回定例会議事日程(第5号) 第 1.会議録署名議員の指名 第 2.議案第30号     南九州市後期高齢者医療に関する条例の制定について 第 3.議案第31号     南九州市国民健康保険税条例の制定について 第 4.議案第32号     南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第 5.議案第33号     南九州市知覧農業振興センター条例の制定について 第 6.議案第34号     南九州市農業後継者育成確保資金貸与条例を廃止する条例の制定について 第 7.議案第35号     平成20年度南九州市一般会計予算について 第 8.議案第36号     平成20年度南九州市国民健康保険事業特別会計予算について 第 9.議案第37号     平成20年度南九州市老人保健事業特別会計予算について 第10.議案第38号     平成20年度南九州市後期高齢者医療特別会計予算について 第11.議案第39号     平成20年度南九州市介護保険事業特別会計予算について 第12.議案第40号     平成20年度南九州市簡易水道事業特別会計予算について 第13.議案第41号     平成20年度南九州市農業集落排水事業特別会計予算について 第14.議案第42号     平成20年度南九州市公共下水道事業特別会計予算について 第15.議案第43号     平成20年度南九州市水道事業会計予算について 第16.議案第44号     南九州市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 第17.議案第45号     南九州市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について 第18.議案第46号     平成19年度南九州市一般会計補正予算(第2号)について 第19.議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件平成20年3月25日 午前9時59分開会 △開議 ○議長(西良仁)  これから本日の会議を開きます。    ──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(西良仁)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において,薗田誠議員加治佐民生議員を指名します。    ──────────────────── △日程第2―日程第4          議案第30号―議案第32号一括上程 ○議長(西良仁)  日程第2,議案第30号南九州後期高齢者医療に関する条例の制定についてから,日程第4,議案第32号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての以上3件を一括議題とします。 本案について,文教厚生常任委員長の報告を求めます。  [文教厚生常任委員長永吉義輝議員登壇] ◎文教厚生常任委員長(永吉義輝)  おはようございます。文教厚生常任委員会に付託された議案第30号,議案第31号及び議案第32号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,審査いたしました。 まず,議案第30号南九州後期高齢者医療に関する条例の制定について申し上げます。 本案は,健康保険法等の一部を改正する法律第7条の規定に基づく老人保健法の一部改正により,平成20年4月1日から高齢者の医療の確保に関する法律が施行されることに伴い,法令及び鹿児島県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例に定めがあるもののほか,市が行う後期高齢者医療の事務について条例を制定し,本年4月1日から施行しようとするものであります。 保険料を徴収すべき被保険者は75歳以上の方で,65歳から74歳までの方で一定の障害のある方については後期高齢者医療制度に該当し,保険料等については,2年間は均等割4万5,900円で,所得割は県平均の8.63%を適用することとし,2年後には見直しを行います。 なお,保険料の徴収は特別徴収普通徴収があり,特別徴収については,公的年金が年額18万円以上あれば年金から天引きされ,介護保険とこの保険料を合わせた額が年金の2分の1を超える方は普通徴収扱いするとするものであります。 委員より,この保険の対象者とその人数をただしたところ,75歳以上のほか,65歳から74歳の方で一定の障害のある方も該当し,対象人数は8,500人であるとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第31号南九州国民健康保険税条例の制定について申し上げます。 本案は,暫定施行されている旧3町の国民健康保険税条例等を廃止し,合併協議において合併年度は現行どおりとし,合併翌年度から新市において国民健康保険事業の円滑な運営が図られるよう,医療費の動向を考慮しながら調整することとなっていたため,本年4月1日から施行するものであります。 新たに健康保険等の一部改正による国民健康保険税後期高齢者医療制度の創設に伴う後期高齢者支援金等課税額が追加され,国民健康保険税の課税額は,これまでの国民健康保険基礎課税額介護納付金課税額の合算額となり,賦課限度額は合計で68万円,内訳は医療分47万円,後期高齢者支援分12万円,介護分9万円となるものであります。 税率は,医療,後期高齢者支援,介護,それぞれ所得割,資産割,均等割,平等割とし,国民健康保険事業の円滑な運営が図られるよう医療費の動向を考慮して定めておりますが,本算定に当たる本年7月までには,医療費等の動向を考慮して再度見直しをするものであります。 また,納期については,普通徴収は5月から翌年2月までの10期とし,納税義務者老齢等年金給付を受けている65歳以上の世帯主である場合は,特別徴収の方法によって徴収するものであります。 委員から,税率等については,他の協議会等において協議されているのかとただしたところ,国民健康保険運営協議会で審査され,了承しているとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第32号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 本案は,川辺における自治公民館の再編による校区公民館への移行に伴い,各校区公民館長の年額報酬を定めるため,所要の改正を行うものであります。 報酬額については,公民館数や戸数がほぼ同額の知覧を基準として設定し,算定根拠は,総額の8割が均等割の34万円で,2割が戸数割となっております。 委員から,4月1日施行となるが,スケジュールや体制づくりは整っているのかとただしたところ,現在24ある自治公民館の館長会を開き,公民館長や書記の人選及び校区公民館の設置場所について協議している段階であり,本年3月末までに決定することとしている。 なお,設置場所等が決定されない場合は,執行部も協議に加わるとの答弁でありました。 館長や書記の勤務体制について,頴娃と知覧の状況の説明を求めたところ,勤務は常駐せず交代で行っているが,頴娃は公民館活動が活発で,ほとんど出勤している状況であるとのことでありました。 書記の報酬についてただしたところ,ほとんど出勤している頴娃は9万6,800円であるが,知覧は活動費から月に6万円程度支給し,週に3回館長と交代で出勤しており,川辺においても知覧同様,活動補助金から月6万円程度支出する方向でお願いしているとの答弁でありました。 運営を行う館長及び書記の指導について説明を求めたところ,運営等の助言や支援をする指導者を月14日勤務で1人雇用するとのことでありました。 公民館長及び主事の選定の基準に関し,資格は必要なのかただしたところ,特に資格は必要なく,地域のために熱心な方であれば良いと考えているとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 これで,文教厚生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(西良仁)  これをもって,文教厚生常任委員長審査報告を終わります。 これから議案第30号南九州後期高齢者医療に関する条例の制定についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第30号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第30号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第31号南九州国民健康保険税条例の制定についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第31号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第31号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第32号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第32号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立
    ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第32号は委員長の報告のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第5―日程第6          議案第33号―議案第34号一括上程 ○議長(西良仁)  日程第5,議案第33号南九州知覧農業振興センター条例の制定について及び日程第6,議案第34号南九州農業後継者育成確保資金貸与条例を廃止する条例の制定についてまでの以上2件を一括議題とします。 本案について,産業建設常任委員長の報告を求めます。  [産業建設常任委員長内匠秋夫議員登壇] ◎産業建設常任委員長内匠秋夫)  産業建設常任委員会に付託された議案第33号及び議案第34号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,現地調査を踏まえて審査いたしました。 まず,議案第33号南九州知覧農業振興センター条例の制定について申し上げます。 本案は,平成19年10月に旧知覧町が購入し,平成20年4月1日に譲渡を受ける独立行政法人種苗管理センター用地の管理に対する条例を制定するものであります。 委員から,第4条の栽培技術の各種実証試験事業について,専門的な知識を有する者が指導するのかと説明を求めたところ,必要であれば,頴娃農業開発研修センター及び川辺町農業公社専門技術員に指導してもらう考えとの答弁でありました。 第5条において,土曜日,日曜日及び祝日を休日と定めていることは,体験農業を推進するに当たって好ましくないのではとただしたところ,修学旅行並びに近隣市町村からのツアーなどについては土曜日,日曜日の来客が多く,現在までも職員が対応しており,今後もそのように対応していくとの答弁でありました。 第9条において,損害賠償義務はうたっているが,センター内で起きた事故においてけがをした場合,センターとして責任は負わないということをうたわなくていいのかとただしたところ,今後,検討していくとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第34号南九州農業後継者育成確保資金貸与条例を廃止する条例の制定について申し上げます。 本案は,旧川辺町で実施されていた制度を,合併により南九州市農業後継者育成確保資金貸与条例として制定しておりましたが,南薩3町合併協議会において,合併翌年度から奨励金支給額を統一することと決定されており,これまでの旧知覧町及び旧川辺町のファームサラリー制度とあわせた新たな要綱を定めることから,本条例を廃止するものであります。 委員から,要綱において,奨励金支給額は,月額で後継者の単身者は2万円,夫婦は3万5,000円,新規参入の単身者は5万円,夫婦は8万円,研修者は3万5,000円となっていることから,奨励金支給額の増額はできないかとただしたところ,支給額が多額になることと,あこがれだけで就農して,途中でやめる場合も出てくる。農業の厳しさを理解してもらうこともあり,支給額を高くするのも問題と考え,今回,総合的に見直しを行い,要綱に定めた金額としたとの答弁でありました。 委員会としては,新規参入者の現状は年間3人から4人であること,新規参入が極めて厳しいことを考えると,新規参入者に対して奨励金支給額の増額を要望します。 また,JAの支援についてただしたところ,JAいぶすきは難しいが,JA南さつまについてはこれまで同様の助成をお願いしたいとの答弁でありました。 委員会としては,JAいぶすきJA南さつまからの支援に向け,今後,さらに働きかけるよう要望します。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,産業建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(西良仁)  これをもって,産業建設常任委員長審査報告を終わります。 これから議案第33号南九州知覧農業振興センター条例の制定についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第33号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第33号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第34号南九州農業後継者育成確保資金貸与条例を廃止する条例の制定についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆議員(森田隆志)  1点だけお伺いいたします。 先ほど,合併によって条例が廃止になるような形の議案だと思っております。お示しのとおり,南九州市は農業を基盤とした新市になったわけですが,地域によっては非常に農業の経営に濃淡があるというような状況でございます。そういう中で,旧川辺町が条例改正をしました農業後継者育成貸与資金条例が廃止され,新しい条例のもとで農業後継者の育成を図っていくというようなことでございますが,先ほども申しましたように,地域によって農業の状態が非常に濃淡があるという現況を踏まえ,地域的にもとの条例を適用しながら,当分,農業振興を図っていくというような意見等は出なかったものか,お伺いいたします。 ◎産業建設常任委員長内匠秋夫)  地域的にそういった違いがあるがということでありましたけれども,委員会の中ではそういうことは議論がされておりません。 ○議長(西良仁)  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第34号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第34号は委員長の報告のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第7 議案第35号平成20年度南九州市一般会計予算について ○議長(西良仁)  日程第7,議案第35号平成20年度南九州市一般会計予算についてを議題とします。 本案について各常任委員長の報告を求めます。 まず,総務常任委員長の報告を求めます。  [総務常任委員長竹迫 毅議員登壇] ◎総務常任委員長(竹迫毅)  総務常任委員会に付託された議案第35号平成20年度南九州市一般会計予算の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,現地調査を踏まえて審査いたしました。 まず,歳出の主なものについて,総務費から申し上げます。 総務費の一般管理費自治会関係費は,頴娃,知覧,川辺の合計267自治会の行政嘱託員への報酬及び自治コミュニティ活動奨励金が主であります。報酬は,算定方法が旧3町で異なっておりましたが,合併協議会において22年度までに統一することとなっており,20年度は経過措置として19年度の総額を下回らないように計上されております。また,奨励金は,自治会活動費として1世帯当たり1,800円を交付するものであります。 審査の中で,奨励金の1世帯当たりの金額の根拠をただしたところ,これまで交付してきた徴収手数料など総合的に判断して設定したとの答弁でありました。 交通安全対策費は,交通安全協力員及び専門指導員の報酬及び道路反射鏡の新設,補修工事の経費などであります。委員から,協力員及び指導員の人数について説明を求めたところ,協力員は,頴娃が7人,知覧が1人,川辺町が3人で,今後,地域ごとに同数としたい。また,指導員は,現在,川辺に1人置いているが,各支所に1人ずつ置くとのことでありました。 防災費の防犯関係対策費は,安心で安全な住みやすい地域づくりを行うため,警察等関係機関に係る各種団体などの活動の一部助成や防犯灯設置補助金が主であります。委員から,頴娃地域が知覧警察署管轄に移行する時期についてただしたところ,本年10月に頴娃幹部派出所が頴娃交番に変更される予定との答弁でありました。 放送施設経費は,自治会が整備する無線または有線放送施設の事業費の50%を補助するものであります。 企画費の総合計画策定事業費は,地方自治法に基づき,総合的かつ計画的な行政運営を図るため,基本構想,基本計画,実施計画からなる「南九州市総合計画」の策定に要する経費が計上されております。委員から,委託料の内容について説明を求めたところ,計画策定に当たり市民会議を設置するが,その進行や取りまとめの事務をシンクタンクに委託する経費との答弁でありました。 企業誘致推進事業費は,企業誘致推進のための旅費及び川辺町平山に誘致された株式会社ヨシカイファクトリーに対する補助金が主なものであります。当企業は,芋を主原料とした菓子製造のメーカーで,30人程度の雇用が見込まれております。委員から,企業誘致促進補助金交付要綱に基づき,限度額の2,000万円が計上されているが,大規模企業の誘致において本要綱で補足できない場合は,市長の裁量で補助金の額を増額できる規定を定めるべきとの意見が出されたところであります。 バス対策事業費は,市内を循環する地域バス制度導入の検討と,川辺を走る地域バスの運行経費に要する経費などが計上されております。委員から,地域バス対策に係る補助金についてただしたところ,地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に係る補助事業の導入を検討しているとの答弁でありました。 住宅対策事業費の補助金は,50歳未満の者で市内に住宅及び土地を取得する者に対して,100万円を限度として補助するものであります。 行政改革事業費は,行政改革大綱及び集中改革プランを作成するため,行政改革推進委員の報酬及びアドバイザーの報償などであります。委員から,策定に当たって,行政改革の本旨を十分理解した上で策定すべきであり,まず市長みずから身を削る気持ちで取り組むようにとの意見が出されたところであります。 合併調整費は,新市基本計画の執行状況,基本構想などについて,旧3町ごとの地域審議会開催に要する経費を計上してあります。 電算費の平和情報ネットワーク構築事業費は,3地域の住民の一体化を醸成するもので,ネットワーク機器更新,市役所の全施設の電話の内線化機器導入及び出先機関の光ケーブル敷設工事に要する経費を計上してあります。委員から,3町で行っている電話交換業務についてただしたところ,電話交換室は1カ所に集約され,それぞれの局番にかかってきた電話は交換室に自動的に転送され,すべての施設と通話ができるとの答弁でありました。 次に,商工総務費の補助金は,商工団体に対する育成補助や商工業振興の事業補助であります。委員から,特産品販売の開拓状況について説明を求めたところ,仏壇の技術を使った新商品の開発や食品の製品開発が17品目程度あるが,開発の途上で成果品まで至っていない状況であり,20年度に商品化したいとのことでありました。 観光振興費は,誘客活動や公告宣伝,観光施設の管理などに要する経費を計上してあります。委員から,観光バス運行委託についてただしたところ,グリーンビュー号が鹿児島中央駅から川辺,また観光ルートに乗らないアグリランドえいや番所のコースを年10回から12回程度運行する委託料を計上したとの答弁でありました。 次に,消防費の消防関係大会費は,7月開催予定の南九州市操法大会及び川辺支部操法大会に要する経費を計上してあります。委員から,頴娃方面団の大会参加についてただしたところ,4月から南九州市として川辺支部に入り,同支部大会に参加するとの答弁でありました。 消防施設費の工事請負費は,防火水槽2基の新設及び4基の補修工事並びに頴娃分遣所建設用地造成工事の経費であります。消防水利充足率についてただしたところ,頴娃が71.9%,知覧が62.3%,川辺が65%との答弁でありました。委員から,頴娃分遣所建設用地については,敷地が狭隘であり,建設地の再検討はできないかとの意見が出されたところであります。 災害対策費は,防災行政無線設備の維持管理費などに要する経費であります。委員から,知覧については,各自治会が設置した無線放送施設に防災行政無線を接続しているが,受信状態の悪い地域があり,その対応をただしたところ,防災上で支障を来すようであれば,市として対応したいとの答弁でありました。 次に,歳入の主なものについて申し上げます。 自動車重量譲与税については,自動車重量税収入額の3分の1が市町村の人口,面積により配分され,19年度の3町の合計収入見込み額相当分が計上されております。 地方消費税交付金は,地方消費税の収入額から必要経費を除いた額の2分の1が国勢調査人口と事業所統計従業員数に応じて配分され,19年度の3町の合計収入見込み額相当分が計上されております。 地方交付税は,19年度の3町の合計収入見込み額に,市制施行に伴い県から事務が移管された生活保護に係る追加事業などを加味して,対前年比4.9%の伸びで計上されております。委員から,地方交付税の今後の見通しについてただしたところ,交付税の制度に大きな制度改正がなければ,人口が減少しない限り,大きな減額はないものと考えているとの答弁でありました。 繰入金は,財政調整基金繰入金ほか12件の基金を繰り入れるものであります。 委員会は,一般会計の審査を踏まえ,次の点について要望いたします。 行政改革大綱及び集中改革プランは,抽象的表現でなく,数値化できるものは数値で示し,目標年度を設定すること。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案の所管に属する部分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,総務委員会の審査報告を終わります。 ○議長(西良仁)  次に,文教厚生常任委員長の報告を求めます。  [文教厚生常任委員長永吉義輝議員登壇] ◎文教厚生常任委員長(永吉義輝)  文教厚生常任委員会に付託された議案第35号平成20年度南九州市一般会計予算についての所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,現地調査を行った後,執行部の出席を求め,審査いたしました。 以下,主なものについて申し上げます。 まず,歳入については,市税,利子割交付金,配当割交付金,株式等譲渡所得割交付金,ゴルフ場利用税交付金や,算出基準に基づく国・県からの負担金及び補助金等と各種施設の使用料等が主なものであります。 委員から,税法が変わり所得税を5%下げ,その分を地方税に回すことになっているが,歳入ではどこに反映されているのかとただしたところ,市税の個人の現年課税分に反映されているとの答弁でありました。 また,総務手数料の文化会館使用料は,合併協議会で協議した内容のとおりかとただしたところ,協議会で決定された額で算出しているとの答弁でありました。 次に,歳出について,総務費から申し上げます。 文化会館管理費の工事請負費は,川辺文化会館の照明設備改修工事に係る費用で,7,329万6,000円となっております。委員から,今回の工事費は第3期分となっているが,全体計画と工事内容についてただしたところ,平成18年度から3カ年事業で総事業費1億4,000万円となり,築20年経過し老朽化していることから,第1期は調整卓工事,第2期は電源基盤工事で,今回は照明設備工事との答弁でありました。 賦課徴収費の報酬626万4,000円は,税事務相談員3名の報酬であります。税事務相談員3名の配置及び報酬についてただしたところ,3名は旧町ごとに配置し,報酬については1人当たり日額8,700円の月20日分及び費用弁償として1回につき500円を計上したとの答弁でありました。 固定資産鑑定評価業務費は,固定資産の路線価土地評価業務委託に係る経費であります。固定資産の路線価土地評価の実施場所について説明を求めたところ,路線価土地評価は川辺,知覧の全域を実施するとのことでありました。 地籍関係費の地籍調査費の委託料は,川辺の永田地区,平山地区の一部の地籍調査に係る委託料が主なものであります。 次に,民生費について申し上げます。 国民年金の未加入者数の説明を求めたところ,社会保険事務所に問い合わせたが,はっきりとした人数は把握できないとのことでありました。 重度心身障害者医療費助成事業費の扶助費の対象者をただしたところ,身体障害者1級881人,2級が528人,3級が471人,療育手帳A1が67人,A2が74人であるとの答弁でありました。 市民福祉手当事業費の寝たきり老人等を介護している者に対し,月額8,000円を支給するようになっております。多額の出費等が考えられるが,扶助費をアップする考えはないかとただしたところ,在宅介護は多額の費用を要し,場合によっては仕事もできないことも考えられるが,現段階では今回計上した額としたいとの答弁でありました。 福祉給食サービス事業費は,栄養改善が必要な高齢者等で,自立支援の観点からサービスを利用することが適切であると認めた者に対して配食を行い,安否確認を兼ねて行う事業であります。福祉給食サービス事業費の利用者数と委託先について,今後どのような選定をするのかとただしたところ,利用者は18年度実績で頴娃が年間7万7,000食,知覧が2万7,000食,川辺が6万1,000食で,委託先については今まで3町でばらばらであったものを一本化するが,給食をとめるわけにはいかないことから,内容について今後統一性を図り,検討会を計画する考えとの答弁でありました。 児童虐待防止事業費の協議会と虐待の状況についてただしたところ,協議会は民生委員など12人で構成され,家庭相談員が設置されて13件のケースがあり,虐待,不登校,非行などさまざまな問題を抱えており,その関係の話を議題にして情報提供し,意見交換を行なっているとの答弁でありました。 生活保護扶助費は,生活の困窮の程度に応じ必要な措置を行い,その最低生活を保障し,自立助長を図ることを目的に生活保護費を支給しております。生活保護者数とそのチェック体制をただしたところ,本年3月1日現在で196世帯232人となっており,チェック体制は毎年1回,課税証明等で行っている。なお,生活保護世帯はAケースからEケースに分類され,それぞれのケースに応じて訪問し,調査しているとのことでありました。 また,生活保護費の基準額は町から市になったが変わらないのかとただしたところ,生活保護費は1の1から3の2に分類され,合併前がいずれも町だったため,基準額は変わらないとの答弁でありました。 次に,衛生費について申し上げます。 不快害虫対策費は,ヤンバルトサカヤスデの蔓延防止,生息密度の抑制を目的として防疫を実施するものであります。ヤンバルトサカヤスデの生態についてただしたところ,平成11年に頴娃と知覧に発生した不快害虫で,人体や農作物には害はないが,さわったりすると悪臭を放ち,現在,本市の生息地域は頴娃と知覧で,まだ川辺地域には発生していないが,近くまで生息域を伸ばしているとの答弁でありました。 保健センター管理費は3町ばらつきがあり,特に川辺の保健センターの管理費が高いが,その原因をただしたところ,現在,交流センターを建設中で,その代替施設として夜間の市民の利用が多く,それに係る人件費がほかの保健センターと比較し多額になっているとの答弁でありました。 塵芥処理費については,可燃・資源・粗大ごみ等の収集運搬に要する経費を計上しております。資源ごみの収集については旧3町取り扱いが異なるが,今後どのように統一していく考えかただしたところ,3町それぞれ資源ごみの受入先が異なることから,今後,調整して分別の統一を図りたいとの答弁でありました。 次に,教育費について申し上げます。 かわなべ青の俳句大会がことし10年目の節目を迎えるが,全国的にさらに発信する考えはないのかとただしたところ,特に節目のための予算化はしていないとの答弁でありました。委員から,事業が定着し,節目を迎えるに当たり,何らかの対応を検討するべきではとの意見が出されたところであります。 小規模校関係事業費の特認制度において,児童数激減に対処するため,手蓑小学校が対象となっております。市内にはほかにも小規模校があるが,希望する人はこの特認校の制度を活用できるのかとただしたところ,特認校については通学区域の例外的な措置で定められており,手蓑小学校だけであるとの答弁でありました。 また,山村留学里親への助成金を計上しているが,対象となる条件をただしたところ,児童数が激減して維持が厳しいことと,里親が確保できるなど,地域の協力体制が得られることが条件となるという答弁でありました。 スクールカウンセラー等配置事業費について,不登校の現状についてただしたところ,全市において,小学校で2人,中学校で不登校傾向を含め19人いる状況であるとの答弁でありました。 スクールバスについて,知覧及び川辺の運行の仕組みをただしたところ,知覧はバスは市が所有し,運転業務を委託している。川辺はすべての業務を業者に委託しており,その業者選定については随意契約で行っている。現在,市の契約としては一般競争入札を進めているが,もろもろの経緯があることから,慎重に調査しながら今後検討したいとの答弁でありました。 中学校の自転車通学について,3町それぞれスクールバスや遠距離生徒通学補助に違いがあるが,今後統一するのかとただしたところ,旧町のもろもろの経緯があるが,知覧及び川辺は1校であり,頴娃については3校ある。今後については,意見を聞きながら一定の基準を設け,統一する方向で進めていきたいとの答弁でありました。 また,自転車遠距離通学者補助について,キロ数で区切って助成しており,距離が若干不足する場合,補助対象とならず,不公平ではないかとの質疑に対し,基準を設けて補助していることから対象とすることは難しい。例えば,集落単位とか何らかの基準を設けることも考えられるが,これは合併協議会でも調整ができなかったところで,川辺は5キロから8キロ,知覧は2.5キロから8キロ未満で学校長が認める者と基準が異なるとの答弁でありました。委員から,基準が異なるので,早い時期に統一してほしいとの要望が出されたところであります。 交流センター建設事業費について,埋蔵文化財の発掘を含め,今後の行程についてただしたところ,埋蔵文化財の発掘調査は5月末までを計画している。その後,建設工事が7月ごろから始まることとなるとの答弁でありました。 また,建物の中に喫茶があるが,テナントなのか,どういう位置づけかとただしたところ,市民が自分たちで調理できるスペースであり,食事ができるようになっており,業者は入らないとの答弁でありました。 社会体育費において,市民体育大会は今後どのように開催する考えかただしたところ,20年度は旧町ごとに開催する,将来に当たっては一本化で考えているとの答弁でありました。 平和公園管理費の工事請負費についてただしたところ,公共下水道接続工事として,公共下水道事業が完了したことから,供用開始に伴いゲートボール場のトイレを接続する工事と陸上競技場整地等工事として,知覧の市民体育大会前に行うグラウンド整備に要する費用を計上しているとの答弁でありました。 これまでの町指定の有形・無形の文化財の整理についてただしたところ,旧町の分はそのまま引き継いで文化財として登録しており,市内には国,県,市の指定文化財として全部で159件あり,文化財課で管理しているとの答弁でありました。 茶導入事業費については,知覧及び頴娃は既に実施しており,川辺のモデル校として高田小学校を実施する計画があるが,どのようなお茶の出し方の扱いをするのかとただしたところ,学校にポット等を貸与し,給食と同様に児童がみずから行う。モデル校がうまくいけば,川辺のすべての小学校に年次的に進めていきたいとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 これで,文教厚生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(西良仁)  次に,産業建設常任委員長の報告を求めます。  [産業建設常任委員長内匠秋夫議員登壇] ◎産業建設常任委員長内匠秋夫)  産業建設常任委員会に付託された議案第35号平成20年度南九州市一般会計予算の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,現地調査を踏まえて審査いたしました。 まず,農林水産業費から申し上げます。 農業委員会費は,委員の報酬,費用弁償などが主に計上されております。審査の中で,現在,川辺及び知覧支所に設置されている農地情報システムを頴娃支所に導入し,統合する計画はないかただしたところ,20年度に調査を行い,その後,システムの導入を検討するとの答弁でありました。 また,遊休農地の実態及び解消対策について説明を求めたところ,山林原野化していない農地は,頴娃14.9ヘクタール,知覧20ヘクタール,川辺11.1ヘクタールの合計46ヘクタールで,解消対策については,農業委員が月1回市内の農地パトロールを実施し,認定農業者に情報を提供し,遊休農地の解消を図っていくとのことでありました。 農業振興費は,農業振興を図るため,施設整備や各種協議会への補助金などが計上されており,経営構造対策事業として,菊永・松山地区,知覧地区及び頴娃中部地区の3経営体に,120キロ1ライン,240キロ2ラインの製茶機械を導入することとなっております。 歳入については,いずれも県支出金で2分の1の補助となっております。 委員から,いずれの経営体も共同経営であるが,川辺の茶農家においても,共同経営に向け,職員が出向いて働きかけるよう強く望むとの意見が出されたところであります。 また,担い手育成総合支援協議会の内容等について説明を求めたところ,認定農業者を中心に,経営指導や技術指導などを支援していくことを目的に,南薩地域振興局農政普及課,市の農林水産部の技術者,JAの経営・融資指導者などで構成する考えで,6月に協議会を設立するとのことでありました。 また,頴娃市民ふれあい農園や川辺ふれあい農園等について,現在の利用状況について説明を求めたところ,頴娃市民ふれあい農園はオーナー制度を採用していないが,川辺ふれあい農園については104区画中74区画のオーナーが決定している状況である。 委員から,マスメディアの活用を考えていないかとただしたところ,費用も多額になることから,広告料については予算化していないとの答弁でありました。 委員会としては,観光ともタイアップしながら,無償のマスメディアをうまく活用し,ふれあい農園のPRに努めることを要望します。 林道事業費は,林道の草払い,路面補修,溝上げなどの作業賃金や砂利散布の委託料などが計上されてあります。 委員から,過去に崩壊した土砂が側溝を埋め,集落に多量の水が流出した例もあり,災害の未然防止の観点から,定期的に側溝などの点検を行うよう要望が出されたところであります。 水産業費の二枚貝陸産事業費は,栽培漁業の振興及び雇用対策など,地域の活性化を図ることを目的に,二枚貝の稚魚生産研究を行うものであります。 委員から,採算性をただしたところ,アサリについては稚貝ふ化技術が確立されており,国内において唯一の技術を保有しているが,採算性については現段階ではまだ難しいとの答弁でありました。 委員会としては,母貝から稚貝までの生産が技術的に確立されたのであれば,民間活力の導入による実用化に向けた取り組みを展開するよう要望します。 農業施設管理費の畑の郷,水土利館管理運営費は,管理委託料が主な経費であります。 平成20年度から,指定管理者制度を導入することとなっており,指定管理者はMM水土利館管理運営共同体であります。指定管理者制度への移行に伴い,運営に要する経費が大幅に軽減されております。 茶業振興費は,施設整備事業や各団体への補助金が主であり,茶園増殖事業として,茶園面積拡大などのため,新植・改植を進めることを目的に苗木代の一部を助成するもので,20ヘクタールを計画しております。 また,防霜ファン事業費は,生産基盤の整備を進めるため,国・県補助の採択要件を満たない地区の防霜ファンの整備に対し補助するもので,7ヘクタールが計画されております。 委員会としては,茶は重点作物であり,要望箇所が多い場合は補正等による対応を強く望むものであります。 茶宣伝事業補助金について説明を求めたところ,旧知覧町で行っていた事業を全市に広めるもので,茶の消費拡大と南九州茶をPRするため,観光客が立ち寄る飲食店を中心に,南九州茶を提供する事業であり,茶業振興会20%,JA35%,市が20%をそれぞれ補助し,飲食店の負担は25%となるとのことであります。 畜産業費は,各種事業補助金と市営熊ケ谷放牧場の管理運営費が主なものであります。 資源リサイクル畜産環境整備事業費は,鹿児島県地域振興公社が事業主体となり,鶏ふん主体堆肥焼却施設を整備し,事業参加者のクリーンベースちらん株式会社へ譲渡するものであります。 同社の組合員は30名で,現在はこの施設への搬入は組合員のみとなっておりますが,今後は搬入を市内農家へ拡大する意向とのことであります。 次に,土木費について申し上げます。 土木総務費のクリーン公社関係費は,観光道路を中心に,国道,県道,市道の28路線81.6キロメートルの維持管理を南九州市クリーン公社へ委託するものであります。 歳入として,クリーン公社基金及び南九州市平和基金から,全額に近い額が繰り入れられております。 委員から,国道,県道は県管轄ではとただしたところ,旧知覧町のクリーン公社の快適まちづくりの環境整備の一環で行っているところである。 なお,クリーン公社への一部助成について地域振興局に要請をしているが,20年度の助成は計上できなかったとの答弁でありました。 委員会としては,県管轄であり,今後も県へ強く要請することと,クリーン公社の充実を図り,将来は市道全体の維持管理を行うよう要望するものであります。 道路橋梁総務費の生活道路環境整備事業費は,10分の5以内の補助率で,集落内の道路舗装及び排水路の整備を行うもので,旧頴娃町の集落環境等整備事業,旧知覧町の生活環境道路整備事業,旧川辺町の里道舗装整備事業を統合したものであります。 審査の中で,この予算額で自治会の要望に十分対応できるかとただしたところ,予算を超えた要望があれば財源を検討し,補正で対応したいとの答弁でありました。 また,川辺においては地元負担はなく,労力の提供のみであったが,10分の5の負担は地元にとっては難しいのではとの意見も出されたところであります。 道路橋梁整備事業費は,県道5路線の整備事業に伴う負担金,市道単独整備事業費15路線及び市道補助整備事業費7路線の整備に係る経費が計上されており,市道単独整備事業費の1路線についてのみ新規事業となっております。 歳入として,地方債のほか,補助率55%の国庫補助金と,南薩縦貫道によるつけかえに伴う野崎古殿線改良事業に県支出金が計上されております。 市道の改良率及び舗装率について説明を求めたところ,旧頴娃町において,改良率及び舗装率のとらえ方を規格改良・規格舗装としていないことから,極めて高い率となっている。今後,新市において調整したいとのことでありました。 委員から,改良率や舗装率の概念を早急に整理し統一するように,また,それに基づき旧3町の整備を均等に行うようにとの意見が出されたところであります。 河川総務費は,河川愛護作業に伴う報償費と寄州除去に係る委託料などが主に計上されております。 審査の中で,河川愛護作業に伴う報償費の平方メートル当たり単価7円の根拠について説明を求めたところ,合併協議で決定された旧知覧町の平方メートル当たり単価7円であるとのことでありました。 また,県管理の河川が極めて多いことから,県の助成を要求する考えはないかとただしたところ,県には機会あるたびに要請しているが,難しい状況であるとの答弁でありました。 公園施設整備事業費は,知覧テニスの森公園の2面分のコート改修事業費を計上してあります。委員から,毎年2面ずつ改修しなければならない根拠について説明を求めたところ,テニスコートの人工芝の長さは25ミリで,20ミリより短くなると取りかえる必要があるが,経済的でないことから15ミリ程度になった時点で取りかえている。 なお,今後はコートの利用状況を十分勘案して,場合によっては部分補修等も検討するとのことでありました。 都市公園施設整備事業費の工事請負費は,塘之池公園を地域住民の憩いと交流の場や観光施設として総合的に整備を行うため,駐車場,自然生態園,電気設備,修景施設の整備に要する費用であります。 委員から,塘之池公園の近隣の仏壇業や飲食業の事業主と協議して取り組んだら,よりよい観光施設になるのではとの意見が出されたところであります。 住宅管理費の地域活性化住宅建物借上料は,16戸分の借上料を計上してあります。 地域活性化住宅は,児童数の少ない小学校において,児童数確保のために民間活力を導入し,住宅を確保するものであります。この住宅のメリット及びデメリットについて説明を求めたところ,メリットとしては,民間業者が住宅を建設することから,初期投資が要らない。また,個人の所有であることから,固定資産税が市に入ってくる。デメリットは,借家人がいない場合は,市が家賃を支払うこととなるとのことでありました。 委員会としては,有利な事業と考え,条件が整えば,今後,必要な小学校区において展開するよう要望するものであります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 これで,産業建設常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(西良仁)  これをもって,各常任委員長審査報告を終わります。 しばらく休憩します。午前11時7分休憩───────────午前11時20分開議 ○議長(西良仁)  再開します。これから各常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第35号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する各常任委員長の報告は原案可決です。本案は,各常任委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第35号は各常任委員長の報告のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第8―日程第11          議案第36号―議案第39号一括上程 ○議長(西良仁)  日程第8,議案第36号平成20年度南九州市国民健康保険事業特別会計予算についてから,日程第11,議案第39号平成20年度南九州市介護保険事業特別会計予算についてまでの以上4件を一括議題とします。 本案について,文教厚生常任委員長の報告を求めます。  [文教厚生常任委員長永吉義輝議員登壇] ◎文教厚生常任委員長(永吉義輝)  文教厚生常任委員会に付託された議案第36号,議案第37号,議案第38号及び議案第39号について,審査の経過と結果について報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,審査いたしました。 まず,議案第36号平成20年度南九州市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。 予算総額は60億8,700万円で,旧3町の前年度の当初予算と比較して1,868万円,0.3%の減となっております。 歳入の主なものとして,国民健康保険税,国庫支出金,前期高齢者交付金,共同事業交付金,一般会計繰入金が計上されております。 次に,歳出の主なものについて申し上げます。 保険給付費は,一般被保険者及び退職被保険者に対する療養給付費,療養費,高額療養費,出産育児諸費等であり,40億6,369万7,000円計上され,歳出総額の67%を占めております。 特定健康診査等事業費については,20年度から基本検診にかわり,保険者が40歳から74歳の被保険者に対して検査を行うことが義務づけられたための経費が計上されております。 委員より,目標受診率を45%と設定しているが,受診率を上げるためにどうするのかただしたところ,国から24年度までの5年計画で65%まで受診率を上げるよう目標設定の指導があったことから,初年度の計画を45%に設定したとの答弁でありました。 保健指導対象者が推計で1,166人とあるが,その推計者数の説明を求めたところ,基本検診の受診者数に全国標準値の発生率を掛けて推計した人数であるとのことでした。 健康保持増進事業費については,人間ドック補助金及び川辺の訪問介護,啓発活動に係る経費が計上されております。人間ドック補助金の対象となる病院についてただしたところ,従来,頴娃では厚生連を対象としていたが,希望するすべての病院を対象としたとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第37号平成20年度南九州市老人保健事業特別会計予算について申し上げます。 予算総額は7億8,500万円で,旧3町の前年度の当初予算と比較して68億8,166万3,000円,89.8%の減となっております。 まず,歳入の主なものについては,支払い基金交付金や国・県負担金及び一般会計繰入金等が計上されております。 次に,歳出の主なものを申し上げます。 医療諸費の医療給付費は,歳出総額の約99%を占めており,対象者は75歳以上及び65歳以上74歳以下の寝たきり等の障害認定を受けた高齢者で,疾病等の診察,薬剤等支給及び処置等の診療報酬であります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第38号平成20年度南九州市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。 予算総額は5億7,300万円となっております。 まず,歳入の主なものについて申し上げます。 後期高齢者医療保険料は3億7,745万9,000円で,後期高齢者医療広域連合から示され算定した額で,特別徴収保険料と普通徴収保険料により計上されております。 繰入金は1億9,553万4,000円で,主なものは一般会計からの繰入金です。 次に,歳出の主なものについて申し上げます。 後期高齢者医療広域連合納付金は,後期高齢者被保険者から納付される保険料等を広域連合納付金として支出するもので,特別徴収普通徴収保険料分及び保険基盤安定負担金分等の5億7,130万1,000円であります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第39号平成20年度南九州市介護保険事業特別会計予算について申し上げます。 予算総額は38億5,220万円で,旧3町の前年度予算額より1億1,262万4,000円,2.8%の減額となっております。 まず,歳入の主なものについて申し上げます。 国庫支出金,支払い基金交付金及び県支出金は,それぞれの負担割合に応じ計上されております。 次に,歳出の主なものについて申し上げます。 保険給付費は,要介護認定された者への給付費等で,居宅介護サービス,地域密着型介護サービス,施設介護サービスが主なもので,歳出総額の93%を占めております。 地域密着型介護サービス給付費は,要介護と認定された者が地域密着型サービスを利用した場合,費用の9割が支給されます。市内にグループホームが8カ所設けられているが,今後,増加するのかとただしたところ,計画書を3年に1回作成することとなっており,それに伴い,現在,川辺が1カ所建設中である。 なお,平成21年度から23年度までの計画については,20年度作成する計画書の中で,待機者の数の変動や地域性を勘案しながら,委員会等で十分検討していくとの答弁でありました。 地域自立生活支援事業費は,安否確認を兼ねた事業で,栄養改善が必要な高齢者等で,自立支援の観点からサービスを利用することが適当と認めた者に対し配食を行うものであります。 配食見込み数及び配食希望者すべてに配食されているかただしたところ,配食数は16万8,000食計上している。また,希望者の中には配食の該当しない者がいるが,線引きは家族と同居,または近くに家族がいる者等である。 なお,該当する者にはすべて配食しているとの答弁でありました。 介護保険料については,合併協議会で決定されたとおりの扱いかとただしたところ,決定どおりであるとのことで,20年度までは旧町の保険料のとおりとし,平成21年度から統一するとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 これで,文教厚生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(西良仁)  これをもって,文教厚生常任委員長審査報告を終わります。 これから議案第36号平成20年度南九州市国民健康保険事業特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第36号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第36号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第37号平成20年度南九州市老人保健事業特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第37号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第37号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第38号平成20年度南九州市後期高齢者医療特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第38号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第38号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第39号平成20年度南九州市介護保険事業特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第39号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第39号は委員長の報告のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第12―日程第15          議案第40号―議案第43号一括上程 ○議長(西良仁)  日程第12,議案第40号平成20年度南九州市簡易水道事業特別会計予算についてから,日程第15,議案第43号平成20年度南九州市水道事業会計予算についてまでの以上4件を一括議題とします。 本案について,産業建設常任委員長の報告を求めます。  [産業建設常任委員長内匠秋夫議員登壇] ◎産業建設常任委員長内匠秋夫)  産業建設常任委員会に付託された議案第40号,議案第41号,議案第42号及び議案第43号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月11日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,現地調査を踏まえて審査いたしました。 まず,議案第40号平成20年度南九州市簡易水道事業特別会計予算について申し上げます。 簡易水道事業特別会計は,川辺と頴娃の簡易水道事業に係る経費で,予算総額は5億3,800万円で,旧町の前年度の当初予算と比較して5,030万7,000円,8.6%の減となっております。 まず,歳入としては,水道使用料,ヲヤシ平地区簡易水道改良事業分に係る国庫補助金,一般会計繰入金,財政調整基金繰入金及び市債などが計上されております。 次に,歳出でありますが,一般管理費は6名の職員人件費と各地区水道施設の施設設備点検の委託料などが計上されております。 建設改良費の工事請負費は,ヲヤシ平地区簡易水道改良事業及び県工事に伴う水道管移設工事などであります。 審査の中で,簡易水道事業を官庁会計から企業会計に移行することはできないかとただしたところ,川辺については期間を要するが可能であり,できるだけ早い段階で整理していきたいとの答弁でありました。 石綿管の配管状況について説明を求めたところ,石綿管延長は,川辺簡水が2,598メートルで,頴娃簡水は3,043メートルであるが,本年度の更新により,20年度末には川辺簡水は1,998メートルに,頴娃簡水は2,645メートルになる見込みで,今後も年次的に更新したいとのことでありました。 委員会としては,集落水道の簡易水道への移行や,隣接する水道施設の統合など,計画的に推進するよう要望します。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第41号平成20年度南九州市農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。 農業集落排水事業は,知覧の垂水地区と川辺の東部地区で供用開始されており,予算総額は6,720万円で,旧町の前年度の当初予算と比較して300万円,0.4%の減となっております。 まず,歳入については,施設使用料及び一般会計繰入金が主なものとなっております。 次に,歳出の主なものは,両施設の施設管理費と償還金であります。 審査の中で,加入率について説明を求めたところ,垂水地区が83%,東部地区が88%とのことでありました。 委員から,未加入者については今後どのようにするのかただしたところ,戸別訪問により接続してもらうようお願いするとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第42号平成20年度南九州市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。 公共下水道事業は,知覧で供用開始されており,知覧中央処理区内の利用戸数は1,315戸となっております。予算総額は2億1,550万円で,前年度の当初予算と比較して3億950万円,59%の減となっております。 まず,歳入については,施設使用料及び一般会計繰入金が主なものとなっております。 次に,歳出の主なものは,知覧中央浄化センターの維持管理委託料と,公共ます設置等の工事請負費及び償還金であります。 委員から,下水道接続奨励金について説明を求めたところ,下水道への早期接続により使用料収入が見込まれるため,供用開始後1年以内に接続し,受益者負担金を一括納入した場合は,接続費用と受益者負担金の合計額に6%を乗じた額を交付し,また1年以内の接続で受益者負担金を分割納入する場合及び2年,3年目に接続した場合には,4%の奨励金を交付するとのことでありました。 委員会としては,今後も農業集落排水事業同様,加入率の向上に努めるよう要望が出されたところであります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第43号平成20年度水道事業会計予算について申し上げます。 水道事業は,知覧の簡易水道事業と川辺の水道事業に係る経費であります。 20年度の業務予定量は,給水戸数1万1,131戸,年間総給水量279万395立方メートル,1日平均給水量7,645立方メートルが見込まれております。 まず,収益的収入及び支出から申し上げます。 収益的収入の営業利益は3億4,548万9,000円,うち給水収益は3億4,064万6,000円であります。 収益的支出の営業費用は経営経費で,営業外費用の主なものは企業債及び過疎債の支払い利息並びに消費税等であります。 次に,資本的収入及び支出について申し上げます。 資本的収入は,過疎債元金償還分の一般会計出資金及び市道改良等に伴う工事負担金であります。 資本的支出は1億6,758万3,000円で,野崎古殿線配水管布設工事及び川辺本通線配水管布設替え工事などが計画されております。 資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は,当年度分損益勘定留保資金,減債積立金,建設改良積立金及び当年度分消費税資本的収支調整額で補てんするものであります。 委員から,水質の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の数値について説明を求めたところ,知覧簡水の南部,松ケ浦地区において6.0ミリグラム程度となっているが,10ミリグラム以下が基準値となっており,安全であるとのことでありました。 委員会としては,水は生活の根源にかかわるものであり,数値の高い箇所については,頴娃簡易水道事業の青戸地区等を含め,推移を見守りながら対処するよう要望するものであります。 減債積立金及び建設改良積立金の取り崩しについて説明を求めたところ,減債積立金の取り崩し額2,000万円は企業債償還額の範囲内であり,地方公営企業法上問題はなく,また建設改良積立金も残額が8,000万円程度あり,支障はないとの答弁でありました。 委員会としては,積立金が5,447万1,000円取り崩され,事業収益は799万9,000円が見込まれているが,水道事業は独立採算であることから,計画的な事業執行を望みます。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,産業建設常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(西良仁)  これをもって,産業建設常任委員長審査報告を終わります。 これから議案第40号平成20年度南九州市簡易水道事業特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第40号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第40号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第41号平成20年度南九州市農業集落排水事業特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第41号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第41号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第42号平成20年度南九州市公共下水道事業特別会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第42号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第42号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に,議案第43号平成20年度南九州市水道事業会計予算についての委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第43号を採決します。この表決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第43号は委員長の報告のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第16―日程第17          議案第44号―議案第45号一括上程 ○議長(西良仁)  日程第16,議案第44号南九州手数料条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第17,議案第45号南九州重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての以上2件を一括議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(霜出勘平)  議案第44号及び議案第45号の提案理由について,一括して御説明申し上げます。 まず,議案第44号についてでございますが,本案は南九州市手数料条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するもので,提案理由といたしまして,戸籍法の改正に伴い,地方公共団体の手数料の標準に関する政令において引用している戸籍法の規定が変更されるため,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容といたしまして,個人情報保護の観点から,戸籍の公開制度を見直し,戸籍の謄抄本等の交付請求をすることができる場合を制限するものでございます。 なお,施行は平成20年5月1日からとなります。 続きまして,議案第45号についてでございますが,本案は南九州市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するもので,提案理由といたしまして,本条例に規定する医療費助成の対象となる65歳以上の重度の心身障害者については老人保健法が適用されておりますが,国の医療制度改革に伴う後期高齢者医療制度が平成20年4月1日から実施されることにより,この「老人保健法」が「高齢者の医療の確保に関する法律」として改正されたことにより,本条例の関係条文を改正しようとするものでございます。 以上,2議案の提案理由の説明といたしますが,御審議の上,議決いただきますようによろしくお願いを申し上げます。 ○議長(西良仁)  これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから議案第44号南九州手数料条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第44号を採決します。この表決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第44号は原案のとおり可決されました。 次に,議案第45号南九州重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第45号を採決します。この表決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第45号は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第18 議案第46号平成19年度南九州市一般会計補正予算(第2号)について ○議長(西良仁)  日程第18,議案第46号平成19年度南九州市一般会計補正予算(第2号)についてを議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(霜出勘平)  議案第46号平成19年度南九州市一般会計補正予算(第2号)について御説明を申し上げます。 補正額につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,316万5,000円を追加いたしまして,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ110億7,442万5,000円にしようとするものでございます。 歳出の内容につきましては,霜出小学校大規模改造事業において,設計委託の終了等に伴い,再度事業費の見直しを行なったところ,工事監理業務委託料及び工事請負費に不足を生じることから,これらの経費について補正しようとするものでございます。 歳入につきましては,補助金の内示に伴い国庫補助金を減額補正するとともに,不足する財源につきましては学校整備積立基金繰入金を充当いたしました。 第2条の繰越明許費の補正は,安心・安全な学校づくり交付金事業費につきまして変更を行うものでございます。 以上で,議案第46号の提案理由の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。 なお,今後,地方債の限度額変更や国・県支出金の追加交付など,緊急に平成19年度予算の補正を行わなければならない事態が生じた場合には,地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして,補正予算の専決処分で対処させていただきたいと考えておりますので,御理解をお願いを申し上げます。 ○議長(西良仁)  これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから議案第46号の質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆議員(大薗秀己)  まず,この前の全員協議会の中で説明があった2ページのところで,19年度の9月議会で示された工事概要説明と違う分がどこか,全部同じなのか,答弁ください。 それから,予算の総額は確かにいろいろ増えているようですが,国・県の支出金が1,000万円以上減額されて工事費が増えているということは,その計画がどのような計画でこのようなふうになったのか,再度この席で答弁いただきたいと思います。国庫支出金が減らされた理由をお知らせください。 ◎教育部長(和田二三男)  2点ほど御質問でございますが,まず1点目の霜出小学校の大規模改造事業についての工事概要についてはどこが変わったのかという御質問かと思いますが,これは2行目にありますように,1,456平米という面積を書いてございますが,ここの面積を取り違えただけで,工事概要そのものには変更はございません。 それから,補助金についてでございますけれども,補助金が減額された理由をということですが,1月の30日に県教委の方から内々示を受けておりましたけれども,2月の25日に正式な内示が示されまして,ここで正式に決定されたということで,減額がなされております。 以上でございます。 ◆議員(大薗秀己)  減額になったというのは,専門家じゃないのでわからないので,ちょっとわかりやすくもう少し内容について,どういう理由で,最初見積もった額が総額で幾らでしたっけ,1億5,000,補助金が……(「500万」と呼ぶ者あり)でしたよね。1億500万でしたっけ,そういう数字から1,000万円減らされた,詳しくどの部分で採択されなかったのかをお聞きしております。 それから,19年度の補正予算を26日に議決したわけですけれども,そのときの説明資料書の中で,今,仮設の関係も4カ月から8カ月にと,何か計画がずさんだと思われると思うわけですよね。倍になるわけですから,授業を子供たちがそこの場で教育を受けている現場が,こんなに期間がぐりぐり変わるような計画があるのもおかしいんだと思うんですけれども,この計画をするに当たって,今後もこういう耐震強度の調査結果が示されてきて,南九州市市内小中学校ありますけれども,危険度の検査の中で,今後もこういうことが出ると思うんです。改築しなければいけない,それから緊急措置をしなければいけないことがあると思うわけですが,今後のことも含めて,今回,霜出小学校ですが,次の計画がどのようなふうになっているのか,あったらお示しいただきたいと思います。 それと,もう一つ,最初の質問のときで言いましたが,9月議会のときに1,456じゃなくて1,156で提案されたのかどうかをお聞きします。教育総務課長(厚村善人) ただいまの質問の中で,補助金のことについて説明いたします。 学校の面積につきましては1,456平米が正しかったわけですけれども,補助金の内々示があった時点では大規模改造に係る分,それから特別教室棟に係る分,2つの工事が予定されておるということで,1億500万の補助金を見込んでおったわけですけれども,特別教室棟の国庫負担分等が減額されているわけでございまして,その分が約1,000万ぐらい減ったというふうに,私どもの方は受けとめているところでございます。 理由につきましては,特別教室棟の国庫負担分に係る分が減っているということで,御理解いただきたいと思います。 ◎教育部長(和田二三男)  2問目の今後の学校の整備計画についてということでお尋ねでございますが,3町で学校の整備計画があるのは,旧知覧町の分については年次計画で整備が立たれておりますけれども,頴娃町については耐震計画としておりますが,総合的に学校の整備計画を立てていくのは,今後,検討したいと考えております。それを踏まえて,今後の各学校の整備をしていきたいと思っております。 それから,昨年の9月議会において,面積の取り違えをということでございますが,予算編成をするときに,1,456平米とすべきところを1,156平米としたことによるものでございます。 ◆議員(大薗秀己)  3回目ですので,お願いいたします。御答弁ください。 まず,再度になりますが,国庫支出金,県支出金が減った具体的な,最低これだけ要りますよということで予算をお願いして,国,県に上げたはずなんですよね。それが減らされたということの主な理由,それで工事費が増えたということは,それだけまた基金で出すわけですから,これだけの支出があるということは市にとっては特別なまた支出になるわけです,痛みが伴っているわけですので,この辺の明確な答弁をいただきたいということなんです。 それから,もう一回言いますが,当初は4カ月の工事期間だったということなんでしょうけれども,それが8カ月に延びた,この4カ月間というのは余りにも計画がずさんではないかと,この辺はどのような見解を持っていますかということです。 ◎教育総務課長(厚村善人)  リースが4カ月から8カ月に延びた理由ということでございますが,リースにつきましては,当初,大規模改造に係る分は工事期間が約4カ月あれば足りるということで計画をいたしておりました。その後,特別教室棟の工事に関する武道館の耐力度調査の結果,危険校舎に当たるという結果が出ました関係で,危険校舎を解体して特別教室棟を新築となりますと,新築の期間が約8カ月かかるということで,仮設教室が8カ月はどうしても必要だということがわかりまして,前回,4カ月の延長に係る借上料の予算をお願いしたわけでございます。 以上です。 先ほどの補助金が減った理由のことですが,当初は事業費が確定していなかった関係で,概算と言いますといけませんが,その事業に係る補助金を見込んでおったわけですけれども,今回,大規模,それと特別教室棟の新築に係る補助金が一緒に確定というような形で来たものですから,今回,補助金の減額をお願いする形になったわけでございます。 ○議長(西良仁)  しばらく休憩します。午後0時7分休憩───────────午後0時7分開議 ○議長(西良仁)  再開します。 ◎建築住宅課長(東篤)  補助金の額の確定につきましては,資料にございますとおりに,2月の25日に確定が県から示されたわけでございますが,その経緯につきましては,改築に係る補助金の単価がございます。この時点では,1,456平米で県に申請はいたしております。1,456平米で,総体が補助対象額が全部で1億5,400万円程度ということで申請をしておりますけれども,県全体の枠が決まっておりまして,それが1億4,400万円ということで,それぞれの地震補強とか,大規模改造に係る補助率などを計算をいたしましたのが,ここにございます7,390万8,000円という,県全体の19年度の補助額が決定をしたということでございます。 終わります。 ◆議員(大薗秀己)  決定をしたのはわかるんですよ。最初,計画でそれだけ補助金があるもんだということで計画したということは,やっぱり大事なことだと思うんです,予算を組む中でですね。やっぱりそこらあたりを1,000万の減額ということは,さっきも言ったように,自分たちの町の基金をそれだけ取り崩さにゃ済まないということが起きているわけですので,それがその他財源5,300万,引き出されている分が1,000万で出るものが5,000万ということは,余りにも極端な数字ですよね,素人から考えてもですね。この辺を最初に計画,1億500万見込んだわけですから,見込みの違いをどこがどう違う,決定はこうだったからということで,最初1億500万見込んだ部分がどこにあったのかをもうちょっとわかりやすくしていただければ,それでわかるんですよ。 ◎建築住宅課長(東篤)  先ほど申し上げましたが,県に対する補助の申請については1,456平米で申請をいたしております。間違えたのは,予算を計上するときの300平米分間違えて計上してしまったということで,それに対する補助対象額は県の単価からいきますと1億5,404万4,000円でございますので,全額補助対象にはこの時点でならないというようなふうに理解をいたしております。補助の額が決定したのは,県の全体の補助金の枠で決定はされますので,そういう経緯でありました。 ○議長(西良仁)  ほかに。 ◆議員(森田隆志)  同僚議員のも尋ねないつもりでしたけれども,もうちょっとしっかりとやっぱり答弁をしてもらわないと困りますよ。 まず,総務課長は,特別教室の国庫負担分が減額の理由だということは,まず取り下げないといけない,これはそういう答弁をしたのは。全く違う答弁をしている。国庫負担分,特別教室の国庫負担分が減ったから,額的に下がったということじゃないでしょう。その答弁については,まず取り下げてくださいね。 それと,補助対象になった対象事業の額が当初見積もったのよりも少なくなったというような,今,建築課長の答弁だと思うんですが,当初見積もった補助対象になる額が内示が来たときに,当初内示と比べたら,決定した内示が対象になる額が少なかったから減ったというような,今,答弁だと思うんですよ。これはやっぱりヒアリングをしたり,いろいろして予算は立てているわけですから,その辺はもうちょっと正確に予算の組み立てをしないと,こういうことが起こるんですよ。 外目には,予算書の中では事業の額は上がっているんですよ,総体的には。だけど,そこには間違いがあったから,額が予算書の事情で上がっているというようなことで,補助の国・県支出金の算定基礎になる部分については,それは当初から耐震強度を立てるための面積としてはそのままでいっているから,だから今言う国・県支出金についてはその額は変わらないんだというような見解だと思うんですよね。 しかし,それにしても,2月の25日に補助内示が来たわけでしょう。じゃ,どうして2月の26日の第1回補正のときに,財源の組み替えをしなかったの,予算の組み替えを。そこを答弁をだれかしてください。26日に私たちは臨時議会を開いて,第1号補正を議決しているんですよ。25日に内示が来て,国・県支出金の額が少なくなってきたのだったら,どうしてそのときに予算の組み替えをしなかったんですか。だれか答弁してください。
    教育総務課長(厚村善人)  ただいまの質問にお答えいたします。 先ほど私が答弁いたしました補助金が減った理由につきましては,ちょっと勘違いがありましたので,先ほどの答弁は取り下げさせていただきたいと思います。 終わります。 ◎財政課長(上野勝郎)  補正予算の国庫補助金の減額についての予算計上の仕方についてでございますが,御案内のとおり,第1回目の3月議会の本会議が2月の26日に開催されておりまして,それに伴う補正予算の計上につきましては,既に2月の中旬,前半ごろから予算編成等を行っておりますので,この時点では25日ということで,議会の本会議の前日ということで,我々の方にまだそういう情報が入ってなかったということもございまして,補正予算に計上できなかったというのが実情でございます。御理解いただきたいと思います。 ◆議員(森田隆志)  そういうことであれば,それから後,今回,きょうここで第2回の19年度の補正予算の第2号につきまして,こういう予算の提案がまたさらに議決をいただかないといけない議案が出てこなかったら,どこかでか予算の組み替えのまた議案を出さないといけないですよ。これがたまたまなかったらどうするんですか。また,組み替えの予算を出さないといけないですよね。何でこっちの方からそういう指摘をされる前に,ちゃんとやっぱりその辺はもうちょっとよく説明してくださいよ。間違いでしたというのがもしなかったら,いずれにしてもまた組み替え予算を出さないといかんのですよ,議会に。その辺はどういう対応をとるつもりでいたんですか。 ◎財政課長(上野勝郎)  御指摘,当然でございます。先ほど提案理由の中で,補足で市長の方が説明申し上げましたけれども,今後,起債の限度額の変更とか,国・県補助金等の追加交付とか,いろいろな面であろうかということで,もしもそういうことが生じた場合は,どうしてもまた緊急上,予算措置しなければならないことが生じた場合には,専決処分で対応させていただきたいということをお願いを申しましたけども,国・県補助金等につきましてはそういうことで,この事業そのものが国の補正予算で成立した予算でございまして,事業そのものが2月になってから確定したような状況等もございまして,それらの予算措置が情報がちょっとこちらの方にうまく伝わらなかった関係で予算ができなかったということで,今後の御指摘のことにつきましては,時間があれば補正予算を計上してお願いしますし,また議会開会がいとまがなければ専決予算ということで,専決処分で対応させていただきたいと思っておったところでございます。 ◆議員(森田隆志)  3回目ですから,市長,今,提案理由の説明のときに,つけ加えて19年度予算にかかわる補正については,今後,専決処分で対応させていただきたいというようなことをつけ加えましたので,私はこれだけ申し上げているのは,これが,きょう出されたこの議案がなかったら,きょうまで出たのかどうかということなんですよ。それを組み替え予算についても全部専決処分でやられたら,我々は何も審査も何もできないですから,そういうことになってしまうことは,やっぱり議会運営上も,それから予算執行上もいかがなものかと思うんですよ。 ですので,今回の議案につきましては,全員協議会も開きまして,そして内容等につきましても十分説明もいただいたわけですが,こういうことがないように,しっかりとした予算の編成,それから見積もり,事務の執行,その辺についてはもう一回しっかりと対応をとるように,強く要請をいたします。市長の答弁をいただきたい。 ◎市長(霜出勘平)  このことにつきましては,本当に申しわけなく思っておるところでございます。旧知覧町時の不適切な事務処理ということでございますけども,議会初め市民の皆様に多大な御迷惑をおかけいたしましたことは,心からおわびを申し上げたいと思います。 今後につきましては,私を初め全職員気持ちを引き締めまして,このようなことが起こらないように努力をしてまいりたいと思いますので,今後ともどうかよろしく御指導いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(西良仁)  ほかに質疑はありませんか。 ◆議員(柚木茂樹)  ちょっと私も少し納得いかないというか,不明瞭な点がありますので,二,三質問します。 全員協議会の説明資料で,わかる方で結構ですが,我々もいったんは19年9月に補正を組んで,審議が足りなかったのかなというふうに反省もしておりますが,それを踏まえて質問しますが,これを見てください,平成19年5月25日に田代設計事務所に霜出小学校の耐震審査,補強その他の工事の業務を19年5月25日から20年2月29日に出しているんですよね。それを9月25日には積算をして,補正を組んだと。 まず,平成20年2月29日まであるのを,なぜ急いでここに補正したかということを我々が見逃したんですが,その理由ですね。 それで,私は,平成19年4月1日に委託料を組んだわけですから,本当ならば,本来ならば20年度の当初予算に,平成19年9月の最初の誤謬があった補正が今回の当初予算に顔出しするのが本来の行政の考え方ではないと思いますが,たしかこれは中福良の関係があったような記憶が少しあるんですが,平成19年の9月にこの補正を組んだ理由ですね。 それと,さっき言った田代設計事務所の成果品にのっとってちゃんとやっているのかということなんですが,成果品の履行期限は平成20年2月19日ですよ。この成果品はいつ上がったんですか。 まず,3点聞きます。わかる方で結構ですが。 ◎建築住宅課長(東篤)  委託の成果品につきましては,2月29日で履行されております。 ◎財政課長(上野勝郎)  9月議会に上程した理由ということの御質問でございますが,御案内のとおり,この議案につきましては,当初,中福良小学校の事業ということで,18年度と19年度にダブル計上されておりまして,当時の議会の方にも説明いたしまして,どうしても当初予算から削除できないということで,これについては将来,霜出小学校の方に組み替えをしますという形で説明をしておったと思います。その件につきまして設計を発注いたしまして,中福良小学校の大体実績が出てきたということで,実績単価に基づきまして,霜出小学校の建設事業費を上げるということにしたところでございます。 まず,なぜしたかということにつきましては,通常の起債で事業執行を計画しておるわけでございますが,通常債でいきますと交付税算入が余り見込めないということでございますし,また当時,知覧中学校,中福良小学校につきましても,国の補正予算が追加計上されまして,そこで採択された経緯がございまして,補正予算で採択されますと,補正予算債という別な起債が充当されまして,これにつきましては50%相当の交付税算入があるということで,町にとっては有利な事業じゃないかということで,設計等がもうでき上がっているのであれば,事業費を計上しておけば,もし19年度中の国の補正予算等が成立した場合にはそれにすぐ手を挙げて,採択にのせられるということもございました関係で,やはり有利に進めるためには予算計上しておった方がいいだろうということで,9月議会に上程させていただいたと。 なお,一般財源をそれだけむだに使うんじゃないかという批判もございましたが,それにつきましては国・県補助金,それから起債等で,それとか繰入金等で,一般財源には支障がない程度で計上させていただいたということで,理解を得ていただいたと思っております。 以上です。 ◆議員(柚木茂樹)  私が認識不足なんですかね,田代設計が出したその他の工事設計業務委託を基礎として積算をするんじゃないんですか。今,2月29日に上がっていると言いましたよ。2月29日はことしですよ。成果品が上がらないと,19年9月の補正は積算はできないんじゃないかと思うんですけど,その辺は今の答弁では矛盾するんですが,それと3回しか質問がありませんから,確かに,今,財政課長の方から,有利な起債等もあって,財政上有利だということの財政上の理由から上げましたが,本来,当初予算というのに補正が加わるというのは,当初予算にすべての歳入歳出を計上して,計画的に執行して,将来においても起債等の返済に勘案してやるべきなんですね。 有利な起債があったから,ただ何となく有利な起債がやったと。ただ,不足を来したから,また補正を加えるということをすれば,いずれかは計画的な執行が成り立ちませんから,今,行財政改革を進めておりますが,行財政改革的には非常に圧迫を加えてくる可能性を持っています。 まさにこれがこれに近い事例に当たると思いますが,財政上有利な判断をしたということは認めますが,今後,それをなおかつ今度は新たな補正を組むような事態があれば専決でやりたいということなんですよね。そう答弁されましたよね,市長の方は。何か,補正を組まずに,専決で処分してやると。これは議会の議決を通さないというわけですから,専決処分理由がないと納得できないわけですよ。専決処分理由が果たしてどういう事例が考えられるのか。 だから,2点質問します。1点目は,成果品に対して積算にのっとってやったのか,成果品が本当にいつ上がったのか,もう一回,今ほどはことしの2月29日と言いましたよ。それと,専決処分をするという決意のようだが,専決処分をする理由は何なのかと,意味はあるのか,2点です。 ○議長(西良仁)  しばらく休憩します。午後0時27分休憩───────────午後0時28分開議 ○議長(西良仁)  再開します。 ◎教育総務課長(厚村善人)  成果品が出されたのは,ことしの2月の29日ということになっております。昨年,業務委託で設計委託をする際には,昨年の5月ですが,1,456平米で税抜きで約1億8,000万程度ということで,設計目標額で税抜きの1億8,000万程度ということで委託をしておりまして,設計の内容についてはそれでいけるというふうに思っておったわけですが,昨年の補正予算の段階で300平米の工事費のミスがあったということで,理解しているところでございます。 ◎財政課長(上野勝郎)  専決処分の考え方でございますが,御指摘のとおり,政策的な経費等につきましては当然できないわけでございますが,歳入等につきまして,どうしても予定しておったところが諸般の事情で交付決定等が差額が生じたときとか,当然,歳出も下がるから歳入も下がるわけでございますが,それにつきましてどうしても予算計上しなければならないという指導等があった場合に,歳入歳出に影響がない形,政策的に影響がない形での専決処分というのをお願いしたいということと,それから起債につきまして,どうしても借入限度額に応じて予算措置するわけでございますが,中身によってはそれぞれ限度額が,まだ事業費が済んでいまして確定しておりませんので,そこで変更が生じる場合がございます。 そういうときにつきましては,限度額は超えることはできませんけども,その範囲内での調整というのをどうしても調整しておかないと,借り入れ実務に当たったときに支障が出る場合がございますので,その辺のところで専決処分という形で,起債額を調整させていただきたいというふうに考えておりますので,そういうときが生じた場合には専決処分させていただきたいということでございます。 今の追加して説明申し上げますが,現在,19年度予算の中でも71事業ほどございます。この71事業が現在進んでおりまして,起債担当を所管いたします財政課といたしましては,これを短期間に事業費を確定させて,起債額を確定するというのはなかなか難しいものがございますので,確定次第,専決処分で議会の議決をいただいた限度額の範囲内で,中身の組み替え調整をさせていただきたいということでの専決処分等を考えるところでございます。 以上です。 ◆議員(柚木茂樹)  専決処分の限度額は幾らやったですかね,ちょっと私は記憶がない,それを最後に答えてください。その範囲内で専決処分をやるということですね。 これ大事なことですから,今,成果品が2月の29日に上がって,これに基づいて19年度も,今回の補正もやらなかったということですよ。何をもって積算基礎というのはしたのかと。これが補正の対象,補正になるのかという話です。これは市長に最後だけ聞きますが,当初予算に要するに精度の高い積算基礎のもとに当初予算を組み,さらに社会的事情の変化により,軽微という言い方はありませんが,予算を超えるのに補正を組むべきなんですね。それを補正でもって骨格予算を組み,なおかつそれが何を根拠として積算したかわからないというような補正の上にまた間違いがあって,また補正なんですよ。市長,これに対してどういう見解をお持ちですか。最後になりますから,今,専決処分の限度額と2点,聞きます。 ◎財政課長(上野勝郎)  済いません,私の説明不足で,限度額という言葉を使った関係で,議員の方で専決処分の限度額というふうに誤解されたようでございますが,これにつきましては起債の限度額ということで,起債につきましては限度額を超えては当然できませんので,その範囲内での事業費内での組み替えという形で御理解していただきたいと思います。 ◎市長(霜出勘平)  9月補正にかかわる御質問でございますが,このことにつきましては,霜出小学校の教室については,平米数について,床面積については異動がないわけでございます。1,456というのはもう確定しておるわけでございますが,これをそのまま9月の補正のときに持っていけばよかったんですが,300平米落としまして,1,156ということでお願いをしたがために,このようなことになったところでございます。 このことにつきましては,本当に単純なミスで,チェックがあれば,こういったことは防げたというような反省もいたしておりますし,今後,このようなことがないように努力をしていきたいと,このように思っております。 ○議長(西良仁)  ほかに質疑はありませんか。──質疑ありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第46号を採決します。この表決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(西良仁)  起立多数であります。議案第46号は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第19 議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(西良仁)  日程第19,議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。 議会運営委員長から,所掌事務のうち,会議規則第104条の規定によって,お手元に配付しました本会議の会期日程等議会の運営に関する事項について及び各常任委員長から,所管事務のうち,会議規則第104条の規定によって,お手元に配付しました調査中の事件について,閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りします。各委員長から申し出のとおり,閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(西良仁)  異議なしと認めます。各委員長から申し出のとおり,閉会中の継続調査とすることに決定しました。    ──────────────────── △閉  会 ○議長(西良仁)  これで,本日の日程は全部終了しました。会議を閉じます。 平成20年第2回南九州市議会定例会を閉会します。午後0時36分閉会 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 南九州市議会議長 南九州市議会議員 南九州市議会議員...