鹿児島市議会 > 2021-02-24 >
02月24日-03号

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  1. 鹿児島市議会 2021-02-24
    02月24日-03号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 3年第1回定例会(2・3月)                議 事 日 程 第 3 号                          令和3年2月24日(水曜)午前10時 開議 第1 第117号議案ないし第134号議案 第2 第135号議案 鹿児島市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第3 第136号議案 鹿児島市養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第4 第137号議案 鹿児島市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第5 第138号議案 鹿児島市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第6 第139号議案 鹿児島市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第7 第140号議案 鹿児島市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例一部改正の件 第8 第141号議案 鹿児島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第9 第142号議案 鹿児島市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例一部改正の件 第10 第143号議案 鹿児島市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例一部改正の件 第11 第144号議案 鹿児島市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第12 第145号議案 鹿児島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関する条例等一部改正の件 第13 第146号議案 鹿児島市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例一部改正の件 第14 第147号議案 鹿児島市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例一部改正の件 第15 第148号議案 鹿児島市介護保険条例一部改正の件 第16 第149号議案 鹿児島市指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第17 第150号議案 鹿児島市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営の基準に関する条例等一部改正の件 第18 第151号議案 鹿児島市障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第19 第152号議案 鹿児島市福祉ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第20 第153号議案 鹿児島市障害者支援施設の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第21 第154号議案 鹿児島市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第22 第155号議案 鹿児島市地域活動支援センターの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第23 第156号議案 鹿児島市食品衛生法施行条例一部改正の件 第24 第157号議案 鹿児島市手数料条例一部改正の件 第25 第158号議案 鹿児島市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第26 第159号議案 鹿児島市母校応援ふるさと寄附基金条例制定の件 第27 第160号議案 鹿児島市立学習情報センター条例一部改正の件 第28 第161号議案 財産の無償貸付けの件 第29 第162号議案 鹿児島市中央卸売市場業務条例一部改正の件 第30 第163号議案 鹿児島市観光農業公園条例一部改正の件 第31 第164号議案 鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件 第32 第165号議案 鹿児島市水道局職員定数条例一部改正の件 第33 第166号議案 鹿児島市自転車等の駐車対策に関する条例一部改正の件 第34 第167号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第35 第168号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第36 第169号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第37 第170号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第38 第171号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第39 第172号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第40 第173号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第41 第174号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第42 第175号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第43 第176号議案 組織機構の整備に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件 第44 第177号議案 市長の給料の特例に関する条例制定の件 第45 第178号議案 鹿児島市エコファンド活用基金条例制定の件 第46 第179号議案 職員の服務の宣誓に関する条例一部改正の件 第47 第180号議案 鹿児島市職員定数条例一部改正の件 第48 第181号議案 職員の給与に関する条例等一部改正の件 第49 第182号議案 包括外部監査契約締結の件 第50 第183号議案 令和3年度鹿児島市一般会計予算 第51 第184号議案 令和3年度鹿児島市土地区画整理事業清算特別会計予算 第52 第185号議案 令和3年度鹿児島市中央卸売市場特別会計予算 第53 第186号議案 令和3年度鹿児島市地域下水道事業特別会計予算 第54 第187号議案 令和3年度鹿児島市桜島観光施設特別会計予算 第55 第188号議案 令和3年度鹿児島市国民健康保険事業特別会計予算 第56 第189号議案 令和3年度鹿児島市介護保険特別会計予算 第57 第190号議案 令和3年度鹿児島市後期高齢者医療特別会計予算 第58 第191号議案 令和3年度鹿児島市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 第59 第192号議案 令和3年度鹿児島市病院事業特別会計予算 第60 第193号議案 令和3年度鹿児島市交通事業特別会計予算 第61 第194号議案 令和3年度鹿児島市水道事業特別会計予算 第62 第195号議案 令和3年度鹿児島市工業用水道事業特別会計予算 第63 第196号議案 令和3年度鹿児島市公共下水道事業特別会計予算 第64 第197号議案 令和3年度鹿児島市船舶事業特別会計予算──────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件    議事日程のとおり────────────────────────────────────────   出席議員 (45人)  1 番   西     洋  介  議員  2 番   山  下     要  議員  3 番   中  元  かつあき  議員  4 番   徳  利  こ う じ  議員  5 番   向  江  か ほ り  議員  6 番   ま つ お  晴  代  議員  7 番   こ じ ま  洋  子  議員  8 番   合  原  ち ひ ろ  議員  9 番   平  山  タカヒサ  議員 10 番   園  山  え  り  議員 11 番   霜  出  佳  寿  議員 12 番   佐  藤  高  広  議員 13 番   薗  田  裕  之  議員 14 番   瀬 戸 山  つ よ し  議員 15 番   わ き た  高  徳  議員 16 番   し ら が  郁  代  議員 17 番   松  尾  ま こ と  議員 18 番   米  山  たいすけ  議員 19 番   中  原     力  議員 20 番   たてやま  清  隆  議員 21 番   の ぐ ち  英 一 郎  議員 22 番   奥  山 よしじろう  議員 23 番   川  越  桂  路  議員 24 番   山  口     健  議員 25 番   古  江  尚  子  議員 26 番   仮  屋  秀  一  議員 27 番   柿  元  一  雄  議員 28 番   長  浜  昌  三  議員 29 番   小  森  のぶたか  議員 30 番   伊 地 知  紘  徳  議員 31 番   大  森     忍  議員 32 番   大  園  た つ や  議員 33 番   大  園  盛  仁  議員 34 番   志  摩  れ い 子  議員 35 番   中  島  蔵  人  議員 36 番   平  山     哲  議員 37 番   長  田  徳 太 郎  議員 38 番   入  船  攻  一  議員 39 番   小  森  こうぶん  議員 40 番   崎  元  ひろのり  議員 41 番   片  平  孝  市  議員 42 番   三 反 園  輝  男  議員 43 番   森  山  き よ み  議員 44 番   秋  広  正  健  議員 45 番   小  川  み さ 子  議員────────────────────────────────────────   欠席議員 (なし)────────────────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   田  畑  浩  秋  君  議事課長   船  間     学  君  総務課長   小 土 橋  浩  二  君  政務調査課長 益  田  有  宏  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  議事課主幹  委員会係長  渡     英  樹  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  海 江 田  拓  郎  君────────────────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     下  鶴  隆  央  君  副市長    松  山  芳  英  君  教育長    杉  元  羊  一  君  代表監査委員 内  山     薫  君  市立病院長  坪  内  博  仁  君  交通局長   白  石  貴  雄  君  水道局長   秋  野  博  臣  君  船舶局長   有  村  隆  生  君  総務局長   松  枝  岩  根  君  企画財政局長 池  田  哲  也  君  危機管理局長 尾 ノ 上  優  二  君  市民局長   上 四 元     剛  君  環境局長   玉  利     淳  君  健康福祉局長 椎  木  明  彦  君  こども未来局長吉  田  幸  一  君  産業局長   鬼  丸  泰  岳  君  観光交流局長 小  倉  洋  一  君  建設局長   福  留  章  二  君  消防局長   安  樂     剛  君  病院事務局長 緒  方  康  久  君  市長室長   宮 之 原     賢  君  総務部長   枝  元  昌 一 郎  君  企画部長   有  村  浩  明  君  財政部長   稲  田  祐  二  君  危機管理局次長浅  井     孝  君  市民文化部長 遠  藤     章  君  環境部長   菊  野  純  一  君  すこやか長寿部長         古  河  春  美  君  こども未来局次長         吉  住  嘉 代 子  君  産業振興部長 中  馬  秀  文  君  観光交流部長 成  尾     彰  君  建設管理部長 柚  木  兼  治  君  消防局次長  中  村     剛  君  病院事務局次長新  穂  昌  和  君  交通局次長  岩  切  賢  司  君  水道局総務部長池 之 上     毅  君  船舶局次長  橋  口  訓  彦  君  教育委員会事務局管理部長         中     豊  司  君──────────────────────────────────────── 令和3年2月24日 午前10時 開議 △開議 ○議長(川越桂路君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第3号のとおりであります。 △第117号議案-第134号議案上程 ○議長(川越桂路君) それでは、日程第1 第117号議案ないし第134号議案の議案18件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 これらに対する各常任委員長の審査報告を求めます。 △防災福祉こども委員長報告 ○議長(川越桂路君) まず、防災福祉こども委員長の審査報告を求めます。   [防災福祉こども委員長 古江尚子君 登壇] ◆防災福祉こども委員長(古江尚子君) 防災福祉こども委員会に付託されました議案5件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、防災福祉こども委員会における議案審査報告を終わります。 △市民文教委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、市民文教委員長の審査報告を求めます。   [市民文教委員長 霜出佳寿君 登壇] ◆市民文教委員長(霜出佳寿君) 市民文教委員会に付託されました議案3件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、市民文教委員会における議案審査報告を終わります。 △産業観光企業委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、産業観光企業委員長の審査報告を求めます。   [産業観光企業委員長 松尾まこと君 登壇] ◆産業観光企業委員長(松尾まこと君) 産業観光企業委員会に付託されました議案10件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、産業観光企業委員会における議案審査報告を終わります。 △建設消防委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、建設消防委員長の審査報告を求めます。   [建設消防委員長 米山たいすけ君 登壇] ◆建設消防委員長(米山たいすけ君) 建設消防委員会に付託されました議案3件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、建設消防委員会における議案審査報告を終わります。 △総務環境委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、総務環境委員長の審査報告を求めます。   [総務環境委員長 佐藤高広君 登壇] ◆総務環境委員長(佐藤高広君) 総務環境委員会に付託されました第124号議案 一般会計補正予算中関係事項について、審査の結果を報告いたします。 本議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、総務環境委員会における議案審査報告を終わります。
    ○議長(川越桂路君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、質疑はないものと認めます。 △討論 ○議長(川越桂路君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 園山えり議員。   [園山えり議員 登壇](拍手) ◆(園山えり議員) 日本共産党市議団を代表いたしまして、ただいま上程されました18議案のうち、1件に反対する立場から討論を行います。 第124号議案 令和2年度鹿児島市一般会計補正予算(第9号)については、県の感染拡大警報等で売上げが減少し家賃の負担が重くのしかかっている中小企業者等への家賃支援金事業や、同様に大きな影響を受けておられるタクシー事業者及び自動車運転代行業者に対し事業継続を下支えするための支援金事業は評価できるものの、款土木費、項港湾費、目港湾費、鹿児島港港湾整備事業費負担金中、人工島(マリンポートかごしま)関連予算が含まれているため、反対です。 以下、理由を申し上げます。 第1に、補正後は国施行分が9億2,200万円の減額で22億8,800万円、県施行分が7,200万円の増額で1億2千万円、本市の負担金は6,812万500円の減額で2億4,311万6千円になっています。国が施行する鹿児島港国際クルーズ拠点整備事業財源不足のため大幅減額となりましたが、県が施行する新たな旅客ターミナルの隣接地に整備予定の駐車場の舗装工は、緊急性がないにもかかわらず増額補正がされており、それに伴う市の負担金が約1,700万円増加していることは問題です。 第2に、令和2年のクルーズ船の鹿児島港への寄港状況については、新型コロナウイルス感染症の影響により寄港回数は4回、キャンセルが117回に上り、国際クルーズ船の運航についても国から見通しは示されていない中で、昨年4月の緊急事態宣言に続き、今年1月8日からは2度目の緊急事態宣言が首都圏を中心に発出され、一部解除されたものの依然として感染拡大は予断を許さない状況です。全国では新型コロナワクチン接種が開始されたところであり、まさに国を挙げて新型コロナ対策に集中するべきときに市民にとって不要不急の人工島建設については県に対して事業の中止、見直しを求め、新型コロナ対策に財源を活用するよう要請するべきと考えます。 第3に、県が当初予算で組んだ4,800万円の駐車場の舗装については、元年度繰越分のタクシー乗り場までの上屋の整備後の今年1月末に工事発注していますが、工期が今年8月末までの200日間もかかることが明らかになりました。工事が終わらないまま今回7,200万円もの補正予算を組み、繰り越すというのは、まさに不要不急の工事と言えるのではないでしょうか。さらに、今回の補正予算は国の第3次補正予算、ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現の中の地域・社会・雇用における民需主導の好循環の実現を財源にするとのことですが、この補正予算自体が政府が緊急事態宣言は必要ないと明言していた時期につくられた案そのままであり、年度末の3月までに使う緊急性のないポストコロナ後の事業が大半となっています。本市でもコロナ禍の下で市民の暮らしに大きな影響があり、切迫した財政運営が予測され、県の緊急性のない事業の採択によってさらなる負担をさせられることは問題であることを指摘いたします。 第4に、港湾整備事業費の負担金協議に臨む本市の基本姿勢ですが、本市はこれまで年度内の事業実績を確認した上で2月補正予算に計上してきましたが、現在のクルーズ船対応については新年度予算に計上するという取扱いになっています。私どもはこれまで市民への説明責任を果たすために国や県との負担協議の在り方を改める必要性を繰り返し求めてまいりましたが、今回の負担金協議も実績が明らかになっていない昨年12月17日付で行われており、問題ではないでしょうか。他の自治体では交付金や負担金について算出根拠の定めや積算内容が不明確なものは交付先団体に対し照会し、負担する必要性の乏しい経費や過剰な経費負担を求めるものが含まれる場合や過大な人件費や役員報酬を支払っている場合は負担の必要性や妥当性を吟味し、縮小を要請することなどと指針を定めています。コロナ禍だからこそ本市の姿勢は改めて厳しく問われていることを指摘いたします。 以上の理由から、人工島関連の補正予算を含む第124号議案に反対することを申し上げ、討論を終わります。(拍手) ○議長(川越桂路君) ほかに発言がなければ、以上をもって討論を終了いたします。 △表決 ○議長(川越桂路君) これより表決に入ります。 それでは、まず、第124号議案 令和2年度鹿児島市一般会計補正予算(第9号)について、電子表決により採決いたします。 ただいまの議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(川越桂路君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(川越桂路君) 賛成多数であります。 よって、本件は原案どおり可決されました。 次に、ただいまの議案1件を除くその他の議案17件について一括採決いたします。 以上の議案17件については、委員長の報告どおり、いずれも原案どおり決することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれも原案どおり可決されました。 △第135号議案-第197号議案上程 ○議長(川越桂路君) 次は、日程第2 第135号議案ないし日程第64 第197号議案の議案63件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 △市長提案理由説明 ○議長(川越桂路君) ここで、提出者の説明を求めます。   [市長 下鶴隆央君 登壇] ◎市長(下鶴隆央君) 令和3年度予算案及び条例その他の案件の審議をお願いするに当たり、市政運営についての所信の一端を申し述べますとともに、今回、提案しております予算案等について御説明申し上げます。 初めに、鹿児島市政は、市議会をはじめ市民の皆様方の各面にわたる御尽力と御協力により、順調に進展を続けておりますことに対しまして、深く敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。 私は、さきの市長選挙におきまして、市民の皆様方の信託をいただき、伝統ある鹿児島市の市長として市政運営の重責を担うことになりました。本市の限りない発展と市民福祉の向上のため、全身全霊を尽くしてまいります。今後とも市議会並びに市民の皆様方の一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症は地球規模で拡大しており、我が国においてもいまだ収束が見えない中、その影響は、社会、経済、さらには人々の行動や価値観などあらゆる面にも波及する未曽有の事態に直面しています。 こうした中、国においては、感染拡大防止や医療体制の確保、事業継続への支援など新型コロナウイルス対策に取り組むとともに、コロナ禍により顕在化した課題等を踏まえ、デジタル社会の実現を急ぐほか、一極集中の是正をはじめ、地方への人の流れをつくるなどとされています。 本市においても感染の拡大と人口減少の急速な進行というこれまで誰も経験したことのない新たな事態に直面している今、本市を取り巻く環境の変化を的確に捉え、アフターコロナも見据えながら確かな未来の礎を築いていくことが重要であると考えております。 私は、これまで鹿児島県議会議員として10年にわたり地方自治に携わってまいりました。 申し上げるまでもなく、地方自治の要諦は住民自治であり、私は、そのことを常に念頭に置きながら、これまで市民・県民の皆様の声を直接お聞きすることを大切に、得られた知見を大きな糧としてまいりました。 いつの時代にあっても、まちづくりの根幹は人であり、そして、困難や試練を克服し、新たな局面を開くパワーの源は、人の知恵と力であると思っております。 私は、現在直面する課題を乗り越え、将来においても本市が持続的に発展していくことを目指し、「市民のための市政」を基本に、市民の皆様の声に耳を傾け、丁寧に情報を届ける中で、その信頼を確かなものにしつつ、共に力を合わせながら市政運営を進めてまいる決意であります。 このような現状認識と基本姿勢の下、私は、これまでの市政の継続すべきところはしっかりと引き継ぐとともに、新しい時代の変化を捉え、的確に対応しながら、これからの4年間、市民の皆様にお約束した次の政策に力点を置き、市政を推進してまいります。 まず、第1は、「新型コロナから市民のいのち、くらし、しごとを守る」であります。 現下の最優先かつ最重要の課題は、新型コロナウイルス感染症への対応です。一日も早く市民の皆様が安心して日常生活を送ることができるよう、専門家の知見等も踏まえながら、徹底した感染拡大防止と中小企業等への事業継続の支援など社会経済活動の両立に取り組むとともに、コロナを克服した先にある本市の経済発展の基盤づくりを進めます。 第2は、「鹿児島に稼げる仕事をつくる」であります。 今後、人口減少に伴い、消費市場の縮小など地域経済への深刻な影響が予想される中、国内外との人・物・情報の交流を通した稼ぐ取組がより一層重要になります。 そこで、コロナ収束後を見据え、観光産業を本市のさらなる成長のエンジンとして位置づけ、国際都市KAGOSHIMAづくりを強力に推進するとともに、ICT関連産業の振興や稼げる農林水産業づくりなど、新しい産業・仕事の創出やICTの積極的な活用に取り組みます。 第3は、「全ての人に希望とチャンスを。安心して生活できる鹿児島をつくる」であります。 本市が住みたいまちとして選ばれる都市になるためには、市民一人一人が安心安全に生活し、希望を持って自分らしく活躍できる環境づくりが肝要です。 このため、待機児童ゼロの実現をはじめとした安心できる子育て環境づくりを進めるとともに、子供たちが将来、社会で活躍できるよう、新しい時代に必要とされる能力の習得や国際的な視野を広げる機会等を通じて未来を担う人材の育成に取り組みます。また、人生100年時代を見据え、誰もが活力に満ち、明るく生き生きと暮らせるよう介護予防や高齢者の活躍支援など各面からの福祉施策を推進します。 第4は、「人口減少時代に生き残る鹿児島をつくる」であります。 人口減少時代にあって、都市の持続可能性を高めていくためには、地域経済社会への影響のほか、地球温暖化やそれを起因とする自然災害リスクの高まりなどの課題に対し長期的視点に立ちながら的確に対応していくことが大切です。 そのため、SDGsを市民の共通目標としてまちづくりを進めるとともに、再生可能エネルギーの活用や既存ストックの有効活用などに取り組みます。また、防災対策の強化や多様性を尊重した社会づくりなど将来を見据えた対応を進めるほか、市政運営において民間の力・知見の活用に積極的に取り組みます。 さて、本年度は、令和4年度からの新たなまちづくりの指針となる第六次総合計画を策定する重要な年でもあります。策定に当たりましては、多くの市民の皆様の参画をいただく中で、時代の潮流を的確に捉え、本市の進むべき将来像を市民の皆様と共に描いてまいります。 かつて、薩摩の若き志士たちが新たな技術や考え方を積極的に取り入れながら、幾多の困難を乗り越え、新しい時代の扉を開き、今日につながる近代日本の礎を築きました。私は、先人たちの情熱とその偉業を思い起こし、直面する課題を克服しながら、活力ある鹿児島市を創造し、将来の世代に引き継いでいくため、自ら勇気を持って未来に踏み出す先頭に立ち、多彩な魅力にあふれ、人もまちも躍動する鹿児島市づくりに積極果敢に挑戦してまいります。 次に、令和3年度当初予算について申し上げます。 国においては、新型コロナウイルス感染症の影響による現下の厳しい経済事情に対して万全の対応を行うこととし、「経済あっての財政」との考え方の下、経済・財政一体改革を推進するとともに、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図りつつ、ポストコロナの新しい社会の実現を目指すこととされています。 地方財政においては、地方税等が大幅な減収となる中、地方交付税等の一般財源総額について、実質、前年度を上回る額が確保されたところです。 本市においても、歳入面では市税や施設使用料等の大幅な減収が見込まれ、歳出面では社会保障関係経費や都市基盤整備、防災・減災対策などに加え、新型コロナウイルス感染症への対応など、本市を取り巻く喫緊の課題に対応するための施策・事業に多額の費用が見込まれることから、極めて厳しい財政状況が続くものと予想されます。 これらのことを踏まえ、予算編成に当たっては、事務事業の峻別・見直しを行うなど創意工夫を重ねる中で、財政の健全性に意を用いつつ、新しい時代に対応する鹿児島市を創造するため、マニフェストに掲げた事業をはじめ、諸施策に全力で取り組んでまいります。 このような基本的な考え方に基づき編成いたしました令和3年度の当初予算案は、一般会計2,661億5,400万円、特別会計1,325億1,800万円、企業会計706億4,400万円、総額4,693億1,600万円となりました。 以下、歳出予算の主な内容について、市政の基本目標ごとに順次御説明申し上げます。 まず、第1は、市民と行政が拓く協働と連携のまちです。 市民の意見やニーズを把握するため、まちかどコメンテーターを積極的に活用するとともに、市長と語る会を開催するほか、引き続き各校区における地域コミュニティ協議会の活動等を支援し、市民との協働によるまちづくりを推進します。 市政情報の公開・提供の推進のため、SNS等を活用して市民の皆様の共感を育みながら、一緒になって本市の多彩な魅力を発信するほか、市民の利便性向上を図るため、相談等業務のICT活用によるオンライン化や個人番号カードの円滑な交付に努めるとともに、死亡に伴う各種手続の専用窓口を本庁舎内に設置します。 また、市政における諸課題について民間の知見の活用を図るため、官民連携プラットフォーム(仮称)の設置・運営を行うほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、市長をCIO(最高情報統括責任者)として位置づけた上で、民間の専門的な知見の活用に向けCIO補佐官を登用するとともに、定型業務を自動化するRPA等の導入・運用を行います。 さらに、SDGsを推進するための普及啓発や推進パートナー等の交流・連携を進めるほか、データに基づく政策立案EBPMの理解を深めるため職員研修に取り組むとともに、第六次総合計画の基本構想及び前期基本計画等の策定に取り組みます。 また、本市への移住を促進するため、県外から本市への移住世帯に対し奨励金を交付します。 このほか、市ホームページ全体への自動翻訳機能の導入により、外国人の利便性向上を図るほか、本市にゆかりのある首都圏の方々を中心に寄附金を募り、コロナ収束後のシティープロモーション等に活用します。 第2は、水と緑が輝く人と地球にやさしいまちです。 ゼロカーボンシティかごしまの実現に向けて、環境施策の基本的な方向性を示す次期環境基本計画等を策定するほか、清掃工場で発電されるゼロカーボン電力を市有施設で活用するシステムを構築するための調査を行うとともに、市が率先して市役所で使用する電力をゼロカーボン電力へ切り替えることで市民や事業者にさらなる環境意識の向上と具体的な取組を喚起します。 また、県のかごしまエコファンドを活用し、本市の地球温暖化対策に取り組むとともに、令和4年1月にバイオガス施設と高効率発電施設を生かした運営となる新南部清掃工場を供用開始します。 さらに、プラスチック資源循環への対応など、循環型社会の実現に向けて次期一般廃棄物処理基本計画を策定するとともに、使い捨てプラスチックの削減の重要性に関する意識啓発を図るためワークショップ等を開催するほか、ごみステーション整備の助成対象を拡大し、周辺の美化を図ります。 このほか、公園緑地の充実を図るため、武岡公園の整備に係る用地取得等を行います。 また、動物管理事務所に収容された幼齢な猫の命を救うため、ミルクボランティアに対し人工哺育の協力を依頼します。 第3は、人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまちです。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止しながら地域経済の回復を図ることを目的に、関係機関等の意見を伺い、施策に反映させるための会議を開催します。 また、コロナ禍における観光振興策として、宿泊施設と体験型観光メニュー等が連携した新たなビジネスやオンライン観光を支援するとともに、県外観光客向けの宿泊キャンペーンなどを実施します。 さらに、今後の本市観光の指針となる次期観光未来戦略の策定に加え、コロナ収束後の観光需要回復を見据えて、海外観光客のニーズやユニバーサルツーリズムの課題等の調査に取り組みます。 このほか、地域における消費の喚起・下支えを行うため、市内飲食店の利用に対しプレミアムポイントを付与するとともに、中小企業者等の商品販売やサービス、店舗のPRを図るため、ECサイト・ホームページの立ち上げ等に対し助成するほか、中小企業等における雇用維持を図る雇用維持支援金を支給します。 地域特性を生かした観光・交流を推進するため、次期グリーン・ツーリズム推進計画の策定に取り組むほか、天文館地区に観光案内所を設置するとともに、鹿児島中央駅東口駅前広場観光案内所を開設し、受入れ体制の充実を図ります。 また、修学旅行のさらなる誘致のため、修学旅行マップを作成するとともに、旅行会社への補助制度を新設します。 さらに、サッカー等スタジアムの整備に向け、これからの時代に対応したスタジアムのコンセプトの検討に取り組むとともに、企業版ふるさと納税を活用して鹿児島ユナイテッドFCトレーニング施設の整備等を支援するほか、磯新駅設置に向け、経済団体や県などと連携し、取り組みます。 このほか、路面電車観光路線については、路線の検討状況などを紹介する広報活動を行い市民の関心を高めるほか、桜島フェリーにおいて観光客の利用増を図るため、SNSを活用し本市や大隅地域の観光・イベント情報や桜島フェリーの魅力を広く国内外に発信します。 地域産業の振興として、地域経済の重要な担い手である中小企業を中心とした商工業の振興を図るため次期商工業振興プランの策定に取り組むほか、ホームページのリニューアル等に対し大学と連携して支援することで本市中小企業の販路拡大を図ります。 また、正規雇用を目指す就職氷河期世代の方に対するセミナーを実施します。 農林水産業の振興として、次世代の担い手の確保・育成などにより、持続可能な農林水産業を確立するため、次期農林水産業振興プランの策定に取り組むほか、農林水産物を活用した商品のブラッシュアップ等に対する支援を拡充します。 また、森林経営管理制度の推進に取り組むとともに、森林資源整備への助成を行います。 このほか、魚類市場の新市場棟が本年8月に竣工します。 第4は、健やかに暮らせる安全で安心なまちです。 新型コロナウイルス感染症等の対策として、感染した妊産婦へ電話や訪問等による相談や分娩前のPCR検査の費用助成など、不安を抱える妊産婦を支援するとともに、児童クラブ及び子育て支援拠点施設に衛生用品を配付するほか、母子生活支援施設及び保育所等における衛生用品の購入や保育を継続的に実施するために必要な経費を支援します。 また、PCR検査等の費用や入院患者医療費の自己負担分について公的負担を行うとともに、相談業務を継続するほか、感染症に強い鹿児島市を目指して、医療機関等と構成する感染症に特化した対策協議会を開催します。 さらに、障害福祉サービス事業所等に対してサービス継続に必要な経費等の補助を行うとともに、感染拡大防止や介護業務の負担軽減のためのロボット等の導入を支援します。 少子化対策・子育て支援の推進については、子供を社会全体で守り育てるという機運を醸成し、子供たちが夢や希望を持てる社会の実現を目指し、子どもの未来応援条例(仮称)制定に取り組むとともに、子ども食堂を通した地域の見守り体制を強化するほか、こども医療費の助成対象を市町村民税非課税世帯の18歳までに拡充し、医療機関等での窓口負担をなくします。 また、産後ケアが必要な母親に対する保健指導の対象を現行の産後3か月以内から1年未満に拡充するとともに、乳幼児の成長記録のデジタル管理などができる母子健康手帳アプリを導入するほか、不妊治療に係る助成を拡充し、経済的負担の軽減を図ります。 さらに、待機児童解消のため、児童クラブを8か所増設するほか、さらなる保育士確保を図るため、学生向けに保育士等の仕事の魅力の情報発信を行うとともに、保育所等に勤務している保育士資格を有していない方の資格取得を支援することで、子供を安心して育てることができる体制の整備に努めます。 また、子育て支援拠点施設が設置されていない地域について、既存の地域子育て支援センターからの派遣による地域支援を実施するほか、児童相談所について関連機能を含めた検討を進めます。 このほか、高校生を対象に、将来、結婚、家庭を持つことの意義等について理解を深めるセミナーを開催するほか、結婚への支援として、結婚相談所において婚活アドバイザーによる相談業務を実施します。 高齢化対策の推進として、高齢者の心身の多様な課題に対応し、きめ細かな支援を実施するため、高齢者の保健事業と介護予防の取組を一体的に実施します。 また、認知症の方とその家族への支援として、認知症地域支援推進員を増員し、認知症カフェの拡充や地域における支援体制を強化するほか、認知症への理解促進等を図るため、リーフレットの作成などを行うとともに、認知症などにより行方不明となった方の早期発見のため、LINEを活用して情報を配信します。 きめ細かな福祉の充実として、地域福祉を総合的かつ計画的に推進するため、次期地域福祉計画の策定に取り組みます。 また、障害者を支える社会環境づくりを推進するため、家族に代わって訪問看護師等が看護を行うための経費の助成や福祉・介護職員処遇改善加算等の取得促進を図るための事業所訪問による支援を行うほか、障害者基幹相談支援センターの開所日を現行の週5日から6日に拡充します。 生活の安全性の向上として、改正食鳥検査法の施行に伴い、食鳥処理業者に対しHACCPに沿った衛生管理の導入を支援します。 総合的な危機管理・防災力の充実として、国土強靭化地域計画の改定に取り組むとともに、防災会議の機能をより高めるため、防災会議委員に各分野の専門家を委嘱するほか、災害時における市民の適切な避難行動につなげるため、出水期に備え新たに洪水浸水想定区域や土砂災害特別警戒区域等を掲載した防災ガイドマップを作成します。 また、水災害リスクの低減を図るため、準用河川及び普通河川のしゅんせつを行うほか、公共下水道(雨水)による浸水対策を実施すべき区域や施設の整備水準を定めた管理方針等を策定します。 さらに、火山防災トップシティとして犠牲者ゼロを目指し、桜島火山爆発総合防災訓練を引き続き実施するほか、大規模噴火時における市街地側の大量軽石火山灰対策の周知を図るためのリーフレットを作成するとともに、市街地側の児童等を対象に、桜島訪問体験学習を実施します。 病院事業では、市立病院が地域医療を担う県下の中核的医療機関として将来にわたって高度・専門医療を提供するため、再整備計画を策定するほか、安定した経営の下で安心安全な質の高い医療を提供するため、次期経営計画を策定します。 このほか、救急救命体制の充実強化を図るため、本年4月から中央本署及び谷山分遣隊に救急隊を配置します。 第5は、学ぶよろこびが広がる誇りあるまちです。 教育上、特別な配慮を必要とする児童生徒に対する支援の充実を図るため、看護師資格を有する特別支援教育支援員を配置するほか、モバイル無線LANルータを屋外での学習活動時にも活用できる環境を整えるなど、教育環境の充実を図ります。 また、松原小学校の校舎新築や八幡小学校、玉江小学校のプール施設の改築等を行うとともに、学校のトイレ洋式化を進めます。 さらに、市立3高校を指定して寄附する制度をふるさと納税に設け、母校を応援したい方などから寄附金を募り、各学校の教育活動等の取組に活用します。 このほか、インターネットを通じて電子書籍の検索・貸出し等が可能な電子図書館サービスの導入を行うほか、松元公民館の改修を本年10月の開館に向け、引き続き行います。 文化振興については、文化芸術基本法に基づき、本市の文化芸術の総合的な推進に関する計画の策定に取り組むほか、文化団体等が実施する事業への助成を拡充するとともに、本年10月に全国の伝統芸能が一堂に集まり共演する地域伝統芸能全国大会を県や霧島市と連携して開催します。 また、令和元年7月の土砂崩れにより被災した寺山炭窯跡の災害復旧に引き続き取り組み、世界遺産としての保全を図ります。 さらに、令和5年の特別国民体育大会及び特別全国障害者スポーツ大会の開催に向け、機運の再醸成や競技会の円滑な運営を行うための準備に取り組みます。 このほか、男女共同参画社会の形成に向けて、総合的かつ体系的な取組をさらに進めるため、次期男女共同参画計画を策定するほか、一人一人の人権や多様性が尊重され、安心して暮らしていける鹿児島市を実現するため、パートナーシップ宣誓制度を導入するとともに、市民等の性の多様性に関する理解促進を図ります。 第6は、市民生活を支える機能性の高い快適なまちです。 千日町1・4番街区の再開発ビル及び併せて設置する呉服町2・3番街区駐車場の本体工事等に対し引き続き助成するとともに、同ビルの保留床取得に対して助成するほか、令和4年春の供用開始に向け、まちなか図書館(仮称)の整備を進めます。 また、鹿児島中央駅東口の電車通りデッキ工事や浜町1番街区再開発の本体工事等に対し助成するとともに、鹿児島駅前広場及び上本町磯線の工事等を進め、令和4年3月に供用開始するほか、鹿児島中央駅西口地区におけるまちづくりの基本的な考え方を踏まえ、円滑で安全な通行環境を確保するため、周辺道路の整備を行います。 さらに、吉野地区をはじめとする6地区の土地区画整理事業を推進するとともに、田上小学校周辺において土地区画整理事業に係る調査検討を行い、地域の課題等について整理します。 このほか、西伊敷第一住宅及び大明丘住宅の建て替え工事を行うほか、市営住宅の敷地の有効活用施策等を検討するとともに、多様な世代が暮らす活力ある団地を目指して、市民や事業者等との協働の下、活性化に向けた取組を進めます。 水道事業では、次期事業計画の認可を取得するとともに、場外系監視制御設備について、ICTを活用した新システムを整備するための実施設計を行います。 また、上下水道事業及び船舶事業について、中長期的な視点に立ち、効率的かつ効果的に事業を推進するため、次期経営計画を策定します。 このほか、交通政策を推進する観点から、次期公共交通ビジョン及び次期交通バリアフリー基本構想の策定に取り組むほか、交通事業において老朽化した分岐器を年次的に更換し、電車通過時の安全性の確保と利用者の乗り心地向上を図ります。 次に、条例その他の案件について、御説明申し上げます。 鹿児島市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件など13件は、介護保険法等に係る省令の一部改正に伴い、関係条文の整備をするものです。 鹿児島市介護保険条例一部改正の件は、令和3年度から令和5年度までの保険料率を定めるとともに、介護保険法施行令の一部改正に伴う保険料段階の判定に関する基準の見直しをするものです。 鹿児島市指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件など8件は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等に係る省令の一部改正に伴い、関係条文の整備をするものです。 鹿児島市食品衛生法施行条例一部改正の件は、食品衛生法の一部改正に伴い、食品等事業者が公衆衛生上講ずべき措置の基準を削除するものです。 鹿児島市手数料条例一部改正の件は、食品衛生法施行令等の一部改正に伴い、食品関係の営業許可に係る手数料の新設、廃止等をし、犬及び猫の引取りに係る手数料を定めるとともに、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律施行令の一部改正に伴い建築物エネルギー消費性能適合性判定等に係る申請手数料の額を改め、併せて関係条文の整理をするものです。 鹿児島市母校応援ふるさと寄附基金条例制定の件は、市立高等学校における教育の振興に資するため、同基金を設置するものです。 鹿児島市立学習情報センター条例一部改正の件は、学校教育のさらなる情報化を図るため事業を見直すとともに、名称を改めるものです。 財産の無償貸付けの件は、食肉センターの施設設備等を株式会社ミートセンターかごしま及び鹿児島市部分肉加工協同組合に引き続き無償で貸し付けるについて、議会の議決を求めるものです。 鹿児島市中央卸売市場業務条例一部改正の件は、魚類市場の新市場棟の整備に合わせて卸売場等の使用料の額を改めるとともに、一次加工場等の使用料の新設等をするものです。 鹿児島市観光農業公園条例一部改正の件は、新たに持参テントサイトを設け、その使用料等を定めるとともに、関係条文の整理をするものです。 鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件は、診療体制等の充実を図るため、市立病院の職員の定数を改めるものです。 鹿児島市水道局職員定数条例一部改正の件は、事務事業の見直しに伴い、水道局の職員の定数を改めるものです。 鹿児島市自転車等の駐車対策に関する条例一部改正の件は、無料市営自転車等駐車場として新たに市営鹿児島駅自転車等駐車場を設置するものです。 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件9件は、黒神辺地など9地域に係る同計画をそれぞれ定めるについて、議会の議決を求めるものです。 組織機構の整備に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件は、組織機構の整備に伴い、関係条例の整理をするものです。 市長の給料の特例に関する条例制定の件は、令和3年4月1日から同年12月31日までの間における市長の給料を減額する特例措置を講ずるものです。 鹿児島市エコファンド活用基金条例制定の件は、地球温暖化対策の推進に要する費用に充てるため、同基金を設置するものです。 職員の服務の宣誓に関する条例一部改正の件は、宣誓書への押印を廃止するものです。 鹿児島市職員定数条例一部改正の件は、保健部、感染症対策課及び新型コロナウイルス感染症対策室の設置、救急救命体制の強化への対応、観光農業公園への指定管理者制度導入等に伴い、職員の定数を改めるものです。 職員の給与に関する条例等一部改正の件は、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い、同感染症の定義を改めるものです。 包括外部監査契約締結の件は、包括外部監査契約を締結するについて、議会の議決を求めるものです。 以上、市政に対する私の所信の一端を申し述べ、今回提案しました令和3年度予算案及び条例その他の案件についての説明を終わります。 これらの施策の推進に当たりましては、市議会の御理解と御協力をいただくとともに、市民の市政への参画を高め、市民とともにまちづくりを進めてまいる所存でございます。 何とぞ、よろしく御審議の上、議決していただきますようお願いいたします。 ○議長(川越桂路君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 △休会の議決・散会 ○議長(川越桂路君) ここでお諮りいたします。 明日、明後日及び3月1日は休会とし、3月2日に本会議を再開いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、3月2日は、午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。             午前10時56分 散会──────────────────────    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。         市議会議長  川 越 桂 路         市議会議員  佐 藤 高 広         市議会議員  松 尾 まこと...