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09月04日-一般質問-03号

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  1. 雫石町議会 2020-09-04
    09月04日-一般質問-03号


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    令和 2年  9月 定例会(第5回)       令和2年第5回雫石町議会定例会会議録(第3号)                              令和2年9月4日(金曜日)1.本日の出席議員(16名)       1  番   金 子 一 男 君       2  番   坂 井 尚 樹 君       3  番   徳 田 幸 男 君       4  番   岡 本 忠 美 君       5  番   古 舘 謙 護 君       6  番   幅   秀 哉 君       7  番   堂 前 義 信 君       8  番   横 手 寿 明 君       9  番   岩 持 清 美 君      10  番   加 藤 眞 純 君      11  番   杉 澤 敏 明 君      12  番   西 田 征 洋 君      13  番   大 村 昭 東 君      14  番   上 野 三四二 君      15  番   坂 下 栄 一 君      16  番   前 田 隆 雄 君2.本日の欠席議員(なし)3.説明のため出席した者      町 長        猿 子 恵 久 君      副町長        若 林 武 文 君      会計管理者      柳 屋 るり子 君      総務課長       米 澤 康 成 君      政策推進課長     古川端 琴 也 君      地域づくり推進課長  柴 田 慈 幸 君      防災課長       大久保 浩 和 君      税務課長       高 村 克 之 君      町民課長       瀬 川 拓 也 君      環境対策室長     正 木 裕 之 君      総合福祉課長     田 辺   茂 君      健康子育て課長    小 林 由美子 君      子ども子育て支援室長 三 輪 順 子 君      雫石診療所事務長   畠 山   康 君      農林課長       天 川 雅 彦 君      観光商工課長     澤 口 憲 英 君      地域整備課長     加 藤 秀 行 君      上下水道課長     川 崎 欣 広 君      教育長        作 山 雅 宏 君      教育次長兼      高 橋 賢 秀 君      学校教育課長      生涯学習スポーツ課長 徳 田 秀 一 君      農業委員会会長    岡 森 喜与一 君      農業委員会事務局長  上 村 光 俊 君4.職務のため出席した者      議会事務局長     小志戸前 浩政      議会事務局長補佐   浦 田   忍5.本日の議事日程令和2年9月4日(金曜日)午前10時開議日程第1  一般質問6.本日の会議に付した事件  本日の議事日程に同じ7.会議顛末の概要 ○議長(前田隆雄君) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。        〔午前10時00分〕 ○議長(前田隆雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、朗読を省略いたします。 ○議長(前田隆雄君) これより本日の議事日程に入ります。       日程第1、一般質問を行います。       11番、杉澤敏明議員の一般質問を許します。11番、杉澤敏明議員。        〔11番、登壇〕 ◆11番(杉澤敏明君) 11番、杉澤敏明でございます。雫石町のさらなる発展を願いながら、通告に従って3項目7点についてお伺いさせていただきます。       まず、新型コロナウイルス感染症対策についてでありますが、新型コロナウイルス感染症は全国的に拡大中であり、本県にも感染者が確認され、緊張が高まっています。感染症対策経済活動再開で難しい状況にありますので、次の事項についてお伺いします。       第1点目として、本町の宿泊、観光事業者や小売店、飲食店、タクシー事業者、農業者など、多くの事業者等の現状をどう認識しているかお伺いします。       第2点目として、本町における第1弾から第3弾までの緊急経済対策の実績、予算計上額に対する給付金等の実績はどうなっているのか、またこの対策の効果をどう評価しているのかお伺いします。       第3点目として、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している中で、鉱泉源施設維持保全支援事業は、9月以降も継続する必要があると思いますが、どうかお伺いします。       また、障がい者就労支援事業所支援給付事業は、7月以降についても給付する必要があると思いますが、どうかお伺いします。       次に、外来植物の駆除についてでありますが、外来植物であるオオハンゴンソウが町内で増殖してきていますので、大々的に駆除をする必要があると思いますが、どうかお伺いします。       また、新型コロナウイルス感染症の影響により仕事がなくなった人やアルバイトがなくなった学生等を対象にした駆除事業を実施すればよいと思いますが、どうか伺います。       次に、町行政の執行状況についてでありますが、令和2年度の施政方針には、第3次雫石町総合計画がスタートし、各分野別の施策が示されており、これら施策の推進が図られなければならないと思います。また、各分野別の個別計画の見直しや、新たなプランの策定が数多く示されています。予算書には、公共施設の改修工事や、道路、橋梁改良工事防災無線整備工事設計業務委託など、多岐にわたる事業が計上されています。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急経済対策等の取組で、令和2年度の当町の行政執行が順調に推進されるのは難しくなっているのではないかと懸念されますので、次の事項についてお伺いします。       第1点目として、施政方針に示された施策の現時点での進捗状況はどうなっているのかお伺いします。       2点目として、公共事業の現時点での執行率はどうなっているのかお伺いします。       以上、3項目7点について町長のご答弁をお願いいたします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。        〔町長、登壇〕 ◎町長(猿子恵久君) 杉澤敏明議員のご質問にお答えします。       1点目の新型コロナウイルス感染症対策についてのうち、本町事業者等の現状の認識についてですが、6月議会で答弁したとおり、特別措置法に基づく緊急事態宣言発令以降、町内の宿泊、観光事業者、小売店、飲食店、タクシー事業者等においては、外出自粛により予約キャンセルや来客の減少に加えて、自主的な休業措置や営業規模の縮小などの対策を取ったことにより、特に3月から5月にかけて大幅な売上額の減少となっております。緊急事態宣言解除後、ほとんどの事業者が感染症対策を行いながら営業を再開しておりますが、観光客の入り込み数を見ても3月は前年の5割程度の入り込みがありましたが、4月以降は急激に減少し、4月から7月の日帰り客は18万2,598人回で前年比23.1%、宿泊客は1万955人回で前年比10.4%と非常に厳しい状況であると捉えております。       また、飲食店についても中小企業者等経営応援給付金の申請状況を見ると、5月を中心に前年度と比較した売上げが平均で39.9%と、こちらも厳しい状況であります。ランチなど、日中の営業を主にしているお店は、緊急事態宣言が発令された期間、自主的に休業したところも多く、宴会需要の多い飲食店は今もなお厳しい状況が続いていると伺っております。       タクシー事業者についても4月の不要不急の外出自粛要請や、県をまたぐ移動の自粛要請等もありましたので、非常に厳しい状況であると認識しております。       また、農業分野においては、これまで畜産、花卉において特に大きな影響を受けております。畜産においては、新型コロナウイルス感染症の影響により枝肉価格が大幅に下落し、肥育農家の経営は逼迫している状況にあります。緊急事態宣言解除後、経済活動が徐々に再開され、枝肉価格が回復傾向にありますが、依然として厳しい状況が続いております。また、枝肉価格と連動するように子牛市場価格も下落し、繁殖農家の経営についても厳しい状況となっております。       花卉においては、本年2月から4月にかけて、卒業式や送別会などの需要期において出荷を逸した生産者や、市場価格の大幅な下落により大幅な減収に追い込まれた生産者がおります。その後、経済活動の再開により家庭での消費やお盆期間中の切り花の需要がありましたが、結婚披露宴の延期や葬儀の規模縮小などにより、冠婚葬祭向けの品種を栽培する生産者にとっては、依然として厳しい経営状況が続いているものと認識しております。       今後その他の分野も含め、さらに事業者に影響が出てくることが考えられますので、町内各事業者の状況を注視し、必要な支援を検討してまいります。       次に、緊急経済対策の実績と評価についてですが、初めにこれまで町は新型コロナウイルス緊急経済対策として、国の新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金4億7,041万7,000円の交付金を活用し、第1弾から第3弾までの事業に取り組んでおりますが、これらの緊急経済対策の8月24日時点の執行状況について、予算額と執行額を順に申し上げます。       まず、5月臨時会における第1弾の緊急経済対策は、総額1,000万円で、具体的には家賃補助の地域企業経営継続支援事業費補助金が予算額600万円に対して、執行額94万5,000円と約2割の執行状況となっておりますが、これは要件である売上げの減少率に該当する事業者が少なかったこと、また持ち家で営業している事業者が多く、事業所を借りて営業している事業者が少ないことから、今後も申請が増える見込みは少ないと捉えております。       緊急雇用助成事業費補助金は、予算額400万円に対して執行額はありませんでしたが、これは予算要求後、国が4月1日以降の事業主負担金を負担する特別措置を決定し、県補助金を含め、制度自体が中止になったためでありますが、3月30日以前の事業主負担金については、町単独事業として支援いたします。       6月定例会における第2弾の緊急経済対策は、総額1億4,328万7,000円で、主なものを申し上げますと、収入が大きく減少した中小企業に対する事業継続支援のうち、中小企業者等経営応援給付金は予算額5,400万円に対して3,810万円と約7割の執行状況となっておりますが、これは8月中旬以降、順調な申請が続いており、申請期間が10月31日までとなっていることから、今後の申請もある程度見込んでおります。       また、畜産業について、新型コロナウイルス感染症の影響により販売額が大きく減少した肉用牛肥育農家事業継続経営安定化を支援する対策である肉用牛肥育経営安定緊急支援事業費補助金は、967万9,000円の予算額に対して執行額はありませんが、現在2月から6月までの該当分について申請を取りまとめ、9月中の執行を予定しており、今後につきましても毎月ごとに申請を取りまとめ、その都度執行を予定しております。       7月臨時会における第3弾の緊急経済対策は、総額1億3,854万1,000円で、主なものを申し上げますと、事業継続雇用維持等の対応及び新しい生活様式等への対応のうち、宿泊事業者等感染症対策等整備事業費補助金は、500万円の予算額に対して執行額はありませんが、8月17日より申請を受け付けております。       また、雇用維持支援金は、予算額1,000万円に対して469万円と、約5割の執行状況となっておりますが、これは雇用調整助成金の支給決定を受けた事業所で従業員数が30人以上の事業所が対象であり、雇用調整助成金の支給状況が明らかではありませんが、現在広報紙等で周知しているところです。       また、障がい者就労支援事業所支援給付金は、141万円の予算額に対して執行額はありませんが、8月20日より申請を受け付けております。以上が緊急経済対策第1弾から第3弾までの予算額と執行額と取組内容でありますが、これらの対策の評価について、現在執行中であり、現段階で検証することは困難ですが、今後の状況を見ながら取り組んでまいります。       次に、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している中で、鉱泉源施設維持保全支援事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により鉱泉源施設管理事業者が施設等の維持保全を円滑に行うために宿泊等事業者から徴収する温泉使用料を減額する救済措置を講じた場合、当該鉱泉源施設管理事業者に対し、温泉使用料に対する半額分を支援するものであります。なお、9月以降につきましては、宿泊等事業者における施設利用状況等を勘案しながら、鉱泉源施設管理事業者と協議の上、必要に応じて支援を検討してまいります。       また、障がい者就労支援事業所支援給付事業は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた町内2か所の就労継続支援B型事業所に対し支援金を給付し、安定した事業所運営と利用者の工賃支給につなげようとするものであります。       6月下旬に実施した町内の障害者、高齢者等福祉事業所に対するアンケートの調査結果及び訪問による状況調査によると、事業収益については回復してきていると聞いておりますが、今後の状況を確認しながら必要に応じて支援を検討してまいります。       次に、2点目の外来植物の駆除についてですが、町では在来植生保全対策として、外来生物法により特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウ生息地域拡大を防止することを目的に、平成29年度から町有地内における駆除作業を実施してきております。       議員ご質問のオオハンゴンソウの大規模な駆除の必要性については、これまで町が発注している駆除作業のほか、平成26年度から環境省十和田八幡平国立公園管理事務所との共催により、十和田八幡平国立公園内の滝ノ上園地周辺並びに奥産道周辺駆除作業を各関係機関、団体との協議により継続し、実施しております。       今後におきましても国が示している外来種被害防止計画を基に、他市町村における友好な取組を参考としながら、町が発注している駆除箇所のより効果的、効率的な長期的防除や、町民に対しては特定外来生物についての問題意識の共有化を図るため、町広報紙やホームページにより広く周知し、併せて地域や関係者による協働防除作業等を検討してまいります。       また、学生等を活用した駆除事業については、オオハンゴンソウはおおむね5月に発芽し7月に開花、9月以降に種子を放出することから、今年度の町内地域における駆除事業について前年度同様7月に契約を締結し、駆除作業を着手しており、9月に完了する見込みとなっております。       今後過去に実施した駆除箇所の生育状況の確認、町有地内におけるオオハンゴンソウの生息調査を併せて行い、次年度以降も継続して防除対策に取り組んでまいります。このことから、新型コロナウイルス感染症対策における学生等を活用した駆除事業の実施については、今後の新型コロナウイルス感染症の動向を鑑み、検討してまいります。       次に、3点目の町行政の執行状況についてのうち、施策の進捗状況についてですが、本年3月議会定例会施政方針演述において申し述べた重点事業及び主要施策等の取組につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を受けている事業も一部ありますが、おおむね計画どおり執行されており、また地方創生臨時交付金を活用し、経費を組み替えるなどしながら内容を拡充している事業もあります。しかしながら、議員ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐために中止、縮小を余儀なくされている事業もあり、雫石よしゃれ祭や南部よしゃれ全国大会など、町を代表するイベントについても開催を見送っております。       なお、これら中止となったイベント等の事業に係る委託金や補助金、さらには開催が延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会推進事業など、上半期において既に執行しないことが確定した費用3,200万円については、本定例会で減額補正として計上いたしたところであります。       次に、公共事業の現時点での執行率についてですが、8月末時点における委託料のうちの設計業務委託料工事請負費の現計予算額の合計7億9,025万1,000円のうち、4億8,492万、61.4%が支出負担済みとなっており、それぞれの内容を見ましても新型コロナウイルス感染症拡大に伴う公共事業の推進への影響は特段受けていない状況であると捉えております。       事業の執行に当たっては、職員に対して4月7日に閣議決定された新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を踏まえ、4月16日開催の庁議において、公共投資の早期執行等について配意しながら契約事務等を執り進めるよう指示し、さらに7月16日開催の庁議においても執行率が50%以下の工事請負費を示しながら、速やかに予算執行手続を執り進めるよう指示したところです。       このようなことから、新型コロナウイルス感染症対策として、事業者支援や新生活様式を踏まえた地域経済活性化のため、地方創生臨時交付金を活用しながら新たな事業を展開しているところでありますが、併せて年度当初計画されている主要施策をはじめとした各種事業についても鋭意取り組んでまいります。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。 ◆11番(杉澤敏明君) それでは、ご答弁いただきましたので、順次再質問をさせていただきます。       第1項目と第3項目がつながっておりますので、第1項目、第3項目、それから最後にオオハンゴンソウのことについてというふうにお聞きしたいと思っております。私の質問ですけれども、6月議会でも答弁していただいた内容の継続のものがございます。私自身も今の町のいろいろ出してくるのを見ていますと、今度も虹の似合うまち雫石町エンジョイパスポートの初売りも間もなくできるのですけれども、予算措置してからやはり実際事業が動き出すのが1か月半ぐらいたってからというようなことですので、6月から今9月ですので、間もないわけです。そういう意味では、まだ事業効果とか、確かにご答弁にいただきましたように、ちょっと早かったかなと思ったのですけれども、スポット的に全部いろんな事業を打っていますので、その事業を全部トータルしての話はなかなかできにくいので、私の聞いたこととか、そういうことの関係で再度お聞きしたいと思います。       まず、観光客の入り込み数が、特に宿泊客は前年比10.4%というようなことでございますけれども、私が鶯宿温泉の経営者とか協会の職員から聞いたところによりますと、8月もこんなものではないかと。1,000人の収容人員のあるところに100人も来ていればいいぐらいですねという見方でした。地元の人をふだん対応しているような入浴客とか何かの人は、これはある程度そんなにコロナの影響受けないで来ているようですけれども、そういう点では中小のところはそんなに目立った動きはないかもしれませんけれども、主要なところはそういうような状況であるということなものですから、鉱泉源の施設維持保全支援事業も継続しないと、9月以降、一段と厳しくなるのではないかということでご質問させていただきました。状況をきっちり把握して、やはり10%ぐらいしかお客さんが来ていないようなところには状況を見て検討するというご答弁ですけれども、まずそういう辺りをちょっと商工観光課、どういうふうに温泉街のホテル、旅館、温泉街ではないところにもプリンスとか、そういうのがあるわけですけれども、そこのところの……国の施策もありますので、大きいところは国の持続化給付金とか、雇用調整助成金も延長されるようなことでございますので、そういう大きいところはそういう大きなのでまず基本的にはやられるのでしょうけれども、町としてどういうふうに……検討するとあるからいいわけですけれども、具体的にどういうふうに考えていますか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) ただいまのご質問にお答えをいたします。       やはりコロナ感染症の関係で影響はかなり大きいことですけれども、まずは4月7日の緊急事態宣言が全国の7都府県に発令されて、それ以降、4月の中旬には緊急事態措置で5月の中頃までそれが続きまして、5月の末まで不要不急の外出の自粛といった影響で、4月、5月は観光客であったり飲食店、そういった小売店等の影響がかなり大きかったというように思っております。6月以降は、それらの措置が解けて、やや動き始めてきたのかなと思ったのですけれども、7月の末には県内のほうでも初めて初感染というニュースも流れまして、7月の末から8月のお盆とかの書き入れどきに至りましては、町内の宿泊施設も突然のキャンセルがかなり多かったというようなことを事業者さんからも聞いているところでございます。       それで鉱泉源の補助等につきましては、その辺は関係事業者さんと様々お話をしながら、今後それについては必要とならば、その辺は検討してまいりたいというように考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。 ◆11番(杉澤敏明君) この対策のうち、かなりいったのは、中小企業経営応援事業30万円、非常に助かりましたと言っていました。30万円もらったので、取りあえずそれで仕入れしましたというお店もありました。ただ、8月は、やはりさっきのホテル、旅館とも通じるのですけれども、例えば盛岡のさんさ祭りとか、町内であればよしゃれ月間ですし、そういうイベントが全部ないわけで、それから人の動きも止まっていますので、非常に8月も多分本来であれば、そういうイベント効果に助けられて、8月の売上げは商店街も多いのだそうです。ですから、10月まで申請できますので、これから出てくるだろうと。今まで案外と5、6月については、経理をお願いしている会社にこういう30万円もらえる制度ができたけれども、前年に比べて3割以下になったらもらえるということで相談したけれども、3割まではいっていませんよと言われて申請していませんという店もありました。今8月の分が出てくるでしょうから、これは残りの分も全部10月までには皆さんに行き渡るのかなと思っております。       それから、そういうのに連動して今回の新しいのにプレミアム付商品券というか、共通買物券出すことになりましたし、それから町長の英断というか、そういうところには私も着目しませんでしたけれども、しずくちゃんカード、約25年前に商店街を活性化するためにという県の補助を受けて取り入れたシステムなのです。もう本当は忘れられているのです。皆さんも、課長さんたちもそんなのあっても大した効果ないだろうというようなことで、でも大分抜けた店もあるようですけれども、あれは結構ポイントがついていて、満点になると、3枚集めると旅行券もらえるとか、商工会で一生懸命やっていますけれども、ただよく分からないのは、お店に入ってもしずくちゃんカード持っていますかとレジの人聞かないのです。だから、最近になって、これ使えますかと言ったら使えますよと、そこの店はまたガソリンも売っているものだから、一番しずくちゃんカードの使った売上げが多いとか、そんな話にもなって、もう少し商工会なりなんだりにあれして、このカードを使える店とか何かを皆さんに周知して、ジョイスに行くのだったらカード持たないで行く人いないわけです。あれは、1か月か3か月やっていると2,000円とか3,000円商品券バックしてきます。あれと同じなのです、結局。実際使ってみると、かなりいいあれです。そこの辺りの、今回は12月でさっき言った共通買物券と併用してという、12月の10日間だけですけれども、その辺をもう少し、あれはそもそも商店街を守るために作ったカードですから、せっかく先人がああいういい制度を取り入れて商店街に財産として残しているのに、皆さんに一顧だにされない。ここの店ではこれを買う、ここの店ではこれを買うとやっていくとちょっと面倒ですけれども、デパートとか大型スーパーと違いますから、1か所の店で全部そろうようなわけではないです。でも、そういうふうにして買えばいいわけです。結構日常使うものはそろっています。ですから、その辺のしずくちゃんカードの使い方とか、それからファンもいて、それ使っている人もいっぱいいるわけですけれども、もう少し一般的に分かっていただくことが、商工会でしょうけれども、その辺をちゃんと指導しなければ駄目だと思います。宝の持ち腐れで商店街を何とかしよう、何とかしようと言ってもなかなかこれだというのがないのです。あれは、結構今どこでも、イオンだってどこだって、みんなカード作らせてお客さんつないでいるでしょう。そんなのは雫石商店街では25年前からやっています。ですから、そこの皆に分からせる方法をちょっとご答弁いただきたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) ただいまのご質問にお答えいたします。       まず、最初のほうにありました応援給付金の3,000万円の関係ですけれども、こちらのほう現在133の事業所さんから申請をいただいて、こちら交付決定のほうを今のところはしているところでございます。予算的には、180の事業所分を取りあえず見込んでおりますので、今後9月の広報でも周知はしますけれども、一連の支援制度について周知をする予定にしておりますので、ぜひともまだ申請されていない事業所さんにおかれましては、検討をしていただきたいというふうに考えているところでございます。       また、次にありましたしずくちゃんカードの件になりますけれども、今回は12月1日から10日までポイント5倍デーという日を設定して共通買物券等の利用促進も図るため、あとはスタートダッシュ、その辺をうまくさせようという意図もありまして設定したわけですけれども、周知についてはまだ確かにしずくちゃんカードを持っていられない方も結構町民の方にはいらっしゃるのかなというように思っているところもあります。また、商工会のほうでは、たまに新聞折り込みでしずくちゃんカードなり商品券のチラシが入ることもありますけれども、まだまだ周知が不足しているのかなというように思いますけれども、買物券事業と併せて、町のほうでもPR等を積極的にしてまいりたいというように考えております。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。 ◆11番(杉澤敏明君) 雫石旅行券ということで売り出しましたけれども、県民泊まって応援キャンペーン事業ということだったわけです。これは、7月17日でしたか、16日だったか、まず町民に売り出したわけです。そうしたら、9時からと書いてあったから9時に行ったらもうとっくになくなったよとみんな帰されてきた。次の日は、今度は全部町民に限らず、盛岡市辺りからも、それからインターネットで申し込んでもいいとか、様々観光協会でやったようですけれども、5時頃から並んだ人がいて、7時頃になったら、数えたら売り切れになるくらいの人数来たから、もう予約券配って7時頃終わってしまった。今回は、今度ははがき方式に変えたようですけれども、それだけ人気あって、宿泊券を買った。しかし、本来であれば、もう少し町民の方も鶯宿に、身近だけれども、泊まっていないようなところはあるわけです。だから、買ったらば行って使ってもらってもいいのですけれども、来年の1月16日までですから、これからお正月とかに使おうと思っているのかもしれませんけれども、ちょっとあれが鈍いと、狙ったような効果が出ていないと、それだけ先を争って買ってタンス預金されているのではないかと。       それからもう一つは、こういうことがありました。ホテル経営している人から何かいろいろそういうことで欲しいという人もいたから行ってあれしたのだけれども、さっき言ったようにもうないということで、それから宿泊券が中心だと思ったらそうではないのだ。タクシー会社も入っているし、様々お土産屋とかアイスクリーム屋とか米屋まで入っている。では、言われました、そっくりそのまま紹介しますけれども、米屋入っているのだったら、これ米毎月毎月買って泊まらないのではないかと、はっきり言って怒っていました。もう少し宿泊中心の宿泊券なら宿泊というようなことでもよかったのではないか。そして、今度は似たようなのを、虹の似合うまち雫石町エンジョイパスポート今度売出しになるでしょう。それにも宿泊券つけてくれているからいいわけですけれども、もう少し次々とやらないで、いわゆる県民泊まって応援キャンペーン事業、これは県を越えての移動ができませんので、県民に絞ったと思います。それから、虹の似合うまち雫石は北東北3県ですか、幅広くして県境、県外からもという狙いがあるし、シティープロモーションも兼ねて雫石の観光案内もするというような狙いとか、そういうのはちょっと違うと思いますけれども、何か一般の人はつぶさに見ていないと、次から次と似たようなの出してくるなというふうなこともないのでしょうか。この辺は、観光商工課でやったり政策推進課でやったり、それぞれの縦割りでやっているのでしょうか。横の連絡はないのでしょうか。その辺についての答弁は、そちらの選択にお任せしますけれども、よろしくお願いします。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今お話しのようなコロナ対策につきましては、各課から様々状況等を確認しながら、または臨時会、定例会ごとに調整をしながら進めております。今回の旅行券あるいはエンジョイパスポートなどにつきましても予算で議員の皆さんにお示しする前に、何度も何度も町長を含めた協議なども行いながら調整をして、どのような対象の方々にどういう経済効果なるものを出していこうかというところを調整しながら進めております。こういう状況下で観光商工課も、当課もそうですけれども、対応しているところで、様々町民の皆さんにご不便とかご心配とかおかけしているところは、私からも申し訳ないということで謝罪させていただきますけれども、今後も全体を見ながら観光業、商工業、農家の方々の支援を含めて調整をしながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。
    ◆11番(杉澤敏明君) 少しやはり予算計上してから実際の場面に移るまでに時間がかかっていますから、もう少しさっき言ったように年末の商戦とか、そういうところには共通買物券もありますし、それからこういう観光の誘客のエンジョイパスポートもありますし、しずくちゃんカードもありますし、何といっても今もう人の移動がみんな自粛で、要するに自粛になると買物までインターネットで買物したり、宅配業者なんかは繁盛しているようですけれども、お店にも買物に行かないわけですから、何とか町民の方も必要なものは買っているわけです。買って食わなければ、今の世の中は生きていかれません。昔だったら農家は自給自足でやれたのですけれども、私たちが子供の頃はみんな自給自足でやったけれども、今みんなお金出して買わなければ生きていかれないでしょう。だから、使うわけです。ですから、町内で使ってもらう。やっていくように、いい事業をいっぱい出していただいたので、いいかと思いますから、どうぞ狙いどおりにいくように頑張っていただきたいと思います。       それから、次の項目に移りたいと思いますけれども、執行状況は順調なようです。何かお話を聞くと、コロナでもうてんやわんやで、とても通常の事務まで手が回らないというような印象を受けていたのですけれども、そういう部分は着々とやられておられるというようなことで、執行率につきましても公共事業の執行率61.4%で特段受けていない状況でありますというから、まず数字的には例年どおりの執行率なのだろうなと思います。       それから、町長のほうから50%以下の工事請負費、以下のところはちゃんと指示も出されているので、そこのところは頑張ると思いますけれども、1つだけというのはなぜこれやったかというと、公共建設工事の発注を町内事業者へというのを私は平成31年3月定例会でやっています。そして、そのときに、これは町長の読み上げ答弁だったか、地域整備課長との一問一答だったかあれですけれども、可能な限り分離分割発注に努めるものとする、建築工事については棟ごとの分割や設備工事や外構工事を分離発注していくと、こういうふうにありますけれども、この公共事業の町内事業者への、特にこういう時期だから、町内事業者は守らなければならないですから、そうすると役場でやれるのというのはこういう事業を町内事業者に下ろしてやると。建設業の方は助かるわけです。この前の6月定例会で建設業は影響を受けていないという認識でしたけれども、そうでもないと思います。ですから、公共事業だけではないでしょうけれども、民需のほうも今ないわけですから、多分そういう土建屋さんなんかは特に公共事業頼みではないですか。ここの点については、入札の際に配慮して発注しておりますか。総務課長か、それとも地域整備課長か、お答えいただきたいと思いますけれども。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(米澤康成君) お答えをいたします。       公共工事の発注における分離分割に関しては、そういった取組の要綱を定めております。ただ、今年度の発注において、そういった形で実際に分割して発注しているものはございません。発注する工事の内容等にもよりますので、全て分割できるものではございませんし、それぞれの工事の工期なり、そういったトータル的なコストとか、そういったものも見ながら、指名委員会の中でそういった内容も確認しながら対応しておりますし、町内への発注という部分についても指名委員会の中で指名業者を選定する際に、そういった講習の内容等も見ながらそういった形で、指名するような形で今年度の事業は入札等を進めさせていただいております。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。 ◆11番(杉澤敏明君) 実際は、なかなか今総務課長が答弁されたように、この問題は総論はそうだけれども、各論に入ると難しいということになるのです。でも、やってやろうという気がないと進みません。法律違反ではなかったら、少し面倒してもやってやらないと、結局今の総務課長の答弁のようなことでずっと永久に終始していくわけです。ですから、担当部署の人、あるいは分割したりすれば面倒です。一本でぼんと出してやったほうが仕事も早く済むし、工事も確実に上がるかもしれませんけれども、そういう配慮をちゃんと……だってそれは、公認されていることだから、どんどんとしゃべって、できるものはやるというのが何か1つでも2つでもそういうふうに増やしていくということがないと駄目だと思います。       それから、オオハンゴンソウのことですけれども、実は私8月お盆のあたり、私の近くと言えば近いし、雫石は広いから遠いと言えば遠いのですけれども、電話かかってきて、オオハンゴンソウが増えてきて大変なのだよと言うのです。オオハンゴンソウとは何だ。いや、これ野放しにしておくと、次から次と増えていって大変なのです。だから、私行ってみました。きれいな花なのです。皆さんも知らない人もあるかもしれないけれども、一番密生しているのは、国道のそこの役場から行った晴山に抜ける交差点のところからちょっと西山のほうに入る交差点のほうに向かって密植しているのです。知らない人は、すごくきれいな花なのです。だけれども、よく調べたらすごく悪い花で、何か明治の頃に誰か悪いやつがいて、観賞用にいいななんて持ってきたらしいのです。とんでもないやつだと思いますけれども、そうしたら例えば日光の戦場ケ原とか、私ホームページ見たら妙高高原で対策しているというから、大変なものです。ああいうふうなところは大変なものです。貴重なものが全部駆逐されているのです。雫石は、そんな貴重なものないから、それほど駆逐されないかもしれませんけれども、大変な問題です。       まず、私が感じたのは、私もそうだったけれども、知らないのだ。ですから、それを町で一回だけ広報に載せているのですけれども、それは白黒で載せているし、カラーで載せないと駄目です。カラーではないと、もうぴんときません。黄色が鮮やかで、そしてすごくきれいな花なのです。背丈も3メートルぐらいまで伸びるというの、すうっと立っているのです。スタイルもいいのです。だから、知らなければ、ああ、きれいだなで済んでしまう。だから、そこのところをまず町民の方にちゃんと認識させて、田んぼの畦畔なんかに上がったら農家の人は多分知らないから、草刈りしてもきれいな花が密集しているところはわざわざ刈らないで残しているのです。だから、そういうふうな誤った観念にならないように、まずこれは駆除しなければならないものだということをちゃんと町民全員に分かってもらうようにすることが必要だと思いますけれども、答弁にもそういうことをやっていくと言いますけれども、今までほとんどやられていないのだから、本気出して、環境対策室のようですけれども、いつもごみの減量化は毎月載せているでしょう。ああいう形で毎月載せてもいいと思うのです。今では、まだ花咲いています。それから、種がうんともう充実してきているところは、黄色い花が落ちて種だけぼろんと残っているのです。ああいうのは、車のタイヤについてくるかどうか、道路沿いはあちこちはびこっていくのです。だから、何とかまずその点について、ちゃんとしたもう方針を立てて、議会で問題になっているのだから、広報のほうでもこれは議会で取り上げられて問題になっているというか、紙面がないとかと言わないでしょうから、ちゃんとそれ分かるように出していただけますか。 ○議長(前田隆雄君) 環境対策室長。 ◎環境対策室長(正木裕之君) ただいまのご質問にお答えします。       杉澤議員ご承知のとおり、かなり在来種に対しての影響のある外来種ということで、国のほうでも駆除、防除していくような種類にされているところでございます。今議員ご提案のあったホームページの掲載とか広報紙による周知という部分については、カラーページ取っていただきながら周知していきたいなというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。 ◆11番(杉澤敏明君) 時間がなくなってきたので、頑張らないと最後までできなくなりました。       もう一つは、町有地については対応しているのです。予算も僅かだけれども、計上しております。前に同僚議員がこの予算で間に合うのかという質問を3月定例会だったか6月定例会かな、やっています。町内10か所今手かけているのですけれども、毎年毎年増やさないようにということのようですけれども、10か所を9か所にしていく、8か所にしていくという取り組み方は、予算がもう少しあったらできますか。 ○議長(前田隆雄君) 環境対策室長。 ◎環境対策室長(正木裕之君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。       予算という部分での取組というより、どうしたらエリアを広げないかというような取組、これについては一回取ったからいいという問題でもないということについては、私のほうで認識しているところでございますので、そういった長期的な部分で取り組んでいかなければならない。ただ、予算に関しては、作業内容によっては引き抜きということになると手作業になるという部分もありますので、そういった経費の部分については今後検討してまいりたいなというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 11番、杉澤議員。 ◆11番(杉澤敏明君) 最後に町長に、ちょっと時間足りなくなって、対策室長にもっともっといろんなことを質問しようと思ったのですけれども、花の専門家だからオオハンゴンソウ、雫石も観光の町ですし、環境省も網張の辺りはやっているようですけれども、やっぱり駆除するものに法律でも指定されていますし、何とかならないでしょうか。どういうふうな認識でしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えいたします。       時間がないので、すぐ答えますが、私から考えると、やはりあれは駆除しても根が残ればまた出ます。ですから、こういう場ではあまり言いたくないのですが、ラウンドアップという除草剤を根元にかけるというのが一番効果的だと思っております。ただ、それにも反対運動がありましょう。しかしながら、今の除草剤というのは、生物的にはあまり影響しないものですから、何とかその辺を考えていきたいと思いますので、ご協力を願います。       終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上で11番、杉澤敏明議員の一般質問を終わります。       ここで休憩いたします。        〔午前11時01分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩を解いて再開いたします。        〔午前11時15分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。       1番、金子一男議員の一般質問を許します。1番、金子一男議員。        〔1番、登壇〕 ◆1番(金子一男君) 1番、金子一男です。雫石町議会9月定例会一般質問です。通告に基づいて質問させていただきます。       1項目めは、町の緊急経済対策についてであります。1、町の知名度向上を図りながら低迷した町内の観光消費の増加を図るとあるが、エンジョイパスポートは町に対してどのぐらいの経済効果を望めるか。       2、北東北3県のコンビニ及び書店での販売とあるが、町内の利用施設でも販売も考えるべきではないか。       3、パスポートが使える町内の施設を広報紙やホームページだけではなく、町外から来た誰もが分かりやすい表示が必要と考えられるが、その対策はどうか。       4、低迷した町内の観光消費の増加を図る目的のパスポートに利用制限をつけず、どこの施設でも利用できるよう考えるべきではないか。       5、従業員数が30名以上の事業所には雇用維持支援事業があるが、30人未満の事業所に町単独の助成も考えるべきではないか。       2項目めは、雫石高校の支援についてであります。1、雫石高校将来ビジョンの見直し年度となるが、計画達成度、成果はどうか。       2、雫石高校の魅力づくりである自分で考え、行動することができる人材育成を進める虹色コンパスキャリア支援の進捗状況と、新たな支援策はあるか。どうぞ答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。        〔町長、登壇〕 ◎町長(猿子恵久君) 金子一男議員のご質問にお答えします。       1点目の町の緊急経済対策についてのうち、虹の似合うまち雫石町エンジョイパスポートの経済効果についてですが、この虹の似合うまち雫石町エンジョイパスポートは、本町のシティープロモーションの推進と、新型コロナウイルス感染症の影響で低迷した雫石町の観光消費の増加を図るために、北東北3県のコンビニ及び書店にて500円で販売するもので、内容としては町内の周遊コースの提案や、宿泊、ゴルフ、レジャー、飲食、買物、日帰り温泉などの施設を幅広く紹介することで、旅行者や来場者へ新たな旅の在り方を提案し、本町の魅力の再発見につなげるものです。       また、パスポートには、町内の約120施設で使える5,500円分のクーポン券を附帯するものですが、このクーポンの内訳は2,000円券2枚と500円券3枚であり、2,000円券は宿泊、ゴルフ、レジャーに限定し、500円券は飲食、買物、日帰り温泉に限定することとしております。       この経済効果については、今回発行する1万冊のパスポートのうち約8,000冊の購入を見込んでおり、それに附帯する5,500円のクーポンのうち8割に相当する4,400万円の使用を見込んでおります。このことから、約3,500万円が町内の観光施設等で利用されるものと試算しています。       また、今回のパスポート発行を通じて、雫石町に興味を持つ人が増加し、利用期間終了後に再び雫石町を訪れる観光客が増加することによる二次的な経済効果も相当量あるものと見込んでおります。       次に、町内利用施設での販売についてですが、このパスポートは観光消費の増加を図ることももちろんですが、実際に北東北3県の方々にコンビニや書店でパスポートを手に取ってもらい、購入していただき、それぞれが周遊プランを考えた後に雫石町を訪れ、実際に各施設を満喫していただくことを通じ、本町の知名度向上につなげるシティープロモーションを主な目的として販売するものです。そのようなことから、コンビニ及び書店での販売としたものであり、町内の施設で直接パスポートを販売することは想定しておりませんので、ご理解いただきますようお願いをいたします。       次に、クーポンが使える町内の施設の分かりやすい表示についてですが、クーポン券が利用できる施設には、雫石町のブランドロゴとブランドメッセージをかたどったタペストリーやのぼりを配付し、それらを掲示することで利用者が一目でクーポン券を使える施設だということが分かる表示を行います。また、タペストリーやのぼりのデザインは、ブランドロゴとブランドメッセージを使用しますので、パスポートの利用期間終了後も引き続き店頭で掲示していただければ、さらに今後のシティープロモーションへの効果があるものと期待しております。       次に、クーポン券の利用制限についてですが、先ほど答弁したとおり、今回のパスポートに附帯するクーポン券は2,000円券2枚と500円券3枚であり、2,000円券は宿泊、ゴルフ、レジャーに限定し、500円券は飲食、買物、日帰り温泉に限定することとしております。これは、パスポートの主な目的が北東北3県から雫石町を訪れていただき、町内の各施設を満喫していただくことを通じて本町の知名度向上につなげるシティープロモーションの推進であることから、単に飲食のみ、宿泊のみでクーポンの額面を全て使えるものとするのではなく、町内の各施設を周遊し、それぞれの施設でクーポンを使っていただくという使い方を想定しているものですので、ご理解をいただきますようお願いいたします。       次に、従業員が30人未満の事業所についても雇用維持支援事業の対象とするべきではないかについてお答えします。今回の新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者に対して、現在町が実施している観光商工部門の事業者向けの支援策は、各種小売業及び飲食店等の業種に分類され、前年度と比較して一月の売上げが30%以上減少している事業者に対して一律30万円を給付する中小企業者等経営応援給付金と、温泉宿泊事業者が対象に施設の宿泊者数に応じて30万円から200万円を交付する温泉宿泊事業者緊急支援金がございます。       ご質問の雇用維持支援事業については、国の雇用調整助成金の支給決定を受けているものの、先ほど申し述べた町の支援策の対象外となる事業者を対象として想定しております。既に実施済みの事業については、従業員数の要件を設けておりませんが、対象範囲が重複しないよう町が毎年8月に実施している町内約120事業所を対象にした雇用状況等調査において、各事業所の従業員数の回答を参考に、実際の事業所の影響等を勘案した上で、従業員30人以上の事業所を対象としたものであります。本事業の実施により、今回の新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光商工部門の事業者について、町の支援対象の範囲をさらに拡大されるものと考えております。       次に、2点目の雫石高校の支援についてのうち、雫石高校将来ビジョンの達成度、成果についてですが、雫石高校の入学者は年々減少傾向にあり、平成29年度の雫石高校の入学者は25名であったことから、平成28年度に引き続き、入学者に40名以上の欠員が生じることとなり、県立高校管理運営に関する規則に基づき、平成30年度より1学級減とする方針が示されました。       このような状況から、平成29年度には、雫石高校の存続を目指すため、雫石町教育委員会と岩手県教育委員会及び雫石高校と協議を重ね、雫石高校生徒会、雫石中学校PTA及び雫石高校を支援する関係団体等中心となり、雫石高校の将来像と目標を示す雫石高校将来ビジョンを策定し、翌30年度より推進プランに基づく具体的な支援策を実行してまいりました。その推進プランにおける重点目標として、入学者の安定的な確保、教育内容の方法の充実、未来をつくる人材育成、高校支援体制の充実と、大きく4つの項目を設定し、それぞれにさらに詳細な実行プランを設け、短期5年以内、中長期6年以上に分けて実施してきているところです。       目標の1つ目の入学者の安定的な確保を目指して、生徒会が主体となり、学校PRスライドを作成し、オープンスクールや中学校での進路説明会を活用し、学校の魅力を伝える活動を実施しております。昨年度は、高校教諭による中学校への出前授業を初めて実施し、加えて今年度は一日体験でボート部の部活動の模擬体験を実施するとともに、郷土芸能委員会の発表を行うなど、情報発信の強化に取り組んでおります。また、保護者の経済的な負担軽減策として、入学に係る経費や町外からの通学に係る費用の一部負担、雫高ランチの実施に係る一部負担、郷土芸能委員会の活動や、その他部活動におけるインターハイ等の出場経費の補助、国際交流事業参加制度への費用の一部負担などを実施してきているところであります。       2つ目の教育内容や方法の充実では、学力向上策としてタブレット端末の活用、習熟度別少人数指導や個別添削の実施、外部講師による出前授業の実施のほか、大学や企業の視察見学などの実施、国立岩手山青少年の家及びNPO法人いわてNPO―NETサポートと連携し、虹色コンパスキャリア教育事業を今年度新たに実施しているところです。この事業は、3つ目の未来をつくる人材育成の主要な柱の一つとして位置づけており、今後も教育委員会と連携し、取り組んでまいりたいと考えております。       4つ目の高校の支援体制の充実としては、多様な主体による支援ということが明記されておりますが、現在のところ明確な方向性を示すには至っていないと伺っております。議員ご指摘のとおり、今年度は計画の最終年となっており、現在見直しに着手しているところであります。これまでの推進プランの実施状況を検証したところ、高校の支援体制の充実はもちろん、中学校と高等学校との生徒間の交流が少ないということが明らかになったため、現在新たに立ち上げた雫石高校将来ビジョン見直し検討委員会の中で、中高生間の実質的な一層の交流促進に向けて議論を進めることといたしました。この検討委員会には、雫石高校生徒会にも参加を求め、生徒の意見を聞きながら検討を進めてまいりたいと考えております。       雫石高校将来ビジョンの成果については、これまでのところ雫石高校の入学者は平成30年度が32名、令和元年度が30名であり、大きく入学者が増加する傾向とはなっておりませんが、岩手県教育委員会が策定した新たな高校再編計画後期計画においては入学生が20名を超える場合には統合はしないということが明記されております。このことから、現在は統合については回避されている状況ではありますが、存続が危ぶまれる状況には変わりがないと捉えております。そこで、これまでの支援策に加え、新たな保護者、生徒への支援策を検討するとともに、雫石中学校生徒、保護者等への一層の情報発信に努めながら、地域に根差した魅力ある学校づくりの推進を支援してまいりたいと考えております。       次に、虹色コンパスキャリア教育支援の進捗状況と新たな支援策についてですが、今年度から雫石高校で実施している虹色コンパスキャリア教育支援は、キャリア教育の充実により雫石高校生一人一人が輝き、自分らしい人生を歩んでいくことを目的としており、それが雫石高校の魅力化と雫石高校の存続につながっていくと考えております。       教育を取り巻く社会は、人口減少、少子高齢化社会の進展に代表される、これまで経験したことのない社会が到来しており、社会の方向性や価値観などは新たに多様性、多元性、持続可能性などへ大きく変化しております。これからの社会では、未知へ対峙する思考や、未知に対する想像力、持続可能な未来を考える力が求められ、こうした変化に対応するために自ら学び続ける姿勢を育むことが大切であります。       虹色コンパスキャリア教育支援では、これからの社会に必要な力を身につけるため、自分の学びたいことを明確化し、その学びたいことと地域や社会の課題、他者の視点、高校での各教科の学びをつなぎ合わせ、さらに未知に対して対峙したときに出る様々な課題に対して自分らしい解決に向けたアプローチができることを目的に、自ら考え、行動し、学びを深める授業のサポートをしております。この取組は、国立岩手山青少年交流の家と連携し、NPO法人いわてNPO―NETサポートの菊池事務局長が授業のマネジメントと進行を担当しております。町は、虹色コンパスキャリア教育支援推進職員プロジェクトチームを設置し、採用二、三年目を中心とした5名の若手役場職員を雫石高校に派遣し、人的支援を行っています。参加する役場職員は、メンターとして高校生のグループワークに参加し、高校生の学びのサポートを行うと同時に、グループワークを進めるスキルの向上に努めています。また、事業に関係する役場職員や関係者を対象に研修を行い、雫石高校の支援に対する理解を深めております。       今年度の虹色コンパスキャリア教育の教育支援の進捗状況についてですが、雫石高校の1年生と2年生を対象にし、それぞれのプログラムで進めておりますが、予定している約19回の授業のうち10回の授業を終えたところです。1年生のプログラムは、グループワークを取り入れながら自分の興味や関心のあることに対し、なぜやどうしてなど問いを重ねて学びを深める研究の方法を学んでおります。今後は、自分の興味や関心があることに関し、地域をフィールドに活用する予定としております。2年生のプログラムは、自分の興味や関心と企業を結びつける作業を行い、インターンシップの準備を進めております。夏休みは、自らインターン先を見つけるという課題に取り組み、今後はインターンシップの実施、10月に取組の中間報告、2月に成果発表を行う予定としております。       また、新たな支援策については、虹色コンパスの取組をさらに進め、今年度は雫石高校の特色ある取組や行事、部活などについての情報発信を強化し、町民や近隣市町の中学生へ雫石高校の魅力を伝えるとともに、地域や企業と雫石高校の結びつきを強めることで高校生の知見や視野を広げ、取組を充実させたいと考えております。       このようなことから、来年度以降も虹色コンパスの取組を充実させながら、最終的にこの取組が雫石高校の生徒一人一人の人生の羅針盤となって、かけがえのない高校生活を未来への架け橋として、それぞれの進路に向かって歩んでほしいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) ここで町長答弁の訂正をしたいと思います。       金子議員質問のエンジョイパスポートの一番最初の質問の中で、町長は「発行する1万冊のパスポートのうち約8,000冊の購入を見込んでおり、それに附帯する5,500円のクーポンのうち8割に相当する4,400円」と言うところを「4,400万円」という答弁をしましたが、これは「4,400円」でありますので、訂正させていただきます。       1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 順次再質問させていただきます。       まず最初に、緊急経済対策の雫石町エンジョイパスポートに関して質問させていただきます。私としては、ここにも掲げられていますけれども、新型コロナウイルスの影響で低迷した町内の観光消費の増大を図るのがメインだと私は思ってはいるのですが、町長の答弁の中にシティープロモーションを主な目的とした販売をするという答弁がございましたけれども、これは経済対策でございますので、低迷した町内の観光消費の増加を図る目的だと私は認識しておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       当然今金子議員の認識のとおり、コロナの経済対策を最終的な目標にもしております。また、それであれば、観光商工課からの観光商品の経済対策ということで我々もそう予算計上するところですけれども、今回シティープロモーションということで、プロモーション事業を行いながら雫石町を知っていただくというところも併せて2つのシティープロモーションと経済対策というところを主たる目的としているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) まさに経済対策だと私も認識しております。今回エンジョイパスポート1万冊発行するご予定ですが、先ほど答弁でもございましたが、8,000冊の購入を見込んでいるという内容の答弁でございました。残り2,000冊はどのようにお使いになる予定でしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       こちらにつきましては、当然1万冊全部購入していただければ、こちらとしてもいいわけですけれども、こちらの事業者の方々と様々協議も検討もしまして、こういうクーポン券のそれまでの事業者さんのお話の実績などから想定をして、大体8,000冊ぐらいが想定されるのではないかということで、今回予算、見込みのほうは計上させていただいております。これが私たちの想定、見込みを超えて、残りのさらに9,000冊、1万冊に届くというようなことになれば、補正予算等も我々としてはお願いをしていきたいと今考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 1万冊を作るという中で8,000冊の計画だと。なかなか民間の目線からすれば、1万冊を作ったらば1万冊を売り切るのが民間としては当たり前ではないかなと思います。事業者さんで考えると、1万冊を作る経費をかけて8,000冊売ればいいというようなのは、少し認識にずれがあるのではないかなと思います。そのところは、どのように考えていますでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今民間の視点というところでございましたけれども、我々行政、私たちもこういうクーポン券、これまで発売したりとか、そういう経験ございませんので、当然今回公募で応募していただいた事業者さん、ランチパスポートなどのこれまで販売の実績もございました。そういう我々の目線ではなくて、そういう事業提案をいただいた民間の事業者さんのこれまでの実績あるいは目線から、見込めるのはまず8,000冊というところで今回要求をさせていただいたというものでございます。こちら本日からホームページのサイトのほうを開設しまして、CM等も、テレビCMもあしたから放映される予定でございます。反響大きくなって、こちらが1万冊に迫るということになれば、先ほどの答弁したとおり、補正のほうでお願いをして、さらに地域に経済、お金が落ちるようなことにつながっていけばいいなと考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 補正予算がありきというような感じで話が聞こえるのですが、経済効果としては……経済効果として見ていいのか3,500万の答弁がございましたけれども、そのぐらいがまず予算が4,623万4,000円の予算でございました。3,500万、単純計算すると1,123万4,000円が先ほど言いましたCMだったり旗だったり、フラッグだったりというのに使われるという認識でよろしいのでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       こちらの試算というところでは、やはりクーポン券利用というところは大体3,000万円を超えるくらいの金額を計上しておりまして、その中で例えばクーポン券の冊子の製作だとか、今お話ししていただいたのぼりやフラッグ、あるいは岩手県のIBC放送、テレビ岩手、めんこいさん、朝日テレビなどの各CM、あとは秋田などのCM、あとは新聞紙の広告からネット広告というような広告宣伝費も結構な金額を計上しております。ほかにスタンプラリーも実施していこうというところで提案いただいておりましたので、そのスタンプラリーなどの経費も計上して、今回の予算計上をさせていただいているというものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 話がちょっと戻ってしまうような形になりますが、施設での直接パスポートの販売は想定していないということでございました。ただ、北東北3県からこのCM、もしくはPR、何かを見て訪れればいいですが、温泉目的でとか施設、その利用をしたいと、またあと道の駅もありますので、通りがかりだと、そういう方に関して、施設内で販売をしたほうが町内に経済効果があると思うのですが、そこはいかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今金子議員お話しのような考え方も一つの考え方としてあるというふうに私たちも捉えております。今回は、町長にも答弁していただきましたけれども、虹の似合うまち雫石町というところで旅行していただく、あるいは町内に来て消費していただく方に、雫石町を知ってもらって周遊プランを、自分で楽しみを考えてもらって、そして宿泊施設、レジャー施設、そして飲食店等にお金を落としていただきたいなというところで今回は企画したというものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) パスポートの利用制限に関してお伺いします。       先ほどの答弁の中では、宿泊、ゴルフ、レジャーに関しては2,000円だと。飲食、買物、日帰り温泉等に関しては、500円の券ですよという説明がございました。そうすると、何となくですが、チケットがというか、パスポートが余ってしまうような感覚にとらわれるのですが、これを全部使えるようにして町内の利用施設さんに全部お金を落としていただくという考えはなかったのでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       そのような方法もあったかというふうに思います。そういう内容については、先ほども杉澤議員のお話ありましたけれども、雫石旅行券などは、まさにそのような内容でございまして、当初先ほどお話しあったように、宿泊のほうにもう少し利用していただきたかったなというところも、そういう話もありましたので、内部で協議した結果、やはり宿泊にもしっかり使っていただこうというような考えから、今回クーポン券を分けて宿泊、レジャー施設、そして飲食店というような制限を設けさせていただいたというものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) パスポートに関してですが、町内のプロモーションも考えて掲載していると、利用プランも考えて回っていただくという先ほどの答弁でございましたけれども、そのプランを町のほうから発信するというようなプランはございますか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) ご質問にお答えします。       今回のこのエンジョイパスポートには、それぞれ今回120施設、観光施設や宿泊施設、あとお店が掲載されるわけですけれども、併せてマップなども掲載させていただきます。そういうような雫石町のお店だとか雫石町の観光というものを見ていただいて、そして自分で皆さんお一人お一人が自分のプランを考えていただくということを想定しておりますので、その冊子を見れば、いろんな提案というような形にも見えますけれども、基本的にはご自身で雫石町を楽しんでいただくプランをつくっていただくということを想定しております。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 周遊プランに関して、何らかの力もというか、うちの施設を使ってほしいというところもいっぱいあると思いますので、PRも含めた施設の提案も必要になってくるのではないかなと思います。そう考えると、先ほどの話に戻ってしまいますけれども、施設である程度販売する、あとは2,000部余る可能性があるので、それをうまく活用するとか、あとは補正予算を組む形でも構いませんけれども、町民に反映するのであれば、雫石町にお金を落としていただくというのが主な目的だと思いますので、今から再度というわけにはいかないでしょうけれども、まず1万部を売り切っていただいて、ある程度の施設で利用可能で、あとはチケットに関しても利用制限のないようなプランが必要になるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       ただいまの金子議員のご意見につきましては、今回も事業の形、スキームが決まってしまって、今もうあれですけれども、次回このようなコロナ対策の経済対策、あるいはシティープロモーションの政策をつくるときには、ご意見としてちょっと検討させていただきたいと思います。       また、今回は私たちも宿泊事業者の方からもご意見いただきましたけれども、町民の方も利用していただいていいわけですが、外貨というか、できる限り町外、北東北、コロナの関係がありますから、全国というわけにはいきませんけれども、外貨を雫石町に町外からお金を落としていただきたいなということをちょっと第一に考えたものでございますので、書店、そしてコンビニの販売となります。町内の書店とコンビニさん、ローソンさんでも販売しておりますので、町内にお越しいただいて購入したいという方はそちらをご案内したいというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 利用可能な施設には、フラッグだったり目印になるものを置くという答弁ございました。販売するコンビニ等にもそれをお願いするつもりであるのかどうか。       あと北東北3県の書店、コンビニでの販売を北東北3県でのどのようなPRをしていくのかも教えていただければと思います。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       タペストリーとかは、ご利用できるお店ののぼりとかは、そこに掲示していただくというふうに考えております。クーポンの購入先につきましては、今日できるサイト等におきまして、どういうお店や書店さんで購入できるかというところは周知をさせていただく予定でございます。       3県のPR方法につきましては、同じく県外……今の予定でちょっと流動的ですけれども、秋田県のほうではCMなど、あと新聞などの広告なども現在のところは予定しているというものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 今秋田のお話がありましたけれども、ほかの青森も同じような感じでという認識でいいのでしょうか。       販売するコンビニ、書店での売っていますよという、特に掲示するようなものがあれば、コンビニ等で、ここで販売しているのだなと。全国どこでもコンビニであれば、どこのお店でも買えるわけではないのであれば、そういうようなPRも県外もしくは県内のコンビニ等での掲示するものが必要になってくるのではないかなと思いますが、いかがですか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       確かにそういう掲示するものがあれば、購入される方は分かりやすいと思いますので、ちょっとどういうことが今から可能かなというところは検討させていただきたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 続きまして、30人未満に対しての助成に関して、雇用維持支援事業に関して、ちょっとお伺いします。       一応制限がございまして、答弁もいただきましたが、一律30万円を給付した中小企業等経営応援給付金が受けられた方が対象外となるという答弁でございました。国の雇用調整助成金の支援の決定を受けているものが対象となるという答弁でございました。そうすると、答弁の中に町内約120社事業所があるという答弁の中で、雇用調整助成金を受けている事業所さんの中で中小企業等経営応援給付金を受けていない、対象となる事業所さんはどのぐらいあるのですか。120のうち30万円をもらわない事業者さんで30人以上の事業所というと、すごく限られた内容になるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) ただいまのご質問にお答えをいたします。       雇用維持支援事業につきましては、まず前提として最初に補正予算で措置した中小企業者等経営応援給付金というのがございます。あとは、温泉宿泊事業者緊急支援金という経済対策を行っているわけですけれども、そこにどうしても要件該当をせずに、ちょっと様々企業訪問をしてお伺いしているのですけれども、そこに該当しない事業所さんを何とか救おうという考えから、この雇用維持支援事業というものを措置したものでございます。       あと120の事業所というお話もありましたけれども、この120の事業所というのは、あくまでも毎年8月に町内の主な企業ということで、120ぐらいを抽出して雇用の状況のアンケート調査を行っているものであって、町内の事業所全てで120という数字ではございません。       あとは、雇用調整助成金のお話ありましたけれども、こちらのほうについては要は国の労働局さんのほうで申請する内容ですので、こちらのほうで町内事業所がどれくらい申請をされているのか、支給決定を受けたのかという数値は、そのところは把握していないところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) そうすると、把握していないということは、どのぐらいに給付対象があるかというのも分からないという形で、認識でいいのかどうかを教えてください。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) ただいまのご質問にお答えをいたします。       給付対象というお話ありましたけれども、既にこちらのほうは3つの事業所さんのほうで申請をいただきまして、支給決定をしているところでございます。それで、町内での事業所数とすると、およそ大体800近い事業所があろうかと思いますけれども、その中で30人以上という事業所につきましては、恐らく30、40事業所ぐらいがあるものというふうに捉えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 国の雇用調整助成金に関しては、今特例措置が置かれて、緊急対応期間中に関しては、中小企業に関しては1名につき1日1万5,000円、休業に関しては10分の10が国の政策でございますが、それを受けられた方が対象で、なおかつ中小企業経営給付金の一律30万円をもらった方が対象外で、なおかつ30人以上というと、本当に狭き門ではないかなと思います。休業、従業員を休ませるような苦しい状況の中で、30人という上限は非常にどうしても体力のないところというのは、従業員数も限られていて少ないところが本当はこういう給付が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) ただいまのご質問にお答えをいたします。       国の雇用調整助成金につきましては、事業所さんから様々お話を聞くときもあるのですけれども、多くは宿泊施設さんが多いようにこちらのほうでは捉えているところでございます。宿泊施設さん等に関しましては、温泉宿であれば温泉宿泊事業者緊急支援のほうなり、あとは民宿、ペンションさんであれば中小企業者等経営応援給付金のほうで、こちらのほう、支援をさせていただいているところでもありますので、そのほかの部分について、こちらのほうの雇用維持支援事業を用いて支援しようと考えたものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 町の雇用維持支援事業に関してなのですが、国の雇用調整助成金に関しては、1人1日に対して1万5,000円、休業に対して10分の10というのを先ほど私も説明しましたが、雇用維持支援事業に関しては従業員数掛ける1万5,000円という内容です。上限が200万という内容ですが、これは日額なのでしょうか、それとも人数に対して1万5,000円なのでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) こちらのほうは、人数に対してであって、日額ではございません。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 上限200万でございますので、先ほどもお話ししたとおり、30人以下の事業所さんに何らかの支援が必要ではないかなと思いますので、答弁の中でもありましたが、ぜひ早期対応のほうをよろしくお願いします。       時間のほうもなくなってきましたので、すみません、雫石高校に関してちょっとお伺いいたします。雫石高校の支援をいただいております。ありがとうございます。入学に関する費用等、町外からの通学に係る費用の一部の負担も含めた支援をいただいております。課題というよりは、答弁の中にもありましたが、雫石高校支援体制の充実はもちろんの中、中学校と高校との生徒間の交流が少ないということも明らかになっていると、認識しているということですので、それに対してどのような取組でここを挽回していくのか、教えていただければと思います。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) お答えをいたします。       今議員お話しのとおり、全ての高校の将来ビジョンに関わって、今年が見直しの年度だということで、雫石高校さんにも、あるいはうちの教育委員会としてもあらゆる項目が、非常に膨大な項目がありますし、先ほど答弁でもお答えしたとおり、中長期的にいかなければならない問題、あるいは例えば寄宿舎の問題だとか、町立高校の問題だとか、非常に大きな話もあります。そうした中で、現実的に3年間を過ごして、どういう形で見直していくべきかというところを高校さんとも含めて議論しました。その結果、やっぱり地についたところといいますか、一番中学生と高校生の具体的な交流のところが薄いなと。あと4番目のところの魅力化推進センターだとか、大きな支援体制だとか、そちらにも手はついていないのだけれども、現実的に3年目としてやれるのはそれだということで、今年度新たな見直しの検討委員会を組織しました。そこには、さっき述べたとおり、高校生も入っていただきます。それから、あまりお忙しい方々ではなくて、現実的に今雫石高校に関わっている方々、あるいは中学校のOBの方々、そういう方々を組織して、現在新たに高校として、あるいは中学校からの要求として、どういう中高生の交流ができるかというところの検討に着手して、組織をして歩み出すところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 先ほど答弁いただいた内容の中で、地に足がついた取組を中長期的にやっていくと。具体的には、どのようなことがあるか教えていただければと思います。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) お答えをいたします。       今現実に話題になっているのは、高校から中学生に対するメッセージが弱いということが話題になっていまして、例えば今中学校のほうと話をしているのは、雫石中学生のために雫石高校で一日体験ができないかとか、あるいは雫石中学校の総合的な学習の時間の中で雫石高校を扱えないかとか、あるいは今実際にやっている入試事務説明会の中で雫石高校からの生徒会執行部も含めた、いわゆる生徒諸君からのメッセージの発信だとか、要はそういうふうなことが様々話題にはなっておりますし、先ほどから申し上げているとおり、どうしても今高等学校のほうも令和2年度に新たに魅力化事業というのが高校のほうでも立ち上がっていますので、そちらと連動しながら高校の魅力発信ということに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) 雫石高校将来ビジョンの成果についてお尋ねしましたが、何かこれというような成果がちょっと答弁なかったなとは思うのですが、大きく入学者を増加する傾向となっておりませんという答弁でございましたが、ぜひ入学者を増やして、後期の高校の再編計画に基づいて20名を切らないような、さらに増やしていただくような取組と支援のほうをひとつよろしくお願いいたします。       時間もございませんので、最後に虹色コンパスキャリア支援についてお尋ねいたします。虹色コンパスキャリア教育支援について、予定している約19回の事業のうち10回を終了したという中で、ある程度課題的なものが出てきているのではないか。残り9回の部分、それをどのように支援として生かしていかれるのか、教えていただければと思います。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今お話あったように、大体半分の予定を今プログラム、経過したところでございます。毎回私も現場に行けることではないのですけれども、担当から様々様子を伺いますと、課題というよりも取り組んだ当初よりも子供たち、生徒、学生、雫石高校の学生一人一人の反応というか対応というか、すごくよくなってきたなというような実感、そういうような話を聞いております。最初虹色コンパスで何やるのだろうというところから、きっと子供たちも始まったと思いますけれども、一緒に連携しているNPOネットの菊池先生からのお話を聞きながら、どういうことをこれから自分たちは学んでいけばいいかなというのが少しずつ子供たちにも伝わってきて、取組がよくなってきているなというふうに聞いております。今後もこの取組、1年生、2年生、それぞれさらに充実させるようにしながら、そして先ほど教育長からも答弁ありましたけれども、私たちもこういう雫石高校の生徒のこういう取組を雫石中学生、あるいは他市町村の子供たちにしっかり伝えていくということも、保護者の方にも伝えていくということも重要だなというふうに思っています。広報でも紙面を大きく割いて、あるいは子供たちにもチラシなども配りながら、あるいはSNSも見ていただくような形で今後も取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) ぜひ支援のほうをよろしくお願いいたします。10月に取組の中間報告と、2月に成果の発表を行うという答弁をいただいております。私どもに虹色コンパスキャリア教育支援の令和4年度までの事業を示されておりますが、まず3年間という取組だと思います。さらに延長、もしくは進化したものをやる支援は考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今回は、国の、これは地方創生の計画も出したということで、3年間ということでお示しさせていただいておりますが、当課としては、これは拡充をして3年以降も当然よりよいものにしていきたいというふうに今は考えております。さらに、今今年度はNPOさん、菊池先生にお手伝いしていただいているところでございますけれども、さらにできれば町内の企業、事業者の方々、地域の方々にも何かしらの形で雫石高校に関わっていただいて、先ほどインターンの話もありましたけれども、この取組は充実させていきたいと今は考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 1番、金子議員。 ◆1番(金子一男君) ぜひ雫石高校の支援、さらなる力強い支援をひとつよろしくお願いいたします。       これで私の一般質問を終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上で1番、金子一男議員の一般質問を終わります。       ここで昼食のため休憩いたします。        〔午後零時15分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩を解いて再開いたします。        〔午後1時15分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。       6番、幅秀哉議員の一般質問を許します。6番、幅秀哉議員。        〔6番、登壇〕 ◆6番(幅秀哉君) 6番、幅でございます。一般質問の許可をいただきましたので、質問させていただきます。       4項目について質問させていただきます。1番目、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急経済対策について、以下のことをお伺いいたします。1つ、雇用維持支援事業の対象が従業員30人以上の企業としているが、その根拠は何か。30人以上、以下の企業のそれぞれの企業数と、その従業員数は把握しているか。       2番、虹の似合うまち雫石エンジョイパスポート事業の取組や、県民泊まって応援キャンペーン事業は、対象事業者からの取組内容や日程などの不明の問合せがあったと思うが、その原因は何か。また、その経済効果をどのように捉えているか。       3番、7月の臨時議会でスキー場誘客促進事業が補正予算に計上されたが、その進み具合とほかの事業との組合せをどのように考えているか。       4番、肉用牛振興対策事業で、肉牛経営農家や花卉農家に対し支援策が取られているが、これから収穫を迎える水稲農家の今後の見通しはどのように把握しているか。       5番、学校教育環境整備事業で児童生徒1人につき3,000円の図書カードを配付するとしたが、その根拠は何か。また、その効果、検証をどのように考えているか。       6番、補正予算で西山小学校トイレ増築工事実施設計が計上されたが、現状はどのようになっているか。トイレが少なければ、当然児童が3密となるが、現在どのように対処しているか。3密回避として考えれば、拡散防止事業として捉えることができると思うが、その考えはないか。       2項目め、新型コロナウイルス対策室の設置について伺います。この感染症は、いまだ衰えるどころか猛威を振るっているが、長期化に備え、感染拡大防止、経済対策の実施、国、県との連携、情報収集など、遅滞なく本気で取り組まなければ、国はもとより町としても存亡の危機に瀕すると考える。ワクチン開発など、終息安定期を迎えるまでコロナ対策室を設置し、全力で対処すべきと思うが、その考えはないか。       3項目め、町内福祉施設への支援について伺います。各福祉事業所の救済措置は、障害者就労支援事業所支給給付事業として当該施設に支援をしている。その他介護福祉事業所は、コロナ感染症拡大対策で消毒設備、備品や防護用品、支援員の確保など、従来より経費が必要となっていると思うが、状況を把握しているか、また支援策はあるか。       4項目め、町財政調整基金及び町債について伺います。町財政調整基金及び町債の今年度までの過去5年間の推移と、来年度以降の見通しはどうか。1、各年度の基金の推移と、町債事業の主な内容は何か。       2、今のコロナ対策事業や町独自支援を踏まえ、町財政及び税収への影響をどのように捉えているか。       以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。        〔町長、登壇〕
    ◎町長(猿子恵久君) 幅秀哉議員のご質問にお答えします。       1点目の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急経済対策についてのうち、30人以上と以下、それぞれの企業数及び従業員数を把握しているかについてですが、観光商工課では毎年8月に町内の120事業所を対象に雇用状況等調査を実施しており、その調査では各事業所の雇用及び営業の状況、経営上の問題点などを伺うとともに、従業員数を記載する設問を設け、その問題点なども伺うとともに、その事業所の従業員数を把握しているところでございます。       次に、雇用維持支援事業の対象が従業員30人以上の企業としていることについてですが、5月に実施した新型コロナウイルス感染症に係るアンケート調査の回答を基に、私も町内の製造業等を中心に事業所を訪問し、様々現在の経営状況についてお聞きしました。その中には、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、経営状況が厳しいにもかかわらず、温泉宿泊事業者緊急経営支援金及び中小企業者等経営応援給付金の支給の対象とならない比較的規模の大きい事業所もあり、その経営支援のための雇用維持支援として、国の雇用調整助成金を受給した事業所を対象に従業員30人以上の事業所を要件としたところでございます。       次に、町のエンジョイパスポート事業や、県民泊まって応援キャンペーン事業への問合せについてですが、虹の似合うまち雫石町エンジョイパスポートについては、7月補正予算議決後、事業委託先として決定した事業者が町内の観光施設等へ訪問し、事業の説明と参加のお伺いをしたところでありますが、事業周知に係る期間が十分に取れなかったことで、突然訪問された形となった施設等もあったため、事業に関する問合せが複数件あったものです。このようなことから、担当課と事業者で再度協議を行い、施設等へ訪問する前に一度事業の説明及び訪問のお知らせをした上で訪問する形に改めたところ、その後不明の問合せはなくなっております。       県民泊まって応援キャンペーン事業については、6月議会において補正予算議決後、速やかに事業委託事務を執り進め、受託事業者である雫石観光協会から会員施設に事業参加募集を行ったほか、雫石観光協会のホームページ、町が全戸配布した新型コロナウイルス感染症対策事業を周知するチラシにおいても募集案内を行っております。しかしながら、事業に対する問合せがあったことについては、募集期間が2週間程度と短かったことから、対象事業者に事業の内容の周知が十分できなかったことが原因と捉えております。       一方で、県民泊まって応援キャンペーン事業につきましては、当時国の施策であるGo To トラベルキャンペーン事業の開始時期が見えない中、観光誘客施設を速やかに進める必要性があったことから実施したものです。今後、同様に緊急的施策を導入する場合は、町民への周知の方法についてより一層の徹底が必要であると認識しております。       また、その経済効果についてですが、エンジョイパスポートについては、金子議員の答弁でも申し上げましたとおり、町内の観光施設等において約3,500万円の消費があるものと試算しております。県民泊まって応援キャンペーン事業については、額面1万円の旅行券を半額補助で2,000冊発行しましたので、岩手県産業連関表経済波及効果分析ツールで積算しますと8,100万円以上の経済効果があると見込んでおります。       次に、スキー場誘客促進事業についてですが、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、本町においても宿泊業や商工業など、幅広い業種で大きな打撃を受けております。特にこれから迎える冬期スキー場誘客についても相当の影響があるものと予想されます。このような状況から、町としましては行政が持つノウハウだけでは冬期におけるスキー場誘客の戦略を見いだすことが困難であると判断し、スキー客需要の掘り起こしを狙いとして、民間事業者が持つ専門性や人的ネットワークを活用することでより有効的な企画戦略が立てられるものと考え、町内3つのスキー場及びスキー専門雑誌編集者へのヒアリング調査を実施する内容で業務委託したものでございます。この調査業務は、8月14日までに終了しており、その調査事業報告を基にしたスキー場誘客促進戦略として、本定例会の補正予算に町内スキー場冬期誘客促進業務委託として3,722万円の予算を計上しております。       主な内容としましては、3つのスキー場共通でスキーレンタルなどにも使用可能なプレミアム共通リフト券及びシーズン券の販売や、北東北3県及び宮城県民を対象としたテレビコマーシャルはもとより、広範囲に告知が可能なインターネット広告の実施など、広い範囲にわたってのプロモーション活動を盛り込んでおります。       また、他事業との組合せについてですが、町内スキー場冬期誘客促進事業におけるプレミアム共通リフト券やシーズン券は、リフト使用やスキーあるいはスキーウエアのレンタルに限定した用途として想定しており、雫石町県民泊まって応援キャンペーン事業による雫石旅行券や、国で実施するGo To トラベルキャンペーン事業、さらには9月18日発行予定のエンジョイパスポートとも併用が可能であり、利用者がそれぞれクーポン券や制度を活用することで相乗効果が高まるものと考えております。       あわせて、国や県、町で実施するお得なキャンペーン事業については、今後一連のチラシ等を作成してPRに努めてまいりたいと考えております。       次に、水稲農家の今後の見通しについてですが、これまで農業者向けの新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済対策として大きな影響を受けた肉用牛肥育農家、花卉生産者に対し、それぞれ支援を行ってきたところであり、さらに本定例会において肉用牛繁殖農家の経営基盤の強化を目的とした補正予算を上程しております。このような中、間もなく収穫期を迎える主食用米の新型コロナウイルスにおける影響も懸念しているところでございます。       議員ご承知のとおり、我が国の米の需要については、農林水産省では毎年8万トンずつ減少とされておりましたが、昨年末には10万トンの減少に改めており、さらに本年7月現在の需要見通しではこれが22万トンの減少とされ、大幅な減少が見込まれております。この要因としては、米の価格が上がったことによるものに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響によるインバウンド需要の減少と、外出自粛に伴うものと予想される外食やスーパー、コンビニなどの弁当や惣菜等の、いわゆる中食の減少による影響が大きいものと捉えております。       また、他産地においては、既に本年産の生産者への仮渡金であるJA概算金を提示しているJA組織もあり、その内容については昨年産の民間在庫が積み重なっていることや、新型コロナウイルスの影響による厳しい販売状況を見通し、60キロ900円の減少額となった産地がある一方で、前年同額としている産地もあります。間もなく当産地においても概算期の額が示される予定であることから、作況や他産地の動向等を注視しながら必要に応じ、対策を講じてまいりたいと思います。       次に、2点目の新型コロナウイルス対策室の設置についてですが、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況や、本町における地域経済への影響などの状況にもよりますが、現段階では本町における新たな新型コロナウイルス感染症対策専門部署の設置は考えておりません。本町における新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、私を本部長とする雫石町新型コロナウイルス感染症対策本部内に部を設けながら各課が連携し、全庁体制の下で感染拡大防止対策に取り組むとともに、国や県の事業と町の事業を連動させた各種経済対策を進めているところであります。       今後においても現在の対策本部体制での対応を基本に考えておりますが、県内あるいは町内における感染の状況に応じて対策本部内に新たな部を設置するなどしながら、各課及び関係機関と連携して必要な対策を講じてまいります。       次に、3点目の町内福祉施設への支援についてですが、町では6月下旬に町内35の介護障害者事業所を対象に新型コロナウイルス感染症の影響をはじめ、感染防止対策に伴うかかり増し経費や不足についての物資等についてのアンケート調査を実施し、全事業所から回答をいただいており、状況については把握しているところです。       その調査結果によりますと、前年3月から5月と比較して事業収入が減額した事業所は3事業所で、利用者が減少した事業所は3事業所ありましたが、現在は回復しているとのことであります。不足している物資については、10事業所で不足している物資があると回答をいただきましたが、その多くはマスク、アルコール消毒液、防護ガウンで、現在は確保できていることを確認しております。       また、経費については、国、県においてサービス提供を継続するためのかかり増し経費や環境整備に要する費用支援、勤務する職員に対する慰労金の支給など、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業による手厚い支援が行われております。物資の配布につきましては、町が3月に備蓄マスク1,700枚を町内入所施設に配布したほか、県からは使い捨てマスクの配付、国においても4月と8月に繰り返し使用できる布製マスクと手指消毒液配布及び優先購入体制の構築などの支援が行われているところです。       新型コロナウイルスに感染した場合に重症化するリスクの高い高齢者等に接する事業所の皆様には、施設内の消毒、換気、手洗い、検温、面会の制限や入館者のチェック体制などの感染予防対策を強化していただきながらサービスを継続的に提供できる体制を整えるための努力をしているところであります。町でも4月に感染が疑われる者が発生したときの社会福祉施設対応図及び対応状況チェックリストを作成し、町ホームページへの掲載、各施設への配布、各種会議等での事業所への周知など、連絡体制の連携強化を図っております。       今後も感染拡大が懸念されるところではありますが、サービスが継続的に提供できるようさらなる連携を強化しながら支援を行っていきたいと考えております。       次に、4点目の財政調整基金及び町債についてのうち、各年度の基金の推移と町債事業の主な内容についてですが、平成28年度から令和元年度までについては繰越し事業を含めた決算額、令和2年度については本定例会までの補正を含めた現計予算額及び見込みで答弁いたします。       まず、財政調整基金残高の推移ですが、平成28年度末が19億80万円、平成29年度末が16億2,324万円、平成30年度末が17億1,490万円、令和元年度末が16億3,779万円、令和2年度末見込みが16億7,674万円となっております。平成29年度には、約2億8,000万円と比較的大きく減額していますが、これは降雪量の多い年だったことによる除雪業務委託量の増加や、普通建設事業等における一般財源分に係る基金取崩によるものと分析しており、その後の残高は16億円から17億円規模を推移しているところであります。財政調整基金は、財源不足時の補填や年度間の財源調整、災害時など、緊急時に備えるために毎年度一定水準以上の金額を保持する必要がありますので、一方で税の再配分機能から見ると積立てに注力するだけでなく、町民にとって有益な事業に積極的に使うことも必要であり、今後も基金を適切に運用しながら一定の水準の残高確保に取り組み、健全な財政運営に努めてまいります。       次に、町債事業の主な内容ですが、年度ごとの町債合計額は平成28年度は6億4,126万円、平成29年度は11億4,721万円、平成30年度は12億5,884万円、令和元年度は12億2,239万円、令和2年度見込みは繰越事業を含め9億2,360万円となっております。また、主な事業は、スーパーエコスクール事業による中学校の武道館建設に事業費2億913万円、町債金額1億4,770万円、同じくスーパーエコスクール事業による中学校大規模改修工事に事業費6億3,671万円、町債金額4億730万円、御所小学校体育館整備事業に事業費3億4,586万円、町債金額2億3,570万円、御明神小学校大規模改修工事(その1)に事業費3億9,530万円、町債金額1億8,850万円、デジタル防災行政無線整備事業(第2期)に事業費3億2,476万円、町債金額3億3,360万円となっており、近年は町債の規模が膨らんでいる状況となっております。       次に、コロナ対策事業や、町独自支援を踏まえた町財政及び税収への影響についてですが、新型コロナウイルス感染症対応につきましては、国の地方創生臨時交付金を活用しながらその事業を展開しているところであります。地方創生臨時交付金の合計は、4億1,762万7,000円でありますが、感染症対応事業としましては、今後補正予算の追加及び各事業の完了による事業費の各により、最終的には交付金の限度額に加え、町単独経費、つまり町の持ち出しは4,000万から5,000万円程度になるものと見込んでおります。       また、今年度の税収については、現時点で入湯税が前年度に比較し4,000万円以上の減収、また固定資産税では徴収猶予の特例分として1,100万円余りが次年度に繰り越されていると見込んでおります。       来年度以降につきましては、町民税等町税の減収見込みや、地方交付税、地方消費税交付金のほか、国による支援など、歳入面について現時点では予見することが困難でありますが、引き続き持続可能な財政運営に鋭意努めてまいります。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) 幅秀哉議員のご質問にお答えします。       1点目の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急経済対策についてのうち、3,000円の図書カード配布の根拠と効果検証についてですが、第3弾の雫石町緊急経済対策の一つとして本と触れ合う機会をつくり、思考力、判断力の育成と読書習慣の育成のため図書カードを配布することとし、7月臨時議会においてお認めいただきました。読書は、子供が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものであると、子供の読書活動の推進に関する法律に示されているとおり、その効果については言をまちません。また、読書による心の安定がコロナ禍のストレスに負けず、元気に学校に通う子供たちのための一助になるものと考えたところでございます。       算定の根拠についてでありますが、今回配布する図書カードは、岩手県読書感想文コンクールの課題図書などの良書を2冊購入できるような価格を見込み、金額を設定したものであります。この後、各学校を通じて保護者の皆様や子供たちへ図書の購入と良書の選定についてお願いすることとしております。       また、平成31年度の全国学力・学習状況調査における質問紙調査において、読書が好きな児童生徒の割合や、読書の時間が全国平均、県平均を上回っておりますので、この強みを生かし、本事業を契機として、今後一層読書活動の高まりを求めてまいりたいと考えております。       次に、効果検証をどのように考えているかについてですが、前述の全国学力・学習状況調査の意識調査結果や、雫石町教育振興運動の親子読書への参加状況などにより検証していきたいと考えております。       次に、西山小学校トイレ増設工事についてですが、7月の補正予算で可決いただきました西山小学校トイレ増設工事実施設計委託業務につきましては、8月24日に入札を行い、11月中旬までの委託期間で進めております。西山小学校は、統合した後も統合前とトイレの個数が変わらなかったことから、学年ごとにトイレを割り当てたり、時間差でトイレを使用させるなど、これまで知恵を出しながら工夫して対応してきたところであります。しかしながら、3密という状況ではないにしても絶対的な数の不足は否めないところであり、議員ご指摘のとおり、早急に新型コロナウイルス感染症対策臨時交付金を活用して年度内に工事を実施するということも考えられるところではあります。そうしますと、設計終了後に始まる工事は、既存のトイレの使用を著しく制限することになるため、降雪、積雪のある冬期間に仮設トイレを外に設置して行わざるを得ないことが想定されます。また、西山小学校としても冬期間の工事は避けたいとの考えですし、コロナ感染症対策のために例年にはない業務が生じていたり、建設業者の出入り等が懸念されることから、コロナ禍がある程度落ち着いてからの工事が望ましいとの申出も受けているところであります。したがいまして、教育委員会といたしましては、令和3年度当初予算でお認めいただいた後、早期に工事を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 再質問が要らないぐらい微に入り細に入りお答えいただきました。ご苦労さまでした。少しだけ再質問をさせてください。       まず、財政のほうですけれども、お答えいただいたとおりで健全であると。くしくも定例会に監査委員からの経営健全化審査の意見書も出されて、健全であるという判断が下されておることは承知しました。今後コロナとかいろんなことがあって、懸念されるようなことは何か想定していますか。考えていませんか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今ご質問のコロナの状況下で、今後の財政運営の懸念事項がないかということだと思いますけれども、正直申し上げてまだ今後コロナの状況、そして税収等含めた歳入、あるいは国からの地方交付税、あるいは交付金というものが現段階では見通せないという状況にございます。毎年国のほうでは地方財政計画を示されまして、国の市町村の財政規模、それから交付税等の配分が決まるわけですけれども、来年度以降においてはまだどのようになるか情報がないというところでございます。       当課としましては、来年度の予算編成に向けて様々なパターンを想定して今検討しているところでございますけれども、予算編成前においてはある程度方向性を示しながら、通常の第3次総合計画に基づく事業進捗の部分とコロナ対応の部分と併せて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 安定して推移していると思うので、今ありましたとおり、雪がいっぱい降ると除雪のほうに持ち出しが出たりとか、そういうことは逆に言えば想定内というか。コロナのお金がいっぱい出ているので、町の持ち出しは少ないとは思うのですが、上のほうで質問、前段でさせていただいた事業、そういうものに対して国の配分だけではなくて、もしくは手厚くやる必要があれば、もうそういうところは迷いなく町債なり調整基金を使って町民の生活、安全安心を担保していっていただきたいと、そういうふうにして財政を持っていってもらいたいと思います。       総じてコロナのことになってしまうのですが、図書券、私は配布することは全然反対ではありません。でも、やはり図書券、お金に代わるようなものですので、その配布と、どのように使われたかということはきちんと把握しないと、320万という予算かもしれませんが、これはお金と同じような考え方だと思うので、その辺の考えをしっかり持って対処していただきたいと。今答弁書にありますが、いま一度配布きちんとできたかという検証、お子さんにぽんと渡すことはないとは思うのですが、そういうことの具体的なところまで含めて、どういうふうにしてお考えなのかをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) 我々も貴重なお金なので、子供たちの直接的な経済対策のカンフル剤ということよりも、読書によって子供たちの人格を豊かにするとか、そういった子供たちの財産を増やすという観点で大事なことではないかなと思って提案させていただいたわけで、したがいましてわけ分からなく子供渡って、それが分からないではなくて、それぞれ学年に応じたメッセージもつけました。それから、寄贈といいますか、子供たちに上げる場合のイベント性も高めますし、同時にこういう本はお薦めですよというようなことを添付して、そこは丁寧に説明をしながら対応してまいりたいというふうに考えておりました。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) ぜひ効果があるように利用していただきたいと思います。       関連ですけれども、例えば町立図書館、あと各小学校、中学校の図書室の利用率というようなものは把握しておりますか。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) 利用率というのが具体的に何人の子供たちが何回利用したかというような形での把握はしております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 図書券を配るから、利用率調べろでもちょっと遅いかなと。だから、子供たちの図書の図書貸出しの利用率というのは把握しながら、ではないと本当に本読んでいるか読んでいないか、図書室から借りなくても本は読めるのでしょうけれども、学校教育課としてはその辺は年度年度でも調べておく必要があるとは思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 教育次長。 ◎教育次長兼学校教育課長(高橋賢秀君) お答えします。       学校図書室の利用ということで、それぞれ学校ごとに中学校のほうに司書がおりますし、そういった図書の利用状況、その辺りは特には調べたものは今現在ないですけれども、その辺を確認して、あと蔵書の状況とか数については、充足率については大体かなり充足されておりますけれども、その辺りも踏まえて、そういった図書の利用状況、その辺りについては確認をしてまいりたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 答弁書にありましたとおり、本を読むということが非常に有効だと私も思います。どうしても今タブレット系のほうに走る傾向があると思うので、やっぱり教育課としても本をいかにして読んでもらうかと、活字離れを防ぐかということも今後考えていったほうがいいのではないかなと思いますので、ぜひ努力をお願いしたいと思います。       それと、小学校ですけれども、西山小学校トイレ改修の実施設計が計上されましたけれども、ちょっと不明なのでお聞きします。トイレが少なくなるというか、足りないということは統合時点で想定はなかったですか。校舎に対して子供が何人入ってくる。それの中で、トイレがこれぐらいだということは事前に分かっていたのではないかと思うのですが、その辺はどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 教育次長。 ◎教育次長兼学校教育課長(高橋賢秀君) お答えします。       確かに統合前にそういった前の下長山小学校の校舎を使うということで、児童が今156人ほどおりますけれども、倍以上の児童数ということで、ある程度そういった状況は理解しておりましたけれども、今のトイレの数の中で教職員においても体育館のほうのトイレの使用とか、あと様々先生のほうでも配慮しながら、そういったトイレは使用できるというような話で進んでいたというふうには理解しております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 私も保護者やっていたので、今の児童数ぐらいは昔はあの校舎の中にいたのです。なので、足りないというのもちょっとどうなのだろうなと思います。改修してくれるのなら、別にそれはそれでいいのですけれども、行政がやるのだからつじつまは合っていないと、3密に置かれているから、ではちょっと使おうかというようなことでは駄目だと思うのです。前は足りてはいたのだけれども、古くなったとか、和便器しかないとか、そういう観念から改修するというような考えにならないと、いやいやいや、もっと児童数いたときもあったのだよねというふうには思います。地域の人たちもそう思うと思うので、町民にそういうふうな、何やっているのだと思われないようなことをやってほしいなというふうに思いますので、できれば私は設計が終わった時点で、コロナ終息と、これはいつになるか分からないのです。これだけ見ると、ではコロナ収まってもいつやるのというふうに私は思ってしまいます。やるのだったら、もう早急にやるべきだと思うし、設計が終わった時点で、もう繰越明許をきっちり考えながら、その代わりもう準備できたらすぐ建設に入れるぐらいのスピードでやらないと、コロナ終わってからやりますと、今現時点ではいつ終わるのですかという話ではないですか。なので、それぐらいの考え持って、子供たちのことを思ってくれるのであれば、そういうふうなスピード感を持ってやってほしいと思うのですが、その辺はどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 教育次長。 ◎教育次長兼学校教育課長(高橋賢秀君) お答えします。       まさにトイレについては、お話のあったとおり、早期に整備するというのが大前提だというふうに理解はしております。ただ、答弁書のほうにもありますけれども、いずれ冬期の期間の工事という部分、あとはそういった仮設トイレの使用とか、その辺の対策とか、あとは教職員のほうの状況とか、その辺を全体的な状況を踏まえて、やはりいろんな体制が整ったうちの来年度の当初のそういった早いうちに、もう4月とか5月の早期に工事に取りかかるというような体制で進めていくのが一番ベターではないかなというふうに理解して考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 行政としては、年度年度と思うのは分かりますけれども、ただ、今現在こういうことで足りないというふうにしてやるのだということをうたっているわけですから、そうしたら繰越明許をもう前提でもいいので、発注しておいてしかるべき、雪が解けたらすぐにでも着工できるとか、余計な経費かかりますので、冬の間にやれとは私も思いません。だけれども、それぐらいの気持ちを持って、行政だから、年度ではないとできないということでやっているのであれば、それは少ないからやるという事業に対して、全然スピード感ないです。なので、今、ではやりますとは言えないでしょうけれども、やっぱりそれぐらいの気持ちを持って取り組んでいただきたいなというふうに思います。       次ですが、先ほど1番議員もエンジョイパスポート一生懸命聞いていましたけれども、5,500円分を500円で買えることに間違いないですよね。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今お話しのとおり、5,500円分のクーポン券がついているものが500円で購入できるというものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) もう私も欲しいぐらいなのですけれども、コンビニ、それと書店、北東北3県で書店というのは何件ぐらいありますか。 ○議長(前田隆雄君) 暫時休憩します。        〔午後2時01分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩を解きます。        〔午後2時01分〕 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       大体書店については、県内だけを想定しておりますが、30から40ぐらいは今見込んでいるものでございます。県外につきましては、コンビニエンスストアでの購入を考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) すごくプレミアム感が高い商品で、前回のキャンペーンのあれと同じように販売方法を間違うと殺到してしまうような気がするので、そこを心配します。買ってほしいのですけれども、殺到されてもこれもまた困るし、その辺慎重にやらないと、何せ500円で5,500円の、5,000円お得ということですから、かなり殺到するようなことを私はちょっと心配しますが、コンビニに対して配布の仕方とか、どういうふうにしてコンビニさんに持ち込むか分からないのですけれども、その辺ちょっと方法をきっちり考えないと、また町民からお叱りを受けるようなことにならないのかなと心配しますが、どう考えていますか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今のお話のとおりだと考えております。それぞれの書店さんとかコンビニさんに今配布計画をつくりまして、それぞれ何百何十ということで配布する予定でございますけれども、購入に際してはお一人様2冊までというところで、1会計2冊ということで、ご利用に際しても一つのクーポン券までというところでご利用を想定しております。スタートして様々、もし何かしら問題が起きれば、事業所とまた調整しながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) いや、ぜひすごいものなので完売してほしいし、本当にその辺慎重にやっていただきたいと思います。私らが頂いた資料だと、今私が聞いたようなことは書かれていなかったような気がするのです。2冊までとか。販売方法は書いていましたけれども、1コンビニ何ぼとかいうのもなかったような気がします。ということで、慎重にやったら売れないかもしれないし、難しいかなとは思いますが、ぜひ成功させていただきたいと思います。       関連でもないのですけれども、そういうプレミアム券とか、Go To キャンペーンとか、いろいろ今国も県も各市町村も出しています。雫石も一生懸命頑張ってやっていますけれども、そういうものを使う、要するに来ていただきたい。行政としては買っていただきたい、使っていただきたい。でも、今度は、町内の事業所を見ると、やはりきちんと対策を取っていないと怖い。利用者にすると、大丈夫か、あの店のようなことも、要するに買ってほしい側と、今度は購入した場合に使う側の気持ち、要するにあとサービスや、いろんなものを提供する側、この辺の3者がきちんとしたコロナ対策、コロナ認識を持たないと、販売部数とか見ると1万用意したけれども、何ぼしか売れないというのは、ただ単に人気があるないではないなくて、買ったときに町内で使ってほしくて出すわけです。そのときに町内の店舗とかがきちんとしたコロナ対策とかをやっていないと、怖くて行けないよねとか、コロナにかかった方が悪いとかではなくて、もう誰がかかってもおかしくない状況だと思うのです、今。なので、ではどうするかというと、そういう施設とか、そういうことがきちんとコロナ対策していますよと。東京だとシールみたいなの貼って、ここ大丈夫ですみたいにやっていますとか、そういうこともやっているのですけれども、どこの町村でもそうでしょうけれども、使ってほしいのであれば、町内の店舗とか、そういうところもきちんとコロナ対策ある程度取っているのか。そういうふうな使う利用者側に分かるような、そういうものも明示というか提示してあげないと、なかなか使ってもらえないのではないかというふうに思いますが、その辺は何か対策は考えていますか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今幅議員お話しのとおりだと考えております。当課のエンジョイパスポートのみならず、観光商工課でも様々なキャンペーン等を打ち出しておりますし、これから町外からもお客様を迎え入れていきたいと考えておりましたので、そこは補正予算のほうで感染症対策観光事業者等の支援等も行っておりますが、しっかりと雫石町の観光施設、そしてお店については感染症対策しているということはホームページ等でお伝えしてまいりたいと考えておりますし、また今回のエンジョイパスポートの中においては、ページの中にちょっと、こちらは逆のお客様に向けての新しい旅行のスタイルとして、感染症対策を気をつけましょうというようなページも設けながら、あるいはコロナウイルスの窓口のご案内もつけながらこちらの販売する予定でございますので、旅行される方も受け入れる方もしっかりと感染症対策をして、雫石の旅行や食事を楽しんでいただきたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 午前中の1番議員の質問でありましたけれども、要するに自分たちでプランニングして回ってほしいのだと、周遊してほしいのだということで、対象は北東北3県。今の若い方々であれば、スマホとかネットで調べて、こういうところが安いから、ではここ回ってここということも想定しているのだろうなと、それは理解します。だけれども、町民もこれは購入できるわけですから、お店に行ったらばそんなスマホ引かなくても安心マークか何かつけて、促進を図るためには、ここは大丈夫だよというようなすぐ分かるような表示をするべきではないか。一々ここ大丈夫だっけかとスマホ調べてやるようではなくて、だから少し時間かかるかもしれません。補助金も対策取れば上限10万円という補助金も出しています。だけれども、10万円では足りるのか足りないのかは置いておいて、やっぱりそういう対策をやっている店というのはきちんと分かるようにしてあげたほうが利用者は助かるのではないかと思うので、どこかの予算を割いてでもそういうシールなり、のぼり立てているところは大丈夫だと言うのであれば、それはそれでいいのですけれども、それはやっている、参加しているという表示だと思うので、対策を取っているというような表示も必要ではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 政策推進課長。 ◎政策推進課長(古川端琴也君) お答えいたします。       今回エンジョイパスポートでは、120の施設をご紹介する予定としております。そのようなことから、そのページには感染症対策取っている取っていないというような表示はありませんけれども、やはり120の施設でここは安心、ここはちょっとというあれはあれですので、当然120施設の皆さんには安全な対応を全施設に取ってもらうようにお話をしながら進めていきたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) 古い人間なので、スマホより現実に見たほうが安心できると思うので、ぜひどこかで予算捻出してやっていただきたいと思います。それがひいては利用促進になるのではないかなというふうに思います。       スキー場の誘客事業、先ほど説明がありました。スキー事業ということで、私は町内に3つのスキー場あると、本当に雫石町恵まれているところなのです。なので、スキーどんどんやってほしいのですけれども、どうしてもスキー離れがずっとここ何年か続いています。今スキー人口がちょっとだけ戻りつつあるのです。その戻りつつある世代が今で言うとシニア世代、昔スキーがすごくはやった頃の人たちが今シニアになって、ちょっと時間あるから、昔のきねづかでスキー場行こうかというようなことを取り上げた番組やら、マスコミ等でも聞きます。こういう事業やるときに、総花的にもう10代から70代までというような事業ではなくて、絞って、今スキー場に来られそうな年代はどこだろうことで、例えばそこに絞ってスキー場に来たら別にお茶出すでなくてもいいのですけれども、シニア層から火をつけてスキーのまた観光を盛り返すというふうにターゲットを絞ったほうがいいのではないかと思うのですが、どういうふうに考えていますか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(澤口憲英君) ただいまのご質問にお答えをいたします。       今回スキーの誘客促進ということで補正予算等も計上させていただいているところでございますけれども、プレミアムリフト券なりシーズン券なりの予算等をお願いしているわけですが、シニア層にターゲットを絞ったやり方というのも一つのいい考え方だなというふうに今私聞いていても思いますので、その辺の戦略もちょっと考えてみたいというように思います。 ○議長(前田隆雄君) 6番、幅議員。 ◆6番(幅秀哉君) どの事業でもそうですけれども、やっぱり先ほどから何回も言っていますけれども、せっかくお金来ているのだから、使ってほしい、やってほしい、それが経済対策になってほしい。でも、利用者側の今度はそういう安全、安心も担保しなければならない。そういうことも考えながらなので、事業一つ一つがすごく大変だとは思うのです。予算執行も大変だし、実際実施するときもまた大変だし。今度検証したときに1万冊刷りました、1,000冊しか売れませんでしたでは駄目だろうしということで、本当に1事業大変な労力かかると思うのです。       そこで、町長にお聞きしたいのですが、私は環境対策室があるように、もうコロナ、簡単に終息すると私自身は思っていません。ワクチンだっていつできるかもまだ分からないです。なので、急につくれというのはもちろん性急だとは思いますが、長引くのであれば長引くほど、きちんとコロナに対して対処していかなければならないのではないかと。経済効果も含めて、感染拡大も含めてです。なので、今本部は、私が思うには感染防止と拡大防止が主であって、感染者が出た場合はそれを追跡するとか、そのほかの感染者を出さないようにするというのが今設置した本部の主な役目ではないのかな。経済効果まで本部がやるといったら、これもまた大変なのではないかなと思うのです。なので、私は、もうしかるべき時期に環境対策室ではなくてコロナ対策室を設けては、そして対処していってはどうでしょうと。ほかがやったからやるのではなくて、観光の町、雫石としてどうでしょうか、町長。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えいたします。       幅議員おっしゃるとおり、コロナ対策室、私も前にも考えました。ここは、相当な年月でこれは闘っていかなければならないという思い。その中で、今本部もそうですが、県、それから広域、ここと連携の下で全てが動いている。町単独で動けるというのがなかなかない。ただ、しかしながら、今はその時点でコロナのワクチンが年内からももしかすると打ち始まるとも言われております。ですから、ワクチンが遠ざかり、それからコロナ禍の中が終息しない場合には、これは徹底的に室であろうが、部であろうが、課であろうが、つくっていかなければならない状況になったとすれば、室は必要だと思っております。今の段階では、まだ一番はワクチンが年内に打たれることを期待しております。       終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上で6番、幅秀哉議員の一般質問を終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。       本日はこれをもって散会といたします。       9月7日午前10時から再開いたします。       大変ご苦労さまでした。        〔午後2時16分〕...