会津若松市議会 2015-06-18 06月18日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号
1997年4月11日、米軍用地特別措置法改正案の審議で衆議院特別委員会委員長を務めた野中広務氏の委員長報告の最後の言葉です。「この法律がこれから沖縄県民の上に軍靴で踏みにじるような、そんな結果にならないことを、そして私たちのような古い苦しい時代を生きてきた人間は、再び国会の審議が、どうぞ大政翼賛会のような形にならないように若い皆さんにお願いをして、私の報告を終わります」という言葉です。
1997年4月11日、米軍用地特別措置法改正案の審議で衆議院特別委員会委員長を務めた野中広務氏の委員長報告の最後の言葉です。「この法律がこれから沖縄県民の上に軍靴で踏みにじるような、そんな結果にならないことを、そして私たちのような古い苦しい時代を生きてきた人間は、再び国会の審議が、どうぞ大政翼賛会のような形にならないように若い皆さんにお願いをして、私の報告を終わります」という言葉です。
今から10年ほど前ですが、元官房長官で自民党の元幹事長の野中広務さんは、本市で発行されている雑誌うえいぶに一文を寄稿し、次のように言っておりました。
暴走する安倍政権に対し自民党の中からも、現職衆議院議員村上誠一郎元行政改革担当相、加藤紘一元自民党幹事長、野中広務元官房長官、元自民党幹事長、古賀誠氏らが集団的自衛権の行使にこぞって反対しています。また、8月13日時点で、190議会が集団的自衛権行使容認に反対する意見書を可決しています。この9月議会にも可決が相次いでおります。 新聞報道で心に残った言葉を紹介したいと思います。
古賀誠元自民党幹事長ですとか加藤紘一元自民党元幹事長、そして野中広務自民党元幹事長、いずれも自民党の幹事長として自民党を中核で支えてきた皆さんが新聞赤旗に登場してきたのも、ここに理由がありました。憲法の原則を踏みにじる安倍政権に、こそくな閣議決定による憲法解釈の変更ではなく、やるのであれば堂々と改憲を提起せよということから、赤旗に登場してきているわけであります。
法制化の審議過程で、当時の自民党の野中広務官房長官は、国会で国民の内心の自由は何ら制限されるものではない。また掲揚にあたっては、強制しないと繰り返し述べています。憲法は思想、良心の自由を保障しています。議会というのは、議員が自由闊達に議論する場で、広く市民の意見を集約する場所であるはずです。また市当局からは、口を開けば、市財政も大変厳しいとの回答が当たり前のようになっております。
いわき市の総合文化誌として発行されております「うえいぶ」の昨年9月15日号には、自民党で元幹事長を務めた野中広務氏が一文を寄稿しています。野中氏は、小泉内閣の5年間を指して、日本はアメリカの51番目の州あるいは属国だとして、我が国の行く末を憂いています。少し紹介しますと、野中氏は19歳で陸軍幹部候補生として終戦を迎えたそうです。
これはアメリカと一体となって戦争をすることだと批判も強く、みずから戦争を体験した自民党の野中広務氏さえ反対しておりますが、こうした政府の姿勢の中に、日の丸がはっきり見えるように思います。 国民を戦争に駆り出すために大きな役割を果たした日の丸が、今議場に掲揚されました。国旗国歌法が強行採決されたときでさえ、内心の自由は尊重されるべきとした趣旨にも反するものです。