会津若松市議会 2022-03-22 03月22日-委員長報告・質疑・討論・採決-07号
一方で、年金受給額は、平成16年に導入されたマクロ経済スライド方式によって、高齢化の進行による受給者増が続くことで現役世代の負担が増大しないよう設計されているため、今年度は引き下げられましたし、来年度にマイナス3%引下げされる調整率が存在していることから、よほど大幅な賃上げがなければ、今後も引上げが期待できない状況にあります。
一方で、年金受給額は、平成16年に導入されたマクロ経済スライド方式によって、高齢化の進行による受給者増が続くことで現役世代の負担が増大しないよう設計されているため、今年度は引き下げられましたし、来年度にマイナス3%引下げされる調整率が存在していることから、よほど大幅な賃上げがなければ、今後も引上げが期待できない状況にあります。
これが、15%カットだということになりますと、金額で下がっていくというのではなくて、価値として下がるという、これがマクロ経済スライド方式ということですよね。これで、今の4万6,000円の年金の価値が3万9,000円にまで下がってしまうのですというのが、今度の年金制度の改悪、私からいえば改悪です。改悪の中身でありますから、これがもう老後の生活を保障できないものになることははっきりしているのです。
11月17日には厚生労働省が年金改悪案を発表しましたが、厚生年金の保険料はさらに1.5倍に、給付は年々減額するという案で、しかもマクロ経済スライド方式を導入することによって国会に諮ることなく年金額を減らせるようにするというものであります。この案では、モデル世帯の年金額は約1カ月分に相当する22万円も吹き飛んでしまう計算になります。