本宮市議会 > 2015-12-03 >
12月03日-02号

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  1. 本宮市議会 2015-12-03
    12月03日-02号


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    平成27年 12月 定例会(第8回)          平成27年第8回本宮市議会定例会会議録(第3日目)◯議事日程(第2号)                   平成27年12月3日(木)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(19名)     1番  斎藤雅彦君      2番  石橋今朝夫君     3番  三瓶幹夫君      4番  菅野健治君     5番  橋本善壽君      6番  三瓶裕司君     7番  後藤省一君      8番  円谷長作君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺善元君     12番  川名順子君    13番  國分義之君     15番  川名正勝君    16番  作田 博君     17番  渡辺忠夫君    18番  国分勝広君     19番  渡辺秀雄君    20番  渡辺由紀雄君◯欠席議員(1名)    14番  伊藤隆一君◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      佐々木広文君  教育長      原瀬久美子君  総務部長     渡辺正博君  市長公室長    鈴木弘治君   市民部長     坂上清彦君  保健福祉部長   武田正利君   産業部長     柴田久幸君  建設部長     金子勝英君   白沢総合支所長  登梛 恒君  放射能除染・モニタリングセンター所長           橋本久雄君   会計管理者    国分郁夫君  教育部長     後藤 章君   総務部次長兼総務課長                            移川善弘君  総務部次長兼財政課長       市長公室次長兼政策推進課長           増子宗一君            武田佳久君  市民部次長兼市民課長       保健福祉部次長兼高齢福祉課長           渡辺豊和君            三瓶 隆君  産業部次長兼農政課長       建設部次長兼まちづくり推進課長           菅野秀昭君            高橋朋久君  白沢総合支所次長兼市民福祉課長  教育部次長兼教育総務課長           武田与司弘君           渡辺正彦君◯事務局職員出席者  議会事務局長   安田 章    議事係長     河原 功  主任主査     伊藤美和    主事       宇田寛之 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の欠席の通告は、14番、伊藤隆一君であります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議録署名議員は、前回同様   3番 三瓶幹夫君  16番 作田 博君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため録音・撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、議会広報特別委員長より広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、一般質問の発言時間は、議会の運営に関する基準第86の規定により、30分以内となっておりますので、ご了承願います。 それでは、通告順に一般質問を許します。----------------------------------- △橋本善壽君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告1番、議席5番、橋本善壽君の一般質問を許します。 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) おはようございます。 議席ナンバー5番、橋本善壽です。議長より許可を得ましたので、さきに通告いたしました点について質問をいたします。 まず、1点目の農業政策についてお尋ねいたします。 昨年の米価は60キロ当たり8,000円と、過去に類を見ない下落で、我々稲作農家には絶望という言葉しか出ないといった極めてひどい状況でありましたが、その後の国や県、そしてJA並びに自治体の心あるご支援により、27年度の稲作も無事に終わることができました。また、27年度産の米価も、国の飼料用米政策等により若干値を戻したものの、60キロ当たり1,500円アップの9,500円と、まだまだ稲作農家が安心して稲作ができるまでの米価になっていないのも現実であります。 こういった米価が安い中でも、作況指数は昨年の104%に続き、ことしは一部の報道等では103%のやや良と発表されていました。そして、今議会冒頭の市長諸報告事項の1番目に、27年度産米全量全袋検査状況についての報告がございました。その中に、今年度の検査実績は11月25日までに約22万袋で、最終的には約23万袋の検査となる見込みであるとの報告をいただきました。昨年が約25万袋の検査実績だと認識していますので、本年度の作況指数は報道と同じように高い数字であったのか、また、約2万袋の減少は昨年の25万袋を100とした場合約8%の減少になりますが、作況指数と数字があわないと思いますので、その原因は何か、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 今、議員からご質問ありましたとおり、本年9月15日に農林水産省の発表されました中通り地方の作況指数につきましては、103のやや良ということでございました。予想される収量につきましては、前年と比較しまして、1反歩当たり2キロ減の539キロが見込まれているところでございます。この原因としましては、お盆までは天候にめぐまれましたが、お盆過ぎから9月上旬にかけまして、気温、日照が平年を下回ったために、登熟がやや不良となったことから、昨年度より収量が減少する見込みでございます。 全袋検査につきましては、議会初日の報告で申し上げましたが、昨年の25万袋の実績に対しまして、今年度は23万袋の検査が見込まれております。減った理由、推測される点、2つございます。 まず、全袋検査が属人主義であるということから、他自治体に持ち込んで検査をする集荷業者さんがふえているということが1つでございます。2つ目としまして、26年産米が供給過剰でありまして、米価が大幅に下落したことがございまして、今年度、主食糧米から飼料米などに転作が進んでおります。当然ながら、飼料用米も全袋検査が必要でございますが、30キロの小袋ではなくフレコンバックでの出荷がほとんどであるということから、検査個数が減少しているということでございます。作況指数1ポイント減しているということも、多少なりとも要因であるというふうには捉えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 8%の差がわかりました。飼料米になったことによって、1袋1袋ではなくて1キロパックとかということで、その原因さえわかればよかったんですけれども、その開きは何かなということで、了解しました。 次に、カメムシ防除についてお尋ねいたします。 米の品質を大きく阻害するカメムシ、ここ数年前よりカメムシによる米の品質問題が大きく取り沙汰されてきました。対策として、昨年よりJA等の指導により、各地区でのカメムシ共同防除が実施されてきました。3年前には大きな数字で被害状況が報告されましたが、昨年より共同防除の効果が功を奏し、平年並みの品質に戻ったと伺っております。そして、ことしのカメムシ共同防除に対しては、昨年の異常な米価下落もありまして、本市の補助事業の一環として229万1,000円の病害虫防除補助金を計上していただきました。1割補助ではありましたが、大変ありがたい補助であったと、我々稲作者は大変感謝しているところであります。 そこで、市の補助を使わせていただき、カメムシの共同防除を実施した面積は幾らくらいあったのか。そして、補助金は幾らほど支出となったのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 今年度カメムシ被害拡大防止と稲作農家に対する営農支援のために、市単独の事業といたしまして、カメムシ防除支援事業を実施したところでございます。この事業につきましては、構成員が3名以上かつ防除面積が10ヘクタールを超える生産者団体に対しまして、事業費の10%を上限に本宮市地域再生協議会を通して補助金を支出したところでございます。 ことし1年間の実績といたしましては、カメムシ防除に取り組んだ団体が5つございます。合わせて138万1,000円を交付してございます。防除いたしました面積が570ヘクタールでありまして、本市内の水稲作付面積の約44%に当たるという実績でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕
    ◆5番(橋本善壽君) わかりました。 では、2年間続けて共同防除していると思います。大分多くの地区で実施されたと伺っておりますが、効果のほどはどのようであったか、地区ごとでの実績がおわかりでしたらお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) カメムシの被害につきましては、一昨年あたりからかなり大きい影響が出ていまして、昨年も農協さんであったり、集荷業者さんであったり、独自に取り組んでいただいたところでございます。 防除の取り組みの方法につきましては、本宮地区におきましては、無人の小型ヘリによる空中散布ができることに対しまして、白沢地区につきましては、蚕毒地区の関係から地上散布によることから、実績は本宮と白沢地区で大きく違いが出ております。本宮地区に対しましては481ヘクタール、白沢地区が89ヘクタールはことし実績として上がっております。 その防除の効果といたしましては、1等米の比率で申し上げますと、JAみちのく安達が取り扱う本宮市内の米で、26年産米の1等米が92.8%でありましたが、27年産米は96.6%と、3.8ポイント1等米比率が上昇してございます。また、26年産米の2等米、3等米については、落等の原因がカメムシによるものが26年産米は47%でありましたが、27年産米は25%と半減しているという状況でございます。 以上のことから、カメムシ防除の効果が確実に出ているというふうに言えると考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 冒頭にも申し上げましたが、今年度のJA買い取り価格は、本市の主要品種でありますコシヒカリ1等米で、60キロ当たり昨年度より1,500円は高くなりましたが、まだ1万円を切った9,500円であります。この価格は、我々農家が安心して稲作ができる価格にはまだまだ遠い数字であります。昨年は本市より、10アール当たり2,000円の米価下落対策水稲生産奨励金を交付していただきました。農家の皆さんは本当に助かったと、大変喜んでおりました。 ところで、今年度の米価に対しては、昨年と同様に米価下落対策水稲生産奨励金の交付を考えておられるのか。28年度の予算計画時期でもありますので、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 議員おただしの米価下落対策の生産奨励金でございます。26年産米の米価下落によりまして、農業者の生産意欲の低下であったり、離農、耕作放棄地拡大を防止し農業の振興を図るために、米の生産数量目標に従って販売目標で生産いたしました農業者に対しまして、1反歩当たり2,000円を支給した市独自の事業でございました。実績としましては、915名の方から申請がございまして、交付させていただいた額につきましては1,956万800円という実績が出ております。 この奨励金につきましては、昨年の米価の急激な下落に対応したものでありまして、26年度限定の支援策として補正予算をお認めいただいたものでございます。今年度につきましては、昨年より米価が上昇している状況でございますので、事業の継続は現在のところ考えていないという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) まだ1万円を切った米価ですけれども、27年度は交付金を考えていないということですか。 では、補助関連で、(4)の28年度に向けての農業支援についてお尋ねいたします。 ことしの本市の補助は、前年度減反達成者に対しての堆肥の支給とカメムシ共同防除の補助金、そして、先ほど伺った米価下落対策水稲生産奨励金等がありましたが、28年度はどういった補助等を考えられているのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 今年度取り組みました市の単独事業として行いました3つの事業を継続して実施したいというふうに、現在のところ考えております。 まず、1つに、循環型農業を推進するために、生産調整達成者に対しまして、面積に基づき堆肥を配布する堆肥助成事業でございます。2つに、カメムシ被害拡大防止と稲作農家に対する営農支援といたしまして、カメムシによる病虫害の防除事業でございます。3つ目といたしまして、認定農業者を中心として組織されました生産団体に対しまして、20%を上限に補助をいたしまして、資金面での軽減を図るための認定農業者育成支援事業、この3つの事業を来年以降も継続してまいりたいというふうに現在のところ考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 2点の件、わかりました。 最後の認定農業者に関しての補助なんですけれども、隣の大玉村では、ことし認定農業者や農業団体に対して、農業用機械の更新に当たり約3分の1補助があったと伺っております。本市には20%上限での補助があるとは伺っていますが、それは農作業の主力ともいえるトラクターを除いた農機具と伺っていますが、間違いありませんか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 大玉村では、機械購入の3分の1以内の補助を行っているということで、トラクターも対象としているということはお聞きしております。本市におきましては、補助対象とする機械等の種別を要綱で定めさせていただいております。この事業につきましては、認定農業者を中心とする生産団体や集落営農組織などの団体の育成を目標とするという観点から、各農家で必ず1台は所有していると思われる汎用性の高いトラクターにつきましては、補助の対象としていないという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 農作業の主力はやはりトラクターだと思うんです。本市の農業振興、発展のために、農業用機械の縛りを外して、2割とは言わずにもっと大きな補助を28年度予算に組み込むべきと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) この事業につきましては、今年度6団体から申請がございました。行政としてもどんどん周知に努めておりますが、来年はことし以上の申請が予想されるというふうに考えております。補助率の引き上げでございますとか、購入機械の拡充をした場合、今後の大きな財政負担となることが想像されますので、慎重な対応が必要ではないかというふうに考えております。 この事業につきましては、今年度から実施した事業でございますので、まず、今年度の成果を検証した中で、今後どういう取り組みが必要かということは内部でも考えていくべきというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) ぜひとも考えていただきたいと思います。 米価が下落している現在、農家の皆さん、経営は本当に大変であります。米の値段は安くなるが農機具だけは絶対に安くならないし、ましてやこの米価では、小規模農家の方は次の世代に農業を継げとは言えない状況であります。だから、現在使っている農機具が壊れたら稲作をやめるといった方が多くなってきているのも現実であります。こういった現実の中、国や県などにはもっと便利で使いやすい補助等はないのか、市ではそういった情報をアンテナを高くして捉まえようとしているのか。また、そういった情報があれば即農家の皆さんには知らせる体制にあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 農業者に対する支援でございますが、国並びに県の補助につきましては、団体や組織に対するものはございますが、農家個人への支援という制度がないのが現状でございます。各種補助事業につきましては、県を通して種々市のほうにも情報は入ってきております。こういった情報はJAのほうでも把握しているというふうに考えております。また、個別の団体から、何かいい補助金はないかという問い合わせも多々ございます。市としましては、農事組合長の会議でございますとか、各種団体の会議などでも情報提供をさせていただいておるところでございますが、さらなる情報発信に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) よろしくお願いいたします。 本市の主要銘柄でありますコシヒカリは、食味ランキングでは特Aと、全国的にも有名なお隣の新潟県魚沼産米のコシヒカリと食味ランキングでは同等であります。でも、残念ながら米価としては約倍ほどの値段の開きがあるのも現実であります。ここにその米価のグラフがあるんですけれども、新潟県の魚沼産のコシヒカリ1万9,300円というふうに書いております。 このような状況を踏まえ、これからも風評被害という向かい風の中、本当においしい本宮の米を、いや中通りの米をどうPRし、また、どう消費者の皆さんに理解していただくか、県はもちろんのこと、JAを含め近隣市町村と協力し合って、現在行っているトップセールスや販売促進よりさらなる強い発信力が必要と思いますが、そういった施策を今後行っていく考えはあるのか、農業政策最後の質問でありますので、市長にお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、橋本議員の質問に答弁させていただきます。 本市産コシヒカリ、議員おっしゃるとおり特Aと、本当においしいお米であります。そういう中で、原発事故に起因する風評というのがまだ払拭されていないという状況、そして、関西、以西、以南においては、まだ本当に厳しい状況にあるというふうなことであります。これらをしっかりと払拭をしていかなければならないというふうに思っておりますが、今年度につきましては、平成23年度から平成25年度までほとんどゼロに近かった北海道に、26年度が400トン、今年度600トンの福島中通りというJAみちのく安達管内のお米を買っていただいているというふうなことで、トップセールスを行わせていただいておる経過があります。 現地の卸業者の方々と組合の方々とお話をさせていただきますと、東北各地からの売り込みはあるものの、福島に対する思い入れ、何とか福島の風評の払拭に力を注ぎたいという強い思いがあるようでございます。そういう中で、今後とも販促等々に力を入れながら北海道に対しての消費を進めていくというふうなこと、これも一つの方法かなというふうに考えておるところであります。 北海道自体がもう米どころになってきました。しかしながら、いろいろな状況の中で、東北の米が北海道に入る余地というのはまだまだあるというふうなことを実感しております。それが26年度400トン、27年度600トンという数字になってきているのではないかというふうに考えておりますし、来年度につきましては、この600トンを超す米を消費していきたいという強い言葉もいただいてきたところであります。 もう一つは価格であります。風評の被害による価格の低迷というのは、いまだ原発に対する不安だけではなくて、商業ベースの中でいろいろと利用されやすいと。そういうところがあるというふうなことは、トップセールスをやらさせていただいて痛感をしております。何とか価格を上げていかなければならない。せめて仮渡金1万円台を超せるくらいの状況までもっていかなければならないのではないかと思っています。それについては、議員おっしゃるように、JAさん、それから二本松市さん、大玉村さん、一緒になってこの地域の米の安全性、そして、価格の上昇に努めてまいりたいというふうに思っております。 市独自といたしましても、新たな販路の開拓に努めさせていただいておるところであります。去年につきましては、民間団体でいろいろとお買い上げをいただいたところもありますが、今年度につきましても、今定期的に本宮のお米を購入したいというふうなこともございますので、これを達成するべくこれからも活動をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) さらなる販路拡大、そして、米価アップ、よろしくお願いしたいと思います。 次に、2の放射能対策についてお尋ねいたします。 10月21日の全員協議会において、本宮市除染実施計画第5版が示されました。内容は、除染計画を27年度末から1年延長し28年度末までにするとの件でありましたが、また、11月28日の新聞にも工期延長の件は掲載されておりました。この延長が国に認めていただいたなら、まだ除染が終わっていない地区の皆さんは大変安心すると思います。 さて、そこででありますが、住宅除染の進捗状況、広報もとみや号外で確認できますが、改めてどのような状況か、そして、28年度末までには住宅除染が全て完了するのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) それでは、お答え申し上げます。 除染の進捗状況でありますが、市内13大字あるうちで、和田、長屋、高木、仁井田、関下、白岩、稲沢、松沢、この8地区については完了してございます。現在糠沢、荒井、本宮3地区が実施中でございますが、このうち糠沢につきましては、残数が数件程度でございます。荒井地区につきましては、進捗率75%で、100件弱程度残ってございます。本宮地区につきましては、17%完了、戸数にして520件が完了したところでございます。 市内全体で見ますと、11月末現在ではありますが、予定軒数約9,700件に対して4,920件が完了してございまして、進捗率は51%でございます。28年度末には住宅除染が全て完了する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 本市内約9,700件のうち約半分強が完了したと。そして、28年度末までに住宅除染は全て完了するとの答弁をいただきました。今まで3年で半分しかできていないと、あと1年半くらいで終わると。その根拠とするところは何か、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 作業のペースでございます。27年度4月から9月までなんですが、議員おただしのとおり、大体月平均で160件程度の完成をしておりましたが、10月以降、市街地に入りましてからは、10月、11月でございますが、平均で大体350件程度完了しているというものがございまして、月330件程度のペースが保たれれば、29年2月には完了するという見込みでございますので、決してできない数字ではないというところがその根拠でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。 では、まだ除染が手つかずの青田、岩根地区、この地区の除染はいつごろより着手する計画であるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 青田と岩根地区の予定でございますが、既に青田地区の事前調査は完了してございます。今現在岩根地区の事前調査を実施しております。その中で、青田地区につきましては、約270件程度事前調査の書類が組合さん側に渡ってございます。岩根地区につきましても、12月にはできた順から組合さんのほうにお渡しするようになってございます。年明けくらいから青田、岩根地区につきましては各戸訪問による打ち合わせ、あと確認書の取り交わしを行いながら、3月ごろから除染作業に入っていきたいと今のところ考えておるところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。 今後住宅除染を実施する中で、例えば岩根地区のみずきが丘は大きな集合住宅地であります。住宅の中には震災後に新築された家もあると思いますが、そういった新築住宅は除染の対象とは考えておられるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 震災後に新築した住宅の除染についてでございますが、震災後に建てた住宅につきましては、除染対策交付金の該当外となってございまして、今まで完了した地区においても同様の対応をしてきた経緯がございますので、みずきが丘につきましても同様の方針でいきたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 除染の目的は空間線量の低減ですから、住宅除染1戸1戸のところはいいと思うんです。ただ、集合住宅地となりますと、住宅除染は点ではなく面で実施しなくては効果がないと思いますし、ましてや隣の家まできれいに除染されて庭もきれいになったと。だけれども、自分の家は震災後に新築した家だから除染してもらえないと。人情的にどうですかね。家主が強く除染を希望しても絶対に除染をする考えはないのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 新築した住宅につきましては除染の対象外と、これはいたし方ないところではございますが、あくまでも宅地内の除染を目指してございます。宅地内で新築したからといって全部をやらないのかというと、そうではなくて、宅地内でもし基準値を超えるような場所があるのであれば、それは当然除染の対象になりますので、この件につきましては、詳細な調査をした上で家主さんが納得されるような形をとりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 次に、パイロット輸送についてお尋ねいたします。 11月の全協の中で、現在仮置きされている汚染土壌のパイロット輸送を1月から2月において実施する計画であると、環境省より連絡があったとの報告をいただきました。このパイロット輸送の件は、はっきりとした日程や搬出ルート、ルートはある程度決まっているんですけれども、そういった内容が決まれば市民の皆さんへは詳細な説明はされるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) パイロット輸送についてのおただしでございます。 パイロット輸送につきましては、ことし10月に国のほうから、来年1月から2月の間に実施したいとの申し出がございました。期間につきましては、約1カ月程度を考えているというものでございます。今後の予定でございますが、パイロット輸送を担う業者さんと作業工程などの打ち合わせを実施した後に、パイロット輸送が開始されるという手はずになってございます。 今回につきましては、あくまでも試験輸送でございまして、目的は、除去土壌を安全適正かつ効率的に積み込み、搬出及び輸送する際の計画立案の作業方法における配慮事項を示すというものでございます。この件に関しましては、近隣自治体の方とも意見交換させていただきまして、こういう事業であることから、特に市としての詳細な説明は行わないというものでございましたので、本市につきましても足並みをそろえたいと、今のところ考えてございます。 しかし、実際本格輸送に際しましては、ルート等についても、このルートなのか、他のルートを使うのか、まだ決まってございませんので、いただいた意見等も参考にしながら、国のほうに申し入れをしたいというふうには考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 放射能で汚染された土壌を運搬するのでありますから、市民の皆さんに安心していただけるよう十分な安全対策をとり、事故のないパイロット輸送ができるようお願いいたします。 次に、農業用水路の除染についてお尋ねいたします。 農業用水路の除染は、当初の計画では、第1に線量が高い地区で、次に住宅除染が終わり、そして仮置き場が完成した地区より、秋作業が終わった後春作業が始まる前までの農閑期の間に実施するとの説明だったと思いますが、間違いありませんか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 水路の除染につきましては、線量が高く、また、仮置き場の整備された地区ということから、昨年、和田、長屋地区の除染を開始したところでございます。当然夏の間水路を利用している時期につきましては、現場作業が入ることができませんので、秋作業が終了し春作業が開始するまでの農閑期の時期に現場に入るということで作業を進めているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 今、部長からも、和田と長屋地区を実施しているところだという報告をいただきました。27年度の秋作業もほとんど終わったと思います。それで、現在の進捗状況、和田、長屋、それからまたどこかへ行ったのか、どのようになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 和田と長屋地区の水路除染につきましては、平成26年9月に発注いたしまして、昨年12月から現場の作業を始まったところでございます。ことし4月に水稲の作付が始まるということで、その作業を一旦中止しているところでございます。ただいま12月に入りまして秋作業も終わりましたので、現在除染再開の準備を進めている状況でございます。事前モニタリングの作業を現地でやっているという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) では、今年度の除染計画、どの地区まで実施する予定なのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 農業用施設、水路等の除染に取り組んでいる自治体、非常に少ない状況でございます。本市の和田、長屋地区につきましては実証的な目的も持ってございます。現在のところ、発注済みの和田と長屋地区の年度内完了に向けて作業を進めているところでございます。 なお、市としましては、住宅除染を最優先に取り組んでいるという状況から、他地区での水路除染については、今年度は予算化をしていないという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 住宅除染関係の除染期間は28年度末まで延期することを国に要望中とのお話をいただきました。まだほとんど進んでいない水路除染等も言っていいのではないかと思います。いつまでに完了させる計画で進んでいるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 先ほど答弁申し上げましたが、和田と長屋地区につきましては、実証試験的なものも含めて進めておりますので、今後その実施結果が出ましたならば、実際の除染の作業内容なども検証しながら、今後の検討を行ってまいりたいというふうに考えております。 除染の基本となるものが除染実施計画でございますので、現在の作業効果などの検証を踏まえまして、今後どの程度の作業が必要になるか、また、仮置き場の問題なども関係してまいりますので、除染センターのほうと連携しながら今後の計画を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 進捗状況も余りよく見えない、そして、完了時期も定かでないと。ましてや、平成23年度の震災からもう5回稲作が終わりました。その間、米の放射能全量全袋検査も実施しております。放射能が検出された米は24年度に若干あったものの、その後は、全て検出限界値未満であり何の問題もないとの結果が出されている現在、本当に用水路の除染の必要性が疑問視されていると思いますが、いかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 昨年度、実際除染の作業を実施する前に、和田、長屋地区で14回だったと思いますが、説明会を行いました。その中でも、水路除染に対しまして、今さら何でというふうな意見も出されましたし、ぜひやってほしいという意見もございました。さまざまな意見が出されまして、除染に対する捉え方は人それぞれだなというふうに感じたところでございます。我々も現場に入りまして、流量の多いU字溝は土砂の堆積が少ない状況でございますが、ますに関しては堆積しているというところが多いということも確認してございます。 水路の除染につきましては、空間線量を下げる手法の一つとして行っている状況でございます。国の除染対策の方針に従いまして作業を進めておりますので、今後国の方針に変更があれば、その時点で国と協議を進めるということでございますが、現状といたしましては、水路の除染を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 以前にも提案させていただきましたが、用水路の除染ではなく、排水路の除染を行ったほうが農家の皆さんには大変喜ばれると思います。なぜかと申しますと、現在の圃場は整備後かなりの年数が経過しており、経年により水路が大分埋まっているのが多くあるのが現状であります。また、耕作者の高年齢化及び耕作者不足等により、排水路の整備にまで手が回らない状況であり、そして、用水路より排水路のほうが放射線量が若干多いのも現実であります。予算の目的が違うため不可能という答弁になると思いますが、水路除染を実施するならば排水路の除染を優先すべきと考えますし、そういったことを国や県に要望すべきとも考えますが、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 環境省が除染対象として定めております水路等につきましては、まず1つに、例年人の手によって泥上げなどが行われている水田近傍の水路であること、2つ目に、事故の影響によりまして、例年どおりの泥上げができない水路、3つ目としまして、水面の水による遮蔽効果が望めず、周囲の線量空間に影響を与えるということが明らかであるという条件が水路除染の条件として付されております。 こういったことで、国では、対象水路の用水路でなければだめ、排水路でなければだめということはなく、排水路でも例年土砂上げをしているような排水路であれば実施の対象という位置づけとなっております。水路除染につきましては、国の方針がまだ変わってございませんが、議員からのご提案につきましては、今後担当者会議など国・県の職員と会う機会がございますので、機会を捉えてその要望として伝えてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) よろしくお願いいたします。 次に、ため池除染についてお尋ねいたします。 この件に関しましても、以前同僚議員から質問がございましたが、その後、国ないし県からは何か方向性等が示されているのか。また、本当に本市内の線量の高いため池除染は、市としては実施する計画はあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) ため池除染でございますが、2通りございます。まず、環境省が主管する除染でございます。これにつきましては、ため池と住宅や公園がまず隣接している、一定期間水が干し上がる時期がある、干し上がったことによってため池隣接の住宅や公園の空間線量が著しく上昇すると、この3つを満たしている場合は、環境省の判断によりまして除染を実施することができますが、この条件に当てはまるため池につきましては、本市内においてほとんどないという状況でございます。しからば、当てはまらないものにつきましては、農林水産省が福島再生加速化交付金事業によりまして行う除染がございます。これにつきましては、詳細調査を行い、営農を再開する農業復興の観点から、対策の必要性がある場合のみ除染が実施できるということになってございます。 ため池につきましては、大量の土砂が発生することが考えられますので、中間貯蔵施設への搬出という出口対策が現在不安定な状況でございます。また、土量によりましては新たな仮置き場の問題が生じますので、現状といたしましては、なかなか着手することが難しい状況でございます。 なお、ため池除染の方針につきましては、昨年国で示された方向性と現在のところ変更はございませんので、それに従って進めていくというような状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 次に、3の学校教育問題についてお尋ねいたします。 現在学校教育の大きな問題の1つとして、いじめ問題があります。記憶に新しいところでは、11月1日に名古屋市西区の中学1年生の男子が電車にはねられ死亡。いじめによる自殺であったと報道されました。そのほかにもいじめが原因とされる自殺が数多く報道されているのは、誰もが周知のことだと思います。 これは、10月28日の民友新聞に掲載された県内の小中学校と特別支援学校が平成26年度に把握したいじめの件数であります。25年度が258件であった件数が、624件ふえ、過去最多の882件に上ったことが文部科学省の調査でわかったと記されていました。このように、ふえつつあるいじめ問題、本市に至っては現在いじめに関する問題は発生しているのか、また、あるとするならば、どういった状況なのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 橋本議員のご質問にお答えいたします。 本市のいじめ問題発生状況についてということですけれども、平成27年10月現在までの市内小・中学校におけるいじめの認知件数は、小学校で3件、中学校で2件の計5件です。悪口、陰口、仲間外れ、落書き等です。いずれの場合も、いじめられた児童・生徒の立場に立って対応しておりまして、現在は解消し、経過観察中という状況であります。再発のないよう各校において観察を継続しているところです。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 思ったより少ないんですね。これはいいと言っていいのかどうかわからないですけれども、そういった実態を捉まえた場合、教育委員会としてはどのような指導並びに話し合い等を学校側としているのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) まず、第一に管理職を中心として実効性のある学校体制づくり、速やかな情報共有と対応が大切であることを指導しております。 具体的には、いじめを発見、または通報を受けた場合は、まず学校全体で情報共有を図り、事実を確認し、教育委員会へ報告していただいております。また、被害、加害児童・生徒の保護者に連絡する。そして、場合によっては児童・生徒の生命、身体または財産に重大な被害が生じるおそれがある場合は、直ちに警察に通報し、援助を依頼します。 3つ目として、いじめられた児童・生徒の自尊感情を高める配慮とともに、児童・生徒が信頼できる人と連携し、当該児童・生徒に寄り添える体制をつくります。 4つ目としまして、いじめた児童・生徒に対しては、学校において複数の教職員が連携し、必要に応じて心理や福祉等の外部専門家の協力を得て、組織的にいじめをやめさせ、その再発を防止する措置を講じます。 5つ目としまして、いじめが解決した場合でも継続的に十分な注意を払い、必要な支援を行うとともに、日ごろから全ての児童・生徒が集団の一員として互いを尊重し、認め合う人間関係を構築できるような集団づくりを進めること、このような指導をしております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 大変いろいろと対策を立てていると。そして、大分更生されているということを聞いて安心しました。 ここに12月1日の新聞の切り抜きなんです。郡山の市立中学校で6年生の男児児童が担任の男性教師からいじめを受けたといった記事なんですけれども、いじめに関しましては、生徒間だけではなく先生から子どもに対してのいじめ等の相談はないのか、お尋ねいたします。 時々保護者の方より耳にすることがあります。今だから話せる先生からのいじめというか、嫌がらせの話であります。うちの子が何年生のとき、担任の何々先生、何かクラスで問題があったとき、その中にうちの子がいたら、決まってうちの子が悪者にされると。子どもは泣いて悔しがって帰ってきたなどと、ほんの一例でありますが、そういった関係の話であります。 決まって、そのときの担任の先生の名前は同一人物であり、そして、こういった話は子どもがその担任から外れるまで聞かされません。そして、その担任が変わってから初めて出てくるといった感じであります。なぜかと言いますと、子どもの担任の間にこういったいろいろな苦情を言うと、必ず子どもに害が及ぶと言うんです。だから、じっと子どもともども我慢して、担任でなくなる日を待つそうです。こういった実態もあることをご存じか。また、対策はどうとっていくべきと考えておられるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 教員の指導に関しまして、相談、あるいは苦情という形で、議員がおっしゃるような指導が行き過ぎるなどの事例が3件ありました。これらについては、各学校の校長を通して確認を行い、事実であった場合には、校長から指導するとともに、該当者への謝罪を行い、解決しております。 これまでにはなかったのですけれども、それでも改善が見られない場合、繰り返すような場合は、教育委員会が直接本人に指導をして改善を求め、さらに重大な場合は、指導が不適切な教員として県教育委員会に報告をし、県教委とともに対応することとしております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) これからの日本を担っていく大事な子どもたちです。その未来ある大事な子どもたちをいじめというおぞましい行為から守っていくのは、学校や教育委員会だけではなく我々大人の務めだとも考えます。 次に、登校拒否児童の実態と対策についてお尋ねいたします。 かつては、いじめが原因で不登校になるパターンが多かったと伺っていますが、現在は、一見何の理由もないのに無気力になって不登校になる子どももふえていると伺っています。また、登校しても保健室にしか行くことができず、自分の教室に行けない保健室登校の子どもたちも多いと伺っています。 そこで、現在本市内の小・中学校で、不登校や保健室登校の子どもたちの現状はどのような状況なのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) お尋ねの不登校児童・生徒、11月末現在ですけれども、市全体で小学生が1名、中学生が21名、計22名、うち適応指導教室登校の児童・生徒が中学生5名です。また、保健室登校の児童・生徒ですが、小学生が1名、中学生が10名、計11名です。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 多いですね。そういった子どもたちに対して、どういった対策をとるべきと、教育委員会では学校やスクールソーシャルワーカーの方々と話し合いをなされ、そして、指導等を行っているのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) まず、予防策ですが、不登校にならないための魅力的な学校、学級づくりです。子どもが安心して充実した学校生活を送るための基盤は学級であり、温かい人間関係で結ばれた学級集団づくりが大切と考えております。そのために、教師が児童・生徒とふれ合う機会をふやして、一人一人のよさを認めて、そのよさを伸ばす指導を心がけるとともに、必要な場面では毅然とした対応を行いつつ、相手の身になって考え、相手のよさを見つけようとする児童・生徒を育成するなど、一人一人の児童・生徒がみずから存在感を実感できるよう、支持的な学級風土つくりに努めております。 改善策ということですが、実際に不登校になった児童・生徒に対しては、不登校の状況や対応、家庭の状況などに応じて適した訪問者が家庭訪問を行ったり、不登校児童・生徒に直接会えない場合は、手紙や電話などを活用したりするなどして、何らかの方法でコミュニケーションをとる努力をするなど、学校復帰に向けてきめ細かく対応をしております。 不登校の原因によっては学校だけでの対応に苦慮する場合があることから、スクールカウンセラー、あるいはスクールソーシャルワーカーと連携を図りながら、児童・生徒や保護者の生活などに目を向けて、その環境改善に向けた支援を行っております。ケースによっては適応指導教室への登校を促して、児童・生徒の状況に応じて慎重に丁寧に対応するように努めているところです。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕
    ◆5番(橋本善壽君) 11月末までで小・中で22名の数字と、かなり多い数字でびっくりしておるんですけれども、今おっしゃられたようないろいろな指導をなされていると。そうした結果、今までどういった実績があらわれてきているのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 昨年度の同時期には29名の不登校児童がいましたけれども、今年度は22名に減少しております。また、22名中5名が適応指導教室へ通い始めるなど、望ましい方向に改善しております。さらに、保健室等に登校している児童・生徒については、昨年度12名でしたが、今年度は11名で、1名減っております。しかも、一日中保健室で過ごすのではなく、教科や活動内容によっては教室へ戻ってクラスメイトとともに学習に参加できる児童・生徒もいるなどの報告が学校から挙げられております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) これからの将来は、このかわいい子どもたちの腕にかかっています。間違ってもいじめ等の問題で市内の子どもたちの中から痛ましい事故等が発生しないよう、教育委員会はもちろんのこと、学校を初め我々大人が守っていかなければならないと思います。 次に、五百川駅前開発についてお尋ねいたします。 五百川駅前広場の開発は、多くの駅利用者の方々は無論のこと、我々議員からも、狭くて危険であるので早急な開発が強く要望された経緯があります。今年度の予算において、五百川駅前広場整備費として416万円が計上されました。内容といたしましては、物件調査と測量、そして、不動産鑑定の委託業務でありました。現在の進捗状況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) それでは、お答えをいたします。 平成27年度で計上いたしました予算につきましては、駅前広場を整備することで歩行者の安全確保や送迎の車の安全な回転ができるように、事業に必要な用地の早期取得を念頭に置いて、各種の調査費を計上させていただいたところでございます。 進捗状況としましては、6月に測量調査を実施するための地域住民への説明会を実施をしております。9月末までには駅周辺の現況測量については完了をしたところでございます。また、物件調査等につきましては、6月の説明会時に駅周辺の具体的な計画案を提示し、その上で地域住民の意見を聞くと、そういった時間が必要であるとの意見が多かったために、現在まで未執行となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 私、ことし3月議会の予算編成質問時に、部長より、五百川駅前の調査がスムーズにいき、地権者との条件もあえば土地の購入等もなるだけ早く着手したいとの答弁をいただいておりましたが、どうなんですかね。今年度中に方向性がはっきりとされるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 地権者の合意が得られれば、事業用地を先行して取得をし、駅前広場を整備していきたいというふうな答弁だったかと思います。先ほど申し上げましたとおり、駅前広場全体の計画を策定しながら、地域住民の意見を聞きながら事業用地の必要性を理解していただくということが必要であるかというふうに考えております。朝夕の送迎車両による混雑緩和や歩行者の安全確保のためにも、暫定的な駅前広場の整備のための土地取得についても、今後理解が得られるような形で努めてまいりたいというふうには考えてございます。 このようなことから、年度内の土地取得につきましては時期尚早であると思われますので、今後につきましては、まず地域の皆様方からのご意見をいただいて考えていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 五百川駅を利用されている市民の皆さんは、本当に一日も早い駅前広場の開発、すなわち駅前で車が安全にUターンできるだけのスペースを望んでおります。駅前の将来的な開発計画は多くの時間が必要であり、また、予算も多く必要であることは、駅利用者の皆さんは十分に理解していると思います。でも、そういった現実の中でも確かに少しずつではあるが開発は進んでいるんだと、駅利用者の皆さんが理解していただけるような確かな足跡を残していっていただきたいと強く要望いたしまして、私の一般質問を終わりといたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君の一般質問を終わることといたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時15分といたします。 △休憩 午前11時05分 △再開 午前11時14分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △斎藤雅彦君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告2番、議席1番、斎藤雅彦君の一般質問を許します。 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 議席番号1番、斎藤雅彦です。議長より許可をいただきましたので、通告書に従って質問させていただきます。 まず1つ目、2025年問題について質問させていただきます。 団塊の世代が75歳に達する平成37年以降、市の対応について質問させていただきます。 昭和22年から昭和24年までの間に出生した、いわゆる団塊の世代の全ての方々が75歳を迎える平成37年、2025年以降の75歳以上の人口が急増することに伴い、発生が懸念される諸問題への対処が課題となっている現状です。本宮市においても、中長期的な視点に立った高齢者の健康寿命を延ばすための取り組みが必要と思われます。 昭和22年から昭和24年までの間の現住人口、さらに、平成37年時点の予想される65歳以上及び75歳以上の人口は何人くらいですか、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 平成27年11月30日現在の住民基本台帳によります団塊の世代、昭和22年から昭和24年生まれの方の人数は1,433人になります。全人口は3万760人ですので、4.7%になります。また、2025年の人口推計ですが、第6期の介護保険事業計画では、全人口が2万8,694人、うち65歳以上の高齢者人口は8,723人、全人口の30.4%、うち75歳以上が4,585人、全人口の16%の見込みと推計をしております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今のご回答で、65歳以上が30%、75歳以上が16%、さらに団塊の世代は4.7%というご回答でしたが、ちなみに全国75歳以上、これは人口ビジョンから、現在1,646万人、13%、10年後の2025年には2,179万人、18%、10年後にはさっきの4.7%がふえるようになりますので、全国で533万人、5%増になる計算でございます。 関連して、②ということで、平成37年(西暦2025年)以降の高齢者急増への市の取り組みについて質問させていただきます。 高齢者が尊厳を持ちながら住みなれた地域で自立した生活が送れるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制、いわゆる地域包括ケアシステムを構築する必要があると思われます。地域包括ケアシステムとは、保険者である市や県が地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくことが必要とされています。 そこで質問ですが、対策本部や委員会の設置のお考えはありますか。 よろしくお願いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 地域包括ケアシステムにおけます組織の設置についてでございますが、通告のこの後の質問の新しい介護予防・日常生活支援総合事業は、高齢者が住みなれた地域で生活を維持するため、地域包括ケアシステムの基本となる要素であります。市町村が主体に新総合事業に取り組み、生活支援、介護予防の充実に努めることが必要とされております。今後地域住民も含めた多様な主体の参加を促し、ともに支援、サービスをつくり出すために、住民や多様な主体の参画と合意形成が不可欠です。 目指す姿の合意形成を促進するためには、設置されている会議、例えば地域ケア会議、まちづくりのための各種協議会、市の地域福祉計画、そして、社会福祉協議会の地域活動計画の各種会議などの場を活用することが有効かと考えます。社会福祉法人、NPO、協同組合、自治会、民間企業等、地域の多様な関係者の参画を推進することで協議体を早期に設置し、これまで以上に幅広いネットワークを構築し、情報交換や連携を図っていきたいと考えております。 また、医療、介護、福祉の専門職同士による密接な連携も重要になります。専門職が個別の利用の支援ニーズに促した目標、ゴールをお互いに共有できれば、それぞれの持ち味を生かした役割分担のもと、最も効果的な支援、サービスが提供できます。専門職同士のつながりをつくるための連携会議の設置も必要であります。 なお、会議設置に当たりましては、今年度中に安達医師会と協議を進めることとしております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) ご回答に地域包括支援センターというのがありましたが、今現在地域包括センターの主な活動内容についてお尋ねします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 主な活動は、高齢者の介護、福祉、医療等の総合的相談、権利擁護、虐待等の相談、介護保険、ケアマネジャーとの連携、支援、要介護認定1、2の方の介護サービス支援などとなってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) あと、先ほどのご回答で、地域ケア会議というのがございましたが、地域包括ケアシステムを構築するためには、高齢者個人に対する支援の充実とそれを支える社会基盤の整備とを同時に進めることが重要とされていますが、これを実現していくために、厚生労働省は地域ケア会議を推進しております。この内容と市の実施状況についてお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 地域包括ケアシステムを構築するためには、高齢者個人に対する支援の充実も重要になってまいります。地域ケア会議の実施状況ですが、地域ケア会議の目的は、1つに、高齢者個人に対する充実した支援があります。これにつきましては、高齢者の個別課題の解決のため、地域包括支援センターで今年度から着手しておりまして、7月から2カ月ごとに1回、3ケースとして会議を開催しております。 もう一つ、地域包括ケアシステムの実現に向けた地域課題を解決するための社会基盤の整備になります。今後、医師などをメンバーとする地域ケア推進会議で地域の課題を把握し、介護保険事業計画書等への位置づけなど、政策形成の打ち合わせを実施することとしております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 関連して、高齢者の社会参加について質問させていただきます。 今後認知症高齢者や単身高齢者の増加に伴い、医療や介護サービス以外にも在宅生活を継続するための日常的な配食、見守り等の生活支援サービスを必要とする方の増加が見込まれます。そのために、行政サービスのみならず、NPO、ボランティア、民間企業などの多様な事業による支援体制を構築することが求められますが、同時に、高齢者の社会参加を一層推進することを通じて、元気な高齢者が介護現場や生活支援の担い手として活躍するなど、高齢者が社会的な役割を持つことで、生きがいや介護予防にもつなげる取り組みが重要だと思われます。高齢者の今後の社会参加について、市のお考えを伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 平成22年の国勢調査によりますと、当市の65歳以上の就業者数は1,359人となっております。働く目的は、収入のみならず健康維持のため、生きがい、あるいは社会とのつながりを持つためなどさまざまであろうと思います。市で行っております生きがいづくりと社会活動といたしましては、老人クラブ活動、生涯学習活動、シルバー人材センターへの雇用、就業支援、あとは高齢者いきいき交流事業、ふれあいサロンなど、ニーズにあった過ごし方、地域での居場所づくりなどに取り組んでいるところでございます。 今後も状況を見ながら、議員がおっしゃったような新たな取り組みも検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 先日、テレビで放映されていましたが、白河市の介護支援ポイント、あと、いわき市のボランティアポイント、これは65歳以上の方が介護現場で活躍している、そういう事業でございます。介護予防にもつながるという取り組みを実施していると思われますが、本宮市のこれらの予定とか、お考えを伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 介護支援ポイント、ボランティアポイントにつきましては、前回の議会でもご質問を受けておりますが、取り組んでいる市町村がふえてきおりますので、今後調査をしていきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 大切なのは、高齢者ばかりではなく市民による自主的な地域活動が地域包括ケアの発展と充実、認知症施策の推進において重要な役割を果たすものとして、市として活動のきっかけづくりやサポートの仕組みづくりを進めていくことが重要だと私も思います。 次の(2)の質問に移らせていただきます。 平成27年4月施行の介護保険法改正の取り組みについて質問させていただきます。 現在の市で実施されている予防給付サービスの実施状況はどういったものでしょうか、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 予防給付サービスの実施状況についてでございますが、第6期計画書での計画値は1カ月当たりの見込み数値となっております。居宅型が14種類ございますうちの訪問介護の計画値は、月7人で見込んでおりましたが、9月までのトータル人数を月数で割った1カ月分の単純平均になりますが、5人でありました。以下、訪問介護は32人に対し35人、通所介護は25人に対し41人、訪問リハビリは9人に対し9人、通所のリハビリは18人に対して33人、福祉用具貸与は15人に対し29人、訪問入浴介護は見込んでおりませんでしたが、1人の利用となっています。居宅療養管理指導は1人に対して1人、短期入所生活介護は2人に対し1人、短期入所療養介護は見込みなしでしたが、1人です。特定施設入所者生活介護は4人に対して2人、特定福祉用具購入費につきましては、年間なんですが、19人で、現在9人となっています。 また、地域密着型は3種類です。認知症対応型共同生活介護が1人に対し5人、小規模多機能型居宅介護及び認知症対応型通所介護は見込み、実績ともなしとなってございます。 さらに、住宅改修は、年間10人の見込みが8人です。 介護予防支援は、月110人に対して110人となってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) ご答弁の第6期介護保険事業計画に記載されていますが、平成27年度の見込み数、今伺いました。この事業計画の中が27年度の実績という面で、年間の件数と月の目標件数、その目標件数が月と年間ということでちょっとばらばらな数値になっていまして、私も見込みに対しての実績がどのような状況か、今ぱっと判断ができなかったものですから、例えば、数字がまだ達成されていないものについては達成見込みや原因対策はどのようにお考えなのでしょうか、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) ただいま実施状況を回答させていただきましたが、この中で通所介護、通所リハビリテーション、福祉用具貸与及び認知症対応型共同生活介護につきましては、見込み数値よりかなり伸びております。見込みは過去3年間の実績と伸び率での数値といたしておりましたので、見込み以上に利用者が増となっているところがございますが、あくまでも見込みですので、結果は結果として捉えればいいのかなというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 予防計画の中で、地域密着型サービスについては、ここ3年間予定数がゼロになっていますが、3年以降の実施になるのか、今後の実施予定についてお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 地域密着型サービスの認知症対応型共同生活介護につきましては、グループホームでのサービスになりますが、現在、1カ月当たり5人の利用となっております。ここについては、今後もグループホームと地域住民との交流活動を支援し、地域住民の認知症に対する正しい知識の普及啓発を図ることと考えております。その他の認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、これはデイサービスとか、ショートステイなどでございますが、当市におきましては、現在までに利用がないことから、第6期計画では見込んでおりませんが、今後必要により取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 関連して、②の質問に移らせていただきます。 介護予防給付の新総合事業の今後の市の対応についてお伺いします。 平成27年4月施行の介護法改正、予防給付に関する見直しは、新総合事業として、1つは介護予防生活支援サービス事業、2つ目は一般介護予防事業で構成されています。新総合事業では、要介護認定において非該当になった方でも、サービス事業対象者であれば改めて要介護、要支援の認定を受けずに介護予防生活支援サービスを利用可能とする内容ですが、今回補正予算に計上された介護予防生活支援サービス事業とは、これまでの予防給付の位置づけの介護予防サービスとの違いは何か、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 訪問介護、内容的には部屋の掃除とか、買い物等のヘルパー事業と、通所介護は食事や入浴などのデイサービスについてになります。これについては、27年4月1日から施行の介護保険法の改正によりまして、新しい介護予防・日常生活支援総合事業に移行されました。また、地域支援事業の介護予防事業で行われている一次、二次予防事業についても、新たに事業が再編されまして、あわせて新しい介護予防・日常生活支援総合事業となりました。 この制度は、要支援者等の多様な生活支援のニーズに対して、総合事業で多様なサービスを提供していくためのものです。市町村はサービスを類型化し、それにあわせた基準や単価等を定めることが必要となります。ただし、財源につきましては、今までどおり国・県補助を含めた介護保険事業の中で行われます。 なお、この事業の訪問介護、通所介護等、あと介護予防支援事業、ケアマネジメントになりますが、これにつきましては、平成29年4月までに完全移行するものとされております。そのほかについては、平成30年4月からの移行となりますが、訪問及び通所介護につきましては、27年度に移行した場合には、26年度実績額を基本としまして10%の加算額を上限とすることができます。本市としましては、一部でも新事業に移行すれば10%の加算メリットが受けられることから、27年度の来年2月以降から取り組むものとし、今回の12月補正において予算の組み替えを行ったところであります。 なお、今年度より訪問介護と通所介護は総合事業へ移行となりますが、NPO法人や一般民間事業所、さらには民間ボランティアなど、地域の多様な主体についての取り組みは、協議を重ね、国が示す平成29年4月までには進めたいと考えております。それまでは従来どおりの内容で実施と考えています。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今それぞれのサービス開始の時期等、お答えありましたが、今回サービスが開始になった場合、市民や事業対象者への告知の方法等はどういうものでしょうか、お願いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 事業の内容等につきましては、市民の方に随時地域包括支援センターにおいてお伝えするとともに、広報もとみややホームページ等で周知を図っていきたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今回の法改正は、2025年の問題に取り組み、介護予防に力を入れることにより健康寿命が延びることになります。健康な高齢者による自分のことを自分でする、みずからの健康管理、セルフケアによる自助、また、生きがい就労やボランティア活動や住民組織の活動などの互助により、介護保険サービス利用者を減らす結果になれば、介護保険料を抑えることが可能になるため、今回の新総合事業を重要事業として位置づけることで取り組んでほしいと考えます。 では、次の質問に移らせていただきます。 安達太良川周辺の災害対策についてご質問させていただきます。 過去に実施された安達太良川左岸堤防の本宮橋から安達太良橋間のボーリング調査の内容と結果について質問させていただきます。 以前から、台風で安達太良川が増水したときに、安達太良川左岸堤防の馬場町内側ののり面から水が出てくるという通報に、平成26年秋に県が実施したボーリング調査の結果が、連絡した付近の住民の方に何も連絡がなかったということでしたが、その後、連絡が市や住民の方にあったのであれば、内容とその結果について伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) それでは、お答えを申し上げたいと思います。 安達太良川につきましては、県の管理でありますので、平成25年9月5日に県の担当者と地域住民の方が堤防からの漏水や沈下の状況につきまして、現地を確認した上で、平成26年度で県のほうで堤防の地質調査といたしまして、ボーリング調査を1カ所実施をしております。その調査の結果につきましては、平成27年9月15日に地区の代表者を含めて報告をさせていただいております。 その内容につきましては、堤防の土砂の中に透水性のある土砂があったということもありますので、改めて平成27年度で調査箇所をふやしながら実施をし、調査の結果に基づき、漏水対策の設計を実施をすることとしています。 確かに安達太良川が増水をすることよって、一部の箇所で漏水箇所が見られるというようなことで、この調査の結果を見てもそういうことがわかるということで、県のほうでも把握をさせていただいたところでございますので、県のほうでは、平成28年度で漏水対策工事の予算を要求し、遮水層を設置する工事を実施するというような予定になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 27年度に再度ボーリング調査ということで伺いましたが、その内容については、左岸堤防の今度は川の内側についても再度調査するという話を伺いました。その調査結果により対応するということでよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 今ほど申し上げましたように、26年度でボーリングした調査につきましては1カ所でございます。1カ所ではなかなか内容としては不備であるというふうなことも県のほうでも認識しておりまして、改めまして堤防等々の箇所をふやしながら調査をして、その結果について漏水対策の設計をし、28年度でその工事をするというふうなことで聞いております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 安達太良川関連で、次の質問ですが、②番ふれあい橋の橋桁付近の右岸及び左岸の地盤沈下について質問させていただきます。 ことし9月に、同じ馬場町内の住民の方による要望があり、県に市長名で要望書が上がったと伺っております。さらに、10月中旬にはふれあい橋右岸の堤防の内側の第1段目、平らな箇所で補修工事が実施されました。あれで完了したとは思われませんが、その辺、今後の予定される調査や改修について伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 今ほど議員がおっしゃしましたように、確かに右岸側の一部を試験調査等をしまして、10メートルほど県のほうで実施をしました。実施の内容につきましては、28年度で右岸78メートル、左岸150メートルの工事をする際の基礎データとするために、どの程度の予算が必要かということで一部実施した経過でございます。この調査結果を受けまして、県のほうでは平成28年度で右岸側78メートル、左岸150メートルの工事を予算化をして実施をするということで予定をしておるところでございます。 引き続きまして、早期の実現に対して市としても県のほうには要望をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) ことし9月に記録的な豪雨により、国管理の1級河川の鬼怒川で起きた堤防の決壊は、茨城県常総市に大きな被害をもたらしました。茨城県常総市で堤防が決壊する予兆は、鬼怒川を管理する国土交通省も把握していたそうです。国土交通省によりますと、現場付近の鬼怒川は、河川法に基づく計画で十年に一度の大雨に耐えるため、堤防のかさ上げや幅を拡張するという工事を予定していたそうです。現場付近では、昨年から用地買収を始めたばかりで、改修の必要な堤防のうち、整備が終わったのは44%にとどまっていたということでした。川の堤防は、年2回職員が安全性を確認することになっております。現場付近では8月28日の直前に点検したが、異常はなかったということでした。このことから、本宮市でも今回のケースを一つの予兆と考え、いつあるかわからないような記録的な豪雨にでも対応ができるような対策が少しでも早く必要だと思います。 また、特別警報が発布されると、県から市に、市は住民に危険を伝える義務があります。また、特別警報などをもとに、市は独自に判断して避難指示を住民に発令します。住民にどこまで情報が伝わっているかはわかりませんが、自治体が出す避難勧告や避難指示に加え、自分がどういう水害の危険性がある場所に住んでいるのか、事前に作成された洪水ハザードマップで確認し、その上で水位情報などをマスコミから得て、早目の避難行動に移れるようにしておくことが被害軽減につながると思います。 関連しての次の質問に移ります。 (2)の避難場所の看板の更新についてでございますが、現在設置されている市内避難所の数と案内看板の数をお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、お答えしたいと思います。 現在設置されております市内避難所の数と案内板の数でございますけれども、避難所といたしましては、学校体育館や各地区公民館など45カ所指定をさせていただいております。その指定避難所の看板は、45カ所のうち25カ所に設置させていただいております。あわせまして、その指定避難所の方向を示す矢印の案内看板がございます。これも25カ所設置しております。さらに、避難場所周辺の案内の地図という形で13カ所設置いたしている状況であります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 現在避難場所になっている場所の案内看板は、当初設置されたままの状態でしょうか。また、合併以降に新たに避難所になった場所や避難所が移転した、または変更になった場所の看板は現在どのような状況になっているか、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 看板の設置の時期の関係でございますけれども、先ほど25カ所設置したというお話をさせていただきましたけれども、これは、東日本大震災の際に開設した避難所を中心に平成24年3月に指定避難所の看板を設置させていただいております。前々からあった部分もございますが、更新という形で、24年3月にこの25カ所を設置したということでございます。 それから、矢印の看板のほうでございますが、これはちょっと古く、昭和59年から昭和61年の3カ年にわたりまして、矢印の看板のほうは設置させていただいております。それから避難場所周辺の13カ所の地図でございますが、平成16年度から18年度の3カ年にわたりまして整備をさせていただいているということで、直近では、平成24年3月の看板ということになってございます。 それから、新たに設置した避難所でございますけれども、全部で4カ所ございまして、現在のところこの看板の設置はしていないという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 私、③番に質問を書かさせていただいたんですが、今ご答弁ありました矢印の看板が、本宮小学校の看板は、私の気がついたところで3カ所、6枚、電柱に表裏という形でついております。全部昭和59年から昭和61年にかけて本宮町の老朽化しているままですが、その辺の更新予定、また、更新するのであれば設置位置の検討、かなり高いところについていまして、なかなか見分けがつかない。ましてや夜でもわかりやすい工夫とかはできないものか、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 矢印の看板のおただしでございますけれども、設置当時の仕様といたしましては、道路通行者に見やすくて道路管理上も安全な場所ということで、車道面から案内板の下の端までの高さを5メートル以上、歩道面から案内板の下の端までを4.5メートルという形の中で設置をさせていただいておりました。遠くからの視認性という部分も勘案してそのような形になっているものと思っております。 それから、案内板の文字と矢印も、反射シートを使用して夜間にあっても確認できる仕様とはなっておりますが、時間も経過して老朽化しているという部分の中で、少し見づらくなっているという部分があるかと思います。 それから、本宮町という表示になっておりますので、こういった合併前に設置した避難所看板の名称変更が完了していない施設につきましては、本宮市へ修正するように早急に対応してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干補足をさせていただきたいと思います。 今、部長答弁をさせていただいたことについてはそのとおりでありますので、そういう形で進めさせていただきたいというふうに思っています。 ただ、これから安達太良山火山のハザードマップを作成してまいります。今までの本宮市の避難所、特に旧市街地、高木地区の避難所と申しますと、水害を中心にした避難所ということで想定をさせていただいていたのが主な状況です。そこの中に、ほかに地震が入り、それから今度火山が入ってきます。そういう中で、3つの災害、あらゆる災害に避難所が全部適合しているかというと、そうではないという状況がございます。その辺を含めまして、水害時の避難所、地震時の避難所、火山時の避難所、これなんかもトータルで区別をしていかなければならないというふうに考えておりますので、火山のハザードマップ、早急に作成をさせていただきますけれども、そういう形の中でトータルで考え、市民の皆様方に周知をさせていただくと。避難所の場所、わかりやすく設置させていただくということは、今後大切なことかなと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) それでは、最後の項目の質問に移らせていただきます。 本宮小学校前の通学路についてでございます。 過去に住民に向け説明会を実施した通学路拡張工事の内容についてということで質問通告させていただきましたが、再度地権者に聞き取りを実施したところ、説明会は実施されていないということが判明しました。しかし、地権者は道路拡張の図面を見ているということでした。口頭で話があったということでしょうか。少なくとも旧国道と本宮幼稚園の市道との間が約半分、2倍の広さに拡張されているような状況を考えると、その当時は計画があったと思わざるを得ない状況です。また、地元住民は、道路がいつ広がるのかと思っております。 本宮市の通学路でさらに避難路にもなっているこの道路について、今後の計画があるのか、もう計画はなくなったのか、お伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 今ほど議員がおっしゃいましたように、住民向けに過去に通学路の拡張整備ということで、説明会を当時は町が開催した経過がなかったということでございます。市のほうでもさかのぼって調べてみましたが、そういう経過はございませんでした。ただ、一部広がっている部分があるということにつきましては、いろいろ調べさせてもらいましたが、平成5年あたりから平成7年にかけて一部個別に買収をした経過があるということで、改めてここの通学路としての整備をするんだというような意味での買収ではなかったような経過があるようでございます。 この道路につきましては、確かに通学路で、狭いというような状況もございますが、現在県道は朝大変渋滞をしているというようなことで、堤防が迂回路になっているというのが現状でございます。ここを広げることに関しては、県道から堤防の間の道路を迂回路に使うということで、かえって危険になるというようなことで、学校、PTAの方たちからご意見はいただいているところでございます。そういったことも含めまして、現在のところ住民説明会を含めまして、拡張するというふうな計画は今のところないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君。     〔1番 斎藤雅彦君 登壇〕 ◆1番(斎藤雅彦君) 今のご答弁にもありましたように、狭いから迂回路という形になっていると思われます。今回このようなケースは財政状況が理由の一つと思われ、仕方がないことかもしれませんが、道路改修や補修の要望は過去にも相当数あり、毎年上がってくる要望は、予算がないということでその場限りにはなっていないでしょうか。改修が必要な道路は、放っておけば悪くなる状況なのに、役所に要望したがまだ直らないという話で終わってしまっているのであれば、何のために要望なのか。せっかくいただいた住民の声が無になってしまいます。 毎年上がってくる要望などの情報については一元管理し、見える化しておけば、職員の方が異動したり、年度をまたがっても情報が引き継がれ、対応が完了しているのか、まだ懸案事項で残っているのかが一目瞭然で、実施していないとわかることで、これらのことを実施していないということであれば、かなり問題ではないかなと問題提起をさせていただいて、私の質問を終わらさせていただきます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 1番、斎藤雅彦君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時59分 △再開 午後1時00分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △国分勝広君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 通告3番、議席18番、国分勝広君の一般質問を許します。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕
    ◆18番(国分勝広君) 通告いたしました大項目3点について質問させていただきます。 まず、豪雨時の水害対策でありますが、去年は広島市、そして、ことしは茨城県常総市、水害がありましたが、そのテレビに映らない去年おととしの鳥取県、島根県、中規模の大水害が床上浸水とか、中規模ですから50から100、多くあったと、この前テレビで報道していましたけれども、これからはやはり中規模の災害の大雨のときに避難勧告を早くすれば、島根県とか鳥取県のように人的被害が少ないと、こういうことでありました。 そこで水害の話ですが、五百川、前回ゲートポンプ場を設置して、その後に五百川の土手から水があふれてあの近辺が水浸しになったと、こういうことでありましたけれども、そのときに、ちょっと過ぎてから、五百川の橋をかけかえようと、こういう話になったわけでありますが、あの橋は昭和42年建設で48年間経過しているわけなんですが、その後の話はどのようになっているのか。かけかえるのか、かけかえないのか、その進捗状況等をお聞きしたいんでありますが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) それでは、お答えを申し上げたいと思います。 五百川につきましては、県の管理の河川でございますので、築堤工事につきましても、平成20年より継続して県のほうで実施をしているところでございます。平成27年度につきましても、右岸築堤、日和田側につきましても、予算化されて現在実施がされているところでございます。 五百川の橋のかけかえにつきましても、平成27年度で橋梁予備設計、それから、測量設計も予算化されておりますので、築堤事業とあわせて計画的に進められているところでございますが、市としましても、事業が早期に進むように要望はしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) あの水害のときにどういう原因で土手から水があふれたのかと。水量もさることながら、水が引いてから行ってみたら、橋脚、あの五百川の橋3本立っているんです。一番手前の橋脚の前と後ろに土砂が堆積して川幅が狭くなっている。それと、もう一つが上からの材木、立木、膨大というか、ひっかかっていて流路を狭めた。これが一番の原因であると、私はこのように思いました。ですから、橋をかけかえないのであれば、こちらがこのようなことを県に要望するべきであろうと。 県道須賀川・二本松線で須賀川の滑川、清陵情報高校の300か400メートル前、迂回路をつくってかけかえ工事をやっているんです。ここも大体聞いてみたら、流木がひっかかって、県道が水浸しになると、こういう理由が一つであるということでありますが、もしかけかえが遅くなるようであれば、高倉橋から日本橋、4号線のところまで、あそこはアカシアの立木が無数にあるわけなんです。10メートル超、15メートルくらいになっているものもありますけれども、何百本もあるわけですから、あれが大水のときに倒れたり、倒れたものがひっかかればまた同じ結果になるのかなと。 五百川橋の上流、確かに土盛りはしましたけれども、川の中の材木の撤去、それと、橋脚の周りの土砂の撤去を要望するべきだろうと、このように思うんですが、その辺をどう要望しているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 今おっしゃられますように、確かに河川の中には木や草等々が生い茂っているというような状況もございます。土砂がまた堆積をしているというふうな状況でもございますので、こちらにつきましても、県のほうには何度となく適正な維持管理というようなことで要望させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) これは県管理でありますから、県がやるかやらないか、市としては要望だけになるだろうと思いますが、いずれにしろ、橋がかけかえをしなければ、土砂の撤去、アカシアの何百本もある木を川の中から撤去すると、解決方法はこれかなと。そのように要望をするべきであろうと、このように思っております。 そこで、2番でありますが、安達太良川、市政懇談会で地域の方からも出ましたけれども、河床の整備をしていただきたいと。行ってみると、確かに川の中に大きい木がいっぱいあると。あれが万が一大水のときに倒れて東北本線の鉄橋にひっかかれば、これまた同じようになるのかなと。流量にもよりますけれども、あそこの土手から水があふれたらどういうふうになるのか。北側は舘町住宅団地ですか、あそこに行くだろうと。南側はどうなるのか、谷病院のあたり、あそこら辺が水浸しになるであろうと、私はこのように思うわけなんです、五百川の例から、滑川の例から推察すれば。現在鉄橋から下は確かに木は切りました。あそこの上はいつやるんでしょうか。この辺お聞きしたいんですが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 安達太良川につきましては、本年10月に地区の代表の方と市で、県のほうに適正な管理について要望させていただいたところです。その後、県の対応としまして、確かに今申し上げられたとおり、JRから下流につきましては、太い木につきましては伐採をさせていただいたところでございます。その上流につきましても、今後JR等々の協議も含めまして実施をしていくというふうなことですので、改めて市としても要望をしていきたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 安達太良川の橋、千代田橋にもかなりの大きい木が結構あると。あれが大水のときに、あの辺は堤防の高さが低いわけですから、あっという間に増水するだろうと。流量にもよりますけれども、先ほど言ったように両側からあふれるだろうと。これは危機管理ですけれども、ですから、鉄橋から上、そういう大きい木を撤去することを要望すべきであると、私はこのように思っております。なってから誰がいいの悪いのと言ったって遅い話ですから、その辺要望していただきたいなと。住民の安心ということであります。 ということで、2番目に行きます。人口減少緩和策についてであります。 現在社会保障・人口問題研究所の予測で、2025年、10年後には約10%人口が減るであろうと。1億1,520万人、24年後には1億人を切ると、こういうふうな予想でありますが、本宮市でもこのように減っていくわけです。2035年には2万7,100人、3,400人。生産年齢人口、主に働いている人、納税者が3,500人を切り、1万4,570人になると。2045年、30年後2万5,000人を切れるだろうという予測推計です。2045年には、生産年齢人口、5,530人、減少するであろうと。働いている人の30%と、こういうふうな状況になると。 人口減少緩和策は、人間は工業製品ではないのでありますから、自然増加、もしくは自治体同士の人口の取り合い、社会増、この2つしかないわけなんです。社会増は、よその自治体から人間を呼び込もうということでありますけれども、日本全体で人口は減ると。いわゆるゼロサムゲームというものです。それよりもマイナスサムゲームと、こういうふうになるわけです。 本宮市では、婚活支援とか、そういう自然増、子育て支援策はやっているわけでありますが、社会増に対して、現在本宮に移住する人に奨励金を進呈すると。これ以外に何か考えているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまの議員の人口増対策とした中で、社会増に対しての何か現在の取り組みはということでございます。 議員のご説明の中にもありました宅地造成、さらにはマイホーム取得に対する奨励金、いわゆる定住促進の奨励金としまして、昨年度から国の地方創生に先駆けまして、まずそういった形で進めさせていただいているところでございます。 社会増につきましては、今回の人口ビジョンの中でも分析等をしておりますが、就労環境であったり、子育て環境であったり、そうした部分が移住を検討する要因になっているというような人口ビジョンの中での分析結果が出ているところでございます。 そうした中で、本宮市総合戦略、今回作成させていただきましたが、そういった部分で、子育ての関係では昨年から実施しております保育料の支援、さらには医療費等の無料化ということで、子育てしやすい環境等の実施に努めているところでございます。現在そういった形での取り組みの中で、社会動態での人口増ということで、施策として目指しているわけですが、そのほか、今回の総合戦略の中にもお示しさせていただいておりますが、就労環境の改善、これにつきましては、市だけではなかなか取り組むにしても成果を出せない状況にあるところでございます。ですから、国並びに民間の企業さんとの連携を図りながら、そういった部分も改善していくことで、社会動態の増を目指していきたいというふうに考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 私、前にも人口減少緩和策、国でも言っているわけなんですが、結局未婚率を下げると、自然増が一番であろうと。これはゼロサムゲームではなくて、それこそプラスのゲームでありますから。 それで、社会増でありますけれども、これは1回言ったと思うんですが、国土交通省の居住に関する意識調査、住みかえ時に重視する優先度、1番、物件のよさ、広さ、価格、マンションの場合、広さ、間取り、築年数で34.2%、交通利便性のよさ、主にこれは勤務先、職場が近いが29%、自然環境のよさが11%、医療、福祉環境の充実が10%、合計84%、100人中84人は住みかえるときにこのような論理で動くのであろうと。これはあくまでもデータでありますから、一般的に企業とかはデータを重視しますけれども。 そこで5番目、治安のよさ、6番目、商業施設の充実、7番目、地域のまちのイメージのよさ、8番目、子育て環境、保育所、幼稚園、小・中学校の充実、行政サービスの水準の高さは1.7%、100人のうち1.7人しかこういうことは考慮していないということであると。 その次に、最近出ました内閣府の住生活調査、調査は、全国の成年男女3,000人対象で、面接方式で実施、有効回収率58%。住宅選びで最も重視することについて、立地の利便性が46%、2番目が広さ、間取り、物件のよさが16%、立地の安全性、これは災害に遭ったときに自分の家の下の地盤が崩れたり、上から崩れて埋まったり、そういうことがないような安全性、これが立地の安全性であります。 それで、住宅購入時の新築か中古かの選択では、新築一戸建てが63%、マンションが10%で、新築志向が73%であったと。中古が9.9%であると、こういう結果でありますが、社会増を図るのであれば、こういうデータをもとに政策を組み立てるのではなかろうかと。簡単に言えば、本宮に住む人に20万円を進呈すると、これは考えてみたって9番目なんですよね。ですから、国土交通省と内閣府の調査の1番、2番は大体合致していますけれども、こういうことを考えるべきではないのかな。 そういうことを考えて社会増を図るというか、人口減少を緩やかにするというのでありますが、であれば、今言ったような内閣府とか、国土交通省が考えてその政策に沿ってやるとするのであれば、どこに人を呼ぶのかなと、こういうことになるわけなんですが、そこで、まず本宮市の人口の推移、本宮の1区から9区まで、簡単に言えば、上ノ橋から石雲寺のもうちょっと先なんですが、平成19年から28年までのデータにすればここが一番減少率が多い、14%であると。2番目が、これは白沢全域なんですが、12%減だと、こういうことなんです。総数で1,050人、1区から9区まで586人で、どこが一番減少率が少ないのか。10区から14区、これは8年間で1.3%、97人だと、こういうことなんです。青田、荒井地区、本宮市で言う大字地区、ここはプラスになっている。みずきが丘はふえていますけれども、全体に考えれば、マイナスの2.4%であると、こういうことであります。 ということは、大字地区、この辺に人口を呼び込む余地があるのかなと、私は考えるわけなんであります。であれば、五百川駅の周辺の狭い道路を拡幅してやるとか、ここに私書いたのは、五百川駅前の駅東側の市道四合田・新介線とか、ダイユーエイト、エイトタウンの向かいの市道関畑2号線、こういうところを何とかすればこの辺に住宅地を呼び込めるのかなと。そのほか、書かなかったんですが、北ノ内、沢田、長山、あの辺だと思うんです。 国も言っていますけれども、三世代同居、同居しなくてもいいですけれども、宅地が約100坪くらいあって、小さい家を2軒建てて、そういう形の同居をすれば真ん中の働く人が楽だなと。これは福井県とかでも同じですけれども、そういう形にもっていくべきではないのかなと。簡単に言えば、坪10万円以下であればいいのかなと、そういう政策に方向を転換するべきではないのかなと、このように思うんですが、その辺の考え。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまの議員からのご質問にお答えしたいと思います。 宅地の価格につきまして、できるだけ安価で、10万円以下であれば、そういった人口増につながるのではないかというようなご質問かと思います。 宅地の価格につきましては、社会情勢、経済情勢等によって変わるものでございますが、都市部に近ければ近いほど価格は高く、また、外れていけば安くなるということで、議員のお話にもありました、いわゆる若干中心市街地から離れた部分につきましては、そういった形での提供も可能になるかなというふうに考えておりますが、市でそういった事業を、しからば実施が可能かということにも関係してくるかと思います。できる限りそういった宅地を移住を望んでいる皆様方に提供ができれば、非常にありがたいと市としても考えておりまして、そういった環境につながっていくようなことで、先ほどお話しさせていただきました宅地造成の奨励金であったり、マイホーム所得の奨励金によりまして、そういった専門の事業者が宅地造成がしやすい環境を支援していくということで考えた施策でございます。 さらに、そういった事業を推進するためにも、市のほうとしましては、宅地事業者の方からのご相談を受け付け、一括しての協議、対応等をしながら、宅地造成の誘導に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 本宮の工業、立地企業で、総務部長に前ボーナスのことを言ったときがありますよね。建設業の夏のボーナス、あと介護とか、日本経済新聞に出ていたわけです。ということは、あれを見れば、どういう人が本宮近辺に住んでいるのかなと、わかるわけなんです。そういう施策に沿って住むところを考えていかなければならない、このように思うわけなんです。 次に移ります。 本宮駅の自由通路と駅舎改築の話でありますが、 ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員、(2)番の拡幅改良すべきと思われるがという質問はいいんですか。 ◆18番(国分勝広君) (2)番ですか、さっきしましたけれども。 ○議長(渡辺由紀雄君) では、いいんですか。 ◆18番(国分勝広君) 関畑2号線と四合田・新介線の話は、拡幅していけば、あの辺に廉価な宅地を供給できるだろうと、今答えましたけれども。 3番に行きます。 前の自民党税制調査会長、野田毅さん、政治は何でしょうか、政治は税であると。国民が納める税をどのように配分するのか、これが政治であると。昔の財務大臣、塩川正十郎さんも、政治は税であり、財政であると、こう言ったわけであります。自治体も同じであります。住民が納める税をどのように配分して、住民生活の環境、福祉の向上を図っていくのか、住民が納得する税の使い方をすべきであろうと、私はこのように思っております。 それで、この自由通路、大分お金がかかるわけなんですが、医療機関でやっておりますインフォームド・コンセント、あなたの病気はこのような病気ですよと。この治療方法は、例えばがんなら3つありますよと。抗がん剤、手術、放射線治療、期間と、どのくらいかかるんですかと、料金まで説明するんです。それで患者が選択する。これがインフォームド・コンセントなんです。 このようなさっき言った税の使い方、28億円もかかるわけなんでありますから、これは一般財源の3割近く使うわけなんですが、まず納税者である市民に、残った借金を払うのも市民でありますから、先に説明するべきであろうと。この事業を行う目的と成果として、どのような本宮市の発展につながっていくのか。まず、どのようにして東西をつなぐ自由通路をつくると発展していくのかを具体的に説明していただきたいんですが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) それでは、お答えをさせていただきます。 今ほど質問がありましたように、まず、1点目に、この事業を行う目的と具体的な成果についてはということでございますが、この事業を行う目的としましては、市街地の分断を解消しまして、本宮駅の利便性を高めながら駅周辺の都市機能の集積を生かした住環境の整備によりまして、暮らしやすい居住の場としての魅力向上や東西地域の相互交流によりにぎわいを創出し、市街地の活性化や定住促進につなげるものでございます。 また、具体的な成果といたしましては、東西自由通路を整備することによりまして、安全・安心な移動ができ、駅舎の橋上化により自由通路と駅改札口が接続され、利便性が向上するものでございます。 エレベーター設置によるバリアフリー化により、快適な移動ができますし、西口広場を整備することで、駅東西に人や車などの流れが分散され、混雑を改善することができます。東西地域の一体化により市街地の活性化につながり、本市玄関口としてのイメージアップにより、市全体のポテンシャルが向上するなどでございます。 しかし、これらの都市基盤整備だけでは活力あるにぎわい創出には結びつきませんので、夏まつりや秋祭りなどの伝統行事を継続することで、新たな集客イベントなどを開催しながら、ソフト事業の展開など、相乗効果によりまして、活気に満ちたにぎわいある本宮市の創出につながるものと考えております。 なお、今回議会からの要望等もありますように、本宮駅周辺東西アクセス整備事業につきましては、社会資本整備総合交付金事業を活用しながら、引き続き実施をさせていただくということで考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 発展、成熟につながるのなら、こういう人口は減少しないはずではないのかなと。それで民間投資が起きると、これが発展、成熟だろうと。私は人口の予測がこういうところに、民間投資は起きるのだろうかと。確かに利便性は増しますけれども、発展にはつながらないであろうと。これは大方の本宮市民の見方がそういう見方であると、こういうことであります。 そう思っているんならそれで結構なんですが、2番に行きます。 どのような地域の人に対してどのような便益があるのか。今私答えたからいいか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員、今のは質問でしょう。 ◆18番(国分勝広君) はい。 ○議長(渡辺由紀雄君) ですから、答弁を求めますよね。答えたからいいかではなくて、答弁を求めてください。 ◆18番(国分勝広君) どのような便益があるのか、10区から14区の現在何人住んでいるのか、6,400人であると。このような人に対してどのような便益があるのかなと、この辺。 あと、東側にもたくさん住んでいますけれども、どのような便益があるんでしょうね。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) それでは、お答えさせていただきます。 どのような地域の方に対して、どのような便益があるのかということでございますが、まず、自由通路等を整備することによりまして、歩行者の東西間の移動が短縮されます。歩行者の利便性が向上し、東西地域の交流と回遊性が生まれる効果が期待されます。また、屋根のある高幅員の通路によりまして、歩行者による快適性が向上するとともに、バリアフリー対応としてのエレベーター等の設置によりまして、高齢者や障がい者の方にやさしいまちづくりが創出できる効果が期待されると思っております。 自由通路の整備にあわせまして、西口駅前広場を自動車やバス等の多様な交通手段に対応するターミナルとして整備することで、西部方面や国道4号線からの広域的なアクセス性が高まり、交通環境が便利になるとともに、東口広場の混雑緩和などの効果が期待されるものと思っております。 本市の玄関口として駅周辺の商業、住宅地にふさわしいポテンシャルを高めながら、遊休地の活用や土地利用の転換の誘導が期待されまして、民間投資を誘発するなどの効果が期待できるものと思われます。これら総合的な効果によりまして、特定の地域、特定の人に対してではなく、市全体への便益をもたらせるものと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 次に、3番へ移ります。 この事業の費用は幾らかかるのか。これはこの前出していただきました。総事業費が約28億9,000万円、自由通路だけでは22億8,200万円、国の補助9億1,300万円、借金11億2,500万円、利息2億3,200万円、それから、基金にも出費しますから、市の出費が16億5,700万円と、こういうことであります。 それで、誰がどのようにして払うのか、こう返済計画がありますが、2035年、人口が減ったときまで払うわけなんですが、私らの代でなくて孫、子が払うことになるわけなんですが、ですから、私は払う金だけでなくて、収入はどうなのか。最低でも2025年分、今から10年後で10%以上減る2035年、ここまで財政の収入の計画は出すべきではないのかなと。大体税収が幾らで、交付税がこうなって、標準財政規模、幾らで、どうと。そういうことを出さなければ、払う金だけ出したって入ってくるのが全然なければ、こういうのは企業では通用しないでしょう。企業は収入を予測するわけだから、それをもとに設備投資するとか、給料を上げるとか、企業買収をするとか決めるわけですから。ですから、2025年、平成37年までの収入予測、財政予測を出すべきだろうと、このように思うんですが、どうお考えですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 本宮駅東西自由通路にかかります将来の負担といいますか、それに係る収入の部分が明記されていないと言いますか、そういうおただしかというふうに思います。 これにつきましては、健全化計画の中で、今おただしがありました事業にかかる経費を速やかに円滑に実施できるというふうなことを含めた中で、歳入についても当然現状考えられるものを全て出させていただきながら、それに基づきまして計画をさせていただいているという状況にあった中で、今回、駅の東西自由通路に係る部分の経費についてどのような状況になるのかということで、担当部署のほうで計画の内容について説明をさせていただいた、その中身が議員のおただしのものかなというふうに思っております。 収入につきましても、繰り返すようで申しわけありませんが、今後考えられる収入全て、健全化も含めた中で見させていただいた中で実施をさせていただいておりますので、その辺は今後当然長期にわたる計画ということでもありますので、その都度ローリングと言いますか、見直しをかけながら、修正を含めて実施をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干補足をさせていただきたいと思います。 議員ご心配のことはごもっともだというふうに思います。自治体として大きな事業を携わる場合、必ず長期間の借金をしていきます。本宮で言いますと、工業団地もしかりでありますし、学校建築もしかりでありますし、最近終わりました栄田ニュータウンもそうであります。そういう中で、ある程度の長期間の中での負債を起こしながら、市民の皆様方が必要であるというものをつくっていくと。これは後世の方々に負債を残すということであれば、それはそれまでであります。そのとおりでありますけれども、しかし、それがどれだけ社会貢献をしていくかというふうなこと、逆に考えれば、そういうことも大切だということがあります。 工業団地にしてみれば、あの急な社会情勢の変化によって本宮市は大変な状況に陥りました。まだ負債を返しているという状況であります。しかし、一方では、県内有数の工業団地、物流都市として本宮が認められるようになったということも事実であります。このことについては、今現時点で予測できる財政健全化計画を立てながら、できるだけ負担を少なくするべく努力をさせていただいておりますし、本宮の駅舎につきましては、四半世紀にわたる前から地域の方々、住民の方々がぜひこれをつくってほしいという強い要望があるというふうなこと、これについても応えていかなければならないというふうに思っています。 また、議員も以前駅舎の必要性はおっしゃっておられたと思いますけれども、西側からのアクセスをよくすることによって、自然に都市というのは西側に延びていきます。そういう中で、JRの西側といいますのは、市役所を中心にしたこの部分、この開発等々も考えられますし、また、近隣自治体の利便性も考えられます。そういう意味では、ある程度長い時間、スパンで見た場合に、やるべきときにやらなくてはいけないという決断をしなくてはいけないのかなというふうに考えておりますし、今議会の常任委員会の報告の中でも、議員の皆様方、委員の皆様方一致の上で、財政に十分考慮しながらこれを進めるようにという意見もちょうだいをいたしました。また、その前の議会におきましても、3億円の基金をお認めいただいたところであります。 お金がかかるということは事実であります。そういう中で、しっかりとした運営を図っていく中で、できるだけ負担を少なく、地域の方々に理解を得られるような立派な駅舎自由通路をつくっていかなければならない。そのことによって、議員は大多数の人がそれで発展をしないとおっしゃるというお話をされましたけれども、市に来ている要望については、それについての効果は大きなものがあるのではないかという意見が多いというふうなことも事実でありますので、今後議会の皆様方、議員ともいろいろお話をさせていただきながら、進めさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) お言葉ではございますが、本宮市民全部思っているわけではないです。私が聞いた範囲で、この財政計画を話しすれば、私らは自由通路だけでいいんだと、こう言っているのが大半なんです。いや、駅舎を立派にして、そんなこと頼んだ覚えは、俗に言うステークホルダーと言われる人がそう言っているだけであろう。 最近、説明不足で住民投票ということをかなり、千葉県袖ケ浦市、駅西側開発、アクアラインができてから、これは反対多数であったと。何でか、ストロー効果で吸われて、隣の新日鉄、住金の業績が悪化して税収が下がっているときにこんなことをやったらと、そういうことであります。四街道市、これは地域交流センター、8万6,000人、投票率47%、賛成が24%で反対が76%。この前言いました長野県佐久市、人口10万人、これは議会は全員賛成、市長の提案ですが、投票率54.8%、賛成28%、反対70%。何をやっているんだ議会はと。 私はそういう将来に責任を持つという意味では、やはり住民が納得するべき、住民に先に説明するべきであろうと。住民の皆さんがいや、やれやれ、借金は幾らしてもいいからやれと言うんならそれは結構ですよ。住民投票なんてやることないんですけれども、その次には、最近では茨城県つくば市、300億円。こういうふうに全然行政と住民の考えが乖離しているからこういうことが起こるのではないですか。愛知県小牧市、42億円で図書館をつくる。これは住民投票になりましたけれども、反対多数で。 ですから、先に市民の納得をさせる説明をして、選択させるべきだと思うんですが、この辺の考え。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 住民投票で否決された理由はそれぞれあろうかと思います。また、それが本宮と全てイコールだとは私は思っておりません。 そういう中で、住民の皆様方、地域の方々の意見を聞くべきだというふうなこと、何か物事をやって、100%の賛成を得るということはまずあり得ない話であります。そういう中で、多くの方々のコンセンサスを得て事業を進めていくということがまず大切なんだろうというふうに思っています。 そういう中で、議会の皆様方のご指導もいただきながら、まずはアンケートをとらさせていただいた中での駅舎の要望が多いということ、それから、駅の利用者、近隣の方々のアンケートもとらさせていただきました。多くの方々が早くこれをつくってほしいというふうな要望があったということもあります。これにつきましては、議会の皆様方のご提言もいただきながら、担当部、それから検討委員会の中で真摯に進めさせていただいてきたことだというふうに考えております。 また、自由通路だけというふうな話もございました。自由通路だけのところを私何カ所か見てまいりましたけれども、先ほどもお話がありました高齢者の方々には全く利便性につながらない。自由通路にエレベーターがついていても、駅舎に行くと階段を歩かなければいけないと。自由通路だけつくっているところは、いつかつないでいこうというふうなことで、その高架橋との間を狭くしたりしておるんですけれども、いまだになかなかそれがつながらない。これはやるということであれば、ある程度の利便性を考え、それから高齢化社会を迎えるに当たっては、今駅の利用もふえております、あそこは年間130万人の方が使っておりますので、これを考えたときにはトータルしてしっかりした駅舎をつくっていく、後に後悔をしないというふうなこと、できるだけシンプルで機能的な駅舎を考えていきたいというふうに考えておりますので、市民の皆様方からの今後ともご意見をいただきたいと思いますし、議会の皆様方のご指導も賜りたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) そうおっしゃいますが、本来ならば、ずっと前から計画して、毎年1億円ずつくらい積んで、4.8億円も基金を積んでからこういうものをやるべきであろうと。塩川正十郎さん、人口減少下での公共政策は財政の将来推計が必要だと。人口がふえた高度成長の時代には、政策決定が短期的にミスが起こっても資源配分が取り返される。しかし、人口が減る低成長時代は政策決定のミスが致命的になる場合もあると、こういうことであります。 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員、今の件に関して答弁は求めないでよろしいですか。 ◆18番(国分勝広君) 最後のは感想ですから。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後2時5分といたします。 △休憩 午後1時51分 △再開 午後2時03分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △石橋今朝夫君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告4番、議席2番、石橋今朝夫君の一般質問を許します。 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) ただいま議長より指名をいただきましたので、通告により一般質問をさせていただきます。 まず最初に、岳山ふれあいの森実習館について、震災以降の状況と対策について質問させていただきます。 岳山ふれあいの森については、旧白沢村において通称ふるさと創生事業を機に用地の取得を行い、岳山生活環境保全整備事業として整備し、平成6年6月に着工し、供用がされました。その後、平成8年4月までに岳山ふれあいの森実習館、共同炊事場、テントデッキなどが整備され、供用開始されました。白沢村村内小・中学校を初め近隣の市町村の方に、花見、芋煮会、バーベキュー、キャンプなど、野外活動の拠点として多くの方に利用され、にぎわっておりました。岳山ふれあい実習館条例によりますと、設置目的は、農林業に関する知識及び技術の取得と豊かで潤いのある生活の向上及び健康増進を図るため、ふれあい実習館を設置するとあります。 先日、訪れてみましたが、一見して管理が行き届いていない状況を実感いたしました。雑木は伸び放題であり、倒木は切りっ放しであります。市は昨年キッズパークをオープンしました。新しい施設の管理に精いっぱいで、過去につくった施設の維持管理は手が回らない状況なのかと思っております。こういうことであれば、新しい施設も同じ状況になるのではと心配であります。岳山ふれあいの森及び実習館について、条例の設置目的にあわせた利活用を図ることが必要であると私は思っております。しかしながら、現状では放射能汚染対策など、課題も多いことも承知しているところであります。 そこで、震災以降の状況と対策についてでありますが、震災前と震災以降の利用者の数についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 震災後の岳山ふれあい広場の関係でございますが、東京電力の放射能汚染ということで、平成24年度に除染作業を実施したところでございます。除染と言いましても、キャンプデッキとか、ふれあい広場、ある程度の平場のみでございまして、面積は1万1,000平方メートル、全体の中で見ますと約1割強ということで、やった当時については当然線量が下がったということでございますが、地形的な問題もございまして、さらにバックグラウンドに山林を抱えているというようなことで、現在線量については横ばい、もしくは、場所によっては側端部あたりでは上昇している傾向にあります。 利用状況でございますが、震災前はそれなりの人数の訪れる皆さんがございましたけれども、24年度、25年度については除染のために休館という形をとらせていただきましたけれども、26年度につきましては575名、27年度でございますが、現時点で560名というようなことで、急変している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 岳山ふれあいの森実習館について、除染対策は1万1,000平方メートルと伺ったんですけれども、行わないとしたら、なぜ行わなかったのか。そして、さらに今後の除染計画についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 行わなかったというのは山林部分のことかと思いますが、約9割弱が山林でございまして、山林については現在除染の方向性が定まっていないということで、実施をしていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 岳山ふれあいの森実習館については、維持管理が不十分であります。現在の施設の管理は誰が行っているのか。また、27年度の実施時期は何回くらい行ったのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 実習館もそうでございますが、施設全般につきましては、シルバー人材センターのほうに委託をしておりまして、年2回ほど草刈り作業を実施してございます。また、実習館の管理につきましては、これもシルバー人材センターにお願いをいたしまして、土日及び休日については管理業務を委託しているところでございます。 なお、全体的な管理については白沢総合支所で行ってございますが、月1回の巡回、さらには台風とか、大雨、これらに関しましては、速やかに事後の点検をして、山林地帯でございますので、倒木とかいろいろございますので、それらの除去に当たっているというふうな状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) それでは、次に、テントデッキとか、階段、床、手すりなどは腐食して大変危険な状態であります。条例では適切な措置を講じることとありますが、市のほうではどのように対応をするのか、お伺いいたします。 また、効果的な管理を行うため、指定管理者に管理運営を行わせることができると条例にありますが、なぜ行われていないのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) まず、テントデッキの関係でございますが、既に20年以上経過しているというふうなこともございまして、腐食が激しいというようなことで、10棟ほど設置したわけでございますが、6棟については撤去するというようなことで考えているところでございます。 さらに、指定管理者というお話がございましたけれども、現時点では考えてございませんが、指定管理するというのは、まずある程度の収金が見込めるというふうなことも大前提になってまいりますので、現時点の中でこれを請け負っていただける管理者は今のところないのではないかというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) それでは、テントデッキについて、27年度中に取り壊す予定というのはあるんですか、お伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 10基のデッキがございますが、4基については利用できるということで、6基については使用できない状況になってございますが、これらについては今すぐ撤去という考えではなくて、まず利用をその部分については制限している状況でございます。いつまでもあのようにしてはおけませんので、できるだけ早い段階で撤去したいなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) それでは、(2)番の農村地域の憩いの場の管理ということで、岳山ふれあいの森実習館は白岩地区の農村地域の山林を整備して設置されたものであります。本宮市には、合併により引き継いだふれあい広場が高松、長屋、稲田、岩角農村公園、そして、岳山の5カ所があります。ふれあい広場は市民の健康増進、生活・文化の向上と緑豊かな安らぎの場を提供すると、条例第154号に設置目的をうたっております。 そこで、農村地域の憩いの場である岳山ふれあい広場の維持管理について、規則104号において、管理は農政課が行うとしてありますが、巡回など、農政課が行っている管理の内容についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 条例上の管理が市役所農政課というふうなことでございますが、実際の実行部隊として、白沢地区ということもございまして、総合支所で管理をしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) それでは、さらに、本宮都市計画マスタープラン2015において、白岩地区の地域づくりについて、観光資源を活用した広域的交流促進の施策が重要な柱に位置づけされております。岳山ふれあいの森の機能充実、PR活動、アクセスの向上など、具体的な施策や方向性が示されております。大事な方向性であり、将来具現化されることを望むわけでありますが、特にふれあいの森について言えば、このまま放置をしておけば森林に戻ってしまいます。そして、最近ごみも多く捨てられている状況も見受けられます。今手をつけなければ、後々後悔することになるわけであります。 そこで、市は、ふれあいの森機能充実、PR活動、アクセスの向上に今後どのように対応していくのか、お伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) ただいまマスタープランのお話も出ましたけれども、確かにそのような記載がされてございます。ただ、岳山につきましては、まずは現施設をいかに現在の景観を保ちながら維持していくかということでございますので、そちらのほうに重点を置きながら、ただ、先ほど申し上げましたけれども、維持管理に年2回の草刈り作業というふうな中では、常にいい状態でお客様を迎え入れるというふうなことはなかなか厳しい面もございます。今後内部で、財政的な措置も必要になってくる部分も相当ございますので、十分しっかり検討させていただいて、何とか現在の施設の維持は図ってまいりたいというふうに考えてございます。 さらには、アクセスの話がございましたけれども、直接のかかわりはないかもしれませんけれども、現在大山・松沢線、進めてございまして、これもできるだけ早くという考えは持っていますので、現在よりはアクセスもよくなるのではないかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) ふれあいの森なんですけれども、道路のわきに桜の木とかなんかがたくさん植わっているんですけれども、枝が折れたままで、太い幹が頭上から折れたままになっている。そういうところはきちんと整備していくべきではないかと思うんですが、そういうことによって、もっと頂上付近も立木を伐採したりしておけば、安達太良山もはっきり見えるようになりますので、そうすると利用者ももっとふえるのではと思うんですが、その辺の対策について、もう一度お願いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 倒木という話もございました。その辺も含めまして、景観を保持するように努めてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) それでは、2番の除雪に入らせていただきます。 冬期間の市道の管理についてということで、地球温暖化の影響もありまして、最近の天候は異常気象とも言える状況であり、爆弾低気圧によるどか雪がいつ降ってもおかしくありません。そんな中で、昨年2月の大雪は記憶に新しいところであります。市道の維持管理については、市民の要望も多くあると思います。特に冬期間の生活道路の管理にあって、積雪があった場合などには、多くの要望等が寄せられ、迅速かつ安全に除雪作業をしなければなりません。そのご苦労は並大抵なものではないということはよくわかっております。昼夜を通して除雪に当たられます業者等関係者の方々には深く感謝を申し上げます。 過去の大雪のときの対応などから、市街地や商店街、住宅地などは袋小路のところも多く、除雪しても雪の捨て場がないという課題があったり、白沢地区のように山間地で北側に面した道路が多く走っているところでは、上り、下り、カーブが多く、また、吹きだまり、圧雪、凍結箇所などが多く、早朝はもちろん日中でも非常に危険なところがあります。そのため、滑りどめ用砂が各所に置いてありますが、しかし、滑りどめ用砂を保管しているドラム缶は、一年中そのままにしてあるため、草が生えたり、雪が降ると、除雪した雪でどこにあるかわからなくなったり、設置場所の側溝にふたがかかっていない場所もあったりと、危険な場所がたくさんあります。 このような過去の大雪の対応から見えてくる課題や現状の認識から見えてくる課題など、多くあるわけであります。市民生活の安全・安心確保のためには、除雪を行う前後の安全対策も大変重要であると思っております。 そこで、市道の管理を含めた除雪対策、除雪体制をどのように改善したのかお伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 平成26年2月の大雪の教訓を受けまして、市として積雪が15センチ、またはそれ以上になることが見込まれる場合につきましては、除雪を行うということにしております。その方法としましては、市内の建設業者へ機械借り上げにより依頼をすることで、また、業者ごとに除雪路線を決めておりますので、そこで実施をさせていただいておるということでございます。 今ほどお話がありましたように、大変本宮地区の商店街等々の狭いところにつきましては、重機も入らないということで、除雪をしましても、雪の置く場所がないということで、通行に支障があったり、あるいは車道、通学路の確保が困難になっているというようなところもあることは承知しています。そういった場合につきましては、安全対策といたしまして、排雪の作業を行うということも実施をしております。 また、全て市で行うのには限界がありますので、生活道路等々につきましては、市民の方々にお願いをしているところでございます。 それから、通学路の歩道の除雪につきましても、各小学校に小型除雪機を配置をいたしております。委託業者によりまして除雪を行い、安全な通行確保ができるようなことで、体制をとったところでございます。 それから、ドラム缶等々の砂の設置というようなお話がございました。確かに道路の凍結等によっては大変危険な場所がございます。そこには砂等が置いてあるということでございますけれども、その設置につきましては、市のほうでは実際のところ管理をしていないという状況でございますが、そういう危険な場所があるということでございますので、そういった砂のある場所ですよというふうな表示を含めまして、交通安全協会の各地区の分会や庁内の交通安全担当の係と十分協議をしながら、検討させていただきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 本当に側溝のふたがかかっていない場所がたくさんあるわけなので、そういうところはこれから、もう12月にもなりましたので、雪が降ってもおかしくないそういう状況になっていますので、対策を早目にお願いしたいと思います。 では、(2)番の市内の危険箇所への対応はということで質問させていただきます。 積雪時において、通学路や生活道路を優先的に除雪して、市民を危険から守らなければなりません。そのためには、積雪時に危険と思われる場所を把握しておくことが重要と考えます。 そこで、市では、積雪、凍結時における危険箇所をどのように把握し、注意を促しているのか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 本宮地区、白沢地区におきまして、危険度の高い地区、あるいは交差点、日陰などの坂道、そういったところの危険箇所については、把握をしながら台帳につけておるところでございます。ただ、まず安全対策としてそういったところにつきましては、注意喚起の看板の設置につきましても、一部設置をしているところでございますが、安全対策ということも優先をしなければいけない状況ではございます。事故が起きてからでは遅いということでもございますので、そういったところの看板設置や注意喚起につきましては、今後交通安全協会の各地区分会、それから交通安全担当者と協議をしまして、設置箇所等については検討してまいりたいというようなことで考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) また、過去の積雪時の対応において、除雪の対応や凍結抑制剤の散布などの市の対応が市民の要望に応え切れていない状況にあったわけであります。除雪は全て行政が行うというのではなく、市民の力でできるところは市民にお願いをするというような市民ボランティアなどの協働の力によって、市民生活の安全・安心を確保することも重要であります。 昨年2月の大雪の際、市の除雪作業が進まなかったこともあり、市民が率先して生活道路の除雪作業を行いました。これに対し、その後市では、本宮市生活道路等除雪作業に対する報償金支給要綱を作成し、自主的に除雪作業を行った行政区に対して、基準額3万円、世帯割150円を加算して、最高4万円を限度に報償金を支払いました。この報償金制度は、後手の対応にあったわけでありますが、趣旨は理解できるところであります。積雪前後の対策をしっかり行うことにより、市民生活における危険の除去が図られるものと思うからであります。 そこで、市内の危険箇所への対応を図るべく、凍結箇所への融雪剤散布や個人や行政区が行う適当な生活道路、歩道などの除雪を市民の方に有償ボランティアとして登録していただき、降雪時にお願いできる仕組みをつくるべきと思います。ボランティアというのは、本来から言えば、奉仕、無償が原則であると言いながら、時代の変化とともに理念も変化しております。真冬の早朝に凍結して危険な場所で、少しでも安全に通行してもらうため、凍結抑制剤の散布に当たっていただくわけです。一冬幾らかの手当を差し上げるほか、保険に加入させてあげるということも考えてよいだろうと思います。有償ボランティア制度も導入すると、引受者もふえると思いますが、市の考えを伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 融雪剤の散布等につきましては、除雪も含めてなんですが、そういった融雪剤につきましては、県道につきましては、県が委託業者によりまして凍結防止剤を散布しているということで、これは本宮地区、白沢地区含めてでございます。ただ、今のお話にありましたように、有償ボランティアを募ってはどうかということでございますが、26年2月の大雪のときに、かなり多くの市民の方たちの協力をいただいてきたというようなことで、そういったものに対して報償金を支払ったというふうなこともございます。ただ、それ以外に市内のタクシー会社、それから警察署、交通安全協会の各分会の協力を得ながら、そういったものを実施をしている状況でございます。 市民ボランティアはあくまでも有償でなくても、昨年2月の大雪の教訓から、市民の方たちもそういったものに対して協力をいただけるというふうなある程度の意識づけができているということもありまして、今後こういった大雪に際して、行政区を中心にして自主的な除雪作業を行ったというふうなことにつきましては、26年2月の豪雪時の例によりまして、謝礼金等をお支払いするというようなことで、今のところ考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) それでは、市道大山・松沢線についてお伺いいたします。 市道大山・松沢線については、本宮都市計画マスタープランにおいて、地域活性化軸として位置づけられ、同プランの本宮市将来構造図においても、重要な軸として描かれております。この路線については、合併当初五、六年で全線開通するとの話を私は伺っておりました。しかしながら、岳山ふれあいの森入り口から白岩経塚、県道本宮・常葉線の区間が平成18年よりもう10年近く工事がとまったままです。また、未整備区間は通学路にもなっており、車も多く通行し、道幅も狭く危険であるため、早急に完成させなくてはと考えております。地域懇談会でも再三質問に挙がりますが、いつも県との協議中との回答であります。 そこで、今までに県と何回くらい協議をしてきて、あわせて、協議内容についてもお知らせいただきたい。また、工区ごとの完成時期と全線開通の時期は、何年ごろを目標としているのか、お伺いいたします。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 大山・松沢線につきましては、平成9年度から始まりまして、現在19年ということでございますが、確かに合併の基本事業ということで、議員今おただしのように、6年くらいというふうな記載もございますが、その後、社会情勢の変化ということもございます。社会資本整備交付金を活用の中でこの事業を進めているわけでございますが、現在長屋平・高槻間を進めてございまして、今年度から工事に入っていくというようなことで、その後の財政計画の中では30年ということでございますが、現段階ではそれより補助金のつきの関係でおくれるのではないかなというふうに考えてございます。 残り大岩入工区でございますが、これが当初450メートル、もしくは路線がまだ決定していませんで、600メートルくらいの延長になろうかと思いますが、ここにつきましては、県道のタッチ、さらには河川横断というようなこともございまして、県と今協議も進めているところでございますが、これらの協議で路線が決定し次第、正式な設計というふうに入っていくわけでございますが、長屋平・高槻工区が完了次第、速やかに大岩入地区の工事に移行できるように現在協議を進めている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) なるべく早くできますように、県との協議を進めていただきたいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君の一般質問を終わることといたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後2時45分といたします。 △休憩 午後2時34分 △再開 午後2時42分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △渡辺秀雄君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告5番、議席19番、渡辺秀雄君の一般質問を許します。 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 議席19番、渡辺秀雄です。議長の許可がありましたので、通告をしておきました項目について質問していきたいと思います。 新年度予算編成に対する要望については、各常任委員会が所管部署にかかわる事項について、一昨日まとめて提出したところでありますが、新年度事務事業を行うに当たり、何件かお聞きしてまいりたいと思います。 まず、本年度の事業費が前年対比で2.7倍にもなったことで、3月の予算審議でも議論されましたスクールバスの運行に関してであります。このことは、貸し切りバス選定利用ガイドライン改定による運賃料金の変更命令によるものということでした。そのため、貸し切りバスを利用する通園・通学バス運行についてはこの適用外とする措置を講じてほしいと、市も議会でも、国等に要望活動してきた経緯があります。また、予算審査時には、適用外とならず経費がこのままかさむのでは、継続も含め今後のありようを検討していかなければならないという答弁もありました。 初日の総務文教常任委員長報告では、市では、幼稚園児の送迎は保護者にお願いしていきたいような考えだとか、ありましたが、これまでの経緯、今後の方針等について、まずお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) スクールバスについてのおただしでございますが、本市のスクールバスの運行につきましては、白沢地区における地理的気象的要件により、通学時の児童・生徒の安全を確保するため、小・中学校及び幼稚園の通園・通学バスを運行しております。運行に際しましては、これまで市内のバス事業者の理解と協力をいただきながら、運行を行ってまいりましたが、ただいまお話ございましたとおり、平成26年4月1日に施行されました輸送の安全を確保するための貸し切りバス選定利用ガイドラインによりまして、時間制運賃とキロ制運賃について、それぞれ上限額と下限額が公示され、これによりまして、今年度の運行委託料が改正前の2.7倍、約5,200万円となり、財政負担が増大いたしました。 これを受けまして、市及び市議会におきましては、通園・通学バスをガイドラインの適用外とするよう、国に対し要望活動を実施いたしますとともに、事務レベルにおきましては、国土交通省のバス産業活性化対策室に出向きまして、相談をしてまいりました。 国土交通省からは、全国から同様の要望が出されており、制度の見直しも考えたいが、制度改正には時間がかかる。また、通園・通学バスを専用バスとして特定旅客運送事業として運行すれば、ガイドラインの適用外となり、相対による契約が可能になるとのアドバイスをいただいてきたところでございます。しかし、特定旅客運送事業での新たな許可が必要であること、また、専用バスとした場合は、それ以外の目的での利用が不可能となるため、バス事業者の収益性が低下することから、経営的にはデメリットとなるものであります。また、これらと並行いたしまして、教育委員会におきましては、今後も長期的に通園・通学バスを運行できるよう、財政負担軽減のための運行形態の見直しにつきまして、検討を進めてまいりました。 その結果、保護者送迎を基本としております幼稚園につきまして、保護者と幼稚園職員の日々の対面の有効性、さらにはバスの利用者も少ないという状況を踏まえ、今後も長期的に通園・通学バスを運行していくためには、幼稚園バスにつきましては廃止もやむを得ないとの結論に至りました。 また、運行委託をしておりますバス事業者との交渉を重ねまして、キロ制運賃は調整の余地がございませんが、時間制運賃は配備時間等の短縮により委託料を減額できる可能性も出てまいりました。 以上を踏まえまして、今後も通園・通学バスを運行していくため、現行制度の枠組みの中では、利用の少ない幼稚園バスを来年度から廃止する方向で調整を進めさせていただきますとともに、時間制運賃の減額により市の財政負担の軽減に努めてまいりたいと考えております。 なお、29年度以降の運行につきましても、28年度同様の方針によりまして、通学・通園バスを運行してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 部長の答弁で、幼稚園児は保護者送迎が原則だけれども、バス利用もということでやってきたと。利用者も少ないことから、幼稚園児に対しては原則の保護者送迎にしたいということなんですが、さきにもらった資料ですと、白沢地区の幼稚園の現在4歳、5歳の通園者104名になりますか、このうちバス利用をしていたのはどのくらいの割合になるんでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) バス利用の現状でございますが、コースが4コースございます。それぞれ申し上げたいと思います。まず、白沢・松沢コースでございますが、バス利用の登録人数が5人、このうち登園時が2人、降園時が5人の利用でございます。長屋・糠沢コースにつきましては、登録者数が6人、朝の登園が3人、帰りの降園が5人の申し込みでございます。糠沢コースにつきましては、登録が5人、このうち朝が3人、帰りが4人でございます。和田コースにつきましては、登録が8人、朝の登園が7人、帰りにつきましては4人の登録の状況になっております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 教育委員会のほうでこの方針に決定したということですが、この辺、保護者説明とかなんかというのはまだお知らせの段階には至っていないんですか。方針決定だけなんでしょうか。説明会等をしたとすれば、保護者からの意見とか、そういうものはどうだったのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 現在の状況でございますが、教育委員会として検討をした結果、来年度から幼稚園バスを取りやめたいという検討をさせていただいているという内容につきましては、内々に保護者の方にはお伝えをしたところでございます。今後予算編成の作業とあわせまして、正式に保護者の皆様には丁寧に説明をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 小・中学校については現行どおり行いたいという話なんだと思いますが、その中で、料金関係、委託料関係で、キロのほうの運賃計算は決まったままだということですが、時間的にはある程度業者さんとの交渉の余地があるということなんですが、総体的に集計して、スクールバスの運行に関する経費というのは、27年度と比べて、今持っている教育委員会の試算の中で大体どの程度経費削減になるというか、その辺の割合的にはどういう状況なんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ただいまご答弁をさせていただきました内容で見直しをさせていただいた場合、平成27年度の運行委託料に比べまして、約1,500万円程度の経費の削減が見込まれるものでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 総体的には、当初予算のときに2.7倍にふえた本市の委託料の積算がガイドラインに沿った形なんだけれども、他市の委託している状況と比べると、随分金額の伸びが多いのではないかという話をしたことがあるんですが、これで計算して、今度時間的なものをある程度削減というか、交渉できるということであったとすれば、ほぼ県内の市と同等の委託料相当になるという考えなんでしょうか。その辺の試算はどうなんでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 運行委託料につきましては、国のガイドラインがございまして、全ての運行に係る料金につきましては、上限額と下限額が定められております。当市の場合は、その下限額を用いた業者さんの見積もりによりまして契約をさせていただいている内容でございます。他の自治体も同様でございますので、ほぼ平均的といいますか、同様の割合の金額になるのではないかというように考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 市当局から1つお願いさせていただきたいと思います。 貸し切りバスの今回の制度からスクールバスを排除するというのが一番の改良策だというふうに私は思っております。そういう中で、市も引き続き国土交通省に要望を重ねてまいりたいと思っておりますので、議会の皆様方にもご協力をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) この検討の中に、自前でバスをもって云々というものもひっくるめた中で、今やっている方法が一番ベターだということになったんでしょうから、今後、今、市長の答弁にありましたように、ガイドラインから外していただくと、そういう動きを、要望活動等も議会も一緒になってやっていくべきかなというふうに感じたところでございます。 次に行きます。 防犯灯の関係なんですが、市政懇談会等で、市民サイドのからの要望で必ず出る案件かなという感じがします。市として独自に防犯灯の設置の必要箇所、要望ではなくて、市としてこういうところは防犯灯を計画的に設置していくべきだろうという考えに立って、そういう箇所、実態等を調査した経過があるのかどうか、最初にお聞きしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 防犯灯のおただしでございます。現在防犯協会からの要望に基づきまして、通学路等を優先して設置しているところでありますが、市として必要な箇所の調査はというおただしでありますけれども、平成24年度に一度調査をさせていただきまして、概数でございますが、約500カ所ほど必要ではないかというふうなところで、一度数字をはじき出した経過があるものでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 今の時期になってつくづく思うんですが、私ちょうど学校の近くにいるもので、子どもたちが帰るときにもう真っ暗くなってしまっていると。集落内は防犯灯がついているんですが、県道の歩道、あっても県道並びにはないと。たまたま隣の自治体に行ったらば、夕方ずっと、普通人は通っていないんですが、そこに防犯灯がついていると。こういうことは一番生活環境の整備ということで、さっきの市政懇談会でも出てくるところから言えば重要なのかなと。防犯協会とか、行政区からの要望ということではなくて、全体的に市内で設置が必要だというもの、ある程度設置計画的なものを立てて整備していってはどうかという感じがするんですが、その辺の見解をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 防犯灯の市として必要な箇所の計画的な整備計画というおただしでございます。現在は年間45基程度設置をしている状況でありますが、今お話にありましたように、確かに要望に基づいての設置ということであります。 市といたしましては、路線の一体的な防犯灯の整備については、効果的な設置をしていかなければならないなという思いはありますので、1灯1灯つけるよりも効果のある形、長期的な形にはなりますが、これを目指していきたいというふうな考えを持っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 担当と話した中に、防犯灯をつけたいようなところには、電柱も立っていないところがあるんです。そうなると金額がかさむとかという話も出てきまして、一体的に整備していけば、ある程度そういう形も、単価も安くなるしクリアできるのかなという感じがしたので、今後そういうことで、整備計画を立てて順次設置していくというふうな方向をご検討いただければと思います。 次に行きます。 幼保一本化という形で載せておきましたけれども、合併で本宮町は幼保一元化ということで、同一カリキュラムで保育が行われてきたと聞いております。五百川幼保施設を整備する際にも、認定こども園などを視察して、いろいろ検討した経過があったと記憶しておりますが、今後市内の保育所とか幼稚園、施設もある程度老朽化してきておりまして、再整備の検討が必要になってきているかと思います。そういう中で、後質問するんですが、前段として、本市の幼稚園での預かり保育を利用している割合はどのようになっているか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 幼稚園でございますが、市内に公立幼稚園5つの施設がございます。数字全体でよろしいでしょうか。     〔「割合」と言う人あり〕 ◎教育部長(後藤章君) 割合といたしましては、預かり保育の利用者数は50.7%でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 約半分は幼稚園の正規の保育時間を延長して、そういう時間を利用して保護者の方は幼稚園で預かってもらっているという形かと思います。 子ども・子育て支援制度の施行によって、認定こども園、幼稚園、保育所に対する財政支援の仕組みが共通化したと。これは私どういうふうになっているか、そういう文言が出てきたんであれなんですが、多分同じような財政支援が国のほうでは考えているのかなという感じがしています。 生活福祉常任委員会で、ことし三重県いなべ市のほうにチャイルドサポート事業を研修に行ってまいりました。その中で、いなべ市は4町合併なんですが、合併後、公立の幼稚園を廃止して保育所だけにしたということなんです。内容、保育料等を見ますと、うちのほうは最高8万円くらいなんですが、3万円くらいで保育する。その辺は財政負担になるんでしょうけれども、会社等で働く保護者の方が多いということを取り込んだ中で、幼稚園の延長保育よりも保育所という形に踏み込んだ形で実施しているということなんだそうなんですが、今後1億総生産云々とかということで、子育てとそういうものを一体となった中で事業を展開していくとすれば、そういう一本化ということも検討してもいいのかなという感じがするんですが、本市の場合、一番課題となるのはどういう点が課題になるんでしょうか、お聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ただいまご答弁を申し上げましたとおり、現状で約5割の園児が預かり保育を利用しているという状況でございますが、それ以外の約5割の園児は幼稚園のみの利用となっております。今お話されました保育所化ということでございますが、保育に欠ける要件のない幼稚園児、いわゆる1号認定子どもに該当する約5割の園児を、保育所化した場合は預かることができなくなってしまうということでございます。 また、本市におきましては、年齢に応じたすみ分けによりまして、保育所と幼稚園のニーズに対応しておりますので、現状のまま幼稚園として運営し、預かり保育を活用するということで、保育所と同じ時間で預けることができますので、運用面での幅が広がりますとともに、保護者の多様なニーズにもより対応が可能になると考えております。 視察をされました市の場合は、認定こども園の認可を受けまして、幼稚園の対象子どもも一緒に保育所のほうに預けられるという状況ではございますが、保育料、幼稚園使用料の問題等もございまして、本市の場合はなかなか一本化は難しいのではないかというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 前者が人口の推移等で質問した経過もありますけれども、きょうあたりの新聞等にもあります人口ビジョンで、急激な人口減少云々ということがありました。本市の人口ビジョンにも、人口動態による人口減少に歯どめをかけるという意味では、出生率の引き上げ、そういうものが課題になってくる。その引き上げするのには、仕事と子育てというものが一番重要かと思うんです。それを両立できるような環境づくりがどういうふうに展開できるか。これはお金もかかることがあるでしょうし、そういうものも一旦取り込んだ中で、幼稚園、保育所のあり方も今後何か検討していく必要があるのかなという感じがして、問題提起だけして、次の質問に行きます。 自主的財政健全化計画関係なんですが、今議会に自主的財政健全化計画の26年度の実施状況について報告がありました。放射能対策事業等で計画額を大きく上回る実績となっておりますが、財政健全化の指標は計画を達成しております。また、債務残高や基金におきましても、計画をクリアして順調に進められていることは大変結構なことであります。本計画は、合併後の財政の健全化にあわせて、工業等団地借入金の償還計画を見据えて、平成19年度から32年度までのものであります。これまで3年ごとに見直しを行い、29年から32年までの最終の第4次改訂版を平成28年度に作成を予定しているものかと思われます。 私は、東日本大震災及び原子力発電所事故等の関連の大きな取り組み関係が終息にきているのかなという感じを持っておりまして、少子・高齢化に伴う人口減少抑制及び高齢化社会対策が大きな課題となってきていることから、工業団地の借入金の償還はまだ残っておりますけれども、都市再生整備計画の事業、これは前の議員も話しましたけれども、これの事業に当たっては借り入れが見込まれており、償還計画も示されたところであります。そういう感じで、今の時点で大きく変化していることが見込まれます。私は32年度までの改訂版というよりも、この際、もっと長い期間で、いわば第2次版的なもの、10年、15年スパンの自主的財政健全化計画をこの際、28年、29年かかってもいいですから、それを出す計画を立てるべきだろうと思うんですが、その辺のご見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいま議員おただしの長期的な自主的財政健全化計画の策定はということでのおただしかと思います。議員おただしの中にもありましたとおり、健全化計画につきましては、平成32年度までの計画となっておりまして、3年ごとのローリングによる見直しを基本としているところでございます。 おただしの中にありましたが、しかしながら、健全化計画に示しております合併協定に係る基本計画、事業の計画変更や新規事業の実施に伴い、健全化計画の事業内容などについて大幅な乖離が生じた場合におきましては、健全化計画による財政見通しが立たず、将来的な財政状況が不透明となるところでございます。このたびの震災復興等の事業についても、そういったことと想定しておるところでございます。そうした場合には、以前に第1次改訂版におきましては翌年、並びに第2次改訂版につきましては2年ごと、3年ごとのローリングを待たず改訂を行ってきたという経過がございます。 来年度平成28年度における見直しにつきましては、現計画を見直して平成29年度から平成32年度までの計画等策定することとなっているわけでございますが、長期的な健全化計画の策定が必要ではというおただしの中でございますけれども、平成33年度以降の健全化計画につきましては、28年度から交付税の一本算定が進むという状況や工業団地の償還財源として県から借り入れを行っております振興基金の償還が始まることなどを踏まえますと、将来にわたる健全な財政運営を図るために、策定に向けた検討が必要であると考えるところでございます。 策定に当たりましては、現在の財政運営の状況を踏まえますとともに、各種計画に定める事業計画など、行政需要の動向を見定めながら、市が目指す将来像の方針や目的を初めとするものについて、総合的に検討した上で策定に当たっていく必要があると考えております。 また、議員のおただしの中にありました28年度のローリングによらずということでございますが、健全化計画の策定に当たりましては、直近の一般会計の決算状況や予算の状況を踏まえまして、将来的な見込みを立てる上で大幅な乖離ができるだけ抑制されるような考え方のもと、計画に組み入れます各事業の財源を含む実施状況と後年度における事業計画の精査を必要とするほか、また、各特別会計の財政見通しもあわせて考慮するなどの整理が必要となってくるものでございます。 そうしたことから、策定には一定の期間、時間を要するものでありまして、このため、間もなく平成28年度を迎えるということで、平成28年度第4次改訂版の中で、先ほどの長期的なものも検討しながら、28年度のローリングの中での策定が適切な時期と考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 現時点である第3次改訂版、これの29年から32年までは当初立てた健全化計画のままできているんですよね。私が言うのは、それを4年間分を28年度で検討して、数値的に計画額を入れるよりも先を見通した中でやるべきでしょうという形を言ったわけなんですが。 その根拠なんですが、歳入の面でも、一応大きな事業は終わったと。人口ビジョン等でもある生産年齢がもう減ってきていると。それで老齢年齢がふえてきている。入るべき金も少なくなってきている。交付税も33年から5億円くらい減るだろうという話です。やることはいっぱいあるんです。総合計画の中で、後期実施計画の中で重点政策でなってきているのもあるし、今回都市計画のマスタープランの中だって、5つの地域構想が出ている。それを何をやるんだというのも立ててこなければならないんです。そういう出た入ったの絡みもあります。そういうものをひっくるめて長いスパンの財政健全化計画を出してもらわないと、我々も理解できないし、恐らく市民の方も将来本宮の15年先の財政事情はどうなんだというのをわからないと思うんです。一番事業展開していくのに理解を得られるのは、この際4年ではなくて、洗い直しをして長いスパンでやったらどうなのかなという感じを持つんですが、もう一度その辺の見解をお聞かせください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 現計画の策定経過につきましては、先ほど議員おただしの中にありましたとおり、工業団地の借入金等、それから、当時国が制定しました地方公共団体の新たな財政健全化に関する法律ということで、そういった指標の中での健全な財政運営のための計画が求められたと。さらに、その計画の中には、工業団地の適正な定期的な償還をきちんと確実性をもって財源の裏づけがあるかというようなことの中で求められた経緯がございます。その期間が平成32年度ということで、その期間の中で、あわせて市民のサービスの維持向上等をきちんと担保しながら財政運営を図っていくというような考えのもと、策定をされてきました。 先ほどと同じ話にはなってはしまうんですが、そういった基本的な考え方のもと、策定をしてきた中で、議員おただしの33年以降についての財政運営のあり方についてどうなんだということで、当然工業団地の償還が終わるということも一応の節目を迎えるということで、そういった部分も含めて、33年度以降については策定を検討していきたいということで考えているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 事務方としてはそういう発想をすると思うんです。今まであるものの数字を入れていけばいいと。でも、我々は市民の負託を受けて市政執行に対して物を申していくという考え方からすれば、市民に説明責任もあるわけなんで、将来の財政状況がしっかりとしたものの中でこういう事業を展開していくんですよと、我々もそれに賛同しましたという形を言いたいんです。そういうものを数字的なもの、長期的なものをしっかりと出していただきたいというのが私の話なんですが、これはできると思うんです。4年の計画を立てるというのは、その先があるから4年の計画を立てるのであって、確かに事務量は大変かと思いますけれども、そういう裏づけの中で立てれば、高齢化社会に対する政策をどうするとか、今現時点、施設の維持管理とか、補修とか、そういう予算の配分がどうあるんだとかというのは出てくると思うんです、財政規模が大きくなる、小さくなるにしろ。そういうのを立てて、市の計画というのを進めるべきだと思うんですが、市長、どう思いますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 基本的には、公室長今話したような形になろうかと思いますが、我々といたしましても、これから復興の大きな事業が遅延していると。それの維持費についたり、駅舎の償還にしたりしても入っているという事実はあったにしても、なかなか説得力が足りないというのは議員のおっしゃるとおりなのかもしれません。その辺について、今我々は32年を目指しておりますので、そこまで待てということではなくて、これはある時期を踏まえて、検討を重ねていかなければならないというふうに思っております。そういう中で、行政運営には欠かせないものかなというふうに思っておりますし、財政的には間違いなく縮小してきますし、厳しくなってきます。その中で、増収というか、税収をふやしていく施策というのはどういう形をやっていくのか。これが地方創生だと思うんです。それをどう組み込んでいくか。 それで、その辺はいろいろ議論を重ねていかなければなりません。こっちの思いどおりの中で税収、勝手に入れ込んでいっても納得いただけないものもあろうかと思いますので、その辺については、もうちょっと議論を重ねさせていただきたいと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 次に行きます。 県道本宮・熱海線の交差点関係についてですが、本宮第二中学校入り口及び家畜市場の入り口の交差点改良に関する市の対応ということで挙げておきました。 渋滞がひどく、通学路となっている集落内の市道の通行量がふえて危険な状態でもあり、地域から改善の要望が市及び県のほうに出されて久しい、というふうな感じがしております。現時点での状況について、県の事業でありますけれども、市のほうで掌握している内容についてお聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 通学時間帯におけます本宮第二中学校の入り口交差点の渋滞と神座の変則交差点の入り口の渋滞につきましては、承知をしているところでございます。今ほど議員のほうからもお話がありましたように、この渋滞につきましては、地区からの要望を受けまして、平成25年度に期成同盟会が、平成26年には市が県のほうに要望活動を実施をしたところでございます。また、毎年行われます県と市の懇談会、それから移動建設等においても、要望をさせていただいたところでございます。 今お話がありましたように、渋滞がひどくなると、集落内の通行がふえているというふうなことで、集落内から通行規制ができないのかというようなことについては、確かにそういう要望があるというのは知っておりますので、市としても何らかの対策はとっていかなくてはいけないというふうに考えておりますので、まずは市としてその実態を調査をさせていただいた上で、本当に交通規制等ができるのかどうかについて、警察とまず協議をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 県道の交差点ということで、メーン的には県の事業になろうかと思うんですが、今回本宮第二中学校のグラウンドの拡張関係で、甲斐2号線というんですが、点滅信号からグラウンドのほうに入る道路関係が補助事業等で改良予定だということで、説明会等ありました。地域の住民からとっては、この道路よりも殕森線の改良のほうが重要なんです。学校等は大型バスが入る、あと保護者が参観日等で入ることでグラウンドの中に駐車場があって、その取りつけ道路の改良というのは確かによくなるという感じはありますけれども、地域の住民にとっては、一番問題はみずきが丘から五百川駅に子どもを送迎するのに、あそこを通るのが最短距離なんで、朝の渋滞たるや大変なものなんです。 今後みずきが丘から通学に駅を利用する子どもさんがふえるということであれば、なおさら今後ますますひどくなるというのが想定されるわけなんで、その辺を踏まえて、県のほうに強力に要請等をしていただきたいと思うんですが、あわせて、前の議会で部長のほうで、殕森線の改良には希望があるというか、補助の対象になる可能性はあるなんていう話がありましたけれども、その辺の検討というのはその後どうだったんでしょうか。されているんでしょうか。その辺まで、あわせてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 確かに今進めております甲斐2号線につきましては、測量設計も終わりまして、これから工事に入るようなそういった設計の段階に入っているところでございます。 今おっしゃいましたように、それよりもみずきが丘を含めまして、殕森線の改良等についても、こちらのほうが重要であるということで、確かに通学路等で生徒があそこを頻繁に通るというのは承知しておりますし、それの改良というのは必要であります。ただ、これについても、庁内の中でも要望のあった箇所につきましては検討させていただいているところでございます。ただ、補助のメニューをつけて何とかできないかというような検討はしておりますが、今のところ補助がつくかどうかというふうなまだそこまでの判断には至っていないというところではございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 最後に、熱海線の交差点、計画が進まない原因はというふうに書いておきました。測量を終わっているのはわかっているんです。測量を業者さんがやっていた。計画が進まない理由というのは、県のほうに聞いて何かわかっていますか。何か法線が描けないとか、変則交差なんで。その辺どうなんでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(金子勝英君) 県のほうでは、平成20年度の新規事業につきまして、県道本宮・熱海線の測量調査の実施が終わってございます。現在につきましては、その法線というか、ルート検討をしているところでございます。ある程度神座のところの変則交差点等につきましては、右折レーンを含めまして、十字路交差点にしていただきたいというふうなことの設計をお願いをしたところでございます。また、あわせまして、本宮第二中学校の変則交差点につきましても、右折レーンを含めまして同じように設計をしていただきたいということで、先日県に要望をしたところでございます。 県のほうでは、今後につきましては、その辺の市の意見を受けまして、詳細設計、地区説明会等を実施した後に、そういったルート等についても協議をいただきながら工事に入っていきたいと、そういう予定であるというふうなことでお聞きをしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) いずれにいたしましても、渋滞によって迂回する車が多く、本宮第二中学校の子どもたちの集落内は通学路になっておりますし、事故等が起きてからではという心配もありますので、その辺、強く県のほうに働きかけていただければと思います。 以上、私の質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして、本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第4日、12月4日は通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、日程第4日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 以上をもちまして、本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後3時28分...