○
塩田義智議長 蛇石議員に申し上げます。
蛇石議員、発言を止めてください。 議案の内容ではないので、質疑に戻ってください。質疑内容でお願いします。
◆
蛇石郁子議員 ----- -----------------------------------------------------------
○
塩田義智議長 蛇石議員。 議案の内容で発言してください。 (「
補正予算と請願について述べてください」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 議案の内容で発言を求めます。
◆
蛇石郁子議員 続けます。
基金積立額の8億5,000万円は、-----------------市全体の予算配分や事業の見直し、利用者の負担率、貧困と格差の解消などを考慮し、柔軟かつ総合的な再検討を求めざるを得ません。 次に、請願第32号 台風による
水害対策として
浸水区域の上流域にある旧
豊田貯水池を活用して
雨水貯留施設を整備するなど内水の
治水対策の強化についての請願1件に、賛成する理由を申し上げます。 この請願は、逢瀬川町内連合会長と5つの町内会長から連名で提出されたものです。請願者たちは、これまで台風や豪雨などで何度も浸水被害に遭い、さらに2019年、
東日本台風では、甚大なる被害を経験したばかりです。
水害対策として旧
豊田貯水池を活用し、
貯留施設の整備を求めるのは至極当然であり、納得できるものです。 近年、世界各地や日本で起きている記録的な猛暑、
ゲリラ豪雨、氾濫、熱波、寒波、大型台風などの異常気象の原因は地球温暖化の影響であり、海水面温度の異常な変化によるものと解説されています。そして、今後も極端な気候変動が加速されていくと警告されています。 年々報告される日本各地での様々な被害状況を知るにつれ、防災、減災、リスクマネジメントは喫緊の課題となっており、今年のNHK朝の連続ドラマ「おかえりモネ」もまさに、防災と気象予測、警告と対策、情報提供などが大きなテーマとして放送されています。 いまだかつて経験しない予想や予測を超えた災害が増えるのは確実視されていますから、行政機関はより一層効果的な対策に力を入れ、リスク軽減策を講じなければなりません。旧
豊田貯水池を
雨水貯留施設として整備することは、本市の対策として将来を見据えた有効な手段の一つであると考えます。もはや手をこまねいている時間はありません。 以上、議案1件に反対、請願1件に賛成する意見を申し上げました。議員の皆様のご賛同をお願いし、討論といたします。
○
塩田義智議長 次に、議案第110号の議案1件、請願第32号の請願1件について、
高橋善治議員より討論の通告がありましたので、発言を許します。
高橋善治議員。 〔28番
高橋善治議員 登壇〕
◆
高橋善治議員 皆さん、おはようございます。 日本共産党郡山市議団を代表して、市長提案議案1件に反対、市民からの請願1件については賛成の討論を行います。 議案第110号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)については、市民の思いに応え、新型コロナ感染症対策については、感染拡大防止はじめ、生活となりわいを支援する積極的な予算措置がされている一方で、コロナ禍の広がる中、巨額の予算を費やす
歴史情報・
公文書館建設に向け、しゃにむに進める予算措置もされており、反対をせざるを得ません。
文化振興費には8億6,000万余が計上されていますが、その大半は、大型
立体駐車場建設と一体に進められている
歴史情報・
公文書館建設に備えた基金積立てであります。 今、既存公共施設は、今後の維持、改修費の増大を懸念し、廃止を含め、その在り方が検討されています。そうした中、麓山地区全体の今後と既存施設の有効活用を十分検討されたとは言えないまま立案された
歴史情報・
公文書館整備計画では、
中央図書館脇の駐車場に施設を建設し、不足する駐車場を補うために大型
立体駐車場を市民会館跡地に建設するなど、狭い敷地に無理に施設建設をすることから、膨大な建設費が必要となります。その費用を賄うために行われる基金の積増しですから、賛成はできません。 また、工事に伴う臨時駐車場を、上下水道局の浄水場跡地に整備する予算も計上されています。この場所については、周辺地区の体育施設や公共施設利用者のため、暫定的な駐車場を整備するよう市議会から再三提言してきたところですから、議会の提案を受けた利用方法になるかと思いきや、立体
駐車場完成後の利用は考えていないとのことです。せっかく税金を使って整備したものを、期限後は利用しない。駐車場不足を指摘する市民の声に応えて行った市議会の提言にも配慮しない整備予算には、反対をしないわけにはいきません。
歴史情報・
公文書館に関わる予算は、放課後児童クラブの保護者負担の軽減、学校給食費や高齢者の路線バス無料化など市民要求実現に振り向けることを求め、反対の理由といたします。 次に、請願第32号 台風による
水害対策として
浸水区域の上流域にある旧
豊田貯水池を活用して
雨水貯留施設を整備するなど内水の
治水対策の強化について、採択を願う立場から討論を行います。 昨今の異常なほどの大雨が頻発する中で、被災経験のある方はもちろん、多くの住民の方が
治水対策の強化を求めています。可能なことは全て行うとの立場が必要です。
田んぼダムに協力いただき、面積を広げるための予算も計上されました。校庭や公園などを一時的な
雨水貯留施設として活用している自治体もあります。旧
豊田貯水池も使い方は様々工夫が必要ですが、
雨水貯留施設機能を持たせる利用方法を真剣に検討することは必要です。
治水対策、浸水被害対策など、災害から住民の命と財産を守ることが、我が市の最重要課題であることに異論はないと思います。 浸水被害に遭われてきた地域住民の皆さんと、その方々を代表する町内会長さんの思いに応えるならば、少なくとも旧
豊田貯水池が下流域の浸水対策に果たす効果について、膝を交えながら真剣に検討することは最低でも必要ではないでしょうか。 以上、市長提案の
一般会計補正予算(第7号)に反対し、請願第32号に賛成する理由を申し上げ、議員各位の賛同をお願いして討論といたします。
○
塩田義智議長 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 初めに、討論のありました議案1件及び請願1件、以上の2件について、それぞれ電子採決により採決いたします。 初めに、議案第110号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成多数)
○
塩田義智議長 賛成33、賛成多数であります。 よって、議案第110号については原案のとおり可決されました。 次に、請願第32号 台風による
水害対策として
浸水区域の上流域にある旧
豊田貯水池を活用して
雨水貯留施設を整備するなど内水の
治水対策の強化について採択とすることに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 なしと認め、確定いたします。 (賛成少数)
○
塩田義智議長 賛成14、賛成少数であります。 よって、請願第32号については不採択とすることに決しました。 次に、ただいま採決いたしました案件以外について、一括して採決いたします。 議案第111号 令和3年度郡山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から議案第137号
専決処分の承認を求めることについてまでの議案27件、議案第141号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第8号)の議案1件、以上の議案28件、請願第31号 国民の命と暮らしを守る
新型コロナウイルス感染症対策の実施を求める請願の請願1件については、各
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、以上の議案及び請願については、各
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第2 議会案第11号(
提案理由説明から採決まで)
○
塩田義智議長 日程第2に従い、議会案第11号 国民の命と暮らしを守る
新型コロナウイルス感染症対策の実施を求める意見書を議題といたします。 お諮りいたします。本案については、提出の者の説明、質疑及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。 議会案第11号 国民の命と暮らしを守る
新型コロナウイルス感染症対策の実施を求める意見書については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、議会案第11号については原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 午前10時54分 散会...